JP2000132613A - 不突合原因追及装置、不突合原因追及方法、不突合原因追及システム、及び不突合原因追及プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

不突合原因追及装置、不突合原因追及方法、不突合原因追及システム、及び不突合原因追及プログラムを記録した記録媒体

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JP2000132613A
JP2000132613A JP29943298A JP29943298A JP2000132613A JP 2000132613 A JP2000132613 A JP 2000132613A JP 29943298 A JP29943298 A JP 29943298A JP 29943298 A JP29943298 A JP 29943298A JP 2000132613 A JP2000132613 A JP 2000132613A
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Hiroshi Nakamura
宏 中村
Norito Ikeda
憲人 池田
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】銀行等の営業店の締め上げ業務/作業につい
て、ベテラン行員等が経験から収得したスキルを利用す
ることで、不突合原因を迅速且つ的確に追及する。 【解決手段】本発明は、入出金された金額情報を、各取
引を特定することが可能な取引特定情報と共に記憶して
おり、この金額情報の累計と実際の現金とが一致しなか
ったとき、その差額情報を入力すれば、9で割るロジッ
ク、5で割るロジックを用い、所定のテーブルを参照し
て、誤入力された可能性のある取引の候補を自動的に特
定することで、不突合原因の追及を支援することを特徴
とする不突合原因追及装置、方法、システム、及び不突
合原因追及プログラムを記録した記録媒体に関するもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、銀行等の
金融機関における締め上げ業務において勘定の不一致、
即ち「不突合」が生じた場合に、その原因を追及する為
の不突合原因追及装置、不突合原因追及方法、不突合原
因追及システム、及び不突合原因追及プログラムを内蔵
した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、銀行等の金融機関では、各種取引
を自動的に行う自動取引装置(ATM)、各機器の管理
を司る管理端末機、オープン出納機、窓口機等がネット
ワークを介して通信自在に接続されたシステムが構築さ
れ、各種の業務及び管理を行っている。
【0003】そして、銀行等の営業店の締め上げ業務/
作業については、出納係を担当している女性行員や経験
豊富な行員が、その経験から得たノウハウに基づいて業
務等を行っている。かかる締め上げ業務/作業が円滑に
行われ、勘定が一致して、即ち、現金の現物自体の残高
とオンラインシステム/伝票類の理論値の残高が一致し
て、業務等を終了した場合は、特に問題が表面化するこ
とはない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ひとた
び勘定の不一致、即ち「不突合」が発生すると、現状で
は出納担当者の個人的な経験や勘のみを頼りに原因を追
及することになる為、その出納担当者のスキルのレベル
により、原因追及までの時間や精度が左右されることに
なる。また、場合によっては多くの時間を費やすことに
なる。
【0005】即ち、出納担当者により、銀行等の営業所
の出納の事務品質にレベル差が生じ、勘定の不一致等と
いった問題が生じた場合の対処に差がでている。この問
題は、出納担当者の急な休みのときや配置換えが実施さ
れたときも同様に発生する可能性がある。従って、上記
経験豊富な行員等のスキルを、何らかの形で、経験の少
ない行員も効率良く利用可能とすることが嘱望される。
【0006】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、銀行等の営業店の締め上
げ業務/作業について、経験豊富な行員等が経験から収
得したスキルを利用することで、不突合原因を迅速且つ
的確に追及することを可能ならしめることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の態様として、入出金された金額情報
及び各取引を特定することが可能な取引特定情報を記憶
する記憶手段と、上記入出力された金額情報の累計と実
際の現金とが一致しなかったとき、その差額情報を入力
する操作入力手段と、上記操作入力手段で入力された差
額情報と、上記記憶手段に記憶された金額情報とに基づ
いて、誤入力された可能性のある取引の候補を特定する
特定手段とを具備することを特徴とする不突合原因追及
装置が提供される。
【0008】第2の態様として、入出金された金額情報
及び各取引を特定することが可能な取引特定情報を記憶
する記憶手段と、上記入出力された金額情報の累計と実
際の現金とが一致しなかったとき、その差額情報を入力
する操作入力手段と、上記操作入力手段で入力された差
額情報と、上記記憶手段に記憶された金額情報とに基づ
いて、誤入力された可能性のある取引の候補を特定する
特定手段と、上記特定手段により特定された取引の候補
を表示する表示手段とを具備することを特徴とする不突
合原因追及装置が提供される。
【0009】第3の態様として、所定のテーブルと、入
出金された金額情報及び各取引を特定することが可能な
取引特定情報とを記憶する記憶手段と、上記入出金され
た金額情報の累計と実際の現金とが一致しなかったと
き、その差額情報を入力する操作入力手段と、上記操作
入力手段で入力された差額情報に係る差額を9で除算
し、その商に基づいて上記所定のテーブルを検索し、誤
入力された可能性のある取引の候補を特定する特定手段
と、上記特定手段により特定された取引の候補を表示す
る表示手段とを具備することを特徴とする不突合原因追
及装置が提供される。
【0010】第4の態様として、所定のテーブルと、入
出金された金額情報及び各取引を特定することが可能な
取引特定情報とを記憶する記憶手段と、上記入出金され
た金額情報の累計と実際の現金とが一致しなかったと
き、その差額情報を入力する操作入力手段と、上記操作
入力手段で入力された差額情報に係る差額を9で除算
し、その商を上記差額に加算し、その加算値が商の10
倍になっている場合に、桁の間違いに係る誤入力がされ
たものと判断し、上記所定のテーブルを検索し、誤入力
された可能性のある取引の候補を特定する特定手段と、
上記特定手段により特定された取引の候補を表示する表
示手段とを具備することを特徴とする不突合原因追及装
置が提供される。
【0011】第5の態様として、所定のテーブルと、入
出金された金額情報及び各取引を特定することが可能な
取引特定情報とを記憶する記憶手段と、上記入出金され
た金額情報の累計と実際の現金とが一致しなかったと
き、その差額情報を入力する操作入力手段と、上記操作
入力手段で入力された差額情報に係る差額を9で除算
し、その商をa×10b (a,bは整数)の形に変換
し、当該変換が可能である場合には桁の逆転の間違いに
係る誤入力がなされたものと判断し、このa,bの値に
基づいて、上記所定のテーブルを検索し、誤入力された
可能性のある取引の候補を特定する特定手段と、上記特
定手段により特定された取引の候補を表示する表示手段
とを具備することを特徴とする不突合原因追及装置が提
供される。
【0012】第6の態様として、所定のテーブルと、入
出金された金額情報及び各取引を特定することが可能な
取引特定情報を記憶する記憶手段と、上記入出金された
金額情報の累計と実際の現金とが一致しなかったとき、
その差額情報を入力する操作入力手段と、上記操作入力
手段で入力された差額情報に係る差額を9で除算し、そ
の商を上記差額に加算し、その加算値が商の10倍にな
っている場合に、桁の間違いに係る誤入力がされたもの
と判断し、上記所定のテーブルを検索し、誤入力された
可能性のある取引の候補を特定し、更に上記商をa×1
b (a,bは整数)の形に変換し、当該変換が可能で
ある場合には桁の逆転の間違いに係る誤入力がなされた
ものと判断し、このa,bの値に基づいて、上記所定の
テーブルを検索し、誤入力された可能性のある取引の候
補を特定する特定手段と、上記特定手段により特定され
た取引の候補を表示する表示手段とを具備することを特
徴とする不突合原因追及装置が提供される。
【0013】第7の態様として、所定のテーブルと、入
出金された金額情報及び各取引を特定することが可能な
取引特定情報を記憶する記憶手段と、上記入出金された
金額情報の累計と実際の現金とが一致しなかったとき、
その差額情報を入力する操作入力手段と、上記操作入力
手段で入力された差額情報と、上記記憶手段に記憶され
た金額情報とに基づいて、誤入力された可能性のある取
引の候補を特定する第1の特定手段と、上記操作入力手
段で入力された差額情報に係る差額を9で除算し、その
商を上記差額に加算し、その加算値が商の10倍になっ
ている場合に、桁の間違いに係る誤入力がされたものと
判断し、上記所定のテーブルを検索し、誤入力された可
能性のある取引の候補を特定し、更に上記商をa×10
b (a,bは整数)の形に変換し、当該変換が可能であ
る場合には桁の逆転の間違いに係る誤入力がなされたも
のと判断し、このa,bの値に基づいて、上記所定のテ
ーブルを検索し、誤入力された可能性のある取引の候補
を特定する第2の特定手段と、上記特定手段により特定
された取引の候補を表示する表示手段とを具備すること
を特徴とする不突合原因追及装置が提供される。
【0014】第8の態様として、所定のテーブルと、入
出金された金額情報及び各取引を特定することが可能な
取引特定情報とを記憶する記憶手段と、上記入出金され
た金額情報の累計と実際の現金とが一致しなかったと
き、その差額情報を入力する操作入力手段と、上記操作
入力手段で入力された差額情報に係る差額を5で除算
し、その商に基づいて上記記憶手段に記憶された所定の
テーブルを検索し、誤入力された可能性のある取引の候
補を特定する特定手段と、上記特定手段により特定され
た取引の候補を表示する表示手段とを具備することを特
徴とする不突合原因追及装置が提供される。
【0015】第9の態様として、所定のテーブルと、入
出金された金額情報及び各取引を特定することが可能な
取引特定情報とを記憶する記憶手段と、上記入出金され
た金額情報の累計と実際の現金とが一致しなかったと
き、その差額情報を入力する操作入力手段と、上記操作
入力手段で入力された差額情報に係る差額を5で除算
し、その商を10c (cは整数)の形に変換し、このc
の値に基づいて上記所定のテーブルを検索し、誤入力さ
れた可能性のある取引の候補を特定する特定手段と、上
記特定手段により特定された取引の候補を表示する表示
手段とを具備することを特徴とする不突合原因追及装置
が提供される。
【0016】第10の態様として、所定のテーブルと、
入出金された金額情報及び各取引を特定することが可能
な取引特定情報を記憶する記憶手段と、上記入出金され
た金額情報の累計と実際の現金とが一致しなかったと
き、その差額情報を入力する操作入力手段と、上記操作
入力手段で入力された差額情報に係る差額を5で除算
し、その商を2×d×10e (d,eは整数)の形に変
換し、このd,eの値に基づいて上記所定のテーブルを
検索し、誤入力された可能性のある取引の候補を特定す
る特定手段と、上記特定手段により特定された取引の候
補を表示する表示手段とを具備することを特徴とする不
突合原因追及装置が提供される。
【0017】第11の態様として、所定のテーブルと、
入出金された金額情報及び各取引を特定することが可能
な取引特定情報を記憶する記憶手段と、上記入出金され
た金額情報の累計と実際の現金とが一致しなかったと
き、その差額情報を入力する操作入力手段と、上記操作
入力手段で入力された差額情報に係る差額を5で除算
し、その商を10c (cは整数)及び2×d×10
e (d,eは整数)の形に変換し、このc及びd,eの
値の少なくともいずれかに基づいて上記所定のテーブル
を検索し、誤入力された可能性のある取引の候補を特定
する特定手段と、上記特定手段により特定された取引の
候補を表示する表示手段とを具備することを特徴とする
不突合原因追及装置が提供される。
【0018】第12の態様として、所定のテーブルと、
入出金された金額情報及び各取引を特定することが可能
な取引特定情報を記憶する記憶手段と、上記入出金され
た金額情報の累計と実際の現金とが一致しなかったと
き、その差額情報を入力する操作入力手段と、上記操作
入力手段で入力された差額情報と、上記記憶手段に記憶
された金額情報とに基づいて、誤入力された可能性のあ
る取引の候補を特定する第1の特定手段と、上記操作入
力手段で入力された差額情報に係る差額を5で除算し、
その商を10c (cは整数)及び2×d×10e (d,
eは整数)の形に変換し、このc及びd,eの値の少な
くともいずれかに基づいて上記所定のテーブルを検索
し、誤入力された可能性のある取引の候補を特定する第
2の特定手段と、上記第1及び第2の特定手段の少なく
ともいずれかにより特定された取引の候補を表示する表
示手段とを具備することを特徴とする不突合原因追及装
置が提供される。
【0019】第13の態様として、所定のテーブルと、
入出金された金額情報及び各取引を特定することが可能
な取引特定情報を記憶する記憶手段と、上記入出金され
た金額情報の累計と実際の現金とが一致しなかったと
き、その差額情報を入力する操作入力手段と、上記操作
入力手段で入力された差額情報に係る差額を9で除算
し、その商を上記差額に加算し、更に上記商をa×10
b (a,bは整数)の形に変換し、上記加算値及び上記
a,bの値の少なくともいずれかに基づいて、上記所定
のテーブルを検索し、誤入力された可能性のある取引の
候補を特定する第1特定手段と、上記操作入力手段で入
力された差額情報に係る差額を5で除算し、その商を1
c (cは整数)及び2×d×10e (d,eは整数)
の形に変換し、このc及びd,eの値の少なくともいず
れかに基づいて上記所定のテーブルを検索し、誤入力さ
れた可能性のある取引の候補を特定する第2の特定手段
と、上記第1及び第2の特定手段の少なくともいずれか
により特定された取引の候補を表示する表示手段とを具
備することを特徴とする不突合原因追及装置が提供され
る。
【0020】第14の態様として、所定のテーブルと、
入出金された金額情報及び各取引を特定することが可能
な取引特定情報とを記憶する記憶手段と、上記入出金さ
れた金額情報の累計と実際の現金とが一致しなかったと
き、その差額情報を入力する操作入力手段と、上記操作
入力手段で入力された差額情報と、上記記憶手段に記憶
された金額情報とに基づいて、誤入力された可能性のあ
る取引の候補を特定する第1の特定手段と、上記操作入
力手段で入力された差額情報に係る差額を9で除算し、
その商を上記差額に加算し、更に上記商をa×10
b (a,bは整数)の形に変換し、上記加算値及び上記
a,bの値の少なくともいずれかに基づいて、上記所定
のテーブルを検索し、誤入力された可能性のある取引の
候補を特定する第2特定手段と、上記操作入力手段で入
力された差額情報に係る差額を5で除算し、その商を1
c (cは整数)及び2×d×10e (d,eは整数)
の形に変換し、このc及びd,eの値の少なくともいず
れかに基づいて上記所定のテーブルを検索し、誤入力さ
れた可能性のある取引の候補を特定する第3の特定手段
と、上記第1乃至第3特定手段の少なくともいずれかに
より誤入力された可能性のある取引の候補が特定されな
かった場合にはその旨を、特定された場合には当該取引
の候補を表示する表示手段とを具備することを特徴とす
る不突合原因追及装置が提供される。
【0021】第15の態様として、入出金された金額情
報及び各取引を特定することが可能な取引特定情報を記
憶するステップと、上記入出金された金額情報の累計と
実際の現金とが一致しなかったとき、その差額情報を入
力するステップと、上記入力された差額情報と、上記記
憶された金額情報とに基づいて、誤入力された可能性の
ある取引の候補を特定するステップとを有することを特
徴とする不突合原因追及方法が提供される。
【0022】第16の態様として、入出金された金額情
報及び各取引を特定することが可能な取引特定情報を記
憶するステップと、上記入出金された金額情報の累計と
実際の現金とが一致しなかったとき、その差額情報を入
力するステップと、上記入力された差額情報と、上記記
憶された金額情報とに基づいて、誤入力された可能性の
ある取引の候補を特定するステップと、上記特定された
取引の候補を表示するステップとを有することを特徴と
する不突合原因追及方法が提供される。
【0023】第17の態様として、所定のテーブルと、
入出金された金額情報及び各取引を特定することが可能
な取引特定情報とを記憶するステップと、上記入出金さ
れた金額情報の累計と実際の現金とが一致しなかったと
き、その差額情報を入力するステップと、上記入力され
た差額情報に係る差額を9で除算し、その商に基づいて
上記所定のテーブルを検索し、誤入力された可能性のあ
る取引の候補を特定するステップと、上記特定された取
引の候補を表示するステップとを有することを特徴とす
る不突合原因追及方法が提供される。
【0024】第18の態様として、所定のテーブルと、
入出金された金額情報及び各取引を特定することが可能
な取引特定情報とを記憶するステップと、上記入出金さ
れた金額情報の累計と実際の現金とが一致しなかったと
き、その差額情報を入力するステップと、上記入力され
た差額情報に係る差額を9で除算し、その商を上記差額
に加算し、その加算値が商の10倍になっている場合
に、桁の間違いに係る誤入力がされたものと判断し、上
記所定のテーブルを検索し、誤入力された可能性のある
取引の候補を特定するステップと、上記特定された取引
の候補を表示するステップとを有することを特徴とする
不突合原因追及方法が提供される。
【0025】第19の態様として、所定のテーブルと、
入出金された金額情報及び各取引を特定することが可能
な取引特定情報とを記憶するステップと、上記入出金さ
れた金額情報の累計と実際の現金とが一致しなかったと
き、その差額情報を入力するステップと、上記入力され
た差額情報に係る差額を9で除算し、その商をa×10
b (a,bは整数)の形に変換し、当該変換が可能であ
る場合には桁の逆転の間違いに係る誤入力がなされたも
のと判断し、このa,bの値に基づいて、上記所定のテ
ーブルを検索し、誤入力された可能性のある取引の候補
を特定するステップと、上記特定された取引の候補を表
示するステップとを有することを特徴とする不突合原因
追及方法が提供される。
【0026】第20の態様として、所定のテーブルと、
入出金された金額情報及び各取引を特定することが可能
な取引特定情報を記憶するステップと、上記入出金され
た金額情報の累計と実際の現金とが一致しなかったと
き、その差額情報を入力するステップと、上記入力され
た差額情報に係る差額を9で除算し、その商を上記差額
に加算し、その加算値が商の10倍になっている場合
に、桁の間違いに係る誤入力がされたものと判断し、上
記記憶された所定のテーブルを検索し、誤入力された可
能性のある取引の候補を特定するステップと、上記商を
a×10b (a,bは整数)の形に変換し、当該変換が
可能である場合には桁の逆転の間違いに係る誤入力がな
されたものと判断し、このa,bの値に基づいて、上記
所定のテーブルを検索し、誤入力された可能性のある取
引の候補を特定するステップと、上記特定された取引の
候補を表示するステップとを有することを特徴とする不
突合原因追及方法が提供される。
【0027】第21の態様として、所定のテーブルと、
入出金された金額情報及び各取引を特定することが可能
な取引特定情報を記憶するステップと、上記入出金され
た金額情報の累計と実際の現金とが一致しなかったと
き、その差額情報を入力するステップと、上記入力され
た差額情報と、上記記憶された金額情報とに基づいて、
誤入力された可能性のある取引の候補を特定するステッ
プと、上記入力された差額情報に係る差額を9で除算
し、その商を上記差額に加算し、その加算値が商の10
倍になっている場合に、桁の間違いに係る誤入力がされ
たものと判断し、上記所定のテーブルを検索し、誤入力
された可能性のある取引の候補を特定するステップと、
上記上記商をa×10b (a,bは整数)の形に変換
し、当該変換が可能である場合には桁の逆転の間違いに
係る誤入力がなされたものと判断し、このa,bの値に
基づいて、上記所定のテーブルを検索し、誤入力された
可能性のある取引の候補を特定するステップと、上記特
定された取引の候補を表示するステップとを有すること
を特徴とする不突合原因追及方法が提供される。
【0028】第22の態様として、所定のテーブルと、
入出金された金額情報及び各取引を特定することが可能
な取引特定情報とを記憶するステップと、上記入出金さ
れた金額情報の累計と実際の現金とが一致しなかったと
き、その差額情報を入力するステップと、上記入力され
た差額情報に係る差額を5で除算し、その商に基づいて
上記所定のテーブルを検索し、誤入力された可能性のあ
る取引の候補を特定するステップと、上記特定された取
引の候補を表示するステップとを有することを特徴とす
る不突合原因追及方法が提供される。
【0029】第23の態様では、所定のテーブルと、入
出金された金額情報及び各取引を特定することが可能な
取引特定情報とを記憶するステップと、上記入出金され
た金額情報の累計と実際の現金とが一致しなかったと
き、その差額情報を入力するステップと、上記入力され
た差額情報に係る差額を5で除算し、その商を10
c (cは整数)の形に変換し、このcの値に基づいて上
記所定のテーブルを検索し、誤入力された可能性のある
取引の候補を特定するステップと、上記特定された取引
の候補を表示するステップとを有することを特徴とする
不突合原因追及方法が提供される。
【0030】第24の態様では、所定のテーブルと、入
出金された金額情報及び各取引を特定することが可能な
取引特定情報を記憶するステップと、上記入出金された
金額情報の累計と実際の現金とが一致しなかったとき、
その差額情報を入力するステップと、上記入力された差
額情報に係る差額を5で除算し、その商を2×d×10
e (d,eは整数)の形に変換し、このd,eの値に基
づいて上記所定のテーブルを検索し、誤入力された可能
性のある取引の候補を特定するステップと、上記特定さ
れた取引の候補を表示するステップとを有することを特
徴とする不突合原因追及方法が提供される。
【0031】第25の態様では、所定のテーブルと、入
出金された金額情報及び各取引を特定することが可能な
取引特定情報を記憶するステップと、上記入出金された
金額情報の累計と実際の現金とが一致しなかったとき、
その差額情報を入力するステップと、上記入力された差
額情報に係る差額を5で除算し、その商を10c (cは
整数)及び2×d×10e (d,eは整数)の形に変換
し、このc及びd,eの値の少なくともいずれかに基づ
いて上記所定のテーブルを検索し、誤入力された可能性
のある取引の候補を特定するステップと、上記特定され
た取引の候補を表示するステップとを有することを特徴
とする不突合原因追及方法が提供される。
【0032】第26の態様では、所定のテーブルと、入
出金された金額情報及び各取引を特定することが可能な
取引特定情報を記憶するステップと、上記入出金された
金額情報の累計と実際の現金とが一致しなかったとき、
その差額情報を入力するステップと、上記入力された差
額情報と、上記記憶された金額情報とに基づいて、誤入
力された可能性のある取引の候補を特定するステップ
と、上記入力された差額情報に係る差額を5で除算し、
その商を10c (cは整数)及び2×d×10e(d,
eは整数)の形に変換し、このc及びd,eの値の少な
くともいずれかに基づいて上記所定のテーブルを検索
し、誤入力された可能性のある取引の候補を特定するス
テップと、上記特定された取引の候補を表示するステッ
プとを有することを特徴とする不突合原因追及方法が提
供される。
【0033】第27の態様では、所定のテーブルと、入
出金された金額情報及び各取引を特定することが可能な
取引特定情報を記憶するステップと、上記入出金された
金額情報の累計と実際の現金とが一致しなかったとき、
その差額情報を入力するステップと、上記入力された差
額情報に係る差額を9で除算し、その商を上記差額に加
算し、更に上記商をa×10b (a,bは整数)の形に
変換し、上記加算値及び上記a,bの値の少なくともい
ずれかに基づいて、上記所定のテーブルを検索し、誤入
力された可能性のある取引の候補を特定するステップ
と、上記入力された差額情報に係る差額を5で除算し、
その商を10c (cは整数)及び2×d×10e (d,
eは整数)の形に変換し、このc及びd,eの値の少な
くともいずれかに基づいて上記所定のテーブルを検索
し、誤入力された可能性のある取引の候補を特定するス
テップと、上記特定された取引の候補を表示するステッ
プとを有することを特徴とする不突合原因追及方法が提
供される。
【0034】第28の態様では、所定のテーブルと、入
出金された金額情報及び各取引を特定することが可能な
取引特定情報とを記憶するステップと、上記入出金され
た金額情報の累計と実際の現金とが一致しなかったと
き、その差額情報を入力するステップと、上記入力され
た差額情報と、上記記憶された金額情報とに基づいて、
誤入力された可能性のある取引の候補を特定するステッ
プと、上記入力された差額情報に係る差額を9で除算
し、その商を上記差額に加算し、更に上記商をa×10
b (a,bは整数)の形に変換し、上記加算値及び上記
a,bの値の少なくともいずれかに基づいて、上記所定
のテーブルを検索し、誤入力された可能性のある取引の
候補を特定するステップと、上記入力された差額情報に
係る差額を5で除算し、その商を10c (cは整数)及
び2×d×10e (d,eは整数)の形に変換し、この
c及びd,eの値の少なくともいずれかに基づいて上記
所定のテーブルを検索し、誤入力された可能性のある取
引の候補を特定するステップと、上記誤入力された可能
性のある取引の候補が特定されなかった場合にはその旨
を、特定された場合には当該取引の候補を表示するステ
ップとを有することを特徴とする不突合原因追及方法が
提供される。
【0035】第29の態様では、自動取引装置、出納
機、窓口機、テラーズマシン、管理端末機の少なくとも
いずれかが、ネットワークを介して相互に通信自在に接
続され構成された不突合原因追及システムにおいて、上
記管理端末機が、所定のテーブルと、入出金された金額
情報及び各取引を特定することが可能な取引特定情報と
を記憶する記憶手段と、上記入出金された金額情報の累
計と実際の現金とが一致しなかったとき、その差額情報
を入力する操作入力手段と、上記操作入力手段で入力さ
れた差額情報と、上記記憶手段に記憶された金額情報と
に基づいて、誤入力された可能性のある取引の候補を特
定する第1の特定手段と、上記操作入力手段で入力され
た差額情報に係る差額を9で除算し、その商を上記差額
に加算し、更に上記商をa×10b (a,bは整数)の
形に変換し、上記加算値及び上記a,bの値の少なくと
もいずれかに基づいて、上記所定のテーブルを検索し、
誤入力された可能性のある取引の候補を特定する第2特
定手段と、上記操作入力手段で入力された差額情報に係
る差額を5で除算し、その商を10c (cは整数)及び
2×d×10e (d,eは整数)の形に変換し、このc
及びd,eの値の少なくともいずれかに基づいて上記所
定のテーブルを検索し、誤入力された可能性のある取引
の候補を特定する第3の特定手段と、上記第1乃至第3
特定手段の少なくともいずれかにより誤入力された可能
性のある取引の候補が特定されなかった場合にはその旨
を、特定された場合には当該取引の候補を表示する表示
手段とを具備することを特徴とする不突合原因追及シス
テムが提供される。
【0036】第30の態様では、コンピュータによって
入力された差額情報に基づいて所定のテーブルを検索
し、不突合原因を追及する不突合原因追及プログラムを
記録した記録媒体であって、上記差額情報に係る差額を
9で除算させ、その商を上記差額に加算させ、更に上記
商をa×10b (a,bは整数)の形に変換させ、上記
加算値及び上記a,bの値の少なくともいずれかに基づ
いて、上記所定のテーブルを検索させ、誤入力された可
能性のある取引の候補を特定させることを特徴とする不
突合原因追及プログラムを記録した記録媒体が提供され
る。
【0037】第31の態様では、コンピュータによって
入力された差額情報に基づいて所定のテーブルを検索
し、不突合原因を追及する不突合原因追及プログラムを
記録した記録媒体であって、上記差額情報に係る差額を
5で除算させ、その商を10c(cは整数)及び2×d
×10e (d,eは整数)の形に変換させ、このc及び
d,eの値の少なくともいずれかに基づいて上記所定の
テーブルを検索させて、誤入力された可能性のある取引
の候補を特定させることを特徴とする不突合原因追及プ
ログラムを記録した記録媒体が提供される。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について説明する。
【0039】図1は本発明の実施の形態の各種態様を示
す図である。
【0040】図1(a)は、顧客との現金取引等を行う
ATM3a,3b・・・、現金を一元管理するオープン
出納機4、営業店等の窓口に配置される窓口機5、及び
これらとネットワークを介して通信自在に接続され、各
機器を管理するための管理端末機1とで構成される例を
示している。上記管理端末機1は、各種情報を蓄積する
ためのデータベース2と通信自在に接続されている。
【0041】図1(b)は、現金を一元管理するオープ
ン出納機4、テラーズマシン6、及びこれらとネットワ
ークを介して通信自在に接続され各機器器を管理するた
めの管理端末機1とで構成される例を示している。上記
管理端末機1は、各種情報を蓄積するためのデータベー
ス2と通信自在に接続されている。また、上記テラーズ
マシン6は、上記オープン出納機4の操作制御を行うも
のである。
【0042】図1(c)は、顧客との現金取引等を行う
ATM3a,3b,3c・・・、これらの複数のATM
3a,3b,3c・・・の動作を管理する管理端末機1
とで構成される例を示している。ここでも、上記管理端
末機1は、各種情報を蓄積するためのデータベース2と
通信自在に接続されている。
【0043】図1(d)は、スタンドアロン(単体)の
情報端末機7のみで構成される例を示している。図1
(a)乃至(c)では、ネットワーク上に各機器が構成
された例を示したが、本発明は、図1(d)に示すよう
なスタンドアロンのものにも適用可能である。つまり、
本発明においては、ネットワーク機能を備える事がシス
テム構築の為の条件にはなっていない。
【0044】以下、図2乃至図6を参照して、上記各機
器の詳細な構成を更に説明する。
【0045】図2は上記管理端末機1及び情報端末機7
の構成例を示す図である。
【0046】この図2に示されるように、上記管理端末
機1及び情報端末機7は、パーソナルコンピュータによ
り構成されている。即ち、管理端末機1及び情報端末機
7は、各種情報を入力するためのキーボードやマウス等
の操作入力部11と、各種情報を記憶するためのメモリ
16と、各種表示を行うための表示部12と、各種情報
が蓄積されたデータベース13と、他の機器との通信を
行うための通信部14と、記憶媒体17等の装填に伴い
当該記憶媒体17の情報を読み出し、又は各種情報を記
憶する情報記録再生部15と、全体の制御を司るセント
ラル・プロセッシング・ユニット(CPU)10とで構
成されている。
【0047】このような構成の情報端末機7に、上記記
憶媒体17を介して、又は通信部14を介して本発明の
不突合原因追及プログラムをインストールすれば、前述
したように、スタンドアローンの構成であっても、本発
明の効果を奏することができることになる。尚、当該不
突合原因追及プログラムのシーケンスは、不突合原因追
及方法と合わせて、詳細は後述する。
【0048】次に、図3は上記テラーズマシン関係の外
観構成を示す図である。
【0049】図3に示されるように、棒金支払部21、
施封・小束支払部22、紙幣入出金機23、硬貨入金機
24が併設され、施封・小束支払部22の上部に硬貨支
払部25が配置され、硬貨入金機24の後方のテラー置
台26の上にテラーズマシン27、棒金支払部21の後
方の不図示のテラー置台の上にテラーズマシン28が設
置されている。上記棒金支払部21は、棒金の出金を行
うものである。上記施封・小束支払部22は、紙幣入出
金機23から施封すべき紙幣を受け取り小束を作成し金
種別に収納庫へ収納するものであり、また、小束での出
金指示があれば収納庫から小束を払い出すものである。
さらに、施封・小束支払部22は、紙幣入出金機23へ
の小束の移動が指示された際に、収納庫から小束を取り
出して、紙幣入出金機23へ移動させるものである。
【0050】上記紙幣入出金機23は、ばら紙幣の入金
計数・金庫への収納を行い、出金時には金庫からばら紙
幣を取り出すものである。また、金庫内に所定枚数以上
貯まった時は、自動的に施封すべき紙幣を施封・小束支
払部22へ資金移動を行うものである。また、紙幣入出
金機23は、ばら紙幣の不足時に施封・小束支払部22
から移動される小束を受け取り、小束の施封をカット
し、ばら紙幣として入金して金庫への収納を行うもので
ある。上記硬貨入金機24は、ばら紙幣を計数し、金庫
へ収納するものである。上記硬貨支払部25は、ばら硬
貨の出金を行うものである。上記テラーズマシン27,
28は、入出金操作を受け付けると共に各種業務データ
を管理するものである。
【0051】ここで、図4は上記テラーズマシン27
(28)の詳細な構成を示すブロック図である。この図
4に示されるように、上記テラーズマシン27(28)
は、MPU(マイクロ・プロセッサ・ユニット)30、
PROM(プログラマブル・リード・オンリー・メモ
リ)31、プログラムメモリ32、集計データメモリ3
3、キーボード34、CRTディスプレイ装置35、ユ
ニットインターフェース37、ハードディスク装置(H
DD)38、及び種々の処理結果を印刷するプリンタ3
9によって構成されている。
【0052】上記プログラムメモリ32には、各種制御
プログラムが格納される。MPU30は、プログラムメ
モリ32内のプログラムを解読して処理を実行する。集
計データメモリ33には、集計されたデータが格納され
る。集計データメモリ33には、入金取引と出金取引と
回金取引に対する各取扱件数、金種別枚数、現金外(小
切手)金額、封筒にいれて鍵がかかる金庫で管理されて
いる現金(ポスト)の金額が記憶されるようになってい
る。集計データメモリ33には、紙幣入出金機23の収
納庫の各金種ごとの収納枚数を集計する集計部33a、
施封・小束支払部22の小束収納庫、端数収納庫ごとの
各収納小束数を集計する集計部33bが設けられてい
る。
【0053】上記キーボード34は、各種操作の指示
や、手入力の金額を入力したり、封筒にいれて鍵が掛か
る金庫で管理されている現金(ポスト)の金額の入力を
行うものである。CRTディスプレイ装置35は表示を
行うものである。ユニットインターフェース37は、M
PU30と上記棒金支払部21、施封・小束支払部2
2、紙幣入出金機23、硬貨入金機24、硬貨支払部2
5、テラーズマシン27,28を接続するものである。
各種プログラムは、PROM31の内容に従って、MP
U30の制御の下、HDD38に装填されるHDから読
み込まれ、プログラムメモリ32に格納され、実行され
る。プリンタ39は、種々の処理結果を印刷するもので
あり、例えば、新規搬入やアプリケーションの交換時
に、処理結果の履歴を印刷するものである。この印刷と
しては、ジャーナルへの印刷であっても、認証の印刷で
あっても良い。
【0054】上記MPU30内の内部メモリ30aに
は、紙幣入出金機23の収納庫の各金種毎の最低必要枚
数(ばら紙幣の不足判別用)と設定収納枚数(ばら紙幣
の施封判別用)、施封・小束支払部22の小束収納庫、
端数収納庫ごとの最低必要小束数と、ばら紙幣不足時の
各金種ごとの装填(移動、補充)する小束数が予め記憶
されている。上記各値は、HDD38からのプログラム
のロード時に一緒に設定されるものであっても、或いは
テラーズマシン27(28)により設定されるものであ
っても良いことは勿論である。
【0055】次に、図5は上記ATM3a,3b・・・
の詳細な構成を示す図である。
【0056】図5に於いて、自動取引装置筐体51の前
面には、略L字形状の接客操作部52が形成されてい
る。当該接客操作部52の水平面には、紙幣を多数枚一
括して投入し得ると共に放出された紙幣を一括して受け
取る開閉可能な蓋体を有する紙幣口53、及び硬貨を多
数枚一括して投入し得ると共に放出された硬貨を一括し
て受け取る開閉可能な蓋体を有する硬貨口54が設けら
れている。
【0057】上記接客操作部52の水平面には、表面に
指を接触することで所定の情報が入力可能な矩形状の透
明なタッチパネル55が設けられていると共に、その下
面に相対向して矩形状の表示画面を有するカラー液晶表
示装置56が設けられている。上記タッチパネル55
は、液晶表示装置56の表示画面上に重ねて用いられる
例えば透明なタッチスクリーンであり、利用者によって
指などでタッチされた当該パネル上の位置を、例えば静
電容量の変化や赤外線の遮蔽、或いは超音波の遮蔽等に
よって検知するものである。尚、上記タッチパネル55
は、液晶表示装置56の下に置いて動力の変化を検知
し、タッチされた位置を所定の計算によって割り出すも
のでもよいことは勿論である。
【0058】上記液晶表示装置56は、操作案内手順、
その他の情報を文字や文言、イラスト或いは画像情報に
よって画面にカラーで表示し、利用者の操作を誘導する
と共に、取引に必要な各種情報を入力する為の数字や片
仮名文字、英文字等の各種操作キーを表示し、この表示
された操作キーに対応するタッチパネル55のセグメン
ト部位を指で触れることにより、所望のキー入力(各種
情報の入力等)を行うことができるようになっている。
【0059】上記接客操作部52の垂直面には、暗証番
号や口座番号等が記録されている取引媒体としての磁気
カード、或いは振込取引時の振込券を受入れると共に、
取引内容を印字したレシート、即ち明細票を排出するカ
ードロ58、同じく取引媒体としての磁気通帳を受入れ
る通帳口59、及び利用者に対する音声案内のためのス
ピーカ60等が設けられている。一方、筐体51の内部
には、カードロ58に対応したカードリーダ・レシート
プリンタユニット61、通帳口59に対応した通帳プリ
ンタユニット62、紙幣口53に対応した紙幣入出金ユ
ニット63、硬貨口54に対応した硬貨入出金ユニット
64、タッチパネル55及び液晶表示装置56を含むタ
ッチパネル式接客ユニット57、本装置の制御を司る制
御ユニット65等が設けられている。
【0060】ここで、図6は上記ATM3a等の全体構
成を示す概略ブロック図である。
【0061】同図に示されるように、自動取引装置は、
カードリーダ・レシートプリンタユニット61、通帳プ
リンタユニット62、紙幣入出金ユニット63、硬貨入
出金ユニット64、タッチパネル式接客ユニット57、
音声案内ユニット66、内部モニタ67、記憶部68、
フロッピィディスク装置69、伝送制御部70、及び主
制御部71、これらに動作電源を供給する電源部72等
を有する。
【0062】上記タッチパネル式接客ユニット57は、
タッチパネル55及び液晶表示装置56等によって構成
されている。カードリーダ・レシートプリンタユニット
61は、カードロ58から受入れた磁気カード或いは振
込券の磁気ストライプに対してデータの読取り或いは書
込みを行う。また、カードリーダ・レシートプリンタユ
ニット61は、取引内容を印字したレシートを発行し、
カードロ58から排出する。通帳プリンタユニット62
は、通帳口59から受入れた通帳の磁気ストライプに対
してデータの読取り或いは書込みを行うと共に、必要に
応じて該通帳への印字を行う。紙幣入出金ユニット63
は、紙幣口53に一括して投入された紙幣を受入れて利
別・計数して収納すると共に、必要に応じて、予め金庫
に収納された紙幣を所定枚数だけ取出して紙幣口53か
ら一括して払出す。
【0063】上記硬貨入出金ユニット64は、硬貨口5
4に一括して投入された硬貨を受入れて判別・計数して
収納すると共に、必要に応じて、予め金庫に収納された
硬貨を所定枚数だけ取出して硬貨口54から一括して払
出す。音声案内ユニット66は、自動取引装置における
各種操作をガイドする為の昔声を状況に応じてスピーカ
60へ出力する。内部モニタ67は、本装置の運用に係
る係員に本装置の状態を通知すると共に、係員による操
作指示の入力などを行うもので、本装置に異状が発生し
た場合には、ブザー等の鳴動手段を併用して報知する。
【0064】上記記憶部68は、後述するように、当該
自動取引装置内で発生する異状障害に応じて予め定めら
れているエラーコードを含む各種データの記億に用いら
れるもので、本装置の運用に係る処理手順のプログラム
を格納していると共に、取引に供する各種の情報や取引
の記録、本装置の稼働状況の記録等を行う。フロッピィ
ディスク装置69は、振込取引に必要な金融機関の各種
情報、例えば金融機関名としての銀行名(場合によって
は支店名も格納)が50音順に記憶されたデータファイ
ルなどが格納されている。
【0065】上記伝送制御部70は、通信回線73を介
してセンタの預金元帳を保存している上位機種としての
ホストコンピュータ76とオンライン接続されていて、
必要に応じてホストコンピュータ76とオンライン交信
するようになっている。主制御部71は、記憶部68内
のプログラムに基づいて各ユニット57,61〜64,
66、フロッピィディスク装置69、及び伝送制御部7
0を制御して、入金/出金或いは振込等の所定の取引動
作を行わしめる。電源部72は、通常、入力される商用
交流電旺を直流電圧に変換して動作用電源として各部に
供給する。
【0066】尚、電源部72は、停電が発生した際、商
用交流電圧に代わって動作用電源を供給する為の不図示
のバッテリを傭えていて、不図示の充電回路によって必
要に応じて充電されるようになっている。また、主制御
部71には、現金管理用の回線接続手段としての伝送制
御部70、通信回線73の他に汎用のLAN接続手段と
しての伝送制御部74、通信回線75が接続されてい
る。即ち、複数の自動取引装置は、これらの伝送制御部
74、通信回線75を介して店内LAN等の通信回線に
接続される。
【0067】以上、本発明の実施の形態の各種態様、及
びそれを構成する各機器の概要について説明した。続い
て、このような構成に係る本発明の不突合原因追及装置
及び不突合原因追及システムの動作(不突合原因追及方
法、及び不突合原因追及プログラムのシーケンスにも相
当する)を詳細に説明する。
【0068】先ず、前提事項として、図7のフローチャ
ートを参照して、現金取引処理の一般的な過程を簡単に
説明する。
【0069】一般に、先ずテラーズマシン28から伝票
金額がキー入力され(ステップS1)、例えば紙幣入出
金機23や硬貨入金機24に現金が投入されて現金の計
数が開始される(ステップS2)。全ての現金の計数が
完了すると図示しない完了キーが押される(ステップS
3)。このとき、機械計数した金額とキー入力した金額
とが一致していれば(ステップS4)、キー入力された
伝票金額が伝票に印字される(ステップS5)。一方、
機械計数した金額とキー入力した金額とが不一致の場合
は伝票金額を再入力させる(ステップS6)ことにより
伝票金額と計数金額との一致を確認して処理が終了す
る。このような処理により、一連の入金業務が行われ
る。
【0070】通常、この現金処理作業の後に、現金処理
済みの伝票の金額をキー入力することにより、ホストコ
ンピュータのデータ更新を行う。このようにして、顧客
の口座データの更新がなされる。
【0071】また、一日の締め上げ処理のときは、ホス
トコンピュータからの本日の処理分の金額と、全ての伝
票金額を管理している装置の処理分の金額(または、実
際の現金の金額)とを比較し、不一致、即ち不突合が発
生した場合に、その原因を追求することを支援するの
が、本発明の不突合原因追及装置、システム、方法など
である。
【0072】以下、図8のフローチャートを参照して、
本発明の実施の形態に係る不突合原因追及装置及びシス
テムの動作(不突合原因追及方法、及び不突合原因追及
プログラムのシーケンスにも相当する)を詳細に説明す
る。
【0073】本発明では、締め上げ時に勘定の不一致、
即ち、ホストコンピュータたる管理端末機1の保持して
いる勘定結果と支店にある現金又は伝票合計の不一致が
発生すると(ステップS21)、伝票を管理している場
合には、サブルーチン「不突合原因追及1」を実行し、
過去の不突合結果を保有しているデータベース2より、
勘定不一致の原因を追及し、原因となっている可能性の
高い取引を特定する。この情報を基にして、係員は該当
する伝票を検索し提示することで、不突合原因の追及を
支援する(ステップS22,S23,S24)。以降、
更なる不突合原因追及を所望とする場合には、ユーザの
所定操作に基づいて、サブルーチン「不突合原因追及
2」、「不突合原因追及3」を実行し、勘定の不一致が
発生しない場合、業務を終了する(ステップS25乃至
S28)。
【0074】先ず、図9のフローチャートを参照して、
上記ステップS23で実行されるサブルーチン「不突合
原因追及1」のシーケンスを詳細に説明する。
【0075】ここでは、例えば9000円の現金過剰が
生じている場合、即ち、オンライン勘定が9000円だ
け少ない場合を想定して説明する。
【0076】支店で扱った伝票の一部又は全てを管理し
ている場合、このサブルーチン「不突合原因追及1」が
起動される。そして、図13に示される画面表示に基づ
いて、不突合金額(ここでは、9000円)を入力し、
「現金過剰」又は「現金不足」のいずれかを選択し、
「実行(enter)」をクリックする(ステップS10
1)。すると、管理端末機1又は情報端末機7は、この
入力された不突合金額に基づいて不突合原因を追及す
る。そして、原因と考えられる伝票の詳細を図16に示
されるような態様で表示し(ステップS102)、先に
示した図8のステップS24以降の処理ににリターンす
ることになる。
【0077】次に図10のフローチャートを参照して、
上記ステップS25で実行されるサブルーチン「不突合
原因追及2」のシーケンスを詳細に説明する。
【0078】図8のステップS24にて、サブルーチン
「不突合原因追及1」からの継続が指示されるか、図8
のステップS22にて伝票の管理をしていないと判断さ
れた場合は、本サブルーチン「不突合原因追及2」が起
動される。
【0079】先ず、図13に示される表示画面に従って
不突合金額(A)をオペレータに入力させる(ステップ
S201)。但し、ここでは、先に「不突合原因追及
1」で入力されたデータがデフォルトで表示されてい
る。
【0080】次いで、不突合金額(A)が「9」の倍数
(A/9=Z)か否かを確認する(ステップS20
2)。ここで、「9」の倍数であるかをなぜ確認するの
か、その意義を説明する。通常の不突合発生時の原因
は、単純なオンライン記帳漏れ(未入力)よりもオペレ
ーションのミスによる頻度が多いのが実情であり、例え
ば桁を一行間違えたり、桁を逆転して間違えたりするケ
ースが多い。かかるケースが生じているか否かは、違算
金額を9で割れば数学的に検出できることから、本実施
の形態では、「9」の倍数であるかを確認しているので
ある。
【0081】例えば、不突合金額(A)が9000であ
る場合には、Z=9000/9=1000となる。不突
合金額(A)が9で割り切れなかった場合は、本システ
ムでは解決不可能なので、図14に示される「本日扱っ
た伝票の伝票金額とオンライン記帳した金額を確認して
下さい」といったメッセージを表示した後に、動作を終
了する(ステップS207)。
【0082】続いて、桁の間違いの候補を推測する。即
ち、上記商Z(=1000)を不突合金額A(=900
0)に加算する。その和であるA+Z(=10000)
と商Z(=1000)を比較して10倍になっているか
否か((A+Z)=10Z)を検出する(ステップS2
03)。ここで、10倍になっている場合には、100
0円と10000円の桁の間違いと予想できる(候補
1)ので、この候補1の金額をメモリに格納する(ステ
ップS204)。
【0083】次いで、桁の逆転の候補を推測する。即
ち、割り切れた商Z(=1000)を「a×10n 」の
形に直すと、「1×103 」となる。ここで、a=1、
n=3であるので、図17に示されるテーブルを参照し
て、a=1の欄の1000倍の金額の伝票が選び出され
る抽出される。
【0084】つまり、 「12000円と21000円」・・・候補2 「23000円と32000円」・・・候補3 「34000円と43000円」・・・候補4 「45000円と54000円」・・・候補5 「56000円と65000円」・・・候補6 「67000円と76000円」・・・候補7 「78000円と87000円」・・・候補8 「89000円と98000円」・・・候補9 といった各候補金額をメモリに追加格納する(ステップ
S205〜S209)。続いて、候補金額が図15に示
されるように表示される。
【0085】即ち、領域aには「9000」が、領域b
には「現金過剰」が、領域cには「オペレーションミ
ス」が、領域dには「10000円/21000円/3
2000円/43000円/54000円/65000
円/76000円/87000円/98000円」が表
示される。尚、この表示では、「不突合原因追及1」の
結果も合わせて表示する(ステップS210,S21
1)。
【0086】次いで、支店で扱った伝票を一部でも管理
している場合は、候補の伝票金額と一致している伝票デ
ータ(伝票通番、伝票金額、取扱時間、取扱者等)を表
示する。例えば、「伝票通番、98000円、13:10 、
オペレータ:トウシバタロウ」の如くである。この表示
では、「不突合原因追及1」の結果も合わせて表示する
(ステップS212)。
【0087】ここで、図20を参照して、上記「9で割
る」ロジックにより解決される不突合原因を説明する。
図20(a)はジャーナルの詳細な印字内容を示してお
り、図20(b)は入金申込書、つまり伝票の印字内容
を示している。
【0088】図20(a)に示されるように、ジャーナ
ルでは、入金されたのは54000円、その内訳は1万
円札が5枚と千円札が4枚となっている。この印字内容
は正しいものである。これに対して、図20(b)に示
されるように、伝票では、入金申込額は54000円で
あり、印字Aも54000円となっているものの、オペ
レータによる金額の入力に基づく印字Bは45000円
でその内訳は1万円札が4枚、千円札が5枚となってい
る。これは、オペレータの情報端末でのキー入力に誤り
があり、不突合が生じたものである。このような場合で
あっても、前述したサブルーチン「不突合原因追及2」
によれば、9で割るロジックにより、当該不突合の原因
を追及することを支援できる。
【0089】以上の処理の後、更なる不突合原因追及を
継続検索させるか終了させるかを選択する。例えば、5
000円の現金不足(現物が5000円小)だった場
合、サブルーチン「不突合原因追及2」では候補が検索
されない。よって、このように5000円の現金不足だ
った場合には、ユーザーの任意選択により、後述するサ
ブルーチン「不突合原因追及3」のシーケンスに移行す
ることになる。
【0090】以下、図11及び図12のフローチャート
を参照して、上記ステップS27で実行されるサブルー
チン「不突合原因追及3」のシーケンスを詳細に説明す
る。サブルーチン「不突合原因追及2」の実行の後、継
続が指示されると、本サブルーチン「不突合原因追及
3」が起動される。
【0091】先ず、図13に示される画面表示に従って
不突合金額(A)をオペレータに入力させる(ステップ
S301)。但し、ここでは、先に「不突合原因追及
1、2」で入力されたデータがデフォルトで表示されて
いる。
【0092】次いで、入力された不突合金額が5の倍数
であるかどうか先ず確認する。
【0093】ここで、不突合金額が5の倍数であるか否
かを確認する意義について説明すると、通常の不突合発
生時の原因は、単純なオンライン記帳漏れ(未入力)よ
りもオペレーションのミスによる頻度が多いのが実情で
ある。その中でも、金種を間違えるケースが多い。例え
ば「1万円1枚を5千円1枚」の如く間違うケースであ
る。この要因は、金種明細に注目しがちな担当者に発生
頻度が多いが、違算金額を5で割れば、数学的に上記ケ
ースを検出できることから、本実施の形態では、不突合
金額が「5」の倍数であるかを確認しているのである。
【0094】さて、上記入力された不突合金額が、5の
倍数でない場合は、図14の画面を表示し、画面の案内
に従って、1枚1枚の伝票を当たり、伝票金額と伝票に
印字されたオンライン記帳金額だ正しいかどうかを手作
業で確認することを示唆する(ステップS302,ステ
ップS311)。
【0095】一方、5の倍数である場合は、以下のよう
なロジックで該当する不突合伝票を検索していく。即
ち、不突合金額を5で割った値をZとする。例えば、こ
こでは、現物(伝票)がオンライン記帳金額より500
0円不足しているので、Z=1000円となる(ステッ
プS303)。
【0096】Z=1000であるため、10000円と
5000円の入り繰りに問題がある可能性があることが
考えられ、5千円を1万円と誤ってオンライン入力をし
たと考えられる。また、Z=100の場合は1000円
と500円の入り繰り、Z=10の場合は100円と5
0円の入り繰り、Z=1の場合は10円と5円の入り繰
りにそれぞれ問題がある可能性が考えられる(図12
(a)参照)。ここでは、図18に示されるテーブルよ
り、現金の過剰・不足によってどちらが誤っているかが
判ることになる(ステップS304)。
【0097】次に、例えば現物(伝票)の方がオンライ
ン記帳金額より10000円不足していたとすると、不
突合金額を5で割るため、Z=2000となる。この場
合は、5千円を2枚を1万円2枚と誤ってオンライン入
力をしたと考えられる。また、Z=400の場合は5百
円4枚を千円4枚と誤って入力、Z=60の場合は50
円6枚を百円6枚と誤って入力、Z=800の場合は5
百円8枚を千円8枚と誤って入力したと考えられる(図
12(b)参照)。ここでは、図19に示されるテーブ
ルより、現金の過剰・不足によりどちらが誤っているか
が判ることになる(ステップS305)。
【0098】Z=上記以外の(1,2,4,6,8)
(10,20,40,60、80)の場合は、図14の
指示通り、1枚1枚の伝票を当たり、伝票金額と伝票に
印字されたオンライン記帳金額が正しいかどうかを手作
業で確認する旨を示唆する(ステップS306,S31
1)。
【0099】また、不突合金額が(1,2,4,6,
8)(10,20,40,60,80)の場合は、伝票
管理しているかどうか確認する(ステップS307)。
伝票管理されていない場合は、不突合の原因について図
15に示されるように該当する伝票についてメッセージ
を表示する(ステップS308)。伝票管理している場
合は、図15に示される表示した後に、オペレータの指
示により、不突合の原因と思われる伝票の一覧を図16
に示されるように表示する(ステップS309,S31
0)。尚、このとき「不突合原因追及システム1」「不
突合原因追及システム2」の内容も合わせて表示する。
【0100】ここで、図21を参照して、上記「5で割
る」ロジックにより解決される不突合原因を説明する。
図21(a)はジャーナルの詳細な印字内容を示してお
り、図21(b)は入金申込書、つまり伝票の印字内容
を示している。
【0101】図21(a)に示されるように、ジャーナ
ルでは、入金されたのは20000円、その内訳は1万
円札が2枚となっている。この印字内容は正しいもので
ある。これに対して、図21(b)に示されるように、
伝票では、入金申込額は20000円であり、印字Cも
20000円となっているものの、オペレータによる金
額の入力に基づく印字Dは1000円でその内訳は1万
円札が0枚、5千円札が2枚となっている。これは、オ
ペレータの情報端末でのキー入力に誤りがあり、不突合
が生じたものである。このような場合であっても、前述
したサブルーチン「不突合原因追及3」によれば、5で
割るロジックにより、当該不突合の原因を追及すること
を支援できる。
【0102】以上説明したように、本発明によれば、経
験豊富なベテランや女性の出納担当者のノウハウをイン
テリジェント化したソフトウェアで実現することによ
り、不突合時の対応をその担当者の個人的な経験や勘に
頼ることなく、誰もが同じレベルのスキルで業務(原因
追及の作業)を行える。
【0103】具体的には、対話始期のプログラムにて構
成されており、各種質問に答えていくだけで、不突合時
の原因追及を早急に実現することを支援する。
【0104】本発明の不突合原因追及システムは、経験
豊富なベテラン行員のノウハウの蓄積や数種類存在する
一般的な解決方法を順序だてて具体的に担当者に指示・
質問することで、簡単な操作性・的確な指示を実現し、
原因追及に至るまで、均一で高レベルの事務品質を提供
できる。また、そのシステムで支店等の取扱伝票を一部
分でも管理している場合は、候補となる該当の伝票デー
タ(伝票番号や伝票金額、取扱時間、取扱者等)を表示
し、探す手間を大幅に削減することが可能となり、不突
合の早期解決に貢献する。従って、本発明によれば、不
突合の原因追及に要する時間や精度を向上させることが
できる。
【0105】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
銀行等の営業店の締め上げ業務/作業について、ベテラ
ン行員等が経験から収得したスキルを利用することで、
不突合原因を迅速且つ的確に追及することを可能ならし
める不突合原因追及装置、不突合原因追及方法、不突合
原因追及システム、及び不突合原因追及プログラムを記
憶した記憶媒体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の各種態様を示す図であ
る。
【図2】管理端末機1及び情報端末機7の構成を示す図
である。
【図3】テラーズマシン関係の外観構成を示す図であ
る。
【図4】テラーズマシン27(28)の詳細な構成を示
すブロック図である。
【図5】ATM3a,3b,・・・の詳細な構成を示す
図である。
【図6】ATM3a等の全体構成を示す概略ブロック図
である。
【図7】一般的な現金処理過程を説明するためのフロー
チャートである。
【図8】本発明の実施の形態に係る不突合原因追及装置
及びシステムの動作(不突合原因追及方法、及び不突合
原因追及プログラムのシーケンスにも相当)を詳細に説
明するフローチャートである。
【図9】サブルーチン「不突合原因追及1」のシーケン
スを詳細に説明するフローチャートである。
【図10】サブルーチン「不突合原因追及2」のシーケ
ンスを詳細に説明するフローチャートである。
【図11】サブルーチン「不突合原因追及3」のシーケ
ンスを詳細に説明するフローチャートである。
【図12】サブルーチン「不突合原因追及3」のシーケ
ンスを詳細に説明するフローチャートである。
【図13】本発明による不突合金額入力画面を示す図で
ある。
【図14】本発明で解決不可能なケースに経験に基づく
手作業を示唆する表示画面を示す図である。
【図15】本発明による不突合原因追及結果に係る表示
画面を示す図である。
【図16】本発明による不突合原因と考えられ検索され
た伝票を示す表示画面を示す図である。
【図17】本発明において、桁の逆転の候補を推測する
ために参照されるテーブルを示す図である。
【図18】サブルーチン「不突合原因追及3」において
参照されるテーブルを示す図である。
【図19】サブルーチン「不突合原因追及3」において
参照されるテーブルを示す図である。
【図20】「9で割る」ロジックにより解決される不突
合原因を説明する図である。
【図21】「5で割る」ロジックにより解決される不突
合原因を説明する図である。
【符号の説明】
1 管理端末機 2 データベース 3 ATM 4 オープン出納機 5 窓口機 6 テラーズマシン 7 情報端末機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 15/30 H 310 G07D 9/00 476

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入出金された金額情報及び各取引を特定
    することが可能な取引特定情報を記憶する記憶手段と、 上記入出力された金額情報の累計と実際の現金とが一致
    しなかったとき、その差額情報を入力する操作入力手段
    と、 上記操作入力手段で入力された差額情報と、上記記憶手
    段に記憶された金額情報とに基づいて、誤入力された可
    能性のある取引の候補を特定する特定手段と、を具備す
    ることを特徴とする不突合原因追及装置。
  2. 【請求項2】 入出金された金額情報及び各取引を特定
    することが可能な取引特定情報を記憶する記憶手段と、 上記入出力された金額情報の累計と実際の現金とが一致
    しなかったとき、その差額情報を入力する操作入力手段
    と、 上記操作入力手段で入力された差額情報と、上記記憶手
    段に記憶された金額情報とに基づいて、誤入力された可
    能性のある取引の候補を特定する特定手段と、 上記特定手段により特定された取引の候補を表示する表
    示手段と、を具備することを特徴とする不突合原因追及
    装置。
  3. 【請求項3】 所定のテーブルと、入出金された金額情
    報及び各取引を特定することが可能な取引特定情報とを
    記憶する記憶手段と、 上記入出金された金額情報の累計と実際の現金とが一致
    しなかったとき、その差額情報を入力する操作入力手段
    と、 上記操作入力手段で入力された差額情報に係る差額を9
    で除算し、その商に基づいて上記所定のテーブルを検索
    し、誤入力された可能性のある取引の候補を特定する特
    定手段と、 上記特定手段により特定された取引の候補を表示する表
    示手段と、を具備することを特徴とする不突合原因追及
    装置。
  4. 【請求項4】 所定のテーブルと、入出金された金額情
    報及び各取引を特定することが可能な取引特定情報とを
    記憶する記憶手段と、 上記入出金された金額情報の累計と実際の現金とが一致
    しなかったとき、その差額情報を入力する操作入力手段
    と、 上記操作入力手段で入力された差額情報に係る差額を9
    で除算し、その商を上記差額に加算し、その加算値が商
    の10倍になっている場合に、桁の間違いに係る誤入力
    がされたものと判断し、上記所定のテーブルを検索し、
    誤入力された可能性のある取引の候補を特定する特定手
    段と、 上記特定手段により特定された取引の候補を表示する表
    示手段と、を具備することを特徴とする不突合原因追及
    装置。
  5. 【請求項5】 所定のテーブルと、入出金された金額情
    報及び各取引を特定することが可能な取引特定情報とを
    記憶する記憶手段と、 上記入出金された金額情報の累計と実際の現金とが一致
    しなかったとき、その差額情報を入力する操作入力手段
    と、 上記操作入力手段で入力された差額情報に係る差額を9
    で除算し、その商をa×10b (a,bは整数)の形に
    変換し、当該変換が可能である場合には桁の逆転の間違
    いに係る誤入力がなされたものと判断し、このa,bの
    値に基づいて、上記所定のテーブルを検索し、誤入力さ
    れた可能性のある取引の候補を特定する特定手段と、 上記特定手段により特定された取引の候補を表示する表
    示手段と、を具備することを特徴とする不突合原因追及
    装置。
  6. 【請求項6】 所定のテーブルと、入出金された金額情
    報及び各取引を特定することが可能な取引特定情報を記
    憶する記憶手段と、 上記入出金された金額情報の累計と実際の現金とが一致
    しなかったとき、その差額情報を入力する操作入力手段
    と、 上記操作入力手段で入力された差額情報に係る差額を9
    で除算し、その商を上記差額に加算し、その加算値が商
    の10倍になっている場合に、桁の間違いに係る誤入力
    がされたものと判断し、上記所定のテーブルを検索し、
    誤入力された可能性のある取引の候補を特定し、更に上
    記商をa×10b (a,bは整数)の形に変換し、当該
    変換が可能である場合には桁の逆転の間違いに係る誤入
    力がなされたものと判断し、このa,bの値に基づい
    て、上記所定のテーブルを検索し、誤入力された可能性
    のある取引の候補を特定する特定手段と、 上記特定手段により特定された取引の候補を表示する表
    示手段と、を具備することを特徴とする不突合原因追及
    装置。
  7. 【請求項7】 所定のテーブルと、入出金された金額情
    報及び各取引を特定することが可能な取引特定情報を記
    憶する記憶手段と、 上記入出金された金額情報の累計と実際の現金とが一致
    しなかったとき、その差額情報を入力する操作入力手段
    と、 上記操作入力手段で入力された差額情報と、上記記憶手
    段に記憶された金額情報とに基づいて、誤入力された可
    能性のある取引の候補を特定する第1の特定手段と、 上記操作入力手段で入力された差額情報に係る差額を9
    で除算し、その商を上記差額に加算し、その加算値が商
    の10倍になっている場合に、桁の間違いに係る誤入力
    がされたものと判断し、上記所定のテーブルを検索し、
    誤入力された可能性のある取引の候補を特定し、更に上
    記商をa×10b (a,bは整数)の形に変換し、当該
    変換が可能である場合には桁の逆転の間違いに係る誤入
    力がなされたものと判断し、このa,bの値に基づい
    て、上記所定のテーブルを検索し、誤入力された可能性
    のある取引の候補を特定する第2の特定手段と、 上記特定手段により特定された取引の候補を表示する表
    示手段と、を具備することを特徴とする不突合原因追及
    装置。
  8. 【請求項8】 所定のテーブルと、入出金された金額情
    報及び各取引を特定することが可能な取引特定情報とを
    記憶する記憶手段と、 上記入出金された金額情報の累計と実際の現金とが一致
    しなかったとき、その差額情報を入力する操作入力手段
    と、 上記操作入力手段で入力された差額情報に係る差額を5
    で除算し、その商に基づいて上記記憶手段に記憶された
    所定のテーブルを検索し、誤入力された可能性のある取
    引の候補を特定する特定手段と、 上記特定手段により特定された取引の候補を表示する表
    示手段と、を具備することを特徴とする不突合原因追及
    装置。
  9. 【請求項9】 所定のテーブルと、入出金された金額情
    報及び各取引を特定することが可能な取引特定情報とを
    記憶する記憶手段と、 上記入出金された金額情報の累計と実際の現金とが一致
    しなかったとき、その差額情報を入力する操作入力手段
    と、 上記操作入力手段で入力された差額情報に係る差額を5
    で除算し、その商を10c (cは整数)の形に変換し、
    このcの値に基づいて上記所定のテーブルを検索し、誤
    入力された可能性のある取引の候補を特定する特定手段
    と、 上記特定手段により特定された取引の候補を表示する表
    示手段と、を具備することを特徴とする不突合原因追及
    装置。
  10. 【請求項10】 所定のテーブルと、入出金された金額
    情報及び各取引を特定することが可能な取引特定情報を
    記憶する記憶手段と、 上記入出金された金額情報の累計と実際の現金とが一致
    しなかったとき、その差額情報を入力する操作入力手段
    と、 上記操作入力手段で入力された差額情報に係る差額を5
    で除算し、その商を2×d×10e (d,eは整数)の
    形に変換し、このd,eの値に基づいて上記所定のテー
    ブルを検索し、誤入力された可能性のある取引の候補を
    特定する特定手段と、 上記特定手段により特定された取引の候補を表示する表
    示手段と、を具備することを特徴とする不突合原因追及
    装置。
  11. 【請求項11】 所定のテーブルと、入出金された金額
    情報及び各取引を特定することが可能な取引特定情報を
    記憶する記憶手段と、 上記入出金された金額情報の累計と実際の現金とが一致
    しなかったとき、その差額情報を入力する操作入力手段
    と、 上記操作入力手段で入力された差額情報に係る差額を5
    で除算し、その商を10c (cは整数)及び2×d×1
    e (d,eは整数)の形に変換し、このc及びd,e
    の値の少なくともいずれかに基づいて上記所定のテーブ
    ルを検索し、誤入力された可能性のある取引の候補を特
    定する特定手段と、 上記特定手段により特定された取引の候補を表示する表
    示手段と、を具備することを特徴とする不突合原因追及
    装置。
  12. 【請求項12】 所定のテーブルと、入出金された金額
    情報及び各取引を特定することが可能な取引特定情報を
    記憶する記憶手段と、 上記入出金された金額情報の累計と実際の現金とが一致
    しなかったとき、その差額情報を入力する操作入力手段
    と、 上記操作入力手段で入力された差額情報と、上記記憶手
    段に記憶された金額情報とに基づいて、誤入力された可
    能性のある取引の候補を特定する第1の特定手段と、 上記操作入力手段で入力された差額情報に係る差額を5
    で除算し、その商を10c (cは整数)及び2×d×1
    e (d,eは整数)の形に変換し、このc及びd,e
    の値の少なくともいずれかに基づいて上記所定のテーブ
    ルを検索し、誤入力された可能性のある取引の候補を特
    定する第2の特定手段と、 上記第1及び第2の特定手段の少なくともいずれかによ
    り特定された取引の候補を表示する表示手段と、を具備
    することを特徴とする不突合原因追及装置。
  13. 【請求項13】 所定のテーブルと、入出金された金額
    情報及び各取引を特定することが可能な取引特定情報を
    記憶する記憶手段と、 上記入出金された金額情報の累計と実際の現金とが一致
    しなかったとき、その差額情報を入力する操作入力手段
    と、 上記操作入力手段で入力された差額情報に係る差額を9
    で除算し、その商を上記差額に加算し、更に上記商をa
    ×10b (a,bは整数)の形に変換し、上記加算値及
    び上記a,bの値の少なくともいずれかに基づいて、上
    記所定のテーブルを検索し、誤入力された可能性のある
    取引の候補を特定する第1特定手段と、 上記操作入力手段で入力された差額情報に係る差額を5
    で除算し、その商を10c (cは整数)及び2×d×1
    e (d,eは整数)の形に変換し、このc及びd,e
    の値の少なくともいずれかに基づいて上記所定のテーブ
    ルを検索し、誤入力された可能性のある取引の候補を特
    定する第2の特定手段と、 上記第1及び第2の特定手段の少なくともいずれかによ
    り特定された取引の候補を表示する表示手段と、を具備
    することを特徴とする不突合原因追及装置。
  14. 【請求項14】 所定のテーブルと、入出金された金額
    情報及び各取引を特定することが可能な取引特定情報と
    を記憶する記憶手段と、 上記入出金された金額情報の累計と実際の現金とが一致
    しなかったとき、その差額情報を入力する操作入力手段
    と、 上記操作入力手段で入力された差額情報と、上記記憶手
    段に記憶された金額情報とに基づいて、誤入力された可
    能性のある取引の候補を特定する第1の特定手段と、 上記操作入力手段で入力された差額情報に係る差額を9
    で除算し、その商を上記差額に加算し、更に上記商をa
    ×10b (a,bは整数)の形に変換し、上記加算値及
    び上記a,bの値の少なくともいずれかに基づいて、上
    記所定のテーブルを検索し、誤入力された可能性のある
    取引の候補を特定する第2特定手段と、 上記操作入力手段で入力された差額情報に係る差額を5
    で除算し、その商を10c (cは整数)及び2×d×1
    e (d,eは整数)の形に変換し、このc及びd,e
    の値の少なくともいずれかに基づいて上記所定のテーブ
    ルを検索し、誤入力された可能性のある取引の候補を特
    定する第3の特定手段と、 上記第1乃至第3特定手段の少なくともいずれかにより
    誤入力された可能性のある取引の候補が特定されなかっ
    た場合にはその旨を、特定された場合には当該取引の候
    補を表示する表示手段と、を具備することを特徴とする
    不突合原因追及装置。
  15. 【請求項15】 入出金された金額情報及び各取引を特
    定することが可能な取引特定情報を記憶するステップ
    と、 上記入出金された金額情報の累計と実際の現金とが一致
    しなかったとき、その差額情報を入力するステップと、 上記入力された差額情報と、上記記憶された金額情報と
    に基づいて、誤入力された可能性のある取引の候補を特
    定するステップと、を有することを特徴とする不突合原
    因追及方法。
  16. 【請求項16】 入出金された金額情報及び各取引を特
    定することが可能な取引特定情報を記憶するステップ
    と、 上記入出金された金額情報の累計と実際の現金とが一致
    しなかったとき、その差額情報を入力するステップと、 上記入力された差額情報と、上記記憶された金額情報と
    に基づいて、誤入力された可能性のある取引の候補を特
    定するステップと、 上記特定された取引の候補を表示するステップと、を有
    することを特徴とする不突合原因追及方法。
  17. 【請求項17】 所定のテーブルと、入出金された金額
    情報及び各取引を特定することが可能な取引特定情報と
    を記憶するステップと、 上記入出金された金額情報の累計と実際の現金とが一致
    しなかったとき、その差額情報を入力するステップと、 上記入力された差額情報に係る差額を9で除算し、その
    商に基づいて上記所定のテーブルを検索し、誤入力され
    た可能性のある取引の候補を特定するステップと、 上記特定された取引の候補を表示するステップと、を有
    することを特徴とする不突合原因追及方法。
  18. 【請求項18】 所定のテーブルと、入出金された金額
    情報及び各取引を特定することが可能な取引特定情報と
    を記憶するステップと、 上記入出金された金額情報の累計と実際の現金とが一致
    しなかったとき、その差額情報を入力するステップと、 上記入力された差額情報に係る差額を9で除算し、その
    商を上記差額に加算し、その加算値が商の10倍になっ
    ている場合に、桁の間違いに係る誤入力がされたものと
    判断し、上記所定のテーブルを検索し、誤入力された可
    能性のある取引の候補を特定するステップと、 上記特定された取引の候補を表示するステップと、を有
    することを特徴とする不突合原因追及方法。
  19. 【請求項19】 所定のテーブルと、入出金された金額
    情報及び各取引を特定することが可能な取引特定情報と
    を記憶するステップと、 上記入出金された金額情報の累計と実際の現金とが一致
    しなかったとき、その差額情報を入力するステップと、 上記入力された差額情報に係る差額を9で除算し、その
    商をa×10b ( a,bは整数)の形に変換し、当該変
    換が可能である場合には桁の逆転の間違いに係る誤入力
    がなされたものと判断し、このa,bの値に基づいて、
    上記所定のテーブルを検索し、誤入力された可能性のあ
    る取引の候補を特定するステップと、 上記特定された取引の候補を表示するステップと、を有
    することを特徴とする不突合原因追及方法。
  20. 【請求項20】 所定のテーブルと、入出金された金額
    情報及び各取引を特定することが可能な取引特定情報を
    記憶するステップと、 上記入出金された金額情報の累計と実際の現金とが一致
    しなかったとき、その差額情報を入力するステップと、 上記入力された差額情報に係る差額を9で除算し、その
    商を上記差額に加算し、その加算値が商の10倍になっ
    ている場合に、桁の間違いに係る誤入力がされたものと
    判断し、上記記憶された所定のテーブルを検索し、誤入
    力された可能性のある取引の候補を特定するステップ
    と、上記商をa×10b (a,bは整数)の形に変換
    し、当該変換が可能である場合には桁の逆転の間違いに
    係る誤入力がなされたものと判断し、このa,bの値に
    基づいて、上記所定のテーブルを検索し、誤入力された
    可能性のある取引の候補を特定するステップと、 上記特定された取引の候補を表示するステップと、を有
    することを特徴とする不突合原因追及方法。
  21. 【請求項21】 所定のテーブルと、入出金された金額
    情報及び各取引を特定することが可能な取引特定情報を
    記憶するステップと、 上記入出金された金額情報の累計と実際の現金とが一致
    しなかったとき、その差額情報を入力するステップと、 上記入力された差額情報と、上記記憶された金額情報と
    に基づいて、誤入力された可能性のある取引の候補を特
    定するステップと、 上記入力された差額情報に係る差額を9で除算し、その
    商を上記差額に加算し、その加算値が商の10倍になっ
    ている場合に、桁の間違いに係る誤入力がされたものと
    判断し、上記所定のテーブルを検索し、誤入力された可
    能性のある取引の候補を特定するステップと、 上記上記商をa×10b (a,bは整数)の形に変換
    し、当該変換が可能である場合には桁の逆転の間違いに
    係る誤入力がなされたものと判断し、このa,bの値に
    基づいて、上記所定のテーブルを検索し、誤入力された
    可能性のある取引の候補を特定するステップと、 上記特定された取引の候補を表示するステップと、を有
    することを特徴とする不突合原因追及方法。
  22. 【請求項22】 所定のテーブルと、入出金された金額
    情報及び各取引を特定することが可能な取引特定情報と
    を記憶するステップと、 上記入出金された金額情報の累計と実際の現金とが一致
    しなかったとき、その差額情報を入力するステップと、 上記入力された差額情報に係る差額を5で除算し、その
    商に基づいて上記所定のテーブルを検索し、誤入力され
    た可能性のある取引の候補を特定するステップと、 上記特定された取引の候補を表示するステップと、を有
    することを特徴とする不突合原因追及方法。
  23. 【請求項23】 所定のテーブルと、入出金された金額
    情報及び各取引を特定することが可能な取引特定情報と
    を記憶するステップと、 上記入出金された金額情報の累計と実際の現金とが一致
    しなかったとき、その差額情報を入力するステップと、 上記入力された差額情報に係る差額を5で除算し、その
    商を10c ( cは整数)の形に変換し、このcの値に基
    づいて上記所定のテーブルを検索し、誤入力された可能
    性のある取引の候補を特定するステップと、 上記特定された取引の候補を表示するステップと、を有
    することを特徴とする不突合原因追及方法。
  24. 【請求項24】 所定のテーブルと、入出金された金額
    情報及び各取引を特定することが可能な取引特定情報を
    記憶するステップと、 上記入出金された金額情報の累計と実際の現金とが一致
    しなかったとき、その差額情報を入力するステップと、 上記入力された差額情報に係る差額を5で除算し、その
    商を2×d×10e (d,eは整数)の形に変換し、こ
    のd,eの値に基づいて上記所定のテーブルを検索し、
    誤入力された可能性のある取引の候補を特定するステッ
    プと、 上記特定された取引の候補を表示するステップと、を有
    することを特徴とする不突合原因追及方法。
  25. 【請求項25】 所定のテーブルと、入出金された金額
    情報及び各取引を特定することが可能な取引特定情報を
    記憶するステップと、 上記入出金された金額情報の累計と実際の現金とが一致
    しなかったとき、その差額情報を入力するステップと、 上記入力された差額情報に係る差額を5で除算し、その
    商を10c (cは整数)及び2×d×10e (d,eは
    整数)の形に変換し、このc及びd,eの値の少なくと
    もいずれかに基づいて上記所定のテーブルを検索し、誤
    入力された可能性のある取引の候補を特定するステップ
    と、 上記特定された取引の候補を表示するステップと、を有
    することを特徴とする不突合原因追及方法。
  26. 【請求項26】 所定のテーブルと、入出金された金額
    情報及び各取引を特定することが可能な取引特定情報を
    記憶するステップと、 上記入出金された金額情報の累計と実際の現金とが一致
    しなかったとき、その差額情報を入力するステップと、 上記入力された差額情報と、上記記憶された金額情報と
    に基づいて、誤入力された可能性のある取引の候補を特
    定するステップと、 上記入力された差額情報に係る差額を5で除算し、その
    商を10c (cは整数)及び2×d×10e (d,eは
    整数)の形に変換し、このc及びd,eの値の少なくと
    もいずれかに基づいて上記所定のテーブルを検索し、誤
    入力された可能性のある取引の候補を特定するステップ
    と、 上記特定された取引の候補を表示するステップと、を有
    することを特徴とする不突合原因追及方法。
  27. 【請求項27】 所定のテーブルと、入出金された金額
    情報及び各取引を特定することが可能な取引特定情報を
    記憶するステップと、 上記入出金された金額情報の累計と実際の現金とが一致
    しなかったとき、その差額情報を入力するステップと、 上記入力された差額情報に係る差額を9で除算し、その
    商を上記差額に加算し、更に上記商をa×10b (a,
    bは整数)の形に変換し、上記加算値及び上記a,bの
    値の少なくともいずれかに基づいて、上記所定のテーブ
    ルを検索し、誤入力された可能性のある取引の候補を特
    定するステップと、 上記入力された差額情報に係る差額を5で除算し、その
    商を10c (cは整数)及び2×d×10e (d,eは
    整数)の形に変換し、このc及びd,eの値の少なくと
    もいずれかに基づいて上記所定のテーブルを検索し、誤
    入力された可能性のある取引の候補を特定するステップ
    と、 上記特定された取引の候補を表示するステップと、を有
    することを特徴とする不突合原因追及方法。
  28. 【請求項28】 所定のテーブルと、入出金された金額
    情報及び各取引を特定することが可能な取引特定情報と
    を記憶するステップと、 上記入出金された金額情報の累計と実際の現金とが一致
    しなかったとき、その差額情報を入力するステップと、 上記入力された差額情報と、上記記憶された金額情報と
    に基づいて、誤入力された可能性のある取引の候補を特
    定するステップと、 上記入力された差額情報に係る差額を9で除算し、その
    商を上記差額に加算し、更に上記商をa×10b (a,
    bは整数)の形に変換し、上記加算値及び上記a,bの
    値の少なくともいずれかに基づいて、上記所定のテーブ
    ルを検索し、誤入力された可能性のある取引の候補を特
    定するステップと、 上記入力された差額情報に係る差額を5で除算し、その
    商を10c (cは整数)及び2×d×10e (d,eは
    整数)の形に変換し、このc及びd,eの値の少なくと
    もいずれかに基づいて上記所定のテーブルを検索し、誤
    入力された可能性のある取引の候補を特定するステップ
    と、 上記誤入力された可能性のある取引の候補が特定されな
    かった場合にはその旨を、特定された場合には当該取引
    の候補を表示するステップと、を有することを特徴とす
    る不突合原因追及方法。
  29. 【請求項29】 自動取引装置、出納機、窓口機、テラ
    ーズマシン、管理端末機の少なくともいずれかが、ネッ
    トワークを介して相互に通信自在に接続され構成された
    不突合原因追及システムにおいて、 上記管理端末機が、 所定のテーブルと、入出金された金額情報及び各取引を
    特定することが可能な取引特定情報とを記憶する記憶手
    段と、 上記入出金された金額情報の累計と実際の現金とが一致
    しなかったとき、その差額情報を入力する操作入力手段
    と、 上記操作入力手段で入力された差額情報と、上記記憶手
    段に記憶された金額情報とに基づいて、誤入力された可
    能性のある取引の候補を特定する第1の特定手段と、 上記操作入力手段で入力された差額情報に係る差額を9
    で除算し、その商を上記差額に加算し、更に上記商をa
    ×10b (a,bは整数)の形に変換し、上記加算値及
    び上記a,bの値の少なくともいずれかに基づいて、上
    記所定のテーブルを検索し、誤入力された可能性のある
    取引の候補を特定する第2特定手段と、 上記操作入力手段で入力された差額情報に係る差額を5
    で除算し、その商を10c (cは整数)及び2×d×1
    e (d,eは整数)の形に変換し、このc及びd,e
    の値の少なくともいずれかに基づいて上記所定のテーブ
    ルを検索し、誤入力された可能性のある取引の候補を特
    定する第3の特定手段と、 上記第1乃至第3特定手段の少なくともいずれかにより
    誤入力された可能性のある取引の候補が特定されなかっ
    た場合にはその旨を、特定された場合には当該取引の候
    補を表示する表示手段と、を具備することを特徴とする
    不突合原因追及システム。
  30. 【請求項30】 コンピュータによって入力された差額
    情報に基づいて所定のテーブルを検索し、不突合原因を
    追及する不突合原因追及プログラムを記録した記録媒体
    であって、 上記差額情報に係る差額を9で除算させ、その商を上記
    差額に加算させ、更に上記商をa×10b (a,bは整
    数)の形に変換させ、上記加算値及び上記a,bの値の
    少なくともいずれかに基づいて、上記所定のテーブルを
    検索させ、誤入力された可能性のある取引の候補を特定
    させることを特徴とする不突合原因追及プログラムを記
    録した記録媒体。
  31. 【請求項31】 コンピュータによって入力された差額
    情報に基づいて所定のテーブルを検索し、不突合原因を
    追及する不突合原因追及プログラムを記録した記録媒体
    であって、上記差額情報に係る差額を5で除算させ、そ
    の商を10c (cは整数)及び2×d×10e (d,e
    は整数)の形に変換させ、このc及びd,eの値の少な
    くともいずれかに基づいて上記所定のテーブルを検索さ
    せて、誤入力された可能性のある取引の候補を特定させ
    ることを特徴とする不突合原因追及プログラムを記録し
    た記録媒体。
JP29943298A 1998-10-21 1998-10-21 不突合原因追及装置、不突合原因追及方法、不突合原因追及システム、及び不突合原因追及プログラムを記録した記録媒体 Pending JP2000132613A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016167318A (ja) * 2016-06-10 2016-09-15 株式会社寺岡精工 精算システムおよびプログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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