JP2000105958A - 記録媒体の情報機器 - Google Patents

記録媒体の情報機器

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JP2000105958A
JP2000105958A JP10275404A JP27540498A JP2000105958A JP 2000105958 A JP2000105958 A JP 2000105958A JP 10275404 A JP10275404 A JP 10275404A JP 27540498 A JP27540498 A JP 27540498A JP 2000105958 A JP2000105958 A JP 2000105958A
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pin
lever
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JP10275404A
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Yoshikado Taguchi
由門 田口
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Sony Group Corp
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Aiwa Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ローディング手段が記録媒体をホルダから押
し出すアンローディング完了状態であるか否かを検出す
る検出手段の故障を検出する記録媒体の情報機器を提供
する。 【解決手段】 ステップ102の処理でロードスイッチ
がアンローディング完了状態であると検出した場合に、
ステップ110,112,114,及び120の自己診
断ルーチンでイジェクトプレート等のローディング手段
をローディング動作させることによってロードスイッチ
の検出信号の切り換わりを検出する。従って、ロードス
イッチが正常であるか否かが判断できるので、ロードス
イッチが故障しているのか或いは他の検出スイッチが故
障しているのかを迅速かつ確実に確認することができる
と共に、早期(例えば、オートチェンジャ装置の組み立
て時)にロードスイッチが故障していることを発見する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ローディング手
段が記録媒体をホルダから押し出すアンローディング完
了状態であるか否かを検出する検出手段を備える記録媒
体の情報機器に関する。
【0002】
【従来の技術】ディスクをカートリッジに収容したミニ
ディスク等の記録媒体に対し情報を入出力する情報機器
の中には、モータで作動されるローディング機構が配置
されているものがある。このローディング機構は、ホル
ダに対しミニディスクをローディングさせたり、または
アンローディングさせてイジェクトする。
【0003】そして、ミニディスクをホルダ内からロー
ディング機構を介してイジェクトさせると、ミニディス
クが情報機器の装置本体の外部へ突出する。このイジェ
クト(アンローディング完了)状態において、ユーザは
ミニディスクを装置本体から取り出す。
【0004】また、情報機器は、電源投入時等において
ローディング機構のイニシャライズを行う。即ち、情報
機器の制御手段及び判断手段としてのマイコンは、イニ
シャライズの開始時に、情報機器の各スイッチを動作さ
せることによってローディング機構等のメカの動作位置
を確認する。
【0005】その際、何らかの原因であるスイッチ(例
えば、ローディング機構がミニディスクをホルダから押
し出すアンローディング完了状態であるか否かを検出す
るロードスイッチ等)が破損等して故障している場合に
は、マイコンは再生不能と判断して装置本体の表示部
(ディスプレイ)に「メカエラー」を表示させマイコン
の処理を終了させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記表示部
の表示のみでは、どこのスイッチが故障しているのかが
特定できなかった。即ち、ローディング機構のイニシャ
ライズ開始時において、ロードスイッチの検出信号のオ
ンまたはオフを検出し、ロードスイッチがオフ(このオ
フ信号がローディング機構がアンローディング完了状態
であることを示す信号)であれば、マイコンは正常であ
ると判断しローディング機構のイニシャライズを終了す
る。
【0007】しかし、仮にロードスイッチが破損してい
ても、その検出信号がオフとなる場合があり、この場合
にはマイコンがロードスイッチが破損しているとは判断
できない。従って、表示部に表示された「メカエラー」
のみでは、ロードスイッチが故障していることを特定で
きず、その故障箇所を迅速に確認することができなかっ
た。
【0008】そこで、本発明は上記事実を考慮し、ロー
ディング手段が記録媒体をホルダから押し出すアンロー
ディング完了状態であるか否かを検出する検出手段の故
障を検出する記録媒体の情報機器を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
記録媒体の情報機器は、記録媒体を収納するホルダと、
前記ホルダに対し前記記録媒体をローディングまたはア
ンローディングさせるローディング手段と、前記ローデ
ィング手段が前記記録媒体を前記ホルダから押し出すア
ンローディング完了状態であるか否かを検出する検出手
段と、前記検出手段によって前記ローディング手段がア
ンローディング完了状態であると検出された場合に、前
記ローディング手段をローディング動作させる制御手段
と、前記制御手段が前記ローディング手段をローディン
グ動作させた後に、前記検出手段の検出信号が切り換わ
るか否かを検出することにより前記検出手段の正常の有
無を判断する判断手段と、を有することを特徴としてい
る。
【0010】本発明の請求項1に係る記録媒体の情報機
器において、制御手段は検出手段によってローディング
手段がアンローディング完了状態であると検出された場
合にローディング手段をローディング動作させる。制御
手段がローディング手段をローディング動作させた後
に、検出手段の検出信号が切り換わるか否かを検出する
ことにより判断手段は検出手段の正常の有無を判断す
る。
【0011】本発明の請求項1に係る記録媒体の情報機
器によれば、検出手段によってローディング手段がアン
ローディング完了状態であると検出された場合に、制御
手段がローディング手段をローディング動作させること
によって検出手段の検出信号が切り換わったか否かを検
出するので、判断手段が検出手段の正常の有無を判断で
きる。
【0012】従って、本発明の請求項1に係る記録媒体
の情報機器によれば、検出手段が故障しているのか或い
は他の検出スイッチが故障しているのかを迅速かつ確実
に確認することができると共に、判断手段に故障箇所を
認識させると同時に早期(例えば、情報機器の組み立て
時)に検出手段が故障していることを発見することがで
きる。
【0013】本発明の請求項2に係る記録媒体の情報機
器は、請求項1に記載の発明によれば、前記ローディン
グ手段をローディング動作させた後に、前記制御手段が
さらに前記ローディング手段をアンローディング動作さ
せ、前記検出手段の検出信号が切り換わるか否かを検出
することにより前記判断手段が前記検出手段の正常の有
無を判断することを特徴としている。
【0014】本発明の請求項3に係る記録媒体の情報機
器は、請求項1または2に記載の発明によれば、前記判
断手段により前記検出手段が異常であると判断された場
合に、前記検出手段が異常であることを表示する表示手
段をさらに設けることを特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】図1〜図17には、本発明の一実
施形態に係る記録媒体の情報機器としてのオートチェン
ジャー装置が示されている。このオートチェンジャー装
置は、記録媒体としてのミニディスクの再生及び記録の
両方を行う録再用の情報機器である。なお、図1は本実
施形態に係るオートチェンジャー装置の概略した全体斜
視図、図3はその分解斜視図である。また、図中矢印B
は後側を、矢印Rは右側を、矢印UPは上側を示す。
【0016】(オートチェンジャー装置の全体構成)図
1に示すように、オートチェンジャー装置の装置本体1
0には、ミニディスク12を複数収納して保持する保持
手段としてのストッカ14と,このストッカ14に保持
されるミニディスク12をストッカ14から引き込み収
納するホルダ42と,このホルダ42を一体的に備えか
つミニディスク12に対し情報を入出力して記録再生す
るプレーヤ18とが配置されている。なお、プレーヤ1
8は、ローディング手段の一部を構成するメインフレー
ム16をベースとしてスライダ32,ホルダ42,図3
に示すローディング手段の一部を構成するイジェクトプ
レート60及びメカシャーシ25等から構成されてい
る。
【0017】図1に示すように、ストッカ14は、ミニ
ディスク12を3段に積み重ねるような状態で挿入し収
納できる階段状の構成となっている。即ち、ストッカ1
4には上下方向に沿ったスロット部20〜24が上側か
ら下側へ行くに従って徐々に前側へ突出するように形成
されており、これらのスロット部20〜24はミニディ
スク12を挿通できる大きさとなっている。また、スト
ッカ14にはミニディスク12をスロット部20〜24
内に保持するための図示しないストッパが配置されてお
り、ストッパがミニディスク12のノッチ12A(図2
参照)と係合することによりミニディスク12がストッ
カ14に位置決めされる。
【0018】ストッカ14は、スロット部20〜24に
保持されているミニディスク12のうち、録音または再
生のために選択されたミニディスク12がプレーヤ18
内へローディングされると共に、録音または再生の終了
後にミニディスク12がアンローディングされストッカ
14に押し出され保持されるように構成されている。即
ち、装置本体10には、ミニディスク12をストッカ1
4に対するイジェクト位置(図14参照)にローディン
グまたはアンローディングさせるためのローディング手
段(メインフレーム16及びイジェクトプレート60の
他に、後述する係合レバー70等を含む機構)が配置さ
れている。
【0019】図1に示すように、オートチェンジャー装
置には、プレーヤ18が装置本体10に対し階段状に昇
降しスロット部20〜24にそれぞれ対応した位置まで
移動させる移動手段(例えば、図示しない駆動部となる
モータ,ピニオン,及びラック等と,プレーヤ18と昇
降部となるラックとを連結する支持台15(図2参
照),装置本体10に形成された階段状のガイド孔1
1,支持台15に配置されかつガイド孔11に挿通され
る図1に示す連結ピン19等から構成される機構)が配
置されている。
【0020】なお、図3に示すように、イジェクトプレ
ート60の下側に配置されるメカシャーシ25には、ミ
ニディスク12のディスク13(図2参照)を載置する
ターンテーブル26,このターンテーブル26に載置さ
れたディスク13から信号を読み取るためのピックアッ
プ27,及びディスク13に情報を書き込むヘッド28
(図2参照)等が配置されている。
【0021】また、図2に示すように、メインフレーム
16には、ミニディスク12のシャッタ12Bに対応す
る部位に図示しないシャッタ開放レバーが配置されてい
る。そして、ミニディスク12がプレーヤ18内に挿入
されていくと、シャッタ開放レバーがシャッタ12Bに
形成された凹部12Cに係合しシャッタ12Bを開放さ
せる。一方、ミニディスク12を取り出す場合には、シ
ャッタ12Bがシャッタ開放レバーにより閉止される。
【0022】(ローディング機構の全体構成)図3に示
すように、メインフレーム16と回路基板110との間
には、その後右側にモータ29が配置される。モータ2
9は、正転または反転可能に構成されており、図17に
示す制御手段及び判断手段としてのシステムコントロー
ラ(例えば、マイクロコンピュータ等)120に接続さ
れている。
【0023】そして、モータ29は、システムコントロ
ーラ120の制御信号に基づき駆動が制御されると共
に、その回転方向も制御される。ミニディスク12をホ
ルダ42内にローディングさせるモータ29の回転方向
は、反転(図3ではCCW方向)となっている。一方、
ミニディスク12をホルダ42外にアンローディングさ
せるモータ29の回転方向は、正転(図3ではCCW方
向とは逆方向)となっている。
【0024】また、メインフレーム16と回路基板11
0との間には、図15に示すように、その後左側に操作
部材112が配置されている。図3に示すように、この
操作部材112の支軸112Aは、メインフレーム16
及び回路基板110に形成された孔16A及び110A
に挿通され軸支される。操作部材112には、ホルダ4
2の下面から突設された軸42Aに対応する部位に長孔
112Bが形成されている。この長孔112Bに軸42
Aが挿通され、ホルダ42が前後方向へスライドするこ
とにより操作部材112が支軸112Aを中心に回転す
る。
【0025】操作部材112には、その支軸112Aを
中心にした円弧状のカム部112Cが下方へ向かって突
設されている。回路基板110のカム部112Cに対向
する部位には、検出手段としてのロードスイッチ114
が配置されている。このロードスイッチ114は、イジ
ェクトプレート60がミニディスク12をホルダ42外
へ押し出すアンローディング完了状態(図15参照)で
あるか否かを検出するものである。即ち、ロードスイッ
チ114の操作子114Aが突出している状態(図15
に示す状態)ではオフとなっており、操作子114Aが
カム部112Cに対向し押圧されている状態(図16に
示す状態)ではオンとなっている。
【0026】図17に示すように、スイッチ114はシ
ステムコントローラ120に接続されており、スイッチ
114からのオンまたはオフの検出信号がシステムコン
トローラ120に入力される。そして、システムコント
ローラ120は、スイッチ114の検出信号に基づき図
3に示すイジェクトプレート60等がアンローディング
完了状態であるか否かを検出する。
【0027】なお、モータ29の駆動力は図7に示す複
数のギヤ30を介してカムギヤ31に伝達される。この
カムギヤ31は、メインフレーム16とスライダ32と
の間に配置されており、かつメインフレーム16に立設
された支持ピン40Bに軸支されている。
【0028】カムギヤ31には、その上面に図3に示す
ような略の字状のカム溝31Aが形成されていると共
に、図5に示すように、下面に略ハート形のカム溝31
Bが形成されている。
【0029】即ち、カム溝31Aはカムギヤ31の外周
に沿って略一周する溝がカムギヤ31の中心寄りで終わ
るような形状となっており、カム溝31Bはリング状の
溝の一部がカムギヤ31の中心に寄るような形状となっ
ている。
【0030】図3に示すように、カム溝31Aに対応す
るスライダ32の部位には係合ピン33が突設されてお
り、この係合ピン33がカム溝31Aに挿入される。そ
して、カムギヤ31が回転すると、スライダ32はカム
ギヤ31の略直径分だけ前後方向にスライドする。
【0031】ここで、図1に示すように、スライダ32
はメインフレーム16を覆い隠すようにプレーヤ18に
配置されており、このスライダ32の下側にメインフレ
ーム16が配置されている。なお、メインフレーム16
及びスライダ32は、装置本体10に対し前後方向へス
ライド可能となっている。
【0032】図3に示すように、スライダ32の両側板
には、その前後方向に延びる側面ガイド孔34が複数形
成されている。これらの側面ガイド孔34にはメインフ
レーム16及びメカシャーシ25に配置されたガイドピ
ン25A及び37がそれぞれ嵌め込まれ、スライダ32
がメインフレーム16に対して前後方向に相対的に移動
するようになっている。
【0033】なお、メカシャーシ25には、メインフレ
ーム16の両側板の後側に形成された支持孔17に対応
する部位に支軸25Bが外方へ向かってそれぞれ突設さ
れている。また、支軸25Bが支持孔17に回転可能に
軸支されていると共にガイドピン25Aがメインフレー
ム16の前下側に形成された側面ガイド孔34に挿通さ
れているため、メカシャーシ25の前側と後側との高さ
が変位できるように連結されている。
【0034】即ち、ガイドピン25Aが挿通される側面
ガイド孔34は、その後側が斜め下側へ向かって傾斜す
るような形状となっている。そのため、スライダ32の
前後方向への移動に伴って側面ガイド孔34の前側と後
側との間でガイドピン25Aが相対的に移動する。従っ
て、メカシャーシ25は、メインフレーム16及びスラ
イダ32等に対してガイドピン25B廻りに回転する。
【0035】スライダ32の天板には前後方向に延びる
一対の上面ガイド孔36が前側及び後側に形成されてお
り、これらの上面ガイド孔36は前後方向に沿って直線
上に位置している。また、メインフレーム16には上面
ガイド孔36に対応する部位に一対の支持ピン40A及
び40Bが立設されており、これらの支持ピン40A及
び40Bが上面ガイド孔36にそれぞれ嵌め込まれてい
る。そして、メインフレーム16に対してスライダ32
が前後方向に相対的に移動する場合には、ガイドピン2
5A及び37と相まって、スライダ36が確実に前後方
向へ移動できるようにしている。
【0036】図4に示すように、カムギヤ31とメイン
フレーム16との間には、平面形状が略コ字状のカムレ
バー38が配置されている。図5に示すように、このカ
ムレバー38の一端側の上面には係合ピン38Aが立設
されており、この係合ピン38Aはカムギヤ31のカム
溝31Bに挿入される。
【0037】カムレバー38の他端側の下面には係合ピ
ン38Bが突設されており、この係合ピン38Bが図4
に示すメインフレーム16の左側に形成されたガイド孔
80に挿入される。なお、このガイド孔80は、左右方
向に沿った直線形状となっている。
【0038】カムレバー38の一端側端縁には係合孔3
8Cが形成されており、この係合孔38Cにホルダ42
の係合ピン43が挿入される。そして、ホルダ42がス
ライドすることにより、カムレバー38が旋回する。図
5に示すように、カムレバー38の係合ピン38Aの下
部にはギヤ39が配置されていると共に、このギヤ39
に対応するカムギヤ31の部位にはセレクタギヤ31C
が形成されている。
【0039】そして、カムギヤ31が回転すると、その
係合ピン38Bがガイド孔80に案内されながらカムレ
バー38が旋回する。この旋回時に一時的にギヤ39が
セレクタギヤ31Cに噛み合いカムレバー38の旋回を
補助するようになっている。なお、ギヤ39及びセレク
タギヤ31Cの歯数は、適宜変更することができる。
【0040】なお、カムレバー38の旋回に伴い係合ピ
ン43がガイド孔81に案内されながら移動するが、こ
の際には係合ピン38Bがガイド孔80に沿って往復動
するので係合ピン43の移動を妨げない。
【0041】図3に示すように、ホルダ42の右後側に
はホルダピン43が立設されており、このホルダピン4
3はメインフレーム16の前後方向に沿って形成された
ガイド孔81を貫通しカムレバー38の係合孔38Cに
嵌め込まれる。
【0042】メインフレーム16の下側にはホルダ42
が配置されており、このホルダ42には前後方向に延び
るガイド孔44〜46が3本形成されている。即ち、ガ
イド孔44〜46は、右ガイド孔44,左ガイド孔4
5,及び右ガイド孔44と左ガイド孔45との間に形成
された中ガイド孔46で構成されている。なお、ガイド
孔44〜46は、その前後方向の長さが同一となってい
る。
【0043】ホルダ42には、その左ガイド孔45と中
ガイド孔46との間でかつホルダ42の前後方向略中央
に円弧状のガイド孔48が形成されている。このガイド
孔48の中心は、ホルダ42の前側に位置している。
【0044】また、ホルダ42の下面には、そのガイド
孔48の中心にピン52が突設されている。このピン5
2に対応する部位には操作部材としての連結レバー54
が配置されており、この連結レバー54のピン52に対
応する部位には丸孔54Aが形成されている。そして、
この丸孔54Aにピン54が挿入され連結レバー54が
回転するようになっている。なお、連結レバー54は、
その平面形状が略ジグザグ状の屈曲した形状となってい
る。
【0045】連結レバー54のガイド孔48に対応する
部位には連結部としての連結ピン56が上方へ向かって
突設されていると共に、図6に示すように、連結ピン5
6の反対側の端部には連結ピン58が下方へ向かって突
設されている。この連結ピン56は、ガイド孔48に挿
入されている。
【0046】また、図7に示すように、連結ピン56及
び58のピン52に対する距離について、連結ピン56
からピン52までの距離を「1」とすると,上記「1」
の距離と連結ピン58からピン52までの距離の比は略
1:3となっている。即ち、テコの原理に基づき、イジ
ェクトプレート60をスライドさせる。
【0047】さらに、連結ピン56とピン52とを結ぶ
直線と連結ピン58とピン52とを結ぶ直線との角度
は、略120度となっている。そのため、図9に示すよ
うに、連結ピン56とピン52とを結ぶ直線がホルダ4
2のスライド方向(前後方向)に略沿う場合には、連結
ピン58はピン52より前側に位置する。
【0048】同様に、図10に示すように、連結ピン5
8が設けられた連結レバー54の直線部分がホルダ42
のスライド方向に略沿う状態では、ピン52に対する連
結ピン58の前後方向の距離はさらに拡大する。
【0049】即ち、連結レバー54が後述する傾斜部9
0B及び90Cに沿ってガイドされながら回転すると、
イジェクトプレート60のスライド量が大幅に伸びる。
なお、上記距離の比及び角度は、記録媒体の種類等によ
って任意に変更できる。そして、連結レバー54は、そ
の連結ピン56がガイド孔48に沿ってガイドされなが
らピン52を中心に回転する。ホルダ42の上面には、
その左前側に円柱状のホルダピン50が立設されている
と共に、ホルダピン43の正面にホルダピン51が立設
されている。
【0050】図3に示すように、これらのホルダピン5
0及び51に対応するメインフレーム16の部位には、
前後方向に延びるように形成されたガイド孔82及び8
3が形成されている。また、メインフレーム16には、
ガイド孔82と83との間でかつイジェクトプレート6
0のガイドピン69Aに対応する部位にガイド孔84が
前後方向に延びるように形成されている。
【0051】そして、このガイド孔84にガイドピン6
9Aが挿通されると共にガイド孔81〜83にホルダピ
ン43,50,及び51が挿通される構成となってい
る。そのため、ホルダ42及びイジェクトプレート60
がメインフレーム16に対し相対的に前後方向へ移動す
る。
【0052】また、図4に示すように、メインフレーム
16には、そのガイド孔82と84との間でかつガイド
孔80の前側にカム部としてのカム孔90が略前後方向
に延びるように形成されている。図12に示すように、
このカム孔90は、ガイド孔82の略後側に配置される
前後方向に沿う直線部90Aと,この直線部90Aに対
し斜め右側に傾斜する連続部としての傾斜部90Bと,
この傾斜部90Bよりも傾斜角度が小さくなっている連
続部としての傾斜部90Cと,直線部90Aと同様に前
後方向に沿う直線部90Dと,この直線部90Dに対し
斜め左側に傾斜する引き戻し部としての傾斜部90Eと
で連続した線状に構成されている。そして、このカム孔
90に連結レバー54の連結ピン56が挿入される。
【0053】なお、傾斜部90Eの前側は、イジェクト
プレート60を後側に移動させるためのものである。ま
た、図9に示すように、ピン52の前後方向の位置は、
傾斜部90B及び90Cとの連結部分に対応するように
配置され、この連結部分を中心にして連結レバー54が
回転する。
【0054】図3に示すように、ホルダ42の下側に
は、略正方形に形成された押出部材としてのイジェクト
プレート60が配置されている。イジェクトプレート6
0の前側には当接壁62が直立に折曲げられており、こ
の当接壁62がミニディスク12に当接する(図11参
照)。
【0055】また、イジェクトプレート60の上面には
L字状のガイド溝64が形成されており、このガイド溝
64の長手方向は左右方向に沿っている。そして、ガイ
ド溝64内に連結レバー54の連結ピン58が挿入さ
れ、連結レバー54が回転することによってイジェクト
プレート60がホルダ42に対し前後方向へ相対移動す
る。
【0056】さらに、イジェクトプレート60の左前側
にはピン66が立設されており、このピン66に対応す
る部位に係合レバー70が配置されている。即ち、この
係合レバー70はホルダ42とイジェクトプレート60
との間に配置されている。
【0057】係合レバー70のピン66に対応する部位
には、筒状のピン受け部72が形成されている。そし
て、このピン受け部72にピン66が挿通されることに
より、係合レバー70がピン66を中心に回転する。
【0058】係合レバー70には、その一端に図2に示
すミニディスク12のノッチ12Aに嵌まる円弧状の係
合部74が突設されている。なお、イジェクトプレート
60には、ピン66の前後方向における直線上の後側に
ガイドピン68が立設されている。そして、ガイドピン
68に付勢手段としてのバネ78が挿通され、このバネ
78によって係合レバー70が常に時計方向(図12で
は矢印CW方向)へ付勢されている。
【0059】なお、図6に示すように、イジェクトプレ
ート60の上面にはガイド孔44及び46に対応する部
位にガイドピン69A及び69Bがそれぞれ立設されて
おり、これらのガイドピン69A,69B及びバネ78
を挿通したガイドピン68はホルダ42のガイド孔44
〜46内に挿通されている。そのため、イジェクトプレ
ート60は、ホルダ42に対し前後方向へ相対移動す
る。
【0060】図3に示すように、メインフレーム16と
スライダ32との間には、平面形状が略T字状のスライ
ドレバー92及びこのスライドレバー92のスライドに
よって操作される平面形状が略L字状の解除レバー96
が配置されている。図4に示すように、これらのレバー
92及び96は、メインフレーム16の前側に配置され
ており、左右方向へスライドするように構成されてい
る。なお、解除レバー96は、スライドレバー92の下
側に配置されている。
【0061】スライドレバー92は、左右辺92Aと,
この左右辺92Aの略真ん中から後側へ突設された前後
辺92Bと,左右辺92Aの左右両端に形成された当接
片92Cで一体形成されている。これらの当接片92C
は、前側に突出するように折曲げられている。当接片9
2Cはストッカ14の図示しないストッパと当接し、ミ
ニディスク12をプレーヤ18にローディングする際に
ストッパとミニディスク12のノッチ12Aとの係合を
解除する。
【0062】スライドレバー92にはガイド孔94が略
前後方向に沿って形成されており、このガイド孔94は
等脚台形の底辺がない形状となっている。即ち、図4に
示すように、ガイド孔94は、前後方向に沿う直線部9
4Aと,この直線部94Aに対し略ハ字状に形成される
傾斜部94B及び94Cとで構成されている。なお、傾
斜部94Bは直線部94Aの前側に連続して形成され、
傾斜部94Cは直線部94Aの後側に連続して形成され
ており、かつ傾斜部94B及び94Cは直線部94Aか
ら右方に向かって傾斜している。そして、ガイド孔94
には、ホルダ42のホルダピン51が挿入される。
【0063】また、図3に示すように、メインフレーム
16の前側左右両端には一対のガイドピン88が立設さ
れており、これらのガイドピン88がスライドレバー9
2の左右辺92Aの左右両端に形成されたガイド孔95
に挿通される。そのため、スライドレバー92は、メイ
ンフレーム16に対し左右方向へ相対移動する。
【0064】解除レバー96には左側のガイドピン88
に対応する部位に左右方向に沿うガイド孔97が形成さ
れており、このガイド孔97にガイドピン88が挿通さ
れる。また、解除レバー96には、スライドレバー92
の左側のガイド孔95に対応する部位に支持ピン98が
立設されている。そして、この支持ピン98がガイド孔
95に挿通される。そのため、解除レバー96は、メイ
ンフレーム16及びスライドレバー92に対し左右方向
へ相対移動する。
【0065】さらに、解除レバー96には、係合レバー
70の係合部74に形成された当接部76に対応する部
位に引掛片100が下側へ向かって折曲げられている。
そして、係合レバー70は、解除レバー96がスライド
することによってピン66を中心に回転する。
【0066】スライドレバー92及び解除レバー96に
は引掛部93及び96Aが形成されており、これらの引
掛部93及び96Aにバネ102が引掛けられている。
解除レバー96は、バネ102の付勢力によって常に右
側へ付勢されている。
【0067】なお、図17に示すシステムコントローラ
120には、ミニディスク12に対して信号を入出力す
る信号処理部(例えば、RFアンプ,サーボ回路,コン
バータ等を含む)122が接続されている。この信号処
理部122を経てミニディスク12に信号が入力されま
たはミニディスク12に記録されている信号が出力され
る。また、図17に示すように、システムコントローラ
120には、プレイキー,レコードキー,ストップキ
ー,イジェクトキー等の入力キー124が接続されてい
る。そして、入力キー124が操作されると、この操作
信号がシステムコントローラ150に入力されオートチ
ェンジャ装置が所定の動作をする。
【0068】さらに、システムコントローラ120に
は、表示手段としての表示部126が接続されており、
この表示部126に「ロードスイッチ・エラー」,「メ
カ・エラー」が表示される他に、ディスクのタイトル,
総曲数,総演奏時間,ディスク18の「記録可能時間」
等が表示される。
【0069】また、システムコントローラ120にはタ
イムアウトタイマ128が接続されており、このタイム
アウトタイマ128にスタートのスタート信号がシステ
ムコントローラ120から供給されると共にタイムアウ
トタイマ128からタイムアウトのタイムアウト信号が
システムコントローラ120へ出力される。なお、本実
施形態ではタイムアウトタイマ128をシステムコント
ローラ120とは別に設けた例であるが、本発明ではシ
ステムコントローラ120にタイムアウトタイマ128
の機能を持たせるように構成しても良い。
【0070】次に、本実施形態に係るオートチェンジャ
ー装置の動作及び作用について説明する。まず、ミニデ
ィスク12がホルダ42から排出されるアンローディン
グの動作について説明する。図17に示す入力キー12
4の一つを構成するイジェクトキーが操作されると、モ
ータ29が時計方向(図7では矢印CW方向)へ回転す
る。
【0071】そのため、図7に示すカムギヤ31が時計
方向(図7では矢印CW方向)へ回転するので、スライ
ダ32(なお、図7以降においては、図示を省略してい
る),ホルダ42,及びイジェクトプレート60が前側
へスライドする(図8参照)。これにより、イジェクト
プレート60の当接壁62(図3参照)と当接するミニ
ディスク12が前側へスライドする。
【0072】この図7から図8へ移動する動作では、連
結レバー54の連結ピン56がメインフレーム16のカ
ム孔90の直線部90Aを通過するものであり、この際
には連結レバー54が回転することなくイジェクトプレ
ート60でミニディスク12を若干押し出す。
【0073】引き続き、連結ピン56がカム孔90の傾
斜部90Bを通過する際には、連結レバー54がホルダ
42のピン52を中心に時計方向(図8及び図9では矢
印CW方向)へ回転する。即ち、連結レバー54は、そ
の連結ピン56がホルダ42のガイド孔48にガイドさ
れて回転し、図9に示すように連結ピン58が前側へ移
動する。
【0074】そのため、イジェクトプレート60は、ホ
ルダ42のガイド孔44〜46に沿って前側へスライド
する。即ち、連結ピン56が傾斜部90Bを通過する際
には連結レバー54が回転し、回転中心のピン52から
連結レバー54の他端に配置された連結ピン58がイジ
ェクトプレート60をさらに前側へスライドさせスライ
ド量を増大させる。
【0075】なお、連結レバー54の回転時には、連結
ピン58がイジェクトプレート60のガイド溝64に対
し右側へスライドし連結レバー54の回転時の左右方向
の力を逃がしている(図8及び図9参照)。従って、イ
ジェクトプレート60は、前後方向にのみスライドす
る。
【0076】さらに、連結ピン56がカム孔90の傾斜
部90Cを通過する際には、連結レバー54の連結ピン
56がホルダ42のガイド孔48にガイドされながらさ
らに時計方向(図9では矢印CW方向)へ回転すると共
に、連結ピン58がガイド溝64を左側へスライドす
る。そのため、イジェクトプレート60はさらに前側へ
スライドし、ミニディスク12をさらに押し出す。
【0077】引き続き、図11に示すように、カムギヤ
31がさらに回転すると、カムレバー38が係合ピン3
8Aを中心に旋回し係合孔38Cに挿通される係合ピン
43がガイド孔81にガイドされ前側へスライドする。
そのため、ホルダ42及びイジェクトプレート60は連
動しながら前進し、ミニディスク12をプレーヤ18か
ら完全に排出するイジェクト位置まで移動させる。
【0078】図11の状態では、ホルダ42のホルダピ
ン51がスライドレバー92のガイド孔94の傾斜部9
4Bと直線部94Aとの交点に位置している。そして、
カムギヤ31がさらに回転しホルダ42がさらに前進す
ると、ホルダピン51が傾斜部94Bを通過する(図1
2参照)。
【0079】図12に示すように、スライドレバー92
は左側へスライドし、このスライドによって係合レバー
70が時計方向(図12では矢印CW方向)へ回転す
る。即ち、スライドレバー92が左側へスライドするこ
とにより、解除レバー96がバネ102(図3参照)の
付勢力に抗して左側へスライドする。そのため、解除レ
バー96の引掛片100が係合レバー70の当接部76
と当接し、係合レバー70がピン66を中心に回転す
る。
【0080】一方、連結レバー54は、その連結ピン5
6がカム孔90の傾斜部90Eにガイドされながらガイ
ド孔48に沿って反時計方向(図12では矢印CCW方
向)へ回転する。そのため、連結レバー54は、その連
結ピン58がイジェクトプレート60のガイド溝64に
沿って左側へ移動し、空転する。即ち、ホルダ42は前
進するが、イジェクトプレート60は図11の状態のま
ま停止している。
【0081】図13に示すように、アンローディング完
了状態では、連結レバー54の連結ピン56がカム孔9
0の傾斜部90Eを通過する。この状態における連結レ
バー54は、その連結ピン58がガイド溝64に沿って
右側へ逃げ、連結ピン58がガイド孔48に沿って反時
計方向(図13では矢印CCW方向)へ回転する。
【0082】そのため、イジェクトプレート60は後側
にスライドし、係合レバー70の係合部74とミニディ
スク12のノッチ12Aとの係合が解除された状態でミ
ニディスク12から離間する。即ち、イジェクトプレー
ト60が後側にスライドすることにより、係合レバー7
0も後側にスライドする。
【0083】アンローディング完了状態では、図15に
示すように、ホルダ42が前進し操作部材112が反時
計方向(図15では矢印CCW方向)へ回転する。その
ため、操作部材112のカム部112Cがロードスイッ
チ114の操作子114Aから離間し、ロードスイッチ
114の検出信号はオフとなる。
【0084】次に、ミニディスク12がホルダ42に挿
入されていない待機状態からローディング,及びプレイ
状態(録音または再生を含む)に至る動作について簡単
に説明する。
【0085】図1に示すように、ミニディスク12をス
トッカ14のスロット部20〜24に挿入すると、スト
ッカ14に配置された図示しないストッパがミニディス
ク12のノッチ12A(図2参照)と係合しミニディス
ク12がストッカ14に保持され待機状態となる。
【0086】ユーザが録音または再生のために選択した
ミニディスク12に対応するように、移動手段の支持台
15(図2参照)が介してプレーヤ18が昇降する(図
4参照)。そして、プレーヤ18が図12に示す状態か
らカムギヤ31が反時計方向(図12では矢印CCW方
向)に回転すると、ミニディスク12がイジェクトプレ
ート60の当接壁62に当接すると共に、スライドレバ
ー92が左側にスライドしスライドレバー92の当接片
92Cがストッカ14の図示しないストッパと当接す
る。
【0087】これにより、ストッパとミニディスク12
のノッチ12Aとの係合が解除され、ミニディスク12
がローディングされる。即ち、図11に示すようにスラ
イドレバー92が右側にスライドし係合レバー70の係
合部74がノッチ12Aに係合すると共に、イジェクト
プレート60が後側へスライドする(図10参照)。
【0088】図10に示すように、ローディングが開始
されると、ホルダ42が後進し操作部材112が時計方
向(図16では矢印CW方向)へ回転する。そのため、
操作部材112のカム部112Cがロードスイッチ11
4の操作子114Aを押圧し、ロードスイッチ114の
検出信号はオンとなる(図16参照)。即ち、ロードス
イッチ114は、ローディングが開始されると同時にオ
ンとなる。
【0089】さらにカムギヤ31が回転すると、図7に
示すように、ミニディスク12がホルダ42(即ち、プ
レーヤ18)内にローディングされ図2に示すディスク
13が図3に示すターンテーブル26に載置される。こ
の後、ピックアップ27またはヘッド28がディスク1
3に対向する装填位置(図7に示す位置)に移動され、
プレイ状態となる。このプレイ状態において、図17に
示す入力キー124の一つを構成するプレイキーが操作
されると、ディスク13に対する情報処理が行われる。
【0090】次に、図18のフローチャートに基づき、
イジェクトプレート60等の位置をイニシャライズする
際(ローディング手段の初期動作時)の処理について説
明する。ステップ100でロードスイッチ114の検出
信号がオンまたはオフかを読み取る。そして、ステップ
102において、ステップ100で読み取った検出信号
がオンであるか否かが判断され、ステップ102が否定
の場合にはステップ104でオートチェンジャ装置の図
示しない検出スイッチ等の故障している箇所(メカエラ
ー箇所)をチェックする処理を行う。
【0091】そして、ステップ106でメカエラー箇所
があるか否かが判断され、否定の場合には本フローチャ
ートの処理は終了し、肯定の場合にはステップ108で
図17に示す表示部126に「メカ・エラー」を表示さ
せる。
【0092】ステップ102が肯定の場合には、ステッ
プ110で図17に示すタイムアウトタイマ128をス
タートさせると共に、ステップ112でミニディスク1
2のローディング(即ち、図17に示すモータ29の駆
動)を開始させる。そして、ステップ114において、
タイムアウト(なお、本実施形態では、タイムアウトは
スタートから1秒)か否かが判断される。即ち、図15
に示すホルダ42がアンローディング完了状態では、本
来的にはロードスイッチ114の検出信号がオフとなっ
ているが、この場合でもイジェクトプレート60等をロ
ーディング動作させることによってロードスイッチ11
4の検出信号を切り換えロードスイッチ114が故障で
ないか否かを確認する自己診断を行わせるものである。
【0093】ステップ114が肯定の場合には、ステッ
プ116でモータ29を停止させると共に、ステップ1
18で図17に示す表示部126に「ロードスイッチ・
エラー」を表示させる。ここで、ステップ114が肯定
ということは、タイムアウト後もロードスイッチ114
の検出信号がオフとなっていることを意味するので、ロ
ードスイッチ114の切り換え不良即ちロードスイッチ
114が故障していることになる。
【0094】ステップ114が否定の場合には、ステッ
プ120でロードスイッチ114の検出信号がオフか否
かが判断され、ステップ120が否定の場合にはステッ
プ114に戻る。ステップ120が肯定の場合即ちロー
ドスイッチ114が切り換わる場合には、ステップ12
2でモータ29を停止させる。
【0095】ステップ124で再びタイムアウトタイマ
128をスタートさせると共に、ステップ126でミニ
ディスク12のアンローディング(即ち、モータ29の
駆動)を開始させる。そして、ステップ128におい
て、タイムアウトか否かが判断される。
【0096】ステップ128が肯定の場合には上述した
ステップ116及びステップ118の処理が行われる。
即ち、ステップ128が肯定ということは、タイムアウ
ト後もロードスイッチ114の検出信号がオンとなって
いることを意味するので、ロードスイッチ114が故障
していることになる。
【0097】ステップ128が否定の場合にはステップ
130でロードスイッチ114の検出信号がオンか否か
が判断され、ステップ130が否定の場合にはステップ
128に戻る。ステップ130が肯定の場合即ちロード
スイッチ114が切り換わる場合には、ステップ132
でモータ29を停止させる。なお、このイニシャライズ
時には、アンローディング完了状態(図13に示す状
態)となり、ミニディスク12がホルダ42から完全に
排出される状態となる。
【0098】本実施形態においては、ステップ102の
処理でロードスイッチ114がアンローディング完了状
態であると検出した場合に、ステップ110,112,
114,及び120の自己診断ルーチンでイジェクトプ
レート60等をローディング動作させることによってロ
ードスイッチ114の検出信号の切り換わりを検出する
ようにしたので、ロードスイッチ114が正常であるか
否かが判断される。従って、本実施形態によれば、ロー
ドスイッチ114が故障しているのか或いは他の検出ス
イッチが故障しているのかを迅速かつ確実に確認するこ
とができると共に、システムコントローラ(マイコン)
120に故障箇所を認識させると同時に早期(例えば、
オートチェンジャ装置の組み立て時)にロードスイッチ
114が故障していることを発見することができる。
【0099】また、本実施形態によれば、ステップ12
4,126,128,及び120で再度ホルダ42をア
ンローディング完了状態にさせロードスイッチ114の
検出信号の切り換えを行うようにしたので、ロードスイ
ッチ114の故障の有無がより確実に確認できる。
【0100】なお、上記実施形態のオートチェンジャー
装置ではプレーヤ18を階段状に昇降させる構成とした
ものであるが、本発明の記録媒体の情報機器として上下
方向に一直線上に移動するように構成するものであって
も良く、またはストッカ14の段数は任意に変更でき
る。
【0101】さらに、本発明の記録媒体の情報機器は、
オートチェンジャー装置以外のポータブル用等のミニデ
ィスクプレーヤにも同様に適用できる。また、上記実施
形態では記録媒体をミニディスクとしたものであるが、
本発明はDAT,DVD等のものであっても同様に適用
できる。
【0102】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、検
出手段によってローディング手段がアンローディング完
了状態であると検出された場合に、制御手段がローディ
ング手段をローディング動作させることによって検出手
段の検出信号が切り換わったか否かを検出するので、判
断手段が検出手段の正常の有無を判断できる。従って、
本発明によれば、検出手段が故障しているのか或いは他
の検出スイッチが故障しているのかを迅速かつ確実に確
認することができると共に、判断手段(マイコン)に故
障箇所を認識させると同時に早期(例えば、情報機器の
組み立て時)に検出手段が故障していることを発見する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るオートチェンジャー
装置の概略した全体斜視図である。
【図2】図1に示すオートチェンジャー装置に係るプレ
ーヤの概略した全体斜視図である。
【図3】図2に示すプレーヤの分解斜視図である。
【図4】図3に示すメインフレーム及びスライダに各部
品を組立けた状態を示す斜視図である。
【図5】図4に示すカムギヤ及びカムレバーを下方から
見た状態の斜視図である。
【図6】図3に示すホルダ及びイジェクトプレートに各
部品を組立けた状態を示す斜視図である。
【図7】図2に示すプレーヤの装填位置にミニディスク
が位置する平面図である。
【図8】図7に示すミニディスクが若干アンローディン
グされた状態を示す平面図である。
【図9】図8に示すミニディスクのアンローディングが
増速された状態を示す平面図である。
【図10】図9に示すミニディスクのアンローディング
がさらに増速された状態を示す平面図である。
【図11】図10に示すミニディスクがプレーヤから完
全に排出された状態を示す平面図である。
【図12】図11に示す係合レバーとミニディスクとの
係合が解除された状態を示す平面図である。
【図13】図12に示すイジェクトプレートが後退しミ
ニディスクから離間した状態を示す平面図である。
【図14】図1に示すオートチェンジャー装置に係るプ
レーヤの概略した側面図である。
【図15】図13に示すイジェクトプレート等のアンロ
ーディング完了状態の概略した平面図である。
【図16】図7に示すミニディスクのローディング状態
の概略した平面図である。
【図17】図1に示すオートチェンジャ装置の制御系の
ブロック図である。
【図18】図1に示すイジェクトプレート等の位置をイ
ニシャライズする際の処理に関するフローチャートであ
る。
【符号の説明】
12 ミニディスク(記録媒体) 16 メインフレーム(ローディング手段) 42 ホルダ 60 イジェクトプレート(ローディング手
段) 70 係合レバー(ローディング手段) 114 ロードスイッチ(検出手段) 126 表示手段(表示部) 150 システムコントローラ(制御手段及び
判断手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体を収納するホルダと、 前記ホルダに対し前記記録媒体をローディングまたはア
    ンローディングさせるローディング手段と、 前記ローディング手段が前記記録媒体を前記ホルダから
    押し出すアンローディング完了状態であるか否かを検出
    する検出手段と、 前記検出手段によって前記ローディング手段がアンロー
    ディング完了状態であると検出された場合に、前記ロー
    ディング手段をローディング動作させる制御手段と、 前記制御手段が前記ローディング手段をローディング動
    作させた後に、前記検出手段の検出信号が切り換わるか
    否かを検出することにより前記検出手段の正常の有無を
    判断する判断手段と、 を有することを特徴とする記録媒体の情報機器。
  2. 【請求項2】 前記ローディング手段をローディング動
    作させた後に、前記制御手段がさらに前記ローディング
    手段をアンローディング動作させ、前記検出手段の検出
    信号が切り換わるか否かを検出することにより前記判断
    手段が前記検出手段の正常の有無を判断することを特徴
    とする請求項1に記載の記録媒体の情報機器。
  3. 【請求項3】 前記判断手段により前記検出手段が異常
    であると判断された場合に、前記検出手段が異常である
    ことを表示する表示手段をさらに設けることを特徴とす
    る請求項1または2に記載の記録媒体の情報機器。
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