JP2000057669A - 記録媒体の情報機器 - Google Patents

記録媒体の情報機器

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JP2000057669A
JP2000057669A JP10231379A JP23137998A JP2000057669A JP 2000057669 A JP2000057669 A JP 2000057669A JP 10231379 A JP10231379 A JP 10231379A JP 23137998 A JP23137998 A JP 23137998A JP 2000057669 A JP2000057669 A JP 2000057669A
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Japan
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holder
recording medium
cam
lever
pin
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JP10231379A
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English (en)
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Yoshikado Taguchi
由門 田口
Hiroshi Miyauchi
洋 宮内
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Sony Group Corp
Original Assignee
Aiwa Co Ltd
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Publication date
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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録媒体のイジェクト時の押出し量を伸ばす
と共に記録媒体とホルダとの相対関係を適切に維持させ
る記録媒体の情報機器を提供する。 【解決手段】 イジェクトプレート60を駆動させる連
結レバー54は、ホルダ42を介してイジェクトプレー
ト60に連結されかつメインフレーム16のカム孔90
に連結される。そして、カム孔90に対応する連結レバ
ー54の部位には連結ピン56が形成され、この連結ピ
ン56がカム孔90の傾斜部90B,90Cにガイドさ
れ連結レバー54を回転させる。従って、傾斜部90B
及び90Cの部分で連結レバー54がピン52を中心に
回転する構成としたので、イジェクトプレート60のス
トロークが伸びる。また、ミニディスク12の排出後に
おいても、傾斜部90Eでイジェクトプレート60を後
側にスライドさせることができるので、イジェクトプレ
ート60がミニディスク12から離間する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、記録媒体を円滑
かつ確実にイジェクトさせるミニディスクのプレーヤ等
の記録媒体の情報機器に関する。
【0002】
【従来の技術】ディスクをカートリッジに収容したミニ
ディスク等の記録媒体に対し情報を入出力する情報機器
の中には、モータで作動されるローディング機構が配置
されているものがある。そして、このローディング機構
は、ミニディスクを情報機器内にローディングさせた
り、またはアンローディングさせてイジェクトする。
【0003】一方、ミニディスクを情報機器内からロー
ディング機構を介してイジェクトさせると、ミニディス
クの一部が情報機器のホルダ内に残った状態でミニディ
スクが情報機器の装置本体の外部へ突出する。このイジ
ェクト状態において、ユーザはミニディスクを装置本体
から取り出す。
【0004】また、情報機器の中には、ミニディスクを
ローディングした装填する際にミニディスクで例えばカ
ム等を押し込んで検出スイッチ(例えば、リミットスイ
ッチ等)をオンとしてモータを起動させることで、ロー
ディング機構を作動させミニディスクを装填するように
なっているものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、複数のスロ
ット部を有するストッカを備えると共に各々のスロット
部内に収納される複数のミニディスクに対し並行に配置
されかつホルダがスロット部に対し相対的に移動して連
続的に再生または記録が可能なオートチェンジャー装置
を製作するに当たり、イジェクト状態においてミニディ
スクの一部がホルダ内に残されていると、昇降時のホル
ダがミニディスクに引っ掛かりホルダをストッカに対し
相対的に移動させることが不可能となる。
【0006】これを解決するためには、ミニディスクを
通常のイジェクト位置即ちミニディスクの一部がホルダ
内に残された状態からさらに外部へ排出させる必要があ
る。例えば専用のローラを用いて強制的にミニディスク
を排出させる機構等が考えられるが、この場合には構成
が複雑となる。
【0007】また、上記機構において、手から出た汗等
がミニディスクに付着しミニディスクが滑り易くなって
いる場合にはローラがミニディスクに対し空回りして円
滑かつ確実にミニディスクをホルダから排出させること
ができなくなるおそれ等がある。
【0008】一方、イジェクトプレートを用いてミニデ
ィスクをホルダから押し出すことも考えられるが、この
場合には押し出し後のイジェクトプレートをホルダ内に
戻す必要がある。このイジェクトプレートをホルダ内に
戻す手段としてはイジェクトプレートを駆動させるモー
タの回転方向を逆転させること等が考えられる。しか
し、上記構成とした場合には、イジェクトプレートの位
置がミニディスクの排出途中なのか排出完了後なのか等
を検出するための検出スイッチを設ける必要が生じ、構
成が複雑となる。
【0009】そこで、本発明は上記事実を考慮し、記録
媒体のイジェクト時の押出し量を伸ばすと共に記録媒体
とホルダとの相対関係を適切に維持させる記録媒体の情
報機器を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
記録媒体の情報機器は、記録媒体を引き込み収納して前
記記録媒体を装填位置まで案内するホルダと、前記ホル
ダを前記記録媒体の挿入方向に沿ってスライド可能に支
持する支持部材と、前記支持部材に形成され、前記ホル
ダのスライド方向に沿う直線部及び前記直線部に連続し
て形成される略弧状の連続部を有するカム部と、前記ホ
ルダに対して相対移動可能とされかつ前記記録媒体を前
記ホルダ内から押し出す押出部材と、前記ホルダに回転
可能に支持されると共に前記押出部材及び前記カム部を
連結する連結部がそれぞれ設けられ、前記ホルダの移動
に連動して前記押出部材を前記ホルダのスライド方向に
沿ってスライドさせる操作部材とを有し、前記カム部に
対応する前記操作部材の連結部が前記連続部にガイドさ
れて前記操作部材が回転することにより前記押出部材を
スライドさせイジェクト時のストロークを伸ばすことを
特徴としている。
【0011】本発明の請求項1に係る記録媒体の情報機
器において、カム部に対応する操作部材の連結部が連続
部にガイドされて操作部材が回転する。これにより、操
作部材が押出部材をスライドさせイジェクト時のストロ
ークを伸ばす。
【0012】本発明の請求項1に係る記録媒体の情報機
器によれば、連続部の部分で操作部材を回転させる構成
としたので、押出部材のストロークが伸びる。即ち、本
発明によれば、押出部材を駆動させる1個の操作部材を
ホルダを介して押出部材に連結しかつ支持部材のカム部
に連結することによって押出部材のストロークを延長さ
せる構成としたので、簡易な構成で記録媒体をイジェク
ト位置まで確実に排出させることができる。
【0013】本発明の請求項2に係る記録媒体の情報機
器は、記録媒体を引き込み収納して前記記録媒体を装填
位置まで案内するホルダと、前記ホルダを前記記録媒体
の挿入方向に沿ってスライド可能に支持する支持部材
と、前記支持部材に形成され、前記ホルダのスライド方
向に沿う直線部,前記直線部に連続して形成される略弧
状の連続部,及び前記直線部に連続されかつ前記直線部
に対し略斜めに配設された引戻し部を有するカム部と、
前記ホルダに対して相対移動可能とされかつ前記記録媒
体を前記ホルダ内から押し出す押出部材と、前記ホルダ
に回転可能に支持されると共に前記押出部材及び前記カ
ム部を連結する連結部がそれぞれ設けられ、前記ホルダ
の移動に連動して前記押出部材を前記ホルダのスライド
方向に沿ってスライドさせる操作部材とを有し、前記カ
ム部に対応する前記操作部材の連結部が前記連続部にガ
イドされて前記操作部材が回転することにより前記押出
部材をスライドさせイジェクト時のストロークを伸ばす
と共に、前記記録媒体を前記ホルダ内から完全に排出し
た後に前記カム部に対応する前記操作部材の連結部が前
記引戻し部を通過することにより前記押出部材を前記ホ
ルダ内に引き戻すことを特徴としている。
【0014】本発明の請求項2に係る記録媒体の情報機
器によれば、記録媒体をイジェクト位置まで排出させた
後においても、押出部材を押し出し方向へスライドさせ
ることができるので、押出部材がイジェクト位置の記録
媒体から離間する。
【0015】本発明の請求項3に係る記録媒体の情報機
器は、記録媒体を重なり合うように挿入し保持する複数
のスロット部が配設される保持手段と、記録媒体を引き
込み収納して前記記録媒体を装填位置まで案内するホル
ダと、前記ホルダを前記記録媒体の挿入方向に沿ってス
ライド可能に支持する支持部材と、前記保持手段の各ス
ロット部に対応する範囲で前記ホルダを移動可能に支持
する移動手段と、前記支持部材に形成され、前記ホルダ
のスライド方向に沿う直線部及び前記直線部に連続して
形成される略弧状の連続部を有するカム部と、前記ホル
ダに対して相対移動可能とされかつ前記記録媒体を前記
ホルダ内から押し出す押出部材と、前記ホルダに回転可
能に支持されると共に前記押出部材及び前記カム部を連
結する連結部がそれぞれ設けられ、前記ホルダの移動に
連動して前記押出部材を前記ホルダのスライド方向に沿
ってスライドさせる操作部材とを有し、前記カム部に対
応する前記操作部材の連結部が前記連続部にガイドされ
て前記操作部材が回転することにより前記押出部材をス
ライドさせイジェクト時のストロークを伸ばすことを特
徴としている。
【0016】本発明の請求項3に係る記録媒体の情報機
器によれば、複数の記録媒体が保持手段に積み重ねられ
て保持されかつホルダが複数の記録媒体に対応して昇降
する機構のものでも、ホルダの昇降時に記録媒体が離間
しているので、ホルダの昇降を妨げず円滑に作動でき
る。
【0017】本発明の請求項4に係る記録媒体の情報機
器は、請求項1または2に記載の発明において、前記連
続部を略弧状となるように一対の屈折した直線状の傾斜
部で形成し、前記カム部に対応する前記操作部材の連結
部が前記傾斜部にガイドされることにより前記操作部材
を等速させることを特徴としている。
【0018】本発明の請求項4に係る記録媒体の情報機
器によれば、操作部材の変位量が略一定となるので、操
作部材の回転が滑らかになる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1〜図14には、本発明の一実
施形態に係る記録媒体の情報機器としてのオートチェン
ジャー装置が示されている。このオートチェンジャー装
置は、記録媒体としてのミニディスクの再生及び記録の
両方を行う録再用の情報機器である。なお、図1は本実
施形態に係るオートチェンジャー装置の概略した全体斜
視図、図3はその分解斜視図である。また、図中矢印B
は後側を、矢印Rは右側を、矢印UPは上側を示す。
【0020】(オートチェンジャー装置の全体構成)図
1に示すように、オートチェンジャー装置の装置本体1
0には、ミニディスク12を複数収納して保持する保持
手段としてのストッカ14と,このストッカ14に保持
されるミニディスク12をストッカ14から引き込み収
納するホルダ42と,このホルダ42を一体的に備えか
つミニディスク12に対し情報を入出力して記録再生す
るプレーヤ18とが配置されている。なお、プレーヤ1
8は、支持部材としてのメインフレーム16をベースと
してスライダ32,ホルダ42,図3に示すイジェクト
プレート60及びメカシャーシ25等から構成されてい
る。
【0021】図1に示すように、ストッカ14は、ミニ
ディスク12を3段に積み重ねるような状態で挿入し収
納できる階段状の構成となっている。即ち、ストッカ1
4には上下方向に沿ったスロット部20〜24が上側か
ら下側へ行くに従って徐々に前側へ突出するように形成
されており、これらのスロット部20〜24はミニディ
スク12を挿通できる大きさとなっている。また、スト
ッカ14にはミニディスク12をスロット部20〜24
内に保持するための図示しないストッパが配置されてお
り、ストッパがミニディスク12のノッチ12A(図2
参照)と係合することによりミニディスク12がストッ
カ14に位置決めされる。
【0022】ストッカ14は、スロット部20〜24に
保持されているミニディスク12のうち、録音または再
生のために選択されたミニディスク12がプレーヤ18
内へローディングされると共に、録音または再生の終了
後にミニディスク12がアンローディングされストッカ
14に押し出され保持されるように構成されている。即
ち、装置本体10には、ミニディスク12をストッカ1
4に対するイジェクト位置(図14参照)にローディン
グまたはアンローディングさせるためのローディング機
構が配置されている。
【0023】図1に示すように、オートチェンジャー装
置には、プレーヤ18が装置本体10に対し階段状に昇
降しスロット部20〜24にそれぞれ対応した位置まで
移動させる移動手段(例えば、図示しない駆動部となる
モータ,ピニオン,及びラック等と,プレーヤ18と昇
降部となるラックとを連結する支持台15(図2参
照),装置本体10に形成された階段状のガイド孔1
1,支持台15に配置されかつガイド孔11に挿通され
る図1に示す連結ピン19等から構成される機構)が配
置されている。
【0024】なお、図3に示すように、イジェクトプレ
ート60の下側に配置されるメカシャーシ25には、ミ
ニディスク12のディスク13(図2参照)を載置する
ターンテーブル26,このターンテーブル26に載置さ
れたディスク13から信号を読み取るためのピックアッ
プ27,及びディスク13に情報を書き込むヘッド28
(図2参照)等が配置されている。
【0025】また、図2に示すように、メインフレーム
16には、ミニディスク12のシャッタ12Bに対応す
る部位に図示しないシャッタ開放レバーが配置されてい
る。そして、ミニディスク12がプレーヤ18内に挿入
されていくと、シャッタ開放レバーがシャッタ12Bに
形成された凹部12Cに係合しシャッタ12Bを開放さ
せる。一方、ミニディスク12を取り出す場合には、シ
ャッタ12Bがシャッタ開放レバーにより閉止される。
【0026】(ローディング機構の全体構成)図3に示
すように、メインフレーム16の後右側にはモータ29
が配置されており、このモータ29の駆動力は図7に示
す複数のギヤ30を介してカムギヤ31に伝達される。
このカムギヤ31は、メインフレーム16とスライダ3
2との間に配置されており、かつメインフレーム16に
立設された支持ピン40Bに軸支されている。
【0027】カムギヤ31には、その上面に図3に示す
ような略の字状のカム溝31Aが形成されていると共
に、図5に示すように、下面に略ハート形のカム溝31
Bが形成されている。
【0028】即ち、カム溝31Aはカムギヤ31の外周
に沿って略一周する溝がカムギヤ31の中心寄りで終わ
るような形状となっており、カム溝31Bはリング状の
溝の一部がカムギヤ31の中心に寄るような形状となっ
ている。
【0029】図3に示すように、カム溝31Aに対応す
るスライダ32の部位には係合ピン33が突設されてお
り、この係合ピン33がカム溝31Aに挿入される。そ
して、カムギヤ31が回転すると、スライダ32はカム
ギヤ31の略直径分だけ前後方向にスライドする。
【0030】ここで、図1に示すように、スライダ32
はメインフレーム16を覆い隠すようにプレーヤ18に
配置されており、このスライダ32の下側にメインフレ
ーム16が配置されている。なお、メインフレーム16
及びスライダ32は、装置本体10に対し前後方向へス
ライド可能となっている。
【0031】図3に示すように、スライダ32の両側板
には、その前後方向に延びる側面ガイド孔34が複数形
成されている。これらの側面ガイド孔34にはメインフ
レーム16及びメカシャーシ25に配置されたガイドピ
ン25A及び37がそれぞれ嵌め込まれ、スライダ32
がメインフレーム16に対して前後方向に相対的に移動
するようになっている。
【0032】なお、メカシャーシ25には、メインフレ
ーム16の両側板の後側に形成された支持孔17に対応
する部位に支軸25Bが外方へ向かってそれぞれ突設さ
れている。また、支軸25Bが支持孔17に回転可能に
軸支されていると共にガイドピン25Aがメインフレー
ム16の前下側に形成された側面ガイド孔34に挿通さ
れているため、メカシャーシ25の前側と後側との高さ
が変位できるように連結されている。
【0033】即ち、ガイドピン25Aが挿通される側面
ガイド孔34は、その後側が斜め下側へ向かって傾斜す
るような形状となっている。そのため、スライダ32の
前後方向への移動に伴って側面ガイド孔34の前側と後
側との間でガイドピン25Aが相対的に移動する。従っ
て、メカシャーシ25は、メインフレーム16及びスラ
イダ32等に対してガイドピン25B廻りに回転する。
【0034】スライダ32の天板には前後方向に延びる
一対の上面ガイド孔36が前側及び後側に形成されてお
り、これらの上面ガイド孔36は前後方向に沿って直線
上に位置している。また、メインフレーム16には上面
ガイド孔36に対応する部位に一対の支持ピン40A及
び40Bが立設されており、これらの支持ピン40A及
び40Bが上面ガイド孔36にそれぞれ嵌め込まれてい
る。そして、メインフレーム16に対してスライダ32
が前後方向に相対的に移動する場合には、ガイドピン2
5A及び37と相まって、スライダ36が確実に前後方
向へ移動できるようにしている。
【0035】図4に示すように、カムギヤ31とメイン
フレーム16との間には、平面形状が略コ字状のカムレ
バー38が配置されている。図5に示すように、このカ
ムレバー38の一端側の上面には係合ピン38Aが立設
されており、この係合ピン38Aはカムギヤ31のカム
溝31Bに挿入される。
【0036】カムレバー38の他端側の下面には係合ピ
ン38Bが突設されており、この係合ピン38Bが図4
に示すメインフレーム16の左側に形成されたガイド孔
80に挿入される。なお、このガイド孔80は、左右方
向に沿った直線形状となっている。
【0037】カムレバー38の一端側端縁には係合孔3
8Cが形成されており、この係合孔38Cにホルダ42
の係合ピン43が挿入される。そして、ホルダ42がス
ライドすることにより、カムレバー38が旋回する。図
5に示すように、カムレバー38の係合ピン38Aの下
部にはギヤ39が配置されていると共に、このギヤ39
に対応するカムギヤ31の部位にはセレクタギヤ31C
が形成されている。
【0038】そして、カムギヤ31が回転すると、その
係合ピン38Bがガイド孔80に案内されながらカムレ
バー38が旋回する。この旋回時に一時的にギヤ39が
セレクタギヤ31Cに噛み合いカムレバー38の旋回を
補助するようになっている。なお、ギヤ39及びセレク
タギヤ31Cの歯数は、適宜変更することができる。
【0039】なお、カムレバー38の旋回に伴い係合ピ
ン43がガイド孔81に案内されながら移動するが、こ
の際には係合ピン38Bがガイド孔80に沿って往復動
するので係合ピン43の移動を妨げない。
【0040】図3に示すように、ホルダ42の右後側に
はホルダピン43が立設されており、このホルダピン4
3はメインフレーム16の前後方向に沿って形成された
ガイド孔81を貫通しカムレバー38の係合孔38Cに
嵌め込まれる。
【0041】メインフレーム16の下側にはホルダ42
が配置されており、このホルダ42には前後方向に延び
るガイド孔44〜46が3本形成されている。即ち、ガ
イド孔44〜46は、右ガイド孔44,左ガイド孔4
5,及び右ガイド孔44と左ガイド孔45との間に形成
された中ガイド孔46で構成されている。なお、ガイド
孔44〜46は、その前後方向の長さが同一となってい
る。
【0042】ホルダ42には、その左ガイド孔45と中
ガイド孔46との間でかつホルダ42の前後方向略中央
に円弧状のガイド孔48が形成されている。このガイド
孔48の中心は、ホルダ42の前側に位置している。
【0043】また、ホルダ42の下面には、そのガイド
孔48の中心にピン52が突設されている。このピン5
2に対応する部位には操作部材としての連結レバー54
が配置されており、この連結レバー54のピン52に対
応する部位には丸孔54Aが形成されている。そして、
この丸孔54Aにピン54が挿入され連結レバー54が
回転するようになっている。なお、連結レバー54は、
その平面形状が略ジグザグ状の屈曲した形状となってい
る。
【0044】連結レバー54のガイド孔48に対応する
部位には連結部としての連結ピン56が上方へ向かって
突設されていると共に、図6に示すように、連結ピン5
6の反対側の端部には連結ピン58が下方へ向かって突
設されている。この連結ピン56は、ガイド孔48に挿
入されている。
【0045】また、図7に示すように、連結ピン56及
び58のピン52に対する距離について、連結ピン56
からピン52までの距離を「1」とすると,上記「1」
の距離と連結ピン58からピン52までの距離の比は略
1:3となっている。即ち、テコの原理に基づき、イジ
ェクトプレート60をスライドさせる。
【0046】さらに、連結ピン56とピン52とを結ぶ
直線と連結ピン58とピン52とを結ぶ直線との角度
は、略120度となっている。そのため、図9に示すよ
うに、連結ピン56とピン52とを結ぶ直線がホルダ4
2のスライド方向(前後方向)に略沿う場合には、連結
ピン58はピン52より前側に位置する。
【0047】同様に、図10に示すように、連結ピン5
8が設けられた連結レバー54の直線部分がホルダ42
のスライド方向に略沿う状態では、ピン52に対する連
結ピン58の前後方向の距離はさらに拡大する。
【0048】即ち、連結レバー54が後述する傾斜部9
0B及び90Cに沿ってガイドされながら回転すると、
イジェクトプレート60のスライド量が大幅に伸びる。
なお、上記距離の比及び角度は、記録媒体の種類等によ
って任意に変更できる。そして、連結レバー54は、そ
の連結ピン56がガイド孔48に沿ってガイドされなが
らピン52を中心に回転する。ホルダ42の上面には、
その左前側に円柱状のホルダピン50が立設されている
と共に、ホルダピン43の正面にホルダピン51が立設
されている。
【0049】図3に示すように、これらのホルダピン5
0及び51に対応するメインフレーム16の部位には、
前後方向に延びるように形成されたガイド孔82及び8
3が形成されている。また、メインフレーム16には、
ガイド孔82と83との間でかつイジェクトプレート6
0のガイドピン69Aに対応する部位にガイド孔84が
前後方向に延びるように形成されている。
【0050】そして、このガイド孔84にガイドピン6
9Aが挿通されると共にガイド孔81〜83にホルダピ
ン43,50,及び51が挿通される構成となってい
る。そのため、ホルダ42及びイジェクトプレート60
がメインフレーム16に対し相対的に前後方向へ移動す
る。
【0051】また、図4に示すように、メインフレーム
16には、そのガイド孔82と84との間でかつガイド
孔80の前側にカム部としてのカム孔90が略前後方向
に延びるように形成されている。図12に示すように、
このカム孔90は、ガイド孔82の略後側に配置される
前後方向に沿う直線部90Aと,この直線部90Aに対
し斜め右側に傾斜する連続部としての傾斜部90Bと,
この傾斜部90Bよりも傾斜角度が小さくなっている連
続部としての傾斜部90Cと,直線部90Aと同様に前
後方向に沿う直線部90Dと,この直線部90Dに対し
斜め左側に傾斜する引き戻し部としての傾斜部90Eと
で連続した線状に構成されている。そして、このカム孔
90に連結レバー54の連結ピン56が挿入される。
【0052】傾斜部90B及び傾斜部90Cを設けた理
由は、連結レバー54を回転させ、イジェクトプレート
60のスライド量を増大させるためである。即ち、図9
及び図10に示すように、傾斜部90B及び傾斜部90
Cは、連結レバー54をピン52を中心にして回転させ
ることにより連結ピン58のホルダ42に対する前後方
向の距離を拡大させ、イジェクトプレート60のスライ
ド量を増大させている。つまり、連結レバー54の連結
ピン56が傾斜部90B及び傾斜部90Cをトレースす
ることにより、ミニディスク12の押出し量が増加す
る。
【0053】傾斜部90B及び傾斜部90Cを直線部9
0Aと傾斜部90Eとの間に設けたのは、負荷のかから
ない(即ち、仕事をしていない)カム部90の部分でミ
ニディスク12を押し出させるためである。即ち、直線
部90Aではミニディスク12のシャッタ12Bを図示
しないシャッタ開放レバーを介して閉止させる仕事を行
い、傾斜部90Eの後側では係合レバー70を回転させ
ミニディスク12の係合を解除させる仕事を行う。
【0054】このように直線部90A及び傾斜部90E
では、上記のような仕事を行わせているので、増速分を
略ゼロとし、連結レバー54等に負荷がかからないよう
にした。ここで、傾斜部90Eの前側は、イジェクトプ
レート60を後側に移動させるためのものである。
【0055】傾斜部90B及び傾斜部90Cは、直線部
90A及び90Dに対して円弧に近い角度となってい
る。これは、傾斜部90B及び傾斜部90Cの部分での
連結レバー54の回転を倍の速度に近づけミニディスク
12の変位量を一定にするためである。即ち、連結レバ
ー54の1ストロークでミニディスク12の排出量を倍
にするには、カム孔90の傾斜部90B及び傾斜部90
Cを2段に構成して連結レバー54を増速させる。この
結果、ミニディスク12は等速運動する。
【0056】また、傾斜部90B及び傾斜部90Cの直
線部90Aに対する角度の差は、連結レバー54の回転
を滑らかにさせるために、連結レバー54に作用する力
(ベクトル)の向きを考慮したものである。なお、上述
の理由より、傾斜部90Cの直線部90Aに対する角度
は、45度よりも小さい角度となっている。
【0057】さらに、直線部90Dは、連結レバー54
の慣性を整え誤差を取るための部分,即ち連結レバー5
4の回転を滑らかにするためのものである。従って、直
線部90Dを設けることにより、連結レバー54に加わ
る力のロスが少なくなる。
【0058】なお、連結レバー54は、その回転中心で
あるピン52がメインフレーム16の前後方向に沿って
直進するように配置されている。また、図9に示すよう
に、ピン52の前後方向の位置は、傾斜部90B及び9
0Cとの連結部分に対応するように配置され、この連結
部分を中心にして連結レバー54が回転する。
【0059】図3に示すように、ホルダ42の下側に
は、略正方形に形成された押出部材としてのイジェクト
プレート60が配置されている。イジェクトプレート6
0の前側には当接壁62が直立に折曲げられており、こ
の当接壁62がミニディスク12に当接する(図11参
照)。
【0060】また、イジェクトプレート60の上面には
L字状のガイド溝64が形成されており、このガイド溝
64の長手方向は左右方向に沿っている。そして、ガイ
ド溝64内に連結レバー54の連結ピン58が挿入さ
れ、連結レバー54が回転することによってイジェクト
プレート60がホルダ42に対し前後方向へ相対移動す
る。
【0061】さらに、イジェクトプレート60の左前側
にはピン66が立設されており、このピン66に対応す
る部位に係合レバー70が配置されている。即ち、この
係合レバー70はホルダ42とイジェクトプレート60
との間に配置されている。
【0062】係合レバー70のピン66に対応する部位
には、筒状のピン受け部72が形成されている。そし
て、このピン受け部72にピン66が挿通されることに
より、係合レバー70がピン66を中心に回転する。
【0063】係合レバー70には、その一端に図2に示
すミニディスク12のノッチ12Aに嵌まる円弧状の係
合部74が突設されている。なお、イジェクトプレート
60には、ピン66の前後方向における直線上の後側に
ガイドピン68が立設されている。そして、ガイドピン
68に付勢手段としてのバネ78が挿通され、このバネ
78によって係合レバー70が常に時計方向(図12で
は矢印CW方向)へ付勢されている。
【0064】なお、図6に示すように、イジェクトプレ
ート60の上面にはガイド孔44及び46に対応する部
位にガイドピン69A及び69Bがそれぞれ立設されて
おり、これらのガイドピン69A,69B及びバネ78
を挿通したガイドピン68はホルダ42のガイド孔44
〜46内に挿通されている。そのため、イジェクトプレ
ート60は、ホルダ42に対し前後方向へ相対移動す
る。
【0065】図3に示すように、メインフレーム16と
スライダ32との間には、平面形状が略T字状のスライ
ドレバー92及びこのスライドレバー92のスライドに
よって操作される平面形状が略L字状の解除レバー96
が配置されている。図4に示すように、これらのレバー
92及び96は、メインフレーム16の前側に配置され
ており、左右方向へスライドするように構成されてい
る。なお、解除レバー96は、スライドレバー92の下
側に配置されている。
【0066】スライドレバー92は、左右辺92Aと,
この左右辺92Aの略真ん中から後側へ突設された前後
辺92Bと,左右辺92Aの左右両端に形成された当接
片92Cで一体形成されている。これらの当接片92C
は、前側に突出するように折曲げられている。当接片9
2Cはストッカ14の図示しないストッパと当接し、ミ
ニディスク12をプレーヤ18にローディングする際に
ストッパとミニディスク12のノッチ12Aとの係合を
解除する。
【0067】スライドレバー92にはガイド孔94が略
前後方向に沿って形成されており、このガイド孔94は
等脚台形の底辺がない形状となっている。即ち、図4に
示すように、ガイド孔94は、前後方向に沿う直線部9
4Aと,この直線部94Aに対し略ハ字状に形成される
傾斜部94B及び94Cとで構成されている。なお、傾
斜部94Bは直線部94Aの前側に連続して形成され、
傾斜部94Cは直線部94Aの後側に連続して形成され
ており、かつ傾斜部94B及び94Cは直線部94Aか
ら右方に向かって傾斜している。そして、ガイド孔94
には、ホルダ42のホルダピン51が挿入される。
【0068】また、図3に示すように、メインフレーム
16の前側左右両端には一対のガイドピン88が立設さ
れており、これらのガイドピン88がスライドレバー9
2の左右辺92Aの左右両端に形成されたガイド孔95
に挿通される。そのため、スライドレバー92は、メイ
ンフレーム16に対し左右方向へ相対移動する。
【0069】解除レバー96には左側のガイドピン88
に対応する部位に左右方向に沿うガイド孔97が形成さ
れており、このガイド孔97にガイドピン88が挿通さ
れる。また、解除レバー96には、スライドレバー92
の左側のガイド孔95に対応する部位に支持ピン98が
立設されている。そして、この支持ピン98がガイド孔
95に挿通される。そのため、解除レバー96は、メイ
ンフレーム16及びスライドレバー92に対し左右方向
へ相対移動する。
【0070】さらに、解除レバー96には、係合レバー
70の係合部74に形成された当接部76に対応する部
位に引掛片100が下側へ向かって折曲げられている。
そして、係合レバー70は、解除レバー96がスライド
することによってピン66を中心に回転する。
【0071】スライドレバー92及び解除レバー96に
は引掛部93及び96Aが形成されており、これらの引
掛部93及び96Aにバネ102が引掛けられている。
解除レバー96は、バネ102の付勢力によって常に右
側へ付勢されている。
【0072】次に、本実施形態に係るオートチェンジャ
ー装置の動作及び作用について説明する。まず、ミニデ
ィスク12がプレーヤ18から排出されるアンローディ
ングの動作について説明する。図示しないイジェクトキ
ーが操作されると、モータ29が時計方向(図7では矢
印CW方向)へ回転する。
【0073】そのため、図7に示す装填位置のカムギヤ
31が時計方向(図7では矢印CW方向)へ回転するの
で、スライダ32(なお、図7以降においては、図示を
省略している),ホルダ42,及びイジェクトプレート
60が前側へスライドする(図8参照)。これにより、
イジェクトプレート60の当接壁62(図3参照)と当
接するミニディスク12が前側へスライドする。
【0074】この図7から図8へ移動する動作では、連
結レバー54の連結ピン56がメインフレーム16のカ
ム孔90の直線部90Aを通過するものであり、この際
には連結レバー54が回転することなくイジェクトプレ
ート60でミニディスク12を若干押し出す。即ち、連
結レバー54の回転中心であるピン52がメインフレー
ム16の前後方向に沿って直進する構成となっているの
で、直線部90Aの部分では増速はゼロ(即ち、1:1
の関係)である。
【0075】引き続き、連結ピン56がカム孔90の傾
斜部90Bを通過する際には、連結レバー54がホルダ
42のピン52を中心に時計方向(図8及び図9では矢
印CW方向)へ回転する。即ち、連結レバー54は、そ
の連結ピン56がホルダ42のガイド孔48にガイドさ
れて回転し、図9に示すように連結ピン58が前側へ移
動する。
【0076】そのため、イジェクトプレート60は、ホ
ルダ42のガイド孔44〜46に沿って前側へスライド
する。即ち、連結ピン56が傾斜部90Bを通過する際
には連結レバー54が回転し、回転中心のピン52から
連結レバー54の他端に配置された連結ピン58がイジ
ェクトプレート60をさらに前側へスライドさせスライ
ド量を増大させる。
【0077】なお、連結レバー54の回転時には、連結
ピン58がイジェクトプレート60のガイド溝64に対
し右側へスライドし連結レバー54の回転時の左右方向
の力を逃がしている(図8及び図9参照)。従って、イ
ジェクトプレート60は、前後方向にのみスライドす
る。
【0078】さらに、連結ピン56がカム孔90の傾斜
部90Cを通過する際には、連結レバー54の連結ピン
56がホルダ42のガイド孔48にガイドされながらさ
らに時計方向(図9では矢印CW方向)へ回転すると共
に、連結ピン58がガイド溝64を左側へスライドす
る。そのため、イジェクトプレート60はさらに前側へ
スライドし、ミニディスク12をさらに押し出す。
【0079】本実施形態においては、傾斜部90B及び
90Cの部分で連結レバー54がピン52を中心に回転
する構成としたので、イジェクトプレート60のストロ
ークが伸びる。
【0080】即ち、本実施形態によれば、イジェクトプ
レート60を駆動させる1個の連結レバー54をホルダ
42を介してイジェクトプレート60に連結しかつメイ
ンフレーム16のカム孔90に連結されることによって
イジェクトプレート60のストロークを延長させる構成
としたので、簡易な構成でミニディスク12をイジェク
ト位置まで確実に排出させることができる。
【0081】また、本実施形態によれば、傾斜部90B
及び傾斜部90Cを直線部90A及び90Dに対して円
弧に近い角度としたので、連結レバー54の回転が略等
速度運動となり連結レバー54の変位量が略一定になる
と共に、連結レバー54に作用する力(ベクトル)の向
きが連結レバー54を円滑に回転させる方向に略対応
し、連結レバー54の回転が滑らかになる。
【0082】引き続き、図11に示すように、カムギヤ
31がさらに回転すると、カムレバー38が係合ピン3
8Aを中心に旋回し係合孔38Cに挿通される係合ピン
43がガイド孔81にガイドされ前側へスライドする。
そのため、ホルダ42及びイジェクトプレート60は連
動しながら前進し、ミニディスク12をプレーヤ18か
ら完全に排出するイジェクト位置まで移動させる。
【0083】図11の状態では、ホルダ42のホルダピ
ン51がスライドレバー92のガイド孔94の傾斜部9
4Bと直線部94Aとの交点に位置している。そして、
カムギヤ31がさらに回転しホルダ42がさらに前進す
ると、ホルダピン51が傾斜部94Bを通過する(図1
2参照)。
【0084】図12に示すように、スライドレバー92
は左側へスライドし、このスライドによって係合レバー
70が時計方向(図12では矢印CW方向)へ回転す
る。即ち、スライドレバー92が左側へスライドするこ
とにより、解除レバー96がバネ102(図3参照)の
付勢力に抗して左側へスライドする。そのため、解除レ
バー96の引掛片100が係合レバー70の当接部76
と当接し、係合レバー70がピン66を中心に回転す
る。
【0085】一方、連結レバー54は、その連結ピン5
6がカム孔90の傾斜部90Eにガイドされながらガイ
ド孔48に沿って反時計方向(図12では矢印CCW方
向)へ回転する。そのため、連結レバー54は、その連
結ピン58がイジェクトプレート60のガイド溝64に
沿って左側へ移動し、空転する。即ち、ホルダ42は前
進するが、イジェクトプレート60は図11の状態のま
ま停止している。
【0086】図13に示すように、イジェクト完了状態
では、連結レバー54の連結ピン56がカム孔90の傾
斜部90Eを通過する。この状態における連結レバー5
4は、その連結ピン58がガイド溝64に沿って右側へ
逃げ、連結ピン58がガイド孔48に沿って反時計方向
(図13では矢印CCW方向)へ回転する。
【0087】そのため、イジェクトプレート60は後側
にスライドし、係合レバー70の係合部74とミニディ
スク12のノッチ12Aとの係合が解除された状態でミ
ニディスク12から離間する。即ち、イジェクトプレー
ト60が後側にスライドすることにより、係合レバー7
0も後側にスライドする。
【0088】本実施形態においては、ミニディスク12
をイジェクト位置まで排出させた後においても、カムギ
ヤ31を時計方向(図7では矢印CW方向)へ回転させ
ることによってイジェクトプレート60を後側にスライ
ドさせることができるので、イジェクトプレート60が
イジェクト位置のミニディスク12から離間する。
【0089】本実施形態によれば、図1及び図14に示
すようなオートチェンジャー装置のように複数のミニデ
ィスク12がストッカ14に積み重ねられて保持されか
つプレーヤ18が装置本体10に対し昇降する場合で
も、プレーヤ18の昇降時にミニディスク12が離間し
ているので、プレーヤ18の昇降を妨げず円滑に作動で
きる。
【0090】即ち、本実施形態によれば、アンローディ
ング時においてカムギヤ31即ちモータ29を逆方向へ
回転させなくても良いので、制御が簡易となる。従っ
て、本実施形態によれば、ホルダ42の移動に連動して
連結レバー54を回転させかつ連結レバー54の連結ピ
ン56がカム孔90に対して1ストロークする際にイジ
ェクトプレート60の移動量が増大するという機械的な
構成であるので、簡易な構成でミニディスク12が円滑
かつ確実にイジェクトされる。
【0091】次に、ミニディスク12がプレーヤ18に
挿入されていない待機状態からローディング,及びプレ
イ状態(録音または再生を含む)に至る動作について簡
単に説明する。
【0092】図1に示すように、ミニディスク12をス
トッカ14のスロット部20〜24に挿入すると、スト
ッカ14に配置された図示しないストッパがミニディス
ク12のノッチ12A(図2参照)と係合しミニディス
ク12がストッカ14に保持され待機状態となる。
【0093】ユーザが録音または再生のために選択した
ミニディスク12に対応するように、移動手段の支持台
15(図2参照)が介してプレーヤ18が昇降する(図
4参照)。そして、プレーヤ18が図12に示す状態か
らカムギヤ31が反時計方向(図12では矢印CCW方
向)に回転すると、ミニディスク12がイジェクトプレ
ート60の当接壁62に当接すると共に、スライドレバ
ー92が左側にスライドしスライドレバー92の当接片
92Cがストッカ14の図示しないストッパと当接す
る。
【0094】これにより、ストッパとミニディスク12
のノッチ12Aとの係合が解除され、ミニディスク12
がローディングされる。即ち、図11に示すようにスラ
イドレバー92が右側にスライドし係合レバー70の係
合部74がノッチ12Aに係合すると共に、図10に示
すようにイジェクトプレート60が後側へスライドす
る。そしてさらにカムギヤ31が回転すると、図7に示
すように、ミニディスク12がプレーヤ18(即ち、ホ
ルダ42)内にローディングされ図2に示すディスク1
3が図3に示すターンテーブル26に載置される。
【0095】この後、ピックアップ27またはヘッド2
8がディスク13に対向する装填位置(図7に示す位
置)に移動され、プレイ状態となる。このプレイ状態に
おいて、図示しないプレイキーが操作されると、ディス
ク13に対する情報処理が行われる。
【0096】なお、上記実施形態のオートチェンジャー
装置ではプレーヤ18を階段状に昇降させる構成とした
ものであるが、本発明の記録媒体の情報機器として上下
方向に一直線上に移動するように構成するものであって
も良く、またはストッカ14の段数は任意に変更でき
る。
【0097】また、上記実施形態では記録媒体をミニデ
ィスクとしたものであるが、本発明はDAT,DVD等
のものであっても同様に適用できる。さらに、上記実施
形態ではカム孔90の傾斜部90B及び90Cを直線状
にしたものであるが、本発明の連続部を弧状に形成して
も良い。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、連
続部の部分で操作部材を回転させる構成としたので、押
出部材のストロークが伸びる。即ち、本発明によれば、
押出部材を駆動させる1個の操作部材をホルダを介して
押出部材に連結しかつ支持部材のカム部に連結すること
によって押出部材のストロークを延長させる構成とした
ので、簡易な構成で記録媒体をイジェクト位置まで確実
に排出させることができる。
【0099】また、本発明においては、記録媒体をイジ
ェクト位置まで排出させた後においても、押出部材を押
し出し方向へスライドさせることができるので、押出部
材がイジェクト位置の記録媒体から離間する。そのた
め、本発明によれば、複数の記録媒体が保持手段に積み
重ねられて保持されかつホルダが複数の記録媒体に対応
して昇降する機構のものでも、ホルダの昇降時に記録媒
体が離間しているので、ホルダの昇降を妨げず円滑に作
動できる。
【0100】従って、本発明によれば、記録媒体のイジ
ェクト時の押出し量を伸ばすと共に記録媒体とホルダと
の相対関係を適切に維持させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るオートチェンジャー
装置の概略した全体斜視図である。
【図2】図1に示すオートチェンジャー装置に係るプレ
ーヤの概略した全体斜視図である。
【図3】図2に示すプレーヤの分解斜視図である。
【図4】図3に示すメインフレーム及びスライダに各部
品を組立けた状態を示す斜視図である。
【図5】図4に示すカムギヤ及びカムレバーを下方から
見た状態の斜視図である。
【図6】図3に示すホルダ及びイジェクトプレートに各
部品を組立けた状態を示す斜視図である。
【図7】図2に示すプレーヤの装填位置にミニディスク
が位置する平面図である。
【図8】図7に示すミニディスクが若干アンローディン
グされた状態を示す平面図である。
【図9】図8に示すミニディスクのアンローディングが
増速された状態を示す平面図である。
【図10】図9に示すミニディスクのアンローディング
がさらに増速された状態を示す平面図である。
【図11】図10に示すミニディスクがプレーヤから完
全に排出された状態を示す平面図である。
【図12】図11に示す係合レバーとミニディスクとの
係合が解除された状態を示す平面図である。
【図13】図12に示すイジェクトプレートが後退しミ
ニディスクから離間した状態を示す平面図である。
【図14】図1に示すオートチェンジャー装置に係るプ
レーヤの概略した側面図である。
【符号の説明】
11 ガイド孔(移動手段) 12 ミニディスク(記録媒体) 14 ストッカ(保持部材) 15 支持台(移動部材) 16 メインフレーム(支持部材) 20〜24 ストッカのスロット部 42 ホルダ 54 連結レバー(操作部材) 56 連結ピン(連結部) 60 イジェクトプレート(押出部材) 90 メインフレームに形成されたカム孔
(カム部) 90A,90D カム孔の直線部 90B,90C カム孔の傾斜部(斜部) 90E カム孔の傾斜部(引き戻し部)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体を引き込み収納して前記記録媒
    体を装填位置まで案内するホルダと、 前記ホルダを前記記録媒体の挿入方向に沿ってスライド
    可能に支持する支持部材と、 前記支持部材に形成され、前記ホルダのスライド方向に
    沿う直線部及び前記直線部に連続して形成される略弧状
    の連続部を有するカム部と、 前記ホルダに対して相対移動可能とされかつ前記記録媒
    体を前記ホルダ内から押し出す押出部材と、 前記ホルダに回転可能に支持されると共に前記押出部材
    及び前記カム部を連結する連結部がそれぞれ設けられ、
    前記ホルダの移動に連動して前記押出部材を前記ホルダ
    のスライド方向に沿ってスライドさせる操作部材とを有
    し、 前記カム部に対応する前記操作部材の連結部が前記連続
    部にガイドされて前記操作部材が回転することにより前
    記押出部材をスライドさせイジェクト時のストロークを
    伸ばすことを特徴とする記録媒体の情報機器。
  2. 【請求項2】 記録媒体を引き込み収納して前記記録媒
    体を装填位置まで案内するホルダと、 前記ホルダを前記記録媒体の挿入方向に沿ってスライド
    可能に支持する支持部材と、 前記支持部材に形成され、前記ホルダのスライド方向に
    沿う直線部,前記直線部に連続して形成される略弧状の
    連続部,及び前記直線部に連続されかつ前記直線部に対
    し略斜めに配設された引戻し部を有するカム部と、 前記ホルダに対して相対移動可能とされかつ前記記録媒
    体を前記ホルダ内から押し出す押出部材と、 前記ホルダに回転可能に支持されると共に前記押出部材
    及び前記カム部を連結する連結部がそれぞれ設けられ、
    前記ホルダの移動に連動して前記押出部材を前記ホルダ
    のスライド方向に沿ってスライドさせる操作部材とを有
    し、 前記カム部に対応する前記操作部材の連結部が前記連続
    部にガイドされて前記操作部材が回転することにより前
    記押出部材をスライドさせイジェクト時のストロークを
    伸ばすと共に、 前記記録媒体を前記ホルダ内から完全に排出した後に前
    記カム部に対応する前記操作部材の連結部が前記引戻し
    部を通過することにより前記押出部材を前記ホルダ内に
    引き戻すことを特徴とする記録媒体の情報機器。
  3. 【請求項3】 記録媒体を重なり合うように挿入し保持
    する複数のスロット部が配設される保持手段と、 記録媒体を引き込み収納して前記記録媒体を装填位置ま
    で案内するホルダと、 前記ホルダを前記記録媒体の挿入方向に沿ってスライド
    可能に支持する支持部材と、 前記保持手段の各スロット部に対応する範囲で前記ホル
    ダを移動可能に支持する移動手段と、 前記支持部材に形成され、前記ホルダのスライド方向に
    沿う直線部及び前記直線部に連続して形成される略弧状
    の連続部を有するカム部と、 前記ホルダに対して相対移動可能とされかつ前記記録媒
    体を前記ホルダ内から押し出す押出部材と、 前記ホルダに回転可能に支持されると共に前記押出部材
    及び前記カム部を連結する連結部がそれぞれ設けられ、
    前記ホルダの移動に連動して前記押出部材を前記ホルダ
    のスライド方向に沿ってスライドさせる操作部材とを有
    し、 前記カム部に対応する前記操作部材の連結部が前記連続
    部にガイドされて前記操作部材が回転することにより前
    記押出部材をスライドさせイジェクト時のストロークを
    伸ばすことを特徴とする記録媒体の情報機器。
  4. 【請求項4】 前記連続部を略弧状となるように一対の
    屈折した直線状の傾斜部で形成し、前記カム部に対応す
    る前記操作部材の連結部が前記傾斜部にガイドされるこ
    とにより前記操作部材を等速させることを特徴とする請
    求項1乃至3のいずれか1項に記載の記録媒体の情報機
    器。
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