JPH0314412Y2 - - Google Patents

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JPH0314412Y2
JPH0314412Y2 JP9868485U JP9868485U JPH0314412Y2 JP H0314412 Y2 JPH0314412 Y2 JP H0314412Y2 JP 9868485 U JP9868485 U JP 9868485U JP 9868485 U JP9868485 U JP 9868485U JP H0314412 Y2 JPH0314412 Y2 JP H0314412Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、潤滑油温度が所定温度以下となつ
たときに4輪駆動への切換操作が自動的になされ
るようにした自動車の2輪、4輪駆動切換装置に
関する。
(従来の技術) 例えば雪道において安定した走行を確保するな
どのために4輪駆動ができるようにした自動車に
おいては、従来、エンジンで駆動される前、後輪
用の各差動装置のうち例えば前輪用差動装置とこ
のエンジンとの間にトランスフアクラツチが介在
されたものがある。そして、この場合には、トラ
ンスフアクラツチを切断動作させれば後輪のみが
駆動し、同上トランスフアクラツチを接続動作さ
せれば前、後輪の4輪が共に駆動される(例え
ば、特開昭59−114132号公報)。
また、上記構成において、2輪駆動時の動力損
失を低減させるため、前輪用差動装置と前輪との
間にフリーホイルクラツチを介在させたものがあ
る。即ち、このフリーホイルクラツチを切断動作
させると、上記前輪用差動装置が空転することに
よつて、この差動装置からトランスフアクラツチ
に至る間の、例えばこの差動装置のリングギヤや
推進軸など動力伝達系の無用な空転が防止され、
これによつて動力損失が低減される。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、上記トランスフアクラツチがシンク
ロメツシユ式とされた場合で、走行中に2輪駆動
から4輪駆動へ切り換えるため上記各クラツチを
接続動作させようとする際には、この接続動作
は、まず、エンジンによつて回転されているクラ
ツチ駆動側と、2輪駆動時には回転が停止されて
いたクラツチ従動側とを摩擦接合により同期さ
せ、その後に、これら駆動側と従動側とを噛合さ
せることによつて行われる。
しかしながら、寒冷地などのように外気温度が
低い場合には例えば差動装置における潤滑油の粘
度が高くなり、よつて、上記クラツチ従動側に連
なる差動装置のリングギヤが同上差動装置内の潤
滑油を撹拌する際の撹拌抵抗が大きくなるため、
クラツチの駆動側と従動側とを同期させることが
困難となる。
このことから、上記従来構成では、外気温度の
低い場合にはトランスフアクラツチの接続動作を
円滑にすることができず、よつて、2輪駆動から
4輪駆動への切換操作が煩雑になるという不都合
を生じることがある。
(考案の目的) この考案は、上記のような事情に注目してなさ
れたもので、寒冷地などで潤滑油の温度が低く、
そのため潤滑油の粘度が高いことによつてクラツ
チ従動側の回転時の抵抗が大きくなる場合には、
予め2輪駆動から4輪駆動への切換操作を自動的
に行うことによつて、この切換操作時に、クラツ
チの接続動作が困難になることを未然に回避する
ことを目的とする。
(考案の構成) 上記目的を達成するためのこの考案の特徴とす
るところは、シンクロメツシユ式クラツチである
トランスフアクラツチと、フリーホイルクラツチ
とを設けた自動車の2輪、4輪駆動切換装置にお
いて、差動装置などの潤滑油温度が所定温度以下
に下つたときに、上記各クラツチをそれぞれ接続
動作させる連動手段を設けた点にある。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面により説明す
る。
1は自動車で、この自動車1は駆動装置2と、
この駆動装置2により駆動される前輪装置3およ
び後輪装置4を有している。
上記駆動装置2はエンジン6を有し、このエン
ジン6の吸気側に気化器7が連結され、この気化
器7に過給機8が連結される。この過給機8は上
記エンジン6の排気エネルギによつて駆動される
タービン9と、このタービン9に直結されて吸気
を加圧する圧縮機10を有し、圧縮機10と上記
気化器7との間にはサージタンク11が介在され
る。
前記前輪装置3について説明すると、13,1
3′は前輪で、この各前輪13,313′には左右
一対の前車軸14,14′がそれぞれ連結される。
また、この前車軸14,14′の間には前輪用差
動装置15が設けられる。この前輪用差動装置1
5は公知のもので、入力側であるドライブピニオ
ン16や、出力側である左右一対のデフサイドギ
ヤ17,17′、また、これらデフサイドギヤ1
7,17′と同軸上で回転し上記ドライブピニオ
ン16に噛合するリングギヤ18を有し、これら
各ギヤは潤滑油に油浴されている。
前記後輪装置4について説明すると、この後輪
装置4は上記前輪装置3と同様に左右一対の後輪
19,19′、後車軸20,20′および後輪用差
動装置21で構成され、この後輪用差動装置21
はドライブピニオン22を有している。
上記エンジン6と前、後輪用差動装置15,2
1とはトランスフア24を介して連結される。こ
のトランスフア24はエンジン6の動力を高速や
低速に切り換えてこれを後輪19,19′のみに
伝達し、もしくはこれに加えて前輪13,13′
にも伝達する。
上記トランスフア24をより具体的に説明す
る。
このトランスフア24はエンジン6の動力を受
ける入力軸25と、前輪用推進軸26を介して前
輪用差動装置15のドライブピニオン16に連結
される前輪用出力軸27と、後輪用推進軸28を
介して後輪用差動装置21のドライブピニオン2
2に接続され上記入力軸25と同軸上に設けられ
る後輪用出力軸29とを有している。
また、上記トランスフア24は変速装置31を
有している。この変速装置31は上記入力軸25
と後輪用出力軸29に対応して設けられる変速軸
32を有している。そして、上記入力軸25に入
力歯車33が遊転自在に設けられ、この入力歯車
33に噛合するように上記変速軸32に第1減速
歯車34が支持される。また、同上変速軸32に
第2減速歯車35が支持され、この第2減速歯車
35に噛合するように上記後輪用出力軸29に出
力歯車36が遊転自在に設けられる。
上記入力軸25には係合子38が軸方向摺動自
在に設けられる。この係合子38はその軸方向移
動で、入力軸25と後輪用出力軸29を直結さ
せ、もしくは入力軸25と入力歯車33とを接続
させる。39はチエーン伝動手段で、このチエー
ン伝動手段39は出力歯車36と前輪用出力軸2
7を連結させている。
また、上記後輪用出力軸29から出力歯車36
への動力伝達を断接する公知のシンクロメツシユ
式クラツチであるトランスフアクラツチ40が設
けられる。上記各ギヤ等33〜40は潤滑油に油
浴されている。
そして、図中実線で示すように上記係合子38
を操作して入力軸25と後輪用出力軸29を接続
させ、かつ、トランスフアクラツチ40を操作し
て後輪用出力軸29と出力歯車36とを切断する
と、エンジン6の動力が高速で後輪用差動装置2
1を介し後輪19,19′のみに伝達される。即
ち、これは高速の2輪駆動状態とされる。
同上係合子38を操作して入力軸25と後輪用
出力軸29を接続させ(図中実線図示)、かつ、
トランスフアクラツチ40を操作して後輪用出力
軸29と出力歯車36とを接続させると(図中二
点鎖線図示)、エンジン6の動力が高速で後輪用
差動装置21を介して後輪19,19′に伝達さ
れ、かつ、同上エンジン6の動力が前輪用差動装
置15を介し前輪13,13′に伝達される。即
ち、これは高速の4輪駆動状態とされる。
また、図中二点鎖線で示すように同上係合子3
8を操作して入力軸25と入力歯車33を接続さ
せ、かつ、トランスフアクラツチ40を操作して
後輪用出力軸29と出力歯車36とを接続させる
と、まず、入力軸25の動力が各歯車33〜36
で減速され、この減速された動力が前、後輪用差
動装置15,21を介して前、後輪13,19に
伝達される。即ち、これは低速の4輪駆動状態と
される。
上記トランスフアクラツチ40を断接操作する
ためのダイアフラム式トランスフアアクチユエー
タ42が設けられる。このトランスフアアクチユ
エータ42内においてダイアフラムで仕切られた
一方の室42aは第1開閉弁43を介して大気側
に連通される。この第1開閉弁43は3ポート2
ポジシヨンの電磁弁とされ、ソレノイドをオフ
(OFF)とした状態を実線で示し、ソレノイドを
オン(ON)とした状態を二点鎖線で示してい
る。この第1開閉弁43において上記一方の室4
2aと大気側とにそれぞれ接続されるポート以外
の第3のポートはチエツク弁44を介して前記気
化器7の下流側、即ち、エンジン6の吸気負圧の
大きいところに接続される。
また、上記トランスフアアクチユエータ42の
他方の室42bは第2開閉弁46を介して大気側
に連通される。この第2開閉弁46は上記第1開
閉弁43と同構成で、その第3のポートは気化器
7の下流側に接続される。
そして、常時は第1開閉弁43がオンとされて
おり、上記トランスフアアクチユエータ42の一
方の室42aはこの第1開閉弁43により気化器
7の下流側に連通されて負圧にされる。また、第
2開閉弁46はオフとされており、同上トランス
フアアクチユエータ42の他方の室42bは第2
開閉弁46により大気側に連通されており、これ
らの差圧によりトランスフアアクチユエータ42
が作動させられている。そして、このトランスフ
アアクチユエータ42に連動してトランスフアク
ラツチ40は後輪用出力軸29から出力歯車36
への動力伝達を切断する(図中実線図示)。この
ようにすれば、前記したような2輪駆動状態を得
ることができる。
また、上記とは逆に第1開閉弁43をオフと
し、第2開閉弁46をオンすれば、上記とは逆に
トランスフアアクチユエータ42の一方の室42
aは大気側に連通され、他方の室42bは気化器
7の下流側に接続されて負圧とされ、これらの差
圧によりトランスフアアクチユエータ42が作動
させられる。そして、このトランスフアアクチユ
エータ42に連動してトランスフアクラツチ40
は後輪用出力軸29と出力歯車36とを接続する
(図中二点鎖線図示)。このようにすれば、前記し
たような4輪駆動状態を得ることができる。
一方、上記前車軸14とデフサイドギヤ17と
の間にはフリーホイルクラツチ47が介在され
る。このフリーホイルクラツチ47は公知のドグ
式クラツチでデフサイドギヤ17から前車軸14
への動力伝達を断接する。上記2輪駆動時にこの
フリーホイルクラツチ47を切断動作させると、
走行により前輪13,13′が回転していても前
輪用差動装置15は空転するため、ドライブピニ
オン16やリングギヤ18、また、前輪用推進軸
26が無用に回転することは防止される。
また、上記フリーホイルクラツチ47を操作す
るためのダイアフラム式フリーホイルアクチエエ
ータ48が設けられる。このフリーホイルアクチ
ユエータ48内においてダイアフラムで仕切られ
た一方の室48aは前記第1開閉弁43を介して
大気側に接続される。また、上記フリーホイルア
クチユエータ48の他方の室48bも第3開閉弁
50を介して大気側に接続される。この第3開閉
弁50は前記第1開閉弁43と同構成の3ポート
2ポジシヨンの電磁弁とされる。この第3開閉弁
50において上記他方の室48bと大気側とにそ
れぞれ接続されるポート以外の第3のポートは上
記気化器7の下流側に接続される。
そして、常時は第1開閉弁43がオンとされて
おり、上記フリーホイルアクチユエータ48の一
方の室48aはこの第1開閉弁43により気化器
7の下流側に連通されて負圧される。また、第3
開閉弁50はオフとされており、同上フリーホイ
ルアクチユエータ48の他方の室48bは第3開
閉弁50により大気側に連通されており、これら
の差圧によりフリーホイルアクチユエータ48が
作動させられている。そして、このフリーホイル
アクチユエータ48に連動してフリーホイルクラ
ツチ47は前車軸14とデフサイドギヤ17を切
断する(図中実線図示)。
また、上記とは逆に第1開閉弁43をオフと
し、第3開閉弁50をオンすれば、フリーホイル
アクチユエータ48の一方の室48aは大気側に
連通され、他方の室48bは気化器7の下流側に
接続されて負圧とされ、これらの差圧によりフリ
ーホイルアクチユエータ48が作動させられる。
そして、このフリーホイルアクチユエータ48に
連動してフリーホイルクラツチ47は前車軸14
とデフサイドギヤ17とを接続する(図中二点鎖
線図示)。
次に、2輪駆動状態と4輪駆動状態とを切り換
えるための電気的な装置につき説明する。
52は第1電源で、この第1電源52に切換ス
イツチ53が接続される。この切換スイツチ53
は2輪駆動と4輪駆動とを選択するためのスイツ
チで、2輪駆動用接点53aと4輪駆動用接点5
3bとを有している。そして、上記2輪駆動用接
点53aには第1開閉弁43が接続される。
一方、トランスフアクラツチ40が後輪用出力
軸29と出力歯車36とを接続し後輪19,1
9′に加えて前輪13,13′を駆動させるとき、
このトランスフアクラツチ40の動作を検出する
検出手段であるリミツトスイツチ55が設けられ
る。そして、前記第3開閉弁50はこのリミツト
スイツチ55を介して第2電源56に接続され
る。
また、4輪駆動用接点53bには第2開閉弁4
6が接続される。
次に、上記構成により2輪駆動と4輪駆動とを
切り換える場合の作用を説明する。
上記切換スイツチ53を2輪駆動用接点53a
に切り換えると、第1開閉弁43がオンされ、第
2開閉弁46がオフされる。このため、トランス
フアアクチユエータ42が気化器7下流側の負圧
によつて作動させられ、後輪用出力軸29と出力
歯車36が切断させられる。これによつて、後輪
19,19′のみにエンジン6の動力が伝達され、
2輪駆動が与えられる(図中実線図示)。
上記の場合、リミツトスイツチ55はオフされ
ているため、第3開閉弁50もオフとされる。こ
のため、フリーホイルアクチユエータ48が気化
器7下流側の負圧によつて作動させられ、前車軸
14とデフサイドギヤ17が切断させられてい
る。
次に、上記2輪駆動状態から切換スイツチ53
を4輪駆動用接点53bに切り換えると、まず、
第1開閉弁43がオフされ、一方、第2開閉弁4
6がオンとされる。すると、トランスフアアクチ
ユエータ42が作動してトランスフアクラツチ4
0が後輪用出力軸29と出力歯車36を接続させ
る。このとき、トランスフアクラツチ40が接続
状態になつたことによつてリミツトスイツチ55
がオンし、これによつて第3開閉弁50がオンさ
れ、フリーホイルアクチユエータ48が気化器7
下流側の負圧によつて作動してフリーホイルクラ
ツチ47が前車軸14とデフサイドギヤ17を接
続させる。
上記構成において、前輪用差動装置15などの
潤滑油温度が所定以下に下つたときに、上記トラ
ンスフアクラツチ40とフリーホイルクラツチ4
7をそれぞれ接続動作させるための連動手段54
が設けられる。
以下、この連動手段54について説明する。
57は温度スイツチで、この温度スイツチ57
は前輪用差動装置15の潤滑油温度を検出するよ
うに設けられる。上記温度スイツチ57は+5℃
から−5℃までの温度範囲で次のようなヒステリ
シスを有している。即ち、潤滑油温度が−5℃以
下に下がるとこの温度スイツチ57がオンし、次
に、これから温度が上昇して+5℃になるまでこ
のオンの状態が維持され、この+5℃を越えると
オフとなる。また、再び温度が降下するときには
−5℃までオフの状態が維持される。この場合、
温度スイツチ57はトランスフア24などの潤滑
油温度を検出するものであつてもよい。
また、58はリレー、59はこのリレー58の
コイルで、このリレー58にはコイル59をオン
とした場合にオンとなる常開式のA接点58a
と、同上コイル59をオンとした場合にオフとな
る常閉式のB接点58bとが設けられる。
前記2輪駆動用接点53aには上記リレー58
のコイル59と上記温度スイツチ57とが直列に
接続されると共に、これらコイル59と温度スイ
ツチ57の間には、常時はオンされているが必要
に応じて両者の接続を解除する解除スイツチ60
が介在される。なお、この解除スイツチ60はな
くてもよい。そして、第1開閉弁43と2輪駆動
用接点53aとの間には上記B接点58bが介在
され、第2開閉弁46と2輪駆動用接点53aと
の間には上記A接点58aが介在される。
そして、前記した2輪駆動状態のときに、即
ち、2輪駆動用接点53aをオンとした状態のと
きに、温度が下つて温度スイツチ57がオンする
と、コイル59が励磁されてB接点58bがオフ
とされ、同時にA接点58aがオンとされる(図
中二点鎖線図示)。
このため、第1開閉弁43がオフ、第2開閉弁
46がオンされ、これによるトランスフアアクチ
ユエータ42の作動でトランスフアクラツチ40
が接続動作させられる。また、このトランスフア
クラツチ40の接続動作でリミツトスイツチ55
がオンし、これによつて第3開閉弁50がオン
し、上記トランスフアクラツチ40の接続動作に
続いて、フリーホイルアクチユエータ48の作動
でフリーホイルクラツチ47が接続動作され、こ
の結果、4輪駆動状態となる。
上記のようにトランスフアクラツチ40が接続
動作をすれば、チエーン伝動手段39や前輪用推
進軸26を介しドライブピニオン16やリングギ
ヤ18が駆動され、これに伴い各デフサイドギヤ
17が走行速度に見合う回転数で同方向に回転す
ることとなる。一方、前輪13に接続された前車
軸14は走行速度に見合うように回転しているた
め、フリーホイルクラツチ47の上記接続動作は
円滑に行われる。
(考案の効果) この考案による効果は次の如くである。
即ち、寒冷地などで潤滑油の温度が低く、その
ため潤滑油の粘度が高いことによりクラツチ従動
側の回転時の抵抗が大きい場合には、このクラツ
チの従動側を駆動側に同期させることが困難とな
る。この結果、クラツチの接続動作が困難となる
おそれが生じてくる。
ところで、この考案によれば、シンクロメツシ
ユ式クラツチであるトランスフアクラツチと、フ
リーホイルクラツチとを設けた自動車の2輪、4
輪駆動切換装置において、差動装置などの潤滑油
温度が所定温度以下に下つたときに上記各クラツ
チをそれぞれ接続動作させる連動手段を設けたた
め、上記のように潤滑油温度が下つた場合には、
2輪駆動から4輪駆動への切換操作が自動的に行
われることとなる。従つて、潤滑油温度が下つて
2輪駆動から4輪駆動への切換操作時にクラツチ
の接続動作が困難になることは未然に回避され
る。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の実施例を示す全体図である。 1……自動車、6……エンジン、13,13′
……前輪、15……前輪用差動装置、19,1
9′……後輪、21……後輪用差動装置、40…
…トランスフアクラツチ、47……フリーホイル
クラツチ、54……連動手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジンで駆動される前、後輪用の各差動装置
    のうち一方の差動装置とこのエンジンとの間にシ
    ンクロメツシユ式のトランスフアクラツチを介在
    させ、かつ、上記一方の差動装置と、この差動装
    置に連結される車輪との間にフリーホイルクラツ
    チを介在させた自動車の2輪、4輪駆動切換装置
    において、上記一方の差動装置内などの潤滑油温
    度が所定温度以下に下つたときに上記各クラツチ
    をそれぞれ接続動作させる連動手段を設けたこと
    を特徴とする自動車の2輪、4輪駆動切換装置。
JP9868485U 1985-06-27 1985-06-27 Expired JPH0314412Y2 (ja)

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