JP2000127357A - 画像出力装置および画像出力システム - Google Patents

画像出力装置および画像出力システム

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JP2000127357A
JP2000127357A JP29954598A JP29954598A JP2000127357A JP 2000127357 A JP2000127357 A JP 2000127357A JP 29954598 A JP29954598 A JP 29954598A JP 29954598 A JP29954598 A JP 29954598A JP 2000127357 A JP2000127357 A JP 2000127357A
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ink
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paper
sheet
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JP29954598A
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Fumihiko Nakamura
中村  文彦
Yuji Yamamoto
有治 山本
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Noritsu Koki Co Ltd
Original Assignee
Noritsu Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリンタ1台でロールペーパー13、シート
ペーパー17のどちらにも画像を出力可能なインクジェ
ットプリンタを提供すると共に、このようなインクジェ
ットプリンタを用いた画像出力システムを提供する。 【解決手段】 インクジェットプリンタに用紙供給部1
0を設ける。用紙供給部10は、ロールペーパー13を
インク吐出位置に供給するロールペーパー供給部11
と、シートペーパー17をインク吐出位置に供給するシ
ートペーパー供給部12とからなり、画像読取装置また
はフィルムスキャナにて生成されるプリントサイズ、プ
リント用途等の情報に基づいてプリント対象(ロールペ
ーパー13またはシートペーパー17)を選択し、イン
ク吐出位置に自動供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばインクジェ
ットプリンタに代表されるように画像データに応じてイ
ンクを記録媒体上に吐出することで画像を記録出力する
画像出力装置に関するものであり、特に、ロールペーパ
ーまたはシートペーパーのどちらにでもインクを吐出す
ることが可能な画像出力装置に関するものである。併せ
て、本発明は、原画像の読み取りから記録媒体への出力
までを一連のシステムで行うことが可能な画像出力シス
テムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えばデジタルカメラによっ
て撮影された画像や、パーソナルコンピュータによって
作成、処理された画像を記録媒体としての用紙に出力し
記録する画像出力装置が種々提案されている。画像出力
装置における記録方式には、例えば、感熱方式、熱転写
方式、インクジェット方式、レーザ印字方式等がある
が、これらの中でも特にインクジェット方式は、記録媒
体に直接インクを噴射する方式であり、ランニングコス
トが安く、印刷時の静粛性にも優れているという利点が
ある。また、昨今の技術の進歩により、インクジェット
方式によって形成される画像の品位も十分に高くなって
きており、その用途が次第に広がりつつある。
【0003】ここで、以下に、従来のインクジェット方
式の画像出力装置(インクジェットプリンタ)について
説明する。なお、上記のインクジェットプリンタは、オ
ンデマンド方式とコンティニュアス方式とに大別される
ので、以下では、これらのそれぞれについて説明する。
【0004】図5に示すように、オンデマンド方式のイ
ンクジェットプリンタは、画像1ドット単位でインクを
吐出するインク吐出部51を備えている。このインク吐
出部51は、加圧チャンバー52、圧電素子(ピエゾ素
子)53、および、振動隔壁54を備えている。
【0005】この構成では、画像信号に応じて圧電素子
53が振動すると、その振動が振動隔壁54に伝わり、
この振動隔壁54の振動によって加圧チャンバー52内
に充填されたインク55が加圧される。これにより、加
圧チャンバー52に設けられたインク吐出口52aから
インク55がインク滴55aとして記録媒体へ吐出され
る。つまり、オンデマンド方式のインクジェットプリン
タは、信号入力時にインク滴55aを吐出するものであ
る。なお、加圧チャンバー52は、インク55を収容、
蓄積したインクタンク(図示せず)と連通しており、イ
ンクタンクから随時インク55が供給されるようになっ
ている。
【0006】なお、上記したインクジェットプリンタ
は、圧電素子53を用いたいわゆるピエゾ式と呼ばれる
ものであるが、この他にも、熱式(バブルジェット方
式、サーマルインクジェット方式)と呼ばれる方式も実
用化されている。この熱式は、加圧チャンバー内に加熱
板を配置してこの加熱板を加熱することによって気泡を
発生させ、気泡の膨張圧力によってインクを吐出口から
吐出させる方式である。
【0007】一方、図6に示すように、コンティニュア
ス方式のインクジェットプリンタは、画像1ドット単位
でインクを吐出するインク吐出部61を備えている。イ
ンク吐出部61は、PZT(ピエゾ素子)62、ノズル
63、荷電制御電極64、偏向電極65、インクキャッ
チャー66、インクリザーバ67、および、ポンプ68
を備えている。
【0008】この構成では、インクリザーバ67に蓄え
られているインクは、インクポンプ68によって加圧さ
れてノズル63に到達する。ノズル63に到達したイン
クは、PZT62の高周波振動に応じてノズル63の先
端からインク滴69aとして連続的に吐出され、荷電制
御電極64を通過する。荷電制御電極64には画像信号
に応じて電界が印加され、これによって、荷電制御電極
64を通過するインク滴69aに電荷が適宜付与され
る。
【0009】荷電制御電極64を通過したインク滴69
aは、偏向電極65を通過する。この際、インク滴69
aのうち電荷付与されたものは、偏向電極65にかけら
れた電界の影響を受けてその進行方向を曲げられ、用紙
70に到達する。一方、電荷付加されていないインク滴
69aはそのまま直進し、インクキャッチャー66に到
達する。インクキャッチャー66内のインクは、配管経
路を通ってインクリザーバ67に移動し、収容、蓄積さ
れる。
【0010】以上のように、コンティニュアス方式のイ
ンクジェットプリンタは、ノズル63から絶えずインク
滴69aを吐出しながらインクを循環させ、画像信号に
応じてインクの飛翔方向を制御することで画像を形成す
るものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、インク吐出
部に供給される用紙には、ロールペーパーとシートペー
パーとがある。ロールペーパーは、所定幅の用紙が一続
きとなってロール状に巻かれたものである。一方、シー
トペーパーは、ハガキやシールプリントなどのような定
型サイズの用紙である。インクの吐出先としてどちらの
用紙を選択するかは、プリント目的、顧客の要望等に応
じて適宜決定される。
【0012】ここで、従来のインクジェットプリンタ
は、ロールペーパーまたはシートペーパーのどちらか一
方のみを供給し得る構成であるので、プリント目的等に
応じて操作者がインクジェットプリンタ自体を使い分け
なければならない。つまり、ロールペーパーへの画像出
力を希望する場合は、ロールペーパー専用のインクジェ
ットプリンタを使用する一方、シートペーパーへの画像
出力を希望する場合は、シートペーパー専用のインクジ
ェットプリンタを使用しなければならない。したがっ
て、例えばロールペーパーからシートペーパーへ画像出
力を切り替えたい場合に、シートペーパーへの画像出力
を別装置で行わざるを得ず、煩雑な作業が伴い、作業性
が低下するという問題が生ずる。
【0013】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、その目的は、1台でロールペーパーお
よびシートペーパーのどちらにも画像を出力することが
可能な画像出力装置と、上記画像出力装置を備えた画像
出力システムとを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る画
像出力装置は、上記の課題を解決するために、付与され
る画像情報に応じて、画像を構成するドット単位でイン
クを記録媒体上に吐出するインク吐出部と、上記インク
の吐出位置に記録媒体を供給する供給手段とを備えた画
像出力装置において、上記供給手段は、ロール状に保持
されたロール状記録媒体を上記吐出位置に供給する第1
供給部と、所定サイズのシート状記録媒体を上記吐出位
置に供給する第2供給部とを備えていることを特徴とし
ている。
【0015】上記の構成によれば、供給手段によって供
給された記録媒体上に、インク吐出部が画像信号に応じ
てインクを吐出することで画像が記録出力される。
【0016】ここで、上記供給手段は、ロール状記録媒
体を供給する第1供給部と、シート状記録媒体を供給す
る第2供給部とを両方備えているので、1台の装置でロ
ール状記録媒体およびシート状記録媒体への画像出力が
可能となる。これにより、従来のように、使用する記録
媒体の種類、プリント目的等に応じて操作者が装置自体
を使い分ける必要がなく、その結果、画像出力を1台の
装置で行って操作者の作業性を向上させることができ
る。
【0017】請求項2の発明に係る画像出力装置は、上
記の課題を解決するために、請求項1の構成において、
上記供給手段は、ロール状記録媒体とシート状記録媒体
とのうち、どちらか一方を選択的に上記吐出位置に供給
することを特徴としている。
【0018】上記の構成によれば、ロール状記録媒体の
供給とシート状記録媒体の供給とが確実に切り替わるよ
うになり、常にどちらか一方の記録媒体を確実に上記吐
出位置に供給することができる。
【0019】また、インク吐出位置にはどちらか一方の
記録媒体のみ供給される構成であるので、インク吐出部
を第1供給部および第2供給部に対応して別個に設ける
必要がない。つまり、1個のインク吐出部で、ロール状
記録媒体およびシート状記録媒体へのインク吐出を両方
行うことができる。このように、インク吐出部を唯一1
個として構成を簡素化することができるので、装置の小
型化、低価格化を図ることもできる。
【0020】請求項3の発明に係る画像出力装置は、上
記の課題を解決するために、請求項2の構成において、
上記供給手段は、上記インク吐出部に付与される画像情
報に応じて、ロール状記録媒体またはシート状記録媒体
を上記吐出位置に供給することを特徴としている。
【0021】上記の構成によれば、ロール状記録媒体ま
たはシート状記録媒体が、画像情報に応じて上記供給手
段により自動的にインク吐出位置に供給されるので、プ
リントする記録媒体を直接操作者が指定入力する必要が
なくなる。これにより、装置を扱う操作者の作業負担を
確実に低減することができると共に、画像出力を迅速に
行うことができる。
【0022】請求項4の発明に係る画像出力装置は、上
記の課題を解決するために、請求項1ないし3のいずれ
かの構成において、上記第1供給部から上記吐出位置ま
でのロール状記録媒体の搬送路と、上記第2供給部から
上記吐出位置までのシート状記録媒体の搬送路とが、一
部共有されていることを特徴としている。
【0023】上記の構成によれば、ロール状記録媒体の
搬送路とシート状記録媒体の搬送路とを一部共有するこ
とで、供給手段をコンパクトに構成することができ、ひ
いては装置の小型化を図ることができる。
【0024】請求項5の発明に係る画像出力装置は、上
記の課題を解決するために、請求項1ないし4のいずれ
かの構成において、上記インク吐出部は、記録媒体上に
吐出されるインクの量をドット毎に制御することを特徴
としている。
【0025】上記の構成によれば、インク吐出部のドッ
ト毎の吐出制御により、階調表現が1ドット毎に可能と
なる。これにより、各ドットに対してはインク吐出量を
変化させず、各ドットへインクを吐出するか否かによっ
て複数ドットからなる領域を単位として階調を表現する
従来に比べ、階調表現の単位がより小さく構成されるの
で、従来よりも画質を向上させることができる。
【0026】また、例えば本発明の画像出力装置を画像
処理装置等と組み合わせて1つの画像出力システムを構
成した場合、上記画像処理装置では、通常、画質の向上
を図るために誤差拡散処理が少なくとも行われる。しか
し、本発明は、インク吐出量を各ドット毎に制御する構
成を採用することにより画質向上を図ることができるの
で、もはや画像処理装置での誤差拡散処理を行う必要が
なくなる。したがって、画像処理装置での画像処理時間
を大幅に短縮することができ、これによって、システム
全体としての処理時間を大幅に短縮することができる。
【0027】請求項6の発明に係る画像出力システム
は、上記の課題を解決するために、請求項1ないし5の
いずれかに記載の画像出力装置と、原画像情報を保持し
た情報保持体から当該原画像情報を読み取り、読み取っ
た原画像情報に基づいて上記画像出力装置に付与される
画像情報に対応した情報を生成する画像読取手段とを少
なくとも備えたことを特徴としている。
【0028】上記の構成によれば、画像読取手段は、例
えばコンパクトフラッシュやネガフィルム等の情報保持
体から原画像情報を読み取ると、読み取った原画像情報
から例えばプリントサイズ、プリント用途(例えば通常
プリント、シールプリント、ハガキ等)を判断し、この
ような情報を画像出力装置に付与される画像情報に対応
した情報として生成する。これにより、画像出力装置の
供給手段は、付与される画像情報からインク吐出対象に
適した記録媒体を判断、選択することが可能となり、上
記画像情報に応じてインクが吐出されることにより、選
択された記録媒体上に画像が出力される。
【0029】したがって、このような画像読取手段と画
像出力装置とで画像出力システムを構成した場合に、付
与される画像情報に基づいて画像出力装置にて所定の記
録媒体を自動的に供給することが可能となる。これによ
り、プリントする記録媒体を直接操作者が指定入力する
必要がなくなり、装置を扱う操作者の作業負担を確実に
低減することができると共に、画像出力を迅速に行って
システムの効率化を図ることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】〔実施の形態1〕本発明の実施の
一形態について、図1ないし図4に基づいて説明すれ
ば、以下の通りである。
【0031】図2は、本発明に係る画像出力装置として
のインクジェットプリンタ1が適用される画像出力シス
テムの概略の構成を示している。この画像出力システム
は、インクジェットプリンタ1の他に、画像読取装置
2、フィルムスキャナ3、画像処理装置4、および、モ
ニタ5で構成されている。
【0032】画像読取装置2(画像読取手段)は、半導
体メモリカードであるコンパクトフラッシュ6やその他
の記録媒体に記録された原画像情報を読み取るものであ
る。上記の原画像情報は、例えばデジタルカメラでの撮
像によって得られたり、パーソナルコンピュータ等での
画像作成によって得られるものである。フィルムスキャ
ナ3(画像読取手段)は、フィルム7に記録されたネガ
(ポジ)画像を読み取る一種の画像読取装置である。
【0033】ここで、画像読取装置2およびフィルムス
キャナ3は、原画像情報を読み取ると共に、当該原画像
情報に基づいて、例えばプリントサイズ(用紙幅および
用紙搬送方向の長さ)や用紙の種類(通常プリント、シ
ールプリント、ハガキ、インデックスカード等)を判断
する。これらの判断結果は、読み取った原画像情報と共
に画像情報として画像処理装置4に供給される。
【0034】画像処理装置4は、インクジェットプリン
タ1への供給に適した画像情報となるように、画像読取
装置2またはフィルムスキャナ3から供給される画像情
報に対して種々の変換処理(画像処理)を行うものであ
る。上記の変換処理としては、例えばRGB(Red,Gree
n,Blue)形式の画像情報をインク出力に適したYMC(Ye
llow,Magenta,Cyan) 形式へ変換する処理、入力された
画像の輪郭を強調するエッジ強調処理、赤色の補正処理
等がある。なお、本画像出力システムにおいては、画像
処理装置4にて誤差拡散処理を行ってはいないが、その
理由については後述する。
【0035】モニタ5は、画像処理装置4によって変換
処理が施された画像を表示するものである。これによっ
て画像の様子を確認し、さらなる色補正等の画像処理が
必要かどうかを確認することができる。
【0036】インクジェットプリンタ1は、画像処理装
置4によって変換処理が施された画像情報に基づいてイ
ンクを吐出し、紙などの記録媒体上に画像を形成するも
のであり、例えば上述のオンデマンド方式の記録ヘッド
で構成されている。
【0037】具体的には、図3に示すように、インクジ
ェットプリンタ1は、記録媒体上の各ドットに対応して
複数のインク吐出口8…がライン状に配置されたインク
吐出部9を、使用するインクの色と対応して備えてい
る。したがって、インクジェットプリンタ1では、モノ
クロ画像だけでなく、所定のドットに各色のインクを重
ね打ちすることによりカラー画像を出力することが可能
である。
【0038】このインク吐出部9は、各ドット毎にイン
クの吐出量を変化させることによって出力画像の濃度を
制御することが可能な構成となっている。詳しくは、各
インク吐出口8から1回に吐出されるインクの量を一定
とし、各ドットに対してインク吐出回数を変化させる、
つまり、記録媒体上にインクを重ね打ちすることによ
り、記録媒体に吐出されるインクの量を変化させる構成
である。このような構成により、プリントドットサイズ
は、同図に示すように、インクの吐出回数に応じた大き
さとなり、広範囲な面積の記録媒体に対しても高品質の
イメージをプリントすることができる。
【0039】なお、インク吐出部9は、勿論、各インク
吐出口8から1回に吐出されるインク量を変化させるこ
とができるような構成のものであっても構わない。
【0040】次に、本発明に係るインクジェットプリン
タ1が備える用紙供給部10について説明する。
【0041】インクジェットプリンタ1は、図1に示す
ように、インク吐出部9に対して用紙搬送方向上流側
に、用紙供給部10(供給手段)を備えている。用紙供
給部10は、ロールペーパー供給部11(第1供給部)
とシートペーパー供給部12(第2供給部)とからなっ
ている。なお、同図では、ロールペーパー供給部11と
シートペーパー供給部12とを鉛直方向に配置している
が、この配置に限定するわけではなく、水平方向の配置
も勿論可能である。また、同図中の一点鎖線は用紙の搬
送路を示すものとする。
【0042】ロールペーパー供給部11は、ロールペー
パー13(ロール状記録媒体)を保持すると共に、保持
したロールペーパー13をインク吐出部9と対向したイ
ンク吐出位置に供給するものであり、ペーパーマガジン
(図示しない)と、搬送ローラ14a・14bと、カッ
ター15a・15bとをペーパー搬送方向に沿ってこの
順で備えている。
【0043】上記のペーパーマガジンは、ロールペーパ
ー13をロール状に保持するものであり、ロールペーパ
ー13の回転軸となる軸部13aは正逆両方に回転する
ことが可能である。つまり、軸部13aは、ロールペー
パー13を上記インク吐出位置に供給する場合には正回
転し、ロールペーパー13をペーパーマガジンへ巻き戻
す場合には逆回転するようになっている。
【0044】搬送ローラ14a・14bは、ロールペー
パー13を挟持して互いの回転により搬送することがで
きるように対向して配置されている。搬送ローラ14a
・14bは、上記したペーパーマガジンの軸部13aと
同様に、正逆両方に回転することが可能であり、これに
より、ロールペーパー13を上記インク吐出位置へ進め
たり、ペーパーマガジンへ巻き戻したりすることが可能
となっている。
【0045】カッター15a・15bは、ロールペーパ
ー13を挟んで互いに対向するように配置されており、
例えば、用紙の使用をロールペーパー13からシート
ペーパー17に切り替えたいとき、ロールペーパー1
3へのインク吐出後に装置の使用を終了するとき、ロ
ールペーパー13上に記録出力した画像を確かめるため
に一旦記録プリントを取り出したいとき、等においてロ
ールペーパー13を切り落とすために使用される。
【0046】一方、シートペーパー供給部12は、ペー
パーマガジン16内に格納されたシートペーパー17
(シート状記録媒体)を上記インク吐出位置に供給する
ものであり、搬送ローラ18a・18bを備えている。
搬送ローラ18a・18bは、シートペーパー17を挟
持して互いの回転により上記インク吐出位置方向へ搬送
するものである。
【0047】また、ロールペーパー供給部11における
ロールペーパー13の搬送路をL1、シートペーパー供
給部12におけるシートペーパー17の搬送路をL2と
すると、用紙供給部10は、ロールペーパー13の搬送
路L1とシートペーパー17の搬送路L2との合流部P
の近傍に、搬送ローラ19a・19bを備えている。搬
送ローラ19a・19bは、互いに対向して配置されて
おり、供給されたロールペーパー13またはシートペー
パー17を挟持して互いの回転により上記インク吐出位
置へ搬送する。
【0048】したがって、合流部Pからインク吐出位置
までの用紙の搬送路をL3とすると、ロールペーパー1
3は搬送路L1・L3の経路を辿る一方、シートペーパ
ー17は、搬送路L2・L3の経路を辿る。このよう
に、本実施形態では、ロールペーパー13の搬送路とシ
ートペーパー17の搬送路とを一部共有することで、用
紙供給部10をコンパクトにまとめることができ、これ
によって、インクジェットプリンタ1自体の小型化をも
図ることが可能となる。
【0049】なお、本実施形態では、少なくとも各搬送
路L1・L2に沿って図示しない案内部材が設けられて
おり、ロールペーパー13およびシートペーパー17
は、各案内部材により、所定の搬送路から外れないよう
にその搬送が案内される。また、上記インク吐出位置を
挟んでインク吐出部9と反対側には、用紙供給部10か
ら供給された用紙を支持しながら搬送する搬送ローラ2
0・21が設けられている。
【0050】上記構成の用紙供給部10は、上記インク
吐出位置への用紙の供給を、インクジェットプリンタ1
に付与される上記画像情報に応じて行うようになってい
る。つまり、ロールペーパー供給部11またはシートペ
ーパー供給部12は、上記画像情報に応じてロールペー
パー13またはシートペーパー17をインク吐出部9に
供給するようになっている。これにより、プリントする
用紙を直接操作者が指定入力する必要がなくなり、その
結果、原画像情報の読み取りからプリント出力までの完
全自動化を図ることが可能となる。
【0051】なお、本画像出力システムでは、操作者が
故意にプリント用紙を指定することも可能である。この
場合、操作者は、画像処理装置4に対してプリント用紙
をロールペーパー13またはシートペーパー17に指定
する入力を行えばよい。これにより、例えば画像情報に
よってはロールペーパー13、シートペーパー17の両
方にプリントすることができる場合もあり得るが、この
ような場合に所望の用紙とは違う用紙にプリントされる
というミスプリントをなくすことができ、確実に所望の
用紙にプリントさせることができる。
【0052】次に、本発明に係るインクジェットプリン
タ1および画像出力システムの動作について、図1ない
し図3に基づいて説明する。
【0053】上記の構成において、例えばデジタルカメ
ラでの撮像等によりコンパクトフラッシュ6に記録され
た原画像情報は、画像読取装置2にて読み取られる。一
方、アナログ式のカメラでの撮影によりフィルム7に記
録された原画像情報は、フィルムスキャナ3にてスキャ
ニングされる。画像読取装置2やフィルムスキャナ3
は、読み取った原画像情報に基づいて、プリントサイズ
やプリントすべき用紙の種類を判断、決定し、これらの
情報も含め、画像情報として画像処理装置4に送信す
る。
【0054】画像処理装置4では、インクジェットプリ
ンタ1から適正な画像が出力されるように、送信された
画像情報に対して種々の画像処理が施される。このと
き、操作者は、モニタ5に表示された処理画像を確認
し、所望の画像が得られるまで画像処理装置4に画像処
理させる。その後、画像処理済みの画像情報は、インク
ジェットプリンタ1にデータ送信される。
【0055】上記のインクジェットプリンタ1の用紙供
給部10は、送信された画像情報に基づいて、所定の用
紙をインク吐出位置に供給する。
【0056】ここで、用紙供給部10からロールペーパ
ー13を供給する場合は、ロールペーパー供給部11は
ペーパーマガジン内部の軸部13aを正回転させ、ロー
ルペーパー13をインク吐出位置方向に送出する。送出
されたロールペーパー13は、搬送ローラ14a・14
bによって挟持されながらその回転により搬送路L1に
沿って搬送され、合流部Pに送られる。
【0057】合流部P近傍では、ロールペーパー13
は、搬送ローラ19a・19bによって挟持されながら
その回転により搬送路L3に沿って搬送され、インク吐
出位置に搬送される。
【0058】一方、送信された画像情報に基づいて、用
紙供給部10からシートペーパー17を供給する場合
は、シートペーパー供給部12は、ペーパーマガジン1
6からシートペーパー17をインク吐出位置方向に1枚
ずつ送出する。送出されたシートペーパー17は、搬送
ローラ18a・18bによって挟持されながらその回転
により搬送路L2に沿って搬送され、合流部Pに送られ
る。
【0059】合流部P近傍では、シートペーパー17
は、搬送ローラ19a・19bによって挟持されながら
その回転により搬送路L3に沿って搬送され、インク吐
出位置に搬送される。
【0060】ここで、例えば、シートペーパー17を送
出する直前にロールペーパー13へのプリントが行われ
ていた場合には、先に、ロールペーパー13がカッター
15a・15bによって切断される。そして、切断部よ
りもインク吐出部9側のロールペーパー13が搬送ロー
ラ19a・19b・20・21の回転によって用紙排出
側に搬送される。一方、上記切断部よりもペーパーマガ
ジン側のロールペーパー13は、ペーパーマガジンの軸
部13aおよび搬送ローラ14a・14bの逆回転によ
ってペーパーマガジン内に巻き戻され、ロールペーパー
13の供給からシートペーパー17の供給へ切り替えら
れる。なお、この他にも、例えば、ロールペーパー13
へのインク吐出後に装置の使用を終了するとき、ロール
ペーパー13上に記録出力した画像を確かめるために一
旦記録プリントを取り出したいとき等においても上記と
同様の動作が行われる。
【0061】このようにしてインク吐出位置に所定の用
紙が搬送されると、インク吐出部9は、画像処理装置4
からの画像情報に応じて、画像を構成するドット毎に用
紙上に吐出されるインクの量を制御しながらインクを吐
出する。これにより、各ドット毎にインク吐出量に応じ
た大きさのドットが用紙上に形成される(図3参照)。
その後、インクの吐出が完了した用紙は、搬送ローラ2
0・21によって用紙排出側に搬送され、自然乾燥また
は強制乾燥された後、機外に排出される。なお、用紙が
ロールペーパー13の場合は、自然乾燥または強制乾燥
の前または後で、図示しないカッターによって画像1コ
マずつに切り離される。
【0062】以上のように、本発明は、インクジェット
プリンタ1にロールペーパー供給部11とシートペーパ
ー供給部12とを両方設け、プリンタ1台でロールペー
パー13とシートペーパー17との両方に対応できるよ
うにした構成である。これにより、従来のように用紙の
サイズや種類に応じて複数の装置を使い分ける必要がな
くなり、画像出力の際の作業性を著しく向上させること
が可能となる。
【0063】しかも、本発明では、ロールペーパー13
またはシートペーパー17を画像情報に応じて自動的に
インク吐出位置に供給することができるので、装置を扱
う操作者の作業負担を確実に低減することができると共
に、画像出力を迅速に行うことができ、また、システム
としての効率化を図ることができる。
【0064】また、インク吐出位置には、ロールペーパ
ー13またはシートペーパー17のどちらか一方のみが
供給される構成であるので、インク吐出部9をロールペ
ーパー供給部11およびシートペーパー供給部12に対
応して別々に設ける必要がない。したがって、インク吐
出部9の個数が1個で済むので、装置の構成を簡素化し
て、装置の小型化、低価格化を図ることができる。
【0065】また、一般的に、ロールペーパー方式は、
コストの面で優れているという利点があり、シートペー
パー方式は、操作性に優れ、用紙のセッティングが容易
で規定のサイズをプリントするのに便利であるという利
点があるが、本発明のインクジェットプリンタ1によれ
ば、これらの利点を両方引き出すことができる。
【0066】なお、本実施形態では、用紙供給部10
が、1個のロールペーパー供給部11と1個のシートペ
ーパー供給部12とを備えた例について説明したが、こ
れに限定するわけではない。例えば、ロールペーパー供
給部11を、用紙幅の異なるロールペーパー13ごとに
対応させて複数設けると共に、シートペーパー供給部1
2を、例えばシールプリント、ハガキ、インデックスカ
ード等に対応して複数設け、インクジェットプリンタ1
に付与される画像信号に応じてこれらの用紙を切り替え
可能な構成とすることもできる。この場合、様々なメデ
ィアに迅速かつ容易に対応することができる。
【0067】なお、本実施形態では、ロールペーパー1
3の搬送路L1およびシートペーパー17の搬送路L2
の両方に、用紙の搬送を案内する案内部材を設け、ロー
ルペーパー13およびシートペーパー17の搬送路を両
方とも常に確保した構成について説明したが、この構成
に限定するわけではない。
【0068】例えば図4に示すように、搬送路L1と搬
送路L2とのどちらか一方の案内に供される案内部材3
0を1個だけ設け、案内部材30の合流点P近傍を支点
として、インクジェットプリンタ1に供給される画像信
号に応じて、ロールペーパー13またはシートペーパー
17の搬送路を確保することができるように案内部材3
0を回動させる構成としても構わない。この場合でも、
本実施形態と同様の効果が得られるのは勿論のことであ
る。なお、この構成の場合には、ロールペーパー13を
切断するためのカッター15a・15bを案内部材30
に一体化して設けることになる。
【0069】なお、用紙10に吐出されるインクの量を
各ドット毎に制御する本発明の構成は、コンティニュア
ス方式にも適用可能である。ただし、この場合は、各ノ
ズルに対応する部材を複数ノズル間で共通して設けるこ
とができないため、装置の価格が必然的に非常に高価に
なってしまうという欠点がある。
【0070】次に、本発明のインクジェットプリンタ1
によれば、記録媒体に吐出されるインクの量をドット毎
に制御するインク吐出部9を備えているので、プリント
画像の画質を高めることができると共に、システムトー
タルでの処理速度を上げることができる。このような効
果が得られる理由について以下に説明する。
【0071】従来では、プリント画像の濃度を表現する
手法として、縦数ドット×横数ドットからなる領域を単
位領域とし、この単位領域中の、インクが吐出されたド
ットの数で当該単位領域の濃度(階調)を決定し、これ
ら単位領域の組み合わせにより画像全体の濃度を表現し
ていた。例えば、上記単位領域が縦4ドット×横4ドッ
トからなる計16ドットの四角形領域で構成される場
合、1つの単位領域は各ドットへのインク吐出の有無に
より16階調で表現できるようになる。
【0072】これに対して、本発明の構成では、インク
吐出量を各ドット毎に制御するので、各ドット毎に濃度
を表現する、つまり、濃度表現の最小単位を1ドットと
することができる。これにより、複数画素からなる単位
領域毎に濃度変化させる上記従来に比べ、濃度表現をさ
らに細かく行うことができ、その結果、画質を極めて向
上させることができる。
【0073】また、上記単位領域毎に濃度変化させる従
来では、インクジェットプリンタの前段(画像処理装
置)で誤差拡散処理を行う必要がある。この誤差拡散処
理とは、隣接する単位領域の境界が不自然に表現された
り、画像全体にモアレやテクスチャなどと呼ばれる周期
的な縞模様が発生するのを防止するために、所定の単位
領域の階調を表現する際に、これと隣接する単位領域の
階調情報(ドット形成位置情報)を反映させ、これら隣
接単位領域間の濃度勾配および隣接単位領域間にまたが
って形成される線画を連続的にする処理である。したが
って、誤差拡散処理では、通常、各単位領域毎に複雑な
計算処理が伴い、1つの画像を形成するのにトータルで
膨大な量の演算が行われる。そのため、従来では、イン
クジェットプリンタ前段での画像処理に多くの時間を費
やしていたと共に、これがシステム全体としての処理時
間の増大をも招来していた。
【0074】しかし、本発明の構成では、インク吐出量
を各ドット毎に制御することにより、上記したように画
質向上を図ることができるので、上記の画像処理装置で
の誤差拡散処理による画質の向上を図る必要がもはやな
くなる。したがって、上記構成によれば、インクジェッ
トプリンタ前段での誤差拡散処理を不要にして画像処理
装置における画像処理時間を大幅に短縮することがで
き、これによって、システムトータルでの処理時間を大
幅に短縮することができる。
【0075】また、一般的に、オンデマンド方式のイン
クジェットプリンタのインク吐出部の数を増やせば増や
すほど、1ライン当たりの画像処理時間が多くなるた
め、画像トータルで考えた場合は膨大な画像処理時間が
必要となる。しかし、本発明では、上記したように画像
処理装置4での誤差拡散処理を不要にして画像処理時間
を短縮することができるので、逆に、短縮化が少し犠牲
にはなるものの、インク吐出部9の数を増加させること
が可能となる。この場合、インクジェットプリンタ1に
よるプリント処理の高速化をさらに図ることができる。
【0076】なお、画像処理装置の性能は日々進歩して
おり、誤差拡散処理に要する時間が大幅に短縮されつつ
ある。つまり、インクジェットプリンタ前段での画像処
理時間の短縮化が既に進んでいる。また、本発明は、各
ドット毎にインク吐出量を制御する構成であるので、各
ドットに対してインクを単に吐出するか否かで画像を出
力する従来に比べ、画像出力時間が多少長くかかる。し
かし、現時点での画像処理装置の性能および本発明での
画像出力時間の長さを考慮しても、現時点でシステムト
ータルでの処理速度が従来よりも遅くならないことは、
所定条件での実験から分かっている。
【0077】
【発明の効果】請求項1の発明に係る画像出力装置は、
以上のように、上記供給手段は、ロール状に保持された
ロール状記録媒体を上記吐出位置に供給する第1供給部
と、所定サイズのシート状記録媒体を上記吐出位置に供
給する第2供給部とを備えている構成である。
【0078】それゆえ、上記供給手段は、ロール状記録
媒体を供給する第1供給部と、シート状記録媒体を供給
する第2供給部とを両方備えているので、1台の装置で
ロール状記録媒体およびシート状記録媒体への画像出力
が可能となる。これにより、従来のように、使用する記
録媒体の種類、プリント目的等に応じて操作者が装置自
体を使い分ける必要がなく、その結果、画像出力を1台
の装置で行って操作者の作業性を向上させることができ
るという効果を奏する。
【0079】請求項2の発明に係る画像出力装置は、以
上のように、請求項1の構成において、上記供給手段
は、ロール状記録媒体とシート状記録媒体とのうち、ど
ちらか一方を選択的に上記吐出位置に供給する構成であ
る。
【0080】それゆえ、請求項1の構成による効果に加
えて、ロール状記録媒体とシート状記録媒体とのうち、
常にどちらか一方の記録媒体を確実に上記吐出位置に供
給することができるという効果を奏する。
【0081】また、ロール状記録媒体またはシート状記
録媒体が確実に上記吐出位置に供給されることにより、
記録媒体へのインク吐出を1個のインク吐出部によって
行うことができる。このようにインク吐出部を唯一1個
とすることにより装置の構成を簡素化して、装置の小型
化、低価格化を図ることができるという効果を併せて奏
する。
【0082】請求項3の発明に係る画像出力装置は、以
上のように、請求項2の構成において、上記供給手段
は、上記インク吐出部に付与される画像情報に応じて、
ロール状記録媒体またはシート状記録媒体を上記吐出位
置に供給する構成である。
【0083】それゆえ、プリントする記録媒体を直接操
作者が指定入力する必要がなくなるので、請求項2の構
成による効果に加えて、装置を扱う操作者の作業負担を
確実に低減することができると共に、画像出力を迅速に
行うことができるという効果を奏する。
【0084】請求項4の発明に係る画像出力装置は、以
上のように、請求項1ないし3のいずれかの構成におい
て、上記第1供給部から上記吐出位置までのロール状記
録媒体の搬送路と、上記第2供給部から上記吐出位置ま
でのシート状記録媒体の搬送路とが、一部共有されてい
る構成である。
【0085】それゆえ、請求項1ないし3のいずれかの
構成による効果に加えて、供給手段をコンパクトに構成
することができ、ひいては装置の小型化を図ることがで
きるという効果を奏する。
【0086】請求項5の発明に係る画像出力装置は、以
上のように、請求項1ないし4のいずれかの構成におい
て、上記インク吐出部は、記録媒体上に吐出されるイン
クの量をドット毎に制御する構成である。
【0087】それゆえ、階調表現が1ドット毎に可能と
なり、複数ドットからなる領域を単位として階調を表現
する従来に比べ、階調表現の単位をより小さく構成する
ことができる。その結果、請求項1ないし4のいずれか
の構成による効果に加えて、従来よりも画質を向上させ
ることができるという効果を奏する。
【0088】また、画質向上を図ることができるので、
例えば画像処理装置と組み合わせて画像出力システムを
構成した場合に、画質を向上させるための誤差拡散処理
をもはや画像処理装置にて行わなくても済む。その結
果、画像処理装置での画像処理時間を大幅に短縮するこ
とができ、これによって、システム全体としての処理時
間を大幅に短縮することができるという効果を併せて奏
する。
【0089】請求項6の発明に係る画像出力システム
は、以上のように、請求項1ないし5のいずれかに記載
の画像出力装置と、原画像情報を保持した情報保持体か
ら当該原画像情報を読み取り、読み取った原画像情報に
基づいて上記画像出力装置に付与される画像情報に対応
した情報を生成する画像読取手段とを少なくとも備えた
構成である。
【0090】それゆえ、画像読取手段と画像出力装置と
で画像出力システムを構成した場合に、付与される画像
情報に基づいて画像出力装置にて所定の記録媒体を自動
的に供給することが可能となる。これにより、プリント
する記録媒体を直接操作者が指定入力する必要がなくな
り、装置を扱う操作者の作業負担を確実に低減すること
ができると共に、画像出力を迅速に行ってシステムの効
率化を図ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係るインクジェットプ
リンタが備える用紙供給部の概略の構成を示す断面図で
ある。
【図2】上記インクジェットプリンタが適用される画像
出力システムの概略の構成を示すブロック図である。
【図3】上記インクジェットプリンタのインク吐出部、
および、用紙に吐出されるインク滴と形成されるドット
サイズとの関係を示す説明図である。
【図4】用紙供給部の他の構成を示す断面図である。
【図5】従来のオンデマンド方式のインクジェットプリ
ンタの概略の構成を示す断面図である。
【図6】従来のコンティニュアス方式のインクジェット
プリンタの概略の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 インクジェットプリンタ(画像出力装置) 2 画像読取装置(画像読取手段) 3 フィルムスキャナ(画像読取手段) 9 インク吐出部 10 用紙供給部(供給手段) 11 ロールペーパー供給部(第1供給部) 12 シートペーパー供給部(第2供給部) 13 ロールペーパー(ロール状記録媒体) 17 シートペーパー(シート状記録媒体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 ED01 FA04 HA28 HA29 2C058 AB02 AB03 AB08 AB17 AC07 AD01 AE02 AE04 AE09 AF04 AF06 HA02 HB06 HB28

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】付与される画像情報に応じて、画像を構成
    するドット単位でインクを記録媒体上に吐出するインク
    吐出部と、 上記インクの吐出位置に記録媒体を供給する供給手段と
    を備えた画像出力装置において、 上記供給手段は、ロール状に保持されたロール状記録媒
    体を上記吐出位置に供給する第1供給部と、所定サイズ
    のシート状記録媒体を上記吐出位置に供給する第2供給
    部とを備えていることを特徴とする画像出力装置。
  2. 【請求項2】上記供給手段は、ロール状記録媒体とシー
    ト状記録媒体とのうち、どちらか一方を選択的に上記吐
    出位置に供給することを特徴とする請求項1に記載の画
    像出力装置。
  3. 【請求項3】上記供給手段は、上記インク吐出部に付与
    される画像情報に応じて、ロール状記録媒体またはシー
    ト状記録媒体を上記吐出位置に供給することを特徴とす
    る請求項2に記載の画像出力装置。
  4. 【請求項4】上記第1供給部から上記吐出位置までのロ
    ール状記録媒体の搬送路と、上記第2供給部から上記吐
    出位置までのシート状記録媒体の搬送路とが、一部共有
    されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれ
    かに記載の画像出力装置。
  5. 【請求項5】上記インク吐出部は、記録媒体上に吐出さ
    れるインクの量をドット毎に制御することを特徴とする
    請求項1ないし4のいずれかに記載の画像出力装置。
  6. 【請求項6】請求項1ないし5のいずれかに記載の画像
    出力装置と、 原画像情報を保持した情報保持体から当該原画像情報を
    読み取り、読み取った原画像情報に基づいて上記画像出
    力装置に付与される画像情報に対応した情報を生成する
    画像読取手段とを少なくとも備えたことを特徴とする画
    像出力システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010050245A1 (ja) * 2008-10-28 2010-05-06 株式会社サトー 印字装置及び印字方法
JP2015526322A (ja) * 2012-10-24 2015-09-10 ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー.Hewlett‐Packard Development Company, L.P. プリンタ及び印刷方法

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US9321280B2 (en) 2012-10-24 2016-04-26 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Spatial misalignment of a pre-treatment composition relative to an ink composition

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