JP2000116226A - コンバイン - Google Patents

コンバイン

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JP2000116226A
JP2000116226A JP10307843A JP30784398A JP2000116226A JP 2000116226 A JP2000116226 A JP 2000116226A JP 10307843 A JP10307843 A JP 10307843A JP 30784398 A JP30784398 A JP 30784398A JP 2000116226 A JP2000116226 A JP 2000116226A
Authority
JP
Japan
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engine
rotation
threshing
accelerator
clutch
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10307843A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroki Matsuzawa
宏樹 松沢
Mikiya Shirakata
幹也 白方
Masaaki Suga
公明 菅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd, Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
Priority to JP10307843A priority Critical patent/JP2000116226A/ja
Publication of JP2000116226A publication Critical patent/JP2000116226A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 省エネルギー化、作業の安定化、操作性の向
上、作動の確実化、商品の付加価値の向上。 【構成】 走行装置2の上方に脱穀装置3を、走行装置
2の前方に刈取前処理装置4を夫々設け、前記走行装置
2および脱穀装置3および刈取前処理装置4はエンジン
5により駆動し、該エンジン5は、操縦部に設けたアク
セルレバー29を該アクセルレバー29の位置を検出す
る位置検出装置30と該アクセルレバー29を回動操作
する操作モータ31により、エンジン5の回転を自動的
に一定回転にさせるアクセル制御されるように構成した
ものにおいて、機体が前上りの傾斜になったときも、前
記アクセル制御するように構成したコンバイン。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンバインの特にエン
ジンの制御に係るものである。
【0002】
【従来技術】従来、走行装置の上方に脱穀装置を、走行
装置の前方に刈取前処理装置を夫々設け、前記走行装置
および脱穀装置よび刈取前処理装置はエンジンにより駆
動し、該エンジンは、操縦部に設けたアクセルレバーを
該アクセルレバーの位置を検出する位置検出装置と該ア
クセルレバーを回動操作する操作モータにより、エンジ
ンの回転を自動的に一定回転にさせるアクセル制御され
るようにした構成は公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公知例は、単にエ
ンジンの回転を自動的に一定回転にさせるだけで、その
応用範囲が狭かったという課題がある。本発明は、コス
トを上昇させずに、エンジンの回転制御することによ
り、作業を安定させるものである。
【0004】
【発明の目的】省エネルギー化、作業の安定化、操作性
の向上、作動の確実化、商品の付加価値の向上。
【0005】
【課題を解決しようとする手段】本発明は、走行装置2
の上方に脱穀装置3を、走行装置2の前方に刈取前処理
装置4を夫々設け、前記走行装置2および脱穀装置3お
よび刈取前処理装置4はエンジン5により駆動し、該エ
ンジン5は、操縦部に設けたアクセルレバー29を該ア
クセルレバー29の位置を検出する位置検出装置30と
該アクセルレバー29を回動操作する操作モータ31に
より、エンジン5の回転を自動的に一定回転にさせるア
クセル制御されるように構成したものにおいて、機体が
前上りの傾斜になったときも、前記アクセル制御するよ
うに構成したコンバインとしたものである。本発明は、
前記走行装置2には機体の前後側の傾斜を水平にするピ
ッチング機構を設け、該ピッチング機構を作動させるた
めの機体の傾斜を感知する傾斜感知センサ28により所
定角度以上の前記機体の前上り傾斜を感知し、かつ、エ
ンジン5が所定回転以上であって、エンジン5の回転が
一定回転以下に下がると、前記アクセル制御によりエン
ジン5の回転を一定回転数に維持させるように構成した
コンバインとしたものである。本発明は、走行装置2の
上方に脱穀装置3を、走行装置2の前方に刈取前処理装
置4を夫々設け、前記走行装置2および脱穀装置3およ
び刈取前処理装置4はエンジン5により駆動し、該エン
ジン5は、操縦部に設けたアクセルレバー29を該アク
セルレバー29の位置を検出する位置検出装置30と該
アクセルレバー29を回動操作する操作モータ31によ
り、エンジン5の回転を自動的に一定回転にさせるアク
セル制御されるように構成したものにおいて、機体所望
位置には、運転席に適当温度送風するエアコン10を設
け、該エアコン10を使用するときは前記アクセル制御
を定格回転に維持する重作業モードとしたコンバインと
したものである。本発明は、前記エンジン5の負荷が所
定以上のときは、自動的に前記エアコン10を停止させ
るように構成したコンバインとしたものである。本発明
は、走行装置2の上方に脱穀装置3を、走行装置2の前
方に刈取前処理装置4を夫々設け、前記走行装置2およ
び脱穀装置3および刈取前処理装置4はエンジン5によ
り駆動し、該エンジン5は、操縦部に設けたアクセルレ
バー29を該アクセルレバー29の位置を検出する位置
検出装置30と該アクセルレバー29を回動操作する操
作モータ31により、エンジン5の回転を自動的に一定
回転にさせるアクセル制御されるように構成したものに
おいて、前記脱穀装置3の脱穀クラッチ12と前記刈取
前処理装置4の刈取クラッチ9と脱穀した穀粒をグレン
タンクより排出する排出装置の排出クラッチ26との一
部または全部を入りにするときは、入りになる前にエン
ジン5の回転を低下させ、入りになると回転を復帰させ
るように構成したコンバインとしたものである。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を図により説明すると、1は
機体フレーム、2は走行装置、3は走行装置2の上方位
置に設けた脱穀装置、4は前記脱穀装置3の前方位置に
設けた刈取前処理装置4である。図2、図3は、伝動経
路を示し、5はエンジン、6は前記走行装置2に回転を
伝達するミッションケース、7はミッションケース6に
設けた変速装置、8は前記ミッションケース6より前記
刈取前処理装置4に出力する出力プーリ、9は刈取前処
理装置4への出力を継脱する刈取クラッチ、10は操縦
部あるいはキャビン11内に送風するエアコン(空調装
置)、12は脱穀クラッチ、13は扱胴、14は排藁搬
送装置、15は送風唐箕、16は揺動選別装置、17は
一番コンベア、18は揚穀螺旋、19は二番コンベア、
20は戻し螺旋、21は2番処理胴、22は排塵ファ
ン、23は穀稈供給搬送装置、24はカッター、25は
穀粒排出螺旋、26は穀粒排出クラッチ、27は排出用
揚穀螺旋である。
【0007】しかして、前記走行装置2は、機体の傾斜
を感知する傾斜感知センサ28により傾斜を感知する
と、機体の前側または後側を上昇または下降させて傾斜
修正して水平にするピッチング機構(図示省略)を設け
ている。該ピッチング機構および前記傾斜感知センサ2
8の構成は公知のものであり、また、傾斜感知センサ2
8の検出値あるいはピッチング機構の作動量等からの任
意の方法で機体傾斜の程度も検出し得るように構成す
る。なお、傾斜感知センサ28を使用すると、従来ある
部品を共用でき、コストを低くでき、好適である。そし
て、操縦部には、アクセルレバー29を設け、アクセル
レバー29にはアクセルレバー29の位置を検出するポ
テンショメータ等の位置検出装置30とアクセルレバー
29を自動的に操作する操作モータ31を設け、制御部
32はエンジン5の回転を自動的に一定回転させるよう
にするアクセル制御を行うように構成する。そして、エ
ンジン5が所定回転以上であること、前記傾斜感知セン
サ28等により機体が所定角度以上の前上り状態である
ことの条件を充足し、かつ、エンジン5の回転が一定回
転以下に下がると、制御部32は操作モータ31により
アクセルレバー29を自動操作して、アクセルを開いて
エンジン5の回転を一定の回転数に維持させる。
【0008】即ち、エンジン5が所定回転以上であると
検知していれば、機体は走行状態であり、機体の前上り
を検出したことにより登坂状態(上り坂を登る状態)で
あるから、登坂状態の走行抵抗によりエンジン5の回転
が低下するのを防止し、一定回転に維持させるように自
動制御する。しかして、エンジン5の制御は、例えば、
通常の作業状態の制御である一般作業モードや、エンジ
ン5に負荷が掛かるときの制御である重作業モードや、
単に路上走行中の制御である走行モード等の各モードに
基づいて行うが、運転席に設けたエアコン10を使用す
るときは重作業モードとし、エアコン10を使用してい
ないときは一般作業モードと、制御モードを自動的に変
更するように構成する。また、重作業モードであって
も、特にエンジン5に与える負荷が大のときは、自動的
に、前記エアコン10を停止させるように構成すると、
面倒な操作を省略して、脱穀作業における作業を良好に
でき好適である。また、負荷が元に戻ったときには、エ
アコン10をオンにするようにし、エアコン10の停止
を一時的にするようにすると、作業環境も良好でき、好
適である。
【0009】また、車速が零あるいは微速の略零状態で
あって、脱穀クラッチ12が入りのときは、軽作業モー
ドにより作業を行う。また、脱穀クラッチ12を入りに
するときは、直前にエンジン5の回転を低下させ、脱穀
クラッチ12が入りになると直ちに回転を復帰させるよ
うにする。この場合、脱穀クラッチ12は、脱穀クラッ
チレバー36と電気的または機械的に接続し、脱穀クラ
ッチレバー36の基部の切り位置にスイッチ37を、入
り位置にスイッチ38を設け、脱穀クラッチレバー36
の操作開始をスイッチ37が検出すると、エンジン5の
回転を低下させ、スイッチ38が脱穀クラッチレバー3
6の位置を検出したときには脱穀クラッチ12が入りに
なっているので、直ちに回転を復帰させるようにする。
即ち、脱穀クラッチ12と脱穀クラッチレバー36とを
電気的に接続するには、前記脱穀クラッチ12をモータ
等のアクチュエータにより入り切りするようにし、この
アクチュエータと前記スイッチ37、38とを制御部3
2を介して接続すればよく、また、機械的に接続すると
きは、脱穀クラッチ12と脱穀クラッチレバー36との
間をワイヤー・ケーブル等の連結部材により連結し、脱
穀クラッチレバー36の操作により直接ワイヤー・ケー
ブル等の連結部材を操作して、脱穀クラッチ12を入り
切りさせる。
【0010】また、脱穀クラッチ12以外に、刈取クラ
ッチ9、穀粒排出クラッチ26を入りにするときも、直
前にエンジン5の回転を低下させ、脱穀クラッチ12が
入りになると直ちに回転を復帰させるようにする。この
場合、脱穀クラッチ12と同様に、各クラッチとレバー
またはスイッチを電気的に接続してモータ等のアクチュ
エータにより入り切りする場合と、機械的に接続する場
合でもよい。以上の場合、キースイッチオンと共に制御
部32に通電され、クラッチ制御スイッチオンのとき、
各クラッチスイッチ(スイッチ37、スイッチ38を含
む)オンとなると、エンジン5の回転数を定格回転から
例えば2000rpmに低下させ、一定時間後徐々に定
格回転数に復帰させる。しかして、前記アクセルレバー
29を、手動による操作のみならず、位置検出装置30
と操作モータ31により自動的に操作可能なアクセル自
動制御するように構成し、前記アクセル自動制御スイッ
チ40がオンのときは、エンジン5の回転により予め設
定してある各種制御モードに基づいて位置検出装置30
と操作モータ31により自動的に操作して反応遅れを防
止して適切に制御する。また、前記アクセル自動制御ス
イッチ40がオフのときは、スロットル開度検知センサ
41の検出値により制御部32に予め設定してある各種
制御モードに基づいて自動制御し、手動操作の抵抗によ
る反応遅れを防止して適切に制御する。
【0011】
【作用】次に作用を述べる。エンジン5を始動すると、
エンジン5の回転がミッションケース6を介して走行装
置2に伝達され、また、脱穀クラッチ12を入りにする
と、脱穀装置3に回転が伝達され、刈取クラッチ9を入
りにすると、刈取前処理装置4に回転が伝達され、機体
を前進させると、刈取前処理装置4により穀稈を刈取
り、刈取られた穀稈は穀稈供給搬送装置23に引き継
れ、穀稈供給搬送装置23は穀稈を脱穀室に供給しなが
ら搬送し、供給された穀稈は回転する扱胴13により脱
穀され、送風唐箕15の送風と揺動選別装置16の揺動
により風選され、穀粒は一番コンベア17および揚穀螺
旋18によりグレンタンクに一時貯留され、二番物は二
番コンベア19と戻し螺旋20により2番処理胴21の
処理室に戻されて処理される。
【0012】この場合、キースイッチオンと共に制御部
32に通電され、クラッチ制御スイッチがオンの状態
で、各刈取クラッチ9、脱穀クラッチ12等のクラッチ
スイッチがオンになると、エンジン5の回転数を定格回
転から所定回転に低下させ、一定時間後徐々に定格回転
数に復帰させるから、クラッチを構成するベルトの摩耗
を防止すると共に、入りのときの衝撃を防止する。しか
して、前記走行装置2には機体の前後側の傾斜を修正す
るピッチング機構を設け、該ピッチング機構は前記機体
の傾斜を傾斜感知センサ28により感知して制御されて
いるので、この傾斜感知センサ28により常時機体の傾
斜角度が検出されており、また、操縦部のアクセルレバ
ー29は位置検出装置30と操作モータ31により自動
操作可能にしており、エンジン5が所定回転以上である
こと、前記傾斜感知センサ28等により機体が所定角度
以上の前上り状態であることの条件を充足し、かつ、エ
ンジン5の回転が一定回転以下に下がると、制御部32
は操作モータ31によりアクセルレバー29を自動操作
するから、これにより、アクセルは開かれ、エンジン5
の回転を一定の回転数に維持させる。
【0013】したがって、自動的に機体が登坂状態であ
ることを感知し、これに対応させて、エンジン5の回転
を一定回転に維持させ、脱穀装置3の脱穀作業の不具合
発生を防止する。しかして、エンジン5の制御は、例え
ば、通常の作業状態の制御である一般作業モードや、エ
ンジン5に負荷が掛ったとき一定の回転に維持するよう
にする制御である重作業モードや、単に路上走行中で刈
取り脱穀等の負荷が無い場合の制御である走行モード等
の各モードを予め設定し、各モードによってエンジン5
への燃料供給量を増減させて自動回転制御する。この場
合、運転席に設けたエアコン10を使用するときは重作
業モードとし、エアコン10を使用していないときは一
般作業モードとし、制御モードを自動的に変更するよう
に構成しているから、エアコン10の使用時は重作業モ
ードなのでエンジン5に負荷が掛かると、自動的にエン
ジン5の回転を定格回転に維持する制御を行うので、刈
取・脱穀作業に悪影響を与えず、また、エアコン10を
使用していないときは一般作業モードとして、多少の負
荷がエンジン5に掛かっても、エアコン10の作動によ
る負荷よりも少ないので、そのまま作業を続行し、燃料
消費量を削減する。
【0014】また、重作業モードによる制御中であって
も、特にエンジン5に与える負荷が大のときは、自動的
に、エアコン10を停止させるように構成しているか
ら、いちいちエアコン10を切るという面倒な操作を省
略して、脱穀作業における作業を良好にでき好適であ
る。また、負荷が元に戻ったときには、エアコン10を
再びオンにするようにし、エアコン10の停止を一時的
にしているから、一層、操作性を向上させ、作業環境も
良好にでき、好適である。しかして、車速が零あるいは
微速の略零状態であって、脱穀クラッチ12が入りのと
きは、軽作業モードにより作業を行うから、燃料消費量
を削減する。即ち、車速が零あるいは微速の略零状態で
は、通常手刈り穀稈の投入以外想定されないので、何れ
にせよ軽作業モードで充分に対応でき、燃料消費量を削
減することができる。
【0015】しかして、脱穀クラッチ12を入りにする
ときは、直前にエンジン5の回転を低下させ、脱穀クラ
ッチ12が入りになると直ちに回転を復帰させるが、脱
穀クラッチ12を電気信号により入りにするときは、電
気信号があったときにエンジン5の回転を低下させるか
ら、脱穀クラッチ12が入りになるときは確実にエンジ
ンの回転が低下し、確実にベルトの摩耗を防止できる。
また、前記電気信号は、脱穀クラッチレバー36の基部
の切り位置に設けたスイッチ37により送出するように
構成すれば、脱穀クラッチ12が入り前にエンジン5の
回転を低下させることができる。また、脱穀クラッチレ
バー36の基部の入り位置にスイッチ38を設け、スイ
ッチ38からの電気信号により回転を復帰させるように
構成すると、実際に脱穀クラッチ12が入りになったと
きに回転を復帰させ、確実に作業を開始でき、脱穀作業
の開始遅れを防止する。また、脱穀クラッチレバー36
を機械的に接続した合でも、同様に、脱穀クラッチレバ
ー36の基部の切り位置のスイッチ37と入り位置のス
イッチ38によって、手動操作のときでも、操作開始を
基準にするので、脱穀クラッチ12が入りになる前には
エンジン5の回転を確実に低下させ、脱穀クラッチ12
が確実に入りになったときには回転を復帰させるから、
脱穀作業の開始遅れを防止する。
【0016】しかして、前記アクセルレバー29は、手
動による操作のみならず、位置検出装置30と操作モー
タ31により自動的に操作可能なアクセル自動制御する
構成を前提とし、該制御をオンオフするアクセル自動制
御スイッチ40がオンのときは、エンジン5の回転によ
り予め設定してある各種制御モードに基づいて位置検出
装置30と操作モータ31により自動的に操作するか
ら、反応遅れを防止して適切に制御する。また、前記ア
クセル自動制御スイッチ40がオフのときは、スロット
ル開度検知センサ41の検出値により制御部32に予め
設定してある各種制御モードに基づいて自動制御するか
ら、手動操作の抵抗による反応遅れを防止して適切に制
御する。
【0017】
【効果】本発明は、走行装置2の上方に脱穀装置3を、
走行装置2の前方に刈取前処理装置4を夫々設け、前記
走行装置2および脱穀装置3および刈取前処理装置4は
エンジン5により駆動し、該エンジン5は、操縦部に設
けたアクセルレバー29を該アクセルレバー29の位置
を検出する位置検出装置30と該アクセルレバー29を
回動操作する操作モータ31により、エンジン5の回転
を自動的に一定回転にさせるアクセル制御されるように
構成したものにおいて、機体が前上りの傾斜になったと
きも、前記アクセル制御するように構成したコンバイン
としたものであるから、機体が登坂状態であるときに対
応させて、エンジン5の回転を一定回転に維持させ、脱
穀装置3の脱穀作業の不具合発生を防止することができ
る。本発明は、前記走行装置2には機体の前後側の傾斜
を水平にするピッチング機構を設け、該ピッチング機構
を作動させるための機体の傾斜を感知する傾斜感知セン
サ28により所定角度以上の前記機体の前上り傾斜を感
知し、かつ、エンジン5が所定回転以上であって、エン
ジン5の回転が一定回転以下に下がると、前記アクセル
制御によりエンジン5の回転を一定回転数に維持させる
ように構成したコンバインとしたものであるから、傾斜
感知センサ28により自動的に機体が登坂状態であるこ
とを感知し、これに対応させて、エンジン5の回転を一
定回転に維持させ、脱穀装置3の脱穀作業の不具合発生
を防止することができる。本発明は、走行装置2の上方
に脱穀装置3を、走行装置2の前方に刈取前処理装置4
を夫々設け、前記走行装置2および脱穀装置3および刈
取前処理装置4はエンジン5により駆動し、該エンジン
5は、操縦部に設けたアクセルレバー29を該アクセル
レバー29の位置を検出する位置検出装置30と該アク
セルレバー29を回動操作する操作モータ31により、
エンジン5の回転を自動的に一定回転にさせるアクセル
制御されるように構成したものにおいて、機体所望位置
には、運転席に適当温度送風するエアコン10を設け、
該エアコン10を使用するときは前記アクセル制御を定
格回転に維持する重作業モードとしたコンバインとした
ものであるから、エアコン10作動時の負荷が大きくな
ったときも適切に対処でき、作業環境を良好にしつつ、
作業効率の確保もでき、操作性を低下させずに両者を両
立させることができる。本発明は、前記エンジン5の負
荷が所定以上のときは、自動的に前記エアコン10を停
止させるように構成したコンバインとしたものであるか
ら、前記効果を奏する外、一層、エンジン5の回転を一
定回転に維持させ、脱穀装置3の脱穀作業の不具合発生
を防止することができる。本発明は、走行装置2の上方
に脱穀装置3を、走行装置2の前方に刈取前処理装置4
を夫々設け、前記走行装置2および脱穀装置3および刈
取前処理装置4はエンジン5により駆動し、該エンジン
5は、操縦部に設けたアクセルレバー29を該アクセル
レバー29の位置を検出する位置検出装置30と該アク
セルレバー29を回動操作する操作モータ31により、
エンジン5の回転を自動的に一定回転にさせるアクセル
制御されるように構成したものにおいて、前記脱穀装置
3の脱穀クラッチ12と前記刈取前処理装置4の刈取ク
ラッチ9と脱穀した穀粒をグレンタンクより排出する排
出装置の排出クラッチ26との一部または全部を入りに
するときは、入りになる前にエンジン5の回転を低下さ
せ、入りになると回転を復帰させるように構成したコン
バインとしたものであるから、クラッチ12が入りにな
るときは確実にエンジンの回転が低下し、確実にベルト
の摩耗を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 コンバインの側面図。
【図2】 エンジンミッションの伝動機構略図。
【図3】 エンジン脱穀装置の伝動機構略図。
【図4】 アクセル制御機構の一例を示す斜視図。
【図5】 ブロック図。
【図6】 フロー図。
【図7】 操作席の概略平面図。
【図8】 エンジン特性の説明図。
【図9】 エンジン特性の説明図。
【図10】 クラッチ制御の概略図。
【図11】 アクセル制御の概略図。
【符号の説明】
1…機体フレーム、2…走行装置、3…脱穀装置、4…
刈取前処理装置、5…エンジン、6…ミッションケー
ス、7…変速装置、8…出力プーリ、9…刈取クラッ
チ、10…エアコン、12…脱穀クラッチ、13…扱
胴、14…排藁搬送装置、15…送風唐箕、16…揺動
選別装置、17…一番コンベア、18…揚穀螺旋、19
…二番コンベア、20…戻し螺旋、21…2番処理胴、
22…排塵ファン、23…穀稈供給搬送装置、24…カ
ッター、25…穀粒排出螺旋、26…穀粒排出クラッ
チ、27…排出用揚穀螺旋、28…傾斜感知センサ、2
9…アクセルレバー、30…位置検出装置、31…操作
モータ、32…制御部、36…脱穀クラッチレバー、3
7…スイッチ、38…スイッチ、40…アクセル自動制
御スイッチ、41…スロットル開度検知センサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菅 公明 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 Fターム(参考) 2B074 AA02 AB01 AC02 AD05 AE01 AF02 AG03 BA09 CA01 CE01 DA01 DA02 DA05 DB03 DB04 DD01 DE03 EA13 EB03 EB13 EB18 EC01 EE04 FA01 GJ07 2B076 CC12 DC01 EC02 EC19 ED11 2D003 AA06 AB06 BA01 BA02 BA03 DA04 DB04 DB05 2D015 CA01 HB04 HB05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行装置2の上方に脱穀装置3を、走行
    装置2の前方に刈取前処理装置4を夫々設け、前記走行
    装置2および脱穀装置3および刈取前処理装置4はエン
    ジン5により駆動し、該エンジン5は、操縦部に設けた
    アクセルレバー29を該アクセルレバー29の位置を検
    出する位置検出装置30と該アクセルレバー29を回動
    操作する操作モータ31により、エンジン5の回転を自
    動的に一定回転にさせるアクセル制御されるように構成
    したものにおいて、機体が前上りの傾斜になったとき
    も、前記アクセル制御するように構成したコンバイン。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記走行装置2には
    機体の前後側の傾斜を水平にするピッチング機構を設
    け、該ピッチング機構を作動させるための機体の傾斜を
    感知する傾斜感知センサ28により所定角度以上の前記
    機体の前上り傾斜を感知し、かつ、エンジン5が所定回
    転以上であって、エンジン5の回転が一定回転以下に下
    がると、前記アクセル制御によりエンジン5の回転を一
    定回転数に維持させるように構成したコンバイン。
  3. 【請求項3】 走行装置2の上方に脱穀装置3を、走行
    装置2の前方に刈取前処理装置4を夫々設け、前記走行
    装置2および脱穀装置3および刈取前処理装置4はエン
    ジン5により駆動し、該エンジン5は、操縦部に設けた
    アクセルレバー29を該アクセルレバー29の位置を検
    出する位置検出装置30と該アクセルレバー29を回動
    操作する操作モータ31により、エンジン5の回転を自
    動的に一定回転にさせるアクセル制御されるように構成
    したものにおいて、機体所望位置には、運転席に適当温
    度送風するエアコン10を設け、該エアコン10を使用
    するときは前記アクセル制御を定格回転に維持する重作
    業モードとしたコンバイン。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記エンジン5の負
    荷が所定以上のときは、自動的に前記エアコン10を停
    止させるように構成したコンバイン。
  5. 【請求項5】 走行装置2の上方に脱穀装置3を、走行
    装置2の前方に刈取前処理装置4を夫々設け、前記走行
    装置2および脱穀装置3および刈取前処理装置4はエン
    ジン5により駆動し、該エンジン5は、操縦部に設けた
    アクセルレバー29を該アクセルレバー29の位置を検
    出する位置検出装置30と該アクセルレバー29を回動
    操作する操作モータ31により、エンジン5の回転を自
    動的に一定回転にさせるアクセル制御されるように構成
    したものにおいて、前記脱穀装置3の脱穀クラッチ12
    と前記刈取前処理装置4の刈取クラッチ9と脱穀した穀
    粒をグレンタンクより排出する排出装置の排出クラッチ
    26との一部または全部を入りにするときは、入りにな
    る前にエンジン5の回転を低下させ、入りになると回転
    を復帰させるように構成したコンバイン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020218123A1 (ja) * 2019-04-24 2020-10-29 株式会社クボタ 作業車、収穫機、及び、作業機
JP2020195305A (ja) * 2019-05-31 2020-12-10 株式会社クボタ 作業車

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WO2020218123A1 (ja) * 2019-04-24 2020-10-29 株式会社クボタ 作業車、収穫機、及び、作業機
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