JPH087434A - 光ディスクプレーヤの光ディスク装填用駆動機構 - Google Patents

光ディスクプレーヤの光ディスク装填用駆動機構

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Publication number
JPH087434A
JPH087434A JP6166385A JP16638594A JPH087434A JP H087434 A JPH087434 A JP H087434A JP 6166385 A JP6166385 A JP 6166385A JP 16638594 A JP16638594 A JP 16638594A JP H087434 A JPH087434 A JP H087434A
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JP
Japan
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optical disc
slide
drive
floating unit
feed roller
Prior art date
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Application number
JP6166385A
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English (en)
Inventor
Katsuhiko Yamada
勝彦 山田
Tetsuo Katagiri
哲雄 片桐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構造により、コストが低減されると共
に、小型化が容易である、光ディスクプレーヤの光ディ
スク装填用駆動機構を提供すること。 【構成】 スライド板16,17の摺動により、このス
ライド板が第一の位置にあるとき、上記フローティング
ユニットのロック,チャッキング機構のアップ及び送り
ローラのアップを行ない、またこのスライド板が第二の
位置にあるとき、上記フローティングユニットのロック
解除,チャッキング機構のダウン及び送りローラのダウ
ンを行なうスライド機構16,17,19,20と、こ
のスライド機構を第一の位置と第二の位置との間で移動
させるリンク機構21,22と、このリンク機構を駆動
する駆動手段30とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばCD(コンパク
トディスク)等の光ディスクを再生するための光ディス
クプレーヤに係り、特に、光ディスクの送りローラのア
ップ/ダウン,光学ピックアップを支持するフローティ
ングユニットのロック/ロック解除及び光ディスクのチ
ャッキング機構のアップ/ダウンの各動作を行なうため
の光ディスク装填用駆動機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスクプレーヤ、例えば車載
用CDプレーヤ等において、CDをケース外面に設けら
れたCD挿入口から挿入することにより、このCDを送
りローラによって所定位置に自動的に引き込み、チャッ
キング機構によってこのCDをターンテーブル上に固定
保持すると共に、ターンテーブル及び光学ピックアップ
を支持するフローティングユニットのロックを解除する
ようにしたCDプレーヤが知られている。
【0003】このようなCDプレーヤは、エジェクト状
態、即ちCDが装填されていない状態においては、送り
ローラがCD通路内に位置するように回転軸が上昇さ
れ、またチャッキング機構が、ターンテーブル上から上
方に退避されると共に、ターンテーブル及び光学ピック
アップを支持するフローティングユニットがロックされ
ている。そして、このエジェクト状態から、ケース挿入
口にCDが挿入されると、上記送りローラが回転駆動さ
れることにより、上記挿入口に挿入されたCDは、フロ
ーティングユニット上に設けられたターンテーブル上の
所定位置に移動たされる。
【0004】続いて、送りローラが下降されて、CDの
下面から離反すると共に、チャッキング機構がこのター
ンテーブルに対して下降されることによって、このCD
は、ターンテーブルとチャッキング機構によって挟持さ
れ、ターンテーブル上に固定保持される。その後、フロ
ーティングユニットのロックが解除されることにより、
このフローティングユニット,ターンテーブル及びCD
が、一体的にフローティング状態に保持されることにな
る。これにより、CDプレーヤは、エジェクト状態から
プレイ状態に移動されることになる。
【0005】かくして、上記ターンテーブルを回転駆動
することにより、回転するCDの記録面に対して、光学
ピックアップからレーザー光等の光を照射する。そし
て、光学ピックアップの受光素子により、このCDの記
録面からの戻り光を検出して、このCDに記録されてい
る信号を読み取ることにより、再生信号(以下、RF信
号という)が生成されるようになっている。
【0006】CDの再生が終わって、CDを排出する場
合には、上記とは逆の手順により、フローティングユニ
ットがロックされた後、送りローラがCDの下面に接触
するように上昇されると共に、チャッキング機構が上昇
してCDから離反する。これにより、CDプレーヤは、
エジェクト状態に移動され、CDは、送りローラの逆回
転によって、ケース挿入口から排出されることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成されたCDプレーヤのCD装填用駆動機構にお
いては、上述した送りローラのアップ/ダウン,チャッ
キング機構のアップ/ダウン及びフローティングユニッ
トのロック/ロック解除は、それぞれ別の駆動機構によ
って、行なわれるように構成されている。このため、C
Dプレーヤのメカの外側、特に両側にて、回転する部材
やスライドする部材が多数配設されることになる。従っ
て、構造が複雑になり、部品点数が多く、且つ組立が面
倒であるため、コストが高くなってしまうと共に、CD
プレーヤのメカが大型化してしまうという問題があっ
た。
【0008】本発明は、以上の点に鑑み、簡単な構造に
より、コストが低減されると共に、小型化が容易であ
る、光ディスクプレーヤの光ディスク装填用駆動機構を
提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、光ディスクを回転駆動するターンテーブル及び光
学ピックアップを含むフローティングユニットと、この
ターンテーブル上に光ディスクを固定保持するチャッキ
ング機構と、このターンテーブルの一側にて、挿入され
る光ディスクに下方から圧接して搬送する送りローラ
と、を有している光ディスクプレーヤにおいて、上記光
ディスクの挿入方向に関して、少なくとも左右いずれか
の側面に設けたスライド板の摺動により、このスライド
板が第一の位置にあるとき、上記フローティングユニッ
トのロック,チャッキング機構のアップ及び送りローラ
のアップを行ない、またこのスライド板が第二の位置に
あるとき、上記フローティングユニットのロック解除,
チャッキング機構のダウン及び送りローラのダウンを行
なうスライド機構と、このスライド機構を第一の位置と
第二の位置との間で移動させるリンク機構と、このリン
ク機構を駆動するひとつの駆動手段とを有している光デ
ィスクプレーヤの光ディスク装填用駆動機構により、達
成される。
【0010】本発明による光ディスク装填用駆動機構
は、好ましくは、上記フローティングユニットのロック
/ロック解除,チャッキング機構のアップ/ダウンまた
は送りローラのアップ/ダウンの何れかが、上記スライ
ド機構のスライド板に設けられたスライド方向に対して
斜めに形成されたスロットにより行なわれるようになっ
ている。
【0011】本発明による光ディスク装填用駆動機構
は、好ましくは、上記フローティングユニットのロック
/ロック解除,チャッキング機構のアップ/ダウンまた
は送りローラのアップ/ダウンの何れかが、上記スライ
ド機構のスライド板に設けられたスライド方向に対して
斜めに形成されたカム面により行なわれるようになって
いる。
【0012】本発明による光ディスク装填用駆動機構
は、好ましくは、上記フローティングユニットのロック
/ロック解除,チャッキング機構のアップ/ダウンまた
は送りローラのアップ/ダウンの何れかが、上記スライ
ド機構のスライド板に枢支され且つスライド板の摺動に
より揺動されるレバーに形成されたスロットにより行な
われるようになっている。
【0013】本発明による光ディスク装填用駆動機構
は、好ましくは、上記駆動手段が、駆動モータにより回
転駆動されるコントロールカムと、このコントロールカ
ムに係合するようにリンク機構の一つのアーム上に設け
られた駆動ピンとから構成されている。
【0014】本発明による光ディスク装填用駆動機構
は、好ましくは、上記コントロールカムが、駆動モータ
により回動される駆動歯車と噛合する扇形歯車部を備え
ている。
【0015】本発明による光ディスク装填用駆動機構
は、好ましくは、上記駆動歯車が、コントロールカムを
回動して、リンク機構を介して、スライド機構のスライ
ド板を第一の位置または第二の位置に移動したとき、こ
のコントロールカムの扇形歯車部の両端から外れるよう
になっており、駆動モータの逆転の際に、この駆動歯車
が、ソレノイドによりコントロールカムの扇形歯車部に
係合される。
【0016】また、上記目的は、本発明によれば、光デ
ィスクを回転駆動するターンテーブル及び光学ピックア
ップを含むフローティングユニットと、このターンテー
ブル上に光ディスクを固定保持するチャッキング機構
と、このターンテーブルの一側にて、挿入される光ディ
スクに下方から圧接して搬送する送りローラと、を有し
ている、光ディスクプレーヤにおいて、上記光ディスク
の挿入方向に関して、少なくとも左右いずれかの側面に
設けたスライド板の摺動により、このスライド板が第一
の位置にあるとき、上記フローティングユニットのロッ
ク,チャッキング機構のアップ及び送りローラのアップ
を行ない、またこのスライド板が第二の位置にあると
き、上記フローティングユニットのロック解除,チャッ
キング機構のダウン及び送りローラのダウンを行なうス
ライド機構と、このスライド機構を第一の位置と第二の
位置との間で移動させるリンク機構と、このリンク機構
を駆動する駆動手段とを含んでおり、上記駆動手段が、
ひとつの駆動モータにより回転駆動されるコントロール
カムと、このコントロールカムに係合するようにリンク
機構の一つのアーム上に設けられた駆動ピンとを備える
光ディスクプレーヤの光ディスク装填用駆動機構によ
り、達成される。
【0017】
【作用】上記構成によれば、先づエジェクト状態におい
ては、スライド機構のスライド板は、第一の位置にあっ
て、フローティングユニットがロックされ、チャッキン
グ機構がアップ状態にあって、ターンテーブルから離反
していると共に、送りローラがアップ状態にある。
【0018】このエジェクト状態から、光ディスクプレ
ーヤの光ディスク挿入口から光ディスクが挿入される
と、回転駆動される送りローラが、挿入される光ディス
クの下面に対して当接し、その回転によって光ディスク
をターンテーブル上に搬送する。そして、駆動手段が動
作して、リンク機構を介して、スライド機構のスライド
板を第一の位置から第二の位置まで移動する。
【0019】これにより、このスライド板は、フローテ
ィングユニットのロック解除,チャッキング機構のダウ
ンそして送りローラのダウンを行なう。即ち、フローテ
ィングユニットは、ロック解除されて、フローティング
状態に保持される。従って、このフローティングユニッ
トに取り付けられたターンテーブル及び光学ピックアッ
プは、外部振動の影響を受けることなく、保持されるこ
とになる。またチャッキング機構は、ダウンすることに
より、ターンテーブル上に載置された光ディスクを固定
保持する。さらに、送りローラは、ダウンすることによ
り、光ディスクの下面から離反されることになる。これ
により、光ディスクプレーヤは、エジェクト状態からプ
レイ状態に移動される。
【0020】かくして、上記ターンテーブルを回転駆動
することにより、回転する光ディスクの記録面に対し
て、フローティングユニットに取り付けられた光学ピッ
クアップからレーザー光等の光を照射する。そして、光
学ピックアップの受光素子により、この光ディスクの記
録面からの戻り光を検出して、この光ディスクに記録さ
れている信号を読み取ることにより、RF信号が生成さ
れるようになっている。
【0021】これに対して、プレイ状態から光ディスク
を排出する場合には、駆動手段が動作して、リンク機構
を介して、スライド機構のスライド板を第二の位置から
第一の位置まで移動する。
【0022】これにより、このスライド板は、フローテ
ィングユニットのロック,チャッキング機構のアップそ
して送りローラのアップを行なう。即ち、フローティン
グユニットは、ロックされて固定保持され、不用意に挿
脱される光ディスクに対して衝突しないようになってい
る。また、チャッキング機構は、アップすることによ
り、ターンテーブル上に載置された光ディスクを解放す
る。さらに、送りローラは、アップすることにより、チ
ャッキング機構から解放された光ディスクの下面に当接
し、この光ディスクを挿入口に向かって搬送する。これ
により、光ディスクプレーヤは、プレイ状態からエジェ
クト状態に移動される。
【0023】上記フローティングユニットのロック/ロ
ック解除,チャッキング機構のアップ/ダウンまたは送
りローラのアップ/ダウンの何れかが、上記スライド機
構のスライド板に設けられたスライド方向に対して斜め
に形成されたスロットまたはカム面により行なわれる場
合には、このスライド板の水平方向に摺動によって、フ
ローティングユニットのロック/ロック解除と共に、チ
ャッキング機構または送りローラの上下方向のアップ/
ダウンが行われることになる。
【0024】上記フローティングユニットのロック/ロ
ック解除,チャッキング機構のアップ/ダウンまたは送
りローラのアップ/ダウンの何れかが、上記スライド機
構のスライド板に枢支され且つスライド板の摺動により
揺動されるレバーに形成されたスロットにより行なわれ
る場合には、スライド板の水平方向の摺動によって、レ
バーが揺動されるので、このレバーに形成されたスロッ
トにより、フローティングユニットのロック/ロック解
除と共に、チャッキング機構または送りローラの上下方
向のアップ/ダウンが行われることになる。
【0025】上記駆動手段が、ひとつの駆動モータによ
り回転駆動されるコントロールカムと、このコントロー
ルカムに係合するようにリンク機構の一つのアーム上に
設けられた駆動ピンとから構成されている場合には、駆
動モータの回転によるコントロールカムの回転により、
駆動カムが往復運動され、このリンク機構のアームが揺
動される。これにより、スライド機構のスライド板は、
リンク機構の上記アームの揺動によって、第一の位置と
第二の位置の間を往復運動されることになる。
【0026】上記コントロールカムが、駆動モータによ
り回動される駆動歯車と噛合する扇形歯車部を備えてい
る場合には、コントロールカムが、駆動歯車によって、
一回転以下の所定の回転角度だけ回転駆動されることに
なる。
【0027】上記駆動歯車が、コントロールカムを回動
して、リンク機構を介して、スライド機構のスライド板
を第一の位置または第二の位置に移動したとき、このコ
ントロールカムの扇形歯車部の両端から外れるようにな
っており、駆動モータの逆転の際に、この駆動歯車が、
ソレノイドによりコントロールカムの扇形歯車部に係合
される場合には、スライド機構のスライド板が、第一の
位置から第二の位置に移動された後、または第二の位置
から第一の位置に移動された後、駆動歯車がコントロー
ルカムの扇形歯車部から外れるので、駆動モータの回転
を停止させる必要がない。さらに、第一の位置または第
二の位置にて、駆動モータを逆転させると共に、ソレノ
イドに通電することにより、駆動歯車は再びコントロー
ルカムの扇形歯車部に係合することになり、コントロー
ルカムを回動させる。これにより、スライド機構のスラ
イド板は、第二の位置または第一の位置に移動され、そ
こで再び駆動歯車がコントロールカムの扇形歯車部から
外れることになる。
【0028】
【実施例】以下、この発明の好適な実施例を図1乃至図
16を参照しながら、詳細に説明する。尚、以下に述べ
る実施例は、本発明の好適な具体例であるから、技術的
に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲
は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載
がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0029】図1は、本発明による光ディスク装填用駆
動機構をCDプレーヤに適用した一実施例を示してい
る。図1において、CD装填用駆動機構10は、フレー
ム11と、CDを回転駆動するターンテーブル及び光学
ピックアップを含むフローティングユニットと、このタ
ーンテーブル上にCDを固定保持するチャッキング機構
と、このターンテーブルの一側にて、挿入されるCDに
下方から圧接して搬送する送りローラとを有している。
【0030】このフレーム11は、左右の垂直な側板1
2,13を有している。この側板12は、図2に示すよ
うに、フローティングユニットから左方向に突出する支
持軸14a,14bを受容する切欠孔12a,12b
と、このフローティングユニットに対して揺動可能に支
持されたチャッキング機構から左方向に突出する支持軸
15aを受容する切欠孔12cを有している。また、こ
の側板13は、フローティングユニットから右方向に突
出する支持軸14cを受容する切欠孔13aを有してい
る。尚、上記フローティングユニットは、フレーム11
に対して、バネ等の弾性部材によってフローティング状
態、即ち上下左右前後の各方向に弾性的に支持されてい
る。
【0031】上記側板12,13は、それぞれ内側に、
前後方向に摺動可能に支持されたスライド板16,17
を備えている。左側のスライド板16は、その水平方向
に延びるように形成されたスライド溝16a,16b内
に、側板12の内面に植設されたガイドピン12d,1
2eが、それぞれ係合することにより、側板12に対し
て、前後方向に摺動可能に支持されている。同様に、右
側のスライド板17は、その水平方向に延びるように形
成されたスライド溝17a,17b内に、側板13の内
面に植設されたガイドピン13b,13cが、それぞれ
係合することにより、側板13に対して、前後方向に摺
動可能に支持されている。
【0032】また、各スライド板16,17には、上記
フローティングユニットの支持軸14a,14b,14
cのロック/ロック解除を行なうための、後方が比較的
大径に形成され且つ前方がこの支持軸より僅かに大きな
幅を有するスロットから成るロック孔16c,16d及
び17cが設けられている。
【0033】さらに、各スライド板16,17には、送
りローラの回転軸18を受容するガイド溝16e,17
dが備えられている。各ガイド溝16e,17dは、そ
れぞれ前方が比較的高く、且つ後方が比較的低くなるよ
うに、ほぼ斜めに形成されている。
【0034】図2に示すように、この側板12,13と
スライド板16,17の間には、それぞれ揺動レバー1
9,20が備えられている。揺動レバー19は、前後方
向に関して中央付近が、側板12に植設された回転軸1
2fに枢支されていると共に、その後端付近に植設され
たピン19aが、スライド板16に設けられたガイド溝
16fに係合している。このガイド溝16fは、前方が
比較的高く、且つ後方が低くなるようにほぼ斜めに延び
ている。他方、図3に示すように、揺動レバー20は、
前後方向に関して中央付近が、側板13に植設された回
転軸13dに枢支されていると共に、その前端付近に植
設されたピン20aが、スライド板17に設けられたガ
イド溝17eに係合している。このガイド溝17eは、
前方が比較的高く、且つ後方が低くなるようにほぼクラ
ンク状に延びている。これにより、スライド板16,1
7の摺動によって、この揺動レバー19,20が揺動さ
れるようになっている。
【0035】さらに、この揺動レバー19は、図2に示
すように、その前端付近にて、下向きに開いた部分とそ
の上側に形成された上記支持軸14bの径より僅かに幅
の広いスロット部から成る切欠孔19bを有していると
共に、後端付近に、側板12の切欠孔12c内に受容さ
れる支持軸15aを上方に押し上げるカム面19cを備
えている。また、この揺動レバー20は、図3に示すよ
うに、その後端付近に、下向きに開いた部分とその上側
に形成された上記支持軸14cの径より僅かに幅の広い
スロット部から成る切欠孔20bを有している。
【0036】さらに、上記スライド板16,17は、図
1に示すように、その前端部から内側に張り出した突起
に設けられた係合孔16g,17fを備えている。これ
に対して、フレーム11の前縁部には、フレーム11の
左右方向の中央付近にて互いに連結され、且つ両端がフ
レーム11の両端付近まで延びる二つのリンクレバー2
1,22が、配設されている。
【0037】各リンクレバー21,22は、それぞれ長
手方向中央付近が、フレーム11に植設された回転軸2
3,24に枢支されていると共に、外側の端部に植設さ
れた係合軸21a,22aが、それぞれ上記スライド板
16,17の係合孔16g,17fに係合している。さ
らに、リンクレバー21の左方部分には、駆動ピン21
bが植設されている。さらに、この駆動ピン21bに
は、駆動機構30(後述)のコントロールカム31の下
面に設けられたカム溝31aが係合される。このカム溝
31aは、このコントロールカム31の回転軸32bに
対して、半径方向の長さが徐々に大きくなるように、形
成されている。
【0038】これにより、このコントロールカム31が
回動されることにより、このコントロールカム31のカ
ム溝31aに係合したリンクレバー21の駆動ピン21
bが、図1にて上下方向に移動され、各リンクレバー2
1,22が、それぞれ回転軸23,24の周りに互いに
反対方向に揺動することになる。従って、二つのスライ
ド板16,17は、前後方向に関して互いに同じ方向に
摺動されることになる。
【0039】ここで、上記駆動機構30は、図4乃至図
6に示すように構成されている。即ち、駆動機構30
は、上述したようにリンクレバー21の駆動ピン21b
に係合するカム溝31aを備えたコントロールカム31
と、このコントロールカム31の外周面の一部に形成さ
れた扇形歯車部31bに噛合する第一の歯車32,この
第一の歯車32に噛合する第二の歯車33及び第二の歯
車33と一体に形成された第三の歯車34と、第三の歯
車34に噛合するウォーム35とを有している。
【0040】上記コントロールカム31は、図5に示す
ように、扇形歯車部31bの両側に、欠歯部分31c,
31dを備えていると共に、その上面に円周方向に延び
る円弧状のロック用リブ31eを備えている。これによ
り、図7に示すように、コントロールカム31が第一の
歯車32によって回動されて、第一の歯車32がこの欠
歯部分31c,31d内に入る。これにより、このコン
トロールカム31の回動が停止すると共に、このロック
用リブ31eが、固定配置されたロックピン36a,3
6b(図5参照)に当接して、それ以上回転しないよう
になっている。
【0041】第一の歯車32は、図7に示すように、第
二の歯車33,第三の歯車34の回転軸の周りに回動可
能に支持された振り子板37上にて、枢支されていると
共に、この第二の歯車33が、回転の際にこの振り子板
37に対して摩擦を生ずるようになっている。この振り
子板37は、半径方向外側に突出した突起37aを有し
ている。この突起37aに対して、水平軸38の周りに
回動可能に支持されたトリガーアーム39の突起39a
が、下方から係合し得るように、配設されている。
【0042】さらに、このトリガーアーム39は、ソレ
ノイド40が作動したとき、振り子板37の突起37a
から退避される。これにより、この振り子板37は、ト
リガーアーム39が退避したとき、第一の歯車32の回
転軸がシャーシ30aに設けられた切欠孔30b内に係
合していることにより、その範囲内で自由に回動し得る
が、トリガーアーム39の突起39aが、振り子板37
の突起37aに係合したとき、この突起39aの内側ま
たは外側(図4乃至図6の場合には、外側)に係止され
ることになる。
【0043】上記ウォーム35は、図4または図10に
示すように、駆動モータ41の駆動軸41aに取り付け
られており、この駆動モータ41の正転または逆転によ
って、回転駆動されるようになっている。
【0044】さらに、コントロールカム31の上方に
は、図5に示すように、スライダ42が備えられてい
る。このスライダ42は、このスライダ42は、左右方
向に延びるように形成されたガイドスロット42a,4
2b内に、上記シャーシ30aに植設されたピン30
c,30dが係合することにより、左右方向に摺動可能
に支持されている。このスライダ42の上面に設けられ
た突起42c,42dに対して、このピン30cとの間
には、バネ43が張架されており、このバネ43の張力
により、スライダ42は、右方に付勢されている。
【0045】また、このスライダ42の左方には、図6
に示すように、シャーシ30a上に、検出スイッチ44
が備えられている。この検出スイッチ44は、操作部4
4aが押し込まれたとき、オンまたはオフされるように
構成されており、接続された図示しない制御回路によ
り、この操作部44aの押動が検出されるようになって
いる。そして、スライダ42がバネ43の張力に抗して
左方に移動されたとき、このスライダ42の左端面42
eが、この操作部44aを左方に押動する。
【0046】さらに、このスライダ42は、シャーシ3
0aを介して下方に突出する係合部42fを備えてい
る。この係合部42fは、コントロールカム31の上面
に備えられたスライダ用リブ31fの内面に係合する。
ここで、このスライダ用リブ31fは、第一の歯車32
がコントロールカム31の扇形歯車部31bに噛合して
いるときは、スライダ42を左方に移動させるが、この
第一の歯車32がこの扇形歯車部31bの両側の欠歯部
分31c,31d内に嵌入しているときは、このスライ
ダ42を左方に移動させないように、形成されている。
【0047】本実施例による光ディスク装填用駆動機構
10は、以上のように構成されており、先づ図1乃至図
6に示すエジェクト状態においては、駆動機構30のコ
ントロールカム31は、そのカム溝31aがコントロー
ルカム31の回転軸から最も離れた箇所にて、リンクレ
バー21の駆動ピン21bに係合している。これによ
り、リンクレバー21,22は、その外側の端部が後方
に揺動され、スライド板16,17を後方の第一の位置
に保持している。従って、図1乃至図3に示すように、
このスライド板16,17に枢支された揺動レバー1
9,20は、それぞれ左旋した位置にある。
【0048】かくして、フローティングユニットの支持
軸14aは、スライド板16の切欠孔16cのスロット
部に係合することにより、上下方向にロックされる。ま
た支持軸14bは、スライド板16の切欠孔16dのス
ロット部に係合すると共に、揺動レバー19の切欠孔1
9bのスロット部に係合することにより、上下方向及び
前後方向に対してロックされる。さらに、このフローテ
ィングユニットの支持軸14cは、スライド板17の切
欠孔17cのスロット部に係合すると共に、揺動レバー
20の切欠孔20bのスロット部に係合することによ
り、上下方向及び前後方向に対してロックされる。
【0049】また、チャッキング機構の支持軸15a
は、揺動レバー19のカム面19cによって上方に押し
上げられることにより、アップ状態に保持され、上記フ
ローティングユニットのターンテーブルから離反されて
いる。
【0050】さらに、送りローラの回転軸18は、スラ
イド板16,17のガイド溝16e,17dの上方部分
に係合することにより、アップ状態に保持され、図示し
ないCD通路に下方から突出するようになっている。
【0051】このとき、駆動機構30のコントロールカ
ム31は、図5において、ロック用リブ31eが、ロッ
クピン36aに当接することにより、その欠歯部分31
dが、第一の歯車32を受容する位置に保持されてい
る。また、図6に示すように、このコントロールカム3
1のスライダ用リブ31fは、その一方の端部が、スラ
イダ42の係合部42fに対向しているため、このスラ
イダ42を左方に移動させない。さらに、振り子板37
は、図7に示すように、その突起37aが、トリガーア
ーム39の突起39aの外側で保持されている。この状
態においては、駆動モータ41が回動することにより、
第一の歯車が回動しても、コントロールカム31は、回
動しない。
【0052】この状態から、図示しないCD挿入口から
CDが挿入されると、送りローラの回転によって、CD
がフローティングユニットのターンテーブル上に移動さ
れる。これと共に、駆動モータ40が回転され、ウォー
ム35,歯車34,33を介して、第一の歯車32が図
7にて矢印で示すように左回転される。これにより、振
り子板37は、第二の歯車33の摩擦によって、左旋性
を付与される。
【0053】CDの挿入が完了したとき、ソレノイド4
0が動作されることにより、トリガーアーム39の突起
39aが退避される。従って、振り子板37は、トリガ
ーアーム39から解放され、図8に示すように、右旋す
る。これにより、この第一の歯車32は、コントロール
カム31の扇形歯車部31bに噛合するので、コントロ
ールカム31が左回転されることになる。これにより、
コントロールカム31のカム溝31aに係合しているリ
ンクレバー21の駆動ピン21bは、このカム溝31a
の形状に基づいて、徐々に前方に移動される。かくし
て、リンクレバー21が左旋されると共に、リンクレバ
ー22が右旋されるので、スライド板16,17は前方
に移動される。
【0054】そして、図9に示すように、第一の歯車3
2が、コントロールカム31の扇形歯車部31bから外
れて、欠歯部分31cに嵌入すると、このコントロール
カム31は、ロック用リブ31eがロックピン36bに
当接することにより、回転を停止する(図10参照)。
その後、駆動モータ41が停止することにより、歯車3
4,33,32も停止する。
【0055】尚、この場合、ソレノイド40の動作によ
って、コントロールカム31が回動すると、そのスライ
ダ用リブ31fが、スライダ42の係合部42fを左方
に移動させることにより、検出スイッチ44の操作部4
4aが押動され、このコントロールカム31の回転停止
の直前まで、押動された状態にある。
【0056】かくして、スライド板16,17が、前方
の第二の位置に移動されると、図14乃至図16に示す
ように、このスライド板16,17に枢支された揺動レ
バー19,20は、それぞれ右旋した位置にある。
【0057】これにより、フローティングユニットの支
持軸14aは、スライド板16の切欠孔16cの大径部
に係合することにより、上下方向にロック解除され、ま
た支持軸14bは、スライド板16の切欠孔16dの大
径部に係合すると共に、揺動レバー19の切欠孔19b
の大径部に係合することにより、上下方向及び前後方向
に対してロック解除される。さらに、このフローティン
グユニットの支持軸14cは、スライド板17の切欠孔
17cの大径部に係合すると共に、揺動レバー20の切
欠孔20bの大径部に係合することにより、上下方向及
び前後方向に対してロック解除される。
【0058】また、チャッキング機構の支持軸15a
は、揺動レバー19の左旋により、そのカム面19cが
降下しているので、このカム面19cから解放されるこ
とにより、ダウン状態に保持され、上記フローティング
ユニットのターンテーブル上に載置されたCDを固定保
持する。
【0059】さらに、送りローラの回転軸18は、スラ
イド板16,17のガイド溝16e,17dの下方部分
に係合することにより、ダウン状態に保持され、図示し
ないCD通路から退避する。
【0060】かくして、CD装填用駆動機構10は、プ
レイ状態に移動され、上記ターンテーブルを回転駆動す
ることにより、回転するCDの記録面に対して、光学ピ
ックアップからレーザー光等の光を照射する。そして、
光学ピックアップの受光素子により、このCDの記録面
からの戻り光を検出して、このCDに記録されている信
号を読み取ることにより、RF信号が生成されるように
なっている。
【0061】また、CDの再生が終わって、CDを排出
する場合には、例えばCDプレーヤのエジェクトキーが
操作されることにより、駆動モータ40が逆回転され、
ウォーム35,歯車34,33を介して、第一の歯車3
2が図11にて矢印で示すように左回転される。これに
より、振り子板37は、第二の歯車33の摩擦によっ
て、右旋性を付与される。このとき、振り子板37はト
リガーアーム39により係止されているため、第一の歯
車32は、コントロールカム31を回転させ得ない。
【0062】そして、ソレノイド40が動作されること
により、トリガーアーム39の突起39aが退避され
る。従って、振り子板37は、トリガーアーム39から
解放され、図12に示すように、左旋する。これによ
り、この第一の歯車32は、コントロールカム31の扇
形歯車部31bに噛合するので、コントロールカム31
が右回転される。これにより、コントロールカム31の
カム溝31aに係合しているリンクレバー21の駆動ピ
ン21bは、このカム溝31aの形状に基づいて、徐々
に後方に移動される。かくして、リンクレバー21が右
旋されると共に、リンクレバー22が左旋されるので、
スライド板16,17は後方に移動される。
【0063】そして、図13に示すように、第一の歯車
32が、コントロールカム31の扇形歯車部31bから
外れて、欠歯部分31dに嵌入すると、このコントロー
ルカム31は、ロック用リブ31eがロックピン36a
に当接することにより、回転を停止する。その後、駆動
モータ40が停止することにより、歯車34,33,3
2も停止する。
【0064】尚、この場合、ソレノイド40の動作によ
って、コントロールカム31が回動すると、そのスライ
ダ用リブ31fが、スライダ42の係合部42fを右方
に移動させることにより、検出スイッチ44の操作部4
4aが押動され、このコントロールカム31の回転停止
の直前まで、押動された状態にある。
【0065】かくして、スライド板16,17が、後方
の第一の位置に戻されると、図1乃至図3に示すよう
に、このスライド板16,17に枢支された揺動レバー
19,20は、それぞれ左旋した位置に移動される。従
って、フローティングユニットは、その支持軸14a,
14b,14cが、それぞれスライド板16,17及び
揺動レバー19,20によってロックされ、チャッキン
グ機構は、その支持軸15aが揺動レバー19のカム面
19cによって押し上げられることにより、アップ状態
に移動され、さらに送りローラは、その回転軸18が、
スライド板16,17によってアップ状態に移動され
る。これにより、フローティングユニットのターンテー
ブル上に載置されたCDは、送りローラの回転駆動によ
って、CDプレーヤの挿入口から外部に排出されること
になる。
【0066】このように、本実施例では、駆動手段が動
作することにより、スライド機構のスライド板が第一の
位置から第二の位置まで、あるいは第二の位置から第一
の位置まで移動たされる。このスライド板は、フローテ
ィングユニットのロック/ロック解除,チャッキング機
構のアップ/ダウンそして送りローラのアップ/ダウン
を行なう。かくして、フローティングユニットのロック
/ロック解除,チャッキング機構のアップ/ダウンそし
て送りローラのアップ/ダウンが、一つの駆動手段によ
り、共通のリンク機構及びスライド機構により、行われ
る。
【0067】従って、光ディスクプレーヤのメカの両側
には、上記各要素のうち、共通のスライド機構のみが配
設されることになるため、両側に歯車等の部品が突出す
るようなことはなく、簡単な構造により、部品点数が少
なくて済み、組立が容易に行われるので、コストが低減
されると共に、光ディスクプレーヤのメカが小型化され
ることになる。
【0068】上記フローティングユニットのロック/ロ
ック解除,チャッキング機構のアップ/ダウンまたは送
りローラのアップ/ダウンの何れかが、上記スライド機
構のスライド板に設けられたスライド方向に対して斜め
に形成されたスロットまたはカム面により行なわれる場
合には、このスライド板の水平方向に摺動によって、フ
ローティングユニットのロック/ロック解除と共に、チ
ャッキング機構または送りローラの上下方向のアップ/
ダウンが行われることになる。従って、スライド板の摺
動方向と異なる方向のチャッキング機構及び送りローラ
のアップ/ダウンが確実に行われることになる。
【0069】上記フローティングユニットのロック/ロ
ック解除,チャッキング機構のアップ/ダウンまたは送
りローラのアップ/ダウンの何れかが、上記スライド機
構のスライド板に枢支され且つスライド板の摺動により
揺動されるレバーに形成されたスロットにより行なわれ
る場合には、スライド板の水平方向の摺動によって、レ
バーが揺動されるので、このレバーに形成されたスロッ
トにより、フローティングユニットのロック/ロック解
除と共に、チャッキング機構または送りローラの上下方
向のアップ/ダウンが行われることになる。従って、ス
ライド板の摺動方向と異なる方向のチャッキング機構及
び送りローラのアップ/ダウンが確実に行われることに
なる。
【0070】上記駆動手段が、駆動モータにより回転駆
動されるコントロールカムと、このコントロールカムに
係合するようにリンク機構の一つのアーム上に設けられ
た駆動ピンとから構成されている場合には、駆動モータ
の回転によるコントロールカムの回転により、駆動カム
が往復運動され、このリンク機構のアームが揺動され
る。これにより、スライド機構のスライド板は、リンク
機構の上記アームの揺動によって、第一の位置と第二の
位置の間を往復運動されることになる。かくして、送り
ローラの回転駆動を除く、他の駆動系がすべて一体に組
み込まれ得ることになるので、より一層小型化されるこ
とになる。
【0071】上記コントロールカムが、駆動モータによ
り回動される駆動歯車と噛合する扇形歯車部を備えてい
る場合には、コントロールカムが、駆動歯車によって、
一回転以下の所定の回転角度だけ回転駆動されることに
なる。従って、コントロールカムのカム形状が単純であ
り、容易に作成されることになる。
【0072】上記駆動歯車が、コントロールカムを回動
して、リンク機構を介して、スライド機構のスライド板
を第一の位置または第二の位置に移動したとき、このコ
ントロールカムの扇形歯車部の両端から外れるようにな
っており、駆動モータの逆転の際に、この駆動歯車が、
ソレノイドによりコントロールカムの扇形歯車部に係合
される場合には、スライド機構のスライド板が、第一の
位置から第二の位置に移動された後、または第二の位置
から第一の位置に移動された後、駆動歯車がコントロー
ルカムの扇形歯車部から外れるので、駆動モータの回転
を停止させる必要がない。従って、駆動モータの駆動制
御が容易に行われることになる。
【0073】尚、上述した実施例においては、コントロ
ールカム31は、扇形歯車部31bが、外周面に形成さ
れているが、これに限らず、上面または下面に形成され
ていてもよい。また、上記実施例においては、CD装填
用駆動機構の場合について説明したが、これに限らず、
所謂カーナビゲーションシステム等のCD−ROMドラ
イブ装置や、MO,MD等の光ディスクプレーヤにも、
本発明を適用し得ることは明らかである。
【0074】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、簡
単な構造により、コストが低減されると共に、容易に小
型化できる光ディスクプレーヤの光ディスク装填用駆動
機構を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるCD装填用駆動機構の一実施例の
エジェクト状態における要部を示す平面図である。
【図2】図1の駆動機構の左側面図である。
【図3】図1の駆動機構の右側面図である。
【図4】図1の駆動機構におけるカム機構の領域を示す
拡大平面図である。
【図5】図4のカム機構の上側の部品を一部取除いた拡
大平面図である。
【図6】図4のカム機構の部分正面図である。
【図7】図4のカム機構のエジェクト状態からCD吸入
完了までの状態を示す概略平面図である。
【図8】図4のカム機構のCD吸入完了後カムギヤの回
転開始時の状態を示す概略平面図である。
【図9】図4のカム機構のカムギヤ回転完了時の状態を
示す概略平面図である。
【図10】図4のカム機構のカムギヤ回転完了時の状態
を示す部分正面図である。
【図11】図4のカム機構のプレイ状態からエジェクト
開始時の状態を示す概略平面図である。
【図12】図4のカム機構のカムギヤの逆回転開始時の
状態を示す概略平面図である。
【図13】図4のカム機構のカムギヤの逆回転完了時の
状態を示す概略平面図である。
【図14】図1の駆動機構のプレイ状態における要部を
示す平面図である。
【図15】図14の駆動機構の左側面図である。
【図16】図14の駆動機構の右側面図である。
【符号の説明】
10 CD装填用駆動機構 11 フレーム 12 側板 13 側板 14a,14b,14c フローティングユニットの
支持軸 15a チャッキング機構の支持軸 16 スライド板 17 スライド板 18 送りローラの回転軸 19 揺動レバー 20 揺動レバー 21 リンクレバー 22 リンクレバー 23 回転軸 24 回転軸 30 駆動機構 31 コントロールカム 32 第一の歯車 33 第二の歯車 34 第三の歯車 35 ウォーム 36a,36b ロックピン 37 振り子板 38 水平軸 39 トリガーレバー 40 ソレノイド 41 駆動モータ 42 スライダ 43 バネ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクを回転駆動するターンテーブ
    ル及び光学ピックアップを含むフローティングユニット
    と、このターンテーブル上に光ディスクを固定保持する
    チャッキング機構と、このターンテーブルの一側にて、
    挿入される光ディスクに下方から圧接して搬送する送り
    ローラと、を有している光ディスクプレーヤにおいて、 上記光ディスクの挿入方向に関して、少なくとも左右い
    ずれかの側面に設けたスライド板の摺動により、このス
    ライド板が第一の位置にあるとき、上記フローティング
    ユニットのロック,チャッキング機構のアップ及び送り
    ローラのアップを行ない、またこのスライド板が第二の
    位置にあるとき、上記フローティングユニットのロック
    解除,チャッキング機構のダウン及び送りローラのダウ
    ンを行なうスライド機構と、 このスライド機構を第一の位置と第二の位置との間で移
    動させるリンク機構と、 このリンク機構を駆動するひとつの駆動手段とを備える
    ことを特徴とする光ディスクプレーヤの光ディスク装填
    用駆動機構。
  2. 【請求項2】 前記フローティングユニットのロック/
    ロック解除,チャッキング機構のアップ/ダウンまたは
    送りローラのアップ/ダウンの何れかが、上記スライド
    機構のスライド板に設けられたスライド方向に対して斜
    めに形成されたスロットにより行なわれることを特徴と
    する請求項1に記載の光ディスクプレーヤの光ディスク
    装填用駆動機構。
  3. 【請求項3】 前記フローティングユニットのロック/
    ロック解除,チャッキング機構のアップ/ダウンまたは
    送りローラのアップ/ダウンの何れかが、上記スライド
    機構のスライド板に設けられたスライド方向に対して斜
    めに形成されたカム面により行なわれることを特徴とす
    る請求項1または2に記載の光ディスクプレーヤの光デ
    ィスク装填用駆動機構。
  4. 【請求項4】 前記フローティングユニットのロック/
    ロック解除,チャッキング機構のアップ/ダウンまたは
    送りローラのアップ/ダウンの何れかが、上記スライド
    機構のスライド板に枢支され且つスライド板の摺動によ
    り揺動されるレバーに形成されたスロットにより行なわ
    れることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の
    光ディスクプレーヤの光ディスク装填用駆動機構。
  5. 【請求項5】 前記駆動手段が、駆動モータにより回転
    駆動されるコントロールカムと、このコントロールカム
    に係合するようにリンク機構の一つのアーム上に設けら
    れた駆動ピンとから構成されていることを特徴とする請
    求項1から4の何れかに記載の光ディスクプレーヤの光
    ディスク装填用駆動機構。
  6. 【請求項6】 前記コントロールカムが、駆動モータに
    より回動される駆動歯車と噛合する扇形歯車部を備えて
    いることを特徴とする請求項5に記載の光ディスクプレ
    ーヤの光ディスク装填用駆動機構。
  7. 【請求項7】 前記駆動歯車が、コントロールカムを回
    動して、リンク機構を介して、スライド機構のスライド
    板を第一の位置または第二の位置に移動したとき、この
    コントロールカムの扇形歯車部の両端から外れるように
    なっており、駆動モータの逆転の際に、この駆動歯車
    が、ソレノイドによりコントロールカムの扇形歯車部に
    係合されることを特徴とする請求項6に記載の光ディス
    クプレーヤの光ディスク装填用駆動機構。
  8. 【請求項8】 光ディスクを回転駆動するターンテーブ
    ル及び光学ピックアップを含むフローティングユニット
    と、このターンテーブル上に光ディスクを固定保持する
    チャッキング機構と、このターンテーブルの一側にて、
    挿入される光ディスクに下方から圧接して搬送する送り
    ローラとを有している、光ディスクプレーヤにおいて、 上記光ディスクの挿入方向に関して、少なくとも左右い
    ずれかの側面に設けたスライド板の摺動により、このス
    ライド板が第一の位置にあるとき、上記フローティング
    ユニットのロック,チャッキング機構のアップ及び送り
    ローラのアップを行ない、またこのスライド板が第二の
    位置にあるとき、上記フローティングユニットのロック
    解除,チャッキング機構のダウン及び送りローラのダウ
    ンを行なうスライド機構と、 このスライド機構を第一の位置と第二の位置との間で移
    動させるリンク機構と、 このリンク機構を駆動する駆動手段とを含んでおり、 上記駆動手段が、 ひとつの駆動モータにより回転駆動されるコントロール
    カムと、 このコントロールカムに係合するようにリンク機構の一
    つのアーム上に設けられた駆動ピンとを備えることを特
    徴とする光ディスクプレーヤの光ディスク装填用駆動機
    構。
JP6166385A 1994-06-24 1994-06-24 光ディスクプレーヤの光ディスク装填用駆動機構 Pending JPH087434A (ja)

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Cited By (4)

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JP2008130170A (ja) * 2006-11-21 2008-06-05 Alpine Electronics Inc ディスク装置
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CN113797075A (zh) * 2020-12-09 2021-12-17 福安市康怡健电子有限公司 一种按摩机芯及包含该机芯的按摩披肩

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