JP2000119432A - オレフィン系多孔質フィルムの製造方法 - Google Patents

オレフィン系多孔質フィルムの製造方法

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JP2000119432A
JP2000119432A JP10289575A JP28957598A JP2000119432A JP 2000119432 A JP2000119432 A JP 2000119432A JP 10289575 A JP10289575 A JP 10289575A JP 28957598 A JP28957598 A JP 28957598A JP 2000119432 A JP2000119432 A JP 2000119432A
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porous film
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olefin
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Hideshi Matsumoto
英志 松本
Kouki Deguchi
好希 出口
Kozo Makino
耕三 牧野
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有機溶剤の除去や回収の設備や工数を必要と
せず、超高分子量ポリエチレン等の高粘度材料からの多
孔質フィルムの製造も容易であり、微細で均一な孔径を
備えたオレフィン系多孔質フィルムを製造することがで
きる方法を提供する。 【解決手段】 常温、常圧で気体状のガスを高圧下でオ
レフィン系樹脂に溶解させ、該樹脂を押出機1中で溶融
混練し、押出機1の先端の金型2内で樹脂圧力をガス溶
解時のガス圧力以上に維持しながら該樹脂の降温時の結
晶化ピーク温度−20℃以下の温度まで冷却して金型2
先端から押出し賦形した後、得られた成形体5を少なく
とも一軸に延伸する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、オレフィン系多孔
質フィルムの製造方法に関するものであり、特に超高分
子量ポリエチレン等の成形が困難である成形材料の多孔
質フィルムの製造に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、オレフィン系多孔質フィルムは、
電池用セパレータ、電解コンデンサー用隔膜、各種フィ
ルター、限外濾過膜、精密濾過膜等の各種用途に使用さ
れている。
【0003】このようなオレフィン系多孔質フィルムの
製造方法としては、次に述べる方法が知られている。 (1)オレフィン系樹脂に無機質フィラーをブレンド
し、押出製膜後、延伸することにより樹脂とフィラーの
界面を剥離させることにより多孔質フィルムを製造する
方法。 (2)オレフィン系樹脂を押出製膜後、結晶化熱処理を
して秩序性の高い結晶構造を形成した後、多段延伸によ
り結晶界面を剥離させることにより多孔質フィルムを製
造する方法。 (3)例えば、特開平2−251545号公報に記載さ
れているように、オレフィン系樹脂に有機溶剤等をブレ
ンドし、押出製膜後、有機溶剤を抽出し、延伸すること
により多孔質フィルムを製造する方法。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
(1)の製造方法においては、比較的簡便なプロセスで
多孔質フィルムが製造できるものの、孔径の比較的大き
な多孔質フィルムしか製造できない欠点がある上、超高
分子量ポリエチレン等の高粘度材料からの多孔質フィル
ムの製造は不可能である。
【0005】又、上記(2)の製造方法においては、孔
径が比較的微細で均一な多孔質フィルムを製造すること
はできるが、熱処理、多段延伸を行うため生産性が極端
に悪い欠点があり、上記(1)の製造方法と同様に超高
分子量ポリエチレン等の高粘度材料からの多孔質フィル
ムの製造は不可能である。
【0006】又、上記(2)の製造方法においては、有
機溶剤が可塑剤の役目を果たすために、超高分子量ポリ
エチレン等の高粘度材料からの多孔質フィルムの製造は
可能であるものの、製造された多孔質フィルム中に有機
溶剤が残存すると、物性が低下するために、物性低下を
抑制する有機溶剤の除去が必要であり、そのための設備
と工数を必要とする問題がある。又、環境面を考慮した
場合には、除去した溶剤を回収することが望ましいが、
この場合にも溶剤除去と同様に余分な設備と工数を必要
とする問題がある。
【0007】本発明は、従来のオレフィン系多孔質フィ
ルムの製造方法における、このような問題点に着目して
なされたものであり、その目的とするところは、従来の
オレフィン系多孔質フィルムの製造方法における問題点
を解消し、有機溶剤の除去や回収の設備や工数を必要と
せず、超高分子量ポリエチレン等の高粘度材料からの多
孔質フィルムの製造も容易であり、微細で均一な孔径を
備えたオレフィン系多孔質フィルムを製造することがで
きる方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1記載の本発明のオレフィン系多孔質フィ
ルムの製造方法は、常温、常圧で気体状のガスを高圧下
でオレフィン系樹脂に溶解させ、該樹脂を押出機中で溶
融混練し、押出機の先端の金型内で樹脂圧力をガス溶解
時のガス圧力以上に維持しながら該樹脂の降温時の結晶
化ピーク温度−20℃以下の温度まで冷却して金型先端
から押出し賦形した後、得られた成形体を少なくとも一
軸に延伸することを特徴とするものである。
【0009】又、請求項2記載の本発明のオレフィン系
多孔質フィルムの製造方法は、請求項1記載のオレフィ
ン系多孔質フィルムの製造方法において、オレフィン系
樹脂が粘度平均分子量が100万以上の超高分子量ポリ
エチレンであることを特徴とするものである。
【0010】又、請求項3記載の本発明のオレフィン系
多孔質フィルムの製造方法は、請求項1又は2記載のオ
レフィン系多孔質フィルムの製造方法において、ガスが
二酸化炭素であることを特徴とするものである。
【0011】本発明において、オレフィン系樹脂として
は、エチレン、プロピレン、1−ブテン、4−メチル−
1−ペンテン、1−ヘキセン等を重合した結晶性の単独
重合体、共重合体及びこれらのブレンド物が使用でき
る。これらのうち、高密度ポリエチレンが結晶化度が高
く、機械強度が優れているので好ましい。とりわけ、粘
度平均分子量が100万以上の超高分子量ポリエチレン
が耐衝撃性、耐磨耗性、高摺動性の優れた樹脂特性を備
えているので、特に好ましい。
【0012】本発明において、使用されるガスとして
は、常温、常圧で気体状の有機ないしは無機物質であっ
て、オレフィン系樹脂を劣化させない範囲であれば、オ
レフィン系樹脂と反応を起こすようなガスについても使
用できるものであり、特に限定されないが、例えば、無
機ガスやフロンガス、低分子量の炭化水素等の有機ガス
等が使用でき、特に無機ガスがガスの回収が不要である
ので、好ましい。これらのガスのうち、二酸化炭素は樹
脂に対する溶解度が高く、溶融時における樹脂粘度の低
下が大きいために最も好ましい。これらのガスは単独で
使用されてもよく、2種以上のガスが併用されてもよ
い。
【0013】非反応性ガスとして、二酸化炭素を使用
し、オレフィン系樹脂として超高分子量ポリエチレンを
使用する場合には、超高分子量ポリエチレンに対する二
酸化炭素の溶解量は3〜50重量%の範囲が好ましく、
より好ましくは5〜30重量%の範囲である。
【0014】超高分子量ポリエチレンに対する二酸化炭
素の溶解量が3重量%未満の場合には、均一なフィブリ
ル状の多孔質構造を形成しない恐れがある。又、逆に、
50重量%を越える二酸化炭素を超高分子量ポリエチレ
ンに溶解させようとする場合には、溶解圧力を極端に高
くする必要があり、大規模な設備を必要とし、好ましく
ない。
【0015】又、非反応性ガスを樹脂に溶解させる場
合、超臨界状態で溶解させるのが好ましい。尚、超臨界
状態とは、臨界温度、臨界圧力以上の状態であり、二酸
化炭素の場合には、31℃以上、7.3MPa以上の状
態である。
【0016】超臨界状態のガスを樹脂に溶解させ、超臨
界状態を維持して、所定の条件で脱圧することにより微
細で均一なフィブリル状の多孔質構造を形成することが
できる。
【0017】樹脂にガスを高圧下で溶解させる方法とし
ては、ガスを溶融状態の樹脂に溶解させる方法によって
もよく、固体状態の樹脂に溶解させる方法によってもよ
く、双方の方法を併用してもよい。しかし、いずれの方
法によっても、ガスが樹脂に溶解した状態で、樹脂の融
点以上の温度を保持し、結晶を融解させる必要があり、
融点以下の温度で処理した場合には、樹脂中に初期の結
晶構造が残り、微細で均一なフィブリル状の多孔質構造
を形成することが困難である。樹脂に対するガスの供給
は、ガスボンベから直接行ってもよいが、プランジャポ
ンプ等を使用して加圧定量供給するのが好ましい。
【0018】又、本発明においては、押出機の先端の金
型内で樹脂圧力をガス溶解時のガス圧力以上に維持する
ものであるが、押出機の先端の金型内で樹脂圧力をガス
溶解時のガス圧力未満である場合には、金型内で内部発
泡が起こる場合があり、好ましくない。樹脂圧力の制御
については、金型の樹脂流路の形状により行うことがで
きる。
【0019】又、本発明においては、押出機の先端の金
型内で樹脂圧力をガス溶解時のガス圧力以上に維持しな
がら該樹脂の降温時の結晶化ピーク温度−20℃以下の
温度まで冷却して金型先端から押出し賦形するものであ
るが、樹脂の降温時の結晶化ピーク温度−20℃より高
い場合には、樹脂が部分的に発泡してしまい、微細で均
一な多孔質体が得られない場合があり、金型先端から押
出し賦形し脱圧する場合に、樹脂の結晶化が進み、後の
延伸時の配向結晶化による多孔化が抑制されるため好ま
しくない。
【0020】尚、樹脂の降温時の結晶化ピーク温度−2
0℃以下の温度まで冷却する場合の温度の下限について
は、特に制限はないが、ガスとして二酸化炭素を使用す
る場合には、二酸化炭素の臨界温度以上とするのが好ま
しい。
【0021】本発明においては、金型先端から押し出し
賦形した後、少なくとも1軸に延伸するものであるが、
延伸温度は樹脂の融点未満が好ましい。樹脂として超高
分子量ポリエチレンを使用する場合には、融点以上の延
伸も可能であるが、この場合、ガス溶解押出によって生
ずる微細なフィブリル状の多孔質構造が損なわれる恐れ
があり、又、延伸時に破断し易くなるため好ましくな
い。逆に、延伸温度が極端に低い場合には、延伸倍率が
小さくなり、充分な配向結晶化が起こらないため好まし
くない。
【0022】延伸倍率については、充分な強度を得るた
め、一軸延伸の場合には2倍以上が好ましく、3倍以上
がより好ましい。又、二軸延伸の場合には、各方向に2
倍以上、面積倍率で4倍以上が好ましい。
【0023】延伸手段としては、ロール等による縦方向
延伸や、テンターによる横方向の延伸、或いはこれらを
適宜組み合わせた二軸延伸、更にはバッチによる延伸等
があり、適宜選択できる。又、得られた多孔質フィルム
の残留歪みの除去や、結晶形態の制御の為に、延伸後に
熱処理を行うことが好ましい。 〔作用〕請求項1記載の本発明のオレフィン系多孔質フ
ィルムの製造方法においては、常温、常圧で気体状のガ
スを高圧下でオレフィン系樹脂に溶解させ、該樹脂を押
出機中で溶融混練し、押出機の先端の金型内で樹脂圧力
をガス溶解時のガス圧力以上に維持しながら該樹脂の降
温時の結晶化ピーク温度−20℃以下の温度まで冷却し
て金型先端から押出し賦形するものであるから、高圧下
で樹脂に溶解しているガスが樹脂に対して可塑剤として
作用すると共に金型先端から押出し賦形する際の脱圧時
に発泡剤として作用し、微細なフィブリル状の連続気泡
が生成するものである。このようにして得られた成形体
を少なくとも一軸に延伸するものであるから、フィブリ
ル化を促進させ、微細な三次元編み目構造を形成するこ
とができる。
【0024】又、請求項2記載の本発明のオレフィン系
多孔質フィルムの製造方法においては、オレフィン系樹
脂が粘度平均分子量が100万以上の超高分子量ポリエ
チレンであるから、耐衝撃性、耐磨耗性、高摺動性の優
れた樹脂特性を備えているものとなる。
【0025】又、請求項3記載の本発明のオレフィン系
多孔質フィルムの製造方法は、ガスが二酸化炭素である
ので、樹脂に対する溶解度が高く、樹脂の溶解粘度の低
下が大きいために好ましい。
【0026】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。
【実施例】図1は本発明のオレフィン系多孔質フィルム
の製造方法の一実施態様を示す説明図である。
【0027】図1において、1は単軸押出機であり、1
1は単軸押出機1のシリンダー、12はシリンダー11
内に設けられたスクリュウ軸、13はシリンダー11の
基部に設けられた耐圧ホッパー、14はシリンダー11
の基部付近の固体輸送部に設けられた第1のガス供給
口、15はシリンダー11の中途部に設けられた第2の
ガス供給口である。2はシリンダー11の先端に取付け
られた金型である。
【0028】3は第1のガスボンベであり、第1のガス
ボンベ3から配管31により第1のガス供給口14に非
反応性ガスとして二酸化炭酸が供給されるようになって
いる。32は配管31に設けられた加圧ポンプである。
【0029】4は第2のガスボンベであり、第2のガス
ボンベ3から配管41により第2のガス供給口15に非
反応性ガスとして二酸化炭酸が供給されるようになって
いる。42は配管41に設けられた加圧ポンプである。
【0030】オレフィン系樹脂として、超高分子量ポリ
エチレン(三井石油化学工業株式会社製の商品名「ハイ
ゼックス・ミリオン240M」粘度平均分子量230
万、融点136℃、降温時の結晶化ピーク温度118
℃)を図1に示す単軸押出機1のホッパー13に供給し
た。尚、単軸押出機1のスクリュウ軸の径は40mm、
L/Dは30である。
【0031】第1及び第2のガスボンベ3、4から二酸
化炭酸を第1及び第2のガス供給口14、15に25M
Paの圧力で圧入した。この時、押出機1はスクリュウ
軸12の高圧軸シール機構と耐圧ホッパー13により二
酸化炭素を高圧状態で保持した。
【0032】押出機1に供給された樹脂は、シリンダー
11内で押出量2kg/h、スクリュウ軸12の回転数
30rpm、シリンダー11の設定温度200℃の条件
下で充分に溶融混練した。
【0033】次いで、この樹脂を90℃(金型2の先端
樹脂温度)の条件で金型2からパイプ状に押し出し、口
径70mm、厚さ05mmのパイプ状成形体5を成形し
た。このときの金型2内の樹脂圧力は50MPaであっ
た。又、パイプ状成形体5の結晶化度をDSCで測定し
たところ53.6%であった。
【0034】パイプ状成形体5を開いてシート状とした
後、テンター延伸装置を使用して120℃の温度で4倍
に延伸し、厚さ130μmのフィルムを得た。その断面
を顕微鏡観察したところフィブリル径が0.02〜0.
3μmの微細なフィブリル状の構造が観察された。
【0035】得られたフィルムの結晶化度は61.7%
であった。又、気孔率は35.6%であった。延伸方向
の引張強度を測定したところ220MPaであった。
又、ガーレー式デンソメータで通気度測定を行ったとこ
ろ470sec/100mlであった。
【0036】〔比較例1〕押出時の金型先端樹脂温度が
125℃であること以外は実施例と同様の条件で押出を
行ったところ、発泡してしまい、所望の多孔質体は得ら
れなかった。
【0037】〔比較例2〕延伸温度が150℃であるこ
と以外は実施例と同様の条件で延伸を行ったところ、厚
さ130μmのフィルムが得られた。断面を顕微鏡観察
したところ部分的に空孔は存在するものの、フィブリル
状の構造は観察されなかった。又、延伸方向の引張強度
を測定したところ39MPaであった。
【0038】以上、本発明を図示の実施の形態により説
明したが、本発明の具体的な構成は、この実施の形態に
限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範
囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
【0039】例えば、図1に示す実施の形態のように、
樹脂をパイプ状に押し出した後、開いてシート状とする
代わりに、樹脂を最初からシート状に押し出してもよ
い。
【0040】
【発明の効果】請求項1記載の本発明のオレフィン系多
孔質フィルムの製造方法においては、高圧下で樹脂に溶
解しているガスが樹脂に対して可塑剤として作用すると
共に金型先端から押出し賦形する際の脱圧時に発泡剤と
して作用し、微細なフィブリル状の連続気泡が生成する
ものであるから、フィブリル化を促進させ、微細な三次
元編み目構造の多孔質フィルムを製造することができ
る。
【0041】又、請求項2記載の本発明のオレフィン系
多孔質フィルムの製造方法においては、耐衝撃性、耐磨
耗性、高摺動性の優れた樹脂特性を備えた多孔質フィル
ムを製造することができる。
【0042】又、請求項3記載の本発明のオレフィン系
多孔質フィルムの製造方法は、ガスが二酸化炭素である
ので、樹脂に対する溶解度が高く、樹脂の溶融粘度の低
下が大きいために好ましく、一層微細な三次元編み目構
造の多孔質フィルムを製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオレフィン系多孔質フィルムの製造方
法の一実施態様を示す説明図。
【符号の説明】
1 押出機 11 シリンダー 12 スクリュウ軸 13 耐圧ホッパー 14 第1のガス供給口 15 第2のガス供給口 2 金型 3 第1のガスボンベ 4 第1のガスボンベ 5 パイプ状成形体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29L 7:00 C08L 23:00 Fターム(参考) 4F074 AA16 AB01 BA32 CA01 CC04Z CC05Y CC22X CC32Y DA13 DA49 4F207 AA03 AA06 AB02 AG01 AG20 AH03 KA01 KA11 KF04 KF12 KK45 KK48 KW26 KW41 4F210 AA03 AA06 AB02 AG01 AG20 AH03 QA02 QC01 QC02 QC05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 常温、常圧で気体状のガスを高圧下でオ
    レフィン系樹脂に溶解させ、該樹脂を押出機中で溶融混
    練し、押出機の先端の金型内で樹脂圧力をガス溶解時の
    ガス圧力以上に維持しながら該樹脂の降温時の結晶化ピ
    ーク温度−20℃以下の温度まで冷却して金型先端から
    押出し賦形した後、得られた成形体を少なくとも一軸に
    延伸することを特徴とするオレフィン系多孔質フィルム
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 オレフィン系樹脂が粘度平均分子量が1
    00万以上の超高分子量ポリエチレンであることを特徴
    とする請求項1記載のオレフィン系多孔質フィルムの製
    造方法。
  3. 【請求項3】 ガスが二酸化炭素であることを特徴とす
    る請求項1又は2記載のオレフィン系多孔質フィルムの
    製造方法。
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