JP2000115906A - 電気自動車のモータ制御装置 - Google Patents
電気自動車のモータ制御装置Info
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Abstract
フ時のトルクTa+ブレーキ回生トルクTkの和によ
り、モータトルクを決定する。アクセルオフ時のトルク
Taは、モータ回転数N2以下で、力行のクリープトル
ク発生となる。また、モータ回転数がN1より大きい時
にブレーキが踏まれていると、ブレーキ回生トルクTk
は減速トルクを発生している。そこで、減速からクリー
プトルクに移行するとショックが発生する。ブレーキオ
ン状態で、モータ回転数NeがN1<Ne<N2となっ
た場合に、クリープ禁止状態に移行する(S12)。こ
の状態では、アクセルオフ時のトルクTaを0にするこ
とで、クリープトルクの発生を防止してショックの発生
を防止する。
Description
り走行する電気自動車の駆動用のモータを制御するモー
タ制御装置、特にブレーキオフ後の振動抑制に関する。
電気自動車が知られており、アクセルの踏み込み量に応
じてモータの出力トルクを制御して走行する。一方、減
速時には、通常の機械ブレーキの他に回生制動が利用さ
れる。これはモータを発電機として作用させ、モータに
負のトルク(回生トルク)を発生させるものであり、発
電電力はバッテリの充電に用いられる。ブレーキペダル
が踏み込まれたときには、その踏み込み量に応じた減速
力が必要であり、回生トルクで不足する減速を機械的ブ
レーキによって補う。また、アクセルペダルのオフ時の
エンジンブレーキ相当の減速は回生トルクのみで行って
いる。
気自動車において、ブレーキを踏み込んで減速している
状態からブレーキを離したときに、振動が発生する場合
がある。これについて調査したところ、モータ回転数が
所定の低回転数であり、ブレーキを離した際にクリープ
モードによる力行トルクが発生し、トルクの向きが急激
に変化することが原因であることが分かった。
車のモータ制御装置を提供することを目的とする。
により走行する電気自動車の駆動用のモータを制御する
モータ制御装置であって、ブレーキがオンからオフに変
化した時に、所定の期間力行トルクの発生を禁止するこ
とを特徴とする。このように、力行トルクの発生を禁止
することで振動の発生を防止できる。アクセルがオフの
時には、モータ回転数が所定値以上で、エンジンブレー
キ相当の回生トルクが発生し、所定回転数以下で小さな
力行トルクであるクリープトルクが発生する。ブレーキ
がオンの場合には、ブレーキ用の回生トルクを発生す
る。そこで、ブレーキがオンからオフに変わり、そのと
きのモータ回転数がクリープトルク発生の回転数であっ
た場合には、トルクの変化が大きくなり、振動が発生す
る。クリープトルクの発生を禁止することで、振動の発
生を防止できる。
実施形態という)について、図面に基づいて説明する。
た電気自動車の要部を示すブロック図であり、バッテリ
10には、インバータ12を介しモータ14が接続され
ている。このモータ14は永久磁石モータや誘導モータ
で構成されており、バッテリ10からの直流電力がイン
バータ12によってトルク指令に応じた三相交流電流に
変換されモータ14に供給される。
接続されており、このコントローラ20がインバータ1
2の動作を制御する。モータ14には、そのロータ位置
を検出する位置センサ22が取り付けられている。位置
センサ22はホール素子などで構成されている。また、
インバータ12からモータ14への電流経路には電流セ
ンサ24が取り付けられている。そして、位置センサ2
2及び電流センサ24の検出値がコントローラ20に供
給されている。
キの操作状況についての信号が供給されており、コント
ローラ20はこれら信号からモータの出力トルク指令を
決定する。そして、モータ14の出力トルクが、決定さ
れた出力トルク指令に一致するように、インバータ12
を制御してモータ14への駆動電流を制御する。なお、
位置センサ22の検出値に応じてモータ駆動電流の位相
を制御し、電流センサ24の検出値によりモータ駆動電
流をフィードバック制御している。
る出力トルクとモータ回転数の関係について、図2に示
す。まず、アクセルがオフの場合の出力トルク指令Ta
は、所定の低回転数N2以下の場合に回転数が低くなる
に従って大きくなるクリープトルク(ゆっくり進む程度
のトルク)を発生するようになっている。また、回転数
N2以上では、回転数の増加に応じて大きくなるエンジ
ンブレーキ相当の回生トルクを発生する。従って、アク
セル及びブレーキをオフした状態では、モータ回転数N
2に対応した速度で、ゆっくり走行する。これは、通常
のAT車と同様である。なお、クリープトルクとエンジ
ンブレーキ相当の回生トルクの傾きは、回転数N2の前
後で同一になっており、ここでショックが発生しないよ
うになっている。
回生トルクTkを発生する。これは、モータ回転数が所
定値以下では、N1の時に0になるように回転数が低く
なるに従って、ブレーキ回生トルクが小さくなるように
なっている。回生トルクは、モータ回転数が小さくなる
と必然的に小さくなるため、このような特性になってお
り、停止の際の減速力などは機械的ブレーキによって得
ている。
モータ14における出力トルク指令TCOは、上述のア
クセルオフ時のトルクTaとブレーキ回生トルクTkの
和(TCO=Ta+Tk)になる。
で、モータ回転数がN1とN2の間に入り、ここでブレ
ーキが離されると、ブレーキ回生トルクが発生していた
状態からクリープトルク発生の状態に変化する。
合、ブレーキオイルの配管系に油圧が発生し、この油圧
に応じて、減速トルク指令を発生するようになってい
る。そこで、ブレーキペダルをオフした後も所定時間
(時間t)は、油圧が残留し、瞬時に減速トルク指令が
0になるわけではない。
でそのときの回転数に応じたクリープトルクに移行す
る。しかし、この変化は、エンジンブレーキ相当の回生
トルクからクリープトルクへの移行に比べ急峻であり、
ここでショック(振動)が発生する。
によって、このようなショックの発生を防止する。この
制御の状態遷移を図3に示す。まず、通常状態では、ト
ルク指令TCO=Ta+Tkとする(S11)。そし
て、ブレーキオン、モータ回転数NeがN1<Ne<N
2、Tk<0というショックが発生する状態に入った場
合には、クリープ禁止状態に入る(S12)。このクリ
ープ禁止状態では、TCO=Tkとして、クリープトル
クの発生を禁止する。そして、このクリープ禁止状態
は、ブレーキのオフ後時間tは継続する。
は、クリープ許可状態に移行する(S13)。このクリ
ープ許可状態は、TCO=Ta*+Tkというトルク指
令を発生する。このTa*は、上述のTaより小さい値
であり、時間に従ってTaに近づく。例えば、Ta*=
α(t)・Taであり、α(t)が0.5程度から1に
向けて変化する変数とする。これによって、クリープ許
可状態において、出力トルク指令TCOを徐々に変化さ
せることができ、ショックの発生を防止することができ
る。
13のクリープ許可状態において、モータ回転数Neが
N1以下またはN2以上(Ne≦N1orNe≧N2)
になった場合には、ショック発生のおそれはないため、
S11の通常状態に移行する。さらに、ブレーキオフの
状態で、モータ回転数NeがN1<Ne<N2になった
場合にも、S13のクリープ許可状態に移り、クリープ
トルクを徐々に変化する制御を行う。これによって、減
速過程におけるクリープトルクを徐々に変化するように
して、より適切なモータ駆動制御を行うことができる。
化を示す。従来の制御では、ブレーキオフの時点から、
時間t経過の間にそのときのモータ回転数に応じてクリ
ープトルクの発生に移る。このため、トルクの変化が急
峻になる。一方、本実施形態では、時間tが経過するま
での間、アクセルオフ時のトルクTaが0になるため、
クリープトルクは発生しない。従って、モータトルク指
令TCOは速やかに0に移行し、0の状態を保つ。そし
て、時間t経過後も徐々にクリープトルクが発生される
ため、ショックの発生を効果的に防止することができ
る。
おける時間tの経過後、クリープ許可状態に移行した
が、必ずしもクリープ許可状態を設ける必要はなく、モ
ータ回転数が(Ne≦N1orNe≧N2)になったと
きに通常状態に戻るだけでもよい。
ブレーキのオンからオフへの変化時において、力行トル
クの発生を禁止することで、ブレーキトルクからクリー
プトルクへの急激なトルク変化の発生を防止し、振動の
発生を防止することができる。
部を示すブロック図である。
す図である。
示す図である。
0 コントローラ、22 位置センサ、24 電流セン
サ。
Claims (1)
- 【請求項1】 モータの駆動により走行する電気自動車
の駆動用のモータを制御するモータ制御装置であって、 ブレーキペダルがオンからオフに変化した時に、所定の
期間力行トルクの発生を禁止することを特徴とする電気
自動車のモータ制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28362898A JP4061738B2 (ja) | 1998-10-06 | 1998-10-06 | 電気自動車のモータ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28362898A JP4061738B2 (ja) | 1998-10-06 | 1998-10-06 | 電気自動車のモータ制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000115906A true JP2000115906A (ja) | 2000-04-21 |
JP4061738B2 JP4061738B2 (ja) | 2008-03-19 |
Family
ID=17667985
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28362898A Expired - Fee Related JP4061738B2 (ja) | 1998-10-06 | 1998-10-06 | 電気自動車のモータ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4061738B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US8905897B2 (en) | 2011-07-14 | 2014-12-09 | Hyundai Motor Company | Creep torque control method of vehicle |
-
1998
- 1998-10-06 JP JP28362898A patent/JP4061738B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP4061738B2 (ja) | 2008-03-19 |
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