JP2000132167A - 楽音パラメータ制御装置 - Google Patents

楽音パラメータ制御装置

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JP2000132167A
JP2000132167A JP10321424A JP32142498A JP2000132167A JP 2000132167 A JP2000132167 A JP 2000132167A JP 10321424 A JP10321424 A JP 10321424A JP 32142498 A JP32142498 A JP 32142498A JP 2000132167 A JP2000132167 A JP 2000132167A
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JP10321424A
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Hiroaki Yamaoka
寛明 山岡
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現在のパラメータから目標のパラメータまで
の推移が感覚的に捉えることができ、かつ、簡単な操作
によって目標のパラメータにすみやかに到達できるよう
にする。 【解決手段】 操作パネル7には、LCD10に表示さ
れている音色、リズム、テンポ、及び音量のパラメータ
の値を変更するために操作される第1の操作子としての
「+」キー12b、「−」キー12c、ロータリーエン
コーダ9、及び、この第1の操作子の操作量に対するパ
ラメータの値の変化量を操作に応じて指定する第2の操
作子としてのFASTキー13及びSLOWキー14が
設けられている。「+」キー、「−」キー、ロータリー
エンコーダのいずれかが操作されたときは、その操作量
に対してFASTキー又はSLOWキーによって指定さ
れた変化量に応じて、現在のパラメータの値を変更す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、楽音のパラメータ
を操作に応じて制御する楽音パラメータ制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】楽音のパラメータを制御する従来の装置
の操作子としては、テンキー、インクリメントキー及び
デクリメントキー、ロータリーエンコーダスイッチ(以
下、ロータリーエンコーダという)等がある。例えば、
テンポのパラメータを変更する場合において、テンキー
を操作して所望のテンポを入力する。あるいは、インク
リメントキー又はデクリメントキーを操作して、現在設
定されているテンポを1つづつ増加又は減少する。ある
いは、ロータリーエンコーダを右回り又は左回りに回動
させて、現在設定されているテンポを所定角度変化に応
じて1つづつ増加又は減少する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置においては、例えばテンキーの操作によってパラメ
ータの値を変更する場合には、入力された数値に対応し
たパラメータの値に一気に変更され、その途中のパラメ
ータの状態を感覚的に捉えることができないので、変更
したパラメータの値が感覚的に予測したものとずれてい
る場合には、予測した値に到達するまで何度かテンキー
を操作しなければならない。このため、所望のパラメー
タの値に到達するまでに時間がかかり、変更の操作がユ
ーザの負担になっていた。
【0004】一方、インクリメントキー及びデクリメン
トキー又はロータリースイッチの操作によってパラメー
タを変更する場合には、操作回数又は所定角度変化に応
じてパラメータの値が所定量だけ変化し、途中のパラメ
ータの値を感覚的に捉えることは可能になるが、音量パ
ラメータのように、現在のパラメータの値と目標のパラ
メータの値とがかけ離れている場合もあり、1回の操作
による変化量が小さすぎて、何回も操作を行わねばなら
ず、変更の操作がユーザの負担になっていた。その一
方、現在のパラメータの値と目標のパラメータの値とが
近い場合には、1回の操作による変化量が大きすぎて、
目標のパラメータの値に到達できないという問題があっ
た。
【0005】本発明の課題は、現在のパラメータから目
標のパラメータまでの推移が感覚的に捉えることがで
き、かつ、簡単な操作によって現在のパラメータから目
標のパラメータにすみやかに到達できるようにすること
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、楽音のパラメ
ータの値を変更するために操作される第1の操作子と、
前記第1の操作子の操作量に対するパラメータの値の変
化量を操作に応じて指定する第2の操作子と、前記第1
の操作子が操作されたときは、当該操作量に対して前記
第2の操作子において指定された変化量に応じて現在の
パラメータの値を変更するパラメータ変更手段と、を備
えた構成になっている。
【0007】本発明によれば、楽音のパラメータの値を
変更するために操作される操作量に対するパラメータの
値の変化量を、ユーザの操作で指定することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の楽音パラメータ制
御装置の実施形態について、図を参照して詳細に説明す
る。
【0009】図1は、実施形態における楽音パラメータ
制御装置のシステム構成を示すブロック図である。CP
U1は、内蔵するプログラムROM(図示せず)のプロ
グラムに基づいて、システムバスに接続されているタイ
マ2、メモリ3、KSC(キースキャンコントローラ)
4、REC(ロータリーエンコーダコントローラ)5、
及びLCDC(LCDコントローラ)6との間で、コマ
ンド及びデータを授受して、この装置を制御する。な
お、図には示していないが、音高及びベロシティを入力
する鍵盤、及び、音高、ベロシティ、パラメータのデー
タを供給する音源、若しくは、外部の音源にこれらのデ
ータを送信する通信インターフェースが設けられてい
る。
【0010】タイマ2は、一定時間ごとにタイマインタ
ラプトを発生して、CPU1に所定の制御(後述するス
イッチ処理等)を実行させる。メモリ3は、CPU1に
よって取り込まれて処理される各種データをストアする
レジスタ、パラメータの値をストアするレジスタ、及び
制御に必要な各種のフラグを備えている。KSC4は、
スイッチ群8に接続され、CPU1のスイッチ処理に応
じて操作パネル7に設けられたスイッチ群8のオン・オ
フを入力する。REC5は、ロータリーエンコーダ9に
接続され、CPU1のスイッチ処理に応じて操作パネル
7に設けられたロータリーエンコーダ9の角度変位を入
力する。LCDC6は、LCD(液晶表示装置)10に
接続され、CPU1の表示処理に応じて、現在のパラメ
ータの値その他の表示データをLCD10に送出する。
【0011】図2は、操作パネル7の構成を示してい
る。LCD10には、イニシャライズ処理によって設定
された各種のパラメータのデフォルト値が表示される。
操作子としては、ロータリーエンコーダ9の他に、スイ
ッチ群8が設けられている。スイッチ群8は、音色パラ
メータを指定するAスイッチ、リズムパラメータを指定
するBスイッチ、テンポパラメータを指定するCスイッ
チ、音量パラメータを指定するDスイッチの4つのモー
ドスイッチ11、数値キー12a、「+」(インクリメ
ント)キー12b、「−」(デクリメント)キー12c
からなるテンキー12、FASTキー13、SLOWキ
ー14で構成されている。各キーの機能については後述
する。
【0012】次に、CPU1によって実行されるプログ
ラムのフローチャートに基づいて、実施形態の動作につ
いて説明する。図3は、メインフローであり、所定のイ
ニシャライズ処理を行い(ステップA1)、この後、ス
イッチ処理(ステップA2)、鍵盤処理(ステップA
3)、リズム処理(ステップA4)、その他の処理(ス
テップA5)を繰り返すループ処理を実行する。
【0013】図4は、メインフローにおけるイニシャラ
イズ処理のフローである。この処理では、音色レジスタ
TONEに音色パラメータの番号の初期値(Piano
の番号「01」)をセットし(ステップB1)、リズム
レジスタRHYTHMにリズムパラメータの番号の初期
値(8beatの番号「01」)をセットし(ステップ
B2)、テンポレジスタTEMPOにテンポパラメータ
の初期値(120)をセットし(ステップB3)、音量
レジスタVOLUMEに音量パラメータの初期値(3
5.2)をセットする(ステップB4)。次に、TON
E、RHYTHM、TEMPO、VOLUMEの値を、
図2に示したように、LCD10に表示する(ステップ
B5)。
【0014】次に、フラグAFを「1」にセットし、B
F、CF、DFを「0」にリセットする(ステップB
6)。そして、メインフローに戻る。AF、BF、C
F、DFは、それぞれモードスイッチ11のAスイッ
チ、Bスイッチ、Cスイッチ、Dスイッチの状態によっ
て「1」にセットされ、又は、「0」にリセットされる
フラグである。AFが「1」、BF、CF、DFが
「0」である場合には、音色パラメータの変更が可能な
状態である。
【0015】図5は、メインフローにおけるスイッチ処
理のフローである。この処理では、モードスイッチ処理
(ステップC1)、テンキー処理(ステップC2)、ロ
ータリーエンコーダ処理(ステップC3)、FAST・
SLOWスイッチ処理(ステップC4)、その他のスイ
ッチ処理(ステップC5)を実行して、メインフローに
戻る。
【0016】図6は、図5のモードスイッチ処理のフロ
ーである。この処理では、図2に示した4つのモードス
イッチのオン・オフ状態を検出する。Aスイッチがオン
であるか否かを判別し(ステップD1)、オンである場
合には、AFを「1」にセットし、BF、CF、DFを
ともに「0」にリセットする(ステップD2)。Bスイ
ッチがオンであるか否かを判別し(ステップD3)、オ
ンである場合には、BFを「1」にセットし、AF、C
F、DFをともに「0」にリセットする(ステップD
4)。Cスイッチがオンであるか否かを判別し(ステッ
プD5)、オンである場合には、CFを「1」にセット
し、AF、BF、DFをともに「0」にリセットする
(ステップD6)。Dスイッチがオンであるか否かを判
別し(ステップD7)、オンである場合には、DFを
「1」にセットし、AF、BF、CFをともに「0」に
リセットする(ステップD8)。
【0017】次に、上記4つのいずれかのスイッチがオ
ンであるか否かを判別し(ステップD9)、いずれかの
スイッチがオンである場合、すなわち、4つのフラグA
F、BF、CF、DFのうちいずれか1つのフラグが
「1」にセットされている場合には、レジスタNに
「1」をセットする(ステップD10)。Nに「1」を
セットした後、又は、4つのスイッチのいずれもオフで
ある場合には、図5のフローに戻る。
【0018】図7及び図8は、図5のテンキー処理のフ
ローである。図7において、テンキーの中の数値キーが
オンされたか否かを判別する(ステップE1)。数値キ
ーがオンされたときは、4つのフラグAF、BF、C
F、DFの値に応じた処理を行う。すなわち、AFが
「1」であるか否かを判別し(ステップE2)、このフ
ラグが「1」である場合には、入力された数値(音色番
号)をTONEにセットする(ステップE3)。BFが
「1」であるか否かを判別し(ステップE4)、このフ
ラグが「1」である場合には、入力された数値(リズム
番号)をRHYTHMにセットする(ステップE5)。
CFが「1」であるか否かを判別し(ステップE6)、
このフラグが「1」である場合には、入力された数値
(テンポ値)をTEMPOにセットする(ステップE
7)。DFが「1」であるか否かを判別し(ステップE
8)、このフラグが「1」である場合には、入力された
数値(音量値)をVOLUMEにセットする(ステップ
E9)。
【0019】ステップE1において、数値キーがオンで
ない場合には、図8のフローにおいて、「+」キーがオ
ンされたか否かを判別する(ステップE10)。このキ
ーがオンされたときは、4つのフラグAF、BF、C
F、DFの値に応じた処理を行う。すなわち、AFが
「1」であるか否かを判別し(ステップE11)、この
フラグが「1」である場合には、TONEにレジスタN
の値を加算する(ステップE12)。BFが「1」であ
るか否かを判別し(ステップE13)、このフラグが
「1」である場合には、RHYTHMにレジスタNの値
を加算する(ステップE14)。CFが「1」であるか
否かを判別し(ステップE15)、このフラグが「1」
である場合には、TEMPOにレジスタNの値を加算す
る(ステップE16)。DFが「1」であるか否かを判
別し(ステップE17)、このフラグが「1」である場
合には、VOLUMEにレジスタNの値を加算する(ス
テップE18)。そして、図5のフローに戻る。
【0020】ステップE10において「+」キーがオン
でない場合には、「−」キーがオンされたか否かを判別
する(ステップE19)。このキーがオンでない場合に
は図5のフローに戻る。このキーがオンされたときは、
4つのフラグAF、BF、CF、DFの値に応じた処理
を行う。すなわち、AFが「1」であるか否かを判別し
(ステップE20)、このフラグが「1」である場合に
は、TONEからレジスタNの値を減算する(ステップ
E21)。BFが「1」であるか否かを判別し(ステッ
プE22)、このフラグが「1」である場合には、RH
YTHMからレジスタNの値を減算する(ステップE2
3)。CFが「1」であるか否かを判別し(ステップE
24)、このフラグが「1」である場合には、TEMP
OからレジスタNの値を減算する(ステップE25)。
DFが「1」であるか否かを判別し(ステップE2
6)、このフラグが「1」である場合には、VOLUM
EからレジスタNの値を減算する(ステップE27)。
そして、図5のフローに戻る。
【0021】図9は、図5のロータリーエンコーダ処理
のフローである。この処理では、ロータリーエンコーダ
が所定角度変化したか否かを判別し(ステップF)、所
定角度変化していない場合には、直ちに図5のフローに
戻る。所定角度変化したときは、その変化方向が右であ
るか左であるかを判別する(ステップF)。変化方向が
右である場合には、4つのフラグAF、BF、CF、D
Fの値に応じた処理を行う。すなわち、AFが「1」で
あるか否かを判別し(ステップF3)、このフラグが
「1」である場合には、TONEにレジスタNの値を加
算する(ステップF4)。BFが「1」であるか否かを
判別し(ステップF5)、このフラグが「1」である場
合には、RHYTHMにレジスタNの値を加算する(ス
テップF6)。CFが「1」であるか否かを判別し(ス
テップF7)、このフラグが「1」である場合には、T
EMPOにレジスタNの値を加算する(ステップF
8)。DFが「1」であるか否かを判別し(ステップF
9)、このフラグが「1」である場合には、VOLUM
EにレジスタNの値を加算する(ステップF10)。そ
して、図5のフローに戻る。
【0022】ステップF2において変化方向が左である
場合には、4つのフラグAF、BF、CF、DFの値に
応じた処理を行う。すなわち、AFが「1」であるか否
かを判別し(ステップF11)、このフラグが「1」で
ある場合には、TONEからレジスタNの値を減算する
(ステップF12)。BFが「1」であるか否かを判別
し(ステップF13)、このフラグが「1」である場合
には、RHYTHMからレジスタNの値を減算する(ス
テップF14)。CFが「1」であるか否かを判別し
(ステップF15)、このフラグが「1」である場合に
は、TEMPOからレジスタNの値を減算する(ステッ
プF16)。DFが「1」であるか否かを判別し(ステ
ップF17)、このフラグが「1」である場合には、V
OLUMEからレジスタNの値を減算する(ステップF
18)。そして、図5のフローに戻る。
【0023】図10は、図5のFAST・SLOW処理
のフローである。この処理では、FASTスイッチがオ
ンされたか否かを判別する(ステップG1)。オンされ
たときは、AF、BF、CFのいずれかのフラグが
「1」であるか否かを判別する(ステップG2)。いず
れかのフラグが「1」であるときは、レジスタNの値が
「5」未満であるか否かを判別する(ステップG3)。
「5」未満であるときは、Nをインクリメントする(ス
テップG4)。そして、図5のフローに戻る。Nの値が
「5」以上であるときは、Nの値をインクリメントする
ことなく図5のフローに戻る。
【0024】したがって、FASTキーを1回オンする
ことで、Nの値を「2」にセットする。さらに加算する
値を増加したいときは、FASTキーをオンすることに
より、Nの値を「3」、「4」、「5」と増加する。そ
して、「+」キーを1回オンした場合、又はロータリー
エンコーダを右方向に所定角度変化させた場合には、対
応するパラメータのレジスタに加算するNの値が、FA
STキーをオンしない場合に比べて2倍〜5倍に増加す
る。一方、「−」キーを1回オンした場合、又はロータ
リーエンコーダを左方向に所定角度変化させた場合に
は、対応するパラメータのレジスタから減算するNの値
が、FASTキーをオンしない場合に比べて2倍〜5倍
に増加する。
【0025】ところで、変更しようとするパラメータ
が、音色、リズム、又はテンポである場合には、現在設
定されているパラメータと目標のパラメータとの間がか
け離れている場合は少ない。このため、操作回数又は操
作角度の変化に応じて急激にパラメータの値が変化する
と、却って目標のパラメータの値に到達できないことに
なる。したがって、上記したように、Nの値が所定値で
ある「5」になった後は、FASTキーを何回オンして
もNの値はそれ以上増加しない。
【0026】ステップG2において、AF、BF、CF
のいずれも「1」でない場合には、DFが「1」である
か否かを判別する(ステップG5)。DFが「1」でな
い場合には図5のフローに戻る。DFが「1」である場
合には、Nの値が「100」未満であるか否かを判別し
(ステップG6)、「100」未満である場合にはNの
値を10倍する(ステップG7)。そして、図5のフロ
ーに戻る。ステップG6においてNの値が「100」以
上である場合には、現在のNの値を維持して図5のフロ
ーに戻る。
【0027】したがって、FASTキーを1回オンする
ことで、Nの値を10倍にセットする。そして、「+」
キーを1回オンした場合、又はロータリーエンコーダを
右方向に所定角度変化させる場合には、対応するパラメ
ータのレジスタに加算するNの値が、FASTキーをオ
ンしない場合に比べて10倍に増加する。一方、「−」
キーを1回オンした場合、又はロータリーエンコーダを
左方向に所定角度変化させた場合には、対応するパラメ
ータのレジスタから減算するNの値が、FASTキーを
オンしない場合に比べて10倍に増加する。
【0028】すなわち、変更しようとするパラメータが
音量の場合には、音色、リズム、又はテンポの場合と異
なり、現在設定されているパラメータと変更目標のパラ
メータとの間がかけ離れている場合もある。このため、
加算するNの値も大きくする必要がある。もっとも、F
ASTキーを2回オンして、Nの値を100倍にセット
した後は、1回のオン操作による音量パラメータの変化
量としては充分であるので、100倍になった後はFA
STキーを何回オンしてもNの値はそれ以上増加しな
い。
【0029】ステップG1において、FASTキーがオ
ンでない場合には、SLOWキーがオンされたか否かを
判別する(ステップG8)。オンされない場合には図5
のフローに戻るが、オンされたときは、AF、BF、C
Fのいずれかのフラグが「1」であるか否かを判別する
(ステップG9)。いずれかのフラグが「1」であると
きは、レジスタNの値が「1」より大きいか否かを判別
する(ステップG10)。Nの値はステップG3及びG
4の処理により、「1」〜「5」の範囲であるので、N
が「1」より大きいとき(2≦N≦5)は、Nをデクリ
メントする(ステップG11)。そして、図5のフロー
に戻る。Nの値が「1(最小値)」であるときは、Nの
値をデクリメントすることなく図5のフローに戻る。
【0030】したがって、SLOWキーを1回オンする
ことで、Nの値をデクリメントする。さらにNの値を減
少したいときは、SLOWキーをオンすることにより、
Nの値を「1」になるまでデクリメントする。そして、
「+」キーを1回オンした場合、又はロータリーエンコ
ーダを右方向に所定角度変化させた場合には、対応する
パラメータのレジスタに加算するNの値が、SLOWキ
ーをオンしない場合に比べて減少する。一方、「−」キ
ーを1回オンした場合、又はロータリーエンコーダを左
方向に所定角度変化させた場合には、対応するパラメー
タのレジスタから減算するNの値が、SLOWキーをオ
ンしない場合に比べて減少する。
【0031】ステップG9において、AF、BF、CF
のいずれも「1」でない場合には、DFが「1」である
か否かを判別する(ステップG12)。DFが「1」で
ない場合には図5のフローに戻る。DFが「1」である
場合には、Nの値が「100分の1」より大きいか否か
を判別し(ステップG13)、「100分の1」より大
きい場合にはNの値を「10分の1」にする(ステップ
G14)。そして、図5のフローに戻る。ステップG1
3においてNの値が「100分の1」以下である場合に
は、現在のNの値を維持して図5のフローに戻る。
【0032】したがって、SLOWキーを1回オンする
ことで、Nの値を「10分の1」にセットする。そし
て、「+」キーを1回オンした場合、又はロータリーエ
ンコーダを右方向に所定角度変化させた場合には、対応
するパラメータのレジスタに加算するNの値が、SLO
Wキーをオンしない場合に比べて「10分の1」に減少
する。一方、「−」キーを1回オンした場合、又はロー
タリーエンコーダを左方向に所定角度変化させた場合に
は、対応するパラメータのレジスタから減算するNの値
が、SLOWキーをオンしない場合に比べて「10分の
1」に減少する。
【0033】このように、上記実施形態によれば、楽音
のパラメータの値を変更するために操作される第1の操
作子(「+」キー12b及び「−」キー12c並びにロ
ータリーエンコーダ9)と、第1の操作子の操作量に対
するパラメータの値の変化量を操作に応じて指定する第
2の操作子(FASTキー13及びSLOWキー14)
と、第1の操作子が操作されたときは、当該操作量に対
して第2の操作子において指定された変化量に応じて現
在のパラメータの値を変更するパラメータ変更手段(C
PU1)と、を備えた構成になっている。
【0034】上記実施形態の構成によれば、楽音のパラ
メータの値を変更するために操作される操作量に対する
パラメータの値の変化量を、ユーザの操作で指定するこ
とができる。したがって、現在のパラメータから目標の
パラメータまでの推移が感覚的に捉えることができ、か
つ、簡単な操作によって現在のパラメータから目標のパ
ラメータにすみやかに到達できる。
【0035】この場合において、第2の操作子は、第1
の操作子の同一の操作量に対して指定する変化量が楽音
のパラメータの種別に応じて異なるようにしたので、パ
ラメータの種別に応じて適切な変化量を、ユーザの操作
で指定することができる。
【0036】またこの場合において、第2の操作子は、
操作回数に応じて指定する変化量が増加又は減少するよ
うにしたので、現在のパラメータの値と目標のパラメー
タの値との差分に応じて、適切な変化量を、ユーザの操
作で指定することができる。
【0037】さらにこの場合において、第2の操作子
は、指定する変化量が所定値に達した後は、操作回数に
かかわらず当該所定値を維持するようにしたので、不自
然な変化量が指定されるのを回避することができる。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、楽音のパラメータの値
を変更するために操作される操作量に対するパラメータ
の値の変化量を、ユーザの操作で指定することができ
る。したがって、現在のパラメータから目標のパラメー
タまでの推移が感覚的に捉えることができ、かつ、簡単
な操作によって現在のパラメータから目標のパラメータ
にすみやかに到達できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態における楽音パラメータ制御装置のシ
ステム構成を示すブロック図。
【図2】図1の装置の操作パネルを示す図。
【図3】図1におけるCPUのメインフローチャート。
【図4】図3のメインフローチャートにおけるイニシャ
ライズ処理のフローチャート。
【図5】図3のメインフローチャートにおけるスイッチ
処理のフローチャート。
【図6】図5のスイッチ処理におけるモードスイッチ処
理のフローチャート。
【図7】図5のスイッチ処理におけるテンキー処理のフ
ローチャート。
【図8】図7に続くテンキー処理のフローチャート。
【図9】図5のスイッチ処理におけるロータリーエンコ
ーダ処理のフローチャート。
【図10】図5のスイッチ処理におけるFAST・SL
OWスイッチ処理のフローチャート。
【符号の説明】
7 操作パネル 9 ロータリーエンコーダ 10 LCD 12b インクリメントキー 12c デクリメントキー 13 FASTキー 14 SLOWキー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 楽音のパラメータの値を変更するために
    操作される第1の操作子と、 前記第1の操作子の操作量に対するパラメータの値の変
    化量を操作に応じて指定する第2の操作子と、 前記第1の操作子が操作されたときは、当該操作量に対
    して前記第2の操作子において指定された変化量に応じ
    て現在のパラメータの値を変更するパラメータ変更手段
    と、 を備えたことを特徴とする楽音パラメータ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の操作子は、前記第1の操作子
    の同一の操作量に対して指定する変化量が楽音のパラメ
    ータの種別に応じて異なることを特徴とする請求項1に
    記載の楽音パラメータ制御装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の操作子は、操作回数に応じて
    指定する変化量が増加又は減少することを特徴とする請
    求項1又は2に記載の楽音パラメータ制御装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の操作子は、指定する変化量が
    所定値に達した後は、操作回数にかかわらず当該所定値
    を維持することを特徴とする請求項3に記載の楽音パラ
    メータ制御装置。
JP10321424A 1998-10-27 1998-10-27 楽音パラメータ制御装置 Pending JP2000132167A (ja)

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