JPS6218254Y2 - - Google Patents

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JPS6218254Y2
JPS6218254Y2 JP1983071349U JP7134983U JPS6218254Y2 JP S6218254 Y2 JPS6218254 Y2 JP S6218254Y2 JP 1983071349 U JP1983071349 U JP 1983071349U JP 7134983 U JP7134983 U JP 7134983U JP S6218254 Y2 JPS6218254 Y2 JP S6218254Y2
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liquid
cleaning
washing
inner cylinder
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JP1983071349U
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JPS59176631U (ja
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  • Gas Separation By Absorption (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は気体の有機溶剤や有機化合物等の有機
成分を含有する空気を主体とした臭気を伴なう排
ガスを湿式で脱臭処理する装置に関するものであ
る。
従来、脱臭装置としては、活性炭吸着方式、燃
焼方式、触媒反応方式などの乾式方法によるもの
が多かつたが、何れの方式も一長一短あり特に設
備費が高くなりまた運転維持費を多く要する欠点
があつた。一方湿式方法によるものとしては、塗
装ブースや洗滌塔などを用いて適当な液体で排ガ
スを洗滌して、臭気を発生する有機成分(以下臭
気成分と云う)を液体に溶解吸収せしめて除去す
る方式、または凝集剤を含有する液体(以下洗滌
液と云う)で排ガスを洗滌して、臭気成分を凝集
剤と反応結合せしめたのち、その反応生成物を洗
滌液からフロツクとして生成分離して除去する方
式があるが、前者の場合装置が簡単になり運転コ
ストも安くなるものの、臭気成分の除去率が低く
く、臭気成分の種類に制約を受ける欠点があり、
後者の場合臭気成分の除去率が前者に比較して相
当向上するものの設備全体が大形になり運転コス
トも高くなる欠点がある。
本考案は従来の装置における上記の問題点を解
消するためになされたものであつて、排ガスと洗
滌液との接触を良くして臭気成分を効率良く凝集
剤と結合せしめ、その反応生成物をフロツクとし
て生成分離することにより排ガスを有効、簡便に
処理する湿式脱臭装置を提供せんとするものであ
る。
本考案に係わる湿式脱臭装置の一実施例を図面
により以下脱明する。1は洗滌液で排ガスを洗滌
して臭気成分を取り除く除去装置で、装置本体2
の内部中心に配設された上・下端3a,3bが開
口し且つ下端3bが装置本体2の内部下部に滞溜
している洗滌液中に浸漬している内筒3に、装置
本体2の外壁2aの高さ方向中央附近に貫挿され
た排ガスを内部に強制送入する導入ダクト4を連
設すると共に、該導入ダクトより下方の位置で内
筒3及び内筒3と外壁2aとの間隙5に、洗滌液
を流通させる貫通孔6cをそれぞれ有する内筒3
の仕切板6a及び間隙5の仕切板6bからなる仕
切板6を設け、該仕切板6の上方の内筒3及び間
隙5に排ガスと洗滌液との接触面積を増加せしめ
るためのラツシユリング等の充填物7を充填して
内筒3の洗滌室8a及び間隙5の洗滌室8bから
なる洗滌室8を形成している。
さらに除去装置1には、両洗滌室8a,8bの
上端及び中央附近に洗滌液を散布させるノズルを
備えた上端の放出装置9a及び中央附近の放出装
置9bからなる放出装置9を設け、また仕切板6
より下方の位置で導入ダクト4に対向する外壁2
aの下端に設けられた開口部2bを介して連通す
る処理装置10を装置本体2の下部に連設すると
共に、下方の半分位を洗滌液に浸漬しているS字
形状通路を備えた洗滌装置11を開口部2bの上
端に設けている。
又処理装置10は、開口部2bの外側で洗滌液
中に没入する高さの隔壁10aで、仕切板6から
流下してくる洗滌液を滞溜させる装置本体2下部
と連通する受液槽12と、受液槽から隔壁10a
を越流してくる洗滌液の水素イオン濃度PHを薬液
注入して調整する調整槽13とを形成し、また処
理装置10の上部空間部分に隔壁10bから洗滌
装置11の上方に亘り空間部分を横切るように突
設された遮蔽板14と、該遮蔽板14の上方で隔
壁10b寄りの上部壁10cに設けられた脱臭さ
れた排ガスを装置外へ逃出させる排気口15と、
側壁に設けられた注入口16から注入されたPHを
調整する薬液を洗滌液に混合するために設けられ
た撹拌装置17とを備えている。
18は処理装置10に連設された分離装置で、
上部に流通口19a及び流出口20aを設けた区
壁19及び20により区画された、内部を混合す
る撹拌装置21及びPHを調整する薬液を供給する
注入口22を設けられた、流通口10dを介して
調整槽13に連通する副調整槽23と、PHを調整
された洗滌液から反応生成物をフロツクとして生
成浮遊せしめる流通口19aを介して副調整槽2
3と連通する形成槽24と、形成槽24で生成さ
れたフロツクを洗滌液から分離するネツトコンベ
アーなどの回収装置25を、一端を流出口20a
の下部に他端を側壁18aをつき抜けて外部に突
出させて槽上部に横架配設し、下部に滞溜された
洗滌液を混合する撹拌装置27を設けた混合供給
槽26とからなる。
混合供給槽26は、併設している貯蔵タンク2
8から凝固剤溶液の供給を受け滞溜している洗滌
液に混合して、除去装置1に環流散布できる溶液
濃度に調整すると共に、環流装置29により放出
装置9に供給する洗滌液の貯溜の役目をする。湿
式脱臭装置は上記の除去装置1、分離装置18、
及び環流装置29で構成されている。
導入ダクト4から強制送入された排ガスは、先
づ充填物7を充填している内筒3の洗滌室8aを
上昇し、次に充填物7を充填している間隙5の洗
滌室8bを下降して仕切板6bを通過したのち、
洗滌装置11を経て排気口15から装置外へ逃出
する。
一方両洗滌室8a,8bの上端及び中央附近に
設けられた放出装置9a及び9bから両洗滌室8
a,8b内に散布された洗滌液は、両洗滌室8
a,8bを通過中の排ガスと接触して反応を起
し、排ガス中の臭気成分を凝固剤と結合溶解せし
めたのち、仕切板6a,6bを通り抜けて一旦受
液槽12に滞溜される。
両洗滌室8a,8bで臭気成分を殆んど除去さ
れて仕切板6bを通過した排ガスは、洗滌装置1
1のS字形通路を通り抜けるさい受液槽12に滞
溜している洗滌液と再度接触せしめられるため残
存している臭気成分がさらに除去される。また洗
滌装置11を通り抜けた排ガスは排気口15から
逃出する前に遮蔽板14に一旦衝突するので、含
んでいる洗滌液のミストが完全に除去される。
受液槽12に滞溜された洗滌液は、隔壁10a
を越流して調整槽13に入り、調整槽13内で注
入口16から苛性ソーダなどのPH調整の薬液を供
給されさらに撹拌装置21で撹拌混合されてPHが
調整されたのち流通口10dを通つて副調整槽2
3に流入する。PHを殆んど中性に近く調整されて
流入した洗滌液は、副調整槽23内で注入口22
からPH調整の薬液を再度供給されるとともに撹拌
装置21で撹拌混合されてPHが所定値に調整され
たのち流通口19aから形成槽24に流入し、形
成槽24内において反応生成物をフロツクとして
生成浮遊せしめる。
形成槽24から流出口20aを介して流出した
洗滌液は、回収装置25によりフロツクを分離さ
れ、回収装置25を通り抜けて一旦混合供給槽2
6に貯溜される。洗滌液から分離されたフロツク
は回収装置25により混合供給槽26外に搬送さ
れる。
上記の如く混合供給槽26内で液体濃度を調整
された洗滌液は、環流装置29により放出装置9
に供給されて除去装置1内に散布して循環使用す
る。
上記の一実施例において、除去装置1内を内筒
3により洗滌室8a,8bの2室を形成したが、
排ガスが内筒内部を流通して最後に間隙5を下降
できるなら、排ガスと洗滌液との接触距離を延ば
すため、内筒を増加して洗滌室を4室以上にして
も良い。又放出装置9は洗滌室8の上端及び中央
附近に設けたが、必要に応じて特に洗滌室を4室
以上のときは上端のみに設けても良い。又形成槽
24を1槽にしたが、排ガスの性状及び処理量、
洗滌液の循環量及び槽内の流速、凝固剤の種類及
び溶液濃度等により2槽以上にしても良い。又排
ガスは排気口15から常圧において装置外へ逃出
するようにしたが、排気口15に排気フアンなど
を装備して吸引排気しても良い。
本考案は上記の構成なので次の効果を奏する。
(1) 除去装置内の洗滌室を2室或は4室以上にし
たので、排ガスと洗滌液との接触時間を長くす
ると共に偏流などによる機能低下を防止するこ
とができたので脱臭効果を著しく高めることが
できる。
(2) 除去装置内の洗滌室を2室或は4室以上にし
たので、排ガスと洗滌液との接触面積を増大す
ることができるので、装置を小形化することが
できる。
(3) 排ガスを洗滌室で洗滌したのち、さらに洗滌
装置で洗滌液と接触させて放出するようにした
ので、脱臭効果をさらに高めることができる。
(4) 排ガス中の臭気成分の反応生成物を急速にフ
ロツク化させて除去するようにしたため分離装
置を小形化できる。
(5) 洗滌液は循環使用するので、水資源の節減に
寄与し得ると共に、運転費用も著しく軽減でき
る。
(6) 排ガス中の臭気成分の反応生成物をフロツク
化して除去しているので、有機溶剤などは再生
して使用できる。
(7) 設備費が廉価で運転コストも安価になる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例の原理を説明するため
の概略装置を示し、第1図は断面図、第2図は平
面図である。 1……除去装置、2……装置本体、3……内
筒、3b……内筒下端、4……導入ダクト、5…
…間隙、6,6a,6b……仕切板、7……充填
物、8,8a,8b……洗滌室、9,9a,9b
……放出装置、10……処理装置、10a,10
b……隔壁、12……受液槽、13……調整槽、
14……遮蔽板、15……排気口、18……分離
装置、19……隔壁、23……副調整槽、24…
…形成槽、25……回収装置、26……混合供給
槽、27……貯蔵タンク、29……環流装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 装置本体の内部に、下端が該装置本体下部に滞
    溜している洗滌液に浸漬した内筒を配設して、該
    内筒に接続された排ガスの導入ダクトより下方で
    該内筒及び内筒と前記装置本体外壁との間隙に設
    けられた仕切板上に充填物を充填して複数の洗滌
    室を形成し、且つ該各洗滌室の上端または上端と
    中央附近の何れかに洗滌液を散布しうる放出装置
    を設けると共に、前記装置本体下部に連通した受
    液槽と、必要に応じて薬液注入によりPHを調整す
    る調整槽とを洗滌液が越流しうる隔壁で区画し、
    さらに該調整槽の上部空間に前記間隙に連設され
    た洗滌装置の上方迄突出した遮蔽板と、該遮蔽板
    の上部に自然流出または排気フアンによる排気口
    を設けた処理装置を連設した除去装置;前記調整
    槽の隔壁の底部で連結されたPHを調整する副調整
    槽と、該副調整槽の区壁を越流する洗滌液から反
    応生成物をフロツクとして生成せしむる形成槽
    と、該形成槽に連設され、上部にフロツクを分離
    する回収装置を横架配設し、下部に滞溜された洗
    滌液を所要濃度に調整する凝固剤の貯蔵タンクを
    付設した混合供給槽とからなる分離装置;及び洗
    滌液を繰返し使用するため該混合供給槽の洗滌液
    を前記放出装置に供給する環流装置で形成された
    湿式脱臭装置。
JP7134983U 1983-05-12 1983-05-12 湿式脱臭装置 Granted JPS59176631U (ja)

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JP7134983U JPS59176631U (ja) 1983-05-12 1983-05-12 湿式脱臭装置

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JPS59176631U JPS59176631U (ja) 1984-11-26
JPS6218254Y2 true JPS6218254Y2 (ja) 1987-05-11

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5215067A (en) * 1975-07-21 1977-02-04 Si Handling Systems Traction car accumulator
JPS5745322A (en) * 1980-09-01 1982-03-15 Kurita Water Ind Ltd Deodorizer

Family Cites Families (3)

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JPS5171839U (ja) * 1974-12-03 1976-06-07
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JPS59176631U (ja) 1984-11-26

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