JP2000121757A - 時計用コイル巻芯と回路基板の結合構造及びその結合方法 - Google Patents

時計用コイル巻芯と回路基板の結合構造及びその結合方法

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JP2000121757A
JP2000121757A JP10297872A JP29787298A JP2000121757A JP 2000121757 A JP2000121757 A JP 2000121757A JP 10297872 A JP10297872 A JP 10297872A JP 29787298 A JP29787298 A JP 29787298A JP 2000121757 A JP2000121757 A JP 2000121757A
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JP
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circuit board
dowel
core
coil
winding
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JP10297872A
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English (en)
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伸幸 ▲高▼橋
Nobuyuki Takahashi
Hajime Yamashita
元 山下
Shigeyuki Ishii
成行 石井
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Citizen Watch Co Ltd
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Citizen Watch Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 時計用コイル巻芯と回路基板とを確実に結合
できる構造を提供する。 【解決手段】 軟体の磁性部材で形成されたコイル巻芯
10に半抜きによりダボ15を形成し、このダボを回路
基板16に形成された孔17に係合させ、ダボと基板と
がカシメにより結合される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、腕時計用コイル巻
芯を回路基板に固定するための構造、及びモジュールを
組立る為の工程に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コイル巻芯と回路基板の結合はコ
イル巻芯上に接着剤を塗布し、その上に回路基板をのせ
て接着結合していた。図5は従来の結合構造を示す断面
図で、コイル巻芯1はキャリア2に載せられ、巻芯に形
成された孔1aがキャリアの上面に突出するダボ2aが
係合している。一方回路基板3は、孔3aを巻芯のダボ
1bに係合させて結合される。その結合方法は、コイル
巻芯の回路基板3との合わせ面に接着剤を塗布し、その
上に回路基板3をのせて結合する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、接着剤をコイ
ル巻芯1上に塗布した時、接着剤が液状であるためキャ
リアまで流れ、キャリアにくっついて取れなくなること
がある。またキャリア2上に接着剤の固まったものが残
り、繰り返し使用した場合、部品が所定の位置に収まら
ず位置ずれを起こし、他の工程で不良を増発させる不具
合がでていた。また接着剤が巻芯1上に流出して固定し
た場合、その上に位置されるステ−タ(図示せず)との
間に介在し、両者の磁気的結合を悪くすると言う、問題
がある。更に、キャリアに流れないように接着剤の量を
減らすと、結合力が無くなり、後工程で剥がれてしまう
ことがある。即ち、接着剤の管理が困難で不良品が多
く、歩留りが悪い、と言う問題がある。
【0004】以上のような接着剤による問題点に基づ
き、本発明は、接着剤を使用することなく確実にコイル
巻芯を回路基板に固定することのできる結合構造、及び
モジュール組立工程を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1による発明は、
磁性部材で出来たコイル巻芯にダボが形成され、このダ
ボを回路基板に形成した孔に係合させ、ダボと基板とを
カシメにより結合させたことを特徴とする。この発明に
よれば接着剤を使用しないので、接着剤による各種の問
題が解消され、カシメにより確実短時間に巻芯と回路基
板が結合できるので、歩留りがよく、また製造効率を上
げ、コストを低下させることができる。
【0006】請求項2による発明は、ダボが形成され磁
性部材で出来たコイル巻芯をキャリア上に位置決めし、
前記ダボに回路基板の孔を係合させてこの回路基板を位
置決めし、ポンチ矢をダボに打ち込みカシメにより回路
基板とコイル巻芯を結合し、その後ICチップや振動子
を取り付け、コイル巻線を巻芯に巻き付け、巻線の端末
を電気的に接続する工程より成ることを特徴とする。
【0007】請求項3による発明は、ICチップや振動
子を取り付けた回路基板の孔を、ダボが形成され磁性部
材で出来たコイル巻芯の前記ダボに係合させて位置決め
し、ポンチ矢をダボに打ち込みカシメにより回路基板と
コイル巻芯を結合後、コイル巻線を巻芯に巻き付け、巻
線の端末を電気的に接続する工程より成ることを特徴と
する。
【0008】
【発明の実施の形態】第一の実施の形態 以下、本発明によるコイル巻芯と回路基板の結合を含む
モジュールの組立工程の第一の実施の形態を説明する。 1. コイル巻芯位置決 図1は、コイル巻芯と回路基板の結合工程を示す断面
図、図2は結合工程の初期の状態を示す断面図、図3は
カシメられた状態を示す断面図、図4は完成時を示す平
面図である。コイル巻芯10は磁性部材で出来た金属板
製で、モジュール地板のダボ(図示せず)に係合して位
置決めをする為の二個の孔11、12を有し、少なくと
もその一方の孔12(実際にはこの時点では2個の孔ガ
イド)をキャリア13のダボ14に係合させて位置決め
される。
【0009】2. 回路基板の位置決 磁気焼鈍され軟化したコイル巻芯10は半抜きによりダ
ボ15が形成され、之に、回路基板16の孔17を係合
させて、回路基板の位置決めが行われる。尚、ダボ15
の形成は半抜き以外でも、コイニングやそれに類した技
術で形成することが出来る。
【0010】3. 巻芯と回路基板の結合 図1に示す段付きポンチ矢18がダボ15の上方に位置
しており、之が下降される。図2に示すようにポンチ矢
18の頂角60度の矢尻18aがダボ15に打ち込まれ
ることによりダボ15が横方向に拡がり、ダボと回路基
板16が結合される。更にポンチ矢18を打ち込むこと
により、図3に示すように、ポンチ矢の下面によりダボ
が押し広げられ、カシメにより回路基板16が巻芯10
に強固に結合される。
【0011】4. ICチップの位置決 ICチップ20を回路基板上に位置決する。 5. 樹脂ポッティング 封止用樹脂をICチップに対しポッティングする。
【0012】6. 巻枠設置 一対のコイル巻枠22を巻線部に絶縁処理をしたコイル
巻芯の両端に嵌合取り付ける。但し、巻枠を使用しない
ものもある。 7. キュアリング ポッティングした樹脂を135℃に加熱して固化する。 8. キャリア移し替 巻芯及び回路基板を別のキャリア上に移し替える。この
時点では、巻線を巻き付けるため、巻芯の位置決めは孔
12のみで行う。もちろんコイル巻線の巻き方によって
は2個の孔で位置決めしても良い。 9. 振動子の取付 振動子23を回路基板上の端子に半田により接続し取付
ける。 10.コイル巻線の巻付 コイル巻線の巻き付け。 11.端末処理 コイル巻線の端末をパターン21に電気的に接続して完
成する。
【0013】第二の実施形態 第二の実施形態は、第一の実施形態における回路部分の
工程仕上げとコイル巻芯の工程を別個に行い、両者を結
合することによって完成させる。之を第一の工程の各項
を利用して下記に列記する。 1.回路基板の第1キャリアへの位置決め 2.(4 第一の実施形態の4に相当。以下同じ。)I
Cチップの位置決 3.(5) 樹脂ポッティング 4.(7) キュアリング 5.(9) 振動子の取付 この後キャリアより外して回路工程を完成させる。
【0014】1.(8) 絶縁処理されダボが形成され
た巻芯を第2キャリアに位置決め 2.(2) 完成された回路基板の巻芯への位置決め 3.(3) 巻芯と回路基板のカシメ結合 4.(6) 巻枠設置 5.(10)コイル巻線の巻き付け 6.(11)端末処理
【0015】第二の実施の形態によれば、回路部分の工
程では、回路は回路として生産性の高い工程で完成させ
ることができるので、相対的な歩留りが向上し、ひいて
はコストを下げることを可能とする。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、接着剤を用いないの
で、上記した接着剤による各種の問題が解消され、カシ
メにより確実に且つ短時間に巻芯と回路基板が結合でき
るので、歩留りがよく、また製造効率を上げ、コストを
低下させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コイル巻芯と回路基板の結合工程を示す断面図
である。
【図2】結合工程の初期の状態を示す断面図である。
【図3】カシメられた状態を示す断面図である。
【図4】完成時を示す平面図である。
【図5】従来の結合構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 コイル巻芯 1a 孔 1b ダボ 2 キャリア 2a ダボ 3 回路基板 3a 孔 10 コイル巻芯 11 孔 12 孔 13 キャリア 14 ダボ 15 ダボ 16 回路基板 17 孔 18 ポンチ矢 18a 矢尻 20 ICチップ 21 その他の部品 22 コイル巻枠 23 振動子 24 コイル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性部材で出来たコイル巻芯にダボが形
    成され、このダボを回路基板に形成した孔に係合させ、
    ダボと基板とをカシメにより結合させたことを特徴とす
    る時計用コイル巻芯と回路基板の結合構造。
  2. 【請求項2】 ダボが形成され磁性部材で出来たコイル
    巻芯をキャリア上に位置決めし、前記ダボに回路基板の
    孔を係合させてこの回路基板を位置決めし、ポンチ矢を
    ダボに打ち込みカシメにより回路基板とコイル巻芯を結
    合し、その後ICチップや振動子を取り付け、コイル巻
    線を巻芯に巻き付け、巻線の端末を電気的に接続する工
    程より成ることを特徴とする時計用コイル巻芯と回路基
    板の結合方法。
  3. 【請求項3】 ICチップや振動子を取り付けた回路基
    板の孔を、ダボが形成され磁性部材で出来たコイル巻芯
    の前記ダボに係合させて位置決めし、ポンチ矢をダボに
    打ち込みカシメにより回路基板とコイル巻芯を結合後、
    コイル巻線を巻芯に巻き付け、巻線の端末を電気的に接
    続する工程より成ることを特徴とする時計用コイル巻芯
    と回路基板の結合方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006038375A1 (en) 2004-09-30 2006-04-13 Ricoh Company, Ltd. Developer-controlling member, manufacturing method thereof, developing machine using the developer-controlling member, image forming apparatus or printer using the developing machine, and jointed plate
KR100692183B1 (ko) 2005-11-07 2007-03-12 경신공업 주식회사 전기회로의 고정구조

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006038375A1 (en) 2004-09-30 2006-04-13 Ricoh Company, Ltd. Developer-controlling member, manufacturing method thereof, developing machine using the developer-controlling member, image forming apparatus or printer using the developing machine, and jointed plate
US8019257B2 (en) 2004-09-30 2011-09-13 Ricoh Company, Ltd. Developer-controlling member, manufacturing method thereof, developing machine using the developer-controlling member, image forming apparatus or printer using the developing machine, and jointed plate
NO338933B1 (no) * 2004-09-30 2016-10-31 Ricoh Co Ltd Fremkallerkontrollerende innretning, fremstilling av denne, fremkallingsmaskin som bruker den fremkallerkontrollerende innretning, billdeddannerapparat eller skriver som bruker fremkallingsmaskinen, og leddet plate
KR100692183B1 (ko) 2005-11-07 2007-03-12 경신공업 주식회사 전기회로의 고정구조

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