JP2006270035A - 携帯電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 携帯電子機器を構成する筐体の側面にキー操作部を配しても、筐体の小型化及び携帯電子機器の製造効率の向上を図ることができるようにする。
【解決手段】 回路基板21と、前記回路基板21の厚さ方向に重ねて配される略板状の補強部材23とを筐体2の内部に設けた携帯電子機器であって、前記補強部材23の周縁に設けられると共に前記厚さ方向に延びる略板状の基台35と、前記厚さ方向に沿う前記基台35の表面35aに固定されると共に前記厚さ方向に沿う前記筐体2の側面2eに露出するキー操作部13とを備える携帯電子機器を提供する。
【選択図】 図4

Description

この発明は、筐体の側面にキー操作部を配した携帯電子機器に関する。
近年、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistants)、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、ノート型パーソナルコンピュータ等の携行可能な携帯電子機器には、多くの機能が搭載される傾向にあり、これらの機能は、筐体内部に設けられると共に筐体の主面に露出する操作ボタン(キー操作部)を操作することにより発揮する。また、これら多数の機能の中には、通話や撮影等の機能を操作ボタンで操作している最中に、新たな動作を別個の操作ボタンで発生させるものもある。
そこで、これら各操作ボタンを相互に離間させることで容易に操作できるように、従来の携帯電子機器には、筐体の主面だけではなく、主面に隣接する筐体の側面にも操作ボタンを配して構成したものがある(例えば、特許文献1参照。)。筐体の側面に配する操作ボタンは、筐体の内面から一体的に突出して形成された複数のリブに組み込むことで、筐体の側面の所定位置に固定される。
特開平4−61991号公報
しかしながら、上記従来の携帯電子機器においては、操作ボタンを組み込むための複数のリブを筐体の内面から突出させる必要があるため、これら回路基板や各種電子部品はこれらリブを回避した位置に配する必要がある。したがって、筐体の内部空間を余分に大きくする必要があり、筐体の小型化が困難になるという問題がある。また、複数のリブに取り付ける操作ボタンは、筐体内部に組み込む他の部材とは別個に組み込む必要があるため、携帯電子機器の製造効率が低下する虞がある。
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、筐体の側面にキー操作部を配しても筐体の小型化を図り、かつ、製造効率の向上を図ることができる携帯電子機器を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明に係る携帯電子機器は、回路基板と、前記回路基板の厚さ方向に重ねて配される略板状の補強部材とを筐体内部に設けたものであって、前記補強部材の周縁に設けられると共に前記厚さ方向に延びる略板状の基台と、前記厚さ方向に沿う前記基台の表面に固定されると共に前記厚さ方向に沿う前記筐体の側面に露出するキー操作部とを備えることを特徴とする。
なお、前記補強部材は、回路基板や筐体の剛性を向上させる役割を果たすものである。
また、本発明に係る携帯電子機器は、前記基台が、前記厚さ方向に沿って、前記補強部材から少なくとも前記回路基板の周縁に隣接する位置まで延びていることを特徴とする。
さらに、本発明に係る携帯電子機器は、前記キー操作部が、前記筐体の側面に露出すると共に前記基台の表面に向けて押下操作可能な押圧部と、前記基台の表面と前記押圧部との間に配される接点部とを備え、該接点部が、可撓性を有するフレキシブル基板の表面に形成されることを特徴とする。
また、本発明に係る携帯電子機器は、前記フレキシブル基板が、前記基台の表面、及び、前記厚さ方向に直交する前記補強部材の表面にわたって配されることを特徴とする。
さらに、本発明に係る携帯電子機器は、前記基台が、前記押圧部を前記基台の表面に係止させる係合部を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る携帯電子機器は、前記係合部が前記基台の表面から突出する突起部を備え、前記押圧部に前記突起部を圧入させて嵌合させる嵌合部が形成されていることを特徴とする。
さらに、本発明に係る携帯電子機器は、前記係合部が前記基台の表面から突出する一対の引っ掛け部を備え、前記押圧部が弾性変形可能に構成されると共に、その両端に前記一対の引っ掛け部にそれぞれ係合させる一対の係止部を有して構成され、前記一対の引っ掛け部の間の間隔が前記一対の係止部の間の間隔よりも長いことを特徴とする。
また、本発明に係る携帯電子機器は、前記回路基板の表面に電子部品が設けられると共に、前記補強部材が前記電子部品を覆うように前記回路基板と前記厚さ方向に重ねて配され、前記補強部材及び前記基台が導電性を有していることを特徴とする。
この発明によれば、キー操作部は、補強部材に設けられた略板状の基台に固定されるため、キー操作部を筐体の側面に露出させても、筐体内部に固定するための別途部材が不要となる、すなわち、従来のように、キー操作部を筐体内部に取り付けるためのリブを筐体内面に形成する必要がない。このため、リブ等の別途部材に基づいて、筐体内部における回路基板及び補強部材の配置が制限されることがなくなる。したがって、回路基板や補強部材を筐体の内部空間の適正な位置に配することができ、筐体の小型化を図ることが可能となる。
また、キー操作部は基台を介して補強部材に固定されるため、キー操作部を補強部材と同時に筐体内部に組み込むことができる。したがって、携帯電子機器を製造する際にキー操作部を筐体内部に別途組み込む工程が不要となり、携帯電子機器の製造効率の向上を図ることができる。さらに、筐体に対するキー操作部の取付強度を十分に確保することもできる。
図1から図4は本発明に係る第1の実施形態を示しており、ここで説明する実施の形態は、この発明を携帯電話機に適用した場合のものである。
図1に示すように、この実施の形態に係る携帯電話機(携帯電子機器)1は、第1の筐体2と、この第1の筐体2の厚さ方向に重ね合わせ可能な第2の筐体3と、これら2つの筐体2,3を相互に折り畳み自在に連結するヒンジ部5とを備えている。なお、ヒンジ部5は、2つの筐体2,3の各端部2a,3a(以下、基端部2a,3aと呼ぶ。)同士を連結するように配されている。
第2の筐体3の内部には、LCD(Liquid Crystal Display)等、表面に各種情報を表示する表示面7aを有する表示部7及び通話用のスピーカ部9が設けられている。表示部7の表示面7aは、2つの筐体2,3を相互に重ね合わせた状態において第1の筐体2に対向する第2の筐体3の対向面3c側に露出している。スピーカ部9は、基端部3aとは反対側に位置する第2の筐体3の先端部3bに配されており、第2の筐体3の対向面3cから第2の筐体3の内部空間に貫通する開口部3dを介して外方に露出している。
第1の筐体2の内部には、通話キー、終話キー等の各種の押圧可能な複数の操作キー10,12を備えた2つのキー操作部11,13及び通話用のマイクロフォン部15が設けられている。第1のキー操作部11の各操作キー10は、2つの筐体2,3を相互に重ね合わせた状態において第2の筐体3に対向する第1の筐体2の対向面2cから外方に露出している。また、第2のキー操作部13の各操作キー12は、対向面2cに隣接する第1の筐体2の側面2eから外方に露出している。なお、第1の筐体2の側面2eは、第1の筐体2の厚さ方向に沿って形成されている。
マイクロフォン部15は、基端部2aとは反対側に位置する第1の筐体2の先端部2bに配されており、第1の筐体2の対向面2cから第1の筐体2の内部空間に貫通する開口部2dを介して外方に露出している。
この第1の筐体2は、第1の筐体2の対向面2c側を構成するフロントケース17、及び、第1の筐体2の外面2f側を構成するリアケース19を備えている。これらフロントケース17及びリアケース19は、互いに第1の筐体2の厚さ方向に結合可能となっている。
この第1の筐体2の内部には、図2〜4に示すように、外面2fの反対側に位置するリアケース19の内面19a側から、回路基板21、シールドケース(補強部材)23、フレキシブル基板25、及び、前述した第1のキー操作部11を構成する複数の操作キー10が重ねて配されている。シールドケース23に対向する回路基板21の表面21aには、複数の電子部品27が配されている。
シールドケース23は、導電性を有しており、回路基板21の電子部品27を覆うように回路基板21の厚さ方向に重ねて配されている。
すなわち、シールドケース23は、回路基板21の表面21aに対向する略板状のシールド板29の裏面29bに側壁部31やリブ33を一体的に立設して構成されている。そして、シールドケース23を回路基板21に重ねて配した状態においては、側壁部31やリブ33の先端が回路基板21の表面21aに当接するため、シールド板29の裏面29bと回路基板21の表面21aとの間には隙間が形成され、この隙間に電子部品27が配されることになる。なお、側壁部31は、シールド板29の裏面29bの周縁に設けられると共に、回路基板21の表面21aの周縁、及び/又は、グランドパターンに当接するように構成されている。
このように構成されたシールドケース23は、回路基板21の電子部品27を覆っているため、第1の筐体2の内部に進入する静電気が電子部品に到達することを防止する役割を果たしている。また、このシールドケース23は、第1の筐体2の内部の所定位置に固定されるようになっており、回路基板21や第1の筐体2の剛性を向上させる役割も果たしている。
シールドケース23の側壁部31には、シールド板29から回路基板21に向けて、回路基板21の厚さ方向に延びるように当該厚さ方向(側壁部31)に沿って略矩形板状の基台35が一体的に形成されており、この基台35も導電性を有している。
基台35は、回路基板21及びシールドケース23を相互に重ねて配した状態において、回路基板21の周縁に隣接して位置する。また、基台35は、表面21aとは反対側に位置する回路基板21の裏面21bからさらに厚さ方向に延在している。
さらに、この基台35の表面35aは、シールド板29の表面29aや裏面29bに対して略直交しており、シールドケース23を第1の筐体2の内部に配した状態において、第1の筐体2の側面2e側に開口する開口部2gに対向する。
シールド板29に隣接する基台35の基端部35bには、基台35の表面35aから突出する突起部37が一対形成されている。これら一対の突起部37は、シールド板29の周縁の長手方向に沿う基台35の両端に設けられている。
また、基台35の延在方向の先端部35c側にはL字リブ39が一対形成されている。各L字リブ39は、基台35の表面35aから突出する主壁部39aと、主壁部39aの先端から基台35の基端部35b側に延びる鉤部39bとを備えている。すなわち、基台35の表面35aと鉤部39bとの間には隙間が形成される。これら一対のL字リブ39は、相互に間隔を介して基台35の長手方向に配列されている。
フレキシブル基板25は、薄膜状に形成されると共に可撓性を有しており、シールド板29及び基台35の表面29a,35aにわたって配されている。すなわち、このフレキシブル基板25は、一体的に形成された2つのスイッチシート41,43からなり、第1のスイッチシート41は、シールド板29の表面29aに配されるようになっている。また、第2のスイッチシート43は、基台35の表面35aに配されると共に、第1のスイッチシート41に対して略直交して配されるように折り曲げられている。
これら2つのスイッチシート41,43の表面41a,43aには、各キー操作部11,13用のスイッチパターン(接点部)45,47が複数形成されている。また、これらスイッチパターン45,47は、各キー操作部11,13の操作キー10,12と同じ数だけ形成され、前述した回路基板21と電気的に接続されている。
第2のキー操作部13は、前述した複数の操作キー12と、第2のスイッチシート43に形成された複数のスイッチパターン47と、略矩形板状の弾性変形可能なゴムシート49とを備えている。
操作キー12は、このゴムシート49の表面49aに配されており、第1の筐体2の開口部2gを介して外方に露出するようになっている。そして、ゴムシート49は、エストラマーやゴム等の弾性変形可能な樹脂から形成されており、その裏面49bが第2のスイッチシート43を介して基台35の表面35aに対向するように配される。この状態においては、ゴムシート49と第2のスイッチシート43のスイッチパターン47との間に隙間が形成されている。
このように構成された第2のキー操作部13において、操作キー12をゴムシート49の表面49aから裏面49b側に押下した際には、ゴムシート49が弾性変形し、その裏面49b側が第2のスイッチシート43のスイッチパターン47に当接することになる。
これら操作キー12及びゴムシート49により第1の筐体2の外方から基台35の表面35aに向けて押下操作可能な押圧部51が構成されている。
また、ゴムシート49には、その厚さ方向に貫通する一対の孔(嵌合部)53が形成されており、これら孔53は、ゴムシート49を第2のスイッチシート43に配する際に、基台35の突起部37を挿通させるものである。各孔53の大きさは突起部37よりも小さく形成されているため、一対の突起部37を各孔53に挿通させる際には、ゴムシート49が弾性変形し、突起部37が孔53に圧入されるようになっている。これにより、突起部37が孔53に嵌合することになる。
また、ゴムシート49を第2のスイッチシート43に配した状態においては、L字リブ39の鉤部39bと基台35との隙間にゴムシート49の端部が挿入されるようになっており、この状態においては、ゴムシート49の端部が第2のスイッチシート43に対してめくれ上がることを防止している。
これら基台35の突起部37及びL字リブ39により、第2のキー操作部13の押圧部51を基台35の表面35aに係止する係合部55が構成されている。なお、この係合部55により押圧部51を基台35の表面35aに固定することができるため、第2のスイッチシート43を基台35と押圧部51とにより挟み込むこともできる。
第1のキー操作部11は、第2のキー操作部13と同様に、前述した複数の操作キー10及び第1のスイッチシート41に形成された複数のスイッチパターン45とを備えている。複数の操作キー10は、第1の筐体2の内面から対向面2cまで貫通する貫通孔17aからそれぞれ外方に露出するようになっている。そして、各操作キー10を外方から押下した際には、図示しないゴムシートを介してスイッチパターン45に当接することになる。
以上のように構成された携帯電話機1において、第2のキー操作部13を第1の筐体2の内部に組み込む方法について以下に説明する。
第2のキー操作部13を第1の筐体2の内部に組み込む際には、はじめに、各スイッチシート41,43をそれぞれシールド板29及び基台35の表面29a,35aに配する。次いで、基台35の突起部37をゴムシート49の孔53に圧入すると共にゴムシート49の端部をL字リブ39の鉤部39bと基台35との間に挿入して、ゴムシート49を基台35の表面35a側に取り付ける。この状態においては、押圧部51及び第2のスイッチシート43が基台35の表面35aに固定されることになる。
最後に、回路基板21、フレキシブル基板25及び押圧部51を取り付けたシールドケース23及び第1のキー操作部11の操作キー10をリアケース19の内面19aから順次重ねて配置し、シールドケース23を回路基板21側に押さえつけるように、リアケース19にフロントケース17を結合することで第2のキー操作部13の組込作業が完了する。
上記のように、この携帯電話機1によれば、第2のキー操作部13は、シールドケース23に設けられた基台35に固定されるため、第2のキー操作部13を第1の筐体2の内部に固定するための別途部材が不要となる。すなわち、従来のように、第2のキー操作部13を第1の筐体2内部に取り付けるためのリブを第1の筐体2の内面に形成する必要がない。このため、リブ等の別途部材に基づいて、第1の筐体2内部における回路基板21及びシールドケース23の配置が制限されることがなくなる。したがって、回路基板21やシールドケース23を第1の筐体2の内部空間の適正な位置に配することができ、第1の筐体2の小型化を図ることが可能となる。
また、第2のキー操作部13は基台35を介してシールドケース23に固定されるため、第2のキー操作部13をシールドケース23と同時に第1の筐体2の内部に組み込むことができる。したがって、携帯電話機1を製造する際に第2のキー操作部13を第1の筐体2の内部に別途組み込む工程が不要となり、携帯電話機1の製造効率の向上を図ることができる。さらに、第1の筐体2に対する第2のキー操作部13の取付強度を十分に確保することもできる。
また、基台35を回路基板21の周縁に隣接して配することにより、第2のキー操作部13を回路基板21の周縁に隣接する位置に配することができる。これにより、第2のキー操作部13は回路基板21の厚さ方向に重ならないため、第1の筐体2の薄型化を図ることができる。
さらに、可撓性を有する第2のスイッチシート43は、略板状の基台35により支持されるため、押圧部51の押下操作によりスイッチパターン47を押圧しても、第2のスイッチシート43が変形することを防止できる。すなわち、第2のスイッチシート43が可撓性を有していても上記押下操作による押圧力に十分に耐えることができる。
また、2つのスイッチシート41,43は、1枚のフレキシブル基板25により一体的に形成されているため、このフレキシブル基板25をシールドケース23に取り付けるだけで、各スイッチシート41,43をシールド板29及び基台35の表面29a,35aにそれぞれ配することができる。したがって、第2のキー操作部13を第1の筐体2の内部に組み込む工程数を削減して、携帯電話機1の製造効率をさらに向上させることができる。
さらに、係合部55により押圧部51を基台35の表面35aに係止させる、特に、突起部37を孔53に圧入させて嵌合させることで、第2のキー操作部13を確実に基台35の表面35aに固定することができる。また、基台35及び押圧部51により第2のスイッチシート43を挟み込むことができるため、この第2のスイッチシート43を別個で基台35の表面35aに固定する必要が無くなる。したがって、第2のキー操作部13の基台35への取付作業を容易に行うことができる。
また、シールドケース23は導電性を有しているため、静電気が回路基板21の表面21aに配された電子部品27に到達することを防止できる。さらに、基台35は、導電性を有すると共に第1の筐体2の側面2eに開口する開口部2gに対向して配されているため、この開口部2gから第1の筐体2の内部に静電気が進入することも抑制できる。
また、シールドケース23を回路基板21のグランドパターンに電気接続しておき、さらに、基台35とシールドケース23とを電気接続しておくことにより、電子部品27への静電気の到達を確実に防止し、開口部2gから第1の筐体2の内部への静電気の進入を確実に抑制することができる。したがって、静電気に基づく携帯電話機1の誤動作を防ぐことができる。
次に、この発明に係る第2の実施形態について図5を参照して説明する。なお、この第2の実施形態における携帯電話機は、第1の実施形態と基台の係合部及び押圧部の構成について異なっている。ここでは、基台の係合部及び押圧部の構成のみについて説明し、携帯電話機1の構成要素と同一の部分については同一符号を付し、その説明を省略する。
図5に示すように、この携帯電話機においては、基台71の表面71aから突出する引っ掛け部73が一対形成されている。これら一対の引っ掛け部73は、シールド板29の側壁部31の長手方向(AB方向)に沿う基台71の両端に相互に間隔を介して設けられている。各引っ掛け部73は、基台71の表面71aから突出する主壁部73aと、主壁部73aの先端より相対する引っ掛け部73から離間する方向に延びる鉤部73bとを備えている。すなわち、各引っ掛け部73は、相互に逆向きの略L字状に形成されている。
また、押圧部75を構成する弾性変形可能なゴムシート77には、その厚さ方向に貫通する一対の係止孔(係止部)79が形成されており、これら係止孔79は、ゴムシート77を第2のスイッチシート43上に配する際に、基台71の引っ掛け部73を挿通させるものである。これら一対の係止孔79は、これらの間の間隔が前述した一対の引っ掛け部73の間の間隔よりも短くなる位置にそれぞれ形成されている。なお、この一対の引っ掛け部73により、第2のキー操作部81の押圧部75を基台71の表面71aに係止する係合部83が構成されている。
このゴムシート77を備える第2のキー操作部81を基台71の表面71aに固定する際には、AB方向にゴムシート77を弾性的に引き延ばした状態で、各係止孔79を各引っ掛け部73の主壁部73aに引っ掛ければよい。この状態においては、ゴムシート77が弾性変形して引き延ばされた状態となる。
上記のように、この携帯電話機によれば、一対の引っ掛け部73の間の間隔が一対の係止孔79の間の間隔よりも長いため、押圧部75を基台71に固定した状態においてはゴムシート77が弾性変形して引き延ばされた状態となり、ゴムシート77に一対の係止孔79の間隔を縮めようとする力が働く。したがって、押圧部75を基台71の表面71a上に確実に保持することができる。
さらに、各引っ掛け部73には、相互に離間する方向に延びる鉤部73bが主壁部73aの先端に形成されているため、ゴムシート77が引っ掛け部73から抜け落ちることを確実に防止できる、すなわち、押圧部75が基台71の表面71aから脱落することをさらに確実に防止できる。
なお、押圧部75を構成する操作キー12の押下操作の操作感を考慮すると、ゴムシート77は柔らかい方が、すなわち、ゴムシート77の弾性率は低い方が好ましいが、この構成の場合には、ゴムシート77の弾性率の大きさに関わらず、押圧部75を基台71の表面71aに確実に固定することができる。
また、この携帯電話機によれば、押圧部75は弾性的に引き延ばされた状態で基台71の表面71aに配されるため、第1の実施形態のようにL字リブ39を設けなくても、ゴムシート77がスイッチシート43に対してめくれ上がることを防止できる。これにより、フロントケース17とリアケース19とを結合する際に、押圧部75がこれらフロントケース17とリアケース19との間に挟み込まれることを容易に防ぐこともできる。したがって、第2のキー操作部81の組込作業を容易に行うことができる。
さらに、ゴムシート77は、少なくとも一対の係止孔79の間の間隔が一対の引っ掛け部73の間の間隔よりも狭くなるように形成されればよいため、ゴムシート77を高精度に形成する必要がなくなる。したがって、ゴムシート77を安価に製造することができ、携帯電話機の製造コスト削減も図ることができる。
なお、このゴムシート77は、一対の係止孔79の間の間隔が一対の引っ掛け部73の間の間隔よりも狭くなるように構成されるとしたが、これに限ることはなく、一対の係止孔79の間の間隔が一対の引っ掛け部73における一対の主壁部73aの間の間隔と略同一であって、一対の鉤部73bの端部間の間隔よりも短くなるように構成されてもよい。この場合においても、ゴムシート77を備える第2のキー操作部81を基台71の表面71aに取り付けたり、当該表面71aから取り外す際には、AB方向にゴムシート77を弾性的に引き延ばした状態で、各係止孔79に各引っ掛け部73の鉤部73bを挿通させればよい。また、押圧部75を基台に固定した状態においては、鉤部73bによってゴムシート77が引っ掛け部73から抜け落ちることを防止できる。
なお、上記の実施形態において、係合部55,83は、基台35に形成された突起部37及びL字リブ39、若しくは、基台71に形成された引っ掛け部73から構成されるとしたが、これに限ることはなく、少なくとも第2のキー操作部13,81の押圧部51,75を基台35,71の表面35a,71aに係止するように構成されていればよい。
また、基台35,71は、シールド板29から回路基板21に向けて延び、回路基板21の裏面21bからさらに厚さ方向に延在するとしたが、これに限ることはなく、少なくとも回路基板21の周縁に隣接して位置していればよい。この構成であっても第2のキー操作部13,81を回路基板21の周縁に隣接する位置に配することができる。
さらに、基台35,71は、シールド板29から回路基板21に向かう方向に延びるとしたが、第1の筐体2の薄型化を考慮しない場合には、これに限らず、少なくとも回路基板21の厚さ方向に延びていればよい。
また、基台35,71は、シールドケース23に一体的に形成されるとしたが、これに限ることはなく、少なくともシールドケース23に固定されていればよい。すなわち、基台35,71は、例えば、シールドケース23に対して着脱可能に形成されるとしてもよい。
さらに、第2のキー操作部13,81は、基台35,71の表面35a,71aに配されるとしたが、これに限ることはなく、例えば、シールドケース23の側壁部31の表面に直接配するとしても構わない。すなわち、この構成の場合には、シールドケース23の側壁部31が上記実施形態における基台35,71として機能することになる。
また、シールドケース23や基台35,71は導電性を有するとしたが、静電気対策を考慮しない場合には、これに限ることはなく、少なくとも回路基板21や第1の筐体2の剛性を向上させたり、フレキシブル基板25を支持できる程度の硬さを有していればよい。
さらに、2つのスイッチシート41,43は、1枚のフレキシブル基板25から構成されるとしたが、それぞれ別個のフレキシブル基板から構成されるとしても構わない。
また、ゴムシート49,77の表面49a,77aには、複数の操作キー12が配されるとしたが、これに限ることはなく、少なくとも1つの操作キー12が配されていればよい。すなわち、複数の操作キー12をそれぞれ別個のゴムシートの表面に配する構成としても構わない。
さらに、ゴムシート49,77と操作キー12とが同一材料から一体的に形成されるとしてもよい。
さらに、上記実施形態においては、ヒンジ部5によって互いに連結された2つの筐体2,3を備える携帯電話機1について述べたが、これに限ることはなく、例えば、1つの筐体から構成される携帯電話機であっても構わない。
また、携帯電話機に限ることはなく、少なくとも筐体の側面から外方に露出するキー操作部を備える携帯電子機器に適用することができ、例えば、PDAやデジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、ノート型パーソナルコンピュータであってもよい。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
この発明の第1の実施形態に係る携帯電話機の第1、第2の筐体を相互に開いた状態を示す概略斜視図である。 図1の携帯電話機において、フロントケース、リアケース、フレキシブル基板、シールドケース、回路基板、及び押圧部を示す分解斜視図である。 図1の携帯電話機において、シールドケース及び第2のキー操作部の構成を示す拡大斜視図である。 図1の携帯電話機において、シールドケース及び第2のキー操作部の構成を示す拡大断面図である。 この発明の第2の実施形態に係る携帯電話機において、シールドケース及び第2のキー操作部の構成を示す拡大斜視図である。
符号の説明
1 携帯電話機(携帯電子機器)
2 第1の筐体
2e 側面
13,81 第2のキー操作部
21 回路基板
21a 表面
23 シールドケース(補強部材)
25 フレキシブル基板
27 電子部品
29a 表面
35,71 基台
35a,71a 表面
37 突起部
43a 表面
47 スイッチパターン(接点部)
51,75 押圧部
53 孔(嵌合部)
55,83 係合部
73 引っ掛け部
79 係止孔(係止部)

Claims (8)

  1. 回路基板と、該回路基板の厚さ方向に重ねて配される略板状の補強部材とを筐体内部に設けた携帯電子機器であって、
    前記補強部材の周縁に前記厚さ方向に沿って設けられる略板状の基台と、前記基台に固定されると共に前記厚さ方向に沿う前記筐体の側面に露出するキー操作部とを備えることを特徴とする携帯電子機器。
  2. 前記基台が、前記厚さ方向に沿って、前記補強部材から少なくとも前記回路基板の周縁に隣接する位置まで延びていることを特徴とする請求項1に記載の携帯電子機器。
  3. 前記キー操作部が、前記筐体の側面に露出すると共に前記基台の表面に向けて押下操作可能な押圧部と、前記基台の表面と前記押圧部との間に配される接点部とを備え、
    該接点部が、可撓性を有するフレキシブル基板の表面に形成されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の携帯電子機器。
  4. 前記フレキシブル基板が、前記基台の表面、及び、前記厚さ方向に直交する前記補強部材の表面にわたって配されることを特徴とする請求項3に記載の携帯電子機器。
  5. 前記基台が、前記押圧部を前記基台の表面に係止させる係合部を備えることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の携帯電子機器。
  6. 前記係合部が、前記基台の表面から突出する突起部を備え、
    前記押圧部に、前記突起部を圧入させて嵌合させる嵌合部が形成されていることを特徴とする請求項5に記載の携帯電子機器。
  7. 前記係合部が、前記基台の表面から突出する一対の引っ掛け部を備え、
    前記押圧部が、弾性変形可能に構成されると共に、その両端に前記一対の引っ掛け部にそれぞれ係合させる一対の係止部を有して構成され、
    前記一対の引っ掛け部の間の間隔が、前記一対の係止部の間の間隔よりも長いことを特徴とする請求項5に記載の携帯電子機器。
  8. 前記回路基板の表面に電子部品が設けられると共に、前記補強部材が前記電子部品を覆うように前記回路基板と前記厚さ方向に重ねて配され、
    前記補強部材及び前記基台が導電性を有していることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の携帯電子機器。

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