JP2000115517A - 電子透かしを行なうことが可能な情報処理装置及び前記情報処理装置を接続可能な通信ネットワーク - Google Patents

電子透かしを行なうことが可能な情報処理装置及び前記情報処理装置を接続可能な通信ネットワーク

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JP2000115517A
JP2000115517A JP10284118A JP28411898A JP2000115517A JP 2000115517 A JP2000115517 A JP 2000115517A JP 10284118 A JP10284118 A JP 10284118A JP 28411898 A JP28411898 A JP 28411898A JP 2000115517 A JP2000115517 A JP 2000115517A
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Kikuo Naito
起久雄 内藤
Toshiyuki Noguchi
利之 野口
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Canon Inc
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T1/00General purpose image data processing
    • G06T1/0021Image watermarking

Abstract

(57)【要約】 【課題】 著作権者の意志を反映させてデータの著作権
保護を行なう。 【解決手段】 データに電子透かしを付与するタイミン
グを任意に設定できるようにする。例えば、データを登
録するタイミング、データを通信するタイミング、デー
タを出力するタイミング等を任意に設定できるようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子透かしを行な
うことが可能な情報処理装置及び前記情報処理装置を接
続可能な通信ネットワークに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータの性能は
劇的に飛躍しており画像データの編集、参照、印刷とい
った処理を簡便に行うことが可能となった。更にはイン
ターネットに代表されるネットワーク網も広く普及する
ことで、画像データの流通も前記ネットワーク網を介し
て容易に入手することも可能となった。その結果、画像
データの著作権者の意志に反した編集や印刷、無断引用
などの不正利用も増大している。
【0003】こうした不正利用より該画像データに対す
る著作権保護を行うために電子透かしを用いた方法が考
案されている。従来の電子透かしを用いた著作権保護方
法は、見本として使用される低解像度の表示・編集用画
像には一律で原画像イメージ上に原画像の価値をそこね
不正利用を防止することを目的とした可視型の電子透か
しを付与し、印刷やダウンロードによる販売等の本来の
目的に使用する高解像度画像には見本画像と同様に一律
に著作権者名や著作権表示例などを人的には確認不能な
不可視型の電子透かしを付与することで、該透かしが付
与されていることを告知することでの抑止効果と、万が
一不正利用が行われた場合は該透かしを検知手段により
検知し不正画像の流出経路を調査し不正利用者を探索す
るなどの方法が取られている。
【0004】即ち、上記著作権保護方法では電子透かし
の付与は使用目的に応じて著作権者の意志に関わらず一
律で画像処理システムに登録する時点で付与されてい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、複数の著作権
者の画像を扱う場合には、第1の著作権者は見本画像に
対しては著作権を放棄し自由に流通することを認める
が、高解像度画像に関しては厳密に著作権の保護を主張
し、第2の著作権者は見本画像に対しても厳密なる著作
権の保護を要求する場合など著作権者毎に様々な要求が
ある。このような場合に上記従来例のように登録時に一
律に同一方式の電子透かしを付与する方法では個々の著
作権者の意志を正確に反映することは不可能であった。
【0006】また画像供給システムへの登録時にのみ電
子透かしを付与していたことで、複数の利用者あるいは
プリントサーバ等に該画像データを送信するシステムに
おいては、該画像データの不正利用が行われ場合は、電
子透かしにより付与されたデータは一律の内容であり不
正利用後の探索を行うことは極めて困難なことであっ
た。
【0007】本発明の目的は、著作権を保護するべきデ
ータの使用目的に応じて任意の組み合わせによる電子透
かしの付与を行うことである。
【0008】また、本発明の他の目的は、著作権者の意
志を正確に反映することが可能な著作権保護を行うこと
にある。
【0009】また、本発明の他の目的は、複数の送信先
へ画像データを送信する場合において、該データの不正
利用の経路が簡便に探索できる著作権保護を行うことに
ある。
【0010】また本発明の他の目的は、印刷処理など各
種画像データ処理直前に電子透かしを除去しかつ処理終
了後は該除去後の画像データを含み速やかに消去するこ
とで不正利用を防止する著作権保護を行うことにある。
【0011】また、本発明の他の目的は、印刷処理を行
う際に表示する該印刷データのプレビュー表示は必ず電
子透かしが付与されたデータを用いることでプレビュー
を用いた不正利用を防止する著作権保護を行うことにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、データを記憶する記憶手段と、前記記憶
手段に記憶されるデータに電子透かしの付与を行なう電
子透かし手段と、前記電子透かし手段によりデータへ電
子透かしの付与を行なうタイミングを指示する指示手段
と、前記前記指示手段による前記タイミングを前記記憶
手段に記憶されるデータ毎に任意に設定する設定手段を
有することを特徴とする情報処理装置を提供する。
【0013】また、データに電子透かしを付与すること
が可能な情報処理装置と、データを出力することが可能
な出力装置を有する通信ネットワークにおいて、前記情
報処理装置は、データを記憶する記憶手段と、前記記憶
手段に記憶されるデータに電子透かしの付与を行なう電
子透かし手段と、前記電子透かし手段によりデータへ電
子透かしの付与を行なうタイミングを指示する指示手段
と、前記前記指示手段による前記タイミングを前記記憶
手段に記憶されるデータ毎に任意に設定する設定手段を
有することを特徴とする通信ネットワークを提供する。
【0014】また、データを記憶させる記憶工程と、前
記記憶工程に記憶されるデータに電子透かしの付与を行
なわせる電子透かし工程と、前記電子透かし工程におい
てデータへ電子透かしの付与を行なわせるタイミングを
指示する指示工程と、前記前記指示工程における前記タ
イミングを前記記憶工程おいて記憶されるデータ毎に任
意に設定する設定工程を有することを特徴とする情報処
理装置の制御方法を提供する。
【0015】また、データに電子透かしを付与すること
が可能な情報処理装置と、データを出力することが可能
な出力装置を有する通信ネットワークの制御方法におい
て、前記情報処理装置の制御方法は、データを記憶させ
る記憶工程と、前記記憶工程において記憶されるデータ
に電子透かしの付与を行なわせる電子透かし工程と、前
記電子透かし工程においてデータへ電子透かしの付与を
行なわせるタイミングを指示する指示工程と、前記前記
指示工程における前記タイミングを前記記憶工程におい
て記憶されるデータ毎に任意に設定する設定工程を有す
ることを特徴とする通信ネットワークの制御方法を提供
する。
【0016】また、情報処理装置を制御するための制御
プログラムを格納した記憶媒体において、データを記憶
させる記憶工程と、前記記憶工程に記憶されるデータに
電子透かしの付与を行なわせる電子透かし工程と、前記
電子透かし工程においてデータへ電子透かしの付与を行
なわせるタイミングを指示する指示工程と、前記前記指
示工程における前記タイミングを前記記憶工程おいて記
憶されるデータ毎に任意に設定する設定工程を有するこ
とを特徴とする記憶媒体を提供する。
【0017】
【発明の実施の形態】〈システム構成〉図1は、本発明
の実施例におけるシステム全体の構成図である。
【0018】図1中101は本実施例におけるシステム
の利用者である顧客が例えば自宅から直接操作を行うた
めの情報処理装置(図2において後述する、CPU、R
OM、RAM、HDDなどから構成されるコンピュータ
システム)であって、以下クライアントコンピュータと
記す。
【0019】クライアントコンピュータ101は、ネッ
トワークを通して後述センターサーバ102に格納され
ている例えば画像などの情報を閲覧する機能と、該情報
をクライアントコンピュータ101内に取得する機能
と、センターサーバ102に対して後述プリントサーバ
121における画像印刷注文を発注する機能を持つ。
【0020】なお画像印刷注文は、以下プリントオーダ
または単にオーダと記す。
【0021】102は主としてクライアントコンピュー
タ101からの要求に基づいて処理を行う情報処理装置
であり、以下センターサーバと記す。
【0022】センターサーバ102は、クライアントコ
ンピュータ101からの要求に基づいてクライアントコ
ンピュータ101に伝送するための画像を保持する機能
と、クライアントコンピュータ101からのプリントオ
ーダを受信し、画像格納場所情報に基づいて画像を収集
し、後述プリントサーバ121、122、123、12
Nに印刷指示を行う機能を持つ。
【0023】111、112、11Nは画像を保管し、
センターサーバ102からの要求に応じて保管している
画像をセンターサーバ102に送信する機能を持つ情報
処理装置であり、以下イメージサーバと記す。
【0024】121、122、12Nはセンターサーバ
102からの印刷指示に基づいて画像を印刷する機能
と、画像を保管し印刷に使用すると共にセンターサーバ
102からの要求に応じて保管している画像をセンター
サーバ102に送信する機能を持つ情報処理装置であ
り、以下プリントサーバと記す。
【0025】なお、プリントサーバ121、122、1
2Nは画像を保管する機能を持っていなくても構わな
い。
【0026】103は、クライアントコンピュータ10
1、センターサーバ102、イメージサーバ111、1
12、11N、プリントサーバ121、122、12N
を接続する接続装置であって、例えばローカルエリアネ
ットワーク(LAN)やインターネットなどのネットワ
ークシステムを表すものであり、以下単にネットワーク
と記す。なお、本実施例においては、ネットワーク10
3は一般的なインターネットを使用するが、その他のネ
ットワークシステムを使用しても実現可能である。
【0027】なお、クライアントコンピュータ101、
センターサーバ102、イメージサーバ111、11
2、11N、プリントサーバ121、122、12Nな
どのいくつかは、物理的に同一のコンピュータで兼用す
ることも可能である。
【0028】〈クライアントコンピュータ、センターサ
ーバ、イメージサーバのブロック図〉図2は本発明の一
実施形態として例に挙げた各々の情報処理装置のシステ
ム構成を示すブロック図である。なお、本実施例では、
センターサーバ102、イメージサーバ111、11
2、11N、及びクライアントコンピュータ101の内
部構成については差異がないため、図2で一括してハー
ドウェア構成の説明を行う。
【0029】図2中1001は情報処理装置の制御をつ
かさどる中央演算装置(以下CPUと記す)である。
【0030】1002はランダムアクセスメモリ(以下
RAMと記す)であり、CPU1001の主メモリとし
て、及び実行プログラムの領域や該プログラムの実行エ
リアならびにデータエリアとして機能する。
【0031】1003はCPU1001の動作処理手順
を記憶しているリードオンリーメモリ(以下ROMと記
す)である。ROM1003には情報処理装置の機器制
御を行うシステムプログラムである基本ソフト(OS)
を記録したプログラムROMと、システムを稼働するた
めに必要な情報等が記録されたデータROMがある。R
OM1003の代わりに後述のHDD1009を用いる
場合もある。
【0032】1004はネットワークインターフェース
(NETIF)であり、ネットワークを介して情報処理
装置間のデータ転送を行うための制御や接続状況の診断
を行う。
【0033】1005はビデオRAM(VRAM)で、
情報処理装置の稼働状態を示す後述するCRT1006
の画面に表示される画像を展開し、その表示の制御を行
う。
【0034】1006は、表示装置であって、例えばデ
ィスプレイなどである。以下CRTと記す。
【0035】1007は後述する外部入力装置1008
からの入力信号を制御するためのコントローラ(KB
C)である。
【0036】1008は情報処理装置の利用者が情報処
理装置に対して行う操作を受けつけるための外部入力装
置であり、例えばキーボードや、マウスなどのポインテ
ィングデバイスであり、以下単にKBと記す。
【0037】1009はハードディスクドライブ(HD
D)を示し、アプリケーションプログラムや、画像情報
などのデータ保存用に用いられる。本実施例におけるア
プリケーションプログラムとは、本実施例を構成する各
種処理手段を実行するソフトウエアプログラムなどであ
る。
【0038】1010は外部入出力装置であって、例え
ばフロッピーディスクドライブ、CDROMドライブな
どのリムーバブルディスクを入出力するものであり、上
述したアプリケーションプログラムの媒体からの読み出
しなどに用いられる。以下、単にFDDと記す。
【0039】なお、HDD1009に格納するアプリケ
ーションプログラムやデータをFDD1010に格納し
て使用することも可能である。
【0040】1000は上述した各ユニット間を接続す
るための入出力バス(アドレスバス、データバス、及び
制御バス)である。
【0041】〈プリントサーバのブロック図〉図3は本
発明に係るプリントサーバのシステム構成を示すブロッ
ク図である。図2中2001はプリントサーバである情
報処理装置を制御するCPUである。2002はRAM
であり、CPU2001の主メモリとして、及び実行プ
ログラムの領域や該プログラムの実行エリアならびにデ
ータエリアとして機能する。
【0042】2003はCPU2001の動作処理手順
を記憶しているROMである。ROM2003にはプリ
ントサーバの機器制御を行うシステムプログラムである
基本ソフト(OS)を記録したプログラムROMと、シ
ステムを稼働するために必要な情報等が記録されたデー
タROMがある。ROM2003の代わりに後述のHD
D2009を用いる場合もある。
【0043】2004はネットワークインターフェース
(NETIF)であり、ネットワークを介してセンター
サーバ101など他の情報処理装置とのデータ転送を行
うための制御や接続状況の診断を行う。
【0044】2005はVRAMで、プリントサーバで
ある情報処理装置の稼働状態を示す後述するCRT20
06の画面に表示される画像を展開し、その表示の制御
を行う。
【0045】2006は表示装置であって、例えばディ
スプレイなどである。以下CRTと記す。
【0046】2007は後述する外部入力装置2008
からの入力信号を制御するためのコントローラ(KB
C)である。
【0047】2008は情報処理装置の利用者が情報処
理装置に対して行う操作を受けつけるための外部入力装
置であり、例えばキーボードや、マウスなどのポインテ
ィングデバイスであり、以下単にKBと記す。
【0048】2009はハードディスクドライブ(HD
D)を示し、印刷を制御するアプリケーションプログラ
ムや、画像情報などのデータ保存用に用いられる。
【0049】2010は外部入出力装置であって、例え
ばフロッピーディスクドライブ、CDROMドライブな
どのリムーバブルディスクを入出力するものであり、上
述したアプリケーションプログラムの媒体からの読み出
しなどに用いられる。以下、単にFDDと記す。
【0050】なお、HDD2009に格納するアプリケ
ーションプログラムやデータをFDD2010に格納し
て使用することも可能である。
【0051】2011はプリンタ制御装置であって、後
述する外部出力装置2012の制御と出力する画像の制
御を行う。以下PRTCと記す。
【0052】2012は外部出力装置であって、例えば
プリンタであり、以下PRTと記す。
【0053】2013は拡張外部入出力装置制御装置で
あり、後述する拡張外部入出力装置2014を制御す
る。以下、CTLRと記す。
【0054】2014は拡張外部入出力装置であり、例
えばスキャナのように印刷物を読み取るなど、画像デー
タの外部入力機能を持つ装置である。以下単にスキャナ
と記す。
【0055】2000は上述した各ユニット間を接続す
るための入出力バス(アドレスバス、データバス、及び
制御バス)である。
【0056】〈センターサーバ〉図4はセンターサーバ
102内の各処理手段及び管理データを表す構成図であ
る。図4中401、402、403、404、405、
406、407の各処理手段アプリケーションプログラ
ムであって、ROM1003、HDD1009またはF
DD1010より読み込まれRAM1002に展開され
て使用される。411、412、413、414、41
5、416、417、418、及び419はHDD10
09内に格納されるデータである。
【0057】文書提供手段401は、インターネットな
どのネットワークを通してクライアントコンピュータ1
01より要求のあった文書(テキスト、画像、またはテ
キスト及び画像を組み合わせたもの)をHDD1009
から検索して送信することを可能にするアプリケーショ
ンプログラムである。上記文書提供手段401は、一般
的にインターネットサーバプログラムまたはWWWサー
バプログラムと呼ばれているもので、文書の送信の他
に、クライアントコンピュータ101からの要求に応じ
てHDD1009内などに格納されているアプリケーシ
ョンプログラムをRAM1002に展開して使用するこ
とと、必要に応じて外部からの要求に対して利用者のユ
ーザーIDの認証を行い、送信するデータを制限するこ
とを可能にするアプリケーションプログラムである。
【0058】編集用画像提供手段402は、クライアン
トコンピュータ101の要求に基づいて、クライアント
コンピュータ101が要求する表示・編集用画像を後述
する表示・編集用画像格納装置411から検索し、文書
提供手段401を介してクライアントコンピュータ10
1に送信することを可能にするアプリケーションプログ
ラムである。
【0059】オーダ受注手段403は、クライアントコ
ンピュータ101が送信したプリントオーダを受信し、
該プリントオーダを解析して後述するオーダ管理テーブ
ル416に格納し、クライアント101に対して文書提
供手段401を介して受注結果を送信すると共に、該プ
リントオーダに使用する画像を収集すべく後述する画像
収集手段405をHDD1009内などからRAM10
02に展開して使用するアプリケーションプログラムで
ある。
【0060】編集用画像提供手段402とオーダ受注手
段403は、クライアントコンピュータ101からの要
求に基づいて、文書提供手段401によってHDD10
09内などからRAM1002に展開して使用するアプ
リケーションプログラムであって、一般的にCGIプロ
グラムと呼ばれているものである。
【0061】画像登録手段404は、後述するセンター
送受信制御手段407によってHDD1009内などか
らRAM1002に展開して使用するアプリケーション
プログラムで、イメージサーバ111またはプリントサ
ーバ121から送信された印刷用画像の位置変更データ
(新規登録、削除、複製、移動)と編集用画像を受信し
て後述する位置管理テーブル412を更新・管理すると
共に、該編集用画像を後述する表示・編集用画像格納装
置411内に格納する機能を有するアプリケーションプ
ログラムである。さらに、位置変更データが印刷用画像
の移動を表すデータの場合は移動元のイメージサーバ1
11またはプリントサーバ121から送信された印刷用
画像を、後述するセンター送受信制御手段407を介し
て移動先のイメージサーバ111またはプリントサーバ
121に送信する機能を有する。
【0062】画像収集手段405は、オーダ受注手段4
03または後述するセンター送受信制御手段405によ
って起動指示がなされ、HDD1009内などからRA
M1002に展開して使用するアプリケーションプログ
ラムで、後述するオーダ管理テーブル416中で印刷に
必要な印刷用原画像の格納位置を決定する機能と、該機
能によって特定した格納先であるイメージサーバ111
またはプリントサーバ121に対してセンター送受信制
御手段407を介して印刷用画像取得要求を送信する機
能と、該イメージサーバ111またはプリントサーバ1
21から返信された印刷用画像ならびに該イメージサー
バ111またはプリントサーバ121において該印刷用
画像に除去可能な電子透かしを付与した場合は電子透か
しの除去情報とあわせて後述する一時保管画像格納装置
414に保管・管理する機能と、収集状況を管理してプ
リントオーダに必要な印刷用画像が全て揃った時点で後
述するオーダ進行管理手段406をHDD1009内な
どからRAM1002に展開して使用する機能を有する
アプリケーションプログラムである。
【0063】オーダ進行管理手段406は、画像収集手
段405またはセンター送受信制御手段407によっ
て、HDD1009内などからRAM1002に展開し
て使用するアプリケーションプログラムで、オーダ管理
テーブル416内のプリントオーダデータと後述する一
時保管画像格納装置414内の印刷用画像データからプ
リントサーバ121向けの印刷指示データを作成し、該
印刷指示データを後述するセンター送受信制御手段40
7を介してプリントサーバ121に対して送信する機能
と、プリントサーバ121からセンター送受信制御手段
407を介して受信した印刷完了報告データを元にオー
ダ管理テーブルの内容を更新する機能とを有するアプリ
ケーションプログラムである。
【0064】センター送受信制御手段407は、センタ
ーサーバ内の画像収集手段405などのアプリケーショ
ンプログラムが作成し後述するセンター送信ボックス4
18に保管したデータを管理し、NETIF1004を
介してイメージサーバ111またはプリントサーバ12
1から受信したデータ送受信開始要求を元に該イメージ
サーバ111またはプリントサーバ121向けの送信デ
ータをセンター送信ボックス418から抽出して送信す
る機能と、該イメージサーバ111またはプリントサー
バ121から受信した受信データを後述するセンター受
信ボックス419に格納すると共に受信データを解析し
てそのデータを処理するアプリケーションプログラムを
HDD1009内などからRAM1002に展開して使
用する機能を有する。
【0065】イメージサーバ111またはプリントサー
バ121とのデータ送受信は、イメージサーバ111ま
たはプリントサーバ121からの送受信開始要求に基づ
いて行われるため、ネットワークの接続形態(専用線に
よる常時接続、ダイアルアップによる一時的な接続な
ど)に応じて最適な送受信サイクルを確保することがで
きる。
【0066】表示・編集用画像格納装置411は利用者
が利用可能な全ての画像の低解像度の画像を格納してい
るもので、後述するネットワーク閲覧手段502及び文
書提供手段401と通じて受信する利用者の画像取得要
求に対して、ネットワーク閲覧手段502上に表示する
最も低解像度の表示用画像、または後述するデータ処理
手段501が使用する編集用画像を提供できるデータを
格納する。画像ファイルは文書提供手段401が有する
ユーザーIDによる送信データ制限に対応して、ユーザ
ーIDごとの別ディレクトリに格納され、さらに図9で
後述するイメージIDで対応する画像ファイルを検索す
るためのテーブルを格納する。
【0067】原画像位置管理テーブル412は、図12
で後述するように印刷用画像の格納位置の管理テーブル
である。
【0068】サーバ管理テーブル413は、図11で後
述するように各イメージサーバ111及びプリントサー
バ121の情報を管理するテーブルである。
【0069】一時保管画像格納装置414は、印刷に必
要な印刷用画像を印刷が完了するまで保管しておくスプ
ールである。
【0070】オーダステータステーブル415は、図1
0で後述するプリントオーダの進行状況を管理するため
のオーダステータステーブルを格納する。
【0071】オーダ管理テーブル416は、図8で後述
するプリントオーダデータを保管する。
【0072】編集用画像位置管理テーブル417は、図
12で後述する原画像位置管理テーブルと同じレイアウ
トで、表示・編集用画像格納装置411内に格納されて
いる画像ファイルのパス名とイメージIDとの対応を管
理する。
【0073】センター送信ボックス418とセンター受
信ボックス419は、それぞれイメージサーバ111ま
たはプリントサーバ121への送信データと受信データ
をHDD1009内に格納する。
【0074】〈クライアントコンピュータ〉図5は利用
者が実際に使用する情報処理装置であるクライアントコ
ンピュータ101の構成を表す説明図であり、ROM1
003、HDD1009、またはFDD1010より読
み込まれてRAM1002に展開され使用されるアプリ
ケーションプログラムとして、データ処理手段501と
ネットワーク閲覧手段502及び拡張手段503が存在
している。
【0075】データ処理手段501は、文字列、図形、
イメージ等のデータを含む文書の作成、編集、文書デー
タのページ記述言語への変換機能の他、ネットワーク閲
覧手段502内で稼働する拡張手段503を通じてセン
ターサーバ102から編集用画像を取得し、編集後のペ
ージ記述言語を含むプリントオーダを作成して、拡張手
段503を通じてセンターサーバにプリントサーバを発
注する機能を有する。
【0076】ネットワーク閲覧手段502は、ネットワ
ークを通してインターネットなど外部からのサービスを
受けることを可能とするアプリケーションプログラム
(いわゆるインターネットブラウザなどの一般的なアプ
リケーションプログラム)である。
【0077】ネットワーク閲覧手段502は拡張手段
(プラグインモジュール)を組み込むことによりその機
能を拡張することが可能となっていて、拡張手段(プラ
グイン)503はネットワーク閲覧手段502に付加さ
れたアプリケーションプログラムである。ネットワーク
閲覧手段502は、ネットワーク上のイメージ等の文書
の閲覧やクライアントコンピュータへの伝送の機能に重
点が置かれているため、データ処理手段501のような
外部のアプリケーションプログラムとの連携を行うため
に、拡張手段503を使用する。
【0078】拡張手段503はHDD1009に記憶さ
れているアプリケーションプログラムで、ネットワーク
閲覧手段502と同時にRAM1002に展開されて使
用可能となり、ネットワーク閲覧手段502と共に稼働
して、データ処理手段501で扱うデータをネットワー
ク上から取得する機能と、CRT1006を通して該デ
ータを表示する機能と、該データをデータ処理手段50
1に転送する機能と、データ処理手段が作成したプリン
トオーダデータをネットワークに送信する機能を有す
る。
【0079】なお、データ処理手段501が有するプリ
ントオーダの発注機能をセンターサーバ102のオーダ
受注手段で実施し、かつ拡張手段503が有するデータ
表示機能及びプリントオーダデータ送信機能をネットワ
ーク閲覧手段502を用いて行うことにより、データ処
理手段501及び拡張手段503がなくても、本発明は
実施可能である。
【0080】〈イメージサーバ〉図6はイメージサーバ
111、112、11N内の処理手段及び管理データを
表す構成図であって、図6中601、602、603、
及び604の各処理手段はROM1003、HDD10
09、またはFDD1010から読み出され、RAM1
002に展開して使用されるアプリケーションプログラ
ムである。
【0081】印刷用画像登録手段601は、画像ならび
に後述する該画像に付与する電子透かしに関する各種情
報を管理する透かし情報管理テーブル615への新規登
録、移動、複製、削除を行うアプリケーションで、管理
者がKB1008で行う操作に従って、CDROMなど
の外部記憶装置に記録された印刷用原画像をFDD10
10で読み出して後述する印刷用原画像格納装置611
に保管する機能と、印刷用原画像格納装置611内の画
像を削除する機能を有するアプリケーションプログラム
である。
【0082】また、後述する原画像位置管理テーブル6
12を更新する機能と、表示・編集用画像を生成する機
能と、原画像位置情報や該表示・編集用画像等を後述す
るローカル送受信制御手段603を介してセンターサー
バ102に送信する機能も有する。なお、印刷用原画像
の格納時ならびに編集・表示用画像の生成を行う際に透
かし情報管理テーブル615を検索し、画像に対して電
子透かしの付与が指定されていた場合には後述する透か
し手段604を起動して電子透かしの付与を依頼する。
【0083】印刷用画像送信手段602は、後述するロ
ーカル送受信制御手段603が受信した印刷用画像送信
要求を解析して、必要な印刷用画像を後述する原画像位
置管理テーブル612を元に後述する印刷用原画像格納
装置611から検索して、ローカル送受信制御手段60
3を介して該要求送信元に送信する機能を有するアプリ
ケーションプログラムである。本手段も印刷用画像登録
手段601と同様に印刷用画像の送信を行う前に、透か
し情報管理テーブル615を検索し、送信する印刷用画
像に電子透かしの付与が指定されていた場合には後述す
る透かし手段604を起動して電子透かしの付与を依頼
する。
【0084】ローカル送受信制御手段603は、イメー
ジサーバ内の印刷用画像登録手段601等のアプリケー
ションプログラムが作成し後述するローカル送信ボック
ス613に保管したデータを管理し、NETIF100
4を介してセンターサーバ102に送受信開始要求を送
信し、送信データをローカル送信ボックス613から抽
出して送信する機能と、センターサーバ102から受信
した受信データを後述するローカル受信ボックス614
に格納すると共に受信データを解析してそのデータを処
理するアプリケーションプログラムをHDD1009内
などからRAM1002に展開して使用する機能とを有
する。
【0085】透かし手段604は、印刷用画像登録手段
601及び印刷用画像送信手段602により起動される
アプリケーションプログラムである。本手段において
は、電子印刷用画像登録手段601及び印刷用画像送信
手段602より依頼を受けた画像に対して依頼に従った
電子透かしを付与し依頼元へ返却する機能と該付与した
電子透かしが除去可能な電子透かしである場合、該透か
しを除去するために必要な除去情報を依頼元へ通知する
機能を有する。また除去可能可視透かしが付与された画
像より可視透かしを除去する機能も有しているが、イメ
ージサーバにおいては可視透かしの除去を行う必要はな
いため分離可能な構造として実装されていなくとも構わ
ない。
【0086】印刷用原画像格納装置611は印刷用画像
に使用する高解像度の原画像ファイルを格納する装置
で、HDD1009内またはFDD1010で読み書き
可能なリムーバブルディスク上に保持する。
【0087】原画像位置管理テーブル612は図12で
後述する印刷用画像のパス名を管理するテーブルで、H
DD1009内のデータベースまたは検索可能なファイ
ルとして格納する。
【0088】ローカル送信ボックス613とローカル受
信ボックス614は、それぞれセンターサーバ102へ
の送信データと受信データをHDD1009内に格納す
る。
【0089】透かし情報管理テーブル615は図37で
後述する電子透かしに関する各種情報を格納するテーブ
ルで、HDD1009内のデータベースまたは検索可能
なファイルとして格納する。
【0090】〈プリントサーバ〉図7はプリントサーバ
121、122、12N内の処理装置及び管理データを
表す構成図であって、図7中701、702、703、
704、705及び706の各処理手段はROM200
3、HDD2009、またはFDD2010から読み出
され、RAM2002に展開して使用されるアプリケー
ションプログラムである。
【0091】オーダ出力管理手段701は、センターサ
ーバ102から送信されたプリントオーダの進行状況を
管理する機能を有するアプリケーションプログラムで、
後述するローカル送受信制御手段703を介してセンタ
ーサーバ102からプリントオーダを受信して該プリン
トオーダを解析して後述するオーダ管理テーブル711
に格納する機能と、オペレータがKB1008を用いて
行う印刷操作に基づいて印刷用データを後述する印刷ス
プール712を作成して後述する印刷制御手段702へ
印刷開始指示を送る機能と、印刷制御手段702からの
印刷完了通知を受け取って印刷完了通知データを作成
し、ローカル送受信制御手段703を介して該印刷完了
通知データをセンターサーバ102に送信する機能を有
する。
【0092】印刷制御手段702は、最終的な印刷イメ
ージを作成してPRTC2011に送ることによって印
刷を行う機能を有するアプリケーションプログラムで、
後述する印刷スプール712内にある編集情報を元に該
印刷スプール712内にある印刷用原画像を用いて最終
的な印刷イメージを編集する機能と、該印刷用原画像に
除去可能可視透かしが付与されている場合、印刷スプー
ル712内に画像と共に格納される可視透かし除去情報
を使用して可視透かしを除去するべく後述する透かし手
段706を起動して可視透かしの除去を依頼する機能
と、印刷処理が完了した時に完了通知をオーダ出力管理
手段701に送る機能とを有する。
【0093】ローカル送受信制御手段703はイメージ
サーバ111のローカル送受信制御手段603と等価
で、プリントサーバ内のオーダ出力管理手段701等の
アプリケーションプログラムが作成し後述するローカル
送信ボックス713に保管したデータを管理し、NET
IF2004を介してセンターサーバ102に送受信開
始要求を送信し、送信データをローカル送信ボックス7
13から抽出して送信する機能と、センターサーバ10
2から受信した受信データを後述するローカル受信ボッ
クス714に格納すると共に受信データを解析してその
データを処理するアプリケーションプログラムをHDD
2009内などからRAM2002に展開して使用する
機能とを有する。
【0094】印刷用画像登録手段704は、イメージサ
ーバ111における印刷用画像登録手段601と等価で
あって、印刷用画像ならびに該画像に付与する電子透か
しに関する各種情報を管理する透かし情報管理テーブル
717の新規登録、移動、複製、削除を行うアプリケー
ションで、管理者がKB2008で行う操作に従って、
CDROMなどの外部記憶装置に記録された印刷用原画
像をFDD2010で読み出して後述する印刷用原画像
格納装置716に保管する機能と、印刷用原画像格納装
置716内の画像を削除する機能を有するアプリケーシ
ョンプログラムである。また、後述する原画像位置管理
テーブル715を更新する機能と、表示・編集用画像を
生成する機能と、原画像位置情報や該表示・編集用画像
等をローカル送受信制御手段703を介してセンターサ
ーバ102に送信する機能も有する。
【0095】なお、印刷用画像登録手段601と同様に
印刷用原画像の格納時ならびに編集・表示用画像の生成
を行う際に透かし情報管理テーブル717を検索し、画
像に対して電子透かしの付与が指定されていた場合には
後述する透かし手段706を起動して電子透かしの付与
を依頼する。
【0096】印刷用画像送信手段705は、イメージサ
ーバ111における印刷用画像送信手段602と等価で
あって、ローカル送受信制御手段703が受信した印刷
用画像送信要求を解析して、必要な印刷用画像を後述す
る原画像位置管理テーブル715を元に後述する印刷用
原画像格納装置716から検索して、ローカル送受信制
御手段703を介して該要求送信元に送信する機能を有
するアプリケーションプログラムである。本手段も印刷
用画像登録手段704と同様に印刷用画像の送信を行う
前に、透かし情報管理テーブル717を検索し、送信す
る印刷用画像に電子透かしの付与が指定されていた場合
には後述する透かし手段706を起動して電子透かしの
付与を依頼する。
【0097】透かし手段706は、イメージサーバ11
1の透かし手段604とほぼ等価で印刷制御手段70
2、印刷用画像登録手段704及び印刷用画像送信手段
705により起動されるアプリケーションプログラムで
ある。本手段においては、電子印刷用画像登録手段70
4及び印刷用画像送信手段705より依頼を受けた画像
に対して依頼に従った電子透かしを付与し依頼元へ返却
する機能と、該付与した電子透かしが除去可能な電子透
かしである場合、該透かしを除去するための除去情報を
依頼元へ通知する機能と、印刷制御手段702より依頼
を受けた画像ならび可視透かし除去情報より該画像に付
与された可能可視透かしの除去を行う機能を有する。
【0098】なおプリントサーバでは印刷用画像に除去
可能可視透かしが付与された状態で印刷スプール712
に格納されている場合が存在するため可視透かしの除去
機能は有していることが必要である。
【0099】また、本実施例においては透かし手段は、
透かしの付与ならびに除去を同一手段として表現してい
るが、付与機能と除去機能を分離し個別の手段で構成す
ることでも本発明は実現可能である。この場合は透かし
付与手段と透かし除去手段を包含した形で単に透かし手
段と称することにより本実施例で説明を行うことができ
る。
【0100】オーダ管理テーブル711はHDD200
9に格納するデータベースまたは検索可能なファイル
で、図8で後述するプリントオーダデータと、図10で
後述するプリントオーダの進行状況を関するためのオー
ダステータステーブルを格納する。
【0101】印刷スプール712は印刷制御手段702
が印刷処理を行う上で必要となる編集情報と全ての印刷
用原画像及び印刷用原画像に除去可能可視透かしが付与
されている場合は、該可視透かし除去情報を一時的に格
納するスプールである。
【0102】ローカル送信ボックス713とローカル受
信ボックス714は、イメージサーバ111のローカル
送信ボックス613、ローカル受信ボックス614と等
価で、それぞれセンターサーバ102への送信データと
受信データをHDD2009内に格納する装置である。
【0103】原画像位置管理テーブル715はイメージ
サーバ111における原画像位置管理テーブル612と
等価であって、図12で後述する印刷用画像のパス名を
管理するテーブルで、HDD2009内のデータベース
または検索可能なファイルとして格納する。
【0104】印刷用原画像格納装置716はイメージサ
ーバ111における印刷用原画像格納装置611と等価
であって、印刷用の高解像度の原画像ファイルで、HD
D2009内またはFDD2010で読み書き可能なリ
ムーバブルディスク上に保持する。
【0105】透かし情報管理テーブル717はイメージ
サーバ111における透かし情報管理テーブル615と
等価であって図37で後述する電子透かしに関する各種
情報を格納するテーブルで、HDD2009内のデータ
ベースまたは検索可能なファイルとして格納する。
【0106】なお、本実施例ではプリントサーバ内に印
刷用原画像とその管理機能を有することによって、より
伝送負荷を軽減することを目的として、プリントサーバ
121内にイメージサーバ111の機能も包含する構成
になっている。プリントサーバ121内にイメージサー
バの機能である704、705、715、716、71
7が無くても本実施例は実施可能である。
【0107】また、プリントサーバ121のNETIF
2004またはイメージサーバ111のNETIF10
04、及びネットワーク130を、移動体通信及び移動
体通信機器、例えばPersonal Handyph
one System(PHS)などのデジタル通信及
びデジタル通信機器に置き換えることにより、本発明は
移動体通信環境下においても実現可能である。
【0108】〈透かし情報管理テーブル〉図37は本実
施例で取り扱う透かし情報管理テーブルのデータ構造を
表す。透かし情報管理テーブルは本実施例において取り
扱う画像に対して電子透かしを付与するための情報を格
納するデータ構造体であり、イメージサーバ111、1
12、11N及びプリントサーバ121、122、12
N内の印刷用原画像格納装置611、716に印刷用原
画像を登録する際に印刷用画像登録手段601、704
によって著作権者の指示に従ったデータが登録される。
この時に著作権者は本実施例において使用する画像の使
用目的ごとに登録することができる。また、登録された
データは、印刷用原画像の登録、印刷用原画像の送信、
表示・編集用画像の送信時に印刷用画像登録手段60
1、704ならびに印刷用画像送信手段602、705
によって検索が行われ、該当するデータが取得されると
画像と共に透かし手段604、706に引き渡されて電
子透かしが付与される。以下、図37を用いて本実施例
における透かし情報管理テーブルのデータ構造ならびに
用語の説明を行う。
【0109】図37中3701はイメージIDであり、
画像を識別するためのもので、図9で後述するように、
本実施例内で一意にあるように発番される。但し、イメ
ージIDは画像を識別するもので、遠隔地にある複数の
画像ファイルに対しても、それらが同じ画像を格納して
いるのであれば、同じイメージIDが割り振られる。
【0110】また表示・編集用画像、印刷用画像等画像
の使用目的が異なる場合であっても同じイメージIDが
割り振られる。
【0111】3702は本実施例における画像の使用目
的を格納する。イメージID3701が同一な画像を使
用目的で更に再分類化することで使用目的に応じた電子
透かしの付与を実現可能としている。本実施例における
使用目的は印刷用原画像格納装置611、716に格納
する「印刷用原画像」、イメージサーバ111,11
2、11Nあるいはプリントサーバ121,122,1
2Nより送信し、センターサーバ102中の表示・編集
用画像格納装置411に格納する「表示・編集用画像」
ならびにイメージサーバ111,112,11Nおよび
プリントサーバ121,122,12Nより送信し、プ
リントサーバ121,122,12Nにおいて印刷に使
用する「印刷用画像」の3種が存在する。
【0112】3703は本実施例における電子透かしの
付与タイミングを格納する。本実施例では、印刷用画像
登録手段601、704によって印刷用原画像を登録す
るタイミングを表わす「登録時」、印刷用画像登録手段
601、704、印刷用画像送信手段602、705に
よって送信時に画像を生成するタイミングを表わす「送
信時」の2種が存在する。本実施例では一つのイメージ
IDでかつ一つの使用目的においては「登録時」、「送
信時」を両方登録することが可能である。また表示・編
集用画像に関しては本実施例においては、印刷用画像登
録手段601、704によって画像を登録するタイミン
グにおいてセンターサーバ102への送信を目的として
生成を行うため、登録時と送信時が同一のタイミングと
なる。この場合は「登録時」、「送信時」の順に同一タ
イミングで電子透かしを付与していくものとする。
【0113】3704は電子透かしの付与方法の種別を
格納する。本実施例においては電子透かしの付与後も該
付与データが不可視の状態である不可視型電子透かしを
あらわす「不可視」、電子透かしの付与後は該付与デー
タが可視の状態でありかつ付与後は該付与データを除去
することが不可能な除去不可能可視型透かしを表わす
「除去不可能可視」、可視型透かしで透かし手段60
4、706を使用することで透かしを除去することが可
能な除去可能可視型透かしを表わす「除去可能可視透か
し」の3種が存在する。
【0114】なお、本実施例では、上記3種の電子透か
しを行うことが可能なシステムについて説明するが、他
の電子透かしを用いても良い。
【0115】3705は電子透かしにより付与する付与
データを格納する。本実施例においては文字列を指定す
るものとする。本データ領域は拡張符号に続けて外部参
照データを格納することも可能であり、この場合は透か
し手段604、706が本データに格納されたデータで
はなく外部より付与データを取得し付与する。図37に
おいては文字列を明示的に示すために“ ”で囲むこと
で表現している。また拡張符号は#を用いて表現した。
付与データ3705は本実施例においては文字列とした
が取り扱う電子透かしにより付与データの形式が決定さ
れる。したがって電子透かしに用いる付与データが画像
データである場合は付与データ3705中には付与する
画像データの実体、あるいは画像データファイルへのパ
スなどが記憶される。
【0116】また付与データの形式が電子透かしの方式
により異なる場合は、本実施例のごとく文字列でデータ
を表現し実際に透かしを付与する段階で電子透かしの方
式にあわせたデータ形式への変換を行うことで実現可能
である。更には付与データ3705はたとえば文字列な
らびに画像データのごとく複数のデータ形式を受け入れ
るよう構成することも可能である。
【0117】以上のデータにより透かし情報管理テーブ
ルは1レコードを構成する。図37中の3711、37
12、3713、3714、3715、3716、37
17はデータ列である。
【0118】3711は、イメージID3701に格納
される「CANON/IS03/1998ABC00
2」を有する画像で使用目的3702が「原画像」、す
なわち印刷用原画像格納装置611、716に格納する
印刷用原画像に関する透かし情報であることを表わす。
この画像は以下の付与タイミング3703、付与透かし
種別3704、付与データ3705より印刷用画像登録
手段601、704により画像を登録する際に不可視型
透かしにより付与データ「COPYRIGHT1998
abcd」を付与することを表わす。同様に3712は
イメージID「CANON/IS03/1998ABC
002」の表示・編集用画像でイメージサーバ111,
112、11Nあるいはプリントサーバ121、12
2、12Nより送信時に除去不可能可視型透かしにより
付与でデータ「SAMPLE」を付与することを表わ
す。また3713における付与データは、外部参照を行
うデータであり図8にて後述するプリントオーダーを付
与データとして使用することを表わす。3715、37
16は、イメージID「CANON/IS03/199
8ABC004」の表示・編集用画像に対して登録、送
信の両タイミングにて透かしを付与することを表わして
いるので実際の動作では付与タイミング3703にて説
明したとおり同一タイミングにおいて付与タイミング3
703が「登録時」、「送信時」の順に付与を行う。
【0119】尚、本実施例においては、データを登録す
るサーバからデータが送信されるタイミングを「送信
時」とするが、電子透かしを付与するタイミングをイメ
ージサーバやプリントサーバからセンターサーバにデー
タが送信されるタイミング、センターサーバからプリン
トサーバへデータが送信されるタイミング等に更に細分
化して登録できるようにしても良い。
【0120】〈プリントオーダデータ〉図8は本実施例
で取り扱うプリントオーダデータのデータ構造を表す。
プリントオーダデータは利用者が本実施例に対して行う
オーダの情報を格納するためのデータ構造体である。該
プリントオーダデータは、センターサーバ102におい
てオーダ受注手段403によってオーダ管理テーブル4
16に格納され、オーダ出力管理手段406によって操
作される他、プリントサーバ121においてもオーダ出
力管理手段701によってオーダ管理テーブル711に
格納・操作される。以下、図8を用いてプリントオーダ
のデータ構造と本実施例で使用される各種用語の説明を
行う。
【0121】図8中の801はプリントオーダであり、
利用者が印刷を要求する単位であって、本実施例内でユ
ニークなオーダIDで識別される。プリントオーダ80
1は1つ以上のサブオーダ802で構成され、プリント
オーダごとの情報として利用者が出力を所望するプリン
トサーバの識別子などを持つ。
【0122】オーダIDは、プリントオーダを発注した
利用者のユーザーIDと、利用者が発注を行ったクライ
アントコンピュータの識別子(ネットワーク接続時のI
Pアドレス)と、発注した時の時刻を組み合わせたもの
である。
【0123】802はサブオーダであり、プリントサー
バで印刷される単位であって、上位のオーダ内でユニー
クな連番(001、002、…)であるサブオーダID
で識別される。サブオーダは1つ以上のオーダアイテム
803で構成され、サブオーダごとの情報として用紙サ
イズや出力部数などを持つ。
【0124】803はオーダアイテムであり、編集情報
804やイメージID805がそれぞれ一つのオーダア
イテムとして、サブオーダ802を構成する。
【0125】804は編集情報であって、ページ記述言
語を用いて各画像の印刷位置などを記述したスクリプト
である。
【0126】805はイメージIDであり、印刷される
画像を識別するためのもので、イメージIDはオーダア
イテムの一つとしてサブオーダを構成する。イメージI
Dは図9で後述するように、本実施例内で一意にあるよ
うに発番される。但し、イメージIDは画像を識別する
もので、遠隔地にある複数の画像ファイルに対しても、
それらが同じ画像を格納しているのであれば、同じイメ
ージIDが割り振られる。
【0127】実際の実施例では、プリントオーダ80
1、サブオーダ802、オーダアイテム803に対し、
利用者の情報や課金情報などを持つが、本発明を説明す
る上で特に必要ないので省略する。
【0128】〈ID体系〉図9は、本実施例におけるイ
メージID及びオーダIDを説明するものである。
【0129】図9中の901はイメージIDであって、
区切り文字(‘/’)で3つの部分に区切られている。
イメージIDは、本実施例における印刷用原画像を識別
するために各印刷用原画像に対して該原画像の登録処理
の際に割り振られる識別子である。
【0130】911はセンターサーバ102を識別する
ためのセンターサーバの名称である。
【0131】912は該イメージIDに対応する印刷用
原画像の登録処理を行ったサーバを示すIDであり、本
実施例ではイメージサーバ111またはプリントサーバ
121のいずれかのサーバIDで表される。なお、サー
バIDはセンターサーバ102に接続されるイメージサ
ーバ111、プリントサーバ121に対して一意に割り
振られる識別子を用い、センターサーバ102もサーバ
IDを持つ。
【0132】なお、サーバIDはイメージIDの一意性
を保つために使用するもので、その原画像を保存してい
るサーバのサーバIDとは必ずしも一致しなくとも良
い。
【0133】913は、登録処理を行うサーバ内で、該
登録処理によって登録される原画像を一意に特定できる
ように割り振られる番号であり、例えば該登録処理を実
行した時の時刻などを用いて発行する。
【0134】以上のように、911、912、913を
用いて本実施例において印刷用原画像の一意性を保持す
る。
【0135】また、図9中の902はオーダIDであっ
て、区切り文字(‘/’)で3つの部分に区切られてい
る。オーダIDは、本実施例において利用者が発注する
プリントオーダを識別するために、各プリントオーダに
対して該プリントオーダの受注時にセンターサーバ10
2で割り振る識別子である。
【0136】914はユーザIDであって、該プリント
オーダを発注した利用者を識別するための識別子であ
る。
【0137】915は該プリントオーダを受注したセン
ターサーバ102のサーバIDである。
【0138】916は受注処理を行うセンターサーバ1
02内で、受注したプリントオーダを一意に特定できる
ように割り振られる番号であり、例えば該受注処理を実
行した時の時刻などを用いて発行する。
【0139】以上のように、914、915、916を
用いて本実施例において印刷用原画像の一意性を保持す
る。
【0140】〈オーダステータステーブル〉図10は本
実施例で使用するオーダステータステーブル415の説
明図である。ステータステーブル415は、センターサ
ーバ102のHDD1009にデータベースまたは検索
可能なファイルとして保持され、後述する各処理フロー
チャートで説明する処理において、主に画像収集手段4
05が各プリントオーダの印刷用画像の収集状況を管理
して各処理を制御するために使用する。また、センター
サーバ上のRAM1002上に保持して使用することも
可能である。
【0141】図10中の201はセンターサーバが受注
して現在処理中あるいは処理済みのプリントオーダを識
別するためのオーダIDを格納する。
【0142】202はオーダID201で識別されるオ
ーダの構成要素であり、実施例ではサブオーダを識別す
るためのサブオーダIDを格納する。
【0143】203はサブオーダID202で識別され
るサブオーダの構成要素のアイテムで使用される、印刷
用原画像のイメージIDを格納する。
【0144】204は印刷用原画像、及び対応するオー
ダ、サブオーダの印刷用原画像の収集状況を表すステー
タスであり、「画像収集中」、「画像収集済」などの状
況を示す値が格納される。
【0145】211、212、213、214はオーダ
ステータステーブル415に格納されるデータの例であ
る。
【0146】図10中ハイフン(−)で表現されている
欄は、該当する欄に値が入っていないことを表し、これ
によって各印刷用画像の準備状況の他に、オーダやサブ
オーダ単位の状況も管理する。例えば、図10において
4行目のデータ214はオーダID「USR1/PC1
/0002」のサブオーダID「0001」のイメージ
ID「CANON/PS5/19980105002
7」はステータスが「画像収集済」であり、その印刷用
画像データが既にセンターサーバ上にあってプリントサ
ーバへの送信準備ができているなど準備が完了している
ことを表わす。
【0147】また、3行目のデータ213はサブオーダ
「0001」のイメージID「CANON/PS5/1
99801010758」はステータスが「画像収集
中」であり、まだ印刷用画像が準備できていないことを
表す。また、2行目のデータ212はサブオーダ「00
01」としてまだ準備ができていないことを、1行目の
データ211はオーダ「USR1/PC1/0002」
として準備ができていないことを表す。
【0148】なお、一つのプリントオーダを一つのデー
タ構造体として保持することも可能であるが、本実施例
では一つのプリントオーダのデータをオーダ管理テーブ
ルとオーダステータステーブルに分けて保持することに
よって、プリントオーダの付加情報の追加などの変更に
対する各処理フローの変更が可能な限り発生しないよう
に構成している。
【0149】〈サーバ管理テーブル〉図11は本実施例
で使用するサーバ管理テーブルの説明図である。サーバ
管理テーブルは、センターサーバ102のHDD100
9にデータベースまたは検索可能なファイルとして保持
され、センターサーバ102に接続する全てのイメージ
サーバとプリントサーバの情報を管理する。本実施例で
は、図15の処理フローチャートで後述する原画像位置
決定処理で使用する。また、センターサーバ上のRAM
1002上に保持することも可能である。
【0150】図11中の1101はサーバIDで、セン
ターサーバに接続する全てのイメージサーバとプリント
サーバを一意に識別するための識別子である。
【0151】1102は画像取得優先順位で、同一のイ
メージIDに対応する原画像が複数のイメージサーバま
たはプリントサーバに保管されている時の判断基準とし
て使用する数値である。画像優先順位は、後述する原画
像の収集において、センターサーバに画像データを伝送
する上でかかる伝送コストに対応した相対的な値を予め
設定しておく。なお、ここで言う伝送コストとは、伝送
に関わる費用だけではなく、センターサーバからの要求
に対して画像を送信するまでにかかる時間も含めた総合
的な意味である。画像取得優先順位1102は1以上9
99以下の値であって、値が小さいほど画像取得に関わ
る伝送コストが小さいことを表す。
【0152】例えば、センターサーバから見て同一LA
N内であれば100、同一ローカルエリアネットワーク
(LAN)ではないが常にネットワークに接続している
サーバであれば200、同一LANではなくかつネット
ワークに対してダイアルアップ接続するなど常に接続し
ているわけではないサーバであれば300を設定し、さ
らに同じLAN内でもアクセス頻度が高く処理効率が良
くないサーバはこれらの値に20を加算するなどしてお
く。
【0153】〈原画像位置管理テーブル〉図12は本実
施例で使用する原画像位置管理テーブルの説明図であ
る。原画像位置管理テーブルはセンターサーバ102の
HDD1009及びイメージサーバ111のHDD10
9及びプリントサーバ121のHDD2009に、デー
タベースまたは検索可能なファイルとして保持され、後
述する各処理フローチャート中で印刷に必要な原画像の
格納場所を特定するために使用する。なお、センターサ
ーバ上の原画像位置管理テーブルにはセンターサーバに
接続されている全てのイメージサーバ及びプリントサー
バに格納されている利用可能な印刷用画像のデータを格
納する。また、イメージサーバ及びプリントサーバ上の
原画像位置管理テーブルには、そのサーバのHDD10
09またはHDD2009、またはFDD1010また
はFDD2010に格納されている印刷用原画像のデー
タを格納する。原画像位置管理テーブルは各サーバのR
AM1002またはRAM2002上に持つことも可能
である。
【0154】図12中の1201はイメージIDであ
り、利用可能な印刷用画像のイメージIDである。
【0155】1202は各印刷用画像の所有者のユーザ
ーIDであり、イメージIDに対して一意に決まる。有
償または無償で所有者以外の一般にも公開される画像の
場合には、この項目は空欄となる。
【0156】1203は保管場所であり、該当するイメ
ージIDの印刷用画像データの保管場所を保持する。セ
ンターサーバ102上の保管位置テーブルの場合は、保
管場所は該当するイメージIDの画像を保持しているイ
メージサーバ111またはプリントサーバ121のサー
バIDまたはセンターサーバ上のHDD1009上に保
管されている印刷用画像のパス名であって、1つのイメ
ージIDの値に対して複数の値を格納することができ
る。
【0157】1204は付加情報であって、印刷用一時
ファイルを所有するプリントオーダのIDや原画像ファ
イル削除制御用など各種の付加的情報を格納する。
【0158】イメージサーバ111またはプリントサー
バ121上の保管テーブルの場合は、当該サーバのHD
D1009またはHDD2009上に保管されている印
刷用画像のパス名である。
【0159】なお、前記以外の項目として登録日付や画
像サイズなどを保持することも可能である。
【0160】原画像位置管理データ1211、121
2、1213、1214は原画像位置管理テーブルに格
納する原画像位置管理データの例であり、図12はセン
ターサーバ102上の原画像位置管理テーブルの例であ
る。
【0161】例えば、原画像位置管理データ1211は
イメージID「CANON/PS01/1998ABC
001」で識別される画像の印刷用画像データはユーザ
ーID「USR123」で識別される利用者が所有権を
持っており、サーバID「PS01」で識別されるプリ
ントサーバ上のHDD2009またはFDD2010上
に保管されていることを表す。
【0162】また、原画像位置管理データ1212はイ
メージID「CANON/IS03/1998ABC0
02」で識別される画像の印刷用画像データがセンター
サーバ102上のHDD1009またはFDD1010
上にあるパス名「E:¥spopl¥image1.j
pg」で識別される画像ファイルとして保管されている
ことを表す。なお、後述するように、原画像位置管理デ
ータ1212のようにセンターサーバ上の原画像位置管
理テーブルで保管場所としてパス名が格納されている場
合、その印刷用画像ファイルはプリントサーバへ送信す
るために一時的に保管されているものを表わしている。
一時的に保管されている画像は付加情報に記憶されたプ
リントオーダ毎に所有しており、本データでは「USR
13345/CENTER/0001」が所有している
ことを表わす。
【0163】原画像位置管理データ1213、1214
はイメージID「CANON/IS03/1998AB
C003」で識別される画像の印刷用画像データがイメ
ージサーバ「IS02」及びプリントサーバ「PS0
7」の両方で保管されていることを表す。
【0164】イメージサーバ111及びプリントサーバ
121で保管される原画像位置管理テーブルの場合は、
原画像位置管理データ1212のように保管場所120
3として当該サーバ内のパス名、またはFDD1010
またはFDD2010に装填して読み込み可能なCDR
OM等のリムーバブルディスクのボリューム名と当該ボ
リューム内のパス名が格納される原画像位置管理データ
のみを保管する。
【0165】〈伝送データフォーマット〉図13は本実
施例で使用する伝送データフォーマットを説明する図で
あり、センターサーバ102と、イメージサーバ111
及びプリントサーバ121の間で送受信する伝送データ
は、図13のようなフォーマットのファイルとして伝送
する。
【0166】本実施例で使用する伝送データフォーマッ
トは、ISO08879の「標準一般化マーク付け言
語」(SGML)を利用している。
【0167】図13中の1301はプリントサーバ12
1からセンターサーバ102へ伝送する伝送ファイルの
例であり、1302はセンターサーバ102からプリン
トサーバ121へ伝送する伝送ファイルの例である。
【0168】伝送ファイル1301にあるように、伝送
ファイルは〈CAML〉開始タグと〈/CAML〉終了
タグで囲まれた中に、各種伝送データの内容を表すタグ
が格納される。図13中の1311、1312、131
3、1314、1315、1316、1317、131
8は伝送データである。伝送データが下位の伝送データ
のような階層構造を持つ場合は、伝送データ1312の
〈SUBODR〉タグのように、該伝送データの開始タ
グから終了タグの中には、下位の伝送データのタグを格
納する。各タグの先頭の文字列はタグ名であって、該タ
グの内容を表す識別子である。
【0169】また、1つの伝送ファイルは任意の種類の
複数の伝送データを格納することも可能である。
【0170】図13中の1311は、該伝送データファ
イルの送信元サーバと受信先サーバを表す送受信ヘッダ
ー伝送データで、各伝送データファイル中の最初の伝送
データとして格納する。送受信ヘッダー伝送データ13
11は、一つの伝送データファイルにつき一つだけ格納
する。
【0171】1312は、利用者が発注したプリントオ
ーダをプリントサーバ121に伝送するためのオーダ伝
送データである。オーダ伝送データは、図8で説明され
るプリントオーダ801を伝送するためのもので、プリ
ントオーダ801のデータ構造を格納できるように、下
位のタグとして〈SUBODR〉、〈ODRITEM〉
を持っている。
【0172】1313は、センターサーバ102がイメ
ージサーバ111またはプリントサーバ121に対して
印刷用原画像ファイルの送信を要求する、原画像送信要
求伝送データである。
【0173】1314は、センターサーバ102がイメ
ージサーバ111またはプリントサーバ121に対し
て、印刷用原画像を新規登録または削除することを要求
するための、画像登録情報伝送データである。
【0174】1315は、送受信ヘッダー伝送データで
あり、送受信ヘッダー伝送データ1311と同値であ
る。
【0175】1316は、プリントサーバ121がセン
ターサーバ102に対して、印刷用原画像の新規登録、
他のプリントサーバまたはイメージサーバ111への伝
送、または削除処理を要求する、原画像登録処理伝送デ
ータである。
【0176】1317は、センターサーバ102から送
信される原画像送信要求伝送データ1313に対して、
プリントサーバ121からセンターサーバ102に印刷
用原画像を送信するための、原画像送信データである。
【0177】1318は、センターサーバ102から送
信されたオーダ伝送データ1312に対して、プリント
サーバ121が該プリントオーダの印刷処理を行った結
果をセンターサーバ102に通知するための、印刷結果
通知データである。
【0178】また、1321は、伝送データファイル中
に種々のデータを格納する場合の例を表す。
【0179】格納するデータ内に‘<’などの文字が含
まれていると、センター送受信制御手段407などで伝
送データの解析を行う際に伝送データタグの開始と間違
う恐れがあるため、伝送データタグ以外のデータを格納
する場合は、1312の例のようにデータを内部コード
化して格納する。
【0180】また、1322は、画像データなどを伝送
データファイルとは別ファイルとして伝送する場合の例
である。1322では、タグ内のパラメータに該別ファ
イルのファイル名を格納している。
【0181】〈スクリプト〉図14は本実施例で使用す
るページ記述言語で記述されたスクリプトの例の説明図
である。
【0182】図14中の1401はクライアントコンピ
ュータ101のデータ処理手段501で作成され、最終
的にプリントサーバ102で印刷される文書を示す。1
403、1404は文書1401に含まれる画像データ
を表す。特に1403については図37中の透かし管理
情報3712を用いて除去不能可視型透かしを施した例
を表わしている。
【0183】1402は文書1401をデータ処理手段
501でページ記述言語に変換したスクリプトで、クラ
イアントコンピュータ101のデータ処理手段501で
作成され、センターサーバ102を介してプリントサー
バ102に伝送され、印刷制御手段702によって解析
される。
【0184】データ処理手段501での文書の編集はセ
ンターサーバ102から低解像度の編集用画像を取得し
て行うことで、ネットワーク上の転送データの削減と編
集に必要なメモリ量を削減する。
【0185】データ処理手段501では、スクリプト1
402内にあるイメージ記述(image()の部分)
には、画像データ1403、1404のイメージIDを
格納する。但し、データ処理手段501は低解像度の編
集用画像を使用し、印刷制御手段702では印刷用の原
画像を使用するので、データ処理手段501または印刷
制御手段702が使用する画像ファイルのパス名はスク
リプト1402の先頭部分にあるimagetab()
の対応テーブル内に記述する。
【0186】〈送信ボックス〉図30は、センターサー
バ102のセンター送信ボックス418、イメージサー
バ111のローカル送信ボックス613、プリントサー
バ121のローカル送信ボックス713の内部的なデー
タ格納構造を説明するブロック図である。418、61
3、及び713の各送信ボックスの機能は同値であるの
で、以下の説明では図30の送信ボックス3001を用
いて説明する。
【0187】送信ボックスはHDD1009またはHD
D2009内に格納されるデータ群であって、例えば市
販のリレーショナルデータベースなどを用いて格納する
ことが可能であるが、本実施例では広く利用されている
階層的なファイルシステム(ファイル格納方法)を利用
する。該ファイルシステムは、階層的なディレクトリと
いう格納単位内にファイルを格納することができるもの
である。
【0188】図30中3001は送信ボックスであっ
て、センターサーバ102のセンター送信ボックス41
8、イメージサーバ111のローカル送信ボックス61
3、プリントサーバ121のローカル送信ボックス71
3と同値である。送信ボックス3001はディレクトリ
である。
【0189】3002は送信先別送信ボックスであっ
て、送信ボックス3001の下位ディレクトリ(サブデ
ィレクトリ)であり、ディレクトリ名として送信先のサ
ーバIDを付することによって送信データを送信先ごと
に分類して格納できるようにするためのものである。
【0190】3003は送信制御情報テーブルであっ
て、各送信先別送信ボックス内に一つずつ保持するファ
イルである。送信制御情報テーブル3003には送信す
べき送信データファイル3004のファイル名などの情
報を格納する。
【0191】3004は伝送データファイルであって、
図13で説明されるフォーマットの送信用データファイ
ルである。一つの送信先別送信ボックス3002内には
複数の伝送データファイル3004を格納する。
【0192】3005は図13で説明されるフォーマッ
ト以外のファイルであって、伝送データファイル300
4内の〈CAMLLINK〉タグで参照されるファイル
である。該ファイルは例えば画像ファイルであり、以下
では単に画像ファイルと表す。一つの送信先別送信ボッ
クス3002内には複数の画像ファイル3005を格納
する。
【0193】〈受信ボックス〉図31は、センターサー
バ102のセンター受信ボックス419、イメージサー
バ111のローカル受信ボックス614、プリントサー
バ121のローカル受信ボックス714の内部的なデー
タ格納構造を説明するブロック図である。419、61
4、及び714の各受信ボックスの機能は同値であるの
で、以下の説明では図31の受信ボックス3101を用
いて説明する。
【0194】受信ボックスはHDD1009またはHD
D2009内に格納されるデータ群であって、例えば市
販のリレーショナルデータベースなどを用いて格納する
ことが可能であるが、本実施例では広く利用されている
階層的なファイルシステム(ファイル格納方法)を利用
する。該ファイルシステムは、階層的なディレクトリと
いう格納単位内にファイルを格納することができるもの
である。
【0195】図31中の3101は受信ボックスであっ
て、センターサーバ102のセンター受信ボックス41
9、イメージサーバ111のローカル受信ボックス61
4、プリントサーバ121のローカル受信ボックス71
4と同値である。受信ボックス3101はディレクトリ
である。
【0196】3102は送信元別受信ボックスであっ
て、受信ボックス3101の下位ディレクトリ(サブデ
ィレクトリ)であり、ディレクトリ名として送信元のサ
ーバIDを付することによって受信データを送信元ごと
に分類して格納できるようにするためのものである。
【0197】3103は処理手段情報テーブルであっ
て、センター送受信制御手段407、ローカル送受信制
御手段603、またはローカル送受信制御手段703が
伝送データファイル3105を受信した時に、該伝送デ
ータファイル3105内の伝送データのタグに応じて起
動すべき処理手段の名称と起動方法などを保持する。
【0198】3104は受信制御情報テーブルであっ
て、各送信元別受信ボックス内に一つずつ保持するファ
イルである。受信制御情報テーブル3104には受信し
た受信データファイル3105のファイル名などの情報
を格納する。
【0199】3105は伝送データファイルであって、
図13で説明したフォーマットの送信用データファイル
である。一つの送信元別受信ボックス3102内には複
数の伝送データファイル3105を格納する。
【0200】3106は図13で説明されるフォーマッ
ト以外のファイルであって、伝送データファイル310
5内の〈CAMLLINK〉タグで参照されるファイル
である。該ファイルは例えば画像ファイルであり、以下
には単に画像ファイルと表す。一つの送信元別受信ボッ
クス3102内には複数の画像ファイル3106を格納
する。
【0201】〈送受信制御情報テーブル〉図32は、送
信制御情報テーブル3003及び受信制御情報テーブル
3104に格納するデータ項目を説明する説明図であ
る。送信制御情報テーブル3003及び受信制御情報テ
ーブル3104に格納するデータ項目は同値であるの
で、以下の説明では送信制御情報テーブル3003及び
受信制御情報テーブル3104を総称して送受信制御情
報テーブルと表す。
【0202】送受信制御情報テーブルは図32で説明さ
れるデータ群を1つのデータレコードとして、複数のデ
ータレコードを格納する。各データレコードは伝送ファ
イル名3201の値によって一意に識別される。
【0203】図32中の3201は伝送ファイル名であ
って、伝送データファイル3004、伝送データファイ
ル3105、画像ファイル3005、または画像ファイ
ル3106として格納されているファイルのファイル名
である。
【0204】3202は伝送データファイル名であっ
て、伝送ファイル名3201が画像ファイル3005ま
たは画像ファイル3106を指す場合、該画像ファイル
を指す〈CAMLLINK〉タグを含む、伝送データフ
ァイル3004または伝送データファイル3105のフ
ァイル名を格納する。伝送ファイル名3201が伝送デ
ータファイル3004または伝送データファイル310
5のファイル名の場合には、伝送データファイル名32
02には値は入らない。
【0205】3203はファイルサイズであって、伝送
ファイル名3201が指すファイルのサイズをバイト数
で格納する。
【0206】3204はボックス格納日時であって、伝
送ファイル名3201が指すファイルが送信ボックス3
001または受信ボックス3101に格納された時の日
付及び時刻を格納する。
【0207】3205は伝送完了日時であって、伝送フ
ァイル名3201が指すファイルの送信または受信が完
了した時の日付及び時刻を格納する。
【0208】以上のように、送受信制御情報テーブルは
個々の伝送データファイル3004、伝送データファイ
ル3105、画像ファイル3005、または画像ファイ
ル3106の属性を格納する。
【0209】〈処理手段情報テーブル〉図33は、受信
ボックス3101内の処理手段情報テーブル3103に
格納するデータ項目を説明する説明図である。
【0210】処理手段情報テーブル3103は図33で
説明されるデータ群を1つのデータレコードとして、複
数のデータレコードを格納する。各データレコードは伝
送データタグ名3301の値によって一意に識別され
る。また、本実施例においては該処理手段情報テーブル
3103は事前に正しい値を持つデータレコードが格納
されていることを前提とする。
【0211】図33中の3301は伝送データタグ名で
あり、図13の伝送データフォーマットで説明される。
各種伝送データを識別するタグ名称を格納する。
【0212】3302は処理手段起動方法であり、伝送
データタグ名3301で識別される伝送データを処理す
るべき処理手段の起動方法を格納する。起動方法は、例
えばアプリケーションプログラムをRAM1002に展
開して使用する場合であれば該アプリケーションプログ
ラムのプログラムファイル名を格納するものであって、
センター送受信制御手段407、ローカル送受信制御手
段603、またはローカル送受信制御手段703が該処
理手段をHDD1009またはHDD2009から読み
出してRAM1002に展開し、使用できるようにする
ものである。
【0213】3303は引き渡しデータ情報であって、
センター送受信制御手段407、ローカル送受信制御手
段603、またはローカル送受信制御手段703が、処
理手段起動方法3302に従って該処理手段を起動した
後、該処理手段に対してRAM1002またはRAM2
002を介して渡すデータ項目の名称を格納する。格納
するデータ項目の名称は、例えば伝送データファイル3
105のファイル名である。
【0214】〈動作説明〉まず、図1を用いて本実施例
の全体的な動作説明を行う。
【0215】最初に、イメージサーバ111またはプリ
ントサーバ121では該サーバへの印刷用原画像の登録
に先立ち画像に管理用の識別子(イメージID)を発番
し、透かし管理情報を該登録画像の著作権者の指示に基
づき登録を行う。
【0216】次にイメージサーバ111またはプリント
サーバ121で、印刷用原画像の登録を行う。イメージ
サーバ111は主にサーバを運用する法人などが提供す
る画像など、全ての利用者が利用可能な画像を登録し、
プリントサーバ121は利用者の個人的な画像で当該利
用者のみが利用可能な画像を登録する場合が多いが、印
刷用画像の伝送負荷を軽減するために、イメージサーバ
111に登録した画像と同じ印刷用画像を登録すること
も可能である。
【0217】続いて両者がクライアントコンピュータ1
01で画像を閲覧・編集するための低解像度の表示・編
集用画像を作成する。印刷用原画像の登録ならびに表示
・編集用画像の際に透かし管理情報を基づき必要であれ
ば電子透かしを付与する。
【0218】イメージサーバ111またはプリントサー
バ121は上記表示・編集用画像と画像登録情報をセン
ターサーバ102に送信する。センターサーバ102は
送信された表示・編集用画像と画像登録情報を保管して
おく。
【0219】利用者はクライアントコンピュータ101
を用いて、センターサーバ102に保持されている利用
可能な編集用画像とプリントサーバ111、112、1
1Nの情報を取得し、所望の編集指定を行った後、一つ
以上の画像と所望のプリントサーバ121を選択してプ
リントオーダをセンターサーバ102に発注する。
【0220】センターサーバ102は受注したプリント
オーダの情報を保管した後、当該プリントオーダに含ま
れる各イメージIDに対してセンターサーバ102内に
保持している画像登録情報を用いてそのイメージIDで
識別される印刷用画像の格納場所を特定し、必要に応じ
てイメージサーバ111、112、11Nあるいはプリ
ントサーバ121、122、12Nに画像取得要求を送
信する。
【0221】画像取得要求を受信したイメージサーバあ
るいはプリントサーバは当該サーバ内の画像登録情報を
用いて送信すべき画像を特定し、透かし情報に基づき電
子透かしを付与した印刷用画像をセンターサーバ102
に送信する。
【0222】センターサーバ102は上記イメージサー
バあるいはプリントサーバからの印刷用画像を受信し、
センターサーバ102内に保管する。
【0223】センターサーバ102は、上述したプリン
トオーダに必要な印刷用画像が全てセンターサーバ10
2または印刷先のプリントサーバ121に揃った時点
で、プリントオーダと印刷用原画像をプリントサーバ1
21に送信する。
【0224】プリントサーバ121は、センターサーバ
102からプリントオーダと印刷用画像を受信し、プリ
ントオーダに従って印刷処理を実行する過程において該
印刷用画像に除去可能可視型透かしが付与されている場
合は透かしの除去を行った後に印刷を行い、印刷完了通
知センターサーバ102に送信する。
【0225】センターサーバ102はプリントサーバ1
21から印刷完了通知を受信し、必要に応じて当該プリ
ントオーダのために収集した印刷用画像の削除を画像登
録情報の更新とを行う。
【0226】〈プリントサーバでの画像登録〉プリント
サーバ121からの印刷用原画像の登録処理の流れを説
明する。プリントサーバ121が設置してある場所は、
通常DPE店等のショップであり、ショップでは主に利
用者が持ち込んだ画像データを本実施例のシステムに登
録する処理を行う。
【0227】プリントサーバ121では、印刷用画像登
録手段704を用いて利用者の画像データならびに該登
録画像の著作権者の指示する透かし管理情報を登録し、
登録情報を表す伝送データをローカル送受信制御手段7
03を用いてセンターサーバ102に送信する。送受信
制御手段に対する送信データの登録はローカル送信ボッ
クス713に伝送データファイルを格納することによっ
て行う。一連の登録処理中に透かし管理情報に応じて使
用目的に応じた電子透かしを透かし手段706を用いて
付与していく。
【0228】印刷用画像登録手段704は、原画像の新
規登録の他、既に登録済みである原画像の削除と、別の
プリントサーバ122またはイメージサーバ112への
原画像の移動や複写の指示入力の処理も行うことが可能
である。
【0229】なお、本実施例における利用者は、事前に
本実施例の利用を許可するユーザーIDを取得している
ことを前提とする。
【0230】図15は印刷用画像登録手段704におけ
る画像登録処理の流れを示すフローチャート図である。
以下、図15を用いて印刷用画像登録手段704におけ
る画像登録の処理を説明する。
【0231】ステップS1500では、利用者が本実施
例におけるユーザーIDをすでに取得しており会員証な
どで確認して、KB2008により該ユーザーIDを入
力し、RAM2002に記憶しておく。
【0232】ステップS1501では、実施する処理の
内容を識別するコード(以下「処理コード」とする)を
KB2008より入力し、RAM2002に記憶してお
く。
【0233】ステップS1502では、ステップS15
01で記憶した処理コードを判断し、「新規登録」であ
ればステップS1504へ、「新規登録」でなければス
テップS1503へ進む。
【0234】ステップS1503では、プリントサーバ
121にすでに登録済みである画像に対する移動、複
写、削除処理を行いステップS1517へ進む。なお本
実施例では詳細な説明は省略する。
【0235】ステップS1504では、画像の新規登録
に先立ちプリントサーバ121内でユニークな値を時刻
等を元に生成することで、当該画像に付する図9のイメ
ージIDを作成し、RAM2002上に記憶しておく。
【0236】ステップS1505では、新規登録を行う
画像に対して著作権者の指示に従い使用目的ごとに電子
透かしの付与タイミング、電子透かしの種別、電子透か
し付与データをKB2008より入力し、透かし情報管
理テーブル717に登録する。電子透かしの付与の必要
性が無い場合は、その旨をKB2008より指示するこ
とで透かし情報管理テーブルへの登録は行われず次のス
テップへと進む。以上魔でのステップにより画像の受け
入れ準備が完了したので次のステップより画像登録の本
作業へ移行する。
【0237】ステップS1506では、登録を行う原画
像を格納してあるリムーバブルディスクよりFDD20
10を用いてRAM2002上に読み込む。または、印
刷された画像をスキャナ2014で読み取り、RAM2
002上に読み込む。
【0238】ステップS1507では、ステップS15
06で読み込まれたRAM2002上の原画像から、解
像度を低くしてイメージサイズとファイルサイズを小さ
くする画像変換を行うことによって、表示・編集用画像
を作成し、RAM2002上あるいは一時ファイルとし
てHDD2009に記憶する。
【0239】ステップS1507で作成される表示・編
集用画像フォーマットはクライアントコンピュータ10
1上のデータ処理手段501と拡張手段503で処理可
能なフォーマットにする。この時の画像フォーマット
は、例えばJPEG圧縮アルゴリズムを用いた画像デー
タフォーマットの一つであるJFIF(JPEG In
terchange Format)等コメントなどの
追加情報が書き込み可能な画像フォーマットを使用し、
該追加情報として、ステップS1507で作成されRA
M2002に記憶されている当該画像のイメージIDを
追加情報として書き込んでおく。
【0240】ステップS1508では、S1505にお
いて登録された透かし情報管理テーブル717より印刷
用原画像については登録時、ステップS1507におい
て生成した表示・編集用画像に関しては登録時、送信時
の付与タイミングを持つ透かし管理情報の検索を行う。
尚、本実施例においては登録サーバより送信するタイミ
ングをもって送信と定義し、新規登録作業において登録
あるいは生成を行うタイミングを登録と定義するため表
示・編集用画像については本実施例において登録可能な
登録時、送信時の両データの検索を行う。検索の結果、
上記3種のデータの有無をRAM2002上に記憶す
る。
【0241】ステップS1509では、RAM2002
上に記憶した印刷用原画像の登録時の透かし管理情報の
有無を参照し、透かし管理情報が有りの場合は電子透か
しの付与をおこなうと判定しステップS1510へと進
み印刷用原画像に対する登録時の電子透かしの付与を行
う。印刷用登録画像に対する登録時の電子透かしの付与
を著作権者が不要であると判断した場合はステップS1
505において該透かし管理情報の登録は行われていな
いのでステップS1511へと進む。
【0242】ステップS1510では、印刷用原画像に
対して登録時の電子透かしの付与処理を行う。まず透か
し情報管理テーブル717より該当するイメージIDの
データのうち使用目的が「印刷用原画像」、付与タイミ
ングが「登録時」の透かし管理情報を読み出しRAM2
002上に記憶する。次に透かし手段706の起動を行
い、ステップS1506にて読み込んだ画像のRAM2
002上の存在位置、RAM2002上に記憶した該透
かし管理情報ならびに付与後の画像の出力先を透かし手
段706に受け渡すことで電子透かしの付与を依頼す
る。
【0243】本実施例においては付与後の画像はRAM
2002に位置を通知することで行うものとする。なお
本実施例では透かし手段706への前記各情報の依頼は
各手段を実現するアプリケーションプログラムが提供す
る標準的手法あるいは独自に規定した通知方法のいずれ
の方法においても構わない。更に本実施例では画像の入
出力をRAM2002としたが画像ファイルとしてHD
D2009あるいはFDD2010上のリムーバブルデ
ィスクを使用するとも可能でありRAM2002との組
み合わせであっても構わない。
【0244】透かし手段706では受領した該透かし管
理情報に従った電子透かしの付与を該受領した画像に対
して行い、電子透かし付与後の画像は印刷用画像登録手
段704により指示されたRAM2002上に出力す
る。透かし手段706は電子透かし付与処理終了後、印
刷用画像登録手段704へ終了通知を行い、その後終了
する。
【0245】透かし手段706において付与した透かし
の種別が除去可能可視型透かしの場合では、該付与した
透かしの除去情報を同時に出力する。本実施例において
は出力先は画像と同様にRAM2002ほかHDD20
09、FDD2010を使用することが可能である。ま
た画像データがたとえばJFIFフォーマットのごとく
コメント領域を有するフォーマットを使用する場合は、
該フォーマットのコメント領域への格納も可能である。
【0246】本実施例では以下、データ流通の簡便性と
本発明の簡潔なる説明に主眼を置き画像データのコメン
ト領域へ埋め込む方法にて説明を行う。
【0247】印刷画像登録手段704は透かし手段70
6から電子透かしの終了通知を受けたならば出力先のR
AM2002の位置をRAM2002上に記憶していた
透かし管理情報を消去する。
【0248】ステップS1511では、電子透かしを付
与した場合は付与後のRAM2002上に記憶される印
刷用原画像、透かしを付与した場合はステップS150
6にて読み込んだ画像をHDD2009、またはFDD
2010上のリムーバブルディスクに保管する。保管場
所は、プリントサーバ121の管理者がKB2008を
用いて指定し、RAM2002上に記憶しておく。
【0249】ステップS1512では、RAM2002
上に記憶した表示・編集用画像の登録時の透かし管理情
報の有無を参照し、透かし管理情報が存在した場合は電
子透かしの付与をおこなうと判定しステップS1513
へと進む表示・編集用画像に対する登録時の電子透かし
の付与を行う。表示・編集用画像に対する登録時の電子
透かしの付与を著作権者が不要であると判断した場合は
ステップS1505において該透かし管理情報の登録は
行われていないのでステップS1514へと進む。
【0250】ステップS1513では、ステップS15
10とほぼ同様の手順で表示・編集用画像に対する登録
時の電子透かしの付与処理を行う。
【0251】まず透かし情報管理テーブル717より該
当するイメージIDのデータのうち使用目的が「表示・
編集用画像」、付与タイミングが「登録時」の透かし管
理情報を読み出しRAM2002上に記憶する。次に透
かし手段706の起動を行い、ステップ1507にて生
成した画像のRAM2002上の存在位置あるいはHD
D2009等に作成した一時ファイル名、RAM200
2上に記憶した該透かし管理情報ならびに付与後の画像
の出力先を透かし手段706に受け渡すことで電子透か
しの付与を依頼する。
【0252】透かし手段706では受領した該透かし管
理情報に従った電子透かしの付与を該受領した画像に対
して行い、電子透かし付与後の画像は印刷用画像登録手
段704より指示されたRAM2002上に出力する。
透かし手段706は電子透かし付与処理終了後、印刷用
画像登録手段704へ終了通知を行い、その後終了す
る。
【0253】印刷画像登録手段704は透かし手段70
6から電子透かしの終了通知を受けたならば出力先のR
AM2002の位置をRAM2002上に記憶していた
透かし管理情報を消去する。
【0254】ステップS1514では、RAM2002
上に記憶した表示・編集用画像の送信時の透かし管理情
報の有無を参照し、透かし管理情報が存在した場合は電
子透かしの付与をおこなうと判定しステップS1513
へと進み表示・編集用画像に対する送信時の電子透かし
の付与を行う。表示・編集用画像に対する送信時の電子
透かしの付与を著作権者が不要であると判断した場合は
ステップS1505において該透かし管理情報の登録は
行われていないのでステップS1516と進む。
【0255】ステップS1515では、ステップS15
13と同様の手順で表示・編集用画像に対する送信時の
電子透かしの付与処理を行う。まず透かし情報管理テー
ブル717より該当するイメージIDのデータのうち使
用目的が「表示・編集用画像」、付与タイミングが「送
信時」の透かし管理情報を読み出しRAM2002上に
記憶する。次に透かし手段706の起動を行い、ステッ
プS1513の処理を行った場合は透かし手段の出力し
た画像のRAM2002上の存在位置、ステップS15
13を処理しなかった場合はS1507にて生成した画
像のRAM2002上の存在位置あるいはHDD200
9等に作成した一時ファイル名、RAM2002上に記
憶した該透かし管理情報ならびに付与後の画像の出力先
を透かし手段706に受け渡すことで電子透かしの付与
を依頼する。
【0256】透かし手段706では受領した該透かし管
理情報に従った電子透かしの付与を該受領した画像に対
して行い、電子透かし付与後の画像は印刷用画像登録手
段704より指示されたRAM2002上に出力する。
透かし手段706は電子透かし付与処理終了後、印刷用
画像登録手段704へ終了通知を行い、その後終了す
る。
【0257】印刷画像登録手段704は透かし手段70
6から電子透かしの終了通知を受けたならばRAM20
02上に記憶していた透かし管理情報を消去する。
【0258】ステップS1516では、ステップS15
13、ステップS1515を処理しなかった場合はステ
ップS1507において生成した画像、ステップS15
15を処理しなかった場合はステップS1513で登録
時の電子透かしを付与した画像、ステップS1515を
処理した場合は送信時の電子透かしを付与した画像を表
示・編集用画像としてローカル送信ボックス713内に
格納する。
【0259】次にステップS1500、ステップS15
04、ステップS1511でそれぞれRAM2002上
に記憶したユーザーIDとイメージIDと原画像の保管
場所を、図12で説明される原画像位置管理テーブル7
15に格納する。保管場所1202には、ステップS1
511で保管された原画像ファイルのパス名、またはリ
ムーバブルディスクのボリューム名とパス名が格納され
る。
【0260】ステップS1517では、前記の各ステッ
プで記憶または作成した、ユーザーのID、イメージI
D、ローカル送信ボックス713に作成した画像ファイ
ルのパス名と、予めHDD2009に記録されているプ
リントサーバ121のサーバIDとを元に、図16に示
すような画像登録情報伝送データを作成し、RAM20
02上に記憶しておく。
【0261】ステップS1518では、当該利用者に対
して処理すべき原画像の数を判断し、未処理のものがあ
ればステップS1501へ戻る。
【0262】ステップS1519では、ステップS15
17で作成しRAM2002に記憶した全ての画像登録
情報伝送データを結合することで伝送データファイルを
作成し、ローカル送信ボックス713に格納し、表示・
編集用画像と共にセンターサーバ102へ送信する。該
伝送データファイルの先頭部分には、図13の例で示さ
れるような、伝送制御情報(「TRANS」タグ)を追
加するようにする。
【0263】なお、プリントサーバ121内での画像保
管場所の移動や複写の場合は、原画像位置管理テーブル
715に対するデータの更新を行うだけで、画像登録情
報伝送データの作成及び送信は行わない。
【0264】図16はステップS1517で作成する画
像登録情報伝送データの例で、タグ「〈REG〉」はこ
のタグが画像登録情報伝送データであることを示し、
「OPE」は当該伝送データの処理コード(新規登録、
削除、移動、複写)を表す。また、「ID」、「CUS
T」、「SHOP」の各パラメータは、それぞれイメー
ジID、ユーザーID、プリントサーバ121のサーバ
IDを示す。
【0265】また、「./im012345.jpg」
は、ステップS1519でローカル送信ボックス713
に保管した画像ファイルのパス名である。但し、処理コ
ードが「削除」の時は画像ファイルを送信する必要がな
いので、この項目は作成されない。
【0266】〈イメージサーバでの画像登録〉次に、イ
メージサーバ111における印刷用原画像の登録処理の
流れを説明する。イメージサーバ111上に登録する原
画像は、全ての利用者が利用可能な、商用の有償画像や
無償提供画像を主に登録する。これらの画像は主に著作
権者あるいは著作権者の代理人がCDROMなどのリム
ーバブルディスクなどで持ち込むことが可能である。
【0267】イメージサーバ111では、印刷用画像登
録手段601を用いて上記の画像データを登録し、登録
情報を表す伝送データはローカル送受信制御手段603
を用いてセンターサーバ102に送信する。送受信制御
手段に対する送信データの登録はローカル送信ボックス
613に伝送データファイルを格納することによって行
う。
【0268】印刷用画像登録手段601における処理
は、前述の図15で説明したプリントサーバ121の印
刷用画像登録手段704とほとんど等価であるので、以
下で図15のフローチャートと図16の伝送データ例の
説明図を用いて、相違点のみを説明する。
【0269】まず、印刷用画像登録手段601では「利
用者」による処理の区別がなく、クライアントコンピュ
ータ101から表示・編集用画像を取得する際にも全て
の利用者が利用可能となるので、ステップS1500は
行わない。
【0270】また、ステップS1504でのイメージI
Dの発番においても、原画像位置管理テーブル612の
利用者1202とユーザーIDの突き合わせチェックや
表示時の絞り込みは行わない。
【0271】また、ステップS1517で作成する画像
登録情報伝送データにおいても、図16の「CUST」
パラメータは作成されない。
【0272】上記以外の処理はプリントサーバ121の
印刷用画像登録手段704と等価である。
【0273】〈センターサーバでの画像登録〉次に、図
4を用いてセンターサーバ102における画像登録処理
を説明する。センターサーバ102における画像登録処
理は、前述のプリントサーバ121での画像登録処理と
イメージサーバ111での画像登録処理で送信された画
像登録情報伝送データと表示・編集用画像を元に、セン
ターサーバに画像情報を登録する処理である。なお、以
下の説明で括弧内の「タグ」または「パラメータ」は、
図13または図16の例で示す伝送データ内の値であ
る。
【0274】まず、センター送受信制御手段407は、
イメージサーバ111またはプリントサーバ121から
送信された画像登録情報伝送データファイルと表示・編
集用画像ファイルとを受信し、センター受信ボックス4
19内に格納する。ここで格納するファイルはイメージ
サーバ111またはプリントサーバ121において電子
透かしの付与が行われた場合は電子透かしが付与された
状態の画像ファイルとなる。
【0275】次に、センター送受信制御手段407は、
センター受信ボックス419内に格納された伝送データ
ファイルを順に解析し、その中に画像登録情報伝送デー
タ(〈REG〉タグ〉が含まれていれば、その伝送デー
タを伝送データファイルから抽出し、HDD1009上
の一時ファイルに格納する。
【0276】次にセンターサーバ102の画像登録手段
404をHDD1009などより読み込んでRAM10
02に展開して使用可能とし、上記でHDD1009に
格納した伝送データの一時ファイルのファイル名と、伝
送データファイル内の先頭部分の〈TRANS〉タグに
記述してある送信元のサーバIDとを画像登録手段40
4に渡す。
【0277】図17は、センターサーバ102の画像登
録手段404における画像登録処理を説明するフローチ
ャート図である。画像登録手段404は、イメージサー
バ111またはプリントサーバ121からの画像登録情
報伝送データを読み込んで、原画像位置管理テーブル4
12にその情報を反映させる等の処理を行う。
【0278】画像登録手段404は、起動時にセンター
送受信制御手段407より渡された一時ファイルのファ
イル名の伝送ファイルをオープンし、その内容を解析し
てRAM1002に記憶した後、図17のフロー図の処
理を行う。以下、図17を用いて画像登録手段404の
処理の説明を行う。
【0279】ステップS1701では、RAM1002
上の画像登録情報伝送データの処理コード(〈OPE〉
パラメータ)を判断し、新規登録(「NEW」)であれ
ばステップS1702へ、そうでなければステップS1
704へ進む。
【0280】ステップS1702では、画像登録情報伝
送データ中に記載してあるイメージID(〈ID〉パラ
メータ)と、起動時にセンター送受信制御手段407か
ら渡された送信元のサーバIDを、原画像位置管理テー
ブル412に新規データとして追加する。この時、画像
登録伝送データ内にユーザーID(「CUST」パラメ
ータ)があった場合は、原画像位置管理テーブル412
に追加するデータの所有者1202にその値を格納して
おく。
【0281】ステップS1703では、画像登録情報伝
送データ内にある画像ファイルタグ(〈CAMLLIN
K〉)を解析し、該タグの示す表示・編集用画像ファイ
ルをセンター受信ボックス419から抽出して表示・編
集用画像格納装置411内に移す。この時、画像登録伝
送データ内にユーザーID(「CUST」パラメータ)
があった場合は、文書提供手段401によってユーザー
単位のアクセス制限が可能なディレクトリに格納してお
く。また、該ユーザーIDが画像登録伝送データ内に記
述されていない場合は、全てのユーザーが参照可能なデ
ィレクトリに格納する。
【0282】さらに、ステップS1703では、上記処
理で格納した表示・編集用画像ファイルのパス名と、そ
の画像のイメージIDとを、編集用画像位置管理テーブ
ル417に新規データとして追加する。
【0283】ステップS1703は、画像登録情報伝送
データ内に表示用画像の情報と編集用画像の情報が別々
の画像ファイルとして指定されていた場合には、各画像
ファイルに対して処理する。表示用画像と編集用画像の
区別は、それぞれ別のディレクトリに格納する。
【0284】ステップS1704では、登録以外の移
動、複写、削除処理をおこなう。詳細なる説明は省略す
る。
【0285】〈送信ファイル登録処理〉図34はセンタ
ーサーバ102、イメージサーバ111、またはプリン
トサーバ121における送信ファイル登録処理を説明す
る処理フローチャート図である。
【0286】該送信ファイル登録処理は、送信すべき伝
送データファイルなどを送信ボックス3001に登録す
る処理であって、画像収集手段405などの、センター
サーバ102、イメージサーバ111、またはプリント
サーバ121上の、各処理手段が行う処理である。該処
理を行う各処理手段は、送信用の伝送データが作成済み
であって、かつ図13のフォーマットの伝送データファ
イル3004として格納可能な状態であること、かつ送
信先のサーバのサーバIDをRAM1002またはRA
M2002上に保持していることを前提とする。
【0287】また、格納すべき伝送データファイル30
04及び画像ファイル3005のファイル名は、処理時
刻と乱数値をファイル名に含めるなど、既に格納されて
いるファイルと同一にならないようにしておく。
【0288】ステップS3401では、送信すべき伝送
データをRAM1002またはRAM2002に保持し
ている送信先サーバIDと同じ名称の送信先別送信ボッ
クス3002の伝送データファイル3004として格納
する。
【0289】ステップS3402では、ステップS34
01で格納した伝送データファイル3004のファイル
名と、該ファイルのファイルサイズ、及び現在の処理時
刻を元にして図32で説明される送受信制御情報データ
を作成し、送信制御情報テーブル3003に書き込む。
【0290】ステップS3403では、上記伝送データ
内に〈CAMLLINK〉タグが存在するかどうかを調
べて、存在すればステップS3404へ進み、存在しな
ければ当処理を終了する。
【0291】ステップS3404とステップS3405
は、上記伝送データ内の〈CAMLLINK〉タグで示
される画像等のファイルの数だけ繰り返し、該各ファイ
ルに対して処理する。
【0292】ステップS3404では、上記伝送データ
内の〈CAMLLINK〉タグ内に指定されているファ
イルを、RAM1002またはRAM2002に保持し
ている送信先サーバIDと同じ名称の送信先別送信ボッ
クス3002の画像ファイル3005として格納する。
【0293】ステップS3405では、ステップS34
04で格納した画像ファイル3005のファイル名、ス
テップS3401で格納した伝送データファイル300
4のファイル名、該画像ファイルのファイルサイズ、及
び処理時刻を元にして図32で説明される送受信制御情
報データを作成し、送信制御情報3003に書き込む。
【0294】〈プリントサーバでのデータ送受信処理〉
センターサーバ102とプリントサーバ121はネット
ワーク103を介して接続可能であり、ダイアルアップ
接続または常時接続が可能である。また、ネットワーク
103は任意のネットワーク形態が利用可能であり、本
実施例では広く利用されているインターネットを利用す
る。また、ネットワーク103における伝送手順(プロ
トコル)も任意のプロトコルが利用可能であり、本実施
例ではインターネット上で広く利用されているHype
r Text Transport Protocol
(HTTP)、及びFile Transfer Pr
otocol(FTP)などを利用する。プリントサー
バ121のローカル送受信制御手段703と、センター
サーバ102のセンター送受信制御手段407は上記方
法を用いて、ネットワーク103を介して接続し、デー
タの送受信処理を行う。なお、プリントサーバ121か
らセンターサーバ102への接続方法は、事前にプリン
トサーバ121に設定されていること前提とする。
【0295】図35は、イメージサーバ111のローカ
ル送受信制御手段603またはプリントサーバ121の
ローカル送受信制御手段703が行うデータ送受信処理
の処理フローチャート図である。ローカル送受信制御手
段603とローカル送受信制御手段703の処理は同値
であるので、以下ではプリントサーバ121のローカル
送受信制御手段703を用いて説明する。なお、当処理
に対応したセンターサーバ102のセンター送受信制御
手段407の処理は図36を用いて後述する。
【0296】図35及び以下の説明における「メッセー
ジ」はプリントサーバ121のサーバIDと処理要求な
どを含んだテキストデータであって、HTTPなどで送
受信する。また、ファイルの送受信はFTPを用いる。
【0297】プリントサーバ121のローカル送受信制
御手段703は、オペレータがKB2008を操作する
ことにより、あるいは事前に設定されている時間間隔に
応じて、HDD2009などから読み出されRAM20
02に展開されて利用可能となる。
【0298】ステップS3501では、事前にプリント
サーバ121に設定されているセンターサーバ102へ
の接続方法に従って、センターサーバ102へダイアル
アップするなどの接続要求を行い、センターサーバ10
2との接続を確立する。次に、センターサーバ102内
の、該プリントサーバ121用の送信元別受信ボックス
3102及び送信先別送信ボックス3002のディレク
トリ名を要求するメッセージをセンターサーバ102に
送信し、該ディレクトリ名を含むメッセージをセンター
サーバ102から受信してRAM2002上に記憶して
おく。
【0299】ステップS3502からステップS350
8までは、センターサーバ102向けの送信先別送信ボ
ッス3002内の送信制御情報テーブル3003に格納
されている送信制御情報データの内、伝送データファイ
ル名3202及び伝送完了日時3205に値が格納され
ていない、すなわち未送信の伝送データファイルの各デ
ータに対して処理を繰り返す。なお、該処理対象の各送
信制御情報データは、ボックス格納日時3204の値が
小さい順に、すなわち送信ボックスに格納された順に処
理する。
【0300】ステップS3502では、センターサーバ
102向けの送信先別送信ボックス3002内の送信制
御情報テーブル3003から、未送信の伝送データファ
イルに関する送信制御情報データを1件読み込み、RA
M2002上に該送信制御情報データを記憶する。
【0301】ステップS3503では、ステップS35
02で記憶した送信制御情報データの伝送ファイル名3
201で表わされる伝送データファイル3004を読み
込み、ステップS3501で記憶したセンターサーバ1
02の送信元別受信ボックス3102のディレクトリに
対して格納する形で、該伝送ファイルを送信する。
【0302】ステップS3504では、ステップS35
02で記憶した送信制御情報データの伝送完了日時32
05に現在の日付時刻を設定し、送信制御情報テーブル
3003内の伝送ファイル名3201が該送信制御情報
データの伝送データファイル名と同じ値のデータを、該
送信制御情報データで上書きすることにより、送信制御
情報テーブル3003を更新する。
【0303】ステップS3505からステップS350
7までは、送信制御情報テーブル3003内の各送信制
御情報データの内、伝送データファイル名3202の値
がステップS3502で記憶した送信制御情報データの
伝送データファイル名と同じである各送信制御情報デー
タに対して処理を繰り返す。
【0304】ステップS3505では、上記条件を満た
す送信制御情報データを1件送信制御情報テーブル30
03から読み込み、RAM2002に記憶する。次に、
該送信制御情報データの伝送ファイル名3201で表さ
れる画像ファイル3005を読み込み、ステップS35
01で記憶したセンターサーバ102の送信元別受信ボ
ックス3102のディレクトリに対して格納する形で、
該伝送ファイルを送信する。
【0305】ステップS3506では、ステップS35
05で記憶した送信制御情報データを含む、ファイル送
信が完了したことを通知するメッセージを送信する。
【0306】ステップS3507では、ステップS35
05で記憶した送信制御情報データの伝送完了日時32
05に現在の日付時刻を設定し、送信制御情報テーブル
3003内の伝送ファイル名3201が該送信制御情報
データの伝送ファイル名と同じ値のデータを、該送信制
御情報データで上書きすることにより、送信制御情報テ
ーブル3003を更新する。
【0307】ステップS3508では、ステップS35
02で記憶した現在処理中の送信制御情報データを含
む、ファイル送信が完了したことを通知するメッセージ
を送信する。
【0308】ステップS3509では、センターサーバ
102に対してセンターサーバ102の該プリントサー
バ121用の送信元別受信ボックス3102内の送信制
御情報テーブル3003をファイルとして受信し、HD
D2009上の一時領域に一時的に保管する。
【0309】ステップS3510からステップS351
7までは、ステップS3509でHDD2009に保管
した、センターサーバ102から受信した送信制御情報
テーブルに格納されている受信制御情報データの内、伝
送データファイル名3202及び伝送完了日時3205
に値が格納されていない、すなわち未受信の伝送データ
ファイルの各データに対して処理を繰り返す。なお、該
処理対象の各送信制御情報データは、ボックス格納日時
3204の値が小さい順に、すなわち送信ボックスに格
納された順に処理する。
【0310】ステップS3510では、センターサーバ
102から受信した送信制御情報テーブルから、未受信
の伝送データファイルに関する送信制御情報データを1
件読み込み、RAM2002上に該送信制御情報データ
を記憶する。
【0311】ステップS3511では、ステップS35
10で記憶した送信制御情報データの伝送ファイル名3
201で表される伝送データファイルをセンターサーバ
102から受信し、該伝送データファイルを、センター
サーバ用の送信元別受信ボックス3102の中の伝送デ
ータファイル3105として格納する。
【0312】ステップS3512では、ステップS35
10で記憶した送信制御情報データの伝送完了日時32
05に現在の日付時刻を設定し、センターサーバ用の送
信元別受信ボックス3102の中の受信制御情報テーブ
ル3104に、該送信制御情報データを追加する。
【0313】ステップS3513からステップS351
5までは、センターサーバ102から受信した各送信制
御情報データの内、伝送データファイル名3202の値
がステップS3510で記憶した送信制御情報データの
伝送ファイル名と同じである各送信制御情報データに対
して処理を繰り返す。
【0314】ステップS3513では、上記の条件を満
たす送信制御情報データをステップS3509で保管し
たHDD2009上の一時領域から1件読み込み、RA
M2002に記憶する。次に、該送信制御情報データの
伝送ファイル名3201で表される画像ファイルをセン
ターサーバ102から受信し、該画像ファイルを、セン
ターサーバ用の送信元別受信ボックス3102の中の画
像ファイル3106として格納する。
【0315】ステップS3514では、ステップS35
13で記憶した送信制御情報データを含む、ファイル受
信が完了したことを通知するメッセージを送信する。
【0316】ステップS3515では、ステップS35
13で記憶した送信制御情報データの伝送完了日時32
05に現在の日付時刻を設定し、センターサーバ用の送
信元別受信ボックス3102の中の受信制御情報テーブ
ル3104に、該送信制御情報データを追加する。
【0317】ステップS3516では、ステップS35
10で記憶した現在処理中の送信制御情報データを含
む、ファイル受信が完了したことを通知するメッセージ
を送信する。
【0318】ステップS3517では、ステップS35
11で受信して格納した伝送データファイル3105を
RAM2002に読み出してその内容を解析し、図13
の〈ORDER〉タグなどで表される伝送データタグを
全て抽出する。次に、該伝送データタグの個々の値を用
いて処理手段情報テーブル3103を検索し、処理手段
情報テーブル3103の伝送データタグ名3301が上
記処理で抽出した伝送データタグの値と同じ処理手段情
報データを抽出し、該処理手段情報データの処理手段起
動方法3302と引き渡しデータ情報3303の内容に
従って、該当する処理手段を起動する。
【0319】ステップS3518では、センターサーバ
102との接続がダイアルアップ接続設定の場合、セン
ターサーバ102との接続を切断する。
【0320】ステップS3519では、センターサーバ
102向けの送信先別送信ボックス3002の送信制御
情報テーブル3003を検索して、伝送完了日時320
5が現在時刻から予め設定しておいた期間以前の送信制
御情報データを該送信制御情報テーブル3003から削
除すると共に、該送信制御情報データの伝送ファイル名
3201が指す伝送データファイル3004または画像
ファイル3005を削除する。上記該送信制御情報デー
タ及び各送信ファイルは、伝送障害発生時の再送信のた
めに、送信完了後直ちには削除しない。
【0321】なお、ステップS3517で起動されるオ
ーダ出力管理手段701などの処理手段は、該当する伝
送データファイル3105の処理が完了すると、該伝送
データファイルと、該伝送データファイルの下位に位置
する画像ファイル3106とを受信ボックス3101よ
り削除し、受信制御情報テーブル3104内の伝送ファ
イル名3201が上記削除ファイルのファイル名と同じ
値のデータを削除する。
【0322】また、本実施例においてデータ送受信中に
ネットワークの障害などにより処理が中断した場合は、
当処理を最初からやり直す。この場合でも、既に送信ま
たは受信した画像ファイルが再度送信または受信される
ことはない。
【0323】〈センターサーバでのデータ送受信処理〉
図36は、センターサーバ102のセンター送受信制御
手段407における、データ送受信処理を説明する処理
フローである。
【0324】センター送受信制御手段407は、イメー
ジサーバ111のローカル送受信制御手段603または
プリントサーバ121のローカル送受信制御手段703
から送信されたメッセージを受信して処理を行うもので
ある。本実施例では、伝送プロトコルとしてHTTPを
用いることにより、送信されたメッセージを文書提供手
段401が受信し、文書提供手段401がセンター送受
信制御手段407をRAM1002に展開して起動し、
上記処理を行わせる方法を使用する。該起動方法は編集
用画像提供手段402の起動方法と同値であり、実際の
データ送受信は文書提供手段401が行い、送受信デー
タはRAM1002を介して文書提供手段407とロー
カル送受信制御手段703とで交換する。送受信手段は
一つのメッセージを処理すると終了する。
【0325】図36中ステップS3601では、RAM
1002を介して文書提供手段401から受け取った受
信メッセージを解析し、メッセージの内容を調べる。
【0326】ステップS3602では、ステップS36
01で調べたメッセージの内容が、図35のステップS
3501で送信される、送受信ボックスディレクトリ名
を要求するメッセージであるかどうかを判断し、該ディ
レクトリ名を要求するものであればステップS3603
へ進み、そうでなければステップS3604へ進む。
【0327】ステップS3603では、ステップS36
01で解析したメッセージ中に含まれる、メッセージの
送信元のイメージサーバ111またはプリントサーバ1
21のサーバIDを元に、該サーバーIDがディレクト
リ名となっている送信先別送信ボックス3002のディ
レクトリ名と送信元別受信ボックス3102のディレク
トリ名を調べて、該ディレクトリ名をRAM1002を
介して文書提供手段401に渡すことによって返信す
る。
【0328】ステップS3604では、ステップS36
01で調べたメッセージの内容が、図35のステップS
3505及びステップS3508で送信される、ファイ
ル送信完了を通知するメッセージであるかどうかを判断
し、ファイル送信完了を通知するものであればステップ
S3605へ進み、そうでなければステップS3609
へ進む。
【0329】ステップS3605では、ステップS35
01で解析したメッセージに含まれる送信制御情報デー
タを受信制御情報テーブル3104に追加する。
【0330】ステップS3606では、ステップS35
01で解析したメッセージに含まれる送信制御情報デー
タの伝送データファイル名3202を調べて、該伝送デ
ータファイル名に値が入っていなければステップS36
07に進み、該伝送データファイル名に値が入っていれ
ば処理を終了する。
【0331】ステップS3607では、ステップS35
01で解析したメッセージに含まれる送信制御情報デー
タの伝送ファイル名3201が示す伝送データファイル
3105をRAM1002に読み出してその内容を解析
し、図13の〈REG〉タグなどで表される伝送データ
タグを全て抽出する。
【0332】次に、ステップS3608で、該伝送デー
タタグの個々の値を用いて処理手段情報テーブル310
3を検索し、処理手段情報テーブル3103の伝送デー
タタグ名3301が上記処理で抽出した伝送データタグ
の値と同じ処理手段情報データを抽出し、該処理手段情
報データの処理手段起動方法3302と引き渡しデータ
情報3303の内容に従って、該当する処理手段を起動
する。
【0333】ステップS3609では、ステップS36
01で調べたメッセージの内容が、図35のステップS
3512及びステップS3515で送信されるファイル
受信完了を通知するメッセージであるかどうかを判断
し、ファイル受信完了を通知するものであればステップ
S3610へ進み、そうでなければ処理を終了する。
【0334】ステップS3610では、ステップS35
01で解析したメッセージに含まれる送受信制御情報デ
ータの伝送ファイル名3201を元に受信制御情報テー
ブル3104を検索し、該当する送信制御情報データの
伝送完了日時に、現在の日付と時刻を書き出す。
【0335】ステップS3611では、ステップS36
01で解析したメッセージ中に含まれる、メッセージの
送信元のサーバID向けの送信先別送信ボックス300
2の送信制御情報テーブル3003を検索して、伝送完
了日時3205が現在時刻から予め設定しておいた期間
以前の送信制御情報データを該送信制御情報テーブル3
003から削除すると共に、該送信制御情報データの伝
送ファイル名3201が指す伝送データファイル300
4または画像ファイル3005を削除する。上記該送信
制御情報データ及び各送信ファイルは、伝送障害発生時
の再送信のために、送信完了後直ちには削除しない。
【0336】センター送受信制御手段407は、RAM
1002上に常駐させることによって、文書提供手段4
01を介さずに直接ローカル送受信制御手段603また
はローカル送受信制御手段703と送受信を行うことも
可能であり、その場合は常にデータが送信させることを
待ち、データを受信すれば図36の処理フローを行っ
て、再度データ送信を待つ、という処理を繰り返す。
【0337】〈発注処理〉図18は、クライアントコン
ピュータ101からのプリントオーダの発注処理及びセ
ンターサーバ102におけるオーダの受注処理を説明す
る処理フローチャート図である。
【0338】ここで、クライアントコンピュータ101
のネットワーク閲覧手段502とセンターサーバ102
の文書提供手段401はインターネットで一般的に用い
られる伝送プロトコルであるHyper Text T
ransfer Protocol(HTTP)及びF
ile Transfer Protocol(FT
P)を用いて通信し、またデータ処理手段501と拡張
手段503はプロセス間通信機能を用いてデータ交換を
行う。
【0339】ステップS1801では、利用者はデータ
処理手段501の機能を用いて、ネットワーク閲覧手段
502をHDD1009などから読み込んでRAM10
02に展開して使用可能とし、センターサーバ102に
接続させる。さらに、ネットワーク閲覧手段502は拡
張手段503をHDD1009などから読み込んでRA
M1002に展開して使用可能とする。
【0340】ステップS1802では、センターサーバ
102の文書提供手段401の機能により、利用者にユ
ーザーIDとパスワードを入力させることで利用者の認
証を行う。認証できなければエラーとし、以下の処理ス
テップを行わない。
【0341】ステップS1803では、文書提供手段4
01は編集用画像提供手段402をHDD1009など
から読み込みRAM1002に展開して使用可能とし、
編集用画像提供手段402は当該利用者が利用可能な画
像を編集用画像位置管理テーブル417より検索して、
該画像のイメージIDとURL(ネットワーク閲覧手段
502及び拡張手段503から参照可能な名称)を拡張
手段503に返す。この時処理対象となる利用可能な画
像は、プリントサーバ121から登録された当該利用者
所有の画像と、イメージサーバ111から登録された全
利用者利用可能の画像である。なお、該処理対象画像は
複数あるので、利用者はKB2008で表示条件を入力
し、拡張手段503がその表示条件を編集用画像提供手
段402に送ることによって、編集用画像提供手段40
2から拡張手段503へ送るイメージIDとURLの数
を少なくすることも可能である。
【0342】ステップS1804では、拡張手段503
はステップS1803で編集用画像提供手段402より
取得したURLを使って、文書提供手段401に対して
画像の提供を要求し、文書提供手段401は表示・編集
用画像格納装置411から指定された表示・編集用画像
ファイルを抽出して拡張手段503に送り、拡張手段5
03は該画像ファイルをネットワーク閲覧手段502を
通じてCRT1006上に表示する。
【0343】ステップS1805では、利用者はステッ
プS1804でCRT1006上に表示された画像の中
から所望の画像の選択をKB1008から指示すること
で拡張手段503は指定されたイメージIDと該画像に
対応する表示・編集用画像ファイルをデータ処理手段5
01に送り込む。データ処理手段501では、該表示・
編集用画像ファイルをHDD1009内の一時領域に保
管し、イメージIDと保管した画像ファイル名との対応
テーブルを作成してRAM2002上に記憶する。但
し、表示・編集用画像ファイルがたとえばJFIFフォ
ーマットなどの追加情報を書き込み可能な形式であっ
て、イメージサーバ111またはプリントサーバ121
での画像生成時、あるいはセンターサーバ102よりク
ライアントコンピュータ101に送信を行う際に該画像
ファイル内にイメージIDが書き込むこと等で上記対応
テーブルを省略することも可能である。
【0344】ステップS1803からステップS180
5の各処理ステップは、利用者が所望するすべての画像
ファイルをデータ処理手段501に取り込むまで繰り返
す。
【0345】ステップS1806では、利用者はデータ
処理手段501に対してKB1008から入力するなど
の操作を行い、ステップS1805で取り込んだ編集用
画像等を用いて、印刷イメージである文書データを作成
する。文書データは、図14の例で示す文書1401で
あり、ステップS1805で取り込んだ編集用画像はイ
メージデータ1403、1404としてCRT1006
上に表示される。データ処理手段501は編集された文
書データに対して図14の例の1402のような、編集
内容を記述したスクリプトデータを作成する。データ処
理手段501は、ステップS1805で記憶した編集用
画像ファイルとイメージIDの対応表を検索するか、ま
たは編集用画像ファイル内に書き込まれているイメージ
IDを読み出して、スクリプト1402中に対応する文
書1401内で使用しているイメージデータに対応する
イメージIDを格納する。スクリプト1401は編集完
了時にHDD1009の一時領域またはRAM1002
内に保管する。
【0346】利用者は所望する数だけステップS180
6を繰り返して文書データを作成する。上記ステップS
1804より1806で取り扱う。表示・編集用画像
は、電子透かしが付与された状態でセンターサーバ10
2に格納されていた場合は、図14中画像データ140
3のごとく電子透かしが付与された状態で取り扱われ
る。
【0347】ステップS1807とステップS1808
では仮オーダの発注と受注処理を行う。仮オーダはプリ
ントオーダを構成するサブオーダ802やオーダアイテ
ム803をクライアントコンピュータ101からセンタ
ーサーバ102に送信し、センターサーバ102内に格
納する処理である。
【0348】ステップS1807では、利用者はKB1
008を操作して印刷したい文書データを1つ以上選択
し、印刷部数等付加情報を付加してデータ処理手段50
1に発注指示を行う。次に、データ処理手段501は、
利用者が上記操作で指定した文書データに対応するスク
リプトをHDD1009またはRAM1002から読み
出して、拡張手段503に送る。次に、拡張手段503
はセンターサーバ102の文書提供手段401に対して
オーダ受注手段403の起動指示を送る。次に、該起動
指示を受信した文書提供手段401はオーダ受注手段4
03をHDD1009などから読み込みRAM1002
に展開して使用可能とし、拡張手段503から受信した
上記スクリプトをオーダ受注手段403に渡す。
【0349】ステップS1808では、オーダ受注手段
403はステップS1807で文書提供手段401から
受け取ったスクリプトを解析し、編集情報やイメージI
Dなど図8で説明されるサブオーダ802を構成する情
報を抽出し、オーダ管理テーブル416に格納する。こ
の時、利用者のユーザーIDなどを元にしてオーダーI
D902を発番し、RAM1002上に記憶する。ま
た、オーダ受注手段403は上記処理で抽出した各イメ
ージIDが原画像位置管理テーブル412上に存在する
ことを確認する。これは削除処理により画像がすでに削
除されているなどの理由で印刷不能の状態に陥らないこ
と等を目的に行われるもので、もしイメージIDが存在
しない場合はエラーを拡張手段503に送信し、拡張手
段503はエラーの内容をCRT1006上に表示して
エラーの内容を利用者に伝える。
【0350】ステップS1809とステップS1810
では、ステップS1807とステップS1808で受注
した仮オーダに必要な情報を付加し、オーダとして成立
させる処理である。
【0351】ステップS1809では、オーダ受注手段
403はサーバ管理テーブル413を検索してプリント
サーバのサーバIDを読み出し、ステップS1808で
記憶したオーダーIDとともに、拡張手段503に送信
する。拡張手段503はCRT1006上にサーバID
のリストを表示し、利用者は印刷出力先としてKB10
08を用いて拡張手段503に所望のプリントサーバを
選択する。拡張手段503は該選択されたプリントサー
バのサーバIDをオーダ受注手段403に送信する。
【0352】ステップS1810では、オーダ受注手段
403は出力に必要な料金計算、課金処理などを行い、
受信したサーバIDと出力部数等をオーダ管理テーブル
416に格納し、プリントオーダとして完成させる。
【0353】以上の処理で、クライアントコンピュータ
101よりプリントオーダが発注され、センターサーバ
102により受注される。
【0354】データ処理手段501及び拡張装置503
を使用しない場合は、センターサーバ102の文書提供
手段401はネットワーク閲覧装置502上に表示用画
像と該画像のイメージIDを直接表示し、利用者がイメ
ージIDと出力先プリントサーバ121のサーバIDな
どのプリントオーダデータをKB1008を用いてネッ
トワーク閲覧装置502に直接入力し、ネットワーク閲
覧装置502は該入力データをセンターサーバ102の
オーダ受注手段403に送信することで発注処理を実現
することが可能である。
【0355】〈画像収集先決定処理〉前記プリントオー
ダ発注処理においてプリントオーダを発注した後、セン
ターサーバ102において出力先のプリントサーバ12
1へ印刷依頼を行う。その際に当該オーダ内に含まれて
いるイメージIDで識別される印刷用原画像を保管して
いるイメージサーバ111、プリントサーバ121を特
定しかつ複数のサーバに印刷用原画像が存在する場合
は、センターサーバ102を一旦経由して出力先のプリ
ントサーバ121に送信する上で、最も伝送コストの少
ないサーバを選択する処理を行う。
【0356】上記処理を行うのは画像収集手段405で
あって、画像収集手段405は前記発注処理が完了した
時点で、オーダ受注手段403によってHDD1009
などから読み込まれ、RAM1002に展開されて使用
される。この時、オーダ受注手段403が前記発注処理
において受注したプリントオーダのオーダIDが画像収
集手段405に渡される。
【0357】図19は、画像収集手段405における上
記の画像収集先決定処理を説明するフローチャート図で
ある。
【0358】ステップS1901では、画像収集手段4
05は、オーダ受注手段403から渡されたオーダID
を元にオーダ管理テーブル406を検索して当該プリン
トオーダのデータを読み取り、その内容をRAM100
2に記憶すると共に、オーダステータステーブル415
に追加する。オーダステータステーブル415に追加す
るデータのうち、イメージIDに値がある各データのス
テータス204は全て「画像収集前」に設定する。ま
た、該追加データの中の、イメージIDに値がない各デ
ータのステータス204には「画像収集中」を設定す
る。これは印刷に必要なすべての画像を確実に収集する
ための以下に説明をおこなう処理の準備にあたる。
【0359】ステップS1902は、ステップS190
1でオーダステータステーブルに格納したデータを順次
読み込んで、印刷用の原画像の格納場所を検索し、どの
イメージサーバ111またはプリントサーバ121から
該原画像を伝送するかを決定する処理であり、処理の詳
細は図20の処理フローチャート図を用いて後述する。
【0360】ステップS1903は、ステップS190
1で処理したデータを再度調べて、既に画像を収集する
必要がなければ、オーダをプリントサーバ121に伝送
するために、オーダ進行管理手段406を起動する処理
であり、処理の詳細は図21の処理フローチャート図を
用いて後述する。
【0361】以上の処理で受注したプリントオーダに対
して、該プリントオーダ内にあるイメージIDの格納先
であるイメージサーバ111またはプリントサーバ12
1へ原画像送信要求を送信することと、オーダステータ
スデータを設定する処理が完了する。
【0362】図20は、前記画像収集先決定処理のステ
ップS1902で行う収集先決定処理を説明する処理フ
ローチャート図である。
【0363】ステップS301では、オーダステータス
テーブル415から、図19のステップS1901で格
納したプリントオーダのデータを1件読み込み、RAM
1002に記憶する。
【0364】ステップS302では、図19のステップ
S1901で格納したプリントオーダのデータを全て読
み込み終わったかどうかを判断し、読み込み終わって該
当するデータがもうなければ、当処理を終了する。
【0365】ステップS303では、ステップS301
で記憶したオーダステータステーブルデータのイメージ
ID203の値を判断して、値が格納されていればステ
ップS304に進む。値が格納されていなければ、次の
プリントオーダのデータを取得するためステップS30
1へ戻る。
【0366】ステップS304では、オーダステータス
テーブル415を検索し、オーダステータステーブル4
15内の同一のオーダーID201でかつイメージID
203の値がステップS301で記憶したイメージID
の値と同じであり、かつステータス204が「画像収集
中」であるデータが、カレントのデータ以外にオーダス
テータステーブル415内に存在するかどうかを調べ
る。
【0367】ステップS305は、ステップS304の
結果を判断し、ステップS305における検索条件に合
致するデータがオーダステータステーブル415内に存
在すればステップS306に進み、存在しなければステ
ップS307に進む。
【0368】ステップS306では、該イメージIDは
既に本オーダーにおいて画像収集中であるので、ステッ
プS301で記憶したオーダステータスデータのステー
タス204に「画像収集中」を設定し、ステップS30
1に戻る。
【0369】ステップS307では、ステップS301
で記憶したオーダステータスデータのイメージIDを元
に原画像位置管理テーブル412を検索し、該イメージ
IDを持つ1つ以上のデータを抽出して配列形式にてR
AM1002に記憶する。
【0370】ステップS308では、ステップS307
の検索結果を判断し、原画像位置管理テーブル412に
該当するデータが1つ以上ある場合はステップS310
へ、1つもない場合はステップS309へ進む。
【0371】ステップS309では、該イメージIDに
対応する原画像は存在しないことになるので、ステップ
S301で記憶したオーダステータスデータのステータ
ス204に「エラー」を設定して該データをオーダステ
ータステーブル415に書き出し、ステップS301に
戻る。
【0372】ステップS310では、ステップS307
で配列上に記憶した1つ以上の原画像位置管理テーブル
データの各データを比較し印刷用画像を要求するサーバ
の決定処理を以降で行うための準備を行う。
【0373】iはステップS307で記憶した原画像位
置管理テーブルデータ配列のインデックス値であり、当
処理ステップで配列の先頭を示す1を設定する。以下の
説明では、i番目のデータを「保管場所(i)」という
ように表す。
【0374】PRIはサーバ管理テーブル413におけ
る最小の画像取得優先順位(i)の値を格納しておく値
で、当処理ステップでは本実施例ですでに定めた画像取
得優先順位1102の最大値より大きい値として「10
00」を設定しておく。iとPRIはRAM1002上
に記憶しておく。
【0375】ステップS311では、原画像位置管理テ
ーブルデータの保管場所(i)の値と、RAM1002
に記憶した当該プリントオーダの出力先プリントサーバ
IDの値を比較し、一致する場合は、原画像を伝送しな
くても出力先プリントサーバ上にあるので、該原画像を
プリントサーバでの印刷に使用することにして、ステッ
プS312を行う。
【0376】ステップS312では、原画像を収集する
必要はないので、記憶しているオーダステータスデータ
のステータス204に「画像収集済」を設定し、当該オ
ーダステータスデータの処理を終えてステップS301
に戻る。
【0377】ステップS313では、サーバ管理テーブ
ル413からサーバID1101が保管場所(i)と等
しいデータを検索し、該データの画像取得優先順位11
02をRAM1002に記憶しておく。
【0378】次に、ステップS314では、ステップS
312で記憶した画像取得優先順位とPRIの値とを比
較し、画像取得優先順位の値の方が小さければ、そのデ
ータが示すサーバを画像取得先候補としてステップS3
16を行う。
【0379】ステップS315では、ステップS314
で検索したデータの示すサーバを画像取得先候補とする
ために、インデックスiの値をRAM1002上の値j
に保管し、PRIに該データの画像取得優先順位の値を
格納する。
【0380】ステップS316では、インデックスiの
値を加算することで、RAM1002上に記憶した原画
像位置管理データの次のデータのための準備を行う。そ
して、ステップS317で次のデータがあればステップ
S311に戻り、全ての原画像位置管理データを処理し
終わった場合はステップS318に進む。
【0381】ステップS318では、RAM1002上
に記憶しているイメージIDと保管場所(j)を元に、
図13の例の〈FTPREQ〉タグで示されるような原
画像送信要求伝送データと、印刷用画像生成ならびにセ
ンターサーバでの受信後の処理に必要な各種情報として
図13の例の〈ORDER〉タグで示されるようなプリ
ントオーダーに関するデータなどと、図13の例の〈T
RANS〉タグで示されるような先頭部の共通データで
構成される伝送データファイルを作成し、センター送信
ボックス418に格納して送信する。
【0382】ステップS319では画像の収集依頼を行
ったのでステータスを画像収集中に変更する。その後、
ステップS301へ戻る。
【0383】〈オーダステータステーブル更新処理〉図
21は、前記画像収集先決定処理のステップS1903
で行うオーダステータステーブル更新処理を説明する処
理フローチャート図である。
【0384】ステップS2101とステップS2102
は、RAM1002に記憶しているオーダステータスデ
ータの各サブオーダ単位に行う処理である。以下の説明
では、処理中のサブオーダのサブオーダIDを「サブオ
ーダID(k)」を表す。
【0385】ステップS2101では、オーダステータ
スデータ中で、サブオーダIDがサブオーダID(k)
と同じデータのステータスを判断し、全て「画像収集
済」であればステップS2102へ進み、「画像収集
済」でないデータがあれば、ステップS2103へ進
む。
【0386】ステップS2102では、オーダステータ
スデータ中、サブオーダIDがサブオーダID(k)
で、イメージIDに値が設置されていないデータのステ
ータス204に「画像収集済」を設定する。
【0387】ステップS2103では、次のサブオーダ
を処理するためにインデックスkを加算する。全てのサ
ブオーダIDを処理し終わっていたらステップS210
4に進み、次のサブオーダID(k+1)があればステ
ップS2101に戻る。
【0388】ステップS2104では、オーダステータ
スデータ中、サブオーダID202に値があり、かつイ
メージID203に値がないデータを全て調べ、全ての
データのステータス204が「画像収集済」であるかど
うかを判断する。全て「画像収集済」であれば、ステッ
プS2105へ進み、「画像収集済」でないデータがあ
ればステップS2106へ進む。
【0389】ステップS2105では、オーダステータ
スデータ中、サブオーダID202及びイメージID2
03に値がないデータのステータス204に「画像収集
済」を設定する。
【0390】ステップS2106では、RAM1002
中に記憶していたオーダステータスデータをオーダステ
ータステーブル415へ書き出す。
【0391】ステップS2107では、オーダステータ
スデータ中、サブオーダID202及びイメージID2
03に値がないデータを調べ、該データのステータス2
04に「画像収集済」が設定されている時にはステップ
S2108へ進み、ステータス204に「画像収集済」
以外の値が設定されているデータがある時は当処理を終
了する。
【0392】〈印刷用画像送信処理〉前記画像収集先決
定処理において、印刷用画像収集先に選択されて画像送
信要求伝送データが送信されたイメージサーバ111ま
たはプリントサーバ121では、該原画像送信要求伝送
データ内に指定されたイメージIDで識別される印刷用
画像をセンターサーバ102に送信する。該処理はイメ
ージサーバ111上の印刷用画像送信手段602または
プリントサーバ121上の印刷用画像送信手段705に
よって行う。印刷用画像送信手段602と印刷用画像送
信手段705の機能は同値であるので、以下ではイメー
ジサーバ111に上の印刷用画像送信手段602の処理
について説明する。
【0393】図22は、印刷用画像送信手段602にお
ける処理を説明する処理フローチャート図である。印刷
用画像送信手段602は、ローカル送受信制御手段60
3が画像送信要求伝送データファイルを受信した時に、
ローカル送受信制御手段603によってHDD1009
などから読み込まれRAM1002に展開されて使用可
能となる。この時、印刷用画像送信手段602は、ロー
カル送受信制御手段603が受信した画像送信要求伝送
データファイルのファイル名をローカル送受信制御手段
603からRAM1002を介して渡される。
【0394】ステップS2201では、印刷用画像送信
手段602起動時にRAM1002を介して渡された画
像送信要求伝送データファイルのファイル名を元にし
て、該画像送信要求伝送データファイルを読み出し、該
ファイルから画像送信要求伝送データ内のイメージI
D、オーダー情報などを抽出してRAM1002上に記
憶する。
【0395】ステップS2202では、原画像位置管理
テーブル612を検索して、ステップS2201で記憶
したイメージIDとイメージID1201の値が合致す
るデータを読み出し、該データをRAM1002上に記
憶する。
【0396】ステップS2203では、透かし情報管理
テーブル615より送信要求されている画像のイメージ
ID、使用目的「印刷用画像」ならびに付与タイミング
「送信時」のデータを持つ透かし管理情報の検索を行
う。該検索結果をRAM2002上に記憶する。
【0397】ステップS2204では、RAM2002
上に記憶した印刷用画像の送信時の透かし管理情報の有
無を参照し、透かし管理情報が存在している場合は電子
透かしの付与をおこなうと判定し、ステップS2205
へと進み印刷用画像に対する送信時の電子透かしの付与
を行う。つまり、画像の登録時に電子透かしが付与され
ている場合は、「登録時」と「送信時」の2回電子透か
しが付与されることになる。印刷用画像に対する送信時
の電子透かしの付与を著作権者が不要であると判断した
場合は、登録作業時に該透かし管理情報の登録は行われ
ていないのでステップS2206へと進む。
【0398】ステップS2205では、印刷用原画像に
対して送信時の電子透かしの付与処理を行う。まずステ
ップS2203で検索を行った透かし管理情報を読み出
しRAM2002上に記憶する。次に透かし手段604
の起動を行い、ステップS2202で記憶した原画像位
置管理テーブルデータの保管場所1203に示される印
刷用原画像ファイルのパス名で示されるファイルの存在
位置、RAM2002上に記憶した透かし管理情報なら
びに付与後の画像の出力先を透かし手段604に受け渡
すことで電子透かしの付与を依頼する。なお透かし管理
情報中の付与データがたとえばオーダーIDなどの外部
参照データの場合は外部参照データをあわせて透かし手
段604に受け渡すことで電子透かしの付与を依頼す
る。
【0399】透かし手段604では受領した該透かし管
理情報に従った電子透かしの付与を該受領した画像に対
して行い、電子透かし付与後の画像は印刷用画像送信手
段602より指示されたRAM2002上に出力する。
透かし手段604は電子透かし付与処理終了後、印刷用
画像送信手段602へ終了通知を行い、その後終了す
る。
【0400】透かし手段604において付与した透かし
の種別が除去可能可視型透かしの場合では、該付与した
透かしの除去情報を同時に出力する。尚、付与した透か
しが「登録時」と「送信時」で2回あり、2回とも除去
可能可視型透かしである場合は、それぞれの除去情報を
出力する。本実施例では前述のとおり画像データのコメ
ント領域へ埋め込む。
【0401】印刷画像登録手段は終了通知を受けたなら
ばRAM2002上に記憶していた透かし管理情報を消
去する。
【0402】ステップS2206では、ステップS22
05において電子透かしを付与しなかった場合はステッ
プS2202で記憶した原画像位置管理テーブルデータ
の保管場所1203に示されるパス名で示される印刷用
原画像ファイルをローカル送信ボックス613にコピー
する。また、ステップS2205において電子透かしを
付与した場合は透かし手段604が出力した電子透かし
付与後の画像を印刷用画像としてローカル送信ボックス
613に保存する。印刷用画像ファイルがローカル送信
ボックス613にコピーあるいは保存完了後、該印刷用
画像ファイル名と、ステップS2201で記憶したイメ
ージID並びにオーダー情報を元に、図23の例に示す
ような印刷用画像送信データファイルを作成し、ローカ
ル送信ボックス613に格納する。
【0403】図23は上記原画像送信処理によって印刷
用画像送信手段602によって作成される印刷用画像送
信データファイルの内容の例である。図23中の〈FT
P〉タグによって印刷用画像送信データを識別し〈OR
DER〉タグにより印刷用画像の使用先を特定する。
【0404】〈印刷用画像受け取り処理〉前記印刷用画
像送信処理において、イメージサーバ111の印刷用画
像送信手段602またはプリントサーバ121の印刷用
画像送信手段705によって作成された印刷用画像送信
データは、ローカル送受信制御手段603またはローカ
ル送受信制御手段703を介してセンターサーバ102
に送信され、センターサーバ102のセンター送受信制
御手段407によって受信される。
【0405】センター送受信制御手段407は上記印刷
用画像送信データを受信すると、該データをセンター受
信ボックス419内に印刷用画像送信データファイルと
して格納し、次に画像収集手段405をHDD1009
などから読み出してRAM1002に展開して使用可能
とし、センター受信ボックス419内の印刷用画像送信
データファイルのファイル名を画像収集手段405に渡
す。画像収集手段405は該原画像送信データファイル
を解析して受信した画像ファイルの保管とオーダステー
タステーブルの更新を行う。
【0406】図24は、画像収集手段405が行う上記
処理の内容を説明する処理フローチャート図であり、以
下に図24を用いて上記処理を説明する。
【0407】ステップS2401では、画像収集手段4
05は起動時にセンター送受信制御手段407から渡さ
れた印刷用画像送信データファイルを元に該ファイルの
内容をRAM1002に読み出して、その内容を解析
し、該ファイル内にあるイメージIDと、オーダー情報
よりオーダーIDと、送信された印刷用画像ファイルの
ファイル名をRAM1002上に記憶しておく。
【0408】ステップS2402では、ステップS24
01で記憶した画像ファイルのファイル名を元に、該フ
ァイルを一時保管画像格納装置414にコピーし、コピ
ー後のファイルのパス名をRAM1002上に記憶す
る。なお本実施例においては、センターサーバ102か
らプリントサーバ121に対する印刷用画像の送信に失
敗した場合のデータの再送要求に応じるために一時保管
画像格納装置414に印刷用画像を一時保管するが、前
記再送要求時には該印刷用画像を再度、印刷用原画像が
格納されるサーバより取得することにより一時保管画像
格納装置414に印刷用画像を格納することなくしても
良い。
【0409】ステップS2403では、ステップS24
01で記憶したイメージIDとオーダーIDとステップ
S2402で記憶したファイルのパス名を元に原画像位
置管理テーブルデータを作成し、原画像位置管理テーブ
ル412に追加する。
【0410】ステップS2404では、オーダステータ
ステーブル415を検索し、オーダーID201ならび
にイメージID203がステップS2401で記憶した
オーダーIDならびにイメージIDと合致するデータを
全て抽出する。抽出したオーダステータスデータは全て
RAM1002上に記憶しておく。次に、該抽出データ
に対し、ステータス204に「画像収集済」を設定し、
オーダステータステーブル415に書き出す。
【0411】ステップS2405からステップS240
8までは、ステップS2404でRAM1002上に保
管したオーダステータスデータ内の各データに対して行
う処理である。以下の説明では処理対象のデータをイン
デックスm番目のデータという意味あいをオーダステー
タスデータ(m)と表す。
【0412】ステップS2405では、オーダステータ
スデータを順次処理するためにインデックスmを1に初
期化する。
【0413】ステップS2406では、オーダステータ
スデータ(m)内の全データのステータス204が「画
像収集済」になったかどうかを調べて、全て「画像収集
済」になっていればプリントサーバ121にオーダを伝
送するためにオーダ進行管理手段406を起動する。ス
テップS2406の処理の詳細は、図21で説明した画
像収集手段405にて処理を行う原画像収集先決定処理
の中のオーダステータステーブル更新処理と同値であ
る。
【0414】ステップS2407では、次のオーダステ
ータスデータを処理する準備のために、インデックスm
を加算する。
【0415】ステップS2408では、オーダステータ
スデータ(m)がRAM1002上に存在するかどうか
を調べて、存在すればステップS2406に戻り、存在
しなければ当処理を終了する。
【0416】〈プリントオーダ送信処理〉センターサー
バ102の画像収集手段405が行う画像収集処理また
は画像受け取り処理において、該各処理で処理中のプリ
ントオーダの印刷に必要な印刷用画像の準備が完了する
と、画像収集手段405は、オーダ進行管理手段406
を起動し、前記プリントオーダのオーダIDをRAM1
003を経由してオーダ進行管理手段406に渡す。
【0417】オーダ進行管理手段406は、起動時にオ
ーダIDを渡された場合は、該オーダIDに基づいてオ
ーダ伝送データを作成し、センター送信ボックス418
に格納することによりプリントサーバ121に該オーダ
伝送データを送信する。
【0418】図25は、オーダ進行管理手段406が行
う上記プリントオーダ送信処理を説明するフローチャー
ト図である。
【0419】ステップS2501では、起動時に受け取
ったオーダIDを元にオーダ管理テーブル416を検索
し、該オーダIDで識別されるプリントオーダデータ8
01と下位のデータ802、803、804を読み込ん
でRAM1002に記憶する。
【0420】ステップS2502では、起動時に受け取
ったオーダIDを元にオーダステータステーブル415
を検索し、オーダID201が該オーダIDと一致する
オーダステータスデータを全て読み込み、RAM100
2上に記憶する。
【0421】ステップS2503からステップS250
5までは、ステップS2502で記憶した各オーダステ
ータスデータの内、イメージID203に値が入ってい
る各オーダステータスデータに対して処理を繰り返す。
以下のステップS2503からステップS2505の説
明では、処理中のオーダステータスデータのデータ値を
「イメージID(q)」のように表す。
【0422】ステップS2503では、イメージID
(q)を元に、原画像位置管理テーブル412を検索し
て、イメージID1201がイメージID(q)と一致
する原画像位置管理データを1件読み込んでRAM10
02上に記憶する。
【0423】ステップS2504は、ステップS250
3でRAM1003に記憶した原画像位置管理データの
保管場所1203を調べて、該保管場所が一時保管場所
格納装置414内のパス名でありかつ付加情報412に
記載のオーダーIDが該処理中のオーダーIDと一致す
るか、あるいは該保管場所がステップS2501で記憶
したプリントオーダデータ内の印刷先プリントサーバの
サーバIDと一致するかどうかを判断する。上記条件が
満足されていれば、ステップS2505に進む。また、
上記条件が満足されていなければ、ステップS2503
に戻って、原画像位置管理テーブル412からイメージ
ID1201がイメージID(q)と一致する次の原画
像位置管理データを1件読み込む。
【0424】ステップS2505では、ステップS25
03で記憶した原画像位置管理データの保管場所120
3に格納されている印刷用画像ファイルのパス名を元
に、該印刷用画像ファイルをセンター送信ボックス41
8にコピーし、コピー後のファイル名をイメージID
(q)と共にRAM1002に記憶しておく。
【0425】ステップS2506では、ステップS25
01で記憶したプリントオーダデータと、ステップS2
505で記憶した複数のイメージID及びファイル名を
元に、図13のオーダ伝送データ1312を作成し、さ
らに送受信伝送ヘッダー1311を付加してオーダ伝送
データファイルを作成し、センター送信ボックス418
に格納する。この時、オーダ伝送データ1312内の各
タグ及びパラメータはステップS2501で記憶したプ
リントオーダデータを元に編集する。
【0426】また、該プリントオーダデータ内にイメー
ジID805があって、かつ該イメージIDがステップ
S2505で記憶した複数のイメージID及びファイル
名の中に存在する場合は、ステップS2505でセンタ
ー送信ボックス418にコピーした印刷用画像ファイル
との関係を指定するために、該イメージIDに対応す
る、ステップS2505でセンター送信ボックス418
にコピーした印刷用画像ファイルのファイル名を、図1
3の1322のように〈CAMLLINK〉タグとして
編集しておく。
【0427】また、該プリントオーダデータ内に編集デ
ータ804としてスクリプト1402がある場合は、該
編集データを内部コード1321の形式に変換して編集
する。
【0428】なお、実際のオーダ伝送データファイルに
は、受信するプリントサーバ121側で該プリントオー
ダを発注した利用者を識別可能にするために、プリント
オーダ801の付加情報であるユーザーIDを元に、セ
ンターサーバ102のHDD1009内に保持している
ユーザー情報を検索して、該利用者の氏名や住所などの
情報も付加する。
【0429】〈プリントオーダ受信処理〉前記プリント
オーダ送信処理において、センターサーバ102のオー
ダ進行管理手段406によって作成されたオーダ伝送デ
ータは、センター送受信制御手段407を介してプリン
トサーバ121に送信され、プリントサーバ121のロ
ーカル送受信制御手段703によって受信される。
【0430】プリントサーバ121のローカル送受信制
御手段703は上記オーダ伝送データを受信すると、該
オーダ伝送データをローカル受信ボックス714内にオ
ーダ伝送データファイルとして格納し、さらに同時に受
信した印刷用原画像ファイル群もローカル受信ボックス
714内に格納する。次にオーダ出力管理手段701を
HDD2009などから読み出してRAM2002に展
開して使用可能とし、ローカル受信ボックス714内の
オーダ伝送データファイルのファイル名をオーダ出力管
理手段701に渡す。オーダ出力管理手段701は該オ
ーダ伝送データファイルを解析して受信したプリントオ
ーダデータをオーダ管理テーブル711に保管する。
【0431】図26はオーダ出力管理手段701におけ
る上記プリントオーダ受信処理を説明するフローチャー
ト図である。
【0432】ステップS2601では、ローカル送受信
制御手段703から渡されたオーダ伝送データファイル
のファイル名を元に該オーダ伝送データファイルをロー
カル受信ボックス714から読み込み、該オーダ伝送デ
ータファイルの内容を解析して図8に示すプリントオー
ダデータのデータ構造と同一形式にてRAM2002に
記憶する。さらに、該オーダ伝送データファイル内に記
述してある印刷用画像のタグ1322を抽出して、該タ
グ中の印刷用画像ファイル名を、上記プリントオーダデ
ータの対応するイメージID805の付加情報としてR
AM2002に記憶しておく。また、該オーダ伝送デー
タファイル内に記述してあるスクリプト1402は内部
コード形式を解読してセンターサーバ102がプリント
オーダ送信処理において内部コード形式化する前の状態
に戻して、RAM2002内に記憶する。
【0433】ステップS2602からステップS260
6は、ステップS2601で記憶したプリントオーダデ
ータ中の各イメージIDに対して処理を繰り返す。以
下、処理中のイメージIDを「イメージID(p)」、
該イメージID(p)に対応する印刷用画像ファイル名
を「印刷用画像ファイル名(p)」と表す。
【0434】ステップS2602では、印刷用画像ファ
イル名(p)に値が入っているかどうか、すなわち印刷
用画像ファイルがセンターサーバ102から伝送された
かどうかを判断し、値が入っていればステップS260
3へ、入っていなければステップS2604へ進む。
【0435】ステップS2603では、ローカル受信ボ
ックス714から印刷用画像ファイル名(p)で識別さ
れる印刷用画像ファイルを抽出し、印刷スプール712
内にコピーする。コピー後のファイル名はRAM200
2に記憶しておく。
【0436】ステップS2604では、原画像位置管理
テーブル715を検索してイメージID1201がイメ
ージID(p)と一致するデータを読み込み、RAM2
002に記憶する。
【0437】ステップS2605では、ステップS26
04で記憶した原画像位置管理データの保管場所120
3に格納されている印刷用原画像ファイルのファイル名
で識別される印刷用原画像ファイルを、印刷用原画像格
納装置716から抽出し、印刷用原画像として印刷スプ
ール712内にコピーする。印刷スプールにコピーした
画像ファイルには追加情報としてオーダーIDを格納し
ておく。画像コピー後のファイル名はRAM2002に
記憶しておく。
【0438】ステップS2606では、ステップS26
01で記憶したスクリプトから、イメージID(p)の
ファイル名を記述したデータ(図14中「imaget
ab()」で表されるデータ)を抽出し、該データのフ
ァイル名の部分を、ステップS2603またはステップ
S2604で記憶した印刷スプール712内の印刷用原
画像ファイルのファイル名に置き換える。
【0439】ステップS2607では、ステップS26
01で記憶したプリントオーダデータをオーダ管理テー
ブル711に格納する。該プリントオーダデータには、
編集データ804としてステップS2606で編集した
スクリプトデータも含む。
【0440】〈印刷処理〉図27は、プリントサーバ1
21でのオーダ出力管理手段701におけるプリントオ
ーダ印刷処理のフローチャート図である。印刷処理にお
いては、オーダ出力管理手段701はオペレータがKB
2008で操作することによってHDD2009などか
ら読み出されRAM2004に展開されて、オペレータ
からの使用が可能となる。
【0441】ステップS2701では、オーダ出力管理
手段701はオーダ管理テーブル711を読み込んで、
オーダ管理テーブル711に格納されている全てのプリ
ントオーダ801のオーダIDをCRT2006上に表
示する。
【0442】ステップS2702では、オペレータがK
B2008を操作して、印刷を行うプリントオーダのオ
ーダIDを選択する。選択されたオーダIDはRAM2
002上に記憶しておく。
【0443】ステップS2703では、該オーダーに対
する印刷処理を行う。本処理終了後、印刷の成功または
失敗を表す結果データをオーダ出力管理手段701に返
す。本処理において印刷の画像の生成をおこない除去可
能電子透かしの除去も行うので本フローチャートの説明
の後に詳細なる説明を行う。
【0444】ステップS2704では、ステップS27
02で記憶したオーダIDと、ステップS2703で印
刷制御手段から受け取った終了通知により図13の印刷
結果通知データ1318を編集し、送受信ヘッダー13
11を付加して印刷結果通知データファイルを作成し、
ローカル送信ボックス713に格納する。さらに、該オ
ーダIDに対応するプリントオーダデータをオーダ管理
テーブル711から削除する。また印刷スプール712
中の印刷に必要であるスクリプトならびに該オーダーI
Dが追加情報として格納される画像ファイルをすべて消
去する。
【0445】ステップS2702からステップS270
4は、オペレータが所望する数だけ繰り返す。
【0446】次に、印刷処理ステップS2703の詳細
なる処理を印刷処理の詳細フローチャートである図29
を用いて行う。
【0447】ステップS2901では、ステップS27
02で記憶したオーダIDを元にオーダ管理テーブル7
11を読み込んで、該オーダIDに該当するプリントオ
ーダの編集データ804であるスクリプトを読み込み、
印刷スプール712にファイルとして格納する。
【0448】ステップS2902では、印刷制御手段7
02をHDD2009などから読み込みRAM2002
に展開して使用可能とし、該スクリプトファイル名を渡
す。
【0449】ステップS2903では、印刷制御手段7
02が、該スクリプトファイルを印刷スプール712か
ら読み込んで解析し、印刷に必要であるスクリプト内に
記述してある印刷用画像ファイル名の全てを抽出しRA
M2002上に記憶する。
【0450】以下ステップS2904よりステップS2
906までは本ステップにおいて抽出しRAM2002
上に記憶したファイル名の全てに対して繰り返し処理を
行うものである。
【0451】ステップS2904では、前ステップより
抽出したファイル名の一つを取り出し、該ファイル名で
示される印刷用画像ファイルを印刷スプール712から
抽出しRAM2002上に記憶する。
【0452】ステップS2905では前ステップにて記
憶された印刷用画像に印刷に除去を要する除去可能可視
型透かしが付与されているかを判断し、除去の必要があ
る場合はステップS2906へ進む。除去の必要が無い
場合はステップS2907へ進む。本実施例において除
去可能可視透かしはすでに説明した印刷用画像送信処理
において印刷用画像の配信要求時に付与されておりかつ
該透かしの除去データは画像ファイルに格納されている
ことから、画像ファイル中に除去可能可視型透かし除去
データが格納されているか否かの判定により該透かしの
除去の必要性を判定するものとする。
【0453】ステップS2906では、印刷用画像に対
して送信時に付与された除去可能可視型透かしの除去処
理を行う。まず除去対象となる画像ファイル中に格納さ
れた除去情報をRAM2002上に記憶された画像ファ
イル中より取り出し新たにRAM2002上に記憶す
る。次に透かし手段706の起動を行い、RAM200
2上に記憶した画像ファイル、除去情報ならびに除去後
の画像の出力先として使用するRAM2002の位置を
透かし手段706に受け渡すことで電子透かしの除去を
依頼する。
【0454】透かし手段706では受領した該除去情報
を用いて同様に受領した該透かし除去対象の画像に対し
て除去可能可視型透かしの除去処理を行い、該除去処理
後の画像は出力先として指定されたRAM2002上に
出力する。透かし手段706は、除去処理の終了後、印
刷制御手段702へ終了通知を行い、その後終了する。
印刷制御手段702は終了通知を受けたならばRAM2
002上に記憶していた透かし除去情報ならびにステッ
プS2904にて記憶した除去可能可視型透かしが付与
されている画像ファイルを消去する。
【0455】ステップS2907では、ステップS29
03において抽出した印刷に必要な画像ファイル全てに
対してステップS2904よりステップS2906まで
処理が終了したかを判断し、該画像ファイル全ての処理
が終了していると判断した場合はステップS2908へ
進む。すべての画像ファイルに対するステップS290
4よりステップS2906までの処理が終了していない
場合は、次なる画像ファイルに対する処理を行うべくス
テップS2904へと処理を戻す。
【0456】ステップS2908では、スクリプトファ
イルならびにステップS2907までに準備した印刷用
画像を元に印刷データを作成する。印刷用画像は除去可
能可視型透かしを除去した場合は、ステップS2906
において透かし手段706の出力結果である該透かし除
去後のRAM2002上の画像を使用し、透かしの除去
処理を行わなかった画像はステップS2904にてRA
M2002に読み込んだ画像を使用する。
【0457】ステップS2909ではステップS290
8において作成した印刷データをPRTC2011に渡
すことによってPRT2012に印刷出力する。
【0458】ステップS2910ではステップS290
9における印刷結果を印刷制御手段702は、印刷が終
了すると、印刷用データならびに透かしを除去した画像
は直ちに消去したのち、終了通知をオーダ出力管理手段
701に返す。
【0459】以上、図27ならびに図29に示すフロー
チャートを処理することでプリントオーダーの印刷がな
される。
【0460】この時に図29に示すフローチャートの実
行中は操作者がプリンタ等のエラー回復処理を行うほか
は処理を中断することはできない。また、エラー回復処
理中であっても、操作者がプリントサーバー121中に
記憶される印刷データ並びに印刷用画像にアクセスする
ことができないように構成される。
【0461】更にはステップS2702による印刷指示
よりステップS2704の印刷完了までを同様に操作者
の意志により処理を中断されることの無いように構成す
ることで更なる画像の保護をおこなうよう構成すること
も可能である。
【0462】なお、プリントサーバ121においては、
印刷用画像登録手段704の前記画像登録手段によって
印刷用原画像が印刷用原画像格納装置716に格納さ
れ、該画像の情報が原画像位置管理テーブル715に格
納された後であれば、印刷用画像登録手段704または
オーダ出力管理手段701を用いてプリントオーダデー
タを作成し、オーダ管理テーブル711に該プリントオ
ーダデータを格納することができる。さらに、該方法で
オーダ管理テーブル711に格納したプリントオーダデ
ータを元に、オーダ出力管理手段701及び印刷制御手
段702によって行う、前記印刷処理によって該プリン
トオーダの印刷を行うことも実施可能である。
【0463】この場合は、センターサーバ102とのデ
ータ送受信及びクライアントコンピュータ101からの
前記発注処理を行うことは前提とならない。
【0464】以上により、印刷処理が完了するがステッ
プS2909による印刷処理の実行前に該印刷画像の確
認のためにCRT2006にプレビュー画像の表示を行
う場合はステップS2903にて抽出したファイル名で
示されるファイル、つまり電子透かしが付与された状態
の画像ファイルを使用してプレビュー用画像の生成を行
うことでCRT2006の表示イメージのハードコピー
を使用した画像の不正利用を防止する。
【0465】〈センターサーバでの印刷完了処理〉印刷
が成功したならば、センターサーバ102のセンター送
受信制御手段407は、前記ステップS2704にて作
成されたプリントサーバ121からの印刷完了通知デー
タファイルを受信する。受信した該印刷完了通知データ
ファイルはセンター受信ボックス419に格納した後、
オーダ進行管理手段406をHDD1009などから読
み出してRAM1002に展開して使用可能とし、上記
印刷完了通知データファイルのセンター受信ボックス4
19内の印刷完了通知データファイル名をRAM100
2に記憶させ、該RAM2002を介してオーダ進行管
理手段406に渡すことでセンターサーバにおける印刷
完了処理を行う。
【0466】図28は、センターサーバ102のオーダ
進行管理手段406における、印刷完了処理を説明する
処理フローチャート図である。
【0467】ステップS2801では、起動時にセンタ
ー送受信制御手段407から渡された印刷完了通知デー
タファイルのファイル名を元に、該ファイルを読み出し
てファイル内に記録してあるオーダIDを抽出し、RA
M1002に記憶しておく。
【0468】次に、該オーダIDを元にオーダステータ
ステーブル415を検索し、オーダステータステーブル
415内のオーダID201が上記処理でRAM100
2に記憶したオーダIDと一致する全てのオーダステー
タスデータのステータス204を「印刷完了」に設定
し、オーダステータステーブルを書き出す。また、該オ
ーダステータスデータのイメージID203をRAM1
002に記憶しておく。
【0469】ステップS2802からステップS280
5までは、ステップS2801で記憶した各イメージI
Dに対して処理を繰り返す。以下、RAM1002上に
記憶したイメージIDのうち、処理中のイメージIDを
「イメージID(s)」と表す。
【0470】ステップS2802では、イメージID
(s)ならびにオーダーIDを元に原画像位置管理テー
ブル412を検索し、原画像位置管理テーブル412内
のイメージID1201がイメージID(s)と付加情
報1204に記憶されるオーダーIDが一致する原画像
位置管理データを読み出し、RAM1002上に記憶す
る。
【0471】ステップS2803では、保管場所(j)
を調べて、保管場所(j)が一時保管画像格納装置41
4の画像ファイルを表すパス名であるかどうかを判断す
る。保管場所(j)が一時保管画像格納装置414の画
像ファイルを表すパス名であればステップS2804へ
進み、そうでなければステップS2805へ進む。ステ
ップS2805へ進む画像とは、プリントサーバ121
に印刷用原画像が格納されていたため印刷用画像を送信
しなかった画像である。
【0472】ステップS2804では、保管場所(j)
のパス名が示す画像ファイルを、一時保管画像格納装置
414から削除する。
【0473】ステップS2805では、原画像位置管理
テーブル412中の該原画像位置管理データを削除す
る。
【0474】ステップS2806では、ステップS28
01にて記憶したすべてのイメージIDについて処理を
終了したかを判断し、すべて終了した場合は印刷完了処
理を終了し、すべて完了していなければ次の画像につい
て処理すべくステップS2802へ戻る。
【0475】
【発明の効果】本願発明によれば、著作権者の意志を正
確に反映させてデータの著作権保護を行なうことができ
る。
【0476】また、データの使用目的に応じた著作権保
護を行なうことができる。
【0477】また、印刷処理や表示処理等を行なう場合
でも、出力装置での著作権保護も行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のシステム構成図である。
【図2】本発明の実施例のセンターサーバ、イメージサ
ーバ、及びクライアントコンピュータのシステム構成を
示すブロック図である。
【図3】本発明の実施例のプリントサーバのシステム構
成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施例のセンターサーバのモジュール
構成図である。
【図5】本発明の実施例のクライアントのモジュール構
成図である。
【図6】本発明の実施例のイメージサーバのモジュール
構成図である。
【図7】本発明の実施例のプリントサーバのモジュール
構成図である。
【図8】本発明の実施例で使用するプリントオーダデー
タのデータ構造図である。
【図9】本発明の実施例のイメージIDの例の説明図で
ある。
【図10】本発明の実施例のオーダステータステーブル
である。
【図11】本発明の実施例のサーバ管理テーブルであ
る。
【図12】原画像位置管理テーブルである。
【図13】本発明の実施例で使用する伝送データフォー
マットの例の説明図である。
【図14】本発明の実施例で使用するページ記述言語で
記述されたスクリプトの例の説明図である。
【図15】本発明の実施例のプリントサーバにおける原
画像登録の処理フローチャート図である。
【図16】本発明の実施例の画像登録情報伝送データの
例の説明図である。
【図17】本発明の実施例のセンターサーバにおける原
画像登録の処理フローチャート図である。
【図18】本発明の実施例のプリントオーダの発注及び
受注処理の処理フローチャート図である。
【図19】本発明の実施例のセンターサーバにおける画
像収集先決定処理の処理フローチャート図である。
【図20】本発明の実施例の画像収集先決定処理におけ
る印刷用原画像の収集先を決定する処理の処理フローチ
ャート図である。
【図21】本発明の実施例の画像収集先決定処理におけ
るオーダステータステーブル更新処理の処理フローチャ
ート図である。
【図22】本発明の実施例のイメージサーバまたはプリ
ントサーバにおける原画像送信処理の処理フローチャー
ト図である。
【図23】本発明の実施例の原画像送信データファイル
の内容の例の説明図である。
【図24】本発明の実施例のセンターサーバにおける画
像受け取り処理の処理フローチャート図である。
【図25】本発明の実施例のセンターサーバにおけるプ
リントオーダ送信処理の処理フローチャー図である。
【図26】本発明の実施例のプリントサーバにおけるプ
リントオーダ受信処理の処理フローチャート図である。
【図27】本発明の実施例のプリントサーバにおける印
刷処理の処理フローチャート図である。
【図28】本発明の実施例のセンターサーバにおける印
刷完了処理の処理フローチャート図である。
【図29】本発明の実施例のプリントサーバーにおける
印刷処理の詳細処理フローチャート図である。
【図30】本発明の実施例の送信ボックス内のデータ構
造を説明するブロック図である。
【図31】本発明の実施例の受信ボックス内のデータ構
造を説明するブロック図である。
【図32】本発明の実施例の送信ボックス内の送信制御
情報テーブル及び受信ボックス内の受信制御情報テーブ
ルの説明図である。
【図33】本発明の実施例の受信ボックス内の処理手段
情報テーブルの説明図である。
【図34】本発明の実施例の送信ボックスへの送信ファ
イル登録処理の処理フローチャート図である。
【図35】本発明の実施例のプリントサーバでのデータ
送受信処理の処理フローチャート図である。
【図36】本発明の実施例のセンターサーバでのデータ
送受信処理の処理フローチャート図である。
【図37】本発明の実施例の透かし情報管理テーブルの
説明図である。
【符号の説明】
101 クライアントコンピュータ 102 センターサーバ 111、112,11N イメージサーバ 121、122、12N プリントサーバ 103 ネットワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B089 GA11 GA13 GA21 GB02 HA01 JA01 JA32 JB22 KA17 KB10 KB13 KC14 KC22 KC28 KC37 KC57 LB04 LB14 5C076 AA02 AA14 AA40 BA05 BA06

Claims (64)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されるデータに電子透かしの付与を
    行なう電子透かし手段と、 前記電子透かし手段によりデータへ電子透かしの付与を
    行なうタイミングを指示する指示手段と、 前記前記指示手段による前記タイミングを前記記憶手段
    に記憶されるデータ毎に任意に設定する設定手段を有す
    ることを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記情報処理装置は、前記記憶手段に記憶されたデータ
    を通信する通信手段を有し、 前記設定手段は、少なくとも前記データが前記通信手段
    により通信されるタイミング及び前記記憶手段に前記デ
    ータが記憶されるタイミングを任意に設定可能であるこ
    とを特徴とする情報処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記情報処理装置は、前記記憶手段に記憶されたデータ
    を出力させるための出力手段を有し、 前記設定手段は、前記出力手段において前記データが出
    力されるタイミング及び前記記憶手段に前記データが記
    憶されるタイミングを任意に設定可能であることを特徴
    とする情報処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記出力手段は、出力するデータに付与された電子透か
    しを除去させてから前記データを出力させることを特徴
    とする情報処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記出力手段により出力されるデータに基づいた表示を
    行なわせる表示手段を有し、 前記表示手段は、前記データに電子透かしが付与された
    状態で前記データに基づいた表示を行なわせ、 前記出力手段は、前記データに付与された電子透かしを
    除去させてから前記データを出力させることを特徴とす
    る情報処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項3において、 前記出力手段は、前記情報処理装置と通信可能な出力装
    置を用いて前記データを出力させることを特徴とする情
    報処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 前記出力手段は、出力するデータに付与された電子透か
    しを前記出力装置により除去させてから前記データを出
    力させることを特徴とする情報処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項6において、 前記出力装置は、前記データの出力が終了すると、前記
    情報処理装置から通信されたデータを消去することを特
    徴とする情報処理装置。
  9. 【請求項9】 請求項6において、 前記出力装置は、前記データの出力処理中は、前記出力
    処理を停止させるための指示を受けても前記出力処理を
    停止しないことを特徴とする情報処理装置。
  10. 【請求項10】 請求項1において、 前記電子透かし手段は、複数の方式による電子透かしを
    行なうことが可能であり、 前記設定手段は、前記データへの電子透かしの方式を設
    定することが可能であることを特徴とする情報処理装
    置。
  11. 【請求項11】 請求項10において、 前記電子透かしの複数の方式は、少なくとも可視可能な
    情報として電子透かしを行なう第1の方式と、可視不可
    能な情報として電子透かしを行なう第2の方式を含むこ
    とを特徴とする情報処理装置。
  12. 【請求項12】 請求項10において、 前記電子透かしの複数の方式は、少なくとも除去可能な
    情報として電子透かしを行なう第3の方式と、除去不可
    能な情報として電子透かしを行なう第4の方式を含むこ
    とを特徴とする情報処理装置。
  13. 【請求項13】 請求項1において、 前記設定手段は、前記電子透かし手段により前記データ
    に付与する透かし情報を設定可能であり、 前記電子透かし手段は、前記設定手段により設定された
    透かし情報を前記データに付与することを特徴とする情
    報処理装置。
  14. 【請求項14】 請求項13において、 前記設定手段により設定された前記透かし情報を管理す
    る管理手段を有し、 前記電子透かし手段は、複数の方式による電子透かしを
    行なうことが可能であり、 前記管理手段は、前記透かし情報が異なる方式であって
    も共通の形式により前記透かし情報を管理することを特
    徴とする情報処理装置。
  15. 【請求項15】 データに電子透かしを付与することが
    可能な情報処理装置と、データを出力することが可能な
    出力装置を有する通信ネットワークにおいて、 前記情報処理装置は、 データを記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されるデータに電子透かしの付与を
    行なう電子透かし手段と、 前記電子透かし手段によりデータへ電子透かしの付与を
    行なうタイミングを指示する指示手段と、 前記前記指示手段による前記タイミングを前記記憶手段
    に記憶されるデータ毎に任意に設定する設定手段を有す
    ることを特徴とする通信ネットワーク。
  16. 【請求項16】 請求項15において、 前記情報処理装置は、前記記憶手段に記憶されたデータ
    を前記出力装置と通信する通信手段を有し、 前記設定手段は、少なくとも前記データが前記通信手段
    により通信されるタイミング及び前記記憶手段に前記デ
    ータが記憶されるタイミングを任意に設定可能であるこ
    とを特徴とする通信ネットワーク。
  17. 【請求項17】 請求項15において、 前記設定手段は、前記出力装置において前記データが出
    力されるタイミング及び前記記憶手段に前記データが記
    憶されるタイミングを任意に設定可能であることを特徴
    とする通信ネットワーク。
  18. 【請求項18】 請求項15において、 前記出力装置は、出力するデータに付与された電子透か
    しを除去させてから前記データを出力させることを特徴
    とする通信ネットワーク。
  19. 【請求項19】 請求項15において、 前記通信ネットワークは、前記出力装置により出力され
    るデータに基づいた表示を行なわせる表示装置を有し、 前記表示装置は、前記データに電子透かしが付与された
    状態で前記データに基づいた表示を行なわせ、 前記出力装置は、前記データに付与された電子透かしを
    除去させてから前記データを出力させることを特徴とす
    る通信ネットワーク。
  20. 【請求項20】 請求項15において、 前記出力装置は、前記データの出力が終了すると、前記
    情報処理装置から通信されたデータを消去することを特
    徴とする通信ネットワーク。
  21. 【請求項21】 請求項15において、 前記出力装置は、前記データの出力処理中は、前記出力
    処理を停止させるための指示を受けても前記出力処理を
    停止しないことを特徴とする通信ネットワーク。
  22. 【請求項22】 請求項15において、 前記電子透かし手段は、複数の方式による電子透かしを
    行なうことが可能であり、 前記設定手段は、前記データへの電子透かしの方式を設
    定することが可能であることを特徴とする通信ネットワ
    ーク。
  23. 【請求項23】 請求項22において、 前記電子透かしの複数の方式は、少なくとも可視可能な
    情報として電子透かしを行なう第1の方式と、可視不可
    能な情報として電子透かしを行なう第2の方式を含むこ
    とを特徴とする通信ネットワーク。
  24. 【請求項24】 請求項22において、 前記電子透かしの複数の方式は、少なくとも除去可能な
    情報として電子透かしを行なう第3の方式と、除去不可
    能な情報として電子透かしを行なう第4の方式を含むこ
    とを特徴とする通信ネットワーク。
  25. 【請求項25】 請求項15において、 前記設定手段は、前記電子透かし手段により前記データ
    に付与する透かし情報を設定可能であり、 前記電子透かし手段は、前記設定手段により設定された
    透かし情報を前記データに付与することを特徴とする通
    信ネットワーク。
  26. 【請求項26】 請求項25において、 前記設定手段により設定された前記透かし情報を管理す
    る管理手段を有し、 前記電子透かし手段は、複数の方式による電子透かしを
    行なうことが可能であり、 前記管理手段は、前記透かし情報が異なる方式であって
    も共通の形式により前記透かし情報を管理することを特
    徴とする通信ネットワーク。
  27. 【請求項27】 データを記憶させる記憶工程と、 前記記憶工程に記憶されるデータに電子透かしの付与を
    行なわせる電子透かし工程と、 前記電子透かし工程においてデータへ電子透かしの付与
    を行なわせるタイミングを指示する指示工程と、 前記前記指示工程における前記タイミングを前記記憶工
    程おいて記憶されるデータ毎に任意に設定する設定工程
    を有することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  28. 【請求項28】 請求項27において、 前記情報処理装置の制御方法は、前記記憶工程において
    記憶されたデータを通信させる通信工程を有し、 前記設定工程は、少なくとも前記データが前記通信工程
    において通信されるタイミング及び前記記憶工程におい
    て前記データが記憶されるタイミングを任意に設定可能
    であることを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  29. 【請求項29】 請求項27において、 前記情報処理装置の制御方法は、前記記憶工程において
    記憶されたデータを出力させるための出力工程を有し、 前記設定工程は、前記出力工程において前記データが出
    力されるタイミング及び前記記憶工程において前記デー
    タが記憶されるタイミングを任意に設定可能であること
    を特徴とする情報処理装置の制御方法。
  30. 【請求項30】 請求項29において、 前記出力工程は、出力するデータに付与された電子透か
    しを除去させてから前記データを出力させることを特徴
    とする情報処理装置の制御方法。
  31. 【請求項31】 請求項30において、 前記出力工程において出力されるデータに基づいた表示
    を行なわせる表示工程を有し、 前記表示工程は、前記データに電子透かしが付与された
    状態で前記データに基づいた表示を行なわせ、 前記出力工程は、前記データに付与された電子透かしを
    除去させてから前記データを出力させることを特徴とす
    る情報処理装置の制御方法。
  32. 【請求項32】 請求項29において、 前記出力工程は、前記情報処理装置と通信可能な出力装
    置を用いて前記データを出力させることを特徴とする情
    報処理装置の制御方法。
  33. 【請求項33】 請求項32において、 前記出力工程は、出力するデータに付与された電子透か
    しを前記出力装置により除去させてから前記データを出
    力させることを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  34. 【請求項34】 請求項32において、 前記出力装置は、前記データの出力が終了すると、前記
    情報処理装置から通信されたデータを消去することを特
    徴とする情報処理装置の制御方法。
  35. 【請求項35】 請求項32において、 前記出力装置は、前記データの出力処理中は、前記出力
    処理を停止させるための指示を受けても前記出力処理を
    停止しないことを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  36. 【請求項36】 請求項27において、 前記電子透かし工程は、複数の方式による電子透かしを
    行なわせることが可能であり、 前記設定工程は、前記データへの電子透かしの方式を設
    定することが可能であることを特徴とする情報処理装置
    の制御方法。
  37. 【請求項37】 請求項36において、 前記電子透かしの複数の方式は、少なくとも可視可能な
    情報として電子透かしを行なう第1の方式と、可視不可
    能な情報として電子透かしを行なう第2の方式を含むこ
    とを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  38. 【請求項38】 請求項36において、 前記電子透かしの複数の方式は、少なくとも除去可能な
    情報として電子透かしを行なう第3の方式と、除去不可
    能な情報として電子透かしを行なう第4の方式を含むこ
    とを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  39. 【請求項39】 請求項27において、 前記設定工程は、前記電子透かし工程により前記データ
    に付与する透かし情報を設定可能であり、 前記電子透かし工程は、前記設定工程により設定された
    透かし情報を前記データに付与することを特徴とする情
    報処理装置の制御方法。
  40. 【請求項40】 請求項39において、 前記設定工程により設定された前記透かし情報を管理す
    る管理工程を有し、 前記電子透かし工程は、複数の方式による電子透かしを
    行なわせることが可能であり、 前記管理工程は、前記透かし情報が異なる方式であって
    も共通の形式により前記透かし情報を管理することを特
    徴とする情報処理装置の制御方法。
  41. 【請求項41】 データに電子透かしを付与することが
    可能な情報処理装置と、データを出力することが可能な
    出力装置を有する通信ネットワークの制御方法におい
    て、 前記情報処理装置の制御方法は、 データを記憶させる記憶工程と、 前記記憶工程において記憶されるデータに電子透かしの
    付与を行なわせる電子透かし工程と、 前記電子透かし工程においてデータへ電子透かしの付与
    を行なわせるタイミングを指示する指示工程と、 前記前記指示工程における前記タイミングを前記記憶工
    程において記憶されるデータ毎に任意に設定する設定工
    程を有することを特徴とする通信ネットワークの制御方
    法。
  42. 【請求項42】 請求項41において、 前記情報処理装置の制御方法は、前記記憶工程において
    記憶されたデータを前記出力装置と通信させる通信工程
    を有し、 前記設定工程は、少なくとも前記データが前記通信工程
    において通信されるタイミング及び前記記憶工程におい
    て前記データが記憶されるタイミングを任意に設定可能
    であることを特徴とする通信ネットワークの制御方法。
  43. 【請求項43】 請求項41において、 前記設定工程は、前記出力装置において前記データが出
    力されるタイミング及び前記記憶工程において前記デー
    タが記憶されるタイミングを任意に設定可能であること
    を特徴とする通信ネットワークの制御方法。
  44. 【請求項44】 請求項41において、 前記出力装置は、出力するデータに付与された電子透か
    しを除去させてから前記データを出力させることを特徴
    とする通信ネットワークの制御方法。
  45. 【請求項45】 請求項41において、 前記通信ネットワークは、前記出力装置により出力され
    るデータに基づいた表示を行なわせる表示装置を有し、 前記表示装置は、前記データに電子透かしが付与された
    状態で前記データに基づいた表示を行なわせ、 前記出力装置は、前記データに付与された電子透かしを
    除去させてから前記データを出力させることを特徴とす
    る通信ネットワークの制御方法。
  46. 【請求項46】 請求項41において、 前記出力装置は、前記データの出力が終了すると、前記
    情報処理装置から通信されたデータを消去することを特
    徴とする通信ネットワークの制御方法。
  47. 【請求項47】 請求項41において、 前記出力装置は、前記データの出力処理中は、前記出力
    処理を停止させるための指示を受けても前記出力処理を
    停止しないことを特徴とする通信ネットワークの制御方
    法。
  48. 【請求項48】 請求項41において、 前記電子透かし工程は、複数の方式による電子透かしを
    行なわせることが可能であり、 前記設定工程は、前記データへの電子透かしの方式を設
    定することが可能であることを特徴とする通信ネットワ
    ークの制御方法。
  49. 【請求項49】 請求項48において、 前記電子透かしの複数の方式は、少なくとも可視可能な
    情報として電子透かしを行なう第1の方式と、可視不可
    能な情報として電子透かしを行なう第2の方式を含むこ
    とを特徴とする通信ネットワークの制御方法。
  50. 【請求項50】 請求項48において、 前記電子透かしの複数の方式は、少なくとも除去可能な
    情報として電子透かしを行なう第3の方式と、除去不可
    能な情報として電子透かしを行なう第4の方式を含むこ
    とを特徴とする通信ネットワークの制御方法。
  51. 【請求項51】 請求項41において、 前記設定工程は、前記電子透かし工程により前記データ
    に付与する透かし情報を設定可能であり、 前記電子透かし工程は、前記設定工程において設定され
    た透かし情報を前記データに付与することを特徴とする
    通信ネットワークの制御方法。
  52. 【請求項52】 請求項51において、 前記設定工程により設定された前記透かし情報を管理す
    る管理工程を有し、 前記電子透かし工程は、複数の方式による電子透かしを
    行なうことが可能であり、 前記管理工程は、前記透かし情報が異なる方式であって
    も共通の形式により前記透かし情報を管理することを特
    徴とする通信ネットワークの制御方法。
  53. 【請求項53】 情報処理装置を制御するための制御プ
    ログラムを格納した記憶媒体において、 データを記憶させる記憶工程と、 前記記憶工程に記憶されるデータに電子透かしの付与を
    行なわせる電子透かし工程と、 前記電子透かし工程においてデータへ電子透かしの付与
    を行なわせるタイミングを指示する指示工程と、 前記前記指示工程における前記タイミングを前記記憶工
    程おいて記憶されるデータ毎に任意に設定する設定工程
    を有することを特徴とする記憶媒体。
  54. 【請求項54】 請求項53において、 前記制御プログラムは、前記記憶工程において記憶され
    たデータを通信させる通信工程を有し、 前記設定工程は、少なくとも前記データが前記通信工程
    において通信されるタイミング及び前記記憶工程におい
    て前記データが記憶されるタイミングを任意に設定可能
    であることを特徴とする記憶媒体。
  55. 【請求項55】 請求項53において、 前記制御プログラムは、前記記憶工程において記憶され
    たデータを出力させるための出力工程を有し、 前記設定工程は、前記出力工程において前記データが出
    力されるタイミング及び前記記憶工程において前記デー
    タが記憶されるタイミングを任意に設定可能であること
    を特徴とする記憶媒体。
  56. 【請求項56】 請求項55において、 前記出力工程は、出力するデータに付与された電子透か
    しを除去させてから前記データを出力させることを特徴
    とする記憶媒体。
  57. 【請求項57】 請求項56において、 前記制御プログラムは、前記出力工程において出力され
    るデータに基づいた表示を行なわせる表示工程を有し、 前記表示工程は、前記データに電子透かしが付与された
    状態で前記データに基づいた表示を行なわせ、 前記出力工程は、前記データに付与された電子透かしを
    除去させてから前記データを出力させることを特徴とす
    る記憶媒体。
  58. 【請求項58】 請求項55において、 前記出力工程は、前記情報処理装置と通信可能な出力装
    置を用いて前記データを出力させることを特徴とする記
    憶媒体。
  59. 【請求項59】 請求項55において、 前記出力工程は、出力するデータに付与された電子透か
    しを前記出力装置により除去させてから前記データを出
    力させることを特徴とする記憶媒体。
  60. 【請求項60】 請求項53において、 前記電子透かし工程は、複数の方式による電子透かしを
    行なわせることが可能であり、 前記設定工程は、前記データへの電子透かしの方式を設
    定することが可能であることを特徴とする記憶媒体。
  61. 【請求項61】 請求項60において、 前記電子透かしの複数の方式は、少なくとも可視可能な
    情報として電子透かしを行なう第1の方式と、可視不可
    能な情報として電子透かしを行なう第2の方式を含むこ
    とを特徴とする記憶媒体。
  62. 【請求項62】 請求項60において、 前記電子透かしの複数の方式は、少なくとも除去可能な
    情報として電子透かしを行なう第3の方式と、除去不可
    能な情報として電子透かしを行なう第4の方式を含むこ
    とを特徴とする記憶媒体。
  63. 【請求項63】 請求項53において、 前記設定工程は、前記電子透かし工程により前記データ
    に付与する透かし情報を設定可能であり、 前記電子透かし工程は、前記設定工程により設定された
    透かし情報を前記データに付与することを特徴とする記
    憶媒体。
  64. 【請求項64】 請求項63において、 前記制御プログラムは、前記設定工程により設定された
    前記透かし情報を管理する管理工程を有し、 前記電子透かし工程は、複数の方式による電子透かしを
    行なわせることが可能であり、 前記管理工程は、前記透かし情報が異なる方式であって
    も共通の形式により前記透かし情報を管理することを特
    徴とする記憶媒体。
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