JP2000115641A - 階調フォント文字色設定装置 - Google Patents

階調フォント文字色設定装置

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JP2000115641A
JP2000115641A JP10282436A JP28243698A JP2000115641A JP 2000115641 A JP2000115641 A JP 2000115641A JP 10282436 A JP10282436 A JP 10282436A JP 28243698 A JP28243698 A JP 28243698A JP 2000115641 A JP2000115641 A JP 2000115641A
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Japan
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character
color
halftone
foreground
gradation
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JP10282436A
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English (en)
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Tomoyuki Nonomura
知之 野々村
Mitsuhiro Inoue
光啓 井上
Masaya Yamamoto
雅哉 山本
Yasushi Kamisaka
靖 上坂
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 DVD-VIDEO等のマルチメディア光ディスクに
含まれる副映像字幕の色設定を効率的にする。 【解決手段】 文字前景色設定手段401は、階調フォ
ントの中で最も広い面積に使用される文字前景色を指定
する。縁取り有無指定型文字中間調計算手段404は、
設定された文字前景色と、予め記憶されている文字背景
色及び階調数から、文字前景色と文字背景色の間の中間
調の色を計算する。文字中間調表示手段405は、計算
された中間調の色と、文字前景色、文字背景色を表示す
る。文字中間調出力手段406は、計算された中間調の
色と、文字前景色、文字背景色をファイルへ出力する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動画像を主体とし
て記録されるマルチメディア光ディスクに記録される、
動画ストリーム、音声ストリーム、副映像ストリームか
ら構成されるシステムストリームと呼ばれる情報のうち
で、副映像ストリーム、特に映画等で用いられる字幕用
の副映像ストリームの構成要素である副映像ユニットの
表示色を設定するための文字色設定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】DVD-VIDEO(以下、DVDとも表記)に代表さ
れるマルチメディア光ディスクでは、主映像であるビデ
オ中に字幕を焼き込む場合を除いて、字幕は副映像とし
て表示される場合が多い。これは字幕を副映像で表示せ
ずに、主映像の中に焼き込んでしまうと、複数言語の字
幕切り替え、字幕の表示、消去が可能というDVD-VIDEO
ならではの特徴が活かせなくなるためである。
【0003】また、副映像の表示色は同時使用可能な1
6色のパレット中から4色までを選択して使用可能であ
る。
【0004】図13は従来のDVDオーサリングシステム
において使用されてきた字幕用の文字色設定装置であ
る。
【0005】以下、従来の文字色設定装置を用いて、4
階調の階調フォントの色設定を行う場合について説明す
る。
【0006】階調フォントは各階調の色設定を正しく行
わないと良好な表示品質が得られないため、各階調の色
を正確に求める必要がある。このため、ユーザはまず、
階調フォントの4階調の各色のRGB値について計算する
必要がある。ここでは、輝度の最も高い色を文字前景
色、次に輝度の高い色を第1中間調、次に輝度の高い色
を第2中間調、最も輝度の低い色を文字背景色と呼び、
各色のR,G,B値を、 文字前景色: R0,G0,B0 第1中間調: R1,G1,B1 第2中間調: R2,G2,B2 文字背景色: R3,G3,B3 とすると、ユーザが所望の文字前景色(R,G,B)を設定し
たい場合、文字背景色が黒(R3,G3,Bが全て0)だったと
すると、ユーザは第1中間調および第2中間調のR,G,B
値をそれぞれ以下の式を用いて計算する必要があった。
【0007】 R1 = (R0 * 2 + R3) / 3 = (R0 * 2) / 3 G1 = (G0 * 2 + G3) / 3 = (G0 * 2) / 3 B1 = (B0 * 2 + B3) / 3 = (B0 * 2) / 3 R2 = (R0 + R3 * 2) / 3 = R0 / 3 G2 = (G0 + G3 * 2) / 3 = G0 / 3 B2 = (B0 + B3 * 2) / 3 = B0 / 3 そして得られた値(文字前景色、第1中間調、第2中間
調、文字背景色)を、文字前景色設定手段1101、文
字第1中間調設定手段1102、文字第2中間調設定手
段1103、文字背景色設定手段1104を用いて、一
つ一つ設定していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】多階調の階調フォント
をDVD-VIDEOの字幕表示に使用すると、2値のフォント
による表示と比較して、より正確な字形表現が可能、TV
上に表示してもフリッカーが少ない等の特徴から、より
良好な表示品質が得られるが、そのためには、各階調を
正確に設定する必要がある。そのため、従来の階調フォ
ント文字色設定装置を用いて設定を行う場合、ユーザ
は、各階調の値を何らかの手段で計算し、計算した結果
を文字前景色設定手段、文字第一中間調設定手段、文字
第2中間調設定手段、文字背景色設定手段を用いて、一
つ一つ設定する必要があり、その計算および設定の手間
が繁雑なものとなっていた。
【0009】またDVDのオーサリングにおいては、表示
色の異なる複数の字幕を用いることもあり、その場合
は、表示色の種類だけ、各階調の計算、設定を行うこと
になり、字幕の表示色が1種類の場合に比べて、数倍の
手間が必要となるため、更に繁雑な作業となり、オーサ
リング作業効率向上の点から改善が求められていた。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、1つ以上の階調を用いて表示を行う階調
フォントで、フォント中で最も広い面積に使用される文
字前景色を指定する文字前景色設定手段と、あらかじめ
指定された、フォントが描画されない背景画素の色であ
る文字背景色を記憶する文字背景色記憶手段と、あらか
じめ指定された階調フォントの階調数を記憶している文
字階調数記憶手段と、前記文字前景色設定手段によって
設定された文字前景色と、前記文字背景色記憶手段に記
憶されている文字背景色と、前記文字階調数記憶手段に
記憶されている階調数から、文字前景色と文字背景色の
間の中間調の色を計算する文字中間調計算手段と、前記
文字中間調計算手段によって計算された中間調の色と、
文字前景色、文字背景色を表示する文字中間調表示手段
と、前記文字中間調計算手段によって計算された中間調
の色と、文字前景色、文字背景色をファイルへ出力する
文字中間調出力手段とを備えることとしている。
【0011】このような構成によって、DVDタイトルの
副映像字幕に、階調フォントを用いる場合の各階調の設
定に要する時間は大幅に短縮され、作業効率が向上す
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る階調フォント
文字色設定装置を実施の形態に基づいて説明する。
【0013】なお、その前に本発明に関連する内容とし
て、階調フォントおよび、本発明の出力結果である、DV
D-VIDEO規格で定義されているPGC(Program Chain)のデ
ータ構造について簡単に説明する。
【0014】まず、階調フォントがどのようなものであ
るかを簡単に説明する。いわゆるTrueType等のアウトラ
インフォントを使用する場合、アウトラインフォントに
は文字の輪郭がベクター情報(線分の長さと方向)とし
て記録されており、その輪郭情報から実際に表示する画
素の値を決定する必要がある。この処理を行うソフトウ
ェアないしはハードウェアををラスタライザと称する。
【0015】図1に二値のラスタライズおよび多値のラ
スタライズの処理の差について示す。図1(a)は、アウ
トラインフォントの一部を拡大表示したものである。
(例えば、”口”という文字の右上部分のトメ)また、
図1(a)中の黒丸は、アウトラインフォントによって格
子の全体が囲まれている領域を意味する。図1(a),(b)
を用いながら、2値ラスタライズの処理について説明す
る。2値ラスタライズでは、アウトラインフォントによ
って格子の全体が囲まれている領域(すなわち黒丸のつ
いている格子)について、文字の領域であることを示
す"1"が入れられ、それ以外の格子には、"0"が入る。二
値ラスタライズの場合、アウトラインフォントの領域と
重なってはいるが、全ての領域が囲まれているのではな
い格子、すなわちトメを表現する格子が"0"になってし
まい、字形を正確に表現できていない。
【0016】次に多値ラスタライズについて説明する。
図1(c)は5階調で多値ラスタライズを行った結果であ
る。多値ラスタライズを行った場合は、各格子内の値
は、アウトラインフォントによって囲まれる面積によっ
て決まる。そのため、格子の全ての領域がアウトライン
フォントによって囲まれている領域は、値が"4"、全く
囲まれていない領域は値が"0"、半分囲まれている領域
は値が"2"になる。多値ラスタライズを行った場合
は、、アウトラインフォントによって半分だけ囲まれて
いる領域、例えば文字のトメの格子の値が"2"になる。
ディスプレイ上で表示される場合は、値が"2"の格子に
ついては、値が"4"の格子の半分の輝度で表示される。
そのため、二値ラスタライズを行った場合に比べて、字
形をより正確に表現できる。
【0017】図1(c)のように2値より多い階調数でラ
スタライズを行った結果のビットマップを本発明では階
調フォントと称する。
【0018】次に文字色設定装置が出力するファイルで
あるPGC(ProGram Chain)について説明する。
【0019】PGCはDVD-VIDEO規格によって定義されてい
るDVD-VIDEOのデータ構造の一部であり、DVDプレーヤ
は、DVDディスクから、このPGCと呼ばれる部分を読み出
して解釈することによって、再生制御を行う。また、DV
D-VIDEO規格では、字幕は主映像と同時に表示可能な副
映像として記録されることが多いが、副映像の表示色
は、PGC中に副映像のパレットとして記録されており、D
VDプレーヤは副映像の表示時にこれを参照して字幕の表
示色を決定している。
【0020】図2、図3、図4にDVD-VIDEO規格で定め
られているPGCのデータ構造をテキスト形式で表したも
のを示す。図3中に斜体で示されている PGC_SP_PLT
が、副映像表示用のカラーパレットを示している。
【0021】PGC中には、カラーパレットが16色あ
り、ColorSet[0]が0番目のパレットでColorSet[15]が
15番目のパレットを意味している。また、各ColorSet
[]中のY,Cb,Crは、各色の輝度と色差信号を意味してお
り、R,G,B値からY,Cb,Crへの変換は以下の変換式を用い
て行われる。(ここで 0 <= R,G,B <= 1とする) Y = 16 + 219 * (0.299R + 0.587G + 0.114B) Cr = 128 + 224 * (0.500R - 0.419G - 0.081B) Cb = 128 + 224 * (-0.169R - 0.331G + 0.500B) なお、PGCファイル中のPGC_SP_PLT以外の部分について
は、本発明とは特に関連しないので、説明は省略する。
【0022】(実施の形態1)図5は、本発明に係る階調
フォント文字色設定装置(以下「設定装置」)の外観図
である。設定装置は、ディスプレイ301とパーソナル
コンピュータ302とキーボード303とマウス304
とから構成される。なお、本発明に係る設定装置は、パ
ーソナルコンピュータ上のソフトウェアとして実装され
ており、ディスプレイ上に表示をしながら、ユーザはキ
ーボードおよびマウスで設定操作を行う。図6は、本発
明に係る設定装置の実施の形態1の構成図である。この
設定装置は、PGC中の副映像用カラーパレット情報を生
成するため、文字前景色設定手段401と、文字背景色
記憶手段402と、文字階調数記憶手段403と、縁取
り有無判定型中間調計算手段404と、文字中間調表示
手段405と、文字中間調出力手段406と縁取り有無
指定手段407とから構成される。
【0023】図7は、文字前景色、第一中間調、第2中
間調、文字背景色の4色を用いる階調フォント文字色設
定装置の画面イメージである。
【0024】図7中で、パレット1、2、3、4は、そ
れぞれが文字前景色、第1中間調、第2中間調、文字背
景色の4色を1組として、4階調の階調フォントの表示
を行う字幕の表示色の組を表しており、合計で字幕色を
4種類使用することが可能である。
【0025】また、501、511、521、531は
文字前景色の表示を行い、、502、512、522、
532は第1中間調の表示を行い、503、513、5
23、533は第2中間調の表示を行い、504、51
4、524、534は文字背景色の表示を行う。これら
501、502、503、504、511、512、5
13、514、521、522、523、524、53
1、532、533、534は文字中間調表示手段40
5に相当する。
【0026】また、505、515、525、535は
文字輪郭の縁取りの有無を指定する。これらは縁取り有
無指定手段407に相当する。
【0027】また、506、516、526、536は
中間調の計算を指示するボタンである。
【0028】図8は、文字前景色の設定を行う文字前景
色設定手段401の画面イメージである。
【0029】以下、図5、6、7を参照しながら、本発
明の実施の形態1について、その動作を説明する。
【0030】まず、ユーザは図7の501をマウスでダ
ブルクリックすることにより、図8のダイアログを表示
させる。図8はMicrosoft Windowsの標準的なカラー設
定ダイアログであり、右端のR,G,B値をキー入力して変
更することにより、色を1つ設定できる。R,G,B値を変
更した後に、"OK"ボタンを押すと、設定された色が図7
の501に表示され、かつ、その値が、有無判定型中間
調計算手段404に伝わる。
【0031】次にユーザは、図7の505をマウスでク
リックすることにより、縁取りの有無を指定する。
【0032】図7では、パレット1、3は縁取り有り、
パレット2、4は縁取り無しに設定されている。
【0033】図7の状態で、中間調の計算を指示するボ
タン506が押されると、文字前景色401によって設
定された文字前景色と、あらかじめ定められた値である
文字背景色と、縁取り有無指定手段407で指定された
文字の縁取りの有無によって、縁取り有無判定型中間調
計算手段404が中間調の計算を行う。
【0034】パレット1の計算の場合、縁取り有無設定
手段407によって縁取り有りと指定されているため、
以下の手順で中間調が計算される。
【0035】文字前景色: R0,G0,B0 第1中間調: R1,G1,B1 第2中間調: R2,G2,B2 文字背景色: R3,G3,B3 とした場合に、縁取り有りの場合は、第2中間調は縁取
りの色として黒(R2 = G2= B2 = 0)が設定され、第1中
間調は、文字前景色と黒の中間の値となるので、 R1 = R0 / 2 G1 = G0 / 2 B1 = B0 / 2 R2 = 0 G2 = 0 B2 = 0 また、パレット2の場合は縁取り無しと設定されている
ので、 R1 = (R0 * 2 + R3) / 3 = (R0 * 2) / 3 G1 = (G0 * 2 + G3) / 3 = (G0 * 2) / 3 B1 = (B0 * 2 + B3) / 3 = (B0 * 2) / 3 R2 = (R0 + R3 * 2) / 3 = R0 / 3 G2 = (G0 + G3 * 2) / 3 = G0 / 3 B2 = (B0 + B3 * 2) / 3 = B0 / 3 と計算される。
【0036】具体例として、文字前景色として、R0 = G
0 = B0 = 240 が文字前景色設定手段401によって指
定された場合に、縁取り有りの場合は、 R1 = R0 / 2 = 120 G1 = G0 / 2 = 120 B1 = B0 / 2 = 120 R2 = 0 G2 = 0 B2 = 0 縁取り無しの場合は、 R1 = (R0 * 2 + R3) / 3 = (R0 * 2) / 3 = (240 * 2)
/ 3 = 160 G1 = (G0 * 2 + G3) / 3 = (G0 * 2) / 3 = (240 * 2)
/ 3 = 160 B1 = (B0 * 2 + B3) / 3 = (B0 * 2) / 3 = (240 * 2)
/ 3 = 160 R2 = (R0 + R3 * 2) / 3 = R0 / 3 = 240 / 3 = 80 G2 = (G0 + G3 * 2) / 3 = G0 / 3 = 240 / 3 = 80 B2 = (B0 + B3 * 2) / 3 = B0 / 3 = 240 / 3 = 80 となる。
【0037】縁取り有無判定型中間調計算手段404に
よって上記のように計算された値は、文字中間調表示手
段405によって表示され、ユーザに対して第1中間
調、第2中間調がどのように設定されたかが確認できる
ようになっている。
【0038】また、上記の計算値は、文字中間調出力手
段406によって、図3に図示されている PGC中のPGC_
SP_PLT(副映像表示用のカラーパレット)内に出力され
る。
【0039】この時、計算結果は R,G,Bで得られてお
り、PGC内には Y,Cb,Crで記録する必要があるので、以
下の変換式を用いて、Y,Cb,Crに変換された結果がPGCに
記録される。
【0040】 Y = 16 + 219 * (0.299R + 0.587G + 0.114B) Cr = 128 + 224 * (0.500R - 0.419G - 0.081B) Cb = 128 + 224 * (-0.169R - 0.331G + 0.500B) 図11に実施の形態1のフロチャートを示す。
【0041】(実施の形態2)図9は、本発明に係る設定
装置の実施の形態2の構成図である。この設定装置は、
PGC中の副映像用カラーパレット情報を生成するため、
文字前景色設定手段701と、文字階調数記憶手段70
2と、縁取り有無判定型中間調読み出し手段703と、
文字中間調記憶手段704と、文字中間調表示手段70
5と、文字中間調表示手段705と、縁取り有無判定手
段707とから構成される。
【0042】本発明の実施の形態2では、第1中間調お
よび第2中間調を、実施の形態1のように計算によって
得るのではなく、指定された文字前景色を検索用のキー
としてテーブルサーチを行い、テーブルに記憶されてい
る値を読み出す点が異なる。
【0043】以下、本発明の実施の形態2の説明を行う
前に、文字中間調記憶手段704の記憶内容を図10
(a)、(b)を用いて説明する。
【0044】図10(a)は文字輪郭の縁取り無し用のカ
ラーテーブルである。ここでは説明を簡単にするため、
R,G,B値は同じ値を取るものとし、0〜255の範囲のR,G,B
値を5刻みに分割した内容がカラーテーブルに記録され
ているものとする。
【0045】また、カラーテーブルには、文字前景色、
第1中間調、第2中間調、文字背景色が1組として記録
されている。
【0046】文字第1中間調および、文字第2中間調に
は、 第1中間調: R1,G1,B1 第2中間調: R2,G2,B2 とすると、以下の式で事前に計算された値が記録されて
いる。
【0047】 R1 = (R0 * 2 + R3) / 3 = (R0 * 2) / 3 G1 = (G0 * 2 + G3) / 3 = (G0 * 2) / 3 B1 = (B0 * 2 + B3) / 3 = (B0 * 2) / 3 R2 = (R0 + R3 * 2) / 3 = R0 / 3 G2 = (G0 + G3 * 2) / 3 = G0 / 3 B2 = (B0 + B3 * 2) / 3 = B0 / 3 また、図10(b)については、文字輪郭の縁有り用のカ
ラーテーブルであるため、 R1 = R0 / 2 G1 = G0 / 2 B1 = B0 / 2 R2 = 0 G2 = 0 B2 = 0 の式を用いてあらかじめ計算された値が記録されてい
る。
【0048】次に文字前景色設定手段701によって文
字前景色が指定された場合の、縁取り有無判定型中間調
読み出し手段703の動作について説明する。
【0049】ユーザが文字前景色設定手段701によっ
て、文字前景色を指定した場合に、縁取り有無判定型中
間調読み出し手段703は、縁取り有無指定手段によっ
て、文字輪郭の縁取りの有無が指定されているか否かに
よって、文字中間調記憶手段704に記憶されている2
つのカラーテーブルのうち、いずれのカラーテーブルを
参照するかを決定する。
【0050】縁取り有無指定手段707によって、縁取
り無しと指定されている場合には、縁取り有無判定型中
間調読み出し手段703は、図10(a)に示されている
縁取り無し用のカラーテーブルを参照し、縁取り有りと
指定されている場合には図10(b)に示されている縁取
り有り用のカラーテーブルを参照する。
【0051】そして、カラーテーブルの前景色の項目を
参照して、文字前景色設定手段701に最も近い値を持
つものを探して、文字前景色、文字第1中間調、文字第
2中間調、文字背景色の組みを読み出す。読み出された
値は、文字中間調表示手段705に表示され、同時に、
文字中間調出力手段706によって PGC中に出力され
る。
【0052】図12に第2の実施の形態のフロチャート
を示す。文字中間調表示手段705および文字中間調出
力手段706の動作は、実施の形態1における文字中間
調表示手段405と文字中間調出力手段406と同様で
ある。
【0053】なお文字の中間調計算を行う場合に、RGB
空間内で線形補間を行っているが、他の色空間で行って
もよく、また線形補間でなく、特定の関数を用いた補間
を行ってもよい。
【0054】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、DVDのオーサリングにおいて、階調フォントを用い
る場合に、文字前景色設定手段401、縁取り有無判定
手段407、縁取り有無判定型中間調計算手段404を
備えることにより、文字輪郭の縁取りの有無に応じて、
文字前景色と文字背景色の間の中間調を DVD VIDEO規格
で定められている PGC に出力することにより、従来非
常に繁雑な作業であった副映像を用いた字幕用カラーパ
レットの設定をごく短時間に行うことができ、DVDオー
サリングの効率向上をはかることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】アウトラインフォントの説明図
【図2】出力ファイルの内容の説明図
【図3】出力ファイルの内容の説明図
【図4】出力ファイルの内容の説明図
【図5】本発明のハード構成図
【図6】本発明の第1の実施例における階調フォント文
字色設定装置の構造図
【図7】文字前景色、第一中間調、第2中間調、文字背
景色の4色を用いる階調フォント文字色設定装置の画面
イメージを示す図
【図8】文字前景色の設定を行う文字前景色設定手段4
01の画面イメージを示す図
【図9】本発明の第1の実施例における階調フォント文
字色設定装置の構造図
【図10】カラーテーブルの記憶内容の説明図
【図11】本発明の第1の実施例における階調フォント
文字色設定装置の処理フローチャート
【図12】本発明の第2の実施例における階調フォント
文字色設定装置の処理フローチャート
【図13】従来例における階調フォント文字色設定装置
の構造図
【符号の説明】
301 ディスプレイ 302 パーソナルコンピュータ 303 キーボード 304 マウス 401,701 文字前景色設定手段 402,1104 文字背景色記憶手段 403 文字階調数記憶手段 404 縁取り有無判定型中間調計算手段 405,705 文字中間調表示手段 406,706 文字中間調出力手段 407,707 縁取り有無指定手段 703 縁取り有無判定型中間調読み出し手段 704 文字中間調記憶手段 1101 文字色設定手段 1102 文字第1中間調設定手段 1103 文字第2中間調設定手段 1105 文字色表示手段 1106 文字第1中間調表示手段 1107 文字第2中間調表示手段 1108 文字背景色表示手段 1109 文字中間調出力手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 雅哉 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 上坂 靖 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5C023 AA18 AA38 AA40 BA13 CA05 5C058 BA07 BA18 BA35 5C066 AA07 CA01 GA22 KE01 LA02 5C077 MP08 PP23 PP31 PP32 PQ08 PQ12 PQ22 TT10 5C079 HB01 LA01 LA10 LA36 LA40 LB12 LB13 MA01 MA19 NA06 PA00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つ以上の階調を用いて表示を行う階調
    フォントで、フォント中で最も広い面積に使用される文
    字前景色を指定する文字前景色設定手段と、 あらかじめ指定された、フォントが描画されない背景画
    素の色である文字背景色を記憶する文字背景色記憶手段
    と、 あらかじめ指定された階調フォントの階調数を記憶して
    いる文字階調数記憶手段と、 前記文字前景色設定手段によって設定された文字前景色
    と、前記文字背景色記憶手段に記憶されている文字背景
    色と、前記文字階調数記憶手段に記憶されている階調数
    から、文字前景色と文字背景色の間の中間調の色を計算
    する文字中間調計算手段と、 前記文字中間調計算手段によって計算された中間調の色
    と、文字前景色、文字背景色を表示する文字中間調表示
    手段と、 前記文字中間調計算手段によって計算された中間調の色
    と、文字前景色、文字背景色をファイルへ出力する文字
    中間調出力手段とからなることを特徴とする階調フォン
    ト文字色設定装置。
  2. 【請求項2】 階調フォントの表示時に、文字の輪郭部
    分に文字色以外の色を文字の縁取りとして設定するか否
    かを指定する縁取り有無指定手段を追加し、 前記文字中間調計算手段のかわりに、前記縁取り有無指
    定手段によって縁取り有りと指定された場合は、縁取り
    用の階調は除いて文字前景色と文字背景色の間の中間調
    の色の計算を行い、前記縁取り有無指定手段によって縁
    取り無しと無しと指定された場合は、文字前景色と文字
    背景色の間の全ての階調の中間調の色を計算する縁取り
    判定型中間調計算手段を用いることを特徴とする請求項
    1記載の階調フォント文字色設定装置。
  3. 【請求項3】 1つ以上の階調を用いて表示を行う階調
    フォントで、フォント中で最も広い面積に使用される文
    字前景色を指定する文字前景色設定手段と、 あらかじめ指定された階調フォントの階調数を記憶して
    いる文字階調数記憶手段と、 色空間をあらかじめ定められた数で分割し、分割された
    色空間に含まれる1点を文字前景色とし、あらかじめ定
    められた文字背景色との間を、文字階調数記憶手段に記
    憶されている階調数から文字前景色と文字背景色を除い
    た数の階調をあらかじめ計算し、文字前景色、文字背景
    色、中間調を組として記憶している文字中間調記憶手段
    と、 前記文字前景色設定手段によって文字前景色が設定され
    た場合に、前記文字中間調記憶手段の中で文字前景色に
    最も近い文字色を含む中間調の組を読み出す中間調読み
    出し手段と、 前記中間調読み出し手段によって読み出された中間調の
    色と、文字前景色、文字背景色を表示する文字中間調表
    示手段と、 前記中間調読み出し手段によって読み出された中間調の
    色と、文字前景色、文字背景色をファイルへ出力する文
    字中間調出力手段とからなることを特徴とする階調フォ
    ント文字色設定装置。
  4. 【請求項4】 階調フォントの表示時に、文字の輪郭部
    分に文字前景色以外の色を文字の縁取りとして設定する
    か否かを指定する縁取り有無指定手段と、 色空間をあらかじめ定められた数で分割し、分割された
    色空間に含まれる1点を文字前景色とし、あらかじめ定
    められた文字背景色との間を、文字階調数記憶手段に記
    憶されている階調数から文字前景色と文字背景色と縁取
    り用の階調を除いた数の階調をあらかじめ計算し、文字
    前景色、文字背景色、縁取り用階調、中間調を組として
    記憶している縁取り有り用中間調記憶手段とを追加し、 前記中間調読み出し手段のかわりに、前記縁取り有無指
    定手段によって縁取り有りと指定された場合は、前記縁
    取り有り用中間調記憶手段から、文字前景色と文字背景
    色と縁取り用の階調と中間調を読み出し、前記縁取り有
    無指定手段によって縁取り無しと無しと指定された場合
    は、文字前景色と文字背景色と中間調とを文字中間調記
    憶手段から読み出す縁取り判定型中間調読み出し手段を
    用いることを特徴とする請求項3記載の階調フォント文
    字色設定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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