JP2000108624A - リーフ式サスペンションブラケット - Google Patents
リーフ式サスペンションブラケットInfo
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- B60G2206/81—Shaping
- B60G2206/8103—Shaping by folding or bending
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- Vehicle Body Suspensions (AREA)
Abstract
規なリーフ式サスペンションブラケットの提供。 【解決手段】 リーフ式サスペンションcの端部を軸支
する軸支部2と、この軸支部2をシャーシフレームbの
サイドメンバkの側面から支持する上部支持部3と、上
記軸支部2をサイドメンバkの底面側から支持する下部
支持部4とを一枚の板材5を折り畳むことにより一体成
形すると共に、上記軸支部2を上記板材5を二枚重ねに
して形成する。これによって各部材を別個に製作して組
立のための溶接をする場合に比べて製作が容易になると
共に、強度が要求される軸支部2を容易に補強すること
ができる。
Description
られるリーフ式サスペンションをシャーシフレームに取
り付けるためのリーフ式サスペンションブラケットに関
するものである。
車軸aは、シャーシフレームbのサイドメンバkに取り
付けられたリーフ式サスペンションcによって懸架され
ている。
り、複数枚の板バネdを重ね合わせ、その両端部を通常
逆さアーチ状にサイドメンバk側に架け渡したものであ
り、その中央部で車軸aを支持すると共に、この車軸a
を支持する板バネdが上下に撓むことで車軸a側に加わ
る衝撃を緩衝する働きを成している。
の端部をサイドメンバk側に支持するブラケットeは、
図9に示すように、上記サスペンションcの端部を図示
しない連結ピンによって軸支すべく下向きコ字形の軸支
部gと、この軸支部gの上面側をサイドメンバkの側面
から支持する上部支持部hと、上記軸支部gの側面側を
サイドメンバkの底面側から支持する下部支持部iとの
3つの部材から構成されている。
jを図示しないボルトやリベット等によって断面矩形状
のサイドメンバkの側面に取り付けると共に、下部支持
部iを同じくボルトやリベットによってサイドメンバk
の底面側に取り付けることによって軸支部gをサイドメ
ンバk側に支持固定するようになっている。
構造をした従来のリーフ式サスペンションブラケットe
は、鋼板等の板材を用いて3つの部材、すなわち、軸支
部gと上部支持部hと下部支持部iとをそれぞれ別個に
加工製作した後、図示するようにそれぞれ溶接によって
連結して組み立てられるようになっている。そのため、
製作に際しては先ずそれぞれの部品を別々に加工するた
めにそれぞれ単独にて板材の購入及び管理を行い、且つ
単独にブランク素形材や成形のプレス加工を行わなけれ
ばならず相当の工数,工程を要していた。
と上部支持部hと下部支持部iとの溶接作業が必要とな
るが、複数部品の溶接作業には、組み付ける部品の相互
位置精度を向上させ且つ安定させるために専用の組付け
治具を必要とするため、この治具製作及び摩耗による修
正等に多大な費用と時間を要し、製品開発期間の長期化
の要因となったり、治具修正のための生産調整等によっ
て生産性悪化の要因ともなっていた。
構造においては多くの問題があり、生産効率の向上及び
製作コストの削減を達成することが困難であった。
一体化するということも考えられるが、従来の場合、ブ
ラケットeを構成する部材のうち、特に軸支部gのピン
孔f,fの周囲には大きな負荷が掛かることから、この
軸支部gの板厚を他の部材よりも厚くする必要があり、
その結果、少なくとも2種類以上の板材が必要となるた
め、一体化しようとする場合、ブラケットe全体の板厚
を厚くする必要があり、ブラケットe全体の重量が嵩む
と共に、材料コストも高くなってしまうといった欠点が
あった。
解決するために案出されたものであり、その目的は、製
作が容易で且つ製造コストを低減できる新規なリーフ式
サスペンションブラケットを提供するものである。
に本発明は、リーフ式サスペンションの端部を軸支すべ
くシャーシフレームのサイドメンバ側面から車輌外側へ
略水平に延長した位置にある軸支部と、この軸支部をシ
ャーシフレームの側面から支持する上部支持部と、上記
軸支部をシャーシフレームの底面側から支持する下部支
持部とからなるリーフ式サスペンションブラケットにお
いて、上記軸支部と上部支持部と下部支持部とを一枚の
板材を折り畳むことにより一体成形すると共に、上記軸
支部を上記板材を二枚重ねにして形成したものである。
ットを構成する軸支部と上部支持部と下部支持部とを一
枚の板材を折り畳んで一体成形することにより、従来の
ような複数部品の製作や組立のための溶接作業が不要と
なるため、生産効率を大幅に向上させることができる。
上記板材を二枚重ねにして形成することで、従来のよう
に2種類以上の板材を用いることなく、強度が要求され
る軸支部の強度を容易に向上することができる。
態を添付図面を参照しながら説明する。
ンブラケット1の実施の一形態を示す上面斜視図、図2
はその下面側斜視図、図3はその使用状態を示す状態図
である。
ョンブラケット1は、上述したリーフ式サスペンション
cの端部を軸支する軸支部2と、この軸支部2をシャー
シフレームbのサイドメンバkの側面から支持する上部
支持部3と、この軸支部2をサイドメンバkの底面側か
ら支持する下部支持部4とから構成されており、これら
はそれぞれ連続した一体構造を成している。
位置した下向きコ字形をした部材であり、その対向面に
はリーフ式サスペンションcの端部を軸支する図示しな
い連結ピンを貫通させるピン孔2a,2aが形成されて
いる。
3は、くさび状をした本体部3aの縁部にフランジ部3
bを取り付けたものであり、このフランジ部3bを図示
しないボルトやリベット等によってサイドメンバkの側
面に取り付けることで軸支部2をサイドメンバkの側面
から吊り下げるように支持するようになっている。
ら略水平に設けられており、その延出端部側を同じく図
示しないボルトやリベット等によってサイドメンバkの
底面に取り付けることで軸支部2をサイドメンバkの底
面側から支持するようになっている。また、図示するよ
うに、この下部支持部4には軸支部2との連結部付近に
くさび状に下方に隆起したビード4a,4aが設けられ
ており、同部を補強するようになっている。
上部支持部3側の本体部3a斜面側から連続しており、
下部支持部4は軸支部2の側面からそれぞれ連続した構
造となっている。従って、このリーフ式サスペンション
ブラケット1は一枚の板材を立体的に折り畳んで一体成
形されており、いずれも相互に連続した構造になってい
る。
だ二重構造となっており、他の部材よりも強度が高くな
るように構成されている。また、この軸支部2の上面と
上部支持部3の本体部3a,及び同軸支部2の側面と下
部支持部4,さらに上部支持部3のフランジ部3bと下
部支持部4とはそれぞれ溶接により相互に連結されてい
る。
ョンブラケット1にあっては、一枚の板材を用い、全体
が連続した一体構造となっているため、従来のリーフ式
サスペンションブラケットのように複数部品の個別製作
が省略されると共に、組立のための溶接作業が殆ど不要
となり、製作が容易となる。
二枚重ねにして形成することで、2種類以上の板厚の異
なる板材を用いることなく、その部分の強度を容易に向
上することができる。
ペンションブラケット1の成形方法について説明する。
き機によって図4に示すような形状をした板材5を形成
する。尚、この時、後述する成形時に必要となるロケー
ションホールH,H…を所定の箇所に必要に応じて穿孔
しておく。
部に位置する略矩形板をした第一基板6の端部に短冊状
をした連結板7を備えると共に、この連結板7の端部に
略菱形をした第二基板8を連続して形成したものであ
り、以下に示すような成形方法によって、この第二基板
8が上述した上部支持部3を、連結板7が軸支部2を、
第一基板6が下部支持部4をそれぞれ形成するようにな
っている。
プレス機に設置し、各部材に形成された複数の折り畳み
線S1〜S7をそれぞれ所定の角度で図5及び図6に示
すように谷折り或いは山折りして立体的に折り畳むこと
で図7に示すようなプレス成形品Pが完成される。
述したように、軸支部2と上部支持部3、軸支部2と下
部支持部4、上部支持部3と下部支持部4とをそれぞれ
溶接により固定することで図1に示すような本発明のリ
ーフ式サスペンションブラケット1が得られることにな
る。
7との境界線となる折り畳み線S1を約135°図中谷
折りすると共に、その上方の折り畳み線S2を90°山
折りすることで下部支持部4が形成される。尚、上述し
たような下部支持部4にくさび状のビート4a,4aを
設ける場合には、この時に同時に成形することになる。
板7に一定の間隔を隔てて形成された折り畳み線S3,
S3をそれぞれ90°ずつ山折りすると共に、その下部
の折り畳み線S4を約135°谷折りする。また、これ
と同時に、連結板7と第二基板8との境界線となる折り
畳み線S5を約45°谷折りすることで図5に示すよう
な第一プリフォーム品P1が形成される。尚、この時、
折り畳み線S5の曲げ角度は、連結板7の中央面(折り
畳み線S3,S3にて挟まれた面)と第二基板8とは互
いに直角、もしくは鈍角をなすように設定する。
フォーム品P1を別の金型がセットされたプレス機、或
いは別の金型に交換したプレス機にセットした後、第二
基板8の折り畳み線S6,S6をそれぞれ90°谷折り
すると共に、折り畳み線S7,S7,S7を90°山折
りすることで上部支持部3が形成されると共に図6に示
すような第二プリフォーム品P2が形成される。
フォーム品P2を別の金型がセットされたプレス機、或
いは別の金型に交換したプレス機にセットした後、上述
した折り畳み線S1と、同じく折り畳み線S4を同時に
それぞれ180°谷折りすることで両側面が折り畳みに
より、二枚重ねになった軸支部2が形成される。
孔2a,2aを穿孔し、さらに上部支持部3のフランジ
部3bに適当な数のボルト孔3c(本実施の形態にあっ
ては6個)と、上部支持部4に同じく適当な数のボルト
孔4b(本実施の形態にあっては2個)をそれぞれプレ
ス機等にて穿孔することによって、図7に示すようなプ
レス成形品Pが完成される。
述したように、この軸支部2の上面と上部支持部3の本
体部3a、同軸支部2の側面と下部支持部4、また上部
支持部3のフランジ部3bと下部支持部4とをそれぞれ
溶接により固定することで、図1に示すような本発明の
リーフ式サスペンションブラケット1が得られる。
ーフ式サスペンションブラケット1にあっては、全ての
部材2,3,4が相互に連続した一体構造となっている
ため、従来のようにそれぞれの部材を別個に製造して組
み立てる場合に比べて製造が容易となり、優れた生産効
率を発揮することができる。
孔2a,2a部分は、板材5が重ね合わさって形成され
ているため、従来のように厚板を使用した場合と同様に
優れた強度を発揮することが可能となって信頼性の高い
リーフ式サスペンションブラケット1を得ることができ
る。
すような優れた効果を発揮することができる。
れていることから、従来のような各部材の製作と溶接作
業が不要となるため、生産効率を大幅に向上させること
ができる。
ため、単価を安くすることができる。
枚重ねで形成されていることから、厚板を用いた従来の
ものと同程度以上の強度を発揮することができる。
得られるため、形状の自由度が確保される。
トの実施の一形態を示す上面側斜視図である。
トの実施の一形態を示す下面側斜視図である。
トの取付け状態を示す概念図である。
トの展開図である。
トを折り畳み成形する際の第一プリフォーム品を示す斜
視図である。
トを折り畳み成形する際の第二プリフォーム品を示す斜
視図である。
トのプレス成形品を示す斜視図である。
り付け状態を示す概念図である。
例を示す斜視図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 リーフ式サスペンションの端部を軸支す
べくシャーシフレームのサイドメンバ側面から車輌外側
へ略水平に延長した位置にある軸支部と、この軸支部を
シャーシフレームの側面から支持する上部支持部と、上
記軸支部をシャーシフレームの底面側から支持する下部
支持部とからなるリーフ式サスペンションブラケットに
おいて、上記軸支部と上部支持部と下部支持部とを一枚
の板材を折り畳むことにより一体成形すると共に、上記
軸支部を上記板材を二枚重ねにして形成したことを特徴
とするリーフ式サスペンションブラケット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28237998A JP4146009B2 (ja) | 1998-10-05 | 1998-10-05 | リーフ式サスペンションブラケット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28237998A JP4146009B2 (ja) | 1998-10-05 | 1998-10-05 | リーフ式サスペンションブラケット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2000108624A true JP2000108624A (ja) | 2000-04-18 |
JP4146009B2 JP4146009B2 (ja) | 2008-09-03 |
Family
ID=17651640
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28237998A Expired - Fee Related JP4146009B2 (ja) | 1998-10-05 | 1998-10-05 | リーフ式サスペンションブラケット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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Cited By (6)
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---|---|---|---|---|
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-
1998
- 1998-10-05 JP JP28237998A patent/JP4146009B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4146009B2 (ja) | 2008-09-03 |
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