JP3255760B2 - 建物の開口枠への補助装置 - Google Patents

建物の開口枠への補助装置

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JP3255760B2 JP14119893A JP14119893A JP3255760B2 JP 3255760 B2 JP3255760 B2 JP 3255760B2 JP 14119893 A JP14119893 A JP 14119893A JP 14119893 A JP14119893 A JP 14119893A JP 3255760 B2 JP3255760 B2 JP 3255760B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば一般住宅など
の窓部等に装備される網戸機能と防露機能または日除け
機能などの多機能性を備えた建物の開口枠への補助装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えば室内暖房が行なわれる冬
期において、室内と室外の温度差が大きくなるために、
建物の窓部等の開口枠を形成するサッシ枠に組み込まれ
た障子などの室内側壁面に、室内側の暖かい空気が直接
接触すると、空気中の水分が急冷されて結露を発生し、
特に、寒冷地では、結露現象が激しい。
【0003】ところが、従来では、このような結露現象
を防止するに充分な対策が施されていないのが現状であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このため、結露した水
滴によって、室内側のカーテンを汚したり、床面を濡ら
したり、あるいは、サッシ枠内下部に滞留して凍結する
ことにより、障子の開閉を困難にする。
【0005】また、従来の網戸においても、単体枠の全
面に網目部材が張られた戸本体をサッシ枠にスライド自
在に組付けているために、保管に際して、雨戸収納用の
戸袋が付設されたサッシ枠では、戸袋を保管場所として
利用しているものもあるが、戸袋が無いものでは、サッ
シ枠から戸本体を取外して物置に収納したり、テラスや
ベランダなどに放置したり、あるいは、そのままサッシ
枠に組付けた状態で放置しているのが現状であるため、
網戸の保管収納場所に困り、特に、網戸をサッシ枠に組
付けた状態で放置してなる場合には、網目部材の網目に
塵や埃等が付着して汚れが目立ち易く、これによって、
室内外の美観性を損なうという問題があった。
【0006】
【発明の目的】この発明の目的は、夏期における網戸機
能と共に冬期における結露防止機能または日頃の日除け
機能を兼ね備えることができるようにした建物の開口構
造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、この発明は、建物の窓部等の障子が開閉可能に
組付けられる開口枠と、この開口枠の前記障子の内側に
開閉方向に移動可能にそれぞれ組付けられる第1から第
3の可動部材と、この第2の可動部材を間に介して前記
第1の可動部材及び第3の可動部材の間にそれぞれプリ
ーツ状に折畳み伸縮自在に組付けられる網目部材及びス
クリーン部材とを具備してなる構成としたもので、この
場合、スクリーン部材は、防露スクリーンまたは日除け
スクリーンなどにて形成される。
【0008】
【作用】すなわち、この発明は、上記の構成を採用する
ことにより、建物の窓部等の開口枠の障子の内側に、第
1から第3の可動部材を開閉方向に移動可能にそれぞれ
組付け、この第2の可動部材を間に介して第1の可動部
材及び第3の可動部材の間にそれぞれプリーツ状に折畳
み伸縮自在に網目部材及びスクリーン部材を組付けてな
るために、障子の開扉時における網目部材の開幕で開口
枠の開口部を閉じることにより、網戸としての機能を持
たせることが可能になる。
【0009】また、スクリーン部材を防露スクリーンに
て形成することにより、夏期における網目部材による網
戸機能と共に、冬期における防露スクリーンの開幕で障
子の室内側全面が閉幕されると、障子と防露スクリーン
部材との間に空気層が形成され、この空気層の介在によ
って、従前のような冬期における室内側の暖かい空気の
障子への直接接触による急冷が緩和され、これによっ
て、結露の発生が防止される。
【0010】さらに、スクリーン部材を日除けスクリー
ンにて形成することにより、夏期における網目部材によ
る網戸機能と共に、日除けスクリーンの開幕で日頃の日
除け機能を持たせることが可能になる。
【0011】
【実施例】以下、この発明を図示の実施例を参照しなが
ら詳細に説明すると、図1及び図2に示すように、図中
1は例えば建物の窓部として出窓の開口枠を形成するサ
ッシ枠本体で、互いに対向する上下枠2,3と左右縦枠
4,4とからなる枠組み構成を有している。
【0012】このサッシ枠本体1の室外側には、障子組
付け枠部5が形成され、この障子組付け枠部5には、左
右一対のガラス戸からなる第1の竪辷り出し式に開閉自
在な障子100と、第2の嵌め殺し式に固定された障子
200が組込まれているとともに、その室内側には、補
助組付け枠部6が一体に形成されている。
【0013】この補助組付け枠部6には、補助機能を備
えた補助装置10が組み付けられていて、この補助装置
10は、図3に示すように、前記補助組付け枠部6の左
右両側端部にそれぞれ固定される第1及び第2の固定部
材11,12と、これら第1及び第2の固定部材11,
12間に開閉方向Xに移動自在に組み付けられる第1か
ら第3の可動部材13,14,15とから構成されてい
る。
【0014】そして、前記第1の可動部材13と第2の
可動部材14との間には、例えばポリエステル樹脂等の
糸で編成したプリーツ状に折畳み伸縮可能な網目部材2
0が配置され、この網目部材20の両端部は、前記第1
の可動部材13と第2の可動部材14との間に固着され
て、それらの左右横方向の開閉移動に追従して折畳み伸
縮自在に横引き可能になっているとともに、前記第1の
可動部材13と第2の可動部材14の密着状態におい
て、それらの対向空間13A,14Aの少なくとも一方
に前記網目部材20が折畳み収納可能に閉幕されるよう
になっている。
【0015】一方、前記第2の可動部材14と第3の可
動部材15との間には、例えば非通気性の透明な合成樹
脂シートにて形成されたプリーツ状に折畳み伸縮可能な
防露部材としての防露スクリーン30が配置され、この
防露スクリーン30の両端部は、前記第2の可動部材1
4と第3の可動部材15との間に固着されて、それらの
左右横方向の開閉移動に追従して折畳み伸縮自在に横引
き可能になっているとともに、前記第2の可動部材14
と第3の可動部材15の密着状態において、それらの対
向空間14B,15Bの少なくとも一方に前記防露スク
リーン30が折畳み収納可能に閉幕されるようになって
いる。
【0016】なお、図中40は前記補助装置10を構成
する第1及び第2の固定部材11,12及び第1,第
2,第3の可動部材13,14,15間に掛け渡された
ワイヤーテンション機構、即ち、可動部材がワイヤー、
ロープ等の張設のみによって自立する構成で、このワイ
ヤーテンション機構40による均等な張力掛けによっ
て、前記各々の第1から第3の可動部材13,14,1
5の移動時の揺動を防止して、円滑な移動を可能にして
なるとともに、それらを所望の移動位置にて停止可能に
している。
【0017】しかして、上記の構成によれば、補助装置
10を夏期における網戸装置として使用するには、図4
に概略的に示すように、前記第1の可動部材13を第1
の固定部材11側に密着移動させ、第2及び第3の可動
部材14,15を密着状態でサッシ枠本体1の略中央部
まで共に移動させ、この開状態で網目部材20を開幕す
ることにより、第1の障子100の開扉状態で対応する
サッシ枠本体1の室内側開口部のみを閉幕して、網戸と
して機能させるようになっている。
【0018】また、補助装置10を冬期における防露装
置として使用するには、図5に概略的に示すように、前
記第1の可動部材13及び第2の可動部材14を密着状
態で第1の固定部材11側に密着移動させ、第の可動部
材15を第2の固定部材12側に移動させて、防露スク
リーン30を開幕することにより、サッシ枠本体1の室
内側開口部全面を閉幕し、これによって、サッシ枠本体
1の室内側開口部と防露スクリーン30の室外側との間
に空気層を形成し、この空気層の介在によって、室内側
の暖かい空気が障子などの室内側壁面に直接接触するこ
とがないようにして、空気の冷却を緩和し、結露の発生
を防止可能にしているものである。
【0019】なお、上記の実施例においては、スクリー
ン部材として防露スクリーン30を用い、この防露スク
リーン30により、冬期における防露を目的として機能
させるように説明したが、スクリーン部材として着色さ
れた半透明の合成樹脂シートからなる日除けスクリーン
を用いることにより、日頃の日除けを目的として機能さ
せることも可能である。
【0020】さらに、上記の実施例においては、建物の
窓部として出窓を例にして説明したが、天窓にも適用す
ることが可能であることは云うまでもない。
【0021】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明は、建物の窓部等の開口枠の障子の内側に、第1から
第3の可動部材を開閉方向に移動可能にそれぞれ組付
け、この第2の可動部材を間に介して第1の可動部材及
び第3の可動部材の間にそれぞれプリーツ状に折畳み伸
縮自在に網目部材及びスクリーン部材を組付けてなるこ
とから、障子の開扉時における網目部材の開幕で開口枠
の開口部を閉じることにより、網戸としての機能を持た
せることができる。
【0022】また、請求項2において、スクリーン部材
を防露スクリーンにて形成することにより、夏期におけ
る網目部材による網戸機能と共に、冬期における防露ス
クリーンの開幕で障子の室内側全面が閉幕されると、障
子と防露スクリーン部材との間に空気層を形成すること
ができるために、この空気層の介在によって、従前のよ
うな冬期における室内側の暖かい空気の障子への直接接
触による急冷を緩和させることができ、これによって、
結露の発生を防止することができる。
【0023】さらに、請求項3において、スクリーン部
材を日除けスクリーンにて形成することにより、夏期に
おける網目部材による網戸機能と共に、日除けスクリー
ンの開幕で日頃の日除け機能を持たせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る建物の開口枠への補助装置の組
付け状態の一実施例を示す概略的説明図。
【図2】同じく図1のA−A線における横縦断面図。
【図3】同じく補助装置の斜視図。
【図4】同じく網戸装置としての機能状態を示す概略的
説明図。
【図5】同じく防露装置としての機能状態を示す概略的
説明図。
【符号の説明】
1・・・建物の開口枠(サッシ枠本体)、 5・・・障子組付け枠部、 6・・・補助組付け枠部、 10・・・補助装置、 13・・・第1の可動部材、 14・・・第2の可動部材、 15・・・第3の固定部材、 20・・・網目部材、 30・・・スクリーン部材、 X・・・開閉方向。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物の窓部等の障子が開閉可能に組付けら
    れる開口枠と、この開口枠の前記障子の内側に開閉方向
    に移動可能にそれぞれ組付けられる第1から第3の可動
    部材と、この第2の可動部材を間に介して前記第1の可
    動部材及び第3の可動部材の間にそれぞれプリーツ状に
    折畳み伸縮自在に組付けられる網目部材及びスクリーン
    部材とを具備したことを特徴とする建物の開口枠への補
    助装置。
  2. 【請求項2】スクリーン部材は、防露スクリーンからな
    ることを特徴とする請求項1記載の建物の開口枠への補
    助装置。
  3. 【請求項3】スクリーン部材は、日除けスクリーンから
    なることを特徴とする請求項1記載の建物の開口枠への
    補助装置。
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