JP2000132742A - 紙幣処理装置 - Google Patents

紙幣処理装置

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JP2000132742A
JP2000132742A JP10307144A JP30714498A JP2000132742A JP 2000132742 A JP2000132742 A JP 2000132742A JP 10307144 A JP10307144 A JP 10307144A JP 30714498 A JP30714498 A JP 30714498A JP 2000132742 A JP2000132742 A JP 2000132742A
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banknotes
storage unit
unit
ticket
banknote
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JP10307144A
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Takeshi Iizuka
武史 飯塚
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】装置内の紙幣枚数を正確に管理することがで
き、稼働効率および処理効率の向上が可能な紙幣処理装
置を提供することにある。 【解決手段】投入口11から取り込まれた紙幣を入金鑑
査部34で鑑査、計数し、金種毎に対応する紙幣収納庫
48a〜48dに収納する。その際、各紙幣収納庫に所
定枚数の紙幣を収納する毎にリジェクト確定券Rを供給
し収納する。出金時には、紙幣収納庫から取出された紙
幣を出金鑑査部59によって鑑査、計数し、鑑査、計数
不能な紙幣を出金リジェクト部13に搬送するととも
に、他の紙幣を出金口14に払い出す。この際、出金鑑
査部によりリジェクト確定券が検出されてから次のリジ
ェクト確定券が検出されるまでの間に出金口に送られた
紙幣枚数と、上記所定枚数との差により、出金リジェク
ト部に送られた紙幣枚数および紙幣収納庫内に収納され
ている紙幣枚数を確定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は現金処理装置、例
えば、銀行営業店に設置され、紙幣の入出金を行う紙幣
処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、現金処理装置として、投入された
紙幣を鑑査判別して収納、保管したり、保管している紙
幣を払い出す紙幣処理装置が実用化されている。一般
に、この種の紙幣処理装置は紙幣投入口を備え、入金時
には、この投入口から投入された紙幣を1枚ずつ取込
み、鑑査、計数等を行った後、金種別に収納庫内に保管
する。また、出金時には、収納庫から紙幣を取出し鑑査
した後、出金口に出金する。
【0003】このような紙幣処理装置において、収納庫
内に保管している紙幣を出金する際、鑑査判別結果が不
適切な紙幣は出金せず、出金リジェクト庫に搬送、集積
する。例えば、紙幣出金時、通常、紙幣は収納庫から1
枚ずつ取出されるが、その際、紙幣が2枚重なって取出
される2枚取り、あるいは、複数枚の紙幣が所定の間隔
よりも短い間隔で取出されるショートピッチ等が生じる
と、これらの紙幣は、鑑査判別不良として出金リジェク
ト庫に搬送、集積される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記紙幣処理装置にお
いては、出金可能な金額、つまり、出金可能な紙幣枚数
を管理するため、紙幣を出金する際、収納庫から取出し
た紙幣を計数し、収納庫内に残っている紙幣枚数を管理
している。しかしながら、上述したように、紙幣を収納
庫から取出す際に2枚取り、ショートピッチ等が生じた
場合、これらの紙幣は出金リジェクト庫に搬送、集積さ
れるが、鑑査部によってこれらの紙幣枚数を正確に計数
することは困難であり、出金リジェクト庫内の紙幣枚数
を確定することが困難となる。従って、実際に収納庫内
に保管されている紙幣枚数を正確に特定することが困難
となる。
【0005】このように、収納庫内および出金リジェク
ト庫内の紙幣枚数をそれぞれ確定することは困難である
が、実際に出金口に払い出された紙幣枚数を確定するこ
とは容易であり、収納庫内の紙幣と出金リジェクト庫内
の紙幣とを合算した紙幣枚数を確定することはできる。
そこで、従来の紙幣処理装置では、紙幣出金可能枚数と
して、上記合算した紙幣枚数を用いて管理している。
【0006】しかしながら、この場合、収納庫内自身に
保管されている紙幣枚数は未確定であることから、出金
取引中に収納庫内の紙幣が不足する恐れがある。また、
予め、出金リジェクト庫に集積されている紙幣があるこ
とを想定して、収納庫内の紙幣がある一定量を下回る出
金取引を禁止する必要がある。従って、装置の信頼性の
低下、稼働効率の低下を招くという問題がある。
【0007】一般に、金融機関では、所定期間毎に紙幣
処理装置内の紙幣枚数を再計数して、有高を確定する精
査処理が行われる。この精査処理では、収納庫内に収納
されている紙幣を、通常の出金処理と同様に、機械的に
取出し、鑑査部によって計数した後、再度収納庫へ戻す
という処理が行われる。
【0008】このような精査処理においても、収納庫か
ら紙幣を1枚ずつ取出す作業があり、紙幣2枚取り、シ
ョートピッチ等が発生し、出金リジェクト庫へ紙幣が搬
送される可能性を含んでいる。そのため、紙幣処理装置
に保管されている実際の紙幣枚数と、精査処理による計
数結果とが一致しないことがあり、この場合、人手によ
って出金リジェクト庫内の紙幣を確認しないと正確な精
査処理ができない。従って、作業効率の低下を招くとい
う問題がある。
【0009】この発明は以上の点に鑑みんされたもの
で、その目的は、装置内に保管されている紙幣枚数を正
確に管理することができ、稼働効率および処理効率の向
上が可能な紙幣処理装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係る現金処理装置は、紙幣を積層状態に
収納する紙幣収納部と、投入口に載置された紙幣を1枚
ずつ取り込む取り込み機構と、上記紙幣収納部から紙幣
を1枚ずつ取出す取出し機構と、上記投入口から取り込
まれた紙幣、および上記紙幣収納部から取出された紙幣
を鑑査および計数する鑑査手段と、上記鑑査手段により
鑑査および計数不能な紙幣を収納するリジェクト部と、
上記投入口から取り込まれた紙幣を上記鑑査手段を通し
て上記紙幣収納部へ搬送して集積するとともに、上記紙
幣収納部から取出された紙幣を上記鑑査手段を通して出
金口あるいはリジェクト部に搬送する搬送手段と、上記
鑑査手段により識別可能なリジェクト確定券を収納した
確定券収納部と、紙幣が上記紙幣収納部に所定枚数収納
される毎に、上記確定券収納部からリジェクト確定券を
取出して上記紙幣収納部に収納する確定券供給手段と、
上記紙幣収納部から上記出金口へ紙幣を出金する出金処
理の際、上記鑑査手段によってリジェクト確定券が検出
されてから次のリジェクト確定券が検出されるまでの間
に上記鑑査手段によって計数され上記出金口に送られた
紙幣枚数と、上記所定枚数と、を比較することにより、
上記リジェクト部に送られた紙幣枚数および上記紙幣収
納部に収納されている紙幣枚数を確定する制御手段と、
を備えたことを特徴としている。
【0011】また、この発明の紙幣処理装置によれば、
上記制御手段は、上記投入口から上記鑑査手段を通過し
て上記紙幣収納部に収納された紙幣枚数z、上記出金時
に上記鑑査手段によってリジェクト確定券が検出された
際に確定した上記リジェクト部内の紙幣枚数x、および
上記鑑査手段によって直前のリジェクト確定券が検出さ
れてから上記出金口に送られた紙幣枚数Aを記憶する記
憶手段と、上記出金時、上記鑑査手段によって次のリジ
ェクト確定券が検出された際、上記紙幣枚数Aと上記所
定枚数との差を上記リジェクト部内の紙幣枚数xに加算
して上記リジェクト部の紙幣枚数xを確定するととも
に、上記紙幣収納部に収納されている紙幣枚数から上記
所定枚数を減算して上記紙幣収納部内の紙幣枚数zを確
定する手段と、を備えたことを特徴としている。
【0012】更に、この発明の紙幣処理装置によれば、
上記紙幣収納部から紙幣およびリジェクト確定券を順に
取出して上記鑑査手段により鑑査および計数した後、再
度上記紙幣収納部へ戻す精査処理において、制御手段
は、上記鑑査手段によってリジェクト確定券が検出され
てから次のリジェクト確定券が検出されるまでの間に上
記鑑査手段によって計数され上記紙幣収納部に戻された
紙幣枚数と、上記所定枚数と、を比較することにより、
上記リジェクト部に送られた紙幣枚数を確定することを
特徴としている。
【0013】上記のように構成された本発明の紙幣処理
装置によれば、入金処理時、紙幣収納部内に所定枚数の
紙幣を収納する毎にリジェクト確定券を装填し、紙幣の
出金処理時には、紙幣収納部から取出されたリジェクト
確定券が鑑査手段によって辺別されていから次のリジェ
クト確定券が判別されるまでの間に出金口に払い出され
た紙幣枚数を計数することにより、リジェクト確定券の
判別時点での紙幣収納庫内に残っている紙幣枚数、およ
びリジェクト部に収納されている紙幣枚数をそれぞれ別
々に確定することができる。従って、出金鑑査部で判別
および計数不能な2枚取り紙幣、ショートピッチ紙幣が
生じた場合でも、各紙幣収納庫内の紙幣枚数を正確に確
定することができ、その時点で支払い可能な紙幣枚数を
高い精度で把握可能となる。
【0014】また、紙幣処理装置の精査処理において、
紙幣収納部から取出されたリジェクト確定券を鑑査手段
によって判別した時点で、それまでに紙幣収納部に戻さ
れた紙幣枚数を計数することにより、紙幣収納部に戻さ
れた紙幣枚数およびリジェクト部に収納されている紙幣
枚数をそれぞれ確定することが可能となる。従って、紙
幣処理装置内に収納されている紙幣の精査を正確に行う
ことができ、操作性、処理効率の向上した紙幣処理装置
を提供することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の実施の形態に係る現金処理システムについて詳細
に説明する。図1に示すように、現金管理システムは、
バラ紙幣の入出金処理を行う紙幣入出金機2、この紙幣
入出金機2の余剰現金を施封して保管し、小束での紙幣
の払い出しを行う小束処理装置3、システム全体の操作
およびデータ処理を行う2台のテラーズマシン1a、1
bを備えている。また、現金管理システムは、バラ硬貨
の入金処理を行う硬貨入金機4、およびバラ硬貨の出金
処理を行う硬貨出金機5、50枚毎に包装された硬貨
(棒金)の出金処理を行う棒金支払機6、およびテラー
ズマシン置き台7を備えている。
【0016】紙幣入出金機2は、紙幣入金用の投入口1
1と、入金時のリジェクト紙幣を集積する入金リジェク
トボックス12と、出金時のリジェクト紙幣を集積する
出金リジェクトボックス13と、出金される紙幣が集積
される出金口14と、を備えている。これらの投入口1
1、入金リジェクトボックス12、出金リジェクトボッ
クス13、および出金口14は、機体前面に縦一列の状
態で配置されている。
【0017】紙幣入出金機2の上面部には、各取引の内
容を印字するジャーナルプリンター15が配置され、投
入口11、出金口14、およびジャーナルプリンター1
5の近傍には、それぞれ前述した2台のテラーズマシン
1a,1bのうち、どちらのテラーズマシン1a,1b
に占有されているかを示す占有ランプ16、17、18
が配設されている。また、紙幣入出金機2の前面には、
機体内部にある後述する紙幣収納庫の紙幣残量を表示す
る残量表示部19が配設されている。
【0018】更に、紙幣入出金機2の上面には、後述す
る施封端数を返却する施封一時庫返却扉20が設けら
れ、この返却扉は、紙幣返却時には機体の上方部にホッ
プアップする機構となっている。紙幣入出金機2の前面
には、上から入金搬送路引出扉21、入金時に紙幣返却
を行う一時集積扉22、および紙幣収納庫を引き出す収
納庫扉23が配設されている。
【0019】一方、小束処理装置3は、上部に小束支払
用の出金扉24を有し、この出金扉が開くことにより出
金された小束の取り出しが可能となっている。出金扉2
4の近傍には、紙幣入出金部の占有ランプと同様の占有
ランプ25が配されている。出金扉24の上部には施封
帯交換用の帯セット扉26が設けられ、施封帯の交換は
この扉26を開けて行われる。出金扉24の下方には、
後述する小束収納庫を装置から引き出すための取り出し
扉27が設けられている。
【0020】次に、紙幣入出金機2の内部構成について
詳述する。図2に示すように、紙幣入出金機2の機体1
0内には、取込みローラ、ピンチローラ等を有し投入口
11に載置された紙幣Pを1枚ずつ機体10内に取り込
む取込み機構29、取り込まれた紙幣の金種、形状、表
裏、真偽、正損等を鑑査する入金鑑査部34が設けられ
ている。紙幣入出金機2内の下部には、鑑査された紙幣
を金種毎にそれぞれ積層状態に収納する4つの紙幣収納
庫48a、48b、48c、48dが設けられ、これら
の紙幣収納庫の上部には、紙幣を一時的に集積する一時
集積庫41a、41b、41c、41dがそれぞれ設け
られている。
【0021】各紙幣収納庫48a〜48dは垂直方向に
沿って設けられ、この紙幣収納庫内の紙幣も垂直方向に
積層された状態で収納されている。これら紙幣収納庫4
8a〜48dの上部には、後述する搬送路を通して送ら
れて来た紙幣を紙幣収納庫内に取り込む紙幣取り込み機
構42a〜42dが設けられている。また、紙幣収納庫
48a〜48dの下方には、これらの紙幣収納庫から1
枚ずつ紙幣を取り出す取り出し機構56がそれぞれ設け
られ、更に、紙幣収納庫48dの側方には、取り出され
た紙幣の金種、表裏、真偽、正損等を鑑査する出金鑑査
部59が設けられている。
【0022】機体10内の上部には、小束処理装置3へ
送る紙幣を集積する施封集積部61が設けられている。
更に、紙幣収納庫48a〜48dの上方には、多数枚の
リジェクト確定券を収納した確定券収納部70が設けら
れているとともに、この確定券収納部からリジェクト確
定券Rを一枚ずつ取出す確定券取出し機構72が設けら
れている。リジェクト確定券Rは、鑑査部34、59で
識別できるように、例えば、万円券、5千円券、千円券
の紙幣のいずれとも異なる寸法に形成されているか、あ
るいは、リジェクト確定券であることを示す磁気情報等
が記録されている。
【0023】そして、紙幣入出金機2の機体10内に設
けられた各機構部は、多数の搬送ローラ、搬送ベルトに
よって構成された搬送路を通して接続され、この搬送路
内には、紙幣の搬送方向を振り分ける多数の振分けゲー
ト35a〜35kが設けられている。これらの搬送路お
よび振分けゲートは、投入口11から取り込まれた紙幣
を入金鑑査部34を通して紙幣収納庫48a〜48d、
あるいは入金リジェクトボックス12へ搬送するととも
に、確定券収納部70から取出されたリジェクト確定券
Rを紙幣収納庫へ搬送し、更に、紙幣収納庫から取出さ
れた紙幣を出金口13あるいは出金リジェクトボックス
14へ搬送するもので、この発明における搬送手段およ
び確定券供給手段として機能する。
【0024】図3は、上述した紙幣入出金機2およびテ
ラーズマシン1a(1b)の制御系を示すもので、テラ
ーズマシンは、MPU(マイクロ・プロセッサ・ユニッ
ト)110、PROM(プログラマブル・リード・オン
リー・メモリ)111、プログラムメモリ112、集計
データメモリ113、操作部としてのキーボード11
4、表示部115、ハードディスクドライブ(HDD)
118、ユニットインターフェース117等を備えてい
る。
【0025】プログラムメモリ112には各種制御プロ
グラムが格納され、MPU110は、プログラムメモリ
112内のプログラムを解読して処理を実行する。すな
わち、MPU110の制御のもと、プログラムはPRO
M111の内容に従って、HDD18に装填されるハー
ドディスクから読込まれ、プログラムメモリ112に格
納され、実行されるものである。
【0026】集計データメモリ113には、紙幣入出金
機2の紙幣収納庫48a〜48dに収納されるている各
金種ごとの紙幣枚数を集計したデータ等が格納される。
キーボード114は、各種操作の指示や、手入力で出金
金額を入力する際に使用し、表示部115には、操作手
順、入力情報等が表示される。そして、ユニットインタ
ーフェース117は、テラースマシンのMPU110と
紙幣入出金機2、小束処理装置3、硬貨入金機4、硬貨
出金機5、棒金支払機6とを接続している。
【0027】一方、紙幣入出金機2は、CPU150、
ROM151、RAM152、搬送制御部153、収納
制御部154、入金鑑査部34、出金鑑査部59、およ
びインターフェース(I/F)155等を備えている。
【0028】CPU150は制御手段として機能し、紙
幣入出金機2の全体の動作を制御する。ROM151に
は、CPU150の制御プログラム等が記憶され、RA
M152は紙幣入出金機2で鑑査処理された紙幣等に関
する各種情報を格納している。搬送制御部153は、テ
ラーズマシン1a、1bから入力された情報、および入
金鑑査部34または出金鑑査部59の判別信号に基づい
て、搬送機構の振分けゲート、駆動モータ等を制御し、
紙幣を所望の部位へ搬送する。そして、紙幣入出金機2
は、I/F155を介してテラーズマシン71a(1
b)のユニットインターフェース117に接続されてい
る。
【0029】次に、上記のように構成された紙幣入出金
機2の各部の詳しい構成および種々の処理動作について
説明する。まず、入金処理について説明する。図4は、
テラーズマシン1a、または1bの表示部115に表示
された画面を示すもので、この画面には、通常、入金キ
ー、出金キー、精査キー、実行キー、およびテンキーが
表示されている。そして、操作者は、キーボード114
によって所望のキーを選択し押下する。あるいは、表示
部115をタッチパネルによって構成し、表示部に表示
されたキー自体を指で押下する構成としてもよい。
【0030】また、図4に示すように、紙幣入出金機2
の稼働開始時、紙幣収納庫48a〜48dの各々には、
予め所定金種の紙幣が所定枚数だけ積層状態に収納され
ているとともに、収納庫の最下部にはリジェクト確定券
Rが装填され、更に、所定枚数毎、例えば、100枚毎
にリジェクト確定券Rが挟まれている。
【0031】図6および図7に示すように、入金処理
時、操作者がテラーズマシン1a叉は1bの入金キーを
操作し、このテラーズマシンから入金開始命令が送られ
ると、紙幣入出金機2の投入口11に装填された紙幣P
は、取込み機構29によって1枚ずつ機体10内に取り
込まれ、搬送路を通って入金鑑査部34に導かれる。こ
こで、取り込まれた紙幣の金種、形状、表裏、真偽、正
損等が判別されるとともに、真券については、金種毎に
その枚数が計数される。
【0032】この鑑査結果に基づき、搬送制御部153
は搬送路内に設置された振分けゲート群35a〜35k
を切り換え、取り込まれた紙幣を対応する搬送路に振り
分ける。入金鑑査部34によって偽券、損券であると判
別された紙幣、および、例えば、2枚取り、ショットピ
ッチ等によって判別不能な紙幣は、入金リジェクトゲー
ト35aにより、入金リジェクトボックス12に振り分
けられて集積される。この判別不能券は再度、投入口1
1にセットし直して再取り込みするか、手入力で計数デ
ータに算入する。
【0033】また、真券と判別された紙幣は、表裏ゲー
ト35bにより表券と裏券に振り分けられた後、表裏が
取り揃えられ、更に、整理ゲート35cによって、下段
側に振り分けられる。下段に搬送された紙幣は、金庫ゲ
ート35dを通過して振り分け搬送路40に入る。振り
分け搬送路40に入った紙幣は、一時庫ゲート35e〜
35g、および紙幣取り込み機構42a〜42dにより
金種、正損に応じて対応する紙幣収納庫48a〜48d
の一時収納庫41a〜41dに集積される。例えば、紙
幣収納庫48a〜48cは、万円庫、5千円庫、千円庫
として使用され、万円券は紙幣収納庫48aの一時収納
庫41a、5千円券は紙幣収納庫48bの一時収納庫4
1b、千円券は紙幣収納庫48cの一時収納庫41cに
それぞれ収納される。
【0034】一時集積庫41a〜41dの各々には、フ
ラッパ45a〜45d、シャッタ47等が設けられてい
る。一時集積部に送られてきた紙幣は、フラッパー45
a、45bの上に集積され、所定枚数集積された時点
で、フラッパ45a、45bが開き、集積紙幣はフラッ
パ45c、45d上に落下する。更に、紙幣の集積が続
いて所定枚数に達すると、フラッパ45c、45dが開
き、集積紙幣はシャッタ47上に集積される。
【0035】また、テラーズマシン1a又は1bの集計
データメモリ113には、各収納庫48a〜48dに収
納されている紙幣枚数について種々のデータが格納され
ている。すなわち、集計データメモリ113には、直前
のリジェクト確定券R搬送時から現在までの紙幣収納枚
数t1(万円券)、t2(5千円券)、t3(千円
券)、リジェクト確定券R搬送時の紙幣収納庫内の紙幣
枚数y1(万円券)、y2(5千円券)、y3(千円
券)、および紙幣収納庫内の現在の紙幣枚数z1(万円
券)、z2(5千円券)、z3(千円券)がそれぞれ格
納されている。
【0036】そして、紙幣入出金機2のCPU150
は、入金鑑査部34により万円券が判別され紙幣収納庫
48aの一時収納庫41aに送られると、集計データメ
モリ113に格納されているt1、y1、z1の値をそ
れぞれt1+1、y1+1、z1+1に更新する。他金
種の紙幣についても同様に、CPU150は、入金鑑査
部34により5千円券が判別され紙幣収納庫48bの一
時収納庫41bに送られると、集計データメモリ113
に格納されているt2、y2、z2の値をそれぞれt2
+1、y2+1、z2+1に更新し、入金鑑査部34に
より千円券が判別され紙幣収納庫48cの一時収納庫4
1cに送られると、集計データメモリ113に格納され
ているt3、y3、z3の値をそれぞれt3+1、y3
+1、z3+1に更新する。
【0037】また、t1、t2、t3が100枚に達す
ると、すなわち、例えば、紙幣収納庫48aにおいて、
t1が100枚に達し、直前に紙幣収納庫内に送られた
リジェクト確定券R上に100枚の万円券が集積される
と、CPU150は、確定券取出し機構72によって確
定券収納部70からリジェクト確定券Rを取出し、更
に、搬送機構によって紙幣収納庫48aの一時集積庫4
1aに搬送、集積する。従って、各紙幣収納庫48a、
48b、48cには、図5に示したように、紙幣100
枚毎にリジェクト確定券Rが挟まれた状態で、紙幣およ
びリジェクト確定券が収納される。
【0038】上述した操作は投入口11に載置された紙
幣が無くなるまで続けられる。そして、投入口11の紙
幣が無くなると、CPU150は各金種の紙幣の計数結
果をテラーズマシン1a又は1bに出力し、テラーズマ
シン1a又は1bは、送られた計数結果および入金金額
を表示部115に表示する。
【0039】上述した入金取引動作の間、操作者はテラ
ーズマシン1aまたは1bのキーボード114を介して
伝票金額、口座番号等の入金データを入力する。そし
て、表示部115に表示された入金金額と伝票金額が合
致した場合、操作者は実行キーを押下して入金取引を完
了する。また、その取引内容はジャーナルプリンター1
5により記録される。
【0040】操作者がテラーズマシン1a叉は1bの実
行キーを操作すると、各紙幣収納庫48a、48b、4
8c内に設けられたシャッタ47が左右に開き、一時集
積庫41a、41b、41cに集積された紙幣は、それ
ぞれ紙幣収納庫内に落下して集積される。
【0041】なお、各紙幣収納庫48a〜48d内には
開閉自在なセパレータ49が設けられ、一時集積庫から
落下してきた紙幣は、セパレータ49上に落ちて集積さ
れる。紙幣収納庫48a〜48d内に移動された紙幣
は、セパレータ49上に乗せられたまま、図示しないセ
パレータ上下駆動機構により、セパレータ49と一緒に
紙幣収納庫内を下方に移動していく。紙幣収納庫内に既
存の紙幣がある場合、セパレータ49は既収納紙幣の上
で停止する。
【0042】次に、紙幣入出金機2の出金処理について
説明する。図8に示すように、出金処理においては、テ
ラーズマシン1aまたは1bのキーボード114を介し
て出金キーが押下されると、操作者による入力に応じた
出金金種指定処理、および支払処理が行われる。
【0043】図9に示すように、出金金種指定処理にお
いて、操作者は、キーボード114を介して、万円券の
出金金額を入力し実行キーを押下、5千円券の出金金額
を入力し実行キーを押下、千円券の出金金額を入力し実
行キーを押下し、出金金種を順番に指定する。テラーズ
マシン1aまたは1bは、指定された各金種の入力値s
1、s2、s3を表示部115に表示するとともに、集
積データメモリ113に格納し、更に、紙幣入出金機2
に出力する。
【0044】紙幣入出金機2はテラーズマシン1aまた
は1bからの出金要求に従って紙幣収納庫48a〜48
d内から紙幣を取出し出金口14に払い出す。詳細に述
べると、図10および図11に示すように、紙幣入出金
機2のCPU150は、万円券の指定がある場合、すな
わち、s1≦0の場合、万円券が集積されている紙幣収
納庫48aの取出機構56を駆動し、紙幣収納庫48a
内の紙幣を最下端から1枚ずつ取り出す。取出された紙
幣は、出金紙幣鑑査部59によって鑑査された後、真券
であると判別された場合には出金口14へ払い出され
る。そして、万円券の入力値s1はs1−1に更新さ
れ、また、直前のリジェクト確認券Rが紙幣収納庫48
aから取出されてから現在までの間に、紙幣収納庫48
aから取出され出金鑑査部59により計数された万円券
の枚数A1、ここでは、出金口14へ送られた万円券の
枚数A1の値が、A1+1に更新される。そして、入力
値s1が0になるまで、すなわち、指定枚数s1の万円
券が出金口14に送られるまで上記動作が繰り返され
る。
【0045】また、万円券の出金動作中において、紙幣
収納庫48aからリジェクト確定券Rが取出され出金鑑
査部59によって判別された場合、CPU150は、リ
ジェクト確定券Rを出金リジェクトボックス13へ搬送
する。この際、CPU150は、以下の式1に基いて、
紙幣収納庫48aに収納されている紙幣枚数、および出
金リジェクトボックス13に収納されている万円券の枚
数を確定する。 x1=x1+(100−A1) y1=y1−100 …式1 ここで、x1は前回のリジェクト確定券Rが判別された
時点での出金リジェクトボックス13に収納されている
万円券の枚数であり、今回のリジェクト確定券Rが判別
された時点で更新される。また、y1は、前述したよう
に、リジェクト確定券を取出した時点で紙幣収納庫48
aに収納されている紙幣枚数を示している。そして、紙
幣収納庫48aに収納されている紙幣枚数、および出金
リジェクトボックス13に収納されている万円券の枚数
が確定した時点で、CPU150は、これらの確定紙幣
枚数をRAM152に格納するとともに、A1をクリア
する。
【0046】続いて、CPU150は、5千円券の指定
がある場合、上記と同様の動作により、紙幣収納庫48
bから紙幣を取出し出金鑑査部59で鑑査した後、指定
枚数s2だけ出金口14に払い出す。そして、出金途中
で紙幣収納庫48bからリジェクト確定券Rが取出され
た場合には、その時点で、以下の式2に基づき、紙幣収
納庫48bに収納されている5千円券の枚数、および出
金リジェクトボックス13に収納されている5千円券の
枚数を確定し、RAM152に格納するとともに、A2
をクリアする。 x2=x2+(100−A2) y2=y2−100 …式2 更に、CPU150は、千円券の指定がある場合、上記
と同様の動作により、紙幣収納庫48cから紙幣を取出
して出金鑑査部59で鑑査した後、指定枚数s3だけ出
金口14に払い出す。そして、出金途中で紙幣収納庫4
8cからリジェクト確定券Rが取出された場合には、そ
の時点で、以下の式3に基づき、紙幣収納庫48cに収
納されている千円券の枚数、および出金リジェクトボッ
クス13に収納されている千円券の枚数を確定し、RA
M152に格納するとともに、A3をクリアする。 x3=x3+(100−A3) y3=y3−100 …式3 出金口14内に指定された各金種の紙幣が指定枚数だけ
集積されると、図示しない電磁ロックが解除され、出金
口14が開き、紙幣を取り出すことが可能になる。これ
で出金処理が完了となる。
【0047】一方、図12に示すように、紙幣入出金機
2の精査処理を行う場合には、操作者によりテラーズマ
シン1aまたは1bのキーボード114を介して精査キ
ーが押下されると、紙幣入出金機2のCPU150は、
取出し機構72によって確定券収納部70から1枚ずつ
リジェクト確定券Rを取出し、全ての紙幣収納庫48
a、48b、48cに1枚ずつ送られ、各紙幣収納庫の
最上層に集積される。その後、実際の精査処理が行われ
る。
【0048】図13および図14に示すように、精査処
理において、紙幣入出金機2のCPU150は、まず、
各紙幣収納庫から一時集積庫に送られた紙幣の枚数u1
(万円券)、u2(5千円券)、u3(千円券)をクリ
アした後、テラーズマシン1aまたは1bの集計データ
メモリ113およびROM151に格納されているデー
タに基づき、紙幣収納庫48aに収納されている万円紙
幣があるか否か判断し、ある場合には、つまり、z1≦
0の場合、取出し機構56によって紙幣収納庫48aか
ら全ての紙幣を1枚ずつ取出し、出金鑑査部59で鑑査
した後、一時集積庫41a内へ搬送する。その際、出金
鑑査部59で判別不能な2枚取り紙幣やショーピッチ紙
幣は出金リジェクトボックス13へ送られる。
【0049】そして、CPU150は、出金鑑査部59
によって万円券が判別される毎に順次、紙幣収納庫48
a内の紙幣枚数z1をz1−1に更新するとともに、A
1の値をA1+1、および一時収納庫41aに送られた
紙幣枚数u1の値をu1+1に更新する。
【0050】また、紙幣収納庫48a内の紙幣を取出す
途中で出金鑑査部59によりリジェクト確定券Rが判別
された場合、CPU150は、その時点で紙幣収納庫4
8a内の紙幣枚数y1が100枚よりも少ないか否かを
判断し、100枚よりも多い場合は、以下の式4aによ
り、出金リジェクトボックス13内の万円券の枚数x1
を確定するとともに、その時点での紙幣収納庫48a内
に残っている紙幣枚数y1をそれぞれ確定する。 x1=x1+(100−A1) y1=y1−100 …式4a 同時に、A1をクリアするとともに、z1の値をy1の
値に更新する。
【0051】また、精査処理開始時にリジェクト確定券
Rを紙幣収納庫48aに供給した場合、このリジェクト
確定券と1つ下のリジェクト確定券との間に挟まれてい
る万円券の枚数が100枚とは限らない。そして、10
0枚よりも少ない場合、精査処理開始時に紙幣収納庫4
8aに集積されたリジェクト確認券、つまり、最後のリ
ジェクト確定券Rが出金鑑査部59により判別され際、
紙幣収納庫48a内の紙幣枚数y1は100枚よりも少
なくなる。この場合、以下の式4bにより、出金リジェ
クトボックス13内の万円券の枚数x1、およびその時
点での紙幣収納庫48a内の紙幣枚数y1をそれぞれ確
定する。 x1=x1+(z1+A1−A1) y1=0 …式4b 同時に、A1をクリアするとともに、z1の値をy1の
値に更新する。
【0052】そして、以上の操作を繰り返し、精査処理
開始時に紙幣収納庫48aに集積されたリジェクト確認
券Rが判別された時点で、つまり、紙幣収納庫内の紙幣
が無くなった時点で紙幣収納庫48aの精査処理が終了
する。これにより、紙幣収納庫48aから一時収納庫4
1aに送られた万円券の枚数u1、および出金リジェク
トボックス13内の万円券の枚数x1がそれぞれ確定す
る。
【0053】紙幣収納庫48aの精査処理が終了する
と、CPU150は、精査処理前における出金リジェク
トボックス13内の万円券の枚数x1および紙幣収納庫
48a内の紙幣枚数z1、並びに、精査処理によって確
定された出金リジェクトボックス13内の万円券の枚数
x1および一時集積庫41a内の万円券枚数u1を、そ
れぞれテラーズマシン1aまたは1bの集計データメモ
リ112に送り、テラーズマシンは、送られたデータに
基づき、x1、z1、x1、u1を表示部115に表示
する。
【0054】その後、上記と同様の操作により、紙幣収
納庫48b、および紙幣収納庫48cの精査処理を行
い、金種毎に、一時集積部に送られた紙幣枚数u2、u
3、および出金リジェクトボックス13内の紙幣枚数x
2、x3を確定する。また、CPU150は、各紙幣収
納庫について精査処理が終了する毎に、確定データをテ
ラーズマシン1aまたは1bの集計データメモリ112
に送り、テラーズマシンは、送られたデータに基づき、
精査処理前におけるx2、z2、x3、z3、並びに、
精査処理により確定した出金リジェクトボックス内の紙
幣枚数x2、z3および一時収納庫41b、41cに送
られた紙幣枚数u2、u3を、表示部115に表示す
る。その後、一時収納庫41a〜41cに集積された紙
幣は、紙幣収納庫48a〜48cにそれぞれ戻される。
【0055】そして、操作者は、精査処理前の各紙幣収
納庫内の紙幣枚数z1、z2、z3および出金リジェク
トボックス13内の紙幣枚数x1、x2、x3と、精査
処理により計数されたu1、u2、u3およびx1、x
2、x3と、を比較し、これらの合算値が致していれ
ば、精査処理が正常に行われたことを判断できる。精査
処理が正常に行われたことが操作者によって確認され、
テラーズマシン1a又は1bのキーボード114の実行
キーが押下されると、集計データメモリ112に格納さ
れている各紙幣収納庫内の紙幣枚数z1、z2、z3を
それぞれu1、u2、u3に更新する。これにより、精
査処理が終了する。
【0056】なお、精査処理前と精査処理後との紙幣枚
数が不一致の場合、精査処理に異常が発生していること
を判断でき、操作者は必要な処理を施すことができる。
以上のように構成された現金処理システムの紙幣入出金
機2によれば、入金処理時、紙幣収納庫内に所定枚数の
紙幣を収納する毎にリジェクト確定券Rを装填し、紙幣
の出金処理時には、紙幣収納庫から取出されたリジェク
ト確定券を出金鑑査部59で判別した時点で、それまで
に出金口に払い出された紙幣枚数を計数することによ
り、リジェクト確定券Rの判別時点での紙幣収納庫内に
残っている紙幣枚数、および出金リジェクトボックス1
3に収納されている紙幣枚数をそれぞれ別々に確定する
ことができる。従って、出金鑑査部で判別および計数不
能な2枚取り紙幣、ショートピッチ紙幣が生じた場合で
も、各紙幣収納庫内の紙幣枚数を正確に確定することが
でき、その時点で支払い可能な紙幣枚数を高い精度で把
握可能となる。これにより、出金可能な紙幣枚数を紙幣
収納庫内に集積されている紙幣枚数とほぼ等しく設定す
ることが可能となり、紙幣入出金機2の稼働効率の向上
を図ることができるとともに、出金取引中に紙幣収納庫
内の紙幣が不足してしまうといった事態を防止し、装置
の信頼性の向上を図ることができる。
【0057】また、紙幣入出金機2の精査処理時にも、
紙幣収納庫から取出されたリジェクト確定券を出金鑑査
部59で判別した時点で、それまでに一時収納庫に送ら
れた紙幣枚数を計数することにより、一時収納庫に送ら
れた紙幣枚数および出金リジェクトボックス13に収納
されている紙幣枚数をそれぞれ確定することができる。
従って、出金リジェクトボックス内に紙幣を人手によっ
て確認するような作業を伴うことなく、紙幣入出金機2
内に収納されている紙幣の精査を正確に行うことができ
る。これにより、紙幣入出金機の操作性の向上、処理時
間の短縮等を図ることができる。
【0058】なお、この発明は上述した実施の形態に限
定されることなく、この発明の範囲内で種々変形可能で
ある。例えば、上記実施の形態では、紙幣収納庫内の紙
幣100枚毎にリジェクト確定券を装填する構成とした
が、紙幣枚数は100枚に限らず必要に応じて変更可能
である。リジェクト確定券間の紙幣枚数を100枚より
も少なく設定した場合、紙幣収納庫内の紙幣枚数および
リジェクト部内の紙幣枚数をより短いサイクルで確定す
ることができる。
【0059】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、紙幣収納部内に装填されたリジェクト確定券を用い
ることにより、装置内に保管されている紙幣枚数を正確
に管理することができ、稼働効率および処理効率の向上
が可能な紙幣処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る紙幣入出金機を備
えた現金処理システムを示す斜視図。
【図2】上記紙幣入出金機の内部を示す断面図。
【図3】上記現金処理システムのテラーズマシンおよび
上記紙幣入出金機の制御系の構成を概略的に示すブロッ
ク図。
【図4】上記テラーズマシンの表示部に表示された画面
の一例を示す図。
【図5】上記紙幣入出金機の紙幣収納庫における紙幣お
よびリジェクト確定券の収納状態を概略的に示す図。
【図6】入金処置時における紙幣の流れを示す上記紙幣
入出金機の断面図。
【図7】上記紙幣入出金機の入金処理を示すフローチャ
ート。
【図8】上記紙幣入出金機における出金処理全体の動作
を示すフローチャート。
【図9】上記出金処理における出金金種指定処理を示す
フローチャート。
【図10】上記出金処理における支払い処理を示すフロ
ーチャート。
【図11】上記出金処理における支払い処理を示すフロ
ーチャート。
【図12】上記紙幣入出金機における精査処理全体の動
作を示すフローチャート。
【図13】上記精査処理を詳細に示すフローチャート。
【図14】上記精査処理を詳細に示すフローチャート。
【符号の説明】
1a、1b…テラーズマシン 2…紙幣入出金機 10…機体 11…投入口 13…出金リジェクトボックス 14…出金口 29…取り込み機構 34…入金鑑査部 41a〜41d…一時収納庫 48a〜48d…紙幣収納庫 57、72…取出し機構 59…出金鑑査部 70…リジェクト確定券収納部 110…MPU 113…集計データメモリ 114…キーボード 115…表示部 150…CPU 152…RAM 153…搬送制御部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙幣を積層状態に収納する紙幣収納部と、 投入口に載置された紙幣を1枚ずつ取り込む取り込み機
    構と、 上記紙幣収納部から紙幣を1枚ずつ取出す取出し機構
    と、 上記投入口から取り込まれた紙幣、および上記紙幣収納
    部から取出された紙幣を鑑査および計数する鑑査手段
    と、 上記鑑査手段により鑑査および計数不能な紙幣を収納す
    るリジェクト部と、 上記投入口から取り込まれた紙幣を上記鑑査手段を通し
    て上記紙幣収納部へ搬送して集積するとともに、上記紙
    幣収納部から取出された紙幣を上記鑑査手段を通して出
    金口あるいはリジェクト部に搬送する搬送手段と、 上記鑑査手段により識別可能なリジェクト確定券を収納
    した確定券収納部と、 紙幣が上記紙幣収納部に所定枚数収納される毎に、上記
    確定券収納部からリジェクト確定券を取出して上記紙幣
    収納部に収納する確定券供給手段と、 上記紙幣収納部から上記出金口へ紙幣を出金する出金処
    理の際、上記鑑査手段によってリジェクト確定券が検出
    されてから次のリジェクト確定券が検出されるまでの間
    に上記鑑査手段によって計数され上記出金口に送られた
    紙幣枚数と、上記所定枚数と、を比較することにより、
    上記リジェクト部に送られた紙幣枚数および上記紙幣収
    納部に収納されている紙幣枚数を確定する制御手段と、 を備えたことを特徴とする紙幣処理装置。
  2. 【請求項2】上記制御手段は、上記投入口から上記鑑査
    手段を通過して上記紙幣収納部に収納された紙幣枚数
    z、上記出金処理において上記鑑査手段によってリジェ
    クト確定券が検出された際に確定した上記リジェクト部
    内の紙幣枚数x、および上記鑑査手段によって直前のリ
    ジェクト確定券が検出されてから上記出金口に送られた
    紙幣枚数A、をそれぞれ記憶する記憶手段と、 上記出金処理時、上記鑑査手段によって次のリジェクト
    確定券が検出された際、上記紙幣枚数Aと上記所定枚数
    との差を上記リジェクト部内の紙幣枚数xに加算して上
    記リジェクト部の紙幣枚数xを確定するとともに、上記
    紙幣収納部に収納されている紙幣枚数から上記所定枚数
    を減算して上記紙幣収納部内の紙幣枚数zを確定する手
    段と、を備えていることを特徴とする請求項1に記載の
    紙幣処理装置。
  3. 【請求項3】紙幣を積層状態に収納する紙幣収納部と、 投入口に載置された紙幣を1枚ずつ取り込む取り込み機
    構と、 上記紙幣収納部から紙幣を1枚ずつ取出す取出し機構
    と、 上記投入口から取り込まれた紙幣、および上記紙幣収納
    部から取出された紙幣を鑑査および計数する鑑査手段
    と、 上記鑑査手段により鑑査および計数不能な紙幣を収納す
    るリジェクト部と、 上記投入口から取り込まれた紙幣を上記鑑査手段を通し
    て上記紙幣収納部へ搬送して集積するとともに、上記紙
    幣収納部から取出された紙幣を上記鑑査手段を通して出
    金口あるいはリジェクト部に搬送する搬送手段と、 上記鑑査手段により識別可能なリジェクト確定券を収納
    した確定券収納部と、 紙幣が上記紙幣収納部に所定枚数収納される毎に、上記
    確定券収納部からリジェクト確定券を取出して上記紙幣
    収納部に収納する確定券供給手段と、 上記紙幣収納部から紙幣およびリジェクト確定券を順に
    取出して上記鑑査手段により鑑査および計数した後、再
    度上記紙幣収納部へ戻す精査処理において、上記鑑査手
    段によってリジェクト確定券が検出されてから次のリジ
    ェクト確定券が検出されるまでの間に上記鑑査手段によ
    って計数され上記紙幣収納部に戻された紙幣枚数と、上
    記所定枚数と、を比較することにより、上記リジェクト
    部に送られた紙幣枚数を確定する制御手段と、 を備えたことを特徴とする紙幣処理装置。
  4. 【請求項4】上記制御手段は、上記紙幣収納部から上記
    出金口へ紙幣を出金する際、上記鑑査手段によってリジ
    ェクト確定券が検出されてから次のリジェクト確定券が
    検出されるまでの間に上記鑑査手段によって計数され上
    記出金口に送られた紙幣枚数と、上記所定枚数と、を比
    較することにより、上記リジェクト部に送られた紙幣枚
    数および上記紙幣収納部に収納されている紙幣枚数を確
    定する手段を備えていることを特徴とする請求項3に記
    載の紙幣処理装置。
  5. 【請求項5】上記制御手段は、上記投入口から上記鑑査
    手段を通過して上記紙幣収納部に収納された紙幣枚数
    z、上記出金時に上記鑑査手段によってリジェクト確定
    券が検出された際に確定した上記リジェクト部内の紙幣
    枚数x、および上記鑑査手段によって直前のリジェクト
    確定券が検出されてから上記出金口に送られた紙幣枚数
    A、をそれぞれ記憶する記憶手段と、 上記出金時、上記鑑査手段によって次のリジェクト確定
    券が検出された際、上記紙幣枚数Aと上記所定枚数との
    差を上記リジェクト部内の紙幣枚数xに加算して上記リ
    ジェクト部の紙幣枚数xを確定するとともに、上記紙幣
    収納部に収納されている紙幣枚数から上記所定枚数を減
    算して上記紙幣収納部内の紙幣枚数zを確定する手段
    と、 を備えていることを特徴とする請求項4に記載の紙幣処
    理装置。
  6. 【請求項6】上記制御手段は、上記精査処理の開始時、
    上記確定券供給手段により上記紙幣収納部にリジェクト
    確定券を収納するとともに、上記精査処理において、上
    記紙幣収納部内から取出され上記鑑査手段を通して上記
    紙幣収納部に戻された紙幣枚数と、上記記憶手段に記憶
    されている上記精査処理開始前の紙幣収納部内の紙幣枚
    数との差から、上記紙幣収納部に残存している紙幣枚数
    を算出し、上記鑑査手段によってリジェクト確定券が検
    出された時点で、上記算出された残存紙幣枚数が上記所
    定枚数よりも少ない場合、上記精査処理開始時に供給さ
    れたリジェクト確定券が上記鑑査手段により検出された
    時点で、上記算出された残存紙幣枚数を上記リジェクト
    部の紙幣枚数に加算してリジェクト部内の紙幣枚数を確
    定することを特徴とする請求項5に記載の紙幣処理装
    置。
  7. 【請求項7】金種毎にそれぞれ紙幣を積層状態に収納す
    る複数の上記紙幣収納部と、それぞれ上記紙幣収納部か
    ら紙幣を1枚ずつ取出す複数の上記取出し機構と、を備
    え、上記確定券供給手段は、上記各紙幣収納部に対し、
    対応する金種の紙幣が上記紙幣収納部に所定枚数収納さ
    れる毎に、上記確定券収納部からリジェクト確定券を取
    出して上記紙幣収納部に収納し、 上記制御手段は、各金種毎に、紙幣収納部の紙幣枚数お
    よび上記リジェクト部に送られた紙幣枚数を確定するこ
    とを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載
    の紙幣処理装置。
  8. 【請求項8】上記紙幣収納部は、上記収納紙幣の積層方
    向に沿って一端側に設けられ搬送されて来た紙幣を紙幣
    収納部内に取り込む紙幣取り込み機構を有し、上記取出
    し機構は、上記収納紙幣の積層方向に沿って上記紙幣収
    納部の他端側に設けられていることを特徴とする請求項
    1ないし7のいずれか1項に記載の紙幣処理処置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012230591A (ja) * 2011-04-27 2012-11-22 Fujitsu Frontech Ltd 自動取引装置及び自動取引装置の精査方法

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