JP2000130510A - 排気管支持装置 - Google Patents

排気管支持装置

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JP2000130510A
JP2000130510A JP10300665A JP30066598A JP2000130510A JP 2000130510 A JP2000130510 A JP 2000130510A JP 10300665 A JP10300665 A JP 10300665A JP 30066598 A JP30066598 A JP 30066598A JP 2000130510 A JP2000130510 A JP 2000130510A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 板状ばね体を用いた排気管支持装置におい
て、その上下方向と左右方向とのばね定数の比率設定が
困難である等の各課題を共に解消する。 【解決手段】 車体から延びる支持部材が挿入される取
付孔11a,11bを有する中央取付部11と、排気管
から延びる支持部材が挿入される取付孔12c,12d
を有する左側及び右側取付部12a,12bとをブロッ
ク状ゴムにより形成する。左側及び右側取付部を中央取
付部の左右両側に配設し、中央取付部と左側及び右側取
付部とを板状ばね体13により互いに連結する。板状ば
ね体の傾斜角度θにより、上下及び左右方向のばね定数
の比率を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排気管等を吊り下
げ支持するハンガーラバー等に適用されるものであっ
て、板状ばね体を用いた排気管支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の排気管支持装置とし
て、例えば図14に示すように、楕円形状の板状ばねリ
ング63の主振動入力方向に互いに離れた両位置から相
対向する方向に突出するブロック状ゴム弾性体61,6
2を上記板状ばねリング63に対し一体に固着し、この
各ゴム弾性体61,62を貫通する取付孔61a,62
aに軸体である支持部材を挿通させることにより排気管
若しくは被支持体に連結するようにしたものが知られて
いる。このものでは、上記板状ばねリング63として板
状ばね体を屈曲させ両端を溶接若しくはリベット締めに
より結合して無端の環状に形成したものを用いている。
そして、例えば図15に示すように、この排気管支持装
置6により排気管4の途中に設けられた消音器41を支
持する場合には、この消音器41の四隅から延びるよう
に配設された支持部材43,43,…のそれぞれを上記
排気管支持装置6,6,…の下側の取付孔内に挿入し、
この排気管支持装置6の上側の取付孔内に車体3から延
びる支持部材31,31,…を挿入するようにしてい
る。また、図15では、排気管支持装置6の取付孔の開
口が排気管4の長手方向に直交する方向を向くように配
設しているが、上記取付孔の開口を排気管4の長手方向
に向くように配設する場合もある(図示省略)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、排気管支持
装置においては、例えば上下方向(図14の上下方向)
のばねを比較的軟らかく、左右方向(図14の左右方
向)のばねを比較的硬く、かつ、上記上下方向と左右方
向とのばね定数の比率を設定値にしたいという設定要求
がなされる場合がある。この場合、上記従来の排気管支
持装置6において、左右方向のばねを硬くしようとすれ
ば、板状ばねリング63の板幅(図14の紙面に直交す
る方向の幅)を広くすれば左右方向のばねを硬くするこ
とは可能ではあるが、それに伴い上下方向のばね定数も
変化してしまうことになってしまう。また、上記板状ば
ねリング63の板厚を分厚くしても左右方向のばねを硬
くすることは可能ではあるが、それに伴い上下方向のば
ね定数も変化してしまうことになってしまう。このよう
に、左右方向のばねを硬くするために板状ばねリング6
3の板幅または板厚を変えてみても、上記従来の排気管
支持装置6では上下方向と左右方向とのばね定数が共に
高くなる、あるいは、共に低くなるため、上下方向と左
右方向とのばね定数の比率をねらいの値に設定すること
が困難となってしまうという不都合がある。
【0004】また、上記排気管支持装置6を車両の排気
管4を支持する排気管支持装置として用いる場合には、
エンジン駆動に伴う熱によって上記排気管4が長手方向
に熱膨張して延びてしまう場合や、急加速若しくは急減
速によりエンジンが前後動してそれに伴い上記排気管4
が長手方向に移動するような場合が発生してしまう。こ
のような場合に、従来の排気管支持装置6では、上記排
気管4の長手方向の移動に対し追随することが困難であ
り、排気管4を確実に吊り下げ支持をすることが困難に
なってしまうという問題もある。
【0005】さらに、従来の排気管支持装置6において
は、板状ばね体を屈曲させ両端を溶接若しくはリベット
締めにより結合して無端の環状に形成した板状ばねリン
グ63を用いているため、上記排気管支持装置6の製造
の際には、溶接またはリベット接合工程を必要とし、工
程数の増加による製造コストの増大を招いてしまうとい
う不都合がある。
【0006】加えて、従来の排気管支持装置6は一対の
取付孔が上下方向に並んで配設されているため、左右方
向の幅が狭いものとなってしまう。このため、例えば消
音器41のような幅広のものを吊り下げ支持しようとす
れば、図15に示すように、3または4個(図例では4
つ)の排気管支持装置6,6,…が必要となり、その分
コストが増大してしまうという問題もある。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、板状ばね体を
用いた排気管支持装置において、その上下方向と左右方
向とのばね定数の比率設定が困難である等の上記の各課
題を共に解消することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明者は、上下方向及び左右方向の入力荷重を板
状ばね体の圧縮に作用させるか、曲げに作用させるかに
よって、上下方向と左右方向とのばね定数の比率が変更
される点に鑑み、被支持体及び排気管のいずれか一方の
支持部材からの荷重入力部位を互いに離れた2箇所に
し、他方の支持部材からの荷重入力位置を上記2箇所の
荷重入力部位の間に配設させ、各荷重入力部位を板状ば
ね体により連結すれば、この板状ばね体の配設角度によ
って上下方向及び左右方向の入力荷重を上記板状ばね体
の圧縮及び曲げのいずれかに作用させることができる点
に着目して本発明を完成するに至った。
【0009】具体的に、本発明は、排気管を被支持体に
対し吊り下げ支持する排気管支持装置を対象とし、この
ものにおいて、上記排気管及び被支持体の内の一方から
延びる支持部材が取り付けられる中央取付部と、上記排
気管及び被支持体の内の他方から延びる支持部材が取り
付けられる一対の側方取付部とを備えたものとする。そ
して、上記一対の側方取付部を上記中央取付部の左右両
側位置に互いに離されてそれぞれ配設され、上記中央取
付部と各側方取付部とを板状ばね体により互いに連結す
ることを特定事項とするものである。ここで、「排気
管」としては、振動源である原動機に接続されてこの原
動機からの振動が伝達されるものであり、排気管本体の
他にこの排気管本体に連通される消音器等も含むもので
ある。この場合、中央取付部と一対の側方取付部とを互
いに連結する板状ばね体の左右水平方向に対する傾斜角
度を変化させることにより、上下方向と左右方向とのば
ね定数の比率を変化させることができるようになる。す
なわち、上記傾斜角度を大きくすれば、上記板状ばね体
が比較的上下方向に延びるように配設されることにな
り、中央または側方取付部に上下方向の荷重が入力すれ
ば、上記板状ばね体の圧縮に作用することになる。この
ため、上下方向のばね定数が比較的高くなる。一方、中
央または側方取付部に左右方向の荷重が入力すれば、上
記板状ばね体の曲げに作用するため、左右方向のばね定
数が比較的低くなる。
【0010】そして、上記傾斜角度を小さくすれば、傾
斜部が比較的左右方向に延びるように配設されることに
なり、上下方向の入力荷重は上記板状ばね体の曲げに作
用する。このため、上下方向のばね定数が比較的低くな
る。一方、左右方向の入力荷重は上記板状ばね体の圧縮
に作用するため、左右方向のばね定数が比較的高くな
る。このように、上記傾斜角度を変更することのみで、
上下方向と左右方向とのばね定数の比率が変更され、そ
の比率をねらい値に設定調整することが容易に実現され
る。
【0011】また、従来の排気管支持装置では板状ばね
体を湾曲させて溶接またはリベット接合をして環状に形
成する必要があったが、上記排気管支持装置において
は、接合をする必要がない。このため、上記溶接または
リベット接合工程を省略することができ、製造コストの
低減化が図られる。
【0012】さらに、側方取付部を左右方向に互いに離
れるように配設することにより、一対の取付孔が上下方
向に並んで配設された従来の排気管支持装置に比べて左
右方向の幅が広い排気管支持装置が構成される。このた
め、例えば消音器を吊り下げ支持する場合に、この消音
器の左右両側部から一対の支持部材を配設させ、この支
持部材を上記側方取付部にそれぞれ取り付けるようにす
れば、一つの排気管支持装置によって消音器を吊り下げ
支持することが可能になり、コストの低減化が図られ
る。
【0013】そして、上記の中央取付部及び各側方取付
部としては、ブロック状ゴム弾性体により形成し、上記
中央取付部及び各側方取付部に排気管または被支持体か
ら延びる棒状の支持部材が挿入される取付孔を形成する
ようにすればよい。この場合には、排気管支持装置の組
付けの際には棒状の支持部材を取付孔内に挿入するのみ
であるため、排気管支持装置の組付け作業の容易化が図
られる。また、取付部がゴム弾性体により形成されるこ
とによって、板状ばね体のみならず、この取付部による
ばねも上記排気管支持装置に付加することが可能にな
る。
【0014】また、板状ばね体をその中央が上方に突出
した山形に形成し、中央取付部を、上記板状ばね体の中
央の下面位置から下方に突出するように形成する一方、
側方取付部を、上記板状ばね体の両側端部にそれぞれ配
設してもよい。この場合、上下方向の振動が入力して上
記中央取付部がこの中央取付部に相対向するように配設
された被支持体若しくは排気管に対し上下方向に相対変
位すれば、上記中央取付部と被支持体若しくは排気管と
が互いに当接することになりその振幅が所定量に規制さ
れる。また、側方取付部を中央取付部の左右両側の斜め
上方位置にそれぞれ配設し、板状ばね体を、上記中央取
付部の下部からこの中央取付部の両側外方位置を通って
上記中央取付部の上方位置まで配設され、上記側方取付
部にそれぞれ連結してもよい。この場合、上記のように
中央取付部が上下方向に相対変位すれば、この中央取付
部が側方取付部に当接するようになり、その振幅が所定
量に規制される。
【0015】さらに、板状ばね体に中央取付部側から各
側方取付部に向かって延びるリブ状部材を配設してもよ
い。ここで、「リブ状部材」としては、板状ばね体の変
形に対し追随を許容するものであって、かつ、この板状
ばね体の曲げ方向に対する剛性を向上させるものであれ
ばよい。具体的には、例えばゴム弾性体により形成する
ようにすればよい。この場合、ばね体の曲げ方向に対す
る剛性が向上するため、高周波であって微小振幅の振動
が入力した場合にその振動の伝達が抑制される。その結
果、サージ周波数が高周波側に移行する。
【0016】一方、板状ばね体にその板幅が幅狭とされ
たくびれ部を形成してもよい。この場合、前後方向に排
気管が移動した場合には、上記板状ばね体がねじれた
り、あるいは曲がったりして、上記板状ばね体の排気管
の前後動に追随することが許容される。このため、上記
排気管を確実に、しかも安定して吊り下げ支持すること
が可能になる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明における排気管支持装置によれば、傾斜角度を変更す
ることのみで上下方向と左右方向とのばね定数の比率が
変更され、その比率をねらい値に設定調整することを容
易に行うことができる。
【0018】また、排気管支持装置の製造において溶接
またはリベット接合工程を省略することができ、製造コ
ストの低減化を図ることができる。
【0019】消音器を一つの排気管支持装置によって吊
り下げ支持することができるようになり、コストの低減
化を図ることができる。
【0020】請求項2記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明による効果に加えて、排気管支持装置を容
易に取り付けることができる。また、板状ばね体のみな
らず、この取付部によるばねを付加することができる。
【0021】請求項3記載の発明によれば、上記請求項
1または請求項2記載の発明による効果に加えて、上下
方向の振動が入力した場合に中央取付部が車体若しくは
排気管と当接して振幅を所定量に規制することができ
る。
【0022】請求項4記載の発明によれば、上記請求項
1または請求項2記載の発明による効果に加えて、上下
方向の振動が入力した場合に中央取付部が側方取付部に
対し当接するようになりその振幅を所定量に規制するこ
とができる。
【0023】請求項5記載の発明によれば、上記請求項
1または請求項2記載の発明による効果に加えて、高周
波の微小振幅振動の伝達が抑制され、サージ周波数を高
周波側に移行させることができる。
【0024】請求項6記載の発明によれば、上記請求項
1または請求項2記載の発明による効果に加えて、排気
管の前後動に追随することが許容されるため、上記排気
管を確実に、しかも安定して吊り下げ支持することがで
きる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基いて説明する。
【0026】<第1実施形態>図1〜図3は、本発明の
第1実施形態に係る排気管支持装置を示し、1は排気管
4の途中に設けられた消音器41を吊り下げ支持する排
気管支持装置である。この排気管支持装置1は、図4に
示すように、その中央位置に中央取付部11が配設さ
れ、この中央取付部11に対し左右両側位置に側方取付
部としての右側及び左側取付部12a,12bがそれぞ
れ配設されるようになっている。そして、上記中央取付
部11と各右側及び左側取付部12a,12bとは、板
状ばね体13により互いに連結されるようになってい
る。
【0027】上記中央取付部11は、ブロック状ゴム弾
性体により形成されており、上記板状ばね体13の中央
位置から下方に突出するように形成されている。そし
て、上記中央取付部11には、被支持体としての車体3
から延びる一対の支持部材31,31が挿入される一対
の取付孔11a,11bが形成されている(図4または
図5参照)。
【0028】上記右側及び左側取付部12a,12b
は、図4に示すように、共にブロック状ゴム弾性体によ
り形成されており、消音器41から延びる支持部材4
3,43が挿入される取付孔12c,12dがそれぞれ
形成されている(図4または図6参照)。
【0029】上記板状ばね体13は、両端から中央に向
かって上方に突出するような滑らかな山形に形成されて
おり、上記中央取付部11は、その頂部位置に取り付け
られる一方、上記板状ばね体13の両側端部は上方に屈
曲されており、上記右側及び左側取付部12a,12b
がそれぞれ配設されるようになっている。
【0030】そして、図1〜図3に示すように、消音器
41の周囲に巻き付くように吊り下げ部材44が取り付
けられ、この吊り下げ部材44の両側部から延びる一対
の支持部材43,43が、上記右側及び左側取付部12
a,12bの取付孔12c,12d内にそれぞれ挿入さ
れている。また、上記巻き付け部材44には、凸部44
aが形成されており、この凸部44aは、上記中央取付
部11に相対向する位置に、上方に凸となるように形成
されている。
【0031】つぎに、上記第1実施形態の作用・効果を
説明する。
【0032】上記板状ばね体13の水平方向に対する傾
斜角度θ(図4参照)を変化させることにより、上下方
向と左右方向とのばね定数の比率を変化させることがで
きるようになる。すなわち、上記傾斜角度θを大きくす
れば、板状ばね体13が上下方向に延びるように配設さ
れることになり、上下方向の入力荷重が上記板状ばね体
13に対し圧縮に作用することになる。このため、上下
方向のばね定数が比較的高くなる。一方、左右方向の入
力荷重は上記板状ばね体13に対し曲げに作用すること
になる。このため、左右方向のばね定数が比較的低くな
る。一方、上記傾斜角度θを小さくすれば、板状ばね体
13が左右方向に延びるように配設されることになり、
上下方向のばね定数が比較的低くなる一方、左右方向の
ばね定数が比較的高くなる。このように、上記傾斜角度
θを変更することのみで、上下方向と左右方向とのばね
定数の比率が変更され、その比率をねらい値に設定調整
することを容易に行うことができるようになる。
【0033】そして、上記排気管支持装置1に対し上下
方向の振動が入力して上記中央取付部11が消音器41
に対し上下方向に相対変位すれば、上記中央取付部11
と巻き付け部材44の凸部44aとが互いに当接するこ
とになり、その振幅を所定量に規制することができるよ
うになる。
【0034】また、従来の排気管支持装置では板状ばね
体を湾曲させて溶接またはリベット接合をして環状に形
成する必要があったが、上記排気管支持装置1において
は、板状ばね体13を接合をする必要がなく、この板状
ばね体13に対し中央、右側、及び左側取付部11,1
2a,12bを加硫接着することにより製造することが
できる。このため、上記溶接またはリベット接合工程を
省略することができ、製造コストの低減化を図ることが
できるようになる。
【0035】さらに、図1〜図3に示すように、一つの
排気管支持装置1によって消音器441のような幅広の
ものを吊り下げ支持することができるようになるため、
コストの低減化を図ることができるようになる。
【0036】加えて、上記排気管支持装置1は、図7に
示すように、上下反転させて用いることも可能である。
この場合には、右側及び左側取付部12a,12bの取
付孔12c,12d内に車体3から延びる支持部材3
1,31を挿入する一方、中央取付部11の取付孔11
a,11b内に排気管4から延びる支持部材43,43
を挿入するようにすればよい。このようにすれば、上記
中央取付部11が車体3に対し上下に相対変位した場
合、上記中央取付部11と車体3とが当接してその振幅
を規制することができるようになる。
【0037】<第2実施形態>図8は本発明の第2実施
形態に係る排気管支持装置1aを示し、この排気管支持
装置には、図8または図9に示すように、板状ばね体1
3に沿って上方に突出するリブ状部材13a,13bが
配設されている。このリブ状部材13a,13bは、ゴ
ム弾性体により形成されており、上記板状ばね体13の
変形に追随することが可能であると共に、上記板状ばね
体13の曲げ方向に対する剛性を向上させることができ
るようになっている。
【0038】なお、上記排気管支持装置1aのその他の
構成は第1実施形態のものと同様であるために、同一部
材には同一符号を付して、その説明は省略する。
【0039】そして、上記第2実施形態の場合、板状ば
ね体13の曲げ方向の剛性が高くなるため、高周波の振
動が入力した場合に、この振動の伝達が抑制され、その
結果、サージ周波数を高周波側に移行させることができ
るようになる。
【0040】<第3実施形態>図10または図11は本
発明の第3実施形態に係る排気管支持装置1bを示し、
この排気管支持装置1bは、板状ばね体13の板幅が幅
狭となるくびれ部13c,13dが形成されるようにな
っている。
【0041】なお、上記排気管支持装置1bのその他の
構成は第1実施形態のものと同様であるために、同一部
材には同一符号を付して、その説明は省略する。
【0042】そして、上記第3実施形態の場合、排気管
4が熱膨張、または急減速若しくは急加速によって前後
方向に移動した場合であっても、板状ばね体13に設け
られたくびれ部13c,13dにより剛性が弱くなるた
め、上記排気管支持装置1bの上記前後移動への追随が
許容されるようになる。このため、上記排気管4を常に
確実に吊り下げ支持することができるようになる。
【0043】<他の実施形態>なお、本発明は上記第1
〜第3実施形態に限定されるものではなく、その他種々
の実施形態を包含するものである。すなわち、上記第1
〜第3実施形態では、中央取付部11の取付孔11a,
11bを2つ形成しているが、これに限らず、例えば図
12に示すように、中央取付部11に対し1つの取付孔
11cを形成し。
【0044】た排気管支持装置1cとしてもよい。
【0045】また、例えば、図13に示すような形状の
排気管支持装置5を形成してもよい。すなわち、左側及
び右側取付部52a,52bを中央取付部51に対し、
左右両側の斜め上方にそれぞれ配設し、板状ばね体53
を上記中央取付部51の下部からその左右両側の外方位
置を通って、上記中央取付部51の上方を覆うように配
設して、上記左側及び右側取付部52a,52bに連結
するする形状としてもよい。この場合には、中央取付部
51の取付孔51a内に排気管からの支持部材を挿入
し、左側及び右側取付部52a,52bの取付孔52
c,52d内に車体からの支持部材を挿入するようにす
ればよい。このようにすれば、上記中央取付部51が車
体に対し上下方向に相対変位した場合に上記中央取付部
51が左側及び右側取付部52a,52bに対し当接す
るようになる(図13の一点鎖線参照)。これにより、
上下方向の振幅を所定量に規制することができるように
なる。
【0046】また、上記左側及び右側取付部52a,5
2bには、切り欠き部が設けられ、その取付孔52c,
52dの内部が径方向に外部と連通するようにされてい
る。このため、上記排気管支持装置5の取り付けの際に
は、車体からの支持部材を上記切り欠き部を通して取付
孔52c,52d内に挿入させることができるようにな
る。このため、上記排気管支持装置5の取付作業の容易
化を図ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る排気管支持装置を用いた排
気管の支持構造を示す斜視図である。
【図2】第1実施形態に係る排気管支持装置を用いた排
気管の支持構造を示す側面図である。
【図3】第1実施形態に係る排気管支持装置を用いた排
気管の支持構造を示す正面図である。
【図4】排気管支持装置を示す正面図である。
【図5】図4のA−A端面を示す端面図である。
【図6】図4のB−B端面を示す端面図である。
【図7】排気管支持装置の図1とは異なる支持構造を示
す正面説明図である。
【図8】第2実施形態に係る排気管支持装置を示す図4
対応図である。
【図9】図8のC−C端面を示す端面図である。
【図10】第3実施形態に係る排気管支持装置を示す斜
視図である。
【図11】第3実施形態に係る排気管支持装置を示す平
面図である。
【図12】他の実施形態に係る排気管支持装置を示す図
4対応図である。
【図13】図12とは異なる他の実施形態に係る排気管
支持装置を示す図4対応図である。
【図14】従来の排気管支持装置を示す縦断面図であ
る。
【図15】従来の排気管支持装置を用いた排気管の支持
構造を示す図1対応図である。
【符号の説明】
1,1a,1b,1c,5 排気管支持装置 3 車体(被支持体) 4 消音器(排気管) 11,51 中央取付部 13,53 板状ばね体 31 支持部材(被支持体側) 43 支持部材(排気管側) 11a〜11c,51a 取付孔(中央取付部) 12a,52a 左側取付部(側方取付部) 12b,52b 右側取付部(側方取付部) 12c,52c 取付孔(左側取付部) 12d,52d 取付孔(右側取付部) 13a,13b リブ状部材 13c,13d くびれ部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排気管を被支持体に対し吊り下げ支持す
    る排気管支持装置において、 上記排気管及び被支持体の内の一方から延びる支持部材
    が取り付けられる中央取付部と、上記排気管及び被支持
    体の内の他方から延びる支持部材が取り付けられる一対
    の側方取付部とを備え、 上記一対の側方取付部が上記中央取付部の左右両側位置
    に互いに離されてそれぞれ配設され、 上記中央取付部と各側方取付部とが板状ばね体により互
    いに連結されていることを特徴とする排気管支持装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 中央取付部及び各側方取付部は、ブロック状ゴム弾性体
    により形成され、 上記中央取付部及び各側方取付部には、排気管または被
    支持体から延びる棒状の支持部材が挿入される取付孔が
    形成されていることを特徴とする排気管支持装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、 板状ばね体がその中央が上方に突出した山形に形成さ
    れ、 中央取付部が、上記板状ばね体の中央の下面から下方に
    突出するように形成されている一方、 側方取付部が、上記板状ばね体の両側端部にそれぞれ配
    設されていることを特徴とする排気管支持装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2において、 側方取付部が、中央取付部の左右両側位置の斜め上方に
    それぞれ配設され、 板状ばね体が、上記中央取付部の下部からこの中央取付
    部の両側外方位置を通って上記中央取付部の上方位置ま
    で配設され、上記側方取付部にそれぞれ連結されている
    ことを特徴とする排気管支持装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項2において、 板状ばね体には、中央取付部側から各側方取付部側に向
    かって延びるリブ状部材が配設されていることを特徴と
    する排気管支持装置。
  6. 【請求項6】 請求項1または請求項2において、 板状ばね体には、その板幅が幅狭とされたくびれ部が形
    成されていることを特徴とする排気管支持装置。
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