JP2007157263A - 記録再生装置及びつなぎ記録方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 書き戻しにより高品位な画像を維持して短い遷移時間でつなぎ記録を行う。
【解決手段】 制御部40により記録信号処理部10、記録再生部20及び再生信号処理部30の動作を制御して、つなぎ記録を行うにあたり、記録状態から記録待機状態に遷移する際に、上記下地で残すべき最終ブロックのデータを上記メモリ50に格納してつなぎ記録可能な記録待機状態とし、上記記録待機状態から停止状態に遷移する際に、つなぎ記録可能である状態を保持しつつ停止状態になり、このつなぎ記録可能な停止状態から記録を開始する場合、下地読み動作を行わずに、上記メモリ50から下地で残すべき最終ブロックのデータを読み出してつなぎ記録を行う。
【選択図】 図1
【解決手段】 制御部40により記録信号処理部10、記録再生部20及び再生信号処理部30の動作を制御して、つなぎ記録を行うにあたり、記録状態から記録待機状態に遷移する際に、上記下地で残すべき最終ブロックのデータを上記メモリ50に格納してつなぎ記録可能な記録待機状態とし、上記記録待機状態から停止状態に遷移する際に、つなぎ記録可能である状態を保持しつつ停止状態になり、このつなぎ記録可能な停止状態から記録を開始する場合、下地読み動作を行わずに、上記メモリ50から下地で残すべき最終ブロックのデータを読み出してつなぎ記録を行う。
【選択図】 図1
Description
本発明は、デジタルデータの記録再生装置に関し、特に、つなぎ記録機能を備える記録再生装置及びつなぎ記録方法に関する。
回転ヘッドによってテープ状記録媒体にデジタルデータを記録し、また、記録媒体から回転ヘッドによりこのデジタルデータを再生する民生用のデジタル磁気記録再生装置では、1フレームを複数のトラックに分割して記録するセグメント記録方式が採用されており、1フレームを構成する複数のトラックの情報を全て再生されないと再生画像を出力することができないので、再生された情報をメモリに順次蓄積して1フレーム分の情報が揃った時点で再生画像を出力するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
また、画像データや音声データを圧縮して記録媒体に記録するための高能率の圧縮方式として、例えば、MPEG(Moving Picture Expert Group)方式が知られている。
MPEG方式では、データ量を圧縮するにあたって、その映像フレームのデータだけで独立して符号化するフレーム内符号化画像(Iピクチャ)、前方向のフレームの情報を元に符号化するフレーム間順方向予測符号化画像(Pピクチャ)、前方向と後方向のフレームを元に符号化する双方向予測符号化画像(Bピクチャ)という3種類の画像圧縮手法を使って、効率的にデータ量を削減している。
また、民生用のデジタル磁気記録再生装置における再生方式として、再生ヘッドが記録トラックの中心を通るように、記録されたトラックの再生情報を用いてテープ走行方向にトラッキングサーボをかけて、再生ヘッドで1トラックを1スキャンして再生データを得るトラッキング再生方式と、狭トラック対応のために再生時にトラッキングをかけるのではなく、1トラックのデータを2回以上スキャンして、正しいほうのデータをメモリに取っておき、データがそろった時点で、復号することで正しいデータを得るノントラッキング再生方式が知られている。
また、デジタル画像データを高能率符号化してテープ記録でつなぎ記録をする際に、下地で残すべき最終ブロックを読み込み、下地の有効データの最終部分に、新たに記録するデータをつなげて、新たなブロックを作り、この新たなブロックをテープに書き戻すことにより、つなぎ部での画フリーズや音途切れを少なくしたり、記録開始部分の画質を低下させないようにすることが行われている。
例えば、特許文献2にはMPEG2方式で、入力バッファの破綻のないつなぎ撮りを容易に行うための技術が開示されている。具体的には、つなぎ記録で下地で残す最後の画に相当するVBVディレイ量(vbv_delay_n)をテープ下地に記録しておく。再生時にテープからその値を読み出し、新しくつなぎ記録する画像符号化器のVBVバッファ初期値として設定する。すると、VBVバッファのオーバーフロー、アンダーフローの破綻のないつなぎ記録を行える。
特許文献3には、記録待機状態での消費電力を削減しつつ記録開始の待ち時間を短縮する技術が開示されている。具体的には、ピンチローラをキャプスタンモータ軸に圧着したままドラムモータを止める。すると、消費電力を削減できるし、ピンチを圧着したままなので、テープ位置がずれない。このため、次の記録を素早くできる。しかし、ピンチローラを圧着したままなので、テープに圧着力がかかったままなので、長時間放置すると寝押しが生じる可能性がある。
特許文献4には、画像遅延メモリを使用することにより、記録開始待ち時間が短縮でき、さらにメモリ容量を増やせば記録開始以前の画も記録することができることが開示されている。しかし、メモリを使用する必要があるのでコストアップや消費電力が増加する。
しかしながら、トラッキング再生方式を採用した従来の民生用デジタル磁気記録再生装置では、トラッキングをかけていない状態、例えば停止状態から再生を開始したときに、トラッキングがかかるまでには、最大200msecから300msec程度の時間が必要である。このため、上述の如きつなぎ記録を行うために、下地データを正しく得たいときには、読みたい下地がある場所からある程度手前のテープ位置から再生をスタートし、トラッキングをかけた状態で下地データを読む必要がある。
また、磁気テープの順方向走行、逆方向走行の走行方向を変える時には、メカデッキのメカポジションを変える必要があったり、メカデッキにもよるが、逆方向走行から順方向走行になったときには、少しテープ走行させないとテープパスが安定しないため、少し多めにリバース走行させておく必要があるなど、メカ遷移にはある程度の時間がかかってしまう。
さらに、本件出願人が先に提案している品質の良好なつなぎ記録を短い待ち時間で行うことができる磁気記録再生装置では、つなぎ記録動作の遷移時間の短縮のため、下地読みの方法について以下の3通りの方法のうちから適宜2種類以上の方式を選択することにより、
“自分でテープに記録したデータを使用する方法”
“下地からX1で読み出す方法”
“下地から倍密度スキャンにて読み出す方法”
例えば下地読みをする必要がないので、Rec⇒RecP⇒Recの遷移が素早くなるという利点がある(例えば、特許文献5参照)。
“自分でテープに記録したデータを使用する方法”
“下地からX1で読み出す方法”
“下地から倍密度スキャンにて読み出す方法”
例えば下地読みをする必要がないので、Rec⇒RecP⇒Recの遷移が素早くなるという利点がある(例えば、特許文献5参照)。
ところで、従来より、記録待機状態での消費電力削減やテープダメージ削減のため、記録待機状態にて一定時間、例えば5分が経過すると、機器を停止状態にすることが行われている。機器を停止状態にするというのは、具体的には、ドラムモータの停止、キャプスタンモータの停止、ピンチローラの圧着の解除、不要部分の回路動作の停止などである。
しかしながら、記録待機状態から、停止状態へ遷移させると、ピンチローラをはずすため、テープ位置がずれてしまい、次の停止状態から記録待機状態への遷移で、記録待機時のテープ位置や記録開始の書き戻し位置がずれて分からなくなってしまうので、従来の下地の書き戻しを行うつなぎ記録方式では、記録待機状態から、一度機器を停止状態にした後、再度記録待機状態にすると再度下地を読み直している。
すなわち、図14のフローチャートに動作手順を示すように、従来の手法によるつなぎ記録では、電源が投入されると、停止(STOP)状態で待機しており(ステップS51)、記録待機(RECP)命令があると、下地読み動作を行ってから(ステップS52)、記録待機(RECP)状態に遷移する(ステップS53)。
この記録待機(RECP)状態において記録(REC)命令があると、下地の有無を判定し(ステップS54)、下地がない場合には、下地に関係なく記録を開始し(ステップS55)、また、下地がある場合には、読み出した下地につなげて記録を開始して、つなぎ記録を行い(ステップS56)、記録動作(REC)状態に遷移する(ステップS57)。
この記録動作(REC)状態において、記録待機(RECP)命令があると、記録を終了して、記録待機(RECP)の位置までテープを移動してから(ステップS58)、記録待機(RECP)状態に遷移する(ステップS59)。
このステップS59の記録待機(RECP)状態において記録(REC)命令があると、上記ステップS54に戻って下地の有無を判定する。また、上記記録待機(RECP)状態において停止(STOP)命令があると、停止(STOP)の位置までテープを移動し、ドラムとピンチローラをオフして(ステップS60)、上記ステップS51の停止(STOP)状態に遷移する。
したがって、従来の手法によるつなぎ記録では、例えば、図15の(A),(B)に示す記録待機(RECP)状態から記録動作(REC)状態に遷移させる場合と比較して、図15の(C),(D)に示すように、STOP⇒RECP⇒REC⇒RECP⇒STOP⇒RECPというように遷移させた場合には、停止(STOP)から記録待機(RECP)状態に遷移する際に必ず下地読みをするので、遷移時間がかかり、記録開始までの遷移時間が下地読みのために長くなってしまう問題があった。
ちなみにDV記録再生方式では、つなぎ記録の際に下地の書き戻しは必要でなく、フレーム単位で新しい記録を下地につなげればよいため、下地に合わせて、10トラック(NTSC)または12トラック(PAL)単位での記録を行えればよい。
この遷移時間を短縮するため、つなぎ記録を行わずに記録開始するという方法もあるが、つなぎ記録部が不連続になり、再生すると一瞬画が一時停止したり、一瞬音がミュートしてしまうという問題がある。
そこで、本発明の目的は、上述の如き従来の問題点に鑑み、品質の良好なつなぎ記録を短い待ち時間で行うことができる記録再生装置及びつなぎ記録方法を提供することにある。
本発明の更に他の目的、本発明によって得られる具体的な利点は、以下に説明される実施の形態の説明から一層明らかにされる。
本発明は、下地で残すべき最終ブロックを記憶し、つなぎ記録するデータをその下地データの有効データの最終部分以降につなぎ合わせた新たなブロックを作り、この新たなブロックを、下地で残すべき最終ブロックに上書きすることによりつなぎ記録を行う磁気記録再生装置であって、上記下地で残すべき最終ブロックのデータを格納する記憶手段と、上記記憶手段に対するデータの書き込み/読み出し制御を行う制御手段とを備え、上記制御手段は、つなぎ記録可能な記録待機状態から停止状態になる際に、つなぎ記録可能である状態を保持しつつ停止状態になり、このつなぎ記録可能な停止状態から記録を開始する場合、下地読み動作を行わずに、上記記憶手段から下地で残すべき最終ブロックのデータを読み出してつなぎ記録を行うことを特徴とする。
また、本発明は、下地で残すべき最終ブロックを記憶し、つなぎ記録するデータをその下地データの有効データの最終部分以降につなぎ合わせた新たなブロックを作り、この新たなブロックを、下地で残すべき最終ブロックに上書きすることによりつなぎ記録を行うつなぎ記録方法であって、つなぎ記録可能な記録待機状態から停止状態になる際に、つなぎ記録可能である状態を保持しつつ停止状態になり、このつなぎ記録可能な停止状態から記録を開始する場合、下地読み動作を行わずに、上記記憶手段から下地で残すべき最終ブロックのデータを読み出してつなぎ記録を行うことを特徴とする。
本発明では、例えば、記録状態から記録待機状態に遷移する際に、上記下地で残すべき最終ブロックのデータを上記記憶手段に格納してつなぎ記録可能な記録待機状態とし、上記記録待機状態から停止状態に遷移する際に、つなぎ記録可能である状態を保持しつつ停止状態になり、このつなぎ記録可能な停止状態から記録を開始する場合、下地読み動作を行わずに、上記記憶手段から下地で残すべき最終ブロックのデータを読み出してつなぎ記録を行う。
また、本発明では、例えば、再生状態から停止状態に遷移する際に、上記下地で残すべき最終ブロックのデータを上記記憶手段に格納してつなぎ記録可能な状態を保持しつつ停止状態になり、このつなぎ記録可能な停止状態から記録を開始する場合、下地読み動作を行わずに、上記記憶手段から下地で残すべき最終ブロックのデータを読み出してつなぎ記録を行う。
本発明では、つなぎ記録可能な記録待機状態から停止状態になる際に、つなぎ記録可能である状態を保持しつつ停止状態になり、このつなぎ記録可能な停止状態から記録を開始する場合、下地読み動作を行わずに、記憶手段から下地で残すべき最終ブロックのデータを読み出してつなぎ記録を行うことによって、書き戻しにより高品位な画像を維持して短い遷移時間でつなぎ記録を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、本発明は以下の例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、任意に変更可能であることは言うまでもない。
本発明は、例えば図1に示すような構成の磁気記録再生装置100に適用される。
この磁気記録再生装置100は、カメラ一体型のビデオテープレコーダであって、カメラ1及びマイクロホン2が接続された記録信号処理部10、この記録信号処理部10から記録信号が供給される記録再生部20、この記録再生部20から再生信号が供給される再生信号処理部30、これらを制御する制御部40、上記記録信号処理部10及び記録再生部20に接続されたメモリ50、上記制御部40に接続された操作部60などからなる。
ここで、この磁気記録再生装置100では、ECCバンク6個分のメモリ50をシステムで持ち、記録と再生で兼用している。
上記記録信号処理部10は、上記カメラ1及びマイクロホン2からアナログビデオ信号及びアナログオーディオ信号が供給されるアナログ/デジタル(A/D)変換器11,12、上記A/D変換器11,12の出力が供給される符号化処理部13,14、上記符号化処理部13,14の出力が供給されるマルチプレクサ(MUX)15、上記MUX15に接続されたメモリ50、このメモリ50に接続されたエラー訂正(ECC)処理部16、このECC処理部16、上記メモリ50に接続されたデジタル/アナログ(D/A)変換器17、このD/A変換器17の出力が供給される記録増幅器18などからなる。また、上記MUX15の動作は、上記制御部40により制御されるようになっている。
この記録信号処理部10において、上記A/D変換器11,12は、上記カメラ1及びマイクロホン2から供給されたアナログビデオ信号及びアナログオーディオ信号をデジタル化する。上記符号化処理部13,14は、上記A/D変換器11,12によりデジタル化されたビデオデータ及びオーディオデータをMPEG方式に従って符号化する。上記MUX15は、上記符号化処理部13,14により符号化された符号化ビデオデータ及び符号化オーディオデータからMPEG方式に従ったデータストリームを生成してメモリ50に供給する。
上記ECC処理部16は、上記MUX15からメモリ50に供給されたデータストリームに対して所定のエラー訂正(ECC)ブロック単位、例えば8トラック分を1ECCブロックとしてエラー訂正符号を生成して付加する。上記D/A変換器17は、上記ECC処理部16によりエラー訂正符号が付加されたデータストリームをメモリ50から読み出してアナログ化して記録信号とする。
ここで、この磁気記録再生装置100における記録定常動作中のあるタイミングにおけるメモリ50上のデータの様子を図2に示す。記録定常動作中には、ECCバンク0〜5をリングバッファとして使用し、時間と共にアクセスアドレスは右に移動する。あるECCバンクに注目した時、まずMUX15から記録用データが書き込まれ、次に上記ECC処理部16によりC2ECCパターン生成し、その後、記録データとして出力される。この図2はECC処理部16のECCバンク1のブロックから記録データが出力されているタイミングを示している。
そして、上記記録増幅器18は、上記D/A変換器17によりアナログ化された記録信号を増幅して記録再生部20に供給する。
また、上記記録再生部20は、アジマスの異なる一対の磁気ヘッド21A,21Bが180°対向で設けられた回転ドラム22、この回転ドラム22を回転させるドラムモータ23、上記回転ドラム22に巻装される磁気テープ24を走行させるキャプスタンモータ25などからなる。
上記ドラムモータ23及びキャプスタンモータ25は、上記制御部40により回転方向や回転速度が制御される。
そして、上記一対の磁気ヘッド21A,21Bは、磁気テープ24上の傾斜トラックを走査して、上記記録信号処理部10から供給される記録信号を上記記録トラックに記録する。また、上記一対の磁気ヘッド21A,21Bは、磁気テープ24上の傾斜トラックを走査することにより得られる再生信号を上記再生信号処理部30に供給する。
上記再生信号処理部30は、上記記録再生部20から再生信号が供給される再生増幅器31、この再生増幅器31の出力が供給されるアナログ/デジタル(A/D)変換器32、このA/D変換器32の出力がメモリ50を介して供給されるエラー訂正(ECC)処理部33、このECC処理部33の出力がメモリ50を介して供給されるデマルチプレクサ(DEMUX)34、このDEMUX34の出力が供給される復号化処理部35,36、この復号化処理部35,36の出力が供給されるデジタル/アナログ(D/A)変換器37,38などからなる。また、上記A/D変換器32及びECC処理部33及びDEMUX34の動作は、上記制御部40により制御されるようになっている。
この再生信号処理部30において、上記再生増幅器31は、上記記録再生部20から供給された再生信号を増幅する。上記A/D変換器32は、上記再生増幅器31により増幅された再生信号をデジタル化して再生データストリームとする。上記ECC処理部33は、上記A/D変換器32からメモリ50に供給される再生データストリームにエラー訂正処理を施し、エラー情報やトラック番号情報などを上記制御部40に供給するとともに、エラー訂正処理済みの再生データストリームをメモリ50を介して上記DEMUX34に供給する。
ここで、この磁気記録再生装置100における再生定常動作中のあるタイミングにおけるメモリデータの様子を図3に示す。この磁気記録再生装置100では、再生定常動作中もあるバンクに注目すると、まずテープヘッド系から再生データがECCバンクメモリに書き込まれ、次にECC処理部33によりC2ECC動作が行われ、その次にDEMUX34へデータが送られる。
上記DEMUX34は、上記ECC処理部33によりエラー訂正処理の施された再生データストリームから再生符号化ビデオデータと再生符号化オーディオデータを分離して復号化処理部35,36に供給する。つなぎ記録時に、下地読みを行う場合にはエラー訂正済みの再生データの書き戻す最終データ部分をメモリ50に保持するように制御する。上記復号化処理部35,36は、上記DEMUX34により分離された再生符号化ビデオデータと再生符号化オーディオデータにMPEG方式に従って復号処理を施すことにより再生ビデオデータと再生オーディオデータを生成する。そして、上記D/A変換器37,38は、上記復号化処理部35,36により復号された上記再生ビデオデータと再生オーディオデータをアナログ化して、再生アナログビデオ信号と再生アナログオーディオ信号を出力する。
このような構成の磁気記録再生装置100において、上記制御部40は、記録終了時に、記録再生部20により磁気テープ24に書き込んだ下地の最後の部分のデータを記録信号処理部10のMUX15を経由してメモリ50に保存し、あるいは、記録再生部20により磁気テープ24から再生して得られた下地最終ブロックのデータをメモリ50に保存しておく。
そして、上記制御部40は、操作部60に操作によりつなぎ記録動作が指定されると、上記メモリ50に保存されている下地の最後のブロックの最後の有効データにつなげて、新しい記録を行う。下地の最後のブロックの最後の有効データは、書き戻される。
ここで、この磁気記録再生装置100は、停止(STOP)モード、記録待機(RECP)モード、記録(REC)モード、再生(PB)モード、早送り(FF)モード、巻き戻し(REW)モードの6種類の動作モードをとり、図4に示すように各モード間で動作モードを遷移する。この例では、記録待機(RECP)モードへは記録(REC)モード又は停止(STOP)モードからしか遷移しない。
なお、停止(STOP)モードでは、 ドラム停止、キャプスタン停止、ピンチローラoffとされ、不要な電源はオフされる。また、記録待機(RECP)モードでは、ドラムOn、ピンチローラOn、キャプスタン停止とされ、記録開始ポイントの少し手前の位置ですぐに記録を開始できる状態となっている。なお、この例では、記録待機(RECP)状態で、すでに、次の記録でつなぎ記録するか、しないは確定している。また、記録(REC)モードは、 記録している状態である。また、再生(PB)モードは、再生している状態である。また、早送り(FF)モードは、 テープの早送りを行う状態で、画は見えない。さらに、巻き戻し(REW)モードは、 テープの早戻しを行う状態で、画は見えない。
この磁気記録再生装置100におけるモード遷移は、図5のフローチャートに示す手順に従って行われる。
すなわち、この磁気記録再生装置100は、電源が投入されると、下地読み動作フラグ及び下地あり情報フラグを0としてから(ステップS1)、停止(STOP)状態で待機する(ステップS2)しており、記録待機(RECP)命令があると、下地読み動作を行っているか否かを下地読み動作フラグが1であるか否かにより判定する(ステップS3)。
このステップS3における判定結果がNO、すなわち、下地読み動作フラグが0で、下地読み動作を行っていない場合には、下地読み動作を行い(ステップS4)、下地があるか否かを下地あり情報フラグが1であるか否かにより判定する(ステップS5)。
このステップS5における判定結果がNO、すなわち、下地ある情報フラグが0で、下地がない場合には、記録待機(RECP)の位置までテープを移動し(ステップS6)、下地読み動作フラグを1、下地あり情報フラグを0にするとともに、記録待機(RECP)の位置を記憶してから(ステップS7)、記録待機(RECP)状態に遷移する(ステップS11)。
また、上記ステップS5における判定結果がYES、すなわち、下地ある情報フラグが1で、下地がある場合には、記録待機(RECP)の位置までテープを移動し(ステップS8)、下地読み動作フラグを1、下地あり情報フラグを1とするとともに、記録待機(RECP)の位置を記憶してから(ステップS9)、記録待機(RECP)状態に遷移する(ステップS11)。
また、上記ステップS3における判定結果がYES、すなわち、下地読み動作フラグが1で、下地読み動作を行っている場合には、先に記憶した記録待機(RECP)の位置までテープを移動し(ステップS10)、直ちに記録待機(RECP)状態に遷移する(ステップS11)。この場合、先に記憶した記録待機(RECP)の位置はそのまま保持する。
そして、記録待機(RECP)状態において記録(REC)命令があると、下地の有無を上記下地あり情報フラグが1であるか否かにより判定する(ステップS12)。
このステップS12における判定結果がNO、すなわち、情報フラグが0で下地がない場合には、下地に関係なく記録を開始して(ステップS13)、記録動作(REC)状態に遷移する(ステップS15)。
また、上記ステップS12における判定結果がYES、すなわち、情報フラグが1で下地がある場合には、読み出した下地につなげて記録を開始して、つなぎ記録を行い(ステップS14)、記録動作(REC)状態に遷移する(ステップS15)。
この記録動作(REC)状態において、記録待機(PECP)命令があると、記録を終了し、つなげる画として用いる記録の最後の画である下地最終ブロックのデータをメモリ50に保持し続けるとともにつなぎ記録の開始位置を記憶して、記録待機(RECP)の位置まで磁気テープを3倍速で巻き戻し(ステップS16)、下地読み動作フラグを1、下地あり情報フラグを1にするとともに、記録待機(RECP)の位置を記憶してから(ステップS17)、記録待機(RECP)状態に遷移する(ステップS18)。このステップS18の記録待機(RECP)状態において記録(REC)命令があると、上記ステップS12に戻って下地の有無を判定する。また、上記記録待機(RECP)状態において停止(STOP)命令があると、停止(STOP)の位置までテープを移動し、ドラムOFF、ピンチローラOFFにして(ステップS19)、上記ステップS2の停止(STOP)状態に遷移する。
また、上記ステップS2の停止(STOP)状態において、早送り(FF)命令があると、下地読み動作フラグを0、下地あり情報フラグを0にして(ステップS20)、テープの高速送りを開始して(ステップS21)、早送り(FF)状態に遷移する(ステップS22)。
この早送り(FF)状態において停止(STOP)命令があると、テープ移動を止め、ドラムOFF、ピンチローラOFFにして(ステップS23)、上記ステップS2の停止(STOP)状態に遷移する。
また、上記ステップS2の停止(STOP)状態において、巻き戻し(REW)命令があると、下地読み動作フラグを0、下地あり情報フラグを0にして(ステップS24)、テープの逆方向送りを開始して(ステップS25)、巻き戻し(REW)状態に遷移する(ステップS26)。
この巻き戻し(REW)状態において停止(STOP)命令があると、テープ移動を止め、ドラムOFF、ピンチローラOFFにして(ステップS27)、上記ステップS2の停止(STOP)状態に遷移する。
すなわち、この磁気記録再生装置100は、停止(STOP)状態から記録待機(RECP)状態への遷移時に、下地読みしていない場合には下地読み動作をする。すでに下地読み動作をしている場合には、新たに下地読み動作を行わず、記録待機(RECP)位置までテープを進める。したがって、下地読み動作をしないので、遷移時間が短くなる。
また、記録(REC)状態から記録待機(RECP)状態への遷移時には、テープに記録した最終部分は分かっているので、下地読み動作フラグ=1、下地あり情報フラグ=1、すなわち、下地読み込み済み、かつ、下地ありにする。
ここで、停止(STOP)状態から早送り(FF)状態や巻き戻し(REW)状態に遷移すると、テープ位置がずれてしまうため、読み込み済みの下地データは使用できないので、下地読み動作フラグ=0、下地あり情報フラグ=0、すなわち、下地読み動作フラグと下地あり情報フラグをクリアする。
そして、下地読み動作フラグ=1、下地あり情報フラグ=0、すなわち、下地読み込み済み、かつ、下地なしの場合には、記録待機(RECP)状態から記録(REC)状態の遷移時に、下地には関係なく、新しい記録を開始することにより、素早く記録を開始することができ、また、下地読み動作フラグ=1、下地あり情報フラグ=1、すなわち、下地読み込み済み、かつ、下地ありの場合には、記録待機(RECP)状態から記録(REC)状態の遷移時に、先に読み込んである下地につなげて書き戻し記録を行うことにより、素早くつなぎ記録を行うことができる。
ちなみに、この実施の形態において、テープ下地がないというのは、つなぎ記録できる下地がないという意味であり、“下地が無記録”であるか、“下地記録がHDVフォーマットのHD2モード以外”の場合のことである。フォーマットはHDV,DVの2通りあり、HDVフォーマットにはHD1モードとHD2モードがある。
ここで、下地情報とつなぎ記録動作の関係を図6に示す。図6は、下地読み動作フラグ、下地があり情報フラグの状態により、上述の図5のフローチャートに示した手順に従ってSTOP⇒RECPとRECP⇒RECの遷移時に行う動作を表にまとめたものである。
この磁気記録再生装置100におけるつなぎ記録では、図7に示すように、停止(STOP)状態を経由しても、すでに読み込み済みの下地データを使用し、下地を読み直さずに、戻し記録を行う。このように、つなぎ記録する場合に、下地読みしないので遷移時間を短くすることができる。
すなわち、図7に示すように、記録待機(RECP)状態Aは、上述の図5のフローチャートに示した手順におけるステップS18の記録待機(RECP)状態であって、このステップS18の記録待機(RECP)状態Aから停止(STOP)状態Bを経由(ステップS2,S10)してステップS11の記録待機(RECP)状態Cに遷移し、さらに、この記録待機(RECP)状態Cから記録(REC)状態に遷移する場合、既にステップS4において読み込み済みの下地データがある場合には、この下地データを使用し、下地を読み直さずに、戻し記録を行うことにより、遷移時間を短くすることができる。
図7の(A)に示すように、上述の図5のフローチャートに示した手順におけるステップS15の記録動作(REC)状態において、記録待機(RECP)命令を受け付けると、上記ステップS16において、その時点での下地の最終ブロックのデータを磁気テープに記録して記録動作を終了し、上記下地の最終ブロックの記録位置をつなぎ記録の開始位置よして記憶するとともに、図7の(B)に示すように、つなげる画として用いる記録の最後の画である下地最終ブロックのデータをメモリ50に保持し続ける。その後、磁気テープ24を3倍速で所定長だけ巻き戻したのち、記録待機(RECP)状態での待機点まで順方向走行させて、ステップS18の記録待機(RECP)状態Aに遷移する。
ここで、記録動作(REC)状態から記録待機(RECP)に遷移したときの、メモリ50上のデータの様子を図8に示す。記録動作(REC)状態から記録待機(RECP)に遷移させる場合、記録終了時には無効データを1バンクとすこし記録する。磁気テープ上と、ECCバンクメモリ上のデータは一致している。
上記ステップS18の記録待機(RECP)状態Aに遷移する際には、ステップS17において、下地読み動作フラグを1、下地あり情報フラグを1にするとともに、記録待機(RECP)の位置を記憶している。なお、記録待機(RECP)状態での停止する位置を示す情報としては、例えば、サブコードに書かれているトラックナンバーを使用する。
そして、この磁気記録再生装置100では、図7の(C)に示すように、ステップS18の上記記録待機(RECP)状態Aから一度ステップS2の停止(STOP)状態Bに遷移し、図7の(D)に示すように、この停止(STOP)状態BからステップS11の記録待機(RECP)状態Bを経由してステップS15の記録(REC)状態に遷移する場合に、例えば既にステップS4において読み込み済みの下地データがあるので、この下地データを使用し、下地を読み直さずに、戻し記録を行うことにより、遷移時間を短くすることができる。
ここで、上記記録待機(RECP)状態Bを経由して記録(REC)状態に遷移させた場合に、記録開始する瞬間ぐらいのタイミングにおけるメモリ上のデータの様子を図9に示す。この場合、ECC2のバンクから磁気テープに書き込むが、図9中に右上がりの斜線を施して示す2つのBピクチャのところはそのまま、メモリデータを使用し、その後のAuxデータ、Audioデータ、ピクチャーデータは新しいデータを書き込む。
ちなみに、テープを巻き戻してから停止(STOP)状態Bにするのは、次の記録開始動作において、テープを進ませるだけで、記録可能にするためである。戻す量は、順方向走行で記録するまでにテープパスが安定することや、一度ピンチをはずすのでその分テープ位置ずれ量を見込んで、決める。
ここで、停止位置の記憶方法の具体例を図10に示す。
この具体例では、図10の(A),(B)に示すように、上記ステップS18の記録待機(RECP)状態Aに遷移する際に、上記ステップS17において、下地読み動作フラグを1、下地あり情報フラグを1にするとともに、記録待機(RECP)の位置を示すサブコードのトラックナンバーを記憶する。
そして、図10の(C)に示すように、上記ステップS18の記録待機(RECP)状態Aから停止(STOP)状態Bに遷移する際には、テープを走行させるキャプスタンモータに設けられている周波数発生器(FG)により発生されるFG信号を利用して、テープ位置を制御し、記録待機(RECP)の位置から固定cfg数分だけ戻した位置でテープを停止させる。
なお、記録一時停止位置などは、サブコードのトラックナンバーを記憶すればよいのであるが、下地がない場合には、下地がないことを覚えておいて、テープを走行させるキャプスタンモータに設けられている周波数発生器(FG)により発生されるFG信号を利用し、テープ位置を制御し、固定fg数分テープを移動させればよい。
そして、図10の(D)に示すように、このステップS18の記録待機(RECP)状態Aから停止(STOP)状態Bを経由(ステップS2,S10)してステップS11の記録待機(RECP)状態Cに遷移する際には、下地ありの場合、サブコードのトラックナンバーで示される記録待機(RECP)の位置までテープを進め、さらに、この記録待機(RECP)状態Cから記録(REC)状態に遷移する場合、既にステップS4において読み込み済みの下地データがある場合には、この下地データを使用し、下地を読み直さずに、目標トラックすなわち上記ステップS16において記憶したつなぎ記録の開始位置から戻し記録を行うことにより、遷移時間を短くすることができる。
ここで、上述の実施の形態では、磁気記録再生装置100、主にテープ記録について説明したが、ハードディスクやDVDディスクなどのランダムアクセスできる回転メディアを使用した場合にも本発明を適用できる。
具体的には、記録待機状態が長く続いたらつぎの開始位置を記憶し、メディアの駆動を停止する。その状態から記録の操作をされたら、メディアを駆動し、記憶していた場所から新しい記録を開始する。これにより、停止状態からの、カメラ画のつなぎ記録を素早く行える。
ちなみに、下地がないところから新しい記録を始める時の待ち時間も同様に短縮される。
また、例えば、つなぎ記録はしなくても良いから素早く記録するという、“クイックRec機能”のある機器に適用してもよい。
クイックREC機能は、例えばユーザがメニューによりOn/Off設定可能であり、Offの場合は、記録開始時にはなるべく下地につなげて記録を行う。Onの場合は、記録開始までのレスポンスを優先する。従来技術ではSTOPからのつなぎ記録に時間がかかっていたので、このクイックREC機能の効果が大きい。しかしながら、つなぎ記録はできない。
このように“クイックREC機能”のある機器に適用した場合、例えば図11に示すように、クイックREC Offの場合は、上述の実施の形態と同じであるが、クイックREC Onの場合は、STOP⇒RECP遷移において、下地読み込み済みの場合、記録待機(RECP)点まで移動するだけなので、遷移時間が短い。また、下地がある場合には、つなぎ記録が実現できる。下地読み込みしていない場合は、記録待機(RECP)点まで移動して、あたらしい記録を開始する。
また、図12に示すように、記録信号処理部10の符号化器13,14の前段に遅延メモリ19A,19Bを備える磁気記録再生装置200では、画像と音声のベースバンド信号を遅延することで、ユーザが記録開始指示した瞬間からとか、それより以前の画からの記録ができる。この遅延メモリ19A,19Bを備える磁気記録再生装置200に本発明を適用すれば、停止(STOP)状態からのつなぎ記録遷移時間が短縮できるので、遅延メモリ容量を小さくすることができたり、同一容量のメモリでも、より以前の画から記録ができるようになる。
なお、図12に示した磁気記録再生装置200において、上述の図1に示した磁気記録再生装置100と同一の構成要素については、図12中に同一番号を付し、その詳細な説明を省略する。
また、磁気記録再生装置200において、遅延メモリ19A,19Bの位置を符号化器13,14の後ろにしてもよい。データ圧縮後なので、メモリ容量は前者の例に比べると削減できる。
また、RECP(REC)⇒STOP⇒RECP⇒RECの遷移について説明したが、例えばPB⇒STOP後の記録やPBP⇒STOP後の記録に関しても同じように本発明を適用可能である。ユーザが確認した最後の画につなげて、または、その画を上書きして、つなぎ記録するように、下地最終ブロックを記憶しつつテープの頭出し等を行えばよい。するとPB(PBP)⇒Stop遷移後の、カメラ画つなぎ記録が迅速に行える。
さらに、FF⇒STOPやREW⇒STOP遷移のときにも同じように下地を読んでから停止(STOP)状態になるようにして、その後の記録は記憶した下地につなげるようにすれば、記録開始が素早くできる。
上述の如き機能は、ソフトウエアのプログラム変更で実現可能であり、システムの変更や追加部品の必要がなく、低コストかつ低消費電力で実現可能である。
なお、再生(PB)後の停止(STOP)状態経由のつなぎ記録の高速化も、同等技術の適用で実現できる。PB⇒STOP後のつなぎ記録開始も早くなるメリットがある。
図13にその時の動作を示す。RECP後のSTOP経由のつなぎ記録と同様に、下地データを記憶しておくことで、記録開始を素早く行えるようになる。ただし、システムディレイにより、ユーザが見ている再生画の最後の画の直後からつなぎ記録できるわけではなく、すこし後ろからのつなぎ記録となる。しかしながら、ユーザが確認した最後の画は残るので、問題はない。
1 カメラ、2 マイクロホン、10 記録信号処理部、11,12 A/D変換器、13,14 符号化処理部、15 MUX、16 ECC処理部、17 D/A変換器、18 記録増幅器、19A,19B 遅延メモリ、20 記録再生部、21A,21B 22 回転ドラム、23 ドラムモータ、24 磁気テープ、25 キャプスタンモータ、30 再生信号処理部、31 再生増幅器、32 A/D変換器、33 ECC処理部、34 DEMUX、35,36 復号化処理部、37,38 D/A変換器、40 制御部、50 メモリ、60 操作部、100,200 磁気記録再生装置
Claims (6)
- 下地で残すべき最終ブロックを記憶し、つなぎ記録するデータをその下地データの有効データの最終部分以降につなぎ合わせた新たなブロックを作り、この新たなブロックを、下地で残すべき最終ブロックに上書きすることによりつなぎ記録を行う記録再生装置であって、
上記下地で残すべき最終ブロックのデータを格納する記憶手段と、
上記記憶手段に対するデータの書き込み/読み出し制御を行う制御手段とを備え、
上記制御手段は、つなぎ記録可能な記録待機状態から停止状態になる際に、つなぎ記録可能である状態を保持しつつ停止状態になり、このつなぎ記録可能な停止状態から記録を開始する場合、下地読み動作を行わずに、上記記憶手段から下地で残すべき最終ブロックのデータを読み出してつなぎ記録を行うことを特徴とする記録再生装置。 - 上記制御手段は、記録状態から記録待機状態に遷移する際に、上記下地で残すべき最終ブロックのデータを上記記憶手段に格納してつなぎ記録可能な記録待機状態とし、上記記録待機状態から停止状態に遷移する際に、つなぎ記録可能である状態を保持しつつ停止状態になり、このつなぎ記録可能な停止状態から記録を開始する場合、下地読み動作を行わずに、上記記憶手段から下地で残すべき最終ブロックのデータを読み出してつなぎ記録を行うことを特徴とする請求項1記載の記録再生装置。
- 上記制御手段は、再生状態から停止状態に遷移する際に、上記下地で残すべき最終ブロックのデータを上記記憶手段に格納してつなぎ記録可能な状態を保持しつつ停止状態になり、このつなぎ記録可能な停止状態から記録を開始する場合、下地読み動作を行わずに、上記記憶手段から下地で残すべき最終ブロックのデータを読み出してつなぎ記録を行うことを特徴とする請求項1記載の記録再生装置。
- 下地で残すべき最終ブロックを記憶し、つなぎ記録するデータをその下地データの有効データの最終部分以降につなぎ合わせた新たなブロックを作り、この新たなブロックを、下地で残すべき最終ブロックに上書きすることによりつなぎ記録を行うつなぎ記録方法であって、
つなぎ記録可能な記録待機状態から停止状態になる際に、つなぎ記録可能である状態を保持しつつ停止状態になり、このつなぎ記録可能な停止状態から記録を開始する場合、下地読み動作を行わずに、上記記憶手段から下地で残すべき最終ブロックのデータを読み出してつなぎ記録を行うことを特徴とするつなぎ記録方法。 - 記録状態から記録待機状態に遷移する際に、上記下地で残すべき最終ブロックのデータを格納してつなぎ記録可能な記録待機状態とし、上記記録待機状態から停止状態に遷移する際に、つなぎ記録可能である状態を保持しつつ停止状態になり、このつなぎ記録可能な停止状態から記録を開始する場合、下地読み動作を行わずに、上記格納された下地で残すべき最終ブロックのデータを読み出してつなぎ記録を行うことを特徴とする請求項4記載のつなぎ記録方法。
- 再生状態から停止状態に遷移する際に、上記下地で残すべき最終ブロックのデータを格納してつなぎ記録可能な状態を保持しつつ停止状態になり、このつなぎ記録可能な停止状態から記録を開始する場合、下地読み動作を行わずに、上記格納された下地で残すべき最終ブロックのデータを読み出してつなぎ記録を行うことを特徴とする請求項4記載のつなぎ記録方法。
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2005
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