JP2000108714A - フリーホイールハブ機構の制御方法 - Google Patents

フリーホイールハブ機構の制御方法

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JP2000108714A
JP2000108714A JP10292893A JP29289398A JP2000108714A JP 2000108714 A JP2000108714 A JP 2000108714A JP 10292893 A JP10292893 A JP 10292893A JP 29289398 A JP29289398 A JP 29289398A JP 2000108714 A JP2000108714 A JP 2000108714A
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Japan
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negative pressure
wheel drive
drive side
wheel
intake pipe
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Takushi Sugimoto
卓視 杉本
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明の目的は、従動側車輪をロック状態
にする4輪駆動側吸気管負圧が切換保証負圧値に達する
までに時間を要するエンジンを搭載した4輪駆動車に実
施し得て、従動側車輪をロック状態に確実に切換えさせ
得て、フリーホイールハブ機構に4輪側吸気管負圧を導
入する負圧経路にトラブルが生じたとの誤判定を回避す
ることにある。 【構成】 このため、この発明は、トランスファの2−
4切換機構による4輪駆動への切換時に設定経過時間内
に4輪駆動側吸気管負圧が従動側車輪をロック状態にす
る切換保証負圧値に達しない場合には、設定間隔時間が
経過する毎に前記フリーホイールハブ機構に4輪駆動側
吸気管負圧を設定導入時間だけ導入させるよう4輪駆動
側負圧切換弁を作動制御し且つ4輪駆動側吸気管負圧が
切換保証負圧値に達したか否かを判定するよう制御する
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はフリーホイールハ
ブ機構の制御方法に係り、特に、従動側車輪をロック状
態にする4輪駆動側吸気管負圧が切換保証負圧値に達す
るまでに時間を要するエンジンを搭載した4輪駆動車に
実施し得て、従動側車輪をロック状態に確実に切換えさ
せ得て、フリーホイールハブ機構に4輪側吸気管負圧を
導入する負圧経路にトラブルが生じたとの誤判定を回避
し得るフリーホイールハブ機構の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】4輪駆動車(4WD車)においては、エ
ンジンに連結した変速機にトランスファを連結して設
け、このトランスファにトランスファレバーの操作によ
って2輪駆動(2WD)と4輪駆動(4WD)とに切換
える2−4切換機構が設け、4輪駆動車の従動側車輪を
吸気管負圧によってフリー状態とロック状態とに切換え
るフリーホイールハブ機構を設けたものがある。
【0003】このフリーホイールハブ機構は、制御手段
によって、トランスファに設けた2−4切換機構による
2輪駆動への切換時に、従動側車輪を従動側車軸から切
離し従動側車輪をフリー状態にすることにより、従動側
車輪から回転される無駄な走行抵抗を防止し、一方、4
輪駆動への切換時に、従動側車輪を従動側車軸にロック
状態にして従動側車輪にエンジンからの駆動力を伝達さ
せるものである。
【0004】このようになフリーホイールハブ機構の制
御方法としては、図12〜図17に示すものがある。図
12において、4輪駆動車502には、エンジン504
と変速機506とトランスファ508とを搭載してい
る。トランスファ508には、トランスファレバー51
0により2輪駆動と4輪駆動とに切換えられる2−4切
換機構512を設けている。2−4切換機構512に
は、2輪駆動と4輪駆動とのいずれの切換位置であるか
を検出するポジション検出スイッチ514を設けてい
る。
【0005】トランスファ508には、主動側プロペラ
軸である後側プロペラ軸516と従動側プロペラ軸であ
る前側プロペラ軸518とが連結されている。後側プロ
ペラ軸516には、主動側差動機である後側差動機52
0が設けられ、後側差動機520に連結した右側及び左
側の主動側車軸である後側車軸522に主動側車輪であ
る後輪524を夫々取付けている。前側プロペラ軸51
8には、従動側差動機である前側差動機526が設けら
れ、前側差動機526に連結した右側及び左側の従動側
車軸である前側車軸528に従動側車輪である前輪53
0を夫々取付けている。
【0006】前記右側及び左側の前側車軸528と前輪
530との間には、夫々右側及び左左のフリーホイール
ハブ機構532を設けている。このフリーホイールハブ
機構532は、図13に示す如く、前側車軸528のス
ピンドル534に軸受536によりホイールハブ538
を軸支し、ホイールハブ538に付設したハブハウジン
グ540内にダイヤフラム542により2輪駆動側負圧
室544及び4輪駆動側負圧室546を形成している。
【0007】ハブハウジング540には、アウタギヤ5
48を固定して設け、このアウタギヤ548に係脱され
るスライドギヤ550をダイヤフラム542に連結して
設けるとともに前側車軸528の先端にスライド移動可
能に設けている。
【0008】フリーホイールハブ機構532は、図13
の中心線の上側に示す如く、2輪駆動時に、2輪駆動側
負圧室544に2輪駆動側吸気管負圧を導入してスライ
ドギヤ550をアウタギヤ548から離脱させ、前輪5
30のホイールハブ538を前側車軸528に対してフ
リー状態にする。また、フリーホイールハブ機構532
は、図13の中心線の下側に示す如く、4輪駆動時に、
4輪駆動側負圧室546に4輪駆動側吸気管負圧を導入
してスライドギヤ550をアウタギヤ548に噛合せ、
ホイールハブ538を前側車軸528に対してロック状
態にする。
【0009】フリーホイールハブ機構532には、2輪
駆動側・4輪駆動側負圧室544・546に連通する2
輪駆動側・4輪駆動側負圧路552・554を設けてい
る。2輪駆動側・4輪駆動側負圧路552・554に
は、図14に示す如く、2輪駆動側・4輪駆動側吸気管
負圧導入通路556・558の一端側を連通している。
2輪駆動側・4輪駆動側吸気管負圧導入通路556・5
58の他端側は、合流してエンジン504のスロットル
弁560下流側の吸気通路562に連通している。
【0010】2輪駆動側吸気管負圧導入通路556の途
中には、2輪駆動側吸気管負圧導入通路556を開閉す
るとともに大気開放する2輪駆動側負圧切換弁564を
設けている。4輪駆動側吸気管負圧導入通路558の途
中には、4輪駆動側吸気管負圧導入通路558を開閉す
るとともに大気開放する4輪駆動側負圧切換弁566を
設けている。4輪駆動側負圧切換弁566よりも4輪駆
動側負圧室546側の4輪駆動側吸気管負圧導入通路5
58には、4輪駆動側吸気管負圧が前輪をロック状態に
することのできる切換保証負圧値(例えば、−260m
mHg)に達したか否かを検出するバキュームスイッチ
568を設けている。
【0011】ポジション検出スイッチ514と2輪駆動
側負圧切換弁564と4輪駆動側負圧切換弁566とバ
キュームスイッチ568とは、制御装置570を構成す
る制御手段572に接続されている。制御手段572に
は、第1〜第3タイマ574〜578を内蔵し、4輪駆
動状態を表示するインジケータランプ580と、イグニ
ションスイッチ582と、バッテリ584とを接続して
いる。
【0012】制御手段572は、図15に示す如く、イ
グニションスイッチ582をオンにすると(ステップ6
00)、2輪駆動側・4輪駆動側負圧切換弁564・5
66をオフし、第1〜第3タイマ574〜578をリセ
ットし、インジケータランプ580を消灯し(ステップ
601)、エンジン504が始動か否かを判断する(ス
テップ602)。
【0013】この判断(ステップ602)がYESの場
合には、エアコン(A/C)のコンプレッサ(図示せ
ず)をオフし(ステップ603)、ポジション検出スイ
ッチ514が4輪駆動を検出(以下「エッジの検出」と
いう)してオンであるか否かを判断する(ステップ60
4)。
【0014】この判断(ステップ604)がYESの場
合には、4輪駆動(4WD)処理を行う(ステップ60
5)。
【0015】4輪駆動処理(ステップ605)において
は、図16に示す如く、ポジション検出スイッチ514
のオンからのオーバオールタイムを経時する第1タイマ
574をオンとし、4輪駆動側負圧切換弁566をオン
とし(ステップ700)、バキュームスイッチ568が
オンか否かを判断する(ステップ701)。
【0016】この判断(ステップ701)がYESの場
合には、インジケータランプ580を点灯し、インジケ
ータランプ580がオンしてからのタイムを経時する第
2タイマ576をオンとし(ステップ702)、ポジシ
ョン検出スイッチ514がエッジを検出しているか否か
を判断する(ステップ703)。
【0017】この判断(ステップ703)がYESの場
合には、図15のステップ601に戻す。この判断(ス
テップ703)がNOの場合には、第2タイマ576の
経時が設定導入時間である例えば5秒を経過したか否か
を判断する(ステップ704)。
【0018】この判断(ステップ704)がYESの場
合には、図15の処理(ステップ607)に進める。こ
の判断(ステップ704)がNOの場合には、判断(ス
テップ703)に戻す。
【0019】前記判断(ステップ701)がNOの場合
には、第1タイマ574の経時が設定経過時間である例
えば15秒を経過したか否かを判断する(ステップ70
5)。この判断(ステップ705)がYESの場合に
は、インジケータランプ580を点滅し(ステップ70
6)、図15の処理(ステップ607)に進める。この
判断(ステップ705)がNOの場合には、ポジション
検出スイッチ514がエッジを検出したか否かを判断す
る(ステップ707)。
【0020】この判断(ステップ707)がYESの場
合には、図15の処理(ステップ601)に戻す。一
方、この判断(ステップ707)がNOの場合には、判
断(ステップ701)に戻す。
【0021】一方、図15の判断(ステップ604)が
NOの場合には、2輪駆動処理を行う(ステップ60
6)。
【0022】2輪駆動処理においては(ステップ60
6)、図17に示す如く、2輪駆動側負圧切換弁564
をオンとし、この2輪駆動側負圧切換弁564のオンか
らのタイムを経時する第3タイマ578をオンとし(ス
テップ800)、ポジション検出スイッチ514がエッ
ジを検出したか否かを判断する(ステップ801)。
【0023】この判断(ステップ801)がYESの場
合には、図15の処理(ステップ601)に戻す。この
判断(ステップ801)がNOの場合には、第3タイマ
578の経時が設定導入時間である例えば10秒を経過
したか否かを判断する(ステップ802)。
【0024】この判断(ステップ802)がYESの場
合には、図15の処理(ステップ607)に進める。こ
の判断(ステップ802)がNOの場合には、判断(ス
テップ801)に戻す。
【0025】これらの4輪駆動処理及び2輪駆動処理の
後には、図15のステップ607において2輪駆動側・
4輪駆動側負圧切換弁564・566をオフとし、エア
コンのコンプレッサをオンとする。その後、エンジン5
04が停止したか否かを判断する(ステップ608)。
【0026】この判断(ステップ608)がYESの場
合には、処理(ステップ601)に戻す。この判断(ス
テップ608)がNOの場合には、ポジション検出スイ
ッチ514がエッジを検出しているか否かを判断する
(ステップ609)。
【0027】この判断(ステップ609)がYESの場
合には、処理(ステップ601)に戻す。この判断(ス
テップ609)がNOの場合には、この判断(ステップ
609)に戻す。
【0028】これにより、2輪駆動から4輪駆動に切換
える際には、トランスファレバー510を4輪駆動側に
シフト操作すると、4輪駆動側負圧切換弁566をオン
し、フリーホイールハブ機構532の4輪駆動側負圧室
546に4輪駆動側吸気管負圧を導入することにより、
前輪530を前側車軸528に対してロック状態にす
る。
【0029】このとき、4輪駆動側負圧室546に導入
される4輪駆動側吸気管負圧が、前輪530をロック状
態にすることのできる切換保証負圧値(ダイヤフラム5
42によってスライドギヤ550がアウタギヤ548に
確実に噛合することが保証されている吸気管負圧)に達
した場合には、インジケータランプ580を点灯させ、
第2タイマ576の設定導入時間の経過後に4輪駆動側
負圧切換弁566を作動制御して4輪駆動側負圧室54
6を大気開放させる。
【0030】一方、第1タイマ574の設定経過時間中
に切換保証負圧値に達しない場合には、4輪駆動側負圧
室546に吸気管負圧を導入する負圧経路にトラブルが
生じたと判断し、インジケータランプ580を点滅さ
せ、警告を発する。
【0031】このようなフリーホイールハブ機構として
は、特開平7−269600号公報や特開平10−16
6886号公報に開示されるものがある。
【0032】特開平7−269600号公報に開示され
るものは、車輪と駆動車軸とを連結・連結解除するスラ
イドギヤを備えたクラッチ機構を設け、スライドギヤを
連結位置に付勢する付勢部材を設け、スライドギヤを連
結解除位置へ移動させるアクチュエータを設け、エアポ
ンプ本体からアクチュエータへの圧力供給時間を検知す
るタイマを設け、供給圧力が基準値になると作動する圧
力スイッチを設け、タイマと圧力スイッチとの信号によ
りエアポンプの作動時間が基準値を外れている場合に警
告灯を作動させるコントローラを設けたものである。
【0033】特開平10−166886号公報に開示さ
れるものは、パートタイム式の4輪駆動車において、一
方の前輪と駆動軸を直結のハブ部により直結し、他方の
前輪と駆動軸の間にこの前輪と駆動軸との係合・離脱を
車内からの操作のみにより可能なハブクラッチ装置を組
み込み、1個のハブクラッチ装置により2輪駆動と4輪
駆動とに切換可能にしたものである。
【0034】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記のフリ
ーホイールハブ機構の制御方法においては、4輪駆動に
切換えた際に、設定経過時間が経過しても切換保証負圧
値に達しない場合に、負圧経路にトラブルが生じたと判
断してインジケータランプを点滅させ、警告を発してい
る。
【0035】ところが、エンジンの極寒時における冷機
始動時には、早期暖機を果たすようにアイドルアップが
激しい。特に、過給機付のエンジンの場合には、過給機
が過給を開始する有効回転数近くにまでエンジン回転数
が上昇することがある。
【0036】このエンジン回転数の上昇によって、前記
のように吸気管負圧で作動するフリーホイールハブ機構
は、暖機始動時に比較して、冷機始動後の所定時間(例
えば1分間)中に、切換保証負圧値に達した吸気管負圧
を得にくい問題がある。
【0037】このため、このような状況下において、ト
ランスファレバーが4輪駆動側に切換えられた状態でエ
ンジンを始動した場合には、吸気管負圧が切換保証負圧
値に達するまで時間がかかるため、負圧経路にトラブル
が発生していないにもかかわらずバキュームスイッチが
作動せず、インジケータランプが点滅する不都合があ
る。
【0038】この結果、フリーホイールハブ機構に吸気
管負圧を導入する負圧経路にトラブルが生じたと誤判定
をしてしまう不都合があり、また、トランスファを4輪
駆動に切換えたにもかかわらずフリーホイールハブ機構
により従動側車両をロック状態に切換えることができな
い不都合がある。
【0039】また、このような不都合は、エンジンの冷
機始動後にアイドルアップして、暖機が完了するまでの
エンジン回転数が上昇している間に、トランスファレバ
ーを4輪駆動に操作した場合にも生じることがある。
【0040】なお、エンジンの始動直後に、トランスフ
ァの2輪駆動状態・4輪駆動状態を検知して、検知した
2輪駆動状態あるいは4輪駆動状態に合致するフリー状
態あるいはロック状態になるようフリーホイールハブ機
構を切換動作させるのは、前回のエンジンを停止したと
きの2輪駆動状態あるいは4輪駆動状態に対して、今回
のエンジンの始動前に、運転者がトランスファを2輪駆
動状態から4輪駆動状態あるいは4輪駆動状態から2輪
駆動状態に操作する場合があることを考慮してである。
【0041】つまり、運転者がエンジンの始動前に操作
した2輪駆動状態あるいは4輪駆動状態と、エンジンの
始動後の運転開始時のトランスファの2輪駆動状態ある
いは4輪駆動状態との不一致をなくして、運転者の操作
任意とトランスファの状態とを合致させるためのもので
ある。
【0042】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去するために、4輪駆動車のトランスフ
ァに2輪駆動と4輪駆動とに切換える2−4切換機構を
設け、前記4輪駆動車の従動側車輪を2輪駆動側吸気管
負圧の導入によりフリー状態にするとともに前記従動側
車輪を4輪駆動側吸気管負圧の導入によりロック状態に
するフリーホイールハブ機構を設け、このフリーホイー
ルハブ機構に2輪駆動側吸気管負圧を導入する2輪駆動
側負圧導入通路を設けるとともに4輪駆動側吸気管負圧
を導入する4輪駆動側負圧導入通路を設け、前記2輪駆
動側負圧導入通路を開閉する2輪駆動側負圧切換弁を設
けるとともに前記4輪駆動側負圧導入通路を開閉する4
輪駆動側負圧切換弁を設け、前記2−4切換機構による
2輪駆動への切換時に前記フリーホイールハブ機構に2
輪駆動側吸気管負圧を導入させて従動側車輪をフリー状
態にするよう前記2輪駆動側負圧切換弁を作動制御する
とともに前記2−4切換機構による4輪駆動への切換時
に前記フリーホイールハブ機構に4輪駆動側吸気管負圧
を導入させて従動側車輪をロック状態にするよう前記4
輪駆動側負圧切換弁を作動制御する制御手段を設け、こ
の制御手段によって、前記2−4切換機構による4輪駆
動への切換時に設定経過時間内に前記4輪駆動側吸気管
負圧が従動側車輪をロック状態にする切換保証負圧値に
達しない場合には、設定間隔時間が経過する毎に前記フ
リーホイールハブ機構に4輪駆動側吸気管負圧を設定導
入時間だけ導入させるよう前記4輪駆動側負圧切換弁を
作動制御し且つ前記4輪駆動側吸気管負圧が切換保証負
圧値に達したか否かを判定するよう制御することを特徴
とする。
【0043】前記フリーホイールハブ機構の制御方法
は、前記制御手段によって、前記2−4切換機構による
4輪駆動への切換時に設定経過時間内に前記4輪駆動側
吸気管負圧が従動側車輪をロック状態にする切換保証負
圧値に達した場合には、設定間隔時間が経過する毎に前
記フリーホイールハブ機構に4輪駆動側吸気管負圧を設
定導入時間だけ導入させるよう前記4輪駆動側負圧切換
弁を作動制御することを特徴とし、前記フリーホイール
ハブ機構の制御方法は、前記制御手段によって、前記設
定間隔時間が経過する毎に前記4輪駆動側吸気管負圧が
切換保証負圧値に達したか否かを判定するよう制御して
いる際に、前記4輪駆動側吸気管負圧が切換保証負圧値
に達したと判定された場合には、前記設定間隔時間が経
過する毎に前記フリーホイールハブ機構に4輪駆動側吸
気管負圧を設定導入時間だけ導入させるよう前記4輪駆
動側負圧切換弁を作動制御することを特徴とする。
【0044】
【発明の実施の形態】この発明のフリーホイールハブ機
構の制御方法は、従動側車輪をロック状態にすることの
できる切換保証負圧値に達した4輪駆動側吸気管負圧を
得にくいエンジンの場合に、フリーホイールハブ機構に
4輪駆動側吸気管負圧を繰り返し断続的に導入させるこ
とによって、たとえ最初の4輪駆動側吸気管負圧の導入
で従動側車輪をロック状態にすることができなくても、
最終的にロック状態にすることができる。
【0045】また、この発明のフリーホイールハブ機構
の制御方法は、4輪駆動側吸気管負圧が切換保証負圧値
に達したか否かを繰り返し断続的に判定することによっ
て、たとえ最初の判定で切換保証負圧値を得られずにイ
ンジケータランプの点滅等による警告を発したとしも、
最終的にフリーホイールハブ機構がロック状態になって
切換保証負圧値を得られた場合に警告を取り消すことが
でき、万一、最終的に切換保証負圧値を得られない場合
に負圧経路のトラブルと判定してインジケータランプの
点滅等による警告を発することができる。
【0046】さらに、この発明のフリーホイールハブ機
構の制御方法は、最初の4輪駆動側吸気管負圧の導入で
フリーホイールハブ機構をロック状態にすることができ
た場合に、フリーホイールハブ機構に4輪駆動側吸気管
負圧を繰り返し断続的に導入させることによって、フリ
ーホイールハブ機構のロック状態への切換えの確実性を
高めることができる。
【0047】また、このフリーホイールハブ機構の制御
方法は、最初の4輪駆動側吸気管負圧の導入でフリーホ
イールハブ機構をロック状態にすることができず、繰り
返し断続的に4輪駆動側吸気管負圧を導入している際の
途中でフリーホイールハブ機構をロック状態にすること
ができた場合に、その後は4輪駆動側吸気管負圧が切換
保証負圧値に達したか否かの判定をすることなく、フリ
ーホイールハブ機構に4輪駆動側吸気管負圧を繰り返し
導入断続的にさせることによって、切換保証負圧値の判
定による処理を無くして処理時間を短縮し得て、フリー
ホイールハブ機構のロック状態への切換えの確実性を高
めることができる。
【0048】
【実施例】以下図面に基づいて、この発明の実施例を説
明する。図1〜図11は、この発明の実施例を示すもの
である。図8において、2は4輪駆動車(4WD車)で
ある。この4輪駆動車2には、エンジン4と変速機6と
トランスファ8とを搭載している。トランスファ8に
は、トランスファレバー10により2輪駆動と4輪駆動
とに切換えられる2−4切換機構12を設けている。2
−4切換機構12には、2輪駆動と4輪駆動とのいずれ
の切換位置であるかを検出するポジション検出スイッチ
14を設けている。
【0049】前記トランスファ8には、主動側プロペラ
軸である後側プロペラ軸16と従動側プロペラ軸である
前側プロペラ軸18とが連結されている。後側プロペラ
軸16には、主動側差動機である後側差動機20が設け
られ、後側差動機20に連結した右側及び左側の主動側
車軸である後側車軸22に主動側車輪である後輪24を
夫々取付けている。前側プロペラ軸18には、従動側差
動機である前側差動機26が設けられ、前側差動機26
に連結した右側及び左側の従動側車軸である前側車軸2
8に従動側車輪である前輪30を夫々取付けている。
【0050】前記トランスファ8は、図9に示す如く、
変速機6からの駆動力を後側プロペラ軸16と前側プロ
ペラ軸18とに分配するものであり、第1・第2トラン
スファハウジング32・34に回転自在に支持された入
力軸36と、後側プロペラ軸16に連結される後側出力
軸38と、前側プロペラ軸18に連結される前側出力軸
40とを有している。
【0051】入力軸36と後側出力軸38とは、入力軸
36と一体の入力側スプロケット42と後側出力軸38
に取付けた出力側スプロケット44とに巻掛けたチェー
ン46によって連絡されている。後側出力軸38と前側
出力軸40とは、シンクロメッシュ機構からなる前記2
−4切換機構12によって接続・解放される。
【0052】2−4切換機構12は、変速機等に設けら
れる通常の同期機構と同じ構造であり、ハブ48とキー
50とスリーブ52とを有している。スリーブ52に
は、シフト軸54に固定したシフトフォーク56が係合
して設けられている。シフト軸54は、トランスファレ
バー10の操作により第1・第2トランスファハウジン
グ32・34に軸方向移動可能に支持され、後側出力軸
38と前側出力軸40とが接続されることによる4輪駆
動状態を表示するエッジ56を形成している。前記第2
トランスファハウジング34には、シフト軸54の動作
による4輪駆動の位置をエッジ56によって検出する前
記ポジション検出スイッチ14(4WDSW)を設けて
いる。
【0053】前記右側及び左側の前側車軸28と右側及
び左側の前輪30との間には、夫々右側及び左側のフリ
ーホイールハブ機構58を設けている。このフリーホイ
ールハブ機構58は、図10・図11に示す如く、前側
車軸28のスピンドル60に軸受62によりホイールハ
ブ64を軸支し、ホイールハブ64に取付ボルト66で
付設したハブハウジング68内にダイヤフラム70によ
り2輪駆動側負圧室72及び4輪駆動側負圧室74を形
成している。
【0054】ハブハウジング68内には、アウタギヤ7
6を固定して設けている。前側車軸28の先端には、ア
ウタギヤ76に係脱されるスライドギヤ78を前側車軸
28の先端にスライド可能且つ回転不可能に設けてい
る。
【0055】また、ハブハウジング68内には、前側車
軸28の先端に対向するように固定部材80を固定して
いる。固定部材80には、ダイヤフラム70の周縁を保
持させ、ダイヤフラム70に連結部材82により連結し
たリテーナ84との間にダイヤフラム70を前側車軸2
8側に付勢するスプリング86を弾設し、リテーナ84
を吸着する磁石88を設けている。ダイヤフラム70に
は、前側車軸28側に保持部材90により前記スライド
ギヤ78を回転可能に且つ前側車軸28に対して摺動可
能に保持している。
【0056】前記スピンドル60には、2輪駆動側負圧
ポート92及び4輪駆動側負圧ポート94を設けてい
る。2輪駆動側負圧ポート92は、2輪駆動側負圧路9
6である2輪駆動側第1・第3輪側負圧路96−1〜9
6−3によって2輪駆動側負圧室72に連通される。4
輪駆動側負圧ポート94は、4輪駆動側負圧路98であ
る4輪駆動側第1〜第3輪側負圧路98−1〜98−3
によって4輪駆動側負圧室74に連通される。
【0057】フリーホイールハブ機構58は、図10に
示す如く、2輪駆動時に、2輪駆動側負圧室72に2輪
駆動側吸気管負圧を導入してスライドギヤ78をアウタ
ギヤ76から離脱させ、前輪30のホイールハブ64を
前側車軸28に対してフリー状態にする。また、フリー
ホイールハブ機構58は、図11に示す如く、4輪駆動
時に、4輪駆動側負圧室74に4輪駆動側吸気管負圧を
導入してスライドギヤ78をアウタギヤ76に噛合せ、
前輪30のホイールハブ64を前側車軸28に対してロ
ック状態にする。
【0058】図7に示す如く、前記右側及び左側のフリ
ーホイールハブ機構58の各2輪駆動側・4輪駆動側負
圧ポート92・94には、夫々2輪駆動側・4輪駆動側
吸気管負圧導入通路100・102の一端側を連通して
いる。2輪駆動側・4輪駆動側吸気管負圧導入通路10
0・102の他端側は、合流して合流吸気管負圧導入通
路104によりエンジン4のスロットル弁104下流側
の吸気通路106に連通している。合流吸気管負圧導入
通路104には、チェック弁108と負圧タンク110
とを設けている。
【0059】前記2輪駆動側吸気管負圧導入通路100
の途中には、2輪駆動側吸気管負圧導入通路100を開
閉するとともに2輪駆動側負圧室72側を大気開放する
2輪駆動側負圧切換弁112を設けている。4輪駆動側
吸気管負圧導入通路102の途中には、4輪駆動側吸気
管負圧導入通路102を開閉するとともに4輪駆動側負
圧室74側を大気開放する4輪駆動側負圧切換弁114
を設けている。2輪駆動側・4輪駆動側負圧切換弁11
2・114には、2輪駆動側・4輪駆動側大気通路11
6・118の一端を連通している。2輪駆動側・4輪駆
動側大気通路116・118は他端側を分流して大気に
開放している。
【0060】前記4輪駆動側負圧切換弁114よりも4
輪駆動側負圧室74側の4輪駆動側吸気管負圧導入通路
102には、4輪駆動側吸気管負圧が前輪30をロック
状態にすることのできる切換保証負圧値に達したか否か
を検出するバキュームスイッチ122を設けている。こ
のバキュームスイッチ122の検出する切換保証負圧値
は、前記4輪駆動側吸気管負圧導入通路102等の負圧
経路にトラブルがあった場合に達し得ない最低の値(例
えば、−170mmHg)に設定する。バキュームスイ
ッチ122は、吸気管負圧がこの切換保証負圧値に達す
るとオンし、4輪駆動状態を検知する。
【0061】前記ポジション検出スイッチ14と2輪駆
動側負圧切換弁112と4輪駆動側負圧切換弁114と
バキュームスイッチ122とは、フリーホイールハブ機
構58の制御装置124を構成する制御手段126に接
続されている。制御手段126には、第1〜第4タイマ
128〜134を内蔵し、4輪駆動状態を表示するイン
ジケータランプ136と、イグニションスイッチ138
と、バッテリ140とを接続している。
【0062】制御手段126は、2−4切換機構による
2輪駆動への切換時に、フリーホイールハブ機構58の
2輪駆動側負圧室72に2輪駆動側吸気管負圧を導入さ
せて前輪30をフリー状態にするよう2輪駆動側負圧切
換弁112を作動制御するとともに、2−4切換機構1
2による4輪駆動への切換時に、フリーホイールハブ機
構58の4輪駆動側負圧室74に4輪駆動側吸気管負圧
を導入させて前輪30をロック状態にするよう4輪駆動
側負圧切換弁114を作動制御する。
【0063】このフリーホイールハブ機構58の制御方
法は、制御手段126によって、2−4切換機構12に
よる4輪駆動への切換時に、設定経過時間内に4輪駆動
側吸気管負圧が前輪30をロック状態にする切換保証負
圧値に達しない場合には、設定間隔時間が経過する毎
に、フリーホイールハブ機構58の4輪駆動側負圧室7
4に4輪駆動側吸気管負圧を設定導入時間だけ導入させ
るよう4輪駆動側負圧切換弁114を作動制御し且つ4
輪駆動側吸気管負圧が切換保証負圧値に達したか否かを
判定するよう制御する。
【0064】また、このフリーホイールハブ機構58の
制御方法は、制御手段126によって、2−4切換機構
12による4輪駆動への切換時に、設定経過時間内に4
輪駆動側吸気管負圧が前輪30をロック状態にする切換
保証負圧値に達した場合には、設定間隔時間が経過する
毎に、フリーホイールハブ機構58の4輪駆動側負圧室
74に4輪駆動側吸気管負圧を設定導入時間だけ導入さ
せるよう4輪駆動側負圧切換弁114を作動制御する。
【0065】さらに、このフリーホイールハブ機構58
の制御方法は、制御手段126によって、設定間隔時間
が経過する毎に、4輪駆動側吸気管負圧が切換保証負圧
値に達したか否かを判定するよう制御している際に、4
輪駆動側吸気管負圧が切換保証負圧値に達したと判定さ
れた場合には、設定間隔時間が経過する毎に、フリーホ
イールハブ機構58の4輪駆動側負圧室74に4輪駆動
側吸気管負圧を設定導入時間だけ導入させるよう4輪駆
動側負圧切換弁114を作動制御する。
【0066】次に、この実施例の作用を図1〜図6のフ
ローチャートに基づいて説明する。
【0067】制御手段126は、図5に示す如く、イグ
ニションスイッチ138をオンにすると(ステップ20
0)、2輪駆動側・4輪駆動側負圧切換弁112・11
4をオフし、第1〜第4タイマ128〜134をリセッ
トし、インジケータランプ136を消灯し(ステップ2
01)、エンジン4が始動か否かを判断する(ステップ
202)。
【0068】この判断(ステップ202)がYESの場
合には、エアコン(A/C)のコンプレッサ(図示せ
ず)をオフし(ステップ203)、ポジション検出スイ
ッチ14が4輪駆動を検出(以下「エッジ56の検出」
という)してオンであるか否かを判断する(ステップ2
04)。
【0069】この判断(ステップ204)がYESの場
合には、4輪駆動(4WD)処理を行う(ステップ20
5)。
【0070】4輪駆動処理(ステップ205)において
は、図1に示す如く、ポジション検出スイッチ14のオ
ンからのオーバオールタイムを経時する第1タイマ12
8をオンとし、4輪駆動側負圧切換弁114をオンとし
(ステップ300)、バキュームスイッチ122がオン
か否かを判断する(ステップ301)。
【0071】4輪駆動側吸気管負圧が切換保証負圧値に
達して判断(ステップ301)がYESの場合には、イ
ンジケータランプ136を点灯し、インジケータランプ
136がオンからのタイムを経時する第2タイマ130
をオンとし(ステップ302)、ポジション検出スイッ
チ14がエッジを検出しているか否かを判断する(ステ
ップ303)。
【0072】この判断(ステップ303)がYESの場
合には、図5の処理(ステップ201)に戻す。この判
断(ステップ303)がNOの場合には、第2タイマ1
30の経時が設定導入時間である例えば5秒を経過した
か否かを判断する(ステップ304)。
【0073】この判断(ステップ304)がNOの場合
には、判断(ステップ303)に戻す。この判断(ステ
ップ304)がYESの場合には、4輪駆動側負圧切換
弁114をオフとし、エアコン(A/C)のコンプレッ
サをオンとし(ステップ304a)、第1タイマ122
の経時が設定間隔時間である例えば30秒を経過したか
否かを判断する(ステップ305)。
【0074】この判断(ステップ305)がNOの場合
には、ポジション検出スイッチ14がエッジを検出して
いるか否かを判断する(ステップ306)。この判断
(ステップ306)がNOの場合には、判断(ステップ
305)に戻す。この判断(ステップ306)がYES
の場合には、図5の処理(ステップ201)に戻す。
【0075】前記判断(ステップ305)がYESの場
合には、第3タイマ132をオンとし、4輪駆動側負圧
切換弁114をオンとし、エアコン(A/C)のコンプ
レッサをオフとし(ステップ307)、第3タイマ13
2の経時が設定導入時間である例えば3秒を経過したか
否かを判断する(ステップ308)。
【0076】この判断(ステップ308)がNOの場合
には、ポジション検出スイッチ14がエッジを検出して
いるか否かを判断する(ステップ309)。この判断
(ステップ309)がNOの場合には、判断(ステップ
308)に戻す。この判断(ステップ309)がYES
の場合には、図5の処理(ステップ201)に戻す。
【0077】前記判断(ステップ308)がYESの場
合には、第3タイマ132をリセットし、4輪駆動側負
圧切換弁114をオフとし、エアコン(A/C)のコン
プレッサをオンとし(ステップ310)、第1タイマ1
28の経時が設定間隔時間である例えば45秒を経過し
たか否かを判断する(ステップ311)。
【0078】この判断(ステップ311)がNOの場合
には、ポジション検出スイッチ14がエッジを検出して
いるか否かを判断する(ステップ312)。この判断
(ステップ312)がNOの場合には、判断(ステップ
311)に戻す。この判断(ステップ312)がYES
の場合には、図5の処理(ステップ201)に戻す。
【0079】前記判断(ステップ311)がYESの場
合には、図2に示す如く、第3タイマ132をオンと
し、4輪駆動側負圧切換弁114をオンとし、エアコン
(A/C)のコンプレッサをオフとし(ステップ31
3)、第3タイマ132の経時が設定導入時間である例
えば3秒を経過したか否かを判断する(ステップ31
4)。
【0080】この判断(ステップ314)がNOの場合
には、ポジション検出スイッチ14がエッジを検出して
いるか否かを判断する(ステップ315)。この判断
(ステップ315)がNOの場合には、判断(ステップ
314)に戻す。この判断(ステップ315)がYES
の場合には、図5の処理(ステップ201)に戻す。
【0081】前記判断(ステップ314)がYESの場
合には、第3タイマ132をリセットし、4輪駆動側負
圧切換弁114をオフとし、エアコン(A/C)のコン
プレッサをオンとし(ステップ316)、第1タイマ1
28の経時が設定間隔時間である例えば60秒を経過し
たか否かを判断する(ステップ317)。
【0082】この判断(ステップ317)がNOの場合
には、ポジション検出スイッチ14がエッジを検出して
いるか否かを判断する(ステップ318)。この判断
(ステップ318)がNOの場合には、判断(ステップ
317)に戻す。この判断(ステップ318)がYES
の場合には、図5の処理(ステップ201)に戻す。
【0083】前記判断(ステップ317)がYESの場
合には、第3タイマ132をオンとし、4輪駆動側負圧
切換弁114をオンとし、エアコン(A/C)のコンプ
レッサをオフとし(ステップ319)、第3タイマ13
2の経時が設定導入時間である例えば3秒を経過したか
否かを判断する(ステップ320)。
【0084】この判断(ステップ320)がYESの場
合には、図5の処理(ステップ207)に進める。この
判断(ステップ320)がNOの場合には、ポジション
検出スイッチ14がエッジを検出しているか否かを判断
する(ステップ321)。この判断(ステップ321)
がYESの場合には、図5の処理(ステップ201)に
戻す。この判断(ステップ321)がNOの場合には、
判断(ステップ320)に戻す。
【0085】一方、図1に示す如く、判断(ステップ3
01)において、4輪駆動側吸気管負圧が切換保証負圧
値に達していずにNOの場合には、第1タイマ128の
経時が設定経過時間である例えば15秒を経過したか否
かを判断する(ステップ322)。
【0086】この判断(ステップ322)がYESの場
合には、図3に示す如く、インジケータランプ136を
点滅し、4輪駆動側負圧切換弁114をオフとし、エア
コン(A/C)のコンプレッサをオンとし(ステップ3
23)、第1タイマ128の経時が設定間隔時間である
例えば30秒を経過したか否かを判断する(ステップ3
24)。
【0087】この判断(ステップ324)がNOの場合
には、ポジション検出スイッチ14がエッジを検出して
いるか否かを判断する(ステップ325)。この判断
(ステップ325)がNOの場合には、判断(ステップ
324)に戻す。この判断(ステップ325)がYES
の場合には、図5の処理(ステップ201)に戻す。
【0088】前記判断(ステップ324)がYESの場
合には、第3タイマ132をオンとし、4輪駆動側負圧
切換弁114をオンとし、エアコン(A/C)のコンプ
レッサをオフとし(ステップ326)、バキュームスイ
ッチ122がオンか否かを判断する(ステップ32
7)。
【0089】この判断(ステップ327)がYESの場
合には、インジケータランプ136を点灯し(ステップ
328)、図1の処理(ステップ310)に進める。こ
の判断(ステップ327)がNOの場合は、第3タイマ
132の経時が設定導入時間である例えば3秒を経過し
たか否かを判断する(ステップ329)。
【0090】この判断(ステップ329)がNOの場合
には、ポジション検出スイッチ14がエッジを検出して
いるか否かを判断する(ステップ330)。この判断
(ステップ330)がNOの場合には、判断(ステップ
327)に戻す。この判断(ステップ330)がYES
の場合には、図5の処理(ステップ201)に戻す。
【0091】前記判断(ステップ329)がYESの場
合には、第3タイマ132をリセットし、4輪駆動側負
圧切換弁114をオフとし、エアコン(A/C)のコン
プレッサをオンとし(ステップ331)、第1タイマ1
28の経時が設定間隔時間である例えば45秒を経過し
たか否かを判断する(ステップ332)。
【0092】この判断(ステップ332)がNOの場合
には、ポジション検出スイッチ14がエッジを検出して
いるか否かを判断する(ステップ333)。この判断
(ステップ333)がNOの場合には、判断(ステップ
332)に戻す。この判断(ステップ333)がYES
の場合には、図5の処理(ステップ201)に戻す。
【0093】前記判断(ステップ332)がYESの場
合には、図4に示す如く、第3タイマ132をオンと
し、4輪駆動側負圧切換弁114をオンとし、エアコン
(A/C)のコンプレッサをオフとし(ステップ33
4)、バキュームスイッチ122がオンか否かを判断す
る(ステップ335)。
【0094】この判断(ステップ335)がYESの場
合には、インジケータランプ136を点灯し(ステップ
336)、図2の処理(ステップ316)に進める。こ
の判断(ステップ335)がNOの場合は、第3タイマ
132の経時が設定導入時間である例えば3秒を経過し
たか否かを判断する(ステップ337)。
【0095】この判断(ステップ337)がNOの場合
には、ポジション検出スイッチ14がエッジを検出して
いるか否かを判断する(ステップ338)。この判断
(ステップ338)がNOの場合には、判断(ステップ
335)に戻す。この判断(ステップ338)がYES
の場合には、図5の処理(ステップ201)に戻す。
【0096】前記判断(ステップ337)がYESの場
合には、第3タイマ132をリセットし、4輪駆動側負
圧切換弁114をオフとし、エアコン(A/C)のコン
プレッサをオンとし(ステップ339)、第1タイマ1
28の経時が設定間隔時間である例えば60秒を経過し
たか否かを判断する(ステップ340)。
【0097】この判断(ステップ340)がNOの場合
には、ポジション検出スイッチ14がエッジを検出して
いるか否かを判断する(ステップ341)。この判断
(ステップ341)がNOの場合には、判断(ステップ
340)に戻す。この判断(ステップ341)がYES
の場合には、図5の処理(ステップ201)に戻す。
【0098】前記判断(ステップ340)がYESの場
合には、第3タイマ132をオンとし、4輪駆動側負圧
切換弁114をオンとし、エアコン(A/C)のコンプ
レッサをオフとし(ステップ342)、バキュームスイ
ッチ122がオンか否かを判断する(ステップ34
3)。
【0099】この判断(ステップ343)がYESの場
合には、インジケータランプ136を点灯し(ステップ
344)、図5の処理(ステップ207)に進める。こ
の判断(ステップ343)がNOの場合は、第3タイマ
132の経時が設定導入時間である例えば3秒を経過し
たか否かを判断する(ステップ345)。
【0100】この判断(ステップ345)がYESの場
合には、図5の処理(ステップ207)に進める。この
判断(ステップ345)がNOの場合には、ポジション
検出スイッチ14がエッジを検出しているか否かを判断
する(ステップ346)。この判断(ステップ346)
がYESの場合には、図5の処理(ステップ201)に
戻す。この判断(ステップ346)がNOの場合には、
判断(ステップ343)に戻す。
【0101】また、図1に示す如く、前記判断(ステッ
プ322)がNOの場合は、ポジション検出スイッチ1
4がエッジを検出しているか否かを判断する(ステップ
347)。この判断(ステップ347)がYESの場合
には、図5の処理(ステップ201)に戻す。この判断
(ステップ347)がNOの場合には、判断(ステップ
301)に戻す。
【0102】一方、図5の判断(ステップ204)がN
Oの場合には、2輪駆動処理を行う(ステップ20
6)。
【0103】2輪駆動処理においては(ステップ20
6)、図6に示す如く、2輪駆動側負圧切換弁112を
オンとし、この2輪駆動側負圧切換弁112のオンから
のタイムを経時する第4タイマ134をオンとし(ステ
ップ400)、第4タイマ134の経時が設定導入時間
である例えば10秒を経過したか否かを判断する(ステ
ップ401)。
【0104】この判断(ステップ401)がYESの場
合には、図5の処理(ステップ207)に進める。この
判断(ステップ401)がNOの場合には、ポジション
検出スイッチ14がエッジを検出しているか否かを判断
する(ステップ402)。この判断(ステップ402)
がYESの場合には、図5の処理(ステップ201)に
戻す。この判断(ステップ402)がNOの場合には、
判断(ステップ401)に戻す。
【0105】これらの4輪駆動処理及び2輪駆動処理の
後には、図5の処理(ステップ207)において2輪駆
動側・4輪駆動側負圧切換弁112・114をオフと
し、エアコンのコンプレッサをオンとする。その後、エ
ンジン4が停止したか否かを判断する(ステップ20
8)。
【0106】この判断(ステップ208)がYESの場
合には、処理(ステップ201)に戻す。この判断(ス
テップ208)がNOの場合には、ポジション検出スイ
ッチ14がエッジを検出しているか否かを判断する(ス
テップ209)。
【0107】この判断(ステップ209)がYESの場
合には、処理(ステップ201)に戻す。この判断(ス
テップ209)がNOの場合には、この判断(ステップ
208)に戻す。
【0108】このように、制御手段126は、トランス
ファレバー10を2輪駆動から4輪駆動へ操作して、ポ
ジション検出スイッチ14が4輪駆動の位置を検出して
オンし、第1タイマ128によって経時される設定経過
時間である例えば15秒内に、4輪駆動側吸気管負圧が
前輪30をロック状態にすることのできる切換保証負圧
値に達していずにバキュームスイッチ122がオフして
いると、インジケータランプ136を点滅し、第1タイ
マ128の経時する設定間隔時間である例えば15秒毎
に、フリーホイールハブ機構58の4輪駆動側負圧室7
4に4輪駆動側吸気管負圧を第3タイマ132の経時す
る設定導入時間である例えば3秒間だけ導入させるよう
4輪駆動側負圧切換弁114を作動制御する。
【0109】これにより、このフリーホイールハブ機構
58の制御方法は、前輪30をロック状態にする切換保
証負圧値に達した4輪駆動側吸気管負圧を得にくいエン
ジン4の場合に、フリーホイールハブ機構58の4輪駆
動側負圧室74に4輪駆動側吸気管負圧を繰り返し断続
的に導入させることによって、たとえ最初の4輪駆動側
吸気管負圧の導入で前輪30をロック状態にすることが
できなくても、最終的にロック状態にすることができ
る。
【0110】また、制御手段126は、4輪駆動側吸気
管負圧が切換保証負圧値に達していずにバキュームスイ
ッチ122がオフしていると、第1タイマ128の経時
する設定間隔時間である例えば15秒毎に、4輪駆動側
吸気管負圧が切換保証負圧値に達したか否かを繰り返し
断続的に判定することによって、たとえ最初の判定で切
換保証負圧値を得られずにインジケータランプ136の
点滅による警告を発したとしも、最終的に前輪30がロ
ック状態になって切換保証負圧値を得られた場合にイン
ジケータランプ136を点滅させることなく点灯させて
警告を取り消すことができ、負圧通路のトラブルとの誤
判定を回避でき、万一、最終的に切換保証負圧値を得ら
れない場合には負圧経路のトラブルと判定してインジケ
ータランプ136の点滅により警告を発することができ
る。
【0111】さらに、制御手段126は、トランスファ
レバー10を2輪駆動から4輪駆動へ操作して、ポジシ
ョン検出スイッチ14が4輪駆動の位置を検出してオン
し、4輪駆動側吸気管負圧が前輪30をロック状態にす
ることのできる切換保証負圧値に達してバキュームスイ
ッチ122がオンしていると、インジケータランプ13
6を点灯し、フリーホイールハブ機構58の4輪駆動側
負圧室74に4輪駆動側吸気管負圧を第2タイマ130
の経時する設定導入時間である例えば5秒間だけ導入さ
せるよう4輪駆動側負圧切換弁114を作動制御してか
ら、第1タイマ128の経時する設定間隔時間である例
えば15秒毎に、フリーホイールハブ機構58の4輪駆
動側負圧室74に4輪駆動側吸気管負圧を第3タイマ1
32の経時する設定導入時間である例えば3秒間だけ導
入させるよう4輪駆動側負圧切換弁114を作動制御す
る。
【0112】これにより、このフリーホイールハブ機構
58の制御方法は、最初の4輪駆動側吸気管負圧の導入
で前輪30をロック状態にすることができた場合に、フ
リーホイールハブ機構58の4輪駆動側負圧室74に4
輪駆動側吸気管負圧を繰り返し断続的に導入させること
によって、前輪30のロック状態への切換えの確実性を
高めることができる。
【0113】また、制御手段126は、4輪駆動側吸気
管負圧が切換保証負圧値に達したか否かを繰り返し断続
的に判定するように制御している際に、4輪駆動側吸気
管負圧が切換保証負圧値に達したと判定された場合に
は、インジケータランプ136を点灯し、第1タイマ1
28の経時する設定間隔時間である例えば15秒毎に、
フリーホイールハブ機構58の4輪駆動側負圧室74に
4輪駆動側吸気管負圧を第3タイマ132の経時する設
定導入時間である例えば3秒間だけ導入させるよう4輪
駆動側負圧切換弁114を作動制御する。
【0114】これにより、フリーホイールハブ機構58
の制御方法は、最初の4輪駆動側吸気管負圧の導入で前
輪30をロック状態にすることができず、繰り返し断続
的に4輪駆動側吸気管負圧を導入している際の途中で前
輪30をロック状態にすることができた場合に、その後
は4輪駆動側吸気管負圧が切換保証負圧値に達したか否
かの判定をすることなく、フリーホイールハブ機構58
の4輪駆動側負圧室74に4輪駆動側吸気管負圧を繰り
返し導入断続的にさせることによって、切換保証負圧値
の判定による処理を無くして処理時間を短縮し得て、前
輪30のロック状態への切換えの確実性を高めることが
できる。
【0115】このため、このフリーホイールハブ機構5
8の制御方法は、フリーホイールハブ機構58の設けら
れた前輪30をロック状態にする4輪駆動側吸気管負圧
が切換保証負圧値に達するまでに時間を要するエンジン
4を搭載した4輪駆動車に実施し得て、前輪30をロッ
ク状態に確実に切換えさせ得て、このようなエンジン4
を搭載した4輪駆動車2のフリーホイールハブ機構58
の4輪駆動側負圧室74に4輪駆動側吸気管負圧を導入
する負圧経路にトラブルが生じたとの誤判定を回避する
ことかできる。
【0116】なお、この実施例の制御方法においては、
エンジン4の始動後に前輪30をロック状態にすること
のできる切換保証負圧値に達した4輪駆動側吸気管負圧
を得にくい場合に、フリーホイールハブ機構58に4輪
駆動側吸気管負圧を繰り返し断続的に導入させることに
より、最終的にロック状態を実現しているが、この制御
方法の前段として、エンジン4の始動直後に吸気管負圧
を検出し、この吸気管負圧が切換保証負圧値に全く達し
ていない場合や、わずかに達していない場合、完全に達
している場合等を判定し、その判定結果に応じてランプ
等の告知手段を作動させることができる。
【0117】これにより、運転者は、判定結果に応じた
告知手段の作動によって、4輪駆動に切換操作し得る運
転状態に未到達であるか、4輪駆動に切換操作し得る運
転状態にまもなく達するか、4輪駆動に切換操作し得る
運転状態に完全に達しているか、を感知することがで
き、4輪駆動への切換操作可能な時期を確実に感知させ
ることができる。
【0118】
【発明の効果】このように、この発明のフリーホイール
ハブ機構の制御方法は、従動側車輪をロック状態にする
ことのできる切換保証負圧値に達した4輪駆動側吸気管
負圧を得にくいエンジンの場合に、フリーホイールハブ
機構に4輪駆動側吸気管負圧を繰り返し断続的に導入さ
せることによって、たとえ最初の4輪駆動側吸気管負圧
の導入で従動側車輪をロック状態にすることができなく
ても、最終的にロック状態にすることができる。
【0119】また、この発明のフリーホイールハブ機構
の制御方法は、4輪駆動側吸気管負圧が切換保証負圧値
に達したか否かを繰り返し判定することによって、たと
え最初の判定で切換保証負圧値を得られずにインジケー
タランプの点滅等による警告を発したとしも、最終的に
従動側車輪がロック状態になって切換保証負圧値を得ら
れた場合に警告を取り消すことができ、万一、最終的に
切換保証負圧値を得られない場合には負圧経路のトラブ
ルと判定してインジケータランプの点滅等による警告を
発することができる。
【0120】このため、このフリーホイールハブ機構の
制御方法は、従動側車輪をロック状態にする4輪駆動側
吸気管負圧が切換保証負圧値に達するまでに時間を要す
るエンジンを搭載した4輪駆動車に実施し得て、従動側
車輪をロック状態に確実に切換えさせ得て、このような
エンジンを搭載した4輪駆動車のフリーホイールハブ機
構に吸気管負圧を導入する負圧経路にトラブルが生じた
との誤判定を回避することかできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フリーホイールハブ機構の4輪駆動処理の4輪
駆動側吸気管負圧が切換保証負圧値に達した場合の制御
のフローチャートである。
【図2】図1に続く4輪駆動処理の制御のフローチャー
トである。
【図3】図1に続く4輪駆動処理の4輪駆動側吸気管負
圧が切換保証負圧値に達しない場合の制御のフローチャ
ートである。
【図4】図3に続く4輪駆動処理の制御のフローチャー
トである。
【図5】フリーホイールハブ機構の制御のメインフロー
チャートである。
【図6】2輪駆動処理の制御のフローチャートである。
【図7】フリーホイールハブ機構の制御装置を構成する
システム図である。
【図8】4輪駆動車の動力伝達係の構成図
【図9】トランスファの断面図である。
【図10】フリーホイールハブ機構のフリー状態の断面
図である。
【図11】フリーホイールハブ機構のロック状態の断面
図である。
【図12】従来例を説明する4輪駆動車の動力伝達係の
構成図である。
【図13】フリーホイールハブ機構のフリー状態及びロ
ック状態の断面図である。
【図14】従来のフリーホイールハブ機構の制御装置を
構成するシステム図である。
【図15】従来のフリーホイールハブ機構の制御のメイ
ンフローチャートである。
【図16】従来の4輪駆動処理の制御のフローチャート
である。
【図17】従来の2輪駆動処理の制御のフローチャート
である。
【符号の説明】
2 4輪駆動車 4 エンジン 6 変速機 8 トランスファ 10 トランスファレバー 12 2−4切換機構 14 ポジション検出スイッチ 28 前側車軸 30 前輪 58 フリーホイールハブ機構 72 2輪駆動側負圧室 74 4輪駆動側負圧室 92 2輪駆動側負圧ポート 94 4輪駆動側負圧ポート 96 2輪駆動側負圧路 98 4輪駆動側負圧路 100 2輪駆動側吸気管負圧導入通路 102 4輪駆動側吸気管負圧導入通路 112 2輪駆動側負圧切換弁 114 4輪駆動側負圧切換弁 122 バキュームスイッチ 124 制御装置 126 制御手段 128〜134 第1〜第4タイマ 136 インジケータランプ 138 イグニションスイッチ 140 バッテリ134

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 4輪駆動車のトランスファに2輪駆動と
    4輪駆動とに切換える2−4切換機構を設け、前記4輪
    駆動車の従動側車輪を2輪駆動側吸気管負圧の導入によ
    りフリー状態にするとともに前記従動側車輪を4輪駆動
    側吸気管負圧の導入によりロック状態にするフリーホイ
    ールハブ機構を設け、このフリーホイールハブ機構に2
    輪駆動側吸気管負圧を導入する2輪駆動側負圧導入通路
    を設けるとともに4輪駆動側吸気管負圧を導入する4輪
    駆動側負圧導入通路を設け、前記2輪駆動側負圧導入通
    路を開閉する2輪駆動側負圧切換弁を設けるとともに前
    記4輪駆動側負圧導入通路を開閉する4輪駆動側負圧切
    換弁を設け、前記2−4切換機構による2輪駆動への切
    換時に前記フリーホイールハブ機構に2輪駆動側吸気管
    負圧を導入させて従動側車輪をフリー状態にするよう前
    記2輪駆動側負圧切換弁を作動制御するとともに前記2
    −4切換機構による4輪駆動への切換時に前記フリーホ
    イールハブ機構に4輪駆動側吸気管負圧を導入させて従
    動側車輪をロック状態にするよう前記4輪駆動側負圧切
    換弁を作動制御する制御手段を設け、この制御手段によ
    って、前記2−4切換機構による4輪駆動への切換時に
    設定経過時間内に前記4輪駆動側吸気管負圧が従動側車
    輪をロック状態にする切換保証負圧値に達しない場合に
    は、設定間隔時間が経過する毎に前記フリーホイールハ
    ブ機構に4輪駆動側吸気管負圧を設定導入時間だけ導入
    させるよう前記4輪駆動側負圧切換弁を作動制御し且つ
    前記4輪駆動側吸気管負圧が切換保証負圧値に達したか
    否かを判定するよう制御することを特徴とするフリーホ
    イールハブ機構の制御方法。
  2. 【請求項2】 前記フリーホイールハブ機構の制御方法
    は、前記制御手段によって、前記2−4切換機構による
    4輪駆動への切換時に設定経過時間内に前記4輪駆動側
    吸気管負圧が従動側車輪をロック状態にする切換保証負
    圧値に達した場合には、設定間隔時間が経過する毎に前
    記フリーホイールハブ機構に4輪駆動側吸気管負圧を設
    定導入時間だけ導入させるよう前記4輪駆動側負圧切換
    弁を作動制御することを特徴とする請求項1に記載のフ
    リーホイールハブ機構の制御方法。
  3. 【請求項3】 前記フリーホイールハブ機構の制御方法
    は、前記制御手段によって、前記設定間隔時間が経過す
    る毎に前記4輪駆動側吸気管負圧が切換保証負圧値に達
    したか否かを判定するよう制御している際に、前記4輪
    駆動側吸気管負圧が切換保証負圧値に達したと判定され
    た場合には、前記設定間隔時間が経過する毎に前記フリ
    ーホイールハブ機構に4輪駆動側吸気管負圧を設定導入
    時間だけ導入させるよう前記4輪駆動側負圧切換弁を作
    動制御することを特徴とする請求項1または請求項2に
    記載のフリーホイールハブ機構の制御方法。
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