JP4518878B2 - キー構造及び該キー構造を備えた電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、キー構造及び該キー構造を備えた電子機器に関するものである。
近年、携帯電話機やPHS等の移動通信機、或いはPDA(Personal Digital Assistant)やデジタルカメラといった電子機器が急速に普及してきているが、斯かる電子機器においては、筐体の側面部にサイドキーを装備したものがある。
図4は電子機器としての折畳式の携帯電話機の一例を示すものであって、1は携帯電話機、2は携帯電話機1を形成する筐体であり、折畳式の携帯電話機1は、筐体2を第一の筐体としての上部筐体2aと第二の筐体としての下部筐体2bとに分割し、それらをヒンジモジュール3を介して開閉可能となるよう互いに回動自在に連結してなる構成を有している。
前記上部筐体2aには、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)等の表示器4が設けられる一方、前記下部筐体2bには、多数のキー5が配置され且つ回路基板やバッテリー(図示せず)が内蔵されると共に、前記下部筐体2bの側面部には、サイドキー6が装備されている。
前記下部筐体2bは、多数のキー5が配置される表面側のケース部材2b1と、背面側のケース部材2b2とを組み付けるようになっており、表面側のケース部材2b1には、図5及び図6に示される如く、背面側のケース部材2b2とのつなぎ目となるパーティングライン7の部分を一部切り欠くことによって開口部8′が形成されると共に、その内側には、サイドキー6を装着して押した際に該サイドキー6が内側へ潜り込まないようにするためのリブ9が形成され、該リブ9には、サイドキー6の押子部(図示せず)と図示していない回路基板に配置される押圧スイッチとを当接させるための切欠部10が設けられている。尚、図示は省略しているが、背面側のケース部材2b2にも、同様に、表面側のケース部材2b1とのつなぎ目となるパーティングラインの部分を一部切り欠くことによって開口部が形成されると共に、その内側には、サイドキー6を装着して押した際に該サイドキー6が内側へ潜り込まないようにするためのリブが形成され、該リブには、サイドキー6の押子部(図示せず)と図示していない回路基板に配置される押圧スイッチとを当接させるための切欠部が設けられている。
ここで、前記サイドキー6は、下部筐体2bの側面部に形成された開口部8′から外部に露出させるサイドキー本体6aのキートップ部6bと、前記開口部8′内側に位置するようサイドキー本体6aに形成されたフランジ部6cとを備え、図5に示される如く、表面側のケース部材2b1の開口部8′に対し、その開口面と平行な方向へサイドキー本体6aをスライドさせるようにして組み入れると共に、図示していない押圧スイッチが配置された回路基板をセットし、背面側のケース部材2b2を前記表面側のケース部材2b1に対して組み付け、これにより、前記開口部8′から外部に露出させたサイドキー本体6aのキートップ部6bを押すことによって、下部筐体2b内部に固定される回路基板に配置された押圧スイッチを作動させるよう構成されている。
尚、図4〜図6に示されるような携帯電話機におけるサイドキーを示すものとしては、例えば、特許文献1がある。
一方、前述の如き携帯電話機1においては、前記サイドキー6の部分から回路基板の電子部品に静電気が飛び込むことを防止するための対策として、図示していない銅箔シートを追加し、発生した静電気を回路基板のグランド端子へ誘導することも行われている。
尚、携帯電話機ではないが、電器回路への静電気の飛び込みの影響をなくすためのカメラのボタンスイッチ構造を示すものとしては、例えば、特許文献2がある。
特開2004−204298号公報 特開2004−87220号公報
しかしながら、前述の如く、表面側のケース部材2b1と背面側のケース部材2b2とのつなぎ目となるパーティングライン7の部分を一部切り欠くことによって開口部8′を形成するのでは、パーティングライン7が途中で途切れてしまい、直線的につながらなくなるため、外観デザイン上、見栄えが悪くなるという欠点を有していた。
又、回路基板の電子部品に静電気が飛び込むことを防止するための対策として、銅箔シートを追加するのでは、該銅箔シートは、貼り付ける際に切れたりしやすく、作業に手間がかかり、作業工数が増加する一方、貼り付けた後に切れる可能性もあり、信頼性の面で改善の余地が残されていた。
本発明は、斯かる実情に鑑み、外観デザインを向上させることができると共に、静電気対策をその作業工数削減を図りつつ確実に行うことができ、信頼性向上を図り得るキー構造及び該キー構造を備えた電子機器を提供しようとするものである。
本発明は、筐体に形成された開口部から外部に露出させたキー本体のキートップ部を押すことにより、前記筐体内部に固定される回路基板に配置された押圧スイッチを作動させるよう構成したキー構造であって、
前記開口部の内側から前記キー本体の前記キートップ部を挿入して外部に露出させると共に、前記キー本体に形成され前記開口部内側に引っ掛かるフランジ部を、導電性を有する板金からなる押え部材により前記筐体内部における前記開口部の縁部に形成されたリブと一緒に抱え込み保持し、
前記押え部材を前記回路基板のグランドラインに導通させたことを特徴とするキー構造にかかるものである。
又、本発明は、筐体に形成された開口部から外部に露出させたキー本体のキートップ部を押すことにより、前記筐体内部に固定される回路基板に配置された押圧スイッチを作動させるよう構成したキー構造であって、
前記筐体は、複数のケース部材を嵌め合わせて構成されると共に、該複数のケース部材の分割線をまたがずに前記開口部が形成され、
前記開口部の内側から前記キー本体の前記キートップ部を挿入して外部に露出させると共に、前記キー本体に形成され前記開口部内側に引っ掛かるフランジ部を、導電性を有する押え部材により前記筐体内部における前記開口部の縁部に形成されたリブと一緒に抱え込み保持し、
前記押え部材を前記回路基板のグランドラインに導通させたことを特徴とするキー構造にかかるものである。
前記キー構造においては、前記押え部材が前記キー本体の前記キートップ部と反対側の面を支持し、前記回路基板に前記押圧スイッチを複数個配置すると共に、前記キー本体に各押圧スイッチを押下可能な複数個の押子部を形成し、該各押子部に面する前記押え部材の対応箇所に、各押子部と各押圧スイッチとを当接させるための切欠部を設けることができる。
又、前記キー本体における少なくとも二つの前記押子部の中間に、前記キー本体の前記キートップ部を押した際に、前記押え部材に当接して前記キー本体を揺動させるための支点となる突出部を設けることもできる。
更に又、前記押え部材において、前記フランジ部と前記リブとを抱え込み保持する断面略コ字状の折曲部と、前記グランドラインに接触して導通する舌片とは、前記板金の曲げ加工にて形成してなるようにすることもできる。
一方、本発明は、上記のいずれかのキー構造を備えた電子機器にかかるものである。
又、本発明は、開口部が形成された筐体と、
前記開口部から前記筐体の外部に露出すると共に、押圧可能に構成されるキートップ部と、
前記キートップ部に対する押圧に伴い押圧される押圧スイッチが配置された回路基板と、
導電性を有する板金からなり前記回路基板のグランドラインと導通すると共に、前記キートップ部が押圧された際に前記キートップ部の前記筐体の内部側への移動を規制する押え部材と、を備える電子機器にかかるものである。
更に又、本発明は、複数のケース部材から構成され、該複数のケース部材の分割線をまたがずに開口部が形成された筐体と、
前記開口部から前記筐体の外部に露出すると共に、押圧可能に構成されるキートップ部と、
前記キートップ部に対する押圧に伴い押圧される押圧スイッチが配置された回路基板と、
導電性を有し前記回路基板のグランドラインと導通すると共に、前記キートップ部が押圧された際に前記キートップ部の前記筐体の内部側への移動を規制する押え部材と、を備える電子機器にかかるものである。
本発明のキー構造及び該キー構造を備えた電子機器によれば、外観デザインを向上させることができると共に、静電気対策をその作業工数削減を図りつつ確実に行うことができ、信頼性向上を図り得るという優れた効果を奏し得る。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図1〜図3は本発明を実施する形態の一例であって、図中、図4〜図6と同一の符号を付した部分は同一物を表わしており、例示する電子機器は、ヒンジモジュール3を介して折り畳み可能に構成された携帯電話機1であり、特に図示はしないが制御部の制御のもと、操作部としてのキー5の操作を表示部としての表示器4に表示し、無線通信部を利用してネットワークに接続された基地局との無線通信を行うものである。
前記携帯電話機1は、表示部としての表示器4の保護や、非使用時において筐体2を小型化するために折り畳み構造を取っているが、前記操作部が全く操作できないと不都合が生じる。
例えば、前記携帯電話機1を折り畳んだ時に内側になり隠れる表示部の他に、その背面(折り畳んだ際に外側に露出する面)にサブ表示部を設けたりし、ここに時計や電波状況といった必要最低限の情報を示したりしており、このサブ表示部に含まれるバックライトは省電力化のため、必要な時にだけオンされるようになっているが、前記筐体2を折り畳んでその操作部が全く操作できない状態であっても、前記サブ表示部のバックライトをオンする要求を行う時などに用いられるのがサイドキー6である。
そして、本発明を実施する形態の一例においては、図1〜図3に示す如く、下部筐体2bの表面側のケース部材2b1における側面部に、背面側のケース部材2b2との分割線としてのパーティングライン7にかからないよう開口部8を形成し、該開口部8の内側からサイドキー本体6aのキートップ部6bを挿入して外部に露出させると共に、前記開口部8内側に引っ掛かり外側への脱落を防止するようサイドキー本体6aに形成されたフランジ部6cを、導電性を有する押え部材12により、サイドキー本体6aによる押圧スイッチ11の押圧動作を妨げないよう、前記下部筐体2bの表面側のケース部材2b1内部における開口部8の縁部に形成されたリブ13と一緒に抱え込むようにして保持し、前記押え部材12を回路基板14のグランドラインの端子15に接触させ、筐体2内に侵入する静電気を押え部材12を介してグランドラインへ誘導し得るよう構成してある。
本図示例の場合、前記回路基板14の周縁部に、外側に向けて押圧スイッチ11を複数個(図1〜図3の例では二個)配置すると共に、サイドキー本体6aに各押圧スイッチ11を押下可能な複数個(図1〜図3の例では二個)の押子部6dを形成し、該各押子部6dに面する押え部材12の対応箇所に、各押子部6dと各押圧スイッチ11とを当接させるための切欠部12aを設けるようにしてある。尚、サイドキー本体6aは、例えば、軟質のシリコンゴムのベースシート上に、ABS樹脂のキートップ部6bが接着されて形成される。
ここで、前記サイドキー6が設けられる箇所に対応する回路基板14の周縁部のラインは、図3に示す如く、サイドキー6との干渉を避けるよう僅かに内側に凹ませた形状に切り欠いて、切欠凹部14aを形成し、該切欠凹部14aの縁部に押圧スイッチ11を設ける一方、サイドキー本体6aの押子部6dは、サイドキー6の押圧スイッチ11に対向する面において、ケース部材2b1の厚さ方向に対し中ほどに設けてあり、これにより、前記サイドキー6は、回路基板14の切欠凹部14a内に組み込まれる形でケース部材2b1に固定され、極力ケース部材2b1の厚さが増大しないよう考慮されている。
又、前記開口部8の周縁と押え部材12とで挟まれ且つ前記二個の押圧スイッチ11から略等しい距離となるサイドキー本体6aの所要箇所に、該サイドキー本体6aのキートップ部6bを押した際に押え部材12の中央部12dに当接してこれを支点としてサイドキー本体6aをシーソーの如く揺動させるための支点となる突出部6eを設けるようにしてある。
更に又、前記押え部材12は、細長い一枚の板金の長手方向両端部を直角に一回ずつ曲げて、前記サイドキー本体6aのフランジ部6cと前記リブ13とを把持可能な屈曲部12b1を設けると共に、前記直角に曲げた部分の先端部を更にもう一回ずつ直角に曲げて、前記リブ13とケース部材2b1の側壁との隙間に差し込み可能な先端屈曲部12b2を設けることにより、前記サイドキー本体6aのフランジ部6cと前記リブ13とを抱え込むようにして保持する断面略コ字状の折曲部12bを形成し、該折曲部12bがケース部材2b1に取り付けられた状態において前記押圧スイッチ11のストローク方向へサイドキー6が押された際にその力に抗して移動が規制されるよう構成してある。更に、前記押え部材12の一方の屈曲部12b1の下端からは、前記回路基板14に接する方向へ延びる舌片12cを、屈曲部12b1と略直角に折り曲げて形成し、該舌片12cを、若干の弾性を有するバネ接点として回路基板14のグランドラインの端子15に接触させるようにしてある。
尚、前記回路基板14には、グランドラインが敷かれており、ここにシールドケース等も接続される。例えば、図3において、Aはベースバンドチップセットであり、この周辺やアンテナ周辺には高周波回路等が実装されているが、これらは外部からのノイズに弱いばかりか、電磁波を発生するために、シールドケースを必要としている。背面側のケース部材2b2の内側面にはメッキ処理が施されており、又、図3の回路基板14には、前記グランドラインに導通されるバネ接点Bが備えられ、前記背面側のケース部材2b2が表面側のケース部材2b1に取り付けられた際に、バネ接点Bが背面側のケース部材2b2のメッキ処理部分に当接して、該メッキ処理部分がグランドラインに導通することにより、シールドケースが構成されるようになっている。
次に、上記図示例の作用を説明する。
前述の如く構成すると、パーティングライン7を外して設けた開口部8の内側からサイドキー本体6aのキートップ部6bを挿入する関係上、従来のように、サイドキー6を装着して押した際に該サイドキー6が内側へ潜り込まないようにするためのリブ9(図5及び図6参照)を設けることはできないが、該リブ9の代りに別部品としての押え部材12を採用することによりサイドキー6を保持することができ、下部筐体2bの表面側のケース部材2b1における側面部に形成された開口部8から外部に露出させたサイドキー本体6aのキートップ部6bの一方の端部を押した場合、押え部材12の中央部12dに突出部6eが当接してこれを支点としてサイドキー本体6aがシーソーの如く揺動し、押された側の一方の押子部6dによって、回路基板14に配置された一方の押圧スイッチ11を押圧させることが可能となり、又、前記サイドキー本体6aのキートップ部6bの他方の端部を押した場合には、同様に突出部6eを支点としてサイドキー本体6aがシーソーの如く揺動し、押された側の他方の押子部6dによって、回路基板14に配置された他方の押圧スイッチ11を押圧させることが可能となる。
ここで、本図示例においては、下部筐体2bの表面側のケース部材2b1における側面部に、背面側のケース部材2b2とのパーティングライン7にかからないよう開口部8を形成し、該開口部8の内側からサイドキー本体6aのキートップ部6bを挿入して外部に露出させると共に、前記開口部8内側に位置するようサイドキー本体6aに形成されたフランジ部6cを、サイドキー本体6aによる押圧スイッチ11の押圧動作を妨げないようにした押え部材12により、前記下部筐体2bの表面側のケース部材2b1内部における開口部8の縁部に形成されたリブ13と一緒に抱え込むようにして保持してあるため、従来のように、下部筐体2bの表面側のケース部材2b1と背面側のケース部材2b2とのつなぎ目となるパーティングライン7の部分を一部切り欠くことによって開口部8′を形成するのとは異なり、パーティングライン7が途中で途切れず、直線的につながるため、外観デザイン上、見栄えが良くなる。
又、一枚の板金を曲げ加工することによって構成した押え部材12の舌片12cを回路基板14のグランドラインの端子15に接触させ、筐体2内に侵入する静電気を押え部材12を介してグランドラインへ誘導することができるようにしてあるため、従来のように、回路基板14の電子部品に静電気が飛び込むことを防止するための対策として、貼り付ける際や貼り付けた後に切れる可能性のある銅箔シートを追加するのに比べ、前記押え部材12を組み付ける作業に手間がかからず、作業工数が減少すると共に、前記押え部材12は組み付けた後に切れる心配もなく、信頼性も高まることとなる。
こうして、外観デザインを向上させることができると共に、静電気対策をその作業工数削減を図りつつ確実に行うことができ、信頼性向上を図り得る。
尚、本発明のキー構造及び該キー構造を備えた電子機器は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、携帯電話機に限らず、PDAやデジタルカメラ等にも適用可能なこと等、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。又、本発明のキー構造及び該キー構造を備えた電子機器の説明として、サイドキー6を用いて説明したが、側面に備えたものだけでなく、背面や正面等、同様の構成をとることができる箇所であれば、その箇所に適用しても良いことは言うまでもない。
本発明を実施する形態の一例を示す側面図である。 本発明を実施する形態の一例における下部筐体の表面側のケース部材を裏返してその内面側を示す斜視図であって、サイドキーを組み付ける途中の状態を示す図である。 図2に示す状態から更に回路基板をセットした状態を示す斜視図である。 電子機器としての折畳式の携帯電話機の従来例を示す斜視図である。 従来例における下部筐体の表面側のケース部材を示す斜視図であって、サイドキーを組み付ける途中の状態を示す図である。 図5に示される下部筐体の表面側のケース部材を裏返してその内面側を示す斜視図である。
符号の説明
1 携帯電話機(電子機器)
2 筐体
2b 下部筐体
2b1 ケース部材
2b2 ケース部材
6 サイドキー(キー)
6a サイドキー本体(キー本体)
6b キートップ部
6c フランジ部
6d 押子部
6e 突出部
7 パーティングライン(分割線)
8 開口部
11 押圧スイッチ
12 押え部材
12a 切欠部
12b 折曲部
12c 舌片
13 リブ
14 回路基板
15 端子

Claims (8)

  1. 筐体に形成された開口部から外部に露出させたキー本体のキートップ部を押すことにより、前記筐体内部に固定される回路基板に配置された押圧スイッチを作動させるよう構成したキー構造であって、
    前記開口部の内側から前記キー本体の前記キートップ部を挿入して外部に露出させると共に、前記キー本体に形成され前記開口部内側に引っ掛かるフランジ部を、導電性を有する板金からなる押え部材により前記筐体内部における前記開口部の縁部に形成されたリブと一緒に抱え込み保持し、
    前記押え部材を前記回路基板のグランドラインに導通させたことを特徴とするキー構造。
  2. 筐体に形成された開口部から外部に露出させたキー本体のキートップ部を押すことにより、前記筐体内部に固定される回路基板に配置された押圧スイッチを作動させるよう構成したキー構造であって、
    前記筐体は、複数のケース部材を嵌め合わせて構成されると共に、該複数のケース部材の分割線をまたがずに前記開口部が形成され、
    前記開口部の内側から前記キー本体の前記キートップ部を挿入して外部に露出させると共に、前記キー本体に形成され前記開口部内側に引っ掛かるフランジ部を、導電性を有する押え部材により前記筐体内部における前記開口部の縁部に形成されたリブと一緒に抱え込み保持し、
    前記押え部材を前記回路基板のグランドラインに導通させたことを特徴とするキー構造。
  3. 前記押え部材が前記キー本体の前記キートップ部と反対側の面を支持し、前記回路基板に前記押圧スイッチを複数個配置すると共に、前記キー本体に各押圧スイッチを押下可能な複数個の押子部を形成し、該各押子部に面する前記押え部材の対応箇所に、各押子部と各押圧スイッチとを当接させるための切欠部を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載のキー構造。
  4. 前記キー本体における少なくとも二つの前記押子部の中間に、前記キー本体の前記キートップ部を押した際に、前記押え部材に当接して前記キー本体を揺動させるための支点となる突出部を設けたことを特徴とする請求項記載のキー構造。
  5. 前記押え部材において、前記フランジ部と前記リブとを抱え込み保持する断面略コ字状の折曲部と、前記グランドラインに接触して導通する舌片とは、前記板金の曲げ加工にて形成してなることを特徴とする請求項記載のキー構造。
  6. 請求項1〜5のいずれか一つに記載のキー構造を備えた電子機器。
  7. 開口部が形成された筐体と、
    前記開口部から前記筐体の外部に露出すると共に、押圧可能に構成されるキートップ部と、
    前記キートップ部に対する押圧に伴い押圧される押圧スイッチが配置された回路基板と、
    導電性を有する板金からなり前記回路基板のグランドラインと導通すると共に、前記キートップ部が押圧された際に前記キートップ部の前記筐体の内部側への移動を規制する押え部材と、を備える電子機器。
  8. 複数のケース部材から構成され、該複数のケース部材の分割線をまたがずに開口部が形成された筐体と、
    前記開口部から前記筐体の外部に露出すると共に、押圧可能に構成されるキートップ部と、
    前記キートップ部に対する押圧に伴い押圧される押圧スイッチが配置された回路基板と、
    導電性を有し前記回路基板のグランドラインと導通すると共に、前記キートップ部が押圧された際に前記キートップ部の前記筐体の内部側への移動を規制する押え部材と、を備える電子機器。
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