JP2000125613A - 移植機のマーカ制御装置 - Google Patents

移植機のマーカ制御装置

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JP2000125613A
JP2000125613A JP10301359A JP30135998A JP2000125613A JP 2000125613 A JP2000125613 A JP 2000125613A JP 10301359 A JP10301359 A JP 10301359A JP 30135998 A JP30135998 A JP 30135998A JP 2000125613 A JP2000125613 A JP 2000125613A
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JP10301359A
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English (en)
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Hachiro Nakamura
八郎 中村
Masahiko Matsukawa
雅彦 松川
Chie Mizutani
智恵 水谷
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 手元操作レバーを機体の前後方向に操作して
左右マーカの切換え操作を可能とし、作業性の向上を図
る。 【解決手段】 乗用田植機1の運転操作部には、手元操
作レバー38が設けられていて、この手元操作レバー3
8を上下に操作すると機体5に支持された植付部10が
昇降制御される。また、機体5には、非作業位置と作業
位置とに移動可能な左右マーカ50が設けられていて、
手元操作レバー38を機体後方に操作すると、植付部1
0の昇降に伴い左右マーカ50の繰出しが自動的に左右
交互に切換えられると共に(自動モード)、手元操作レ
バー38を後方に1回操作する毎に、左右マーカ50の
繰り出しが順次左右に切換えられる。更に、手元操作レ
バー38を機体前方に操作すると、左右マーカ50が作
業位置に左右同時に繰出される双方モードと、繰出しが
停止される停止モードとに順次切換えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗用田植機等のマ
ーカ制御装置に係り、詳しくは手元操作レバーにて左右
マーカの繰出しを制御する移植機のマーカ制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、乗用田植機等の移植機は、苗の
植付条間を適正に保持し、また機体の直進性を良好にす
るために、植付作業時に、次工程の機体走行基準線とな
る線を田面に引くマーカ装置を備えている。
【0003】そして従来、この種マーカ装置として、例
えば本件出願人の出願に係る特公平7−102006号
公報に記載の技術が公知であり、この従来例によれば、
マーカを機体側方に下降繰り出す作業位置から上昇収納
する非作業位置へ移動するのに、植付部の昇降動作に連
動して行い、かつ左右いずれか一方のマーカを非作業位
置にて保持する機械的なロック部材を植付部の昇降作動
に伴って左右交互に切換えて、圃場端における機体回向
時に、植付部を昇降することにより左右マーカを自動的
に作業位置に切換えるように構成されている。
【0004】これにより、例えば最初に右マーカを作業
位置に繰り出して圃場面に線を引き、枕地にて回向した
後は、次に反対側の左マーカを作業位置に繰り出して圃
場面に線を引きながら移植作業を行えば、前記基準線を
目安として走行しながら、該基準線に沿って整列状の移
植が可能となる。
【0005】一方、従来のマーカ装置は、機械的なロッ
ク部材を植付部の昇降作動に伴って自動的に左右交互に
切換えていたため、機構が複雑になることや、一定の場
合、運転者は座席下方のロック部材を操作しなければな
らない等、煩雑な作業が必要であること等から、近年、
1本の操作レバーで作業部の昇降と左右マーカの切換え
操作等を可能としたものも出現している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した1
本の操作レバーによる左右マーカの切換え操作におい
て、該操作レバーの機体前方向への操作でマーカの繰り
出しモードを切換え、また、機体後方向への操作でマー
カの左右への繰り出し方向の切り換えを可能とした場
合、例えばマーカの繰り出し方向が右に設定されている
ときに、これを左に切り換えたい場合は、正しくは機体
後方向に操作すれば良いところ、誤って機体前方向に操
作してしまった場合は、繰り出しモードの設定を最初か
らやり直さなければならないとすると、作業性が低下す
る。
【0007】本発明は、斯かる課題を解消するためにな
されたもので、その目的とするところは、機体の前後方
向に操作し得る手元操作手段により左右マーカの切換え
操作を可能として作業性の向上を図り得る移植機のマー
カ制御装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、運転席(9)を有する走行
機体(5)にリンク機構(8)を介して作業部(10)
を昇降自在に支持し、運転操作部に、機体(5)の前後
方向に操作し得る手元操作手段(38)を設けると共
に、前記作業部(10)の昇降に伴い上昇収納される非
作業位置と下降繰出される作業位置とに移動可能な左右
マーカ(50R,50L)を備えた移植機(1)のマー
カ制御装置において、前記手元操作手段(38)の前後
方向の一方への操作で、前記左右マーカ(50R,50
L)の作業位置への繰出しを前記作業部(10)の昇降
に伴い左右交互に切換える自動モードに切換え、同方向
への操作毎に繰り出し方向を切換えると共に、前記手元
操作手段(38)の前後方向の他方への操作で、前記左
右マーカ(50R,50L)を作業位置に左右同時に繰
出す双方モードと、作業位置への繰出しを停止する停止
モードとに順次切換える制御部(39)を備えている、
ことを特徴とする。
【0009】請求項2記載の発明は、前記制御部(3
9)は、前記手元操作手段(38)の前後方向の一方へ
の操作により、前記左右マーカ(50R,50L)が左
右いずれか一方の作業位置に交互に繰出される自動モー
ドにある場合に、該手元操作手段(38)を前後方向の
他方に操作した後、再度前後方向の一方に操作すること
で、前記左右マーカ(50R,50L)を前回繰り出し
た方向と逆方向の作業位置に繰出す自動モードに切換え
る、ことを特徴とする。
【0010】請求項3記載の発明は、前記制御部(3
9)は、前記手元操作手段(38)の前後方向の他方へ
の操作により、前記左右マーカ(50R,50L)が双
方モード又は停止モードにある場合に、該手元操作手段
(38)を前後方向の一方に操作した後、再度前後方向
の他方に操作することで、前記左右マーカ(50R,5
0L)が双方モードに設定されていた場合は停止モード
に切換え、停止モードに設定されていた場合は双方モー
ドに切換える、ことを特徴とする。
【0011】[作用]以上の発明特定事項に基づき、移
植機(1)の運転操作部には、機体(5)の前後方向に
操作し得る手元操作手段(38)が設けられていて、こ
の手元操作手段(38)を操作することにより、走行機
体(5)にリンク機構(8)を介して支持された作業部
(10)が昇降制御される。また、前記走行機体(5)
には、前記作業部(10)の昇降に伴い、機体(5)に
上昇収納される非作業位置と、圃場面に下降繰出される
作業位置とに移動可能な左右マーカ(50R,50L)
が設けられている。
【0012】そして、制御部(39)では、前記手元操
作手段(38)を機体前後方向の一方に操作することに
より、左右マーカ(50R,50L)の作業位置への繰
出しを、前記作業部(10)が1回昇降するごとに自動
的に左右交互に切換わる自動モードに切換える制御を行
うと共に、前記手元操作手段(38)を同方向に1回操
作する毎に、左右マーカ(50R,50L)の繰り出し
方向を自動的に順次左右に切換える。
【0013】更に、前記制御部(39)では、前記手元
操作手段(38)を機体前後方向の他方に操作すること
により、左右マーカ(50R,50L)が作業位置に左
右同時に繰出される双方モードと、作業位置への繰出し
が停止される停止モードとに順次切換える。以上によ
り、前記手元操作手段(38)によるマーカ制御の操作
手順を少なくすることが可能となる。
【0014】なお、上述したカッコ内の符号は図面を参
照するためのものであって、本発明の発明特定事項を何
ら限定するものではない。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
の形態を説明する。
【0016】図1に示すように、乗用田植機1は、前輪
2及び後輪3により支持された走行機体5を有してお
り、該走行機体5にはその前輪前方部分のボンネット4
内にエンジン6が搭載され、走行機体5の前後方向の中
間部には座席シート7を有する運転席9が配設されてい
る。この座席シート7の側方には、手動操作レバー17
が設けられていて、この手動操作レバー17は、レバー
ガイド21に沿い「上げ」、「固定」、「下げ(自
動)」、「植付(自動)」の各位置に操作可能となって
いる。
【0017】前記走行機体5の後方には、昇降リンク機
構8を介して作業部としての植付部10が昇降自在に支
持され、該植付部10には多数のプランタ、フロー卜1
4及びマット苗を縦方向に載置し得る苗載せ台12が備
えられている。また、植付部10の左右両端部には、左
右マーカ50(R,L)が取り付けられている。この左
右マーカ50(R,L)は、例えば植付部10の昇降に
伴い機体側方に下降繰り出す作業位置と、上昇収納する
非作業位置とに自動的かつ交互に切換えられるようにな
っており、作業位置においては圃場面に走行機体5の走
行基準線を引くことができる。
【0018】前記走行機体5には、昇降リンク機構8に
固着されたリンクブラケット44との間に油圧シリンダ
装置19が配設されていて、前記手動操作レバー17の
操作に基づき、座席シート7下部のリヤカバー26内に
配置された制御部39を介して油圧コントロールバルブ
35が制御され、更に該油圧コントロールバルブ35に
より前記油圧シリンダ装置19が伸縮制御されて、植付
部10が昇降作動する。なお、前記手動操作レバー17
の操作位置は、レバー位置検出ポテンショメータ42に
より検出され、この検出値に応じて前記制御部39を介
して油圧コントロールバルブ35が制御される。
【0019】また、図2(a)に示すように、前記運転
席9の前部には、ステアリングホイール13が設けら
れ、そのステアリングコラム13aのスイッチボックス
51に手元操作レバー38が取り付けられている。
【0020】この手元操作レバー38は、図示しない弾
発部材により、手を離すと図の基準位置に自動復帰する
ように付勢されていて、この基準位置を中心として上下
方向に操作可能であると共に、この上下操作とは独立し
て機体前後方向に操作可能となっている。前記スイッチ
ボックス51内には、植付部10を制御すべく手元操作
レバー38の上下方向位置を検出する切換スイッチ43
と、左右マーカ50(R,L)の繰出しを制御すべく手
元操作レバー38の前後方向位置を夫々検出するモード
切換スイッチ52及び方向切換スイッチ53が内蔵され
ている。
【0021】そして、前記手元操作レバー38を、基準
位置から上方向に1回操作すると、その操作が前記切換
スイッチ43により検出されて、前記制御部39を介し
植付部10が上昇制御され(上げ位置)、同様に下方向
に1回操作すると植付部10が下降制御され(下げ位
置)、更にこの下げ位置から下方向に1回操作すると植
付部10が植付位置(植付位置)に制御される。
【0022】そして、本発明において、前記制御部39
により、前記手元操作手段38の前後方向の一方への操
作で、前記左右マーカ50の作業位置への繰出しを前記
作業部10の昇降に伴い左右交互に切換える自動モード
に切換え、同方向への操作毎に繰り出し方向を切換える
と共に、前記手元操作手段38の前後方向の他方への操
作で、前記左右マーカ50を作業位置に左右同時に繰出
す双方モードと、作業位置への繰出しを停止する停止モ
ードとに順次切換える。
【0023】例えば、前記手元操作レバー38を、機体
前後方向の後方(図2のA方向)に操作すると、その操
作が前記方向切換スイッチ53により検出されて、前記
制御部39を介し左右マーカ50の繰出しモード(後述
する)が自動モードに設定されると共に、同方向への操
作毎に左右マーカ50の左右作業位置への繰出し方向が
選択的に切換えられる。更に、前記手元操作レバー38
を、前方(図2のB方向)に操作すると、その操作が前
記モード切換スイッチ52により検出されて、前記制御
部39を介し左右マーカ50の繰出しモードが停止モー
ド又は双方モードに順次切換えられる。
【0024】すなわち、図2(a)〜(c)に示すよう
に、マーカ制御において、手元操作レバー38を基準位
置から後方(A方向)に1回操作すると、左右マーカ5
0の繰り出しを植付部10の昇降に伴い自動的に左右交
互に切換える自動モードとなり、この自動モードにおい
て初期状態にあっては右マーカ50Rが作業位置に繰出
され、次いで同方向にもう1回操作すると、左マーカ5
0Lが作業位置に繰出されるモードに設定されて、1回
操作するごとに順次右→左→右→・・・と切り換えられ
る(図2(b)参照)。
【0025】また、手元操作レバー38を基準位置から
前方(B方向)に1回操作すると、左右マーカ50の繰
出しを停止する停止モード(OFFモード)となり、同
方向にもう1回操作すると、左右マーカ50の双方が作
業位置に繰出される双方モードとなり、1回操作するご
とに順次停止モード→双方モード→停止モード→・・・
と切り換えられる(図2(c)参照)。
【0026】なお、停止モードの場合、前記切換えスイ
ッチ52,53はオフであり、左右マーカ50の繰出し
は行わない。また、自動モードの場合、例えば植付部1
0が一回昇降される毎に、左右マーカ50の繰出し順序
が自動的に左右交互に切換えられる。更に、双方モード
の場合、一方のマーカを繰出し状態にしておき、かつ植
付部10の下降途中で他方のマーカを繰り出し状態にす
ることで左右マーカ50の両方が繰り出される。
【0027】なお、本実施の形態においては、エンジン
始動時(初期状態)においては、左右マーカ50の繰出
しモードは「自動モード」に設定され、また、左右マー
カ50の作業位置への繰出し方向は「右」に予め設定さ
れている。
【0028】次に、図3に基づき、植付部10の昇降制
御について簡単に説明する。
【0029】手元操作レバー38を操作すると、リヤカ
バー26内に配置されたバルブ作動機構22が作動し、
このバルブ作動機構22により前記油圧コントロールバ
ルブ35が操作されて植付部10が昇降制御される。
【0030】すなわち、前記バルブ作動機構22はカム
回動モータ41を有し、このカム回動モータ41は小ギ
ヤ23を介して平板カム30に噛合されている。この平
板カム30は、バルブ操作板36を介して油圧コントロ
ールバルブ35に連結され、この油圧コントロールバル
ブ35の回動により油圧シリンダ装置19が伸縮され
る。
【0031】一方、手元操作レバー38は、制御部39
を介してカム回動モータ41と電気的に接続されてい
て、該手元操作レバー38の上下方向の操作により、そ
の操作内容が前述の切換スイッチ43(図2,図7参
照)により判別される。このため、該切換スイッチ43
からの制御信号で、前記カム回動モータ41により平板
カム30が回動され、油圧コントロールバルブ35を介
して油圧シリンダ装置19が伸縮され、更に昇降リンク
機構8を介して植付部10が昇降制御される。
【0032】次に、図4及び図5に基づき、マーカの制
御機構について説明する。
【0033】図4におけるマーカ引上げ機構40は、昇
降リンク機構8による植付部10の上昇に伴い、作業位
置に下降繰り出された左右マーカ50(R,L)を、非
作業位置に引上げて上昇収納するものである。
【0034】このマーカ引上げ機構40は、座席シート
7の下方に設けられていて、機体側のベース板56上に
ピン57が立設されており、このピン57に切換えレバ
ー58が回動可能に軸着されている。この切換えレバー
58は、断面略々L字形をなすと共に、側方に突出した
舌片59を有し、前記ピン57を中心とする左右略々対
称位置に夫々孔60,60が形成されている。
【0035】一方、前記切換えレバー58の側部近傍に
は、マーカ切換えモータ46が配置されていて、そのモ
ータ軸46aには作動アーム48が固定されている。そ
して、この作動アーム48が時計方向又は反時計方向に
回転することにより、その先端部が前記舌片59に当接
して押圧付勢すると、前記切換えレバー58は前記ピン
57を中心として同方向に回動する。また、前記マーカ
切換えモータ46の側方には、作動アーム48の初期位
置(ホームポジション)を検出するリミットスイッチ4
9が設けられていて、作動アーム48の回動に伴い、こ
のリミットスイッチ49の接触子を押圧等してスイッチ
をオン・オフ操作する。
【0036】また、前記ピン57の後方のベース板56
上には、左右端側を機体フレームに支持された軸61が
横設されていて、該軸61にはカム62,62が機体前
後方向に揺動可能に軸着されている。このカム62,6
2は、その高さ方向中途部に孔63,63が形成され、
かつその後方に突出する突起部62a,62aを有して
いる。そして、前記孔63,63と切換えレバー58に
形成された孔60,60との間に、夫々ロッド64,6
4が取り付けられている。このロッド64,64の一端
側はボルト65,65により切換えレバー58に取り付
けられ、他端側は内側に折曲されて前記カム62,62
に係止されている。なお、これらのカム62,62は、
捩りバネ66,66により軸61を中心として図5の時
計方向に付勢されている。
【0037】更に、このカム62,62に対向するよう
に、アーム67,67が支点軸68を中心として揺動可
能に軸着されている。このアーム67,67には、前記
カム62,62に対峙する前端側に、前記カム62,6
2に当接するピン69,69が植設され、後端側にはロ
ーラ受け70,70が固定され、更に中央先端側にはワ
イヤ取付孔71,71が形成されている。
【0038】前記支点軸68の下方には、横軸75が機
体フレームに枢支されており、この横軸75にブラケッ
ト76,76の中間部が回動可能に軸着されている。そ
して、これら左右ブラケット76の前端側には、前記ア
ーム67,67のローラ受け70,70に当接可能にロ
ーラ77が取り付けられ、後端側には連結ピン79を介
してプレート78の前端部が連結されている。このプレ
ート78の後端部は、ピン85によりリンクブラケット
44に取り付けられている。このリンクブラケット44
は、昇降リンク機構8の基端部に固設されている。この
昇降リンク機構8は、左右の機体フレーム間に橋絡され
ている軸86に枢支されている。
【0039】また、前記ワイヤ取付孔71,71には、
インナワイヤ73a,73aの連結ピン72,72が係
合され、該インナワイヤ73a,73aの他端は、前記
左右マーカ50(R,L)に夫々連結されている。な
お、アウタワイヤ73,73の一端はブラケット74に
ネジ92により調節自在に取り付けられ、他端は後述す
るマーカ基部回動部材93に固定されている。
【0040】図6(a)(b)に示すように、苗載せ台
12支持用の左右ステー81には、マーカ基部回動部材
93を介してマーカ枢支ピン91により左右のマーカ5
0(R,L)が回動自在に支持されている。この左右の
マーカ50(R,L)は、苗載せ台12の裏面に上昇収
納された非作業位置と、植付部10の側部下方に繰り出
されてその折曲側の先端aが圃場面に接触する作業位置
とに切り換えられ、かつこれらマーカ50(R,L)は
植付フレーム82,82との間に張設された繰り出しス
プリング83,83により作業位置になるように付勢さ
れている。
【0041】以上により、前述したマーカ引上げ機構4
0の作動は、図4及び図5において、例えば制御部39
からの右マーカ50Rの繰り出し指令に基づき、マーカ
切換えモータ46が初期位置から図4の時計方向に一回
転して元の位置に戻って停止する。このとき、作動アー
ム48も同方向に回転し、該作動アーム48が切換えレ
バー58の舌片59を押圧付勢する。
【0042】これにより、切換えレバー58はピン57
を中心として反時計方向に揺動し、右ロッド64を図面
右方に引っ張る。すると、右側カム62が軸61を中心
として図5の時計方向に回動し、その突起部62aと右
側アーム67のピン69との係合が外れる。こうして、
右側アーム67は、支点軸68を中心として時計方向に
回動し、先端のワイヤ取付孔71が同方向に回動し、イ
ンナワイヤ73aが繰り出しスプリング83により引っ
張られ、右マーカ50Rが作業位置に繰り出される。
【0043】一方、植付け走行により走行機体5が枕地
に至り、該枕地において走行機体5を回向する際、油圧
シリンダ装置19が作動して植付部10が上昇すると、
昇降リンク機構8の基部に固定されたリンクブラケット
44が軸86を中心として時計方向に回動するため、プ
レート78が図5の左方に引かれ、ブラケット76が横
軸75を中心として時計方向に回転し、ローラ77がア
ーム67のローラ受け70を持ち上げる。すると、アー
ム67は支点軸68を中心として反時計方向に回転し、
ワイヤ取付孔71を介してインナワイヤ73aを引っ張
り、右マーカ50Rを上昇させて該右マーカ50Rを非
作業位置に収納する。
【0044】次いで、走行機体5を回行して植付部10
が下降し、リフト角ポテンショメータ87(図1参照)
にて植付部10が所定位置に下降したことを検知する
と、マーカの繰出しモードが自動モードの場合、制御部
39から前記と反対の左マーカ50Lの繰り出し指令が
発せられ、この指令に基づき、マーカ切換えモータ46
が初期位置から図4の反時計方向に一回転して元の位置
に戻って停止する。このとき、作動アーム48も同方向
に回転し、該作動アーム48が切換えレバー58の舌片
59を押圧付勢する。
【0045】これにより、切換えレバー58はピン57
を中心として時計方向に揺動し、左ロッド64を図面右
方に引っ張る。すると、左側カム62が軸61を中心と
して図5の時計方向に回動し、その突起部62aと左側
アーム67のピン69との係合が外れる。こうして、左
側アーム67は、支点軸68を中心として時計方向に回
動し、先端のワイヤ取付孔71が同方向に回動し、イン
ナワイヤ73aが繰り出しスプリング83により引っ張
られ、左マーカ50Lが作業位置に繰り出される。
【0046】更に、走行機体5が枕地に至り、植付部1
0が上昇して昇降リンク機構8の基部のリンクブラケッ
ト44が軸86を中心として時計方向に回動すると、プ
レート78が図3の左方に引かれ、ブラケット76が横
軸75を中心として時計方向に回転し、ローラ77がア
ーム67のローラ受け70を持ち上げる。すると、アー
ム67は支点軸68を中心として反時計方向に回転し、
ワイヤ取付孔71を介してインナワイヤ73aを引っ張
り、左マーカ50Lを上昇させて該左マーカ50Lを非
作業位置に収納する。
【0047】以下、同様にして、走行機体5が枕地に至
り、植付部10が昇降する毎に左右マーカ50(R,
L)が交互に切り換えられる。
【0048】図7は、本実施の形態の制御ブロック図を
示しており、前記制御部39はマイクロコンピュータ
(以下、CPUという)を有し、このCPUに、植付部
制御用の切換スイッチ43、マーカ制御用のモード切換
スイッチ52及び方向切換スイッチ53、リミットスイ
ッチ49、リフト角ポテンショメータ87からの信号が
入力され、該CPUにより、植付部10を昇降制御する
カム回動モータ41、マーカ50が作業位置にあるか否
かを知らせるランプ84L,84R、マーカ切換えモー
タ46が制御される。前記リフト角ポテンショメータ8
7は、植付部10の昇降位置を検出するものである。
【0049】次に、図8のマーカモードセットに関する
フローチャートに基づき、本実施の形態の制御動作を説
明する。
【0050】同図において、S11では植付部10がマ
ーカ収納位置、すなわち「固定位置」又は「上げ位置」
にあるか否かを判断し、植付部10がマーカ収納位置に
なければ最初に戻り、マーカ収納位置にあれば、S12
でマーカモニタフラグをセットして、S13に進む。
【0051】S13では、手元操作レバー38の前方
(図2(a)のB方向)への切換え操作があるか否か、
すなわちマーカの作動停止又は左右繰出しモードの切換
え操作があるか否かを判断し、前方への切換え操作がな
ければS14に進み、ここでは、オートマーカモードフ
ラグがセットされているか否かを判断し、セットされて
いれば、S15においてマーカ左右振出し(双方繰出
し)作動フラグがセットされているか否かを判断する。
そして、マーカ左右振出し作動フラグがセットされてい
れば、S16でマーカ左右振出し作動フラグとマーカ作
動フラグをリセットして、S21に進む。
【0052】また、S15において、マーカ左右振出し
作動フラグがリセットされているなら、S17において
マーカ作動フラグがセットされているか否かを判断し、
セットされているならS18にてマーカ作動フラグをリ
セットしてS19に進む。このS19では、植付クラツ
チ入フラグがセットされているか否かを判断し、セット
されているならS20で方向切換フラグをリセットから
セット(又はセットからリセット)に反転した後に、S
21で植付クラッチ入フラグをリセットし、S22に進
む。また、S17でマーカ作動フラグがリセット、又は
S19で植付クラッチ入フラグがリセットされている場
合はS21に進む。
【0053】次いで、S22において、手元操作レバー
38の後方(図2(a)のA方向)への切換え操作があ
るか否か、すなわち方向切換スイッチ53が切換えられ
たか否かを判断し、切換え操作がなければS24に進
み、切換え操作があればS23にて方向切換フラグをリ
セットからセット(又はセットからリセット)に反転し
た後にS24に進む。
【0054】このS24では、方向切換フラグがセット
されているか否かを判断し、リセットされていればS2
5で右(R)のマーカ指示フラグをセットし、また、方
向切換フラグがセットされていればS26で左(L)の
マーカ指示フラグをセットする。上述したS22〜S2
6は、手元操作レバー38を後方に操作する毎に、マー
カの繰出し方向を自動モードにおいて左右に切り換える
制御を示しており、また、S30→S24は、電源ON
等で手元操作レバー38を最初に後方に操作したり、又
は前方に操作した状態から後方に操作すると、マーカの
繰出し方向は予め右にセットされることを示している。
【0055】なお、前述したS14で、オートマーカモ
ードフラグがリセットされている場合はS27に進み、
ここで手元操作レバー38の後方(図2(a)のA方
向)への操作があったか否かを判断し、操作がなければ
S38に進み、操作があればS28においてマーカ左右
振出モードフラグをリセットすると共に、オートマーカ
モードフラグをセットし(S29)、方向切換えフラグ
をリセットして(S30)、S24に進む。
【0056】次に、前述したS13で手元操作レバー3
8の前方向への操作があればS31に進み、ここで、オ
ートマーカモードフラグがセットされているか否かを判
断する。そして、オートマーカモードフラグがセットさ
れていれば、S32にてオートマーカモードフラグをリ
セットすると共に、方向切換フラグをリセットし(S3
3)、更にマーカ左右振出し作動フラグをセットして
(S34)、S38に進む。
【0057】一方、S31において、オートマーカモー
ドフラグがリセットされていれば、S35において、マ
ーカ左右振出モードフラグがセットされているか否かを
判断する。そして、マーカ左右振出モードフラグがセッ
トされていれば、S36においてマーカ左右振出モード
フラグをリセットしてS38に進み、セットされていな
ければ、S37においてマーカ左右振出モードフラグを
セットして、S38に進む。
【0058】S38では、マーカ左右振出しモードフラ
グがセットされているか否かを判断し、マーカ左右振出
しモードフラグがセットされていれば、S39にてマー
カ指示フラグをR&L(左右マーカの双方繰出し)にセ
ットし、セットされていなければ、S40にてマーカ指
示フラグをリセットする。上述したS35〜S40で
は、手元操作レバー38を前方に操作する毎に、マーカ
を停止モードと左右振出モードとに切り換える制御を示
している。
【0059】次に、図9(a)(b)は、手元操作手段
38を機体前後方向の一方に操作したことによって、左
右マーカ50が左右いずれか一方の作業位置に交互に繰
出される自動モードにある場合に、前記手元操作手段3
8を前後方向の他方に操作した後、再度前後方向の一方
に操作することで、左右マーカ50を前回繰り出した方
向と逆方向の作業位置に繰出す自動モードに切換える実
施の形態を示している。
【0060】すなわち、左右マーカ50が自動モード
(繰出し方向右)の状態から、手元操作レバー38を前
方向に操作すると、OFFモードに切換わり、再度手元
操作レバー38を後方向に操作すると自動モード(繰出
し方向左)に切換わり(図9(a)参照)、また、左右
マーカ50が自動モード(繰出し方向左)の状態から、
手元操作レバー38を前方向に操作すると、OFFモー
ドに切換わり、再度手元操作レバー38を後方向に操作
すると自動モード(繰出し方向右)に切換わる(図9
(b)参照)。
【0061】図10は、マーカモードセットに関する本
実施の形態のフローチャートを示す。
【0062】同図において、S51からS69までは、
前述した図8のフローチャートのS11からS29まで
と同じであるが、本実施の形態では、S69でオートマ
ーカモードフラグをセットしたら、方向切換フラグをリ
セットすることなく直接S64に進む点が相違してい
る。
【0063】これは、マーカが自動モードに操作されて
いる状態で、手元操作レバー38を一旦前方向に操作
し、再度後方に操作すると、前回の繰出し方向と逆方向
の作業位置に繰り出す自動モードに切り換えることを示
している。
【0064】このために、本実施の形態では、マーカが
自動モードに操作されている状態で、誤って前方操作を
した場合には、前回の振り出し方向と逆の作業位置に繰
り出すべく、S73で方向切換フラグを反転させてい
る。
【0065】更に、本実施の形態では、S51で、植付
部10がマーカ収納位置、すなわち「固定位置」又は
「上げ位置」になければ、S81に進み、ここでオート
マーカモードフラグがセットされているか否かを判断
し、セットされていれば最初に戻り、セットされていな
ければ、S82において方向切換フラグをリセットして
いる。
【0066】これは、マーカモードの切換操作後に植付
部10を下降させ、これが例えば誤操作と知って、再び
植付部10をマーカ収納位置まで上昇させてマーカモー
ドの切換操作を行う場合、最初の状態では、自動モード
の状態から手元操作レバー38を前方向に操作するとO
FFモードに切換わり、また、双方モード又はOFFモ
ードの状態から手元操作レバー38を後方向に操作する
と自動モード(右)に切換わるようになっているので、
マーカ収納位置で変化させたフラグは、マーカ収納位置
以外にあるときに初期化するためである。
【0067】次に、図11(a)(b)は、手元操作手
段38の前後方向の他方への操作により、左右マーカ5
0が双方モード又は停止モードにある場合に、前記手元
操作手段38を前後方向の一方に操作した後、再度前後
方向の他方に操作することで、前記左右マーカ50が双
方モードに設定されていた場合は停止モードに切換え、
停止モードに設定されていた場合は双方モードに切換え
る実施の形態を示している。
【0068】すなわち、左右マーカ50がOFFモード
の状態から、手元操作レバー38を後方向に操作する
と、自動モード(繰出し方向は右又は左)に切換わり、
再度手元操作レバー38を前方向に操作すると双方繰出
しモードに切換わり(図11(a)参照)、また、左右
マーカ50が双方繰出しモードの状態から、手元操作レ
バー38を後方向に操作すると、自動モード(繰出し方
向は右又は左)に切換わり、再度手元操作レバー38を
前方向に操作するとOFFモードに切換わる(図11
(b)参照)。
【0069】図12は、マーカモードセットに関する本
実施の形態のフローチャートを示す。
【0070】同図において、S91からS106まで
は、前述した図8のフローチャートのS11からS26
までと同じである。
【0071】本実施の形態では、S94でオートマーカ
モードフラグがリセットされている場合は、S107で
手元操作レバー38の後方(図2(a)のA方向)への
操作があったか否かを判断し、操作がなければS118
に進み、操作があればS108においてオートマーカモ
ードフラグをセットし、S109に進む。このS109
では、マーカ左右振出モードフラグがセットされている
か否かを判断し、セットされていればS110において
マーカ左右振出モードフラグをリセットし、また、セッ
トされていなければS110’においてマーカ左右振出
モードフラグをセットする。
【0072】上述したS107→S108→S109→
S110〜S110’は、マーカがOFFモード又は左
右繰出しモードにある場合に、手元操作レバー38を一
旦後方に操作した後、再度前方に操作した場合には、前
回がOFFモードであったなら左右繰出しモードに切換
え、また前回が左右繰出しモードであったならOFFモ
ードに切換えることを示している。
【0073】更に、本実施の形態では、S91で、植付
部10がマーカ収納位置、すなわち「固定位置」又は
「上げ位置」になければ、S121に進み、ここでオー
トマーカモードフラグがセットされているか否かを判断
し、セットされていなければ、S122において方向切
換フラグをリセットし、セットされていれば、S123
においてマーカ左右振出しモードフラグをリセットして
いる。
【0074】これは、上述した通り、マーカモードの切
換操作後に植付部10を下降させ、これが例えば誤操作
と知って、再び植付部10をマーカ収納位置まで上昇さ
せてマーカモードの切換操作を行う場合、最初の状態で
は、自動モードの状態から手元操作レバー38を前方向
に操作するとOFFモードに切換わり、また、双方モー
ド又はOFFモードの状態から手元操作レバー38を後
方向に操作すると自動モード(右)に切換わるようにな
っているので、マーカ収納位置で変化させたフラグは、
マーカ収納位置以外にあるときに初期化するためであ
る。
【0075】
【発明の効果】以上説明した通り、請求項1記載の発明
によれば、手元操作手段の前後方向の一方への操作で、
左右マーカの作業位置への繰出しを作業部の昇降に伴い
左右交互に切換える自動モードに切換え、同方向への操
作毎に繰り出し方向を切換えると共に、手元操作手段の
前後方向の他方への操作で、左右マーカを作業位置に左
右同時に繰出す双方モードと、作業位置への繰出しを停
止する停止モードとに順次切換える制御部を備えている
ことにより、手元操作手段によるマーカ制御の際の操作
手順を少なくし、操作性の向上を図ることができる。
【0076】請求項2記載の発明によれば、手元操作手
段の前後方向の一方への操作により、左右マーカが左右
いずれか一方の作業位置に交互に繰出される自動モード
にある場合に、該手元操作手段を前後方向の他方に操作
した後、再度前後方向の一方に操作することで、左右マ
ーカを前回繰り出した方向と逆方向の作業位置に繰出す
自動モードに切換えるようにしたので、例えば左右マー
カが自動モードにある場合に、繰出し方向を切換えよう
として手元操作手段を誤まって逆方向に操作した場合に
も、再度手元操作手段を元の方向に操作することによ
り、マーカは自動モードにおいて前回の繰り出し方向と
逆の作業位置に繰出されるので、操作手順を少なくして
素早く対応でき、操作性の向上を図ることができる。
【0077】請求項3記載の発明によれば、手元操作手
段の前後方向の他方への操作により、左右マーカが双方
モード又は停止モードにある場合に、該手元操作手段を
前後方向の一方に操作した後、再度前後方向の他方に操
作することで、左右マーカが双方モードに設定されてい
た場合は停止モードに切換え、停止モードに設定されて
いた場合は双方モードに切換えるようにしたので、例え
ば左右マーカが双方モード又は停止モードにある場合
に、手元操作手段を誤まって逆方向に操作した場合に
も、再度手元操作手段を元の方向に操作することによ
り、マーカを前回の繰り出しモードの次のモードに切換
えることができるので、操作手順を少なくして素早く対
応でき、操作性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された乗用田植機を模式的に表し
た側面図である。
【図2】(a)はステアリングホイールとその下方に取
付けた手元操作レバーの外観斜視図、(b)はマーカの
繰出し方向の切換え順序を示す図、(c)はマーカの繰
出しモードの切換え順序を示す図である。
【図3】乗用田植機に用いられる油圧制御機構の全体構
成を示す側面図である。
【図4】マーカ引上げ機構の平面図である。
【図5】マーカ引上げ機構の側面図である。
【図6】(a)(b)は、マーカ装置の概要を示す図で
ある。
【図7】制御部の構成ブロック図である。
【図8】本実施の形態におけるマーカモードセットに関
するフローチャートを示す図である。
【図9】(a)はマーカが自動モード(振出方向右)に
ある場合に、手元操作レバーを前操作した後に再び後操
作すると、マーカが自動モード(振出方向左)に設定さ
れ、(b)はマーカが自動モード(振出方向左)にある
場合に、手元操作レバーを前操作した後に再び後操作す
ると、マーカが自動モード(振出方向右)に設定される
実施の形態を示す図である。
【図10】他の実施の形態におけるマーカモードセット
に関するフローチャートを示す図である。
【図11】(a)はマーカがOFFモードにある場合
に、手元操作レバーを後操作した後に再び前操作する
と、マーカが左右振出モードに設定され、(b)はマー
カが左右振出モードにある場合に、手元操作レバーを後
操作した後に再び前操作すると、マーカがOFFモード
に設定される実施の形態を示す図である。
【図12】他の実施の形態におけマーカモードセットに
関するフローチャートを示す図である。
【符号の説明】
1 乗用田植機 5 走行機体 7 座席シート 8 昇降リンク機構 9 運転席 10 植付部 13 ステアリングホイール 22 バルブ作動機構 30 平板カム 38 手元操作レバー 39 制御部 40 マーカ引上げ機構 41 カム回動モータ 43 切換スイッチ 46 マーカ切換えモータ 48 作動アーム 49 リミットスイッチ 50R,50L 左右マーカ 52 モード切換スイッチ 53 方向切換スイッチ
フロントページの続き (72)発明者 水谷 智恵 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 三菱農機株式会社内 Fターム(参考) 2B043 AA01 AB11 BA02 BB06 CB04 CB15 EB13 EB14 EC15 2B062 AA02 AB01 BA33 BA35 BA36 BA62 CA05 CA14 CB01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転席を有する走行機体にリンク機構を
    介して作業部を昇降自在に支持し、運転操作部に、機体
    の前後方向に操作し得る手元操作手段を設けると共に、
    前記作業部の昇降に伴い上昇収納される非作業位置と下
    降繰出される作業位置とに移動可能な左右マーカを備え
    た移植機のマーカ制御装置において、 前記手元操作手段の前後方向の一方への操作で、前記左
    右マーカの作業位置への繰出しを前記作業部の昇降に伴
    い左右交互に切換える自動モードに切換え、同方向への
    操作毎に繰り出し方向を切換えると共に、 前記手元操作手段の前後方向の他方への操作で、前記左
    右マーカを作業位置に左右同時に繰出す双方モードと、
    作業位置への繰出しを停止する停止モードとに順次切換
    える制御部を備えている、 ことを特徴とする移植機のマーカ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記制御部は、前記手元操作手段の前後
    方向の一方への操作により、前記左右マーカが左右いず
    れか一方の作業位置に交互に繰出される自動モードにあ
    る場合に、該手元操作手段を前後方向の他方に操作した
    後、再度前後方向の一方に操作することで、前記左右マ
    ーカを前回繰り出した方向と逆方向の作業位置に繰出す
    自動モードに切換える、 ことを特徴とする請求項1記載の移植機のマーカ制御装
    置。
  3. 【請求項3】 前記制御部は、前記手元操作手段の前後
    方向の他方への操作により、前記左右マーカが双方モー
    ド又は停止モードにある場合に、該手元操作手段を前後
    方向の一方に操作した後、再度前後方向の他方に操作す
    ることで、前記左右マーカが双方モードに設定されてい
    た場合は停止モードに切換え、停止モードに設定されて
    いた場合は双方モードに切換える、 ことを特徴とする請求項1記載の移植機のマーカ制御装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020048463A (ja) * 2018-09-26 2020-04-02 三菱マヒンドラ農機株式会社 移植機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020048463A (ja) * 2018-09-26 2020-04-02 三菱マヒンドラ農機株式会社 移植機
JP7097273B2 (ja) 2018-09-26 2022-07-07 三菱マヒンドラ農機株式会社 移植機

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