JP2000124014A - 電気部品ユニット - Google Patents

電気部品ユニット

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JP2000124014A
JP2000124014A JP10296851A JP29685198A JP2000124014A JP 2000124014 A JP2000124014 A JP 2000124014A JP 10296851 A JP10296851 A JP 10296851A JP 29685198 A JP29685198 A JP 29685198A JP 2000124014 A JP2000124014 A JP 2000124014A
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conductor
holding
connection conductor
terminal fitting
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JP10296851A
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Motoharu Higami
元治 樋上
Koji Ito
宏治 伊藤
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Hokuriku Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Hokuriku Electric Industry Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R12/00Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, specially adapted for printed circuits, e.g. printed circuit boards [PCB], flat or ribbon cables, or like generally planar structures, e.g. terminal strips, terminal blocks; Coupling devices specially adapted for printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures; Terminals specially adapted for contact with, or insertion into, printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures
    • H01R12/50Fixed connections
    • H01R12/51Fixed connections for rigid printed circuits or like structures
    • H01R12/55Fixed connections for rigid printed circuits or like structures characterised by the terminals
    • H01R12/58Fixed connections for rigid printed circuits or like structures characterised by the terminals terminals for insertion into holes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R4/00Electrically-conductive connections between two or more conductive members in direct contact, i.e. touching one another; Means for effecting or maintaining such contact; Electrically-conductive connections having two or more spaced connecting locations for conductors and using contact members penetrating insulation
    • H01R4/28Clamped connections, spring connections
    • H01R4/48Clamped connections, spring connections utilising a spring, clip, or other resilient member

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  • Details Of Resistors (AREA)
  • Connections Arranged To Contact A Plurality Of Conductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 直径寸法の異なる複数種類の接続用導体を挿
入する際に、作業者が挿入力に大きな差を感じることな
く、接続用導体を挿入できる端子金具を備えた電気部品
ユニットを提供する。 【解決手段】 導体挟持部に設ける4つの挟持片6d〜
6fのうち2つの挟持片6d及び6fをそれぞれの先端
部6d2 及び6f2 が接続用導体の端部を間に挟んで対
向して先端部が接続用導体の端部と接触するように形成
する。残り2つの挟持片6e及び6gを、それぞれの先
端部が2つの挟持片6d及び6fの先端部6d2 及び6
f2 が接続導体の端部と接触する位置よりも接続用導体
の長手方向の前方または後方の位置で接続導体の端部を
間に挟んで対向し且つこの端部と接触するように形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、接続用導体を半田
付け無し(半田レス)で接続できる端子金具を備えた電
子部品ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】フロンガスの使用制限の影響を受けて、
種々の電子部品で、半田付けを用いずに端子導体やリー
ド線等を回路基板の接続電極に接続することが要求され
るようになってきている。
【0003】出願人が所有する米国特許第5,546,
280号公報(特願平6−318669号)には、半田
付けを用いずにリード線の芯線を回路基板の接続電極に
接続する二種類の端子接続構造が開示されている。
【0004】また米国特許第5,546,280号公報
には、導体挟持部とバネ性を有する接触端子部とを一体
に備えた端子金具を用いる接続構造が示されている。こ
の端子金具では、バネ性を有する接触端子部が導体挟持
部と回路基板の電極とを半田付けを用いずに接続してい
る。そして米国特許第5,546,280号公報には、
回路基板上の複数の電極とこれに接続される複数の接続
用導体とを、すべて半田付け無しに接続する構造が示さ
れている。
【0005】更に特開平10−189316号公報(特
願平8−350137号)には、2つの導体挟持部を備
えた端子金具と、この端子金具と回路基板の上の電極と
の間に導電性のコイルスプリングを備えた端子アセンブ
リを用いた半田レスの接続構造が示される。
【0006】これら公知の端子金具は、接続用導体の端
部を挟持し且つ接続用導体に引き抜き力が加わったとき
に接続用導体の端部に先端部が食い込む4つの挟持片
(また分割片またはエッジ部分)を備えている。これら
4つの挟持片の先端部は、いずれも同形状で接続用導体
の挿入方向にほぼ同じ角度で傾斜している。そして4つ
の挟持片の対向する一対の挟持片の先端部間の距離は、
挟持される接続用導体の直径寸法よりも小さくなってい
る。端子金属に接続用導体が挿入されると、4つの挟持
片が押し広げられて接続用導体の端部を挟持する。挿入
された接続用導体に引き抜き力が加わると、4つの挟持
片のエッジ部が接続用導体の端部に食い込んで、接続用
導体が端子金具から外れるのを防止する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電気部品ユニットで用いられている端子金具では、接続
用導体を挿入する際に、4つの挟持片の端部で同時に押
し広げなければならない。接続用導体の挿入を手作業で
行う場合には、接続用導体を挿入する際に接続用導体に
加える挿入力が小さければ、それだけ作業性が上がる。
また自動機によって接続用導体を挿入する場合には、各
接続用導体の直径寸法が異なるごとに挿入力を調整しな
ければならない。
【0008】また電気部品ユニットのユーザの要望や設
計上の理由から、1種類の端子金具に径寸法の異なる接
続用導体を挿入する場合がある。しかしながら、従来の
端子金具では、対向する2つの挟持片の先端部の距離
は、挿入を予定している特定の接続用導体の直径寸法に
応じて定められている。そのため、その端子金具に特定
の接続用導体の直径寸法よりも直径寸法が大きな接続用
導体を挿入する際には、必要とする挿入力の違いから作
業者が違和感を感じる率が高くなり、接続用導体が正し
く挿入されている良品であっても、その違和感から不良
品として取り扱われてしまう問題が発生し、製品の歩留
まりが悪くなる。不良品とみなされた製品をX線等の機
器を用いて再検査することもできるが、このような作業
をすることは作業効率を著しく悪くする。
【0009】さらに、従来の端子金具の構造で、接続用
導体が挿入された後に接続用導体にその中心線を中心に
して回動させるような回動力を繰り返し加えると、接続
用導体が挟持片の先端部のエッジで切断されてしまう問
題が発生することがある。
【0010】本発明の目的は、接続用導体の挿入力を調
節することができる端子金具を備えた電気部品ユニット
を提供することにある。
【0011】本発明の他の目的は、直径寸法の異なる複
数種類の接続用導体を挿入する際に、作業者が挿入力に
大きな差を感じることなく、接続用導体を挿入できる端
子金具を備えた電気部品ユニットを提供することにあ
る。
【0012】本発明の他の目的は、接続用導体に回動力
が加わっても、切断されにくい端子金具をそなえた電子
部品ユニットを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明が改良の対象とす
る電気部品ユニットは、接続用導体が挿入される貫通孔
を有する絶縁ケースと、この絶縁ケースの内部に配置さ
れて貫通孔を通して挿入された接続用導体の端部を挟持
する端子金具と、絶縁ケースの内部に配置されて端子金
具と電気的に接続される電気部品とを備えている。そし
て端子金具の接続用導体の端部を挟持する導体挟持部
は、端部が挿入される導体端部挿入孔を有する本体部
と、本体部の導体端部挿入孔の縁部に基部が一体に連結
され且つ周方向に所定の間隔をあけて配置された4つの
挟持片とを具備している。4つの挟持片は、導体端部挿
入孔に挿入された接続用導体の端部によって接続用導体
の挿入方向に押されると挿入方向に傾斜し、接続用導体
に引き抜き力が加わると端部に食い込む先端部を備えた
形状を有している。このような端子金具は金属板に機械
加工が施されて一体に形成されているのが好ましい。端
子金具と電気的に接続される電気部品が回路基板の場
合、端子金具と回路基板上の電極との間の電気的な接続
構造は任意である。例えば、米国特許第5,546,2
80号公報に示された端子金具のように導電ゴムを用い
てもよいし、米国特許第5,546,280号公報に示
された端子金具のように端子金具に回路基板上の電極接
触する接触端子部を一体に設けてもよいし、特開平10
−189316号公報に示された端子金具のように導電
性のコイルスプリングを用いてもよい。
【0014】本発明では、4つの挟持片のうち2つの挟
持片をそれぞれの先端部が接続用導体の端部を間に挟ん
で対向して先端部が接続用導体の端部と接触するように
形成する。そして残り2つの挟持片を、それぞれの先端
部が他の2つの挟持片の先端部が接続導体の端部と接触
する位置よりも接続用導体の長手方向の前方または後方
の位置で接続導体の端部を間に挟んで対向し且つ該端部
と接触するように形成する。
【0015】このように2つの挟持片及び残りの2つの
挟持片が、接続用導体の長手方向の前方または後方の2
か所で接続用導体の端部を挟持するように端子金具を構
成すると、挟持片と接続用導体との接触箇所が接続用導
体の長手方向に分散するため、従来のように1ヶ所で4
つの挟持片が同時に接続用導体と接触する場合と比べ
て、挿入の際の抵抗が小さくなり、挿入に必要とする力
(挿入力)が少なくて済む。また2組の2つの挟持片の
それぞれ長さ寸法、幅寸法及び対向する挟持片の先端部
間の距離を適宜に調節することにより、接続用導体の挿
入に必要な挿入力を調節することができる。したがって
2組の2つの挟持片のそれぞれ長さ寸法、幅寸法及び対
向する挟持片の先端部間の距離を適宜に調節することに
より、直径寸法の異なる接続用導体を挟持させる場合で
も、作業者に挿入感に大きな差を感じさせないようにす
ることができる。さらに本発明のように接続用導体の端
部を前後2か所で挟持すれば、挿入後に接続用導体の中
心線を中心にして接続用導体を回動させても、4つの挟
持片が接続用導体の1か所の外周部に集中して食い込む
ことがないため、接続用導体が挟持片の先端部のエッジ
により切断される可能性が少なくなる。なお4つの挟持
片は、ほぼ矩形状の同部とほぼ半円形状の先端部を有す
るものが好ましい。
【0016】なお端子金具の4つの挟持片は、端子金具
の周方向にほぼ90度の角度間隔をあけて配置するのが
好ましい。このようにすると、対向する2つの挟持片は
接続用導体を間に挟んで完全に対向することができ、2
つの挟持片間に接続用導体を確実に挟持できる。また1
組の2つの挟持片をそれぞれ同じ形状に形成し、残りの
1組の2つの挟持片もそれぞれ同じ形状に形成すると、
対向する2つの挟持片の強度が同じになるため、2組の
2つの挟持片を接続用導体の長手方向の前後に別けて配
置したときに、前方の2つの挟持片から後方の2つの挟
持片へと接続用導体をスムーズに直進させることができ
る。
【0017】また、4つの挟持片の先端部の輪郭を、先
端に向かって凸となるように湾曲した形状にすると、接
続用導体に前述の回動力が加わっても、挟持片の先端部
が接続用導体の端部に深く食い込み過ぎることがなく、
エッジにより接続用導体が切断されるのを抑制できる。
【0018】また上記端子金具において、接続用導体の
端部が挿入される前の、4つの挟持片の長さ及び本体部
に対する角度は、対向する2つの挟持片のそれぞれの先
端部間の距離と残りの対向する2つの挟持片のそれぞれ
の先端部の距離が実質的に等しくなるように定める。こ
のようにすると対向する2つの挟持片の先端部間の距離
よりも直径寸法が大きい径寸法の異なる複数種類の接続
用導体を、1種類の端子金具で挟持することができる。
この場合において、2つの挟持片(前方の2つの挟持
片)はそれぞれの先端部が、残りの2つの挟持片(後方
の2つの挟持片)の先端部が接続用導体の端部と接触す
る位置よりも端子金具の本体部側で接続用導体の端部を
間に挟んで対向し且つ端部と接触するように形成する。
そして前方の2つの挟持片のそれぞれの先端部で接続用
導体の端部を挟持するときに生じる挟持力が、後方の2
つの挟持片のそれぞれの先端部で接続用導体の端部を挟
持するときに発生する挟持力よりも大きくなるように、
4つの挟持片の形状を定める。具体的には、前方の2つ
の挟持片の胴部の幅寸法を後方の2つの挟持片の胴部の
幅寸法よりも大きくし、前方の2つの挟持片の長さ寸法
を後方の2つの挟持片の長さ寸法よりも短くすればよ
い。このようにすると、前方の2つの挟持片を押し開く
際に必要な力と、前方の2つの挟持片と接触しながら後
方の2つの挟持片を押し開く際に必要となる力の差が小
さくなり、2段階で挿入力を変える場合でも、実質的に
2段階で挿入力を変えている感じを実感させないように
することができ、直径寸法の異なる接続用導体を挿入し
た場合でも作業者に挿入不良が発生したと感じさせる可
能性が少なくなる。また、従来よりも少ない力で挿入可
能となった分だけ、予定した直径寸法の接続用導体より
も直径寸法の大きい接続用導体を挟持させる場合でも、
容易に挿入することが可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明の高電圧用可変抵抗
器(電気部品ユニット)に適用した実施の形態の一例の
要部縦断面図であり、図2は図1のII−II線断面図
である。これらの図に示すように、この高電圧可変抵抗
器は、セラミック基板の表面に複数の電極及び可変抵抗
体を含む可変抵抗回路パターンが形成された回路基板1
を備えている。回路基板1が後述する端子金具6と電気
的に接触する電気部品を構成する。なお図1には、複数
の電極のうち、端子金具6と電気的に接触する1つの電
極Eだけが示されている。絶縁ケース2は、一面が開口
した形状を有しており、回路基板1の外周部はこの絶縁
ケース2の開口部に形成された段部またはリブ2bはエ
ポキシ系の接着剤8を用いて接合されている。その結
果、絶縁ケース2は、回路基板1の表面と絶縁ケースの
内壁部2aとの間に空問を形成するように回路基板1を
収納する。そして絶縁ケース2の回路基板1の外周部を
囲む周壁部2cには、リード線4の芯線即ち接続用導体
5の端部を絶縁ケース2の内部に案内する貫通孔3が形
成されている。絶縁ケース2の内部には、回路基板1の
表面と絶縁ケース2の内壁部2aとの間に端子金具6が
挟持または配置されている。具体的には、端子金具6の
接続胴体保持部または導体挟持部6aが端子金具嵌合部
7に嵌合された状態にある。この端子金具嵌合部7に
は、絶縁ケース2の外壁部に形成された貫通孔3と連通
する接続導体挿入空間7aが形成されている。接続導体
挿入空間7aは絶縁ケース2の開口部側即ち路基板1側
に開口している。また端子金具嵌合部7には、接続導体
挿入空間7aと直交するようにして嵌合溝7bが形成さ
れている。嵌合溝7bには、端子金具6の導体挟持部6
aの平板部6a1 が嵌合されている。
【0020】図3(A)〜(C)は、端子金具6の正面
図、右側面図及び底面図である。端子金具6は、接続用
導体5の端部を保持または挟持する導体挟持部6aと、
導体挟持部6aに一体に設けられた接触端子部6b、 こ
の接触端子部6bを設けた側とは反対側で導体挟持部6
aの平板状の本体部6a1 の板面とほぼ直交する方向に
延びる板面を有する板状部6cとから構成されている。
【0021】この端子金具6は、ステレンス板や青鋼等
の導電性金属板にプレス加工や折り曲げ加工等の機械加
工が施されて形収されており、接続用導体5の端部を半
田付けを用いずに、電極Eに電気的に接続できる構造を
有している。導電性金属板としては、曲げ加工を施して
ある程度のバネ性が発生するものが好ましく、例えば厚
みが0.1mm〜0.4mmの範囲のSUS301のステンレ
スや、厚みが0.2mm〜0.5mmのリン青銅等を用
いることができる.接続導体挟持部6aは,ほぼ矩形状
の輪郭形状を有する平板状の本体部6a1を有してい
る。そしてこの本体部6a1 の中央部には、打ち抜きに
より導体端部挿入孔6a2 が形成されている。そして本
体部6a1 の導体端部挿入孔6a2 の内周部には、4つ
の挟持片6d〜6gが基部が一体に連結されちる。4つ
の挟持片6d〜6gは、周方向にほぼ90度の間隔をあ
けて配置されている。そして4つの挟持片6d〜6g
は、導体端部挿入孔3に挿入された接続用導体5の端部
によって接続用導体5の挿入方向に押されると挿入方向
に傾斜し、接続用導体5に引き抜き力が加わると端部に
食い込む先端部を備えた形状を有している。
【0022】図4(A)〜(C)は、図3(A)〜
(C)のそれぞれの拡大図である。図4(A)〜(C)
には、4つの挟持片6d〜6gの各部の寸法及び角度等
を多少誇張して示してある。4つの挟持片6d〜6gは
ほぼ矩形状の胴部6d1 〜6g1とほぼ半円形状の先端
部6d2 〜6g2 とを有している。図2及び図3の図面
で見て上下方向で対向する2つの挟持片6d及び6fの
胴部6d1 及び6f1 の幅寸法Wd及びWfは、図面で
見て左右方向で対向する残りの2つの挟持片6e及び6
gの胴部6e1 及び6g1 の幅寸法We及びWgよりも
大きく設定されている。また2つの挟持片6d及び6f
の長さ寸法Ld及びLfが残りの2つの挟持片6e及び
6gの長さ寸法Le及びLgよりも短く設定されてい
る。なおこの例では、各部の寸法は、Wd=Wf,We
=Wg,Ld=Lf,Le=Lgの関係にある。したが
って2つの挟持片6d及び6fは、それぞれ同じ形状を
有しており、また2つの挟持片6e及び6gもそれぞれ
同じ形状を有していることになる。
【0023】また2つの挟持片6d及び6fの本体部6
a1 の平面に対する傾斜角度θd及びθfと、残りの2
つの挟持片6e及び6gの本体部6a1 の平面に対する
傾斜角度θe及びθgは、それぞれ2つの挟持片6d及
び6fの先端部6d2 及び6f2 間の距離(厳密には先
端部の食い込みエッジ間の距離)L1と2つの挟持片6
e及び6gの先端部6e2 及び6g2 間の距離(厳密に
は先端部の食い込みエッジ間の距離)L2とが実質的に
等しくなるように定めされている。なおL1及びL2の
距離は、端子金具6の導体挟持部6aで保持または挟持
を予定している複数種類の接続用導体の中でその直径寸
法が最も小さいものの直径寸法よりも小さくなるように
設定されている。
【0024】前述の寸法と角度との関係から、端子金具
6の本体部6a1 から見ると、2つの挟持片6d及び6
fが挿入される接続用導体5と前方で接触し、残りの2
つの挟持片6e及び6gが挿入される接続用導体5と2
つの挟持片6d及び6fよりも後方で接触する。そして
2つの挟持片6d及び6fのそれぞれの先端部6d2及
び6f2 で接続用導体5の端部を挟持するときに生じる
挟持力は、残りの2つの挟持片6e及び6gのそれぞれ
の先端部6e2 及び6g2 で接続用導体5の端部を挟持
するときに発生する挟持力よりも大きくなる。
【0025】この例では、各挟持片6d〜6gの先端部
6d2 〜6g2 の輪郭が、先端に向かって凸となるよう
に湾曲したほぼ円弧形状を有している。そのため接続用
導体5をその長手方向に延びる中心線を中心にして回転
させても、挟持片6d〜6gの先端部6d2 〜6g2 が
接続用導体5の端部に深く食い込み過ぎることがなく、
先端部6d2 〜6g2 に形成されるエッジにより接続用
導体5が切断されるのを抑制または阻止できる。
【0026】接触端子部6bは、平板状の本体部6a1
の板面と連続する板面を有し旦つ基部が本体部6a1 に
つながる細長い板状部6b1 に、プレス加工及び曲げ加
工等の機械加工が施されて形成された湾曲部6b2 と接
点部6b3 とを備えている。湾曲部6b2 には、細長い
板状部6b6 に沿ってスリット6b41が形成されてい
る。細長い板状部6b1 の先端側の部分には、細長い板
状部6b1 の先端側に基部を有する1つの食い込み片6
b5 を形作るための食い込み片形成用打ち抜き孔6b42
が形成されている。食い込み片6b5 は、その先端がそ
の基部よりも湾曲部6b2 が凸となる方向側に位置する
ように形成されている。
【0027】本発明は、上記例に限定されるものではな
く、挟持片の形状は任意である。また上記例では、端子
金具が接触端子部を一体に備えているが、端子金具が接
触端子を備えていることは必須の要件ではない。接触端
子部とは別に導電ゴムを用いて端子金具を電極E2に接
続するようにしてもよいのは勿論である。また上記例
は、本発明を高電圧可変抵抗器に適用した例であるが、
本発明はその他の半田レスで接続用導体の接続を必要と
するその他の電気部品ユニットにも当然にして適用でき
る。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、2つの挟持片及び残り
の2つの挟持片が、接続用導体の長手方向の前方または
後方の2か所で接続用導体の端部を挟持するように端子
金具を構成するため、挟持片と接続用導体との接触箇所
が接続用導体の長手方向に分散することになり、従来の
ように1ヶ所で4つの挟持片が同時に接続用導体と接触
する場合と比べて、挿入の際の抵抗が小さくなって、挿
入に必要とする力(挿入力)が少なくて済む利点があ
る。
【0029】また2組の2つの挟持片のそれぞれ長さ寸
法、幅寸法及び対向する挟持片の先端部間の距離を適宜
に調節することにより、接続用導体の挿入に必要な挿入
力を調節することができ、2組の2つの挟持片のそれぞ
れ長さ寸法、幅寸法及び対向する挟持片の先端部間の距
離を適宜に調節することにより、直径寸法の異なる接続
用導体を挟持させる場合でも、作業者に挿入感に大きな
差を感じさせないようにすることができる。
【0030】さらに本発明のように接続用導体の端部を
前後2か所で挟持すれば、挿入後に接続用導体の中心線
を中心にして接続用導体を回動させても、4つの挟持片
が接続用導体の1か所の外周部に集中して食い込むこと
がないため、接続用導体が挟持片の先端部のエッジによ
り切断される可能性が少なくなる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気部品ユニットの実施の形態の
一例を示す要部縦断面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】(A)〜(C)は図1で用いる端子金具の正面
図、右側面図及び底面図である。
【図4】(A)は図3の導体挟持部の拡大図であり、
(B)は図4(A)のB−B線断面図であり、(C)は
図4(A)のC−C線断面図である。
【符号の説明】
1 回路基板 2 絶縁ケース 2a 内壁部 2c 周壁部 3 貫通孔 4 リード線 5 接続用導体 6 端子金具 6a 導体挟持部 6a1 本体部 6b 接触端子部 6d〜6g 挟持片 7 端子金具嵌合部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接続用導体が挿入される貫通孔を有する
    絶縁ケースと、 前記絶縁ケースの内部に配置されて前記貫通孔を通して
    挿入された前記接続用導体の端部を挟持する端子金具
    と、前記絶縁ケースの内部に配置されて前記端子金具と
    電気的に接続される電気部品とを備え、 前記端子金具の前記接続用導体の前記端部を挟持する導
    体挟持部は、前記端部が挿入される導体端部挿入孔を有
    する本体部と、前記本体部の前記導体端部挿入孔の縁部
    に基部が一体に連結され且つ周方向に所定の間隔をあけ
    て配置された4つの挟持片とを具備し、前記4つの挟持
    片が前記導体端部挿入孔に挿入された前記接続用導体の
    前記端部によって前記接続用導体の挿入方向に押される
    と前記挿入方向に傾斜し、前記接続用導体に引き抜き力
    が加わると前記端部に食い込む先端部を備えた形状を有
    している電気部品ユニットにおいて、 前記4つの挟持片のうち2つの挟持片はそれぞれの前記
    先端部が前記端部を間に挟んで対向して前記先端部が前
    記接続用導体の前記端部と接触するように形成され、残
    り2つの挟持片はそれぞれの前記先端部が他の前記2つ
    の挟持片の前記先端部が前記接続導体の前記端部と接触
    する位置よりも前記接続用導体の長手方向の前方または
    後方の位置で前記端部を間に挟んで対向し且つ前記端部
    と接触するように形成されていることを特徴とする電気
    部品ユニット。
  2. 【請求項2】 接続用導体が挿入される貫通孔を有する
    絶縁性ケースと、 前記絶縁性ケースの内部に配置されて前記貫通孔を通し
    て挿入された前記接続用導体の端部を挟持する端子金具
    と、前記絶縁性ケースの内部に配置されて前記端子金具
    と電気的に接続される電気部品とを備え、 前記端子金具は金属板に機械加工が施されて一体に形成
    されており、 前記端子金具の前記接続用導体の前記端部を挟持する導
    体挟持部は、前記端部が挿入される導体端部挿入孔を有
    する本体部と、前記本体部の前記導体端部挿入孔の縁部
    に基部が一体に連結され且つ周方向にほぼ90度の角度
    間隔をあけて配置された4つの挟持片とを具備し、前記
    4つの挟持片が前記導体端部挿入孔に挿入された前記接
    続用導体の前記端部によって前記接続用導体の挿入方向
    に押されると前記挿入方向に傾斜し、前記接続用導体に
    引き抜き力が加わると前記端部に食い込む先端部を備え
    た形状を有している電気部品ユニットにおいて、 前記4つの挟持片のうち2つの挟持片はそれぞれの前記
    先端部が前記接続導体の前記端部を間に挟んで対向して
    前記先端部が前記端部と接触するように同じ形状に形成
    され、残りの2つの挟持片はそれぞれの前記先端部が他
    の前記2つの挟持片の前記先端部が前記接続導体の前記
    端部と接触する位置よりも前記接続用導体の長手方向の
    前方または後方の位置で前記端部を間に挟んで対向し且
    つ前記端部と接触するように同じ形状に形成されている
    ことを特徴とする電気部品ユニット。
  3. 【請求項3】 前記4つの挟持片のそれぞれ前記先端部
    の輪郭は、先端に向かって凸となるように湾曲した形状
    を有している請求項1または2に記載の電気部品ユニッ
    ト。
  4. 【請求項4】 前記接続用導体の前記端部が挿入される
    前の、前記2つの挟持片のそれぞれの前記先端部間の距
    離と前記残りの2つの挟持片のそれぞれの前記先端部間
    の距離が実質的に等しくなるように、前記4つの挟持片
    の長さ及び前記本体部に対する角度が定められているこ
    とを特徴とする請求項1、2または3に記載の電気部品
    ユニット。
  5. 【請求項5】 前記2つの挟持片はそれぞれの前記先端
    部が、前記残りの2つの挟持片の前記先端部が前記端部
    と接触する位置よりも前記端子金具の前記本体部側で前
    記端部を間に挟んで対向し且つ前記端部と接触するよう
    に形成され、 前記2つの挟持片のそれぞれの前記先端部で前記端部を
    挟持するときに生じる挟持力が、前記残りの2つの挟持
    片のそれぞれの前記先端部で前記端部を挟持するときに
    発生する挟持力よりも大きくなるように、前記4つの挟
    持片の形状が定められていることを特徴とする請求項4
    に記載の電気部品ユニット。
  6. 【請求項6】 前記4つの挟持片はほぼ矩形状の胴部と
    ほぼ半円形状の前記先端部とを有しており、 前記2つの挟持片の前記胴部の幅寸法が前記残りの2つ
    の挟持片の前記胴部の幅寸法よりも大きく、 前記2つの挟持片の長さ寸法が前記残りの2つの挟持片
    の長さ寸法よりも短いことを特徴とする請求項5に記載
    の電気部品ユニット。
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