JP3330801B2 - 精算処理システム - Google Patents

精算処理システム

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JP3330801B2
JP3330801B2 JP28086895A JP28086895A JP3330801B2 JP 3330801 B2 JP3330801 B2 JP 3330801B2 JP 28086895 A JP28086895 A JP 28086895A JP 28086895 A JP28086895 A JP 28086895A JP 3330801 B2 JP3330801 B2 JP 3330801B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、銀行などの金融機
関の夜間金庫に納められた各店舗の現金、又はデパート
などの大型店舗から各売上窓口ごとに回収された現金を
精算処理する精算処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように各店舗の閉店後、その日の
売上は集計された後、必要事項が記載された入金伝票と
ともに現金袋に入れられ、夜間金庫あるいは現金回収業
者等を経由して取引銀行あるいは該取引銀行の精算処理
センターに回収されるが、これら取引銀行あるいは該取
引銀行の精算処理センターにおいては、特公平2−93
79号公報に示されるように、回収した現金の精算処理
を翌営業日に行うようにしていた。そして、このような
精算処理システムにあっては、収集した多数の現金袋を
処理するに際して、一つ一つの現金袋について、まず、
硬貨入金機が接続された硬貨精算ターミナルにおいて硬
貨の入金処理を行い、その次に、紙幣入金機が接続され
た紙幣精算ターミナルにおいて紙幣の入金処理を行い、
最後に、メインターミナルにおいて、全ての現金袋の精
算状況を確認する作業を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な精算処理システムにおいては、各ターミナルにて硬貨
あるいは紙幣の入金処理を開始するにあたって、各現金
袋に入れられている入金伝票に従って、当該顧客の契約
している銀行店舗の口座に入金処理をするために、当該
口座のある店舗番号、科目(普通口座、当座口座)、口
座番号を順次入力する必要があった。そして、このよう
な入力作業においては、店舗番号として3桁の数、科目
として1桁の数、口座番号として7桁の数を入力する必
要があり、このような11桁の数によって口座名義人の
口座を特定するようにしている。しかしながら、このよ
うな入力作業に際して11桁の数の入力を誤ってしまう
と、他人の口座に現金が誤入金されて、現金が入金され
るべき顧客の口座には現金が入力されないという問題が
発生していた。
【0004】また、上述したような硬貨の入金処理、紙
幣の入金処理は、一つ一つの現金袋について行われる、
すなわち、一つの現金袋について硬貨の入金処理、紙幣
の入金処理がそれぞれ行われるが、上述した精算処理シ
ステムでは、一つの現金袋についてこのような硬貨の入
金処理、紙幣の入金処理が共に行われたか否かを確認す
ることはできず、これによって硬貨あるいは紙幣のいず
れか一方の入金処理が未処理となる現金袋が存在する恐
れがあった。
【0005】この発明は上記の事情に鑑みてなされたも
のであって、口座名義人の口座を特定する際の入力作業
を確実に行って、誤入金というトラブルの発生を未然に
防止することができるとともに、一つの現金袋について
硬貨の入金処理、紙幣の入金処理が共に行われたか否か
を確実に確認することができる精算処理システムの提供
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に第1の発明においては、硬貨入金機が接続された硬貨
方のサブターミナルと、紙幣入金機が接続された紙幣方
のサブターミナルと、店番号、科目、口座番号、口座名
義人といった取引先データに関するマスターファイルを
有して全体を制御するメインターミナルと、を有する精
算処理システムであって、前記硬貨方のサブターミナル
には、硬貨の入金処理時において、該硬貨方のサブター
ミナルにて入力された取引先データ、該硬貨方のサブタ
ーミナルに接続される硬貨入金機にて計数された硬貨の
計数金額データ、該硬貨方のサブターミナルにて硬貨の
入金処理を行ったことを示す硬貨方処理完了データを、
入金データとしてメモリに記憶させる硬貨データ記憶処
理手段が設けられ、前記紙幣方のサブターミナルには、
紙幣の入金処理時において、該紙幣方のサブターミナル
にて入力された取引先データ、該紙幣方のサブターミナ
ルに接続される紙幣入金機にて計数された紙幣の計数金
額データ、該紙幣方のサブターミナルにて紙幣の入金処
理を行ったことを示す紙幣方処理完了データ、を入金デ
ータとしてメモリに記憶させる紙幣データ記憶処理手段
が設けられ、前記メインターミナルには、検査モード選
択時において、前記硬貨方のサブターミナルにて記憶し
た入金データの中の取引先データと、前記紙幣方のサブ
ターミナルにて記憶した入金データの中の取引先データ
とを互いに照合し、これら照合結果に基づき、硬貨の入
金処理、紙幣の入金処理のいずれか一方が完了していな
い入金データを表示させる第1の検索手段が設けられ、
入金伝票に記録された金額のデータと、前記計数された
金額のデータと、これらの金額のデータの差とが表示さ
れることを特徴とする。
【0007】第2の発明においては、マスターファイル
に、取引先の店番号、科目、口座番号、口座名義人とい
った取引先データとともに、これら店番号、科目、口座
番号の桁数の総和よりも少ない桁数で構成され、かつ各
取引先毎に予め付与される識別番号が記憶され、前記タ
ーミナルに、入力部から入力された識別番号に基づき、
前記マスターファイルに記憶されている識別番号を検索
し、当該入力された識別番号に一致する識別番号を有す
る口座名義人を、当該ターミナルの表示部に表示させる
第2の検索手段が設けられていることを特徴とする。
【0008】第3の発明においては、前記ターミナルの
第2の検索手段は、前記ターミナルの入力部より入力さ
れる識別番号に基づいてマスターファイルを検索した結
果、該当する識別番号を有する取引先が存在しない場合
に、当該入力された識別番号が未登録であることを示す
表示を、前記ターミナルの表示部に行わせることを特徴
とする。
【0009】第4の発明においては、前記ターミナルの
マスターファイルに記憶された識別番号は、その構成桁
の中の予め定められた1桁が、それ以外の構成桁の各数
に定められた乗数を掛けることにより得られる乗算結果
の総和の第1桁の数に、一致するように設定されている
ことを特徴とする。
【0010】第5の発明においては、前記ターミナルの
第2の検索手段は、ターミナルの入力部より入力される
識別番号の構成桁の中の予め定められた1桁が、それ以
外の構成桁の各数に定められた乗数を掛けることにより
得られる乗算結果の総和の第1桁の数に、一致するか否
かを判断し、不一致であると判断した場合に、当該入力
された識別番号が未登録であることを示す表示を、前記
ターミナルの表示部に行わせることを特徴とする。
【0011】そして、上記のような構成に基づいて以下
に示す作用が奏される。第1の発明に示す精算処理シス
テムでは、現金袋の現金の入金処理を行うに際して、硬
貨方の処理担当者によって硬貨方のサブターミナルを介
して取引先データが入力され、更に、現金袋中の硬貨が
硬貨入金機にて計数処理されかつその計数金額が確認さ
れた場合に、硬貨方のサブターミナルにて入力された取
引先データ、硬貨入金機にて計数された硬貨の計数金額
データ、硬貨方のサブターミナルにて硬貨の入金処理を
行ったことを示す硬貨方処理完了データが、入金データ
としてメモリに記憶される。前記現金袋内の硬貨が計数
処理された後、紙幣方の処理担当者によって紙幣方のサ
ブターミナルを介して取引先データが入力され、更に、
該現金袋中の紙幣が紙幣入金機にて計数処理されかつそ
の計数金額が確認された場合に、紙幣方のサブターミナ
ルにて入力された取引先データ、紙幣入金機にて計数さ
れた紙幣の計数金額データ、紙幣方のサブターミナルに
て紙幣の入金処理を行ったことを示す紙幣方処理完了デ
ータが、入金データとしてメモリに記憶される。
【0012】そして、以上のような硬貨方のサブターミ
ナル、紙幣方のサブターミナルでの入金データの記憶処
理が終了し、更にメインターミナルにて検査モードが選
択された場合には、該メインターミナルにおいて、硬貨
方のサブターミナルにて記憶した入金データの中の取引
先データと、前記紙幣方のサブターミナルにて記憶した
入金データの中の取引先データとを互いに照合し、この
照合結果に基づき、硬貨の入金処理、紙幣の入金処理の
両方が完了していない入金データを表示させることがで
きる。すなわち、硬貨方、紙幣方のいずれのサブターミ
ナルにおいても、取引先データの入力に際して、同時
に、同じような入力ミスを行うことは稀であるので、全
ての現金袋の入金処理が終了した段階で、メインターミ
ナルにおいて、上述した検索処理を行うことによって、
一つの現金袋内の硬貨及び紙幣が、硬貨方、紙幣方の各
サブターミナルで処理が完了していない入金データを検
出して表示させることができ、このような表示に基づい
て、取引先データの入力ミスの発見、もしくはいずれか
一方の入金処理が未処理である現金袋を確実に検出する
ことができる。
【0013】第2の発明に示す精算処理システムでは、
マスターファイルに、3桁の数によって示される店番
号、1桁の数によって示される科目、7桁の数によって
示される口座番号の桁数の総和(すなわち、11桁)よ
りも少ない桁数で構成され、かつ各取引先毎に予め付与
される識別番号を予め記憶させておき、ターミナルの入
力部から入力された識別番号に基づき、前記マスターフ
ァイルに記憶されている識別番号を検索し、当該入力さ
れた識別番号に一致する識別番号を有する口座名義人
を、当該ターミナルの表示部に表示させるようにしてい
るので、従来のように店番号、科目、口座番号からなる
11桁の数値を入力すること無く、11桁より少ない桁
数(実施の形態では6桁)の入力によって名義口座人の
特定ができ、その結果、従来と比較して誤入金というト
ラブルの発生を低減させることができる。また、本発明
では、ターミナルの入力部から入力された識別番号の口
座名義人を、ターミナルの表示部に表示させるようにし
ているので、従来のように、入力した店番号、科目、口
座番号を示す数値を確認する場合と比較して、表示部に
表示された口座名義人を確認した場合の方が、誤入力が
あったか否かの確認を容易にすることができ、この点に
おいても誤入金というトラブル発生を低減させることが
できる。
【0014】第3の発明に示す精算処理システムでは、
ターミナルの入力部より入力される識別番号に基づいて
マスターファイルを検索した結果、該当する識別番号を
有する取引先が存在しない場合に、当該入力された識別
番号が未登録であることを示す表示を、ターミナルの表
示部に行わせるようにしているので、入力した識別番号
に該当する取引先が無いことが直ちに確認でき、識別番
号の再入力を即座に行うことができる。
【0015】第4の発明に示す精算処理システムでは、
ターミナルのマスターファイルに記憶された識別番号
は、その構成桁の中の予め定められた1桁が、それ以外
の構成桁の各数に定められた乗数を掛けることにより得
られる乗算結果の総和の第1桁の数に、一致するように
設定されているので、これら識別番号の構成桁の中の予
め定められた1桁が、演算により求められた対応する数
に一致しない場合に、ターミナルの入力部での識別番号
入力に誤りがあったと判断することができ、これによっ
て識別番号の入力ミスを未然に防止することができる。
【0016】第5の発明に示す精算処理システムでは、
ターミナルの入力部より入力される識別番号の構成桁の
中の予め定められた1桁が、それ以外の構成桁の各数に
定められた乗数を掛けることにより得られる乗算結果の
総和の第1桁の数に、一致するか否かを判断し、不一致
であると判断した場合に、当該入力された識別番号が未
登録であることを示す表示を、ターミナルの表示部に行
わせるようにしているので、この表示内容を参照するこ
とによって、ターミナルのマスターファイルを検索する
前に、ターミナルの入力部での識別番号入力に誤りがあ
り、かつ当該入力した識別番号が存在しないことを早期
に認識することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
〜図17に基づいて説明する。図1は、中規模の精算処
理センターに設けられる精算処理システム100の一般
的な構成を示す制御ブロック図であって、この図におい
て符号1で示されるものはメインターミナル、符号2〜
7で示されるものは、1台のメインターミナル1に対し
て接続される6セットのサブターミナルシステムであ
る。これらサブターミナルシステム2〜7のそれぞれ
は、サブターミナル8〜13、プリンター14〜19、
現金入金機(硬貨入金機20・21、紙幣入金機22〜
25)の各組み合わせによって構成されるものであっ
て、サブターミナルシステム2・3の現金入金機として
硬貨入金機20・21が接続され、サブターミナル8〜
13の現金入金機として紙幣入金機22〜25が接続さ
れている。また、メインターミナル1、サブターミナル
システム2〜7のそれぞれは、制御部及び記憶部である
メモリを内蔵した装置本体部と、該装置本体部に接続さ
れた入力部(例えば、キーボード、マウスによって構成
される)、表示部(CRT、液晶画面等によって構成さ
れる)とによって構成されている。
【0018】なお、上記精算処理システム100では、
硬貨入金機20・21が接続される硬貨方のサブターミ
ナルシステム2・3が2セット、紙幣入金機22〜25
が接続される紙幣方のサブターミナルシステム4〜7が
4セットされているが、紙幣方のサブターミナルシステ
ム4〜7が多い理由は、硬貨入金機20・21の処理ス
ピードが、紙幣入金機22〜25の処理スピードよりも
早いためであり、具体的には、硬貨は変形等が少なく高
速処理が可能であるのに対して、紙幣はその流通期間に
より紙質が大きく変化し、紙幣入金機22〜25にて計
数する際にリジェクトが頻繁に発生して高速処理ができ
ず、このために、紙幣方のサブターミナルシステム4〜
7をより多く用意している。また、メインターミナル1
にも、サブターミナル8〜13と同様にプリンター26
が接続されている。なお、サブターミナル8〜13に接
続されるプリンター14〜19は、現金処理機20〜2
5にて硬貨又は紙幣の入金処理を行って、計数金額を確
認した後に、入金伝票に対する認証印字を行うためのも
のであって、メインターミナル1に接続されるプリンタ
ー26と比較して簡易な構成のものが採用されている。
【0019】次に、図2を参照して、メインターミナル
1のメモリ(図示略)に記憶される、取引先である顧客
に関するマスターファイルについて説明する。図2はマ
スターファイルに設定された取引先口座の一例を示すも
のであって、一つの取引先に対しては少なくとも一つの
取引先データが記憶されている。また、この取引先デー
タは、6桁の数で示される識別番号30(後述する)、
3桁の数で示される店舗番号31、1桁の数で示される
科目32、7桁の数で示される口座番号33、口座名義
人34からなり、6桁の数で示される識別番号30、あ
るいは、11桁の数で示される店舗番号31、科目3
2、口座番号33によって、一つの取引先口座が特定さ
れるようになっている。
【0020】識別番号30は、店舗番号31、科目3
2、口座番号33の桁数の総和よりも少ない桁数によっ
て特定の取引先口座を表すようにしており、例えば、図
2に示すような「123455」という6桁の数によっ
て、店舗番号31が「123」、科目32が「1」、口
座番号33が「1234567」、口座名義人34が
「○△□×(株)」という一つの取引先口座が特定される
ようになっている。また、図3に示すように、識別番号
30を示す6桁の数の中で最終桁(符号Lで示す)はチ
ェックデジットであり、この最終桁Lと、最終桁L以外
の構成桁(符号M1〜M5で示す)とに基づき、当該識
別番号30が正しいものであるか否かを判断可能となっ
ている。具体的には、この識別番号30は、最終桁以外
の構成桁M1〜M5に、定められた乗数をそれぞれ掛け
ることにより得られる乗算結果の総和の第1桁(符号N
で示す)に、上記最終桁Lが一致するように予め設定さ
れているものであって、例えば、「1,2,3,4,
5」で示される最終桁以外の構成桁M1〜M5に、予め
設定された「9,8,7,6,5」で示される乗数をそ
れぞれ掛けることにより得られる乗算結果の総和(=9
+16+21+24+25=95)の第1桁(符号Nで
示される「5」)に、チェックデジットである最終桁L
(=5)が一致するように予め設定されている。
【0021】従って、取引先口座を特定するために識別
番号30を入力した場合に、上述した乗算、加算を行な
って、乗算結果の総和の第1桁Nが最終桁Lに一致して
いるか、不一致であるかを確認するだけで、当該識別番
号30の入力ミスがあったか否かを判定することがで
き、かつこのような判定を特に、店舗番号31、科目3
2、口座番号33、口座名義人34を入金伝票の記載内
容と照合確認すること無く行うことができ、これによっ
て入力ミスの発生を早期に確認することが可能となる。
なお、識別番号30を示す6桁の数の中でチェックデジ
ットをどの桁とするか、何桁とするかは任意に選択でき
るものとし、また、乗数を示す「9,8,7,6,5」
についても任意に選択できるものとする。また、本実施
の形態では、識別番号30を6桁で構成しているが、こ
れに限定されず、店舗番号31、科目32、口座番号3
3の桁数の総和よりも少ない桁(11桁未満)であれば
良い。また、上記マスターファイルはメインターミナル
1のメモリに記憶するようにしたが、これに限定され
ず、サブターミナル8〜13のメモリに記憶し、メイン
ターミナル1からの指示に基づき、メインターミナル1
のメモリあるいは他のサブターミナル8〜13のメモリ
にデータ転送するようにしても良い。
【0022】次に、図4を参照して、精算処理システム
100を利用する場合に使用される入金伝票50の一例
について説明する。この入金伝票50は、銀行あるいは
現金回収業者によって予め印刷された識別番号記入欄4
0と、日付記入欄41と、店舗番号記入欄42と、科目
記入欄43と、口座番号記入欄44と、口座名義人記入
欄45と、現金計数値記入欄46と、からなるものであ
って、取引先である顧客は、当該入金伝票50の中の店
舗番号記入欄42、科目記入欄43、口座番号記入欄4
4、口座名義人記入欄45に対してそれぞれ必要事項を
書き込み、その後、当該入金伝票50を現金とともに現
金袋に入れる。
【0023】次に、上記精算処理システム100のサブ
ターミナル8〜13において現金を処理する際の制御内
容を示すフローチャートを、図5を参照して説明する。
なお、以下のフローチャートは、サブターミナル8〜1
3毎に実行されるものであり、一つの現金袋内に収納さ
れた現金について、硬貨方のサブターミナル8・9にて
硬貨を入金処理し、その後、紙幣方のサブターミナル1
0〜13にて紙幣を入金処理することを想定してステッ
プが組み立てられている。 《ステップ1(図5においてSP1と示す、以下同
様)》硬貨入金機20・21、紙幣入金機22〜25
(これらをまとめて現金入金機20〜25という)の入
金口の一つに現金がセットされたか否かを判断し、YE
Sの場合に次のステップ2に進む。なお、現金入金機2
0〜25の入金口に対する現金のセットはオペレータの
手作業によって行ない、更に、現金入金機20〜25に
現金がセットされたか否かは、該現金入金機20〜25
の入金口に設けられている現金検出センサの検出信号に
基づき判断する。
【0024】《ステップ2》オペレータから、現金がセ
ットされた現金入金機20〜25のサブターミナル8〜
13の入力部を通じて、識別番号30が入力されたか否
かを判断し、YESの場合に次のステップ3に進む。な
お、このステップ2では、サブターミナル8〜13の表
示部に図6に示すような画面表示を行い、この画面表示
の中の識別番号入力欄51に、オペレータによる入力操
作により識別番号30を入力させるようにする。 《ステップ3》識別番号30が入力されると、自動的
に、現金がセットされた現金入金機20〜25に対して
計数開始信号を出力して、セットされた現金の計数処理
を行わせる。なお、このステップ3で計数処理を行った
後の現金は、現金入金機20〜25内に設けられている
一時貯留部に一時貯留した後、オペレータからの指示
(ステップ13・14参照)に基づき現金収納部に入金
あるいは返却口に返却する。
【0025】《ステップ4》ステップ3にて現金の計数
開始信号が出力されて現金の計数処理が始まるととも
に、これと並行して、ステップ2で入力された識別番号
30が正しいものか否かを以下の(一)(二)で示す順
に判断する。 (一) ステップ2又はステップ6(後述する)にて入
力された識別番号30において、その構成桁の中の予め
定められた1桁(符号Lで示す)が、それ以外の構成桁
の各数に定められた乗数を掛けることにより得られる乗
算結果の総和の第1桁の数(符号Nで示す)に、一致す
るか否かを判断し(図3参照)、一致しない場合にサブ
ターミナル8〜13での識別番号30の入力に誤りがあ
ったと判断して次のステップ5に進み、また、一致する
場合に以下の(二)の処理を行う。 (二) ステップ2又はステップ6にて入力された識別
番号30を、メインターミナル1のマスターファイル内
に記憶されている識別番号30と照合し、その照合によ
って、マスターファイル内に該当する識別番号30があ
ると判断した場合にはステップ7に進み、また、マスタ
ーファイル内に該当する識別番号30が無いと判断した
場合にはステップ5に進む。
【0026】《ステップ5》図7で示されるような識別
番号30がマスターファイル内に未登録である旨の表示
58を、該当するサブターミナル8〜13の表示部に対
して行わせる。 《ステップ6》サブターミナル8〜13の表示部に再度
図6に示すような画面表示を行い、この画面表示の中の
識別番号入力欄51に、当該サブターミナル8〜13の
入力部を通じてオペレータに識別番号を再度入力させた
後、先のステップ4に戻る。
【0027】《ステップ7》図8に示すように、メイン
ターミナル1のマスターファイル内に記憶されている、
識別番号30に対応する店舗番号31、科目32、口座
番号33、口座名義人34を、該当するサブターミナル
8〜13の表示部に表示する。また、上述したようにス
テップ3から出力された計数開始信号に基づき、現金入
金機20〜25にて現金の計数処理が行われている場合
には、図8に示すような「計数処理中」(符号60で示
す)という表示も同時に行う。また、これらの表示に加
えて、伝票金額表示欄53、計数金額表示欄54、過不
足金額表示欄55の表示も同時に行う。なお、これら伝
票金額表示欄53、計数金額表示欄54、過不足金額表
示欄55では、特に、入力部にて計数金額を示すデータ
入力が無い場合、あるいは、現金入金機20〜25から
計数金額値が出力されない場合には、該当する各表示欄
に「0」と表示する。また、上述した表示欄53〜55
に加えて、紙幣入金機22〜25にて計数された紙幣計
数金額が表示される紙幣金額表示欄56と、硬貨入金機
20・21にて計数された硬貨計数金額が表示される硬
貨金額表示欄57とがあり、これら紙幣金額表示欄5
6、硬貨金額表示欄57にてそれぞれ表示した計数金額
の合算値を、上記計数金額表示欄54にて表示するよう
にしている。
【0028】《ステップ8》サブターミナル8〜13の
入力部を通じて、ステップ7で表示した口座名義人34
が正しいか否かをオペレータに確認させるようにし、こ
のオペレータの確認に基づき口座名義人34が正しいと
判断された場合にステップ9に進み、また、口座名義人
が誤りであると判断された場合にステップ6に進む。 《ステップ9》サブターミナル8〜13の入力部を通じ
て、オペレータによって、図10に符号52で示す伝票
金額入力欄に、入金伝票50(図4参照)に記入されて
いる現金計数値記入欄46の現金金額(取引先である顧
客によって予め記入される)を入力させるようにし、こ
の入力作業が終了したYESの場合に次のステップ10
に進む。そして、この伝票金額入力欄52に入力された
現金金額は、図10〜図11に示すように伝票金額表示
欄53にそのまま表示させるようにする。なお、ステッ
プ9での処理は、紙幣方のサブターミナル10〜13で
のみ実行し、硬貨方のサブターミナル8・9ではステッ
プ9の処理は省略して、ステップ8からステップ10に
直接進む。従って、硬貨処理時には、図10〜図11に
示すような伝票金額入力の画面表示は行われず、図8〜
図9で示すように、伝票金額表示欄53の表示金額は
「0」のままである。
【0029】《ステップ10》ステップ3で開始された
現金入金機20〜25の計数処理が終了し、その計数処
理によって得られた現金計数値が、該当するサブターミ
ナル8〜13の表示部に表示されたか否かを判断する。
そして、このような計数値の表示が行われたYESの場
合に次のステップ11に進む。ここで、ステップ10に
て行われるサブターミナル8〜13の表示部での画面表
示について説明すると、このステップ10では、図9及
び図12に示すように、紙幣入金機22〜25から受信
された紙幣計数金額を紙幣金額表示欄56に、硬貨入金
機20・21から受信された硬貨計数金額を硬貨金額表
示欄57にそれぞれ表示した後、これら紙幣計数金額と
硬貨計数金額との合算値を計数金額表示欄54に表示
し、更に、この現金金額表示欄54に表示された表示金
額と、伝票金額表示欄53に表示された表示金額との差
額を、過不足金額として過不足金額表示欄55に表示す
る。このとき、過不足金額が発生した場合には、サブタ
ーミナル8〜13は自動的に異算状態であると判断し、
図9に符号61〜63で示されるような、異算状態であ
ることを示す「異算」、この異算状態に伴い訂正処理を
行うか否かを問う「1:訂正」、及びこの異算状態のま
ま、とりあえず、入金処理を終了させるかを問う「9:
完了」を表示する。他方、過不足金額が発生しなかった
場合には、図12に符号63で示す「9:完了」のみを
表示する。なお、現金袋内の現金の処理順序として、硬
貨を先に処理し、紙幣を後に処理するようにしている
が、このとき、硬貨計数処理によって得られた硬貨計数
値はメインターミナル1内のメモリに識別番号30とと
もに一時記憶し、その後の紙幣入金処理時において、識
別番号30を照合するによって、該メモリに一時記憶し
た該当する硬貨計数値を読み出した後、硬貨金額表示欄
57(図10〜図12参照)に表示させるようにする。
【0030】また、上述したように、現金袋内の現金の
処理順序として、硬貨を先に処理し、紙幣を後に処理す
るようにしているので、硬貨入金処理の際には、図9に
示すように紙幣金額表示欄56に表示される紙幣計数値
は「0」であり、従って、硬貨金額表示欄57に表示さ
れる金額と、計数金額表示欄54に表示される金額とは
同じとなる。また、硬貨入金処理の際には、ステップ9
にて伝票金額表示欄53に伝票金額を入力しないので
(ステップ9参照)、図9に示すように、その金額は
「0」であり、従って、過不足金額表示欄55に表示さ
れる表示金額は、計数金額表示欄54に表示された現金
計数値と同じとなる。一方、紙幣入金処理の際は、図1
1〜図12に示すように、ステップ9にて伝票金額表示
欄53に伝票金額を入力する必要があるので、過不足金
額表示欄55に表示される表示金額は、計数金額表示欄
54に表示した現金計数値から、伝票金額表示欄53に
入力表示されている伝票金額を実際に減算して、図11
では232000円のマイナス、図12では過不足なし
と表示されることになる。
【0031】なお、一つの現金袋の中にある硬貨につい
ては、複数のサブターミナル8・9のいずれか一つによ
ってのみ計数処理され、同じく、一つの現金袋の中にあ
る紙幣については、複数のサブターミナル10〜13の
いずれか一つによってのみ計数処理される。また、これ
ら伝票金額表示欄53、計数金額表示欄54(紙幣金額
表示欄56・硬貨金額表示欄57)、過不足金額表示欄
55に表示された金額は、メインターミナル1内のメモ
リに記憶される。そして、オペレータは、これらの中で
計数金額表示欄54、過不足金額表示欄55にそれぞれ
表示された金額を参照することにより、現金入金機20
〜25での現金計数値が承認できるものか否かを判断す
る(以下のステップ11〜14参照)。
【0032】《ステップ11》〜《ステップ14》 ステップ10にて表示された計数金額表示欄54内の表
示金額をオペレータが参照し、サブターミナル8〜13
の入力部を通じて、オペレータから該表示金額を修正す
る指示が入力されたか否かを判断する(ステップ11・
ステップ13・ステップ14)。具体的には、先に説明
したように、現金入金機20〜25での現金計数終了後
に、過不足金額が発生した場合には、サブターミナル8
〜13は自動的に異算状態であると判断し、図9に符号
61〜63で示されるような、異算状態であることを示
す「異算」、この異算状態に伴い訂正処理を行うか否か
を問う「1:訂正」、及びこの異算のまま、とりあえ
ず、入金処理を終了させるかを問う「9:完了」を表示
し、サブターミナル8〜13の入力部のテンキー「1」
により「訂正」を、テンキー「9」により「完了」を、
あるいは図示せぬ「再計数」キーにより「再計数」のい
ずれかを選択させるようにし、これら「1:訂正」
「9:完了」「再計数」のいずれかを選択したかによっ
て、ステップ12、ステップ15、ステップ18のいず
れかに進む。すなわち、オペレータによって図9の符号
62に示す「1:訂正」が選択された場合に、ステップ
11にて、サブターミナル8〜13の入力部を通じて表
示金額を修正する指示が入力されたと判断して(ステッ
プ11のYES)、次のステップ12に進み、このステ
ップ12にてサブターミナル8〜13の入力部を通じて
紙幣計数金額表示欄56、硬貨計数金額表示欄57内の
表示金額を修正する処理を行う。
【0033】また、オペレータによって、符号63で示
される「9:完了」が選択された場合には、ステップ1
3にて、表示部に表示された表示金額を承認する指示が
入力されたと判断して(ステップ13のYES)、次の
ステップ18に進む。また、オペレータによって、図示
せぬ「再計数」キーが選択された場合には(ステップ1
4のYES)、ステップ14にて、現金入金機20〜2
5の一時貯留部に一時貯留された現金を再計数する指示
が入力されたと判断して、次のステップ15に進む。ま
た、オペレータによって、符号62・63で示される
「1:訂正」「9:完了」、図示せぬ「再計数」のいず
れも選択されない場合(ステップ14のNO)には、先
のステップ11・ステップ13・ステップ14で形成さ
れるループにて待機状態となる。
【0034】なお、図9にオペレータによって符号62
で示す「1:訂正」が選択される場合とは(ステップ1
1のYES)、例えば、現金入金機20〜25にて入金
不可能となってリジェクトされた硬貨、紙幣(すなわ
ち、損券紙幣、判別不能な変形硬貨など)がある場合、
現金入金機20〜25では処理できない小切手などの金
券がある場合であり、ステップ12では、オペレータが
これらリジェクトされた硬貨、紙幣、あるいは金券の金
額を確認した上で、その金額をサブターミナル8〜13
の入力部を通じて計数金額表示欄54の現金計数値に加
算する。また、上記ステップ11〜14では、紙幣計数
処理(ステップ10参照)によって、伝票金額表示欄5
3に入力された伝票金額と、計数金額表示欄54にて計
数表示された計数金額とが一致した場合には、図9に示
すような、「異算」「1:訂正」「9:完了」の表示を
行わず、図12に示すように「9:完了」のみを選択さ
せるような表示画面とする。すなわち、ステップ11〜
14の中の処理はステップ13のみを行うようにし、
「9:完了」を選択した場合にステップ18に進み、
「9:完了」を選択しない場合にステップ15に進むよ
うにする。なお、これまで、現金袋内には、硬貨と紙幣
のいずれもが必ずあるものとして説明してきたが、硬貨
の全くない入金、または紙幣の全くない入金もあり得る
ものであり、従って、そのような場合には、現金の計数
処理を除く上記ステップが実行され、硬貨計数金額が
0、紙幣計数金額が0という形で、直に「9:完了」を
選択するように求められることになっている。
【0035】《ステップ15》現金入金機20〜25に
対して返却信号を出力して、該現金入金機20〜25の
一時貯留部内に一時貯留されている現金を返却口に返却
する処理を行う。 《ステップ16》ステップ15にて返却された現金が、
現金入金機20〜25(現金を返却した現金入金機20
〜25)の入金口に再セットされたか否かを判断し、Y
ESの場合に次のステップ17に進む。なお、このよう
な現金の再セットはオペレータの手作業によって行な
い、また、現金の再セットが完了したか否かはステップ
3と同様に入金口に設けられている現金検出センサの検
出信号に基づき判断する。 《ステップ17》現金が再セットされた現金入金機20
〜25に対して計数開始信号を出力して、セットされた
現金の計数処理を行わせ、その後、先のステップ10に
戻る。
【0036】《ステップ18》現金入金機20〜25に
対して収納信号を出力して、該現金入金機20〜25の
一時貯留部内に一時貯留されている現金を現金収納部に
収納する処理を行う。 《ステップ19》計数金額表示欄54に表示された金額
(修正した場合は修正金額)を入金データとしてメイン
ターミナル1のメモリに記憶する。なお、このときメイ
ンターミナル1のメモリに記憶する入金データとして
は、識別番号30、現金処理日、現金を処理したサブタ
ーミナル8〜13の機械番号(硬貨方か、紙幣方かも分
類)、計数金額、伝票金額、過不足金額などがある(図
17により後述する)。 《ステップ20》取引銀行あるいは該取引銀行の精算処
理センターが取引先から現金を受け取ったことの証とし
て、ステップ19にてメインターミナル1のメモリに記
憶した入金データを認証印字した後、本フローチャート
を終了する。
【0037】上記のフローチャートに基づく表示画面の
変化をまとめると次のようになる。なお、上記フローチ
ャートは、上述したように、現金袋内の現金の中で、硬
貨を先に計数する硬貨入金処理(以下の参照)、紙幣
を後に計数する紙幣入金処理(以下の参照)を共に行
うことを想定してステップが組まれており、これに従っ
て次のような画面表示がなされる。 《硬貨入金処理》 (一)識別番号30の入力を指示する画面(図6、ステ
ップ2・6参照)。 (二)識別番号30の入力ミスがあった場合、又は識別
番号30がマスターファイル内に存在しない場合に、識
別番号30の未登録を示す画面(図7、ステップ5参
照)。 (三)識別番号30の入力ミスが無くかつ該識別番号3
0がマスターファイル内に存在する場合に、店舗番号3
1、科目32、口座番号33、口座名義人34を示し、
かつ硬貨計数処理中であることを示す画面(図8、ステ
ップ7参照)。 (四)硬貨計数処理に基づき得た硬貨計数値を表示し、
この硬貨計数値の承認を求める画面(図9、ステップ1
0参照)。
【0038】《紙幣入金処理》 (1)識別番号30の入力を指示する画面(図6、ステ
ップ2・6参照)。 (2)識別番号30の入力ミスがあった場合、又は識別
番号30がマスターファイル内に存在しない場合に、識
別番号30の未登録を示す画面(図7、ステップ5参
照)。 (3)識別番号30の入力ミスが無くかつマスターファ
イル内に存在する場合に、店舗番号31、科目32、口
座番号33、口座名義人34を示し、かつ伝票金額の入
力を指示する画面(図10、ステップ7及びステップ9
参照)。 (4)紙幣計数処理中であることを示す画面(図11、
ステップ10参照)。 (5)紙幣計数処理に基づき得た紙幣計数値を表示し、
この紙幣計数値の承認を求める画面(図12、ステップ
11〜14参照)。
【0039】そして、以上説明したような図5のフロー
チャートによって現金袋の現金計数処理が進行していく
が、このようなフローチャートの処理によって、以下に
示すような不具合が生じることがある。 (イ) 同一の現金袋内にある硬貨、紙幣を処理する場
合に、硬貨入金処理を実行するフローチャートのステッ
プ8、紙幣入金処理を実行するフローチャートのステッ
プ8において、それぞれ口座名義人34を確認するよう
にしているが、ここで、先の識別番号30の入力に誤り
があって(ステップ2・6にて入力)、当該口座名義人
34が入金伝票50の口座名義人に一致しておらず、更
に、この入金伝票50に不一致の口座名義人34をオペ
レータが正しいものとして承認してしまった場合(ステ
ップ8のYES)には、硬貨入金処理の後で行う紙幣入
金処理のステップ9においては、図13に示すように、
硬貨金額表示欄57、計数金額表示欄54、過不足金額
表示欄55の各表示金額が「0」となっている状態で、
図14に示すような伝票金額が入力されることになる。
なお、図14に示すような伝票金額の入力時において、
現金袋内に硬貨が無く、硬貨入金処理が行われない場合
もあるので、図13〜図14に示す表示内容だけでは、
硬貨方のオペレータは、識別番号の入力ミスを考えるこ
とは無い。従って、硬貨金額表示欄57、計数金額表示
欄54、過不足金額表示欄55の各表示金額が「0」と
なっている状態を正しいものとして、伝票金額の入力作
業を行ってしまう。
【0040】(ロ) そしてステップ9において伝票金
額を入力した後(ステップ9)、紙幣入金機22〜25
から紙幣計数金額を示すデータが出力表示された場合に
は(ステップ10)、サブターミナル10〜13の表示
部には、図15に示すような画面表示がなされる。そし
て、この画面表示を参照してわかるように、硬貨金額表
示欄57の表示金額が「0」であることから、過不足金
額表示欄55に表示される過不足金額がマイナス675
4円と大きくなるが、この時点で、オペレータが、この
過不足金額の発生原因を調査せず、ステップ11〜14
において、符号63で示す「9:完了」を選択してしま
った場合には、誤った入金記録が、メインターミナル1
のメモリに記憶されることになる(ステップ19)。
【0041】そして、以上のような不具合の発生を解消
すべく本実施の形態では、図16に示すようなフローチ
ャートが用意されている。このフローチャートは、メイ
ンターミナル1の入力部にて検査モードが選択されたこ
とを条件として、当該メインターミナル1にて実行され
るものであり、以下そのステップの内容を詳細に説明す
る。 《ステップ21》 先のステップ19において、メインターミナル1内のメ
モリに記憶した入金データを検索して、一の取引先デー
タに対し、硬貨方のサブターミナル8・9による硬貨入
金処理と、紙幣方のサブターミナル10〜13による
幣入金処理のうちいずれか一方しか完了していない識別
番号30を特定する。
【0042】《ステップ22》ステップ21での検索で
特定した識別番号30を含む入金データを、図17に示
すようにメインターミナル1の表示部に表示する。ここ
で示される入金データは、図17に示すように、連番、
局、識別番号、取扱日、枝番、計数金額、伝票金額、過
不足金額であって、それぞれが対応する各表示欄70〜
77に表示される。なお、これらの入金データの中で、
連番は検索結果件数を示す連続番号である。局は2桁で
示され、これらの2桁において、左の桁は入金処理した
硬貨方の機械番号を示し(例えば硬貨入金機20を
「1」、硬貨入金機21を「2」で示す)、また、右の
桁は入金処理した紙幣方の機械番号を示している(例え
ば紙幣入金機22を「1」、紙幣入金機23を「2」、
紙幣入金機24を「3」、紙幣入金機25を「4」で示
す)。また、局にて示される「*」は、硬貨方の硬貨入
金機20・21、又は紙幣方の紙幣入金機22〜25に
て入金処理が行われなかったことを示している。また、
識別番号はステップ2・6で入力した識別番号30を示
すものであり、取扱日は現金入金処理を行った日を示す
ものであり、枝番は入金データが別の入金データと関係
している場合にこれらの関係付けを示す項目である。ま
た、計数金額、伝票金額、過不足金額は、図8〜図15
に示される計数金額、伝票金額、過不足金額にそれぞれ
対応するものである。
【0043】そして、図17にて画面表示された入金デ
ータをオペレータが参照することによって、連番000
1で示される入金データ(図10に対応)と、連番00
02で示される入金データ(図15に対応)とが、過不
足金額を互いに補う関係にあることから、これら連番0
001と連番0002とでそれぞれ示される入金データ
の識別番号に入力ミスが発生していたと予測することが
できる。また、連番0003で示される入金データ、連
番0004で示される入金データは、これら入金データ
に対応する紙幣方の入金データが存在しないことから、
紙幣方の入金処理はいまだ行われていないと予測するこ
とができる。
【0044】なお、一つの現金袋に対する硬貨入金処理
は複数のサブターミナル8・9の内のいずれか一方で、
紙幣入金処理は複数のサブターミナル10〜13の内の
いずれか一つで行われることから、一つの現金袋、すな
わち、口座(識別番号)に対する現金計数処理の完了の
有無を、上記した局データを検索することで判別するこ
とができる。また、上記入金データにおいて、「識別番
号」「伝票金額」は特許請求の範囲の取引先データに相
当し、「局」は特許請求の範囲の硬貨方処理完了デー
タ、紙幣方処理完了データに相当し、「計数金額」、
「過不足金額」は特許請求の範囲の計数金額データに相
当する。
【0045】《ステップ23》メインターミナル1の入
力部から図17で示す入金データをプリントアウトする
指示が出力されたか否かを判断し、YESの場合に次の
ステップ24に進む。 《ステップ24》メインターミナル1に接続されたプリ
ンター26に、図17で示す入金データを印字させた
後、本フローチャートを終了する。
【0046】以上詳細に説明したように上記実施の形態
に示す精算処理システム100では、現金袋内の現金の
入金処理を行うに際して、硬貨方の処理担当者によって
硬貨方のサブターミナル8・9を介して、店番号31、
科目32、口座番号33、口座名義人34を示す識別番
号30が、取引先データとして入力され(ステップ1〜
9)、更に、現金袋中の硬貨が硬貨入金機20・21に
て計数処理され(ステップ10)かつその計数金額が確
認(ステップ11〜17)された場合に、硬貨方のサブ
ターミナル8・9にて入力された取引先データ、硬貨入
金機20・21にて計数された硬貨の計数金額データ、
硬貨方のサブターミナル8・9にて硬貨の入金処理を行
ったことを示す硬貨方処理完了データが、入金データと
してメモリに記憶される(ステップ19)。一方、現金
袋内の硬貨が計数処理された後、紙幣方の処理担当者に
よって紙幣方のサブターミナル10〜13を介して店番
号31、科目32、口座番号33、口座名義人34を示
す識別番号30が、取引先データとして入力され(ステ
ップ1〜9)、更に、該現金袋中の紙幣が紙幣入金機2
2〜25にて計数処理され(ステップ10)かつその計
数金額が確認(ステップ11〜17)された場合に、紙
幣方のサブターミナル10〜13にて入力された取引先
データ、紙幣入金機22〜25にて計数された紙幣の計
数金額データ、紙幣方のサブターミナル10〜13にて
紙幣の入金処理を行ったことを示す紙幣方処理完了デー
タが、入金データとしてメモリに記憶される(ステップ
19)。
【0047】そして、以上のような硬貨方のサブターミ
ナル8・9、紙幣方のサブターミナル10〜13での入
金データの記憶処理が終了し(ステップ19)、更にメ
インターミナル1にて検査モードが選択された場合に
は、該メインターミナル1において、硬貨方のサブター
ミナル8・9にて記憶した入金データの中の取引先デー
タと、前記紙幣方のサブターミナル10〜13にて記憶
した入金データの中の取引先データとを互いに照合し、
この照合結果に基づき、図17に示されるような、硬貨
入金処理、紙幣入金処理の両方が完了していない入金デ
ータを表示させることができる(ステップ21〜2
2)。すなわち、硬貨方、紙幣方のいずれのサブターミ
ナル8〜13においても、取引先データの入力に際して
(ステップ2・6)、同時に、同じような入力ミスを行
うことは稀であるので、全ての現金袋の入金処理が終了
した段階で、メインターミナル1において、上述した検
索処理を行うことによって、一つの現金袋内の硬貨、紙
幣が、硬貨方、紙幣方の各サブターミナル8〜13で処
理が完了していない入金データを検出して表示させるこ
とができ、このような表示に基づいて、取引先データの
入力ミスの発見、もしくはいずれか一方の入金処理が未
処理である現金袋を確実に検出することが可能となる。
【0048】また、上記精算処理システム100では、
メインターミナル1のマスターファイルに、3桁の数に
よって示される店番号31、1桁の数によって示される
科目32、7桁の数によって示される口座番号33の桁
数の総和(すなわち、11桁)よりも少ない桁数で構成
され、かつ各取引先毎に予め付与される識別番号30を
予め記憶させておき、サブターミナル8〜13の入力部
から入力された識別番号30に基づき、マスターファイ
ルに記憶されている識別番号30を検索し、当該入力さ
れた識別番号に一致する識別番号30を有する口座名義
人34を、当該サブターミナル8〜13の表示部に表示
させるようにしているので(ステップ1〜8参照)、従
来のように店番号、科目、口座番号からなる11桁の数
値を入力すること無く、11桁より少ない桁数(実施の
形態では6桁)の入力によって名義口座人の特定がで
き、その結果、従来と比較して誤入金というトラブルの
発生を低減させることが可能となる。
【0049】また、本実施の形態では、サブターミナル
8〜13の入力部から入力された識別番号30の口座名
義人34を、サブターミナル8〜13の表示部に表示さ
せるようにしているので(ステップ1〜8参照)、従来
のように、入力した店番号、科目、口座番号を示す数値
を確認する場合と比較して、表示部に表示された口座名
義人34を確認した場合の方が、誤入力があったか否か
の確認を容易にすることができ、この点においても誤入
金というトラブル発生を低減することができる。また、
本実施の形態に示す精算処理システム100では、サブ
ターミナル8〜13の入力部より入力される識別番号3
0に基づいてマスターファイルを検索した結果、該当す
る識別番号30を有する取引先が存在しない場合に、当
該入力された識別番号30が未登録であることを示す表
示を、サブターミナル8〜13の表示部に行わせるよう
にしているので(ステップ4の(二)〜ステップ5参
照)、入力した識別番号30に該当する取引先が無いこ
とが直ちに確認でき、識別番号30の再入力を即座に行
うことが可能となる。
【0050】また、本実施の形態に示す精算処理システ
ム100では、メインターミナル1のマスターファイル
に記憶された識別番号30が、その構成桁の中の予め定
められた1桁が、それ以外の構成桁の各数に定められた
乗数を掛けることにより得られる乗算結果の総和の第1
桁の数に、一致するように設定されているので、これら
識別番号30の構成桁の中の予め定められた1桁が、演
算により求められた対応する数に一致しない場合に、サ
ブターミナル8〜13の入力部での識別番号30入力に
誤りがあったと判断することができ(ステップ4の
(一)〜ステップ5参照)、これによって識別番号30
の入力ミスを未然に防止することが可能となる。また、
本実施の形態に示す精算処理システム100では、サブ
ターミナル8〜13の入力部より入力される識別番号3
0の構成桁の中の予め定められた1桁が、それ以外の構
成桁の各数に定められた乗数を掛けることにより得られ
る乗算結果の総和の第1桁の数に、一致するか否かを判
断し、不一致であると判断した場合に、当該入力された
識別番号30が未登録であることを示す表示を、サブタ
ーミナル8〜13の表示部に行わせるようにしているの
で、この表示内容を参照することによって、メインター
ミナル1のマスターファイルを検索する前に、サブター
ミナル8〜13の入力部での識別番号30入力に誤りが
あり、かつ当該入力した識別番号30が存在しないこと
を早期に認識することができる。
【0051】なお、上記実施の形態では、サブターミナ
ル8〜13のそれぞれに紙幣入金機20・21又は紙幣
入金機22〜25を接続するようにしたが、このような
硬貨入金機20・21、紙幣入金機22〜25に代え
て、硬貨及び紙幣の両方を入金可能な貨幣入金機を接続
しても良い。また、一台のサブターミナル8〜13に接
続する硬貨入金機20・21、紙幣入金機22〜25は
一台に限定されず、複数台の硬貨入金機20・21、紙
幣入金機22〜25を接続しても良い。また、上記実施
の形態では、ステップ4にて、識別番号30の最終桁L
を使用した入力ミス判定と、識別番号30とマスターフ
ァイル内の記憶データとの比較による未登録判定と、の
両方を行うようにしたが、これに限定されず、前者の処
理をステップ2、ステップ6の直後にそれぞれ行うよう
にし、入力ミスであるとの判定結果が出たときに直に表
示部に表示させるようにしても良い。
【0052】また、上記特許請求の範囲で示される構成
要素と、発明の実施の形態に示される構成要素とは以下
のような関係にある。 (1)硬貨データ記憶処理手段……ステップ19 (2)紙幣データ記憶処理手段……ステップ19 (3)第1の検索手段……ステップ21、ステップ22 (4)第2の検索手段……ステップ4、ステップ5、ス
テップ7
【0053】
【発明の効果】以上詳細に説明したように第1の発明に
示す精算処理システムでは、現金袋の現金の入金処理を
行うに際して、硬貨方の処理担当者によって硬貨方のサ
ブターミナルを介して取引先データが入力され、更に、
現金袋中の硬貨が硬貨入金機にて計数処理されかつその
計数金額が確認された場合に、硬貨方のサブターミナル
にて入力された取引先データ、硬貨入金機にて計数され
た硬貨の計数金額データ、硬貨方のサブターミナルにて
硬貨の入金処理を行ったことを示す硬貨方処理完了デー
タが、入金データとしてメモリに記憶される。前記現金
袋内の硬貨が計数処理された後、紙幣方の処理担当者に
よって紙幣方のサブターミナルを介して取引先データが
入力され、更に、該現金袋中の紙幣が紙幣入金機にて計
数処理されかつその計数金額が確認された場合に、紙幣
方のサブターミナルにて入力された取引先データ、紙幣
入金機にて計数された紙幣の計数金額データ、紙幣方の
サブターミナルにて紙幣の入金処理を行ったことを示す
紙幣方処理完了データが、入金データとしてメモリに記
憶される。
【0054】そして、以上のような硬貨方のサブターミ
ナル、紙幣方のサブターミナルでの入金データの記憶処
理が終了し、更にメインターミナルにて検査モードが選
択された場合には、該メインターミナルにおいて、硬貨
方のサブターミナルにて記憶した入金データの中の取引
先データと、前記紙幣方のサブターミナルにて記憶した
入金データの中の取引先データとを互いに照合し、この
照合結果に基づき、硬貨の入金処理、紙幣の入金処理の
いずれか一方しか完了していない入金データを表示させ
ることができる。すなわち、硬貨方、紙幣方のいずれの
サブターミナルにおいても、取引先データの入力に際し
て、同時に、同じような入力ミスを行うことは稀である
ので、全ての現金袋の入金処理が終了した段階で、メイ
ンターミナルにおいて、上述した検索処理を行うことに
よって、一つの現金袋内の硬貨紙幣とが、硬貨方、紙
幣方の各サブターミナルでいずれか一方しか完了してい
ない入金データを検出して表示させることができ、この
ような表示に基づいて、取引先データの入力ミスの発
見、もしくはいずれか一方の入金処理が未処理である現
金袋を確実に検出することが可能となる。
【0055】第2の発明に示す精算処理システムでは、
マスターファイルに、3桁の数によって示される店番
号、1桁の数によって示される科目、7桁の数によって
示される口座番号の桁数の総和(すなわち、11桁)よ
りも少ない桁数で構成され、かつ各取引先毎に予め付与
される識別番号を予め記憶させておき、ターミナルの入
力部から入力された識別番号に基づき、前記マスターフ
ァイルに記憶されている識別番号を検索し、当該入力さ
れた識別番号に一致する識別番号を有する口座名義人
を、当該ターミナルの表示部に表示させるようにしてい
るので、従来のように店番号、科目、口座番号からなる
11桁の数値を入力すること無く、11桁より少ない桁
数(実施の形態では6桁)の入力によって名義口座人の
特定ができ、その結果、従来と比較して誤入金というト
ラブルの発生を低減させることが可能となる。また、本
発明では、ターミナルの入力部から入力された識別番号
の口座名義人を、ターミナルの表示部に表示させるよう
にしているので、従来のように、入力した店番号、科
目、口座番号を示す数値を確認する場合と比較して、表
示部に表示された口座名義人を確認した場合の方が、誤
入力があったか否かの確認を容易にすることができ、こ
の点においても誤入金というトラブル発生を低減させる
ことが可能となる。
【0056】第3の発明に示す精算処理システムでは、
ターミナルの入力部より入力される識別番号に基づいて
マスターファイルを検索した結果、該当する識別番号を
有する取引先が存在しない場合に、当該入力された識別
番号が未登録であることを示す表示を、ターミナルの表
示部に行わせるようにしているので、入力した識別番号
に該当する取引先が無いことが直ちに確認でき、識別番
号の再入力を即座に行うことが可能となる。
【0057】第4の発明に示す精算処理システムでは、
ターミナルのマスターファイルに記憶された識別番号
は、その構成桁の中の予め定められた1桁が、それ以外
の構成桁の各数に定められた乗数を掛けることにより得
られる乗算結果の総和の第1桁の数に、一致するように
設定されているので、これら識別番号の構成桁の中の予
め定められた1桁が、演算により求められた対応する数
に一致しない場合に、ターミナルの入力部での識別番号
入力に誤りがあったと判断することができ、これによっ
て識別番号の入力ミスを未然に防止することが可能とな
る。
【0058】第5の発明に示す精算処理システムでは、
ターミナルの入力部より入力される識別番号の構成桁の
中の予め定められた1桁が、それ以外の構成桁の各数に
定められた乗数を掛けることにより得られる乗算結果の
総和の第1桁の数に、一致するか否かを判断し、不一致
であると判断した場合に、当該入力された識別番号が未
登録であることを示す表示を、ターミナルの表示部に行
わせるようにしているので、この表示内容を参照するこ
とによって、ターミナルのマスターファイルを検索する
前に、ターミナルの入力部での識別番号入力に誤りがあ
り、かつ当該入力した識別番号が存在しないことを早期
に認識することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】精算処理システムの全体構成を示す機能ブロッ
ク図。
【図2】メインターミナル1に記憶されるマスターファ
イルを具体的に示す図。
【図3】識別番号30の付与方法を説明するための説明
図。
【図4】入金伝票50を具体的に示す図。
【図5】サブターミナル8〜13の制御内容を示すフロ
ーチャート。
【図6】ステップ2、ステップ6において識別番号30
を入力する際の入力画面を示す画面表示図。
【図7】ステップ5において、マスターファイル内に該
当する識別番号30が未登録であることを示す画面表示
図。
【図8】ステップ7にて表示する画面表示図。
【図9】硬貨入金処理においてステップ11〜14にて
表示する画面表示図。
【図10】紙幣入金処理においてステップ9にて表示す
る画面表示図。
【図11】紙幣入金処理において、伝票金額後、紙幣入
金機22〜25にて紙幣計数処理が進行中であることを
示す画面表示図。
【図12】紙幣入金処理においてステップ11〜14に
て表示する画面表示図。
【図13】硬貨入金処理、紙幣入金処理の問題点を説明
するための図であって、紙幣入金処理においてステップ
9にて表示する画面表示図。
【図14】図13に続く図であって、紙幣入金処理にお
いて伝票金額を入力した後で、紙幣入金機22〜25に
て紙幣計数処理が進行中であることを示す画面表示図。
【図15】図14に続く図であって、紙幣入金処理にお
いてステップ11〜14にて表示する画面表示図。
【図16】検査モードが選択された場合のメインターミ
ナル1での制御内容を示すフローチャート。
【図17】ステップ22にて表示する画面表示図。
【符号の説明】
1 メインターミナル 2〜7 サブターミナルシステム 8〜13 サブターミナル 14〜19 プリンター 20・21 硬貨入金機 22〜25 紙幣入金機 26 プリンター 30 識別番号 31 店番号 32 科目 33 口座番号 34 口座名義人 50 入金伝票 51 識別番号入力欄 52 伝票金額入力欄 53 伝票金額表示欄 54 計数金額表示欄 55 過不足金額表示欄 100 精算処理システム
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−274466(JP,A) 特開 平5−138468(JP,A) 特開 平5−242101(JP,A) 特開 平7−178654(JP,A) 特開 平6−309346(JP,A) 特開 平7−87216(JP,A) 特開 昭56−121174(JP,A) 特開 平9−62901(JP,A) 特開 昭62−182994(JP,A) 特開 平9−147033(JP,A) 特開 昭56−87162(JP,A) 福原元一、「日本工業規格 物流商品 コード用バーコードシンボル」、日本規 格協会、平成6年7月31日、解 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/60 G07D 9/00 336 G07F 19/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬貨入金機が接続された硬貨方のサブタ
    ーミナルと、紙幣入金機が接続された紙幣方のサブター
    ミナルと、店番号、科目、口座番号、口座名義人といっ
    た取引先データに関するマスターファイルを有して全体
    を制御するメインターミナルと、を有する精算処理シス
    テムであって、前記硬貨方のサブターミナルには、硬貨
    の入金処理時において、該硬貨方のサブターミナルにて
    入力された取引先データ、該硬貨方のサブターミナルに
    接続される硬貨入金機にて計数された硬貨の計数金額デ
    ータ、該硬貨方のサブターミナルにて硬貨の入金処理を
    行ったことを示す硬貨方処理完了データを、入金データ
    としてメモリに記憶させる硬貨データ記憶処理手段が設
    けられ、前記紙幣方のサブターミナルには、紙幣の入金
    処理時において、該紙幣方のサブターミナルにて入力さ
    れた取引先データ、該紙幣方のサブターミナルに接続さ
    れる紙幣入金機にて計数された紙幣の計数金額データ、
    該紙幣方のサブターミナルにて紙幣の入金処理を行った
    ことを示す紙幣方処理完了データ、を入金データとして
    メモリに記憶させる紙幣データ記憶処理手段が設けら
    れ、前記メインターミナルには、検査モード選択時にお
    いて、前記硬貨方のサブターミナルにて記憶した入金デ
    ータの中の取引先データと、前記紙幣方のサブターミナ
    ルにて記憶した入金データの中の取引先データとを互い
    に照合し、これら照合結果に基づき、硬貨の入金処理、
    紙幣の入金処理のいずれか一方が完了していない入金デ
    ータを表示させる第1の検索手段が設けられ、入金伝票
    に記録された金額のデータと、前記計数された金額のデ
    ータと、これらの金額のデータの差とが表示されること
    を特徴とする精算処理システム。
  2. 【請求項2】 前記マスターファイルには、取引先の店
    番号、科目、口座番号、口座名義人といった取引先デー
    タとともに、これら店番号、科目、口座番号の桁数の総
    和よりも少ない桁数で構成され、かつ各取引先毎に予め
    付与される識別番号が記憶され、 前記ターミナルには、入力部から入力された識別番号に
    基づき、前記マスターファイルに記憶されている識別番
    号を検索し、当該入力された識別番号に一致する識別番
    号を有する口座名義人を、当該ターミナルの表示部に表
    示させる第2の検索手段が設けられていることを特徴と
    する請求項1記載の精算処理システム。
  3. 【請求項3】 前記ターミナルの第2の検索手段は、前
    記ターミナルの入力部より入力される識別番号に基づい
    てマスターファイルを検索した結果、該当する識別番号
    を有する取引先が存在しない場合に、当該入力された識
    別番号が未登録であることを示す表示を、前記ターミナ
    ルの表示部に行わせることを特徴とする請求項2記載の
    精算処理システム。
  4. 【請求項4】 前記ターミナルのマスターファイルに記
    憶された識別番号は、その構成桁の中の予め定められた
    1桁が、それ以外の構成桁の各数に定められた乗数を掛
    けることにより得られる乗算結果の総和の第1桁の数
    に、一致するように設定されていることを特徴とする請
    求項2又は3のいずれかに記載の精算処理システム。
  5. 【請求項5】 前記ターミナルの第2の検索手段は、タ
    ーミナルの入力部より入力される識別番号の構成桁の中
    の予め定められた1桁が、それ以外の構成桁の各数に定
    められた乗数を掛けることにより得られる乗算結果の総
    和の第1桁の数に、一致するか否かを判断し、不一致で
    あると判断した場合に、当該入力された識別番号が未登
    録であることを示す表示を、前記ターミナルの表示部に
    行わせることを特徴とする請求項4記載の精算処理シス
    テム。
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