JP2000124295A - ウェーハホルダ及びこれを備えたイオンミリング装置 - Google Patents

ウェーハホルダ及びこれを備えたイオンミリング装置

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JP2000124295A
JP2000124295A JP29436098A JP29436098A JP2000124295A JP 2000124295 A JP2000124295 A JP 2000124295A JP 29436098 A JP29436098 A JP 29436098A JP 29436098 A JP29436098 A JP 29436098A JP 2000124295 A JP2000124295 A JP 2000124295A
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JP
Japan
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wafer
orientation flat
mounting table
wafer holder
ion milling
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JP29436098A
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Koji Kitahara
幸二 北原
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウェーハのオリフラ部分の割れや欠けを防止
するとともに、装置の稼働率の向上が図れるウェーハホ
ルダ及びこれを備えたイオン注入装置を提供すること。 【解決手段】 基板押え板40の複数の爪部のうち1つ
の爪部44を、ウェーハWのオリフラWO 全体を押圧す
る形状とすることにより、押圧力をオリフラWO全体に
分散させ、オリフラWO の端の割れや欠けを防止する。
また、爪部44によりオリフラWO の下方に位置するシ
ール部材39の露出を低減し、ミリング作用によるシー
ル部材39の損傷を抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体製造用のウ
ェーハホルダ及びこれを備えたイオンミリング装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来技術として、例えば特開平
9−181153号公報に記載のウェーハホルダがあ
る。図4は、従来のイオンミリング装置の有するウェー
ハホルダにウェーハWを保持させた状態を示している。
従来のウェーハホルダは、ウェーハWが載置される載台
と、ウェーハWと載台との間に設けられる環状のシール
部材14と、このシール部材14の上方に相対向して配
置されウェーハWの周縁部表面を上記載台側へ押圧可能
な複数の爪部(5mm×7mm)12を有する基板押え
板10とを備えている。特にイオンミリング装置用のウ
ェーハホルダでは、ウェーハW上のミリング領域を大き
くするため、本例に示すようなウェーハWとの接触面積
が少ない複数の爪部を有した基板押え板が用いられてい
る。基板押え板10の外周部にはフランジ部11が4箇
所形成されており、これらフランジ部11に基板押え板
10の上下方向(紙面垂直方向)への移動を案内する案
内軸13が取り付けられる。
【0003】しかしながら、従来のウェーハホルダで
は、ウェーハWのオリエンテーションフラット(以下、
オリフラという。)WO の端に位置する爪部12によっ
て、ウェーハWがオリフラWO の端から割れたり、欠け
たりすることがある。これは、オリフラWO の端にくる
爪部12は他の爪部よりもウェーハWとの接触面積が小
さく、面ではなく点に近い状態でウェーハWを保持する
ため、その分だけ圧力が大きくなり、割れや欠けが発生
するものと考えられる。また、これによりウェーハWの
破片等を装置内から除去する必要が生じるが、このよう
な装置内の清掃時間によって稼働率が大きく低減され
る。
【0004】更に、従来のウェーハホルダ、特に基板押
え板10の構成では、ウェーハWのオリフラWO の部分
におけるシール部材14が大きく露出しているために、
イオンビームによるミリング作用を広範囲にわたって受
け、これが原因で当該シール部材14の交換頻度を高く
しているという問題もある。すなわち、装置の定期的な
メンテナンスサイクルよりもシール部材14の交換頻度
が大きく、これによって装置の稼働率の大幅な低減を来
している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の問題に
鑑みてなされ、ウェーハのオリフラ部分の割れや欠けを
防止するとともに、装置の稼働率向上を図ることができ
るウェーハホルダ及びこれを備えたイオンミリング装置
を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するに
あたり、本発明の請求項1は、基板押え板の複数の爪部
のうち1つを、ウェーハのオリフラ全体を押圧する形状
とすることにより、オリフラ部分全体に押圧力を分散さ
せて、応力の集中によるウェーハの割れや欠けを防止す
るようにしている。また、本発明の請求項2は、このよ
うな構成のウェーハホルダをイオンミリング装置に備え
させ、ウェーハのオリフラ部分を押圧する爪部によって
シール部材全体の露出量を低減し、もってミリング作用
によるシール部材の耐久性を高めてその交換頻度を低減
して装置の稼働率向上を図っている。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0008】図1から図3は、本発明の実施の形態を示
している。まず、図3を参照してイオンミリング装置に
ついて説明すると、イオンミリング装置は全体として2
0で示され、主として仕込室21と、処理室22と、イ
オン源23とから成る。仕込室21は内部にローダカセ
ット28、アンローダカセット29および搬送アーム3
0を有し、処理室22との間はゲートバルブ31で区画
される。処理室22は内部に本発明に係るウェーハホル
ダ32を有している。不活性ガスとしてAr(アルゴ
ン)ガスがバルブ24、25、26および流量計27を
介してイオン源23に供給され、ここでプラズマ化され
イオンビームIBとなってウェーハホルダ32上のウェ
ーハWに照射されるようになっている。
【0009】次に、図1及び図2を参照してウェーハホ
ルダ32の詳細について説明する。
【0010】ウェーハWが載置される載台36の上面に
は、上方を凸とする湾曲部37と、この湾曲部37を囲
むように環状のゴム製のシール部材39が設けられてい
る。シール部材39は、その径外方において載台36に
固定された環状の支持板38によって支持されている。
シール部材39の上方に相対向して、例えばステンレス
で成る環状の基板押え板40が配置されている。この基
板押え板40は、その内周側にウェーハWの周縁部表面
を載台36側へ押圧可能な爪部を有し、ウェーハWのオ
リフラWO の部分全体を押圧する形状の爪部44と、オ
リフラWO 以外の領域を押圧する爪部(本実施の形態で
は6個)42とから成る。
【0011】基板押え板40の外周部には、フランジ部
41が4箇所形成されており、これらフランジ部41に
基板押え板10を上下方向(紙面垂直方向)へ移動させ
る案内軸43が取り付けられている。これら案内軸43
は、載台36および支持板38を貫通して下方に延在
し、下端部は基部35の周囲を囲む環状の可動部材46
に固定されている。また、各案内軸43の周囲にはばね
45が設けられ、この上下端はそれぞれ載台36および
可動部材46に固定されている。これにより可動部材4
6は、ばね45の付勢力に抗して基板押え板40を上下
方向へ移動可能である。
【0012】基部35および載台36の内部には、ウェ
ーハWの裏面への冷却用のArガスの供給、排気を行わ
せるためのガス供給通路49および排気通路50が形成
されている。また、載台36の内部には冷却槽51が形
成され、基部35の内部に形成された冷却水供給通路4
7および冷却水排出通路48と連通しており、冷却水を
循環させて、載台36の冷却作用と、ガス供給通路49
および排気通路50の冷却作用を行う。
【0013】本実施の形態は以上のように構成され、次
にこの作用について説明する。
【0014】図3を参照して、仕込室21のローダカセ
ット28に、レジストパターンが形成されたウェーハを
セット後、イオンミリング装置20を稼働させ、図示し
ないロータリポンプによって仕込室21を真空引きす
る。仕込室21内が常時高真空である処理室22と同等
の真空状態になると、ゲートバルブ31を開き、搬送ア
ーム30によってローダカセット28から取り出された
ウェーハWを処理室22内のウェーハホルダ32へ向け
て搬送する。
【0015】図1を参照して、ウェーハホルダ32は基
板押え板40を上方位置で待機させた状態にあり、搬送
アーム30によって載台36の湾曲部37上へウェーハ
Wが載置されると、可動部材46の図中下方への移動に
より基板押え板40を下方へ移動させる。基板押え板4
0の爪部42、44は、ウェーハWの周縁部表面(理収
外の領域)に当接し、図1に示す状態から更に、ウェー
ハWの周縁部裏面がシール部材39に対して弾性的に接
触するまでウェーハWを載台36側へ押圧する。その結
果、ウェーハWは湾曲部37に沿って反り、載台36と
ウェーハWとの間の隙間が均一化された状態で保持され
る。
【0016】このとき、図2に示すようにウェーハWの
オリフラWO 部分は1つの爪44によって全体的に押圧
されるため、オリフラWO 全体に圧力が分散されて作用
することになり、従来のようにオリフラWO の端の部分
における割れや欠けが防止される。
【0017】ウェーハホルダ32へのウェーハWの載置
が終了すると、ゲートバルブ31を閉じるとともに、図
3に示すようにウェーハホルダ32はウェーハWがイオ
ン源23と対向する位置に回動する。そして、イオン源
23からArガスのイオンビームIBがウェーハWへ照
射され、ウェーハW上の例えば金で成る配線金属がミリ
ングされることにより、配線パターンが形成される。
【0018】この際、ウェーハWのオリフラWO 部分に
位置するシール部材39は、基板押え板40の爪部44
によって覆われているので、この部分にイオンビームI
Bが照射されることはない。したがって、シール部材3
9が全体としてミリングされる領域を従来よりも小さく
することができるので、当該シール部材39の交換頻度
を従来よりも大きく低減することができる。実際に、従
来ではシール部材の耐久期間が2週間であったのに対
し、本発明では4週間にまで延びたことが確認されてい
る。
【0019】ミリング処理の終了後、ウェーハホルダ3
2上のウェーハWは基板押え板40の上方移動によりそ
の保持作用が解除されるとともに、ゲートバルブが開
き、搬送アーム30によって処理済のウェーハWがウェ
ーハホルダ32からアンローダカセット29へ移載され
る。以後、上述の作用が繰り返されることによりウェー
ハのミリング処理が行われる。
【0020】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、勿論、本発明はこれに限定されることなく、本発
明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
【0021】例えば以上の実施の形態では、ウェーハホ
ルダ32をイオンミリング装置20に適用した例につい
て説明したが、他の半導体製造装置、例えばイオン注入
装置や金属蒸着装置等のウェーハホルダにも適用するこ
とが可能である。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば以下
の効果を奏する。
【0023】すなわち本発明の請求項1によれば、爪部
からの応力の集中によるウェーハの割れや欠けを防止す
ることができ、ウェーハの割れや欠けによる処理室内の
清掃のために装置の稼働を停止させる必要をなくし、装
置の稼働率の向上を図ることができる。
【0024】また、本発明の請求項2によれば、ウェー
ハのオリフラ部分を押圧する爪部によってシール部材全
体の露出量を低減し、もってミリング作用によるシール
部材の耐久性を高めてその交換頻度を低減して、装置の
稼働率向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるウェーハホルダの側
断面図である。
【図2】同平面図である。
【図3】本実施の形態によるイオンミリング装置の概略
構成図である。
【図4】従来のウェーハホルダの平面図である。
【符号の説明】
20………イオンミリング装置、23………イオン源、
32………ウェーハホルダ、36………載台、39……
…シール部材、40………基板押え板、42、44……
…爪部、IB………イオンビーム、W………ウェーハ、
O ………オリフラ(オリエンテーションフラット)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウェーハが載置される載台と、前記ウェ
    ーハと前記載台との間に設けられる環状のシール部材
    と、このシール部材の上方に相対向して配置され前記ウ
    ェーハの周縁部表面を前記載台側へ押圧可能な複数の爪
    部を有する基板押え板とを含むウェーハホルダにおい
    て、 前記基板押え板の複数の爪部のうち1つを、前記ウェー
    ハのオリエンテーションフラット全体を押圧する形状と
    したことを特徴とするウェーハホルダ。
  2. 【請求項2】 イオン源より不活性ガスイオンを引き出
    し、ウェーハ表面をエッチングするイオンミリング装置
    であって、前記ウェーハが載置される載台と、前記ウェ
    ーハと前記載台との間に設けられる環状のシール部材
    と、このシール部材の上方に相対向して配置され前記ウ
    ェーハの周縁部表面を前記載台側へ押圧可能な複数の爪
    部を有する基板押え板とを含むウェーハホルダを備えた
    イオンミリング装置において、 前記基板押え板の複数の爪部のうち1つを、前記ウェー
    ハのオリエンテーションフラット全体を押圧する形状と
    したことを特徴とするイオンミリング装置。
JP29436098A 1998-10-16 1998-10-16 ウェーハホルダ及びこれを備えたイオンミリング装置 Pending JP2000124295A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006332087A (ja) * 2005-05-23 2006-12-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法
JP2010524230A (ja) * 2008-02-22 2010-07-15 タイニクス カンパニー,. リミテッド. プラズマ処理装置の基板ホルダー

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006332087A (ja) * 2005-05-23 2006-12-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法
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