JP2000117020A - 接触浄化材及びその製造方法 - Google Patents

接触浄化材及びその製造方法

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JP2000117020A JP10294776A JP29477698A JP2000117020A JP 2000117020 A JP2000117020 A JP 2000117020A JP 10294776 A JP10294776 A JP 10294776A JP 29477698 A JP29477698 A JP 29477698A JP 2000117020 A JP2000117020 A JP 2000117020A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 し尿,汚水,生活排水,工業排水,河川,池
その他の汚水浄化装置や飲料水や工業用水の浄化装置に
おいて使用する濾材としての新規な接触浄化材及びその
製造方法を提供する。 【解決手段】 粉砕した天然鉱物に火山灰と必要量の水
を加えて混練したものを焼成することにより、火山灰中
のガラス質を溶解させて多孔質とした接触浄化材を提供
する。また、天然鉱物を所定の粒度に粉砕し、該粉砕し
た天然鉱物に火山灰と必要量の水を加えて混練したもの
を乾燥させ、その後に焼成固化させることにより、火山
灰中のガラス質を溶解させて多孔質とする接触浄化材の
製造方法を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は接触浄化材及びその
製造方法に関し、特にはし尿,汚水,生活排水,工業排
水,河川,池その他の汚水浄化装置や飲料水や工業用水
の浄化装置において使用する濾材としての新規な接触浄
化材及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】全ての企業施設からは量の多寡を問わず
工場排水や浄化槽排水が発生するが、これをそのまま河
川に放流すると、該河川及び地下水が汚染されて地域環
境を悪化させてしまう。そのため各企業にとって効果が
高く、かつ、環境に優しい汚水浄水装置を装備すること
が吃緊の課題となっている。また、家庭用浄化槽や家庭
用排水に起因する河川等の汚染も深刻な問題となってい
る。
【0003】従来この種の汚水浄化装置において使用す
る接触浄化材としてはハニカム状の構成を有する化学製
品が主流となっており、これに加えて近時は天然鉱石等
を使用した接触浄化材も提供され始め、その効果は向上
しつつある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これらの接触浄化材は
汚水中の汚濁物質を接触浄化材に付着させた微生物によ
る生物処理で分解し、汚水を無機物質に還元するもので
ある。そのため、微生物によって消化還元された有害な
無機物質はそのまま放流されているのが現状である。そ
のため、地域の河川や地下水、海、湖等に流入するアン
モニア性窒素、燐、ダイオキシン、トリハロメタン等の
有害な無機物質は年々増加し、河川等の富栄養化が進
み、無機物質による環境汚染は悪化する一方である。
【0005】なお、汚水浄化装置からの処理水中のアン
モニア性窒素や燐等の無機物質を化学薬品を使用した
り、活性炭による濾過等によって除去する試みも行われ
ているが、使用する化学薬品による二次公害や活性炭濾
過による製作費や清掃維持費用等のイニシアルコストの
増加を来しており、有効な解決策となっていない。
【0006】一方汚水の処理にとどまらず、積極的にき
れいなおいしい水を求める動きも活発である。例えば、
食品工場とか酒造、飲料水のメーカーにとって良質の水
源を確保することが商品の品質を高める上で不可欠であ
り、そのための種々の手段が講じられている。更に、一
般の家庭、特に都市部では飲料水がまずいことが従来か
ら指摘されており、おいしい水を容易に得ることが強く
要望されている。また、飲料水のみならず養魚場やプー
ルの水の浄化にも大きな関心が払われている。
【0007】これらの水の浄化に関する問題について
は、将来にわたる生活環境問題を考慮すると、自然界に
存在する天然の原料を用いることが望ましい。そこで、
本発明はし尿,汚水,生活排水,工業排水,河川,池そ
の他の汚水浄化装置や飲料水や工業用水の浄化装置にお
いて使用する濾材としての新規な接触浄化材及びその製
造方法を提供することを課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、粉砕した天然鉱物に火山灰と必要量の水を
加えて混練したものを焼成することにより、火山灰中の
ガラス質を溶解させて多孔質とした接触浄化材を提供す
る。また、天然鉱物を所定の粒度に粉砕し、該粉砕した
天然鉱物に火山灰と必要量の水を加えて混練したものを
乾燥させ、その後に焼成固化させることにより、火山灰
中のガラス質を溶解させて多孔質とする接触浄化材の製
造方法を提供する。そして、天然鉱物として珪藻土又は
黒ボク土を使用した手段、天然鉱物として珪藻土と黒ボ
ク土を混合したものを使用した手段、珪藻土と黒ボク土
を1:1の割合で混合した手段、1200℃以上の高温
で焼成固化させる手段、及び得られた接触浄化材を所定
の粒状又は塊状に割砕した手段を提供する。
【0009】上記した本発明によれば、焼成することに
よって火山灰中のガラス質を溶解させることができるた
め、従来困難であった汚水の浄化効果の高い天然鉱物で
ある珪藻土や黒ボク土を原料とする多孔質の接触浄化材
を得ることができる。また、溶解した火山灰の成分が珪
藻土や黒ボク土の粒子間に浸透する。そのため、微生物
による汚水の浄化は勿論、微生物によって消化還元され
た有害な無機物質であるアンモニア性窒素や燐等の無機
物質を吸着することができる。更に、汚水の浄化のみな
らず、飲料水等の濾過材としても効果が大きい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる接触浄化材
及びその製造方法の実施の形態を説明する。本発明は粉
砕した天然鉱物に火山灰と必要量の水を加えて混練した
ものを焼成することにより、火山灰中のガラス質を溶解
させて多孔質としたことに特徴を有する。天然鉱物とし
ては浄化作用を有するものであれば特に限定はないが、
珪藻土及び黒ボク土が汚水の浄化効果が高くて適当であ
り、この珪藻土と黒ボク土を単独又は混合して使用す
る。
【0011】珪藻土や黒ボク土は従来より汚水等の浄化
効果が高いことは周知であるが、接触浄化材として不純
物を除去し、多孔質に成形することが困難であった。そ
のため、珪藻土や黒ボク土に粘着性の高い粘土を混合し
焼成することも行われてきたが、賦形のために混合する
粘土によって投機状となり通気性がなく、微生物の生存
に好適で、かつ、吸着能力を有する多孔質のものを得る
ことができなかった。本発明は火山灰を混合して焼成す
ることにより、珪藻土及び/又は黒ボク土を原料として
多孔質の接触浄化材を得ることに特徴を有する。
【0012】珪藻土は主として珪藻の殻で出来ている淡
色軟質のケイ酸質岩であり、高い吸着能力を有してい
る。原料である珪藻類はプランクトンの二大重要群であ
り、タンパク石質の小殻が2枚組み合って出来た単細胞
藻類であり、これが遺殻となって堆積して軟質岩石又は
粘土として形成されるものである。珪藻土には海成種の
ものと淡水性のものがあり、淡水性のものが品質的に優
れている。純粋な珪藻殻は二酸化珪素94%、水6%で
あるが、天然の珪藻土は不純物を含むため、成分も産地
によって異なってくる。本発明で使用した珪藻土の成分
表を表1に示す。
【0013】
【表1】
【0014】黒ボク土は腐植に富む黒くて膨軟な表層土
を持つ土壌であって、二酸化珪素と酸化アルミニウムを
主成分とする。この黒ボク土は我が国土の約15%を占
めるものであり、約1億年前に火山から噴出した軟質火
山灰が地球上の繁茂したカヤ類等の植物上に厚く降下
し、約5000年以上埋没している間に植物は加水分解
を起こして微酸性の黒色のフミン酸質に変化したもので
ある。本発明で使用した黒ボク土の成分表を表2に示
す。
【0015】
【表2】
【0016】火山灰は火山噴出物の一種であり、噴出す
る岩石が砕けた粒径4mm以下のものとなっており、そ
の成分も多様であるが、本発明では珪藻土及び黒ボク土
の凝固接着のために使用するものであり、具体的には鹿
児島県産のシラスを使用する。本発明で使用した火山灰
としてのシラスの成分表を表3に示す。
【0017】
【表3】
【0018】これらの珪藻土及び黒ボク土を適宜の粒径
に粉砕する。粒径は特に限定はないが、好ましくは火山
灰の粒径4mmと同程度のものが好ましい。まず、これ
らの珪藻土及び黒ボク土を単独で或いは両者を混合した
ものを火山灰と混合し、適宜の水を加えて成形する。成
形は乾燥を容易とするため、板状とすることが適当であ
る。この成形品を乾燥させた後に焼成する。焼成手段は
限定ないが、1200℃以上の温度で焼成することが必
要である。1200℃以上で焼成することにより、火山
灰中のガラス質が溶解して多孔質となるためである。そ
のため、焼成時間も火山灰中のガラス質が溶解するのに
十分な時間、具体的には3〜4時間焼成することが適当
である。そして、焼成後に十分に熱が下がった後に所定
の粒状又は塊状に割砕して多孔質の接触浄化材を得る。
【0019】得られた接触浄化材は珪藻土及び/又は黒
ボク土を原料とし、かつ、多孔質のものである。よっ
て、汚水浄化のための微生物の生存に好適であると共
に、接触浄化材そのものが高い吸着作用を有し、微生物
によって消化還元された有害な無機物質を吸着除去する
ことができる。また、飲料水等の浄化に使用しても好適
である。更に、脱臭効果をも有しており、悪臭物質であ
るアンモニアメチルカプタン、硫化水素、硫化メチル等
を吸着して脱臭することができる。なお、使用する汚水
浄化装置等は従来のものを使用することができ、従来の
接触材に代えて本発明に係る接触浄化材を使用すればよ
い。更に本発明にかかる接触浄化材を汚水タンク、飲料
水タンクや容器等に適量投入しておくだけでもよい。
【0020】
【実施例】粉砕した珪藻土及び黒ボク土と火山灰を1.
5:1:1の割合で混合し、これに適量の水を加えて混
ぜ合わせ、圧縮機で板状にプレスした。これを火力或い
は天火にて乾燥させ、乾燥させたものを焼成機で3〜4
時間、1200℃以上の温度で焼成した。そして、十分
に熱が下がった後に所定の粒状又は塊状に割砕して多孔
質の接触浄化材を得た。
【0021】得られた接触浄化材は1200℃以上の高
温で焼成することによって、火山灰中のガラス質が溶解
して多孔質となるとともに、その溶解成分が珪藻土や黒
ボク土の成分間に浸透して固化する。また、珪藻土や黒
ボク土の不純物も焼成によって除去されるため、吸着性
と通気性に優れた溶岩状の組成となる。得られた接触浄
化材の成分を表4に示す。
【0022】
【表4】
【0023】この得られた接触浄化材25cm3を総有
効量50cm3の浄化装置内に充填し、河川の水(環境
水)を1日の処理水2.8m3として毎分2cm3の割合
で通過させて処理した結果を表5に示す。表5に示すよ
うに顕著な浄化効果を有している。
【0024】
【表5】
【0025】
【発明の効果】以上記載した本発明にかかる接触浄化材
及びその製造方法によれば、生物の遺骸である珪藻土及
び/又は腐植土である黒ボク土に火山灰を混合して焼成
することにより、火山灰中のガラス質が溶解して多孔質
となるとともに、溶解した火山灰の成分が珪藻土や黒ボ
ク土の粒子間に浸透する。そのため、原料中の成分であ
る陽イオン物質が陰イオン物質に反応して電磁エネルギ
ーとなりアンモニア性窒素、燐等の有害な無機物質を吸
着することとなる。よって、汚水浄化のための微生物の
生存に好適であると共に、接触浄化材そのものが高い吸
着作用を有し、微生物によって消化還元された有害な無
機物質を吸着除去することができる。また、飲料水等の
浄化に使用しても好適である。更に、脱臭効果をも有し
ており、悪臭物質であるアンモニアメチルカプタン、硫
化水素、硫化メチル等を吸着して脱臭することができ
る。なお、使用する汚水浄化装置等は従来のものを使用
することができ、従来の接触材に代えて本発明に係る接
触浄化材を使用すればよい。更に本発明にかかる接触浄
化材を汚水タンク、飲料水タンクや容器等に適量投入し
ておくだけでもよい。
【手続補正書】
【提出日】平成11年8月23日(1999.8.2
3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項】 珪藻土と黒ボク土を1:1〜2:1の割
合で混合した請求項記載の接触浄化材。
【請求項珪藻土又は黒ボク土を所定の粒度に粉砕
し、該粉砕した珪藻土又は黒ボク土に火山灰と必要量の
水を加えて混練したものを乾燥させ、その後に焼成する
ことを特徴とする接触浄化材の製造方法。
【請求項珪藻土又は黒ボク土を所定の粒度に粉砕
し、該粉砕した珪藻土又は黒ボク土に火山灰と必要量の
水を加えて混練したものを乾燥させ、その後に焼成する
ことにより、火山灰中のガラス質を溶解させることを特
徴とする接触浄化材の製造方法。
【請求項珪藻土又は黒ボク土を所定の粒度に粉砕
し、該粉砕した珪藻土又は黒ボク土に火山灰と必要量の
水を加えて混練したものを乾燥させ、その後に焼成する
ことにより、火山灰中のガラス質を溶解させて多孔質と
することを特徴とする接触浄化材の製造方法。
【請求項10】 珪藻土と黒ボク土を1:1〜2:1の
割合で混合した請求項記載の接触浄化材の製造方法。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、粉砕した珪藻土又は黒ボク土、或は粉砕し
た珪藻土と黒ボク土を混合したものに火山灰と必要量の
水を加えて混練したものを焼成することにより、火山灰
中のガラス質を溶解させて多孔質とした接触浄化材を提
供する。また、珪藻土又は黒ボク土、或は珪藻土と黒ボ
ク土を混合したものを所定の粒度に粉砕し、該粉砕した
珪藻土又は黒ボク土、或は珪藻土と黒ボク土を混合した
ものに火山灰と必要量の水を加えて混練したものを乾燥
させ、その後に焼成固化させることにより、火山灰中の
ガラス質を溶解させて多孔質とする接触浄化材の製造方
法を提供する。そして、珪藻土と黒ボク土を1:1
2:1の割合で混合した手段を提供する。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年12月2日(1999.12.
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項】 粉砕した黒ボク土に火山灰と必要量の水
を加えて混練したものを焼成することにより、火山灰中
のガラス質を溶解させて多孔質とするとともに溶解した
火山灰の成分を黒ボク土の粒子間に浸透させたものを所
定の粒状又は塊状に割砕してなることを特徴とする接触
浄化材。
【請求項】 粉砕した珪藻土及び黒ボク土に火山灰と
必要量の水を加えて混練したものを焼成することによ
り、火山灰中のガラス質を溶解させて多孔質とするとと
もに溶解した火山灰の成分を珪藻土及び黒ボク土の粒子
間に浸透させたものを所定の粒状又は塊状に割砕してな
ることを特徴とする接触浄化材。
【請求項】 珪藻土と黒ボク土を1:1〜2:1の割
合で混合した請求項記載の接触浄化材。
【請求項ボク土を所定の粒度に粉砕し、該粉砕
た黒ボク土に火山灰と必要量の水を加えて混練したも
のを乾燥させ、その後に焼成することにより、火山灰中
のガラス質を溶解させて多孔質とするとともに溶解した
火山灰の成分を黒ボク土の粒子間に浸透させたものを所
定の粒状又は塊状に割砕することを特徴とする接触浄化
材の製造方法。
【請求項】 珪藻土及び黒ボク土を所定の粒度に粉砕
し、該粉砕した珪藻土及び黒ボク土に火山灰と必要量の
水を加えて混練したものを乾燥させ、その後に焼成する
ことにより、火山灰中のガラス質を溶解させて多孔質と
するとともに溶解した火山灰の成分を珪藻土及び黒ボク
土の粒子間に浸透させたものを所定の粒状又は塊状に割
砕することを特徴とする接触浄化材の製造方法。
【請求項】 珪藻土と黒ボク土を1:1〜2:1の割
合で混合した請求項記載の接触浄化材の製造方法。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、粉砕した黒ボク土、或は粉砕した珪藻土と
黒ボク土を混合したものに火山灰と必要量の水を加えて
混練したものを焼成することにより、火山灰中のガラス
質を溶解させて多孔質としたものを所定の粒状又は塊状
に割砕してなる接触浄化材を提供する。また、黒ボク
、或は珪藻土と黒ボク土を混合したものを所定の粒度
に粉砕し、該粉砕した黒ボク土、或は珪藻土と黒ボク土
を混合したものに火山灰と必要量の水を加えて混練した
ものを乾燥させ、その後に焼成固化させることにより、
火山灰中のガラス質を溶解させて多孔質としたものを所
定の粒状又は塊状に割砕してなる接触浄化材の製造方法
を提供する。そして、珪藻土と黒ボク土を1:1〜2:
1の割合で混合した手段を提供する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D003 AA01 EA01 EA14 EA22 EA23 EA38 4D019 AA03 BA01 BA07 BB12 BC05 BC10 BD01 CB04 CB06 4G019 GA01

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉砕した天然鉱物に火山灰と必要量の水
    を加えて混練したものを焼成してなることを特徴とする
    接触浄化材。
  2. 【請求項2】 粉砕した天然鉱物に火山灰と必要量の水
    を加えて混練したものを焼成することにより、火山灰中
    のガラス質を溶解させたことを特徴とする接触浄化材。
  3. 【請求項3】 粉砕した天然鉱物に火山灰と必要量の水
    を加えて混練したものを焼成することにより、火山灰中
    のガラス質を溶解させて多孔質としたことを特徴とする
    接触浄化材。
  4. 【請求項4】 天然鉱物として珪藻土又は黒ボク土を使
    用した請求項1,2又は3記載の接触浄化材。
  5. 【請求項5】 天然鉱物として珪藻土と黒ボク土を混合
    したものを使用した請求項1,2又は3記載の接触浄化
    材。
  6. 【請求項6】 珪藻土と黒ボク土を1:1〜2:1の割
    合で混合した請求項5記載の接触浄化材。
  7. 【請求項7】 1200℃以上の高温で焼成する請求項
    1,2,3,4,5又は6記載の接触浄化材。
  8. 【請求項8】 得られた接触浄化材を所定の粒状又は塊
    状に割砕した請求項1,2,3,4,5,6又は7記載
    の接触浄化材。
  9. 【請求項9】 天然鉱物を所定の粒度に粉砕し、該粉砕
    した天然鉱物に火山灰と必要量の水を加えて混練したも
    のを乾燥させ、その後に焼成することを特徴とする接触
    浄化材の製造方法。
  10. 【請求項10】 天然鉱物を所定の粒度に粉砕し、該粉
    砕した天然鉱物に火山灰と必要量の水を加えて混練した
    ものを乾燥させ、その後に焼成することにより、火山灰
    中のガラス質を溶解させることを特徴とする接触浄化材
    の製造方法。
  11. 【請求項11】 天然鉱物を所定の粒度に粉砕し、該粉
    砕した天然鉱物に火山灰と必要量の水を加えて混練した
    ものを乾燥させ、その後に焼成することにより、火山灰
    中のガラス質を溶解させて多孔質とすることを特徴とす
    る接触浄化材の製造方法。
  12. 【請求項12】 天然鉱物として珪藻土又は黒ボク土を
    使用した請求項9,10又は11記載の接触浄化材の製
    造方法。
  13. 【請求項13】 天然鉱物として珪藻土と黒ボク土を混
    合したものを使用した請求項9,10又は11記載の接
    触浄化材の製造方法。
  14. 【請求項14】 珪藻土と黒ボク土を1:1〜2:1の
    割合で混合した請求項13記載の接触浄化材の製造方
    法。
  15. 【請求項15】 1200℃以上の高温で焼成する請求
    項9,10,11,12,13又は14記載の接触浄化
    材の製造方法。
  16. 【請求項16】 得られた接触浄化材を所定の粒状又は
    塊状に割砕する請求項9,10,11,12,13,1
    4又は15記載の接触浄化材の製造方法。
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