JP2000114501A - Soiウェハの製造方法 - Google Patents

Soiウェハの製造方法

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JP2000114501A
JP2000114501A JP29602798A JP29602798A JP2000114501A JP 2000114501 A JP2000114501 A JP 2000114501A JP 29602798 A JP29602798 A JP 29602798A JP 29602798 A JP29602798 A JP 29602798A JP 2000114501 A JP2000114501 A JP 2000114501A
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Hirotaka Kato
裕孝 加藤
Shunji Nonaka
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Komatsu Electronic Metals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板ウェハ上に酸化膜及びシリコン薄膜を貫
通欠陥なく形成することの可能な、SOIウェハの製造
方法を提供する。 【解決手段】 SOI(Silicon on Insulator)ウェハ7
の製造方法において、SOIウェハ7の材料となる活性
ウェハ1を、水素と酸素とを用いたウェット酸化によっ
て予め一次酸化し、厚さ0.2μm 以上の一次酸化膜1
6を生成させる。そして、一次酸化膜16を、フッ化水
素溶液へ浸漬させて除去した後、活性ウェハ1を二次酸
化させて基板ウェハ4と貼り合わせる。そして、その表
面1Aの二次酸化膜18及び活性ウェハ1の一部をPA
CE(Plasma Assisted Chemical Etching)等の手段で除
去して、基板ウェハ4上にシリコン薄膜1Bを生成させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板ウェハ上に二
酸化シリコン及びシリコンの薄膜を欠陥なく形成するこ
との可能な、SOIウェハの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、支持基板となる基板ウェハ上に二
酸化シリコン(SiO2)等の酸化膜を形成し、その上にシリ
コンの薄膜を形成するシリコンウェハが知られている。
この酸化膜及びシリコン薄膜をSOI(Silicon on Insu
lator)と呼び、SOIを有するシリコンウェハを、SO
Iウェハと呼ぶ。
【0003】以下、従来技術によるSOIウェハの製造
方法の一例を、図8〜図11に基づいて説明する。図8
は、SOIウェハの製造の手順の一例を示すフローチャ
ートであり、図9〜図11は、その説明図である。な
お、ここでは各ステップ番号にSを付して表す。
【0004】まず、シリコン薄膜1Bの材料となる、活
性ウェハ1を酸化する。すると、活性ウェハ1の表面1
Aに二酸化シリコンの酸化膜2が生成し、酸化ウェハ3
が形成される(S1)。酸化ウェハ3の断面図を、図9
に示す。次に、この酸化された酸化ウェハ3と基板ウェ
ハ4とを薬液で活性化する(S2)。そして、この酸化
ウェハ3と基板ウェハ4とを貼り合わせ、これを高温で
熱処理すると、両者は強く貼り合わせられ、貼り合わせ
ウェハ6が形成される(S3)。図10に、形成された
貼り合わせウェハ6の断面図を示す。
【0005】この貼り合わせウェハ6の上面を、機械加
工或いは化学反応によって研磨した後(S5)、PAC
E(Plasma Assisted Chemical Etching 、その詳細は、
特開平5−160074号公報に開示されている) と呼
ばれるプラズマエッチングによって、活性ウェハ1が1
μm 以下の厚さになるまでエッチングし、シリコン薄膜
1Bと酸化膜2とからなるSOIを形成する(S6)。
以上の手順により、SOIウェハ7が製造される(S
7)。製造されたSOIウェハ7の断面図を図11に示
す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術には、次に示すような問題点がある。
【0007】近年、低消費電力化や動作速度のアップと
いった、半導体デバイスの性能向上が要求されている。
これに鑑み、前記酸化膜2及びシリコン薄膜1Bの厚さ
をいっそう薄くすることが求められており、従来、1μ
m 程度の厚さであったものが、0.1μm 程度の厚さが
要求されている。
【0008】ところが、シリコン薄膜1Bの材料である
活性ウェハ1の表面1Aには、シリコンウェハを鏡面に
研磨する際に、微少な小孔17が生じている。図12
に、小孔17を有する活性ウェハ1の断面図を示す。こ
のため、形成されたSOIのシリコン薄膜1Bに小孔1
7が残存し、シリコン薄膜1Bを貫通する貫通欠陥17
Aとなる。図13に、貫通欠陥17Aを有するSOIウ
ェハ7の断面図を示す。この貫通欠陥17Aが、SOI
ウェハ7から製造された半導体デバイスの電気特性の劣
化の原因となり、SOIウェハ7の歩留りの低下をもた
らしている。
【0009】このようなSOIウェハ7の電気特性の劣
化を防ぐ手段としては、例えば特開平10−84101
号公報に、以下の技術が開示されている。これは、酸化
膜の厚さ及び酸化膜形成時の温度を所定の範囲に設定
し、活性ウェハの表面に酸化膜を一旦形成した後にこの
酸化膜を除去し、再び酸化膜を形成することにより、結
晶欠陥の密度を低くするようにするというものである。
【0010】しかしながら、同公報に開示された技術
は、COP(Crystal Originated Particle )と呼ばれ
る、活性ウェハの内部に深さ方向に一様に分布した結晶
欠陥の密度を減らすことを目的としている。このCOP
は、同公報に記載されているようにCZ法によって単結
晶シリコンを引き上げた際に生じるものであり、酸化膜
2を形成する際の製造条件によっても増減する。
【0011】即ち、同公報においては、前記研磨による
小孔17については触れておらず、この小孔17を除去
するための手段を講じてもいない。その結果、同公報の
技術によれば、COPを減少させることはできても研磨
による小孔17を効率良く除去することはできず、この
小孔17が貫通欠陥17Aとなって、SOIウェハの歩
留りが低下するという問題がある。
【0012】本発明は、上記の問題点に着目してなされ
たものであり、基板ウェハ上に酸化膜及びシリコン薄膜
を貫通欠陥なく形成することの可能な、SOIウェハの
製造方法を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】上記の目
的を達成するために、第1方法の発明は、SOIウェハ
のシリコン薄膜の材料となる活性ウェハを酸化してその
表面に酸化膜を生成させ、酸化ウェハを形成する酸化工
程と、前記酸化ウェハとSOIウェハの支持基板となる
基板ウェハとを貼り合わせて、貼り合わせウェハを形成
する貼り合わせ工程と、前記貼り合わせウェハの表面の
酸化膜及び活性ウェハの一部を除去して、基板ウェハ上
にシリコン薄膜を形成する薄膜形成工程とを備えたSO
Iウェハの製造方法において、前記酸化工程により酸化
する前の活性ウェハを予め一次酸化して、厚さtが0.
2μm 以上の一次酸化膜を生成させる一次酸化工程と、
この生成した一次酸化膜を除去する一次酸化膜除去工程
とを備え、前記酸化工程は、一次酸化膜が除去された活
性ウェハを酸化するようにしている。
【0014】第1方法に記載の発明によれば、SOIウ
ェハの製造方法において、活性ウェハにを厚さ0.2μ
m 以上の一次酸化膜を生成する一次酸化工程を備えてい
る。活性ウェハ表面の小孔の大半は、0.2μm 以下の
深さを有している。活性ウェハに厚さ0.2μm 以上の
一次酸化膜を生成した後にこれを除去すると、活性ウェ
ハの表層を小孔と共に0.1μm 以上除去することがで
きる。その結果、活性ウェハ表面に残った小孔17の深
さは、0.1μm 以下となる。そして、二次酸化膜の厚
さは通常0.1μm 以上であるので、この状態で二次酸
化を行なうことにより、活性ウェハの表層が二次酸化膜
に0.05μm 以上取り込まれる。これにより、小孔の
深さが0.05μm 以下となり、SOIウェハのシリコ
ン薄膜の厚さは通常0.1μm 以上であるので、小孔が
シリコン薄膜を貫通することが非常に少なくなる。この
結果、貫通欠陥の少ないSOIウェハを得ることができ
るので、SOIウェハの品質が良質なものになって生産
性が向上する。
【0015】また、第2方法の発明は、第1方法記載の
SOIウェハの製造方法において、前記一次酸化膜を除
去する方法が、一次酸化された活性ウェハをフッ化水素
溶液へ浸漬させる方法である。
【0016】第2方法記載の発明によれば、前記一次酸
化膜を除去する方法として、一次酸化した活性ウェハを
フッ化水素溶液へ浸漬させている。この方法は、一次酸
化膜を除去するために、活性ウェハを溶液に浸漬するだ
けなので、作業が容易である。しかも、除去に要する時
間が短く、SOIウェハの生産性を向上させることが可
能である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図7に基づいて、本
発明に係わる実施形態を詳細に説明する。なお、前記図
8〜図13と同一要素には同一符号を付し、重複説明は
省略する。
【0018】図1は、SOIウェハ7を製造するための
手順を示すフローチャートの一例であり、図2〜図7は
その説明図である。図2に、一次酸化前の活性ウェハ1
の断面図を示す。同図に示すように、SOIウェハ7の
素材となる活性ウェハ1の表面1Aには、深さhの小孔
17が存在しているものとする。まず、一次酸化工程と
して、シリコン薄膜1Bの材料となるウェハである活性
ウェハ1を一次酸化し、活性ウェハ1の表面1Aに厚さ
tの一次酸化膜16を生成させる(以下、厚さtの酸化
膜を生成させる酸化を、厚さtの酸化と略する)(S1
1)。図3に、一次酸化後の活性ウェハ1の断面図を示
す。このように、活性ウェハ1に厚さtの一次酸化を行
なう際には、活性ウェハ1の表面1Aの外側に厚さt/
2の一次酸化膜16Aが生成すると同時に、活性ウェハ
1の表層も酸化され、表面1Aの内側に厚さt/2の一
次酸化膜16Bが生成する。これにより、深さhの小孔
17の、表面1Aから深さt/2までの部分が一次酸化
膜16に取り込まれる。
【0019】尚、一次酸化の方法としては、例えば活性
ウェハ1を、水素(H2 )と酸素(O2 )とを導入され
た拡散炉に入れ、拡散炉の内部を約1000℃に熱する
ウェット酸化が望ましい。水素を使わないドライ酸化で
もよいが、ウェット酸化のほうが、酸化速度が大きいと
いう利点があり、一次酸化を素早く行なうことが可能で
ある。
【0020】次に、一次酸化膜除去工程として、この一
次酸化膜16を除去する(S12)。図4に、一次酸化
膜16を除去した後の活性ウェハ1の断面図を示す。同
図に示すように、一次酸化膜16に取り込まれた小孔1
7は、表面1Aから深さt/2が除去され、深さ(h−
t/2)の小孔17となっている。
【0021】このとき、一次酸化膜16を除去する方法
としては、一次酸化された活性ウェハ1をフッ化水素の
溶液に浸す方法が最も望ましい。これは、除去のための
操作が活性ウェハ1を溶液に浸すだけで簡単であり、迅
速に、かつ徹底的な除去が可能であるという理由によ
る。
【0022】そして酸化工程として、一次酸化膜16を
除去した活性ウェハ1を酸化し(以下、この従来と同様
の酸化を二次酸化と呼び、二次酸化によって生成した酸
化膜2を、二次酸化膜18と呼ぶ)、酸化ウェハ3を形
成する(S13)。図5に、二次酸化された酸化ウェハ
3の断面図を示す。一次酸化と同様に、厚さTの二次酸
化を行なう際には、活性ウェハ1の表面1Aの外側に厚
さT/2の二次酸化膜18Aが生成すると同時に、活性
ウェハ1の表層も酸化され、表面1Aの内側に厚さT/
2の二次酸化膜18Bが生成する。これにより、二次酸
化前に活性ウェハ1に残存していた深さ(h−t/2)
の小孔17の深さは、深さ(h−t/2−T/2)とな
る。尚、二次酸化の方法としては、ウェット酸化でも或
いはドライ酸化でもよい。
【0023】そして、二次酸化された活性ウェハ1は、
例えば薬液槽で、基板ウェハ4と共にSC1(Standard
Cleaning 1 )液等の薬液に浸されて活性化される(S
15)。次に、この酸化ウェハ3と基板ウェハ4とを貼
り合わせ、これを熱処理装置によって高温で熱処理する
と、両者は強く貼り合わせられ、貼り合わせウェハ6が
形成される(S16)。以上のS15及びS16を合わ
せて、貼り合わせ工程と呼ぶ。
【0024】この貼り合わせウェハ6の上面を、機械加
工或いは化学反応によって研磨した後(S17)、前記
PACEによって、活性ウェハ1が厚さLになるまでエ
ッチングして、SOIを形成する(S18)。このS1
7及びS18を合わせて薄膜形成工程と呼ぶ。以上の手
順により、SOIウェハ7が製造される(S20)。製
造されたSOIウェハ7の断面図を図6に示す。同図に
示すように、小孔17の大半が、二次酸化膜18に取り
込まれており、残った小孔17の深さは深さ(h−t/
2−T/2)となる。前述したように、SOIウェハ7
の欠陥として問題となるのは、シリコン薄膜1Bを貫通
する貫通欠陥17Aのみであり、残った小孔17の深さ
(h−t/2−T/2)がシリコン薄膜1Bの厚さL
(通常0.1〜1μm )以下であれば、貫通欠陥17A
とはならない。このように、予め一次酸化を行なうこと
で、SOIウェハ7の貫通欠陥17Aを少なくすること
ができる。
【0025】尚、実施形態では、S17及びS18にお
いてSOIを形成する方法として、機械加工或いは化学
反応による研磨とPACEとの組み合わせを例に挙げた
が、本発明はこのような方法に拘束されるものではな
く、他の方法、例えばスマートカット法と精密ポリッシ
ングの組み合わせを用いてもよい。
【0026】さらに、一次酸化膜16の厚さtは、少な
くとも0.2μm 以上であることが望ましい。これは、
また、小孔17の深さhが最大0.2μm 程度であるこ
とに起因している。その理由を、以下に説明する。
【0027】図7に、活性ウェハ1に従来技術によって
従来の酸化を行なった場合の、酸化膜2の厚さと、製造
されたSOIウェハ7に生じた貫通欠陥17Aの密度と
の関係を示す。これは、酸化膜2の厚さを変えて酸化を
施し、形成されたSOIウェハ7をフッ化水素溶液に浸
けて貫通欠陥17Aの部分を腐食させて拡げたものを、
顕微鏡でカウントしたものである。同図に示すように、
厚さ0.4μm 以上の酸化を行なうことにより、製造さ
れたSOIウェハ7の貫通欠陥17Aが減少することが
わかっている。これは、活性ウェハ1の表面1Aの外側
に0.2μm 程度の厚さの酸化膜2が生成すると同時
に、活性ウェハ1の表層も酸化されてその内側に0.2
μm 程度の酸化膜2が浸透し、小孔17が酸化膜2に取
り込まれて消滅していることによると考えられる。この
ことから、小孔17の深さhは最大0.2μm 程度であ
ることがわかる。
【0028】次に、以上の構成による作用を説明する。
前述したように、厚さtの一次酸化を行なうと、これに
よって小孔17の深さhを深さ(h−t/2)に浅くす
ることが可能である。であるから、一次酸化膜16の厚
さtを0.2μm 以上にすると、前述のごとく小孔17
の深さhは最大0.2μm 程度であるから、小孔17の
深さ(h−t/2)を0.1μm 以下にすることができ
る。そして、通常、SOIウェハ7に求められる二次酸
化膜18の厚さTは0.1μm 以上であるので、厚さT
の二次酸化を行なうことによって、小孔17の深さ(h
−t/2−T/2)を0.05μm 以下にすることがで
きる。さらには、SOIウェハ7に求められるシリコン
薄膜1Bの厚さLは、通常0.1μm 以上であるので、
残存した小孔17はシリコン薄膜1Bを貫通せず、貫通
欠陥17Aとはならない。これによって、貫通欠陥17
Aの少ないSOIウェハ7を得ることができる。さらに
は、一次酸化の厚さtを0.4μm 以上にすれば、より
完全に小孔17を除去し、貫通欠陥17Aの殆んどない
SOIウェハ7を得ることが可能である。
【0029】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、活性ウェハ1を予め一次酸化しており、活性ウェハ
1表面の小孔17の一部を一次酸化膜16に取り込んで
いる。そして、一次酸化によって生成した一次酸化膜1
6を除去することにより、一次酸化膜16に取り込まれ
た活性ウェハ1表面の小孔17の深さhを所定の深さま
で浅くすることが可能である。その後、活性ウェハ1を
二次酸化させて基板ウェハ4と貼り合わせるようにして
いるので、SOIウェハ7の材料として貫通欠陥17A
の非常に少ないものが得られ、SOIウェハ7の歩留り
を向上させることができる。
【0030】また、前記一次酸化として、水素と酸素と
を用いたウェット酸化を用いている。ウェット酸化は、
ドライ酸化等の他の酸化方法に比較して反応速度が速
く、これによってSOIウェハ7の生産性を向上させる
ことが可能である。
【0031】また、前記一次酸化膜16を除去する方法
として、一次酸化された活性ウェハ1をフッ化水素溶液
へ浸漬させている。この方法は、酸化膜を除去する速度
が速く、SOIウェハ7の生産性を向上させることが可
能である。
【0032】さらに、一次酸化膜16の厚さを厚さt、
二次酸化膜18の厚さを厚さT、所望のシリコン薄膜1
Bの厚さを厚さLとしたときに、シリコン薄膜1Bに残
存する小孔17の深さ(h−t/2−T/2)が、シリ
コン薄膜1Bの厚さLを越えないようにしている。即
ち、シリコン薄膜1Bに残存した小孔17が、シリコン
薄膜1Bを貫通しないようにしているので、貫通欠陥1
7Aとならない。これにより、欠陥の少ないSOIウェ
ハ7を得ることができるので、SOIウェハ7の生産性
が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】SOIウェハを製造するための手順の一例を示
すフローチャート。
【図2】一次酸化前の活性ウェハの断面図。
【図3】一次酸化後の活性ウェハの断面図。
【図4】一次酸化膜を除去した後の活性ウェハの断面
図。
【図5】二次酸化された酸化ウェハの断面図。
【図6】SOIウェハの断面図。
【図7】酸化膜の厚さと、貫通欠陥の密度との関係を示
す説明図。
【図8】従来技術によるSOIウェハの製造の手順の一
例を示すフローチャート。
【図9】酸化ウェハの断面図。
【図10】貼り合わせウェハの断面図。
【図11】SOIウェハの断面図。
【図12】小孔を有する活性ウェハの断面図。
【図13】貫通欠陥を有するSOIウェハの断面図。
【符号の説明】
1…活性ウェハ、1A…表面、1B…シリコン薄膜、2
…酸化膜、3…酸化ウェハ、4…基板ウェハ、6…貼り
合わせウェハ、7…SOIウェハ、16…一次酸化膜、
17…小孔、17A…貫通欠陥、18…二次酸化膜。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 SOIウェハ(7) のシリコン薄膜(1B)の
    材料となる活性ウェハ(1) を酸化してその表面(1A)に酸
    化膜(2) を生成させ、酸化ウェハ(3) を形成する酸化工
    程と、 前記酸化ウェハ(3) とSOIウェハ(7) の支持基板とな
    る基板ウェハ(4) とを貼り合わせて、貼り合わせウェハ
    (6) を形成する貼り合わせ工程と、 前記貼り合わせウェハ(6) の表面(1A)の酸化膜(2) 及び
    活性ウェハ(1) の一部を除去して、基板ウェハ(4) 上に
    シリコン薄膜(1B)を形成する薄膜形成工程とを備えたS
    OIウェハ(7) の製造方法において、 前記酸化工程により酸化する前の活性ウェハ(1) を予め
    一次酸化して、厚さtが0.2μm 以上の一次酸化膜(1
    6)を生成させる一次酸化工程と、 この生成した一次酸化膜(16)を除去する一次酸化膜除去
    工程とを備え、 前記酸化工程は、一次酸化膜(16)が除去された活性ウェ
    ハ(1) を酸化するようにしたことを特徴とするSOIウ
    ェハ(7) の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のSOIウェハ(7) の製造
    方法において、 前記一次酸化膜(16)を除去する方法が、一次酸化された
    活性ウェハ(1) をフッ化水素溶液へ浸漬させる方法であ
    ることを特徴とするSOIウェハ(7) の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000062343A1 (fr) * 1999-04-09 2000-10-19 Shin-Etsu Handotai Co., Ltd. Plaquette a silicium sur isolant et procede de production de plaquette a silicium sur isolant

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