JPH054423Y2 - - Google Patents

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JPH054423Y2
JPH054423Y2 JP12763486U JP12763486U JPH054423Y2 JP H054423 Y2 JPH054423 Y2 JP H054423Y2 JP 12763486 U JP12763486 U JP 12763486U JP 12763486 U JP12763486 U JP 12763486U JP H054423 Y2 JPH054423 Y2 JP H054423Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、前後輪の駆動系に前進用と後進用の
ワンウエイクラツチを設けたフリーランニング式
4輪駆動車で、ワンウエイ4WDと直結4WDの切
換位置を有する場合の表示装置に関するものであ
る。
【従来の技術】
従来、この種の4輪駆動車に関しては、例えば
特開昭60−15226号公報の先行技術があり、前後
輪の駆動系の途中に前進用と後進用のワンウエイ
クラツチが並設され、自動切換クラツチによりい
ずれか一方を選択してワンウエイ4WDの走行を
行うことが示されている。
【考案が解決しようとする課題】
そこで、上記先行技術において切換クラツチが
中間位置で、前進用と後進用のワンウエイクラツ
チを同時に選択して係合すると、前後輪を直結し
た直結4WDになり、雪道等での走破性を向上し
得る。この場合の直結4WDは、マニユアル操作
で行われ、ワンウエイ4WDと区別するためメー
タで表示することが望まれる。ここで、一般には
直結4WDのスイツチ操作した場合に、切換クラ
ツチの中間の直結4WD位置をスイツチで検出し、
メータでランプ表示する。 こうして、切換クラツチの中間に直結4WDの
検出スイツチが設けられると、ワンウエイ4WD
の場合で前後の前進と後進位置の切換の際にも、
そのスイツチがオン・オフして直結4WDのラン
プを点滅し、ドライバに不安感を与える可能性が
ある。従つて、このようにワンウエイ4WDの前
後の切換位置の中間に直結4WD位置がある場合
は、ドライバに対し的確に表示する必要がある。 本考案は、このような点に鑑みてなされたもの
で、ワンウエイ4WDの前進、後進位置に対し、
直結4WDの操作の場合の表示を正確に行うよう
にした4輪駆動車の表示装置を提供することを目
的としている。
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は、前後輪の
駆動系の途中に前進と後進用のワンウエイクラツ
チを設け、上記ワンウエイクラツチにはそのいず
れか一方を選択するワンウエイ4WDの前進と後
進位置、およびその中間に両者を同時に選択する
直結4WD位置を有する切換クラツチを設けた4
輪駆動車において、上記切換クラツチのワンウエ
イ4WDの前進と後進を切換える回路に、その切
換えを不能にして中間の直結4WD位置に操作す
る直結4WDスイツチを接続し、上記直結4WD位
置を検出する直結4WD検出スイツチと、この直
結4WD検出スイツチがオンのとき点灯する直結
4WD表示ランプとの間に遅延タイマ回路を接続
し、その遅延時間を、前進と後進の自動切換え時
に上記直結4WD検出スイツチがオンしても上記
直結4WD表示ランプが瞬間的に点灯しないよう
に設定したものである。
【作用】
上記構成に基づき、通常のワンウエイ4WDの
場合は、直結4WDスイツチによりワンウエイ
4WDの切換えが可能になるが、前後の前進と後
進位置に切換える際に、直結4WD検出スイツチ
がオンしても、遅延タイマ回路により直結4WD
表示ランプは消灯した状態を保つ。そして直結
4WDスイツチを操作して直結4WDにすると、直
結4WD検出スイツチがオンとなつて、遅延タイ
マ回路による若干の遅延時間後に、直結4WD表
示ランプが点灯して表示する。 こうして本考案では、ワンウエイ4WDに対し、
直結4WDに操作した場合にのみ、表示ランプで
正確に表示することができる。
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて具体
的に説明する。 第1図において、本考案による4輪駆動車の伝
動系および操作系について説明すると、後輪側に
エンジン1、クラツチ2および変速機3が車体左
右方向に横置き配置され、変速機3から車体前方
にリヤデフ装置4、トランスフア装置5およびワ
ンウエイクラツチ装置6が順次配置され、ワンウ
エイクラツチ装置6から更にプロペラ軸7、フロ
ントデフ装置8、車軸9を介して前輪10に伝動
構成される。 そしてクラツチ2の一部、変速機3、リヤデフ
装置4、トランスフア装置5はミツシヨンケース
11内に収容されてトランスアクスル型を成し、
ミツシヨンケース11に中間のケース12を介し
て結合するエクステンシヨンケース13内にワン
ウエイクラツチ装置6が収容される。 変速機3は、クラツチ2からの入力軸15と出
力軸16との間に複数組の変速用ギヤ17とシン
クロ装置18を有して多段の変速段を得るように
構成されている。 また、リヤデフ装置4は、上記出力軸16上の
ドライブギヤ19がフアイナルギヤ20に噛合
い、フアイナルギヤ20に取付けられる差動装置
21が車軸22を介して後輪23に連結する。 トランスフア装置5は、上記フアイナルギヤ2
0と噛合うトランスフアギヤ24が車体左右方向
のトランスフア軸25に一体的に取付けられてフ
ルタイム式を成し、トランスフア軸25は、一対
の方向変換用ベベルギヤ26,27を介して車体
前後方向のドライブ軸28に連結する。 ワンウエイクラツチ装置6は、ドライブ軸28
に対して同軸上に配置されたインナレース軸29
に、前進用ワンウエイクラツチ30と後進用ワン
ウエイクラツチ31が並列に配置され、これらの
ドライブ軸28と各ワンウエイクラツチ30,3
1の間に自動切換クラツチ32が設けられる。 自動切換クラツチ32は、ドライブ軸28と一
体的なハブ33に噛合うスリーブ34が、軸方向
の一方または他方に移動して両ワンウエイクラツ
チ30,31のアウタレース30a,31aの一
方または両方同時に選択的に噛合うように構成さ
れる。 ここで、前進用ワンウエイクラツチ30は、第
3図aに示すようにアウタレース30aが実線矢
印の方向に回転すると、スプラグ30bを起立さ
せてインナレース軸29を直結すべく係合し、こ
のとき同方向にインナレース軸29が速く回転す
ると、スプラグ30bによる係合を解いてそれを
許容する。また、後進用ワンウエイクラツチ31
は、第3図bに示すようにスプラグ31bの向き
が逆であり、アウタレース31aとインナレース
軸29が上記と逆の方向に回転する場合に全く同
様に作用し、且つ上記と同方向ではインナレース
軸29の方が速い場合に係合する。 一方、負圧式アクチユエータ35のダイヤフラ
ム36と一体的なロツド37上のフオーク38
が、スリーブ34に嵌合している。またダイヤフ
ラム36の一側の負圧室39aと他側の負圧室3
9bは、通路40a,40bを介して各ソレノイ
ド弁41a,41bに連通し、両ソレノイド弁4
1a,41bからの負圧通路42が、チエツク弁
43等を有してエンジン1の吸気マニホールドに
連通してある。そしてソレノイド弁41a,41
bは、制御回路44からの信号により一方が通電
して負圧を導くと、他方は非通電となつて大気に
リークするように動作し、こうして負圧室39
a,39bの一方に負圧を作用してダイフラム3
6を変位させ、ロツド37等と共にスリーブ34
を前方のワンウエイ4WD前進位置または後方の
ワンウエイ4WD後進位置に移動するようになつ
ている。 また、負圧式アクチユエータ35の負圧室39
a,39bにおいて、ダイヤフラム36には両側
からスプリング45a,45bが付勢しており、
両ソレノイド弁41a,41bが共に非通電によ
り大気開口する場合は、スプリング45a,45
bによりスリーブ34を中間に位置して両ワンウ
エイクラツチ30,31側に同時に噛合わせ、直
結4WDにする。 第2図において制御系について説明すると、後
退段のシフト時にオンして前後進を検出するリバ
ーススイツチ50、直結4WDの操作を行うスイ
ツチ51、ロツド37等の切換操作系の中間位置
に設けられて直結4WD位置を検出するスイツチ
52を有する。そして制御回路44でバツテリー
側のイグニツシヨンスイツチ53が、前進用ソレ
ノイド弁41aを介してリレー54の接点54a
に、後進用のソレノイド弁41bを介してリレー
54の接点54bに、リバーススイツチ50を介
してリレー54のコイル54cと表示ランプ55
にそれぞれ接続する。 リレー54は、後進時にコイル54に通電する
と接片54dを接点54bに切換えるのであり、
この接片54dが直結4WDスイツチ51のオフ
接点51aに接続する。 直結4WDスイツチ51は、接片51cがアー
スされていてオフの場合に接片51cを接点51
aに切換えてアースし、オン操作すると接片51
cを接点51bに切換えてリレー54の回路を切
断する。 また、直結4WD検出スイツチ52と、メータ
56の直結4WD表示ランプ57との間に遅延タ
イマ回路62を接続し、この遅延時間を、前進と
後進の自動切換え時に直結4WD検出スイツチ5
2がオンしても表示ランプ57が瞬間的に点灯し
ないように設定し、直結4WD検出スイツチ52
がオンされると、遅延タイマ回路62が起動され
てその設定遅延時間後に直結4WD表示ランプ5
7との間の回路を閉成し、点灯する。 また、上記直結4WDスイツチ51には、夜間
ライテイングスイツチ58により点灯するランプ
59が組込まれる。メータ56のチヤージランプ
60の回路には、強制2WDのスイツチ61が接
続し、点検、修理等でフリーローラ上へ乗せて強
制的に2WD状態にする場合に、チヤージランプ
60でその2WD表示を行うようになつている。 次いで、このように構成された4輪駆動車と表
示装置の作用について説明する。 先ず、通常走行において直結4WDスイツチ5
1がオフする場合は、リレー54の接片54dが
アース接続して自動切換可能になる。そこで、前
進時にリバーススイツチ50がオフすると、リレ
ー54で接片54dが接点54aに接して前進用
ソレノイド弁41aに通電する。そのため、アク
チユエータ35の一方の負圧室39aに負圧が導
入されてスリーブ34を前方移動し、前進用ワン
ウエイクラツチ30のアウタレース30aに噛合
う。これにより、ドライブ軸28に対し、前進用
ワンウエイクラツチ30を介してインナーレース
軸29が伝動構成され、直進走行時にドライブ軸
28の方が速く回転するとワンウエイクラツチ3
0を係合し、前輪10にも動力伝達する。 一方、旋回時に前輪10と共にインナーレース
軸29の方が速く回転すると、ワンウエイクラツ
チ30の係合が解除してブレーキング現象を生じ
ることなく円滑に旋回するのであり、こうしてワ
ンウエイ4WD走行する。 後退時にリバーススイツチ50がオンすると、
リレー54で接片54dが接点54bに切換わ
り、後進用ソレノイド弁41bが通電して負圧室
39bに負圧を導入する。そのため、今度はスリ
ーブ34が後方移動して後進用ワンウエイクラツ
チ31を選択することになり、ドライブ軸28が
逆回転する場合において上述と同様に作用し、こ
の場合もワンウエイ4WD走行となる。 そして上記ワンウエイ4WD走行の場合は、前
進と後進の自動切換え時に直結4WD検出スイツ
チ52がオンしても、直結4WD表示ランプ57
との間に遅延タイマ回路62が介設されており、
その設定遅延時間が自動切換えに要する時間より
も長めに設定されているので、直結4WD表示ラ
ンプ57は消灯状態を保つ。 一方、雪道等において直結4WDスイツチ51
をオン操作すると、接片51cが接点51bに切
換わり、代りに接点51aが切断してリレー54
の回路の自動切換えは不能になる。そしてソレノ
イド弁41a,41bは、共に非通電して負圧室
39a,39bを大気開放することで、スリーブ
34は、スプリング45a,45bにより中間位
置して両ワンウエイクラツチ30,31のアウタ
レース30a,31aに同時に噛合う。そのた
め、前進用の旋回の場合に、ワンウエイクラツチ
30が解放する条件で他のワンウエイクラツチ3
1が係合することになり、こうしてフルタイムの
直結4WD走行となる。 そしてこの場合にのみ、直結4WD検出スイツ
チ52がスリーブ34の中間の直結4WDを検出
してオンすると、遅延タイマ回路62を起動して
その設定遅延時間後に直結4WD表示ランプ57
への回路を閉成し、若干遅れて直結4WDランプ
57は通電により点灯して表示する。 以上、本考案の一実施例について述べたが、こ
れに限定されるものではない。即ち、フリーラン
ニング式の他の方式にも適用でき、複雑に切換制
御する回路にも適用できる。
【考案の効果】
以上説明した通り本考案によれば、フリーラン
ニング式でワンウエイ4WDと直結4WDの制御を
行う場合において、直結4WDの操作時にのみメ
ータで点灯表示するので、ドライバに不安感を与
える恐れがなく、正確な操作を行い得る。 直結4WD位置を検出して点灯表示するので、
表示が正確である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による4輪駆動車の表示装置の
一実施例を示す全体の構成図、第2図は制御系の
回路図、第3図aは前進用ワンウエイクラツチ
を、bは後進用ワンウエイクラツチを示す図であ
る。 6……ワンウエイクラツチ装置。30……前進
用ワンウエイクラツチ、31……後進用ワンウエ
イクラツチ、32……切換クラツチ、35……ア
クチユエータ、44……制御回路、50……リバ
ーススイツチ、51……直結4WDスイツチ、5
2……直結4WD検出スイツチ、57……直結
4WD表示ランプ、62……遅延タイマ回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 前後輪の駆動系の途中に前進と後進用のワンウ
    エイクラツチを設け、上記ワンウエイクラツチに
    はそのいずれか一方を選択するワンウエイ4WD
    の前進と後進位置、およびその中間に両者を同時
    に選択する直結4WD位置を有する切換クラツチ
    を設けた4輪駆動車において、 上記切換クラツチのワンウエイ4WDの前進と
    後進を切換える回路に、その切換えを不能にして
    中間の直結4WD位置に操作する直結4WDスイツ
    チを接続し、 上記直結4WD位置を検出する直結4WD検出ス
    イツチと、この直結4WD検出スイツチがオンの
    とき点灯する直結4WD表示ランプとの間に遅延
    タイマ回路を接続し、その遅延時間を、前進と後
    進の自動切換え時に上記直結4WD検出スイツチ
    がオンしても上記直結4WD表示ランプが瞬間的
    に点灯しないように設定したことを特徴とする4
    輪駆動車の表示装置。
JP12763486U 1986-08-20 1986-08-20 Expired - Lifetime JPH054423Y2 (ja)

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JPS6332929U (ja) 1988-03-03

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