JP2000123438A - テープ状記録媒体の可変速再生方法及びその装置 - Google Patents

テープ状記録媒体の可変速再生方法及びその装置

Info

Publication number
JP2000123438A
JP2000123438A JP10299590A JP29959098A JP2000123438A JP 2000123438 A JP2000123438 A JP 2000123438A JP 10299590 A JP10299590 A JP 10299590A JP 29959098 A JP29959098 A JP 29959098A JP 2000123438 A JP2000123438 A JP 2000123438A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
recording medium
speed
data
shaped recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10299590A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Iijima
龍哉 飯島
Masaki Yamada
雅基 山田
Shinya Ozaki
真也 尾崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP10299590A priority Critical patent/JP2000123438A/ja
Publication of JP2000123438A publication Critical patent/JP2000123438A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B27/00Editing; Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Monitoring; Measuring tape travel
    • G11B27/10Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel
    • G11B27/102Programmed access in sequence to addressed parts of tracks of operating record carriers
    • G11B27/107Programmed access in sequence to addressed parts of tracks of operating record carriers of operating tapes
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B27/00Editing; Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Monitoring; Measuring tape travel
    • G11B27/005Reproducing at a different information rate from the information rate of recording
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/10527Audio or video recording; Data buffering arrangements
    • G11B2020/1062Data buffering arrangements, e.g. recording or playback buffers
    • G11B2020/10675Data buffering arrangements, e.g. recording or playback buffers aspects of buffer control
    • G11B2020/1074Data buffering arrangements, e.g. recording or playback buffers aspects of buffer control involving a specific threshold value
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B2220/00Record carriers by type
    • G11B2220/90Tape-like record carriers
    • G11B2220/91Helical scan format, wherein tracks are slightly tilted with respect to tape direction, e.g. VHS, DAT, DVC, AIT or exabyte
    • G11B2220/913Digital audio tape [DAT] format

Abstract

(57)【要約】 【課題】早送り再生又は早戻し再生において一段と認識
し易い再生データを出力することができるテープ状記録
媒体の可変速再生方法及びその装置を提案する。 【解決手段】テープ状記録媒体TAPEの早送り又は早
戻し中に、当該早送り又は早戻しに代えて、所定周期で
所定時間ずつテープ状記録媒体TAPEから順方向にデ
ータを再生することにより、早送り又は早戻し中のテー
プ状記録媒体テープに記録されているデータを一段と容
易に把握することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はテープ状記録媒体の
可変速再生方法及びその装置に関し、テープ状記録媒体
を早送り再生又は早戻し再生する際に適用して好適なも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気テープに対してオーディオデ
ータを記録、再生する装置として、例えばDAT(Digit
al Audio Taperecorder)と呼ばれる記録再生装置があ
る。このDAT装置は、回転磁気ヘッドを用いて磁気テ
ープの長手方向に対して順次斜めに形成される記録トラ
ックにオーディオデータを記録して行く。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかるDAT装置にお
いては、磁気テープに記録されたオーディオデータを1
倍速で再生する1倍速再生モードに加えて、早送り再生
(キュー)及び早戻し再生(レビュー)を行うようにな
されたものがある。
【0004】早送り再生及び早戻し再生では、DAT装
置は回転する磁気ヘッドに磁気テープを摺接させた状態
で磁気テープを早送り又は早戻しさせる。このとき、磁
気ヘッドは磁気テープに形成された複数の記録トラック
に跨がってこれらを走査することになり、DAT装置は
再生系において正確に読み取ることができたデータだけ
を拾い集めてこれを再生音として出力していた。
【0005】ところが、かかる方法によって早送り再生
又は早戻し再生を行うと、再生される音が極めて短い間
隔で不連続となり、当該再生音を聴くユーザにとって聴
き取り難い音質となる問題があった。
【0006】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、早送り再生又は早戻し再生において一段と認識し易
い再生データを出力することができるテープ状記録媒体
の可変速再生方法及びその装置を提案しようとするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、テープ状記録媒体の早送り又は早
戻し中に、当該早送り又は早戻しに代えて、所定周期で
所定時間ずつテープ状記録媒体から順方向にデータをオ
ントラッキング状態で再生することにより、早送り又は
早戻し中のテープ状記録媒体に記録されているデータを
一段と容易に把握することができる。
【0008】また、本発明においては、テープ状記録媒
体に記録されたデータを高速再生しながら、当該再生さ
れたデータを所定データ単位ごとに間引きながら再生す
ることにより、オントラックで高速再生中のデータを一
段と容易に把握することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施の形態を詳述する。
【0010】(1)データストリーマ装置の構成 図1において10は全体としてデータ記録再生システム
を示し、ホストコンピュータ11に、SCSI(Small C
omputer System Interface) バスBUSを介してデータ
ストリーマ装置21が接続されている。このデータスト
リーマ装置21は、いわゆるDDSフォーマットと呼ば
れる記録フォーマットで磁気テープ上にコンピュータ用
のディジタルデータを高密度で記録、再生するデータモ
ードと、DATのオーディオ記録フォーマット(以下こ
れをDATオーディオフォーマットと呼ぶ)でオーディ
オデータを磁気テープ上に記録、再生するオーディオモ
ードとを有し、磁気テープ上に記録又は再生するデータ
のなかのサブコード情報(フォーマットの識別コード:
Sub-ID) に基づいてモードを切り換えるようになされて
いる。
【0011】外部からホストコンピュータ11に入力さ
れるオーディオ信号SINをデータストリーマ装置21に
装填された磁気テープ上に記録する場合、ホストコンピ
ュータ11は、記録用のオーディオ信号(記録オーディ
オ信号)SINを A/D,D/Aコンバータ12を介してディジ
タル信号に変換した後、これをデータコントローラ13
を介して一旦バッファRAM15にフレーム単位で格納
する。記録オーディオデータの1フレームとは、回転ヘ
ッドを介して磁気テープ上に記録する際の、2トラック
分のデータで構成される。
【0012】バッファRAM15に格納された記録オー
ディオデータは、システムコントローラ16の制御によ
って、1フレームごとに読み出され、データコントロー
ラ13及びインターフェースコントローラ14を介して
SCSIバスBUSに送出されデータストリーマ装置2
1に転送される。
【0013】データストリーマ装置21に転送された記
録オーディオデータは、システムコントローラ25の制
御によってインターフェースコントローラ22、データ
圧縮エンジン23及びデータコントローラ24を介し
て、一旦、バッファRAM28にフレーム単位で格納さ
れる。因みに、データ圧縮エンジン23は、記録しよう
とするデータがDDSフォーマットのディジタルデータ
である場合(データモード時)に、これを圧縮するもの
であり、オーディオモードの場合には記録オーディオデ
ータに対して圧縮動作しないようになされている。
【0014】バッファRAM28は、図2に示すよう
に、フレーム単位の格納領域として「0」〜「N−1」
で表されるNフレーム[frames]分の格納領域を有し、ホ
ストコンピュータ11から転送される記録オーディオデ
ータをフレーム単位で格納領域「0」から格納領域
「1」、「2」、……、「N−1」の順に格納して行
く。格納領域「N−1」まで記録オーディオデータが格
納されると、これに続く記録オーディオデータは再び格
納領域「0」から格納領域「1」、……、「N−1」の
順にフレーム単位で格納されて行く。
【0015】また、バッファRAM28内に格納された
フレーム単位の記録オーディオデータは、データコント
ローラ24によってその格納順(「0」、「1」、…
…、「N−1」)に読み出され、信号処理回路29に送
出される。
【0016】ここで、データストリーマ装置21は、デ
ータモードにおいてディジタルデータを磁気テープに高
密度かつ高速で記録し得るようになされており、この結
果、データモード又はオーディオモードのいずれにおい
ても、オーディオデータ専用のDAT装置を用いて磁気
テープ上にオーディオデータを記録、再生する場合に比
べて、磁気テープに対する記録、再生速度が数倍程度速
い。
【0017】従って、データストリーマ装置21におい
てオーディオモード(DATオーディオフォーマット)
でオーディオデータを磁気テープに記録する場合、当該
データストリーマ装置21は、オーディオデータ専用の
DAT装置よりも高速でオーディオデータを磁気テープ
上に記録することになる。この場合、当該データストリ
ーマ装置21のデータコントローラ24はシステムコン
トローラ25の制御のもとに、外部からDAT用の転送
速度を連続して保ちながらホストコンピュータ11を介
してバッファRAM28に順次格納される記録オーディ
オデータの、バッファRAM28での格納量を監視し、
当該格納量が所定量(少なくとも1フレーム分)確保さ
れた時点で、これをデータコントローラ24によって読
出し、信号処理回路29においてECC符号化、記録変
調処理等を施した後、記録増幅回路33を介してメカニ
ズム部35の回転ドラム装置に設けられた磁気ヘッド
(図示せず)に送出する。
【0018】メカニズム部35は、装填されたカセット
テープの磁気テープを走行させるキヤプスタン及び、磁
気ヘッドを設けた回転ドラム等を有し、それぞれを駆動
するモータがメカニズムコントローラ31の制御のもと
にサーボ&モータドライブ回路32によって駆動され
る。メカニズムコントローラ31は、システムコントロ
ーラ25による制御のもとにデータコントローラ24と
の間で制御情報の授受を行い、バッファRAM28から
記録オーディオデータが読み出された際に、メカニズム
部35を駆動制御して、当該記録オーディオデータを磁
気テープ上に記録する。
【0019】この場合、メカニズム部35はバッファR
AM28から記録オーディオデータが読み出された場合
のみ、当該記録オーディオデータの磁気テープへの記録
動作を実行するいわゆるつなぎ記録を行うようになされ
ている。このつなぎ記録においては、リポジション動作
と呼ばれるつなぎ記録準備動作によって最後の記録済ト
ラックに続く位置に正確に新たな記録オーディオデータ
をつなぎ記録し得るようになされている。
【0020】すなわちシステムコントローラ25は記録
オーディオデータの磁気テープへの記録動作中に、記録
オーディオデータがバッファRAM28内に所定量確保
されていない状態となるとリポジション動作を実行し、
図3(B)に示すように、磁気テープTAPE(図3
(A))への記録動作をテープ位置P2において停止
し、当該磁気テープTAPE上に形成された記録済トラ
ックのうち、最後の記録トラック形成位置から所定長だ
け前のテープ位置P1に、磁気テープTAPEをリバー
ス走行(逆転走行)させ、その位置で待機する(図3
(C))。
【0021】この場合、システムコントローラ25は、
リポジション動作を開始する前の記録動作において、メ
カニズム部35のキヤプスタンに設けられたFG(Frequ
encyGenerator) からメカニズムコントローラ31を介
して出力されるキヤプスタンFG(Frequency Generato
r) カウント値と、当該記録動作において記録トラック
のサブコード領域に記録された絶対時間(Absolute Tim
e) 及びフレームアドレス(Frame Adress)と、当該記録
動作において記録トラックのメインデータ領域に記録さ
れたオーディオデータのチェックサムとを所定フレーム
数分だけ予めRAM26(図1)に格納しておき、リポ
ジション動作後の記録再開時において、これらのデータ
を選択的に使用して磁気テープの記録再開位置(すなわ
ちつなぎ記録位置)を検索する。
【0022】因みに、リポジション動作において、最後
の記録トラック形成位置P2(図3)から待機位置P1
までリバース走行させるテープ長APPは、当該磁気テ
ープTAPEへの記録を再開する際の助走に必要な長さ
となる。このリバース走行においては、キヤプスタンが
磁気テープに接触した状態を保つことにより、当該キヤ
プスタンFGカウント値によって磁気テープのリバース
走行長及びリバース走行後の待機位置を検出することが
できる。
【0023】その後、バッファRAM28内に所定量の
記録オーディオデータが格納された時点で再び磁気テー
プTAPEへの記録が再開されると、データコントロー
ラ24(図1)はバッファRAM28に格納された記録
オーディオデータをフレーム単位で読み出してメカニズ
ム部35の回転ヘッド(図示せず)に送出するととも
に、メカニズムコントローラ31はメカニズム部35の
記録動作を再開させる。これにより、メカニズム部35
に装填されている磁気テープは、待機位置P1(図3
(D))から助走を開始し、回転ヘッドやキヤプスタン
が安定した後に記録済の最後のトラックが形成された位
置P2に到達し、バッファRAM28から読み出された
記録オーディオデータが、最後の記録済トラックに続く
新たな記録領域P2〜P4に記録されて行く。このと
き、RAM26(図1)に格納されているキヤプスタン
FGカウント値、絶対時間、フレームアドレス及びチェ
ックサムが選択的に使用され、磁気テープへの記録再開
位置が検索される。
【0024】以下同様にして、バッファRAM28内の
記録オーディオデータが所定量以下になると、図3
(D)、(E)及び(F)に示すように、再びリポジシ
ョン動作及びつなぎ記録が実行される。
【0025】このように、オーディオデータ専用の記録
再生装置(DAT装置)に比べて高速で記録再生するデ
ータストリーマ装置21は、DAT用のデータ転送速度
を連続して保ちながら入力される記録オーディオデータ
を、磁気テープ上につなぎ記録することにより、記録オ
ーディオデータの転送速度と磁気テープ上への記録速度
との不一致が吸収され、つなぎ記録後の磁気テープに
は、オーディオデータが連続して記録されることにな
る。
【0026】また、オーディオデータが記録された磁気
テープから当該オーディオデータを再生する場合、デー
タストリーマ装置12のシステムコントローラ25は、
メカニズムコントローラ31を介してメカニズム部35
を再生制御する。このとき、メカニズム部35は、上述
の記録時と同様にオーディオ専用のDAT装置の再生速
度よりも高速で磁気テープからオーディオデータを再生
するようになされている。
【0027】従って、メカニズム部35から再生増幅回
路34を介して信号処理回路29に入力された再生オー
ディオデータは、当該信号処理回路29において再生復
調、エラー訂正処理等が施された後、データコントロー
ラ24を介して一旦バッファRAM28にフレーム単位
で格納され、DATのデータ転送速度で読み出されるこ
とによってメカニズム部35の再生速度及びDATのデ
ータ転送速度の差を吸収し得るようになされている。
【0028】従って、当該再生時においても図3につい
て上述した場合と同様にして、システムコントローラ2
5は、バッファRAM28に格納された再生オーディオ
データの格納量を監視しながら、当該バッファRAM2
8のデータ格納量に余裕がある場合には磁気テープから
の再生動作を実行し、データ格納量に余裕がなくなると
メカニズム部35の磁気テープをリポジション動作させ
て再生動作を中断するといった断続再生を行う。
【0029】すなわち、システムコントローラ25は磁
気テープからオーディオデータを再生する動作中に、再
生オーディオデータのバッファRAM28内での格納量
が満杯になると、リポジション動作を実行し、図3
(B)に示すように、磁気テープTAPE(図3
(A))からの再生動作をテープ位置P2において停止
し、当該再生動作の最後に再生された記録トラックから
所定長だけ前のテープ位置P1に、磁気テープTAPE
をリバース走行(逆転走行)させ、その位置で待機する
(図3(C))。
【0030】この場合、システムコントローラ25は、
リポジション動作を開始する前の再生動作において、メ
カニズム部35のキヤプスタンからメカニズムコントロ
ーラ31を介して出力されるキヤプスタンFG(Frequen
cy Generator) カウント値と、当該再生動作において記
録トラックのサブコード領域から再生された絶対時間
(Absolute Time)及びフレームアドレス(Frame Adress)
と、当該再生動作において記録トラックのメインデータ
領域から再生されたオーディオデータのチェックサムと
を所定フレーム数分だけ予めRAM26(図1)に格納
しておき、リポジション動作後の再生再開時において、
これらのデータを選択的に使用して磁気テープの再生再
開位置を検索する。
【0031】因みに、リポジション動作において、最後
の再生トラック位置P2(図3)から待機位置P1まで
リバース走行させるテープ長APPは、当該磁気テープ
TAPEからの再生を再開する際の助走に必要な長さと
なる。このリバース走行においては、キヤプスタンが磁
気テープに接触した状態を保つことにより、当該キヤプ
スタンFGカウント値によって磁気テープのリバース走
行長及びリバース走行後の待機位置を検出することがで
きる。
【0032】その後、バッファRAM28内に新たな再
生オーディオデータの格納領域が確保された時点でメカ
ニズムコトローラ31(図1)はメカニズム部35の再
生動作を再開させるとともに、データコントローラ24
はメカニズム部35の回転磁気ヘッドを介して再生され
た再生オーディオデータを信号処理回路29から受け取
り、これをフレーム単位でバッファRAM28に格納す
る。
【0033】これにより、メカニズム部35に装填され
ている磁気テープは、待機位置P1(図3(D))から
助走を開始し、回転ヘッドやキヤプスタンが安定した後
に再生済の最後のトラックが形成された位置P2に到達
し、当該テープ上の位置P2に続く新たな領域P2〜P
4の記録トラックからオーディオデータの再生が再開さ
れる。このとき、RAM26(図1)に格納されている
キヤプスタンFGカウント値、絶対時間、フレームアド
レス及びチェックサムが選択的に使用され、磁気テープ
の再生再開位置が検索される。
【0034】以下同様にして、バッファRAM28内の
再生オーディオデータが満杯になると、図3(D)、
(E)及び(F)に示すように、再びリポジション動作
及び再生の再開が行われる。
【0035】再生時においてバッファRAM28は、図
2について上述した記録時と同様にして、フレーム単位
の格納領域「0」〜「N−1」に順次再生オーディオデ
ータを格納して行く。格納領域器「N−1」まで再生オ
ーディオデータが格納されると、これに続く再生オーデ
ィオデータは再び格納領域「0」から格納領域「1」、
……、「N−1」の順に格納されて行く。
【0036】このようにしてバッファRAM28内に格
納されたフレーム単位の再生オーディオデータは、デー
タコントローラ24によってその格納順(「0」、
「1」、……、「N−1」)に読み出され、データ圧縮
エンジン23を介してインターフェースコントローラ2
2に送出される。
【0037】因みに、データ圧縮エンジン23は、再生
されたデータがDDSフォーマットのディジタルデータ
である場合(データモード時)に、圧縮記録されていた
当該データを伸長するものであり、オーディオモードの
場合には再生オーディオデータに対して伸長処理を実行
しないようになされている。再生時に磁気テープから再
生されるデータがDDSフォーマットのディジタルデー
タであるか、又はDATオーディオフォーマットのオー
ディオデータであるかの識別は、磁気テープ上に記録さ
れたサブコード情報の識別コード(Sub-ID) によって識
別し得るようになされており、システムコントローラ2
5は当該識別コードによってデータモード又はオーディ
オモードのいずれかで再生動作を実行する。
【0038】インターフェースコントローラ22に送出
された再生オーディオデータは、SCSIバスBUSを
介してホストコンピュータ11にDATのデータ転送速
度で転送される。ホストコンピュータ11に転送された
再生オーディオデータは、イターフェースコントローラ
14及びデータコントローラ13を介して一旦バッファ
RAM15にフレーム単位で格納された後、 A/D,D/Aコ
ンバータ12を介してアナログ信号に変換され、再生オ
ーディオ信号SOUT として外部に出力される。
【0039】このように、オーディオデータ専用の記録
再生装置(DAT装置)に比べて高速で記録再生するデ
ータストリーマ装置21は、磁気テープ上に記録された
オーディオデータをリポジション動作しながら断続再生
し、これによりバッファRAM28内にフレーム単位で
格納される再生オーディオデータを、DAT用のデータ
転送速度を連続して保ちながら読み出すことにより、ホ
ストコンピュータ11からは、再生オーディオ信号S
OUT が、DAT用の再生速度で連続して出力されること
になる。
【0040】(2)データストリーマ装置の早送り再生
/早戻し再生処理 データ記録再生システム10は、磁気テープ上に記録さ
れたオーディオデータを再生するオーディオモードにお
いて、オーディオデータの早送り再生又は早戻し再生命
令がホストコンピュータ11からSCSIバスBUSを
介してデータストリーマ装置21に発行されると、デー
タストリーマ装置21のシステムコントローラ25は、
図4に示す早送り再生/早戻し再生処理手順に従ってオ
ーディオデータの早送り再生又は早戻し再生を実行す
る。
【0041】すなわち、システムコントローラ25はオ
ーディオモードに入ると、図4に示す早送り再生/早戻
し再生処理手順のステップSP11からステップSP1
2に移って、ホストコンピュータ11から早送り再生又
は早戻し再生命令が発行されるのを常に待ち受けてお
り、ホストコンピュータ11から早送り再生又は早戻し
再生命令が発行されると、システムコントローラ25は
ステップSP12において命令内容を判別し、当該命令
内容が早送り再生命令である場合には、ステップSP1
3に移る。
【0042】ステップSP13においてシステムコント
ローラ25は、メカニズムコントローラ31を介してメ
カニズム部35を8倍速で順方向に再生制御する。この
とき、システムコントローラ25はデータコントローラ
24に対して消音命令を発行することにより、再生され
たオーディオデータをバッファRAM28に転送させな
いようにする。
【0043】これにより、当該8倍速順方向再生時にメ
カニズム部35の磁気ヘッド(図示せず)が、磁気テー
プ上に記録されている記録トラックを斜めに横切ること
によって再生オーディオデータにエラーが発生しても、
データコントローラ24は当該再生オーディオデータを
バッファRAM28に転送しないことにより、この間の
エラー発生によるノイズ音を耳障りな再生音として出力
させないようにし得る。
【0044】これに対してステップSP12において判
別された命令内容が早戻し再生命令である場合には、シ
ステムコントローラ25はステップSP14に移る。ス
テップSP14においてシステムコントローラ25は、
メカニズムコントローラ31を介してメカニズム部35
を8倍速で逆方向に再生制御する。このとき、システム
コントローラ25はデータコントローラ24に対して消
音命令を発行することにより、再生されたオーディオデ
ータをバッファRAM28に転送させないようにする。
【0045】これにより、当該8倍速逆方向再生時にメ
カニズム部35の磁気ヘッド(図示せず)が、磁気テー
プ上に記録されている記録トラックを斜めに横切ること
によって再生オーディオデータにエラーが発生しても、
データコントローラ24は当該再生オーディオデータを
バッファRAM28に転送しないことにより、この間の
エラー発生によるノイズ音を耳障りな再生音として出力
させないようにし得る。
【0046】システムコントローラ25は、ステップS
P13又はステップSP14において8倍速順方向再生
又は8倍速逆方向再生を開始すると、ステップSP15
に移って、早送り中止又は早戻し中止命令が入力された
か否かを判断する。ここで肯定結果が得られると、この
ことはホストコンピュータ11からユーザの操作等に基
づいて早送り中止又は早戻し中止命令が発行されたこと
を表しており、このときシステムコントローラ25はス
テップSP20に移ってこのとき実行されている8倍速
順方向再生又は8倍速逆方向再生を停止し、ステップS
P21において当該処理手順を終了する。
【0047】これに対して、ステップSP15において
否定結果が得られると、このことは早送り中止又は早戻
し中止命令が発行されていないことを表しており、この
ときシステムコントローラ25は続くステップSP16
に移って、8倍速順方向再生又は8倍速逆方向再生が開
始された後1秒が経過したか否かを内部クロックを用い
て判断する。
【0048】ここで否定結果が得られると、このことは
8倍速順方向再生又は8倍速逆方向再生が開始された後
未だ1秒が経過していないことを表しており、このとき
システムコントローラ25は上述のステップSP15に
戻って同様の処理を繰り返す。
【0049】これに対してステップSP16において肯
定結果が得られると、このことは8倍速順方向再生又は
8倍速逆方向再生が開始された後1秒が経過したことを
表しており、このときシステムコントローラ25はステ
ップSP17に移って、メカニズムコントローラ31を
介して、メカニズム部35を1倍速で順方向に再生制御
する。因みに、1倍速とは、データストリーマ装置21
にとっての1倍速であり、これは従来のオーディオデー
タ専用のDAT装置の1倍速に比べ、高速で再生処理を
行うようになされている。
【0050】そして、磁気テープの速度及びトラッキン
グが定常状態となり、磁気テープ上の信号を安定して読
み出すことができる状態になった時点以降、信号処理回
路29はメカニズム部35から再生増幅回路34を介し
て入力された再生オーディオデータに対して再生復調、
エラー訂正処理等を施した後、これをデータコントロー
ラ24を介してバッファRAM28にフレーム単位で一
旦格納する。
【0051】このときバッファRAM28は、フレーム
単位の格納領域「0」〜「N−1」に順次、再生オーデ
ィオデータを格納して行く。そして、格納領域「N−
1」まで再生オーディオデータを格納すると、これに続
く再生オーディオデータを再び格納領域「0」から格納
領域「1」、……、「N−1」の順に格納して行く。
【0052】データコントローラ24は、バッファRA
M28に格納されたフレーム単位の再生オーディオデー
タを、その格納順に読み出し、データ圧縮エンジン23
を介してインターフェースコントローラ22に送出す
る。因みに、再生するデータがオーディオデータである
場合は、データ圧縮エンジン23におけるデータ伸長処
理は行われないようになされている。
【0053】インターフェースコントローラ22は、デ
ータ圧縮エンジン23を介して読み出された再生オーデ
ィオデータを、SCSIバスBUSを介してDAT装置
と同じデータ転送速度でホストコンピュータ11に転送
する。ホストコンピュータ11のインターフェースコン
トローラ14は、データストリーマ装置21のインター
フェースコントローラ22から転送された再生オーディ
オデータを、バッファRAM15にフレーム単位で一旦
格納した後、A/D、D/Aコンバータ12を介してア
ナログ信号に変換し再生オーディオ信号SOUT として従
来のDAT装置の1倍速(標準速)で外部に出力する。
【0054】このようにして、図4のステップSP17
における1倍速の順方向再生が開始されると、システム
コントローラ25は続くステップSP18に移って、早
送り中止又は早戻し中止命令が入力されたか否かを判断
する。ここで肯定結果が得られると、このことはホスト
コンピュータ11からユーザの操作等に基づいて早送り
中止又は早戻し中止命令が発行されたことを表してお
り、このときシステムコントローラ25はステップSP
20に移ってこのとき実行されている1倍速順方向再生
を停止し、ステップSP21において当該処理手順を終
了する。
【0055】これに対して、ステップSP18において
否定結果が得られると、このことは早送り中止又は早戻
し中止命令が発行されていないことを表しており、この
ときシステムコントローラ25は続くステップSP19
に移って、1倍速順方向再生が開始された後1秒が経過
したか否かを内部クロックを用いて判断する。
【0056】ここで否定結果が得られると、このことは
1倍速順方向再生が開始された後未だ1秒が経過してい
ないことを表しており、このときシステムコントローラ
25は上述のステップSP18に戻って同様の処理を繰
り返す。
【0057】これに対してステップSP19において肯
定結果が得られると、このことは1倍速順方向再生が開
始された後1秒が経過したことを表しており、このとき
システムコントローラ25は上述のステップSP12に
戻り、早送り再生又は早戻し再生命令が発行状態のまま
である場合には、引き続きステップSP13又はステッ
プSP14において8倍速順方向再生又は8倍速逆方向
再生を消音処理と共に実行し、以下ステップSP15か
ら同様の処理を中止命令が発行されるまで繰り返す。
【0058】因みに、図4に示す早送り再生/早戻し再
生処理手順において8倍速順方向再生又は8倍速逆方向
再生を行っている間は、バッファRAM28に格納され
る再生オーディオデータが不連続になるが、データスト
リーマ装置21の1倍速再生速度が従来のオーディオデ
ータ専用の音楽再生装置(DAT装置)の1倍速再生速
度に比べて高速であることにより、実際にデータ記録再
生システム10から再生される再生オーディオ信号S
OUT は、不連続ではあるが無音部分が存在しないかのよ
うに聞こえる。
【0059】かくして、システムコントローラ25はホ
ストコンピュータ11から発行される命令が早送り再生
命令である場合には、図4の早送り再生/早戻し再生処
理手順を実行することにより、図5に示すように、磁気
テープTAPE(図5(A))のテープ位置P10から
1秒間だけ8倍速順方向再生が消音で行われ(図5
(B))、続いてテープ位置P11から1秒間だけ1倍
速順方向再生が有音で行われ(図5(C))、これに続
いてテープ位置P12から1秒間だけ8倍速順方向再生
が消音で行われ(図5(D))、続いてテープ位置P1
3から1秒間だけ1倍速順方向再生が有音で行われ(図
5(E))、これに続いてテープ位置P14から1秒間
だけ8倍速順方向再生が消音で行われる(図5
(F))。
【0060】従って、磁気テープ上のオーディオデータ
がオントラック状態で1秒間再生される1倍速順方向再
生と、8倍速で早送りされる8倍速順方向(FWD)再
生(消音)とが一定周期で実行されることにより、磁気
テープ上に記録されたオーディオデータが早送り中に一
定周期で間欠的に1倍速で再生される。
【0061】また、これに対して、システムコントロー
ラ25はホストコンピュータ11から発行される命令が
早戻し再生命令である場合には、図4の早送り再生/早
戻し再生処理手順を実行することにより、図6に示すよ
うに、磁気テープTAPE(図6(A))のテープ位置
P25から1秒間だけ8倍速逆方向再生が消音で行われ
(図6(B))、続いてテープ位置P23から1秒間だ
け1倍速順方向再生が有音で行われ(図6(C))、こ
れに続いてテープ位置P24から1秒間だけ8倍速逆方
向再生が消音で行われ(図6(D))、続いてテープ位
置P21から1秒間だけ1倍速順方向再生が有音で行わ
れ(図6(E))、これに続いてテープ位置P22から
1秒間だけ8倍速逆方向再生が消音で行われる(図6
(F))。
【0062】従って、磁気テープ上のオーディオデータ
がオントラック状態で1秒間再生される1倍速順方向再
生と、8倍速で早戻しされる8倍速逆方向(RVS)再
生(消音)とが一定周期で実行されることにより、磁気
テープ上に記録されたオーディオデータが早戻し中に一
定周期で間欠的に1倍速で再生される。
【0063】(3)実施の形態の動作及び効果 以上の構成において、データ記録再生システム10は、
早送り再生又は早戻し再生において一定周期で一定期間
(この実施の形態の場合1秒間)ずつデータステリーム
装置21の速度としての1倍速順方向再生を行う。この
1倍速順方向再生では磁気ヘッドは磁気テープに記録さ
れた記録トラックを正確にトラッキングすることによ
り、当該1倍速順方向再生では正確に再生オーディオデ
ータが再生される。この再生データはデータストリーマ
装置21からDAT装置と同じ転送速度でホストコンピ
ュータ11に転送されDAT装置の1倍速と同じ速度で
出力される。
【0064】そして、データストリーム装置21の1倍
速順方向再生時間として、ユーザが再生音楽を認識する
に最低限必要な例えば1秒間に設定することにより、早
送り再生又は早戻し再生に挿入される当該1倍速順方向
再生において、ユーザは早送り又は早戻し中の磁気テー
プ上に記録されているオーディオデータを音楽として聞
き取り認識することができる。
【0065】かくして以上の構成によれば、早送り再生
又は早戻し再生として、早送り又は早戻し中に一定周期
で間欠的に1倍速順方向再生を挿入するようにしたこと
により、磁気テープに記録されているオーディオデータ
をユーザが認識し得る程度に断片的に正確なトラッキン
グ状態で再生することができ、ユーザの使い勝手を一段
と向上することができる。
【0066】(4)他の実施の形態 (4−1)上述の実施の形態においては、早送り再生と
して早送り中に一定周期で一定時間(例えば1秒間)ず
つ1倍速順方向再生を実行する場合について述べたが、
本発明はこれに限らず、従来のオーディオデータ専用の
DAT装置に比べて高速再生を行うようになされたデー
タストリーマ装置21の当該高速再生時においてバッフ
ァRAM28に格納されたオーディオデータを、ホスト
コンピュータ11のA/D、D/Aコンバータ12の単
位時間当たりのデータ処理量に応じて間引きながら読み
出すことにより、データストリーマ装置21の高速再生
を利用して、早送り再生を実現するようにしても良い。
【0067】すなわち、データ記録再生システム10に
おいてホストコンピュータ11からSCSIバスBUS
を介して、データストリーマ装置21に早送り再生命令
が発行されると、データストリーマ装置21のシステム
コントローラ25は、メカニズムコントローラ31を介
して、メカニズム部35を1倍速で再生制御する。この
1倍速とは、データストリーマ装置21における1倍速
であって従来のオーディオ専用のDAT装置の1倍速に
比べて高速で再生処理が行われるようになされている。
因みに、この従来のDAT装置の1倍速に対するデータ
ストリーマ装置21の1倍速の比率をN倍とする。
【0068】そして、メカニズムコントローラ31の再
生制御によって磁気テープのテープ速度及びトラッキン
グが定常状態となり磁気テープ上の信号を安定して読み
出すことができる状態になった時点以降、メカニズム部
35から再生増幅回路34を介して信号処理回路29に
入力された再生オーディオデータは、信号処理回路29
において再生復調、エラー訂正処理等が施される。そし
てデータコントローラ24は信号処理回路29において
信号処理が施された再生オーディオデータをバッファR
AM28にフレーム単位で一旦格納する。
【0069】バッファRAM28は、フレーム単位の格
納領域「0」〜「N−1」に順次、再生オーディオデー
タを格納して行く。格納領域「N−1」まで再生オーデ
ィオデータが格納されると、バッファRAM28はこれ
に続く再生オーディオデータを再び格納領域「0」から
格納領域「1」、……、「N−1」の順にフレーム単位
で格納して行く。
【0070】データコントローラ24は、バッファRA
M28に格納されたフレーム単位の再生オーディオデー
タを、Nフレームおきに読み出し、データ圧縮エンジン
23を介してインターフェースコントローラ22に送出
する。因みに、この場合再生するデータがオーディオデ
ータであることにより、データ圧縮エンジン23は当該
再生オーディオデータに対するデータ伸長処理は行わな
い。
【0071】インターフェースコントローラ22は、再
生オーディオデータを従来のDAT装置と同様のデータ
転送速度でSCSIバスBUSを介してホストコンピュ
ータ11のインターフェースコントローラ14に転送す
る。
【0072】インターフェースコントローラ14は、当
該転送された再生オーディオデータをデータコントロー
ラ13を介してバッファRAM15にフレーム単位で一
旦格納する。データコントローラ13はバッファRAM
15に格納された再生オーディオデータをA/D、D/
Aコンバータ12に順次供給することによりこれをアナ
ログ信号に変換し、再生オーディオ信号SOUT として従
来のDAT装置の1倍速(標準速)で外部に出力する。
【0073】データ記録再生システム10は、ホストコ
ンピュータ11からSCSIバスBUSを介してデータ
ストリーマ装置21に早送り再生中止命令が送出される
まで、以上の早送り再生処理を継続する。この間、ホス
トコンピュータ11から出力される再生オーディオ信号
OUT は、Nフレーム毎の不連続な断片的な音ではある
が、オントラック状態で再生されたエラーのない聞き取
り易い信号となる。
【0074】(4−2)上述の実施の形態においては、
8倍速の早送り又は早戻しを行う場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、種々の倍速の早送り又は早
戻しを行うことができる。
【0075】(4−3)上述の実施の形態においては、
早送り再生及び早戻し再生において1秒ごとに早送り又
は早戻しと1倍速再生とを繰り返す場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、早送り又は早戻しの時間と
1倍速再生の時間とは他の時間を用いるようにしても良
く、さらには早送り又は早戻しの時間と1倍速再生の時
間とは一致していなくても良い。
【0076】(4−4)上述の実施の形態においては、
磁気テープにオーディオデータを記録再生するデータ記
録再生システム10に本発明を適用した場合について述
べたが、本発明はこれに限らず、他の種々の情報を記録
するシステムに広く適用することができる。
【0077】(4−5)上述の実施の形態においては、
本発明をデータストリーマ装置21及びホストコンピュ
ータ11が別体のデータ記録再生システム10に適用し
た場合について述べたが、本発明はこれに限らず、デー
タストリーマ装置21及びホストコンピュータ11が一
体化されたものや、従来のDAT装置に広く適用するこ
とができる。
【0078】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、テープ状
記録媒体の早送り又は早戻し中に、当該早送り又は早戻
しに代えて、所定周期で所定時間ずつテープ状記録媒体
から順方向にデータをオントラッキング状態で再生する
ことにより、早送り又は早戻し中のテープ状記録媒体に
記録されているデータを一段と容易に把握することがで
きる。
【0079】また、本発明においては、テープ状記録媒
体に記録されたデータを高速再生しながら、当該再生さ
れたデータを所定データ単位ごとに間引きながら再生す
ることにより、オントラックで高速再生中のデータを一
段と容易に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるテープ状記録媒体の可変速再生装
置を有するデータ記録再生システムの全体構成を示すブ
ロック図である。
【図2】バッファRAMの構成を示す略線図である。
【図3】リポジション動作の説明に供する略線図であ
る。
【図4】本発明による早送り/早戻し再生処理手順を示
すフローチャートである。
【図5】早送り処理の説明に供する略線図である。
【図6】早戻し処理の説明に供する略線図である。
【符号の説明】
10……データ記録再生システム、11……ホストコン
ピュータ、13、24……データコントローラ、14、
22……インターフェースコントローラ、15、28…
…バッファRAM、16、25……システムコントロー
ラ、21……データストリーマ装置、29……信号処理
回路、31……メカニズムコントローラ、35……メカ
ニズム部、BUS……SCSIバス。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾崎 真也 東京都品川区北品川6丁目7番35号ソニー 株式会社内 Fターム(参考) 5D103 AC12 AD07 EA19 EA22

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープ状記録媒体上に順次記録されたデー
    タを可変速再生するテープ状記録媒体の可変速再生方法
    において、 上記テープ状記録媒体を高速走行させると共に、上記テ
    ープ状記録媒体の高速走行中に所定周期で所定時間ずつ
    上記高速走行に代えて上記テープ状記録媒体を順方向に
    再生することを特徴とするテープ状記録媒体の可変速再
    生方法。
  2. 【請求項2】上記テープ状記録媒体の高速走行は、順方
    向への早送りであることを特徴とする請求項1に記載の
    テープ状記録媒体の可変速再生方法。
  3. 【請求項3】上記テープ状記録媒体の高速走行は、逆方
    向への早戻しであることを特徴とする請求項1に記載の
    テープ状記録媒体の可変速再生方法。
  4. 【請求項4】上記テープ状記録媒体の高速走行に代えて
    実行される上記順方向の再生処理は、上記テープ状記録
    媒体に記録されたデータを標準速で再生する処理である
    ことを特徴とする請求項1に記載のテープ状記録媒体の
    可変速再生方法。
  5. 【請求項5】テープ状記録媒体上に順次記録されたデー
    タを可変速再生するテープ状記録媒体の可変速再生方法
    において、 上記テープ状記録媒体を高速走行させながら上記テープ
    状記録媒体からデータを高速で再生し、 上記テープ状記録媒体から上記高速再生されたデータを
    所定データ単位ごとに間引いて出力することを特徴とす
    るテープ状記録媒体の可変速再生方法。
  6. 【請求項6】上記テープ状記録媒体に記録された上記デ
    ータは、上記テープ状記録媒体の長手方向に順次斜めに
    形成された記録トラックに記録され、上記間引かれる所
    定データ単位は、複数の上記記録トラック単位であるこ
    とを特徴とする請求項5に記載のテープ状記録媒体の可
    変速再生方法。
  7. 【請求項7】上記所定データ単位ごとに間引かれたデー
    タは、上記再生速度より遅い速度で出力されることを特
    徴とする請求項5に記載のテープ状記録媒体の可変速再
    生方法。
  8. 【請求項8】テープ状記録媒体上に順次記録されたデー
    タを可変速再生するテープ状記録媒体の可変速再生装置
    において、 上記テープ状記録媒体を高速走行させるテープ高速走行
    手段と、 上記テープ状記録媒体の上記高速走行中に所定周期で所
    定時間ずつ上記高速走行に代えて上記テープ状記録媒体
    を順方向に再生する再生制御手段とを具えることを特徴
    とするテープ状記録媒体の可変速再生装置。
  9. 【請求項9】上記テープ高速走行手段は上記テープ状記
    録媒体を順方向に早送りすることを特徴とする請求項8
    に記載のテープ状記録媒体の可変速再生装置。
  10. 【請求項10】上記テープ高速走行手段は上記テープ状
    記録媒体を逆方向に早戻しすることを特徴とする請求項
    8に記載のテープ状記録媒体の可変速再生装置。
  11. 【請求項11】上記再生制御手段は、 上記テープ状記録媒体に記録されたデータを標準速で上
    記順方向に再生することを特徴とする請求項8に記載の
    テープ状記録媒体の可変速再生装置。
  12. 【請求項12】テープ状記録媒体上に順次記録されたデ
    ータを可変速再生するテープ状記録媒体の可変速再生装
    置において、 上記テープ状記録媒体を高速走行させながら上記テープ
    状記録媒体からデータを高速で再生する高速再生手段
    と、 上記テープ状記録媒体から上記高速再生されたデータを
    所定データ単位ごとに間引いて出力するデータ間引き手
    段とを具えることを特徴とするテープ状記録媒体の可変
    速再生装置。
  13. 【請求項13】上記テープ状記録媒体に記録された上記
    データは、上記テープ状記録媒体の長手方向に順次斜め
    に形成された記録トラックに記録され、上記データ間引
    き手段は、複数の上記記録トラック単位で上記再生され
    たデータを間引くことを特徴とする請求項12に記載の
    テープ状記録媒体の可変速再生装置。
  14. 【請求項14】上記間引き手段は、上記間引かれたデー
    タを上記再生速度より遅い速度で出力することを特徴と
    する請求項12に記載のテープ状記録媒体の可変速再生
    装置。
JP10299590A 1998-10-21 1998-10-21 テープ状記録媒体の可変速再生方法及びその装置 Pending JP2000123438A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10299590A JP2000123438A (ja) 1998-10-21 1998-10-21 テープ状記録媒体の可変速再生方法及びその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10299590A JP2000123438A (ja) 1998-10-21 1998-10-21 テープ状記録媒体の可変速再生方法及びその装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000123438A true JP2000123438A (ja) 2000-04-28

Family

ID=17874613

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10299590A Pending JP2000123438A (ja) 1998-10-21 1998-10-21 テープ状記録媒体の可変速再生方法及びその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000123438A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3797236B2 (ja) 記録再生装置および記録再生方法
JP2627498B2 (ja) 映像信号記録装置
JPS62202332A (ja) オ−デイオ信号ダビング装置
JP2000123438A (ja) テープ状記録媒体の可変速再生方法及びその装置
JP2701368B2 (ja) 再生装置
JPH10188540A (ja) 映像信号記録再生装置
JP2635611B2 (ja) 音響用記録再生装置
JP2884566B2 (ja) 映像信号記録装置
JP3399096B2 (ja) 磁気再生装置、磁気記録再生装置および編集装置
JPS62279582A (ja) 情報記録再生装置
JPH0528635Y2 (ja)
JP3454771B2 (ja) デジタルvtr
JPH0291859A (ja) 記録装置
JPH117678A (ja) テープ状記録媒体の掃出方法
JPH08147794A (ja) 情報再生装置
JP2007157263A (ja) 記録再生装置及びつなぎ記録方法
JPH0218738A (ja) 回転ヘッド式ディジタルオーディオテープレコーダの高速サーチ方法
JPH0426957A (ja) 記録再生装置の情報記録方法
JPH0192945A (ja) 記録再生制御方式
JP2002300535A (ja) 再生装置、コンピュータプログラム、及び記録媒体
JPH05197912A (ja) 再生装置
JPH06259884A (ja) 磁気再生装置
JPS6275959A (ja) ビデオテ−プレコ−ダ
JPH0817094A (ja) テープレコーダ
JPH0668908B2 (ja) ディジタル信号記録再生装置