JP2000106502A - 無線機用アンテナ - Google Patents

無線機用アンテナ

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JP2000106502A
JP2000106502A JP11192906A JP19290699A JP2000106502A JP 2000106502 A JP2000106502 A JP 2000106502A JP 11192906 A JP11192906 A JP 11192906A JP 19290699 A JP19290699 A JP 19290699A JP 2000106502 A JP2000106502 A JP 2000106502A
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antenna
rod
housing
shaped antenna
helical
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JP11192906A
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Yoshimi Egashira
良水 江頭
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HOKO DENSHI KK
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/12Supports; Mounting means
    • H01Q1/22Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles
    • H01Q1/24Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set
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  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 棒状アンテナを無線機の筐体外に引き出した
状態では、人体の影響が少なく、電波を水平方向に近い
角度で放射できるとともに、棒状アンテナを筐体内に収
納した状態では、不要輻射を生じることのない無線機用
アンテナを提供する。 【解決手段】 電気長がλ/4のヘリカルアンテナ20
と、ヘリカルアンテナ20の中空部内を通しての筐体内
に出入自在とされた電気長が略3λ/8の誘導性リアク
タンスを有する棒状アンテナ10とを、棒状アンテナ1
0を筐体50から引き出した状態では、棒状アンテナ1
0の誘導性リアクタンスと相殺される容量性リアクタン
スを有する静電結合部30で電気的に結合する。棒状ア
ンテナ10を筐体50内に収納した状態では、連結部材
12の下部12aの長さが、下部12aがヘリカルコイ
ル21内に全長に亘って貫入し、ヘリカルアンテナ20
と棒状アンテナ10の電気的な結合を切断するだけの長
さに設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線機用アンテナ
に関し、より詳細には、例えばセルラー方式或いはPH
S(Personl Handy Phone System)等の携帯電話システ
ム等に利用される無線機用アンテナに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】今日、セルラー方式或いはPHS等の携
帯電話システムが広く普及している。そして、この種の
システムに使用される無線機(電話)は、近年益々小型
軽量化が進んでおり、これに使用されるアンテナも無線
機の小形軽量化に伴ってより小形のものが要求されてい
る。
【0003】従来、この種の無線機用アンテナとして、
交信を行うとき、電界強度が弱いところでは無線機の筐
体から棒状アンテナを引き出して使用し、携帯時には持
ち歩きに便利なように棒状アンテナを筐体内に収納し、
ヘリカルアンテナのみで着信を待機する引出し収納自在
のアンテナが一般に知られている。
【0004】例えば、図11に示すように、棒状アンテ
ナ70の主体を成す導体71の先端部に絶縁性の連結部
材72および導電性の継ぎ手82を介してヘリカルアン
テナ80の主体を成すヘリカルコイル81を配設したア
ンテナが知られている(以下、「従来例1のアンテナ」
という)。使用周波数の波長をλとしたとき、棒状アン
テナ70の電気長はλ/4近傍に設定され、ヘリカルア
ンテナ80の電気長はλ/4に設定されている。この従
来例1のアンテナを無線機の筐体50から引き出したと
きには(図11(A))、無線機の回路基板40に設け
られた給電点41より接続導子42を通り金属製の保持
部材91および止め具92を介して給電された高周波電
流が棒状アンテナ70を励振する。導体71の先端部に
配設されたヘリカルコイル81は連結部材92により絶
縁されているので、給電点41より給電された高周波電
流は連結部材92で阻止されてヘリカルアンテナ80を
励振しない。すなわち、アンテナを筐体50から引き出
した状態では、棒状アンテナ70のみから電波が放射さ
れ、ヘリカルアンテナ80からは電波が放射されない。
【0005】一方、棒状アンテナ70を筐体50内に収
納したときは(図11(B))、無線機の給電点41よ
り接続導子42を通り導電性の継ぎ手82を介して給電
された高周波電流はヘリカルアンテナ80を励振する。
筐体50内に収納されている棒状アンテナ70は連結部
材72で高周波電流が阻止されるので励振されない。
【0006】すなわち、この従来例1のアンテナは、棒
状アンテナ70を筐体50から引出して使用する場合に
は、電気長がλ/4近傍の棒状アンテナ70のみで送受
信を行い、棒状アンテナ70を筐体50内に収納して使
用する場合には、電気長がλ/4のヘリカルアンテナ8
0のみで送受信を行うようになっている。
【0007】また、図12に示すように、導体11の先
端部に導電性の継ぎ手73のみを介してヘリカルコイル
81を配設したアンテナも知られている(以下、「従来
例2のアンテナ」という)。棒状アンテナ74は導体7
1と継ぎ手73とから成り、その電気長は導体71と継
ぎ手73を含めてλ/2に設定されている。ヘリカルコ
イル81からなるヘリカルアンテナ80の電気長はλ/
4に設定されている。
【0008】導体71とヘリカルコイル81は継ぎ手7
3で電気的に接続されているため、この従来例2のアン
テナを筐体50から引き出した状態では(図12
(A))、給電点41より接続導子42を通り金属製の
保持部材91および止め具92を介して給電された高周
波電流が、棒状アンテナ74を励振するとともにヘリカ
ルアンテナ80も励振する。棒状アンテナ74の電気長
はλ/2であり、ヘリカルアンテナ80の電気長はλ/
4であるので、棒状アンテナ74を筐体50から引き出
した状態では、棒状アンテナ74とヘリカルアンテナ8
0の合計の電気長は3λ/4となる。
【0009】一方、このアンテナを筐体50内に収納し
た状態では(図12(B))、無線機の給電点41より
接続導子42を通り継ぎ手73を介して給電された高周
波電流はヘリカルアンテナ80だけでなく、筐体50内
に収納されている棒状アンテナ74をも励振する。
【0010】すなわち、この従来例2のアンテナは、棒
状アンテナ74を筐体50から引出して使用する場合に
は、電気長がλ/2の棒状アンテナ3と電気長がλ/4
のヘリカルアンテナ4とを同時に励振して電気長が3λ
/4のアンテナとして送受信を行い、棒状アンテナ74
を筐体50内に収納して使用する場合には、電気長がλ
/2の棒状アンテナ74と電気長がλ/4のヘリカルア
ンテナ80が並列的に作動して送受信を行うようになっ
ている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】周知のように、電気長
がλ/4の棒状アンテナの垂直面内放射は、水平方向に
対し下方に向き、水平方向における感度低下の原因とな
る。したがって、電気長がλ/4の棒状アンテナ70を
有する従来例1のアンテナは、この感度低下という問題
を有する。また、棒状アンテナ70は接地型アンテナと
なるため、無線機を耳に当てて使用するとき人体の影響
を受けインピーダンス特性等が変動するという問題があ
る。
【0012】さらに、従来例1のアンテナにおいては、
棒状アンテナ70を筐体50から引き出した状態では、
ヘリカルアンテナ80が棒状アンテナ70を筐体50に
出し入れするためのつまみとして機能するにすぎず、ア
ンテナ全体の形態の大きさに対し効率が悪い。
【0013】また、細径で良好な弾性をもつ部材を使用
して導体71を製造するのが一般的であるため、その先
端部に質量の大きいヘリカルコイル81が配設されてい
ることは、外圧により振動を生じやすく、その振幅は大
きく、機械的,電気的雑音を生じやすく、保持部材91
の保持力の劣化を生む虞れもある。
【0014】また、この従来例1のアンテナの連結部材
72は屈曲強度に問題があり、その長さによっては繰返
し屈曲されることにより破断する。屈曲耐久を改善する
ためには長さを長くする等の手段を必要とするが、これ
では物理的に棒状アンテナ70の全長が長くなり、収納
時に筐体内に収納できないという問題が生じる。
【0015】一方、周知のように、電気長が3λ/4の
アンテナの垂直面内放射は、水平方向に対し2方向に分
割され主放射は上向きとなり副放射として僅かに水平方
向に残る。したがって、棒状アンテナ74を引き出した
ときに電気長が3λ/4のアンテナとして送受信を行う
ようにした従来例2のアンテナにおいては、棒状アンテ
ナ74を筐体50から引き出した状態では、結果とし
て、前記の水平方向においては感度が低下するという問
題がある。また、この従来例2のアンテナは、従来例1
のアンテナと同様、接地型アンテナとなるため、無線機
を耳に当てて使用するとき人体の影響を受け、インピー
ダンス特性等が変動するという問題がある。
【0016】また、この従来例2のアンテナの長さは従
来例1のアンテナの長さの2倍近くになり、従来例1と
同様、細径で良好な弾性をもつ部材を使用して導体11
を製造するのが一般的であり、加えてその先端部に従来
例1と殆ど同量のヘリカルコイル81が配設されている
ため、更に外圧により振動を生じやすく、その振幅は大
きく、機械的,電気的雑音を生じやすく、保持具の保持
力の劣化を生む虞れもある。また、この従来例2のアン
テナは、収納したときの棒状アンテナ74の電気長が長
いため、近年の小型化が進む筐体に物理的に収納できな
いという問題も生じる。
【0017】さらに、棒状アンテナ74を筐体50内に
収納したときは、ヘリカルアンテナ80だけでなく、筐
体50内に収納されている棒状アンテナ74も励振され
るため、筐体50内にも電波を放射し得るので、例えば
着信或いは電界強度の強いところで使用すると、棒状ア
ンテナ74から無線機内にも不要電波が放射され(以
下、「不要輻射」という)、干渉を起こす等筐体50内
の電気回路に悪影響をおよぼすという問題がある。これ
を防止するためには、棒状アンテナ74を収納する部分
を電波的に遮蔽する等の格別の手段が必要であるが、こ
のことは無線機の小型軽量化に逆行するものである。
【0018】従来例1および2のアンテナが有する問
題、特に棒状アンテナを筐体から引き出した状態での電
気長および筐体内に収納した状態での不要輻射に関する
問題を解消するため、棒状アンテナの電気長を3λ/
8,ヘリカルアンテナの電気長をλ/4とするととも
に、棒状アンテナが筐体外へ引き出されたときには、導
体の基端部とヘリカルコイルの基端部とが給電部に共通
に接続されて共働するようにし、棒状アンテナが筐体内
に収納されたときにはヘリカルアンテナのみが給電部に
接続されるようにしたアンテナが提案されている(特開
平8−23216号参照;以下、「従来例3のアンテ
ナ」という)。
【0019】しかしながら、この従来例3のアンテナ
は、アンテナ工学上成立し得ない問題を有している。す
なわち「棒状アンテナ素子が筐体外へ引き出されたとき
には、棒状アンテナ素子(導体)の基端部とヘリカルア
ンテナ素子(ヘリカルコイル)の基端部とが給電部に共
通に接続される。このため両アンテナが共働し」とある
が、電気長がλ/4のヘリカルアンテナのインピーダン
スは公称Z=R±j0であり、他方電気長が3λ/8の
棒状アンテナのインピーダンスはZ=R+jXであるた
め、両アンテナを両基端部で接続すると電気的に並列接
続となり、両アンテナを仮定としてR=50Ωとすると
合成インピーダンスは、ZT =50/2+jX=25+
jXとなり、また棒状アンテナの誘導リアクタンス+j
Xを打ち消すための手段が明確でないため、アンテナと
しての基本インピーダンスZ=50±j0が成立せず、
したがってアンテナとして成立しない。
【0020】また、図11および図12に示すように、
従来例1および2のいずれのアンテナも、金属製の保持
部材91等が給電部41の至近に配設されているため、
該保持部材91と給電部41との間でアンテナ工学上無
視することのできない大きさの浮遊静電容量が形成され
ることになり、インピーダンス整合上支障を生じる。す
なわち、携帯無線電話に割り当てられている使用周波数
帯域が広帯域である今日、インピーダンス整合を工夫す
ることによりこの広帯域化に対応しようとすれば、前記
浮遊静電容量が形成されると、広帯域化に対応すること
が困難になる。また、浮遊静電容量が形成されると、利
得や感度が低下するという問題もある。
【0021】さらに、棒状アンテナを筐体50内に収納
した状態で無線機を誤って床上に落とした場合、ヘリカ
ルアンテナ80の根本に集中衝撃荷重が加わりヘリカル
アンテナ80が破損する虞れもある。かかる事故に遭遇
した場合、アンテナ部を取り替え交換することになる
が、この場合、保持部材91を筐体50より離脱して棒
状アンテナとヘリカルアンテナの両方を交換しなければ
ならず、修理に要する費用負担が多大なものとなる。
【0022】そこで、従来例1〜3のアンテナが有する
問題を解消するために、種々の格別の手段が講じられて
いるのが実状であるが、その手段は、一般に無線機の小
型軽量化に対して逆行する要素を含んでいるものであ
る。
【0023】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、無線機の小型軽量化に伴う制約された条件、特に
棒状アンテナの長さが、それを筐体内に容易に収納可能
な長さであるという条件の下で、該棒状アンテナを筐体
外に引き出して使用する場合には、人体の影響が少な
く、且つ電波を水平方向に近い角度で放射するための電
気長を確保することができる無線機用アンテナを提供す
ることを目的とするものである。
【0024】また、本発明は、棒状アンテナを筐体内に
収納して使用する場合に、棒状アンテナが不要輻射を生
じることのない無線機用アンテナを提供することを目的
とするものである。
【0025】また、本発明は、無線機の給電部近傍から
金属物を排除し、この金属物を介して生じる浮遊静電容
量をアンテナ工学上無視できるようにして良好なインピ
ーダンス特性を実現し、併せて浮遊静電容量による利得
や感度の低下を改善することができる無線機用アンテナ
を提供することを目的とするものである。
【0026】さらに、本発明は、無線機の使用周波数帯
域の広帯域化に容易に対応することができる無線機用ア
ンテナを提供することを目的とするものである。
【0027】さらにまた、本発明は、機械的強度におい
ても局部的に集中応力が加わり破損に繋がることが使用
途上で生じることがなく、また仮に破損してもその修理
に要する費用の低減を図ることができる無線機用アンテ
ナを提供することを目的とするものである。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明による第1の無線
機用アンテナは、無線機の筐体壁部に配設され基端が無
線機の給電部に接続された電気長がλ/4(λは使用周
波数の波長)のヘリカルアンテナと、該ヘリカルアンテ
ナの中空部内を通して前記無線機の筐体内に出入自在と
された、電気長が略3λ/8の誘導性リアクタンスを有
する棒状アンテナとを備え、棒状アンテナを無線機筐体
から引き出したとき、該棒状アンテナの基端部とヘリカ
ルアンテナの先端部とが誘導性リアクタンスと相殺され
る容量性リアクタンスを有する静電結合部で電気的に結
合されていることを特徴とするものである。
【0029】ここで「無線機の筐体壁部に配設され」と
は、棒状アンテナがヘリカルアンテナの中空部内を通し
て無線機の筐体内に出入自在とされるように、筐体の壁
部に配設されることを意味し、無線機の筐体内中央近傍
以外であれば、筐体の壁部近傍の何れの場所であっても
よく、また、例えば筐体に突出部を設けその突出部に配
設するものであってもよい。
【0030】本発明による第1の無線機用アンテナは、
棒状アンテナを筐体内に出入りさせるための絶縁性のつ
まみと、該つまみと棒状アンテナを連結するための絶縁
性の連結部材とが、棒状アンテナの先端部に、インサー
ト成形により一体成形されて設けられているのが望まし
い。
【0031】ここで「棒状アンテナの先端部」とは、棒
状アンテナの筐体外に出る側を意味し、筐体内に入る側
を意味するものではない。
【0032】この場合、連結部材の長さは、棒状アンテ
ナの筐体内への収納時に、該連結部材がヘリカルアンテ
ナ内に全長に亘って貫入し、該ヘリカルアンテナと棒状
アンテナの電気的な結合を切断するだけの長さに設定さ
れていることが望ましい。
【0033】さらに、本発明による第1の無線機用アン
テナは、無線機の筐体の上面の一部に突出部を設け、該
突出部の上部に棒状アンテナを筐体から引き出したとき
に該棒状アンテナの下部を保持する保持部を設け、ヘリ
カルアンテナを突出部内空間に棒状アンテナと同心状に
且つ該棒状アンテナの基端と間隔をおいて位置するよう
に配設するのが望ましい。
【0034】本発明による第2の無線機用アンテナは、
棒状アンテナがヘリカルアンテナの中空部内を通して無
線機の筐体内に出入自在とされているか否かを問題とし
ないタイプの無線機用アンテナであって、無線機の筐体
壁部に配設され基端が無線機の給電部に接続された電気
長がλ/4(λは使用周波数の波長)のヘリカルアンテ
ナと、電気長が略3λ/8の誘導性リアクタンスを有す
る棒状アンテナとを備え、ヘリカルアンテナと棒状アン
テナとが、棒状アンテナの使用時に、該棒状アンテナの
基端部とヘリカルアンテナの先端部とが間隔をおいて誘
導性リアクタンスと相殺される容量性リアクタンスを有
する静電結合部で電気的に結合されるように構成されて
いることを特徴とするものである。
【0035】この第2の無線機用アンテナにおいては、
棒状アンテナを、無線機の筐体から突出した使用位置と
筐体の一部に沿って倒伏した不使用位置の間を起伏自在
なものとするのが好ましい。
【0036】ここで、「筐体の一部に沿って」とは、
「無線機の筐体の外部において、この筐体の何れかの面
に沿って」という意味である。また棒状アンテナが不使
用位置にある場合には、該棒状アンテナへの給電が切断
されるものであるのが好ましいが、必ずしも該棒状アン
テナへの給電が切断されるものである必要はなく、筐体
の一部に沿って倒伏した状態で、棒状アンテナとヘリカ
ルアンテナとが共働するものであってもよい。
【0037】上記第1および第2の無線機用アンテナの
静電結合部は、機械的構造により形成されたものである
ことが望ましい。ここで「機械的構造により形成され
た」とは、いわゆるコンデンサといわれる電気部品を使
用せずに、例えば金属板を近接対向して配設することに
より静電結合させるが如く、棒状アンテナの基端とヘリ
カルアンテナの先端とを近接配置することにより静電結
合させることを意味する。
【0038】本発明による第1および第2の無線機用ア
ンテナは、棒状アンテナを保持する金属製保持部材と給
電部との距離を、両者間で形成される浮遊静電容量が略
ゼロとなるような大きさに設定するのが好ましい。
【0039】ここで「浮遊静電容量が略ゼロとなる」と
は、浮遊静電容量の大きさが自体が略ゼロであることを
意味するものではなく、浮遊静電容量の大きさが、アン
テナ工学上、これを無視できるような大きさであること
を意味する。また、金属製保持部材の「金属製」には、
全てが金属で製造されていることだけではなく、金属と
金属以外のものとの混合物で製造されていることも含
む。
【0040】また本発明による第1および第2の無線機
用アンテナは、棒状アンテナの共振周波数とヘリカルア
ンテナの共振周波数とが、複同調特性を有するように設
定されているものとすればより好ましい。
【0041】ここで、「複同調特性を有する」とは、棒
状アンテナの共振周波数とヘリカルアンテナの共振周波
数とが、それぞれ使用周波数帯域内で若干違うことを意
味する。
【0042】
【発明の効果】本発明による第1の無線機用アンテナに
よれば、電気長がλ/4のヘリカルアンテナと、電気長
が略3λ/8の誘導性リアクタンスを有する棒状アンテ
ナとを、棒状アンテナをヘリカルアンテナの中空部内を
通して無線機の筐体から引き出したとき、該棒状アンテ
ナの基端部とヘリカルアンテナの先端部とが棒状アンテ
ナの誘導性リアクタンスと相殺される容量性リアクタン
スを有する静電結合部で電気的に結合するように構成し
たので、棒状アンテナを筐体から引き出して使用する場
合には、電気長が略3λ/8の棒状アンテナと電気長が
λ/4のヘリカルアンテナとが共働し、非接地型に近い
アンテナとして一体動作するようになり、人体の影響を
受けにくく、電波放射特性を垂直面内において水平方向
より僅か下方を向く程度の良好な効率のよいアンテナと
することができる。
【0043】また、棒状アンテナの長さが、電気長がλ
/2より短縮された3λ/8であるため、従来例2のア
ンテナに比べて、余裕を残して筐体内に収納可能なアン
テナとすることができる。
【0044】棒状アンテナの先端部に、質量の小さなつ
まみと連結部材とを、インサート成形により一体成形で
設ければ、連結部材に屈曲による破損や損傷を生じるこ
ともない。
【0045】また、棒状アンテナを筐体内に収納したと
き、棒状アンテナとヘリカルアンテナと繋ぐ連結部材
が、ヘリカルアンテナ内に全長に亘って貫入し、該ヘリ
カルアンテナと棒状アンテナの電気的な結合を切断する
だけの長さに設定すれば、棒状アンテナを筐体内に収納
すると同時に該棒状アンテナへの給電が切断され、無線
機内部への不要輻射を皆無にすることができる。
【0046】また、本発明による無線機用アンテナは、
無線機の筐体の上面の一部に突出部を設け、該突出部の
上部に棒状アンテナを筐体から引き出したときに該棒状
アンテナの下部を保持する保持部を設け、ヘリカルアン
テナを突出部内空間に棒状アンテナと同心状に且つ該棒
状アンテナの基端と間隔をおいて位置するように配設す
れば、棒状アンテナの先端部に質量の大きなヘリカルア
ンテナを設けないため、棒状アンテナの基部に屈曲によ
る破損や損傷を生じることがない。また棒状アンテナを
筐体内に収納した状態で誤って床等に落としても衝撃荷
重が一点に集中しない構成とすることができるので、折
損,破壊等が起こりにくく、故障の少ないメンテナンス
性のよいアンテナとすることができる。また、仮に落下
事故を起こしても、ヘリカルアンテナが突出部内空間に
設けられているので、棒状アンテナのみが破損する場合
がほとんどであり、修理は棒状アンテナのみで済むか
ら、修理費用の低減をはかることができる。
【0047】また、本発明による第2の無線機用アンテ
ナによれば、電気長がλ/4のヘリカルアンテナと、電
気長が略3λ/8の誘導性リアクタンスを有する棒状ア
ンテナとを、棒状アンテナの使用時に、棒状アンテナの
基端部とヘリカルアンテナの先端部とが間隔をおいて誘
導性リアクタンスと相殺される容量性リアクタンスを有
する静電結合部で電気的に結合されるように構成したの
で、上記第1の無線機用アンテナと同様に、棒状アンテ
ナの使用時には、電気長が略3λ/8の棒状アンテナと
電気長がλ/4のヘリカルアンテナとが共働し、非接地
型に近いアンテナとして一体動作するようになり、人体
の影響を受けにくく、電波放射特性を垂直面内において
水平方向より僅か下方を向く程度の良好な効率のよいア
ンテナとすることができる。
【0048】また、この第2の無線機用アンテナにおい
て、棒状アンテナを、無線機の筐体から突出した使用位
置と筐体の一部に沿って倒伏した不使用位置の間を起伏
自在なものとすれば、無線機の持ち運び時に、棒状アン
テナを不使用位置に倒伏させておくことにより、移動な
どの際に棒状アンテナが邪魔となったり、屈曲による破
損や損傷を生じる虞れもない。
【0049】さらに第1および第2の無線機用アンテナ
の何れにおいても、静電結合部を電気部品によらず機械
的構造により形成すれば、コンデンサなどの電気部品を
使用することなくアンテナを製造することができるか
ら、無線機の小型化の上で有利である。
【0050】さらに、棒状アンテナを保持する金属製保
持部材と給電部との距離を、両者間で形成される浮遊静
電容量が略ゼロとなるような大きさに設定すれば、利得
や感度を向上させることができる。また、アンテナのイ
ンピーダンス特性は給電部に接続されるヘリカルアンテ
ナで決定され、該ヘリカルアンテナは電気長1/4λで
公称50Ωであるため、格別にインピーダンス整合のた
め整合回路等を設ける必要がなくアンテナ自体で適合イ
ンピーダンス特性を有する効率のよいアンテナとするこ
とができる。
【0051】さらにまた、棒状アンテナの共振周波数と
ヘリカルアンテナの共振周波数とを若干ずらして複同調
特性を有するように設定すれば、棒状アンテナとヘリカ
ルアンテナが同時に共振する複同調アンテナを形成する
ことができ、結果として使用周波数帯域の拡大化すなわ
ち広帯域特性を有する効率のよいアンテナとすることが
できる。
【0052】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。図1および図2は本
発明の実施の形態による無線機用アンテナを備えた携帯
電話用無線電話機(以下単に「無線機」ともいう)の構
成を示す断面図であって、図1は棒状アンテナ10を筐
体50から引き出した状態を示す図であり、図2は棒状
アンテナ10を筐体50内に収納した状態を示す図であ
る。
【0053】この無線機は、筐体50の上部に設けられ
た突出部51の上部52に筐体50内に出入り自在に立
設された棒状アンテナ10、および棒状アンテナ10と
同心状に静電結合部30を介して突出部51の内部に配
設されたヘリカルアンテナ20から成る。棒状アンテナ
10は、電気長が略3λ/8に設定されており、誘導性
リアクタンスを有している。一方、ヘリカルアンテナ2
0の電気長はλ/4に設定されている。
【0054】図1および図2に示すように、無線機の筐
体50の上壁部に突出部51が設けられており、該突出
部51内空間にヘリカルアンテナ20の主体を成すヘリ
カルコイル21が配設されている。突出部51は筐体5
0に一体的に設けるのが好ましい。
【0055】棒状アンテナ10を該筐体50内に収納し
たとき、無線機内部の他の部分に接触するなどの不具合
を防止するため棒状アンテナ10と同心状にガイドパイ
プ60が突出部51を含む筐体50内に設けられてい
る。ヘリカルコイル21は、突出部51内のガイドパイ
プ60の上部外周に巻回されたものであり、その基端2
1aが筐体50内に配設された回路基板40の給電部4
1に接続され、先端21bは開放端とされている。ヘリ
カルコイル21をガイドパイプ60の上部外周に巻回す
るに際しては、図示するようにヘリカルコイル21をガ
イドパイプ60に密着させてもよいし、或いはヘリカル
コイル21とガイドパイプ60との間に隙間を設けても
よい。
【0056】棒状アンテナ10の主体を成す絶縁性チュ
ーブ14で被覆された棒状の導体11の基端部には、棒
状アンテナ10を保持するための金属製の止め具16が
導体11と電気的に導通するように固定係止されてい
る。止め具16の端部には止め具16と一体的にストッ
パ18が形成されている。
【0057】導体11の先端には、棒状アンテナ10を
筐体50内に出入り操作するための質量の小さな絶縁性
のつまみ13と、該つまみ13と導体11を連結するた
めの絶縁性の連結部材12とが、連結部材12の下部1
2aが導体11と連結されるよう、インサート成形によ
り一体成形されている。連結部材12の下部12aの長
さは、棒状アンテナ10を筐体50内に収納したとき、
連結部材12の下部12aがヘリカルコイル21内に全
長に亘って貫入し、棒状アンテナ10とヘリカルアンテ
ナ20との電気的な結合を切断するだけの長さに設定さ
れている。
【0058】突出部51の上部52には、突出部51と
ネジ等により連結された金属製保持部材15が設けられ
ている。該金属製保持部材15は、全てが金属で製造さ
れてオールメタリックのものでもよいし、金属と金属以
外のものとの混合物で製造されているものでもよい。連
結部材12,止め具16および導体11は同心状に形成
されており、また連結部材12の上部12bと止め具1
6の各外径は同径であり、これに対して、導体11に被
覆された絶縁チューブ14の外径と連結部材12の下部
12aの外径は、それよりも細めに形成されている。ま
た、金属製保持部材15内には、該保持部材15と一体
的に形成された弾性を有する導通片19が備えられてい
る。これにより、金属製保持部材15内を止め具16が
摺動可能になっており、また、絶縁チューブ14と連結
部材12の下部12aが、金属製保持部材15に対して
貫入自在となっている。
【0059】したがって、棒状アンテナ10を筐体50
から引き出したとき、棒状アンテナ10はストッパ18
にて止まり、止め具16の一部が金属製保持部材15と
嵌合し、棒状アンテナ10を引き出した状態で金属製保
持部材15により止め金具16が保持立設される。この
とき、ヘリカルコイル21の先端21bと止め具16す
なわち棒状アンテナ10の基端とが、棒状アンテナ10
の誘導性リアクタンスと相殺される容量性リアクタンス
を有する静電結合部30を介して電気的に結合される。
この静電結合部30は、ヘリカルコイル21の先端21
bと棒状アンテナ10の基端とを所定の間隔を置いて位
置するように機械的構造によって形成されたものであ
る。なお、機械的構造によらず、電気部品であるコンデ
ンサを使用して、棒状アンテナ10とヘリカルアンテナ
20との電気的な結合をとるようにしてもよいのは勿論
である。
【0060】一方、棒状アンテナ10をつまみ13が金
属製保持部材15に当接するまで筐体50内に収納した
ときは、連結部材12の下部12aが金属製保持部材1
5と嵌合し保持されるようになっており、棒状アンテナ
10が振動等により容易に外部に伸び出すことがない。
【0061】以下、本発明による無線機用アンテナの作
用について説明する。先ず棒状アンテナ10が筐体50
から引出し立設された状態での作用について、図1を参
照して説明する。
【0062】棒状アンテナ10の導体11の電気長は使
用周波数の波長をλとしたとき3λ/8近傍のインピー
ダンス特性Z1=R1+jXの誘導性リアクタンスを有
している。ヘリカルアンテナ20は導体11より物理的
長さを短縮した電気長λ/4、インピーダンス特性Z2
=R2±j0のアンテナである。
【0063】静電結合部30では、棒状アンテナ10を
引出し伸長したとき、棒状アンテナ10の基端部に相当
する金属製保持部材15の下部とヘリカルコイル21の
先端部を電極として静電容量が形成される。静電結合部
30の容量性リアクタンス−jXを、棒状アンテナ10
の誘導性リアクタンス+jXと等しくなるように設定す
れば、棒状アンテナ10の誘導性リアクタンス+jXが
容量性リアクタンス−jXにより相殺され、棒状アンテ
ナ10とヘリカルアンテナ20は静電結合する。このよ
うに、棒状アンテナ10の誘導性リアクタンス+jXを
静電結合部30の容量性リアクタンス−jXで相殺する
ようにしたので、アンテナ工学上不合理なことが無く、
アンテナ工学上成立し得ない問題を有する従来例3のア
ンテナと著しく異なる。
【0064】ヘリカルアンテナ20の基端21aに無線
機の給電点41より給電すると、ヘリカルアンテナ20
と棒状アンテナ10は静電結合部30で静電結合され、
両者が同時に励振される。したがって、電気長λ/4の
ヘリカルアンテナ20と3λ/8の棒状アンテナ10と
が共働し一体動作するので、その放射面はほぼ水平方向
に近くなり、水平方向利得の向上が図れ、これにより実
使用上の感度の向上を図ることができる。
【0065】また、従来例1のアンテナでは、λ/4の
電気長を有する棒状アンテナ70のみが動作し、ヘリカ
ルアンテナ80が動作しない効率の悪い構成であったの
に対して、棒状アンテナ10とヘリカルアンテナ20が
一体動作する効率のよいアンテナとなっている。さら
に、棒状アンテナ10の電気長が3λ/8であるため、
非接地アンテナに近くなり、人体の影響も低減する。
【0066】また、インピーダンス特性は給電部41に
接続されるヘリカルアンテナ20で決定されが、ヘリカ
ルアンテナ20は電気長λ/4で公称50Ωであるた
め、格別にインピーダンス整合の手段を講じる必要が無
くアンテナ自体で適合インピーダンス特性を有する。
【0067】さらに、筐体50の上部に設けられた突出
部51の内部にヘリカルコイル21を配設し、その基端
21aを筐体50内に配設された回路基板40の給電部
41と至近距離で接続し、先端21bは開放端として静
電結合部30を介して棒状アンテナ10の基端と電気的
に結合させたので、突出部51の上部に設けられた棒状
アンテナの基端を保持する金属製保持部材15と給電部
41との距離を従来例1および2のアンテナよりも大き
くすることが可能な構造となり、両者間で形成される浮
遊静電容量がアンテナ工学上無視できる大きさに設定で
きるようにしたので、インピーダンス整合上の障害を生
じることがなく、利得や感度を向上させることができ
る。
【0068】本発明による無線機用アンテナは、棒状ア
ンテナ10の誘導性リアクタンス+jXと静電結合部3
0の容量性リアクタンス−jXとにより決定される棒状
アンテナ10の共振周波数と、ヘリカルアンテナ20の
共振周波数とを、それぞれ使用周波数帯域内で若干違え
ることにより複同調アンテナを形成することができる。
棒状アンテナ10の共振周波数は、静電結合部30の容
量性リアクタンス−jXに依存するので、静電結合部3
0の空隙距離を調整して容量性リアクタンス−jXの大
きさを変えれば容易に両共振周波数を若干違えることが
できる。したがって、容易に複同調アンテナを形成する
ことができ、広帯域特性を有する小形でありながら効率
のよいアンテナとすることができる。
【0069】図3および図4は、本発明による無線機用
アンテナを1.5GHz帯無線機に適用し、その作用を
確認した結果を示す図であり、図3は棒状アンテナ10
を筐体50から引き出して棒状アンテナ10とヘリカル
アンテナ20とを一体動作させた状態でのVSWR特性
図であり、図4は、同じ状態でのスミスチャートであ
る。図3および図4から明らかなように、棒状アンテナ
10を筐体50から引出した状態では、広い帯域に亘
り、感度の良好な送受信特性が得られていることが判
る。
【0070】さらにまた、棒状アンテナ10の先端部に
質量の大きいヘリカルアンテナ20を設けた従来例1お
よび2のアンテナとは異なり、本発明によるアンテナ
は、筐体50の上部に設けられた突出部51の内部にヘ
リカルアンテナ20の主体を成すヘリカルコイル21を
配設し、棒状アンテナ10の先端部には質量の小さなつ
まみ13を設けているので、外圧に対する固有振動が少
なく、振幅も小さく早く減衰させることができるため、
機械的および電気的雑音がない良好なアンテナとするこ
とができ、保持部材15の保持力の劣化を生む虞れもな
い。また、従来例1の棒状アンテナ70の上部に設けら
れている連結部材72は屈曲強度に問題があったが、本
発明によるアンテナは、棒状アンテナの先端部に、質量
の小さなつまみ13と連結部材12を、インサート成形
により一体成形で設けたので、連結部材12に屈曲によ
る破損や損傷を生じることもない。
【0071】次に棒状アンテナ10が筐体50内に収納
された状態での作用について、図2を参照して説明す
る。
【0072】棒状アンテナ10が筐体50内に収納され
た状態では、棒状アンテナ10の先端部に設けられた連
結部材12がヘリカルコイル21内を貫入し、その下部
12aの先端がヘリカルアンテナ20の下部に達してい
る。連結部材12の下部12aの長さが、ヘリカルコイ
ル21内に全長に亘って貫入し、棒状アンテナ10とヘ
リカルアンテナ20との電気的な結合を切断するだけの
長さに設定されているので、棒状アンテナ10はヘリカ
ルアンテナ20と電気的に結合せず絶縁される。したが
って、収納状態では、筐体50内に収納された棒状アン
テナ10から不要電波が放射されることがなく、突出部
51内に配設されたヘリカルアンテナ20のみが動作
し、無線機内に障害を与えることなく待ち受け状態とす
ることができる。
【0073】棒状アンテナ10を筐体50内に収納して
ヘリカルアンテナ20のみを動作させた状態でのVSW
R特性図およびスミスチャートは特に示していないが、
ヘリカルアンテナ20の電気長がλ/4であり、棒状ア
ンテナ10を筐体50内に収納した状態でも、呼出し、
または電界強度によっては発信および呼び出しの双方に
必要な相応の感度を有することは勿論である。
【0074】また、従来例2のアンテナの電気長がλ/
2であるのに対して、棒状アンテナ10の電気長が3λ
/8と短く、筐体50内に余裕を残して収納可能とな
る。
【0075】すなわち、本発明による無線機用アンテナ
によれば、無線機内部に障害を与えない、併せて余裕を
残して収納可能な良好なアンテナとすることができる。
【0076】さらに、筐体50の上面に一体的に突出部
51を設ければ、無線機を落下させる事故を起こして
も、衝撃荷重は突出部51の基部53で分散されるた
め、屈曲或いは折損等の事故に対し強度的に向上したア
ンテナとすることができる。
【0077】また、仮に落下事故に遭遇して取り替え交
換の必要が生じたとしても、ヘリカルアンテナ20は突
出部51内に設けられているので破損することがなく、
棒状アンテナ10のみが破損する場合が殆どであり、こ
の場合、金属製保持部材15を筐体50より離脱し、棒
状アンテナ10のみを交換すればよいから、従来例1お
よび2のアンテナに比べて修理に要する費用負担を低減
することができ、メンテナンスの面でも従来例に対して
優位なアンテナとすることができる。
【0078】以上述べたように、本発明による無線機用
アンテナによれば、最近益々小型軽量化の傾向にある携
帯無線電話機に使用されるアンテナとして従来例のアン
テナの問題点を克服し、小型軽量化を実現することがで
きる。すなわち、例えばその全長は、従来例1では91
〜95mm、従来例2では125〜130mmに対し、
本発明のアンテナでは105〜110mm、重さは従来
例1と同等または軽く、従来例2に対しては軽くするこ
とができた。
【0079】このように、本発明によるアンテナによれ
ば、小形軽量でありながら、引き出したとき、利得や感
度の向上を図ることができ、従来例比で約1.4倍の周
波数帯域幅を有する広帯域特性、人体の影響を受けにく
い非接地アンテナに近い優位性、外部からの振動等に耐
えられる構造的強化性、収納時には無線機内に不要電波
を放射せず、誤使用によるメンテナンス経費負担額の低
減など、従来例のアンテナに見られない幾多の効果があ
る。
【0080】次に、本発明による無線機用アンテナを、
使用周波数帯域が1.9GHz〜2.2GHzのW−C
DMA(wide-code division multiple access)方式の
無線機用アンテナに適用した実施例における、棒状アン
テナを筐体から引き出した状態でのVSWR特性図を図
5に、同状態でのアンテナ指向特性を図6〜図8に示
す。ここで、図6は垂直面前後パターン(Z−X PL
ANE)、図7は垂直面左右パターン(Y−Z PLA
NE)、図8は水平面パターン(X−Y PLANE)
であり、何れも(A)は測定周波数1.9GHzにおけ
るもの、(B)は測定周波数2.2GHzにおけるもの
である。また、図6〜図8を纏めた基本特性を表1に示
す。
【0081】
【表1】
【0082】図5〜図8および表1から判るように、棒
状アンテナを筐体から引き出した状態では、VSWRは
全使用帯域内において1.5以下であり、また利得は全
使用帯域内において、水平面内では最大値が−1.5d
Bd以上、垂直面左右では最大値が+1.0dBd以
上、垂直面前後では最大値が0.0dBd以上であり、
放射最大方向は全方向に対し、ほぼ水平方向に向いてい
る。このように、本発明をW−CDMA方式の無線機用
アンテナに適用することにより、高利得・超広帯域特性
を有し、極めて効率のよいアンテナを構成できた。
【0083】なお、上記実施の形態は、本発明による無
線機用アンテナの一例であり、その要旨を逸脱しない範
囲で変形構成できる。
【0084】例えば、上述の説明は本発明を携帯電話用
無線電話機に適用したものについて説明したものである
が、これに限らず、例えばノートパソコン内に収納可能
に設けた無線機用アンテナとして構成することもでき
る。
【0085】また、上述の説明は、棒状アンテナが筐体
内に収納可能なタイプのものとして説明したものである
が、棒状アンテナ使用時の性能向上という点において
は、必ずしも、棒状アンテナが筐体内に収納可能なタイ
プのものに限定されるものではない。
【0086】例えば、図9および図10に示すように、
ノートパソコン100の表示パネル101の筐体の上端
面に沿って凹部102を設けると共に、この凹部102
の一部に、棒状アンテナ110を保持する金属製保持部
材としての金属製のガイド111を配設し、このガイド
111に設けられたヒンジ112を支点として棒状アン
テナ110が図中X方向に起伏自在となるように、該ヒ
ンジ112と棒状アンテナ110の基端部113とを回
転自在に枢支する。これにより、棒状アンテナ110を
使用する際には、図9に示すように、表示パネル101
の上端面に対して棒状アンテナ110が直立し、一方不
使用時には、図10に示すように、棒状アンテナ110
が、表示パネル101の上端面に対して平行に折り畳み
収納できるようになっている。即ち、棒状アンテナ11
0を凹部102に倒伏させた位置が棒状アンテナ110
の不使用位置であり、一方棒状アンテナを凹部102か
ら起伏させて表示パネル101の筐体の上端面で略直立
させた位置が棒状アンテナ110の使用位置である。
【0087】また、ガイド111の下端111aに対向
する表示パネル101の内部には、棒状アンテナ110
を直立させたとき、該棒状アンテナ110と同心状とな
るように、ヘリカルアンテナ120の主体をなすヘリカ
ルコイル121が配設されている。
【0088】棒状アンテナ110は、電気長が略3λ/
8に設定されており、誘導性リアクタンスを有してい
る。一方、ヘリカルアンテナ120の電気長はλ/4に
設定されている。また棒状アンテナ110の基端部11
3とヘリカルコイル121の先端部121a即ちヘリカ
ルコイル120の先端部とが間隔をおいて配置されるこ
とにより静電結合部130で電気的に結合されるように
構成されている。そして、この静電結合部130の容量
性リアクタンス−jXを棒状アンテナ110の誘導性リ
アクタンス+jXと等しくなるように設定することによ
り、棒状アンテナ110を直立させて使用する際には、
該棒状アンテナ110は、上述した棒状アンテナ10を
筐体50から引出し立設した状態での作用と同様の作用
をなす。即ち、棒状アンテナ110を直立して使用する
場合には、電気長が略3λ/8の棒状アンテナ110と
電気長がλ/4のヘリカルアンテナ120とが共働し、
非接地型に近いアンテナとして一体動作し、電波放射特
性を垂直面内において水平方向より僅か下方を向く程度
の良好な効率のよいアンテナとして働く。
【0089】また、ノートパソコン100の持ち運び時
に、棒状アンテナ110を凹部102(不使用位置)に
倒伏させておくことにより、移動などの際に棒状アンテ
ナ110が邪魔となったり、屈曲による破損や損傷を生
じる虞れもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による棒状アンテナを筐体から引き出し
た状態の無線機の断面図
【図2】本発明による棒状アンテナを筐体内に収納した
状態の無線機の断面図
【図3】本発明による無線機用アンテナを1.5GHz
帯無線機に適用した場合において、棒状アンテナを筐体
から引き出した状態でのVSWR特性図
【図4】本発明による無線機用アンテナを1.5GHz
帯無線機に適用した場合において、棒状アンテナを筐体
から引き出した状態でのスミスチャート
【図5】本発明による無線機用アンテナをW−CDMA
方式の無線機用アンテナに適用した場合における、棒状
アンテナを筐体から引き出した状態でのVSWR特性図
【図6】〜
【図8】本発明による無線機用アンテナをW−CDMA
方式の無線機用アンテナに適用した場合における、棒状
アンテナを筐体から引き出した状態でのアンテナ指向特
性であって、図6は垂直面前後パターン、図7は垂直面
左右パターン、図8は水平面パターン、且つ、何れも
(A)は測定周波数1.9GHzにおけるもの、(B)
は測定周波数2.2GHzにおけるもの
【図9】本発明による無線機用アンテナをノートパソコ
ンに適用した例を示す図であって、棒状アンテナを表示
パネルの上端面に対して直立させた状態の図
【図10】本発明による無線機用アンテナをノートパソ
コンに適用した例を示す図であって、棒状アンテナを凹
部に倒伏させた状態の図
【図11】従来例1のアンテナを備えた無線機の断面図
であって、棒状アンテナを筐体から引き出した状態を示
す図(A)、および筐体内に収納した状態を示す図
(B)
【図12】従来例2のアンテナを備えた無線機の断面図
であって、棒状アンテナを筐体から引き出した状態を示
す図(A)、および筐体内に収納した状態を示す図
(B)
【符号の説明】
10,70,74,110 棒状アンテナ 20,80,120 ヘリカルアンテナ 11 棒状アンテナの主体を成す導体 12 連結部材 13 つまみ 14 絶縁チューブ 15 金属製保持部材 16 止め具 18 ストッパ 19 導通片 21 ヘリカルアンテナの主体を成すヘリカルコイル 30,130 静電結合部 40 無線機の回路基板 41 給電部 50 無線機の筐体 60 ガイドパイプ
【手続補正書】
【提出日】平成11年7月22日(1999.7.2
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】例えば、図11に示すように、棒状アンテ
ナ70の主体を成す導体71の先端部に絶縁性の連結部
材72および導電性の継ぎ手82を介してヘリカルアン
テナ80の主体を成すヘリカルコイル81を配設したア
ンテナが知られている(以下、「従来例1のアンテナ」
という)。使用周波数の波長をλとしたとき、棒状アン
テナ70の電気長はλ/4近傍に設定され、ヘリカルア
ンテナ80の電気長はλ/4に設定されている。この従
来例1のアンテナを無線機の筐体50から引き出したと
きには(図11(A))、無線機の回路基板40に設け
られた給電点41より接続導子42を通り金属製の保持
部材91および止め具92を介して給電された高周波電
流が棒状アンテナ70を励振する。導体71の先端部に
配設されたヘリカルコイル81は連結部材72により絶
縁されているので、給電点41より給電された高周波電
流は連結部材72で阻止されてヘリカルアンテナ80を
励振しない。すなわち、アンテナを筐体50から引き出
した状態では、棒状アンテナ70のみから電波が放射さ
れ、ヘリカルアンテナ80からは電波が放射されない。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線機の筐体壁部に配設され基端が無線
    機の給電部に接続された電気長がλ/4(λは使用周波
    数の波長)のヘリカルアンテナと、 該ヘリカルアンテナの中空部内を通して前記無線機の筐
    体内に出入自在とされた、電気長が略3λ/8の誘導性
    リアクタンスを有する棒状アンテナとを備え、 前記棒状アンテナを前記筐体から引き出したとき、該棒
    状アンテナの基端部と前記ヘリカルアンテナの先端部と
    が前記誘導性リアクタンスと相殺される容量性リアクタ
    ンスを有する静電結合部で電気的に結合されていること
    を特徴とする無線機用アンテナ。
  2. 【請求項2】 前記棒状アンテナを前記筐体内に出入り
    させるための絶縁性のつまみと、該つまみと前記棒状ア
    ンテナを連結するための絶縁性の連結部材とが、前記棒
    状アンテナの先端部に、インサート成形により一体成形
    されて設けられていることを特徴とする請求項1記載の
    無線機用アンテナ。
  3. 【請求項3】 前記連結部材の長さが、前記棒状アンテ
    ナの筐体内への収納時に、該連結部材が前記ヘリカルア
    ンテナ内に全長に亘って貫入し、該ヘリカルアンテナと
    前記棒状アンテナの電気的な結合を切断するだけの長さ
    に設定されていることを特徴とする請求項2記載の無線
    機用アンテナ。
  4. 【請求項4】 前記無線機の筐体の上面の一部に突出部
    を設け、該突出部の上部に前記棒状アンテナを前記筐体
    から引き出したときに該棒状アンテナの下部を保持する
    保持部を設け、前記ヘリカルアンテナを前記突出部内空
    間に前記棒状アンテナと同心状に且つ該棒状アンテナの
    基端と間隔をおいて位置するように配設したことを特徴
    とする請求項1から3いずれか1項記載の無線機用アン
    テナ。
  5. 【請求項5】 無線機の筐体壁部に配設され基端が無線
    機の給電部に接続された電気長がλ/4(λは使用周波
    数の波長)のヘリカルアンテナと、電気長が略3λ/8
    の誘導性リアクタンスを有する棒状アンテナとを備え、 前記ヘリカルアンテナと前記棒状アンテナとが、該棒状
    アンテナの使用時に、該棒状アンテナの基端部と前記ヘ
    リカルアンテナの先端部とが間隔をおいて前記誘導性リ
    アクタンスと相殺される容量性リアクタンスを有する静
    電結合部で電気的に結合されるように構成されているこ
    とを特徴とする無線機用アンテナ。
  6. 【請求項6】 前記棒状アンテナが、前記無線機の筐体
    から突出した使用位置と前記筐体の一部に沿って倒伏し
    た不使用位置の間を起伏自在なものであることを特徴と
    する請求項5記載の無線機用アンテナ。
  7. 【請求項7】 前記静電結合部が機械的構造により形成
    されたものであることを特徴とする請求項1から6いず
    れか1項記載の無線機用アンテナ。
  8. 【請求項8】 前記棒状アンテナを保持する金属製保持
    部材と前記給電部との距離を、両者間で形成される浮遊
    静電容量が略ゼロとなるような大きさに設定したことを
    特徴とする請求項1から7いずれか1項記載の無線機用
    アンテナ。
  9. 【請求項9】 前記棒状アンテナの共振周波数と前記ヘ
    リカルアンテナの共振周波数とが、複同調特性を有する
    ように設定されていることを特徴とする請求項1から8
    いずれか1項記載の無線機用アンテナ。
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