JP2000116212A - 移植機における作業部の昇降制御装置 - Google Patents

移植機における作業部の昇降制御装置

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JP2000116212A
JP2000116212A JP10289836A JP28983698A JP2000116212A JP 2000116212 A JP2000116212 A JP 2000116212A JP 10289836 A JP10289836 A JP 10289836A JP 28983698 A JP28983698 A JP 28983698A JP 2000116212 A JP2000116212 A JP 2000116212A
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unit
planting
lever
lowering
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JP10289836A
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Hachiro Nakamura
八郎 中村
Masahiko Matsukawa
雅彦 松川
Chie Mizutani
智恵 水谷
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 手元操作レバーによる植付部の昇降制御時
に、誤操作により植付部が昇降するのを防止する。 【解決手段】 乗用田植機1には、リンク機構8を介し
て植付部10が支持され、この植付部10は手元操作レ
バー38の操作により昇降自在とされていて、この手元
操作レバー38を上げ位置に操作すると植付部10が所
定高さまで上昇し、下げ位置に操作すると所定高さまで
下降する。制御部39では、手元操作レバー38の操作
に基づき、植付部10が所定高さまで上昇又は下降した
後、再度該手元操作レバー38を操作することにより植
付部10の昇降制御を可能としている。しかし、植付部
10の昇降途中に手元操作レバー38を操作したとして
も、チェック手段Aにより植付部10の昇降が禁止され
るため、誤って作業者の手が手元操作レバー38に当接
しても、植付部10が昇降することはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移植機における作
業部の昇降制御装置に係り、詳しくは手元操作手段によ
り走行機体に支持した作業部を昇降制御自在とした昇降
制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、乗用田植機に支持された植付
部の昇降制御は、油圧により行われ、その油圧制御機構
は、例えば図7に示すように、座席シート7の側部に油
圧・植付レバー17が設けられていて、該レバー17の
手動操作にて植付部10を昇降制御すると共に、該レバ
ー17を「下げ」ないし「植付」位置に操作すると、植
付部10のフロート14に作用する土圧を感知して適正
な植付位置になるように植付部10が自動昇降制御され
る。
【0003】すなわち、前記油圧・植付レバー17を、
図8に示すレバーガイド21に沿って操作すると、平板
カム30が支点軸31を中心として回動し、この回動量
に応じて油圧コントロールバルブ35が作動し、該油圧
コントロールバルブ35を介して油圧シリンダ(図示せ
ず)により昇降リンク機構8に支持された植付部10が
昇降制御される。
【0004】また、最近は前記油圧・植付レバー17の
代わりに手元操作レバーを設け、この手元操作レバーに
より、植付部の昇降制御を行えるようにしたものがあ
り、これによれば片手運転をすることなくきめ細かな運
転が可能となる。この手元操作レバーは、例えば上下方
向に操作可能であって、所定の基準位置から上げ操作す
ると植付部10は所定高さに上昇し、また前記基準位置
から下げ操作すると植付部10は所定高さに下降する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記手元操作
レバーによる昇降制御において、植付部10を上昇させ
ようとして手元操作レバーを基準位置から上げ操作した
後、作業者が植付部10の上昇途中において手元操作レ
バーを下げ操作した場合に、油圧制御が下げに切り換わ
って、植付部10が下降する制御を可能とすると、以下
のような不都合が生じる。すなわち、例えば不用意に作
業者の手が手元操作レバーに当たった場合でも、作業者
の意思と無関係に植付部10が昇降してしまうことにな
り、トラブルを招き易い。
【0006】また、従来は、前記手元操作レバーを「下
げ」位置から再度下方に変位した「植付」位置に操作す
ると、植付部10の位置に関係なく植付クラッチが入る
ようになっていたため、いわゆる空中植えのおそれがあ
った。この不具合を解決するためには、従来、作業者は
手元操作レバーを「下げ」位置に操作した後、植付部1
0が田面に接地したことを確認してから「植付」位置に
操作しなければならず、作業が煩雑であった。
【0007】本発明は、斯かる課題を解消するためにな
されたもので、その目的とするところは、手元操作手段
の操作による作業部の昇降制御時に、誤操作等に基づき
作業部が昇降する等のトラブルを回避すると共に、いわ
ゆる空中植えを防止することのできる移植機における作
業部の昇降制御装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、運転席(9)を有する走行
機体(5)にリンク機構(8)を介して作業部(10)
を昇降自在に支持すると共に、運転操作部に、手元操作
手段(38)を設けた移植機(1)において、前記手元
操作手段(38)の上げ位置への操作で前記作業部(1
0)を所定高さまで上昇制御可能とし、かつ下げ位置へ
の操作で前記作業部(10)を所定高さまで下降制御可
能とする制御部(39)を備え、該制御部(39)は、
前記作業部(10)が前記所定高さまで昇降した後、再
度の前記手元操作手段(38)の操作による前記作業部
(10)の昇降制御を可能とすると共に、該作業部(1
0)が昇降途中にあるときの前記手元操作手段(38)
の操作による前記作業部(10)の昇降制御を禁止する
チェック手段(A)を備えている、ことを特徴とする。
【0009】また、請求項2記載の発明は、前記リンク
機構(8)の変位量を検出して前記作業部(10)の圃
場面への接地を検出する検出センサ(59)を備え、前
記制御部(39)は、前記手元操作手段(38)を下げ
操作後、再度下方に操作したことに基づき、前記作業部
(10)が圃場面に接地したことを条件として作業機ク
ラッチの入り操作を行う、ことを特徴とする。
【0010】[作用]以上の発明特定事項に基づき、移
植機(1)の走行機体(5)には、リンク機構(8)を
介して作業部(10)が支持され、この作業部(10)
は、手元操作手段(38)の操作により制御部(39)
を介して昇降制御自在とされていて、該手元操作手段
(38)を上げ位置に操作すると作業部(10)は所定
高さまで上昇制御され、下げ位置に操作すると所定高さ
まで下降制御される。
【0011】また、前記制御部(39)では、手元操作
手段(38)の操作に基づき作業部(10)が所定高さ
まで上昇又は下降した後、再度この手元操作手段(3
8)を操作することにより作業部(10)の昇降制御を
可能としている。しかし、作業部(10)が昇降途中に
おいて手元操作手段(38)を操作したとしても、該作
業部(10)の昇降制御はチェック手段(A)により禁
止され、これにより、例えば作業者の手が誤って手元操
作手段(38)に当接した場合に、作業者の意思と無関
係に作業部(10)が昇降してしまう等の弊害が防止さ
れる。
【0012】また、本発明は、リンク機構(8)の変位
量を検出センサ(59)にて検出することで、前記作業
部(10)の圃場面への接地を検出しており、作業者が
前記手元操作手段(38)を下げ操作した後に再度下方
に操作(植付位置に操作)した場合は、作業部(10)
が圃場面に接地したことを条件として作業機クラッチの
入り操作を行うようにしたことで、いわゆる空中植えが
防止される。
【0013】なお、上述したカッコ内の符号は図面を参
照するために示すものであって、本発明の発明特定事項
を何ら限定するものではない。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
の形態を説明する。なお、前述した従来例と同一又は相
当する部材には同一の符号を付す。
【0015】図1に示すように、乗用田植機1は、前輪
2及び後輪3により支持された走行機体5を有してお
り、該走行機体5にはその前輪前方部分のボンネット4
内にエンジン6が搭載され、走行機体5の前後方向の中
間部には座席シート7を有する運転席9が配設されてい
る。この座席シート7の側方には、手動操作レバー17
が設けられていて、この手動操作レバー17は、レバー
ガイド21に沿い各位置に操作可能となっている。
【0016】前記走行機体5の後方には、昇降リンク機
構8を介して作業部としての植付部10が昇降自在に支
持され、該植付部10には多数のプランタ、フロー卜1
4及びマット苗を上下方向に載置し得る苗載せ台12が
備えられている。また、前記走行機体5には、昇降リン
ク機構8に固着されたリンクブラケット20との間に油
圧シリンダ装置19が配設されていて、手動操作レバー
17の操作に基づき、座席シート7下部のリヤカバー2
6内に配置された制御部39を介して油圧コントロール
バルブ35が制御され、更に該油圧コントロールバルブ
35により油圧シリンダ装置19が伸縮制御されて、植
付部10が昇降作動する。
【0017】なお、前記手動操作レバー17の操作位置
は、レバー位置検出ポテンショメータ50により検出さ
れ、この検出値に応じてカム回動モータ41の回動によ
り作動機構40の作動で油圧コントロールバルブ35が
制御される。
【0018】更に、前記運転席9の前部には、ステアリ
ングホイール13が設けられ、該ステアリングホイール
13のステアリングシャフト13aには、スイッチボッ
クス15が設けられ、このスイッチボックス15に手元
操作手段としての手元操作レバー38が取付けられてい
る。
【0019】本発明においては、前記制御部39によ
り、前記手元操作手段38の上げ位置への操作で前記作
業部10を所定高さまで上昇制御可能とし、かつ下げ位
置への操作で前記作業部10を所定高さまで下降制御可
能としている。
【0020】図2に示すように、前記手元操作レバー3
8は、ステアリングシャフト13aに沿って上下方向に
操作可能であって、図示しない弾発部材により、手を離
すと略々水平の基準位置に自動復帰するように付勢され
ている。そして、この手元操作レバー38は、上下方向
に操作に関し、略々水平の基準位置と、この基準位置か
ら上方に変位した上げ位置と、基準位置から下方に変位
した下げ位置と、下降を開始した後再度手元操作レバー
38を下方に変位した植付位置とに切換え操作自在とな
っている。
【0021】次に、前記手元操作レバー38による植付
部10の昇降機構について説明する。
【0022】図3に示すように、座席シート7下部のリ
ヤカバー26内には、前記油圧コントロールバルブ35
や作動機構40が配置され、この作動機構40によって
油圧コントロールバルブ35が操作される。前記作動機
構40は、油圧コントロールバルブ35の近傍に配置さ
れたカム回動モータ41と、該カム回動モータ41のモ
ータ軸と一体的に回転する小ギヤ42と、該小ギヤ42
に噛合するギヤ部30aを有しかつ支点軸31を中心と
して回動可能な平板カム30とを有している。前記平板
カム30の支点軸31には、該支点軸31の回転角を検
出するカム位置ポテンショメータ43が取り付けられて
いる。
【0023】前記油圧コントロールバルブ35の操作軸
35aには、バルブ操作板36が固定されていて、該油
圧コントロールバルブ35から、油圧ホース32,33
が油圧シリンダ19及び図示しない油圧ポンプに連結さ
れている。なお、前記平板カム30と油圧コントロール
バルブ35及びバルブ操作板36は、側面視においてオ
ーバラップするように配置されている。
【0024】図4に示すように、前記平板カム30は、
カム周縁部に部分的に形成された前記ギヤ部30aと、
大凹部a、小凸部b、ランド部c及び融通凹部fを有し
ていて、前記大凹部aは、カムアーム44の先端に回転
自在に支持されているローラ45に当接するカム面から
なる。また、前記融通凹部fは、バルブ操作板36に植
設されたピン36aを受け入れる凹部に形成され、該凹
部f内にてピン36aの移動を許容して融通機構(自動
範囲)を構成すると共に、該凹部fの一側面f1 にピン
36aを当接して一体に移動する(手動操作)。
【0025】前記カムアーム44は、支軸46を中心と
して回転自在に支持されており、該カムアーム44の他
端は、ロッド47を介して図示しない植付クラッチに連
結されている。これにより、前記大凹部aは、植付クラ
ッチの入切操作を行う。
【0026】前述した図3に示すように、前記油圧コン
トロールバルブ35の操作軸35aには、フロート14
に連動する連動アーム48が回転自在に支持されてお
り、該連動アーム48の先端は、プレート49及び扇形
ギヤ52に連結されている。前記扇形ギヤ52は、支点
23を中心として揺動可能とされ、該支点23には扇形
ギヤ52の回動量を検出するポテンショメータ57が設
けられていて、前記油圧コントロールバルブ35の回動
量は、このポテンショメータ57によって検出される。
また、前記扇形ギヤ52には、バルブ回動モータ55に
よって駆動される小ギヤ56が噛合しており、該扇形ギ
ヤ52に連結された前記プレート49、更に連動アーム
48とバルブ操作板36を介して油圧コントロールバル
ブ35が制御される。
【0027】一方、昇降リンク機構8の後部には、支点
軸25を中心として回動可能な揺動アーム27が設けら
れていて、この揺動アーム27は感知プレート22を介
してフロート14の前部に連結されている。前記揺動ア
ーム27と感知プレート22とは、該感知プレート22
の長孔22aに嵌入されたピン28を介して連結されて
いる。そして、前記フロート14に作用する土圧変動に
基づくフロート14の上下移動は、フロート位置ポテン
ショメータ58により検出され、この検出値に基づき後
述するバルブ回動モータ55が回動し、前記油圧コント
ロールバルブ35が制御されて、前記油圧シリンダ装置
19が伸縮するようになっている。
【0028】図4において、前記バルブ操作板36に
は、連係ピン36bが植設されており、該連係ピン36
bは前記連動アーム48に当接し、該連動アーム48と
共に連動し得るようになっている。そして、この連係ピ
ン36bと、前記扇形ギヤ52に植設されたピン53と
の間にスプリング54が張設されていて、該スプリング
54の張力は、連動アーム48の一側に当接しているピ
ン36bを介してバルブ操作板36に伝達される。ま
た、機体フレームと前記ピン53との間には、スプリン
グ37が張設されていて、該スプリング37により油圧
コントロールバルブ35を一方向に向けて押圧・付勢し
ている。
【0029】図5には、本実施の形態における制御ブロ
ック図が示されている。
【0030】同図において、前記制御部39には、手動
操作レバー17の操作位置を検出するレバー位置検出ポ
テンショメータ50、手元操作レバー38の上下方向の
操作を検出する切換スイッチ51、各モニタを作動状態
にする植付スイッチ60等からの信号が入力されている
他、平板カム30のカム位置を検出するポテンショメー
タ43、昇降リンク機構8のリフタ角を検出するリフタ
角ポテンショメータ59(図1参照)等からの信号が入
力されている。そして、これらの入力信号に基づき、前
記制御部39を介してバルブ回動モータ55とカム回動
モータ41とが制御される。
【0031】以上により、前記手元操作レバー38は、
制御部39を介してカム回動モータ41と電気的に接続
されていて、該手元操作レバー38を上下方向に操作す
ると、その操作内容が切換スイッチ51により判別さ
れ、この切換スイッチ51からの制御信号で、前記カム
回動モータ41により平板カム30が回動され、バルブ
操作板36を介して前記油圧コントロールバルブ35が
制御される。
【0032】すなわち、前記手元操作レバー38を上下
方向に操作すると、カム回動モータ41により前記平板
カム30が駆動され、該平板カム30の支点軸31を中
心とした回動量はポテンショメータ43により検出され
る。この平板カム30の回動により、ピン36aを介し
て油圧コントロールバルブ35が回動し、これにより油
圧シリンダ装置19が伸縮されて植付部10が昇降制御
される。
【0033】本発明において、前記制御部39は、植付
部10が所定高さまで昇降した後、再度の手元操作レバ
ー38の操作による前記植付部10の昇降制御を可能と
すると共に、該植付部10が昇降途中にあるときの前記
手元操作レバー38の操作による前記植付部10の昇降
制御を禁止するチェック手段(後述するA)を備えてい
る。
【0034】図6は、前記手元操作レバー38による植
付部10の制御フローチャートを示すものであり、以
下、この図に基づき植付部10の昇降制御を説明する。
【0035】S1では、手元操作レバー38のレバー操
作があったか否かを判断し、なければS3に進み、操作
があったならS2でレバー操作が前回と今回とで同じか
否かを判断する。このS2では、前回のレバー操作と同
じ操作であればS3に進み、異なっていればS4におい
て、油圧カム位置が「固定」位置にあるか否かを判断す
る。そして、油圧カム位置が「固定」位置になければS
5に進み、「固定」位置にあれば、S6において手元操
作レバー38の操作が「上げ」側か「下げ」側かを判断
する。このS6では、レバー操作が「下げ」側であれば
S7〜S8において、油圧カム位置を「下げ」にしてか
ら下げフラグをセットしてS25に進み、レバー操作が
「上げ」側であればS9に進む。このS9においては、
次に植付部10が最上昇位置にあるか否かを判断し、最
上昇位置にあればS25に進み、最上昇位置になけれ
ば、S10において油圧カム位置を「上げ」にしてS2
5に進む。
【0036】また、前述したS5では、油圧カム位置が
「上げ」位置にあるか否かを判断し、「上げ」位置にな
ければS11に進み、「上げ」位置にあればS12にお
いて、更に手元操作レバー38のレバー操作が「上げ」
側か「下げ」側かを判断する。そして、レバー操作が
「上げ」側であればS25に進み、「下げ」側であれ
ば、チェック手段Aを構成するS13に進む。このS1
3では、植付部10が最上昇位置にあるか否かを判断
し、最上昇位置になければS25に進み、最上昇位置に
あれば、S14〜S15において油圧カム位置を「下
げ」としてから下げフラグをセットして、S25に移行
する。
【0037】更に、前述したS11において、油圧カム
位置が「下げ」位置にあるか、又は「植付」位置にある
かを判断し、「植付」位置にあればS16に進み、「下
げ」位置にあればS17に進む。このS17では、手元
操作レバー38のレバー操作が「上げ」側か「下げ」側
かを判断し、「下げ」側ならS18にて植付待ちフラグ
をセットしてからS25に進む。また、S17で手元操
作レバー38のレバー操作が「上げ」側なら、S19に
おいて植付待ちフラグをクリアしてから、チェック手段
Aを構成するS20に進み、ここで下げフラグがセット
されているか否かを判断する。そして、下げフラグがセ
ットされていなければ、S21にて油圧カム位置を「上
げ」にしてからS25に進み、下げフラグがセットされ
ていれば、S25に進む。
【0038】一方、前述したS3においては、植付待ち
フラグがセットされているか否かを判断し、セットされ
ていなければS25に進み、セットされていれば次にS
22において、下げフラグがセットされているか否かを
判断する。そして、下げフラグがセットされていればS
25に進み、セットされていなければS23〜S24に
おいて、油圧カム位置を「植付」位置としてから植付待
ちフラグをクリアしてS25に進む。
【0039】このS25では、植付部10が田面に接地
しているか又は昇降中かを判断し、昇降中なら最初のス
テップに戻り、接地していればS26において下げフラ
グをクリアしてから最初のステップに戻る。
【0040】次に、本発明においては、前記制御部39
は、手元操作レバー38を下げ操作後、再度下方に操作
したことに基づき、前記植付部10が圃場面に接地した
ことを条件として植付クラッチの入り操作を行う。
【0041】そして、この場合、植付部10が田面に接
地したことの検出は、昇降リンク機構8の変位量を検出
するリフタ角ポテンショメータ59によって行われ(図
1参照)、例えば該リフタ角ポテンショメータ59の信
号変化がなくなったときに接地と判断する。具体的に
は、上述した図6のS25において、手元操作レバー3
8を下げ操作後、再度下方に操作した場合で、更に植付
部10が接地したことを判断した後に、植付クラッチの
入り操作が行われる。
【0042】
【発明の効果】以上説明した通り、請求項1記載の発明
によれば、制御部は、作業部が所定高さまで昇降した
後、再度の手元操作手段の操作による前記作業部の昇降
制御を可能とし、また作業部が昇降途中にあるときの手
元操作手段の操作による作業部の昇降制御を禁止するチ
ェック手段を備えていることにより、例えば不用意に作
業者の手が手元操作手段に当たっても、作業者の意思と
関係なく作業部が昇降する等の誤操作に基づくトラブル
を防止することができる。
【0043】請求項2記載の発明によれば、手元操作手
段を下げ操作後、再度下方に操作したことに基づき、作
業部が圃場面に接地したことを条件として作業機クラッ
チの入り操作を行うようにしたことで、運転者は機体後
方を向いてその都度作業部の接地を確認する手間を省く
ことができ、作業性の向上を図ることができる。また、
作業部が接地する前に作業機クラッチが入ってしまい、
作業部が空中にあるときに植付作業を開始するという、
いわゆる空中植えを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された乗用田植機を模式的に表し
た側面図である。
【図2】植付部の昇降制御機能を備えた手元操作レバー
の斜視図である。
【図3】乗用田植機における油圧制御機構の全体構成を
示す側面図である。
【図4】同上の要部拡大図である。
【図5】制御部の構成ブロック図である。
【図6】手元操作レバーによる植付部の昇降制御におけ
る制御フローチャートを示す図である。
【図7】従来の乗用田植機における油圧制御機構の全体
構成を示す側面図である。
【図8】従来の手動操作レバーによる操作位置を示す図
である。
【符号の説明】
1 乗用田植機 5 走行機体 8 昇降リンク機構 10 植付部 19 油圧シリンダ装置 30 平板カム 35 油圧コントロールバルブ 38 手元操作レバー 39 制御部 41 カム回動モータ 55 バルブ回動モータ
フロントページの続き (72)発明者 水谷 智恵 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 三菱農機株式会社内 Fターム(参考) 2B062 AA02 AA11 AB01 BA22 BA62 CA05 CA16 CA30 CB04 2B304 KA08 LA02 LA09 LB05 LB16 LC04 LC14 MA03 MB02 MC12 MC13 PA01 QA07 QA11 QA22 QB13 RA27

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転席を有する走行機体にリンク機構を
    介して作業部を昇降自在に支持すると共に、運転操作部
    に、手元操作手段を設けた移植機において、 前記手元操作手段の上げ位置への操作で前記作業部を所
    定高さまで上昇制御可能とし、かつ下げ位置への操作で
    前記作業部を所定高さまで下降制御可能とする制御部を
    備え、 該制御部は、前記作業部が前記所定高さまで昇降した
    後、再度の前記手元操作手段の操作による前記作業部の
    昇降制御を可能とすると共に、該作業部が昇降途中にあ
    るときの前記手元操作手段の操作による前記作業部の昇
    降制御を禁止するチェック手段を備えている、 ことを特徴とする移植機における作業部の昇降制御装
    置。
  2. 【請求項2】 前記リンク機構の変位量を検出して前記
    作業部の圃場面への接地を検出する検出センサを備え、 前記制御部は、前記手元操作手段を下げ操作後、再度下
    方に操作したことに基づき、前記作業部が圃場面に接地
    したことを条件として作業機クラッチの入り操作を行
    う、 ことを特徴とする請求項1記載の移植機における作業部
    の昇降制御装置。
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JP2017221217A (ja) * 2017-08-24 2017-12-21 井関農機株式会社 移植機
JP2020115748A (ja) * 2019-01-18 2020-08-06 株式会社クボタ 水田作業機

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