JPH0574033A - デイスクプレーヤのローデイング/イジエクト装置 - Google Patents

デイスクプレーヤのローデイング/イジエクト装置

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JPH0574033A
JPH0574033A JP3262644A JP26264491A JPH0574033A JP H0574033 A JPH0574033 A JP H0574033A JP 3262644 A JP3262644 A JP 3262644A JP 26264491 A JP26264491 A JP 26264491A JP H0574033 A JPH0574033 A JP H0574033A
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ejecting
cam
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高宏 岡嶋
Yasuyuki Tashiro
康幸 田代
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    • G11B17/00Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
    • G11B17/02Details
    • G11B17/04Feeding or guiding single record carrier to or from transducer unit
    • G11B17/05Feeding or guiding single record carrier to or from transducer unit specially adapted for discs not contained within cartridges
    • G11B17/053Indirect insertion, i.e. with external loading means
    • G11B17/056Indirect insertion, i.e. with external loading means with sliding loading means
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B17/00Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
    • G11B17/22Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor from random access magazine of disc records

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  • Automatic Disk Changers (AREA)
  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成でマガジン及びシングルトレイの
ローディング/イジェクト動作を行わせることができ、
しかもプレーヤ本体の小型薄型化及び低コスト化を図る
こと。 【構成】 突出ピン529cを有したカムギヤ520を
時計又は反時計方向に回転させることによって係合部材
549をイジェクト位置方向又はローディング位置方向
に移動させシングルトレイ200のイジェクト及びロー
ディングを行わせる。またイジェクト完了位置又はロー
ディング完了位置から更にカムギヤ520を回転させる
ことによってマガジン本体102の凹部105からマガ
ジンロック部材540の嵌合突起543を外しロックを
解除する。 【効果】 従来のようにマガジン3及びシングルトレイ
4それぞれ専用の駆動モータが不要となるばかりでな
く、それぞれ専用の駆動モータを含む駆動メカニズム部
品が不要となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マガジンに対してはプ
レーヤ本体内のマガジン収容部からイジェクト動作を行
わせ、1枚のディスクを収容するシングルトレイに対し
てはローディング及びイジェクト動作を行わせるディス
クプレーヤのローディング/イジェクト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、複数枚のディスクを収容するマガ
ジンの連続再生が可能なディスクプレーヤに加えて、1
枚のディスクを収容することができるシングルトレイを
自動的にローディング及びイジェクト自在としたシング
ルトレイを併せもつディスクプレーヤも出回っている。
【0003】ここでマガジンとは、CD(コンパクトデ
ィスク)等のディスクを1枚乃至複数枚収容し、プレー
ヤ本体に対してそれ自体が着脱自在とされるものをい
う。このようなマガジンには、ディスクを収容する複数
枚のトレイが手動で引出し及び押戻し自在に設けられて
おり、ディスクを交換する場合には交換すべきディスク
の収容されているトレイをマガジン本体から引出して新
たなディスクと置換えた後、そのトレイをマガジン本体
内に押戻す。したがって、これらの手順を全てのトレイ
に対して行うことにより、マガジン内の全てのトレイの
ディスクの交換が可能となる。
【0004】また、シングルトレイにあっては1枚のデ
ィスクが載置可能なトレイを有し、プレーヤ本体のシン
グルトレイ用のイジェクトボタンを操作することによっ
て、シングルトレイがプレーヤ本体内から押出されるよ
うになっている。ディスクを交換する場合には、シング
ルトレイの収容部にあるディスクを新たなディスクに交
換した後、シングルトレイ用のローディングボタンを操
作することによってローディング機構を作動させ、シン
グルトレイをプレーヤ本体の所定の位置に戻すことによ
り完了する。なお、シングルトレイを僅かに押込むこと
によってローディング機構が作動するものにあっては、
新たなディスクの交換を終えた後、この操作を行うこと
によって完了する。
【0005】したがって、シングルトレイの場合には、
マガジンのような煩雑なディスクの交換手順が不要とな
るため、マガジンとの組合せにより複数枚のディスクの
連続再生が可能であるという便利さと、ディスク交換が
容易であるという便利さとが付加される。
【0006】図7は、このようなマガジンとシングルト
レイとを併せもつディスクプレーヤの一例を示すもの
で、プレーヤ本体1の正面には、挿入口2が設けられて
おり、この挿入口2からマガジン3及びシングルトレイ
4のローディング/イジェクトが可能とされている。シ
ングルトレイ4のシングルトレイ本体5には、Aを支点
として回動自在とされたトレイ体6が設けられている。
【0007】プレーヤ本体1の奥側には、選択されたデ
ィスクをクランパと共に回転させるターンテーブル及び
ディスクに記録されている情報を読取るピックアップ等
を備えた再生機構が設けられている。
【0008】なお、マガジン3のプレーヤ本体1への装
着に際しては、挿入口2からマガジン3を押込むと、マ
ガジン3専用のローディング/イジェクト機構が作動
し、マガジン3をプレーヤ本体1内部の所定位置まで搬
送する。この後、その所定位置にてマガジン3の移動が
阻止されるようになっている。シングルトレイ4にあっ
ては、シングルトレイ用のローディングボタンを操作す
ることによってシングルトレイ4専用のローディング/
イジェクト機構が作動し、シングルトレイ4をプレーヤ
本体1内部の所定位置まで引き込むようになっている。
【0009】一方、マガジン3のイジェクト動作に際し
ては、プレーヤ本体1のマガジンイジェクトボタンを操
作することにより、マガジン3専用のローディング/イ
ジェクト機構が作動し、マガジン3の略半分が挿入口2
からプレーヤ本体1外部に押出される。シングルトレイ
4のイジェクト動作に際しては、プレーヤ本体1のシン
グルトレイイジェクトボタンを操作することにより、シ
ングルトレイ4専用のローディング/イジェクト機構が
作動し、シングルトレイ4が挿入口2からプレーヤ本体
1外部に押出される。
【0010】なお、これらマガジン3専用及びシングル
トレイ4専用のローディング/イジェクト機構は、いず
れもそれぞれ専用の駆動モータの駆動力を得て作動する
ようになっている。したがって、イジェクトされたマガ
ジン3を取出した後、新たなマガジン3を挿入口2から
押込むことにより、マガジン3の交換を行うことができ
る。また、シングルトレイ4を引出した後、そのディス
ク収容トレイ6に対してディスクの置換えを行うことに
より、ディスクの交換が可能となる。
【0011】更に、マガジン3内のディスクの再生に際
しては、プレーヤ本体1側にマガジン3内に収納されて
いるトレイに対応した選択ボタンが備えられており、こ
のいずれかを操作することによってマガジン3内の選択
されたトレイがプレーヤ本体1内部の奥側に引出され
る。
【0012】引出されたトレイ内のディスクは、クラン
パによってクランプされた後、所定の速度で回転する
と、ピックアップによってその情報が読取られる。ディ
スクの再生が終了した場合あるいはストップボタンが操
作された場合には、ディスクのクランプが解除されてト
レイ内に戻され、更にそのトレイがマガジン3内に戻さ
れる。このような手順が繰返されることによって、マガ
ジン3内の複数枚のディスクの連続再生が可能となって
いる。
【0013】一方、シングルトレイ4内のディスクの再
生に際しては、トレイ体6がAを支点として再生機構側
に回動され、上記同様にしてディスクがクランプされピ
ックアップによってその情報が読取られる。ディスクの
再生が終了又はストップボタンが操作された場合には、
ディスクのクランプが解除され、トレイ体6がシングル
トレイ本体5に戻される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】このように、上述した
ディスクプレーヤは、マガジン3及びシングルトレイ4
の組合せにより、複数枚のディスクの連続再生が可能で
あるという便利さと、ディスク交換が容易であるという
便利さとを併せもっている。しかしながら、このような
ディスクプレーヤでは、上述したようにマガジン3専用
及びシングルトレイ4専用のローディング/イジェクト
機構は、いずれもそれぞれ専用の駆動モータの駆動力を
得て作動するようになっている。
【0015】このため、それぞれ専用の駆動モータを含
む駆動メカニズム部品が必要となることによって部品点
数が増えてしまい、ローディング/イジェクト動作に関
わる機構が複雑となったり、これらの部品を収容するた
めのスペースが必要となったりするために低コスト化の
妨げとなるばかりか小型薄型化を図る上で妨げとなって
いる。
【0016】本発明は、このような事情に対処してなさ
れたもので、簡単な構成でマガジン及びシングルトレイ
のローディング/イジェクト動作を行わせることがで
き、しかもプレーヤ本体の小型薄型化及び低コスト化を
図ることができるディスクプレーヤのローディング/イ
ジェクト装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、マガジンに対してはプレーヤ本体内の所
定位置からイジェクト動作を行わせ、1枚のディスクを
収容するシングルトレイに対してはプレーヤ本体内の所
定位置に対しローディング及びイジェクト動作を行わせ
るディスクプレーヤのローディング/イジェクト装置に
おいて、前記プレーヤ本体内の所定位置でマガジンの移
動を阻止するためのマガジンロック手段と、前記シング
ルトレイをローディング及びイジェクトさせるカム部材
を備えたローディング/イジェクト手段と、前記カム部
材が前記シングルトレイのローディング完了位置又はイ
ジェクト完了位置から更に移動することにより前記マガ
ジンロック部材によるロック状態を解除するロック解除
手段とが具備されていることを特徴とする。
【0018】
【作用】本発明のディスクプレーヤのローディング/イ
ジェクト装置では、ローディング/イジェクト手段のカ
ム部材が1個の駆動モータの駆動力を得て所定の動作を
行うようになっている。このため、カム部材がローディ
ング完了位置とイジェクト完了位置との間を往復移動す
ることにより、シングルトレイのローディング及びイジ
ェクトが行われる。マガジンのローディングにあって
は、プレーヤ本体内の所定位置にマガジンが到達する
と、マガジンロック手段がその移動を阻止する。
【0019】更に、マガジンのイジェクトに際しては、
カム部材がシングルトレイのローディング完了位置及び
イジェクト完了位置から更に移動させることにより、マ
ガジンロックがマガジンのロック状態を解除する。
【0020】したがって、マガジンのイジェクト動作及
びシングルトレイのローディング/イジェクト動作を1
個の駆動モータの駆動力によって行うことができるた
め、従来のようにマガジンのローディング/イジェクト
に駆動力を与える専用の駆動モータ等の駆動源が不要と
なり、またマガジンのローディング/イジェクトに関わ
る機構も不要となり、更にはこれらの部品を収容するた
めのスペースも不要となる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例の詳細を図面に基づい
て説明する。図1乃至図3は、本発明のディスクプレー
ヤのローディング/イジェクト装置の一実施例を示すも
のである。これらの図に示すように、ローディング/イ
ジェクト装置には、マガジン100及びシングルトレイ
200を出し入れする挿入孔310を有した機器本体3
00及びマガジン100をイジュクトさせるマガジンイ
ジェクト機構400及びシングルトレイ200を押し出
したり引き戻したりするローディング/イジェクト機構
500が備えられている。
【0022】マガジン100は、複数枚のディスクを収
容することができるように、ディスク収容個数に対応し
た数のトレイ101を厚み方向に備えたものが使用され
る。これらのトレイ101は、マガジン本体102の一
角部にて軸103を中心として回動自在に支持されてお
り、厚み方向に隣接するトレイ101の回転支持部は互
いに仕切り壁104で分離されている。これらの機構
は、たとえば特開昭62−14370号公報に記載の従
来のディスク用マガジンに採用されているものと同様の
構造のものを使用することができるので、その詳細な説
明は省略する。
【0023】マガジン本体101の側面には、後述する
ローディング/イジェクト機構500のマガジンロック
部材540の嵌合突起543が嵌り込む凹部105が形
成されている。
【0024】機器本体300の内部に備えられているシ
ャーシ301には、軸302を介してスイングアーム3
03が回動自在に取付けられている。スイングアーム3
03には、係合突起304及び係合片305が設けられ
ている。係合突起304には、シャーシ301に設けら
れている係合突起306に一端が係合されたスプリング
307の他端が係合されている。これにより、スイング
アーム303は、常時矢印a方向であるマガジン100
を機器本体300の内部から押し出す方向に付勢されて
いる。
【0025】一方、マガジン100を機器本体300内
部に押し込むと、マガジン100の縁部106がスイン
グアーム303の係合片305に当接し、これを機器本
体300奥部側に押し付ける。これにより、スイングア
ーム303は、矢印b方向に回動し、マガジン本体10
2の側面の凹部105にマガジンロック部材540の嵌
合突起543が嵌り込んでマガジン本体102がロック
される位置まで回動する。
【0026】嵌合突起543が後述する機構により凹部
105から外された場合には、マガジン100の縁部1
06によるスイングアーム303の係合片305への押
し付け力が解かれるため、スイングアーム303はスプ
リング307の付勢力によって矢印a方向に回動する。
これにより、マガジン100は機器本体300内部から
押し出されるようになっている。
【0027】ローディング/イジェクト機構500に
は、サブシャーシ505に回転自在に取付けられた受プ
ーリ504が備えられており、この受プーリ504への
駆動力は駆動モータ501の駆動プーリ502にかけ渡
されたゴムベルト503を介して伝達されるようになっ
ている。
【0028】受プーリ504に一体に設けられている小
ギヤ506には、大ギヤ507が噛み合っている。大ギ
ヤ507に一体に設けられている小ギヤ508には、大
ギヤ509が噛み合っている。大ギヤ509に一体に設
けられている小ギヤ510には、カムギヤ520が噛み
合っている。
【0029】大ギヤ509の近傍には、シングルトレイ
200のローディング/イジェクト状態を検出するため
の位置検出スイッチ511,512,513が配されて
いる。各位置検出スイッチ511,512,513の近
傍には、水平方向(矢印c,d方向)にスライド自在と
されたスライド片514,515,516が設けられて
いる。各スライド片514,515,516には、後述
するカムギヤ520のカム溝526,527,528に
係合される係合ピン517,518,519が設けられ
ている。
【0030】そして、各スライド片514,515,5
16が矢印cにスライドして位置検出スイッチ511,
512,513のスイッチ部511a,512a,51
3aに当接することによってこれらの位置検出スイッチ
511,512,513がオン状態とされ、これらのオ
ン/オフ状態によりマガジン100のイジェクト動作及
びシングルトレイ200のローディング/イジェクト動
作が検知されるようになっている。
【0031】受プーリ504の近傍には、サブシャーシ
505に設けられている受部530及び531に保持さ
れた突出ピン541,542を介して回動自在とされた
マガジンロック部材540が配されている。
【0032】マガジンロック部材540には、マガジン
本体102の凹部105に嵌り込む嵌合突起543が設
けられている。そして、嵌合突起543がマガジン本体
102の凹部105に嵌り込むことによって機器本体3
00内部でのマガジン100の移動が規制されるように
なっている。
【0033】また、マガジンロック部材540には、後
述するカムギヤ520のカム溝523に嵌り込む突出ピ
ン544が設けられている。更にマガジンロック部材5
40には、突出ピン545及び突出部材546が設けら
れている。受プーリ504の下方には、支持軸547が
設けられている。支持軸547には、カムギヤ520の
中心部に設けられている筒部521の孔522が嵌合さ
れ、これによりカムギヤ520は回転自在となってい
る。カムギヤ520の筒部521の周りには、上記の突
出ピン544が嵌り込む円弧状のカム溝523が設けら
れている。カム溝523の両終端部には、傾斜部52
4,525が設けられている。
【0034】そして、カムギヤ520の回転に伴ってカ
ム溝523の傾斜部524,525により突出ピン54
4がカムギヤ520から離れる方向に押し付けられるよ
うになっている。
【0035】カム溝523の周りには、上記の各スライ
ド片514,515,516に設けられている係合ピン
517,518,519が嵌り込むカム溝526,52
7,528が設けられている。各カム溝526,52
7,528のそれぞれの所定箇所には、マガジン100
のイジェクト状態やシングルトレイ200のローディン
グ/イジェクト状態に対応するカム段部526a,52
6b,527a,527b,528aが設けられてい
る。
【0036】カムギヤ520の外周縁部には、突出片5
29a,529b及び突出ピン529cが設けられてい
る。またカムギヤ520の外周部には、上記の小ギヤ5
10に噛合うギヤ部528が設けられている。サブシャ
ーシ505が取付けられるシャーシ308の下方には、
矢印e,f方向に沿ってスライドするスライド部材54
8が設けられている。スライド部材548の一側側に
は、係合部材549が一体に設けられている。
【0037】係合部材549には、カムギヤ520の突
出ピン529cが係合される係合溝550が設けられて
いる。また、係合部材549には、上記の突出片529
a,529bに当接するガタ防止片551,552が設
けられている。
【0038】そして、シングルトレイ200がイジェク
ト位置にあるとき突出片529aにガタ防止片552が
当接し、シングルトレイ200のローディング位置方向
への移動が規制されるようになっている。一方、シング
ルトレイ200がローディング位置にあるとき突出片5
29bにガタ防止片551が当接し、シングルトレイ2
00のイジェクト位置方向への移動が規制されるように
なっている。
【0039】スライド部材548の他側側には、軸55
3が取付けられている。軸553には、ギヤ比が1:2
とされたギヤ554,555が回転自在に取付けられて
いる。ギヤ555は、シングルトレイ200に一体に設
けられているガイドプレート220のギヤ部221に噛
み合っている。ギヤ554は、シャーシ308側に設け
られているギヤ部309に噛み合っている。これによ
り、係合部材549の矢印e,f方向の移動ストローク
に対してシングルトレイ200の移動ストロークが倍化
されている。
【0040】続いて、このような構成のローディング/
イジェクト装置の動作を、図4及び図5を用いて説明す
る。なお、動作を説明するにあたり、マガジン100及
びシングルトレイ200は機器本体300内部の所定位
置(ローディンク位置)に収まっているものとする。
【0041】この状態においては、カムギヤ520の突
出ピン529cがの位置(シングルエンド・待機)に
あり、係合部材549の傾斜部549aに当接してい
る。このとき、位置検出スイッチ511,512,51
3の全てはオン状態にある。この状態からシングルトレ
イ200のイジェクト動作が行われる場合、カムギヤ5
20が反時計方向に回転する。これにより、カムギヤ5
20の突出ピン529cがの位置から矢印eの方向の
の位置を経ての位置に変移する。
【0042】このとき、係合部材549の係合溝550
内における突出ピン529cは傾斜部549aから離れ
て係合溝550内に移動し、係合溝550の内面を押し
付け、係合部材549を矢印e方向に移動させる。この
移動力は、ギヤ554に対してギヤ比が倍のギヤ555
を介しガイドプレート220のギヤ部221に伝達され
る。これにより、シングルトレイ200は、係合部材5
49の移動ストロークに対して倍の距離を移動し機器本
体300の外部側に押し出される。
【0043】このとき、突出ピン529cがの位置か
らの位置に変移する際、係合ピン518はカム段部5
26aによって矢印d方向に変移することにより、位置
検出スイッチ512がオンとなる。また、係合ピン51
7,518はそれぞれカム段部527a,528aによ
って矢印c方向に変移することにより、位置検出スイッ
チ511,513がオフとなる。
【0044】カムギヤ520の突出ピン529cは、
の位置にてシングルトレイ200のイジェクトを完了す
ると、カムギヤ520の時計方向への僅かな回転によっ
ての位置に変移する。このとき、各係合ピン517,
518,519は、それぞれカム段部527a,526
a,528aから外れるため、各位置検出スイッチ51
2はオフとなる。このようなカムギヤ520の時計方向
への僅かな回転動作は、シングルトレイ200をプッシ
ュクローズさせる際に突出ピン529cに対し矢印f方
向への適切な押し付け力を与えるためである。
【0045】ちなみに、の位置にカムギヤ520の突
出ピン529cを待機させた場合には、シングルトレイ
200のプッシュクローズの際に突出ピン529cが係
合部材549の傾斜部549bから外れてしまうためで
ある。また、の位置にてシングルトレイ200のイジ
ェクトを完了させた理由は、の位置にてシングルトレ
イ200のイジェクトを完了させると、シングルトレイ
200が矢印e,f方向にてガタを生じてしまうためで
ある。
【0046】更に、突出ピン529cがの位置から
の位置まで変移すると、カム溝523の終端部の傾斜部
525がマガジンロック部材540の突出ピン544を
押し付けマガジンロック部材540を反時計方向に回動
させる。このとき、マガジン本体102の凹部105か
らマガジンロック部材540の嵌合突起543が外され
る。これにより、スイングアーム303がスプリング3
07の付勢力によって矢印a方向に回動するため、マガ
ジン100がスイングアーム303の係合片305によ
って機器本体300の外部側に押し出される。
【0047】このとき、各係合ピン517,518,5
19は、それぞれカム段部527a,526a,528
aによって矢印c又はd方向に変移し、位置検出スイッ
チ511がオンとなり、位置検出スイッチ512,51
3がオフとなる。またこのとき、突出片529aにガタ
防止片552が当接し、シングルトレイ200のローデ
ィング位置方向への移動が規制されている。
【0048】なお、突出ピン529cはの位置まで変
移し、マガジン本体102の凹部105に対するマガジ
ンロック部材540の嵌合突起543によるロックが解
除されると同時に、上記と同様の理由によりの位置に
戻される。したがって、シングルトレイ200がイジェ
クト中であってもマガジン100のイジェクトを併せて
行うこともできる。
【0049】一方、マガジン100を機器本体300内
部の所定位置(ローディング位置)に収める場合には、
機器本体300の挿入孔310からマガジン100を押
し込む。これにより、マガジン100の縁部106がス
イングアーム303の係合片305に当接し、スイング
アーム303をスプリング307の付勢力に抗して機器
本体300の奥側(矢印b方向)に回動させる。
【0050】押し込まれたマガジン100が機器本体3
00内部の所定位置に達すると、マガジンロック部材5
40の嵌合突起543がマガジン本体102の凹部10
5に嵌り込む。これにより、スイングアーム303の付
勢力によるスイングアーム303の回動が規制されるた
め、マガジン100は機器本体300内部の所定位置に
て保持され、マガジン100のセットが完了する。
【0051】また、シングルトレイ200をローディン
グさせる場合には、カムギヤ520を時計方向に回転さ
せ、その突出ピン529cをの位置からの位置に変
移させる。このとき、突出ピン529cが係合溝550
内部に当接し、係合部材549を矢印f方向に移動させ
る。このときの係合部材549の移動力は、上記同様に
ギヤ555を介してガイドプレート220のギヤ部22
1に伝達される。これにより、シングルトレイ200
は、係合部材549の移動ストロークに対して倍の距離
を移動し、機器本体300内部に引き戻される。
【0052】またこのとき、突出ピン529cがの位
置に達すると、係合ピン517,519は変移せず同位
置をキープし、係合ピン518のみがカム段部526b
によって矢印d側に変移することにより、各位置検出ス
イッチ511,512,513がオンとなる。
【0053】更に、この状態からカムギヤ520が時計
方向に回転すると、突出ピン529cがの位置から
の位置に変移する。このとき、カム溝523の終端部の
傾斜部524がマガジンロック部材540の突出ピン5
44を押し付けマガジンロック部材540を反時計方向
に回動させる。これにより、マガジン本体102の凹部
105からマガジンロック部材540の嵌合突起543
が外されるため、上記同様にしてマガジン100が機器
本体300の外部側に押し出される。
【0054】このとき、突出片529bにガタ防止片5
51が当接し、シングルトレイ200のイジェクト位置
方向への移動が規制されている。またこの時、係合ピン
517のみがカム段部527bによって矢印c方向に変
移し、位置検出スイッチ511がオフとなる。なお、突
出ピン529cはの位置に変移し、マガジン本体10
2の凹部105に対するマガジンロック部材540の嵌
合突起543によるロックが解除されると同時にの位
置に戻される。
【0055】このように、本実施例では、突出ピン52
9cを有したカムギヤ520を時計又は反時計方向に回
転させることによって係合部材549をイジェクト位置
方向又はローディング位置方向に移動させることによ
り、シングルトレイ200のイジェクト及びローディン
グを行わせるようにした。また、イジェクト完了位置又
はローディング完了位置から更にカムギヤ520を回転
させることによってマガジン本体102の凹部105か
らマガジンロック部材540の嵌合突起543を外しロ
ックを解除するようにした。
【0056】したがって、一個の駆動モータ501によ
って駆動する一枚のカムギヤ520によってシングルト
レイ200のローディング及びイジェクトを行わせると
ともに、マガジン100のイジェクト動作を行わせるよ
うにしたので、従来のようにマガジン3及びシングルト
レイ4それぞれ専用の駆動モータが不要となるばかりで
なく、それぞれ専用の駆動モータを含む駆動メカニズム
部品が不要となる。
【0057】これにより、部品点数が削減されるので、
ローディング/イジェクト動作に関わる機構が簡素化さ
れるとともに、これらの部品を収容するためのスペース
が削減されるので、機器本体300の小型薄型化を図る
ことができるばかりでなく、低コスト化を図ることもで
きる。
【0058】なお、本実施例では、カムギヤ520によ
ってシングルトレイ200のローディング/イジェクト
動作及びマガジン100のイジェクト動作を行わせる場
合について説明したが、この例に限らずたとえば図6に
示すようにカムギヤ520をプレート状に構成するとと
もに、カムギヤ520に対応させたカム溝526,52
7,528及びそれぞれのカム段部526a,526
b,527a,527b,528aを設ける。
【0059】そして、このカムプレート520Aを矢印
e,f方向にスライドさせることによってカムギヤ52
0の回転動作と同様にシングルトレイ200のイジェク
ト及びローディング動作並びにマガジン100のイジェ
クト動作を行わせるようにしてもよい。なお、マガジン
100のイジェクト動作に際しては、カムプレート52
0Aの適宜箇所にマガジンロック部材540の突出ピン
544を押し付けるための押し付け部を設けるようにす
る。
【0060】
【発明の効果】本発明のディスクプレーヤのローディン
グ/イジェクト装置では、ローディング/イジェクト手
段のカム部材が1個の駆動モータの駆動力を得て所定の
動作を行うようになっている。このため、カム部材がロ
ーディング完了位置とイジェクト完了位置との間を往復
移動することにより、シングルトレイのローディング及
びイジェクトが行われる。マガジンのローディングにあ
っては、プレーヤ本体内の所定位置にマガジンが到達す
ると、マガジンロック手段がその移動を阻止する。
【0061】更に、マガジンのイジェクトに際しては、
カム部材がシングルトレイのローディング完了位置及び
イジェクト完了位置から更に移動させることにより、マ
ガジンロックがマガジンのロック状態を解除する。
【0062】したがって、マガジンのイジェクト動作及
びシングルトレイのローディング/イジェクト動作を1
個の駆動モータの駆動力によって行うことができるた
め、従来のようにマガジンのローディング/イジェクト
に駆動力を与える専用の駆動モータ等の駆動源が不要と
なり、またマガジンのローディング/イジェクトに関わ
る機構も不要となり、更にはこれらの部品を収容するた
めのスペースも不要となる。その結果、簡単な構成でマ
ガジン及びシングルトレイのローディング/イジェクト
動作を行わせることができ、しかもプレーヤ本体の小型
薄型化及び低コスト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のディスクプレーヤのローディング/
イジェクト装置の一実施例を示す斜視図である。
【図2】 図1のディスクプレーヤのローディング/イ
ジェクト機構を示す分解斜視図である。
【図3】 図2のローディング/イジェクト機構を拡大
して示す分解斜視図である。
【図4】 図1のローディング/イジェクト機構の動作
を説明するための図である。
【図5】 図3のカムギヤの動作を説明するためのタイ
ミングチャートである。
【図6】 図1のカムギヤの構成を換えた場合の他の実
施例を説明するための図である。
【図7】 従来のマガジンとシングルトレイとを併せも
つディスクプレーヤの一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
100 マガジン 101 トレイ 105 凹部 200 びシングルトレイ 300 機器本体 303 スイングアーム 305 係合片 307 スプリング 400 マガジンイジェクト機構 500 ローディング/イジェクト機構 520 カムギヤ 523,526,527,528 カム溝 526a,526b,527a,527b,528a
カム段部 540 マガジンロック部材 543 嵌合突起 544 突出ピン 549 係合部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マガジンに対してはプレーヤ本体内の所
    定位置からイジェクト動作を行わせ、1枚のディスクを
    収容するシングルトレイに対してはプレーヤ本体内の所
    定位置に対しローディング及びイジェクト動作を行わせ
    るディスクプレーヤのローディング/イジェクト装置に
    おいて、 前記プレーヤ本体内の所定位置でマガジンの移動を阻止
    するためのマガジンロック手段と、 前記シングルトレイをローディング及びイジェクトさせ
    るカム部材を備えたローディング/イジェクト手段と、 前記カム部材が前記シングルトレイのローディング完了
    位置又はイジェクト完了位置から更に移動することによ
    り前記マガジンロック部材によるロック状態を解除する
    ロック解除手段とが具備されていることを特徴とするデ
    ィスクプレーヤのローディング/イジェクト装置。
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