JPH0950437A - マルチメディア情報再生装置およびマルチメディア情報記録装置 - Google Patents

マルチメディア情報再生装置およびマルチメディア情報記録装置

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JPH0950437A
JPH0950437A JP7199807A JP19980795A JPH0950437A JP H0950437 A JPH0950437 A JP H0950437A JP 7199807 A JP7199807 A JP 7199807A JP 19980795 A JP19980795 A JP 19980795A JP H0950437 A JPH0950437 A JP H0950437A
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雅弘 大蘆
Takenori Kusumi
雄規 楠見
Chihiro Kawahara
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 表示内容の一部変更が容易なマルチメディア
情報を再生できるマルチメディア情報再生装置を提供す
る。 【構成】 データサーバ150内の記憶装置には、各ペ
ージストリームが、それぞれ1つのファイルに記録され
ている。前記ページストリームには、1画面の表示内容
の一部である部分画像をビットマップデータなどで表し
た部分画像データと、その表示位置を表すXY座標など
の表示態様情報との少なくとも1つの組からなる部分画
像リストと、入力信号に対応して実行されるべき命令が
記述された制御情報とが記述されている。ネットワーク
インターフェイス部101は、データサーバから前記ペ
ージストリームを読み出し、表示データ作成部113
は、前記ページストリーム内の部分画像データと表示態
様情報とから、前記部分画像リストに記述された部分画
像を合成して表示データを作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ネットワークを介して
接続されているデータサーバなどに備えられた記憶装置
に、動画情報、静止画情報、グラフィックおよび音声情
報などからなるマルチメディア情報を記録するマルチメ
ディア情報記録装置、および、前記データサーバなどか
ら前記マルチメディア情報を読み出して再生するマルチ
メディア情報再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、読み出し専用のマルチメディア情
報再生装置として、TVゲーム機、電子書籍、高級カラ
オケ装置およびビデオ・オン・デマンド装置などが利用
されている。これらのマルチメディア情報再生装置は、
光ディスク(CD−ROM)やデジタルビデオディスク
(DVD)に記録されたマルチメディア情報、および、
ネットワークなどを介してデータサーバから伝送されて
きたマルチメディア情報などを再生する。
【0003】以下、上記のような従来のマルチメディア
情報再生装置の一例として、特開平5−28648号公
報に開示されている「電子紙芝居」について説明する。
図14は、従来のマルチメディア情報再生装置において
画像と音声との同期再生が行われるマルチメディア情報
のデータ構成の一例を示す説明図である。図14のデー
タ領域欄および制御情報欄に示すデータおよび情報は、
デジタルディスクなどの記録媒体に記録されており、音
声データおよび静止画データなどが混在する、データ領
域欄に示した所定量のデータから構成されるブロック毎
に、制御情報欄に示した制御情報が記録されている。図
14において、データ領域欄のAn(ただし、nは、自
然数)は音声データを示し、VnB、VnCはそれぞれ
静止画B、静止画Cのデータを示し、CLUT(カラー
ルックアップテーブル)はCLUTデータを示し、NO
Pnは無操作データを示す。制御情報欄の(1)はデー
タの書き込み命令を示し、(2)はCLUTデータ命令
を示し、(3)はデータ表示命令を示し、(4)はオー
ディオデータ命令を示し、(5)は無操作命令を示す。
表示画面欄のA、Bはそれぞれ画面に表示している静止
画A、Bを示す。
【0004】制御情報欄の各命令は、左側から右側に向
かって順次実行される。まず、ディジタル化された音声
情報であるオーディオデータA1は、制御情報(4)に
より、オーディオデータメモリに転送され、オーディオ
用D/A(デジタル/アナログ)変換器を経てアナログ
オーディオ信号として出力される。ビデオデータV1B
は、制御情報(1)により静止画の書き込み領域が指定
され、V1BからV42Bのビデオ用メモリの所定の位
置に書き込まれる。CLUTデータは、制御情報(2)
により表示画面の更新を行う。CLUTメモリの内容に
したがって、ビデオ用メモリの内容がビデオ用のD/A
変換器でアナログビデオ信号に変換され、画面に表示さ
れる。図14に示した例においては、オーディオ信号A
44に同期して表示画面をAからBに切り替えることが
できる。以下、図示しない静止画C以降、同様の処理を
行うことにより、表示画面と音声とを同期させながら再
生することができる。
【0005】また、以下に、マルチメディア情報再生装
置における一般的な再生処理について説明する。マルチ
メディア情報再生装置は、CRT(陰極線管)や液晶デ
ィスプレイなどの表示装置の走査線(通常500本以
上)とページ(通常約1/30秒毎に表示される1画面
分の表示内容)とに対応づけて、ディジタル化された画
像信号中にあらかじめ挿入されている行終了信号やペー
ジ終了信号等を、前記表示装置の走査線とページとに一
致させて表示することにより、前記データサーバから送
信されてきた画像情報を、前述のような表示装置の表示
面上における所定位置に表示する。
【0006】マルチメディア情報再生装置は、前記表示
装置の各画素に対応づけて表示される内容を、それぞれ
上下、左右に連続する2画素に対応づけて、あるいは、
表示内容を補間して表示し、表示される画像の大きさを
2×2倍に拡大する。各画素に対応する表示内容を、1
画素分ずつ間引いて画素に対応づけ、表示することによ
り、表示される画像の大きさを1/2倍に縮小する。さ
らに、マルチメディア情報再生装置は、三角関数を使用
して各画素の座標を変換することにより、表示される画
像を回転させる。また、前記データサーバ内の記憶装置
には、通常、前記表示装置の表示面における画素と比べ
て、さらに高密度な画素に対応づけて表示内容が記録さ
れており、通常の表示に際しては、表示装置の画素密度
に応じて適正な画像が表示されるように所定の調整が施
されている。このため、データサーバ内の記憶装置には
小さい静止画として記憶されている画像を、表示装置の
表示面一杯に拡大して表示する場合にも、実用上の問題
はない。
【0007】また、マルチメディア情報再生装置は、一
般的に、前記データサーバから受信したマルチメディア
情報を再生するのに必要なプログラムを装備している
が、そのプログラムに連動して、そのマルチメディア情
報に独自に新たに追加あるいは変更された命令などが実
行されるように、マルチメディア情報内に別のプログラ
ムをあらかじめ書き込んでおく場合がある。この場合、
マルチメディア情報内に書き込まれる別のプログラムに
は、例えば、「〔」、「〕」などに類似した記号等が付
与され、マルチメディア情報再生装置は、その記号等を
認識することにより、実行されるべきプログラムを認識
する。
【0008】さらに、マルチメディア情報再生装置は、
約1/30秒毎に、VRAM(ビデオRAM)内に記憶
されている表示データを読み込んで表示するという動作
を繰り返すことにより、表示時間の経過に対して画像が
静止している静止画を前記表示装置に表示する。これに
対し動画の表示は、約1/30秒毎に、VRAM内に記
憶されている表示データを更新し、更新された表示デー
タを読み込んで表示するという動作を繰り返すことによ
り行われる。このため、表示装置の各表示面を表す表示
データは、動画ならば約1/30秒で1つの記憶単位を
構成する。
【0009】動画と同時に再生される音声は、約1/3
0秒毎の再生時間に区切って、動画を構成する各表示デ
ータと一体的に読み合わせて、前記記録媒体および前記
記憶装置に記憶させることが可能である。この場合に
は、マルチメディア情報再生装置は、音声を動画にあわ
せて区切れなく再生するために、少なくとも約1/30
秒分の音声データを記憶する記憶部を備えている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、映画、音声等およびそれらの制御等に関する
データは固定的に記憶されている。例えば、画像を表す
データについていえば、一度に画面に表示される静止画
のデータは、背景などを含んだ1画面分全体の表示画像
を表すデータが1つの静止画データとして記憶される。
このため、静止画の一部の画像を画面内の異なる位置に
移動して表示したり、静止画の一部の画像を拡大あるい
は縮小して表示するなど、表示画像の一部分だけを変更
して表示する場合であっても、静止画の一部の画像の表
示位置や大きさを変更した1画面分全体の表示画像を表
す静止画データを、あらかじめ全て作成してデータサー
バ内に格納しておく必要がある。また、これを表示する
場合には、その都度、新たにデータサーバから静止画デ
ータを読み込まなければならないため、単位時間あたり
に表示できる静止画の数が、データサーバとメモリとの
間のデータの転送レートにより制限されてしまうという
問題点を有していた。
【0011】また、オーディオデータ、静止画データ、
動画データおよび制御情報などがそれぞれ異なる記憶領
域に格納されている場合には、マルチメディア情報再生
装置は制御情報を実行する都度、制御情報とそれに用い
られる各データを読み出すために、データサーバに対し
て読み出し要求を発行しなければないため、読み出し効
率が悪いという問題点があり、また、マルチメディア情
報再生装置に備えられるメモリ内にデータサーバから別
々にデータを読み込んでくるために、内部のメモリを管
理するためのマルチメディア情報再生装置の負荷が大き
いという問題点を有していた。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のマルチメ
ディア情報再生装置は、前記データサーバに1つのファ
イルとして記憶されている、 1画面の表示内容の一部
である部分画像を表した部分画像情報と、その表示態様
を表す表示態様情報との少なくとも1つの組からなる部
分画像リストと、 操作者の操作に応じて入力される入
力値に対応して、実行されるべき命令が記述され、前記
部分画像の表示態様情報を変更するよう指示した表示態
様変更命令を含んだ制御情報と を有したページ情報を
読み出すページ情報読み出し手段と、読み出されたペー
ジ情報内の前記各部分画像情報で表された部分画像を、
対応する前記表示態様情報に基づいて1画面内に配置
し、1画面分の表示内容を表した表示データを作成する
表示データ作成手段と、前記表示データ作成手段によっ
て表示データが作成される都度、新たに作成された表示
データを記憶する表示データ記憶手段と、一定時間間隔
で前記表示データ記憶手段の表示データを読み出し、そ
の都度、読み出された表示データで表された表示内容を
表示する表示手段と、操作者の操作に応じて対応する入
力値を入力する入力手段と、前記入力値に応じた命令を
実行し、前記表示態様変更命令に対応した入力値に対応
して、前記表示データ作成手段に、表示態様変更命令に
従って該当する部分画像の表示態様情報を変更し、新た
な表示データを作成するよう指示する命令実行手段とを
備え、前記表示データ作成手段は、前記命令実行手段の
指示に従って、新たな表示データを作成する。
【0013】請求項2記載のマルチメディア情報再生装
置は、請求項1記載のマルチメディア情報再生装置にお
いて、前記ページ情報読み出し手段は、前記データサー
バに1つのファイルとして記憶されている、 前記部分
画像リストと、 時間の経過に対応して前記部分画像の
表示態様情報を変化させ表示するよう指示したアニメー
ション表示命令を含んだ前記制御情報と、 さらに、時
間の経過に対応した前記部分画像の表示態様情報を示し
たアニメーション制御情報を含む時系列制御情報と を
有したページ情報を読み出し、前記命令実行手段は、経
過時間を計測する第1タイマーと、前記アニメーション
表示命令に対応した前記入力値に対して、前記第1タイ
マーを起動し、所定の時間毎に、前記表示データ作成手
段に、前記アニメーション制御情報に示された前記経過
時間に対応する表示態様情報に従って、該当する部分画
像の表示態様情報を変更し、新たな表示データを作成す
るよう指示した上、前記アニメーション表示命令実行終
了時に前記第1タイマーを停止するアニメーション表示
命令実行部とを備え、前記表示データ作成手段は、前記
アニメーション表示命令実行部の指示に従って、新たな
表示データを作成する。
【0014】請求項3記載のマルチメディア情報再生装
置は、請求項2記載のマルチメディア情報再生装置にお
いて、前記ページ情報読み出し手段は、前記データサー
バに1つのファイルとして記憶されている、 前記部分
画像情報、および、その表示位置を表すXY座標と、前
記部分画像情報と表示されるべき部分画像との大きさの
X軸方向およびY軸方向の比率を表すXY拡大率と、前
記部分画像情報と表示されるべき部分画像との回転角度
とを含んだ表示態様を表す表示態様情報の少なくとも1
つの組からなる前記部分画像リストと、 前記アニメー
ション表示命令を含んだ前記制御情報と、 前記表示態
様のうち、前記XY座標と、前記XY拡大率と、前記回
転角度とのうちの少なくとも1つの表示態様情報の所定
の経過時間毎の値を表した前記アニメーション制御情報
を含む時系列制御情報と を有したページ情報を読み出
し、前記アニメーション表示命令実行部は、所定の時間
毎に、前記アニメーション制御情報に基づいて、その時
点において計測された前記経過時間に対応するXY座標
の値を補間して算出するXY座標算出部と、所定の時間
毎に、前記アニメーション制御情報に基づいて、その時
点において計測された前記経過時間に対応するXY拡大
率の値を補間して算出するXY拡大率算出部と、所定の
時間毎に、前記アニメーション制御情報に基づいて、そ
の時点において計測された前記経過時間に対応する回転
角度の値を補間して算出する回転角度算出部とを備え
る。
【0015】請求項4記載のマルチメディア情報再生装
置は、請求項3記載のマルチメディア情報再生装置にお
いて、前記ページ情報読み出し手段は、前記データサー
バに1つのファイルとして記憶されている、 前記部分
画像リストと、 時間の経過に対応した時系列処理の実
行を開始するよう指示した時系列処理開始命令を含む前
記制御情報と、 前記データサーバにページ情報とは異
なる1つのファイルとして記憶され、時間の経過に対応
して再生されるべき情報がその識別名とともに再生の順
に書き込まれている時系列情報であって、前記時系列処
理開始命令に対応して再生が開始されるべき時系列情報
の情報名と、時間の経過に対応して再生されるべき当該
時系列情報の内容を示す識別名と、当該内容の再生態様
とを示す時系列処理制御情報を含んだ時系列制御情報と
を有したページ情報を読み出し、前記命令実行手段
は、経過時間を計測する第2タイマーと、前記時系列処
理開始命令に対応した前記入力値に対して、前記第2タ
イマーを起動し、所定の時間毎に、前記時系列処理制御
情報に基づいて、計測された前記経過時間に対応する前
記時系列情報の内容の識別名を特定し、前記時系列情報
の再生終了時に前記第2タイマーを停止する時系列処理
実行部とを備え、前記マルチメディア情報再生装置は、
さらに、前記ページ情報読み出し手段によって読み出さ
れた前記ページ情報を記憶するページ記憶手段と、前記
データサーバから、前記時系列制御情報に情報名が示さ
れている時系列情報の中から、前記時系列処理実行部に
よって特定された識別名の内容を読み出す時系列情報読
み出し手段と、読み出された時系列情報の内容を再生す
る再生手段とを備える。
【0016】請求項5記載のマルチメディア情報再生装
置は、請求項4記載のマルチメディア情報再生装置にお
いて、前記ページ情報読み出し手段は、前記データサー
バに1つのファイルとして記憶されている、 前記部分
画像リストと、 前記制御情報と、 前記時系列処理開
始命令に対応して再生が開始されるべき時系列情報の情
報名として、前記データサーバ内にページ情報とは異な
る1つのファイルとして記憶され、所定のデータサイズ
毎に分割された音声情報が、その識別名とともに所定の
経過時間に対応して再生の順に書き込まれた第1時系列
情報の情報名が示され、当該第1時系列情報の時間の経
過に対応して再生されるべき音声情報を示す識別名と、
その再生態様とを示す時系列処理制御情報を含んだ時系
列制御情報と を有したページ情報を読み出し、前記時
系列処理実行部は、前記時系列処理制御情報に第1時系
列情報の情報名が示されているときには、所定の時間毎
に、計測された前記経過時間に対応する前記第1時系列
情報内の音声情報の識別名を特定する第1時系列処理実
行部を備え、前記再生手段は、読み出された音声情報を
再生する音声再生部を備え、前記時系列情報読み出し手
段は、前記データサーバから、前記時系列制御情報に情
報名が示された時系列情報である前記第1時系列情報の
中から、前記第1時系列処理実行部によって特定された
識別名の前記音声情報を読み出す。
【0017】請求項6記載のマルチメディア情報再生装
置は、請求項4または請求項5記載のマルチメディア情
報再生装置において、前記ページ情報読み出し手段は、
前記データサーバから、前記データサーバに1つのファ
イルとして記憶されている、前記部分画像リストと、
前記制御情報と、 前記時系列処理開始命令に対応して
再生が開始されるべき時系列情報の情報名として、前記
データサーバ内にページ情報とは異なる1つのファイル
として記憶され、所定のデータサイズ毎に分割された音
声情報と、動画および/またはアニメーションの1画面
内の内容を表す画面情報とが所定の経過時間に対応して
再生の順に書き込まれた第2時系列情報の情報名が示さ
れ、時間の経過に対応して再生されるべき当該第2時系
列情報の音声情報と画面情報との組を示す識別名と、前
記部分画像リスト内の所定の部分画像情報で表される部
分画像に関連した表示領域内に動画および/またはアニ
メーションが表示されることを示す前記再生態様を含む
前記時系列制御情報とを有するページ情報を読み出し、
前記時系列処理実行部は、前記時系列処理制御情報に第
2時系列情報の情報名が示されているときには、所定の
時間毎に、計測された前記経過時間に対応する前記第2
時系列情報の音声情報と画面情報との組の識別名を特定
するとともに、前記表示データ作成手段に、前記時系列
情報読み出し手段によって読み出された画面情報を、前
記再生態様に示される表示領域に配置して新たな表示デ
ータを作成するよう指示する第2時系列処理実行部を備
え、前記時系列情報読み出し手段は、前記データサーバ
から、前記時系列制御情報に情報名が示された時系列情
報である第2時系列情報の中から、前記第2時系列処理
実行部によって特定された識別名の内容である前記音声
情報と前記画面情報との組を読み出し、前記表示データ
作成手段は、前記第2時系列処理実行部の指示に従っ
て、新たな表示データを作成する。
【0018】請求項7記載のマルチメディア情報記録装
置は、1画面の表示内容のうちの一部である部分画像を
表した部分画像情報を、1つの部分画像情報を1つの部
分画像ファイル内に格納し、ファイル毎に記憶している
部分画像記憶手段と、前記部分画像記憶手段内の少なく
とも1つの部分画像ファイルのファイル名と、その部分
画像ファイル内の部分画像情報によって表される部分画
像の表示態様を表す表示態様情報との入力を受け付ける
部分画像リスト入力手段と、複数の小記憶領域からなる
記憶領域であって、1つのページ情報を記憶する記憶領
域を有するページ情報記憶手段と、入力されたファイル
名の部分画像ファイルから部分画像情報を読み出して、
その部分画像情報と、それに対応して入力された表示態
様情報との組を作り、それぞれの組を、識別子ととも
に、前記ページ情報記憶手段の第1の小記憶領域に書き
込む部分画像リスト書き込み手段と、入力信号名と、そ
の入力信号に対応して、前記部分画像の表示態様を変更
するよう指示した表示態様変更命令を含む制御情報の入
力を受け付ける制御情報入力手段と、入力された制御情
報を、前記ページ情報記憶手段の第2の小記憶領域に書
き込む制御情報書き込み手段と、前記ページ情報記憶手
段の前記各記憶領域にひとつのページ情報として書き込
まれた各情報を、その書き込み要求とともにデータサー
バに送信し、1つのページ情報の記述内容を前記データ
サーバ内の1つのファイルに記録するページ情報記録手
段とを備える。
【0019】請求項8記載のマルチメディア情報記録装
置は、請求項7記載のマルチメディア情報記録装置にお
いて、前記制御情報は、時間の経過に対応して前記部分
画像の表示態様情報を変化させて表示するよう指示した
アニメーション表示命令を含む。前記制御情報入力手段
は、さらに、入力信号と前記アニメーション表示命令と
の組の入力を受け付けるアニメーション表示命令入力部
を備え、前記マルチメディア情報記録装置は、さらに、
時間の経過に対応して前記部分画像の表示態様がどのよ
うに変化するかを表すアニメーション制御情報を含んだ
時系列制御情報の入力を受け付ける時系列制御情報入力
手段と、入力された時系列制御情報を、前記ページ情報
記憶手段の第3の小記憶領域に書き込む時系列制御情報
書き込み手段とを備える。
【0020】請求項9記載のマルチメディア情報記録装
置は、請求項8記載のマルチメディア情報記録装置にお
いて、前記部分画像リスト入力手段は、さらに、前記各
部分画像情報について、その部分画像の表示位置を表す
XY座標と、前記部分画像情報と表示される部分画像と
の大きさの比率を表すXY拡大率と、前記部分画像情報
によって表される部分画像と実際に表示される部分画像
とのなす角を表す回転角度とを含む表示態様情報の入力
を受け付ける表示態様情報入力部を備え、前記時系列制
御情報入力手段は、前記表示態様のうち、前記XY座標
と、前記XY拡大率と、前記回転角度とのうちの少なく
とも1つが時間の経過とともにどのように変化するかを
表したアニメーション制御情報の入力を受け付ける。
【0021】請求項10記載のマルチメディア情報記録
装置は、請求項9記載のマルチメディア情報記録装置に
おいて、前記制御情報は、時間の経過に対応した時系列
処理の実行を開始するよう指示した時系列処理開始命令
を含む。前記時系列制御情報は、前記時系列処理開始命
令に対応して再生が開始されるべき時系列情報名と、当
該時系列情報の時間の経過に対応して各時点で再生され
るべき当該時系列情報の内容を示す識別子と、前記部分
画像リスト中の部分画像情報によって表される部分画像
の表示に関連づけて、時系列情報をどのように再生する
かを表した再生態様情報とからなる時系列処理制御情報
を含む。前記マルチメディア情報記録装置は、さらに、
時間の経過に対応して各時点で再生されるべき情報が再
生の順に書き込まれた1つの時系列情報を、ひとつの時
系列情報ファイルとしてファイル毎に記憶する時系列情
報記憶手段と、前記時系列情報記憶手段内の少なくとも
1つの時系列情報ファイルのファイル名の入力を受け付
け、入力されたファイル名の時系列情報ファイルから時
系列情報を読み出して、当該ファイル名に対応する時系
列情報名と関連付けて、その書き込み要求とともにデー
タサーバに送信し、1つの時系列情報の記述内容を前記
データサーバ内の1つのファイルに、時系列情報毎に記
録する時系列情報記録手段とを備え、前記制御情報入力
手段は、さらに、入力信号と、時系列処理開始命令との
組の入力を受け付ける時系列処理開始命令入力部を備
え、前記時系列制御情報入力手段は、さらに、前記時系
列処理制御情報の入力を受け付ける時系列処理制御情報
入力部を備える。
【0022】請求項11記載のマルチメディア情報記録
装置は、請求項10記載のマルチメディア情報記録装置
において、前記時系列情報は、所定のデータサイズ毎に
分割された音声情報が経過時間に対応して再生の順に、
識別子とともに書き込まれた第1時系列情報を含む。前
記時系列処理制御情報は、当該ページ情報の時系列処理
開始命令に対応して再生が開始されるべき時系列情報と
して第1時系列情報の情報名を示し、時間の経過に対応
して各時点で再生されるべき音声情報の識別子と、前記
部分画像リスト中の部分画像情報によって表される部分
画像の表示に関連づけて、前記音声情報をどのように再
生するかを表した再生態様情報とからなる第1時系列処
理制御情報を含む。前記時系列情報記録手段は、第1時
系列情報のファイル名が入力された場合には、入力され
たファイル名の時系列情報ファイルから、当該第1時系
列情報を読み出す第1時系列情報記録部を備え、前記時
系列処理制御情報入力部は、第1時系列処理制御情報の
入力を受け付ける第1時系列処理制御情報入力部を備え
る。
【0023】請求項12記載のマルチメディア情報記録
装置は、請求項10または請求項11記載のマルチメデ
ィア情報記録装置において、前記時系列情報は、所定の
データサイズ毎に分割された音声情報と、アニメーショ
ンおよび/または動画の1画面毎の表示内容を表す画面
情報とが、所定の経過時間に対応して再生の順に、識別
子とともに書き込まれた第2時系列情報を含む。前記時
系列処理制御情報は、当該ページ情報の時系列処理開始
命令に対応して再生が開始されるべき時系列情報として
第2時系列情報の情報名を指定し、時間の経過に対応し
て各時点で再生されるべき音声情報と画面情報との識別
子の組と、前記部分画像リスト内の所定の部分画像情報
で表される部分画像に関連した領域内に、動画および/
またはアニメーションが表示されることを示す前記再生
態様情報とからなる第2時系列処理制御情報を含む。前
記時系列情報記録手段は、第2時系列情報のファイル名
が入力された場合には、入力されたファイル名の時系列
情報ファイルから、第2時系列情報を読み出す第2時系
列情報記録部を備え、前記時系列処理制御情報入力部
は、第2時系列処理制御情報の入力を受け付ける第2時
系列処理制御情報入力部を備える。
【0024】
【作用】請求項1記載のマルチメディア情報再生装置に
おいて、ページ情報読み出し手段は、前記データサーバ
に1つのファイルとして記憶されている、 1画面の表
示内容の一部である部分画像を表した部分画像情報と、
その表示態様を表す表示態様情報との少なくとも1つの
組からなる部分画像リストと、 操作者の操作に応じて
入力される入力値に対応して、実行されるべき命令が記
述され、前記部分画像の表示態様情報を変更するよう指
示した表示態様変更命令を含んだ制御情報と を有した
ページ情報を読み出す。表示データ作成手段は、読み出
されたページ情報内の前記各部分画像情報で表された部
分画像を、対応する前記表示態様情報に基づいて1画面
内に配置し、1画面分の表示内容を表した表示データを
作成する。表示データ記憶手段は、前記表示データ作成
手段によって表示データが作成される都度、新たに作成
された表示データを記憶する。表示手段は、一定時間間
隔で前記表示データ記憶手段の表示データを読み出し、
その都度、読み出された表示データで表された表示内容
を表示する。入力手段は、操作者の操作に応じて対応す
る入力値を入力する。命令実行手段は、前記入力値に応
じた命令を実行し、前記表示態様変更命令に対応した入
力値に対応して、前記表示データ作成手段に、表示態様
変更命令に従って該当する部分画像の表示態様情報を変
更し、新たな表示データを作成するよう指示する。前記
表示データ作成手段は、前記命令実行手段の指示に従っ
て、新たな表示データを作成する。
【0025】従って、請求項1記載の本発明によれば、
データサーバ内の各ファイルに記録されたページ情報
に、1画面の表示内容を構成する部分画像の画像情報と
その表示態様とが記述されているので、表示画像の一部
分だけを変更して表示する場合には、前記制御情報に従
って、該当する部分画像の表示態様情報を変更して表示
データを作成するだけでよく、変更後の表示データを容
易に作成することができる。また、1つのページ情報内
には、部分画像リスト内の部分画像を用いて表示画像の
一部分だけを変更し、表示するための情報がすべて記述
されており、ページ情報内の情報だけで、表示画像の一
部分だけを変更した表示データを作成することができる
ので、表示データをデータサーバからその都度、読み出
す必要がない。従って、表示画像の一部分だけを変更し
た表示データを、あらかじめ作成してデータサーバ内に
記録しておく必要が無い。また、このため、データサー
バとマルチメディア情報再生装置との間のデータの転送
レートにより、単位時間あたりに表示できる表示データ
の数が制限されてしまうという問題も生じない。さら
に、本発明のマルチメディア情報再生装置では、データ
サーバ内の1つのファイルから1つのページ情報を読み
出すので、データサーバ内の複数のファイルから必要な
情報を読み出して、メモリ内にロードする場合に比べ
て、メモリを管理するCPUの負荷が少ない。また、本
発明のマルチメディア情報再生装置において、別の部分
画像から構成される新たな画面が表示される場合には、
その部分画像が記述されている新たなページ情報が読み
出され、読み出されたページ情報の記述内容だけから、
その画面を表す表示データが作成される。このため、本
発明のマルチメディア情報再生装置においては、新たな
ページ情報の読み出しの際に生じる一回の読み出し要求
だけで、新たな表示データを作成することができ、デー
タサーバ内の複数のファイルから(すなわち、何度も読
み出し要求を発行して)部分画像情報を読み出してくる
場合に比べて、部分画像情報の読み出しをより短時間で
行うことができ、より短時間に新たな画面を表示するこ
とができる。
【0026】請求項2記載のマルチメディア情報再生装
置では、請求項1記載のマルチメディア情報再生装置に
おいて、前記ページ情報読み出し手段は、前記データサ
ーバに1つのファイルとして記憶されている、 前記部
分画像リストと、 時間の経過に対応して前記部分画像
の表示態様情報を変化させ表示するよう指示したアニメ
ーション表示命令を含んだ前記制御情報と、 さらに、
時間の経過に対応した前記部分画像の表示態様情報を示
したアニメーション制御情報を含む時系列制御情報と
を有したページ情報を読み出す。前記命令実行手段にお
いて、第1タイマーは、経過時間を計測する。アニメー
ション表示命令実行部は、前記アニメーション表示命令
に対応した前記入力値に対して、前記第1タイマーを起
動し、所定の時間毎に、前記表示データ作成手段に、前
記アニメーション制御情報に示された前記経過時間に対
応する表示態様情報に従って、該当する部分画像の表示
態様情報を変更し、新たな表示データを作成するよう指
示した上、前記アニメーション表示命令実行終了時に前
記第1タイマーを停止する。前記表示データ作成手段
は、前記アニメーション表示命令実行部の指示に従っ
て、新たな表示データを作成する。
【0027】従って、請求項2記載の本発明によれば、
上記効果に加えて、1つのページ情報には、前記部分画
像リスト内の部分画像情報とその表示態様情報とを用い
て、アニメーション表示を行うための情報がすべて記述
されているので、データサーバから各画面を表す表示デ
ータを表示の都度読み出す必要がないことと、前記表示
態様情報を変更するだけで容易に表示データを作成する
ことができることから、各画面の表示内容を表した表示
データを表示の都度読み出す場合に比べて、短時間で前
記表示データを作成することができ、より品質の高いア
ニメーション表示を行うことができる。
【0028】請求項3記載のマルチメディア情報再生装
置は、請求項2記載のマルチメディア情報再生装置にお
いて、前記ページ情報読み出し手段は、前記データサー
バに1つのファイルとして記憶されている、 前記部分
画像情報、および、その表示位置を表すXY座標と、前
記部分画像情報と表示されるべき部分画像との大きさの
X軸方向およびY軸方向の比率を表すXY拡大率と、前
記部分画像情報と表示されるべき部分画像との回転角度
とを含んだ表示態様を表す表示態様情報の少なくとも1
つの組からなる前記部分画像リストと、 前記アニメー
ション表示命令を含んだ前記制御情報と、 前記表示態
様のうち、前記XY座標と、前記XY拡大率と、前記回
転角度とのうちの少なくとも1つの表示態様情報の所定
の経過時間毎の値を表した前記アニメーション制御情報
を含む時系列制御情報と を有したページ情報を読み出
す。前記アニメーション表示命令実行部において、XY
座標算出部は、所定の時間毎に、前記アニメーション制
御情報に基づいて、その時点において計測された前記経
過時間に対応するXY座標の値を補間して算出する。X
Y拡大率算出部は、所定の時間毎に、前記アニメーショ
ン制御情報に基づいて、その時点において計測された前
記経過時間に対応するXY拡大率の値を補間して算出す
る。回転角度算出部は、所定の時間毎に、前記アニメー
ション制御情報に基づいて、その時点において計測され
た前記経過時間に対応する回転角度の値を補間して算出
する。
【0029】従って、請求項3記載の本発明によれば、
時間の経過に伴って、前記部分画像情報で表される各部
分画像の表示位置、表示サイズ、表示角度が変化されて
表されるアニメーション表示において、上記効果を得る
ことができる。請求項4記載のマルチメディア情報再生
装置では、請求項3記載のマルチメディア情報再生装置
において、前記ページ情報読み出し手段は、前記データ
サーバに1つのファイルとして記憶されている、 前記
部分画像リストと、 時間の経過に対応した時系列処理
の実行を開始するよう指示した時系列処理開始命令を含
む前記制御情報と、 前記データサーバにページ情報と
は異なる1つのファイルとして記憶され、時間の経過に
対応して再生されるべき情報がその識別名とともに再生
の順に書き込まれている時系列情報であって、前記時系
列処理開始命令に対応して再生が開始されるべき時系列
情報の情報名と、時間の経過に対応して再生されるべき
当該時系列情報の内容を示す識別名と、当該内容の再生
態様とを示す時系列処理制御情報を含んだ時系列制御情
報と を有したページ情報を読み出す。
【0030】前記命令実行手段において、第2タイマー
は、経過時間を計測する。時系列処理実行部は、前記時
系列処理開始命令に対応した前記入力値に対して、前記
第2タイマーを起動し、所定の時間毎に、前記時系列処
理制御情報に基づいて、計測された前記経過時間に対応
する前記時系列情報の内容の識別名を特定し、前記時系
列情報の再生終了時に前記第2タイマーを停止する。前
記マルチメディア情報再生装置において、さらに、ペー
ジ記憶手段は、前記ページ情報読み出し手段によって読
み出された前記ページ情報を記憶する。時系列情報読み
出し手段は、前記データサーバから、前記時系列制御情
報に情報名が示されている時系列情報の中から、前記時
系列処理実行部によって特定された識別名の内容を読み
出す。再生手段は、読み出された時系列情報の内容を再
生する。
【0031】従って、請求項4記載の本発明によれば、
ページ記憶手段に記憶されているページ情報により上記
効果を得ることができるとともに、当該ページ情報に基
づいた表示内容と時間の経過とに対応づけて、データサ
ーバから時系列情報に記述された内容を順次、読み出
し、再生することができる。また、前記時系列情報も1
つのファイルとして記録されているので、前記時系列情
報内の記述内容を順次読み出す場合に、読み出し要求が
発生しない。このため、時系列情報読み出し手段は、時
系列情報内の記述内容を速やかに読み出すことができ、
次に読み出されるべき記述内容の読み出し開始迄に、前
回の読み出し分の記述内容の読み出しを完了することが
できる。この結果、マルチメディア情報再生装置は、前
記時系列情報内に記録されている記述内容を途切れるこ
となく、再生することができる。
【0032】請求項5記載のマルチメディア情報再生装
置では、請求項4記載のマルチメディア情報再生装置に
おいて、前記ページ情報読み出し手段は、前記データサ
ーバに1つのファイルとして記憶されている、 前記部
分画像リストと、 前記制御情報と、 前記時系列処理
開始命令に対応して再生が開始されるべき時系列情報の
情報名として、前記データサーバ内にページ情報とは異
なる1つのファイルとして記憶され、所定のデータサイ
ズ毎に分割された音声情報が、その識別名とともに所定
の経過時間に対応して再生の順に書き込まれた第1時系
列情報の情報名が示され、当該第1時系列情報の時間の
経過に対応して再生されるべき音声情報を示す識別名
と、その再生態様とを示す時系列処理制御情報を含んだ
時系列制御情報と を有したページ情報を読み出す。前
記時系列処理実行部において、第1時系列処理実行部
は、前記時系列処理制御情報に第1時系列情報の情報名
が示されているときには、所定の時間毎に、計測された
前記経過時間に対応する前記第1時系列情報内の音声情
報の識別名を特定する。前記再生手段において、音声再
生部は、読み出された音声情報を再生する。前記時系列
情報読み出し手段は、前記データサーバから、前記時系
列制御情報に情報名が示された時系列情報である前記第
1時系列情報の中から、前記第1時系列処理実行部によ
って特定された識別名の前記音声情報を読み出す。
【0033】従って、請求項5記載の本発明によれば、
上記効果に加えて、マルチメディア情報再生装置は、デ
ータサーバから読み出された第1時系列情報内の音声情
報を、当該ページ情報に基づいた表示内容と時間の経過
とに対応づけて、途切れを生じることなく再生すること
ができる。具体的には、マルチメディア情報再生装置
は、ページ記憶手段に記憶されているページ情報に基づ
いて品質の高いアニメーション表示を行ないながら、前
記第1時系列情報内の音声情報を精度良く再生すること
ができる。
【0034】請求項6記載のマルチメディア情報再生装
置では、請求項4または請求項5記載のマルチメディア
情報再生装置において、前記ページ情報読み出し手段
は、前記データサーバから、前記データサーバに1つの
ファイルとして記憶されている、 前記部分画像リスト
と、 前記制御情報と、 前記時系列処理開始命令に対
応して再生が開始されるべき時系列情報の情報名とし
て、前記データサーバ内にページ情報とは異なる1つの
ファイルとして記憶され、所定のデータサイズ毎に分割
された音声情報と、動画および/またはアニメーション
の1画面内の内容を表す画面情報とが所定の経過時間に
対応して再生の順に書き込まれた第2時系列情報の情報
名が示され、時間の経過に対応して再生されるべき当該
第2時系列情報の音声情報と画面情報との組を示す識別
名と、前記部分画像リスト内の所定の部分画像情報で表
される部分画像に関連した表示領域内に動画および/ま
たはアニメーションが表示されることを示す前記再生態
様を含む前記時系列制御情報とを有するページ情報を読
み出す。前記時系列処理実行部において、第2時系列処
理実行部は、前記時系列処理制御情報に第2時系列情報
の情報名が示されているときには、所定の時間毎に、計
測された前記経過時間に対応する前記第2時系列情報の
音声情報と画面情報との組の識別名を特定するととも
に、前記表示データ作成手段に、前記時系列情報読み出
し手段によって読み出された画面情報を、前記再生態様
に示される表示領域に配置して新たな表示データを作成
するよう指示する。前記時系列情報読み出し手段は、前
記データサーバから、前記時系列制御情報に情報名が示
された時系列情報である第2時系列情報の中から、前記
第2時系列処理実行部によって特定された識別名の内容
である前記音声情報と前記画面情報との組を読み出す。
前記表示データ作成手段は、前記第2時系列処理実行部
の指示に従って、新たな表示データを作成する。
【0035】従って、請求項6記載の本発明によれば、
上記効果に加えて、第2時系列情報に書き込まれている
音声情報と画面情報との組を精度良く再生することがで
きる。具体的には、マルチメディア情報再生装置は、ペ
ージ記憶手段に記憶されているページ情報に基づいて品
質の高いアニメーション表示を行ないながら、同一画面
内の前記部分画像に関連した領域、例えば、1つの部分
画像の内部に前記第2時系列情報内の画面情報で表され
る動画を精度良く表示するとともに、音声情報を精度良
く再生することができる。
【0036】請求項7記載のマルチメディア情報記録装
置において、部分画像記憶手段は、1画面の表示内容の
うちの一部である部分画像を表した部分画像情報を、1
つの部分画像情報を1つの部分画像ファイル内に格納
し、ファイル毎に記憶している。部分画像リスト入力手
段は、前記部分画像記憶手段内の少なくとも1つの部分
画像ファイルのファイル名と、その部分画像ファイル内
の部分画像情報によって表される部分画像の表示態様を
表す表示態様情報との入力を受け付ける。ページ情報記
憶手段は、複数の小記憶領域からなる記憶領域であっ
て、1つのページ情報を記憶する記憶領域を有する。部
分画像リスト書き込み手段は、入力されたファイル名の
部分画像ファイルから部分画像情報を読み出して、その
部分画像情報と、それに対応して入力された表示態様情
報との組を作り、それぞれの組を、識別子とともに、前
記ページ情報記憶手段の第1の小記憶領域に書き込む。
制御情報入力手段は、入力信号名と、その入力信号に対
応して、前記部分画像の表示態様を変更するよう指示し
た表示態様変更命令を含む制御情報の入力を受け付け
る。制御情報書き込み手段は、入力された制御情報を、
前記ページ情報記憶手段の第2の小記憶領域に書き込
む。ページ情報記録手段は、前記ページ情報記憶手段の
前記各記憶領域にひとつのページ情報として書き込まれ
た各情報を、その書き込み要求とともにデータサーバに
送信し、1つのページ情報の記述内容を前記データサー
バ内の1つのファイルに記録する。
【0037】従って、請求項7記載の本発明によれば、
オペレータからの入力に従って、対話的に生成される前
記ページ情報を、前記データサーバの各ファイルに記録
することができる。これにより、前記データサーバから
前記ページ情報を読み出して再生するマルチメディア情
報再生装置に対し、請求項1記載の本発明による効果を
提供することができる。
【0038】請求項8記載のマルチメディア情報記録装
置では、請求項7記載のマルチメディア情報記録装置に
おいて、前記制御情報は、時間の経過に対応して前記部
分画像の表示態様情報を変化させて表示するよう指示し
たアニメーション表示命令を含む。前記制御情報入力手
段において、さらに、アニメーション表示命令入力部
は、入力信号と前記アニメーション表示命令との組の入
力を受け付ける。前記マルチメディア情報記録装置にお
いて、さらに、時系列制御情報入力手段は、時間の経過
に対応して前記部分画像の表示態様がどのように変化す
るかを表すアニメーション制御情報を含んだ時系列制御
情報の入力を受け付ける。時系列制御情報書き込み手段
は、入力された時系列制御情報を、前記ページ情報記憶
手段の第3の小記憶領域に書き込む。
【0039】従って、請求項8記載の本発明によれば、
前記データサーバの各ファイルに前記ページ情報を記録
することができる。これにより、前記データサーバから
前記ページ情報を読み出して再生するマルチメディア情
報再生装置に対し、請求項2記載の本発明による効果を
提供することができる。請求項9記載のマルチメディア
情報記録装置では、請求項8記載のマルチメディア情報
記録装置において、前記部分画像リスト入力手段の表示
態様情報入力部は、さらに、前記各部分画像情報につい
て、その部分画像の表示位置を表すXY座標と、前記部
分画像情報と表示される部分画像との大きさの比率を表
すXY拡大率と、前記部分画像情報によって表される部
分画像と実際に表示される部分画像とのなす角を表す回
転角度とを含む表示態様情報の入力を受け付ける。前記
時系列制御情報入力手段は、前記表示態様のうち、前記
XY座標と、前記XY拡大率と、前記回転角度とのうち
の少なくとも1つが時間の経過とともにどのように変化
するかを表したアニメーション制御情報の入力を受け付
ける。
【0040】従って、請求項9記載の本発明によれば、
前記データサーバの各ファイルに前記ページ情報を記録
することができる。これにより、前記データサーバから
前記ページ情報を読み出して再生するマルチメディア情
報再生装置に対し、請求項3記載の本発明による効果を
提供することができる。請求項10記載のマルチメディ
ア情報記録装置では、請求項9記載のマルチメディア情
報記録装置において、前記制御情報は、時間の経過に対
応した時系列処理の実行を開始するよう指示した時系列
処理開始命令を含む。前記時系列制御情報は、前記時系
列処理開始命令に対応して再生が開始されるべき時系列
情報名と、当該時系列情報の時間の経過に対応して各時
点で再生されるべき当該時系列情報の内容を示す識別子
と、前記部分画像リスト中の部分画像情報によって表さ
れる部分画像の表示に関連づけて、時系列情報をどのよ
うに再生するかを表した再生態様情報とからなる時系列
処理制御情報を含む。前記マルチメディア情報記録装置
において、さらに、時系列情報記憶手段は、時間の経過
に対応して各時点で再生されるべき情報が再生の順に書
き込まれた1つの時系列情報を、ひとつの時系列情報フ
ァイルとしてファイル毎に記憶する。時系列情報記録手
段は、前記時系列情報記憶手段内の少なくとも1つの時
系列情報ファイルのファイル名の入力を受け付け、入力
されたファイル名の時系列情報ファイルから時系列情報
を読み出して、当該ファイル名に対応する時系列情報名
と関連付けて、その書き込み要求とともにデータサーバ
に送信し、1つの時系列情報の記述内容を前記データサ
ーバ内の1つのファイルに、時系列情報毎に記録する。
前記制御情報入力手段において、さらに、時系列処理開
始命令入力部は、入力信号と、時系列処理開始命令との
組の入力を受け付ける。前記時系列制御情報入力手段に
おいて、さらに、時系列処理制御情報入力部は、前記時
系列処理制御情報の入力を受け付ける。
【0041】従って、請求項10記載の本発明によれ
ば、前記データサーバの各ファイルに前記ページ情報と
前記時系列情報とを記録することができる。これによ
り、前記データサーバから前記ページ情報と前記時系列
情報とを読み出して再生するマルチメディア情報再生装
置に対し、請求項4記載の本発明による効果を提供する
ことができる。
【0042】請求項11記載のマルチメディア情報記録
装置では、請求項10記載のマルチメディア情報記録装
置において、前記時系列情報は、所定のデータサイズ毎
に分割された音声情報が経過時間に対応して再生の順
に、識別子とともに書き込まれた第1時系列情報を含
む。前記時系列処理制御情報は、当該ページ情報の時系
列処理開始命令に対応して再生が開始されるべき時系列
情報として第1時系列情報の情報名を示し、時間の経過
に対応して各時点で再生されるべき音声情報の識別子
と、前記部分画像リスト中の部分画像情報によって表さ
れる部分画像の表示に関連づけて、前記音声情報をどの
ように再生するかを表した再生態様情報とからなる第1
時系列処理制御情報を含む。前記時系列情報記録手段に
おいて、第1時系列情報記録部は、第1時系列情報のフ
ァイル名が入力された場合には、入力されたファイル名
の時系列情報ファイルから、当該第1時系列情報を読み
出す。前記時系列処理制御情報入力部において、第1時
系列処理制御情報入力部は、第1時系列処理制御情報の
入力を受け付ける。
【0043】従って、請求項11記載の本発明によれ
ば、前記データサーバの各ファイルに前記ページ情報と
前記時系列情報とを記録することができる。これによ
り、前記データサーバから前記ページ情報と前記時系列
情報とを読み出して再生するマルチメディア情報再生装
置に対し、請求項5記載の本発明による効果を提供する
ことができる。
【0044】請求項12記載のマルチメディア情報記録
装置では、請求項10または請求項11記載のマルチメ
ディア情報記録装置において、前記時系列情報は、所定
のデータサイズ毎に分割された音声情報と、アニメーシ
ョンおよび/または動画の1画面毎の表示内容を表す画
面情報とが、所定の経過時間に対応して再生の順に、識
別子とともに書き込まれた第2時系列情報を含む。前記
時系列処理制御情報は、当該ページ情報の時系列処理開
始命令に対応して再生が開始されるべき時系列情報とし
て第2時系列情報の情報名を指定し、時間の経過に対応
して各時点で再生されるべき音声情報と画面情報との識
別子の組と、前記部分画像リスト内の所定の部分画像情
報で表される部分画像に関連した領域内に、動画および
/またはアニメーションが表示されることを示す前記再
生態様情報とからなる第2時系列処理制御情報を含む。
前記時系列情報記録手段において、第2時系列情報記録
部は、第2時系列情報のファイル名が入力された場合に
は、入力されたファイル名の時系列情報ファイルから、
第2時系列情報を読み出す。前記時系列処理制御情報入
力部において、第2時系列処理制御情報入力部は、第2
時系列処理制御情報の入力を受け付ける。
【0045】従って、請求項12記載の本発明によれ
ば、前記データサーバの各ファイルに前記ページ情報と
前記時系列情報とを記録することができる。これによ
り、前記データサーバから前記ページ情報と前記時系列
情報とを読み出して再生するマルチメディア情報再生装
置に対し、請求項6記載の本発明による効果を提供する
ことができる。
【0046】
【実施例】
(実施例1)図1は、本発明の第1実施例であるマルチ
メディア情報再生装置100の構成を示すブロック図で
ある。図2は、図1に示したマルチメディア情報再生装
置100のハードウェア構成を示すブロック図である。
【0047】図1に示すように、マルチメディア情報再
生装置100は、ネットワークを介してデータサーバ1
50に接続されており、ネットワークインターフェイス
部101、ページロード部102、入力部103、制御
情報実行部104、クロック部105、タイムライン制
御部107、記憶部108、表示部112、表示データ
作成部113、オーディオ用D/A変換部114および
オーディオ出力部115を備える。さらに、記憶部10
8は、表示データ記憶部109、ページ記憶部110お
よびオーディオデータ記憶部111を備える。
【0048】また、図2に示すように、マルチメディア
情報再生装置100は、ハードウェアの構成要素とし
て、CPU201、RAM202、システムクロック2
03、タイマ204、キーボード205、ジョイパッド
206、入力機器インターフェイス207、ディスクイ
ンターフェイス208、CD−ROM209、ネットワ
ークインターフェイス210、MPEG復号器211、
音声用D/A変換器212、スピーカ213、グラフィ
ックコントローラ214、VRAM215、映像用D/
A変換器216およびCRT217を備える。なお、図
2に示すCPU201は、以下に説明する機能以外に
も、マルチメディア情報再生装置100の各構成要素の
動作を制御する機能を有する。なお、ディスクインター
フェイス208およびCD−ROM209については、
マルチメディア情報再生装置100に備えられていても
良いし、備えられていなくても良い。
【0049】なお、データサーバ150は、ハードディ
スク装置などの図示しない記憶装置を備えた外部装置で
ある。データサーバ150は、図示しない前記記憶装置
内に、図3に示す後述のページストリームおよび図4に
示す後述のタイムラインストリームを、それぞれ、1つ
のページストリームを1つのファイルとし、1つのタイ
ムラインストリームを1つのファイルとして記憶してい
る。データサーバ150は、ネットワークを介して受信
したマルチメディア情報再生装置100からの読み出し
要求に応じて、前記ハードディスク装置から対応するペ
ージストリームおよびタイムラインストリームを格納し
たファイルを読み出し、読み出されたページストリーム
およびタイムラインストリームを当該マルチメディア情
報再生装置100に送信する。
【0050】図3は、本実施例のマルチメディア情報再
生装置100によって再生されるページストリームのデ
ータ構成を示す説明図である。図3に示すように、一つ
のページストリームは、部分画像リストと、制御情報
と、タイムライン情報とからなり、それぞれのページス
トリームには、順番号などで表された識別番号が付され
ている。
【0051】なお、ページとは、約1/30秒に一回表
示される個々の画面全体の表示内容をいう。各ページス
トリームは、1または複数のあらかじめ定められた共通
の部分画像によって1画面分の表示内容が構成される複
数のページの表示内容を記述する。また、あるページに
表示されたうちの部分画像が、別のページにおいて拡大
あるいは縮小され、平行移動および/または回転移動さ
れて表示される場合にも、別のページに表示された部分
画像が、ページストリームに記述されている同一の後述
の部分画像データの表示態様(例えば、表示位置、表示
倍率、表示角度、網掛け、色彩など)を変更して表示さ
れる部分画像であれば、そのページは、同一のページス
トリームによって記述される。また、ページストリーム
に記述されている1または複数の部分画像のうちから1
または複数の部分画像が消去されて表示されるページ
も、同一ページストリームによって記述される。
【0052】部分画像リストには、1画面分の表示内容
を構成するそれぞれの部分画像の内容が記述される。前
記部分画像リストには、個々の部分画像に対応して、部
分画像を特定する部分画像ID、その部分画像がそのペ
ージに表示されるときの初期位置を示すXY座標、その
部分画像がそのページに最初に表示されるときの拡大あ
るいは縮小の度合を示すXY拡大率、部分画像データに
表されている部分画像に対してその部分画像がそのペー
ジに最初に表示されるときの回転角度、およびその部分
画像そのものを画素に対応する表示の値で表した部分画
像データが記述される。なお、前記部分画像IDは、そ
のページストリームに記述されている部分画像を用いて
1画面分の表示データが作成される際に、部分画像が表
示データ内に配置される順を示した順番号で表されてい
る。従って、部分画像の表示位置がそれぞれ部分的に重
なっている場合には、重なっている位置の画素に対応す
る部分画像データは、部分画像IDがより大きい部分画
像の部分画像データで更新される。この結果、ページス
トリームに記述されている部分画像は、部分画像IDの
順に、下層から上層に重ね合わされて表示される。ま
た、ページストリームに記述されている部分画像データ
は、例えば、圧縮符号化されたビットマップデータや、
あるいは、幾何学図形であればグラフィックデータなど
で表されていてもよい。また、部分画像は、必ずしも図
形である必要はなく、各メニュー画面に表示される、入
力要求を示す文字列などであっても良い。この場合、文
字列は文字コードで記述されていても良い。
【0053】制御情報には、そのページストリームに記
述されたページが表示されている間の入力部103から
の入力信号に対して、マルチメディア情報再生装置10
0が実行されるべき命令が、入力信号のそれぞれについ
て記述されている。制御情報として記述される命令は、
部分画像のXY座標を変更する、部分画像のXY拡大率
を変更する、部分画像の回転角度を変更する、他のペー
ジストリームをロードする、タイムライン情報の実行を
開始する、複数の部分画像を重ね合わせる、色彩付の画
像を白黒で表示する、特定の色彩を強調する、音色の周
波数を変更するなどがある。
【0054】タイムライン情報には、部分画像リストに
記述されたうちの所定の部分画像を、時間の経過に伴っ
て移動して表示するアニメーション表示と、後述のタイ
ムラインストリームに記述されている動画像を表示する
動画表示とが記述される。具体的には、アニメーション
表示については、アニメーション表示される部分画像
(アニメーション表示対象)の部分画像IDと、その部
分画像のアニメーション表示の開始から一定時間経過毎
に定められた表示位置を示すXY座標と、その部分画像
のアニメーション表示終了時刻とが記述される。また、
動画表示については、動画表示される動画像が記述され
ているタイムラインストリームの識別番号と、動画表示
開始時刻と終了時刻とが記述される。また、部分画像リ
ストに記述されたうちの所定の部分画像内に前記動画像
を表示する場合には、その動画像が表示される部分画像
の部分画像IDが記述される。なお、後述のタイムライ
ンストリームに記述されている動画像は、必ずしも部分
画像リストに記述されたうちの所定の部分画像内に表示
される必要はない。
【0055】図4は、本実施例のマルチメディア情報再
生装置100によって再生されるタイムラインストリー
ムのデータ構成を示す説明図である。各タイムラインス
トリームには、ページストリームと同様、順番号などで
表された識別番号が付されている。前述したように、動
画やアニメーションは、連続した内容の静止画を、時間
の経過にしたがって約1/30秒の各表示時刻毎に順
次、再生することによって表示される。図4に示すタイ
ムラインストリームには、動画を表すそれぞれの静止画
を、圧縮符号化されたビットマップデータなどで表した
静止画データが、その静止画データに対応したオーディ
オデータとともに、表示時刻の順に記録されている。ま
た、前記オーディオデータは、それぞれ、静止画データ
と同様に圧縮符号化され、静止画データの表示時間に対
応した所定のサイズに分割されており、そのオーディオ
データに対応する静止画データが表示されている間、時
間の経過にしたがって、シリアルに再生される。なお、
前記各表示時刻は、クロック部105が起動されてから
の経過時間で表されていても良いし、クロック部105
が複数のタイムラインストリームについて、その表示開
始からの経過時間を計測することができるように構成さ
れている場合には、各タイムラインストリームの実行が
開始されてからの経過時間で表されていても良い。ま
た、オーディオデータは、タイムラインストリームに必
ずしも記述されている必要はない。さらに、静止画デー
タも、タイムラインストリームに必ずしも記述されてい
る必要はない。例えば、ページストリームに記述されて
いる部分画像を用いて静止画が表示されている間に、タ
イムラインストリームに記述されているオーディオデー
タが再生される場合などには、そのタイムラインストリ
ームにはオーディオデータだけが記述されていてもよ
い。なお、このタイムラインストリームでは、動画のほ
かにアニメーションも記述されるが、前記ページストリ
ームに記述された部分画像を用いて行われるアニメーシ
ョン表示と区別するため、以下では、タイムラインスト
リームに記述された静止画データを用いてアニメーショ
ンおよび動画を表示することを動画表示という。
【0056】ネットワークインターフェイス部101
は、ネットワークインターフェイス210によって実現
され、ページロード部102の指示に従って、データサ
ーバ150に記録されているページストリームとタイム
ラインストリームとで表されたマルチメディア情報を読
み出す。ネットワークインターフェイス部101の読み
出し処理の具体的な内容は、ページロード部102に指
示されたページストリームまたはタイムラインストリー
ムについて、読み出しを要求する情報がページストリー
ムであるかタイムラインストリームであるかを示すPT
区分と、その識別番号と、その読み出し要求とを、ネッ
トワークを介してデータサーバ150に送信し、前記読
み出し要求に応じてデータサーバ150から送信されて
くるページストリームまたはタイムラインストリーム
を、ネットワークを介して受信することである。
【0057】ページロード部102は、CPU201に
よって実現される。ページロード部102は、マルチメ
ディア情報再生装置100の起動時には、データサーバ
150から所定のページストリームをネットワークイン
ターフェイス部101に読み出させ、読み出されたペー
ジストリームを、ページ記憶部110にロードする。ま
た、タイムライン制御部107または制御情報実行部1
04の指示に従って、指定されたページストリームおよ
びタイムラインストリームをデータサーバ150に読み
出させ、読み出されたページストリームおよびタイムラ
インストリームを、ページ記憶部110にロードする。
【0058】ネットワークインターフェイス部101
は、ネットワークインターフェイス210によって実現
され、ページロード部102の指示に従って、データサ
ーバ150に記録されているページストリームとタイム
ラインストリームとで表されたマルチメディア情報を、
マルチメディア情報再生装置100内に読み込む。入力
部103は、例えば、ジョイパッド206、キーボード
205あるいは図示しないマウスなどの操作部を備え、
入力機器インターフェイス207を介して使用者からの
指示の入力を受け付ける。入力部103は、受け付けた
入力に対応する入力信号を、例えば、ジョイパッド20
6のAボタン、Bボタン、Cボタンに対応する入力信号
「A」、入力信号「B」、入力信号「C」を、制御情報
実行部104に出力する。
【0059】制御情報実行部104は、CPU201に
よって実現され、入力部103からの入力信号に応じ
て、ページ記憶部110にロードされているページスト
リームに記述された制御情報を、翻訳しながら対話的に
実行する。具体的には、制御情報実行部104は、制御
情報の指示内容に応じて、ページロード部102、タイ
ムライン制御部107および表示データ作成部113の
各部に指示を与え、指示内容に対応する処理を実行させ
る。
【0060】クロック部105は、システムクロック2
03とタイマ204とによって実現される。クロック部
105において、タイマ204は、タイムライン制御部
107に起動および初期化され、タイムライン情報の実
行開始からシステムクロック203をカウントし、タイ
ムライン情報の実行開始からの経過時間を計測する。な
お、クロック部105は、複数のタイマ204を備える
ようにし、タイムライン情報の実行開始からの経過時間
とともに、各タイムラインストリームについてその実行
開始からの経過時間を計測するようにしても良い。
【0061】タイムライン制御部107は、CPU20
1によって実現され、制御情報実行部104の指示に従
って、ロードされたページストリーム中に記述されてい
るタイムライン情報の実行を開始する。タイムライン制
御部107は、タイムライン情報の実行の開始時に、ク
ロック部105を起動する。タイムライン制御部107
は、タイムライン情報の実行終了時に、クロック部10
5のタイマ204を初期化する。また、各タイムライン
ストリームについて、その実行開始からの経過時間を計
測するタイマ204が備えられる場合には、各タイムラ
インストリームの実行終了時に、対応するタイマ204
が初期化される。
【0062】また、タイムライン制御部107は、アニ
メーション表示を指示する内容のタイムライン情報を実
行する際には、クロック部105によって計測されてい
る、タイムライン情報の実行開始からの経過時間に応じ
て、その時刻に対応するXY座標で表された表示位置
に、指定された部分画像を指定された拡大縮小、回転移
動などの処理を施して配置するよう表示データ作成部1
13に指示する。
【0063】タイムライン制御部107は、動画表示を
指示する内容のタイムライン情報を実行する際には、タ
イムライン情報内で指定されているタイムラインストリ
ームをページ記憶部110にロードするよう、ページロ
ード部102に指示する。また、タイムライン制御部1
07は、クロック部105によって計測されたタイムラ
イン情報の実行開始からの経過時間に応じて、その時刻
に対応する静止画データをロードされたタイムラインス
トリーム中で特定し、特定した静止画データを表示デー
タ作成部113に通知する。タイムライン制御部107
は、その静止画データを所定の位置に、例えば、タイム
ライン情報中で指定された部分画像の中に配置するよう
表示データ作成部113に指示する。同時に、その静止
画データに対応するオーディオデータをタイムラインス
トリームから読み出して、オーディオデータ記憶部11
1に転送する。
【0064】表示データ記憶部109は、VRAM21
5によって実現され、表示データ作成部113によって
作成された、各ページの1画面分の表示データを記憶す
る。ページ記憶部110は、RAM202によって実現
され、データサーバ150から読み込まれたページスト
リームおよびタイムラインストリームを記憶する。オー
ディオデータ記憶部111は、RAM202によって実
現され、約1/30秒の再生時間の大きさに分割された
オーディオデータを記憶する。
【0065】表示部112は、映像用D/A変換器21
6およびCRT217によって実現され、表示データ記
憶部109に記憶されている表示データを約1/30秒
毎に読み出して、CRT217に表示する。映像用D/
A変換器216は、表示データ記憶部109であるVR
AM215から、約1/30秒毎に表示データを読み出
してアナログ信号に変換し、CRT217に供給する。
CRT217は、アナログ信号に変換された表示データ
を表示する。なお、ここでは、表示部112にCRT2
17を用いるとしたが、CRT217の代わりに、液晶
表示装置LCDや、マルチメディア情報再生装置100
に接続されるテレビジョンなどを用いても良い。さら
に、表示部112への表示内容を紙に印字するようにし
てもよい。
【0066】表示データ作成部113は、CPU20
1、MPEG復号器211およびグラフィックコントロ
ーラ214によって実現される。表示データ作成部11
3は、ページ記憶部110に新たなページストリームが
ロードされると、ロードされたページストリームに記述
されている部分画像を用いて、初期画面の1画面全体の
表示データを作成する。さらに、表示データ作成部11
3は、制御情報実行部104の指示に従って、ロードさ
れたページストリームに記述されている部分画像に、指
示された処理(例えば、XY座標の移動、拡大縮小、回
転移動など)を施し、その部分画像を用いて、静止画を
表す1画面全体の表示データを作成する。また、表示デ
ータ作成部113は、タイムライン制御部107から与
えられる指示に従って、ロードされたページストリーム
に記述されている部分画像に指示された処理(例えば、
XY座標の移動、拡大縮小、回転移動など)を施し、ア
ニメーション表示用の表示データを作成するとともに、
指定されたタイムラインストリームに記述されている静
止画データのうち、タイムライン制御部107に特定さ
れる静止画データを用いて、動画表示用の表示データを
更新する。これにおいて、MPEG復号器211は、M
PEGに従って圧縮符号化されて記録されている画像デ
ータを伸長復号する。MPEGに従って圧縮符号化され
て記録されている画像データとは、例えば、タイムライ
ンストリームに記述されている静止画データや、ページ
ストリームに記述されている部分画像データなどであ
る。
【0067】オーディオ用D/A変換部114は、MP
EG復号器211と音声用D/A変換器212とによっ
て実現される。MPEG復号器211は、オーディオデ
ータ記憶部111に記憶されているオーディオデータを
順次読み出し、MPEGに従って圧縮符号化されて記録
されているオーディオデータを伸長復号する。音声用D
/A変換器212は、復号されたオーディオデータをア
ナログ信号に変換し、スピーカ213に出力する。な
お、オーディオデータもまた、画像データと同様、必ず
しもMPEGに従って圧縮符号化されている必要はな
く、他のフォーマットに従って圧縮符号化されていても
良い。また、圧縮符号化されていなくても良い。従っ
て、MPEG復号器211は、他の復号器でもよく、ま
た、圧縮符号化されていないオーディオデータを取り扱
う場合には、無くても良い。
【0068】オーディオ出力部115は、スピーカ21
3によって実現され、オーディオ用D/A変換部114
からのアナログ信号を音声に変換して出力する。以下
に、図5に示すフローチャートと、図6から図9に示す
ページストリーム1、ページストリーム2およびタイム
ラインストリームの具体例、およびこれに基づいて表示
される表示内容の具体例とを参照しながら、マルチメデ
ィア情報再生装置100におけるマルチメディア情報の
再生処理の手順を説明する。
【0069】図5は、本実施例のマルチメディア情報再
生装置100におけるマルチメディア情報の再生処理の
手順を示すフローチャートである。マルチメディア情報
再生装置100が起動されると、ページロード部102
は、データサーバ150から、あらかじめ定められてい
るページストリーム、例えば、後述のページストリーム
1を、ネットワークインターフェイス部101に読み出
させ、読み出されたページストリームをページ記憶部1
10にロードする(ステップS501)。
【0070】表示データ作成部113は、ロードされた
ページストリームの部分画像リストに記述されている各
部分画像から、初期画面の表示データを作成する(ステ
ップS502)。作成された表示データは、表示データ
記憶部109に転送されて記憶され、約1/30秒毎に
表示部112に読み出されて表示される。図6は、図3
に示したページストリームの具体例であるページストリ
ーム1の記述内容を示す説明図である。図6に示すよう
に、ページストリーム1の部分画像リストには、部分画
像IDの順に、それぞれ、部分画像データの項目にビッ
トマップデータあるいはグラフィックデータで表され
た、内部を斜線のパターンで塗りつぶされた円と、内部
を縦の破線のパターンで塗りつぶされた三角形と、内部
が白ぬきの長方形とが、それぞれ、その部分画像の表示
位置を示すXY座標と、その部分画像のX軸方向および
Y軸方向の拡大率と、その部分画像の表示における回転
角度とともに、記述されている。部分画像ID「1」の
円は、表示データ作成部113により、XY座標「10
0、100」を基準として、部分画像データに記述され
ているビットマップデータが配置され、X軸方向および
Y軸方向に等倍率、回転角度0°で表示データが作成さ
れる。次いで、部分画像ID「1」の円と同様にして、
部分画像ID「2」の三角形の表示データが作成され、
さらにこの後、部分画像ID「3」の長方形の表示デー
タが作成される。これにより、各部分画像同士が重なり
合う領域では、部分画像IDの小さい部分画像データ
は、部分画像IDの大きい部分画像データで更新され
る。
【0071】図7は、ページストリーム1、ページスト
リーム2およびタイムラインストリーム1に基づいて表
示データ作成部113に描画された、各画面の表示内容
を示す説明図である。図7(a)は、図6に示したペー
ジストリーム1の部分画像リストに基づいて、表示デー
タ作成部113に描画された初期画面の表示内容を示す
説明図である。前述のように、表示データ作成部113
の描画処理において、各部分画像同士が重なり合う領域
では、部分画像IDの小さい部分画像データが、部分画
像IDの大きい部分画像データに更新されるため、図7
(a)の初期画面に示すように、部分画像IDの大きい
部分画像ほど、上層に重ね合わされて表示される。
【0072】ステップS502の処理が終了すると、制
御情報実行部104は、入力部103からの入力信号が
あるか否かを検出し(ステップS503)、否と検出さ
れた場合にはステップS508の処理に移る。あると検
出された場合には、制御情報実行部104は、その入力
信号を識別し(ステップS504)、その入力信号が当
該ページストリームの制御情報に記述されている入力信
号であるか否かを判定する(ステップS505)。否と
判定された場合には、ステップS508の処理に移る。
【0073】識別された入力信号が、当該ページストリ
ームの制御情報に記述されていると判定されれば、制御
情報実行部104は、その入力信号に対応して記述され
ている命令を実行する(ステップS506)。表示デー
タ作成部113は、制御情報実行部104の実行結果に
基づいて、表示データを作成する(ステップS50
7)。
【0074】以下、マルチメディア情報再生装置100
におけるステップS505〜ステップS507の処理に
ついて、具体例を参照しながら説明する。制御情報実行
部104は、入力信号を識別した後、ページ記憶部11
0にロードされている図6のページストリーム1から制
御情報を読み出す。読み出された制御情報には入力信号
「A」、「B」および「C」が記述されているので、制
御情報実行部104は入力信号が「A」であるか、
「B」であるか、「C」であるか、そのいずれでもない
かを判定する。
【0075】識別された入力信号が「A」であった場合
には、制御情報に記述されているので、制御情報実行部
104は入力信号「A」に対応する「部分画像1のXY
座標を(170、100)にする」という命令を実行す
る。制御情報実行部104が命令を実行するという内容
は、「部分画像ID=1」、「XY座標=170、10
0」というパラメータを、表示データ作成部113に渡
すことである。制御情報実行部104は、当該パラメー
タに基づいて表示データを作成するよう表示データ作成
部113に指示する。表示データ作成部113は、指示
にしたがって表示データを作成する。図7(b)は、ペ
ージストリーム1が実行されている間に「A」が入力さ
れた場合の表示内容を示す説明図である。図7(a)の
初期画面と比較して、図7(b)に示すように、ページ
ストリーム1が実行されている間に「A」が入力された
場合には、斜線で塗り潰された円である部分画像1が、
XY座標「100、100」からXY座標「170、1
00」に移動されて表示される。
【0076】識別された入力信号が「B」であった場合
には、上記と同様に、制御情報実行部104は、入力信
号「B」に対応する「タイムラインのクロックを開始す
る」という命令を実行する。その内容は、ページストリ
ーム1に記述されているタイムライン情報の実行を開始
するようタイムライン制御部107に指示することであ
る。これに応じて、タイムライン制御部107は、クロ
ック部105を起動する。さらに、タイムライン制御部
107は、ページストリーム1のタイムライン情報を読
み出し、動画表示を記述したタイムライン情報中に、指
定されたタイムラインストリームがあれば、そのタイム
ラインストリームのロードをページロード部102に指
示する。さらに、タイムライン制御部107は、タイム
ライン情報に基づいて、後述するパラメータを作成して
表示データ作成部113に渡し、当該パラメータに基づ
いて表示データを作成するよう表示データ作成部113
に指示する。
【0077】図6に示すように、ページストリーム1に
は、アニメーション表示と動画表示とについて、タイム
ライン情報が記述されている。アニメーション表示につ
いては、アニメーション表示される部分画像(アニメー
ション表示対象)の部分画像ID「3」、タイムライン
情報の実行開始からの経過時間で表されたアニメーショ
ン表示開始時刻「00分00秒000」とアニメーショ
ン表示終了時刻「00分03秒000」、所定の経過時
間に対応して部分画像3の表示位置を示す「(00分0
0秒000)XY座標=150、150」、「(00分
01秒000)XY座標=170、170」、「(00
分02秒000)XY座標=190、150」が記述さ
れている。
【0078】また、動画表示については、動画表示され
るタイムラインストリームの識別番号「1」、タイムラ
イン情報の実行開始からの経過時間で表された動画表示
開始時刻「00分00秒000」と動画表示終了時刻
「00分03秒000」、タイムラインストリーム1の
動画が内部に表示される部分画像である動画表示対象の
部分画像ID「3」が記述されている。
【0079】これに対し、タイムライン制御部107
は、まず、ページロード部102にタイムラインストリ
ーム1をページ記憶部110にロードするよう指示す
る。図8は、図4に示したタイムラインストリームの具
体例であるタイムラインストリーム1の記述内容を示す
説明図である。図8に示すように、タイムラインストリ
ーム1には、タイムライン情報の実行開始後「00分0
0秒000」から「00分03秒000」までの間の各
経過時間に対応して、太陽が山から登って行く動画を表
した静止画データと、その静止画データが表示されてい
る間に再生されるオーディオデータとが記述されてい
る。
【0080】識別された入力信号が「C」であった場合
には、制御情報実行部104は、入力信号「C」に対応
する「ページストリーム2を読み込む」という命令を実
行する。その内容は、ページ記憶部110にページスト
リーム2をロードするようページロード部102に指示
することである。これに応じて、ページロード部102
は、ページストリーム2の読み出しをネットワークイン
ターフェイス部101に指示し、読み出されたページス
トリーム2をページ記憶部110にロードする。表示デ
ータ作成部113は、ロードされたページストリーム2
の部分画像リストに基づいて表示データを作成する。
【0081】図9は、図6に示したページストリーム1
に続くページストリーム2の記述内容を示す説明図であ
る。図9に示すように、ページストリーム2の部分画像
リストには、斜線で塗りつぶされた長方形が、部分画像
ID「1」、XY座標「100、100」、XY拡大率
「1、1」、回転角度「0」とともに、部分画像データ
にビットマップデータで記述されている。また、ページ
ストリーム2の制御情報には、入力信号「A」に対し
て、「部分画像1のXY座標を200、200にする」
という命令が記述されている。すなわち、上記部分画像
リストに基づいてページストリーム2が実行されている
間に「A」が入力されたときには、部分画像1がXY座
標「200、200」の位置に表示される。なお、ペー
ジストリーム2には、タイムライン情報は記述されてい
ない。
【0082】図7(f)は、ページストリーム2がペー
ジ記憶部110にロードされたときの初期画面の表示内
容を示す説明図である。図7(f)に示すように、ペー
ジストリーム2の部分画像リストに記述されている、斜
線で塗りつぶされた長方形が、XY拡大率「1、1」、
回転角度「0」で、XY座標「100、100」に表示
される。
【0083】ステップS507までの処理が終了する
と、タイムライン制御部107は、クロック部105が
動作しているか否かを検出する(ステップS508)。
タイムライン制御部107は、クロック部105が動作
中であることを検出すると、クロック部105で計測さ
れた、タイムライン情報の実行開始からの経過時間を読
み出す(ステップS509)。
【0084】タイムライン制御部107は、クロック部
105から読み出した経過時間により、現在、アニメー
ション表示対象に指定されている部分画像があるか否か
を判定し(ステップS510)、あれば、該当する部分
画像の表示位置を示すXY座標を、予め所定の経過時間
に対応して指定されているXY座標から算出して、算出
されたXY座標を、そのときのXY拡大率、回転角度お
よびその部分画像の部分画像IDとともに、表示データ
作成部113にパラメータとして渡す。次いで、タイム
ライン制御部107は、当該パラメータに基づいて表示
データを作成するよう表示データ作成部113に指示す
る。表示データ作成部113は、当該パラメータに基づ
いて表示データを作成し、作成された表示データで表示
データ記憶部109内の表示データを更新する(ステッ
プS511)。ステップS510において、指定されて
いる部分画像がなければ、ステップS512の処理に移
る。
【0085】例えば、ステップS509における経過時
間が「00分00秒000」であったとすると、タイム
ライン情報に記述されているアニメーション表示開始時
刻が「00分00秒000」であるので、タイムライン
制御部107は、アニメーション表示のパラメータとし
て、「部分画像ID=3」と「(00分00秒000)
XY座標=150、150」とを作成し、表示データ作
成部113に渡す。これに応じて、表示データ作成部1
13は、パラメータ「(00分00秒000)XY座標
=150、150」で指定されたXY座標に部分画像3
を移動して表示データを作成し、表示データ記憶部10
9内の表示データを更新する。
【0086】また、例えば、ステップS509における
経過時間が「00分01秒000」であったとすると、
この時刻にアニメーション表示が指定されている部分画
像3があるので、タイムライン制御部107は、「00
分01秒000」に対応するアニメーション表示のパラ
メータ「部分画像ID=3」と「(00分01秒00
0)XY座標=170、170」とを作成し、表示デー
タ作成部113に渡す。表示データ作成部113は、当
該パラメータに基づいて、部分画像3をXY座標「17
0、170」に移動して表示データを作成し、表示デー
タ記憶部109内の表示データを更新する。
【0087】なお、前記経過時間が「00分01秒00
0」のように経過時間に対してではなく、例えば、「0
0分00秒500」であったとすると、タイムライン制
御部107は、タイムライン情報から読み出した「(0
0分00秒000)XY座標=150、150」と
「(00分01秒000)XY座標=170、170」
とから、これを補間する「(00分00秒500)XY
座標=160、160」を算出し、表示データ作成部1
13に渡す。表示データ作成部113は、当該パラメー
タに基づいて、部分画像3をXY座標「160、16
0」に移動して表示データを作成し、表示データ記憶部
109内の表示データを更新する。
【0088】さらに、タイムライン制御部107は、ク
ロック部105から読み出した経過時間により、現在、
動画表示が指定されているタイムラインストリームがあ
るか否かを判定し(ステップS512)、あれば、該当
するタイムラインストリームの中から、クロック部10
5から読み出した経過時間に対応する静止画データを特
定して表示データ作成部113に通知するとともに、そ
の静止画データに対応するオーディオデータをタイムラ
インストリームから読み出してオーディオデータ記憶部
111に転送する。表示データ作成部113は、指定さ
れたタイムラインストリームから、特定された静止画デ
ータを読み出して表示データを作成し、表示データ記憶
部109内の表示データを更新した後(ステップS51
3)、ステップS503の処理に移る。ステップS51
2において、指定されているタイムラインストリームが
なければ、ステップS503の処理に移る。
【0089】例えば、ステップS509における経過時
間が「00分00秒000」であったとすると、タイム
ライン情報に記述されている動画表示開始時刻は「00
分00秒000」であるので、タイムライン制御部10
7は、タイムライン情報の実行開始時から「00分00
秒000」経過時に対応する動画表示のパラメータとし
て、「タイムラインストリームの識別番号=1」と「静
止画データ=00分00秒000」と「部分画像ID=
3」とを作成し、表示データ作成部113に渡す。同時
に、オーディオデータA1をタイムラインストリーム1
から読み出して、オーディオデータ記憶部111に転送
する。次いで、タイムライン制御部107は、当該パラ
メータに基づいて表示データを作成するよう表示データ
作成部113に指示する。これに応じて、表示データ作
成部113は、部分画像3の中にパラメータ「静止画デ
ータ=00分00秒000」で指定された静止画データ
を配置して、表示データを作成し、表示データ記憶部1
09内の表示データを更新する。
【0090】図7(c)は、図7(b)に示した画面が
表示されている間に「B」が入力された直後の表示内容
を示す説明図である。すなわち、図7(c)は、クロッ
ク部105に計測されている経過時間が「00分00秒
000」の各パラメータに基づいて描画された画面を示
している。アニメーション表示される部分画像3は、
「(00分00秒000)XY座標=150、150」
に表示されるが、部分画像1と部分画像2とは、アニメ
ーション表示用のパラメータでXY座標が指定されてい
ないので、図7(b)に示された位置と同一の位置に表
示される。また、部分画像3の内部にはタイムラインス
トリーム1の「静止画データ=00分00秒000」の
静止画データが表示される。また、この表示と同時に、
オーディオデータA1が再生される。なお、図7(a)
に示した初期画面が表示されている間に「B」が入力さ
れた場合の表示内容と、図7(c)の表示内容とが異な
る点は、斜線で塗り潰された円の表示位置である。前者
では円がXY座標「100、100」に表示されるのに
対し、後者では円がXY座標「170、100」に表示
される。
【0091】さらに、例えば、ステップS509におけ
る経過時間が「00分01秒000」であったとする
と、この時刻に動画表示が指定されているタイムライン
ストリーム1があるので、タイムライン制御部107
は、経過時間「00分01秒000」に対応する動画表
示のパラメータ「タイムラインストリームの識別番号=
1」と「静止画データ=00分01秒000」と「部分
画像ID=3」とを作成し、表示データ作成部113に
渡す。同時に、タイムライン制御部107は、経過時間
「00分01秒000」に対応するオーディオデータA
iを、タイムラインストリーム1から読み出し、オーデ
ィオデータ記憶部111に転送する。表示データ作成部
113は、当該パラメータに基づいて、部分画像3の中
にタイムラインストリーム1から読み出した「00分0
1秒000」の静止画データを配置して表示データを作
成する。
【0092】図7(d)は、タイムライン情報の実行開
始から経過時間「00分01秒000」における表示内
容を示す説明図である。図7(d)に示すように、部分
画像1と部分画像2とは図7(b)に示された位置と同
一の位置に表示されているが、部分画像3はXY座標
「170、170」に移動されて表示されており、その
内部に「00分01秒000」の静止画データが表示さ
れている。また、この画面が表示されている間に、オー
ディオデータAiが再生される。
【0093】さらに、図7(e)は、タイムライン情報
の実行開始から経過時間「00分02秒000」におけ
る表示内容を示す説明図である。タイムライン情報の実
行開始から経過時間「00分01秒000」における場
合と同様の処理によって、部分画像1と部分画像2とは
図7(b)に示された位置と同一の位置に表示されてい
るが、部分画像3はXY座標「190、150」に移動
されて表示され、その内部に「00分02秒000」の
静止画データが表示される。また、「00分02秒00
0」の静止画データが表示されている間、オーディオデ
ータAjが再生される。なお、ページストリーム1の制
御情報にはアニメーション表示について、経過時間「0
0分02秒000」以降の部分画像3に対するXY座標
が示されていないので、経過時間「00分03秒00
0」までアニメーション表示の処理は継続されるが、部
分画像3はXY座標「190、150」に静止して表示
される。これに対し、部分画像3の内部には、経過時間
「00分03秒000」までの静止画データが順次表示
されるとともに、表示されている静止画データに対応し
たオーディオデータが順次再生される。
【0094】以上のように本実施例によれば、1画面分
の表示内容を1つの画像データとしてデータサーバ15
0から読み出す場合に比べて、マルチメディア情報再生
装置100は、ロードされているページストリームに記
述された部分画像の表示を変更する場合には、データサ
ーバ150からの画像データの読み出しを必要としない
ので、データサーバ150との間のデータの転送レート
にかかわらず、単位時間あたり比較的多数の静止画を表
示することができる。各ページストリームの記述内容と
各タイムラインストリームの記述内容とは、それぞれ、
データサーバ150内の1つのファイル内に記録されて
いるので、同一ページストリームあるいは同一タイムラ
インストリーム内から一部の情報が順次、読み出される
際には、読み出される各情報についての読み出し要求が
発生しない。このため、同一ページストリームおよび同
一タイムラインストリームからのデータ読み出しが速
く、再生される音声や動画の途切れを生じることなく、
精度良くマルチメディア情報を再生することができる。
また、部分画像リストとその部分画像リストに記述され
ている部分画像に関連した制御情報とタイムライン情報
とが、一つのページストリームに記述されているので、
画像データ、制御情報、動画情報などが、データサーバ
150内のそれぞれ別個のファイルに記録されている場
合に比べて、それらの情報を内部のRAM202にロー
ドし、管理するCPU201の負荷を軽減することがで
きる。
【0095】なお、本実施例では、タイムラインストリ
ームに記述される静止画データおよびオーディオデータ
は、MPEGに従って圧縮符号化されており、これをM
PEG復号器211で伸長復号することとしたが、静止
画データ、オーディオデータおよび部分画像データは、
それぞれ、必ずしもMPEGに従って圧縮符号化されて
いる必要はなく、他のフォーマット、例えば、VFW
(Video forWindows)あるいは、QT
(Quick Time)などで圧縮符号化された画像
データであっても良い。このため、MPEG復号器21
1は、他のフォーマットに従う復号器であってもよい。
また、マルチメディア情報再生装置100が、圧縮符号
化されていないデータだけを取り扱う場合には、復号器
は備えられなくても良い。
【0096】また、本実施例では、ページロード部10
2は、タイムライン情報の実行開始時に、指定されたタ
イムラインストリームの記述内容をデータサーバ150
から一括してページ記憶部110にロードし、表示デー
タ作成部113は、ロードされたタイムラインストリー
ム内の特定された静止画データを読み出して表示データ
を作成することとしたが、前記タイムラインストリーム
の記述内容は、必ずしも一括してページ記憶部110に
ロードされる必要はない。例えば、ページロード部10
2は、指定されたタイムラインストリーム内の特定され
た静止画データとオーディオデータとを、動画表示の各
表示時刻毎にページ記憶部110にロードすることと
し、表示データ作成部113は、ロードされた静止画デ
ータをページ記憶部110から読み出して表示データを
作成し、タイムライン制御部107は、ロードされたオ
ーディオデータをオーディオデータ記憶部111に転送
するようにしても良い。
【0097】このためには、以下の処理が行われる。ネ
ットワークインターフェイス部101とデータサーバ1
50とは、まず、動画表示実行時間に対応した一定時
間、ネットワークの通信帯域を確保しておく。次いで、
データサーバ150は、読み出し要求のあったタイムラ
インストリームを記録したファイルから、各表示時刻に
対応して、MPEGなどに従って圧縮符号化されたその
時刻の静止画データとオーディオデータとを読み出し、
ネットワークに送出する。ネットワークを介して、各表
示時刻に対応した静止画データとオーディオデータとを
受信したマルチメディア情報再生装置100側では、ペ
ージロード部102が、受信された静止画データとオー
ディオデータとをページ記憶部110にロードする。ロ
ードされた静止画データとオーディオデータとは、マル
チメディア情報再生装置100の前記各構成要素によ
り、当該表示時刻に再生される。一般に、画像データ
は、圧縮符号化されていてもデータ量が大きいので、1
つのタイムラインストリームに記述されるデータ量は、
比較的大きいと考えても良い。このため、ページ記憶部
110として必要なRAM202の記憶容量を考慮すれ
ば、ページロード部102は、動画表示の各表示時刻毎
に、特定された静止画データとオーディオデータとをペ
ージ記憶部110にロードするようにした方が好ましい
といえる。なお、すでに説明したように、1つのタイム
ラインストリームの記述内容は、データサーバ150内
の1つのファイルに記録されているので、ページロード
部102が、表示時刻の都度、特定された静止画データ
とオーディオデータとをデータサーバ150からロード
することとしても、読み取り要求を発生しないので、再
生される音声や動画の途切れを生じることなく動画表示
を行うことができる。
【0098】さらに、本実施例では、動画表示の際に、
タイムライン制御部107が、タイムライン情報内で指
定されたタイムラインストリームのロードを、ページロ
ード部102に指示し、指示されたページロード部10
2が、さらに、データサーバ150からの読み出しをネ
ットワークインターフェイス部101に指示することと
したが、必ずしもこのようにタイムラインストリームの
読み出しを行う必要はなく、タイムライン制御部107
が、指定されたタイムラインストリームの読み出しを直
接、ネットワークインターフェイス部101に指示する
ようにしてもよい。
【0099】さらに、本実施例では、表示部112は、
各ページを約1/30秒毎に表示することとして説明し
たが、品質の高い動画像を表示する場合には、約1/6
0秒毎に、あるいは、約1/150秒毎に各ページを表
示する。このような場合には、タイムラインストリーム
には、タイムラインストリームの実行開始から約1/6
0秒毎、あるいは、約1/150秒毎の表示時刻に対応
した静止画像データとオーディオデータとが記述され
る。
【0100】また、前記データサーバ150のファイル
には、必ずしもすべての情報がデジタルデータで記録さ
れている必要はなく、一部のデータ、例えば、タイムラ
インストリームのオーディオデータなどは、アナログデ
ータでかつ分割されて記録されていても良い。これに対
応して、マルチメディア情報再生装置100には、オー
ディオデータ記憶部111の代わりに、アナログデータ
用の記憶部が備えられる。
【0101】なお、本実施例では、データサーバ150
は、ページストリームとタイムラインストリームとを区
別して記憶しているように説明したが、必ずしもその必
要はなく、データサーバ150は、ページストリームと
タイムラインストリームとの区別なく、例えば、順番号
などで表された各ファイルの識別番号でページストリー
ムとタイムラインストリームとを記憶しておいても良
い。この場合には、ページストリームおよびタイムライ
ンストリーム内の各情報中に記述されるページストリー
ムとタイムラインストリームとの指定、および、制御情
報実行部104とタイムライン制御部107とのパラメ
ータによるページストリームとタイムラインストリーム
との指定は、前記各ファイルの前記識別番号で記述され
る。 (実施例2)図10は、本発明の第2実施例であるマル
チメディア情報記録装置1000の構成を示すブロック
図である。図11は、図10に示したマルチメディア情
報記録装置1000のハードウェア構成を示すブロック
図である。
【0102】図10に示すように、マルチメディア情報
記録装置1000は、通信回線を介してデータサーバ1
50に接続されており、入力部1001、ストリーム作
成部1002、2次記憶部1003、データサーバ書き
込み部1009を備える。2次記憶部1003は、部分
画像記憶部1004、動画記憶部1005、オーディオ
記憶部1006、ページストリーム記憶部1007およ
びタイムラインストリーム記憶部1008の記憶領域を
備える。
【0103】また、図11に示すように、マルチメディ
ア情報記録装置1000のハードウェア構成は、CPU
1101、RAM1102、システムクロック110
3、タイマ1104、キーボード1105、入力機器イ
ンターフェイス1106、ネットワークインターフェイ
ス1107、ディスクインターフェイス1108、ハー
ドディスク1110、MPEG復号器1111、音声用
D/A変換器1112、スピーカ1113、グラフィッ
クコントローラ1114、VRAM1115、映像用D
/A変換器1116およびCRT1117を備える。
【0104】なお、システムクロック1103、タイマ
1104、MPEG復号器1111、音声用D/A変換
器1112、スピーカ1113、グラフィックコントロ
ーラ1114、VRAM1115、映像用D/A変換器
1116およびCRT1117は、ページストリームお
よびタイムラインストリームの作成および記録には必ず
しも必要な構成要素ではないが、オペレータが2次記憶
部1003内の素材データや、作成されたページストリ
ームおよびタイムラインストリームの内容を再生し、確
認するために用いられる。
【0105】データサーバ150は、データサーバ書き
込み部1009から書き込み要求とともに送信されたペ
ージストリームおよびタイムラインストリームを、通信
回線を介して受信し、内部に備える図示しないハードデ
ィスク装置などの記憶装置に、それぞれ個別のファイル
として記録する。入力部1001は、キーボード110
5および入力機器インターフェイス1106によって実
現される。なお、入力部1001は、図示しないスキャ
ナおよびビデオキャプチャー用のボードを備える。スキ
ャナは、紙面などに印字された静止画などを、デジタル
化された静止画データとして入力する。また、ビデオキ
ャプチャー用のボードは、接続されているビデオテープ
レコーダなどから、動画をデジタル化された動画データ
として入力する。
【0106】ストリーム作成部1002は、CPU11
01によって実現される。ストリーム作成部1002
は、処理の手順に応じて、例えば、CRT1117にメ
ニュー画面および入力要求を表示させ、マルチメディア
情報の編集者からの指示の入力や文字情報の入力を受け
付ける。さらに、当該表示に応じて入力された指示にし
たがって、それぞれ各指示に対応する部分画像ファイ
ル、動画ファイルおよびオーディオファイルを部分画像
記憶部1004、動画記憶部1005およびオーディオ
記憶部1006から読み出して、図3および図4に示し
たページストリームおよびタイムラインストリームを対
話的に作成する。制御情報の入力は、入力部1001か
らの文字入力によって行う。なお、ストリーム作成部1
002の処理動作は、図12および図13のフローチャ
ートを用いて、後に詳細に説明する。
【0107】2次記憶部1003は、ディスクインター
フェイス1108およびハードディスク1110によっ
て実現される。部分画像記憶部1004は、1または複
数の部分画像ファイルを記憶する。それぞれの前記部分
画像ファイルには、静止画を表す素材データのうちから
編集処理によってあらかじめ切り出された1つの部分画
像が、MPEGなどにしたがって圧縮符号化されたビッ
トマップデータあるいはグラフィックデータなどで記述
され、記憶されている。各部分画像ファイルに記述され
ている内容は、ページストリームの部分画像データを記
述する内容に対応する。なお、素材データとは、編集処
理により、制御情報や他の素材データと関係づけられる
ことによってマルチメディア情報を構成するデータをい
う。
【0108】動画記憶部1005は、1または複数の動
画ファイルを記憶する。前記動画ファイルには、動画を
表した静止画の素材データのうちから、編集処理によっ
てあらかじめ所定の表示時刻に対応づけて切り出された
静止画データが、1画面毎にその表示時刻の順に記録さ
れている。オーディオ記憶部1006は、1または複数
のオーディオファイルを記憶する。前記オーディオファ
イルには、音声を表す素材データのうちから、編集処理
によって、1つの前記静止画データが表示されている時
間の長さに対応した音声のデータ量毎にあらかじめ分割
された各オーディオデータが、前記静止画データの表示
時刻に対応づけて、表示時刻の順に記録されている。
【0109】ページストリーム記憶部1007は、スト
リーム作成部1002によって作成されたページストリ
ームを記憶する。タイムラインストリーム記憶部100
8は、ストリーム作成部1002によって作成されたタ
イムラインストリームを記憶する。データサーバ書き込
み部1009は、ネットワークインターフェイス110
7によって実現される。データサーバ書き込み部100
9は、ストリーム作成部1002からの通知に従って、
ページストリーム記憶部1007から該当するページス
トリームを読み出し、そのページストリームのPT区分
「P」と、識別番号と、ページストリームとをその書き
込み要求とともに、通信回線を介してデータサーバ15
0に送信する。同様に、データサーバ書き込み部100
9は、ストリーム作成部1002からの通知に従って、
タイムラインストリーム記憶部1008から該当するタ
イムラインストリームを読み出し、そのタイムラインス
トリームのPT区分「T」と、識別番号と、タイムライ
ンストリームとを、その書き込み要求とともに、データ
サーバ150に送信する。これに応じて、データサーバ
150は、PT区分「P」と、識別番号とを付したファ
イルに当該ページストリームを記録し、PT区分「T」
と、識別番号とを付したファイルに当該タイムラインス
トリームを記録する。
【0110】図12および図13は、本実施例のマルチ
メディア情報記録装置1000におけるマルチメディア
情報の記録処理の手順を示すフローチャートである。な
お、ステップS1219からステップS1228までの
記録処理の手順については、図13のフローチャートに
示す。ストリーム作成部1002は、まず、ページスト
リームおよびタイムラインストリームの識別番号を
「1」に初期化する(ステップS1201)。
【0111】ストリーム作成部1002は、当該ページ
ストリームに記述されるべき内容があるか否かを示す指
示の入力を要求する。これに応じて入力された指示にし
たがって、当該ページストリームに記述されるべき内容
があれば(ステップS1202)、部分画像IDを
「1」に初期化する(ステップS1203)。さらに、
ストリーム作成部1002は、当該部分画像IDの部分
画像として記述されるべき内容があるか否かを示す指示
の入力を要求する。これに応じて入力された指示にした
がって、当該部分画像IDの部分画像として記述される
べき内容があれば(ステップS1204)、対応する部
分画像を記述した部分画像ファイルのファイル名の入力
を受け付ける(ステップS1205)。さらに、当該ペ
ージストリームの初期画面における当該部分画像の表示
位置、拡大率および回転角度を記述するXY座標、XY
拡大率および回転角度の入力を受け付ける(ステップS
1206)。ストリーム作成部1002は、ページスト
リーム記憶部1007内で当該ページストリームの当該
部分画像IDの前記各項目に割当てられた記憶領域に、
部分画像ID、XY座標、XY拡大率および回転角度を
書き込む。続いて、入力されたファイル名の部分画像フ
ァイルを部分画像記憶部1004から読み出し、読み出
された内容を、ページストリーム記憶部1007内で当
該ページストリームの当該部分画像IDを有する部分画
像データの項目に割当てられた記憶領域に書き込む(ス
テップS1207)。この後、ストリーム作成部100
2は、部分画像IDをインクリメントして(ステップS
1208)、ステップS1204の処理に戻る。
【0112】ステップS1204の処理において、入力
された指示により、当該部分画像IDの部分画像として
記述されるべき内容がなければ、ストリーム作成部10
02は、さらに、当該ページストリームにおいて記述さ
れるべき制御情報があるか否かの指示の入力を要求し、
入力された指示により、記述されるべき制御情報があれ
ば(ステップS1209)、入力信号名の入力を受け付
ける(ステップS1210)。それに続いて、入力され
た入力信号名に対応して実行されるべき命令の入力を受
け付ける(ステップS1211)。ストリーム作成部1
002は、ページストリーム記憶部1007内で当該ペ
ージストリームの制御情報の項目に割当てられた記憶領
域の空き領域に、入力された入力信号名とそれに対応す
る命令との組を書き込んで(ステップS1212)、ス
テップS1209の処理に戻る。
【0113】ステップS1209の処理において、入力
された指示により、当該ページストリームに記述される
べき制御情報がなければ、ストリーム作成部1002
は、さらに、当該ページストリームにおいて記述される
べきアニメーション表示があるか否かの指示の入力を要
求する。これに応じて入力された指示により、記述され
るべきアニメーション表示があれば(ステップS121
3)、アニメーション表示されるべき部分画像(アニメ
ーション表示対象)の部分画像IDの入力を受け付ける
(ステップS1214)。さらに、ストリーム作成部1
002は、入力された部分画像IDの部分画像をどのよ
うにアニメーション表示するかを示す1または複数のア
ニメーション種類の入力を受け付ける(ステップS12
15)。なお、前記アニメーション種類は、例えば、
「移動」、「拡大」および「回転」等の中から選ばれ
る。前記アニメーション種類の入力に応じて、時間の経
過に伴って変化するパラメータが指定される。
【0114】さらに、ストリーム作成部1002は、当
該ページストリームに記述されるべき、タイムライン情
報の実行開始からの経過時間で表される時刻と、入力さ
れたアニメーション種類に対応するパラメータの前記時
刻に対応した値との組があるか否かを示す指示の入力を
要求する。これに応じて入力された指示にしたがって、
あれば(ステップS1216)、その入力を受け付ける
(ステップS1217)。具体的には、前記時刻に対応
するパラメータの値は、「移動」に対してXY座標の値
が、「拡大」に対してXY拡大率の値が、および「回
転」に対して回転角度の値が入力される。
【0115】ステップS1216の処理において、入力
された指示にしたがって、当該ページストリームに記述
されるべき、時刻とその時刻に対応したパラメータの値
との組がなければ、ストリーム作成部1002は、ペー
ジストリーム記憶部1007内で当該ページストリーム
のアニメーション表示に関する情報に割当てられた記憶
領域の空き領域に、入力されたアニメーション表示対象
の部分画像IDと、時刻とその時刻および入力されたア
ニメーション種類に対応したパラメータの値との組とを
書き込み(ステップS1218)、ステップS1213
の処理に戻る。
【0116】ステップS1213の処理において、入力
された指示により、当該ページストリームに記述される
べきアニメーション表示がなければ、ストリーム作成部
1002は、当該ページストリームに記述されるべき動
画表示があるか否かを示す指示の入力を要求する。これ
に応じて入力された指示により、記述されるべき動画表
示があれば(ステップS1219)、動画表示の開始時
刻、終了時刻、およびその動画が表示されるべき部分画
像(動画表示対象)の部分画像IDの入力を受け付ける
(ステップS1220)。
【0117】さらに、ストリーム作成部1002は、入
力された部分画像IDで示される部分画像の内部に表示
されるべき動画を記述した、動画ファイルのファイル名
の入力を受け付ける(ステップS1221)。次いで、
ストリーム作成部1002は、入力されたファイル名に
記述されている動画に同期して再生されるべき音声を記
述した、オーディオファイルがあるか否かを示す指示の
入力を要求する。これに応じて入力された指示により、
あれば(ステップS1222)、ストリーム作成部10
02は、そのオーディオファイルのファイル名の入力を
受け付ける(ステップS1223)。次いで、ストリー
ム作成部1002は、ファイル名が入力された動画ファ
イルとオーディオファイルとを、それぞれ動画記憶部1
005とオーディオ記憶部1006とから読み出して、
同一時刻に対応する静止画データとオーディオデータと
をそれぞれ組にして、タイムラインストリーム記憶部1
008内で、現在セットされている識別番号を有するタ
イムラインストリームに割当てられた記憶領域に書き込
む(ステップS1224)。
【0118】ストリーム作成部1002は、ページスト
リーム記憶部1007内で当該ページストリームの動画
表示に関する情報に割当てられた記憶領域の空き領域
に、入力された動画表示の開始時刻と終了時刻と動画表
示対象の部分画像IDとを、該当するタイムラインスト
リームの識別番号とともに書き込む(ステップS122
5)。
【0119】ステップS1222の処理において、該当
するオーディオファイルがなければ、ファイル名が入力
された動画ファイルを、動画記憶部1005から読み出
して、タイムラインストリーム記憶部1008内で、現
在セットされている識別番号を有するタイムラインスト
リームに割当てられた記憶領域に書き込み(ステップS
1226)、ステップS1225の処理に移る。
【0120】次いで、ストリーム作成部1002は、タ
イムラインストリームの識別番号をインクリメントして
(ステップS1227)、ステップS1219の処理に
戻る。ステップS1219の処理において、入力された
指示により、当該ページストリームに記述されるべき動
画表示がなければ、ストリーム作成部1002は、ペー
ジストリームの識別番号をインクリメントした後(ステ
ップS1228)、ステップS1202の処理に戻る。
【0121】ステップS1202の処理において、入力
された指示により、当該ページストリームに記述される
べき内容がなければ、ストリーム作成部1002は、作
成されたページストリームおよびタイムラインストリー
ムを、データサーバ150の各ファイルに記録する順序
を示す指示の入力を要求するとともに、その入力を受け
付ける(ステップS1229)。ストリーム作成部10
02は、入力された記録順序をデータサーバ書き込み部
1009に通知し、データサーバ書き込み部1009
は、前記通知に従って、ページストリーム記憶部100
7から該当するページストリームを読み出すとともに、
タイムラインストリーム記憶部1008から該当するタ
イムラインストリームを読み出して、データサーバ15
0に記録する(ステップS1230)。
【0122】以上のように本実施例によれば、マルチメ
ディア情報記録装置1000は、図3および図4に示し
たページストリームおよびタイムラインストリームを、
データサーバ150内の記憶装置に、それぞれ1ファイ
ルとして記録することができる。これにより、ネットワ
ークを介して当該データサーバ150に接続されたマル
チメディア情報再生装置100側では、マルチメディア
情報記録装置1000によって記録されたページストリ
ームおよびタイムラインストリームを再生することによ
り、第1実施例に示した上記効果を得ることができる。
【0123】なお、本実施例では、タイムラインストリ
ームに記述される静止画データおよびオーディオデータ
は、MPEGに従って圧縮符号化されていることとした
が、静止画データ、オーディオデータおよび部分画像デ
ータは、それぞれ、必ずしもMPEGに従って圧縮符号
化されている必要はなく、他のフォーマット、例えば、
VFW(Video for Windows)あるい
は、QT(QuickTime)などで圧縮符号化され
た画像データであっても良い。
【0124】なお、本実施例において、データサーバ1
50は、ページストリームとタイムラインストリームと
の区別なく、例えば、順番号などで表された各ファイル
の識別番号でページストリームとタイムラインストリー
ムとを記憶しておいても良い。この場合には、ページス
トリームおよびタイムラインストリーム内の各情報中に
記述されるページストリームとタイムラインストリーム
との指定、および、制御情報実行部204とタイムライ
ン制御部207とのパラメータによるページストリーム
とタイムラインストリームとの指定は、前記各ファイル
の前記識別番号で記述される。
【0125】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の本発明に
よれば、データサーバ内の各ファイルに記録されたペー
ジ情報に、1画面の表示内容を構成する部分画像の画像
情報とその表示態様とが記述されているので、表示画像
の一部分だけを変更して表示する場合には、前記制御情
報に従って、該当する部分画像の表示態様情報を変更し
て表示データを作成するだけでよく、変更後の表示デー
タを容易に作成することができる。また、1つのページ
情報内には、部分画像リスト内の部分画像を用いて表示
画像の一部分だけを変更し、表示するための情報がすべ
て記述されており、ページ情報内の情報だけで、表示画
像の一部分だけを変更した表示データを作成することが
できるので、表示データをデータサーバからその都度、
読み出す必要がない。従って、表示画像の一部分だけを
変更した表示データを、あらかじめ作成してデータサー
バ内に記録しておく必要が無い。また、このため、デー
タサーバとマルチメディア情報再生装置との間のデータ
の転送レートにより、単位時間あたりに表示できる表示
データの数が制限されてしまうという問題も生じない。
さらに、本発明のマルチメディア情報再生装置では、デ
ータサーバ内の1つのファイルから1つのページ情報を
読み出すので、データサーバ内の複数のファイルから必
要な情報を読み出して、メモリ内にロードする場合に比
べて、メモリを管理するCPUの負荷が少ない。また、
本発明のマルチメディア情報再生装置において、別の部
分画像から構成される新たな画面が表示される場合に
は、その部分画像が記述されている新たなページ情報が
読み出され、読み出されたページ情報の記述内容だけか
ら、その画面を表す表示データが作成される。このた
め、本発明のマルチメディア情報再生装置においては、
新たなページ情報の読み出しの際に生じる一回の読み出
し要求だけで、新たな表示データを作成することがで
き、データサーバ内の複数のファイルから(すなわち、
何度も読み出し要求を発行して)部分画像情報を読み出
してくる場合に比べて、部分画像情報の読み出しをより
短時間で行うことができ、より短時間に新たな画面を表
示することができる。
【0126】請求項2記載の本発明によれば、上記効果
に加えて、1つのページ情報には、前記部分画像リスト
内の部分画像情報とその表示態様情報とを用いて、アニ
メーション表示を行うための情報がすべて記述されてい
るので、データサーバから各画面を表す表示データを表
示の都度読み出す必要がないことと、前記表示態様情報
を変更するだけで容易に表示データを作成することがで
きることから、各画面の表示内容を表した表示データを
表示の都度読み出す場合に比べて、短時間で前記表示デ
ータを作成することができ、より品質の高いアニメーシ
ョン表示を行うことができる。
【0127】請求項3記載の本発明によれば、時間の経
過に伴って、前記部分画像情報で表される各部分画像の
表示位置、表示サイズ、表示角度が変化されて表される
アニメーション表示において、上記効果を得ることがで
きる。請求項4記載の本発明によれば、ページ記憶手段
に記憶されているページ情報により上記効果を得ること
ができるとともに、当該ページ情報に基づいた表示内容
と時間の経過とに対応づけて、データサーバから時系列
情報に記述された内容を順次、読み出し、再生すること
ができる。また、前記時系列情報も1つのファイルとし
て記録されているので、前記時系列情報内の記述内容を
順次読み出す場合に、読み出し要求が発生しない。この
ため、時系列情報読み出し手段は、時系列情報内の記述
内容を速やかに読み出すことができ、次に読み出される
べき記述内容の読み出し開始迄に、前回の読み出し分の
記述内容の読み出しを完了することができる。この結
果、マルチメディア情報再生装置は、前記時系列情報内
に記録されている記述内容を途切れることなく、再生す
ることができる。
【0128】請求項5記載の本発明によれば、上記効果
に加えて、マルチメディア情報再生装置は、データサー
バから読み出された第1時系列情報内の音声情報を、当
該ページ情報に基づいた表示内容と時間の経過とに対応
づけて、途切れを生じることなく再生することができ
る。具体的には、マルチメディア情報再生装置は、ペー
ジ記憶手段に記憶されているページ情報に基づいて品質
の高いアニメーション表示を行ないながら、前記第1時
系列情報内の音声情報を精度良く再生することができ
る。
【0129】請求項6記載の本発明によれば、上記効果
に加えて、第2時系列情報に書き込まれている音声情報
と画面情報との組を精度良く再生することができる。具
体的には、マルチメディア情報再生装置は、ページ記憶
手段に記憶されているページ情報に基づいて品質の高い
アニメーション表示を行ないながら、同一画面内の前記
部分画像に関連した領域、例えば、1つの部分画像の内
部に前記第2時系列情報内の画面情報で表される動画を
精度良く表示するとともに、音声情報を精度良く再生す
ることができる。
【0130】請求項7記載の本発明によれば、オペレー
タからの入力に従って、対話的に生成される前記ページ
情報を、前記データサーバの各ファイルに記録すること
ができる。これにより、前記データサーバから前記ペー
ジ情報を読み出して再生するマルチメディア情報再生装
置に対し、請求項1記載の本発明による効果を提供する
ことができる。
【0131】請求項8記載の本発明によれば、前記デー
タサーバの各ファイルに前記ページ情報を記録すること
ができる。これにより、前記データサーバから前記ペー
ジ情報を読み出して再生するマルチメディア情報再生装
置に対し、請求項2記載の本発明による効果を提供する
ことができる。請求項9記載の本発明によれば、前記デ
ータサーバの各ファイルに前記ページ情報を記録するこ
とができる。これにより、前記データサーバから前記ペ
ージ情報を読み出して再生するマルチメディア情報再生
装置に対し、請求項3記載の本発明による効果を提供す
ることができる。
【0132】請求項10記載の本発明によれば、前記デ
ータサーバの各ファイルに前記ページ情報と前記時系列
情報とを記録することができる。これにより、前記デー
タサーバから前記ページ情報と前記時系列情報とを読み
出して再生するマルチメディア情報再生装置に対し、請
求項4記載の本発明による効果を提供することができ
る。
【0133】請求項11記載の本発明によれば、前記デ
ータサーバの各ファイルに前記ページ情報と前記時系列
情報とを記録することができる。これにより、前記デー
タサーバから前記ページ情報と前記時系列情報とを読み
出して再生するマルチメディア情報再生装置に対し、請
求項5記載の本発明による効果を提供することができ
る。
【0134】請求項12記載の本発明によれば、前記デ
ータサーバの各ファイルに前記ページ情報と前記時系列
情報とを記録することができる。これにより、前記デー
タサーバから前記ページ情報と前記時系列情報とを読み
出して再生するマルチメディア情報再生装置に対し、請
求項6記載の本発明による効果を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例であるマルチメディア情報
再生装置100の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示したマルチメディア情報再生装置10
0のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図3】本実施例のマルチメディア情報再生装置100
によって再生されるページストリームのデータ構成を示
す説明図である。
【図4】本実施例のマルチメディア情報再生装置100
によって再生されるタイムラインストリームのデータ構
成を示す説明図である。
【図5】本実施例のマルチメディア情報再生装置100
におけるマルチメディア情報の再生処理の手順を示すフ
ローチャートである。
【図6】図3に示したページストリームの具体例である
ページストリーム1の記述内容を示す説明図である。
【図7】ページストリーム1、ページストリーム2およ
びタイムラインストリーム1に基づいて表示データ作成
部113に描画された、各画面の表示内容を示す説明図
である。
【図8】図4に示したタイムラインストリームの具体例
であるタイムラインストリーム1の記述内容を示す説明
図である。
【図9】図6に示したページストリーム1に続くページ
ストリーム2の記述内容を示す説明図である。
【図10】本発明の第2実施例であるマルチメディア情
報記録装置1000の構成を示すブロック図である。
【図11】図10に示したマルチメディア情報記録装置
1000のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図12】本実施例のマルチメディア情報記録装置10
00におけるマルチメディア情報の記録処理の手順を示
すフローチャートである。
【図13】本実施例のマルチメディア情報記録装置10
00におけるマルチメディア情報の記録処理の手順を示
すフローチャートである。
【図14】従来のマルチメディア情報再生装置において
画像と音声との同期再生が行われるマルチメディア情報
のデータ構成の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
100 マルチメディア情報再生装置 101 ネットワークインターフェイス部 102 ページロード部 103 入力部 104 制御情報実行部 105 クロック部 107 タイムライン制御部 108 記憶部 109 表示データ記憶部 110 ページ記憶部 111 オーディオデータ記憶部 112 表示部 113 表示データ作成部 114 オーディオ用D/A変換部 115 オーディオ出力部 150 データサーバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川原 千尋 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介して接続されているデ
    ータサーバからマルチメディア情報を読み出して再生す
    るマルチメディア情報再生装置であって、 前記データサーバに1つのファイルとして記憶されてい
    る、 1画面の表示内容の一部である部分画像を表した
    部分画像情報と、その表示態様を表す表示態様情報との
    少なくとも1つの組からなる部分画像リストと、 操作
    者の操作に応じて入力される入力値に対応して、実行さ
    れるべき命令が記述され、前記部分画像の表示態様情報
    を変更するよう指示した表示態様変更命令を含んだ制御
    情報とを有したページ情報を読み出すページ情報読み出
    し手段と、 読み出されたページ情報内の前記各部分画像情報で表さ
    れた部分画像を、対応する前記表示態様情報に基づいて
    1画面内に配置し、1画面分の表示内容を表した表示デ
    ータを作成する表示データ作成手段と、 前記表示データ作成手段によって表示データが作成され
    る都度、新たに作成された表示データを記憶する表示デ
    ータ記憶手段と、 一定時間間隔で前記表示データ記憶手段の表示データを
    読み出し、その都度、読み出された表示データで表され
    た表示内容を表示する表示手段と、 操作者の操作に応じて対応する入力値を入力する入力手
    段と、 前記入力値に応じた命令を実行し、前記表示態様変更命
    令に対応した入力値に対応して、前記表示データ作成手
    段に、表示態様変更命令に従って該当する部分画像の表
    示態様情報を変更し、新たな表示データを作成するよう
    指示する命令実行手段とを備え、 前記表示データ作成手段は、前記命令実行手段の指示に
    従って、新たな表示データを作成することを特徴とする
    マルチメディア情報再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のマルチメディア情報再生
    装置において、 前記ページ情報読み出し手段は、前記データサーバに1
    つのファイルとして記憶されている、 前記部分画像リ
    ストと、 時間の経過に対応して前記部分画像の表示態
    様情報を変化させ表示するよう指示したアニメーション
    表示命令を含んだ前記制御情報と、 さらに、時間の経
    過に対応した前記部分画像の表示態様情報を示したアニ
    メーション制御情報を含む時系列制御情報と を有した
    ページ情報を読み出し、 前記命令実行手段は、 経過時間を計測する第1タイマーと、 前記アニメーション表示命令に対応した前記入力値に対
    して、前記第1タイマーを起動し、所定の時間毎に、前
    記表示データ作成手段に、前記アニメーション制御情報
    に示された前記経過時間に対応する表示態様情報に従っ
    て、該当する部分画像の表示態様情報を変更し、新たな
    表示データを作成するよう指示した上、前記アニメーシ
    ョン表示命令実行終了時に前記第1タイマーを停止する
    アニメーション表示命令実行部とを備え、 前記表示データ作成手段は、前記アニメーション表示命
    令実行部の指示に従って、新たな表示データを作成する
    ことを特徴とするマルチメディア情報再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のマルチメディア情報再生
    装置において、 前記ページ情報読み出し手段は、前記データサーバに1
    つのファイルとして記憶されている、 前記部分画像情
    報、および、その表示位置を表すXY座標と、前記部分
    画像情報と表示されるべき部分画像との大きさのX軸方
    向およびY軸方向の比率を表すXY拡大率と、前記部分
    画像情報と表示されるべき部分画像との回転角度とを含
    んだ表示態様を表す表示態様情報の少なくとも1つの組
    からなる前記部分画像リストと、 前記アニメーション
    表示命令を含んだ前記制御情報と、 前記表示態様のう
    ち、前記XY座標と、前記XY拡大率と、前記回転角度
    とのうちの少なくとも1つの表示態様情報の所定の経過
    時間毎の値を表した前記アニメーション制御情報を含む
    時系列制御情報と を有したページ情報を読み出し、 前記アニメーション表示命令実行部は、 所定の時間毎に、前記アニメーション制御情報に基づい
    て、その時点において計測された前記経過時間に対応す
    るXY座標の値を補間して算出するXY座標算出部と、 所定の時間毎に、前記アニメーション制御情報に基づい
    て、その時点において計測された前記経過時間に対応す
    るXY拡大率の値を補間して算出するXY拡大率算出部
    と、 所定の時間毎に、前記アニメーション制御情報に基づい
    て、その時点において計測された前記経過時間に対応す
    る回転角度の値を補間して算出する回転角度算出部とを
    備えることを特徴とするマルチメディア情報再生装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のマルチメディア情報再生
    装置において、 前記ページ情報読み出し手段は、前記データサーバに1
    つのファイルとして記憶されている、 前記部分画像リ
    ストと、 時間の経過に対応した時系列処理の実行を開
    始するよう指示した時系列処理開始命令を含む前記制御
    情報と、 前記データサーバにページ情報とは異なる1
    つのファイルとして記憶され、時間の経過に対応して再
    生されるべき情報がその識別名とともに再生の順に書き
    込まれている時系列情報であって、前記時系列処理開始
    命令に対応して再生が開始されるべき時系列情報の情報
    名と、時間の経過に対応して再生されるべき当該時系列
    情報の内容を示す識別名と、\u前記部分画像リスト中の
    部分画像情報によって表される部分画像の表示に関連づ
    けて、時系列情報をどのように再生するかを表した再生
    態様情報\uとを示す時系列処理制御情報を含んだ時系列
    制御情報と を有したページ情報を読み出し、 前記命令実行手段は、 経過時間を計測する第2タイマーと、 前記時系列処理開始命令に対応した前記入力値に対し
    て、前記第2タイマーを起動し、所定の時間毎に、前記
    時系列処理制御情報に基づいて、計測された前記経過時
    間に対応する前記時系列情報の内容の識別名を特定し、
    前記時系列情報の再生終了時に前記第2タイマーを停止
    する時系列処理実行部とを備え、 前記マルチメディア情報再生装置は、さらに、 前記ページ情報読み出し手段によって読み出された前記
    ページ情報を記憶するページ記憶手段と、 前記データサーバから、前記時系列制御情報に情報名が
    示されている時系列情報の中から、前記時系列処理実行
    部によって特定された識別名の内容を読み出す時系列情
    報読み出し手段と、 読み出された時系列情報の内容を再生する再生手段とを
    備えることを特徴とするマルチメディア情報再生装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のマルチメディア情報再生
    装置において、 前記ページ情報読み出し手段は、前記データサーバに1
    つのファイルとして記憶されている、 前記部分画像リ
    ストと、 前記制御情報と、 前記時系列処理開始命令
    に対応して再生が開始されるべき時系列情報の情報名と
    して、前記データサーバ内にページ情報とは異なる1つ
    のファイルとして記憶され、所定のデータサイズ毎に分
    割された音声情報が、その識別名とともに所定の経過時
    間に対応して再生の順に書き込まれた第1時系列情報の
    情報名が示され、当該第1時系列情報の時間の経過に対
    応して再生されるべき音声情報を示す識別名と、\u前記
    部分画像リスト中の部分画像情報によって表される部分
    画像の表示に関連づけて、前記音声情報をどのように再
    生するかを表した再生態様\uとを示す時系列処理制御情
    報を含んだ時系列制御情報と を有したページ情報を読
    み出し、 前記時系列処理実行部は、 前記時系列処理制御情報に第1時系列情報の情報名が示
    されているときには、所定の時間毎に、計測された前記
    経過時間に対応する前記第1時系列情報内の音声情報の
    識別名を特定する第1時系列処理実行部を備え、 前記再生手段は、 読み出された音声情報を再生する音声再生部を備え、 前記時系列情報読み出し手段は、前記データサーバか
    ら、前記時系列制御情報に情報名が示された時系列情報
    である前記第1時系列情報の中から、前記第1時系列処
    理実行部によって特定された識別名の前記音声情報を読
    み出すことを特徴とするマルチメディア情報再生装置。
  6. 【請求項6】 請求項4または請求項5記載のマルチメ
    ディア情報再生装置において、 前記ページ情報読み出し手段は、前記データサーバか
    ら、前記データサーバに1つのファイルとして記憶され
    ている、 前記部分画像リストと、 前記制御情報と、
    前記時系列処理開始命令に対応して再生が開始される
    べき時系列情報の情報名として、前記データサーバ内に
    ページ情報とは異なる1つのファイルとして記憶され、
    所定のデータサイズ毎に分割された音声情報と、動画お
    よび/またはアニメーションの1画面内の内容を表す画
    面情報とが所定の経過時間に対応して再生の順に書き込
    まれた第2時系列情報の情報名が示され、時間の経過に
    対応して再生されるべき当該第2時系列情報の音声情報
    と画面情報との組を示す識別名と、前記部分画像リスト
    内の所定の部分画像情報で表される部分画像に関連した
    表示領域内に動画および/またはアニメーションが表示
    されることを示す前記再生態様を含む前記時系列制御情
    報と を有するページ情報を読み出し、 前記時系列処理実行部は、 前記時系列処理制御情報に第2時系列情報の情報名が示
    されているときには、所定の時間毎に、計測された前記
    経過時間に対応する前記第2時系列情報の音声情報と画
    面情報との組の識別名を特定するとともに、前記表示デ
    ータ作成手段に、前記時系列情報読み出し手段によって
    読み出された画面情報を、前記再生態様に示される表示
    領域に配置して新たな表示データを作成するよう指示す
    る第2時系列処理実行部を備え、 前記時系列情報読み出し手段は、前記データサーバか
    ら、前記時系列制御情報に情報名が示された時系列情報
    である第2時系列情報の中から、前記第2時系列処理実
    行部によって特定された識別名の内容である前記音声情
    報と前記画面情報との組を読み出し、 前記表示データ作成手段は、前記第2時系列処理実行部
    の指示に従って、新たな表示データを作成することを特
    徴とするマルチメディア情報再生装置。
  7. 【請求項7】 ネットワークを介して接続されているデ
    ータサーバにマルチメディア情報を記録するマルチメデ
    ィア情報記録装置であって、 1画面の表示内容のうちの一部である部分画像を表した
    部分画像情報を、1つの部分画像情報を1つの部分画像
    ファイル内に格納し、ファイル毎に記憶している部分画
    像記憶手段と、 前記部分画像記憶手段内の少なくとも1つの部分画像フ
    ァイルのファイル名と、その部分画像ファイル内の部分
    画像情報によって表される部分画像の表示態様を表す表
    示態様情報との入力を受け付ける部分画像リスト入力手
    段と、 複数の小記憶領域からなる記憶領域であって、1つのペ
    ージ情報を記憶する記憶領域を有するページ情報記憶手
    段と、 入力されたファイル名の部分画像ファイルから部分画像
    情報を読み出して、その部分画像情報と、それに対応し
    て入力された表示態様情報との組を作り、それぞれの組
    を、識別子とともに、前記ページ情報記憶手段の第1の
    小記憶領域に書き込む部分画像リスト書き込み手段と、 入力信号名と、その入力信号に対応して、前記部分画像
    の表示態様を変更するよう指示した表示態様変更命令を
    含む制御情報の入力を受け付ける制御情報入力手段と、 入力された制御情報を、前記ページ情報記憶手段の第2
    の小記憶領域に書き込む制御情報書き込み手段と、 前記ページ情報記憶手段の前記各記憶領域にひとつのペ
    ージ情報として書き込まれた各情報を、その書き込み要
    求とともにデータサーバに送信し、1つのページ情報の
    記述内容を前記データサーバ内の1つのファイルに記録
    するページ情報記録手段とを備えることを特徴とするマ
    ルチメディア情報記録装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のマルチメディア情報記録
    装置において、 前記制御情報は、時間の経過に対応して前記部分画像の
    表示態様情報を変化させて表示するよう指示したアニメ
    ーション表示命令を含み、 前記制御情報入力手段は、さらに、 入力信号と前記アニメーション表示命令との組の入力を
    受け付けるアニメーション表示命令入力部を備え、 前記マルチメディア情報記録装置は、さらに、 時間の経過に対応して前記部分画像の表示態様がどのよ
    うに変化するかを表すアニメーション制御情報を含んだ
    時系列制御情報の入力を受け付ける時系列制御情報入力
    手段と、 入力された時系列制御情報を、前記ページ情報記憶手段
    の第3の小記憶領域に書き込む時系列制御情報書き込み
    手段とを備えることを特徴とするマルチメディア情報記
    録装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のマルチメディア情報記録
    装置において、 前記部分画像リスト入力手段は、さらに、 前記各部分画像情報について、その部分画像の表示位置
    を表すXY座標と、前記部分画像情報と表示される部分
    画像との大きさの比率を表すXY拡大率と、前記部分画
    像情報によって表される部分画像と実際に表示される部
    分画像とのなす角を表す回転角度とを含む表示態様情報
    の入力を受け付ける表示態様情報入力部を備え、 前記時系列制御情報入力手段は、前記表示態様のうち、
    前記XY座標と、前記XY拡大率と、前記回転角度との
    うちの少なくとも1つが時間の経過とともにどのように
    変化するかを表したアニメーション制御情報の入力を受
    け付けることを特徴とするマルチメディア情報記録装
    置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載のマルチメディア情報記
    録装置において、 前記制御情報は、時間の経過に対応した時系列処理の実
    行を開始するよう指示した時系列処理開始命令を含み、 前記時系列制御情報は、前記時系列処理開始命令に対応
    して再生が開始されるべき時系列情報名と、当該時系列
    情報の時間の経過に対応して各時点で再生されるべき当
    該時系列情報の内容を示す識別子と、前記部分画像リス
    ト中の部分画像情報によって表される部分画像の表示に
    関連づけて、時系列情報をどのように再生するかを表し
    た再生態様情報とからなる時系列処理制御情報を含み、 前記マルチメディア情報記録装置は、さらに、 時間の経過に対応して各時点で再生されるべき情報が再
    生の順に書き込まれた1つの時系列情報を、ひとつの時
    系列情報ファイルとしてファイル毎に記憶する時系列情
    報記憶手段と、 前記時系列情報記憶手段内の少なくとも1つの時系列情
    報ファイルのファイル名の入力を受け付け、入力された
    ファイル名の時系列情報ファイルから時系列情報を読み
    出して、当該ファイル名に対応する時系列情報名と関連
    付けて、その書き込み要求とともにデータサーバに送信
    し、1つの時系列情報の記述内容を前記データサーバ内
    の1つのファイルに、時系列情報毎に記録する時系列情
    報記録手段とを備え、 前記制御情報入力手段は、さらに、 入力信号と、時系列処理開始命令との組の入力を受け付
    ける時系列処理開始命令入力部を備え、 前記時系列制御情報入力手段は、さらに、 前記時系列処理制御情報の入力を受け付ける時系列処理
    制御情報入力部を備えることを特徴とするマルチメディ
    ア情報記録装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載のマルチメディア情報
    記録装置において、 前記時系列情報は、所定のデータサイズ毎に分割された
    音声情報が経過時間に対応して再生の順に、識別子とと
    もに書き込まれた第1時系列情報を含み、 前記時系列処理制御情報は、当該ページ情報の時系列処
    理開始命令に対応して再生が開始されるべき時系列情報
    として第1時系列情報の情報名を示し、時間の経過に対
    応して各時点で再生されるべき音声情報の識別子と、前
    記部分画像リスト中の部分画像情報によって表される部
    分画像の表示に関連づけて、前記音声情報をどのように
    再生するかを表した再生態様情報とからなる第1時系列
    処理制御情報を含み、 前記時系列情報記録手段は、 第1時系列情報のファイル名が入力された場合には、入
    力されたファイル名の時系列情報ファイルから、当該第
    1時系列情報を読み出す第1時系列情報記録部を備え、 前記時系列処理制御情報入力部は、 第1時系列処理制御情報の入力を受け付ける第1時系列
    処理制御情報入力部を備えることを特徴とするマルチメ
    ディア情報記録装置。
  12. 【請求項12】 請求項10または請求項11記載のマ
    ルチメディア情報記録装置において、 前記時系列情報は、所定のデータサイズ毎に分割された
    音声情報と、アニメーションおよび/または動画の1画
    面毎の表示内容を表す画面情報とが、所定の経過時間に
    対応して再生の順に、識別子とともに書き込まれた第2
    時系列情報を含み、 前記時系列処理制御情報は、当該ページ情報の時系列処
    理開始命令に対応して再生が開始されるべき時系列情報
    として第2時系列情報の情報名を指定し、時間の経過に
    対応して各時点で再生されるべき音声情報と画面情報と
    の識別子の組と、前記部分画像リスト内の所定の部分画
    像情報で表される部分画像に関連した領域内に、動画お
    よび/またはアニメーションが表示されることを示す前
    記再生態様情報とからなる第2時系列処理制御情報を含
    み、 前記時系列情報記録手段は、 第2時系列情報のファイル名が入力された場合には、入
    力されたファイル名の時系列情報ファイルから、第2時
    系列情報を読み出す第2時系列情報記録部を備え、 前記時系列処理制御情報入力部は、 第2時系列処理制御情報の入力を受け付ける第2時系列
    処理制御情報入力部を備えることを特徴とするマルチメ
    ディア情報記録装置。
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