JP2000189749A - 処理装置 - Google Patents
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- JP2000189749A JP2000189749A JP10374624A JP37462498A JP2000189749A JP 2000189749 A JP2000189749 A JP 2000189749A JP 10374624 A JP10374624 A JP 10374624A JP 37462498 A JP37462498 A JP 37462498A JP 2000189749 A JP2000189749 A JP 2000189749A
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Abstract
かつ少ない消費電力・小スペースでオゾンにより処理す
る分解能力が高い処理装置を提供する。 【解決手段】 有機化合物や無機化合物を分解処理する
処理容器1内に、ノズルが設けられ、水溶液Aがノズル
2より処理容器1内に噴霧される。オゾン発生ランプ3
によるオゾン発生とUV光によりオゾンが活性化し、オ
ゾンが水溶液A中に溶ける。臭気ガスB中の有機化合物
や無機化合物が水溶液中のオゾンにより分解される。
Description
理物体を処理する処理装置に係り、特に、脱臭、脱色ま
たは水処理等、有機化合物や無機化合物の分解および種
々の殺菌処理を行う処理装置に関する。
等により、大気・農地・地下水・河川水の汚染が問題と
なっている。また、環境汚染ばかりでなく地球規模での
温暖化も問題になっており、電力消費を減少させ、環境
にやさしい技術の開発が盛んに行われている。
は、酸化力の強いオゾンによる分解処理が一般的であ
り、臭気ガスを被処理物体とした従来の分解方法につい
て、図16を参照して説明する。
の構成図である。図16に示すように、オゾン発生器1
04によって生成されたオゾン(H)と、臭気ガス
(B)とが、処理容器101内に導入される。また、処
理容器101上部からは、水(D)が供給され、ノズル
102によって、処理容器101内部に噴霧される。処
理されたガス(C)と排水(I)は処理容器101より
放出される。
オゾンHが、 O3 →O2 +O …(1) の反応をおこす。
り、O2 は酸素分子であり、Oは酸素原子である。ま
た、化学式(1)の中の→は、左から右へ反応が発生す
ることを意味している。
子(O)は、臭気ガスB中の有機化合物や無機化合物を
分解する。
空気中の酸素をオゾン発生器104でオゾンに変換す
る。このとき、空気が乾燥していないと生成効率が大幅
に減少するため、従来の脱臭装置では、冷凍機105で
空気中の水分を凍らせて水分を除去した後に、オゾン発
生器104でオゾンを生成している。このため、オゾン
生成には冷凍機の大きな電力と高いイニシャルコストお
よび大きな設置スペースが必要である。
01内までの間に、オゾンO3 の一部が分解して酸素分
子になってしまい、生成したオゾンを十分に活用できな
いという問題もある。
置では、消費電力が大きく、イニシャルコストが高く、
設置スペースが大きくなる。
たものであり、オゾン生成の際冷凍機が不要となり、こ
のため省エネ化や小スペース化を図ることができ、ま
た、イニシャルコストを大幅に減少することができる有
機化合物または無機化合物等の処理装置を提供すること
を目的としている。
導入されるとともに処理物体が排出される処理容器と、
処理容器内に設けられ、オゾンを発生させるオゾン発生
光源と、処理容器内にオゾンを溶解するための液体を噴
射させる液体供給手段と、を備えたことを特徴とする処
理装置、処理容器内にオゾン発生光源と出力波長分布が
異なる追加光源を設けたことを特徴とする上記記載の処
理装置、液体供給手段は複数設けられ、各液体供給手段
は互いに粒径が異なる液体を噴射させることを特徴とす
る上記記載の処理装置、オゾン発生光源の周囲に液体供
給手段からの液体が直接付着することを抑制する液体付
着抑制手段を設けたことを特徴とする上記記載の処理装
置、オゾン発生光源の周囲に、光触媒を担持する光触媒
担持手段を設けたことを特徴とする上記記載の処理装
置、処理容器内に、被処理物体を吸着させる吸着手段を
設けたことを特徴とする上記記載の処理装置、および処
理容器は被処理物体が流入し流体供給手段が設置された
一方の容器部と、処理物体が流出しオゾン発生光源が設
置された他方の容器部とからなり、一方の容器部と他方
の容器部はミストトラップを介して連結されていること
を特徴とする上記記載の処理装置である。
施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態か
ら第14の実施の形態までは被処理物体として臭気ガス
を用いて説明し、第15の実施の形態では被処理物体と
して処理水について説明する。
成図である。図1に示すように、処理装置は、臭気ガス
(被処理物体)Bが導入される処理容器1と、処理容器
1内に設けられたオゾン発生ランプ3と、処理容器1の
上部に設けられ処理容器1内にオゾンを溶解するための
水溶液(液体)Aを噴射する噴霧ノズル(液体供給手
段)2とを備えている。
ズル2にまで循環させるポンプ4が接続されており、処
理容器1内部には、ノズル2から水溶液Aが噴霧され
る。
の作用について説明する。
器1に導入され、処理容器1下部に溜っている水溶液A
は、ポンプ4によって加圧される。加圧された水溶液A
は、ノズル2から処理容器1内に噴霧される。
処理容器1内の酸素に照射され、化学式(2)式および
(3)式で示す反応によりオゾンが生成される。
水となる。オゾン水は、オゾン発生ランプ3の光を直接
照射されて以下の化学式(4)の反応が生ずる。
ラジカルである。
酸素原子とOHラジカルは、臭気ガスB中に含まれる有
機化合物または無機化合物を効果的に分解する。
容器1の内壁に衝突した際に起きる化学反応(以下に示
す化学式(5))の酸素原子(O)によっても、臭気ガ
スB中の有機化合物または無機化合物を分解することが
できる。
され、処理ガス(処理物体)Cとして処理容器1から排
出され、水溶液Aはポンプ4によって加圧される。
処理容器1内部でオゾン発生ランプ3によりオゾンを発
生させるため、発生したオゾンを効率よく利用すること
ができ、その結果、臭気ガスに含まれる有機化合物また
は無機化合物の分解効率を向上させることができる。
冷凍機などの設備は不要であり、これにより消費電力や
設置スペースを減少させることができる。
んだ臭気ガス成分は、その後オゾン発生ランプ3や未反
応オゾンにより分解される。このため分解効率を大幅に
向上させることができる。
して説明する。
態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略す
る。
り噴霧し、臭気ガス成分の噴霧液への溶解度を向上さ
せ、処理ガスC中の臭気ガス濃度を減少させている。
形態を示す構成図である。図2において、加圧ポンプ4
aにより加圧された水(液体)Dは、処理容器1上部に
設置されたノズル2より処理容器1内に噴霧される。処
理容器1内に導入される臭気ガスBは、噴霧液に効率よ
く溶け込み水溶液になる。この水溶液にオゾン発生ラン
プ3で生成されたオゾンが溶け込み、反応式(4)によ
り、OHラジカルによって臭気成分が分解される。さら
に、反応式(2)と(5)により、酸素原子(O)によ
っても水溶液や臭気ガスB中の臭気ガス成分を分解する
ことができる。処理された臭気ガスBは処理ガスCとし
て処理容器1より排出される。また、水溶液も排水Eと
して処理容器1より排出される。
ば、処理容器1内部でオゾン発生ランプ3によりオゾン
を発生させるため、発生したオゾンを効率よく利用する
ことができ、その結果、臭気ガスBに含まれる有機化合
物または無機化合物の分解効率を向上させることができ
る。
冷凍機などの設備は不要であるため、消費電力や設置ス
ペースを減少させることができる。
なるため、臭気ガスB中の臭気ガス成分の分解効率を向
上させることができる。
溶解度を向上させる添加物を混入させることにより、処
理ガスC中の臭気ガス濃度をさらに低下させることがで
きる。
下方に設けたものであり、水溶液A中に臭気ガスBを中
和する添加物を混合することにより臭気ガスBの分解効
率を向上させたものである。
態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略す
る。
Aは、処理容器1の略中央に設置されたノズル2より処
理容器1内に噴霧される。処理容器1内に導入された臭
気ガスBは噴霧状の水溶液Aにより中和され、上方へ向
って流れる。水溶液Aによって中和されなかった臭気ガ
スB中の成分は、オゾン発生ランプ3近傍に流れる時、
OHラジカル((4)式)や酸素原子((2)式、
(5)式)により効果的に分解され、処理ガスCとして
処理容器1から排出される。
ば、処理容器1内部でオゾン発生ランプ3によりオゾン
を発生させるため、発生したオゾンを効率よく利用する
ことができ、その結果、臭気ガスに含まれる有機化合物
または無機化合物の分解効率を向上させることができ
る。
冷凍機などの設備は不要であるため、消費電力や設置ス
ペースを減少させることができる。
により中和され、溶解度の低い成分や分解されにくい臭
気ガス成分を酸化力の強いOHラジカルや酸素原子で分
解するため分解効率が非常に向上し、処理ガスC中の臭
気ガスをほとんど除去することができる。
明する。
ランプ3の間にミストトラップ5を設け、水溶液Aを微
粒子状にノズル2から噴霧し、水溶液A中の臭気ガスB
を中和する効率を向上させたものである。
態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略す
る。
2が設置され臭気ガスBが流入する一方の容器部1a
と、オゾン発生ランプ3が設置され処理ガスCが排出す
る他方の容器部1bとからなり、容器部1aと容器部1
bはミストトラップ5を介して接続されている。
液Aは、容器部1aの上部に設置されたノズル2より微
粒子状態で処理容器1の容器部1a内に噴霧される。微
粒子状の水溶液Aは長い時間、容器部1a内に漂ってい
るため、容器部1a内に導入された臭気ガスBの中和能
力が向上する。中和されなかった臭気ガス成分は、ミス
トトラップ5を経て、湿度の高い状態で容器部1bへ送
られ、オゾン発生ランプ3近傍を流れる。容器部1a中
の水溶液Aは、ミストトラップ5により容器部1bへの
流入が防止されるため、オゾン発生ランプ3近傍では臭
気ガスをOHラジカル((4)式)および酸素原子
((2)式、(5)式)により効果的に分解することが
できる。この場合、水溶液Aの液滴中に存在する中和物
までオゾンガスにより分解する必要は無いため、オゾン
発生ランプ3の電力をさらに少なくできる。
ば、処理容器1内部でオゾン発生ランプ3によりオゾン
を発生させるため、発生したオゾンを効率よく利用する
ことができ、その結果、臭気ガスに含まれる有機化合物
または無機化合物の分解効率を向上させることができ
る。
冷凍機などの設備は不要であり、消費電力や設置スペー
スを減少させることができる。
より中和され、溶解度の低い成分や分解されにくい臭気
ガス成分が酸化力の強いOHラジカルや酸素原子で分解
されるため分解効率が非常に向上し、処理後ガスC中の
臭気ガスをほとんど除去することができる。
がオゾン発生ランプ近傍へ流れるのを防止したため、オ
ゾンは臭気ガス成分だけ分解する量があればよく、オゾ
ンの発生量が減少でき、省電力がさらに図れる。
明する。
の他にオゾン発生ランプ3と出力波長分布が異なる溶融
石英ガラスを用いた追加のUVランプ6を用いて臭気ガ
スBの分解効率を向上させたものである。図5におい
て、図1に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符
号を付して詳細な説明は省略する。
ンプ3で生成されたオゾンの一部は、水溶液Aに溶け込
みオゾン水となる。オゾン発生ランプ3の他に溶融石英
UVランプ3の光照射が加わることにより、化学式
(4)の反応がより多く行われる。
ラジカルは、より多く生成され、臭気ガスB中に含まれ
る有機化合物または無機化合物を効果的に分解する。
容器1の内壁に衝突して酸素原子(O)が生じ、この酸
素原子(O)によって臭気ガスB中の有機化合物または
無機化合物を分解することができる。
処理容器1内部でオゾン発生ランプ3によりオゾンを発
生させるため、発生したオゾンを効率よく利用すること
ができ、その結果、臭気ガスに含まれる有機化合物また
は無機化合物の分解効率を向上させることができる。
冷凍機などの設備は不要であるため、消費電力や設置ス
ペースを減少させることができる。
された水溶液Aに直接溶け込んだ臭気ガス成分は、オゾ
ン発生ランプ3や溶融石英UVランプ6および未反応オ
ゾンにより分解される。このため分解効率を大幅に向上
させることができる。
Hラジカル生成効率が上昇し、少量のオゾンで臭気ガス
B中の有機化合物または無機化合物を効率よく分解する
ことができる。またオゾンの使用量の低下によって、消
費電力を減少させることができる。
明する。
ル)2の他に、ノズル2より粒径の大きい液滴を噴出す
る噴出ノズル(ノズル)7を設けることにより、水溶液
A中への臭気ガスの溶解度を向上させ、これにより臭気
ガスBの分解効率を向上させたものである。
態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略す
る。
た水溶液Aは、噴霧ノズル2と噴出ノズル7により処理
容器1内に供給される。噴出ノズル7により噴出された
水溶液Aは臭気ガスBを溶解するため、噴霧ノズル2単
独より水溶液A中の臭気ガスBの成分濃度は高くなる。
Aは、臭気ガスBの成分濃度の濃い霧状の水溶液の状態
でオゾン発生ランプの周りに漂う。このため、オゾン発
生ランプ3で生成されたオゾンを有効に使用することが
でき、処理後ガスC中のオゾン濃度を減少させることが
できる。
処理容器1内部でオゾン発生ランプ3によりオゾンを発
生させるため、発生したオゾンを効率よく利用すること
ができ、その結果、臭気ガスに含まれる有機化合物また
は無機化合物の分解効率を向上させることができる。
冷凍機などの設備は不要であるため、消費電力や設置ス
ペースを減少させることができる。
された水溶液Aに直接溶け込んだ臭気ガス成分は、オゾ
ン発生ランプや未反応オゾンにより分解することができ
るため、分解効率を大幅に向上させている。
ズル2と噴出ノズル7を用いることにより、水溶液A中
の臭気ガスBの成分濃度が上昇し、オゾン発生ランプ3
で生成したオゾンを効率よく活用することができる。
明する。
の周囲に傘(液体付着抑制手段)8を設けることによ
り、噴霧ノズル2より噴霧された水溶液が直接オゾン発
生ランプ3に付着することを防止し、オゾン発生ランプ
3の温度低下を抑制してオゾン発生効率の低下を防止さ
せたものである。
態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略す
る。
た水溶液Aは、噴霧ノズル2により処理容器1内に供給
される。噴霧ノズル2より噴出された水溶液Aは、傘8
により直接オゾン発生ランプ3には接触せずに、オゾン
発生ランプ3周囲に漂う。このため、オゾン発生ランプ
3の温度が水溶液Aにより低下することはなく、オゾン
発生効率の低下を防止し、臭気ガス成分を効率良く分解
することができる。
ば、処理容器1内部でオゾン発生ランプ3によりオゾン
を発生させるため、発生したオゾンを効率よく利用する
ことができ、その結果、臭気ガスに含まれる有機化合物
または無機化合物の分解効率を向上させることができ
る。
冷凍機などの設備は不要であるため、消費電力や設置ス
ペースを減少させることができる。
された水溶液Aに直接溶け込んだ臭気ガス成分は、オゾ
ン発生ランプや未反応オゾンにより分解することができ
るため、分解効率を大幅に向上させている。
水溶液Aは、直接オゾン発生ランプ3に当たらずオゾン
発生ランプ3周囲に漂う。漂っている噴霧状の水溶液A
は、オゾン発生ランプ3により暖められる。このためオ
ゾン発生ランプ3の温度低下を防止するとともに、オゾ
ン発生率の低下を防止し、これにより臭気ガスに含まれ
る有機化合物または無機化合物の効率良く分解すること
ができる。
明する。
の周囲に傘8を設けるとともに、この傘8に光触媒9を
担持させ、臭気ガス成分の分解効率を向上させたもので
ある。
態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略す
る。
された水溶液Aは、噴霧ノズル2により処理容器1内に
供給される。噴霧ノズル2より噴出された水溶液Aは、
傘8により直接オゾン発生ランプ3にはかからずにオゾ
ン発生ランプ3周囲に漂う。この間、オゾン発生ランプ
3で生成されたオゾンにより、オゾン発生ランプ3周辺
では反応(4)によるOHラジカルと反応して臭気ガス
Bが分解される。また、傘8の内側に光触媒9が担持さ
れており、この光触媒9では光触媒表面に正孔(h+ :
ホール[hole])が励起される。励起されたホール
に水分子(H2O)が結合するとOHラジカル(OH)
が生成される。
電子受容体に引き渡される。
B中の有機化合物や無機化合物の分解を行なう。分解さ
れた処理ガスCは処理容器1外部へ放出される。
処理容器1内部でオゾン発生ランプ3によりオゾンを発
生させるため、発生したオゾンを効率よく利用すること
ができ、その結果、臭気ガスに含まれる有機化合物また
は無機化合物の分解効率を向上させることができる。
冷凍機などの設備は不要であるため、消費電力や設置ス
ペースを減少させることができる。
された水溶液Aに直接溶け込んだ臭気ガス成分は、オゾ
ン発生ランプや未反応オゾンにより分解することができ
るため、分解効率を大幅に向上させている。
水溶液Aは、直接オゾン発生ランプ3に当たらずオゾン
発生ランプ3周囲に漂う。漂っている噴霧状の水溶液A
は、オゾン発生ランプ3により暖められる。このためオ
ゾン発生ランプ3の温度低下を防止できるとともにオゾ
ン発生率の低下を防止することができ、これにより臭気
ガスに含まれる有機化合物または無機化合物を効率良く
分解することができる。
ンと光触媒とを臭気ガスBの分解に用いることによっ
て、少量のオゾンで臭気ガスB中の有機化合物または無
機化合物を分解することができる。またオゾンの使用量
の低下によって、消費電力を減少させることができる。
する。
英UVランプ6を設け、溶融石英UVランプ6の周囲に
光触媒を担持した金網10を設け、溶融石英UVランプ
6から照射される光を有効に利用し、分解効率を向上さ
せたものである。
態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略す
る。
けられ、この溶融石英UVランプ6の周囲近傍に、光触
媒9を担持した金網10が設けられている。溶融石英U
Vランプ6と金網10とは、所定の間隙をもって配置さ
れる。
により加圧された霧状の水溶液Aと臭気ガスBが導入さ
れる。臭気ガスBは一部が霧状の水溶液Aに溶け込みな
がら、オゾン発生ランプ3や溶融石英UVランプ6の周
囲を流れる。この間、オゾン発生ランプ3でオゾンが生
成される。オゾン発生ランプ3や溶融石英UVランプ6
周辺では化学式(4)により、OHラジカルと反応して
臭気ガスBが分解される。さらに、溶融石英UVランプ
6の周囲近傍の金網10に担持した光触媒では光触媒表
面に正孔(h+ :ホール[hole])が励起され、励
起されたボールに水分子(H2 O)が結合するとOHラ
ジカル(OH)が生成される。
れる臭気ガスBの有機化合物や無機化合物の分解を行な
う。分解された処理ガスCは、処理容器1外部に放出さ
れる。
処理容器1内部でオゾン発生ランプ3によりオゾンを発
生させるため、発生したオゾンを効率よく利用すること
ができ、その結果、臭気ガスに含まれる有機化合物また
は無機化合物の分解効率を向上させることができる。
冷凍機などの設備は不要であるため、消費電力や設置ス
ペースを減少させることができる。
された水溶液Aに直接溶け込んだ臭気ガス成分は、オゾ
ン発生ランプや溶融石英UVランプ6および未反応オゾ
ンにより分解することができる。このため分解効率が大
幅に向上する。
ラジカル生成効率が上昇し、少量のオゾンで臭気ガスB
中の有機化合物または無機化合物を効率よく分解するこ
とができる。またオゾンの使用量の低下によって、消費
電力を減少させることができる。
担持した金網10との間の空間では、溶融石英UVラン
プ6から照射される光の1部が金網10により反射す
る。このため溶融石英UVランプ6の光量が大きくな
り、光触媒の励起によるOHラジカルや、オゾン+水+
溶融石英UVランプ6によるOHラジカルの生成が活発
に行われる。OHラジカルの生成によって、有機化合物
または無機化合物の分解を効率良く行なうことができ
る。
ら照射される光の一部を通過させることができる。その
ため、金網10の外側においても、オゾンと水溶液Aと
が溶融石英UVランプ6の光によりOHラジカルを生成
し、金網10の外側(溶融石英UVランプ6が配置され
た側は内周)に存在する臭気ガスBの分解に寄与する。
ゾンと光触媒とを臭気ガスBの分解に用いることによっ
て、少量のオゾンで臭気ガスB中の有機化合物または無
機化合物を分解することができる。またオゾンの使用量
の低下によって、消費電力を減少させることができる。
説明する。
ン発生ランプ3の上流に設け、さらにオゾン発生ランプ
3の上方に溶融石英UVランプ6と光触媒9を担持した
金網10を設け、これによりOHラジカルの生成を活発
にし臭気ガスの分解効率を向上させたものである。
形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略
する。
た水溶液Aは、処理容器1略中央に設置されたノズル2
より処理容器1内に噴霧される。処理容器1内に導入さ
れた臭気ガス成分Bは、噴霧状の水溶液Aにより中和さ
れて上方へ流入する。水溶液Aにより中和されなかった
臭気ガス成分は、オゾン発生ランプ3近傍を流れる時、
OHラジカル((4)式)および酸素原子((2)式、
(5)式)により効果的に分解される。
溶融石英UVランプ6が設けられ、溶融石英UVランプ
6を挟んで光触媒9を担持した一対の金網10が設けら
れている。このためOHラジカル((7)式)の生成が
活発になり、臭気ガスBの分解効率は向上する。また、
一対の金網10の上方および下方には、処理容器1内を
区画する仕切り板11が設けられ、この仕切り板11に
より臭気ガスの流動距離が増加して、さらに分解効率は
向上する。
ば、処理容器1内部でオゾン発生ランプ3によりオゾン
を発生させるため、発生したオゾンを効率よく利用する
ことができ、その結果、臭気ガスに含まれる有機化合物
または無機化合物の分解効率を向上させることができ
る。
冷凍機などの設備は不要であるため、消費電力や設置ス
ペースを減少させることができる。
より中和され、溶解度の低い成分や分解されにくい臭気
ガス成分を酸化力の強いOHラジカルや酸素原子で分解
する。このため分解効率が非常に向上し、処理後ガスC
中の臭気ガスをほとんど除去することができる。
Hラジカル生成効率が上昇し、少量のオゾンで臭気ガス
B中の有機化合物または無機化合物を効率よく分解する
ことができる。またオゾンの使用量の低下によって、消
費電力を減少させることができる。
担持した金網10との間の空間では、溶融石英UVラン
プ6から照射される光の1部が金網10により反射す
る。このため溶融石英UVランプ6の光量が大きくな
り、光触媒9の励起によるOHラジカルや、オゾン+水
+溶融石英UVランプ6によるOHラジカルの生成が活
発に行われる。またOHラジカルの生成によって、有機
化合物または無機化合物の分解を効率良く行なうことが
できる。
ゾンと光触媒とを臭気ガスBの分解に用いることによっ
て、少量のオゾンで臭気ガスB中の有機化合物または無
機化合物を分解することができる。またオゾンの使用量
の低下によって、消費電力を減少させることができる。
距離が増加し、さらに分解効率を向上させることができ
る。
説明する。
性炭12を設け、臭気ガスBの分解効率を向上させたも
のである。
形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略
する。
の位置に溶融石英UVランプ6と活性炭12が配置され
ている。活性炭12の位置は、図11に示すように、処
理容器1内で溶融石英UVランプ6からの光が照射され
る位置となっている。これにより未反応の臭気ガスBは
活性炭12により吸着され、溶融石英UVランプ6やオ
ゾンにより効果的に分解される。
に導入された臭気ガスBは、オゾン発生ランプ3、溶融
石英UVランプ6、および光触媒9を担持した金網10
により生成されたOHラジカルで分解される。
応の臭気ガスBは、処理容器1内の活性炭12によって
吸着される。活性炭12に吸着された臭気ガスBの成分
は、溶融石英UVランプ6やオゾンにより分解される。
処理容器1内部でオゾン発生ランプ3によりオゾンを発
生させるため、発生したオゾンを効率よく利用すること
ができ、その結果、臭気ガスBに含まれる有機化合物ま
たは無機化合物の分解効率を向上させることができる。
冷凍機などの設備は不要であるため、消費電力や設置ス
ペースを減少させることができる。
に直接溶け込んだ臭気ガス成分は、オゾン発生ランプ
3、溶融石英UVランプ6および未反応オゾンにより分
解することができるため、分解効率を大幅に向上させて
いる。
Hラジカル生成効率が上昇し、少量のオゾンで臭気ガス
B中の有機化合物または無機化合物を効率よく分解する
ことができる。またオゾンの使用量の低下によって、消
費電力を減少させることができる。
の間の空間では、溶融石英UVランプ6から照射される
光の1部が金網10により反射するため、溶融石英UV
ランプ6の光量が大きくなり、光触媒の励起によるOH
ラジカルや、オゾン+水+溶融石英UVランプ6の光に
よるOHラジカルの生成が活発に行われる。OHラジカ
ルの生成によって、有機化合物または無機化合物の分解
を効率良く行なうことができる。
ゾンと光触媒とを臭気ガスBの分解に用いることによっ
て、少量のオゾンで臭気ガスB中の有機化合物または無
機化合物を分解することができる。またオゾンの使用量
の低下によって、消費電力を減少させることができる。
Bの成分は、溶融石英UVランプ3やオゾンやOHラジ
カルによって分解されるため、吸着能力を低下させるこ
となく、長期間使用することができる。
説明する。
気ガス濃度を臭気ガス検出器14により検出し、検出さ
れた臭気ガス濃度に対する所望量の臭気ガスBの流量を
制御装置15で制御し、臭気ガスBを効率良く分解させ
るものである。図12において、図1に示す第1の実施
の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省
略する。
される処理ガスC中の臭気ガス濃度が臭気ガス検出器1
4により検出され、検出された臭気ガス濃度の信号は、
制御装置15に送られ臭気ガスBを送るブロアー13の
出力を制御するようになっている。
プ3および溶融石英UVランプ6が設けられている。
れば、処理容器1内部でオゾンを発生させるため、発生
したオゾンを効率よく利用することができ、その結果、
臭気ガスに含まれる有機化合物または無機化合物の分解
効率を向上させることができる。
冷凍機などの設備は不要であるため、消費電力や設置ス
ペースを減少させることができる。
に直接溶け込んだ臭気ガス成分は、オゾン発生ランプ3
や溶融石英UVランプ6および未反応オゾンにより分解
することができるため、分解効率を大幅に向上させてい
る。
と光触媒とを臭気ガスBの分解に用いることによって、
少量のオゾンで臭気ガスB中の有機化合物または無機化
合物を分解することができる。またオゾンの使用量の低
下によって、消費電力を減少させることができる。
した臭気ガスBの流量をブロアー13で流すことによ
り、効率良い分解処理を行なうことができる。
説明する。
ゾン濃度をオゾン濃度検出器16により検出し、検出さ
れたオゾン濃度に対する所望量のオゾンを発生させるよ
うオゾン発生ランプ3を制御装置17で制御し、排オゾ
ン量やランプ消費電力の低減を行いながら、臭気ガスB
を効率良く分解するものである。
態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略す
る。
れる処理ガスC中のオゾン濃度がオゾン濃度検出器16
により検出され、検出されたオゾン濃度の信号は、制御
装置17に送られオゾン発生ランプ3の出力を制御する
ようになっている。
および溶融石英UVランプ6が設けられている。
処理容器1内部でオゾン発生ランプ3によりオゾンを発
生させるため、発生したオゾンを効率よく利用すること
ができ、その結果、臭気ガスBに含まれる有機化合物ま
たは無機化合物の分解効率を向上させることができる。
冷凍機などの設備は不要であるため、消費電力や設置ス
ペースを減少させることができる。
液Aに直接溶け込んだ臭気ガス成分は、オゾン発生ラン
プ3、溶融石英UVランプ6、および未反応オゾンによ
り分解することができるため、分解効率を大幅に向上さ
せている。
ゾンと光触媒とを臭気ガスBの分解に用いることによっ
て、少量のオゾンで臭気ガスB中の有機化合物または無
機化合物を分解することができる。また、オゾンの使用
量の低下によって、消費電力を減少させることができ
る。
てオゾン発生ランプ電力3によりオゾンを発生させるこ
とができるため、最適な、効率良い分解処理を行なうこ
とができる。
説明する。
気ガス濃度を臭気ガス検出器18により検出し、検出さ
れた臭気ガス濃度に対する水溶液Aの濃度を制御装置1
9で制御し、臭気ガスBを効率良く分解するものであ
る。
形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略
する。
れる処理ガスC中の臭気ガス濃度が臭気ガス検出器18
により検出され、検出された臭気ガス濃度の信号は、制
御装置19に送られる。臭気濃度が高い場合には制御装
置19により弁20が開き水Dが処理容器1内に送ら
れ、水溶液Aの濃度を低下させ、臭気ガスBの溶解度を
向上させる。逆に臭気濃度が低い場合には弁20を閉じ
る。これにより水溶液Aの濃度を調整して処理ガスCの
臭気濃度制御することができる。
処理容器1内部でオゾンをオゾン発生ランプ3で発生さ
せるため、発生したオゾンを効率良く利用することがで
き、その結果、臭気ガスに含まれる有機化合物または無
機化合物の分解効率を向上させることができる。
冷凍機などの設備は不要であるため、消費電力や設置ス
ペースを減少させることができる。
と光触媒とを臭気ガスBの分解に用いることによって、
少量のオゾンで臭気ガスB中の有機化合物または無機化
合物を分解することができる。オゾンの使用量の低下に
よって、消費電力を減少させることができる。
対応した水溶液濃度を制御することにより、効率良い分
解処理を行なうことができる。
照して説明する。
処理水(被処理物体)Jを噴霧し、オゾン発生ランプ
3、溶融石英UVランプ6および活性炭12により、被
処理水Jの有機化合物や無機化合物を分解させたもので
ある。
形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略
する。
に設けたノズル2より被処理水Jが処理容器1内に噴霧
される。オゾン発生ランプ3ではオゾンが生成され、オ
ゾン発生ランプ3や溶融石英UVランプ6および光触媒
を担持した金網10によりOHラジカルや酸素原子が生
成され、被処理水J中の有機化合物や無機化合物が分解
される。また、処理容器1の所定の位置、例えば、溶融
石英UVランプ6からの光が照射される位置に活性炭1
2が配置され、この活性炭12がオゾン発生ランプ3や
溶融石英UVランプ6および光触媒を担持した金網10
を通過する時に分解されなかった有機化合物や無機化合
物を吸着する。吸着した成分は、溶融石英UVランプ6
やオゾンにより効果的に分解することができる。処理さ
れた被処理水Jは処理水(処理物体)Kとなって処理容
器1から排出される。
処理容器1内部でオゾン発生ランプ3によりオゾンを発
生させるため、発生したオゾンを効率よく利用すること
ができ、その結果、未処理水に含まれる有機化合物また
は無機化合物の分解効率を向上させることができる。
冷凍機などの設備は不要であるため、消費電力や設置ス
ペースを減少させることができる。
と光触媒とを被処理水Jの分解に用いることによって、
少量のオゾンで被処理水J中の有機化合物または無機化
合物を分解することができ、またオゾンの使用量の低下
によって、消費電力を減少させることができる。
理水Jの成分は、溶融石英UVランプ3やオゾンやOH
ラジカルによって分解されるため、吸着能力が低下する
ことなく、長期間使用することができる。
発生ランプ3や溶融石英UVランプ6の本数、ノズル2
の数、光触媒9の担持方法について制御はない。また各
実施の形態は、可能な限り互いに組合せることができ
る。
置スペースを小さくかつ低コストで、被処理物体中の有
機化合物または無機化合物を効率良く分解して、処理物
体とすることができる。
図。
図。
図。
図。
図。
図。
図。
図。
図。
構成図。
構成図。
構成図。
構成図。
構成図。
構成図。
Claims (7)
- 【請求項1】被処理物体が導入されるとともに処理物体
が排出される処理容器と、 処理容器内に設けられ、オゾンを発生させるオゾン発生
光源と、 処理容器内にオゾンを溶解するための液体を噴射させる
液体供給手段と、 を備えたことを特徴とする処理装置。 - 【請求項2】処理容器内にオゾン発生光源と出力波長分
布が異なる追加光源を設けたことを特徴とする請求項1
記載の処理装置。 - 【請求項3】液体供給手段は複数設けられ、各液体供給
手段は互いに粒径が異なる液体を噴射させることを特徴
とする請求項1乃至2記載の処理装置。 - 【請求項4】オゾン発生光源の周囲に液体供給手段から
の液体が直接付着することを抑制する液体付着抑制手段
を設けたことを特徴とする請求項1乃至3記載の処理装
置。 - 【請求項5】オゾン発生光源の周囲に、光触媒を担持す
る光触媒担持手段を設けたことを特徴とする請求項1記
載の処理装置。 - 【請求項6】処理容器内に、被処理物体を吸着させる吸
着手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至5記載の
処理装置。 - 【請求項7】処理容器は被処理物体が流入し流体供給手
段が設置された一方の容器部と、処理物体が流出しオゾ
ン発生光源が設置された他方の容器部とからなり、一方
の容器部と他方の容器部はミストトラップを介して連結
されていることを特徴とする請求項1記載の処理装置。
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---|---|---|---|
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004113961A (ja) * | 2002-09-27 | 2004-04-15 | Osada Giken Co Ltd | ガス成分分解方法 |
JP2005161216A (ja) * | 2003-12-03 | 2005-06-23 | Japan Atom Energy Res Inst | 電子ビーム照射による有害有機物を含んだガスの浄化法 |
WO2006134149A1 (de) * | 2005-06-15 | 2006-12-21 | Brandenburgische Technische Universität Cottbus | Verfahren und system zur photokatalytischen luft- und abwasserreinigung |
JP2007301492A (ja) * | 2006-05-12 | 2007-11-22 | Futaba Planning:Kk | 揮発性有機化合物を含む空気の浄化処理方法及び浄化装置 |
JP2008221047A (ja) * | 2007-03-08 | 2008-09-25 | Tokyu Car Corp | 排出空気処理装置 |
JP2010233910A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Fujitsu General Ltd | 脱臭装置 |
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CN108905612B (zh) * | 2018-08-02 | 2020-10-09 | 成都四维福腾环保设备有限公司 | 一种喷淋和光催化降解结合的净化装置和净化方法 |
-
1998
- 1998-12-28 JP JP37462498A patent/JP3735479B2/ja not_active Expired - Fee Related
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