JP3117053U - 脱臭装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 複合的な臭気にも広く利用でき、しかも脱臭要素と悪臭空気との接触効率を高められる脱臭方法および装置を提供する。
【解決手段】 脱臭室2内の悪臭空気3にオゾン水7を水膜状として散布して、悪臭空気3中の悪臭成分をオゾン水7の水により溶解し、かつ悪臭空気3中の悪臭成分をオゾン水7中のオゾンにより分解するとともに、脱臭室2内に配置された担体10の表面の光触媒層9に反応促進用の光を照射することにより、光触媒の分解反応により、悪臭を分解し、悪臭空気3を脱臭する。
【選択図】 図1
【解決手段】 脱臭室2内の悪臭空気3にオゾン水7を水膜状として散布して、悪臭空気3中の悪臭成分をオゾン水7の水により溶解し、かつ悪臭空気3中の悪臭成分をオゾン水7中のオゾンにより分解するとともに、脱臭室2内に配置された担体10の表面の光触媒層9に反応促進用の光を照射することにより、光触媒の分解反応により、悪臭を分解し、悪臭空気3を脱臭する。
【選択図】 図1
Description
本考案は、オゾン水および光触媒層を用いて悪臭空気を脱臭する脱臭方法および脱臭装置に関する。
特許文献1は、光触媒を用いて悪臭空気を脱臭する技術を開示している。また、オゾンは、臭気を分解することから、従来から脱臭手段として利用されている。
特開平5−15488号公報
特開2001−205040号公報
特開2001−314495号公報
特開2001−205041号公報
光触媒やオゾンは、すべての臭気成分に有効に作用するものでないため、従来の脱臭技術は、特定の用途にしか利用できない。また、脱臭過程で、光触媒(固体層)と悪臭空気(気体)とは、固体層の面と気体とで接触し、接触効率に限界があるため、光触媒またはオゾンは、単体で利用するという形態である限り、大容量の脱臭装置に不向きである。
したがって、本考案の目的は、複合的な臭気にも広く利用でき、しかも脱臭要素と悪臭空気との接触効率を高められる脱臭方法および装置を提供することである。
上記目的のもとに、本考案は、脱臭装置において、脱臭室内に悪臭空気の入り口および脱臭空気の排出口と、悪臭空気が流れる迷路状の空気通路とを形成し、光触媒層を有する担体を迷路状の空気通路をさえぎる状態として取り付け、光触媒層を有する担体に対向して担体の光触媒層を照射するランプを配置し、脱臭室内に悪臭分解溶液を混入したオゾン水を水膜状として散布するノズルを設け、前記担体を孔あき構造とし、孔あき構造の担体の表面に光触媒層を形成している(請求項1)。
また、光触媒層の光触媒を二酸化チタンと酸化タングステンとの混合物により構成する(請求項2)。
本考案では、悪臭空気にオゾン水を水膜状として散布し、悪臭空気中の悪臭成分を水により溶解し、オゾンにより分解するとともに、光触媒層に反応促進用の光を照射し、光触媒の分解反応により、悪臭空気を脱臭するから、複合的な臭気成分が分解でき、しかも、水を利用して脱臭要素としてのオゾンおよび光触媒と悪臭空気の悪臭分子とを強制的に接触させるから、脱臭効率が高められ、従来の装置に比較して脱臭能力が大幅に改善される。
オゾン水に悪臭分解溶液が混入されていると、オゾン水の散布過程で、悪臭分解溶液による悪臭の分解が可能となり、これにより分解可能な悪臭成分が拡げられる。
担体が孔あき構造であって、孔あき構造の担体の表面に光触媒層が形成されていると、光触媒層の受光面積が大きくなり、その分、光触媒による悪臭分解能が高められる。また、担体を迷路状の空気通路をさえぎる状態として取り付けたので、悪臭空気は、脱臭室の内で、吸引による流れの過程で、水膜状のオゾン水および光触媒層に強制的に接触させられ、より効果的に脱臭を行うことができる。
光触媒層が二酸化チタンと酸化タングステンとの混合物によって構成されていると、二酸化チタンと酸化タングステンとの相乗効果により、光触媒の能力強化の観点からも、悪臭成分の分解能が高められる。
図1は、本考案の脱臭方法および脱臭方法を実施するための脱臭装置1を示している。脱臭装置1は、ケーシングなどにより形成された脱臭室2により構成されており、脱臭室2は、下部で悪臭空気3を取り込むためのの入り口4を有し、また上部で脱臭処理後の脱臭空気31を排出するための排出口5を有している。なお、排出口5は、脱臭空気31の吸引のためにブロア6に接続されている。
また、脱臭室2は、その脱臭室内にオゾン水7を水膜状として散布するために1または2以上の例えば棒状のノズル8を備えるとともに、脱臭室内に光触媒層9を有する1または2以上の担体10、および担体10の表面の光触媒層9に光特に紫外線領域の光を照射する防水型ブラックライトなどのランプ11を脱臭室内または脱臭室外に備えている。
オゾン水7は、水にオゾンを混入したものであり、タンク12に収容されていて、ポンプ13によってノズル8に所定の圧力で供給され、脱臭室2の内部で脱臭の作用をした後に回収口14からタンク12に戻り、この経路を循環する。なお、オゾン水7は、必要に応じて、悪臭空気3の中の悪臭成分に応じた悪臭分解溶液を含んでいる。
また、担体10は、ハニカム構造、パンチングメタル、網などの表面積の大きな孔あき構造として構成されており、孔あき構造の全表面で光触媒層9を形成している。図示の例で、脱臭室2の内部は、複数例えば4枚の仕切り板15を異なる傾きで交互に配置されているため、脱臭室2の内部は、悪臭空気3のジグザグ状迷路状の空気通路となっている。この仕切り構造に対応して、複数例えば4枚の担体10は、迷路状の空気通路をさえぎる状態として脱臭室2の内壁と担体10との間、あるいは上下の担体10の間に取り付けられている。
光触媒層9は、代表的な光触媒として二酸化チタンにより形成されるが、必要に応じて、二酸化チタンと酸化タングステンとの混合物により構成する。二酸化チタンと酸化タングステンとは、紫外線領域の光に励起され、電子、正孔を互いに作用させ、このときの相乗効果により、悪臭成分の分解能を高めるのに有効である。
なお、図示の例で、仕切り板15が脱臭室2の内に傾きを異ならせて交互に配置されていることと対応して、ノズル8やランプ11は、脱臭室2の内部で上下の仕切り板15の間に位置し、担体10と対向している。
脱臭時に、ノズル8は、脱臭室2の内部にオゾン水7を水膜状として散布するとともに、ランプ11は、脱臭室2の内の光触媒層9に光とくに紫外線領域の光を照射している。この状態で、悪臭空気3は、ブロア6の吸引作用により入り口4から脱臭室2の内部に取り込まれる。
脱臭室2の内で、散布されたオゾン水7は、悪臭空気3中の水溶性悪臭成分を水により溶解すると同時に、悪臭空気3中の悪臭成分の分子をオゾンにより分解し、オゾン水7中に取り込む。また、光触媒層9は、ランプ11から反応促進用の光を受けて、悪臭成分に対する光触媒の分解反応(酸化・還元反応)により、悪臭空気3を脱臭する。このようにして、悪臭空気3は、脱臭室2の内で、吸引による流れの過程で、水膜状のオゾン水7に強制的に接触し、オゾンおよび光触媒の分解反応により脱臭され、脱臭空気31となる。
前記のとおり、オゾン水7が悪臭空気3の中の悪臭成分に応じた悪臭分解溶液を含んでおれば、特定の悪臭成分は、悪臭分解溶液に溶け、オゾン水7に能率よく溶解する。また、光触媒層9が二酸化チタンと酸化タングステンとの混合物であれば、その混合物は、両成分の相乗効果により、悪臭成分を高い分解能で分解する。なお、オゾンおよび光触媒は、脱臭のほか、同時に殺菌作用も発揮する。また、オゾン水7がマイナスイオンを含有しておれば、脱臭空気31に健康増進効果も期待できる。
1 脱臭装置
2 脱臭室
3 悪臭空気 31 脱臭空気
4 入り口
5 排出口
6 ブロア
7 オゾン水
8 ノズル
9 光触媒層
10 担体
11 ランプ
12 タンク
13 ポンプ
14 回収口
15 仕切り板
2 脱臭室
3 悪臭空気 31 脱臭空気
4 入り口
5 排出口
6 ブロア
7 オゾン水
8 ノズル
9 光触媒層
10 担体
11 ランプ
12 タンク
13 ポンプ
14 回収口
15 仕切り板
Claims (2)
- 脱臭室(2)内に悪臭空気(3)の入り口(4)および脱臭空気(31)の排出口(5)を形成するとともに、悪臭空気(3)が流れる迷路状の空気通路を複数の仕切り板(15)によって形成し、光触媒層(9)を有する担体(10)を迷路状の空気通路をさえぎる状態として取り付け、光触媒層(9)を有する担体(10)に対向して担体(10)の光触媒層(9)を照射するランプ(11)を配置し、脱臭室(2)内に悪臭分解溶液を混入したオゾン水(7)を水膜状として散布するノズル(8)を設け、前記担体(10)を孔あき構造とし、孔あき構造の担体(10)の表面に光触媒層(9)を形成したことを特徴とする脱臭装置(1)。
- 光触媒層(9)の光触媒を二酸化チタンと酸化タングステンとの混合物により構成することを特徴とする請求項1記載の脱臭装置(1)。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005007841U JP3117053U (ja) | 2005-09-26 | 2005-09-26 | 脱臭装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005007841U JP3117053U (ja) | 2005-09-26 | 2005-09-26 | 脱臭装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002182592A Continuation JP2004024385A (ja) | 2002-06-24 | 2002-06-24 | 脱臭方法および脱臭装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3117053U true JP3117053U (ja) | 2006-01-05 |
Family
ID=43467391
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005007841U Expired - Lifetime JP3117053U (ja) | 2005-09-26 | 2005-09-26 | 脱臭装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3117053U (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011101876A (ja) * | 2009-10-14 | 2011-05-26 | Sekisui Jushi Co Ltd | 光触媒、コーティング剤、内装材、及び光触媒の製造方法 |
JP2012045519A (ja) * | 2010-08-30 | 2012-03-08 | Sekisui Jushi Co Ltd | 光触媒分散液の製造方法及び光触媒の製造方法 |
CN108434958A (zh) * | 2018-05-28 | 2018-08-24 | 深圳市利源水务设计咨询有限公司 | 一种污泥车间恶臭气体深度处理设备及其处理工艺 |
KR20190126098A (ko) | 2017-03-31 | 2019-11-08 | 제이에프이 스틸 가부시키가이샤 | 저항 스폿 용접 조인트의 제조 방법 |
KR20190126099A (ko) | 2017-03-31 | 2019-11-08 | 제이에프이 스틸 가부시키가이샤 | 저항 스폿 용접 조인트의 제조 방법 |
KR102151091B1 (ko) * | 2020-04-03 | 2020-09-03 | 하민호 | 음압 격리 병실 내 살균시스템 |
-
2005
- 2005-09-26 JP JP2005007841U patent/JP3117053U/ja not_active Expired - Lifetime
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