JP2000108703A - トランスファのブリーザ構造 - Google Patents
トランスファのブリーザ構造Info
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16H57/0493—Gearings with spur or bevel gears
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/02—Gearboxes; Mounting gearing therein
- F16H57/027—Gearboxes; Mounting gearing therein characterised by means for venting gearboxes, e.g. air breathers
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- F16H57/0482—Gearings with gears having orbital motion
- F16H57/0483—Axle or inter-axle differentials
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
- Motor Power Transmission Devices (AREA)
- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 トランスファのブリーザ構造において、構成
を簡単にして、ブリーザ機能を果すことにある。 【構成】 トランスファ入力軸上で軸受とシール部材と
の間には、ブリーザ空間を形成している。
を簡単にして、ブリーザ機能を果すことにある。 【構成】 トランスファ入力軸上で軸受とシール部材と
の間には、ブリーザ空間を形成している。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、トランスファの
ブリーザ構造に係り、特にＦＦ車（フロントエンジンフ
ロントドライブ車）をベースにした四輪駆動車における
トランスファのブリーザ構造に関する。
ブリーザ構造に係り、特にＦＦ車（フロントエンジンフ
ロントドライブ車）をベースにした四輪駆動車における
トランスファのブリーザ構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】四輪駆動車等の車両においては、エンジ
ンの駆動力を走行条件に応じて所要に変換して取出すた
めに、動力伝達装置として、トランスミッション、差動
機、トランスミッション側からの駆動力を分配するトラ
ンスファを備えている。
ンの駆動力を走行条件に応じて所要に変換して取出すた
めに、動力伝達装置として、トランスミッション、差動
機、トランスミッション側からの駆動力を分配するトラ
ンスファを備えている。
【０００３】ところで、ＦＦ車（フロントエンジンフロ
ントドライブ車）をベースにした四輪駆動車にあって
は、トランスミッションと一体の差動機に連結した駆動
輪車軸と同軸上に別体のトランスファを取付けたものが
ある。この場合に、トランスミッションやトランスファ
には、運転時に、内圧が上昇するので、この内圧を外部
に逃すために、ブリーザ装置を設けている。
ントドライブ車）をベースにした四輪駆動車にあって
は、トランスミッションと一体の差動機に連結した駆動
輪車軸と同軸上に別体のトランスファを取付けたものが
ある。この場合に、トランスミッションやトランスファ
には、運転時に、内圧が上昇するので、この内圧を外部
に逃すために、ブリーザ装置を設けている。
【０００４】このブリーザ装置にあっては、要求される
性能が、上昇した内圧を大気に開放させるのみであり、
潤滑用のオイルが洩れたり、あるいは、外部から泥水等
の異物が浸入してはならないものである。
性能が、上昇した内圧を大気に開放させるのみであり、
潤滑用のオイルが洩れたり、あるいは、外部から泥水等
の異物が浸入してはならないものである。
【０００５】このようなブリーザ装置としては、例え
ば、特開平１０−１３８７７４号公報、実開平６−７１
２４７号公報、実開平６−３２１５１号公報に開示され
ている。特開平１０−１３８７７４号公報に記載のもの
は、トランスファにおいて、トランスファケースに一体
成形した厚肉材内にブリーザ室を形成し、トランスファ
ケースの内部空間をブリーザ室の下部に連通するととも
に、ブリーザ室の上部をトランスファケースの外部に連
通させたものである。実開平６−７１２４７号公報に記
載のものは、デフキャリアの天井面に突設された前リブ
と後リブとの間で中間リブを突設させ、この中間リブと
後リブとの間にブリーザ孔を形成したものである。実開
平６−３２１５１号公報に記載のものは、ブリーザをデ
フキャリアの車幅方向の一側に配置するとともに、その
吸入口をその一側に向けて傾斜させ、オイルがプリーザ
に浸入するのを防止するものである。
ば、特開平１０−１３８７７４号公報、実開平６−７１
２４７号公報、実開平６−３２１５１号公報に開示され
ている。特開平１０−１３８７７４号公報に記載のもの
は、トランスファにおいて、トランスファケースに一体
成形した厚肉材内にブリーザ室を形成し、トランスファ
ケースの内部空間をブリーザ室の下部に連通するととも
に、ブリーザ室の上部をトランスファケースの外部に連
通させたものである。実開平６−７１２４７号公報に記
載のものは、デフキャリアの天井面に突設された前リブ
と後リブとの間で中間リブを突設させ、この中間リブと
後リブとの間にブリーザ孔を形成したものである。実開
平６−３２１５１号公報に記載のものは、ブリーザをデ
フキャリアの車幅方向の一側に配置するとともに、その
吸入口をその一側に向けて傾斜させ、オイルがプリーザ
に浸入するのを防止するものである。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来、動力
伝達装置のブリーザ構造にあっては、例えば、図１２に
示す如く、差動機３０２の場合に、デフハウジング３０
４の一部にブリーザ室３０６を形成するように突出部３
０８を形成し、この突出部３０８に孔部３１０を形成
し、そして、デフハウジング３０４の内面でブリーザ室
３０６を覆ってオイルの流出を防止するカバー部材３１
２を取付ボルト３１４で取付け、また、デフハウジング
３０４の外側から孔部３１０にプラグ３１２を挿着して
いる。
伝達装置のブリーザ構造にあっては、例えば、図１２に
示す如く、差動機３０２の場合に、デフハウジング３０
４の一部にブリーザ室３０６を形成するように突出部３
０８を形成し、この突出部３０８に孔部３１０を形成
し、そして、デフハウジング３０４の内面でブリーザ室
３０６を覆ってオイルの流出を防止するカバー部材３１
２を取付ボルト３１４で取付け、また、デフハウジング
３０４の外側から孔部３１０にプラグ３１２を挿着して
いる。
【０００７】このため、ブリーザ構造にあっては、オイ
ルの浸入を防止するためのブリーザ室、泥水等の浸入を
防止するプラグ等のキャップ類やカバー部材を設けるた
めに、部品点数が増加し、構造が複雑になり、また、高
価になるという不都合があった。
ルの浸入を防止するためのブリーザ室、泥水等の浸入を
防止するプラグ等のキャップ類やカバー部材を設けるた
めに、部品点数が増加し、構造が複雑になり、また、高
価になるという不都合があった。
【０００８】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去するために、トランスミッション側か
らの駆動力を入力するトランスファ入力軸をトランスフ
ァケース内で軸受に軸支して設け、前記トランスファ入
力軸には前記トランスファケース内のシールを果すシー
ル部材を前記軸受と並列に設け、前記トランスファケー
ス内の上昇した圧力を逃がすトランスファのブリーザ構
造において、前記トランスファ入力軸上で前記軸受と前
記シール部材との間にブリーザ用空間を形成したことを
特徴とする。
述の不都合を除去するために、トランスミッション側か
らの駆動力を入力するトランスファ入力軸をトランスフ
ァケース内で軸受に軸支して設け、前記トランスファ入
力軸には前記トランスファケース内のシールを果すシー
ル部材を前記軸受と並列に設け、前記トランスファケー
ス内の上昇した圧力を逃がすトランスファのブリーザ構
造において、前記トランスファ入力軸上で前記軸受と前
記シール部材との間にブリーザ用空間を形成したことを
特徴とする。
【０００９】
【発明の実施の形態】この発明は、トランスファケース
内の圧力が上昇すると、空気と潤滑用のオイルとが軸受
側に流動し、このとき、軸受がオイルの流通を阻止する
機能を有することから、大部分のオイルが軸受によって
阻止され、少量のオイルが軸受を通過してシール部材側
のブリーザ空間に達し、このブリーザ空間でオイルが空
気と分離されて戻されるとともに、空気が上方に流動し
て大気に開放される。これにより、ブリーザ構造のため
に、別途に部品を不要とし、部品点数を低減するととも
に、構成を簡単にし、また、廉価とすることができる。
内の圧力が上昇すると、空気と潤滑用のオイルとが軸受
側に流動し、このとき、軸受がオイルの流通を阻止する
機能を有することから、大部分のオイルが軸受によって
阻止され、少量のオイルが軸受を通過してシール部材側
のブリーザ空間に達し、このブリーザ空間でオイルが空
気と分離されて戻されるとともに、空気が上方に流動し
て大気に開放される。これにより、ブリーザ構造のため
に、別途に部品を不要とし、部品点数を低減するととも
に、構成を簡単にし、また、廉価とすることができる。
【００１０】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
且つ具体的に説明する。図１〜８は、この発明の第１実
施例を示すものである。図４、５において、２はＦＦ車
（フロントエンジンフロントドライブ車）をベースにし
た四輪駆動車（図示せず）の動力伝達装置である。
且つ具体的に説明する。図１〜８は、この発明の第１実
施例を示すものである。図４、５において、２はＦＦ車
（フロントエンジンフロントドライブ車）をベースにし
た四輪駆動車（図示せず）の動力伝達装置である。
【００１１】この動力伝達装置２には、差動機（図示せ
ず）が一体に備えられたトランスミッション４と、この
トランスミッション４に別体に取付けられたトランスフ
ァ６とが設けられている。
ず）が一体に備えられたトランスミッション４と、この
トランスミッション４に別体に取付けられたトランスフ
ァ６とが設けられている。
【００１２】トランスファ６にあっては、レフトケース
８−１とライトケース８−２とからなるトランスファケ
ース８が設けられている。このトランスファケース８に
は、トランスミッション４の差動機のギヤ部（図示せ
ず）に連結した駆動輪車軸１０が車軸側軸受１２で軸支
されている。この駆動輪車軸１０は、一端側がトランス
ミッション４の差動機のギヤ部に連結されているととも
に、他端側がライトケース８−２に保持した車軸側軸受
１２で支持されている。この車軸１０の他端側には、車
軸側軸受１２よりも外側でライトケース８−２に保持さ
れてトランスファケース８のシールを果す車軸側シール
部材１４が設けられている。
８−１とライトケース８−２とからなるトランスファケ
ース８が設けられている。このトランスファケース８に
は、トランスミッション４の差動機のギヤ部（図示せ
ず）に連結した駆動輪車軸１０が車軸側軸受１２で軸支
されている。この駆動輪車軸１０は、一端側がトランス
ミッション４の差動機のギヤ部に連結されているととも
に、他端側がライトケース８−２に保持した車軸側軸受
１２で支持されている。この車軸１０の他端側には、車
軸側軸受１２よりも外側でライトケース８−２に保持さ
れてトランスファケース８のシールを果す車軸側シール
部材１４が設けられている。
【００１３】また、トランスファケース８には、駆動輪
車軸１０に遊嵌して環状のトランスファ入力軸１６がレ
フト入力側、ライト入力側軸受１８、２０で保持されて
いる。トランスファ入力軸１６の一端側は、差動機のデ
フケース（図示せず）に連結している。レフト入力側、
ライト入力側軸受１８、２０は、ボールベアリングから
なり、非接触形シール材（図示せず）付きの構造であ
り、オイル等の液体の大部分の通過を阻止するが、空気
等の気体を容易に通過させる機能を有している。
車軸１０に遊嵌して環状のトランスファ入力軸１６がレ
フト入力側、ライト入力側軸受１８、２０で保持されて
いる。トランスファ入力軸１６の一端側は、差動機のデ
フケース（図示せず）に連結している。レフト入力側、
ライト入力側軸受１８、２０は、ボールベアリングから
なり、非接触形シール材（図示せず）付きの構造であ
り、オイル等の液体の大部分の通過を阻止するが、空気
等の気体を容易に通過させる機能を有している。
【００１４】トランスファ入力軸１６には、一端側でレ
フト入力側軸受１８に隣接してレフト入力側シール部材
２２が設けられているとともに、他端側でライト入力側
軸受２０に隣接して２つのライト入力側シール部材２
４、２４が並列に設けられている。これら入力側シール
部材２２、２４は、耐久性を有する弾性部材から形成さ
れる。
フト入力側軸受１８に隣接してレフト入力側シール部材
２２が設けられているとともに、他端側でライト入力側
軸受２０に隣接して２つのライト入力側シール部材２
４、２４が並列に設けられている。これら入力側シール
部材２２、２４は、耐久性を有する弾性部材から形成さ
れる。
【００１５】トランスファ入力軸１６の略中央部位に
は、トランスファ入力ギヤ２６が一体的に形成されてい
る。
は、トランスファ入力ギヤ２６が一体的に形成されてい
る。
【００１６】また、トランスファ入力軸１６と略平行
に、トランスファカウンタ軸２８が配設されている。こ
のトランスファカウンタ軸２８は、第１、２カウンタ側
軸受３０−１、３０−２によって回転可能に設けられて
いる。
に、トランスファカウンタ軸２８が配設されている。こ
のトランスファカウンタ軸２８は、第１、２カウンタ側
軸受３０−１、３０−２によって回転可能に設けられて
いる。
【００１７】このトランスファカウンタ軸２８には、ト
ランスファ入力ギヤ２６に噛合するトランスファカウン
タギヤ３２が設けられている。このトランスファカウン
タギヤ３２は、トランスファカウンタ軸２８と一体的に
形成されている。
ランスファ入力ギヤ２６に噛合するトランスファカウン
タギヤ３２が設けられている。このトランスファカウン
タギヤ３２は、トランスファカウンタ軸２８と一体的に
形成されている。
【００１８】また、このトランスファカウンタ軸２８に
は、トランスファカウンタギヤ３２に隣接し且つトラン
スミッション４側でトランスファカウンタギヤ３２と並
列するトランスファベベルギヤ３４が設けられる。この
トランスファベベルギヤ３４は、トランスファカウンタ
軸２８にスプライン結合され且つトランスファカウンタ
ギヤ３２でトンスファカウンタ軸２８に螺着された固定
用ナット３６によってトランスファカウンタ軸２８に取
付けられている。
は、トランスファカウンタギヤ３２に隣接し且つトラン
スミッション４側でトランスファカウンタギヤ３２と並
列するトランスファベベルギヤ３４が設けられる。この
トランスファベベルギヤ３４は、トランスファカウンタ
軸２８にスプライン結合され且つトランスファカウンタ
ギヤ３２でトンスファカウンタ軸２８に螺着された固定
用ナット３６によってトランスファカウンタ軸２８に取
付けられている。
【００１９】更に、トランスファカウンタ軸２８に対し
て直角方向にトランスファピニオン軸３８が配設され
る。このトランスファピニオン軸３８は、トランスファ
出口となるものであり、トランスファベベルギヤ３４よ
りもトランスミッション４側に配設され、第１〜２ピニ
オン軸受４０−１〜４０−２によって回転可能に設けら
れている。このトランスファピニオン軸３８には、トラ
ンスファベベルギヤ３４に噛合するトランスファピニオ
ンギヤ４２が設けられている。
て直角方向にトランスファピニオン軸３８が配設され
る。このトランスファピニオン軸３８は、トランスファ
出口となるものであり、トランスファベベルギヤ３４よ
りもトランスミッション４側に配設され、第１〜２ピニ
オン軸受４０−１〜４０−２によって回転可能に設けら
れている。このトランスファピニオン軸３８には、トラ
ンスファベベルギヤ３４に噛合するトランスファピニオ
ンギヤ４２が設けられている。
【００２０】この第１実施例において、例えば、レフト
入力側軸受１８とレフト入力側シール部材２２との間に
は、所定隙間の幅Ｗでブリーザ空間４４を形成する。こ
のブリーザ空間４４は、図６に示す如く、動力伝達装置
２が車両に搭載された場合に、上方向に指向するもので
ある。
入力側軸受１８とレフト入力側シール部材２２との間に
は、所定隙間の幅Ｗでブリーザ空間４４を形成する。こ
のブリーザ空間４４は、図６に示す如く、動力伝達装置
２が車両に搭載された場合に、上方向に指向するもので
ある。
【００２１】このブリーザ空間４４に対応してレフトケ
ース８−１には、挿着孔４６を形成する。この挿着孔４
６には、ユニオン部材４８が挿着される。
ース８−１には、挿着孔４６を形成する。この挿着孔４
６には、ユニオン部材４８が挿着される。
【００２２】このユニオン部材４８には、図１、４に示
す如く、ブリーザホース５０が接続される。このブリー
ザホース５０の先端側は、上方に延長してエンジンルー
ム内の部位に位置される。このブリーザホース５０の先
端側には、泥水等の浸入を防止するキャップ５２が取付
けられる。
す如く、ブリーザホース５０が接続される。このブリー
ザホース５０の先端側は、上方に延長してエンジンルー
ム内の部位に位置される。このブリーザホース５０の先
端側には、泥水等の浸入を防止するキャップ５２が取付
けられる。
【００２３】また、レフトケース８−１には、図１、６
に示す如く、ブリーザ空間４４に連通して、このブリー
ザ空間４４内でレフト入力側シール部材２２を潤滑して
残ったオイルをトランスファケース８内に導くオイル戻
し孔５４が形成されている。
に示す如く、ブリーザ空間４４に連通して、このブリー
ザ空間４４内でレフト入力側シール部材２２を潤滑して
残ったオイルをトランスファケース８内に導くオイル戻
し孔５４が形成されている。
【００２４】次に、この第１実施例の作用を説明する。
【００２５】トランスファケース８内で圧力が高くなる
とトランスファケース８内の空気と潤滑用のオイルとが
レフト入力側軸受１８からブリーザ空間４４側に移行す
るが、このとき、レフト入力側軸受１８が非接触形シー
ル材付のボールベアリングであることから、空気が容易
に通過するが、大部分のオイルの通過が阻止される。
とトランスファケース８内の空気と潤滑用のオイルとが
レフト入力側軸受１８からブリーザ空間４４側に移行す
るが、このとき、レフト入力側軸受１８が非接触形シー
ル材付のボールベアリングであることから、空気が容易
に通過するが、大部分のオイルの通過が阻止される。
【００２６】そして、レフト入力側軸受１８を通過した
オイルは、ブリーザ空間４４に至り、そして、レフト入
力側シール部材２２を潤滑する。このブリーザ空間４４
内での残りのオイルは、オイル戻り孔５４から戻され
る。
オイルは、ブリーザ空間４４に至り、そして、レフト入
力側シール部材２２を潤滑する。このブリーザ空間４４
内での残りのオイルは、オイル戻り孔５４から戻され
る。
【００２７】一方、ブリーザ空間４４内の空気は、ユニ
オン部材４８からブリーザホース５０に導かれて、エン
ジンルーム内の上部に開放される。
オン部材４８からブリーザホース５０に導かれて、エン
ジンルーム内の上部に開放される。
【００２８】この結果、トランスファ６のブリーザを、
従来のように、オイルが外部に流出するのを防止しつ
つ、特別にブリーザ室やカバー部材等のブリーザ装置を
設けることなく行わせることができ、また、複雑なプラ
グ等のキャップ類も必要がなく、部品点数を低減すると
ともに、構成を簡単にし、しかも、廉価とすることがで
きる。
従来のように、オイルが外部に流出するのを防止しつ
つ、特別にブリーザ室やカバー部材等のブリーザ装置を
設けることなく行わせることができ、また、複雑なプラ
グ等のキャップ類も必要がなく、部品点数を低減すると
ともに、構成を簡単にし、しかも、廉価とすることがで
きる。
【００２９】なお、この第１実施例においては、ブリー
ザ空間４４を、レフト入力側軸受１８とレフト入力側シ
ール部材２２間に形成したが、例えば、ライト入力側軸
受２０とライト入力側シール部材２４間に形成すること
も可能である。
ザ空間４４を、レフト入力側軸受１８とレフト入力側シ
ール部材２２間に形成したが、例えば、ライト入力側軸
受２０とライト入力側シール部材２４間に形成すること
も可能である。
【００３０】図９、１０は、この発明の第２実施例を示
すものである。
すものである。
【００３１】この第２実施例の特徴とするところは、以
下の点にある。即ち、差動機１０２において、デフケー
ス１０４を保持するアクスル側軸受１０６とアクスル側
シール部材１０８との間に、ブリーザ空間１１０を形成
し、このブリーザ空間１１０にはユニオン部材１１２を
連絡し、このユニオン部材１１２にブリーザホース１１
４を接続する。アクスル側軸受１０６は、非接触形シー
ル材付のボールベアリングからなるものである。
下の点にある。即ち、差動機１０２において、デフケー
ス１０４を保持するアクスル側軸受１０６とアクスル側
シール部材１０８との間に、ブリーザ空間１１０を形成
し、このブリーザ空間１１０にはユニオン部材１１２を
連絡し、このユニオン部材１１２にブリーザホース１１
４を接続する。アクスル側軸受１０６は、非接触形シー
ル材付のボールベアリングからなるものである。
【００３２】この第２実施例の構成によれば、第１実施
例における技術を、差動機１０２にも容易に転用するこ
とができる。
例における技術を、差動機１０２にも容易に転用するこ
とができる。
【００３３】図１１は、この発明の第３実施例を示すも
のである。
のである。
【００３４】この第３実施例の特徴とするところは、以
下の点にある。即ち、例えば、レフト入力側軸受１８の
外輪１８ａに連通孔２０２を形成し、この連通孔２０２
に連通する孔部２０４をレフトケース８−１に形成し、
この孔部２０４にはユニオン部材２０６を挿着した。
下の点にある。即ち、例えば、レフト入力側軸受１８の
外輪１８ａに連通孔２０２を形成し、この連通孔２０２
に連通する孔部２０４をレフトケース８−１に形成し、
この孔部２０４にはユニオン部材２０６を挿着した。
【００３５】この第３実施例の構成によれば、ユニオン
部材２０６をレフト入力側軸受１８と重合させて配設す
ることができるので、ブリーザ空間４４の軸方向の幅Ｗ
を小さくし、レフトケース８−１のコンパクト化を図る
ことができる。
部材２０６をレフト入力側軸受１８と重合させて配設す
ることができるので、ブリーザ空間４４の軸方向の幅Ｗ
を小さくし、レフトケース８−１のコンパクト化を図る
ことができる。
【００３６】
【発明の効果】以上詳細な説明から明らかなようにこの
発明によれば、トランスファ入力軸上で軸受とシール部
材との間にブリーザ用空間を形成したことにより、ブリ
ーザ構造のために、別途に部品を不要とし、部品点数を
低減するとともに、構成を簡単にし、また、廉価とし得
る。
発明によれば、トランスファ入力軸上で軸受とシール部
材との間にブリーザ用空間を形成したことにより、ブリ
ーザ構造のために、別途に部品を不要とし、部品点数を
低減するとともに、構成を簡単にし、また、廉価とし得
る。
【図１】図２のトランスファの要部拡大断面図である。
【図２】トランスファの断面図である。
【図３】トンスファの左側面図である。
【図４】動力伝達装置の左側面図である。
【図５】動力伝達装置の右側面図である。
【図６】レフトケースの左側面図である。
【図７】レフトケースの右側面図である。
【図８】図７の要部拡大断面図である。
【図９】第２実施例における差動機の断面図である。
【図１０】図９の要部拡大断面図である。
【図１１】第３実施例におけるトランスファの要部拡大
断面図である。
断面図である。
【図１２】従来におけるブリーザ構造を備えた差動機の
構成図である。
構成図である。
２ 動力伝達装置 ４ トランスミッション ６ トランスファ ８ トランスファケース １６ トランスファ入力軸 １８ レフト入力側軸受 ２２ レフト入力側シール部材 ４４ ブリーザ空間 ５４ オイル戻し孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 3D042 AA06 AB02 AB17 CB02 CB17 CB20 CB24 CC06 CC10 3D043 AA06 AB02 AB17 EA02 EA11 EC01 EC03 ED04 ED06 3J063 AA02 AB01 BA03 BA13 CA06 CD42 CD69 XG07 XG16 XG22 XG31 XG43 XG55
Claims (3)
- 【請求項１】 トランスミッション側からの駆動力を入
力するトランスファ入力軸をトランスファケース内で軸
受に軸支して設け、前記トランスファ入力軸には前記ト
ランスファケース内のシールを果すシール部材を前記軸
受と並列に設け、前記トランスファケース内の上昇した
圧力を逃がすトランスファのブリーザ構造において、前
記トランスファ入力軸上で前記軸受と前記シール部材と
の間にブリーザ用空間を形成したことを特徴とするトラ
ンスファのブリーザ構造。 - 【請求項２】 前記軸受は、非接触形シール材付軸受で
あることを特徴とする請求項１に記載のトランスファの
ブリーザ構造。 - 【請求項３】 前記トランスファケースには、前記ブリ
ーザ用空間に連通するオイル戻し孔を形成したことを特
徴とする請求項１に記載のトランスファのブリーザ構
造。
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| JP29289198A JP2000108703A (ja) | 1998-09-30 | 1998-09-30 | トランスファのブリーザ構造 |
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|---|---|
| JP2000108703A true JP2000108703A (ja) | 2000-04-18 |
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ID=17787729
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- 1998-09-30 JP JP29289198A patent/JP2000108703A/ja active Pending
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- 1999-09-24 DE DE1999145897 patent/DE19945897C2/de not_active Expired - Fee Related
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