JP2000110469A - 建築用シャッターの錠装置 - Google Patents

建築用シャッターの錠装置

Info

Publication number
JP2000110469A
JP2000110469A JP10288243A JP28824398A JP2000110469A JP 2000110469 A JP2000110469 A JP 2000110469A JP 10288243 A JP10288243 A JP 10288243A JP 28824398 A JP28824398 A JP 28824398A JP 2000110469 A JP2000110469 A JP 2000110469A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat plate
arm
shutter curtain
lower seat
shutter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10288243A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Mita
一男 三田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanwa Shutter Corp
Original Assignee
Sanwa Shutter Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanwa Shutter Corp filed Critical Sanwa Shutter Corp
Priority to JP10288243A priority Critical patent/JP2000110469A/ja
Publication of JP2000110469A publication Critical patent/JP2000110469A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 建築用シャッターの座板を上側座板と、該上
側座板に対し上下移動自在の下側座板とで構成し、下側
座板の相対上動に基づいて作動するアームによる錠装置
を設けるにあたり、堅固な施錠ができるように構成す
る。 【解決手段】 下側座板7の上側座板6に対する相対上
動に伴い上下揺動する補助アーム9と、該補助アーム9
の上下揺動に伴い上端部(ローラ11b)が前後揺動す
る作動アーム11とをアームユニットUとして第一、第
二ブラケット8、10に組込み、該アームユニットUを
座板2の左右端部に固着する一方、ガイドレール5には
作動アーム11に上側から係合する略逆U字形の錠掛り
18を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物の出入り口
や窓等の開口部に配設される建築用シャッターの錠装置
の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種建築用シャッターのなか
には、開口部に配設されるガイドレールに側縁部が案内
されて開閉移動するシャッターカーテンの最下端部に、
上側に位置する上側座板と、該上側座板に対して上下移
動自在な下側座板とで構成される座板を設け、例えばシ
ャッターカーテンが全閉してシャッターカーテン下端部
の座板が床面に当接したような場合に、下側座板が上側
座板に対して相対上動するようにしたものがある。そし
てこのようなものにおいて、座板の側縁部に、上側座板
に対する下側座板の上動に基づいて前後方向一方に揺動
する作動アームを設ける一方、ガイドレール側にテープ
スイッチと錠掛りを設けて、閉鎖途中で下側座板の上動
があったときには障害物を検知したとして作動アームが
テープスイッチを押圧し、全閉に伴い下側座板が上動し
たときは作動アームが錠掛りに係合するように構成し、
これによって作動アームを、障害物検知手段と施錠手段
との両手段に兼用させることが提唱されている。そし
て、前記従来の作動アームとしては、上、下側座板の対
向する端部に、先端部同志を枢支した一対の作動アーム
の基端部をそれぞれ前後方向揺動自在に連結して構成さ
れた略L字形のリンクが用いられており、該連結部(コ
ーナー部)が、下側座板の相対上動に伴い前後方向一方
に突出する構成となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来の施錠
手段の錠掛りは、ガイドレール内側面の下端部に突出形
成された係合突片となっており、該係合突片が、全閉状
態となって突出する作動アームに上側から係合すること
で施錠されるようになっている。ところで、この施錠状
態において、上側に位置する作動アームは下方側が突出
する傾斜姿勢となっている。このため、外部侵入者によ
り故意にシャッターカーテンを上動するべく、強い力で
座板部位を押し上げられたような場合、係合突片が前記
上側に位置する作動アームに強く押圧されるものの、該
上側の作動アームは下方が突出する方向の傾斜姿勢にな
っているため、係合突片の押圧力が作動アームの突出を
退避させる方向、即ち下側座板が上側座板に対して下動
する方向(上、下側座板を離間させる方向)に作用して
解錠してしまう惧れがあって問題があり、ここに本発明
が解決しようとする課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創
作されたものであって、開口部に配設されるガイドレー
ルに側縁部が案内されて開閉移動するシャッターカーテ
ンの最下端部に、上側に位置する上側座板と、該上側座
板に対して上下移動自在な下側座板とで構成される座板
を設けた建築用シャッターに錠装置を設けるにあたり、
該錠装置は、下端部が前記上側座板の側縁部に枢支さ
れ、下側座板が上側座板に対して上動することに基づい
て上端部がシャッターカーテンから離間する方向に突出
揺動する作動アームと、前記突出揺動した作動アームに
上側から係合すべくガイドレールに設けられる係合受体
とを備えているものである。そして、このようにするこ
とによって、作動アームに係合受体が強く押圧されても
作動アームが退避することなく施錠状態を維持できて防
犯性を高めることができる。このものにおいて、本発明
の作動アームは、中間部が上側座板に揺動自在に枢支さ
れ、一端部が下側座板に当接した補助アームの他端部に
連結され、該補助アームの一端部が下側座板の床面への
当接に基づいて上動したことを受けて先端部がシャッタ
ーカーテンから離間する方向に揺動するように構成され
ているものとすることができる。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図1
〜図13に示す図面に基づいて説明する。図面におい
て、1は建築物の開口部に配設される建築用シャッター
のシャッターカーテンであって、該シャッターカーテン
1は、複数のスラット1aを上下方向にインターロック
結合することで一連状に連装することで構成され、その
下端部には後述する座板2が連結されている。そして、
シャッターカーテン1の上端部は、開口部上方のシャッ
ターケース3に回動自在に配される巻取りドラム4に連
結されており、該巻取りドラム4の正逆回転に伴いシャ
ッターカーテン1は、左右両側縁部が開口部に立設され
たガイドレール5に移動案内される状態で巻取りドラム
4に巻取り、巻出しされ、これによって、開口部を開放
する開放姿勢と閉鎖する閉鎖姿勢とに姿勢変姿するよう
にように設定されており、これらは何れも従来通りの構
成となっている。
【0006】さて、前記座板2は、アルミ押出形材で一
体形成された上下一対の上側座板6と下側座板7とで構
成されている。前記上側座板6は、最下端に位置するス
ラット1aに連結するためのインターロック部6aが上
端部に形成され、該インターロック部6aの下方に前面
部6bと後面部6cとが形成されている。そして、これ
ら前面部6bと後面部6cとのあいだに、上方に底面部
6dを有し、下端縁部に抜止め突片6eが形成された凹
溝部6fが一体形成されている。さらに、後面部6cに
は、前面部6bよりも左右方向に伸長された延長部6g
が形成されていると共に、後方に向けて突出する状態の
手掛け部6hが左右両端部を残す略全長に亘って形成さ
れている。また、凹溝部6fは左右端部において前面部
6bの左右端部よりも内方位置で切欠かれ、前後面部6
b、6cに挟まれたスペースSが形成されている。
【0007】一方、前記下側座板7は、上端部に前後方
向に係合突片7aが形成されることでT字形となった連
結部7bと、該連結部7bの下方の前、後面部7c、7
dと、これらを連結する上面部7eとが形成されてお
り、さらに、前面部7cの下端部には、前方に突出する
水切り部7fが形成されている。また、後面部7dには
前面部7cよりも左右方向に伸長された延長部7gが形
成される一方、前記連結部7bは左右端部において前面
部7cの左右端部よりも内方位置で切欠かれ、該切欠き
部が、後述するように上、下側座板6、7を組込んだと
き、上側座板6に形成されるスペースSと対向するよう
設定されている。尚、7hは前、後面部7c、7dの下
端部を連結する下面部であり、7iは下面部7h下方に
嵌合された緩衝材である。
【0008】そして、上、下側座板6、7は、下側座板
連結部7bを上側座板凹溝部6fに上下方向移動自在に
嵌合することで組込まれ、自然状態では連結部7bの係
合突片7aが上側座板抜止め突片6eに係合して垂下す
る垂下姿勢となっている。そしてこの状態で下側座板7
が床面または障害物等に当接した場合、下側座板7は、
連結部7bが凹溝部6f内を上動することで上側座板に
6に対して相対上動して、係合突片7aが溝底片6iに
当接する上動姿勢に変姿するように設定されている。こ
のとき、前述したように上側座板6のスペースSと下側
座板7の連結部7bが切欠かれた部位とが対向している
と共に、上側延長部6gと下側延長部7gとが対向する
設定となっている。
【0009】そして、上側座板6の前記スペースSから
後面部延長部6gに亘る各左右端部部位に、アームユニ
ット(本発明の作動アームに相当する)Uがそれぞれ配
されている。ここで、左右のアームユニットUは左右対
称状に形成されたものであるので、ここでは、図2
(A)における右端部に配されるアームユニットUにつ
いての詳細を説明し、左端部のものについては省略す
る。前記アームユニットUを構成する第一ブラケット8
は、略逆L字形の取付け面8aが形成され、該取付け面
8aに、板状体に形成された補助アーム9の中間部が前
後方向を向くピン軸9aを介して上下揺動自在に枢支さ
れるが、取付け面8aの下方には第二ブラケット10が
固着されており、補助アーム9は、補助アーム9前面に
沿う第二ブラケット10の前面部10aと第一ブラケッ
ト取付け面8aとのあいだに挟持状に枢支される設定と
なっている。これによって、後述するように補助アーム
9が上下揺動する場合に、先端部の補助アーム突片9c
が前後方向にブレることなく垂直方向に上下揺動するよ
う配慮されている。前記補助アーム9の一端部にはロー
ラ9bが枢支されており、該ローラ9bが後述する上側
座板6へのセット状態で、下側座板7の連結片7bが切
欠かれた部位の上面部7e上方に配設されるように設定
されている。また、補助アーム9の他端部には突片9c
が形成され、該突片9cは、第一ブラケット取付け面8
aと、該取付け面8aの右端部から前方に向けて折曲形
成されたガイド片8bとのコーナー部に穿設の上下方向
に長い貫通孔8cを貫通して外方に突出する設定となっ
ている。また、第二ブラケット10には、第一ブラケッ
トガイド片8bの下方に続く状態でガイド片10bが前
方に向けて折曲形成されている。
【0010】前記第一ブラケットガイド片8bの下部に
は外方に向けて取付け部8dが延設されるが、該取付け
部8dの端部には第二ブラケットガイド片10bと並列
する支持面8eが前方に向けて突設されており、これら
第二ブラケットガイド片10bと支持面8eとのあいだ
に、板状体に形成された作動アーム11の基端部(下端
部)が、左右方向を向くピン軸11aを介して前後揺動
自在に枢支されている。この作動アーム11は、基端部
に対し先端部(上端部)ほど前後方向一方(本実施の形
態では屋内側となる後方)側に傾斜した形状に形成され
ており、その先端部にローラ11bが軸承されている。
さらに、作動アーム11には、前記傾斜形状に沿って傾
斜状に穿設された長孔11cが形成されており、該長孔
11cに、前記補助アーム突片9cの第一ブラケット貫
通孔8cから突出した端部が、上下移動自在に貫通する
設定となっている。そして、後述するように、補助アー
ム9の他端側が上動して突片9cが長孔11cの上端縁
に係合する状態では、ローラ11bが基端部の略直上に
位置する退避姿勢となっているが、補助アーム9の他端
側が下動して突片9cが直下方向(垂直方向)に長孔を
下方移動した場合には、作動アーム11は後方に強制揺
動して先端部側のローラ11bが、シャッターカーテン
1のカーテン面である上側座板後側面6cから離れて突
出する突出姿勢となるように設定されている。尚、12
は補助アーム9を所定の揺動方向に付勢する弾機であっ
て、該弾機12は、中間部にコイル部12aが形成され
た捻り弾機に構成されており、弾機一端部12bを前記
ローラ9bの枢支部に対して回動自在に係合し、弾機他
端部12cを第一ブラケット8に形成弾機固定部8fに
固定することでアームユニットUに組込まれるように設
定されている。この組込み状態において、弾機12は略
く字状に折曲されており、これによって略一直線状に伸
びる自然状態から付勢力が蓄勢された状態となって、補
助アーム9を所定の揺動方向(本実施の形態では、補助
アーム突片9cを上動させる方向)に付勢するように設
定されている。そして、後述するように補助アーム9の
ローラ9bが強制上動された場合、弾機12は、ローラ
9bの枢支部を回動して蓄勢力を大きくしながら折り曲
げられるように設定されている。
【0011】そして、このように組込まれたアームユニ
ットUは、前述したように、下側座板7の連結部7bが
凹溝部6fに組込まれた上側座板6の左右端部、つまり
スペースSから上側延長部6gに至る部位に設けられる
が、このとき、第一ブラケット8のガイド片8bは上側
延長部6gの左右端縁部に位置合せ状に固定され、これ
によって、作動アーム11が上側延長部6gの左右端位
置よりも外方に位置して配されている。因みに、第一ブ
ラケット取付け面8aの下部は下側座板延長部7g対向
部位に位置しており、下側座板7の上側座板6に対する
相対上動が損なわれることはない。この組込み(セッ
ト)状態において、前記座板2の垂下姿勢(自然状態)
では、補助アーム9は、前述したように弾機12により
一端部側のローラ9bが下動する方向に付勢されている
ため、ローラ9bが下側座板7の上面部7eに弾圧状に
当接する一方で、他端部側である突片9cが作動アーム
長孔11cの上端縁に係合するべく付勢されることにな
り、これによって作動アーム11は前記退避姿勢に向け
て付勢される設定となっている。ここで、13は上側座
板前面部6bの端縁部と第一ブラケットガイド片9bと
のあいだに設けられアームユニットUの前部を覆蓋する
カバー体であり、14は上側座板6の手掛け部6hの左
右端部からアームユニットUの後部に至る部位に配され
たストッパ部材であって、シャッターカーテン1が全開
したときに、天井側に配される係止部材に当接するよう
に設定されている。
【0012】一方、躯体開口部左右両側縁部に立設され
るガイドレール5は、前後一対のガイド片5a、5bが
開口部内方に向けて突出形成されたものとなっており、
これらガイド片5a、5bとのあいだにガイド溝5cが
形成されている。前記前、後のガイド片5a、5bは、
先端側にそれぞれ凹部5d、5eが形成され、各凹部5
d、5eに防摩擦材となるモヘヤ15、干渉ゴム材16
がそれぞれ配されており、ここに、シャッターカーテン
1の両側縁部が嵌入する設定となっている。さらに、ガ
イドレール5の後ガイド片5bの溝奥側には下端部を除
いてテープスイッチ17が上下に亘って敷設され、そし
てテープスイッチ17の敷設されないガイド片5bの下
端部には略逆U字形に突出した錠掛り(本発明の係合受
体に相当する)18が設けられている。そして、シャッ
ターカーテン1最下端の座板2は、上、下側座板6、7
の各延長部6g、7g部位が凹部5d、5c対向間に嵌
入し、各延長部6g、7gよりも左右外方に位置する作
動アーム11が前記テープスイッチ17または錠掛り1
8に対向する位置設定となっており、後述するように、
下側座板7の相対上動により作動アーム11が後方揺動
して突出姿勢となった場合に、作動アーム11によるテ
ープスイッチ17の押圧または錠掛り18との係合を行
うように設定されている。因みに、テープスイッチ17
はシャッターカーテン1の開閉駆動を行うべく回転する
前記巻取りドラム4に連動連結の電動モータ(図示せ
ず)の制御回路に接続され、下側座板7が障害物に当接
したことに伴い突出した作動アームローラ11bがテー
プスイッチ17に接触することでスイッチ切換えを行
い、これに基づいて電動モータは緊急停止制御する(本
実施の形態では、前記スイッチ切換えに伴い電動モータ
を駆動停止後、所定時間のあいだ開放駆動する所謂タッ
チアップ制御を行う)設定となっており、該制御構成は
従来通りである。一方、錠掛り18は、前述したように
略逆U字形であって、後ガイド片5bの内側面に下方が
開口したU字状凹部18aを形成するようになってい
る。そして、座板2が床面に当接して作動アームローラ
11bが後方に突出することにより、該ローラ11bが
凹字状凹部18aに入り込む状態となり、これによっ
て、錠掛り18が作動アーム11の上端部に上側から係
合する設定となっている。
【0013】次に、シャッターカーテン1の開閉作動に
ついて説明する。図示しない開閉操作具の操作に基づい
て電動モータが駆動するとシャッターカーテン1の開閉
作動が行われるが、シャッターカーテン1の開閉経路に
障害物がない状態で開閉作動が行われている場合、上、
下側座板6、7同志は、下側座板7が上側座板6に対し
て垂下する垂下姿勢となっており、この状態では、前述
したように補助アーム9は突片9cが上動する側に付勢
されて作動アーム11を退避姿勢に保持し、この結果、
シャッターカーテン1は左右両側縁部がガイドレール5
のガイド溝5cに移動案内されながら円滑な開閉作動が
行われる。これに対し、閉鎖経路に障害物があって座板
2が障害物に当接する、またはシャッターカーテン1が
全閉して座板2が床面に当接する等して、下側座板7が
上側座板6に対して相対上動し、垂下姿勢から上動姿勢
となった場合では、下側座板上面部7eが補助アームロ
ーラ9bを弾機12の付勢力に抗して押し上げる。これ
によって、補助アーム突片9cが作動アーム11の傾斜
状の長孔11cを介して略真下に下動することになり、
作動アームローラ11b(先端部)が強制的に後方揺動
して作動アーム11を突出姿勢とする。そして、これが
シャッターカーテン1の閉鎖途中であって、座板2の障
害物との当接に基づく作動アーム11の突出である場
合、前述したように作動アームローラ11bはテープス
イッチ17を押圧してスイッチ切換えをし、電動モータ
の緊急停止制御を行うように設定され(障害物検知手段
を構成する)、一方、シャッターカーテンの全閉に伴う
座板2の床面との当接に基づく作動アーム11の突出で
ある場合、作動アーム11の上端部が錠掛り18のU字
状凹部18aに入り込みシャッターカーテン1の施錠が
なされる(施錠手段を構成する)ように設定されてい
る。尚、施錠状態のシャッターカーテン1を開放作動さ
せると、下側座板7が上側座板6から下動(離間)して
垂下姿勢に変姿するが、このとき、補助アーム9は弾機
12に蓄勢された付勢力を受けており突起9cは上動側
に揺動することになる。この結果、作動アーム11は退
避姿勢の元状態に自動的に復帰することになり、このよ
うにして自動解錠がなされる設定となっている。一方、
障害物検知をした場合では、前述したようにタッチアッ
プ制御によりシャッターカーテン1が所定時間のあいだ
開放作動されることになり、これによって作動アーム1
1は突出姿勢から退避姿勢に自動的に復帰するようにな
っている。
【0014】叙述の如く構成された本発明の実施の形態
において、前述したように、作動アーム11は、シャッ
ターカーテン1の通常の開閉作動時においては、退避姿
勢を維持してガイドレール5側のテープスイッチ17の
スイッチ切換えをすることはない。これに対し、シャッ
ターカーテン1の閉鎖経路に障害物があったとき、ある
いはシャッターカーテン1が全閉となって座板2が床面
に当接したときには、下側座板7が上側座板6に対して
相対上動して作動アーム11の上端部である作動アーム
ローラ11bが外方に向けて強制揺動して、シャッター
カーテン1面から離れる状態の突出姿勢となり、これに
よって、テープスイッチ17のスイッチ切換えをして障
害物検知をする、あるいは錠掛り18に係合してシャッ
ターカーテン1の施錠をすることになる。このように、
作動アーム11が突出姿勢に変姿することで障害物検知
と施錠ができることになるが、このものにおいて、施錠
状態におけるシャッターカーテン1を外部からこじ開け
ようとした場合、侵入者は下側座板7の水切り部7fを
把持して持ち上げようとすることになる。しかるに、こ
のようにして持ち上げられた場合、上、下側座板6、7
とが一緒に持ち上げられるため、両者が離間して垂下状
態となってしまうことがなく作動アーム11のローラ1
1bが外方に向けて揺動したままとなる一方で、錠掛り
18が突出姿勢の作動アーム11上端部に対して上側か
ら当接されることになる。この結果、錠掛り18は作動
アーム11をさらに外方へ揺動させる方向(施錠方向)
に負荷を与えることになって不用意に解錠されることが
なく、確りとした施錠が確保でき、防犯性が向上する。
【0015】そのうえ、このものでは、作動アームはア
ームユニットUとして予め一つの部材に組込むことがで
き、該一つに組込まれたアームユニットUを、座板2の
上側座板6に固着すれば作動アーム11の座板2への組
込みができることになって、アームユニットU自体の組
込み作業が容易なうえ、該組込まれたアームユニットU
の取付け作業が簡略化されることになって、作業性の向
上を計れる。
【0016】しかもこのものでは、上側座板6の屋内側
面である後面部6cには手掛け部6hが設けられてお
り、施錠されているシャッターカーテン1を緊急に手動
開放したいような場合では、手掛け部6hを持ち上げる
ことで、上側座板6を下側座板7に対して離間させ、座
板2を垂下姿勢に変姿させることができ、これによって
自動的に解錠できるという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)、(B)はそれぞれ建築用シャッタ
ーの正面図、側面図である。
【図2】図2(A)、(B)はそれぞれ座板の垂下姿勢
における正面図、上動姿勢における背面図である。
【図3】図3(A)、(B)はそれぞれ座板の平面図、
座板のガイドレール嵌入部の一部平面図である。
【図4】図4(A)、(B)はそれぞれ座板の垂下姿
勢、上動姿勢を示す側面図である。
【図5】図5(A)、(B)はそれぞれ作動アームの退
避姿勢、突出姿勢を示す斜視図である。
【図6】座板の障害物検知状態(二点鎖線)、施錠状態
を説明する斜視図である。
【図7】図7(A)、(B)はそれぞれ上、下側座板の
垂下姿勢、上動姿勢を示す側面図、
【図8】図8(A)、(B)、(C)、(D)、(E)
はそれぞれ上側座板の正面図、底面図、背面図、図8
(A)のX−X断面図、側面図である。
【図9】図9(A)、(B)、(C)、(D)、(E)
はそれぞれ下側座板の正面図、底面図、背面図、図9
(A)のX−X断面図、斜視図である。
【図10】図10(A)、(B)、(C)はそれぞれ作
動アームの退避姿勢におけるアームユニットの平面図、
正面図、側面図である。
【図11】図11(A)、(B)、(C)はそれぞれ作
動アームの突出姿勢におけるアームユニットの平面図、
正面図、側面図である。
【図12】作動アームの作用を説明するアームユニット
の斜視図である。
【図13】図13(A)、(B)、(C)、(D)、
(E)はそれぞれストッパ部材の平面図、正面図、底面
図、右側面図、左側面図である。
【符号の説明】
1 シャッターカーテン 2 座板 5 ガイドレール 5c ガイド溝 6 上側座板 6h 手掛け部 7 下側座板 8 第一ブラケット 9 補助アーム 9c 突片 10 第二ブラケット 11 作動アーム 11b ローラ 12 捻り弾機 14 ストッパ部材 17 テープスイッチ 18 錠掛り

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部に配設されるガイドレールに側縁
    部が案内されて開閉移動するシャッターカーテンの最下
    端部に、上側に位置する上側座板と、該上側座板に対し
    て上下移動自在な下側座板とで構成される座板を設けた
    建築用シャッターに錠装置を設けるにあたり、該錠装置
    は、下端部が前記上側座板の側縁部に枢支され、下側座
    板が上側座板に対して上動することに基づいて上端部が
    シャッターカーテンから離間する方向に突出揺動する作
    動アームと、前記突出揺動した作動アームに上側から係
    合すべくガイドレールに設けられる係合受体とを備えて
    いる建築用シャッターの錠装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、作動アームは、中間
    部が上側座板に揺動自在に枢支され、一端部が下側座板
    に当接した補助アームの他端部に連結され、該補助アー
    ムの一端部が下側座板の床面への当接に基づいて上動し
    たことを受けて先端部がシャッターカーテンから離間す
    る方向に揺動するように構成されている建築用シャッタ
    ーの錠装置。
JP10288243A 1998-10-09 1998-10-09 建築用シャッターの錠装置 Pending JP2000110469A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10288243A JP2000110469A (ja) 1998-10-09 1998-10-09 建築用シャッターの錠装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10288243A JP2000110469A (ja) 1998-10-09 1998-10-09 建築用シャッターの錠装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000110469A true JP2000110469A (ja) 2000-04-18

Family

ID=17727697

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10288243A Pending JP2000110469A (ja) 1998-10-09 1998-10-09 建築用シャッターの錠装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000110469A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007308947A (ja) * 2006-05-18 2007-11-29 Sanwa Shutter Corp 建築用電動シャッターにおける防犯制御装置
JP2008202401A (ja) * 2008-04-07 2008-09-04 Bunka Shutter Co Ltd シャッター装置
JP2008214857A (ja) * 2007-02-28 2008-09-18 Bunka Shutter Co Ltd 開閉装置
JP2008231915A (ja) * 2008-05-28 2008-10-02 Bunka Shutter Co Ltd シャッター装置のシャッターカーテン停止装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007308947A (ja) * 2006-05-18 2007-11-29 Sanwa Shutter Corp 建築用電動シャッターにおける防犯制御装置
JP2008214857A (ja) * 2007-02-28 2008-09-18 Bunka Shutter Co Ltd 開閉装置
JP2008202401A (ja) * 2008-04-07 2008-09-04 Bunka Shutter Co Ltd シャッター装置
JP2008231915A (ja) * 2008-05-28 2008-10-02 Bunka Shutter Co Ltd シャッター装置のシャッターカーテン停止装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6572158B2 (en) Apparatus for securing sash window
WO2007133445A2 (en) Assembly to lock a storm curtain adjacent to an opening in a building
KR101076822B1 (ko) 셔터 장치에 있어서의 셔터 커튼의 들어올림 방지 구조
JP2000110469A (ja) 建築用シャッターの錠装置
JP3726183B2 (ja) ブラインド式シャッター装置
JP3079037B2 (ja) シャッター
JP3911679B2 (ja) シャッターの錠装置及びその錠装置を備えたシャッター
JP4106946B2 (ja) 建築用シャッター装置における施錠装置
JP4668715B2 (ja) シャッターカーテンのガイド構造
JPH0415898Y2 (ja)
JP2007063827A (ja) 建築用シャッター装置におけるラッチ錠
JP3448540B2 (ja) シャッター装置
JP3997399B2 (ja) 建築用シャッター装置
JP4168396B2 (ja) シャッター装置における施錠構造
JP3168332B2 (ja) 建築用電動シャッターにおける障害物検知装置
JP3884679B2 (ja) 開閉装置
JP4956075B2 (ja) 施錠装置
JP2003239607A (ja) 窓換気用ステー
JP4821283B2 (ja) シャッター装置
JP2007009626A (ja) 開閉装置
JP5199973B2 (ja) サッシ窓用のシャッター装置およびシャッター装置付きのサッシ窓
JP3936605B2 (ja) 自動閉鎖窓
JP4547609B2 (ja) シャッター装置におけるシャッターカーテンの持上げ防止構造
JP2001342778A (ja) 座板のカバー体構造
JP3914483B2 (ja) 開閉装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040326

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040422

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040819