JP2000110458A - 引違い戸用サッシ枠への後付け形雨戸ユニット - Google Patents

引違い戸用サッシ枠への後付け形雨戸ユニット

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JP2000110458A
JP2000110458A JP10285153A JP28515398A JP2000110458A JP 2000110458 A JP2000110458 A JP 2000110458A JP 10285153 A JP10285153 A JP 10285153A JP 28515398 A JP28515398 A JP 28515398A JP 2000110458 A JP2000110458 A JP 2000110458A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既設の建屋構造を何ら変更することなく、容
易かつ強固に取付けられる引違い戸用サッシ枠への後付
け形雨戸ユニットを提供する。 【解決手段】 既設の引違い戸1用サッシ枠2の屋外側
の内周部にて、サッシ枠2で形成される開口部を取囲む
ように延在する突条21に、この内周側から係合する凹
溝26が形成され、かつ凹溝26の屋内側から屋外側に
突条21を押し付けることにより突条21に固定される
枠固定部24を備えるとともに、枠固定部24から屋外
側に向かって突出した張出し部25を備えた屋内側枠体
11と、張出し部25の内側に嵌合して固定され、上か
まち部32の内周側にて長手方向に延びる上ガイド部3
3を備えるとともに、下かまち部34の内周側にて長手
方向に延びる下ガイド部35を備えた屋外側枠体12
と、上、下ガイド部33、34により開閉可能に支持さ
れた折り畳み式雨戸13とから雨戸ユニットが形成され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば中高層マン
ションに好適な引違い戸用サッシ枠への後付け形雨戸ユ
ニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、住宅のガラス戸にサッシが一般的
に用いられており、特に中高層マンションでは、雨戸が
設けられていない場合が少なくない。この雨戸は、風雨
からガラス戸を守る他に、真夏の日中などには外からの
強い日射しを遮り、室内の温度上昇を少しでも抑えるの
に役立つものである。一方、中高層マンションでは一般
に許可なく建屋構造を変更することは禁止されており、
雨戸を新たに設けたいと思っても、外壁部やガラス戸の
サッシ枠に何らかの加工を施すことはできないのが現状
である。このため、ベランダによしずを立てかけたり、
すだれを吊るす等して外からの強い日射しを和らげるこ
とが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように中高層
マンションでよしずやすだれを用いると、これらが例え
ば強風にあおられて、吹き飛ばされた場合、路上の人を
直撃したりや走行中の自動車のフロントガラスに当たり
人身事故を招きかねないという問題がある。本発明は、
斯る従来の問題点をなくすことを課題としてなされたも
ので、既設の建屋構造を何ら変更することなく、容易か
つ強固に取付けることを可能とした引違い戸用サッシ枠
への後付け形雨戸ユニットを提供しようとするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、既設の引違い戸用サッシ枠の屋外側の内
周部にて、このサッシ枠で形成される開口部を取囲むよ
うに延在する突条に、この突条の内周側から係合する凹
溝が形成され、かつこの凹溝の屋内側および屋外側の内
の一方の側から他方の側に上記突条を押し付けることに
よりこの突条に固定される枠固定部を備えるとともに、
この枠固定部から屋外側に向かって突出した張出し部を
備えた屋内側枠体と、上記張出し部の内側に嵌合して固
定され、上かまち部の内周側にて長手方向に延びる上ガ
イド部を備えるとともに、下かまち部の内周側にて長手
方向に延びる下ガイド部を備えた屋外側枠体と、上記上
ガイド部および下ガイド部により支持され開閉可能に設
けられた折り畳み式雨戸とから構成した。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施形態を図面
にしたがって説明する。図1〜5は、既設の引違い戸1
用のサッシ枠2に取付けられた本発明に係る後付け形雨
戸ユニットを示したものである。この雨戸ユニットは大
別して屋内側枠体11と屋外側枠体12と折り畳み式雨
戸13とからなっている。屋内側枠体11は、サッシ枠
2の屋外側の内周部にて、このサッシ枠2で形成される
開口部を取囲むように延在する突条21に、この突条2
1の内周側から係合する凹溝22が形成され、かつこの
凹溝22の屋内側から止めねじ23により屋外側に突条
21を押し付けることによりこの突条21に固定される
枠固定部24を備えるとともにこの枠固定部24から屋
外側に向かって突出した張出し部25を備えている。な
お、凹溝22の屋外側から止めねじ23により屋外側に
突条21を押し付けるようにして突条21に枠固定部2
4を固定するようにしてもよい。
【0006】屋外側枠体12は、張出し部25の内側に
嵌合してねじ31により固定され、上かまち部32の内
周側にて、長手方向に延び、下方に開いた凹溝からなる
上ガイド部33を備えるとともに、下かまち部34の内
周側にて、長手方向に延び、上方に開いた凹溝からなる
下ガイド部35を備えている。なお、図示する実施形態
では、図4,5からも明らかなように、屋外側枠体12
の屋内側の縁部を張出し部25の内周側基部に形成した
凹溝26内に嵌入させるとともに、屋外側枠体12の外
周側に形成した凹溝36内に張出し部25の屋外側の縁
部を嵌入させ、屋内側枠体11の張出し部25の内側に
隙間なく屋外側枠体12が嵌り合うようになっている。
【0007】折り畳み式雨戸13は、折り畳み可能に結
合された複数枚の雨戸部分41の各々をピン部材42を
介して上ガイド部33により、またローラ部材43を介
して下ガイド部35により支持して開閉可能に設けたも
のである。さらに、詳説すれば、屋外側枠体12の両側
の縦枠部材に最も各雨戸部分41は上下ガイド部に嵌入
させたピン部材により定位置にて回転可能に支持されて
いる。また、2枚ずつ雨戸部分41はヒンジ結合される
一方、残る雨戸部分41の縦さん部の上下を上ガイド部
33内を摺動するピン部材42と下ガイド部35内を転
動するローラ部材43により支持してある。さらに、左
右に開くそれぞれの部分において別個に、隣合うピン部
材42同志、ローラ部材43同志を摺動部材により一定
の間隔に保つようになっており、これにより雨戸13は
図2に示すように折り畳んだ状態から図3に示すように
閉じた状態へと、或いはその逆に円滑かつ自由に移行で
きるようになっている。
【0008】なお、図示する雨戸5には多数のルーバー
44を設けるとともに、その屋内側に防虫ネット45を
張設してある。上述したように、この雨戸ユニットで
は、既設のサッシ枠2の突条21に屋内側枠体11の凹
溝22を係合させて、この凹溝22の屋内側、屋外側の
うちの一方を他方の側に押し付けることにより突条21
に屋内側枠体11の枠固定部24を固定するようになっ
ているため、既設の中高層マンション等の建屋構造に何
ら変更を加えることなく容易に雨戸ユニットの取り付け
が行える。ところで、図1〜5において右側は屋内側で
左側は屋外側となっている。
【0009】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、既設の引違い戸用サッシ枠の屋外側の内周部
にて、このサッシ枠で形成される開口部を取囲むように
延在する突条に、この突条の内周側から係合する凹溝が
形成され、かつこの凹溝の屋内側および屋外側の内の一
方の側から他方の側に上記突条を押し付けることにより
この突条に固定される枠固定部を備えるとともに、この
枠固定部から屋外側に向かって突出した張出し部を備え
た屋内側枠体と、上記張出し部の内側に嵌合して固定さ
れ、上かまち部の内周側にて長手方向に延びる上ガイド
部を備えるとともに、下かまち部の内周側にて長手方向
に延びる下ガイド部を備えた屋外側枠体と、上記上ガイ
ド部および下ガイド部により支持され開閉可能に設けら
れた折り畳み式雨戸とから構成してある。
【0010】このように、既設のサッシ枠の突条に屋内
側枠体の凹溝を係合させて、この凹溝の屋内側、屋外側
のうちの一方を他方の側に押し付けることにより突条に
屋内側枠体の枠固定部を固定するようになっているた
め、既設の中高層マンション等の建屋構造に何ら変更を
加えることなく容易かつ強固に雨戸ユニットの取り付け
が行えるとともに、雨戸がわりによしず、すだれ等を使
用した場合に危惧される事故の発生も回避できるという
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る引違い戸用サッシ枠への後付け
形雨戸ユニットの垂直面で切った断面を示す図である。
【図2】 図1に示す雨戸ユニットの開いた状態での水
平面で切った断面を上方から見た図である。
【図3】 図1に示す雨戸ユニットの閉じた状態に移行
途中での水平面で切った断面を上方から見た図である。
【図4】 図1における屋内側枠体と屋外側枠体の嵌合
部を示す部分拡大図である。
【図5】 図2における屋内側枠体と屋外側枠体の嵌合
部を示す部分拡大図である。
【符号の説明】
1 引違い戸 2 サッシ枠 11 屋内側枠体 12 屋外側枠体 13 折り畳み式雨戸 21 突条 22 凹溝 24 枠固定部 25 張出し部 32 上かまち部 33 上ガイド部 34 下かまち部 35 下ガイド部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既設の引違い戸用サッシ枠の屋外側の内
    周部にて、このサッシ枠で形成される開口部を取囲むよ
    うに延在する突条に、この突条の内周側から係合する凹
    溝が形成され、かつこの凹溝の屋内側および屋外側の内
    の一方の側から他方の側に上記突条を押付けることによ
    りこの突条に固定される枠固定部を備えるとともに、こ
    の枠固定部から屋外側に向かって突出した張出し部を備
    えた屋内側枠体と、 上記張出し部の内側に嵌合して固定され、上かまち部の
    内周側にて長手方向に延びる上ガイド部を備えるととも
    に、下かまち部の内周側にて長手方向に延びる下ガイド
    部を備えた屋外側枠体と、 上記上ガイド部および下ガイド部により支持され開閉可
    能に設けられた折り畳み式雨戸とからなることを特徴と
    する引違い戸用サッシ枠への後付け形雨戸ユニット。
JP28515398A 1998-10-07 1998-10-07 引違い戸用サッシ枠への後付け形雨戸ユニット Expired - Fee Related JP2951658B1 (ja)

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