JP2000114833A - 携帯電話機の内蔵アンテナ取付構造 - Google Patents

携帯電話機の内蔵アンテナ取付構造

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JP2000114833A
JP2000114833A JP10278653A JP27865398A JP2000114833A JP 2000114833 A JP2000114833 A JP 2000114833A JP 10278653 A JP10278653 A JP 10278653A JP 27865398 A JP27865398 A JP 27865398A JP 2000114833 A JP2000114833 A JP 2000114833A
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茂 ▲高▼橋
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久光 高木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯電話機の内蔵アンテナ取付構造におい
て、内蔵アンテナのバネ部分の厚さを薄くしても、十分
にバネ作用を発揮しうるような工夫を施すことにより、
携帯電話機の軽量化に寄与しうるようにする。 【解決手段】 携帯電話機のケースの内底部に配設され
る内蔵アンテナ本体22と、内蔵アンテナ本体22側に
電気的に接続されるとともに、携帯電話機用回路基板部
の内蔵アンテナ接点部に弾性接触して上記の内蔵アンテ
ナ本体22と内蔵アンテナ接点部とを電気的に導通状態
にしうる導電性弾性部材21とをそなえ、導電性弾性部
材21が、2つの支点部23,24を有する複合弾性部
材として構成されるべく、2つの支点部のうちの内蔵ア
ンテナ接点部に近い第1支点部23より内蔵アンテナ接
点部側において押圧方向に沿うように形成された第1弾
性部25と、2つの支点部のうちの内蔵アンテナ本体部
22に近い第2支点部24より第1支点部23側におい
て押圧方向と交差する方向に沿うように形成された第2
弾性部26とをそなえるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(目次) 発明の属する技術分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 発明の実施の形態 (1)全体構成の説明(図1) (2)内蔵アンテナの取付構造についての説明(図1〜
図5) (2−1)内蔵アンテナの取付構造の第1変形例の説明 (2−2)内蔵アンテナの取付構造の第2変形例の説明 (2−3)内蔵アンテナの取付構造の第3変形例の説明 (3)ロッドアンテナの取付構造についての説明(図6
〜図9) (4)プリント基板のリアケースへの取付要領について
の補足説明(図3,図4及び図10) (5)その他 発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機内に設
けられる内蔵アンテナの取付構造に関する。
【0003】
【従来の技術】従来より、携帯電話機には、その筐体
(フロントケースとリアケースとで形成された箱)に対
し、押し込んだり或いは引き出したりして使用し得るロ
ッドアンテナが送受信用アンテナとして装備されるとと
もに、内蔵アンテナが筐体内に受信用のダイバシティア
ンテナとして装備されている。
【0004】そして、上記のロッドアンテナや内蔵アン
テナは、携帯電話機の筐体内に収納されるプリント基板
(このプリント基板には、CPUやメモリ等,携帯電話
機の送受信処理のための主要部を構成する部品が搭載さ
れている)のアンテナ接続部に電気的接続されるように
なっている。また、内蔵アンテナについては、この内蔵
アンテナをプリント基板のリアケース側面側に装備した
り、リアケースの内底面に装備したりすることが行なわ
れる。
【0005】そして、内蔵アンテナをリアケースの内底
面に装備する場合は、内蔵アンテナの一部にバネを形成
し、このバネの部分を介してプリント基板に接続するこ
とが行なわれる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、顧客
のニーズ等により、移動端末通信機器を取り扱うメーカ
ーは、小型化や軽量化の研究開発を盛んに行なってい
る。このような携帯電話機の小型化や軽量化に伴い、内
蔵アンテナのバネの部分もその厚さを薄くするなどして
軽量化することが要求される。
【0007】しかしながら、このように内蔵アンテナの
バネ部分の厚さを薄くしていくと、このバネ部分が十分
にバネ作用を発揮できなくなるおそれがあり、ひいて
は、内蔵アンテナとプリント基板との接続を十分に行な
えなくなることも考えられる。本発明は、このような課
題を解決するために創案されたもので、内蔵アンテナの
バネ部分の厚さを薄くしても、十分にバネ作用を発揮し
うるような工夫を施すことにより、携帯電話機の小型・
軽量化に寄与しうるようにした、携帯電話機の内蔵アン
テナ取付構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の請求
項1記載の携帯電話機の内蔵アンテナ取付構造は、携帯
電話機のケースの内底部に配設される内蔵アンテナ本体
と、該内蔵アンテナ本体側に電気的に接続されるととも
に、携帯電話機用回路基板部の内蔵アンテナ接点部に弾
性接触して上記の内蔵アンテナ本体と内蔵アンテナ接点
部とを電気的に導通状態にしうる導電性弾性部材とをそ
なえ、該導電性弾性部材が、2つの支点部を有する複合
弾性部材として構成されるべく、該2つの支点部のうち
の該内蔵アンテナ接点部に近い第1支点部より該内蔵ア
ンテナ接点部側において押圧方向に沿うように形成され
た第1弾性部と、該2つの支点部のうちの該内蔵アンテ
ナ本体部に近い第2支点部より該第1支点部側において
押圧方向と交差する方向に沿うように形成された第2弾
性部とをそなえて構成されたことを特徴とする。
【0009】さらに、摺動加工部が、該導電性弾性部材
における該第1弾性部の先端部に形成され、該摺動加工
部が、該携帯電話機のケースの内壁部に対して摺動しう
るようにしてもよい(請求項2)。更に、リブが、該携
帯電話機のケースの内壁部に形成され、該リブが、該摺
動加工部と摺接しうるようにしてもよい(請求項3)。
【0010】更に、摺動補助部材が該リブと該摺動加工
部との間に介装されていてもよい(請求項4)。また
は、クッション部材が、該携帯電話機のケースの内壁部
に装着され、該クッション部材が押圧されて移動してき
た該導電性弾性部材の先端部を弾性支持するようにして
もよい(請求項5)。
【0011】または、上記の内蔵アンテナ本体と導電性
弾性部材とが一体の部材として構成されていることが望
ましい(請求項6)。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (1)全体構成の説明 図1は、本発明の一実施形態としての内蔵アンテナの取
付構造を有する携帯電話機を示す分解斜視図であり、こ
の図1に示すように、携帯電話機1は、フロントケース
2とリアケース3とをそなえており、これらのフロント
ケース2とリアケース3とで構成される筐体内に、テン
キーパッド5やプリント基板6が装着されるようになっ
ている。
【0013】なお、テンキーパッド5には、数字やカタ
カナ或いは平仮名やアルファベッド等を入力するボタン
や通話時間や課金料金を参照する機能等を実行するため
のボタンが多数装備されている。また、プリント基板
(携帯電話機用回路基板)6には、プリント回路が形成
されるとともに、CPUやメモリ等,携帯電話機の送受
信処理のための主要部をなす部品の他、マイク6g,レ
シーバ8,LCD(liquid crystal display:液晶表示
部)9が、このプリント回路に装備され、さらに、テン
キーパッド5がレシーバ8或いはLCD9を避けてプリ
ント基板6の上方から装着されることにより、テンキー
パッド5とプリント基板6とが電気的に接続されるよう
になっている。
【0014】なお、レシーバ8やマイク6gは、プリン
ト基板6の上に設けられ、プリント基板6と電気的に接
続されており、また、LCD9は、ディスプレイに文字
や数字等を電圧効果により表示するようになっており、
パッキン10がLCD9の上に密着して固定されてい
る。さらに、このパッキン10付きのLCD9は、フロ
ントケース2においてLCD9の型枠程度に開けられた
口部2aと整合するように設けられ、これにより筐体内
の外側からLCD9を覗くことができる。
【0015】なお、フロントケース2の外壁の表面にお
ける口部2aの回りの部分は、フロントケース2の他の
外壁に比し、少し凹んだ形状で成形されており、この口
部2aを覆う凹んだところに、LCD9を透視すべく透
明な樹脂でできたLCDパネル11が装着されている。
また、フロントケース2には、着信を示すLED(light
emitting diode)15も装着される。
【0016】さらに、リアケース3には、送受信用アン
テナとして機能するロッドアンテナ14がリアケース3
に対し押し込み及び引き出し自在に取り付けられてい
る。即ち、両端が後述するバネ部材40と接触する接触
部を設けたロッドアンテナ14が、貫通穴3−2にリア
ケース3の外壁から挿入されて、リアケース3の貫通穴
3−2に装着されたアンテナホルダ30の雌ネジ部とア
ンテナ取付部14aの雄ネジ部14a−1とが螺合する
ことにより、ロッドアンテナ14が、リアケース3に取
り付けられるようになっている。
【0017】なお、ロッドアンテナ14の接触部14c
は、リアケース3に装着されたアンテナパイプ7内に進
行方向を案内されて、アンテナパイプ7内に深く入り込
んだり或いは浅く入り込むことで、ロッドアンテナ14
を外へ引き出したり或いは中へ押し込んだりできるよう
になっている。また、図1に示すリアケース3の内壁の
底部3−1には、受信用ダイバシティアンテナとして機
能する内蔵アンテナ20が配設されている。
【0018】さらに、ロッドアンテナ14及び内蔵アン
テナ20は、それぞれプリント基板6に形成された対応
するアンテナ接点部と電気的に接続されるようになって
いるが、それぞれの詳細な取付構造については、更に後
述する。なお、図1に示す符号6eは、モバイル(mobil
e)通信等を行なうときに、汎用のパソコン等とコネクタ
を介して接続する部分を示しており、この接続部分6e
には、通常、パソコン等と接続しないとき等は、コネク
タキャップ12が、嵌め込まれる。
【0019】また、符号6fは、プリント基板6の側壁
に設けられて、マイク付きヘッドホンのコネクタを接続
するコネクタ端子を示しており、このコネクタ端子6f
は、リアケース3の側壁にマイク付きヘッドホンのコネ
クタが挿通する穴として形成された口部3eと整合する
位置に設けられる。なお、リアケース3の側壁の表面に
おける口部3eの回りの部分は、リアケース3の他の外
壁に比し、少し凹んだ形状で成形されており、口部3e
を塞ぐように凹んだところに、ゴミや異物等の挿入防止
等のためのキャップ13が装着されるようになってい
る。
【0020】なお、リアケース3の側壁の凹んだ所に
は、口部3eの他に、キャップ13の端部13aが挿入
される穴として口部3fが開けられており、この口部3
fにキャップ13の端部13aが筐体の内側に向かって
挿入されて、リアケース3の側面の内壁の凸部(図示せ
ず)にキャップ13の端部13aに形成された凹部13
bが嵌合して、キャップ13がリアケース3とは分離し
ないように固定される。
【0021】これにより、キャップ13は、口部3f辺
りを支点として、リアケース3の側面の外側方向に折り
曲がることができ、通常時、マイク付きヘッドホンを使
用しないとき等は、口部3eをキャップを覆うように塞
ぎ、マイク付きヘッドホンのコネクタをプリント基板6
のコネクタ6fに接続するときは、キャップ13が、そ
の折り曲がり部13cから外側方向へ曲がることで、口
部3eの上側が開いて、マイク付きヘッドホンのコネク
タが挿通できるようになっている。
【0022】なお、この携帯端末機1には、図1に示す
ように、上述したものの他、ゴムクッション16,レシ
ーバーガスケット17,スピーカーガスケット18,ソ
フトシールド19,水没シール19−1,19−2等が
設けられている。更に、ネジ4aをリアケース3やテン
キーパッド5やプリント基板6に形成された嵌合穴3
a,5a,6aに挿通して、ネジ4aをフロントケース
2のネジ穴(図示省略)に螺合させることにより、テン
キーパッド5やプリント基板6を収納した状態で、リア
ケース2とフロントケース3とを、1つの筐体として組
み付けるようになっている。
【0023】以下、内蔵アンテナ20やロッドアンテナ
14の取付構造について分けて説明する。 (2)内蔵アンテナの取付構造についての説明 内蔵アンテナ20は、前述のごとく、ロッドアンテナ1
4とは別にダイバシティ受信を行なうためのアンテナで
あるが、この内蔵アンテナ20の図1に示すI−I断面
を図2に示すとともに、内蔵アンテナ20の配設構造を
図5に示す。
【0024】図1,2,5に示すように、内蔵アンテナ
20は、プリント基板6の接点部(内蔵アンテナ接点
部)6hと電気的に接続する3個のバネ部(導電性弾性
部材)21と、電波を受信するアンテナ部(内蔵アンテ
ナ本体)22とが一体の部材として形成されている。ま
ず、アンテナ部22の底面(バネ部21が突き出る方向
とは逆の面)は、リアケース3の内壁の底部3−1に形
成される内蔵アンテナ20を支持する支持台3−1aの
上に装架されるようになっている。
【0025】また、3個のバネ部21は、相互に並設さ
れた状態で配設されるようになっており、さらにまた、
各バネ部21は、図2に示すように、それぞれ2つの支
持部23,24を有し、これらの支持部23,24を境
界としてそれぞれ形成される第1バネ部(第1弾性部)
25と第2バネ部(第2弾性部)26とからなり、従来
のバネ部が有する板厚の約1/2〜1/3の板厚を有す
る複合バネ(複合弾性部材)として構成されている。
【0026】ここで、第1バネ部25は、2つの支点部
23,24のうちのプリント基板6の接点部6hに近い
第1支点部23より接点部6h側において押圧方向に沿
うように形成されている。他方、第2バネ部26は、2
つの支点部23,24のうちのアンテナ部22に近い第
2支点部24より第1支点部23側において押圧方向と
交差する方向に沿うように形成されている。
【0027】例えば、第1バネ部25は、金属板を接点
押圧方向に垂直或いは第1支点部23を基準に第2バネ
部26の回動方向に倒して形成されるようになってお
り、更に、第2バネ部26は、金属板を第2支点部24
を基準に押圧方向と交差するように倒して形成されるよ
うになっている。また、第1バネ部25の先端部近傍に
は、プリント基板6の接点部6hと電気接触し得る接点
27が形成されており、この接点27は、プリント基板
6の接点部6hと滑らかに弾性接触し得るように、バネ
部21の先端を逆U字形に折り曲げて形成され、更にこ
の接点27からバネ部21の先端寄りの部分には、後述
するスライド用シート(摺動補助部材)50と摺接する
ように、先端を折り曲げた摺動加工部28が形成されて
いる。
【0028】なお、図1中符号Eで示す内蔵アンテナ2
0の表面(アンテナ部22の一部とバネ部21)は、金
メッキ処理が施されている。一方、図3に示すように、
リアケース3の内壁には、例えば、3条のリブ3g,3
g,3gが形成されるとともに、また、図3,4に示す
ように、リアケース3の内側の底部からは、プリント基
板部6が装着される上側方向に、突出した形状の案内用
リブ3h,3h,3h,3hが4条、リアケース3に形
成されており、これらの4条の案内用リブ3hの間で3
つのバネ部21をそれぞれガイドするように構成されて
いる。なお、図4においては、リブ3gの図示は省略さ
れている。
【0029】また、このリアケース3の内壁には、図5
に示すように、各バネ部21のスライドを補助する非導
電性のスライド用シート50とクッション(クッション
部材)60とが貼り付けられている。具体的には、図3
に示す3条のリブ3gの側端部を、図5に示すように、
それぞれ覆うようにスライド用シート50が装着され、
各バネ部21の接点27に押圧方向に力がかかったとき
に、各バネ部21がリアケース3のリブ3g付き内壁側
に押し倒されて、スライド用シート50と各バネ部21
の摺動加工部28とが摺接しうるようになっている。な
お、このスライド用シート50は、例えば、両面テープ
等を用いてリブ3gに装着される。
【0030】さらに、スライド用シート50には、クッ
ション60が装着されており、プリント基板6をリアケ
ース3に装着することにより、各バネ部21の接点27
とリアケース3の接点部6hを接触させた状態で、各バ
ネ部21の摺動加工部28のU字形の底部28aが、ク
ッション60の弾性特性を失わない程度にクッション6
0に接触するようになっている。これにより、このクッ
ション60は、各バネ部21の底部28aを押し上げ
て、各バネ部21のバネ特性を補助するようになってい
る。
【0031】なお、クッション60は、例えば、気泡を
含んだ弾性素材で組成されている。上記の如く構成され
た本内蔵アンテナ20は、両面テープ等を用いてリアケ
ース3の内側の底部の支持台3−1aの上面とアンテナ
20の底面とを張り合わせることで、リアケース3に装
着されるが、リアケース3の外壁がないと仮定したとき
の各バネ部21の仮想的な装着例を図5中符号Aで示
す。
【0032】しかし、実際は、スライド用シート50に
各内蔵アンテナ20の摺動加工部28が当接すること
で、図5中符号Bで示すように、各バネ部21が符号A
で示す状態に比べて、押し上げられた状態になる。そし
て、その後、プリント基板6の接点部6hと各バネ部2
1の接点27とが接触するように、プリント基板6を押
し付けると、内蔵アンテナ20の第1バネ部25は第2
支点部24を中心に図5中反時計方向に回転する。
【0033】そして、上記のように、各バネ部21の摺
動加工部28がスライド用シート50に当接するとき
に、第1バネ部25が、プリント基板6を上に持ち上げ
る付勢力を発生しながら、第1バネ部25は、第1支点
部23を中心に図示時計方向に戻される。更にこのと
き、第2バネ部26は、第2支点部24を基準に作用し
て、プリント基板6を押し上げる力を発生して、最終的
に各内蔵アンテナ20は図5中符号Cで示す状態に至
る。
【0034】このように、本実施形態に係る内蔵アンテ
ナ20の取付構造によれば、第1支点部23と第2支点
部24と第1バネ部25と第2バネ部26とが協働し
て、複合したバネ特性を発揮する。従来、内蔵アンテナ
をリアケースの内底面に装備する場合は、内蔵アンテナ
の一部にバネを形成し、このバネの部分を介してプリン
ト基板に接続することが行なわれ、小型化・軽量化に伴
い、内蔵アンテナのバネの部分もその厚さを薄くしてい
くとバネ部分が十分にバネ特性を発揮できなくなり、ひ
いては、内蔵アンテナとプリント基板との接続を十分に
行なえない事態が発生するおそれがあった。
【0035】しかし、本内蔵アンテナ20によれば、上
記の如く、複合したバネ特性を小空間で薄肉のバネ部2
1で、十分に発揮し得るので、プリント基板6と内蔵ア
ンテナ20とを確実に電気的に接続できる。また、各バ
ネ部21の第1バネ部25の先端部に、携帯電話機1の
リアケース3に対して摺動しうる摺動加工部28が形成
されているので、バネ部21が、リアケース3の内壁を
滑らかに接触することができ、これによりバネ部21の
先端部とリアケース3の内壁面との円滑な滑動に支障を
きたしてバネ特性を発揮できない事態を確実に回避でき
る。
【0036】また、リブ3gと各バネ部21の摺動加工
部28との間に、スライド用シート50が介装されるの
で、携帯電話機1を落下させた時等に、各バネ部21の
摺動加工部28がスライド用シート50と摺接すること
で、バネずれを防止できる。さらに、携帯電話機1のリ
アケース3の内壁部に、押圧されて移動してきた各バネ
部21の先端部を弾性支持するクッション60が装着さ
れるので、クッション60の圧力で各バネ部21の接点
27とスライド基板6との接触圧をバックアップして補
償することができ、これにより確実にバネの薄肉化を計
って、携帯電話機1の軽量化に寄与しうる。
【0037】また、3つのバネ部21とアンテナ部22
とが内蔵アンテナとして、一体の部材として構成されて
いるので、部品点数を少なくすることができ、ひいては
装置の組み立て作業の手間を簡素化に貢献できる。 (2−1)内蔵アンテナの取付構造の第1変形例の説明 なお、上記においては、各バネ部21の摺動加工部28
がスライド用シート50と摺接するようになっている
が、スライド用シート50を装着せずに、摺動加工部2
8が、リアケース3の内壁が突出しているリブ3gと直
接摺接しうるように構成してもよい。
【0038】このように、バネ部21の摺動加工部28
がリブ3gに直接摺接する場合も、上記と同様に、リア
ケース自体の軽量化や小型化による小スペース内での十
分なバネ特性を発揮できる。 (2−2)内蔵アンテナの取付構造の第2変形例の説明 なお、各バネ部21に摺動加工部28を形成せずに、内
蔵アンテナ20を形成することもできる。摺動加工部2
8を形成しない内蔵アンテナ20においても、第1支点
部23と第2支点部24と第1バネ部25と第2バネ部
26とが協働して、複合したバネ特性を発揮するので、
携帯電話機1の小型・軽量化により、小空間内で且つ薄
肉のバネ部21であっても、十分なバネ特性を発揮で
き、これによりプリント基板6とアンテナ部22とを確
実に電気的に接続できる。
【0039】(2−3)内蔵アンテナの取付構造の第3
変形例の説明 また、各バネ部21とアンテナ部22とを別個分離した
形態で形成することもでき、この場合は、各バネ部21
の接点27から支点部23,24側の端点(図2に示す
29)をアンテナ部22に固定する。このようにして
も、小スペース内で各バネ部21の第1支点部23と第
2支点部24と第1バネ部25と第2バネ部26とが協
働して、複合したバネ特性を発揮することができ、バネ
部21の接点27をプリント基板6或いは内蔵アンテナ
6に確実に電気的に接続できる。これにより、小型化及
び軽量化にともない、従来十分なバネ特性を得られなか
った不都合を回避できる。
【0040】(3)ロッドアンテナの取付構造について
の説明 前記したように、ロッドアンテナ14は、図1に示すご
とく、リアケース3の貫通穴(ロッドアンテナ取付用貫
通穴)3−2に嵌合された樹脂製のアンテナホルダ(樹
脂製アンテナホルダ)30に挿通されることにより、リ
アケース3に対し押し込み或いは引き出し可能に取り付
けられており、さらにアンテナホルダ30には、金属製
のバネ部材(導電性弾性部材)40が装着されて、この
バネ部材40を介して、ロッドアンテナ14とプリント
基板6の接点部(アンテナ接点部)6iとが電気的に接
続されるようになっている。
【0041】以下、更に、このロッドアンテナ14のバ
ネ部材40付きアンテナホルダ30を介しての取付構造
について詳述する。まず、アンテナホルダ30は、図6
に示すように、ほぼ円筒形状を呈したホルダ本体30A
と、このホルダ本体30Aと一体のバネ装着部(弾性部
材装着部)31とをそなえて構成されており、このアン
テナホルダ30は樹脂モールドにより形成される。
【0042】そして、ホルダ本体30Aには、ロッドア
ンテナ14が貫通する貫通穴(ロッドアンテナ貫通穴)
32が形成されており、貫通穴32におけるロッドアン
テナ14の挿入側部分には雌ネジ部37が形成されると
ともに、貫通穴32におけるリアケース3の内側寄り部
分には、アンテナパイプ7の貫通穴32への進入を規制
するストッパーリブ33が形成されている。
【0043】なお、ホルダ本体30Aの貫通穴3−2へ
の挿入部外側部分には、長手方向に沿うストッパー36
がホルダ本体30Aの円周方向に沿って間隔をあけて複
数個形成されており、更に、ホルダ本体30Aの貫通穴
3−2への挿入部内端部分には、アンテナホルダ30を
リアケース3に当接させるフランジ39が形成されてい
る。
【0044】また、フランジ39の下側端部からは、ア
ンテナホルダ30をリアケース3の凸部3i(後述)と
係合して仮止めする仮止め部(係止部)38が、リアケ
ース3の内側方向に延在するように設けられている。さ
らに、ホルダ本体30Aとバネ装着部31との接合部に
は、長手方向に沿って、溝31b及び中空部31aが形
成されている。
【0045】即ち、バネ装着部31は、溝31bの上方
に形成された中空部31aの両側に立設された一対の立
設部34,34をそなえている。また、バネ装着部31
の各立設部34,34の立壁部には、それぞれバネ部材
40を係合するためのバネ板係合部(被係合部)34a
が形成されるとともに、各立設部34,34の下縁部に
は、バネ部材40の装着の際に、嵌合方向をガイドする
案内溝(被係合部)35,35が形成されている。
【0046】更に、バネ装着部31に装着されるバネ部
材40は、プリント基板6の接点部6iとリアケース3
の貫通穴32に挿通されるロッドアンテナ14とにそれ
ぞれ弾性接触して、接点部6iとロッドアンテナ14と
を電気的に導通状態にしうるように導電性で薄い肉圧の
金属板により構成される。具体的には、図7に示すよう
に、このバネ部材40は、アンテナホルダ30のバネ装
着部31への装着に際してバネ装着部31における立設
部34,34の側面と上面とを覆うように、門型形状に
折り曲げた門型部(導電性門型本体部)41をそなえて
おり、この門型部41の幅は、アンテナホルダ30のバ
ネ装着部31の幅とほぼ同じ幅に形成されている。
【0047】また、バネ装着部31における立設部3
4,34の外壁と接し得る門型部41の両側面には、ア
ンテナホルダ30の案内用溝35,35と係合して装着
をガイドされる曲げ部(係合部)46,46が、側面途
中から折り曲げられるようにして形成されている。ま
た、門型部41の各側面には、立設部34,34の側面
にそれぞれ形成されたバネ板係合部34aに係合する角
穴(係合部)44,44が形成されている。
【0048】さらに、プリント基板6の接点部6iと弾
性接触する基板接触用バネ(第1導電性弾性部)42
が、図7に示すように、門型部41から外側方向へ延在
して形成され、U字状に曲げられてバネ特性を有するよ
うになっている。また、プリント基板6の接点部6iと
接触する基板接触用バネ42の先端であって、接点部6
iと接触する側の表面には、先端部表面より幾分盛り上
げることにより凸部42aが形成されている。
【0049】また、基板接触用バネ42が、プリント基
板6と接触して上側から押しつけられる力により、バネ
が深く折り曲がるのを防止する防止部45が門型部41
の上面に切り込みを刻まれて、外側方向へ押し曲げれら
れることにより形成されている。一方、ロッドアンテナ
14と接触するアンテナ接触用バネ部(第2導電性弾性
部)43は、図7に示すように、門型部41から内側方
向へ延在して形成される他、2つの支点を基準に折り曲
げられて、バネ特性を有するように形成されている。
【0050】なお、図7中符号Dで示す網かけ部分(基
板接触用バネ42の先端からアンテナ接触用バネ43の
先端まで)は、金メッキ処理がほどこされている。
【0051】上述の構成により、まずバネ部材40をア
ンテナホルダ30に取り付けるには、バネ部材40の折
り曲げ部46,46をアンテナホルダ30の案内用溝3
5,35が案内するように、バネ部材40が、バネ部材
40の背面部からアンテナホルダ30に嵌め込まれる。
このとき、バネ装着部31の側面に形成されるバネ板係
合部34a,34aが、バネ部材40の側面に開けられ
た角穴44,44にそれぞれ係合することで、バネ部材
40が、アンテナホルダ30に装着固定される。
【0052】そして、バネ部材40を装着したアンテナ
ホルダ30は、リアケース3に形成された貫通穴3−2
へ挿入される。この挿入に際し、ホルダ本体30Aの貫
通穴3−2への挿入側に形成されたストッパー36が、
貫通穴3−2の表面に形成されたストッパー案内溝3−
2a(図9参照)と嵌合するように、アンテナホルダ3
0がリアケース3の貫通穴3−2へ挿入される。
【0053】また、図8に示すように、アンテナホルダ
30は、アンテナホルダ30の側面に形成されているフ
ランジ39が、リアケース3の内壁で貫通穴3−2の端
部3−2b(図9参照)表面に当たるまで挿入される。
そうすると、アンテナホルダ30を貫通穴3−2から抜
く際に、仮止め部38の先端がリアケース3の内壁に形
成される凸部3i(係止部)に当たるようになり、アン
テナホルダ30は、リアケース3に仮止めされる。
【0054】その後、リアケース3に装着されたアンテ
ナホルダ30の貫通穴32にアンテナパイプ7の一方の
口7aが、アンテナホルダ30の貫通穴32の表面に形
成されたストッパーリブ33に当たるまで挿入される。
アンテナパイプ7の他方の端部7bは、図示しないリア
ケース3の内壁部と接触して固定される。
【0055】また、ロッドアンテナ14のアンテナ取付
部14aが、リアケース3の外側から貫通穴3−2に挿
入され、アンテナ取付部14aの雄ネジ部14a−1が
アンテナホルダ30の貫通穴32の表面に形成されが雌
ネジ部37と螺合して、ロッドアンテナ14が、リアケ
ース3に取り付けられる。そして、アンテナホルダ3
0,ロッドアンテナ14等が装着されたリアケース3
に、プリント基板6が装架される。
【0056】ところで、ロッドアンテナ14を携帯電話
機1の外側方向に引き出すと、図8に示すように、ロッ
ドアンテナ14の端に設けられる金属製の接触部14c
が、アンテナ取付部14aと接触する。また、図8に示
すように、アンテナ取付部14aがアンテナホルダ30
の貫通穴32に取り付けられた状態で、アンテナ取付部
14aの外壁にバネ部材40のアンテナ接触用バネ43
が上側に押し上げられて、バネ圧で弾性接触する。
【0057】また、バネ部材40の基板用接触用バネ4
2は、アンテナホルダ30側に押し下げられて、バネ圧
でプリント基板6の接点部6iと弾性接触する。こうし
て、プリント基板6とロッドアンテナ14の接触部14
cとは、バネ部材40とアンテナ取付部14aを介し
て、電気的に導通された状態になる。また、接触部14
cが、アンテナパイプ7内を深く入り込むと、ロッドア
ンテナ14の接触部14cとは逆の端に設けられる他の
接触部(図示省略)が、アンテナ取付部14aと接触し
て、前記同様にプリント基板6とロッドアンテナ14の
他の接触部とが、バネ部材40とアンテナ取付部14a
を介して、電気的に導通された状態になる。
【0058】このように構成される携帯電話機1のアン
テナホルダ30の取付構造によれば、アンテナホルダ3
0にバネ部材40を差し込んで仮固定し、アンテナホル
ダ30をリアケース3に差し込んで仮固定し、アンテナ
取付部14aの雄ネジ部14a−1(図1参照)とアン
テナホルダ30の雌ネジ部37とを螺合させるという、
簡単な取付操作で、ロッドアンテナ14とプリント基板
6とが電気的に接続される構造となる。
【0059】なお、従来の金属製のアンテナホルダは、
鋳造成形した後にロッドアンテナを螺合して取り付ける
ためのネジ山の加工処理、また、防錆処理、電気的な接
点を構成するためのメッキ処理を必要とし、コストが高
い鋳造品であった。しかし、本アンテナホルダ30は、
従来のアンテナホルダと異なり、樹脂モルードで形成し
て、低コストで、細かい細工を一体として簡易に製造で
き、軽量化も計れる。
【0060】また、モールドにすることで、金属製鋳造
品よりコストが低価格となり、仮止め構造を付加するこ
とで作業の分割が容易に出来、量産性の向上に寄与し得
る。 (4)プリント基板のリアケースへの取付要領について
の補足説明 上記のように、内蔵アンテナ20やロッドアンテナ14
をリアケース3側に設けて、リアケース3にプリント基
板6を装着することにより、内蔵アンテナ20とプリン
ト基板6とを電気的に接続するとともに、ロッドアンテ
ナ14をバネ部材40付きアンテナホルダ30を介して
プリント基板6に電気的に接続しているが、内蔵アンテ
ナ20付きの3つのバネ部21によるプリント基板6に
対する付勢力より、ロッドアンテナ14とプリント基板
6とを接続するバネ部材40の付勢力の方が強く設定さ
れているので、プリント基板6をリアケース3にバラン
スよく装着するための工夫がリアケース3側に施されて
いる。
【0061】即ち、図3,4,10に示すように、リア
ケース3の内壁面上縁部に、一対の爪71,72が対向
するように形成されている。この場合、爪71とバネ部
材40との距離L1は、爪72とバネ部21との距離L
2(このL2は、正確には3つのバネ部21と同じ強さ
の等価バネが存在したと仮定したときの爪72と等価バ
ネとの間の距離である)よりも短く設定されている。
【0062】そして、プリント基板6をリアケース3に
取り付けると、バネ部21やバネ部材40を上から押し
付けて、上記の爪71,72にプリント基板6を係合さ
せることが行なわれるが、このとき、バネ部21やバネ
部材40が、プリント基板6を押し上げる付勢力は、爪
71,72を介して、リアケース3に伝えるが、上記の
ような距離間隔で爪71,72がリアケース3に形成さ
れているので、爪71は爪72よりも強い力を支持する
ことになる。
【0063】しかし、バネ部材40の付勢力の方が、3
つのバネ部21による付勢力よりも強いので、プリント
基板6をバランスよくリアケース3に装着することがで
きるのである。 (5)その他 なお、上記述べた以外に、本発明は、発明の趣旨を逸脱
しない範囲で種々の形態で実施できる。
【0064】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の本
発明の携帯電話機の内蔵アンテナ取付構造によれば、携
帯電話機のケースの内底部に配設される内蔵アンテナ本
体と、該内蔵アンテナ本体側に電気的に接続されるとと
もに、携帯電話機用回路基板部の内蔵アンテナ接点部に
弾性接触して上記の内蔵アンテナ本体と内蔵アンテナ接
点部とを電気的に導通状態にしうる導電性弾性部材とを
そなえ、導電性弾性部材が、2つの支点部を有する複合
弾性部材として第1弾性部と第2弾性部とをそなえて構
成され、この第1弾性部が、該2つの支点部のうちの該
内蔵アンテナ接点部に近い第1支点部より該内蔵アンテ
ナ接点部側において押圧方向に沿うようになる他、第2
弾性部が、該2つの支点部のうちの該内蔵アンテナ本体
部に近い第2支点部より該第1支点部側において押圧方
向と交差する方向に沿うので、小型化や軽量化に伴う携
帯電話機の筐体内での小空間でもバネ特性を発揮して、
内蔵アンテナと携帯電話機様回路基板とを確実に電気的
に接続できる利点がある。
【0065】さらに、請求項2記載の携帯電話機の内蔵
アンテナ取付構造によれば、該導電性弾性部材における
該第1弾性部の先端部に形成された摺動加工部が、該携
帯電話機のケースの内壁部に対して滑らかに摺動しうる
ことで、落下等のショック時にバネがずれることを確実
に防止できる。さらに、請求項3記載の携帯電話機の内
蔵アンテナ取付構造によれば、該携帯電話機のケースの
内壁部に形成されるリブが、該摺動加工部と摺接しうる
ので、携帯電話機のケースを厚みを薄くでき、小型・軽
量化を図れる。
【0066】さらに、請求項4記載の携帯電話機の内蔵
アンテナ取付構造によれば、該リブと該摺動加工部との
間に介装される摺動補助部材が、落下等の時に発生する
ショックを吸収することより、バネがずれることを防止
できる。また、請求項5記載の携帯電話機の内蔵アンテ
ナ取付構造によれば、該携帯電話機のケースの内壁部に
装着されるクッション部材が、押圧されて移動してきた
該導電性弾性部材の先端部を弾性支持するとともに、落
下等の時に発生するショックを吸収することにより、バ
ネがずれることを防止できる。
【0067】また、請求項6記載の携帯電話機の内蔵ア
ンテナ取付構造によれば、上記の内蔵アンテナ本体と導
電性弾性部材とが一体の部材として構成されることで、
装置を組み立てる作業の簡素化を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る内蔵アンテナの取付
構造を有する携帯電話機を示す分解斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る内蔵アンテナの断面
図である。
【図3】本発明の一実施形態に係るリアケースの内壁の
状態を示す部分平面図である。
【図4】本発明の一実施形態に係るリアケースを示す部
分斜視図である。
【図5】本発明の一実施形態に係るリアケースの部分断
面図である。
【図6】アンテナホルダを示す斜視図である。
【図7】バネ部材を示す斜視図である。
【図8】バネ部材付きアンテナホルダがアンテナ取付
部,プリント基板とともにリアケースに装着された構造
例を示す断面図である。
【図9】リアケースの内側の一部を示す分解斜視図であ
る。
【図10】リアケースの模式的断面図である。
【符号の説明】
1 携帯電話機 2 フロントケース 2a 口部 3 リアケース(電話機のケース) 3a,5a,6a 接合穴 3e,3f 口部 3g リブ(リブ) 3h 案内用リブ 3i 凸部(係止部) 3−1a 支持台 3−2 貫通穴(ロッドアンテナ取付用貫通穴) 4a ネジ 5 テンキーパッド 6 プリント基板(携帯電話機用回路基板部) 6g マイク 6h,6i 接点部(アンテナ接点部) 7 アンテナパイプ 8 レシーバ 9 LCD 10 LCDパッキン 11 LCDパネル 12 コネクタキャップ 13 キャップ 13a 端部 13b 凹部 13c 折り曲げ部 14 ロッドアンテナ 14a アンテナ取付部 14a−1 雄ネジ部 14c 接触部 15 LEDパネル 16 ゴムクッション 17 レシーバーガスケット 18 スピーカーガスケット 19 ソフトシールド 19−1,19−2 水没シール 20 内蔵アンテナ 21 バネ部(導電性弾性部材:複合弾性部材) 22 アンテナ部(内蔵アンテナ本体) 23 第1支点部 24 第2支点部 25 第1バネ部(第1弾性部) 26 第2バネ部(第2弾性部) 27 接点 28 摺動加工部 28a 底部 29 端点 30 アンテナホルダ(樹脂製アンテナホルダ) 30A ホルダ本体 31 バネ装着部(弾性部装着部) 31a 中空部 32 貫通穴(ロッドアンテナ貫通穴) 33 ストッパーリブ 34 立設部 34a バネ板係合部(被係合部) 35 案内用溝(被係合部) 36 ストッパー 37 雌ネジ部 38 仮止め部(被係止部) 39 フランジ 40 バネ部材(導電性弾性部材) 41 門型部(導電性門型本体部) 42 基板接触用バネ(第1導電性弾性部) 43 アンテナ接触用バネ(第2導電性弾性部) 44 角穴(係合部) 45 防止部 46 曲げ部(係合部) 50 スライド用シート(摺動補助部材) 60 クッション(クッション部材) 71,72 爪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高木 久光 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 加藤 一則 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5J047 AA07 AB00 AB06 AB10 FA09 FD01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯電話機のケースの内底部に配設され
    る内蔵アンテナ本体と、 該内蔵アンテナ本体側に電気的に接続されるとともに、
    携帯電話機用回路基板部の内蔵アンテナ接点部に弾性接
    触して上記の内蔵アンテナ本体と内蔵アンテナ接点部と
    を電気的に導通状態にしうる導電性弾性部材とをそな
    え、 該導電性弾性部材が、2つの支点部を有する複合弾性部
    材として構成されるべく、該2つの支点部のうちの該内
    蔵アンテナ接点部に近い第1支点部より該内蔵アンテナ
    接点部側において押圧方向に沿うように形成された第1
    弾性部と、該2つの支点部のうちの該内蔵アンテナ本体
    部に近い第2支点部より該第1支点部側において押圧方
    向と交差する方向に沿うように形成された第2弾性部と
    をそなえて構成されたことを特徴とする、携帯電話機の
    内蔵アンテナ取付構造。
  2. 【請求項2】 該導電性弾性部材における該第1弾性部
    の先端部に、該携帯電話機のケースの内壁部に対して摺
    動しうる摺動加工部が形成されていることを特徴とす
    る、請求項1記載の携帯電話機の内蔵アンテナ取付構
    造。
  3. 【請求項3】 該携帯電話機のケースの内壁部に、該摺
    動加工部と摺接しうるリブが形成されていることを特徴
    とする、請求項2記載の携帯電話機の内蔵アンテナ取付
    構造。
  4. 【請求項4】 該リブと該摺動加工部との間に、摺動補
    助部材が介装されていることを特徴とする、請求項3記
    載の携帯電話機の内蔵アンテナ取付構造。
  5. 【請求項5】 該携帯電話機のケースの内壁部に、押圧
    されて移動してきた該導電性弾性部材の先端部を弾性支
    持するクッション部材が装着されていることを特徴とす
    る、請求項1記載の携帯電話機の内蔵アンテナ取付構
    造。
  6. 【請求項6】 上記の内蔵アンテナ本体と導電性弾性部
    材とが一体の部材として構成されていることを特徴とす
    る、請求項1記載の携帯電話機の内蔵アンテナ取付構
    造。
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