JP2000126723A - 水中分解式の生ゴミ処理装置 - Google Patents
水中分解式の生ゴミ処理装置Info
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- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/20—Sludge processing
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- Processing Of Solid Wastes (AREA)
- Treatment Of Sludge (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 湿度の高い排気を脱臭する必要のある水中分
解式の生ゴミ処理装置において脱臭用活性炭による脱臭
効果の長期持続性を確保する。 【解決手段】 処理水３を注入した処理水底面２より下
側位置の分解槽１の下半部内部に加熱ヒーター１６で加
熱する脱臭用活性炭４を充填する。脱臭用活性炭４の内
部に分解槽１からの排気を導入加熱し相対湿度を下げる
与熱管７と、与熱管７と連通し前記相対湿度の低下した
排気を脱臭用活性炭４中に流出する脱臭器排気入口管５
と、前記脱臭用活性炭中に流出した排気が進入して分解
槽外へ排気する脱臭器排気出口管１１とを設けて分解槽
１の下半部内部に加熱活性炭脱臭器部を形成する。
解式の生ゴミ処理装置において脱臭用活性炭による脱臭
効果の長期持続性を確保する。 【解決手段】 処理水３を注入した処理水底面２より下
側位置の分解槽１の下半部内部に加熱ヒーター１６で加
熱する脱臭用活性炭４を充填する。脱臭用活性炭４の内
部に分解槽１からの排気を導入加熱し相対湿度を下げる
与熱管７と、与熱管７と連通し前記相対湿度の低下した
排気を脱臭用活性炭４中に流出する脱臭器排気入口管５
と、前記脱臭用活性炭中に流出した排気が進入して分解
槽外へ排気する脱臭器排気出口管１１とを設けて分解槽
１の下半部内部に加熱活性炭脱臭器部を形成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は加熱活性炭脱臭器部
を底部に設けた水中分解式の生ゴミ処理装置に関するも
のである。
を底部に設けた水中分解式の生ゴミ処理装置に関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】従来、分解槽内の温水中で曝気により好
気性微生物の活動を助長して生ゴミを分解し、その時発
生する多量の泡を処理する消泡気水分離器を天井蓋部に
設けた分解槽と、分解残留物を加熱して乾燥固形化する
蒸発固形化槽とこれらに付帯する消臭器等を設けた一連
の生ゴミ分解処理装置は既に開発されている（例えば特
許願平９−第３５６１３６号）。
気性微生物の活動を助長して生ゴミを分解し、その時発
生する多量の泡を処理する消泡気水分離器を天井蓋部に
設けた分解槽と、分解残留物を加熱して乾燥固形化する
蒸発固形化槽とこれらに付帯する消臭器等を設けた一連
の生ゴミ分解処理装置は既に開発されている（例えば特
許願平９−第３５６１３６号）。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の水中分解式の生
ゴミ処理装置においては、分解槽内の温水中で曝気によ
り好気性微生物の活動を助長して生ゴミを分解する構成
上分解槽内で多量に発生する泡は、例えば図３に示す構
造の消泡気水分離器を採用し分解槽の天井部に取付けて
泡と排気とに分離し、排気は更に脱臭器中を通過させて
大気へ排出していた。しかしながら生ゴミ分解装置の脱
臭装置として活性炭を使用する場合、多量の蒸発水分が
排気空気中に含まれて脱臭装置に送り込まれているた
め、この水分が活性炭に吸着され極めて短時間で脱臭能
力が低下消失する問題点を有していた。
ゴミ処理装置においては、分解槽内の温水中で曝気によ
り好気性微生物の活動を助長して生ゴミを分解する構成
上分解槽内で多量に発生する泡は、例えば図３に示す構
造の消泡気水分離器を採用し分解槽の天井部に取付けて
泡と排気とに分離し、排気は更に脱臭器中を通過させて
大気へ排出していた。しかしながら生ゴミ分解装置の脱
臭装置として活性炭を使用する場合、多量の蒸発水分が
排気空気中に含まれて脱臭装置に送り込まれているた
め、この水分が活性炭に吸着され極めて短時間で脱臭能
力が低下消失する問題点を有していた。
【０００４】本発明はこれらの問題点に鑑み、蒸発水分
を多量に排気中に含む水中分解式の生ゴミ処理装置に採
用しても、脱臭能力が長時間維持することが可能な活性
炭を用いた水中分解式の生ゴミ処理装置を提供すること
を目的として発明されたものである。
を多量に排気中に含む水中分解式の生ゴミ処理装置に採
用しても、脱臭能力が長時間維持することが可能な活性
炭を用いた水中分解式の生ゴミ処理装置を提供すること
を目的として発明されたものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】水中分解式の生ゴミ処理
装置の処理水を張った処理水底面より下側位置の分解槽
の下半部内部に加熱用ヒーターで加熱する脱臭用活性炭
を充填し、脱臭用活性炭の内部に分解槽からの排気を導
入加熱し相対湿度を下げる与熱管と与熱管と連通し、前
記相対湿度の低下した排気を脱臭用活性炭中に流出する
脱臭器排気入口管と、前記脱臭用活性炭中に流出した排
気が進入して分解槽外へ排出する脱臭器排気出口管とを
設けて分解槽の下半部内部に加熱活性炭脱臭器部を形成
する。
装置の処理水を張った処理水底面より下側位置の分解槽
の下半部内部に加熱用ヒーターで加熱する脱臭用活性炭
を充填し、脱臭用活性炭の内部に分解槽からの排気を導
入加熱し相対湿度を下げる与熱管と与熱管と連通し、前
記相対湿度の低下した排気を脱臭用活性炭中に流出する
脱臭器排気入口管と、前記脱臭用活性炭中に流出した排
気が進入して分解槽外へ排出する脱臭器排気出口管とを
設けて分解槽の下半部内部に加熱活性炭脱臭器部を形成
する。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面に基づいて説明
すると、図１及び図２において１は水中分解式の分解槽
で、分解槽１の下半部の内側に処理水底面２を縦断面略
Ｖ字形状に形成して処理水底面２上に処理水３を注水す
る。脱臭用活性炭４は、処理水底面２の下側位置の分解
槽１の内部に充填する。さらに詳しくは、脱臭用活性炭
４は分解槽１の下半部側壁に設けた脱臭用活性炭充填口
イから充填するようにするとよい。脱臭器排気入口管５
は、例えば内側が中空の鋼管を用い、中空部の両端部を
閉塞して周面に内側の中空部に貫通する排気噴出穴６，
６，…を穿孔して処理水底面２下の脱臭用活性炭４内に
横方向に埋設する。与熱管７は、例えば銅管で形成し一
端部を前記脱臭器排気入口管５の一端部分に内部の中空
部と連通せしめて取付け、Ｕ字形に曲げて脱臭用活性炭
４内に埋設してから他の一端部を分解槽１外へ導出し分
解槽１の天井部に取付けた気水分離器８の排気出口９に
連通して一次側排気管１０で配管する。脱臭器排気出口
管１１は、例えば内側が中空の鋼管を用い、中空部の両
端部を閉塞して、周面に内側の中空部に貫通する排気進
入穴１２，１２，…を穿設し脱臭器排気入口管５と略平
行に脱臭用活性炭４内に横方向に埋設した状態で、例え
ば一端部を分解槽１の内面１３に取付け固定する。さら
に詳しくは、前記分解槽１の下半部に充填した加熱する
脱臭用活性炭中に埋設した与熱管７と脱臭器排気入口管
５と脱臭器排気出口管１１とで加熱活性炭脱臭器部Ｋを
分解槽１の下半部に形成することを特徴とする。二次側
排気管１４は一端部を脱臭器排気出口管１１の一端部に
内部の中空部と連通せしめて取付け、ドレン１５を介し
て他の一端側を分解槽１外へ導出して配管する。加熱ヒ
ーター１６は分解槽１の底面１７に取付け、底面１７か
ら加熱して、前記脱臭用活性炭４、与熱管７、脱臭器排
気入口管５、処理水３等を順次加熱する。循環水用水中
ポンプ１８は処理水３内に配置し、水面１９上に設置し
た循環水噴射管２０に通水管２１を配管して接続する。
ターボファン２２は循環水噴射管２０から噴き上げる噴
霧水２３の高さ位置の分解槽１の側壁に設けた吹込み口
２４内にエアーを吹込むように設ける。生ゴミ投入部２
５は、例えば底部に傾斜面を有するホッパー形に形成
し、下部には破砕ディスポーザー２６を設けて生ゴミ送
給管２７を配管して分解槽１の処理水３内と連通せしめ
て生ゴミを処理水３内に供給する。サイクロン残留物分
離器２８は分解槽１の外側に設けられており、例えば図
４に示す如く筒胴２９の上下端部には、各々低比重取出
し管３０と重比重取出し管３１を設け、筒胴２９の全高
の略中央位置に処理水導入管３２を設けて分解槽１内の
通水管２１と処理水通水管３３を配管して接続する。分
離水取出し筒３４は、上端部には筒胴２９より突出する
戻り管３５を形成し、下端側はＬ字形に折り曲げて処理
水導入管３２の上側位置に開口した分離水取水口３６を
形成して戻り管３５には、分解槽１内と連通する処理水
返送管３７を配管する。残留物乾燥固形化槽３８は、例
えば槽内に残留物取出し枠３９を設け、底部には加熱ヒ
ーター４０を設けて周囲は保温材４１を巻繞し、前記サ
イクロン残留物分離器２８の重比重取出し管３１部と重
比重液送給管４２を配管して接続し、重比重液を残留物
乾燥固形化槽３８内に取込み乾燥固形化させて取出す。
すると、図１及び図２において１は水中分解式の分解槽
で、分解槽１の下半部の内側に処理水底面２を縦断面略
Ｖ字形状に形成して処理水底面２上に処理水３を注水す
る。脱臭用活性炭４は、処理水底面２の下側位置の分解
槽１の内部に充填する。さらに詳しくは、脱臭用活性炭
４は分解槽１の下半部側壁に設けた脱臭用活性炭充填口
イから充填するようにするとよい。脱臭器排気入口管５
は、例えば内側が中空の鋼管を用い、中空部の両端部を
閉塞して周面に内側の中空部に貫通する排気噴出穴６，
６，…を穿孔して処理水底面２下の脱臭用活性炭４内に
横方向に埋設する。与熱管７は、例えば銅管で形成し一
端部を前記脱臭器排気入口管５の一端部分に内部の中空
部と連通せしめて取付け、Ｕ字形に曲げて脱臭用活性炭
４内に埋設してから他の一端部を分解槽１外へ導出し分
解槽１の天井部に取付けた気水分離器８の排気出口９に
連通して一次側排気管１０で配管する。脱臭器排気出口
管１１は、例えば内側が中空の鋼管を用い、中空部の両
端部を閉塞して、周面に内側の中空部に貫通する排気進
入穴１２，１２，…を穿設し脱臭器排気入口管５と略平
行に脱臭用活性炭４内に横方向に埋設した状態で、例え
ば一端部を分解槽１の内面１３に取付け固定する。さら
に詳しくは、前記分解槽１の下半部に充填した加熱する
脱臭用活性炭中に埋設した与熱管７と脱臭器排気入口管
５と脱臭器排気出口管１１とで加熱活性炭脱臭器部Ｋを
分解槽１の下半部に形成することを特徴とする。二次側
排気管１４は一端部を脱臭器排気出口管１１の一端部に
内部の中空部と連通せしめて取付け、ドレン１５を介し
て他の一端側を分解槽１外へ導出して配管する。加熱ヒ
ーター１６は分解槽１の底面１７に取付け、底面１７か
ら加熱して、前記脱臭用活性炭４、与熱管７、脱臭器排
気入口管５、処理水３等を順次加熱する。循環水用水中
ポンプ１８は処理水３内に配置し、水面１９上に設置し
た循環水噴射管２０に通水管２１を配管して接続する。
ターボファン２２は循環水噴射管２０から噴き上げる噴
霧水２３の高さ位置の分解槽１の側壁に設けた吹込み口
２４内にエアーを吹込むように設ける。生ゴミ投入部２
５は、例えば底部に傾斜面を有するホッパー形に形成
し、下部には破砕ディスポーザー２６を設けて生ゴミ送
給管２７を配管して分解槽１の処理水３内と連通せしめ
て生ゴミを処理水３内に供給する。サイクロン残留物分
離器２８は分解槽１の外側に設けられており、例えば図
４に示す如く筒胴２９の上下端部には、各々低比重取出
し管３０と重比重取出し管３１を設け、筒胴２９の全高
の略中央位置に処理水導入管３２を設けて分解槽１内の
通水管２１と処理水通水管３３を配管して接続する。分
離水取出し筒３４は、上端部には筒胴２９より突出する
戻り管３５を形成し、下端側はＬ字形に折り曲げて処理
水導入管３２の上側位置に開口した分離水取水口３６を
形成して戻り管３５には、分解槽１内と連通する処理水
返送管３７を配管する。残留物乾燥固形化槽３８は、例
えば槽内に残留物取出し枠３９を設け、底部には加熱ヒ
ーター４０を設けて周囲は保温材４１を巻繞し、前記サ
イクロン残留物分離器２８の重比重取出し管３１部と重
比重液送給管４２を配管して接続し、重比重液を残留物
乾燥固形化槽３８内に取込み乾燥固形化させて取出す。
【０００７】
【実施例】脱臭器排気入口管５及び脱臭器排気出口管１
１は、実施例では各１本が図示されているが複数本使用
してもよいことは勿論である。さらに、パンチングプレ
ートで形成した循環水落下緩衝板４３を循環水噴射管２
０と水面１９間に設けると循環水の落下力が緩衝されて
水面１９からの水滴の飛び散りを防止でき噴霧水２３の
微細粒環境が損なわれることがない。また、排気に残存
する熱量を有効に利用するために、排気熱回収交換器４
４を形成して排気管１４から分解槽１内に取込むか、或
はターボファン２２の空気吸込み側に設けた排気熱回収
交換器４４′の排気入口４５に二次側排気管１４からの
排気を送給してターボファン２２からの吹込み空気の加
熱に利用してもよい。
１は、実施例では各１本が図示されているが複数本使用
してもよいことは勿論である。さらに、パンチングプレ
ートで形成した循環水落下緩衝板４３を循環水噴射管２
０と水面１９間に設けると循環水の落下力が緩衝されて
水面１９からの水滴の飛び散りを防止でき噴霧水２３の
微細粒環境が損なわれることがない。また、排気に残存
する熱量を有効に利用するために、排気熱回収交換器４
４を形成して排気管１４から分解槽１内に取込むか、或
はターボファン２２の空気吸込み側に設けた排気熱回収
交換器４４′の排気入口４５に二次側排気管１４からの
排気を送給してターボファン２２からの吹込み空気の加
熱に利用してもよい。
【０００８】次に本発明の作用に就いて述べると、処理
水３は循環水用水中ポンプ１８により上方に揚水され循
環水噴射管２０より噴霧水２３となって噴射されこの噴
霧水２３に向かって側方からターボファン２２で圧搾空
気を吹き付けと噴霧水２３の吹き上げ時と落下時に前記
送り込まれた空気と接触し、多量に酸素を含んだ噴霧水
２３は水面１９上に落下して処理水３となり、好気性バ
クテリアの増殖、分解作用に必要な十分な酸素を含んだ
処理水を得ることができ、生ゴミ投入部２５内に投入さ
れた生ゴミは破砕ディスポーザー２６で破砕されて生ゴ
ミ送給管２７を通り処理水３内に送り込まれて分解され
る。次に処理水３は好気性バクテリアの増殖、分解作用
を行なうために多量の泡を発生し、多量の泡を含んだ排
気は気水分離器８に到達し、回転する回転羽根４６で泡
は吹き飛ばされて排気のみが排気出口９から外に出て一
次側排気管１０を通って与熱管７側へ向かうが、此の場
合気水分離器８から出た排気は高湿度（一例、温度３５
℃、湿度９５％）であるが、与熱管７中を通過する間に
与熱管７が加熱ヒーター１６により加熱されている脱臭
用活性炭４中を蛇行通過する構成となっているため、排
気は与熱管７中で３５℃より４３℃程度迄加熱され、相
対湿度は６０％となる。さらに詳しくは、此の場合脱臭
用活性炭４は加熱ヒーター１６により温度５０℃、湿度
４０％に設定することが好ましい。次に上記加熱により
相対湿度が６０％に低下した排気は与熱管７より脱臭器
排気入口管５に進入し、脱臭器排気入口管５の排気噴出
穴６，６，…より一斉に脱臭用活性炭４中に噴出し、噴
き出された排気は下部に向かって脱臭しながら流れ、更
に相対湿度を低くしつゝ脱臭器排気出口管１１へと流れ
て排気進入穴１２より脱臭器排気出口管１１内に進入
し、二次側排気管１４を通って分解槽１外へと排出され
る。また、処理水３内の分解残留物は処理水と共に処理
水通水管３３からサイクロン残留物分離器２８中に送給
し、サイクロン残留物分離器２８で分離された重比重の
処理水は重比重取出し管３１から出て重比重液送給管４
２を通って残留物乾燥固形化槽３８に入り加熱ヒーター
４０により加熱され固形化して外に出す。さらに処理水
３内に没入して設けた排気熱回収交換器４４に二次排気
管１４から排気を導入すると処理水３の加熱に寄与し排
熱の回収が計れる。また、二次排気管１４の排気をター
ボファン２２の吸込み側に設けた排気熱回収交換器４
４′の排気入口４５側に送給してターボファン２２から
の吹込み空気の温度を高めても排熱の回収が計れる。
水３は循環水用水中ポンプ１８により上方に揚水され循
環水噴射管２０より噴霧水２３となって噴射されこの噴
霧水２３に向かって側方からターボファン２２で圧搾空
気を吹き付けと噴霧水２３の吹き上げ時と落下時に前記
送り込まれた空気と接触し、多量に酸素を含んだ噴霧水
２３は水面１９上に落下して処理水３となり、好気性バ
クテリアの増殖、分解作用に必要な十分な酸素を含んだ
処理水を得ることができ、生ゴミ投入部２５内に投入さ
れた生ゴミは破砕ディスポーザー２６で破砕されて生ゴ
ミ送給管２７を通り処理水３内に送り込まれて分解され
る。次に処理水３は好気性バクテリアの増殖、分解作用
を行なうために多量の泡を発生し、多量の泡を含んだ排
気は気水分離器８に到達し、回転する回転羽根４６で泡
は吹き飛ばされて排気のみが排気出口９から外に出て一
次側排気管１０を通って与熱管７側へ向かうが、此の場
合気水分離器８から出た排気は高湿度（一例、温度３５
℃、湿度９５％）であるが、与熱管７中を通過する間に
与熱管７が加熱ヒーター１６により加熱されている脱臭
用活性炭４中を蛇行通過する構成となっているため、排
気は与熱管７中で３５℃より４３℃程度迄加熱され、相
対湿度は６０％となる。さらに詳しくは、此の場合脱臭
用活性炭４は加熱ヒーター１６により温度５０℃、湿度
４０％に設定することが好ましい。次に上記加熱により
相対湿度が６０％に低下した排気は与熱管７より脱臭器
排気入口管５に進入し、脱臭器排気入口管５の排気噴出
穴６，６，…より一斉に脱臭用活性炭４中に噴出し、噴
き出された排気は下部に向かって脱臭しながら流れ、更
に相対湿度を低くしつゝ脱臭器排気出口管１１へと流れ
て排気進入穴１２より脱臭器排気出口管１１内に進入
し、二次側排気管１４を通って分解槽１外へと排出され
る。また、処理水３内の分解残留物は処理水と共に処理
水通水管３３からサイクロン残留物分離器２８中に送給
し、サイクロン残留物分離器２８で分離された重比重の
処理水は重比重取出し管３１から出て重比重液送給管４
２を通って残留物乾燥固形化槽３８に入り加熱ヒーター
４０により加熱され固形化して外に出す。さらに処理水
３内に没入して設けた排気熱回収交換器４４に二次排気
管１４から排気を導入すると処理水３の加熱に寄与し排
熱の回収が計れる。また、二次排気管１４の排気をター
ボファン２２の吸込み側に設けた排気熱回収交換器４
４′の排気入口４５側に送給してターボファン２２から
の吹込み空気の温度を高めても排熱の回収が計れる。
【０００９】
【発明の効果】以上説明したように本発明は分解槽の下
半部に内蔵した加熱脱臭用活性炭中の与熱管内を通過さ
せて排気を温度上昇により相対湿度を低くしてから脱臭
用活性炭中に送り込み脱臭を行なうため、活性炭の水分
吸着量が抑制され急激な脱臭能力の低下が防止できて脱
臭能力を長時間維持することができ、また、残存排気熱
も有効に利用することが可能である。
半部に内蔵した加熱脱臭用活性炭中の与熱管内を通過さ
せて排気を温度上昇により相対湿度を低くしてから脱臭
用活性炭中に送り込み脱臭を行なうため、活性炭の水分
吸着量が抑制され急激な脱臭能力の低下が防止できて脱
臭能力を長時間維持することができ、また、残存排気熱
も有効に利用することが可能である。
【図１】水中分解式の生ゴミ処理装置の分解槽周辺の一
例を示す正面図である。
例を示す正面図である。
【図２】水中分解式の生ゴミ処理装置のシステムの全容
の一例を示す図である。
の一例を示す図である。
【図３】気水分離器の一例を示す縦断面図である。
【図４】サイクロン残留物分離器の一例を示す縦断面図
である。
である。
１ 分解槽 ２ 処理水底面 ３ 処理水 ４ 脱臭用活性炭 ５ 脱臭器排気入口管 ７ 与熱管 ８ 気水分離器 １１ 脱臭器排気出口管 １４ 二次側排気管 １６ 加熱ヒーター １７ 底面 １８ 循環水用水中ポンプ １９ 水面 ２０ 循環水噴射管 ２２ ターボファン ２３ 噴霧水 ２５ 生ゴミ投入部 ２８ サイクロン残留物分離器 ３０ 低比重取出し管 ３１ 重比重取出し管 ３２ 処理水導入管 ３８ 残留物乾燥固形化槽 ４０ 加熱ヒーター ４３ 循環水落下緩衝板 ４４ 排気熱回収交換器 ４６ 回転羽根
Claims (3)
- 【請求項１】 好気性微生物による水中分解式の生ゴミ
処理装置において、処理水を入れた処理水底面より下側
位置の分解槽の下半部内部に加熱用ヒーターで加熱する
脱臭用活性炭を充填し、脱臭用活性炭の内部に分解槽か
らの排気を導入加熱し相対湿度を下げる与熱管と、与熱
管と連通し前記相対湿度の低下した排気を脱臭用活性炭
中に流出する脱臭器排気入口管と、前記脱臭用活性炭中
に流出した排気が進入して分解槽外へ排出する脱臭器排
気出口管とを設けて分解槽の下半部内部に加熱活性炭脱
臭器部を形成したことを特徴とする水中分解式の生ゴミ
処理装置。 - 【請求項２】 前記分解槽の処理水の水面上に循環水落
下緩衝板とその上側位置に循環水噴射管と分解槽の天井
部には気水分離器とを各配設し、分解槽の外側には循環
水噴射管の噴霧水中に空気を噴入するターボファンと、
生ゴミを分解槽内に送給する生ゴミ投入部と、処理残留
物を分離するサイクロン残留物分離器と、残留物乾燥固
形化槽とを配設したことを特徴とする請求項１記載の水
中分解式の生ゴミ処理装置。 - 【請求項３】 前記分解槽の下半部に形成した加熱活性
炭脱臭器部の脱臭器排気出口管から出る二次排気を処理
水中に通して処理水を加熱する排気熱回収交換器を処理
水内に配設し、前記二次排気をターボファンの吸込み側
に連通させて吸込む排気熱回収交換器をターボファンの
吸込み側に設けたことを特徴とする請求項１または請求
項２記載の水中分解式の生ゴミ処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31976998A JP3490915B2 (ja) | 1998-10-21 | 1998-10-21 | 水中分解式の生ゴミ処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31976998A JP3490915B2 (ja) | 1998-10-21 | 1998-10-21 | 水中分解式の生ゴミ処理装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000126723A true JP2000126723A (ja) | 2000-05-09 |
| JP3490915B2 JP3490915B2 (ja) | 2004-01-26 |
Family
ID=18113984
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31976998A Expired - Fee Related JP3490915B2 (ja) | 1998-10-21 | 1998-10-21 | 水中分解式の生ゴミ処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3490915B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003094019A (ja) * | 2001-09-27 | 2003-04-02 | Shin Meiwa Ind Co Ltd | 水中分解式生ごみ処理装置 |
| JP2006055734A (ja) * | 2004-08-19 | 2006-03-02 | Shin Meiwa Ind Co Ltd | 水中分解式生ごみ処理装置 |
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| JP2006087969A (ja) * | 2004-09-21 | 2006-04-06 | Shin Meiwa Ind Co Ltd | 汚水処理装置及びそれを備えた水中分解式生ごみ処理装置 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3023882U (ja) | 1995-10-18 | 1996-04-30 | エステック株式会社 | 消泡液化装置を装備した生ゴミ分解処理装置 |
-
1998
- 1998-10-21 JP JP31976998A patent/JP3490915B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3490915B2 (ja) | 2004-01-26 |
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