JP2000114558A - 多結晶シリコン膜の形成方法 - Google Patents
多結晶シリコン膜の形成方法Info
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Abstract
適なBSF機能を有した下地層を低コストで形成するこ
とによって、高効率で低コストな薄膜多結晶シリコン太
陽電池の製造を可能とすることを目的とする。 【解決手段】 基板上に、シリコンと共融系を成す金属
元素を含有する薄膜層とシリコン層とを積層して形成
し、次いでこれを熱処理することによって前記金属元素
とシリコンとを反応させて、前記基板上に上下二層から
成る多結晶シリコン膜を形成する多結晶シリコン膜の形
成方法において、前記シリコン層中にボロンを1×10
18〜1×1022toms/cm3 含有させて前記熱処理
をする。
Description
の形成方法に関し、特に太陽電池などに使用される薄膜
多結晶シリコン膜の形成方法に関する。
率な次世代太陽電池の研究開発は、国内外で活発に進め
られてきているが、このうち、特にシリコンを主材料と
した薄膜多結晶シリコン太陽電池は、コスト、変換効
率、資源問題、環境問題等を総合的に考慮すると、次世
代太陽電池として最も有力であると考えられている。
電池を形成するには、充分高品質な光活性層を形成する
ことが最も重要な要件であるが、この光活性層の品質を
最大限活かしてより高い変換効率を得るには、光活性層
の品質以外にも様々な要件についてその品質を向上させ
る必要がある。
が形成される側とは反対側にBSF層を形成する方法
は、高変換効率を得るための最も効果的かつ一般的な方
法として太陽電池全般に広く用いられている。
当然、このBSF機能を有効に用いることが高効率化の
ための重要要件の一つであるが、このBSF機能は、光
活性層形成のために形成される下地層にその機能を担わ
せることが一般的であり、様々な手法でその形成方法の
研究開発がなされている。
または微結晶質シリコンに、レーザーまたはエネルギー
ビームを照射してこれを溶融再結晶化する方法が知られ
ている(例えば、特開平9−312258号公報等を参
照)。
ルによって下地結晶シリコンを比較的大粒径化できるこ
と、また、薄膜多結晶シリコンを比較的低温下で形成で
きること等が挙げられるが、一方、レーザーアニール工
程に長時間を要するため、太陽電池素子として実用的な
大面積基板を用いる際には、スループットに問題があ
る。
形成された非晶質シリコンをSPC(固相結晶化)法を
用いて多結晶化する方法が知られている(例えば、Pro
c.1st. WCPEC (1994)p.1315−1318、特開平2−28
315号公報、特開平6−204539号公報、特開平
7−135332号公報、特開平7−335660号公
報等を参照)。
なSUS基板を用いていること、また、SPC工程が6
00℃程度の比較的低温プロセスであることが挙げられ
るが、一方、SPC工程に約10時間という長時間を要
し、また、得られる結晶についても充分大粒径化するの
が難しいという問題を抱えている。
法によりシリコン粒を溶融、射出して多結晶シリコン層
を形成する方式が知られている(例えば、特開平5−3
15258号公報、特開平5−315259号公報、特
開平5−315260号公報、特開平5−326414
号公報、特開平6−208960号公報、特開平6−2
08961号公報等を参照)。
を見込めるカーボン基板を用いていること、多結晶シリ
コン成膜を非常に高速に行え、また、多結晶シリコン粒
を大粒径化できることが挙げられるが、成膜温度をシリ
コンの融点近傍の高温度とする必要があるため、多大な
熱エネルギーを要するという問題がある。
し、薄膜多結晶シリコン太陽電池の高効率化に好適なB
SF機能を有した下地層を低コストで形成することによ
って、高効率で低コストな薄膜多結晶シリコン太陽電池
の製造が可能な多結晶シリコン膜の形成方法を提供する
ことを目的とする。
に、請求項1に係る発明では、基板上に、シリコンと共
融系を成す金属元素を含有する薄膜層とシリコン層とを
積層して形成し、次いでこれを熱処理することによって
前記金属元素とシリコンとを反応させて、前記基板上に
上下二層から成る多結晶シリコン膜を形成する多結晶シ
リコン膜の形成方法において、前記シリコン層中にボロ
ンを1×1018〜1×1022atoms/cm3 含有さ
せて前記熱処理をすることを特徴とする。
する薄膜層がAl、Sn、Inのうちのいずれか一種も
しくは複数種から成ることが望ましい。
する薄膜層の膜厚が0.3μm以下で、この薄膜層と前
記シリコン層との膜厚の比が1:0.7〜1:3である
ことが望ましい。
属元素を含有する薄膜層との間に、Ti、Ni、W、M
o、Cu、Ag、Al等の金属層、またはその窒化層、
またはそのシリサイド層を介在させてもよい。
キャリア再結合を充分低く抑えることができ、同時に、
下地層のシート抵抗値を充分に小さく抑えることがで
き、かつ、シリコン−電極間で良好なオーミック特性が
得られるので、高効率化が望めるBSF機能を有した下
地層が得られ、低コストかつ高効率な薄膜多結晶シリコ
ン太陽電池を得ることができる。
図面に基づき詳細に説明する。図1は全体として光電変
換装置S1を示し、基板1上に、シリコンと共融系を成
す1種以上の金属元素を含む多結晶シリコン層2(下層
部は2a、上層部は2b)、シリコン光活性層3、シリ
コン光活性層3とは反対の導電型を持つシリコン層4、
及び受光面電極層を兼ねた導電性反射防止膜である反射
防止層6を順次積層して成る。同図中の7は反射防止膜
6の上面に接続された表取り出し電極であり、8は多結
晶シリコン層2の上面に接続された裏取り出し電極であ
る。
ーボン等の安価で安定な材料の選択が可能である。
示すように、まず、基板1上に、シリコンと共融系を成
す金属元素を含んだ金属薄膜層2a′を電子ビーム蒸着
法、スパッタリング法等の真空成膜法により、0.1〜
2μm程度の膜厚、望ましくは0.1〜0.3μmに成
膜する(図2(a)参照)。なお、シリコンと共融系を
成す金属元素としては、Al、Sn、In等を用いるこ
とができる。
板1上に、プラズマCVD法、スパッタリング法等の薄
膜形成技術にて膜厚0.1〜2μm、望ましくは0.1
〜0.9μmの厚みにBを含有する非晶質または微晶質
シリコン層2b′を形成する。
較的低温下で数分〜1時間程度保持し、上記金属元素と
シリコンとの反応現象により、基板面に平行な方向にお
いて1μm以上の結晶粒径を持つ下層部2aと上層部2
bとから成る多結晶シリコン層2を形成する(図2
(b)参照)。
シリコン層2b′の膜厚が0.1μm以下の場合、シリ
コン層2が層状にならない傾向がある。また、Bを含有
する非晶質または微晶質シリコン層2b′の膜厚が2μ
m以上の場合、シリコンが結晶化しない傾向がある。さ
らに、シリコンと共融系の金属元素を含む金属層2a′
が0.1μm以下の場合、多結晶シリコンが島状になる
傾向があり、2μm以上の場合、シリコンが相対的に少
なくなって多結晶シリコンが島状になる傾向がある。
層2aの膜厚は、以下の理由からしても0.1〜2μm
の範囲に設定することが望ましい。つまり、高濃度にド
ーピングされた多結晶シリコン層2が厚すぎると、この
層内での不純物起源の再結合及びオージェ再結合が無視
できなくなり、開放電圧が低下することで変換効率が低
下してしまうこと、およびより薄い膜厚である程、膜形
成に必要なプロセス時間を短縮することができ、低コス
ト化に適しているからである。
膜厚を0.3μm以下すると共に、この薄膜層2a′と
シリコン層2b′との膜厚の比が1:0.7〜1:3で
あることが望ましい。このように設定することによっ
て、上層多結晶シリコン層2bの下層多結晶シリコン層
2aに対する被覆率を90%以上に制御することが可能
であり、特に有効である。これによって、図1に示す裏
面電極8側でのキャリアの再結合損失を少なくすること
ができる。
b)は、シリコンと共融系を成す金属元素が1×1018
atoms/cm3 程度含有してp型となっているが、
さらにBを含有させて不純物濃度を上げる。Bのドーピ
ング濃度が1×1018〜1×1021atoms/cm3
の範囲外となると、膜厚が約0.2〜1μmの多結晶シ
リコン層(BSF層)の場合、素子のVoc特性が落ち
る。
蒸着法で0.2μm、ガス流量比をSiH4 :H2 :B
2 H6 =1:146:20に設定してアモルファスシリ
コン層をプラズマCVD法で0.3μm積層して、55
0℃×1時間で熱処理して塩酸処理して諸特性を測定し
たところ、比抵抗は3.4〜3.5×10-3Ω−cm、
移動度は33〜36cm2 /Vs、キャリア濃度は2×
1019cm-3であった。
を真空蒸着法で0.2μm、Bをドープしないアモルフ
ァスシリコン層をプラズマCVD法で0.3μm積層し
て、550℃×1時間で熱処理して塩酸処理して諸特性
を測定したところ、比抵抗は0.012Ω−cm、移動
度は49cm2 /Vs、キャリア濃度は4×1019cm
-3であった。
1)面に対して配向特性を有することが望ましい。これ
によって、この多結晶シリコン膜2を下地層としてこの
上に順次積層される結晶シリコン膜3にも同じ結晶方位
の情報が伝達しやすくなり、後述する結晶シリコン表面
への微細かつランダムな凹凸構造の形成など、太陽電池
素子作製にあたっての各プロセスで行う各種処理の基板
面内均一性を確保することをより容易にすることができ
る。
以上の結晶粒径のものを含んでいることが望ましい。こ
れによって、より結晶粒径の大きな光活性層3の積層形
成を促進でき、結晶粒界密度が低減することで、ここに
起因する結晶欠陥の少ないより高品質な光活性層が形成
できる。
電型(すなわちp型)のシリコン光活性層3となる多結
晶あるいは微結晶シリコン層3を厚さ2〜30μm程度
に形成する(図2(c)参照)。このとき、多結晶シリ
コン層2がシリコン光活性層3を形成するための下地と
して機能し、シリコン光活性層3の結晶シリコンの結晶
粒径拡大、結晶品質向上を促進する。なお、シリコン光
活性層3の形成方法としては、プラズマCVD法や触媒
CVD法等の真空成膜法を用いることができ、特に後者
においては比較的低温下で高品質且つ高速に多結晶シリ
コン膜を形成しうるので、製造プロセスをより短時間に
することができる。
対導電型(すなわちn型)の非晶質、多結晶もしくは微
結晶を含む非単結晶シリコン層4をプラズマCVD法や
スパッタリング法等の真空成膜法により厚さ数100n
m以下に形成する。
4とで形成されるpn接合の品質によっては、図3に示
すように、シリコン光活性層3とシリコン層4の間に、
真性型(i型)の非単結晶シリコン層5を介在させても
よい。特に同層を水素化アモルファスシリコンで形成す
る場合は、その膜厚を2〜40nm程度にする。シリコ
ン層5を結晶質シリコンで形成する場合には1μm以下
とする。さらに、シリコン層4及びシリコン層5を特に
水素を含んだ雰囲気下で形成すると、各層の界面及びそ
の近傍の欠陥準位を水素で終端、不活性化することがで
き、より品質の高いpn接合またはpin接合を得るこ
とができる。
膜や酸化シリコン膜等の絶縁性反射防止膜、あるいはI
TOやSnO2 等の導電性反射防止膜6をプラズマCV
D法やスパッタリング法等の真空成膜法を用いて600
〜1000nm程度の膜厚で成膜する(図1参照)。
を、真空成膜技術、プリント及び焼成技術、さらにメッ
キ技術等で形成する。なお、絶縁性の反射防止膜6を第
2の半導体層4上にコートする場合は、表取り出し電極
7を形成させる領域をバッファードフッ酸等の適当な薬
液によるエッチング技術等により除去してシリコン層4
のシリコン表面を露出させ、ここに表取り出し電極7を
接続するように形成すればよい。
に示すように多結晶シリコン層2を素子の裏電極として
機能させる場合は、多結晶シリコン層2に真空成膜技
術、プリント及び焼成技術、さらにメッキ技術等で接続
形成すればよい。また図2に示すように裏電極層9を用
いる場合には、裏取り出し電極8を同様の技術で裏電極
層9上に接続形成すればよい。
薄膜結晶シリコン太陽電池である光電変換装置S1を得
ることができる。また、光電変換装置として太陽電池を
例にとり説明したが、これに限定されるものではなく、
例えば位置検知センサ、輝度センサ、カラーセンサ等の
光センサ等にも適用が可能であり、本発明の要旨を逸脱
しない範囲で適宜変更し実施が可能である。
S1に対して、Ti、Ni等の金属膜またはその窒化膜
またはそのシリサイド膜からなる電極層9、及びシリコ
ン光活性層3とシリコン層4との間に設けられたシリコ
ン層5を追加したものである。
u、Ag、Al等の金属層、またはその窒化膜層、また
はそのシリサイド膜から成る。これらは、太陽電池の高
効率化に適した裏電極とすることができる。
ンダムな凹凸構造としてもよい。これによって、裏面電
極9側に到達した光の反射が散乱されて、膜内部での光
閉じ込めが促進されるので、光利用効率が向上する。
膜2a、2bを下地層とし、以下、シリコン光活性層
3、pn接合、反射防止膜6、および電極7、8が順次
形成された薄膜多結晶シリコン太陽電池において、その
光入射側最表面のシリコン表面が微細かつランダムな凹
凸構造に形成し、そのベアシリコン面の反射率が光波長
400〜1000nmの範囲で10%以下とすることが
望ましい。これによって入射した光の利用効率がさらに
向上し、より高い変換効率を得ることができる。素子表
面の反射率低減の方法としては、素子表面を適当な凹凸
形状にしてライトトラッピング構造を形成し、表面反射
率を低減することができる。この方法としてはドライエ
ッチング技術であるRIE(Reactive Ion Etching)法
が有力であることが示されている(Technical Digest o
f the International PVSEC-9 (1996)93-96 、109-11
0 )。この方法を用いれば、結晶シリコン表面をシリコ
ンの結晶方位に依存しないランダム且つ微細な凹凸形状
とすることができ、各種ウエットエッチング法に比べて
格段に優れた低反射率特性を実現できる。すなわち、p
n接合を形成する前に、RIE法により、光活性層の表
面をシリコンの結晶方位に依存しない微細かつランダム
な凹凸形状(粗面状)とし、続いて光活性層とは伝導型
を異にするシリコン層を堆積してpn接合を形成する。
これによって光波長400〜1000nmの範囲で表面
反射率を10%以下に抑えることができる。実際の素子
化にあたっては、さらに反射防止膜を形成するために、
実際の表面反射率はさらに低減することができる。以上
によって光利用効率が格段に向上したライトトラッピン
グ構造を実現することができ、素子変換効率を飛躍的に
向上させることができる。
性層の膜厚をより薄くすることを可能とし、膜形成時間
をより短時間とすることができるので、より一層の低コ
スト化にも寄与する。
共融系を成す金属元素を含有する薄膜層とシリコン層と
を積層して形成し、次いでこれを熱処理することによっ
て前記金属元素とシリコンとを反応させて、前記基板上
に上下二層から成る多結晶シリコン膜を形成する多結晶
シリコン膜の形成方法において、前記シリコン層中にボ
ロンを1×1018〜1×1022toms/cm3 含有さ
せて熱処理をすることから、太陽電池のBSF層として
好適な多結晶シリコン膜を得ることができ、高効率な薄
膜多結晶シリコン太陽電池を得ることができる。さら
に、素子表面の反射率を低減することで、より高い変換
効率を得ることができる。また、多結晶シリコン下地層
膜を比較的低温下且つ短時間で形成できるため、低コス
トな太陽電池を得ることができる。
より形成した光電変換装置を示す断面図である。
工程を示す断面図である。
より形成した光電変換装置を示す断面図である。
リコン光活性層、4‥‥‥シリコン光活性層とは反対の
導電型を持つシリコン層、6‥‥‥反射防止層、7‥‥
‥表取り出し電極、8‥‥‥裏取り出し電極
2)
に、請求項1に係る発明では、基板上に、シリコンと共
融系を成す金属元素を含有する薄膜層とシリコン層とを
積層して形成し、次いでこれを熱処理することによって
前記金属元素とシリコンとを反応させて、前記基板上に
上下二層から成る多結晶シリコン膜を形成する多結晶シ
リコン膜の形成方法において、前記シリコン層中にボロ
ンを1×1018〜1×1022atoms/cm3 含有さ
せて前記熱処理をすることを特徴とする。
膜厚を0.3μm以下すると共に、この薄膜層2a’と
シリコン層2b’との膜厚の比が1:0.7〜1:3で
あることが望ましい。このように設定することによっ
て、下層多結晶シリコン層2aの基板に対する被覆率を
90%以上に制御することが可能であり、特に有効であ
る。これによって、図1に示す裏面電極8側でのキャリ
アの再結合損失を少なくすることができる。
を真空蒸着法で0.2μm、Bをドープしないアモルフ
ァスシリコン層をプラズマCVD法で0.3μm積層し
て、550℃×1時間で熱処理して塩酸処理して諸特性
を測定したところ、比抵抗は0.012Ω−cm、移動
度は49cm2 /Vs、キャリア濃度は4×1019cm
-3であった。
Claims (4)
- 【請求項1】 基板上に、シリコンと共融系を成す金属
元素を含有する薄膜層とシリコン層とを積層して形成
し、次いでこれを熱処理することによって前記金属元素
とシリコンとを反応させて、前記基板上に上下二層から
成る多結晶シリコン膜を形成する多結晶シリコン膜の形
成方法において、前記シリコン層中にボロンを1×10
18〜1×1022atoms/cm3 含有させて前記熱処
理をすることを特徴とする多結晶シリコン膜の形成方
法。 - 【請求項2】 前記金属元素を含有する薄膜層がAl、
Sn、Inのうちのいずれか一種もしくは複数種から成
ることを特徴とする請求項1に記載した多結晶シリコン
膜の形成方法。 - 【請求項3】 前記金属元素を含有する薄膜層の膜厚が
0.3μm以下で、この薄膜層と前記シリコン層との膜
厚の比が1:0.7〜1:3であることを特徴とする請
求項1に記載の多結晶シリコン膜の形成方法。 - 【請求項4】 前記基板と前記金属元素を含有する薄膜
層との間に、Ti、Ni、W、Mo、Cu、Ag、Al
等の金属層、またはその窒化層、またはそのシリサイド
層を介在させたことを特徴とする請求項1に記載した多
結晶シリコン膜の形成方法。
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---|---|---|---|
JP27689598A JP4105811B2 (ja) | 1998-09-30 | 1998-09-30 | 多結晶シリコン膜の形成方法 |
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WO2005093856A1 (ja) * | 2004-03-26 | 2005-10-06 | Kaneka Corporation | 薄膜光電変換装置の製造方法 |
CN102110721A (zh) * | 2010-12-17 | 2011-06-29 | 福建省上杭县九洲硅业有限公司 | 晶体硅太阳能电池的梯度型背表面场及其制备方法 |
CN103137765A (zh) * | 2013-02-04 | 2013-06-05 | 北京工业大学 | 一种铝诱导晶化多晶硅薄膜太阳能电池及制备方法 |
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KR101919086B1 (ko) * | 2017-01-25 | 2018-11-16 | 강원대학교산학협력단 | 다결정 실리콘 박막 형성 방법 |
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- 1998-09-30 JP JP27689598A patent/JP4105811B2/ja not_active Expired - Fee Related
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