JP2000113469A - ガルバノミラーユニットの取付位置調節方法及び取付構造 - Google Patents

ガルバノミラーユニットの取付位置調節方法及び取付構造

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JP2000113469A
JP2000113469A JP10276708A JP27670898A JP2000113469A JP 2000113469 A JP2000113469 A JP 2000113469A JP 10276708 A JP10276708 A JP 10276708A JP 27670898 A JP27670898 A JP 27670898A JP 2000113469 A JP2000113469 A JP 2000113469A
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galvanomirror
housing
unit
mounting
optical disk
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JP10276708A
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Takashi Takishima
俊 滝島
Hiroshi Nishikawa
博 西川
Ryoichi Nakanishi
良一 中西
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Pentax Corp
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ガルバノミラーの取付位置や取付角度を簡単に
調整できるようにすること。 【解決手段】ガルバノミラーを電磁駆動により回動させ
るガルバノミラーユニットを光ディスク装置に組み込む
作業において、ガルバノミラーユニットのハウジングに
対してガルバノミラーを電磁的にロックした状態で、当
該ハウジングをガルバノミラーのミラー面の垂線の方向
及びガルバノミラーの回動軸を中心とする回転方向に位
置調節する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光ディスク装置
において、ガルバノミラーユニットを光ディスク装置の
回動アーム等に取り付けるための構造及び方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、面記録密度が10Gビット/(イ
ンチ)2を越える光ディスク装置の開発が進んでいる。
このような光ディスク装置では、光ディスクの記録面に
光ビームを収束させる対物光学系は、光ディスクの記録
面に沿って回動する回動アーム等(あるいは直進移動す
るキャリッジ)に搭載されている。
【0003】光ディスクの記録面上に形成される光スポ
ットを比較的粗い精度で目標位置に近づけるいわゆる粗
動トラッキングは、回動アームの回動(あるいはキャリ
ッジの直進移動)によって行われる。一方、光スポット
を正確に目標位置に位置させるいわゆる微動トラッキン
グは、対物光学系に対するレーザ光束の入射角を微調整
することによって行われる。この微動トラッキングのた
め、光対物光学系と光源の間にはガルバノミラーが配置
されており、そのミラー面に沿った所定の回動軸を中心
として所定量回動される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、高精度のト
ラッキングを行うためには、回動アームを組み立てる際
に、ガルバノミラーの取付位置や取付角度を調節するこ
とが望ましい。しかしながら、従来の光ディスク装置で
は、ガルバノミラーが回動自在であって静止角度が定ま
らないため、このような調節が難しいという問題点があ
った。
【0005】上記のような事情に鑑み、本発明は、ガル
バノミラーの取付位置や取付角度の調節を可能にするこ
とを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明によるガルバノミラーユニットの取付位置調
節方法は、ガルバノミラーユニットの固定部であるハウ
ジングに対して可動部を電磁的にロックし、その状態で
当該ハウジングの取付位置を調節することを特徴とする
ものである。このように、ガルバノミラーをロックした
状態でハウジングの取付位置を調節すれば、ガルバノミ
ラーの取付位置や取付角度を容易に調節することができ
る。
【0007】ハウジングをガルバノミラーのミラー面の
垂線方向に位置調節することにより、ガルバノミラーに
より偏向された(偏向後の)光束を平行移動することが
できる。又、ハウジングをガルバノミラーの回動軸を中
心とする回転方向に位置調節することにより、ガルバノ
ミラーによる偏向角度を変化させることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】まず、実施形態の光ディスク装置
の概要を図1乃至図5を参照して説明する。実施形態の
光ディスク装置1は、ニア・フィールド記録(NFR: ne
ar field recording) 技術と呼ばれる記録再生方式を
用いたものである。
【0009】図1は光ディスク装置の全体概要を示す模
式図である。光ディスク装置1には光ディスク2が図示
しないスピンドルモータの回転軸2aに装着されてい
る。一方、光ディスク2の情報を再生又は記録するた
め、回動(粗動)アーム3が光ディスク2の記録面に対
して平行に取り付けられている。この回動アーム3はボ
イスコイルモーター4によって回転軸5を回転中心とし
て回動可能となっている。この回動アーム3の光ディス
ク2に対向する先端には、光学素子を搭載した浮上型光
学ヘッド6が搭載されている。又、回動アーム3の回転
軸5近傍には光源ユニット及び受光ユニットを備えた光
源モジュール7が配設され、回動アーム3と一体となっ
て駆動する構成となっている。
【0010】図2及び図3は回動アーム3の先端部を説
明するものであり、特に浮上型光学ヘッド6を詳細に説
明するものである。浮上型光学ユニット6はフレクシャ
ービーム8を介して回動アーム3に取り付けられてお
り、光ディスク2に対向して配置されている。フレクシ
ャービーム8は、その一端に浮上型光学ユニット6が取
り付けられ、他端で回動アーム3に固着されている。フ
レクシャービーム8の弾性力により先端部の浮上光学ユ
ニット6を光ディスク2に接触させる方向に加圧してい
る。
【0011】浮上型光学ユニット6は浮上スライダー
9,対物レンズ10,ソリッドイマージョンレンズ(S
IL)11,磁気コイル12から構成されており、光源
モジュール7から出射された平行なレーザー光束13を
光ディスク2上に収束させる働きをする。又、回動アー
ム3の先端部には前記レーザー光束13を浮上型光学ユ
ニット6に導くために偏向ミラー31が固着されてい
る。偏向ミラー31により対物レンズ10に入射したレ
ーザー光束13は、対物レンズ10の屈折作用により収
束される。この集光点近傍にはソリッドイマージョンレ
ンズ11が配置されており、前記収束光を更に微細なエ
バネッセント光15として光ディスク2に照射させる。
【0012】又、光ディスク2に面したソリッドイマー
ジョンレンズ11の周囲には、光磁気記録方式で記録す
るための磁気コイル12が形成されており、記録時には
必要な磁界を光ディスク2の記録面上に印加出来るよう
になっている。このエバネッセント光15と磁気コイル
12により、光ディスク2への高密度な記録及び再生が
可能となる。尚、浮上型光学ユニット6は光ディスク2
の回転による空気流により微小量浮上するものであり、
光ディスク2の面振れ等に追従する。このため従来の光
ディスク装置では必要であった対物レンズの焦点制御
(フォーカスサーボ)が不要となっている。
【0013】以下、図4,図5を用いて回動アーム3上
に搭載された光源モジュール7及び浮上型光学ユニット
6へ導かれる光束に関し詳細に説明する。回動アーム3
は先端部に浮上型光学ユニット6を搭載し、他端にはボ
イスコイルモーター4を駆動するための駆動コイル16
が固着されている。駆動コイル16は扁平状のコイルで
あり、図示せぬ磁気回路内に空隙をおいて挿入配置され
ている。回転軸5と回動アーム3はベアリング17,1
7により回動自在に締結されており、駆動コイルに電流
を印加すると磁気回路との電磁作用により回転軸5を回
転中心として回動アーム3を回動させることができる。
【0014】回動アーム3上に搭載された光源モジュー
ル7には半導体レーザー18,レーザー駆動回路19,
コリメートレンズ20,複合プリズムアッセイ21,レ
ーザーパワーモニターセンサー22,反射プリズム2
3,データ検出センサー24,及びトラッキング検出セ
ンサー25が配置されている。
【0015】半導体レーザー18から放出された発散光
束状態のレーザー光束は、コリメートレンズ20によっ
て平行光束に変換される。この平行光束の断面形状は半
導体レーザー18の特性から長円状であり、光ビームを
光ディスク2上に微小に絞り込むには都合が悪いため略
円形断面に変換する必要がある。このためコリメートレ
ンズ20から出射された断面長円状の平行光束を、複合
プリズムアッセイ21に入射させることにより平行光束
の断面形状を整形する。
【0016】複合プリズムアッセイ21の入射面21a
は入射光軸に対して所定の斜面を形成しており、入射光
を屈折させることにより平行光束の断面形状を長円形状
から略円形形状に整形することが出来る。整形されたレ
ーザー光束は複合プリズムアッセイ21内を進み第1の
ハーフミラー面21bに入射する。第1のハーフミラー
面21bは光ディスク2から得られた情報を、データ検
出センサー24及びトラッキング検出センサー25に導
くために設定されているが、往路においては半導体レー
ザー18から出射されたレーザーの出力パワーを検出す
るためのレーザーパワーモニターセンサー22への光束
を分離する役目を果たす。
【0017】レーザーパワーモニターセンサー22は受
光した光の強度に比例した電流を出力するため、図示せ
ぬレーザーパワーコントロール回路にこの出力を帰還さ
せることにより半導体レーザー18の出力を安定化させ
ることが出来る。複合プリズムアッセイ21から出射さ
れた略円形断面形状をもったレーザー光束13はガルバ
ノミラー26に照射され、レーザー光束13の進行方向
が変えられる。このガルバノミラー26はそのミラー面
上に形成された回転軸(紙面に垂直な軸)を中心として
回動され、レーザー光束13を紙面に平行な方向に微小
角度振ることが出来るようになっている。
【0018】ガルバノミラー26は微動トラッキングの
ためのものである。即ち、ガルバノミラー26を回動す
ると、対物レンズ10に入射するレーザー光束13の入
射角度が変化し、光ディスク2上で集光ビームがトラッ
キング方向に移動することを利用して、正確なトラッキ
ング制御が行われる。尚、光ディスク2の内周/外周に
渡るアクセス動作は回動アーム3を回動させて行い、極
微小なトラッキング制御のみガルバノミラー26を回動
させて行う。
【0019】ガルバノミラー26の背後には、ガルバノ
ミラー26の回転角度を検出するためのフォトセンサ1
30,140(図7)が配置されている。ガルバノミラ
ー26により反射されたレーザー光束13は、第1のリ
レーレンズ29及び第2のリレーレンズ(イメージング
レンズ)30を経て、偏向ミラー31で反射後浮上型光
学ユニット6に至る。この第1のリレーレンズ29及び
第2のリレーレンズ30は、ガルバノミラー26の反射
面と浮上型光学ユニット6に配置されている対物レンズ
10の瞳面(主平面)との関係を共役関係になるように
するもので、リレーレンズ光学系を形成するものであ
る。
【0020】ここで、ガルバノミラーの回動により微動
トラッキングを行うと、ガルバノミラー26と対物レン
ズ10の光学的距離が長い場合は、対物レンズ10へ入
射するレーザー光束13の移動量が大きくなり、対物レ
ンズ10に入射出来なくなる場合がある。この様な現象
を回避するため、第1のリレーレンズ29及び第2のリ
レーレンズ30によって、ガルバノミラー26の反射面
と対物レンズ10の瞳面との関係を共役関係になるよう
に設定し、ガルバノミラー26が回動しても対物レンズ
10に入射するレーザー光束13は移動せず、正確なト
ラッキング制御が可能となるようにしている。
【0021】光ディスク2から反射されて戻ってきた復
路のレーザー光束13は、往路と逆に進みガルバノミラ
ー26に反射されて複合プリズムアッセイ21に入射す
る。その後第1のハーフミラー面21bで反射され、第
2のハーフミラー面21cに向かう。第2のハーフミラ
ー面21cは、トラッキング検出センサー25へ向かう
透過光と、データ検出センサー24へ向かう反射光を生
成し、復路のレーザー光束を分離する。第2のハーフミ
ラー面21cを透過したレーザー光束はトラッキング検
出センサー25へ照射され、トラッキング誤差信号を出
力する。
【0022】一方、第2のハーフミラー面21cで反射
されたレーザー光束はウォラストンプリズム32により
偏光分離され、かつ集光レンズ33によって収束光に変
換後、反射プリズム23で反射されてデータ検出センサ
ー24に照射される。データ検出センサー24は2つの
受光領域をもっており、ウォラストンプリズム32によ
り偏光分離された2つの偏光ビームをそれぞれ受光する
ことにより、光ディスク2に記録されているデータ情報
を読みとりデータ信号を出力する。尚、正確には前記ト
ラッキング誤差信号及びデータ信号は図示せぬヘッドア
ンプ回路によって生成され、制御回路又は情報処理回路
に送られるものである。
【0023】次に、ガルバノミラーユニットについて説
明する。図6は、ガルバノミラーユニットを示す斜視図
である。図7及び図8は、ガルバノミラーユニットの断
面図及び側断面図である。前述のとおり、ガルバノミラ
ー26は、そのミラー面に沿った回動軸(Zとする)を
中心として回動するものである。ガルバノミラーユニッ
トは、ガルバノミラー26を保持するミラーホルダ10
0と、ミラーホルダ100を回動軸Zを中心として回動
自在に支持するハウジング110とを備えている。
【0024】図7及び図8に示すように、ミラーホルダ
100は略直方体形状のブロックであり、その長手方向
両端部にコイル106,107が取り付けられている。
又、ミラーホルダ100の長手方向中央部には、ガルバ
ノミラー26を装着するための装着穴105が形成され
ている。ガルバノミラー26はそのミラー面を外側に向
けた状態で装着穴105に装着される。
【0025】図8に示すように、ハウジング110に
は、ミラーホルダ100を回動軸Z方向上下に挟み込む
一対のセンターピン(ピボット軸)118,119が設
けられている。ミラーホルダ100の上下面には、これ
ら一対のセンターピン118,119を受ける軸受部1
08,109が設けられている。センターピン118,
119と軸受部108,109を結ぶ軸線が上記の回動
軸Zとなり、ミラーホルダ100はこの軸線回りに回動
自在に支持される。
【0026】ハウジング110には、ミラーホルダ10
0のコイル106,107には対向する一対のマグネッ
ト116,117が設けられている。そして、コイル1
06,107に電流を流すと、コイル106,107と
マグネット116,117の電磁誘導の作用によりミラ
ーホルダ100が回動軸Zを中心として回動する。これ
により、ガルバノミラー26に反射されるレーザー光束
の向きを変えることができる。
【0027】ガルバノミラー26の回動角度(即ちミラ
ーホルダ100の回動角度)を検出するため、ミラーホ
ルダ100の背後(ガルバノミラー26のミラー面と反
対の側)には、フォトセンサ130,140が設けられ
ている。フォトセンサ130,140はセンサホルダ1
50を介してハウジング110の背後に取り付けられて
いる。
【0028】フォトセンサ130は発光素子131と受
光素子132を有し、フォトセンサ140は発光素子1
41と受光素子142を有している。これら素子は、回
動軸Zに直交する方向に一列に配列され、且つ発光素子
が131,141が外側で受光素子132,142が内
側になるよう配列されている。発光素子131,141
から照射された光は、ミラーホルダ100の背面の両側
端に形成された反射面101,102により反射され、
受光素子に132,142に夫々入射する。
【0029】図7において、ミラーホルダ100が時計
回りに回動すると、図中上側の反射面101がフォトセ
ンサ130から離れ、図中下側の反射面102がフォト
センサ140に接近する。従って、図中上側の受光素子
132の出力は減少し、図中下側の受光素子142の出
力は増加する。逆に、ミラーホルダ100が反時計回り
に回動した時には、図中上側の受光素子132の出力が
増加し、図中下側の受光素子142の出力は減少する。
従って、本実施形態では、2つの受光素子132,14
2の差動出力から、ミラーホルダ100の回動角度を求
めている。
【0030】ガルバノミラー26は、図4に示すように
光源モジュール7からの光束を90°偏向する角度を基
準角度として回動制御される。図9に概略を示すよう
に、制御回路には、基準信号Vrefとガルバノミラーの
回動角度を表す出力信号(フォトセンサ130,140
の作動出力)との差を取って増幅する作動アンプが設け
られている。ガルバノミラー26を回動するガルバノミ
ラーアクチュエータは、作動アンプからの信号に基づい
てコイル106,107に流す電流を制御する。尚、こ
の制御回路の詳細説明は省略する。
【0031】次に、ハウジング110の取付構造につい
て説明する。図6及び図8に示すように、ハウジング1
10の底面には、ガルバノミラー26の回動軸Zと同軸
上(且つ下方に)に突設する円筒状の凸部111が形成
されている。又、回動アーム3のベース3aには、凸部
111が係合する直進案内溝3bが形成されている。直
進案内溝3bの延出方向は、ガルバノミラー26が前述
の基準角度にある時のミラー面における垂線の方向(図
4に矢印Aで示す)である。
【0032】一方、ハウジング110の両側端部には一
対の固定フランジ部112,112が形成されている。
フランジ部112,112には、ガルバノミラー26が
前述の基準角度にある時のミラー面における垂線の方向
に延びる挿通溝113,113が形成されている。前述
の凸部111を直進案内溝3bに係合させた状態で、固
定ネジ114,114が挿通溝113,113を貫通し
て、ベース3aに形成されたネジ孔3c,3cに螺合す
ることにより、ハウジング110はベース3aに固定さ
れる。
【0033】ハウジング110の取付位置を調節する際
には、光ディスク装置の制御部がガルバノミラー26が
基準角度を維持するようコイル106,107に流す電
流を制御する。このように、ガルバノミラー26をハウ
ジング110に対して(基準角度で)ロックした状態で
ハウジング110を位置調節することによって、簡単に
ガルバノミラー26の位置・角度を調節することができ
る。
【0034】固定ネジ114,114を緩め、図示しな
い治具を用いてハウジング110を直進案内溝3bに沿
って平行移動させると、ガルバノミラー26は入射光束
に対して45°方向に平行移動する。ハウジング110
を直進案内溝3bに沿って所定量移動させた後、固定ネ
ジ114,114を締め付ける。かくして、ガルバノミ
ラー26が入射光束に対して45°方向に位置調節さ
れ、これによりガルバノミラー26により偏向された偏
向光束13は、図4に矢印Bで示す方向に平行移動す
る。
【0035】又、挿通溝113,113の溝幅は、固定
ネジ114,114のネジ部の外径よりも所定量大きく
形成されている。そのため、固定ネジ114,114を
緩め、ハウジング110を凸部111を中心として回転
させ、再度固定ネジ114,114を締め付けることに
より、ハウジング111の回転方向の位置調節も可能に
なる。前述のとおり、ハウジング110の凸部111は
ガルバノミラー26の回動軸Zと同軸であるため、ガル
バノミラー26が回動軸Zを中心とする回転方向に位置
調節され、これによりガルバノミラー26による偏向角
度が変化する。
【0036】以上のように、本実施形態によれば、ミラ
ーホルダ100を回動しないよう電磁的にロックした状
態でハウジング110の取付位置を調節しているため、
ハウジング110の取付位置を調節するだけで、ガルバ
ノミラー26の位置や角度を容易に調節することができ
る。特に、ガルバノミラー26のミラー面における垂線
の方向にハウジング100を位置調節することにより、
ガルバノミラー26による偏向光束を平行移動させるこ
とが可能になる。又、ガルバノミラー26の回動軸線Z
を中心とする回転方向にハウジング100を位置調節可
能にすることにより、ガルバノミラー26による偏向角
度を調節することが可能になる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるガル
バノミラーユニットの取付位置調節方法によると、ガル
バノミラーユニットの固定部であるハウジングに対して
可動部を回動しないよう電磁的にロックした状態でハウ
ジングの取付位置を調節することにより、ガルバノミラ
ーの位置・角度を容易に調節することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の光磁気ディスク装置の基本構成を示
す模式図である。
【図2】回動アームの先端部を示す図である。
【図3】浮上型光学ユニットを示す断面図である。
【図4】ガルバノミラーと浮上型光学ユニットを示す平
面図である。
【図5】回動アームの側断面図である。
【図6】ガルバノミラーユニットの斜視図である。
【図7】図6のガルバノミラーユニットの断面図であ
る。
【図8】図6のガルバノミラーユニットの側断面図であ
る。
【図9】ガルバノミラーの回動制御回路の一部を示す概
略図である。
【符号の説明】
3 回動アーム 3a ベース 3b 直進案内溝 26 ガルバノミラー 100 ミラーホルダ 110 ハウジング 111 凸部 112 固定フランジ部 113 挿通溝 130,140 フォトセンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中西 良一 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内 Fターム(参考) 5D117 AA02 HH05 HH11 KK01 KK19 KK20 5D118 AA06 BA01 DC07 FA04 FA47

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガルバノミラーを取り付けた可動部を電磁
    駆動により回動させるガルバノミラーユニットを搭載し
    た光ディスク装置において、前記ガルバノミラーユニッ
    トの取付位置を調節するための方法であって、 前記ガルバノミラーユニットの固定部であるハウジング
    に対して前記可動部を電磁的にロックした状態で、前記
    ハウジングの前記光ディスク装置への取付位置を調節す
    ること、 を特徴とするガルバノミラーユニットの取付位置調節方
    法。
  2. 【請求項2】前記ハウジングを、前記ガルバノミラーの
    回動軸を中心とする回転方向に位置調節すること、を特
    徴とする請求項1に記載のガルバノミラーユニットの取
    付位置調節方法。
  3. 【請求項3】前記ハウジングを、前記ガルバノミラーが
    所定の回動位置にある時のミラー面の垂線の方向に位置
    調節すること、を特徴とする請求項1又は2に記載のガ
    ルバノミラーユニットの取付位置調節方法。
  4. 【請求項4】前記ガルバノミラーを、該ガルバノミラー
    が光束を略直角に偏向する角度にロックすること、を特
    徴とする請求項1から3のいずれかに記載のガルバノミ
    ラーユニットの取付位置調節方法。
  5. 【請求項5】ガルバノミラーを取り付けた可動部を電磁
    駆動により回動させるガルバノミラーユニットを、光デ
    ィスク装置の所定の取付部位に取り付けるための構造で
    あって、 前記ガルバノミラーユニットの固定部であるハウジング
    が、前記ガルバノミラーが所定の回動位置にある時のミ
    ラー面における垂線の方向に位置調節できるよう、前記
    取付部位に取り付けられていること、 を特徴とするガルバノミラーユニットの取付構造。
  6. 【請求項6】前記ハウジングが、前記ガルバノミラーの
    回動軸線を中心とする回転方向にも位置調節可能である
    こと、を特徴とする請求項5に記載のガルバノミラーユ
    ニットの取付構造。
  7. 【請求項7】前記光ディスク装置において前記ガルバノ
    ミラーユニットを取り付ける取付部位には、前記垂線の
    方向に延びる直進案内溝が形成されており、 前記ハウジングには前記直進案内溝に係合する凸部が突
    設されていること、を特徴とする請求項6に記載のガル
    バノミラーユニットの取付構造。
  8. 【請求項8】前記凸部は円形断面を有し、前記凸部が前
    記直進案内溝に係合した状態で、前記凸部を中心として
    前記ハウジングを回動させることができること、を特徴
    とする請求項7に記載のガルバノミラーユニットの取付
    構造。
  9. 【請求項9】前記ガルバノミラーユニットは、前記可動
    部を電磁回動する電磁駆動手段と、前記可動部の回動角
    度を検出する角度検出手段を備え、 前記電磁駆動手段と前記角度検出手段によって、前記可
    動部を所定の回動位置にロックした状態で、前記位置調
    節が行われること、を特徴とする請求項5から8のいず
    れかに記載のガルバノミラーユニットの取付構造。
  10. 【請求項10】前記光ディスク装置は、光ディスクの記
    録面に沿って回動可能な回動アームを含むこと、を特徴
    とする請求項5から9のいずれかに記載のガルバノミラ
    ーユニットの取付構造。
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