JP2000106728A - 農産物収穫機 - Google Patents

農産物収穫機

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JP2000106728A
JP2000106728A JP10286775A JP28677598A JP2000106728A JP 2000106728 A JP2000106728 A JP 2000106728A JP 10286775 A JP10286775 A JP 10286775A JP 28677598 A JP28677598 A JP 28677598A JP 2000106728 A JP2000106728 A JP 2000106728A
Authority
JP
Japan
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conveyor
endless
digging
agricultural product
agricultural products
Prior art date
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Pending
Application number
JP10286775A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Takizawa
芳則 滝沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Matsuyama Plow Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Matsuyama Plow Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsuyama Plow Manufacturing Co Ltd filed Critical Matsuyama Plow Manufacturing Co Ltd
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  • Harvesting Machines For Root Crops (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 掘取りコンベヤ13の無端搬送体17上に農産物
Aをスムーズに送り込むとともに無端搬送体17上の農産
物Aを支えて搬送でき、農産物Aが掘取り刃16側の前下
方に転がり落ちることを確実に防止できる農産物収穫機
を提供する。 【解決手段】 農産物Aを掘取る掘取り刃16を先端部に
有しこの掘取り刃16にて掘取られた農産物Aを載置して
後側上方に向かって搬送する回行移動する無端搬送体17
を有する掘取りコンベヤ13と、この掘取りコンベヤ13の
無端搬送体17の搬送側の上方に離間対向して設け対向す
る側の移動方向を同一方向として回行移動し掘取り刃16
にて掘取られた農産物Aを無端搬送体17上に送り込むと
ともに、この無端搬送体17上の農産物Aを支えて回行す
る複数の送込み体45を有する搬送補助コンベヤ14とを具
備する。送込み体45は土排除孔62を有する。送込み体45
は弾性板63にて形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は農産物収穫機に係
り、たとえば、こんにゃく芋等の塊茎類の農産物を収穫
するものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の農産物収穫機としては、
たとえば、農産物を掘取る掘取り刃を設け、この掘取り
刃の後方にこの掘取り刃にて掘取られた農産物を後上方
に向かって搬送する掘取りコンベヤを設け、この掘取り
コンベヤの搬出端部の後方にこの掘取りコンベヤの搬出
端部から搬出される農産物を収容するコンテナを設け、
前記掘取りコンベヤは、農産物を載置して後上方に向か
って搬送する回行自在の無端搬送体及びこの無端搬送体
に所定の間隔をおいてこの無端搬送体の農産物を載置す
る載置面上に突出して農産物を支える複数の支持突起を
有する構成が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の農産物収穫
機の構成では、掘取り刃にて農産物を土ごと掘取るた
め、掘取り刃上にて土が前方に押し寄せられて掘取り刃
上に盛り上がり、農産物を無端搬送体上にスムーズに載
置できないことがあり、また、複数の支持突起にて掘取
りコンベヤの無端搬送体上に搬入された農産物が掘取り
刃側の前側下方に向かって転がり落ちることを防止する
ものであるが、その農産物が小さいときは支持突起に支
えられて後側上方に向かって搬送されるが、その農産物
が大きいときは無端搬送体の振動等により大きい農産物
が支持突起を乗り越えて掘取り刃側の前下方に向かって
転がり落ち農産物を損傷するおそれがあり、さらに、無
端搬送体は農産物を載置する載置面上に複数の支持突起
が突出されているため、これら支持突起が掘取り刃側で
は土中を回行するので土圧を受けて無端搬送体の回行を
妨げる抵抗となり易い、という問題がある。
【0004】本発明は、このような課題に鑑みてなされ
たもので、掘取りコンベヤの無端搬送体上に農産物をス
ムーズに送り込むことができるとともに、無端搬送体上
の農産物を支えて搬送でき、無端搬送体上の農産物が掘
取り刃側の前側下方に向かって転がり落ちることを確実
に防止できる農産物収穫機を提供することを目的とする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の農産物収
穫機は、農産物を掘取る掘取り刃を先端部に有しこの掘
取り刃にて掘取られた農産物を後側上方に向かって搬送
する回行移動する無端搬送体を有する掘取りコンベヤ
と、この掘取りコンベヤの無端搬送体の搬送側の上方に
離間対向して設けられ対向する側の移動方向を同一方向
として回行移動され前記掘取り刃にて掘取られた農産物
を前記無端搬送体上に送り込むとともに、この無端搬送
体上の農産物を支えて回行する搬送補助コンベヤとを具
備したものである。
【0006】そして、掘取り刃にて農産物が掘取られる
と、これらの農産物が搬送補助コンベヤにて掘取りコン
ベヤの無端搬送体上に送り込まれるとともに、これらの
農産物が搬送補助コンベヤにて支えられて掘取りコンベ
ヤの無端搬送体にて後上方に向かって搬送される。
【0007】このとき、搬送補助コンベヤは掘取りコン
ベヤの無端搬送体と対向する側が同一方向に向かって移
動されることにより、この搬送補助コンベヤにて農産物
が掘取りコンベヤの無端搬送体上にスムーズに送り込ま
れるとともに、これらの農産物が確実に支えられ掘取り
刃側の前側下方に向かって転がり落ちることがなく掘取
りコンベヤの無端搬送体にて後上方に向かって確実に搬
送される。そして、農産物が転がり落ちることがないの
で、農産物が擦られて損傷することが防止される。
【0008】請求項2記載の農産物収穫機は、請求項1
記載の農産物収穫機において、搬送補助コンベヤは、無
端搬送体の両側端部の上方に離間位置して相対して回行
移動する一対の無端回行体と、この一対の無端回行体間
に所定の間隔をおいて設けられ前記無端搬送体上に農産
物を送り込むとともに、これら農産物を支えて移行する
複数の送込み体と、を有するものである。
【0009】そして、掘取り刃にて農産物が掘取られる
と、これらの農産物が搬送補助コンベヤの各送込み体に
て掘取りコンベヤの無端搬送体上にスムーズに送り込ま
れるとともに、これらの農産物が各送込み体にて確実に
支えられ掘取り刃側の前側下方に向かって転がり落ちる
ことがなく掘取りコンベヤの無端搬送体にて後側上方に
向かって確実に順次搬送される。
【0010】請求項3記載の農産物収穫機は、請求項2
記載の農産物収穫機において、一対の無端回行体は、相
対してそれぞれの無端回行体側に向かって回動可能に支
持された支持アームをそれぞれ有し、送込み体は、前記
相対する支持アームにて支持されているものである。
【0011】そして、掘取り刃にて農産物が掘取られる
ことにより掘取り刃上に盛り上がった土により送込み体
が押圧されると、この送込み体を支持した相対する支持
アームが無端回行体側に向かってそれぞれ回動され、こ
の送込み体が盛り上がった土を避けながら移動され、こ
の送込み体にて農産物が掘取りコンベヤの無端搬送体上
に送り込まれる。
【0012】請求項4記載の農産物収穫機は、請求項2
または3記載の農産物収穫機において、送込み体は、複
数の土排除孔を有するものである。
【0013】そして、送込み体にて農産物が掘取りコン
ベヤの無端搬送体上に送り込まれるとき、また、送込み
体にて農産物が支えられて掘取りコンベヤの無端搬送体
にて後側上方に向かって搬送されるとき、この送込み体
にて農産物とともに送り込まれた土はこの送込み体の複
数の土排除孔から排除される。したがって、掘取りコン
ベヤの無端搬送体上に多量の土を送り込んで搬送するこ
とが防止される。
【0014】請求項5記載の農産物収穫機は、請求項2
乃至4のいずれかに記載の農産物収穫機において、送込
み体は、弾性板にて形成されているものである。
【0015】そして、掘取り刃にて農産物が掘取られる
ことにより掘取り刃上に盛り上がったときの土により弾
性板が押圧されると、この弾性板が弾性変形して盛り上
がった土を避けながら移行され、この弾性板にて農産物
が掘取りコンベヤの無端搬送体上に送り込まれる。ま
た、弾性板が弾性変形することにより、農産物が損傷さ
れることなく掘取りコンベヤの無端搬送体上に送り込ま
れる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して説明する。
【0017】1は自走式の農産物収穫機で、この農産物
収穫機1は、収穫機本体2と、この収穫機本体2に設け
られた農産物搬送装置3と、を備えている。
【0018】前記収穫機本体2は、機体4を有し、この
機体4にクローラ5が設けられている。また、前記機体
4上に前記クローラ5及び前記農産物搬送装置3を作動
させるエンジン及び燃料タンク等を含む原動機(図示し
ない)が搭載されているとともに、前記機体4の一側上
部に前記原動機を操作して前記クローラ5及び前記農産
物搬送装置3を作動させる操縦機器を有する操縦席(図
示しない)が設けられている。
【0019】また、前記機体4の両側上部に相対して側
枠6がそれぞれ一体に立設され、この相対する側枠6間
に位置して前記機体4上に支枠7が一体に立設され、こ
の支枠7に前記農産物搬送装置3から搬出される農産物
Aを後方に向かって搬送する搬送コンベヤ8が設けられ
ている。さらに、前記機体4の後端部に門型状のガイド
フレーム9が一体に立設され、このガイドフレーム9に
前記搬送コンベヤ8から搬出される農産物Aを収容する
コンテナを載置する荷台板が昇降自在に設けられるよう
になっている。
【0020】前記搬送コンベヤ8は、前記支枠7に固定
された前後方向に延在したコンベヤフレーム10を有し、
このコンベヤフレーム10の前端部に左右方向に延在した
従動ローラ11が回転自在に軸支され、前記コンベヤフレ
ーム10の後端部に左右方向に延在した駆動ローラ(図示
しない)が回転自在に軸支され、前記前後の従動ローラ
11と駆動ローラとの間にベルト状の無端搬送体12が回行
自在に掛け回されている。
【0021】そして、前記駆動ローラは前記原動機から
の出力により回転駆動されるとともに、この駆動ローラ
にて前記無端搬送体12が前記機体4の後端側の後方に向
かって回行されるようになっている。
【0022】つぎに、前記農産物搬送装置3は、農産物
Aを掘取るとともにこれら農産物Aを後側上方に向かっ
て搬送する掘取りコンベヤ13と、この掘取りコンベヤ13
の上方に離間対向して設けられ対向する側の移動方向を
同一方向として回行移動されこの掘取りコンベヤ13上に
農産物Aを送り込むとともに、掘取りコンベヤ13上の農
産物Aを支えて回行する搬送補助コンベヤ14とを有して
いる。
【0023】つぎに、前記掘取りコンベヤ13は、前記機
体4の前端部に後上方に向かって傾斜して設けられた前
後方向に延在したコンベヤフレーム15を有し、このコン
ベヤフレーム15には農産物Aを掘取る掘取り刃16を先端
部に有しこの掘取り刃16にて掘取られた農産物Aを載置
して後側上方に向かって搬送する回行移動する無端搬送
体17を有している。
【0024】前記掘取り刃16は、前記コンベヤフレーム
15の先端部に前下方に向かって傾斜した状態で固定さ
れ、この掘取り刃16は先端側に刃先18を有し、この掘取
り刃16の後端側に土をふるい落とす間隔19を形成して並
設するとともに、農産物Aを前記無端搬送体17上に案内
する棒状の複数のガイド20を有している。なお、前記コ
ンベヤフレーム15は先端部に前記掘取り刃16を前側下方
に向かって傾斜した状態に固定した掘取り刃固定側板15
a を有し、この掘取り刃固定側板15a は前記コンベヤフ
レーム15の先端部に固定されている。
【0025】前記無端搬送体17は、前記コンベヤフレー
ム15の先端近傍部に回転自在に軸支された左右方向に延
在する従動ローラ21と、前記コンベヤフレーム15の後端
部に回転自在に軸支された左右方向に延在する駆動ロー
ラ22との間に回行移動可能に掛け回されている。
【0026】また、無端搬送体17は、前記前後の従動ロ
ーラ21と駆動ローラ22との両端部間に相対して掛け回さ
れた一対の無端ベルト23と、この一対の無端ベルト23間
に土をふるい落とす間隔24をあけて並設された左右方向
に延在する複数の搬送杆25とにて形成されている。
【0027】そして、前記駆動ローラ22は前記原動機か
らの出力により回転駆動されるとともに、この駆動ロー
ラ22にて前記無端搬送体17が前記機体4の後端側の後側
上方に向かって回行されるようになっている。
【0028】さらに、前記コンベヤフレーム15にこのコ
ンベヤフレーム15の前後方向に所定の間隔をおいて前記
無端搬送体17の搬送側の回行上部17a の移動を案内し、
かつ、この回行上部17a に振動を与える複数の振動ロー
ラ26がそれぞれ回転自在に軸支され、前記コンベヤフレ
ーム15にこのコンベヤフレーム15の前後方向に所定の間
隔をおいて前記無端搬送体17の回行下部17b の移動を案
内する複数のガイドローラ27がそれぞれ回転自在に軸支
されている。
【0029】また、前記コンベヤフレーム15は、前後方
向の略中間下部及び後端下部の左右ににブラケット28,
29がそれぞれ固定され、この中間下部の左右のブラケッ
ト28に支軸30にて支持アーム31の一端部がそれぞれ回動
自在に軸支され、この左右の支持アーム31の他端部が前
記機体4の前端左右部に突設された連結突部32に支軸33
にてそれぞれ回動自在に軸支されている。また、前記コ
ンベヤフレーム15の後端下部の左右のブラケット29に前
記搬送コンベヤ8のコンベヤフレーム10の前端左右部に
突設された連結突部34がそれぞれ支軸35にて回動自在に
軸支されている。
【0030】そして、前記機体4の前端部に前記左右の
支持アーム31と前記コンベヤフレーム10の前端部の左右
に突設された連結突部34とにより、前記コンベヤフレー
ム15が後側上方に向かって傾斜した状態に支持されてい
るとともに、このコンベヤフレーム15に設けられた前記
無端搬送体17は前記掘取り刃16側が低く前記搬送コンベ
ヤ8側が高く傾斜した状態で農産物Aを載置して後側上
方に向かって搬送するようになっている。
【0031】また、前記クローラ5の前端側機枠の左右
にシリンダー装置36の本体37がそれぞれ支軸38にて回動
自在に軸支され、この左右のシリンダー装置36のロッド
39の先端部に支持片40の一端部がそれぞれ支軸41にて回
動自在に軸支され、この左右の支持片40の他端部に前記
左右の支持アーム31の略中間部がそれぞれ支軸42にて回
動自在に軸支されている。
【0032】そして、前記左右のシリンダー装置36のロ
ッド39がそれぞれの本体37に対して進退されることによ
り、前記左右の支持アーム31がそれぞれ支軸33を中心に
上下方向に回動され、前記掘取りコンベヤ13のコンベヤ
フレーム15が前後動され、前記掘取り刃16が土中を進行
する所定の深さに深浅調節されるようになっている。
【0033】なお、非作業時等の移動時には前記左右の
シリンダー装置36のロッド39がそれぞれの本体37に対し
て伸長されることにより、前記掘取りコンベヤ13のコン
ベヤフレーム15が持上げられ、このコンベヤフレーム15
の先端部の前記掘取り刃16が地上に離間した状態に持上
げられるようになっている。
【0034】つぎに、前記搬送補助コンベヤ14は、前記
掘取りコンベヤ13のコンベヤフレーム15の上方に離間位
置してこのコンベヤフレーム15に固定された前後方向に
延在したコンベヤフレーム43を有し、このコンベヤフレ
ーム43に前記掘取りコンベヤ13の無端搬送体17の両側端
部の上方に離間対向して相対して設けられこの無端搬送
体17の搬送側の回行上部17a に対向する側の移動方向を
同一方向として回行移動される一対の無端回行体44と、
この一対の無端回行体44間に所定の間隔をおいて設けら
れ前記無端搬送体17の搬送側の回行上部17a に農産物A
を送り込むとともに、これら農産物Aを支えて移動する
複数の送込み体45とを有している。
【0035】前記一対の無端回行体44は、前記コンベヤ
フレーム15の先端近傍部の従動ローラ21の上方に位置し
て前記コンベヤフレーム43の先端部に相対して回転自在
に軸支された左右の従動輪46と、前記コンベヤフレーム
15の後端部の駆動ローラ22の上方に位置して前記コンベ
ヤフレーム43の後端部に相対して回転自在に軸支された
左右の駆動輪47との間に回行自在に掛け回されている。
【0036】すなわち、前記一対の無端回行体44のう
ち、その一方の無端回行体44は、一方側の前後の従動輪
46とこの従動輪46に対向した前記駆動輪47との間に回行
移動可能に掛け回され、他方の無端回行体44は、他方側
の前後の従動輪46とこの従動輪46に対向した前記駆動輪
47との間に回行移動可能に掛け回されている。
【0037】前記一対の無端回行体44は、無端チェーン
48にてそれぞれ形成され、前記従動輪46及び前記駆動輪
47は前記無端チェーン48を回行移動可能に掛け回したス
プロケット49,50にてそれぞれ形成されている。
【0038】また、前記一対の無端チェーン48は、所定
の間隔をおいて相対してそれぞれの無端チェーン48側に
向かって回動可能に支持された支持アーム58をそれぞれ
有している。すなわち、前記一対の無端チェーン48には
所定の間隔をおいてこの無端チェーン48の相対する位置
のリンクプレート51の両側部に互いに反対方向に向かっ
て略水平状に突出した連結板52がそれぞれ形成され、こ
れら連結板52に略コ字形状に形成されたブラケット53の
天板部54が複数の固定ねじ55にてそれぞれ固定され、こ
れらブラケット53の相対する側板部56間に支軸57がそれ
ぞれ挿通軸支されている。
【0039】また、前記各支軸57の一端部に前記支持ア
ーム58がそれぞれ回動自在に軸支され、前記各ブラケッ
ト53の支軸57にコイルばね59がそれぞれ巻回され、これ
らコイルばね59の一端部59a がそれぞれのブラケット53
の天板部54に係合されているとともに、これらコイルば
ね59の他端部59b がそれぞれの支持アーム58に係合され
ている。
【0040】そして、前記コイルばね59にてそれぞれの
支軸57を中心として支持アーム58がそれぞれ付勢支持さ
れ、これら支持アーム58は前記掘取りコンベヤ13の無端
搬送体17の回行上部17a に移行した状態ではそれぞれの
無端チェーン48側に向かって回動可能に支持されてい
る。
【0041】つぎに、前記複数の送込み体45は、前記掘
取りコンベヤ13の無端搬送体17の幅方向すなわち左右方
向に延在した横長矩形板状に形成された板状本体60を有
し、この板状本体60の上端部にはこの板状本体60に沿っ
て左右方向に延在した複数の中空パイプ状の補強材61が
それぞれ固定されている。また、前記板状本体60は所定
の間隔をあけてこの板状本体60の略全面に亘って開口し
た複数の土排除孔62をそれぞれ有している。前記複数の
送込み体45は、土圧を受けたとき弾性変形可能なゴム板
等の弾性板63にてそれぞれ形成されている。
【0042】また、前記複数の補強材61の両端部間に固
定板64がそれぞれ固定され、この両端部の固定板64の中
間部及びこの固定板64の中間部に対向する位置の前記送
込み体45すなわち弾性板63の両端近傍部に挿入溝65がそ
れぞれ形成されている。
【0043】また、前記弾性板63の両端部の挿入溝65に
前記一対の無端チェーン48の相対する位置の支持アーム
58の先端部に形成された連結板部66がそれぞれ挿入さ
れ、これら支持アーム58の連結板部66に前記複数の補強
材61の両端部がそれぞれ挿通されている。また、前記複
数の補強材61の両端部間の固定板64と前記相対する位置
の支持アーム58の先端部とは前記弾性板63の両端近傍部
を挟持する状態で複数の固定ねじ67にて固定されてい
る。
【0044】そして、前記複数の送込み体45すなわち弾
性板63は前記一対の無端チェーン48の相対する位置の支
持アーム58の先端部にそれぞれ支持されている。そし
て、これら複数の弾性板63は、前記掘取り刃16上に移動
したときはこの掘取り刃16にて掘取られた農産物Aを無
端搬送体17の搬送側の回行上部17a に送り込むようにな
っており、また、前記掘取りコンベヤ13の無端搬送体17
の回行上部17a に移行した状態ではこれら複数の弾性板
63の下端部が無端搬送体17の回行上部17a に近接し、か
つ、この無端搬送体17の回行上部17a に対して略交差す
る状態で農産物Aを支えてこの無端搬送体17の回行上部
17a に沿って移動されるようになっている。
【0045】また、これら複数の弾性板63が盛り上がっ
た土等で押圧されたときは、これら複数の弾性板63は前
記コイルばね59に抗してそれぞれの支軸57を中心として
回動される支持アーム58により無端チェーン48側に向か
って回動して盛り上がった土等から回避するようになっ
ている。
【0046】つぎに、前記搬送補助コンベヤ14の左右の
駆動輪47は前記掘取りコンベヤ13の駆動ローラ22の駆動
系に連動媒体68を介して連動連結され、この掘取りコン
ベヤ13の駆動ローラ22は前記搬送コンベヤ8の駆動系に
連動媒体69を介して連動連結され、この搬送コンベヤ8
は前記機体4に設けられた図示しない原動機に連動媒体
を介して連動連結されている。
【0047】そして、前記搬送コンベヤ8の無端搬送体
12は前記機体4の後端側の後方に向かって回行移動さ
れ、前記掘取りコンベヤ13の無端搬送体17は回行上部17
a が前記搬送コンベヤ8側の後方に向かって回行移動さ
れ、さらに、前記搬送補助コンベヤ14すなわちこの搬送
補助コンベヤ14の複数の弾性板63は前記掘取りコンベヤ
13の無端搬送体17の搬送側の回行上部17a の移動方向と
同一方向に回行移動され、かつ、この搬送補助コンベヤ
14の一対の無端チェーン48及び複数の弾性板63は前記掘
取りコンベヤ13の無端搬送体17の搬送側の回行上部17a
と同速で回行移動されるようになっている。
【0048】つぎに、70は畝追従装置で、この畝追従装
置70は、前記搬送コンベヤ8のコンベヤフレーム15に取
り付けられる機枠71と、この機枠71に設けられ畝に追従
して走行する接地輪72と、この接地輪72を上下動調節す
るシリンダー装置73とを有している。
【0049】前記機枠71は、可動フレーム74と、リンク
機構75とを有し、前記可動フレーム74は、前記掘取り刃
16の前上方に位置して左右方向に延在した前側フレーム
部76と、この前側フレーム部76の両端部に相対して固定
され前後方向に延在した両側フレーム部77とを有して平
面視略コ字形状に形成されている。そして、前記両側フ
レーム部77が前記コンベヤフレーム15の両側部に支軸78
にて上下方向に回動自在に軸支されている。
【0050】また、前記可動フレーム74の両側フレーム
部77の両端部に上下方向に延在した支持アーム79がそれ
ぞれ固定され、これら支持アーム79の下端部に前記掘取
り刃16の前方に位置して前記接地輪72がそれぞれ回転自
在に軸支され、これら接地輪72は前記掘取り刃16に先行
して畝溝に接地し畝に追従して走行するようになってい
る。
【0051】また、前記リンク機構75は、両側に配置す
る第1のリンク片80と、両側に配置する第2のリンク片
81とを有し、前記第1のリンク片80の一端部は前記コン
ベヤフレーム15の先端部の掘取り刃固定側板15a に支軸
82にてそれぞれ回動自在に軸支され、これら第1のリン
ク片80の他端部に支軸83にて前記第2のリンク片81の一
端部がそれぞれ回動自在に軸支され、これら第2のリン
ク片81の他端部間に左右方向に延在した連杆84の両端部
がそれぞれ固定され、前記両側の第2のリンク片81の他
端部が前記可動フレーム74の前側フレーム部76の両端部
に支軸85にてそれぞれ回動自在に軸支されている。
【0052】さらに、前記シリンダー装置73の本体86が
前記両側フレーム部77の一方側に支軸87にて回動自在に
軸支され、このシリンダー装置73の本体86に対して進退
自在のロッド(図示せず)の先端部が前記一方側の第2
のリンク片81に回動自在に軸支されている。
【0053】そして、前記シリンダー装置73のロッドが
本体86に対して進退されることにより、前記リンク機構
75を介して前記可動フレーム74が前記両側の掘取り刃固
定側板15a の支軸82を中心として上下方向に回動される
とともに、この可動フレーム74の前側フレーム部76の両
端部の支持アーム79に軸支された両側の接地輪72がそれ
ぞれ上下動され、この両側の接地輪72がそれぞれ畝溝に
接地し畝に追従して走行する所定の位置に調節されるよ
うになっている。また、両側の接地輪72がそれぞれ上下
動調節されることにより、前記掘取り刃16が農産物Aを
掘取る所定の掘取り位置に深浅調節されるようになって
いる。
【0054】つぎに、88は前記掘取り刃16の前方に位置
して畝上の茎葉、枯れた茎葉、草等の雑物を排除する雑
物排除装置で、この雑物排除装置88は、前記畝追従装置
70の可動フレーム74の前側フレーム部76の両側に離間し
て固定される可動機枠89と、これら可動機枠89に固定さ
れる排除機構90とを有している。
【0055】前記可動機枠89は、前記前側フレーム部76
に固定された上下方向に延在する第1の固定リンク91
と、この第1の固定リンク91と平行で前記排除機構90に
固定される上下方向に延在する第2の固定リンク92と、
前記第1の固定リンク91と第2の固定リンク92との上端
部に支軸93にてそれぞれ回動自在に軸支された前後方向
に延在する第1の可動リンク94と、この第1の可動リン
ク94と平行で前記第1の固定リンク91と第2の固定リン
ク92との下端部に支軸95にてそれぞれ回動自在に軸支さ
れた前後方向に延在する第2の可動リンク96と、を有し
て可動自在の平行四辺形状に形成され、この平行四辺形
状の対角位置の前記支軸93に一端部が回動自在に軸支さ
れているとともに、他端側を前記支軸95に着脱可能に軸
支し可動機枠89を可動不能に固定する第3の固定リンク
97とを有している。
【0056】また、前記第3の固定リンク97は、他端側
にこの第3の固定リンク97の長さ方向に所定の間隔をお
いて前記支軸95に選択的に軸支される複数の軸挿通孔98
を有している。
【0057】そして、前記前側フレーム部76に対して両
側の可動機枠89にて排除機構90をそれぞれ上下動調節
し、これら可動機枠89が可動変形した状態で、前記第3
の固定リンク97の他端側の選択した一つの軸挿通孔98に
前記支軸95をそれぞれ挿通することにより、両側の可動
機枠89がそれぞれ固定されるとともに、排除機構90が固
定されるようになっている。
【0058】前記排除機構90は、前記両側の可動機枠89
の第2の固定リンク92をそれぞれ固定した左右方向に延
在する断面矩形状の固定フレーム99と、この固定フレー
ム99に固定され畝上の雑物を排除する雑物排除レーキ体
100 と、前記固定レーム99に前記雑物排除レーキ体100
の上端部を挟持した状態で固定する固定板101 と、を有
している。
【0059】前記雑物排除レーキ体100 は、前記固定レ
ーム99の長さ方向に所定の間隔をおいて並設固定されこ
の固定フレーム99から下方の畝上に向かって延在する弾
性変形可能な複数の雑物排除棒102 をそれぞれ有してい
る。
【0060】これら複数の雑物排除棒102 は、ピアノ線
等の線条材にてそれぞれ形成され、これら雑物排除棒10
2 の上端部が前記固定フレーム99と前記固定板101 との
間に挟持した状態で固定され、これら雑物排除棒102 の
下端部がそれぞれ畝の上面土中に僅かに入り込む自由端
部103 とされ、さらに、これら雑物排除棒102 の上部に
雑物排除棒102 を環状に巻回して形成された弾性リング
部104 をそれぞれ有している。そして、前記複数の雑物
排除棒102 は前記弾性リング部104 にて弾性変形可能に
形成されている。
【0061】つきに、前記実施の形態の作用を説明す
る。
【0062】農産物Aを栽培した畝の端部の両側の畝溝
に農産物収穫機1の畝追従装置70の両側の接地輪72及び
クローラ5をそれぞれ接地してこの畝を跨ぐように農産
物収穫機1を移動した状態を収穫作業のスタート位置と
する。
【0063】また、農産物Aを掘取る畝の状況等により
掘取りコンベヤ13の先端部の掘取り刃16を深浅調節する
必要があるときは、収穫機本体2側の両側のシリンダー
装置36をそれぞれ作動してこれらシリンダー装置36の本
体37に対してロッド39が進退されると、これらロッド39
に連動される支持片40にて両側の支持アーム31がそれぞ
れ支軸33を中心として上下方向に回動される。
【0064】そして、これら支持アーム31にて収穫機本
体2側のブラケット29の支軸35を中心として農産物搬送
装置3が上下方向に回動され、この農産物搬送装置3の
掘取りコンベヤ13の先端部の掘取り刃16が農産物Aを掘
取る所定の深さに深浅調節される。
【0065】また、畝追従装置70の両側部の接地輪72を
高さ調節する必要があるときは、畝追従装置70のシリン
ダー装置73をそれぞれ作動してこのシリンダー装置73の
本体86に対してロッド(図示せず)が進退されると、こ
のロッドに連動される連杆84に固定された可動フレーム
74が収穫機本体2側の両側の支軸78を中心として上下方
向に回動されるとともにリンク機構75が回動され、この
可動フレーム74の前側フレーム部76にて両側部の接地輪
72がそれぞれ上下動される。
【0066】そして、この両側部の接地輪72がそれぞれ
高さ調節され、この両側部の接地輪72が農産物Aを掘取
る所定の深さに深浅調節された掘取り刃16の進行深度を
維持するゲージ輪として畝溝にそれぞれ接地する。
【0067】さらに、雑物排除装置88の雑物排除レーキ
体100 を高さ調節する必要があるときは、雑物排除装置
88の両側の可動機構89に設けた第3の固定リンク97の他
端側を第1の固定リンク91の下端部の支軸95からそれぞ
れ外す。そして、排除機構90を上下動調節することによ
り、両側の可動機構89の第1の可動リンク94及び第2の
可動リンク96がそれぞれ上下に回動されて両側の可動機
構89がそれぞれ可変可動される。
【0068】そして、この排除機構90の各雑物排除棒10
2 の下端部の自由端部103 が畝の上面部の土中に僅かに
入り込む状態に位置されたとき、両側の可動機構89に設
けた第3の固定リンク97の他端側の軸挿通孔98に第1の
固定リンク91の下端部の支軸95を挿通することにより、
これら第3の固定リンク97にて両側の可動機構89がそれ
ぞれ可変可動不能に固定されるとともに、この両側の可
動機構89にて排除機構90の各雑物排除棒102 の自由端部
103 が畝の上面土中に僅かに入り込む状態に固定され
る。
【0069】つぎに、農産物収穫機1がクローラ5によ
り前進されると、この農産物収穫機1の両側の接地輪72
が畝に追従して回転進行し、この両側の接地輪72により
農産物収穫機1が畝に沿って前進される。また、農産物
収穫機1が前進されるとともに、この農産物収穫機1の
機体4に設けられた原動機が作動されると、原動機から
の出力により、搬送コンベヤ8の無端搬送体12が回行さ
れ、この無端搬送体12の農産物Aを載置して搬送する搬
送側の回行上部が農産物収穫機1の前進と反対側の後方
に向かって回行移動される。
【0070】また、搬送コンベヤ8の無端搬送体12が回
行移動されると、この無端搬送体12の回行に連動される
連動媒体68,69にて掘取りコンベヤ13の無端搬送体17並
びに搬送補助コンベヤ14の相対する無端回行体44及び各
送込み体45がそれぞれ同速で回行移動される。
【0071】そして、掘取りコンベヤ13の無端搬送体17
の農産物Aを載置して搬送する搬送側の回行上部17a が
後側上方に向かって回行移動され、また、搬送補助コン
ベヤ14の相対する無端回行体44及び各送込み体45が掘取
りコンベヤ13の無端搬送体17の搬送側の回行上部17a の
移動方向と同一方向に向かってこの無端搬送体17の搬送
側の回行上部17a と同速で回行移動される。
【0072】すなわち、各送込み体45が掘取りコンベヤ
13の無端搬送体17の搬送側の回行上部17a に対向した状
態では、各送込み体45の下端部が掘取りコンベヤ13の無
端搬送体17の搬送側の回行上部17a に近接する状態で、
これら各送込み体45が掘取りコンベヤ13の無端搬送体17
の搬送側の回行上部17a と同一方向の後側上方に向かっ
て同速で回行される。
【0073】つぎに、農産物収穫機1が前進されること
により、排除機構90の各雑物排除棒102 の下端部の自由
端部103 が畝の上面部の土中に僅かに入り込む状態で前
進され、これら各雑物排除棒102 下端部にて畝の上面部
の枯れ葉、草等の雑物が順次前方に向かって押し寄せら
れながら畝の上面部から排除される。
【0074】そして、各雑物排除棒102 は下端部の自由
端部103 が畝の上面部の土中に僅かに入り込む状態で前
進されるため、雑物が畝の上面部から確実に排除され、
また、このとき、各雑物排除棒102 は下端部の自由端部
103 が土等の抵抗を受けると、それぞれの弾性リング部
104 にて前後方向に弾性変形して前進され、これら各雑
物排除棒102 下端部にて畝の上面部の雑物が畝の上面部
から確実に排除され、さらに、各雑物排除棒102 の下端
部の自由端部103 は畝の上面部の土中に僅かに入り込む
状態で前進しても、農産物Aは畝の上面部より土中深く
で成育しているため、これら各雑物排除棒102 の下端部
の自由端部103 にて農産物Aを損傷することがない。
【0075】そして、掘取り刃16の刃先18が土中を所定
の深さで進行してこの掘取り刃16にて農産物Aが順次掘
取られ、これら農産物Aが掘取り刃16の各ガイド20にて
各間隔19から土をふるい落としながら掘上げられるとと
もに、搬送補助コンベヤ14の各送込み体45にて掘取りコ
ンベヤ13の無端搬送体17の搬送側の回行上部17a 上に順
次送り込まれて載置され、これらの農産物Aが搬送補助
コンベヤ14の各送込み体45にて支えられて掘取りコンベ
ヤ13の無端搬送体17の回行上部17a にて後側上方に向か
って搬送される。
【0076】このとき、排除機構90の各雑物排除棒102
の下端部にて畝の上面部から枯れ葉、草等の雑物が排除
されていることにより、掘取りコンベヤ13の無端搬送体
17の搬送側の回行上部17a に枯れ葉、草等の雑物が送り
込まれることがない。
【0077】また、搬送補助コンベヤ14の各送込み体45
は掘取りコンベヤ13の無端搬送体17の搬送側の回行上部
17a の移動方向と同一方向に向かって回行移動されてい
るので、これら各送込み体45にて農産物Aが掘取りコン
ベヤ13の無端搬送体17の回行上部17a 上にスムーズに送
り込まれて載置され、これらの農産物Aが各送込み体45
にて確実に支えられ掘取り刃16側の前側下方に向かって
転がり落ちることがなく、掘取りコンベヤ13の無端搬送
体17にて後側上方に向かって確実に搬送される。そし
て、これら農産物Aが転がり落ちることがないので、こ
れら農産物Aが擦られて損傷することが防止される。
【0078】また、各農産物Aが各送込み体45にて支え
られて掘取りコンベヤ13の無端搬送体17にて後側上方に
向かって搬送されるとき、この無端搬送体17の回行上部
17aが各振動ローラにて振動されることにより、各農産
物Aとともに無端搬送体17の回行上部17a 上に送り込ま
れ土塊及び各農産物Aの付着した土が無端搬送体17の各
搬送杆25の間の各間隔24からふるい落とされる。そし
て、各農産物Aは無端搬送体17の回行上部17a の各搬送
杆25にて土がふるい落とされながら後側上方に向かって
確実に搬送される。
【0079】また、搬送補助コンベヤ14の一対の無端回
行体44は、相対してそれぞれの無端回行体44側に向かっ
て回動可能に支持された支持アーム58をそれぞれ有し、
各送込み体45は、前記相対する支持アーム58にて支持さ
れているので、掘取り刃16にて農産物Aが掘取られるこ
とにより掘取り刃16上に盛り上がった土により送込み体
45が押圧されると、この送込み体45を支持した相対する
支持アーム58がそれぞれコイルばね59に抗して無端回行
体44側に向かって回動され、この送込み体45が盛り上が
った土を避けながら移動する。
【0080】そして、この送込み体45が盛り上がった土
を通過するとともにコイルばね59にてそれぞれの支持ア
ーム58が復帰回動され、これら支持アーム58にて送込み
体45が掘取りコンベヤ13の無端搬送体17の回行上部17a
上に近付く方向に回動され、この送込み体45にて掘取り
コンベヤ13の無端搬送体17の回行上部17a 上に農産物A
が確実に送り込まれる。
【0081】すなわち、掘取り刃16上に盛り上がった土
量が少量のときは、コイルばね59にて付勢支持されてい
る支持アーム58の送込み体45にて土ごと農産物Aが掘取
りコンベヤ13の無端搬送体17の回行上部17a 上に送り込
まれるが、掘取り刃16上に盛り上がった土量が所定量よ
り多いときは、その盛り上がった土により送込み体45が
押圧され、この送込み体45がコイルばね59に抗して盛り
上がった土を避けながら移動し、盛り上がった土を通過
するとともにコイルばね59にて復帰回動される支持アー
ム58にて送込み体45が回動され、この送込み体45にて農
産物Aが確実に送り込まれる。
【0082】さらに、搬送補助コンベヤ14の各送込み体
45は、複数の土排除孔62を有するので、これら送込み体
45にて農産物Aが掘取りコンベヤ13の無端搬送体17の回
行上部17a 上に送り込まれるとき、また、これら送込み
体45にて農産物Aが支えられて掘取りコンベヤ13の無端
搬送体17の回行上部17a にて後側上方に向かって搬送さ
れるとき、これら送込み体45にて農産物Aとともに送り
込まれた土はこれら送込み体45の複数の土排除孔62から
無端搬送体17の回行上部17a の回行移動方向と反対側の
前方側に順次排除される。したがって、掘取りコンベヤ
13の無端搬送体17の回行上部17a 上に多量の土を送り込
んで搬送することが防止される。
【0083】また、搬送補助コンベヤ14の各送込み体45
は、弾性板63にて形成されているので、掘取り刃16にて
農産物Aが掘取られることにより掘取り刃16上に盛り上
がった土により弾性板63が押圧されると、この弾性板63
が弾性変形して盛り上がった土を避けながら移動される
とともに、この弾性板63にて農産物Aが掘取りコンベヤ
13の無端搬送体17の回行上部17a 上に送り込まれる。ま
た、弾性板63が弾性変形することにより、農産物Aが損
傷されることなく掘取りコンベヤ13の無端搬送体17の回
行上部17a 上に送り込まれる。
【0084】また、掘取りコンベヤ13の無端搬送体17
は、相対する無端ベルト23と、これら無端ベルト23間に
所定の間隔24をおいて並設した複数の搬送杆25とを有し
て形成され、これら複数の搬送杆25の位置より突出して
農産物Aの搬送時に農産物Aを支える突起部材を有しな
いので、これら搬送杆25が掘取り刃16側で土中を移動し
て後側上方に向かって折り返し回行移動するとき、これ
ら搬送杆25すなわち無端搬送体17の回行移動を妨げる抵
抗が少なく、無端搬送体17が後側上方に向かってスムー
ズに折り返し回行移動される。
【0085】そして、各農産物Aが各送込み体45にて支
えられて掘取りコンベヤ13の無端搬送体17にて後側上方
に向かって搬送され、各農産物Aが掘取りコンベヤ13の
無端搬送体17の搬出端部から搬送コンベヤ8の無端搬送
体12上に搬出され、この無端搬送体12にて各農産物Aが
後方に向かって搬送される。そして、各農産物Aは無端
搬送体12の搬出端部から機体4に設けられたコンテナ等
に搬出されてコンテナ等に収容される。
【0086】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、掘取りコンベ
ヤの無端搬送体の上方に離間対向してこの掘取りコンベ
ヤの掘取り刃にて掘取られた農産物をこの無端搬送体上
に送り込むとともに、この無端搬送体上の農産物を支え
て回行する搬送補助コンベヤを回行自在に設けたので、
この搬送補助コンベヤにて掘取りコンベヤの無端搬送体
上に農産物をスムーズに確実に送り込むことができると
ともに、この無端搬送体上の農産物を確実に支えて後側
上方に向かって搬送することができ、この無端搬送体上
の農産物が掘取り刃側の前側下方に向かって転がり落ち
ることを確実に防止でき、農産物が損傷されることを防
止できる。
【0087】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加え、掘取り刃にて掘取られた農産物が搬送補
助コンベヤの各送込み体にて掘取りコンベヤの無端搬送
体上に確実に送り込んで載置することができるととも
に、各送込み体にて各農産物を確実に支えて掘取り刃側
の前側下方に向かって転がり落ちることなく掘取りコン
ベヤの無端搬送体にて後側上方に向かって確実に搬送で
きる。
【0088】請求項3の発明によれば、請求項2の発明
の効果に加え、掘取り刃にて農産物が掘取られることに
より掘取り刃上に盛り上がった土により送込み体が押圧
されると、この送込み体を支持した相対する支持アーム
が無端回行体側に向かってそれぞれ回動され、この送込
み体が盛り上がった土を避けながら移動でき、この送込
み体にて農産物を掘取りコンベヤの無端搬送体上に確実
に送り込むことができる。
【0089】請求項4の発明によれば、請求項2または
3の発明の効果に加え、送込み体にて農産物が掘取りコ
ンベヤの無端搬送体上に送り込まれるとき、また、送込
み体にて農産物が支えられて掘取りコンベヤの無端搬送
体にて後側上方に向かって搬送されるとき、この送込み
体にて農産物とともに送り込まれた土はこの送込み体の
複数の土排除孔から排除できる。したがって、掘取りコ
ンベヤの無端搬送体上に多量の土を送り込んで搬送する
ことが防止できる。
【0090】請求項5の発明によれば、請求項2乃至4
のいずれかの発明の効果に加え、掘取り刃にて農産物が
掘取られることにより掘取り刃上に盛り上がった土によ
り弾性板が押圧されると、この弾性板が弾性変形して盛
り上がった土を避けながら移動でき、この弾性板にて農
産物を掘取りコンベヤの無端搬送体上に確実に送り込む
ことができ、この弾性板が弾性変形することにより、農
産物を損傷することなく掘取りコンベヤの無端搬送体上
に送り込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す農産物収穫機の搬
送装置を示す側面図である。
【図2】同上一部の拡大平面図である。
【図3】同上搬送補助コンベヤの一部の拡大斜視図であ
る。
【図4】同上農産物収穫機の斜視図である。
【符号の説明】
13 掘取りコンベヤ 14 搬送補助コンベヤ 16 掘取り刃 17 無端搬送体 44 無端回行体 45 送込み体 58 支持アーム 62 土排除孔 63 弾性板 A 農産物

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 農産物を掘取る掘取り刃を先端部に有し
    この掘取り刃にて掘取られた農産物を後側上方に向かっ
    て搬送する回行移動する無端搬送体を有する掘取りコン
    ベヤと、この掘取りコンベヤの無端搬送体の搬送側の上
    方に離間対向して設けられ対向する側の移動方向を同一
    方向として回行移動され前記掘取り刃にて掘取られた農
    産物を前記無端搬送体上に送り込むとともに、この無端
    搬送体上の農産物を支えて回行する搬送補助コンベヤ
    と、を具備したことを特徴とする農産物収穫機。
  2. 【請求項2】 搬送補助コンベヤは、無端搬送体の両側
    端部の上方に離間位置して相対して回行移動する一対の
    無端回行体と、この一対の無端回行体間に所定の間隔を
    おいて設けられ前記無端搬送体上に農産物を送り込むと
    ともに、これら農産物を支えて移行する複数の送込み体
    と、を有することを特徴とする請求項1記載の農産物収
    穫機。
  3. 【請求項3】 一対の無端回行体は、相対してそれぞれ
    の無端回行体側に向かって回動可能に支持された支持ア
    ームをそれぞれ有し、送込み体は、前記相対する支持ア
    ームにて支持されていることを特徴とする請求項2記載
    の農産物収穫機。
  4. 【請求項4】 送込み体は、複数の土排除孔を有するこ
    とを特徴とする請求項2または3記載の農産物収穫機。
  5. 【請求項5】 送込み体は、弾性板にて形成されている
    ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の農
    産物収穫機。
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