JP2000118209A - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ

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JP2000118209A
JP2000118209A JP10293944A JP29394498A JP2000118209A JP 2000118209 A JP2000118209 A JP 2000118209A JP 10293944 A JP10293944 A JP 10293944A JP 29394498 A JP29394498 A JP 29394498A JP 2000118209 A JP2000118209 A JP 2000118209A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 セパレーションの発生を抑え、ビード部の寿
命を延ばすことのできる空気入りタイヤを提供するこ
と。 【解決手段】 ビード部11のなかでも内圧充填時及び
転動時によく可動する部分にカーカスプライ16の端末
16Cを配置しないので、端末16Cを核とするセパレ
ーションの発生を抑えることができる。第1の部分16
Ba、湾曲部分16Bc及び第2の部分16Bbで囲ま
れる領域に第1のゴム18を配置し、湾曲部分16Bc
の曲率半径Rを5mm以上確保したので、第1の部分16
Baと第2の部分16Bbとの間の層間剪断歪が抑えら
れ、カーカスプライ16とこれに接着している周囲のゴ
ムとの剥離を防止することができ、また、応力集中が無
くなりカーカスプライ16のコードの折れを防止するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気入りタイヤに
係り、特に、ビード部の耐久性を向上させた重荷重用車
両に適した空気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】トラック、バス等の重荷重の車両には、
重荷重用の空気入りタイヤが使用されている。
【0003】従来一般の重荷重用空気入りタイヤでは、
図5及び図6に示すように、ビードコア12を折り返さ
れたカーカスプライ16の折返部16Bの外側にスチー
ルコードからなるワイヤチェーファー(又は、有機繊維
コードからなるチェーファー)24を配置している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
構造では、リムフランジ17のタイヤ半径方向外側端1
7Aよりもタイヤ半径方向(矢印A方向)外側にカーカ
スプライ16の端末16C(カーカスプライを構成する
コードの端末)や、ワイヤーチェーファー24の端末
(スチールコードの端末)が配置されており、この部分
は、内圧充填時、転動時等に良く可動するために、コー
ドの端末がゴムとコードとの間の剥離の核となり、ビー
ド部の故障(剥離から進展するセパレーション)の原因
となっている。
【0005】本発明は上記事実を考慮し、セパレーショ
ンの発生を抑え、ビード部の寿命を延ばすことのできる
空気入りタイヤを提供することが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、一方のビードコアから他方のビードコアへ延在する
本体部と、端末を一対のビードコア回りにタイヤ内側か
ら外側に折り返した折返部とを持つ少なくとも1枚のプ
ライからなるカーカスを備えた空気入りタイヤであっ
て、前記折返部は、本体部側と連結すると共に前記本体
部のタイヤ外側に配置される第1の部分と、少なくとも
一部が前記第1の部分のタイヤ外側に配置される第2の
部分と、前記第1の部分のタイヤ半径方向外側部分と前
記第2の部分のタイヤ半径外側部分とを連結する湾曲部
分と、を備え、前記第2の部分の前記湾曲部と反対側の
部分がリムフランジのタイヤ半径方向外側端よりもタイ
ヤ半径方向内側へ延びると共に少なくとも一部分が前記
ビードコアのタイヤ半径方向内側に配置され、前記第1
の部分、前記湾曲部分及び前記第2の部分で囲まれる領
域に少なくとも1種類以上の第1の弾性体が配置され、
前記湾曲部の曲率半径が5mm以上に設定されていること
を特徴としている。
【0007】次に、請求項1に記載の空気入りタイヤの
作用を説明する。
【0008】請求項1に記載の空気入りタイヤでは、ビ
ード部のなかでも内圧充填時及び転動時によく可動する
ビードコアのタイヤ半径方向外側部分、中でもリムフラ
ンジのタイヤ半径方向外側端よりもタイヤ半径方向外側
の部分にカーカスの折返部の端末が配置されていないの
で、端末(プライを構成するコード部材の端末)を核と
して発生するセパレーションを抑えることができる。
【0009】また、ビードコアのタイヤ半径方向外側部
分には、折返部分の第1の部分、湾曲部及び第2の部分
が配置されているが、第1の部分、湾曲部分及び第2の
部分で囲まれる領域に少なくとも1種類以上の第1の弾
性体(ゴム)が配置を配置し、湾曲部分の曲率半径を5
mm以上に設定したので、第1の部分と第2の部分との間
隔が確保される。これによって、第1の部分と第2の部
分との層間剪断歪が抑えられ、カーカスと弾性体との剥
離を防止することができる。
【0010】さらに、ビードコアのタイヤ半径方向外側
部分は内圧充填時及び転動時によく可動する部位である
ため、プライが小さな曲率で曲げられていると、プライ
を構成するコードが折れる虞れがある。しかし、請求項
1に記載の空気入りタイヤでは、湾曲部の曲率半径を5
mm以上に設定したので、プライを構成するコードの折れ
を防止することができる。
【0011】なお、空気入りタイヤがトラック、バス用
の場合、湾曲部をビード部の中にうまく収めるためには
湾曲部の曲率半径の上限は実用的には15mm以下であ
る。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の空気入りタイヤにおいて、前記折返部の前記第1の部
分と本体部との間に前記第1の弾性体とは異なる弾性体
が配置され、前記折返部の前記第1の部分と本体部との
間隔が8mm以上確保されていることを特徴としている。
【0013】次に、請求項2に記載の空気入りタイヤの
作用を説明する。
【0014】請求項2に記載の空気入りタイヤでは、折
返部の第1の部分と本体部との間に第1の弾性体とは異
なる弾性体を配置し、折返部の第1の部分と本体部との
間隔を8mm以上確保したので、カーカスの本体部と折返
部との間の層間歪が緩和され、本体部と折返部との間の
セパレーションの発生を防止することができる。
【0015】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の空気入りタイヤにおいて、折返部の第1の部分と本体
部との間に配置される第1の弾性体とは異なる前記弾性
体は、前記ビードコアに連結されてタイヤ半径方向外側
へ延びる第2の弾性体と前記第2の弾性体のタイヤ径方
向外側に配置されてタイヤ半径方向外側へ延びる第3の
弾性体とを有し、第2の弾性体の硬度≧第3の弾性体の
硬度であり、第2の弾性体の硬度≧第1の弾性体の硬度
であることを特徴としている。
【0016】次に、請求項3に記載の空気入りタイヤの
作用を説明する。
【0017】ビード部の剛性を最適に保つためには、ビ
ードコアに連結される第2の弾性体の硬度を、第2の弾
性体のタイヤ径方向外側に配置される第3の弾性体の硬
度以上とすることが好ましい。第2の弾性体を第3の弾
性体よりも軟らかくすると、ビード部の剛性が最適に保
てない。
【0018】また、第1の弾性体は、ビードコアに連結
される第2の弾性体よりもビードコアから離れているの
で、第1の弾性体の硬度は第2の弾性体の硬度以下とす
ることが好ましい。第2の弾性体を第1の弾性体よりも
軟らかくすると、ビード部の剛性が最適に保てない。
【0019】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請
求項3の何れか1項に記載の空気入りタイヤにおいて、
前記ビードコアの回りに沿って、前記折返部の端末を覆
う補強層が設けられていることを特徴としている。
【0020】次に、請求項4に記載の空気入りタイヤの
作用を説明する。
【0021】請求項4に記載の空気入りタイヤでは、ビ
ードコアの回りに沿って折返部の端末を覆う補強層を設
けたので、折返部の端末、即ちプライ端からのセパレー
ションの発生を抑えることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】図1に示すように、空気入りタイ
ヤ10は、一対のビードコア12(図1では片側のみ図
示)と、一対のビードコア12にトロイド状に跨がるカ
ーカス14とを有している。
【0023】カーカス14は、本実施形態では一枚のカ
ーカスプライ16から構成されている。
【0024】カーカスプライ16は、互いに平行に並べ
られたラジアル方向に沿って延びる複数本のスチールコ
ード(図示せず)を備え、これら複数本のスチールコー
ドが薄肉のコーティングゴム(図示せず)に埋設されて
いる通常の構造のものである。
【0025】カーカスプライ16は、一方のビード部1
1のビードコア12から他方のビード部11のビードコ
ア12へ延在する本体部16Aと、端末側をビードコア
12回りにタイヤ内側から外側に折り返した折返部16
Bとを有している。
【0026】この折返部16Bは、本体部16Aと連結
すると共に本体部16Aのタイヤ幅方向外側に配置され
る第1の部分16Baと、少なくとも一部が第1の部分
16Baのタイヤ幅方向外側に配置される第2の部分1
6Bbと、第1の部分16Baのタイヤ半径方向外側
(矢印A方向側)部分と第2の部分16Bbのタイヤ半
径方向外側部分とを連結する湾曲部分16Bcとから構
成されている。
【0027】なお、第2の部分16Bbは、湾曲部分1
6Bcとは反対側の部分がリムフランジ17のタイヤ半
径方向外側端17Aよりもタイヤ半径方向内側へ延び、
さらに、端末16Cがビードコア12のタイヤ幅方向内
側(矢印B方向)に配置されるようにビードコア12の
回りをタイヤ幅方向外側からタイヤ幅方向内側へと折り
返している。
【0028】ここで、第1の部分16Ba、湾曲部分1
6Bc及び第2の部分16Bbで囲まれる領域には、第
1のゴム18が配置されている。また、湾曲部16Bc
の曲率半径R(ここではコード中心部で計測)は5mm以
上に設定されている。
【0029】ビードコア12のタイヤ半径方向外側の本
体部16Aと第1の部分16Baとの間には、第2のゴ
ム20が配置されており、第2のゴム20のタイヤ半径
方向外側には第3のゴム22が配置されている。
【0030】第2のゴム20と第3のゴム22との境界
は、ビードコア12のタイヤ幅方向外側端と、本体部1
6Aの湾曲部16Bcのタイヤ内側端に対向した点とを
結ぶ線にほぼ沿って配置されている。
【0031】これら第1のゴム18、第2のゴム20及
び第3のゴム22は、ビード部11の剛性を確保するい
わゆるスティフナーである。
【0032】ビード部11の剛性を最適に保つために
は、ビードコア12に連結される第2のゴム20の硬度
を、第2のゴム20のタイヤ径方向外側に配置される第
3のゴム22の硬度以上とすることが好ましい。第2の
ゴム20を第3のゴム22よりも軟らかくすると、ビー
ド部11の剛性が最適に保てない。
【0033】また、第1のゴム18は、ビードコア12
から離れているので、第1のゴム18の硬度は第2のゴ
ム20の硬度以下とすることが好ましい。第2のゴム2
0を第1のゴム18よりも軟らかくすると、ビード部1
1の剛性が最適に保てない。
【0034】ここで、ビードコア12のタイヤ半径方向
外側の領域において、本体部16Aと折返部16Bとの
最短間隔S(ここでは、コードとコードの間隙の最短寸
法)が、8mm以上であることが好ましい。 (作用)次に、本実施形態の空気入りタイヤ10の作用
を説明する。
【0035】本実施形態の空気入りタイヤ10では、ビ
ード部11のなかでも内圧充填時及び転動時によく可動
するビードコア12のタイヤ半径方向外側部分にカーカ
スプライ16の折返部16Bの端末16C(スチールコ
ードの端末)がゴムの中で浮いて配置されていないの
で、端末16C、即ちコード部材端を核とするセパレー
ションの発生を抑えることができる。
【0036】また、第1の部分16Ba、湾曲部分16
Bc及び第2の部分16Bbで囲まれる領域に第1のゴ
ム18を配置し、湾曲部分16Bcの曲率半径Rを5mm
以上確保したので、第1の部分16Baと第2の部分1
6Bbとの間の層間剪断歪が抑えられ、カーカスプライ
16とこれに接着している周囲のゴムとの剥離を防止す
ることができる。
【0037】さらに、湾曲部16Bcの曲率半径Rを5
mm以上に設定したので、内圧充填時及び転動時にビード
コア12のタイヤ半径方向外側部分が可動しても局所的
に大きな力が作用すること(応力集中)は無く、カーカ
スプライ16を構成するコードの折れを防止することが
できる。
【0038】さらに、ビードコア12のタイヤ半径方向
外側の領域において、本体部16Aと折返部16Bとの
最短間隔Sを8mm以上としたので、カーカスプライ16
の本体部16Aと折返部16Bとの間の層間歪を緩和す
ることができ、本体部16Aと折返部16Bとの間のセ
パレーションの発生を抑えることができる。
【0039】なお、本実施形態では、カーカスプライ1
6の第2の部分16Bbがビードコア12のタイヤ幅方
向内側まで延びていた(即ち、端末16Cがビードコア
12のタイヤ幅方向内側に配置されていた)が、本発明
はこれに限らず、少なくともリムフランジ17のタイヤ
半径方向外側端17Aよりもタイヤ半径方向内側へ延び
ていれば良く、図2に示すように端末16Cがビードコ
ア12のタイヤ半径方向内側に配置されていても良い。
【0040】また、図3に示すように、ビード部11の
カーカスプライ16の外面にスチールコードからなるワ
イヤーチェーファー24や、ナイロン等の有機繊維コー
ドからなるチェーファー(図示せず)を配置しても良
い。但し、チェーファー端はカーカスプライ16に接す
るように配置することが好ましい。チェーファー端がゴ
ム中に浮いていると(図6参照)、チェーファー端から
セパレーションを発生する虞れがある。 (試験例1)次に、本発明の効果を確かめるために、タ
イヤサイズが160J 435/50R19.5である
従来例1のタイヤと本発明の適用された実施例1のタイ
ヤとを用意し、ドラム試験機にてタイヤの耐久試験を行
った。
【0041】ドラム試験は、160Jの正規内圧、標準
リム、速度60km/hで、最大荷重の150%荷重を負荷
させた。
【0042】評価は、試験タイヤのビード部が故障して
走行不能となった距離を測定し、従来例のタイヤの走行
距離を100とする指数で表した。なお、指数が大きい
ほど走行距離が長く、耐久力に優れていることを表して
いる。
【0043】実施例1のタイヤ:図1に示す構造のビー
ド部を備えたタイヤである。
【0044】従来例1のタイヤ:図4に示すように、カ
ーカスプライ16の折返部16Bの端末16Cがリムフ
ランジ17のタイヤ半径方向外側端17Aよりもタイヤ
半径方向外側に配置され、カーカスプライ16の外側に
スチールコードからなるワイヤーチェーファー24が1
層と、ナイロンコードからなるナイロンチェーファー2
8が2層設けられた従来構造のビード部を備えたタイヤ
30である。
【0045】
【表1】 上記表1に示すように、本発明の適用された実施例1の
タイヤは、従来例1のタイヤに比較してビード部故障ま
での走行距離が長く、ビード部の耐久性に優れているこ
とが分かる。 (試験例2)本発明の効果を確かめるために、タイヤサ
イズが149L 295/60R22.5である従来例
2のタイヤと本発明の適用された実施例2のタイヤとを
用意し、ドラム試験機にてタイヤの耐久試験を行った。
【0046】ドラム試験は、149Lの正規内圧、標準
リム、速度60km/hで、最大荷重の150%荷重を負荷
させた。
【0047】評価は、試験タイヤのビード部が故障して
走行不能となった距離を測定し、従来例のタイヤの走行
距離を100とする指数で表した。なお、指数が大きい
ほど走行距離が長く、耐久力に優れていることを表して
いる。
【0048】実施例2のタイヤ:図2に示す構造のビー
ド部を備えたタイヤである。
【0049】従来例2のタイヤ:図4に示す従来構造の
ビード部を備えたタイヤ(但し、従来例1とはタイヤサ
イズが異なる)である。
【0050】
【表2】 上記表2に示すように、本発明の適用された実施例2の
タイヤは、従来例2のタイヤに比較してビード部故障ま
での走行距離が長く、ビード部の耐久性に優れているこ
とが分かる。 (試験例3)本発明の効果を確かめるために、タイヤサ
イズが149L 295/60R22.5である従来例
3のタイヤと本発明の適用された実施例3のタイヤとを
用意し、ドラム試験機にてタイヤの耐久試験を行った。
【0051】ドラム試験は、149Lの正規内圧、標準
リム、速度60km/hで、最大荷重の150%荷重を負荷
させた。
【0052】評価は、試験タイヤのビード部が故障して
走行不能となった距離を測定し、従来例のタイヤの走行
距離を100とする指数で表した。なお、指数が大きい
ほど走行距離が長く、耐久力に優れていることを表して
いる。
【0053】実施例3のタイヤ:図3に示す構造のビー
ド部を備えたタイヤである。
【0054】従来例3のタイヤ:図4に示す従来構造の
ビード部を備えたタイヤ(但し、従来例1とはタイヤサ
イズが異なる)。
【0055】
【表3】 上記表2に示すように、本発明の適用された実施例3の
タイヤは、従来例3のタイヤに比較してビード部故障ま
での走行距離が長く、ビード部の耐久性に優れているこ
とが分かる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
空気入りタイヤは上記の構成としたので、ビード部の寿
命を延長することができる、という優れた効果を有す
る。
【0057】請求項2に記載の空気入りタイヤは上記の
構成としたので、亀裂の進展を確実に遅らせることがで
き、ビード部の寿命を確実に延長することができる、と
いう優れた効果を有する。
【0058】請求項4に記載の空気入りタイヤは上記の
構成としたので、亀裂の発生自体を遅らせることがで
き、ビード部の寿命を延長することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤのビ
ード部の断面図である。
【図2】本発明の他の実施形態に係る空気入りタイヤの
ビード部の断面図である。
【図3】本発明の更に他の実施形態に係る空気入りタイ
ヤのビード部の断面図である。
【図4】試験に用いた従来例に係る空気入りタイヤのビ
ード部の断面図である。
【図5】更に他の従来例に係る空気入りタイヤのビード
部の断面図である。
【図6】更に他の従来例に係る空気入りタイヤのビード
部の断面図である。
【符号の説明】 10 空気入りタイヤ 12 ビードコア 14 カーカス 16 カーカスプライ 16A 本体部 16B 折返部 16Ba第1の部分 16Bb第2の部分 16Bc湾曲部分 16C 端末 18 第1のゴム(第1の弾性体) 20 第2のゴム(第2の弾性体) 22 第3のゴム(第3の弾性体) 24 ワイヤーチェーファー(補強層)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方のビードコアから他方のビードコア
    へ延在する本体部と、端末を一対のビードコア回りにタ
    イヤ内側から外側に折り返した折返部とを持つ少なくと
    も1枚のプライからなるカーカスを備えた空気入りタイ
    ヤであって、 前記折返部は、本体部側と連結すると共に前記本体部の
    タイヤ外側に配置される第1の部分と、少なくとも一部
    が前記第1の部分のタイヤ外側に配置される第2の部分
    と、前記第1の部分のタイヤ半径方向外側部分と前記第
    2の部分のタイヤ半径外側部分とを連結する湾曲部分
    と、を備え、 前記第2の部分の前記湾曲部と反対側の部分がリムフラ
    ンジのタイヤ半径方向外側端よりもタイヤ半径方向内側
    へ延びると共に少なくとも一部分が前記ビードコアのタ
    イヤ半径方向内側に配置され、 前記第1の部分、前記湾曲部分及び前記第2の部分で囲
    まれる領域に少なくとも1種類以上の第1の弾性体が配
    置され、 前記湾曲部の曲率半径が5mm以上に設定されていること
    を特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 【請求項2】 前記折返部の前記第1の部分と本体部と
    の間に前記第1の弾性体とは異なる弾性体が配置され、
    前記折返部の前記第1の部分と本体部との間隔が8mm以
    上確保されていることを特徴とする請求項1に記載の空
    気入りタイヤ。
  3. 【請求項3】 折返部の第1の部分と本体部との間に配
    置される第1の弾性体とは異なる前記弾性体は、前記ビ
    ードコアに連結されてタイヤ半径方向外側へ延びる第2
    の弾性体と前記第2の弾性体のタイヤ径方向外側に配置
    されてタイヤ半径方向外側へ延びる第3の弾性体とを有
    し、 第2の弾性体の硬度≧第3の弾性体の硬度であり、第2
    の弾性体の硬度≧第1の弾性体の硬度であることを特徴
    とする請求項2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 【請求項4】 前記ビードコアの回りに沿って、前記折
    返部の端末を覆う補強層が設けられていることを特徴と
    する請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の空気入
    りタイヤ。
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