JP2000124928A - 情報送信装置及び方法、情報受信装置及び方法並びに情報送受信装置及び方法 - Google Patents

情報送信装置及び方法、情報受信装置及び方法並びに情報送受信装置及び方法

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JP2000124928A
JP2000124928A JP10294319A JP29431998A JP2000124928A JP 2000124928 A JP2000124928 A JP 2000124928A JP 10294319 A JP10294319 A JP 10294319A JP 29431998 A JP29431998 A JP 29431998A JP 2000124928 A JP2000124928 A JP 2000124928A
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欣哉 大野
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誠 松丸
Taka Murakoshi
象 村越
Hidemi Usuha
英巳 薄葉
Kunihiro Minojima
邦宏 美濃島
Seiichi Hasebe
誠一 長谷部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 IEEE1394規格の下で夫々に情報の伝
送を行っていた複数の情報伝送系が接続されて形成され
た新たな情報伝送系全体にバスリセットが発生しても、
バスリセット後に少なくとも二のノード間で正常に情報
の伝送を行うことが可能となる情報送信装置、情報受信
装置及び情報送受信装置を提供する。 【解決手段】 シリアルバスBのバスリセットを検出す
るコントロール部1と、バスリセットが発生したとき、
当該リセット直後にシリアルバスB上を伝送している初
期化後情報を取得するパケット受信部6と、取得した初
期化後情報における伝送占有時間及び使用チャンネルに
基づいて、シリアルバスB上に送信すべき送信情報が送
信可能であるか否かを判定し、当該送信が可能であると
き当該送新情報をシリアルバスB上に送信するパケット
送信部2と、を備える。又、受信時においては、バスリ
セット前後における順番情報(DBC)が連続していれ
ば、当該バスリセット後のデータを受信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリアルバスを用
いて複数の装置を接続し当該装置間で相互に情報の伝送
を行う情報伝送システムに含まれている情報送信装置、
情報受信装置及び情報送受信装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】近年、複数の情報機器(例えば、パーソ
ナルコンピュータとディジタルビデオカメラ又はMD
(Mini Disk)等)間でシリアルバスを介してリアルタ
イムに情報を伝送するための新たな規格として、いわゆ
るIEEE1394規格(正式名称は、「IEEE(Instit
ute of Electrical and Electronic Engineers)S
td.1394-1995 IEEE Standard for a High Perfor
mance serial Bus」である。)が公表され、それに準
拠したシリアルポートを備えたディジタルビデオカメラ
やパーソナルコンピュータ等が製品化されつつある。
【0003】このIEEE1394規格においては、複
数の情報機器(以下、単にノードと称する。)間をシリ
アルバスにより接続し、これら各ノード間で複数チャン
ネル分(当該規格においては、シリアルバスで接続され
ている系内では最大で63個の異なるチャンネルを用い
て情報伝送できることが規格化されている。)の情報伝
送を時分割的に実行するように規格化されている。
【0004】ここで、IEEE1394規格において
は、既にシリアルバスで相互に接続されている情報機器
群に新たに他の情報機器を接続する場合(すなわち、バ
ス接続時)又は上記情報機器群から一の情報機器の接続
を取り外す場合(すなわち、バス開放時)においては、
いわゆるバスリセットと称されるシリアルバスの初期化
が実行されることが規格化されている。そして、当該バ
スリセットに伴って以下の処理が実行され、新たな接続
形態(以下、当該接続形態をトポロジと称する。)が構
築される。
【0005】(1)バスリセットの発生に伴い、当該バ
スリセットの発生を検出したノード(すなわち、新たに
情報機器が接続されたノード又はそれまでの接続が切り
離されたノード)がシリアルバスに接続されている全て
のノードに対してバスリセットが発生したことを示すバ
スリセット信号を送出する。
【0006】(2)次に、バスリセット後、各ノードを
ツリー上に接続するためのツリー識別を行う。そして、
当該接続されたツリーの頂点に位置するノードをルート
ノードとして認識する。
【0007】(3)次に、認識されたルートノードが、
各ノードをツリー系内で識別するための各ノード毎に固
有の識別番号(ID番号)を当該各ノードに認識させ
る。
【0008】(4)次に、当該形成されたツリー内にあ
る全てのノードの通信状態(具体的には、各ノードの使
用チャンネル及び後述する伝送占有時間)を管理し、他
のノードが識別可能に表示するノードであるIRM(Is
ochronous Resource Manager)ノードを設定する。
【0009】(5)最後に、全てのノードの情報伝送状
態を統括するノードであるバスマネージャノードを設定
する。
【0010】以上の五段階の処理を経て、バスリセット
後の新たなトポロジが構築される。
【0011】そして、トポロジの構築後に実際に情報を
伝送する場合には、当該情報の伝送を開始しようとする
ノードである伝送ノードは、上記IRMノードに対して
現在の他のノードにおける通信状態を照会し、自己が使
用したいチャンネル及び伝送占有時間が使用可能である
ならば、当該伝送ノードは情報を伝送する権利を獲得し
情報伝送を開始する。
【0012】次に、上記伝送占有時間について略説す
る。
【0013】IEEE1394規格においては、各ノー
ドからの情報はアイソクロナスサイクルと称される情報
単位毎に纏められて送信される。このアイソクロナスサ
イクルには、他のアイソクロナスサイクル内に含まれる
情報と同期して伝送される情報が含まれるアイソクロナ
ス伝送領域と、他の情報とは無関係に非同期で伝送され
る情報が含まれるアシンクロナス伝送領域とが含まれて
いる。そして、このアイソクロナス伝送領域内の情報が
異なったチャンネル毎に時分割されており、夫々のチャ
ンネル毎に異なった情報が伝送される。
【0014】このとき、当該アイソクロナス伝送領域に
おいては、一のアイソクロナスサイクル内におけるアイ
ソクロナス伝送領域の長さが最大で100μsecである
ことが規格化されており、従って、一のアイソクロナス
伝送領域内の各チャンネルに割り当てられる情報がその
伝送に占有する時間の合計も100μsec以下とする必
要がある。この時、当該一のチャンネルがアイソクロナ
スサイクル内で占有する伝送時間が上記伝送占有時間で
ある。なお、この伝送占有時間は、場合によってはシリ
アルバスの使用帯域と称されることもあり、また、シリ
アルバスの使用容量と称される場合もある。また、一の
アイソクロナスサイクル内において、アイソクロナス伝
送領域の長さが100μsec未満(零の場合も含む。)
であるときは、当該アイソクロナス伝送領域以外のアイ
ソクロナスサイクル内の領域は専らアシンクロナス伝送
領域として用いられる。
【0015】ところで、相互に接続されたシリアルバス
において、情報の伝送中に上記バスの開放又はバスの接
続が起こったことによりバスリセットが発生すると、当
該バスリセット後において、各ノードは、夫々がバスリ
セット前に使用していたチャンネル及び伝送占有時間を
継続して使用できることが規格化されている。
【0016】この場合、例えば図14(a)に示すよう
に、ノード100からシリアルバス103を介してチャ
ンネル1を用いてノード101に対して情報送信中であ
るときに、当該ノード101に対して新たにノード10
2をシリアルバス104を介して接続したとすると、バ
スリセット後新たなトポロジが構築されてもノード10
2は例えば異なるチャンネル2を用いてノード101と
の情報伝送を行うことにより、問題が生じることなくノ
ード100−ノード101間及びノード101−ノード
102間の情報伝送を継続することが可能となる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
図14(b)に示すように、ノード105からノード1
06に対してシリアルバス109を介してチャンネル1
を用いて情報送信中であり、且つノード108からノー
ド107に対してシリアルバス110を介してチャンネ
ル1を用いて情報送信中であるときに、ノード106と
ノード108とが接続されてバスリセットが発生する
と、上述のようにノード105についてはバスリセット
前と同じチャンネル1を用いて情報の送信を継続するこ
とが規格上認められており、一方、ノード108につい
てもバスリセット前の同じチャンネル1を用いて情報の
送信を継続することも規格上認められている。
【0018】そして、この状態をノード107の立場で
見てみると、当該ノード107はトポロジ上はノード1
05が送信した情報もノード108が送信した情報も共
に受信可能となるのであるが、今の場合には双方が同じ
チャンネル1を用いて送信されているため双方の情報が
混在してノード107に伝送されることとなる。
【0019】ここで、IEEE1394規格において
は、情報を受信するノード(図14(b)の場合はノー
ド107)は、受信するチャンネルを選択することのみ
しか許容されておらず、従って、図14(b)に示す場
合にはノード107としては、ノード105からの情報
を受信するのか又はノード108からの情報を受信する
のかの判定ができず、この結果、ノード107として正
常な情報の受信ができなくなるという問題点があった。
【0020】一方、図14(b)に示す場合において、
ノード105から送信される情報の伝送占有時間とノー
ド108から送信される情報の伝送占有時間とについて
検討すると、ノード106とノード108とが接続され
るまでは夫々が別個に情報を送信していたため、夫々の
伝送占有時間に相互関係はない。
【0021】ところが、この場合に、ノード106とノ
ード108とが接続されてバスリセットが発生し、新し
いトポロジが構築されると、バスリセット後でもノード
105とノード108とはバスリセット前と同じチャン
ネル及び伝送占有時間をもって情報を送信しようとする
ため、バスリセット後においてノード105から送信さ
れる情報の伝送占有時間とノード108から送信される
情報の伝送占有時間との和が規格上許容されている10
0μsecを越えてしまう場合が生じ得ることになる。
【0022】そして、この場合には、上記アイソクロナ
スサイクル内のアイソクロナス伝送領域全体としての伝
送占有時間が100μsecを越えてしまうこととなり、
IEEE1394規格を遵守できなくなって、結果とし
て正常な情報の伝送ができなくなる場合があるという問
題点があった。
【0023】そこで、本発明は、上記各問題点に鑑みて
なされたもので、その課題は、IEEE1394規格の
下で夫々に独立して情報の伝送を行っていた複数の情報
伝送系が接続されて形成された新たな情報伝送系全体に
バスリセットが発生しても、当該バスリセット後に少な
くとも二のノード間で正常に情報の伝送を行うことが可
能となる情報送信装置及び方法、情報受信装置及び方法
並びに情報送受信装置及び方法を提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、シリアルバス等のバス
を介して情報の伝送を行う情報伝送システムに含まれ、
前記情報を前記バス上に送信する情報送信装置におい
て、前記バスが初期化されたか否かを検出するコントロ
ール部等の初期化検出手段と、前記バスが初期化された
とき、当該初期化直後に前記バス上を伝送している前記
情報である初期化後情報を取得するパケット受信部等の
取得手段と、前記取得した初期化後情報に基づいて、前
記バス上に送信すべき前記情報である送信情報が送信可
能であるか否かを判定し、当該送信が可能であるとき当
該送新情報を前記バス上に送信する送信判定回路等の送
信制御手段と、を備える。
【0025】よって、バスの初期化後に当該バス上を先
に伝送されている初期化後情報に基づいて送信情報が送
信可能であるか否かを判定し送信情報をバス上に送信す
るので、バスの初期化後に上記構成を有する複数の情報
送信装置から異なる送信情報をバス上に送信する際に、
少なくともいずれか一の情報送信装置から送信情報の送
信を行うことができる。
【0026】上記の課題を解決するために、請求項2に
記載の発明は、請求項1に記載の情報送信装置におい
て、前記取得した初期化後情報に基づいて、前記送信情
報が使用するチャンネルである使用チャンネルが前記バ
ス上で当該初期化後情報により既に使用されているか否
かを判定するチャンネル判定回路等のチャンネル判定手
段と、前記取得した初期化後情報に基づいて、当該初期
化後情報が前記バス上を伝送される際に占有する時間で
ある伝送占有時間を検出する占有時間測定回路等の占有
時間検出手段と、前記検出された伝送占有時間と前記送
信情報に対応する前記伝送占有時間との和である占有時
間和が前記バスの特性に基づいて予め設定されている許
容時間より短いか否かを判定する占有時間判定回路等の
占有時間判定手段と、を更に備え、前記送信制御手段
は、前記チャンネル判定手段の判定結果及び前記占有時
間判定手段の判定結果に基づいて、前記使用チャンネル
が前記初期化後情報により使用されておらず、且つ前記
占有時間和が前記許容時間よりも短いとき、前記送信情
報を前記バスに送信するように構成される。
【0027】よって、送信情報が使用しようとしている
使用チャンネルが既に使用されておらず、且つ送信情報
に対応する伝送占有時間を含む占有時間和が許容時間よ
り短いときに送信情報の送信を行うので、異なる送信情
報が一のチャンネル上に混在することを防止できると共
に、規格外の伝送占有時間の発生を防止できる。
【0028】上記の課題を解決するために、請求項3に
記載の発明は、シリアルバス等のバスを介して情報の伝
送を行う情報伝送システムに含まれ、請求項1又は2に
記載の情報送信装置から送信される前記送信情報を受信
する情報受信装置において、前記バスが初期化されたか
否かを検出するコントロール部等の初期化検出手段と、
前記バスが初期化されたとき、前記初期化後情報を受信
すると共に、前記初期化前に受信していた前記情報と当
該初期化後情報との間の連続性の有無を検出するDBC
判定回路等の検出手段と、前記連続性があるときのみ、
前記受信した初期化後情報が前記送信情報であるとして
当該初期化後情報を復調するパケット選択回路等の復調
手段と、を備える。
【0029】よって、請求項1又は2に記載の情報送信
装置から送信が開始された送信情報を受信する際、バス
初期化前後の情報における連続性の有無を検出して受信
し復調するか否かを判定するので、バスの初期化が発生
しても、それまで受信していた情報を継続して受信・復
調することができる。
【0030】上記の課題を解決するために、請求項4に
記載の発明は、請求項3に記載の情報受信装置におい
て、前記検出手段は、前記初期化後情報における情報単
位内に含まれ当該情報単位の前記初期化情報中における
順番を示す順番情報を検出し、前記初期化前に受信して
いた前記情報における前記順番情報と前記初期化後情報
における前記順番情報とが連続しているとき、前記連続
性があると検出するように構成される。
【0031】よって、初期化後情報における情報単位内
に含まれている順番情報の連続性によりバス初期化前後
の情報の連続性を検出するので、当該初期化前後におい
て連続する情報を確実に受信できる。
【0032】上記の課題を解決するために、請求項5に
記載の発明は、シリアルバス等のバスを介して情報の伝
送を行う情報伝送システムに含まれると共に、前記情報
を前記バス上に送信する情報送信手段と当該情報送信手
段により前記バス上に送信された前記情報を受信する情
報受信手段とを備える情報送受信装置において、前記情
報送信手段は、前記バスが初期化されたか否かを検出す
るコントロール部等の初期化検出手段と、前記バスが初
期化されたとき、当該初期化直後に前記バス上を伝送し
ている前記情報である初期化後情報を取得するパケット
受信部等の取得手段と、前記取得した初期化後情報に基
づいて、前記バス上に送信すべき前記情報である送信情
報が使用するチャンネルである使用チャンネルが前記バ
ス上で前記初期化後情報により既に使用されているか否
かを判定するチャンネル判定回路等のチャンネル判定手
段と、前記取得した初期化後情報に基づいて、当該初期
化後情報が前記バス上を伝送される際に占有する時間で
ある伝送占有時間を検出する占有時間測定回路等の占有
時間検出手段と、前記検出された伝送占有時間と前記送
信情報に対応する前記伝送占有時間との和である占有時
間和が前記バスの特性に基づいて予め設定されている許
容時間より短いか否かを判定する占有時間判定回路等の
占有時間判定手段と、前記チャンネル判定手段の判定結
果及び前記占有時間判定手段の判定結果に基づいて、前
記使用チャンネルが前記初期化後情報により使用されて
おらず、且つ前記占有時間和が前記許容時間よりも短い
とき、前記送信情報を前記バス上に送信する送信判定回
路等の送信制御手段と、を備え、前記情報受信手段は、
前記バスが初期化されたとき、前記初期化後情報を受信
すると共に、当該初期化前に受信していた前記情報と当
該初期化後情報との間の連続性の有無を検出するDBC
判定回路等の連続性検出手段と、前記連続性があるとき
のみ、前記受信した初期化後情報が前記送信情報である
として当該初期化後情報を復調するパケット選択回路等
の復調手段と、を備える。
【0033】よって、送信情報の送信について、バスの
初期化後に当該バス上を先に伝送されている初期化後情
報に基づいて送信情報が送信可能であるか否かを判定し
当該送信情報をバス上に送信するので、バスの初期化後
に上記構成を有する複数の情報送信装置から異なる送信
情報をバス上に送信する際に、少なくともいずれか一の
情報送信装置から送信情報の送信を行うことができる。
【0034】また、送信情報が使用しようとしている使
用チャンネルが既に使用されておらず、且つ送信情報に
対応する伝送占有時間を含む占有時間和が許容時間より
短いときに送信情報の送信を行うので、異なる送信情報
が一のチャンネル上に混在することを防止できると共
に、規格外の伝送占有時間の発生を防止できる。
【0035】更に、バス上に送信された送信情報の受信
について、バス初期化前後の情報における連続性の有無
を検出して受信するか否かを判定するので、バスの初期
化が発生しても、それまで受信していた情報を継続して
受信することができる。
【0036】上記の課題を解決するために、請求項6に
記載の発明は、シリアルバス等のバスを介して情報の伝
送を行う情報伝送システム内で前記情報を前記バス上に
送信する情報送信方法において、前記バスが初期化され
たか否かを検出する初期化検出工程と、前記バスが初期
化されたとき、当該初期化直後に前記バス上を伝送して
いる前記情報である初期化後情報を取得する取得工程
と、前記取得した初期化後情報に基づいて、前記バス上
に送信すべき前記情報である送信情報が送信可能である
か否かを判定し、当該送信が可能であるとき当該送信情
報を前記バス上に送信する送信制御工程と、を備える。
【0037】よって、バスの初期化後に当該バス上を先
に伝送されている初期化後情報に基づいて送信情報が送
信可能であるか否かを判定し当該送信情報をバス上に送
信するので、バスの初期化後に上記構成を有する複数の
情報送信装置から異なる送信情報をバス上に送信する際
に、少なくともいずれか一の情報送信装置から送信情報
の送信を行うことができる。
【0038】上記の課題を解決するために、請求項7に
記載の発明は、請求項6に記載の情報送信方法におい
て、前記取得した初期化後情報に基づいて、前記送信情
報が使用するチャンネルである使用チャンネルが前記バ
ス上で当該初期化後情報により既に使用されているか否
かを判定するチャンネル判定工程と、前記取得した初期
化後情報に基づいて、当該初期化後情報が前記バス上を
伝送される際に占有する時間である伝送占有時間を検出
する占有時間検出工程と、前記検出された伝送占有時間
と前記送信情報に対応する前記伝送占有時間との和であ
る占有時間和が前記バスの特性に基づいて予め設定され
ている許容時間より短いか否かを判定する占有時間判定
工程と、を更に備え、前記送信制御工程においては、前
記チャンネル判定手段の判定結果及び前記占有時間判定
手段の判定結果に基づいて、前記使用チャンネルが前記
初期化後情報により使用されておらず、且つ前記占有時
間和が前記許容時間よりも短いとき、前記送信情報を前
記バスに送信するように構成される。
【0039】よって、送信情報が使用しようとしている
使用チャンネルが既に使用されておらず、且つ送信情報
に対応する伝送占有時間を含む占有時間和が許容時間よ
り短いときに送信情報の送信を行うので、異なる送信情
報が一のチャンネル上に混在することを防止できると共
に、規格外の伝送占有時間の発生を防止できる。
【0040】上記の課題を解決するために、請求項8に
記載の発明は、請求項7に記載の情報送信方法におい
て、前記送信制御工程においては、前記チャンネル判定
手段の判定結果及び前記占有時間判定手段の判定結果に
基づいて、前記使用チャンネルが前記初期化後情報によ
り使用されておらず、且つ前記占有時間和が前記許容時
間よりも短いとき、前記情報伝送システム内において現
在使用されている前記チャンネル及び現在占有されてい
る前記伝送占有時間を管理するIRMノード等の管理手
段に前記送信情報に対応する前記使用チャネル及び前記
伝送占有時間を管理させるように構成される。
【0041】よって、送信情報が使用する使用チャンネ
ル及び占有する伝送占有時間を情報伝送システム内に含
まれる各装置に迅速に認識させることができる。
【0042】上記の課題を解決するために、請求項9に
記載の発明は、シリアルバス等のバスを介して情報の伝
送を行う情報伝送システム内で請求項6から8のいずれ
か一項に記載の情報送信方法により前記バス上に送信さ
れた前記送信情報を受信する情報受信方法において、前
記バスが初期化されたか否かを検出する初期化検出工程
と、前記バスが初期化されたとき、前記初期化後情報を
受信すると共に、前記初期化前に受信していた前記情報
と前記初期化後情報との間の連続性の有無を検出する検
出工程と、前記連続性があるときのみ、前記受信した初
期化後情報が前記送信情報であるとして当該初期化後情
報を復調する復調工程と、を備える。
【0043】よって、請求項6から8のいずれか一項に
記載の情報送信方法により送信が開始された送信情報を
受信する際、バス初期化前後の情報における連続性の有
無を検出して受信するか否かを判定するので、バスの初
期化が発生しても、それまで受信していた情報を継続し
て受信することができる。
【0044】上記の課題を解決するために、請求項10
に記載の発明は、請求項9に記載の情報受信方法におい
て、前記検出工程においては、前記初期化後情報におけ
る情報単位内に含まれ当該情報単位の前記初期化後情報
中における順番を示す順番情報を検出し、前記初期化前
に受信していた前記情報における前記順番情報と前記初
期化後情報における前記順番情報とが連続していると
き、前記連続性があると検出するように構成される。
【0045】よって、初期化後情報における情報単位内
に含まれている順番情報の連続性によりバス初期化前後
の情報の連続性を検出するので、当該初期化前後におい
て連続する情報を確実に受信できる。
【0046】上記の課題を解決するために、請求項11
に記載の発明は、シリアルバス等のバスを介して情報の
伝送を行う情報伝送システム内で前記情報を前記バス上
に送信する情報送信工程と当該バス上に送信された前記
情報を受信する情報受信工程とを備える情報送受信方法
において、前記情報送信工程は、前記バスが初期化され
たか否かを検出する初期化検出工程と、前記バスが初期
化されたとき、当該初期化直後に前記バス上を伝送して
いる前記情報である初期化後情報を取得する取得工程
と、前記取得した初期化後情報に基づいて、前記バス上
に送信すべき前記情報である送信情報が使用するチャン
ネルである使用チャンネルが前記バス上で前記初期化後
情報により既に使用されているか否かを判定するチャン
ネル判定工程と、前記取得した初期化後情報に基づい
て、当該初期化後情報が前記バス上を伝送される際に占
有する時間である伝送占有時間を検出する占有時間検出
工程と、前記検出された伝送占有時間と前記送信情報に
対応する前記伝送占有時間との和である占有時間和が前
記バスの特性に基づいて予め設定されている許容時間よ
り短いか否かを判定する占有時間判定工程と、前記チャ
ンネル判定手段の判定結果及び前記占有時間判定手段の
判定結果に基づいて、前記使用チャンネルが前記初期化
後情報により使用されておらず、且つ前記占有時間和が
前記許容時間よりも短いとき、前記送信情報を前記バス
上に送信する送信制御工程と、により構成されていると
共に、前記情報受信工程は、前記バスが初期化されたと
き、前記初期化後情報を受信すると共に、当該初期化前
に受信していた前記情報と当該初期化後情報との間の連
続性の有無を検出する連続性検出工程と、前記連続性が
あるときのみ、前記受信した初期化後情報が前記送信情
報であるとして当該初期化後情報を復調する復調工程
と、により構成されている。
【0047】よって、送信情報の送信について、バスの
初期化後に当該バス上を先に伝送されている初期化後情
報に基づいて送信情報が送信可能であるか否かを判定し
当該送信情報をバス上に送信するので、バスの初期化後
に上記構成を有する複数の情報送信装置から異なる送信
情報をバス上に送信する際に、少なくともいずれか一の
情報送信装置から送信情報の送信を行うことができる。
【0048】また、送信情報が使用しようとしている使
用チャンネルが既に使用されておらず、且つ送信情報に
対応する伝送占有時間を含む占有時間和が許容時間より
短いときに送信情報の送信を行うので、異なる送信情報
が一のチャンネル上に混在することを防止できると共
に、規格外の伝送占有時間の発生を防止できる。
【0049】更に、バス上に送信された送信情報の受信
について、バス初期化前後の情報における連続性の有無
を検出して受信するか否かを判定するので、バスの初期
化が発生しても、それまで受信していた情報を継続して
受信することができる。
【0050】
【発明の実施の形態】次に、本発明に好適な実施の形態
について、図面に基づいて説明する。
【0051】(I)IEEE1394規格の概要 始めに、実施形態を説明する前に、本発明に係る上記I
EEE1394規格(以下、単にシリアルバス規格と称
する。)に基づいたシリアルバスによる情報伝送につい
て、図1乃至図6を用いて一般的に説明する。
【0052】なお、図1は当該シリアルバス規格におけ
るトポロジの一形態を例示する図であり、図2はシリア
ルバス上の伝送形態を例示する図であり、図3はアイソ
クロナスサイクルの構成を示す図であり、図4はCIP
(Common Isochronous Packet)ヘッダの構成を示す
図であり、図5は実際の伝送形態を示す図であり、図6
はバスリセット後の情報伝送を説明する図である。
【0053】上記シリアルバス規格は、現存する又は将
来考えられる種々の電気製品全てをシリアルに接続し、
相互に情報の授受を行おうとするためのシリアルバスの
規格である。
【0054】より具体的には、各ノードの接続時の設定
が全て自動で行なわれ、更に電源を断にすることなく新
たなノードを接続することが可能となっている。
【0055】一方、情報伝送の形態については、100
Mbps乃至3.2Gbpsの範囲で高速伝送が可能であり、
更にリアルタイム伝送、双方向伝送及び多チャンネル伝
送により多種の情報を伝送することが可能となってい
る。
【0056】また、各ノードの接続の形態については、
図1(a)に示すように、例えば、パーソナルコンピュ
ータPCをルートノード(上述したように、ツリー状ト
ポロジにおける頂点のノード)として、CD(Compact
Disc)プレーヤCP、MD(Mini Disc)プレーヤM
P、デジタルビデオカメラDVC、プリンタPR、LD
(LASER Disc)プレーヤLP、冷蔵庫RG、チューナ
T、スピーカSP、アンプAP、テレビジョン装置T
V、ビデオテープレコーダVT、炊飯器RC、エアコン
ディショナAC及び洗濯機W等の種々の電気製品をバス
としてのシリアルバスBにより接続し、これらをパーソ
ナルコンピュータPCにより統括して制御することが可
能となっている。
【0057】ここで、当該シリアルバス規格において
は、一つの系(シリアルバスでツリー状に接続されてい
る系)の中に含むことが可能な電気製品(上記ノードに
相当する。)の数は最大で63個であり、更に、一つの
系の中に二つのノード間の接続を最大で16個まで含ま
せることができる。なお、当該一つの系内で複数のノー
ドNDを図1(b)に示すようにループ状に接続するこ
とは規格上禁止されている。
【0058】次に、実際の伝送形態について、具体的に
説明する。
【0059】始めに、図2(a)に示すように、デジタ
ルビデオカメラDVC、ビデオテープレコーダVT、パ
ーソナルコンピュータPC及び放送受信用のセットトッ
プボックス(Set Top Box)SBが夫々ノードとして
相互にシリアルバスBにより接続され、情報伝送を行っ
ているとする。より具体的には、デジタルビデオカメラ
DVCからはビデオデータを、ビデオテープレコーダV
Tからは所定の制御コマンドを、パーソナルコンピュー
タPCからは同様に他の機器を制御するための制御コマ
ンドを、セットトップボックスSBからは受信した放送
電波に含まれていた画像データ(MPEG(Moving Pi
cture Expert Group)規格により圧縮されたMPEG
データ)を、夫々シリアルバスB上に送出しているとす
る。
【0060】この場合、シリアルバスB上における送出
された各情報の伝送形態としては、図2(b)に示すよ
うに、夫々のノードからの情報が、シリアルバスB上を
時分割的に夫々占有しつつ伝送される。そして、各情報
は、125μsecの長さを有するシリアルバスB上の同
期単位である上記アイソクロナスサイクルIC内に挿入
されて伝送される。
【0061】次に、上記アイソクロナスサイクルIC内
のデータ構造について、図3及び図4を用いて説明す
る。
【0062】図3に示すように、アイソクロナスサイク
ルICは、全てのノードの基準時刻を合わせるためにア
イソクロナスサイクルICの先頭に常に挿入されるサイ
クルスタートパケットCSPと、複数チャンネル分のア
イソクロナスパケットIPにより構成され、時間的に同
期した情報が夫々のアイソクロナスパケットIPに含ま
れることにより構成されているアイソクロナス伝送領域
ICTと、非同期の情報(例えば、種々の制御情報及び
当該各制御情報に対応する応答情報等)が含まれている
アシンクロナス伝送領域ACTと、により構成されてい
る。
【0063】また、各アイソクロナス伝送領域ICTの
最後尾及びアシンクロナス伝送領域ACTの最後尾に
は、一のアイソクロナス伝送領域ICTの終了又は一の
アシンクロナス伝送領域ACTの終了を示す時間的間隙
であるサブアクションギャップSGが挿入されている。
更に、各アイソクロナスパケットIPの間及びサイクル
スタートパケットCSPと先頭のアイソクロナスパケッ
トIPの間には、夫々のパケットの終了を示す時間的間
隙であるアイソクロナスギャップIGが挿入されてい
る。このとき、上記サブアクションギャップSGの長さ
はアイソクロナスギャップIGの長さよりも長く設定さ
れている。
【0064】次に、一のアイソクロナスパケットIP
は、各アイソクロナスパケットIP内のデータ量を示す
情報や各アイソクロナスパケットIP内の情報を伝送す
るチャンネルを示す情報を含むIP(Isochronous Pac
ket)ヘッダIPHと、後述するCIPヘッダCIPH
と、実際の映像情報又は音声情報を含むデータ領域DF
と、により構成されている。ここで、当該データ領域D
F内には、例えば音声情報である場合には一サンプル分
のデータを一データブロックとして、複数個のデータブ
ロックが含まれている。
【0065】一方、当該CIPヘッダCIPHは、図4
に示すように、当該CIPヘッダCIPHを含むアイソ
クロナスパケットIPを送出したノードを識別するため
のノード識別子(Source ID)SIDと、データ領域D
F内に含まれているデータブロックの数を示すデータブ
ロック数DBSと、一のノードから送出された複数のデ
ータ領域DF内のデータに対して送出順に連続して付与
される順番情報(DataBlock Counter)DBCと、デー
タ領域DF内に含まれているデータの種類を示すデータ
識別子(Format ID)FMTと、データ識別子FMTに
より示されるデータの種類に関連するデータ(例えば、
データ識別子FMTがオーディオデータを示す場合はそ
のサンプリング周波数等)である関連情報(Format De
pendent Field)FDFと、データ領域DF内に含まれ
ているデータが、当該データを受信するノードにおいて
受信された後対応する処理が開始される時間である処理
時間情報SYTと、を少なくとも含んで構成されてい
る。
【0066】次に、各データの実際の伝送形態につい
て、図5を用いて説明する。
【0067】なお、図5は、シリアルバス規格において
規定されている伝送形態のうち、いわゆるノン−ブロッ
キング伝送と称される伝送形態の場合について説明する
ものである。
【0068】また、図5において、SYT間隔とは、送
信ノードにおいて送信すべき送信データ(データ領域D
F内に含まれるべき送信データ)に対して処理時間情報
SYTが付加される間隔を示している。
【0069】図5に示すように、ある送信ノードにおい
て送信すべき送信データが発生すると、先ず、当該発生
する送信データのうち、所定の間隔(図5において時刻
T2と時刻T1との間隔)毎の送信データに対して処理
時間情報SYTが付与される。
【0070】そして、発生した送信データはシリアルバ
スB上に送出される(図2(b)参照)。このとき、上
記CIPヘッダCIPH内に、図5に例示するような連
番の順番情報DBC及び処理時間情報SYTが付加され
る。
【0071】次に、この状態でアイソクロナスサイクル
ICを受信ノードが受信すると、当該受信ノードはアイ
ソクロナスサイクルICを分解して上記送信データを取
り出すと共に、処理時間情報SYTに記述されている時
刻(図5中「R1」、「R2」…で示す。)になったら
受信した各送信データに対応する処理を開始する。
【0072】この場合、各インデックスが付加されてい
る送信データに対して送信ノードにおいて処理時間情報
SYTが付与された時刻(例えば時刻T1)と対応する
処理時間情報SYTに記述されている時刻(この場合は
時刻R1)との差がシリアルバスB上の送信遅延に対応
することとなる。
【0073】次に、バスリセットが発生した場合の各ノ
ードにおける処理について、一般的に図6を用いて説明
する。
【0074】なお、図6はバスリセット前後における一
のノードの状態と当該ノードに関するデータの送出状態
を示すものであり、図6中「PCR(Plug Control R
egister)ステータス」とは、各ノード毎に設けられて
いるレジスタの状態であり、当該ノードの情報伝送状態
(具体的には、現在使用しているチャンネル及び伝送占
有時間)が記述されているレジスタの状態を示すもので
ある。
【0075】先ず、バスリセット前においては、PCR
ステータスはそのときのノードの情報伝送状態を表示し
ており、データは正常に伝送されている(図6におい
て、バスリセット前ではデータフロー及びPCRステー
タスが共に「Active」となっている。)。
【0076】そして、バスリセットが発生し、これを検
出したノードにより他の全ノードに対してバスリセット
信号が送出されると、上述した(1)乃至(5)の処理
が実行され、管理手段としての上記IRMノード等が設
定される。
【0077】次に、当該IRMノードが設定され、各ノ
ードの識別番号が付与された以降の1秒間(この1秒間
をアイソクロナスリソースディレイ期間と称する。)、
バスリセット前にデータを送信していたノードは、バス
リセット前と同じ使用チャンネル及び伝送占有時間を用
いてデータを送信し続ける(図6において、データフロ
ーが「Active」となっている。)。そしてこの間
PCRステータスを待機状態としつつ(図6において、
PCRステータスが「Ready」となっている。)、
同時に、IRMノードに対して当該バスリセット前の使
用チャンネル及び伝送占有時間が引き続き使用可能であ
るかを照会する。
【0078】そして、IRMノードへの照会において、
バスリセット前の使用チャンネルが未だ使用されておら
ず、更に伝送占有時間の確保が可能であるときは、バス
リセット後1秒が経過した後に当該バスリセット前の情
報伝送状態をそのまま用いてデータの送信を継続する
(図6において、バスリセット後1秒が経過した後にデ
ータフローが「Active」となる場合。)。一方、
バスリセット前の使用チャンネルが既に使用であるか、
又は、伝送占有時間の確保が不可能であるときは、バス
リセット後1秒が経過した後にそのノードはデータ伝送
を停止する(図6において、バスリセット後1秒が経過
した後にデータフローが「off」となる場合に対応す
る。)。
【0079】このようにして、バスリセット後1秒経過
した後に、バスリセット前の使用チャンネルが確保で
き、更にバスリセット前の伝送占有時間の確保ができた
ノードは正常に情報の伝送を再開することとなる。ま
た、それ以外のノードについては、情報の伝送を一時中
断し、IRMノードに記述されている現在使用されてい
るチャンネル及び伝送占有時間を一定時間毎に照会し、
自己の使用したいチャンネルが空いており、且つ伝送占
有時間を確保することができたならば再度情報の伝送を
開始する。
【0080】(II)実施形態 次に、上述したシリアルバス規格に準拠して実行される
本発明の実施形態について、図7乃至図13を用いて説
明する。
【0081】なお、図7は実施形態のノードの概要構成
を示すブロック図であり、図8はパケット送信部の細部
構成を示すブロック図であり、図9はパケット受信部の
細部構成を示すブロック図であり、図10はパケット受
信回路の細部構成を示すブロック図であり、図11はバ
スリセット後のデータ送信時の処理を示すフローチャー
トであり、図12はバスリセット後のデータ送信時の送
信判定回路における処理を示すフローチャートであり、
図13はバスリセット後のデータ受信時のパケット受信
部における処理を示すフローチャートである。
【0082】また、本発明においては、図6において説
明した場合(バスリセット後に直ちに各ノードにおける
データの送受信を開始する)と異なり、バスリセットが
発生した後に以下に示す各種判定を行った後に初めて各
ノードにおけるデータの送受信を開始する。
【0083】始めに、本発明に係るノードの構成につい
て図7乃至図10を用いて説明する。
【0084】なお、以下に説明するノードの構成は、上
述した各種電気機器のうち、本発明に係る情報の伝送に
関連する部分のみを説明するものであり、例えば、ノー
ドとしてのCDプレーヤCPにおいては、以下に説明す
る構成に加えて、CDプレーヤCPそのものとしての構
成(主として情報再生のための構成)を備えている。
【0085】先ず、本実施形態に係るノードの全体構成
について、図7を用いて説明する。
【0086】図7に示すように、実施形態のノードN
は、初期化検出手段としてのコントロール部1と、パケ
ット送信部2と、送信制御手段としての送信判定回路3
と、占有時間判定手段としての占有時間判定回路4と、
占有時間検出手段としての占有時間測定回路5と、取得
手段としてのパケット受信部6と、チャンネル判定手段
としてのチャンネル判定回路7と、により構成されてい
る。
【0087】次に、動作を説明する。
【0088】先ず、前提として、コントロール部1は、
バスリセット発生前の通常の情報伝送中において、ノー
ドNが送信している後述の送信データStr'がシリアル
バスB上で占有する伝送占有時間を監視し、その値を逐
次更新しながら記憶している。
【0089】次に、パケット受信部6は、当該パケット
受信部6が受信ノードとしてのノードN内にある場合に
従来の上記シリアルバス規格に準拠してシリアルバスB
からの受信データSrv'を受信し、図示しない受信デー
タ処理部に送信すると共に、バスリセットが発生したと
きは、その発生直後1秒未満の時刻において後述する本
発明に係る受信処理を実行し、当該バスリセット発生直
後1秒未満に他のいずれかのノードから送出されシリア
ルバスB上を伝送しているデータを受信データSrv(以
下、このデータを初期化後受信データSrvと称する。)
として取り込み、当該初期化後受信データSrv(実際に
は、バスリセット発生直後に送出されたデータに含まれ
る一のアイソクロナスパケットIP)が使用しているチ
ャンネルを示すチャンネルデータSchを抽出してチャン
ネル判定回路7へ出力する。
【0090】また、これと並行して、パケット受信部6
は、初期化後受信データSrvからサイクルスタートパケ
ットCSPを抽出し、当該サイクルスタートパケットC
SPが検出されたタイミングを示すスタートパケット信
号Scspを生成して占有時間測定回路5及びチャンネル
判定回路7へ出力すると共に、初期化後受信データSrv
から受信すべきデータの本体を抽出し、入力データSrd
としてノードNの図示しない処理部(例えば、ノードN
がMDプレーヤMPである場合には、当該入力データS
rdとして入力された音声情報を記録する記録処理部)へ
出力する。
【0091】これにより、占有時間測定回路5は、コン
トロール部1からデータのシリアルバスBへの送出を許
可する旨の許可信号Stoが入力されると、外部から入力
されているシステムクロック(ノードNに含まれる各構
成部材の動作の基準となるシステムクロック)Sckに基
づき、スタートパケット信号Scspが入力されたタイミ
ングから受信した初期化後受信データSrvにおける伝送
占有時間を測定し、測定結果を含む測定データSctを生
成して占有時間判定回路4へ出力する。
【0092】次に、占有時間判定回路4は、コントロー
ル部1が監視しつつ記憶していたバスリセット前の自己
のデータの伝送占有時間を示す占有時間データSbwが当
該コントロール部1から送信されてくると、これと上記
測定データSctとに基づいて、バスリセット後にバスリ
セット前のデータを引き続きシリアルバスBに送出する
ための伝送占有時間を確保できるか否かを判定し、占有
時間判定信号Sebを生成して送信判定回路3へ出力す
る。
【0093】一方、上述した動作と並行して、チャンネ
ル判定回路7は、スタートパケット信号Scspが入力さ
れたタイミングにおいて、コントロール部1から出力さ
れ、バスリセット前に自己が送信するデータのために使
用していたチャンネルを示すチャンネル使用データSch
pと上記チャンネルデータSchとを比較し、バスリセッ
ト後にバスリセット前のデータで使用していたチャンネ
ルを再度シリアルバスB上で使用できるか否かを判定
し、チャンネル判定信号Secを生成して送信判定回路3
へ出力する。
【0094】これらにより、送信判定回路3は、占有時
間判定信号Seb及びチャンネル判定信号Secに基づい
て、バスリセット後にバスリセット前のデータを引き続
きシリアルバスBに送出するための伝送占有時間を確保
でき、且つバスリセット後にバスリセット前のデータで
使用していたチャンネルを再度シリアルバスB上で使用
できる場合のみ、バスリセット後1秒未満にノードNと
してデータをシリアルバスB上に送信することが可能で
あるとして送信可能信号Steをパケット送信部2へ出力
する。
【0095】そして、パケット送信部2は、ノードNの
他の構成部材によって生成された当該ノードNから出力
すべき出力データSd(例えば、ノードNがMDプレー
ヤMPである場合には、当該MDプレーヤMPにおいて
再生された音声情報を含む出力データSd)に対して後
述する処理時間情報SYTの挿入等の処理を行って上記
したアイソクロナスパケットIPを形成し、送信判定回
路3から送信可能信号Steを受信したときのみ、初期化
後送信データStrとしてシリアルバスB上への送信を開
始する。
【0096】なお、当該パケット送信部2は、バスリセ
ット前の通常の情報伝送時においてノードNが送信ノー
ドである場合には、従来の上記シリアルバス規格に準拠
して出力データSdに対する処理時間情報SYTの挿入
等の処理及びアイソクロナスパケットIPの形成の処理
等を行い、シリアルバスBに対して、上記送信データS
tr'(パケット受信部6が受信した受信データSrv'に対
応する送信データStr')として送信する動作をも行
う。
【0097】これらの動作と並行して、コントロール部
1は、シリアルバスBからバスリセットの発生を示すバ
スリセット信号Sbrを受信すると、上述した動作を始動
させるように上記各構成部材を制御すると共に、バスリ
セット前から逐次記憶されていた上記チャンネル使用デ
ータSchp及び占有時間データSbwを出力する。
【0098】また、コントロール部1は、上記送信可能
信号Steが送信判定回路3から出力されているときは、
予め設定された所定の調停作業を上記IRMノードに対
して行う。
【0099】なお、このコントロール部1は、当該コン
トロール部1が含まれているノードNに対して新たにシ
リアルバスBが接続されたり又は今まで当該ノードNに
接続されていたシリアルバスBが開放されることにより
バスリセットが発生したときは、当該ノードNが含まれ
ているツリー系に含まれている全ての他のノードNに対
してバスリセットの発生を通知するための上記バスリセ
ット信号Sbrを送信する。
【0100】次に、ノードN内のパケット送信部2の細
部構成及び動作について、図8を用いて説明する。
【0101】図8に示すように、パケット送信部2は、
サイクルタイマ2aと、時間情報生成部2bと、バッフ
ァ2cと、マルチプレクサ2dと、出力部2eと、によ
り構成されている。
【0102】次に、動作を説明する。
【0103】先ず、サイクルタイマ2aは、シリアルバ
ス規格において予め設定されている二つの基準クロック
信号Sck1(24.576MHzの周期を有する。)及び
Sck2(アイソクロナスサイクルICの長さ(125μs
ec)に対応する8kHzの周期を有する。)に基づいて、
アイソクロナスパケットIP内に含まれるべき上記処理
時間情報SYTを生成する際の基準となる生成基準クロ
ック信号Ssckを生成して時間情報生成部2bへ出力す
る。
【0104】そして、時間情報生成部2bは、外部から
入力されてくる上記SYT間隔を示す間隔信号Sitに基
づき、生成基準クロック信号Ssck中のパルスについ
て、間隔信号Sitにより示されるパルス数のパルスが入
力される度に当該処理時間情報SYTを生成し、対応す
る時間情報信号Ssyをマルチプレクサ2dに出力する。
【0105】一方、ノードNから出力すべき出力データ
Sdは、バッファ2cに一時的に蓄積され、上記時間情
報信号Ssyとのタイミングの整合性を取りつつ当該バッ
ファ2cからマルチプレクサ2dへ出力される。
【0106】そして、マルチプレクサ2dにおいて、当
該出力データSdに対して時間情報信号Ssyに含まれて
いる処理時間情報SYTを挿入すると共に、その他の上
記IPヘッダIPH及びCIPヘッダCIPHを構成す
る情報を挿入し、上述したアイソクロナスサイクルIC
を含む初期化後送信データStrを生成して出力部2eへ
出力する。
【0107】これにより、出力部2eは、送信判定回路
3からの送信可能信号Steを受信したときのみ(すなわ
ち、バスリセット後1秒以内に初期化後送信データStr
の送信が可能であると判定されたときのみ)、初期化後
送信データStrをシリアルバスB上に送信する。
【0108】なお、上述したパケット送信部2は、バス
リセットが発生していない通常の情報伝送時において
は、上記出力データSdに対する処理時間情報SYT、
IPヘッダIPH及びCIPヘッダCIPHの挿入を行
い、アイソクロナスサイクルICを含む送信データSt
r'を生成してシリアルバスBへ送信する動作を行う。
【0109】次に、ノードN内のパケット受信部6の細
部構成及び動作について、図9を用いて説明する。
【0110】図9に示すように、パケット受信部6は、
コントロール部6aと、DBC演算回路6bと、検出手
段としてのDBC判定回路6cと、パケット受信回路6
dと、受信制御手段としてのパケット選択回路6eと、
により構成されている。
【0111】次に、動作を説明する。
【0112】先ず、前提として、コントロール部6a
は、バスリセット発生前の通常の情報伝送中において、
ノードNが受信していた受信データSrv'における上記
順番情報DBC(図5参照)の値及び当該受信データS
rv'における各アイソクロナス伝送領域ICT内に含ま
れているアイソクロナスパケットIP内における上記デ
ータブロックの数(すなわち、CIPヘッダCIPHに
おけるデータブロック数DBSの値)を監視し、夫々の
値を逐次更新しながら別個に記憶している。
【0113】更に、コントロール部6aは、コントロー
ル部1がシリアルバスBからバスリセット信号Sbrを受
信したときは当該コントロール部1を介して当該バスリ
セットの発生を認識しこれをパケット受信回路6dに告
知する。
【0114】次に、パケット受信回路6dは、バスリセ
ットが発生すると、当該バスリセット後に入力される上
記初期化後受信データSrvを取り込み、当該取り込んだ
初期化後受信データSrvからそれに含まれるアイソクロ
ナスパケットIP内の順番情報DBCを抽出し、順番情
報データSdbcとしてDBC判定回路6cへ出力すると
共に、当該受信した初期化後受信データSrvをそのまま
パケット選択回路6eへ出力する。
【0115】更に、パケット受信回路6dは、取り込ま
れた初期化後受信データSrvから上記サイクルスタート
パケットCSPを抽出し、当該抽出したサイクルスター
トパケットCSPのタイミングを示す上記スタートパケ
ット信号Scspを生成して占有時間測定回路5及びチャ
ンネル判定回路7へ出力すると共に、取り込まれた初期
化後受信データSrvに含まれているアイソクロナス伝送
領域ICT内のアイロクソナスパケットIPが夫々に使
用しているチャンネルを検出し、上記チャンネルデータ
Schを生成してチャンネル判定回路7へ出力する。
【0116】これと並行して、コントロール部6aは、
バスリセット発生後において、それまで更新しつつ記憶
していた上記順番情報DBCの値及びアイソクロナスパ
ケットIPにおけるデータブロックの数のうち、バスリ
セット発生直前の順番情報DBCの値を順番情報データ
SdbbとしてDBC演算回路6bに出力すると共に、バ
スリセット発生直前のアイソクロナスパケットIP内の
データブロックの数をデータブロック数データSndbと
してDBC演算回路6bに出力する。
【0117】そして、DBC演算回路6bは、順番情報
データSdbb及びデータブロック数データSndbに基づい
て、後述する処理により、当該バスリセットが発生しな
かったと仮定したときにそのバスリセットの発生直後と
同じタイミングにおいて継続して受信していたはずのア
イソクロナス伝送領域ICTに含まれるアイソクロナス
パケットIPにおける順番情報DBCと同一の(予測さ
れる)順番情報DBCを生成し、当該同一の順番情報D
BCを含む予測順番データSedbをDBC判定回路6c
へ出力する。
【0118】これにより、DBC判定回路6cは、予測
順番データSedbにより示される順番情報DBCと、上
記順番情報データSdbcに含まれている初期化後受信デ
ータSrvに含まれるアイソクロナスパケットIP内の順
番情報DBCとを比較し、両者が一致した場合のみ、バ
スリセット前後において同一のノードからの受信データ
を受信しているとして受信許可信号Seblを生成し、パ
ケット選択回路6eへ出力する。
【0119】そして、パケット選択回路6eは、受信許
可信号Seblを受信したときのみパケット受信回路6d
から入力されている初期化後受信データSrvを復調すべ
く図示しない処理部に出力する。
【0120】次に、パケット受信回路6dの細部構成及
び動作について、図10を用いて説明する。
【0121】図10に示すように、パケット受信回路6
dは、サイクルタイマ10と、比較器11と、PLL
(Phase Locked Loop)回路12と、受信バッファ1
3と、時間情報抽出部14と、受信選択部15と、抽出
部16と、により構成されている。
【0122】次に、動作を説明する。
【0123】先ず、サイクルタイマ10は、サイクルタ
イマ2aと同様に、シリアルバス規格において予め設定
されている二つの基準クロック信号Sck1(周期24.
576MHz)及びSck2(アイソクロナスサイクルIC
の長さ(125μsec)に対応する8kHzの周期を有す
る。)に基づいて、パケット受信回路6dにおける受信
処理を行うための基準となる受信基準クロック信号Ssc
rを生成して比較器11へ出力する。
【0124】これと並行して、受信バッファ13は、取
り込んだ初期化後受信データSrvを一時的に記憶し、所
定のタイミングで受信選択部15へ出力する。
【0125】そして、抽出部16は、初期化後受信デー
タSrvから上記アイソクロナスパケットIP内の順番情
報DBC及びサイクルスタートパケットCSPを抽出す
ると共にアイソクロナス伝送領域ICT内のアイロクソ
ナスパケットIPが夫々に使用しているチャンネルを検
出し、上記順番情報データSdbc、スタートパケット信
号Scsp及びチャンネルデータSchを生成して上記DB
C判定回路6c、上記占有時間測定回路5及び上記チャ
ンネル判定回路7へ夫々出力する。
【0126】これと並行して、時間情報抽出部14は、
当該初期化後受信データSrvに含まれているアイソクロ
ナスサイクルICから上記処理時間情報SYTを抽出
し、時間情報信号Ssyとして比較器11へ出力する。
【0127】これにより、比較器11は、時間情報信号
Ssyに含まれている処理時間情報SYTの値と受信基準
クロック信号Sscrとを比較し、受信基準クロック信号
Sscrにより計時される時刻が処理時間情報SYTによ
り示される時刻と一致したときに「HIGH」となる比
較信号Scmを生成してPLL回路12へ出力する。
【0128】そして、PLL回路12は、比較信号Scm
に同期した同期信号Spllを生成して受信選択部15へ
出力する。
【0129】これにより、受信選択部15は、同期信号
Spllにより示される時刻になったら、対応する処理時
間情報SYTを有する初期化後受信データSrvをそのま
まパケット選択回路6eへ出力する。
【0130】なお、上述したパケット受信回路6dは、
バスリセットが発生していない通常の情報伝送時におい
ては、上記処理時間情報SYTの値と受信基準クロック
信号Sscrとを常に比較し、受信基準クロック信号Sscr
により計時される時刻が処理時間情報SYTにより示さ
れる時刻と一致したとき対応する処理時間情報SYTを
有する受信データSrv'を図示しない処理部へ出力する
動作を行う。
【0131】(III)本発明に係る情報伝送動作 次に、上述した構成を有するノードNにおける実施形態
に係る情報伝送処理について、より詳細に図11乃至図
13を用いて説明する。
【0132】なお、図11及び図12は実施形態に係る
初期化後送信データStrの送信時(バスリセット後1秒
以内の期間における送信時)の処理を示すフローチャー
トであり、図13は実施形態に係る初期化後受信データ
Srvの受信時(バスリセット後1秒以内の期間における
受信時)の処理を示すフローチャートである。
【0133】先ず、初期化後送信データStrの送信時に
おけるチャンネル判定回路7の動作について、図11
(a)を用いて説明する。
【0134】初期化後送信データStrの送信時において
は、チャンネル判定回路7は、始めに、コントロール部
1がシリアルバスBからバスリセット信号Sbrを受信し
たか否かを照会し(ステップS1)、コントロール部1
が受信していないときは(ステップS1:N)通常の情
報伝送を継続すべくそれまで送信データStr'が使用し
ていたチャンネルが使用可能であることを示すチャンネ
ル判定信号Secを生成して送信判定回路3へ出力する
(ステップS5)。
【0135】一方、ステップS1の判定においてバスリ
セット信号Sbrをコントロール部1が受信しているとき
は(ステップS1:Y)、次に、パケット受信回路6か
らスタートパケット信号Scspが入力されたか否かを判
定する(ステップS2)。そして、入力されていないと
きは(ステップS2:N)入力されるまで待機し、入力
されたときは(ステップS2:Y)パケット受信回路6
からのチャンネルデータSchに基づいて初期化後受信デ
ータSrvが使用しているチャンネルを検出する(ステッ
プS3)。
【0136】次に、当該検出したチャンネルとチャンネ
ル使用データSchpにより示されるバスリセット前に使
用していたチャンネルとを比較し、当該バスリセット前
に使用していたチャンネルが現在(バスリセット直後)
使用されているか否かを判定する(ステップS4)。そ
して、バスリセット前に使用したチャンネルが既に使用
されているときは(ステップS4:N)、バスリセット
後そのチャンネルは使用できない旨のチャンネル判定信
号Secを生成して送信判定回路3へ出力する(ステップ
S6)。
【0137】一方、ステップS4の判定において、バス
リセット前に使用したチャンネルが現在未使用であると
きは(ステップS4:Y)、バスリセット後においても
そのチャンネルが使用できる旨のチャンネル判定信号S
ecを生成して送信判定回路3へ出力する(ステップS
5)。
【0138】ここで、ステップS6においてバスリセッ
ト後にバスリセット前に使用したチャンネルが使用でき
ないとされたとき、その後に再度パケット受信回路6か
らスタートパケット信号Scspが入力されたか否かを判
定する(ステップS2)ように構成することもできる。
これは、一のアイソクロナスサイクルICの間に使用し
たいチャンネルが空く可能性があるので、これを判定す
るために再度ステップS2の処理を行うものである。
【0139】次に、初期化後送信データStrの送信時に
おける占有時間測定回路5及び占有時間判定回路4の動
作について、図11(b)を用いて纏めて説明する。
【0140】初期化後送信データStrの送信時において
は、占有時間測定回路5及び占有時間判定回路4は、先
ず、上記ステップS1と同様に、コントロール部1がシ
リアルバスBからバスリセット信号Sbrを受信したか否
かを照会し(ステップS10)、コントロール部1が受
信していないときは(ステップS1:N)通常の情報伝
送を継続すべくそれまで送信データStr'が占有した伝
送占有時間が引き続き占有可能であることを示す占有時
間判定信号Sebを生成して送信判定回路3へ出力する
(ステップS15)。
【0141】一方、ステップS10の判定においてバス
リセット信号Sbrをコントロール部1が受信していると
きは(ステップS10:Y)、上記ステップS2と同様
に、次に、パケット受信回路6からスタートパケット信
号Scspが入力されたか否かを判定する(ステップS1
1)。そして、入力されていないときは(ステップS1
1:N)入力されるまで待機し、入力されたときは(ス
テップS11:Y)コントロール部1からの許可信号S
toに基づき、当該スタートパケット信号Scspの入力タ
イミングを開始タイミングとして初期化後受信データS
rvにおける伝送占有時間を測定する(ステップS1
2)。
【0142】ここで、ステップS12における伝送占有
時間の測定についてより具体的には、例えば、当該伝送
占有時間は、初期化後受信データSrvにおける各アイソ
クロナスギャップIG(図3参照)を夫々検出し、一の
アイソクロナスギャップIGが検出されてから次のアイ
ソクロナスギャップIGが検出されるまでの間に入力さ
れるシステムクロックSckのパルス数を計数し、その計
数結果を一のアイソクロナス伝送領域ICT内の全ての
アイソクロナスパケットIPについて加算することによ
り測定される。なお、このとき、一のアイソクロナスサ
イクルICにおけるアイソクロナスパケットIPの送信
が終了したことは上記サブアクションギャップSGを検
出することにより認識される。
【0143】そして、伝送占有時間が判明すると(ステ
ップS12)、次に、一のアイソクロナスサイクルIC
における全てのアイソクロナスパケットIPの伝送占有
時間の上限値100μsecから初期化後送信データStr
を送信する際にシリアルバスB上で占有しようとする伝
送占有時間(バスリセット前に占有していた伝送占有時
間であり上記占有時間データSbwとしてコントロール部
1から入力されている。)を減算したものがステップS
12において認識された伝送占有時間よりも長いか否か
が占有時間判定回路4において判定され(ステップS1
3)、長くない場合には(ステップS13:N)バスリ
セット後に送信しようとしている初期化後送信データS
trのための伝送占有時間が確保できない旨の占有時間判
定信号Sebを生成して送信判定回路3へ出力する(ステ
ップS16)。
【0144】なお、図11(a)の場合と同様に、ステ
ップS16においてバスリセット後に送信しようとして
いる初期化後送信データStrのための伝送占有時間が確
保できないとされたとき、その後に再度パケット受信回
路6からスタートパケット信号Scspが入力されたか否
かを判定する(ステップS2)ように構成することもで
きる。これは、一のアイソクロナスサイクルICの間に
使用したい伝送占有時間が空く可能性があるので、これ
を判定するために再度ステップS2の処理を行うもので
ある。
【0145】一方、ステップS13の判定において、1
00μsecから初期化後送信データStrを送信する際に
シリアルバスB上で占有しようとする伝送占有時間を減
算したものがステップS12において認識された伝送占
有時間よりも長い場合には(ステップS13:Y)、バ
スリセット後に送信しようとしている初期化後送信デー
タStrのための伝送占有時間が確保できる旨の占有時間
判定信号Sebを生成して送信判定回路3へ出力する(ス
テップS15)。
【0146】次に、初期化後送信データStrの送信時に
おける送信判定回路3の動作について、図12を用いて
説明する。
【0147】チャンネル判定回路7からチャンネル判定
信号Secが送信され、更に占有時間判定回路4から占有
時間判定信号Sebが送信されると、送信判定回路3は、
当該占有時間判定信号Seb及びチャンネル判定信号Sec
に基づき、バスリセット後に送信しようとしている初期
化後送信データStrのための伝送占有時間が確保できる
か否か及びバスリセット前に使用したチャンネルがバス
リセット後においても使用できるか否かを判定し(ステ
ップS20)、その双方が共に可能であるときは(ステ
ップS20:Y)、初期化後送信データStrを送信すべ
き旨の送信可能信号Steをパケット送信部2へ出力する
(ステップS21)。
【0148】この後は、IRMノードに対する所定の調
停処理(例えば、当該IRMノードの書き換え等)が行
われ、初期化後送信データStrの実際の送信が開始され
る。
【0149】一方、バスリセット後に送信しようとして
いる初期化後送信データStrのための伝送占有時間が確
保できないか、又はバスリセット前に使用したチャンネ
ルがバスリセット後においても使用できない場合には
(ステップS20:N)、初期化後送信データStrの送
信を禁止すべき旨の送信可能信号Steをパケット送信部
2へ出力する(ステップS22)。
【0150】これにより、バスリセット後1秒までの間
に当該バスリセット後に送信しようとしている初期化後
送信データStrのための伝送占有時間が確保でき、且つ
バスリセット前に使用したチャンネルがバスリセット後
においても使用可能であるときのみ、初期化後送信デー
タStrがシリアルバスB上に送信されることとなる。
【0151】なお、図11(b)に示されるステップS
13において、100μsecから初期化後送信データSt
rを送信する際にシリアルバスB上で占有しようとする
伝送占有時間を減算したものがステップS12において
認識された伝送占有時間よりも長い場合に(ステップS
13:Y)、直ちに初期化後送信データStrのシリアル
バスB上への送信を開始し、同時に図示しないIRMノ
ードに対する当該初期化後送信データStrに対応する使
用チャンネル及び伝送占有時間の書込み記録処理を行う
ようにしてもよい。
【0152】また、当該ステップS13において、10
0μsecからステップS12において認識された伝送占
有時間を減算したものが初期化後送信データStrを送信
する際にシリアルバスB上で占有しようとする伝送占有
時間よりも長い場合に、直ちに初期化後送信データStr
のシリアルバスB上への送信を開始するように構成する
こともできる。
【0153】次に、初期化後受信データSrvの受信時に
おけるパケット受信部6の動作について、図13を用い
て説明する。
【0154】初期化後受信データSrvの受信時において
は、先ず、コントロール部6aに対してシリアルバスB
からバスリセット信号Sbrを受信したか否かを照会し
(ステップS25)、コントロール部6aが受信してい
ないときは(ステップS25:N)通常の情報伝送を継
続すべく受信データSrv'の受信処理を実行する(ステ
ップS28)。
【0155】一方、ステップS25の判定においてバス
リセット信号Sbrをコントロール部1が受信していると
きは(ステップS25:Y)、次に、DBC演算回路6
bは、コントロール部6aからの順番情報データSdbb
及びデータブロック数データSndbに基づいて、順番情
報データSdbbに含まれるバスリセット発生直前の順番
情報DBCに対してデータブロック数データSndbに含
まれるバスリセット発生直前のアイソクロナスパケット
IPにおけるデータブロック数を加算し、バスリセット
が発生しなかったと仮定したときにそのバスリセットの
発生直後と同じタイミングにおいて継続して受信してい
たはずのアイソクロナス伝送領域ICTに含まれるアイ
ソクロナスパケットIP(CIPヘッダCIPH)にお
ける順番情報DBCと同一の順番情報DBCを生成し、
当該同一の順番情報DBCを含む予測順番データSedb
をDBC判定回路6cへ出力する(ステップS26)。
【0156】次に、DBC判定回路6cにおいて、予測
順番データSedbにより示される順番情報DBCと、順
番情報データSdbcに含まれているバスリセット後に受
信したアイソクロナスパケットIPにおけるCIPヘッ
ダCIPH内の順番情報DBCとを比較し(ステップS
27)、両者が一致したら(ステップS27:Y)、バ
スリセット前後において同一のノードからの受信データ
を受信しているとして受信許可信号Seblを生成し、初
期化後受信データSrvの受信を継続する(ステップS2
8)。
【0157】一方、ステップS27の判定において、両
者が一致しないときは(ステップS27:N)バスリセ
ット後において受信した初期化後受信データSrvを送信
しているノードとバスリセット直前に受信した受信デー
タSrv'を送信していたノードとが異なるとして、受信
許可信号Seblは生成せず、初期化後受信データSrvは
受信しない(ステップS29)。
【0158】この処理により、バスリセット前後におい
て同一のノードが送信したデータを共に受信していると
きのみ当該初期化後受信データSrv(受信データSr
v')の受信が継続される。
【0159】なお、上述したステップS27の判定にお
いては、上述した判定方法の他に、例えば、バスリセッ
ト発生直前の順番情報DBCの値とバスリセット発生直
後に取得された順番情報データSdbc内の順番情報DB
Cとを比較し、両者の差が予め設定されている所定の値
以上であった場合に、即ステップS29へ移行するよう
に構成することもできる。このとき、当該所定の値は、
具体的にはバスリセットの発生によりその直後に欠落す
る可能性のあるシリアルバスB上のデータ(各ノードか
ら送信されていたデータ)の量を考慮して設定される。
【0160】以上説明したように、実施形態の情報伝送
処理によれば、バスリセット後にシリアルバスB上を先
に伝送されている初期化後受信データSrvに基づいて初
期化後送信データStrが送信可能であるか否かを判定し
て当該初期化後送信データStrをシリアルバスB上に送
信するので、バスリセット後に複数のノードNから異な
る初期化後送信データをシリアルバスB上に送信する際
に、少なくともいずれか一のノードNからの送信を行う
ことができる。
【0161】また、初期化後送信データStrが使用しよ
うとしているチャンネルが既に使用されておらず、且つ
初期化後送信データStrに対応する伝送占有時間が初期
化後において確保できるときのみ初期化後送信データS
trの送信を行うので、異なる初期化後送信データStrが
一のチャンネル上に混在して識別することができなくな
ることを防止できると共に、シリアルバス規格外の伝送
占有時間の発生を防止できる。
【0162】更に、初期化後送信データStrを受信する
際、バスリセット前後のデータにおける順番情報DBC
の連続性の有無を検出して受信するか否かを判定するの
で、バスリセットが発生しても、それまで受信していた
受信データSrv'を初期化後受信データSrvとして継続
して受信することができる。
【0163】また、初期化後送信データStrが使用しよ
うとしているチャンネルが既に使用されておらず、且つ
初期化後送信データStrに対応する伝送占有時間が初期
化後において確保できるとき、情報伝送システム内にお
いて現在使用されているチャンネル及び現在占有されて
いる伝送占有時間を表示するIRMノードに初期化後送
信データStrに対応する使用チャネル及び伝送占有時間
を管理させるので、初期化後送信データStrが使用する
使用チャンネル及び占有する伝送占有時間を情報伝送シ
ステム内に含まれる各ノードに迅速に認識させることが
できる。
【0164】なお、上述したパケット受信部6の動作に
おいては、DBC判定回路6cからの受信許可信号Seb
lをパケット選択回路6eへのみ出力する構成とした
が、これ以外に、当該受信許可信号Seblをコントロー
ル部6aにも出力し、当該受信許可信号Seblがコント
ロール部6aに入力されたときのみパケット受信回路6
dにおいて初期化後受信データSrvの入力を許可するよ
うに当該パケット受信回路6dをコントロール部6aか
ら制御するように構成することも可能である。
【0165】このようにすれば、パケット受信回路6d
の段階で、パケット受信部6において受信すべきでない
初期化後受信データSrvまで受信してしまうことを防止
できる。
【0166】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、バスの初期化後に当該バス上を先に伝送
されている初期化後情報に基づいて送信情報が送信可能
であるか否かを判定し当該送信情報をバス上に送信する
ので、バスの初期化後に複数の情報送信装置から異なる
送信情報をバス上に送信する際に、少なくともいずれか
一の情報送信装置から送信情報の送信を行うことができ
る。
【0167】従って、バスが初期化された後において
も、少なくとも当該一の情報送信装置からの情報送信の
継続性を確保することができる。
【0168】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加えて、送信情報が使用しようと
している使用チャンネルが既に使用されておらず、且つ
送信情報に対応する伝送占有時間を含む占有時間和が許
容時間より短いときに送信情報の送信を行うので、異な
る送信情報が一のチャンネル上に混在して識別すること
ができなくなることを防止できると共に、規格外の伝送
占有時間の発生を防止できる。
【0169】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は2に記載の情報送信装置から送信が開始された送信
情報を受信する際、バス初期化前後の情報における連続
性の有無を検出して受信するか否かを判定するので、バ
スの初期化が発生しても、それまで受信していた情報を
継続して受信・復調することができる。
【0170】従って、バスの初期化後でも、請求項1又
は2に記載の情報送信装置と当該情報受信装置との間の
情報伝送を継続することができる。
【0171】請求項4に記載の発明によれば、請求項3
に記載の発明の効果に加えて、情報単位内に含まれてい
る順番情報の連続性によりバス初期化前後の情報の連続
性を検出するので、当該初期化前後において連続する情
報を確実に受信できる。
【0172】請求項5に記載の発明によれば、送信情報
の送信について、バスの初期化後に当該バス上を先に伝
送されている初期化後情報に基づいて送信情報が送信可
能であるか否かを判定し当該送信情報をバス上に送信す
るので、バスの初期化後に上記構成を有する複数の情報
送信装置から異なる送信情報をバス上に送信する際に、
少なくともいずれか一の情報送信装置から送信情報の送
信を行うことができる。
【0173】従って、バスが初期化された後において
も、少なくとも当該一の情報送信装置からの情報送信の
継続性を確保することができる。
【0174】また、送信情報が使用しようとしている使
用チャンネルが既に使用されておらず、且つ送信情報に
対応する伝送占有時間を含む占有時間和が許容時間より
短いときに送信情報の送信を行うので、異なる送信情報
が一のチャンネル上に混在することを防止できると共
に、規格外の伝送占有時間の発生を防止できる。
【0175】更に、バス上に送信された送信情報の受信
について、バス初期化前後の情報における連続性の有無
を検出して受信するか否かを判定するので、バスの初期
化が発生しても、それまで受信していた情報を継続して
受信することができる。
【0176】従って、バスの初期化後でも、請求項1又
は2に記載の情報送信装置と当該情報受信装置との間の
情報伝送を継続することができる。
【0177】請求項6に記載の発明によれば、バスの初
期化後に当該バス上を先に伝送されている初期化後情報
に基づいて送信情報が送信可能であるか否かを判定し当
該送信情報をバス上に送信するので、バスの初期化後に
上記構成を有する複数の情報送信装置から異なる送信情
報をバス上に送信する際に、少なくともいずれか一の情
報送信装置から送信情報の送信を行うことができる。
【0178】従って、バスが初期化された後において
も、少なくとも当該一の情報送信装置からの情報送信の
継続性を確保することができる。
【0179】請求項7に記載の発明によれば、請求項6
に記載の発明の効果に加えて、送信情報が使用しようと
している使用チャンネルが既に使用されておらず、且つ
送信情報に対応する伝送占有時間を含む占有時間和が許
容時間より短いときに送信情報の送信を行うので、異な
る送信情報が一のチャンネル上に混在して識別すること
ができなくなることを防止できると共に、規格外の伝送
占有時間の発生を防止できる。
【0180】請求項8に記載の発明によれば、請求項7
に記載の発明の効果に加えて、チャンネル判定手段の判
定結果及び占有時間判定手段の判定結果に基づいて、使
用チャンネルが初期化後情報により使用されておらず、
且つ占有時間和が許容時間よりも短いとき、情報伝送シ
ステム内において現在使用されているチャンネル及び現
在占有されている伝送占有時間を管理する管理手段に送
信情報に対応する使用チャネル及び伝送占有時間を管理
させるので、送信情報が使用する使用チャンネル及び占
有する伝送占有時間を情報伝送システム内に含まれる各
装置に迅速に認識させることができる。
【0181】請求項9に記載の発明によれば、請求項6
から8のいずれか一項に記載の情報送信方法により送信
が開始された送信情報を受信する際、バス初期化前後の
情報における連続性の有無を検出して受信するか否かを
判定するので、バスの初期化が発生しても、それまで受
信していた情報を継続して受信することができる。
【0182】よって、バスの初期化後でも、請求項1又
は2に記載の情報送信装置と当該情報受信装置との間の
情報伝送を継続することができる。
【0183】請求項10に記載の発明によれば、請求項
9に記載の発明の効果に加えて、情報単位内に含まれて
いる順番情報の連続性によりバス初期化前後の情報の連
続性を検出するので、当該初期化前後において連続する
情報を確実に受信できる。
【0184】請求項11に記載の発明によれば、送信情
報の送信について、バスの初期化後に当該バス上を先に
伝送されている初期化後情報に基づいて送信情報が送信
可能であるか否かを判定し当該送信情報をバス上に送信
するので、バスの初期化後に上記構成を有する複数の情
報送信装置から異なる送信情報をバス上に送信する際
に、少なくともいずれか一の情報送信装置から送信情報
の送信を行うことができる。
【0185】従って、バスが初期化された後において
も、少なくとも当該一の情報送信装置からの情報送信の
継続性を確保することができる。
【0186】また、送信情報が使用しようとしている使
用チャンネルが既に使用されておらず、且つ送信情報に
対応する伝送占有時間を含む占有時間和が許容時間より
短いときに送信情報の送信を行うので、異なる送信情報
が一のチャンネル上に混在することを防止できると共
に、規格外の伝送占有時間の発生を防止できる。
【0187】更に、バス上に送信された送信情報の受信
について、バス初期化前後の情報における連続性の有無
を検出して受信するか否かを判定するので、バスの初期
化が発生しても、それまで受信していた情報を継続して
受信することができる。
【0188】従って、バスの初期化後でも、請求項1又
は2に記載の情報送信装置と当該情報受信装置との間の
情報伝送を継続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】IEEE1394規格により接続された電気製
品(ノード)の例を示す図であり、(a)はシリアル接
続された電気機器の例を示す図であり、(b)はループ
接続を示す図である。
【図2】シリアルバス上の伝送形態を例示する図であ
る。
【図3】アイソクロナスサイクルの構成を示す図であ
る。
【図4】CIPヘッダの構成を示す図である。
【図5】実際の伝送形態を示す図である。
【図6】バスリセット前後の情報伝送を説明する図であ
る。
【図7】実施形態のノードの概要構成を示すブロック図
である。
【図8】パケット送信部の細部構成を示すブロック図で
ある。
【図9】パケット受信部の細部構成を示すブロック図で
ある。
【図10】パケット受信回路の細部構成を示すブロック
図である。
【図11】バスリセット後のデータ送信時の処理を示す
フローチャートであり、(a)はチャンネル判定回路に
おける処理を示すフローチャートであり、(b)は占有
時間測定回路及び占有時間判定回路の処理を示すフロー
チャートである。
【図12】バスリセット後のデータ送信時の送信判定回
路における処理を示すフローチャートである。
【図13】バスリセット後のデータ受信時のパケット受
信部における処理を示すフローチャートである。
【図14】従来技術の問題点を示す図であり、(a)は
問題点を示す図(I)であり、(b)は問題点を示す図
(II)である。
【符号の説明】
1、6a…コントロール部 2…パケット送信部 2a、10…サイクルタイマ 2b…時間情報生成部 2c…バッファ 2d…マルチプレクサ 2e…出力部 3…送信判定回路 4…占有時間判定回路 5…占有時間測定回路 6…パケット受信部 6b…DBC演算回路 6c…DBC判定回路 6d…パケット受信回路 6e…パケット選択回路 7…チャンネル判定回路 11…比較器 12…PLL回路 13…受信バッファ 14…時間情報抽出部 15…受信選択部 16…抽出部 100、101、102、105、106、107、1
08、N、ND…ノード 103、104、109、110、111…シリアルバ
ス B…シリアルバス PC…パーソナルコンピュータ CP…CDプレーヤ MP…MDプレーヤ DVC…デジタルビデオカメラ PR…プリンタ LP…LDプレーヤ RG…冷蔵庫 T…チューナ SP…スピーカ AP…アンプ TV…テレビジョン装置 VT…ビデオテープレコーダ RC…炊飯器 AC…エアコンディショナ W…洗濯機 IC…アイソクロナスサイクル CSP…サイクルスタートパケット ICT…アイソクロナス伝送領域 ACT…アシンクロナス伝送領域 SG…サブアクションギャップ IG…アイソクロナスギャップ IPH…IPヘッダ IP…アイソクロナスパケット CIPH…CIPヘッダ DF…データ領域 SID…ノード識別子 DBS…データブロック数 DBC…順番情報 FMT…データ識別子 FDF…関連情報 SYT…処理時間情報 Sbr…バスリセット信号 Srd…入力データ Srv…初期化後受信データ Srv'…受信データ Scsp…スタートパケット信号 Sch…チャンネルデータ Schp…チャンネル使用データ Sec…チャンネル判定信号 Sto…許可信号 Sck…システムクロック Sbw…占有時間データ Seb…占有時間判定信号 Ste…送信可能信号 Sd…出力データ Str…初期化後送信データ Str'…送信データ Sck1、Sck2基準クロック信号 Ssck…生成基準クロック信号 Sit…間隔信号 Ssy…時間情報信号 Ste…送信可能信号 Sdbb、Sdbc…順番情報データ Sndb…データブロック数データ Sedb…予測順番データ Sebl…受信許可信号 Sscr…受信基準クロック信号 Scm…比較信号 Spll…同期信号 Sct…測定データ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年10月22日(1998.10.
22)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【図9】
【図1】
【図2】
【図5】
【図7】
【図10】
【図3】
【図6】
【図12】
【図8】
【図11】
【図13】
【図14】
フロントページの続き (72)発明者 村越 象 埼玉県鶴ヶ島市富士見6丁目1番1号 パ イオニア株式会社総合研究所内 (72)発明者 薄葉 英巳 埼玉県鶴ヶ島市富士見6丁目1番1号 パ イオニア株式会社総合研究所内 (72)発明者 美濃島 邦宏 埼玉県鶴ヶ島市富士見6丁目1番1号 パ イオニア株式会社総合研究所内 (72)発明者 長谷部 誠一 埼玉県所沢市花園4丁目2610番地 パイオ ニア株式会社所沢工場内 Fターム(参考) 5K032 CA00 DB14 EC01 5K034 DD03 KK04 KK21 TT01

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バスを介して情報の伝送を行う情報伝送
    システムに含まれ、前記情報を前記バス上に送信する情
    報送信装置において、 前記バスが初期化されたか否かを検出する初期化検出手
    段と、 前記バスが初期化されたとき、当該初期化直後に前記バ
    ス上を伝送している前記情報である初期化後情報を取得
    する取得手段と、 前記取得した初期化後情報に基づいて、前記バス上に送
    信すべき前記情報である送信情報が送信可能であるか否
    かを判定し、当該送信が可能であるとき当該送新情報を
    前記バス上に送信する送信制御手段と、 を備えることを特徴とする情報送信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の情報送信装置におい
    て、 前記取得した初期化後情報に基づいて、前記送信情報が
    使用するチャンネルである使用チャンネルが前記バス上
    で当該初期化後情報により既に使用されているか否かを
    判定するチャンネル判定手段と、 前記取得した初期化後情報に基づいて、当該初期化後情
    報が前記バス上を伝送される際に占有する時間である伝
    送占有時間を検出する占有時間検出手段と、 前記検出された伝送占有時間と前記送信情報に対応する
    前記伝送占有時間との和である占有時間和が前記バスの
    特性に基づいて予め設定されている許容時間より短いか
    否かを判定する占有時間判定手段と、を更に備え、 前記送信制御手段は、前記チャンネル判定手段の判定結
    果及び前記占有時間判定手段の判定結果に基づいて、前
    記使用チャンネルが前記初期化後情報により使用されて
    おらず、且つ前記占有時間和が前記許容時間よりも短い
    とき、前記送信情報を前記バスに送信することを特徴と
    する情報送信装置。
  3. 【請求項3】 バスを介して情報の伝送を行う情報伝送
    システムに含まれ、請求項1又は2に記載の情報送信装
    置から送信される前記送信情報を受信する情報受信装置
    において、 前記バスが初期化されたか否かを検出する初期化検出手
    段と、 前記バスが初期化されたとき、前記初期化後情報を受信
    すると共に、前記初期化前に受信していた前記情報と当
    該初期化後情報との間の連続性の有無を検出する検出手
    段と、 前記連続性があるときのみ、前記受信した初期化後情報
    が前記送信情報であるとして当該初期化後情報を復調す
    る復調手段と、 を備えることを特徴とする情報受信装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の情報受信装置におい
    て、 前記検出手段は、 前記初期化後情報における情報単位内に含まれ当該情報
    単位の前記初期化情報中における順番を示す順番情報を
    検出し、 前記初期化前に受信していた前記情報における前記順番
    情報と前記初期化後情報における前記順番情報とが連続
    しているとき、前記連続性があると検出することを特徴
    とする情報受信装置。
  5. 【請求項5】 バスを介して情報の伝送を行う情報伝送
    システムに含まれると共に、前記情報を前記バス上に送
    信する情報送信手段と当該情報送信手段により前記バス
    上に送信された前記情報を受信する情報受信手段とを備
    える情報送受信装置において、 前記情報送信手段は、 前記バスが初期化されたか否かを検出する初期化検出手
    段と、 前記バスが初期化されたとき、当該初期化直後に前記バ
    ス上を伝送している前記情報である初期化後情報を取得
    する取得手段と、 前記取得した初期化後情報に基づいて、前記バス上に送
    信すべき前記情報である送信情報が使用するチャンネル
    である使用チャンネルが前記バス上で前記初期化後情報
    により既に使用されているか否かを判定するチャンネル
    判定手段と、 前記取得した初期化後情報に基づいて、当該初期化後情
    報が前記バス上を伝送される際に占有する時間である伝
    送占有時間を検出する占有時間検出手段と、 前記検出された伝送占有時間と前記送信情報に対応する
    前記伝送占有時間との和である占有時間和が前記バスの
    特性に基づいて予め設定されている許容時間より短いか
    否かを判定する占有時間判定手段と、 前記チャンネル判定手段の判定結果及び前記占有時間判
    定手段の判定結果に基づいて、前記使用チャンネルが前
    記初期化後情報により使用されておらず、且つ前記占有
    時間和が前記許容時間よりも短いとき、前記送信情報を
    前記バス上に送信する送信制御手段と、 を備え、 前記情報受信手段は、 前記バスが初期化されたとき、前記初期化後情報を受信
    すると共に、当該初期化前に受信していた前記情報と当
    該初期化後情報との間の連続性の有無を検出する連続性
    検出手段と、 前記連続性があるときのみ、前記受信した初期化後情報
    が前記送信情報であるとして当該初期化後情報を復調す
    る復調手段と、 を備えることを特徴とする情報送受信装置。
  6. 【請求項6】 バスを介して情報の伝送を行う情報伝送
    システム内で前記情報を前記バス上に送信する情報送信
    方法において、 前記バスが初期化されたか否かを検出する初期化検出工
    程と、 前記バスが初期化されたとき、当該初期化直後に前記バ
    ス上を伝送している前記情報である初期化後情報を取得
    する取得工程と、 前記取得した初期化後情報に基づいて、前記バス上に送
    信すべき前記情報である送信情報が送信可能であるか否
    かを判定し、当該送信が可能であるとき当該送信情報を
    前記バス上に送信する送信制御工程と、 を備えることを特徴とする情報送信方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の情報送信方法におい
    て、 前記取得した初期化後情報に基づいて、前記送信情報が
    使用するチャンネルである使用チャンネルが前記バス上
    で当該初期化後情報により既に使用されているか否かを
    判定するチャンネル判定工程と、 前記取得した初期化後情報に基づいて、当該初期化後情
    報が前記バス上を伝送される際に占有する時間である伝
    送占有時間を検出する占有時間検出工程と、 前記検出された伝送占有時間と前記送信情報に対応する
    前記伝送占有時間との和である占有時間和が前記バスの
    特性に基づいて予め設定されている許容時間より短いか
    否かを判定する占有時間判定工程と、を更に備え、 前記送信制御工程においては、前記チャンネル判定手段
    の判定結果及び前記占有時間判定手段の判定結果に基づ
    いて、前記使用チャンネルが前記初期化後情報により使
    用されておらず、且つ前記占有時間和が前記許容時間よ
    りも短いとき、前記送信情報を前記バスに送信すること
    を特徴とする情報送信方法。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の情報送信方法におい
    て、 前記送信制御工程においては、前記チャンネル判定手段
    の判定結果及び前記占有時間判定手段の判定結果に基づ
    いて、前記使用チャンネルが前記初期化後情報により使
    用されておらず、且つ前記占有時間和が前記許容時間よ
    りも短いとき、前記情報伝送システム内において現在使
    用されている前記チャンネル及び現在占有されている前
    記伝送占有時間を管理する管理手段に前記送信情報に対
    応する前記使用チャネル及び前記伝送占有時間を管理さ
    せることを特徴とする情報送信方法。
  9. 【請求項9】 バスを介して情報の伝送を行う情報伝送
    システム内で請求項6から8のいずれか一項に記載の情
    報送信方法により前記バス上に送信された前記送信情報
    を受信する情報受信方法において、 前記バスが初期化されたか否かを検出する初期化検出工
    程と、 前記バスが初期化されたとき、前記初期化後情報を受信
    すると共に、前記初期化前に受信していた前記情報と前
    記初期化後情報との間の連続性の有無を検出する検出工
    程と、 前記連続性があるときのみ、前記受信した初期化後情報
    が前記送信情報であるとして当該初期化後情報を復調す
    る復調工程と、 を備えることを特徴とする情報受信方法。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の情報受信方法におい
    て、 前記検出工程においては、 前記初期化後情報における情報単位内に含まれ当該情報
    単位の前記初期化後情報中における順番を示す順番情報
    を検出し、 前記初期化前に受信していた前記情報における前記順番
    情報と前記初期化後情報における前記順番情報とが連続
    しているとき、前記連続性があると検出することを特徴
    とする情報受信方法。
  11. 【請求項11】 バスを介して情報の伝送を行う情報伝
    送システム内で前記情報を前記バス上に送信する情報送
    信工程と当該バス上に送信された前記情報を受信する情
    報受信工程とを備える情報送受信方法において、 前記情報送信工程は、 前記バスが初期化されたか否かを検出する初期化検出工
    程と、 前記バスが初期化されたとき、当該初期化直後に前記バ
    ス上を伝送している前記情報である初期化後情報を取得
    する取得工程と、 前記取得した初期化後情報に基づいて、前記バス上に送
    信すべき前記情報である送信情報が使用するチャンネル
    である使用チャンネルが前記バス上で前記初期化後情報
    により既に使用されているか否かを判定するチャンネル
    判定工程と、 前記取得した初期化後情報に基づいて、当該初期化後情
    報が前記バス上を伝送される際に占有する時間である伝
    送占有時間を検出する占有時間検出工程と、 前記検出された伝送占有時間と前記送信情報に対応する
    前記伝送占有時間との和である占有時間和が前記バスの
    特性に基づいて予め設定されている許容時間より短いか
    否かを判定する占有時間判定工程と、 前記チャンネル判定手段の判定結果及び前記占有時間判
    定手段の判定結果に基づいて、前記使用チャンネルが前
    記初期化後情報により使用されておらず、且つ前記占有
    時間和が前記許容時間よりも短いとき、前記送信情報を
    前記バス上に送信する送信制御工程と、 により構成されていると共に、 前記情報受信工程は、 前記バスが初期化されたとき、前記初期化後情報を受信
    すると共に、当該初期化前に受信していた前記情報と当
    該初期化後情報との間の連続性の有無を検出する連続性
    検出工程と、 前記連続性があるときのみ、前記受信した初期化後情報
    が前記送信情報であるとして当該初期化後情報を復調す
    る復調工程と、 により構成されていることを特徴とする情報送受信方
    法。
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