JP2000125616A5 - - Google Patents

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【書類名】 明細書
【発明の名称】 播種機
【特許請求の範囲】
請求項1】 走行車体(1)の後部に昇降リンク(13)及び連結用のヒッチ(15)を介して装着され、走行車体(1)側の駆動部から伝動される構成の播種機であって、種子タンク(5)内の種子を繰出装置(3)で下方の移送管(4)の搬送始端部に繰り出し、起風翼車(8)によって起風された圧縮空気がエアチャンバ(9)を介して前記移送管(4)に流入することにより、種子が移送管(4)内を空気搬送されて圃場に噴出される構成とし、播種機構の始動と共に走行車体(1)を前進させたとき、実際に圃場に播種が開始される位置を作業開始前に予め表示する播種開始マーカ(36)を、機体の播種位置より前側に設けた播種機。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、播種機に関するもので、農業機械の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
従来から播種機は、種子タンク内の種子を繰り出す繰出装置が設けられ、その繰出装置に複数の移送管と播種管とを連通して構成されている。そして、播種機は、繰出装置から繰り出された種子を、エアチャンバ−から吹き出してくる圧縮空気によって、前記移送管内を播種管まで空気搬送し、圃場面に播種する構成としている。そして、前記種子タンクは、播種管の条数に応じて複数個が、横並びに一体構成とされて、走行車体の操縦座席の後方に搭載され、播種作業位置と非作業位置との間を上下に昇降自由に構成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、従来の播種機は、播種管の条数に応じて複数器の種子タンクが、横並びに一体構成とされて、走行車体の操縦座席の後方に搭載されていた。したがって、オペレ−タは、その一連の種子タンクに邪魔されて後方視界が遮られる課題があった。
本発明は、播種の開始位置を作業開始前に知ることができるようにすることを課題とする
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述した課題を解決するために、次の如き技術手段を講ずるものである。すなわち、走行車体(1)の後部に昇降リンク(13)及び連結用のヒッチ(15)を介して装着され、走行車体(1)側の駆動部から伝動される構成の播種機であって、種子タンク(5)内の種子を繰出装置(3)で下方の移送管(4)の搬送始端部に繰り出し、起風翼車(8)によって起風された圧縮空気がエアチャンバ(9)を介して前記移送管(4)に流入することにより、種子が移送管(4)内を空気搬送されて圃場に噴出される構成とし、播種機構の始動と共に走行車体(1)を前進させたとき、実際に圃場に播種が開始される位置を作業開始前に予め表示する播種開始マーカ(36)を、機体の播種位置より前側に設けた播種機としたものである。
【0005】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成されているから、作業開始前に実際に圃場に播種が開始される位置を知ることができる
【0006】
【発明の実施の形態】
まず、その構成について述べる。
播種機は、図1および図2に示すように、種子タンク5、繰出装置3、移送管4、播種管2a、2b、その他、起風翼車8やエアチャンバ9等の付属装置から構成され、走行車体1の後部に装着されて湛水直播機として構成されている。
【0007】
そして、走行車体1は、前輪10、10’と後輪11、11’とを設け、中央のエンジンル−ム12上に操縦座席6を配置して設け、水田の耕盤上を回転して移動できる構成としている。そして、昇降リンク13は、上下一対の平行リンクからなり、前部が前記走行車体1の後部機枠14に枢着連結され、後部に連結用のヒッチ15が取り付けられ、車体1側の油圧シリンダ16によって昇降できる構成としている。そして、前記ヒッチ15は、作業機取り付け用の取付機体17が取り付けられ、以下説明する播種機が取り付け支持されて上下昇降自由に構成されている。
【0008】
つぎに、播種機の構成を、図面に基づいて具体的に述べる。
まず、繰出装置3は、図4および図5に示すように、外周に多数の種子溝18を形成した繰り出しロ−ル19を種子タンク5の下側に臨ませて伝動可能に軸架して設け、その下方には種子を搬送する移送管4の始端部を配置して構成している。なお、種子溝19は、図5に示すように、側部の調節具20を回転調節輪21の回転調節操作によって軸に沿わせて左右に摺動し、種子の貯留容積を大小調節できる構成としている。22は入力スプロケットである。
【0009】
そして、繰出装置3は、図4に示すように、側部に開閉自由に枢着した開閉蓋23を設け、内部のメンテナンスが容易にできる構成としている。そして、ブラシ24は、前記した繰り出しロ−ル19の表面に接触して均す働きをして、種子溝19の種子量を均一にするために設けているが、上記開閉蓋23を開いたとき抜き取りができる構成にしている。
【0010】
そして、種子タンク5は、図1、図3および図7に示す実施例のように、走行車体1の後部に搭載するにあたり、左側タンク5aと右側タンク5bとの二つからなり、それぞれ上記した繰出装置3上に装置され、左右両タンク5a、5bの間に、操縦座席6の位置から後方を見通せる見通し空間7が形成された構成としている。そして、種子タンク5は、図4に示すように、上側に蓋25を開閉自由に設け、内側の前記繰り出しロ−ル19のすぐ上方にブリッジ防止枠26を設けている。
【0011】
そして、受台27は、図1および図2に示すように、タンク5に供給する種子を入れた種子袋を載置できる広さとし、種子タンク5の外側に固着して設け、播種機と一体的に上下昇降できる構成としている。
つぎに、エアチャンバ9は、円筒形状で前記繰出装置3の下側の前に横向きに配置して設け、一端に起風翼車8を連結して設け、他端を蓋で密封して起風された空気を貯留できる構成としている。そして、移送管4は、その搬送始端部を開口して前記エアチャンバ9に連通して設け、高圧状態で貯留した空気(送風)が送り込まれ、前述のように上方から供給されてくる所定量の種子を空気搬送するように構成している。そして、エアチャンバ9は、図7に破断して示す実施例のように、中間部分に送風抵抗体28を設け、前記起風翼車8に近い左側部分と遠い右側部分とで極力空気圧(風圧)の差が発生しないように工夫して構成している。
【0012】
このようにして、移送管4は、その始端部をエアチャンバ9に連通して圃場面に近い側に向けて延長し、終端部を播種位置に設けている播種管2a、2bにそれぞれ連通して構成している。そして、播種管2a、2bは、接地面に設けて表土を均しながら滑動するフロ−ト29に取り付け、前進に伴って整地された圃場面に噴出、播種する構成としているが、前述のとおり、送風抵抗体28を設けてエアチャンバ9内の空気圧を全体としてほぼ同一にする工夫をしているから、各播種管2a、2bの植付深さ(播種深さ)をほぼ同一に保つことが可能である。
【0013】
そして、種子タンク5は、一つのタンク5から二つの移送管4に分割して種子を供給し、更に、二つの播種管2a、2bまで種子を空気搬送する構成の場合には、背後から見て二つの移送管4およびそれに連通した二つの播種管2a、2bの中間位置に配置する構成とする。このように構成すると、種子タンク5は、二つの移送管4の長さをほぼ同一にでき二つの播種管2a、2bまでの距離を同一にできる利点がある。
【0014】
そして、種子タンク5および一体の繰出装置3は、図6に示す実施例のように、操作レバ−30を有する平行リンク機構31によって昇降可能に構成し、最も上昇した位置が前側の肥料タンク32より高い位置に達する構成にしているが、このように構成すると、繰出装置3のメンテナンスを容易に行なうことができる。
【0015】
そして、播種機は、図1、図2および図7に示すように、走行車体1側の駆動部から伝動軸33を介してギヤボックス34に回転動力が入力され、更に、伝動軸35によって回転各部が伝動される構成としている。
そして、播種開始マ−カ36は、図1に示すように、機体の播種位置(播種管2a、2bの位置)より前側に設け、播種作業開始と同時に走行車体1が前進した後、実際に圃場に播種が開始される位置を、予め、表示するように構成している。すなわち、播種機は、種子タンク5に種子を充填して回転各部のクラッチを入りにして播種機構を始動し、同時に、走行車体1の前進を開始すると、車体1が所定距離前進した後、圃場面に播種が開始される。前記播種開始マ−カ36は、その開始位置を作業開始前に知ることができるように構成したものである。
【0016】
つぎにその作用について説明する。
まず、播種機は、走行車体1を運転して、整地作業が終わって湛水状態にした圃場に入り、播種作業の準備を行なうが、最初に、種子タンク5に種子を充填する。その操作は、種子タンク5が、図2の仮想線で示すように、昇降リンク13によって高い位置に上昇しており、タンクの外側にある受台27上に種子袋を載せて置き、その袋から種子を、タンク5に比較的楽に供給できる。
【0017】
そして、走行車体1は、エンジンから播種機側に伝動軸33を介して回転動力を伝動し、ギヤボックス34から回転各部を駆動しながら前進させて播種作業を開始する。
すると、種子タンク5内の種子は、図4に示すように、ブリッジ防止枠26を通過して下方の回転している繰り出しロ−ル19に達し、繰り出しロ−ル19の外周の種子溝18にそれぞれ供給されて溜り回転方向に送られる。そのとき、種子溝18内の種子は、回転下手側にあるブラシ24に達して表面が均平に均されて定量となり、繰り出しロ−ル19の回転に伴って下方の移送管4の搬送始端部に落下する。そのとき、エアチャンバ9は、起風翼車8によって起風された圧縮空気が充填されており、連通している各移送管4に流入することになる。
【0018】
このようにして、種子は、エアチャンバ9から吹き込まれてくる風によって移送管4内を空気搬送されて先端側の播種管2a、2bに達し、フロ−ト29によって整地された後の圃場に噴出、播種される。
以上のような一連の播種工程において、エアチャンバ9は、その内部の中間位置に送風抵抗体28(図7参照)が設けられているから、その部分を通過するときに抵抗を受けて、起風翼車8に近い位置と遠い位置との空気圧(風圧)の差異がきわめて少なくなり、各移送管4にほぼ同じ風圧で吹き出すことができる。したがって、種子は、全ての播種管2a、2bからほぼ同一速度で噴出される結果、圃場面に同じ播種深さで植えられることになる。
【0019】
このようにして、播種機は、播種作業を開始するが、そのときの実際に圃場面に種子が播かれる開始位置は、走行車体1のスタ−ト時点に播種開始マ−カ36が位置していた部位から開始される。
以上のようにして、走行車体1は、前進しながら播種作業を行なって圃場の端に達して方向変換する場合、昇降リンク13を使って播種機を上昇させて、前進バックを繰り返しながら旋回操作をする。そのとき、オペレ−タは、後進走行時に左側タンク5aと右側タンク5bとの間に見通し空間7を形成しているから、操縦座席6から走行車体1の後方を目で十分に確認しながら安全に操縦することができる。
【0020】
以上、実施例で説明したように、本発明は、左右の種子タンク5a、5bの間に、見通し空間7を形成したから、操縦座席から後方を視野におさめることが可能になった。特に、従来の構成では、非作業中(圃場の端の旋回時、路上走行時)に播種機を地面より高い位置に上昇して走行するとき、邪魔になっていた部分の種子タンクを、本発明では、見通し空間7にしているから、後進走行の安全性を高めることができた。
【0021】
そして、播種機は、作業後のメンテナンスに際しては、図6に示すように、操作レバ−30を押し下げて平行リンク機構31によって、種子タンク5と繰出装置3とを肥料タンク32より高い位置まで持ち上げる。このように、繰出装置3は、周囲に邪魔物のない状態にして、側部の開閉蓋23を、図4の仮想線で示す位置に開き、ブラシ24を取り外して清掃、メンテナンスを容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例であって、平面図である。
【図2】本発明の実施例であって、側面図である。
【図3】本発明の実施例であって、背面図である。
【図4】本発明の実施例であって、切断側面図である。
【図5】本発明の実施例であって、切断背面図である。
【図6】本発明の実施例であって、作用側面図である。
【図7】本発明の実施例であって、背面図である。
【符号の説明】
走行車体繰出装置移送管種子タンク、8:起風翼車、9:エアチャンバ、13:昇降リンク、15:ヒッチ、36:播種開始マーカ
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