JP2000104437A - 安全用遮蔽板体付きヒンジ - Google Patents

安全用遮蔽板体付きヒンジ

Info

Publication number
JP2000104437A
JP2000104437A JP10274523A JP27452398A JP2000104437A JP 2000104437 A JP2000104437 A JP 2000104437A JP 10274523 A JP10274523 A JP 10274523A JP 27452398 A JP27452398 A JP 27452398A JP 2000104437 A JP2000104437 A JP 2000104437A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
movable arm
cup
fixing member
hinge
safety
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10274523A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3392063B2 (ja
Inventor
Shinichirou Koshikawa
伸市郎 越川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sugatsune Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Sugatsune Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sugatsune Kogyo Co Ltd filed Critical Sugatsune Kogyo Co Ltd
Priority to JP27452398A priority Critical patent/JP3392063B2/ja
Priority to US09/408,144 priority patent/US6308376B1/en
Publication of JP2000104437A publication Critical patent/JP2000104437A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3392063B2 publication Critical patent/JP3392063B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05DHINGES OR SUSPENSION DEVICES FOR DOORS, WINDOWS OR WINGS
    • E05D3/00Hinges with pins
    • E05D3/06Hinges with pins with two or more pins
    • E05D3/16Hinges with pins with two or more pins with seven parallel pins and four arms
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05DHINGES OR SUSPENSION DEVICES FOR DOORS, WINDOWS OR WINGS
    • E05D11/00Additional features or accessories of hinges
    • E05D11/0054Covers, e.g. for protection
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05DHINGES OR SUSPENSION DEVICES FOR DOORS, WINDOWS OR WINGS
    • E05D3/00Hinges with pins
    • E05D3/06Hinges with pins with two or more pins
    • E05D3/16Hinges with pins with two or more pins with seven parallel pins and four arms
    • E05D2003/166Vertical pivot-axis
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05YINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES E05D AND E05F, RELATING TO CONSTRUCTION ELEMENTS, ELECTRIC CONTROL, POWER SUPPLY, POWER SIGNAL OR TRANSMISSION, USER INTERFACES, MOUNTING OR COUPLING, DETAILS, ACCESSORIES, AUXILIARY OPERATIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, APPLICATION THEREOF
    • E05Y2900/00Application of doors, windows, wings or fittings thereof
    • E05Y2900/20Application of doors, windows, wings or fittings thereof for furniture, e.g. cabinets

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Hinges (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 家具用扉等に用いるヒンジが開閉動する際、
複数の可動アームで広狭自在に囲成される危険挟持空隙
に、指等が挟まれる事故を、適所に枢着の小さな安全用
遮蔽板体により遮蔽自在として安全性の向上を図る。 【解決手段】 ヒンジ本体Hは固定板部Aに取着の固定
用部材1と、可動板部Bに取着のカップ型固定用部材2
を、4つの各可動アーム4、5、3、6により連枢した
ものである。固定用部材1と連枢可動アーム3を枢着の
固定前側支軸1aに、弾性体11で下方へ押動される安
全用遮蔽板体10が、可動板部Bの矢印OPへの開動に
より拡張する各可動アーム4、5、3、6とカップ型固
定用部材2により囲成の危険挟持空隙S2に追随してこ
れを常に遮蔽する。しかも係止部3cに被係止部10b
が係当することで、安全用遮蔽板体10がカップ内2a
まで落入してヒンジの開成動作が阻止されることもな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家具の扉を開閉さ
せるためなどに用いられるヒンジに関し、特に、当該ヒ
ンジを構成する複数の可動アーム相互間にあって、ヒン
ジの開閉動に伴って広狭の変化を伴う危険挟持空隙に、
衣服等が挟持されて破損を招いたり、さらには誤って差
し入れられた指などが挟まれて押し潰されたり、さらに
は切断されるといった事故の発生を防止しようとする安
全用遮蔽板体付きヒンジに関する。
【0002】
【従来の技術】既知の通りヒンジにあっては、これが扉
等の開閉動に際し、ヒンジの構成部材間にあって離間形
成される危険挟持空隙に、指が挟まれて怪我をしたり、
衣服を損傷するといったことを防止するため、当該ヒン
ジにヒンジ用カバーを施すことが提案されている。上記
従来の一例(実公昭59−2287)につき、ここで説
示すると図10ないし図12に明示の通り、このヒンジ
は、家具本体の側板といった固定板部Aの内側面に、ビ
スなどで固定することとなる固定用部材1と、家具本体
の扉といった可動部材Bの内面に嵌合状態で取着される
カップ型固定用部材2と、これら両部材を連枢すること
になる4つの可動アーム、すなわち連枢可動アーム3、
後側可動アーム4、中間可動アーム5、そして先側可動
アーム6とにより構成されている。
【0003】上記可動アームの連枢構成は、既知の通り
上記の固定用部材1に設けた固定前側支軸1aと固定後
側支軸1bとに、夫々枢着した連枢可動アーム3と後側
可動アーム4とを具備し、当該後側可動アーム4を中間
可動アーム5の中間後側端部5aに中間後側支軸5bに
より枢着してある。さらに、上記中間可動アーム5の中
間前側端部5cを前記カップ型固定用部材2のカップ内
2aにおける内側、すなわち固定用部材1寄りにあっ
て、中間カップ支軸5dにより枢着し、前記の連枢可動
アーム3と中間可動アーム5の各中間部を中間支軸5e
によって連枢する。さらに、上記連枢可動アーム3の連
枢前側端部3aにおける連枢前側支軸3bと、カップ型
固定用部材2のカップ内2aにおける外側に設けられた
先側カップ支軸6aとを、先側可動アーム6により連枢
する。このように構成することで当該ヒンジは、固定板
部Aに対して可動板部Bを順次図10、図11そして図
12により開示する通り開閉動自在に枢着され、かくし
て扉などを家具本体に対し90°から180°へ向け可
成りの角度まで開成可能となっている。
【0004】従って上記構成のヒンジによるときは、図
10の如く可動板部Bが閉成状態であれば、固定用部材
1、カップ型固定用部材2、連枢可動アーム3、後側可
動アーム4、中間可動アーム5そして先側可動アーム6
の各部材相互間に隙間が生じていないが、これより図1
1の如く可動板部Bを矢印OP方向へ開動して行くと、
固定用部材1と後側可動アーム4と中間可動アーム5そ
して連枢可動アーム3とにより囲成される挟隙S1が開
成されるだけでなく、カップ型固定用部材2と中間可動
アーム5と連枢可動アーム3および先側可動アーム6と
により囲成される可成り大きな危険挟持空隙S2が開成
されて行くことになる。
【0005】そこで上記の如く広狭自在に変化する挟隙
S1や危険挟持空隙S2に衣服や指などを挟まれてしま
う事故の発生を防止するため、図10に示す如くカバー
本体C1と、これに枢着ピンPを中心に回動自在なるよ
う被装した可動カバーC2とにより構成されたヒンジ用
カバーCを用意し、これを中間可動アーム5などに係嵌
取着することで、カバー本体C1により挟隙S1と危険
挟持空隙S2とを遮蔽するようにしている。
【0006】そして、上記の図10から図11の如く可
動板部Bを矢印OP方向へ開動して行くと、前記の可動
カバーC2から延出されている屈曲自在な連結帯板C3
の先端部が先側可動アーム6に取着されているので、可
動板部Bの開動に伴って可動カバーC2がカバー本体C
1から回動延出されることになり、この結果次第に大き
く広げられて行く危険挟持空隙S2に追随して、これを
遮蔽して行くことになる。
【0007】しかし、可動カバーC2の上記回動による
延出寸法は、カバー本体C1の大きさにより規制され
て、それほど大きくすることができないことから、図1
1の如き開動状態にあって、既に危険挟持空隙S2にお
ける可成りの部分が遮蔽されずに露呈してしまい、さら
に図12の如く可動板部Bが固定板部Aに対し90°ま
で開動することで、少しだけ危険挟持空隙S2は縮小さ
れるものの、その大部分が非遮蔽状態となってしまうこ
ととなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなヒンジ用
カバーCを用いるようにした従来技術によるときは、挟
隙S1に対する遮蔽は充分であるものの、危険挟持空隙
S2に関しては、充分なカバー効果を発揮できないこと
となり、さらにヒンジ全体を被装しようとしているた
め、ヒンジ用カバーCは可成り大きなものとなってしま
い、このため高価なものとなるだけでなく家具等内のス
ペースを狭隘にし、物の出し入れに支障を来すことにも
なる。
【0009】本発明は上記従来例の欠陥に鑑み、請求項
1に係る安全用遮蔽板体付きヒンジによるときは、ヒン
ジをヒンジ用カバーによって包被してしまうのではなし
に、ヒンジにおける前掲固定前側支軸に安全用遮蔽板体
を回動自在に枢着すると共に、当該安全用遮蔽板体をカ
ップ型固定用部材側へ向けて、弾性体により弾圧してお
き、しかも同上安全用遮蔽板体が、必要以上にカップ型
固定用部材側へ進入することを、連枢可動アームの係止
部に安全用遮蔽板体の被係止部を係当することで阻止す
るよう構成するのである。このことにより当該発明では
固定板部に対する可動板部の開閉動に際して、安全用遮
蔽板体が常に前記の危険挟持空隙を遮蔽するように追随
して回動し、これにより不測の事故発生が、高い信頼性
をもって防止できるようにすると共に、比較的小さな安
全用遮蔽板体の使用によって安価に、しかも家具内を狭
くしてしまうといったこともなく、さらに安全用遮蔽板
体の自由端部が、カップ型固定用部材のカップ内に進入
衝当して、可動板部の円滑な開閉動を阻害するといった
ことも生じないようにするのが、その目的である。
【0010】次に請求項2にあっては、上記請求項1に
おいて、前記の如く安全用遮蔽板体をカップ型固定用部
材側へ弾圧するため、安全用遮蔽板体に設けた弾性体受
承部と連枢可動アームの係嵌孔との間に弾性体を介装す
るようにし、請求項1による前掲目的を確実に達成し得
るようにしている。
【0011】さらに請求項3の場合は、請求項1におけ
る前記の係止部と被係止部との関連を、連枢可動アーム
の幅方向両側に設けた係止突起を、安全用遮蔽板体に設
けた通過空所の受承端縁に衝当自在とすることで、安全
用遮蔽板体の不本意な変動を確実に阻止し、もって危険
挟持空隙の遮蔽に対する信頼性を、より確実な物として
いる。そして請求項4では弾性体としてコイルスプリン
グではなく渦巻き発条を採択し、これを固定前側支軸に
被嵌すると共に、その各端を夫々弾性体受承部と固定用
部材とに係止することにより、さらに請求項5では同じ
く渦巻き発条を用いるが、固定用部材の固定板部寄りに
あって幅員方向に設けた枢支軸に被嵌して、当該渦巻き
発条の一端を安全遮蔽板体の基端部に、他端を固定用部
材に係止することで何れも請求項1における目的を達成
しようとしている。
【0012】ここで請求項6の発明では請求項1と相違
して、係止部と被係止部とを係当自在として、安全用遮
蔽板体の不本意な進出を阻止するのではなく、当該安全
用遮蔽板体を請求項1の場合より少しだけ大きく形成す
ることによって、その弾性体による弾圧を常時受けてい
ても、安全用遮蔽板体が、カップ型固定用部材のカップ
内まで進入してヒンジ作用が停止されないようにすると
共に、当該進入がカップ型固定用部材の露呈箇所とか、
可動板部との衝当によって阻止され、このことで危険挟
持空隙に対する安全用遮蔽板体の遮蔽効果が確保される
ようにし、もって請求項1に比しても多少大形となるだ
けで、係止部とが被係止部を不要とし、これにより構造
上の簡素化をも可能にしようとしている。そして請求項
7では上記の請求項6において、弾性体としてコイルス
プリングではなしに請求項4と同様に渦巻き発条を固定
前側支軸に被嵌し、その各端部を弾性体受承部と固定用
部材とに係止して構成の簡潔化を図るようにしている。
さらに、請求項8では同じく請求項6において、渦巻き
発条を固定用部材の固定板寄りにあって幅員方向に設け
た枢支軸に被嵌して、その一端は安全用遮蔽板体におけ
る基端部に、他端は上記固定用部材に係止することによ
り、上記請求項7と同等の目的を達成しようとしてい
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、請求項1にあっては固定板部に取着する
固定用部材と、可動板部に嵌合状態で取着するカップ型
固定用部材と、上記固定用部材に設けた固定前側支軸と
固定後側支軸とに、夫々枢着した連枢可動アームと後側
可動アームとを具備し、当該後側可動アームを中間後側
端部に中間後側支軸により枢着すると共に、当該中間可
動アームの中間前側端部を前記のカップ型固定用部材の
カップ内における内側にあって、中間カップ支軸により
枢着し、前記の連枢可動アームと中間可動アームとの各
中間部を中間支軸によって連枢すると共に、この連枢可
動アームの連枢前側端部における連枢前側支軸と、カッ
プ型固定用部材のカップ内における外側に設けた先側カ
ップ支軸とを、先側可動アームにより連枢することによ
って、前記固定板部に対して可動板部を開閉自在に枢着
可能としたヒンジにおいて、前記した固定前側支軸に基
端部が枢着された安全用遮蔽板体を、前記の中間可動ア
ームと連枢可動アームとの間隙に回動自在なるよう配装
し、かつ弾性体により当該安全用遮蔽板体をカップ型固
定用部材へ向けて弾圧すると共に、連枢可動アームの係
止部に安全用遮蔽板体の被係止部が係当することによ
り、当該安全用遮蔽板体がカップ型固定用部材のカップ
内へ進入することを規制し、固定板部に対する可動板部
の開閉動に際し、安全用遮蔽板体の自由端部側により、
連枢可動アームと先側可動アームとカップ型固定用部材
と中間アームとにより囲成されて広狭自在である危険挟
持空隙が、非危険状態にて遮断されるようにしたことを
特徴とする安全用遮蔽板体付きヒンジを提供しようとし
ている。
【0014】次に請求項2では、請求項1における安全
用遮蔽板体が、一対の基端部から突出して中間可動アー
ムと連枢可動アームとの幅方向両側に離間形成された間
隙に配装されて対向する一対の遮蔽板と、当該一対の遮
蔽板をヒンジの閉成に際しカップ内に進入する基板部寄
りの位置で連設した弾性体受承部とにより形成され、当
該弾性体受承部と連枢可動アームの固定前側支軸寄りに
設けた係嵌孔との間に弾性体としてのコイルスプリング
を介装するようにしたことをその内容としている。
【0015】さらに請求項3では、これまた請求項1に
おいて、安全用遮蔽板体が、一対の基端部から突出して
中間可動アームと連枢可動アームとの幅方向両側に離間
形成された間隙に配装されて対向する一対の遮蔽板を具
有し、連枢可動アームの係止部は、当該連枢可動アーム
の幅方向両側から突出する係止突起により形成され、安
全用遮蔽板体の被係止部は、遮蔽板に貫設した前記係止
突起用の通過空所における受承端縁により形成されてい
ること、そして請求項4では、その安全用遮蔽板体が、
一対の基端部から突出して中間可動アームと連枢可動ア
ームとの幅方向両側に離間形成された間隙に配装されて
対向する一対の遮蔽板と、当該一対の遮蔽板をヒンジの
閉成に際しカップ内に進入する基端部寄りの位置で連設
した弾性体受承部とにより形成され、弾性体としての渦
巻き発条を固定前側支軸に被嵌して、その一端を上記の
弾性体受承部に、他端を固定用部材に係止するようにし
たことを夫々その内容としている。また請求項5にあっ
ては、同じく請求項1において、安全用遮蔽板体は、一
対の基端部から突出して中間可動アームと連枢可動アー
ムとの幅方向両側に離間形成された間隙に配装されて対
向する一対の遮蔽板により形成され、弾性体としての渦
巻き発条を、固定用部材の固定板部寄りにあって幅員方
向に設けた枢支軸に被嵌して、その一端を安全用遮蔽板
における基端部に、他端を固定用部材に係止するように
したことをその内容としている。
【0016】請求項6の発明にあっては、固定板部に取
着する固定用部材と、可動板部に嵌合状態で取着するカ
ップ型固定用部材と、上記固定用部材に設けた固定前側
支軸と固定後側支軸とに、夫々枢着した連枢可動アーム
と後側可動アームとを具備し、当該後側可動アームを中
間可動アームの中間後側端部に中間後側支軸により枢着
すると共に、当該中間可動アームの中間前側端部を前記
のカップ型固定用部材のカップ内における内側にあっ
て、中間カップ支軸により枢着し、前記の連枢可動アー
ムと中間可動アームとの各中間部を中間支軸によって連
枢すると共に、この連枢可動アームの連枢前側端部にお
ける連枢前側支軸と、カップ型固定用部材のカップ内に
おける外側に設けた先側カップ支軸とを、先側可動アー
ムにより連枢することによって、前記固定板部に対して
可動板部を開閉自在に枢着可能としたヒンジにおいて、
前記した固定前側支軸に基端部が枢着された安全用遮蔽
板体を、前記の中間可動アームと連枢可動アームとの間
隙に回動自在なるよう配装し、かつ弾性体により当該安
全用遮蔽板体をカップ型固定用部材へ向けて弾圧すると
共に、固定板部に対する可動板部の開閉動に際し、安全
用遮蔽板体の自由端部側により、連枢可動アームと先側
可動アームとカップ型固定用部材と中間アームとにより
囲成されて広狭自在である危険挟持空隙が、非危険状態
にて遮断されると共に、当該開閉途上にあって安全用遮
蔽板体の自由端部がカップ型固定用部材のカップ内へ進
入することを規制可能とするように、当該自由端部をカ
ップ型固定用部材の外側端側からカップ内に落入しない
だけの寸法に形成されていることを特徴とする安全用遮
蔽板体付きヒンジを提供しようとしている。
【0017】そして請求項7の場合は、上記の請求項5
において、安全用遮蔽板体が、一対の基端部から突出し
て中間可動アームと連枢可動アームとの幅方向両側に離
間形成された間隙に配装されて対向する一対の遮蔽板
と、当該一対の遮蔽板をヒンジの閉成に際しカップ内に
進入する基板部寄りの位置で連設した弾性体受承部とに
より形成され、弾性体としての渦巻き発条を固定前側支
軸に被嵌して、その一端を上記の弾性体受承部に、他端
を固定用部材に係止するようにしたことを、その内容と
している。そして請求項8の場合は、上記の請求項6に
おいて、安全用遮蔽板体は、一対の基端部から突出して
中間可動アームと連枢可動アームとの幅方向両側に離間
形成された間隙に配装されて対向する一対の遮蔽板によ
り形成され、弾性体としての渦巻き発条を、固定用部材
の固定板部寄りにあって幅員方向に設けた枢支軸に被嵌
して、その一端を安全用遮蔽板における基端部に、他端
を固定用部材に係止するようにしたことをその内容とし
ている。
【0018】
【発明の実施の形態】本願の請求項1〜請求項3につい
て、先ず以下図1ないし図5に基づいて説示すると、固
定板部Aと可動板部Bとに跨装状態で連設されるヒンジ
本体Hは、図10ないし図12によって説示したヒンジ
と実質的に同一で、同一部材については同一符号が付さ
れており、従って、ここではヒンジ本体Hの構成につい
ての詳記は省略し、その構成部材について補足的な説明
についてのみ開示する。すなわち構成部材としては、固
定用部材1とカップ型固定用部材2とを連枢する連枢可
動アーム3、後側可動アーム4、中間可動アーム5、先
側可動アーム6を具有し、これらの連枢には固定前側支
軸1a、固定後側支軸1b、連枢前側支軸3b、中間後
側支軸5b、中間カップ支軸5d、中間支軸5e、そし
て先側カップ支軸6aが採択されている。
【0019】ここで、図1(A)(B)によって補足の
説示をすれば、これまた既知の通り固定用部材1は、固
定板部Aにビス1Cにより取着されるマウテングプレー
ト1dと、これに固定螺杆1eにより螺着される固定枠
1fとからなり、図中1gは扉等の可動板部Bを、その
幅方向へ左右同自在に調節することができる調整螺子を
示している。図1(B)にあって、2bはカップ型固定
用部材2を可動板部Bに取着するビスを示しており、S
2は前説の如く連枢可動アーム3と先側可動アーム6と
カップ型固定用部材2そして中間可動アーム5とによっ
て囲成された危険挟持空隙である。また図1(B)によ
り明示されている通り、中間可動アーム5におけるカッ
プ型固定用部材2側は、分岐された中間側板部5fによ
り形成され、その幅方向中央部に連枢可動アーム3と先
側可動アーム6が配設されている。
【0020】さて、当該発明では上記の如きヒンジ本体
Hにあって、前記した固定用部材1の固定枠1fと連枢
可動アーム3とを枢着している固定前側支軸1aに、基
端部10aが枢着された安全用遮蔽板体10を、図2の
如く中間可動アーム5の中間側板部5fと連枢可動アー
ム3との間隙gに、回動自在なるよう配装するのであ
る。そして上記の安全用遮蔽板体10を、常にカップ型
固定用部材2側へ向けて弾圧するためのスプリングとか
ゴム体などによる弾性体11を装設し、このことによっ
て安全用遮蔽板体10が自由に振れ動いてしまうことな
く、可動板部B側へ向けて押動されることになる。
【0021】さらにこの発明で重要なことは、上記の安
全用遮蔽板体10が、弾性体11により弾圧されてカッ
プ型固定用部材2等に衝当するまで自由に押動されるこ
となく、以下のようにその回動限度が規制されているこ
とである。すなわち連枢可動アーム3に設けられた係止
部3cに、安全用遮蔽板体10に設けられた被係止部1
0bが係当するに至れば、当該安全用遮蔽板体10が、
カップ型固定用部材2のカップ内2aへ進入することを
規制されることとなり、このことにより固定板部Aに対
して可動板部Bを開閉動した際、安全用遮蔽板体10の
自由端部10cが、カップ内2aに突入して当該開閉動
を阻止されてしまうといったことをなくすことができ、
ヒンジ本体Hとしての本来の機能が保証されることにな
る。
【0022】そしてさらに当該請求項1にあっては、上
記固定板部Aに対する可動板部Bの開閉動に際し、安全
用遮蔽板体10の自由端部10cによって、連枢可動ア
ーム3と先側可動アーム6とカップ型固定用部材2と中
間可動アーム5とにより囲成されて、開閉角度に対し広
狭自在に変化する前記の危険挟持空隙S2が、指を挟ん
だり衣服を挟持するといったことの生じない非危険状態
にて、常時遮蔽できる大きさと形状に形成されているの
である。
【0023】ここで、請求項2により開示の通り、上記
の請求項1における弾性体11に係る構成例を図5によ
って説示すると、先ず安全用遮蔽板体10は、一対の基
端部10aから突出して、中間可動アーム5の中間側板
部5fと連枢可動アーム3との幅方向両側に離間形成さ
れた間隙g(図1(B)参照)に、前記の如く配装され
て対向する一対の遮蔽板10dを有すると共に、当該遮
蔽板10dを、図2に示す如きヒンジ閉成状態にあって
カップ内2aに進入する基端部10a寄りの位置で連設
した弾性体受承部10eを備えている。そして、上記の
弾性体受承部10eと、連枢可動アーム3の固定前側支
軸1a寄りに設けた係嵌孔3dとの間にあって、前掲弾
性体11としてのコイルスプリングを介装するようにし
ており、かくて安全用遮蔽板体10を可動板部B側へ向
けて弾圧可能としている。
【0024】また請求項3として明示の如く、請求項1
における連枢可動アーム3の前記した係止部3cが、当
該連枢可動アーム3における幅方向両側から突出した係
止突起として形成されており、安全用遮蔽板体10の被
係止部10bは、一対の遮蔽板10dに貫設されて上記
係止突起が遊嵌する通過空所10fにあって、その中間
支軸5e側に設けられた受承端縁により形成されてい
る。
【0025】次に、請求項4として示されている通り、
請求項1における弾性体11については、上記のように
コイルスプリングによることなく、後述する請求項6の
説示に用いられる図6以下に例示の如く、渦巻き発条を
採択することもできる。この場合には渦巻き発条を固定
前側支軸1aに被嵌して、その一端を上記の弾性体受承
部10eに係当すると共に、他端を固定用部材1に係止
するようにし、このことによって、さらに構成の簡素化
を図るようにしている。また、請求項5も請求項1にお
ける弾性体11として、上記請求項4の場合と同じく弾
性体11に渦巻き発条を採択するのであるが、後述する
請求項8の説示に用いられる図10ないし図13に例示
の如く、当該渦巻き発条は、固定用部材1の固定板部A
寄りにあって、幅員方向に設けた枢支軸11aに被嵌す
るようにし、かつその一端は安全用遮蔽板体10におけ
る基端部10aに係止し、他端は固定用部材1に対して
係止するようにして、これまた構成の簡素化を図るよう
にしているのである。
【0026】以上詳記した請求項1に係るヒンジによる
ときは、図2に示されているように、固定部材Aに対し
て可動部材Bが閉成状態にあるときは、もちろん前記の
危険挟持空隙S2は極めて小さくなっており、従って怪
我等の発生は心配ないが、このときも安全用遮蔽板体1
0は図示例にあって、これを遮蔽した状態にある。そし
て安全用遮蔽板体10はカップ型固定用部材2によって
押動され、このことで係止部3cは、安全用遮蔽板体1
0の通過空所10fにあって、被係止部10bから離間
した位置にあり、かつ弾性体11は安全用遮蔽板体10
に押圧された圧縮状態となっている。
【0027】次に上記の可動板部Bを矢印OP方向へ開
動すると、図3に示す通り次第に上記の危険挟持空隙S
2が拡張されて行くが、これに対して弾性体11により
弾圧されている安全用遮蔽板体10が追随して行き、危
険挟持空隙S2の全部または、一部が開成されていて
も、非危険状態となるように遮蔽することになる。この
際前記の係止部3cが被係止部10bに係当することで
安全用遮蔽板体10は、それ以上カップ型固定用部材2
側へ進出しないので、自由端部10cがカップ内2aま
で落ち込んで係当し、これによりヒンジとしての開成動
が不能となってしまうといったことが阻止される。
【0028】さらに可動板部Bが開動して行くと前記し
た図1の状態となるが、この際にあっても、危険挟持空
隙S2に対する安全用遮蔽板体10による遮蔽度合は充
分に保持され、図4の状態まで開成が進むと、最早危険
挟持空隙S2は縮小状態なって、その遮蔽がなくとも実
質的に安全が確保されることとなり、さらに可動板部B
は開動可能であるが、その後の危険挟持空隙S2は消失
状態となる。そして上記の図4では係止部3cが通過空
所10fを下向きに移動して行き、最大角度まで開成し
たときには係止部3cが通過空所10fの最下位近辺ま
で移動することになると共に、弾性体11は開成度合が
進むにつれて次第に圧縮状態となる。
【0029】次に請求項6について図6ないし図9を参
照して以下説示すると、当該発明ではこれまたヒンジ本
体Hの構成が前記のものと同じであり、請求項1の場合
と同様に固定前側支軸1aに基端部10aが枢着された
安全用遮蔽板体10を、中間可動アーム5と連枢可動ア
ーム3との間隙gに回動自在なるよう配装すると共に、
弾性体11により安全用遮蔽板体10をカップ型固定用
部材2側へ向けて弾圧するのである。
【0030】そして請求項6では、固定板部Aに対する
可動板部Bの開閉動に際し、安全用遮蔽板体10の自由
端部10c側によって、前説の危険挟持空隙S2が非危
険状態にて遮蔽されるのであるが、さらに当該開閉途上
にあって安全用遮蔽板体10の自由端部10cが、カッ
プ型固定用部材2のカップ内2aへ進入することを規制
可能とするため、この自由端部10cが、カップ型固定
用部材2の外側端(図中左側)からカップ内2aへ落入
しないだけの長さ寸法まで延出しているのである。
【0031】ここで請求項7にあっては、上記の請求項
6において、その弾性体11が渦巻き発条により形成さ
れ、これを固定前側支軸1aに被嵌して、その一端を安
全用遮蔽板体10の弾性体受承部10eに、そして他端
を固定用部材1に設けた係止ピンなどにより係止するよ
うにしている。
【0032】以上説示した請求項6に係るヒンジによる
ときは、図6に示されているように可動部材Bが固定部
材Aに対して閉成状態であれば、図2により前説の通り
小さな危険挟持空隙S2を安全用遮蔽板体10が遮蔽す
る位置にあり、弾性体11がカップ型固定用部材2を押
圧するが、もちろん可動板部Bの閉成状態は保持され、
自由端部10cは連枢前側支軸3bよりも、図2の場合
に比し可成り上位まで延出されている。
【0033】次に可動板部Bを矢印OP方向へ開動する
と、これまた前記の図3と同様にして拡張された危険挟
持空隙S2が、図7のように弾性体11により回動する
安全用遮蔽板体10により、非危険状態となるよう遮蔽
されて安全性が確保される。しかも当該安全用遮蔽板体
10は、当該回動の途上にあって、カップ内2aに落入
してしまうことのない寸法に形成されているので、図3
の場合の如く係止部3cと被係止部10bとの係当とい
った構成を具備させなくとも、ヒンジとしての開成動は
円滑になされる。
【0034】さらに、可動部材Bが回動すると図8の如
く危険挟持空隙S2の遮蔽がなされると共に、当該安全
用遮蔽板体10は、その基端部10a寄りが、カップ型
固定用部材2の内端側に衝当して、カップ内2aへの落
入はなく、次いで図9の状態まで開動するに至れば、危
険挟持空隙S2は縮小して危険性がなくなり、その後の
前回状態へ向け、当該縮小度合は増加して行く。
【0035】従って請求項6に係るヒンジの場合には、
前記請求項1のものに比し、その安全用遮蔽板体10は
大きくなるが、係止部3cや被係止部10bは不要とな
るため、その構成が簡略化される利点があり、逆に請求
項1によるときは安全用遮蔽板体10を小形化できるの
で、家具本体などの内容積を削減するといったことがな
くなる。
【0036】さらに請求項8にあっては、前記した請求
項1に対する請求項5と同様にして、請求項7における
渦巻き発条に関し、図10ないし図13に示す通り、そ
の配設構成が相違している。すなわち、安全用遮蔽板体
10は、請求項7と同じく一対の基端部10aから突出
して中間可動アーム5と連枢可動アーム3の幅方向両側
に離間形成された間隙gに配装されて対向する一対の遮
蔽板10dにより形成され、弾性体11として採択した
渦巻き発条を、固定用部材1にあって、固定板部A寄り
であり、かつ固定用部材1の幅方向に設けた枢支軸11
aに被嵌するのである。そして、この渦巻き発条の一端
を安全用遮蔽板体10の基端部10aに、その他端を固
定用部材1に対してピンなどにより係止することにな
る。上記の技術内容を理解し易くするため、図10には
可動板部Bの閉成状態、図11では90°未満の開成状
態、図12では90°開成状態、そして図13では90
°よりも大きく開成した状態が夫々示されており、これ
により当該渦巻き発条の開成に伴う変形状態と、安全用
遮蔽板体10の回動位置とを確知することができる。
【0037】
【発明の効果】本発明は以上のようにして構成し得るも
のであるから、請求項1によるときは安全用遮蔽板体が
実質的にヒンジ本体から突出することなく、従来のヒン
ジ本体と同じく同様の空間を占めるだけであるので、家
具本体などの内容積を充分に活用することができ、ヒン
ジ本体を全面的にカバーするようなヒンジ用カバーに比
し、安価に仕上げることができると共に、外観的な商品
価値をも向上できるのはもちろん、危険挟持空間に関し
ては、従来例に比し格段の遮蔽効果を発揮できるので、
特に指を差し入れてしまうといった事故を完全に防止し
得ることになる。
【0038】さらに同上ヒンジによるときは、上記の安
全用遮蔽板体を小さく形成しても、係止部と被係止部を
具備させることで、安全用遮蔽板体の自由端部が、カッ
プ内へ弾性体の弾力により落入するといったことがない
ため、ヒンジとしての開閉動に支障を生ずることなく、
当該弾性体の適切なる配設により、危険挟持空隙に対す
る安全用遮蔽板体の追随を保証することが可能となる。
【0039】そして、請求項2ないし請求項5では請求
項1の構成にあって、夫々弾性体としてのコイルスプリ
ングを適切に配設し、係止部と被係止部とを係脱自在な
るよう構成し、さらに弾性体としての渦巻き発条を夫々
固定前側支軸、枢支軸に被嵌して、その両端部を適所に
係止することで、当該請求項1の効果を確実なものとす
ることができる。
【0040】さらに請求項6に係るヒンジでは、安全用
遮蔽板体を、カップ型固定用部材に比し多少大きく形成
することで、安全用遮蔽板体の不本意なカップ内への落
入を阻止するようにしたので、請求項1と同様な効果
を、係止部や被係止部を設けることなしに発揮させるこ
とができ、従って耐久性の点でも優れたものを提供し得
ることとなる。そして、請求項6における請求項7と請
求項8にあっては、上記の請求項1に対する請求項4と
請求項5と同様にして、請求項6の効果につき、その信
頼性を向上することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に係る安全用遮蔽板体付きヒンジの使
用状態における90°開成時を示し、(A)はその一部
を切欠して示した平面図で、(B)は(A)の上面図で
ある。
【図2】同上ヒンジの閉成状態を示す一部切欠の平面図
である。
【図3】同上ヒンジの90°未満における開成状態を示
した一部切欠の平面図である。
【図4】同上ヒンジの90°を越えた開成状態を示す一
部切欠の平面図である。
【図5】(A)は図4における固定前側支軸近傍箇所を
示した下面図で、(B)は上記(A)のB−B線矢視断
面図である。
【図6】図4のヒンジが閉成であるときの一部を切欠し
た平面図である。
【図7】同上ヒンジの90°未満における開成状態を示
した一部切欠の平面図である。
【図8】同上ヒンジの90°開成時を示した一部切欠の
平面図である。
【図9】同上ヒンジの90°を越えた開成状態を示す一
部切欠の平面図である。
【図10】図6とは別異であるヒンジが、閉成状態にあ
るときの一部を切欠した平面図である。
【図11】同上ヒンジの90°未満における開成状態を
示した一部切欠の平面図である。
【図12】同上ヒンジの90°開成時を示した一部切欠
の平面図である。
【図13】同上ヒンジの90°を越えた開成状態を示す
一部切欠の平面図である。
【図14】従来のヒンジ用カバーを施したヒンジにつ
き、その閉成時における使用状態を示した一部切欠の平
面図である。
【図15】同上ヒンジの90°未満における開成状態を
示した一部切欠の平面図である。
【図16】同上ヒンジの90°開成時における開成状態
を示した一部切欠の平面図である。
【符号の説明】
1 固定用部材 1a 固定前側支軸 1b 固定後側支軸 2 カップ型固定用部材 2a カップ内 3 連枢可動アーム 3a 連枢前側端部 3b 連枢前側支軸 3c 係止部 3d 係嵌孔 4 後側可動アーム 5 中間可動アーム 5a 中間後側端部 5b 中間前側支軸 5c 中間前側端部 5d 中間カップ支軸 5e 中間支軸 6 先側可動アーム 6a 先側カップ支軸 10 安全用遮蔽板体 10a 基端部 10b 被係止部 10c 自由端部 10d 遮蔽板 10e 弾性体受承部 10f 通過空所 11 弾性体 11a 枢支軸 A 固定板部 B 可動板部 S2 危険挟持空隙 g 間隙

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定板部に取着する固定用部材と、可動
    板部に嵌合状態で取着するカップ型固定用部材と、上記
    固定用部材に設けた固定前側支軸と固定後側支軸とに、
    夫々枢着した連枢可動アームと後側可動アームとを具備
    し、当該後側可動アームを中間後側端部に中間後側支軸
    により枢着すると共に、当該中間可動アームの中間前側
    端部を前記のカップ型固定用部材のカップ内における内
    側にあって、中間カップ支軸により枢着し、前記の連枢
    可動アームと中間可動アームとの各中間部を中間支軸に
    よって連枢すると共に、この連枢可動アームの連枢前側
    端部における連枢前側支軸と、カップ型固定用部材のカ
    ップ内における外側に設けた先側カップ支軸とを、先側
    可動アームにより連枢することによって、前記固定板部
    に対して可動板部を開閉自在に枢着可能としたヒンジに
    おいて、前記した固定前側支軸に基端部が枢着された安
    全用遮蔽板体を、前記の中間可動アームと連枢可動アー
    ムとの間隙に回動自在なるよう配装し、かつ弾性体によ
    り当該安全用遮蔽板体をカップ型固定用部材へ向けて弾
    圧すると共に、連枢可動アームの係止部に安全用遮蔽板
    体の被係止部が係当することにより、当該安全用遮蔽板
    体がカップ型固定用部材のカップ内へ進入することを規
    制し、固定板部に対する可動板部の開閉動に際し、安全
    用遮蔽板体の自由端部側により、連枢可動アームと先側
    可動アームとカップ型固定用部材と中間アームとにより
    囲成されて広狭自在である危険挟持空隙が、非危険状態
    にて遮断されるようにしたことを特徴とする安全用遮蔽
    板体付きヒンジ。
  2. 【請求項2】 安全用遮蔽板体は、一対の基端部から突
    出して中間可動アームと連枢可動アームとの幅方向両側
    に離間形成された間隙に配装されて対向する一対の遮蔽
    板と、当該一対の遮蔽板をヒンジの閉成に際しカップ内
    に進入する基板部寄りの位置で連設した弾性体受承部と
    により形成され、当該弾性体受承部と連枢可動アームの
    固定前側支軸寄りに設けた係嵌孔との間に弾性体として
    のコイルスプリングを介装するようにした請求項1記載
    の安全用遮蔽板体付きヒンジ。
  3. 【請求項3】 安全用遮蔽板体は、一対の基端部から突
    出して中間可動アームと連枢可動アームとの幅方向両側
    に離間形成された間隙に配装されて対向する一対の遮蔽
    板を具有し、連枢可動アームの係止部は、当該連枢可動
    アームの幅方向両側から突出する係止突起により形成さ
    れ、安全用遮蔽板体の被係止部は、遮蔽板に貫設した前
    記係止突起用の通過空所における受承端縁により形成さ
    れている請求項1記載の安全用遮蔽板体付きヒンジ。
  4. 【請求項4】 安全用遮蔽板体は、一対の基端部から突
    出して中間可動アームと連枢可動アームとの幅方向両側
    に離間形成された間隙に配装されて対向する一対の遮蔽
    板と、当該一対の遮蔽板をヒンジの閉成に際しカップ内
    に進入する基端部寄りの位置で連設した弾性体受承部と
    により形成され、弾性体としての渦巻き発条を固定前側
    支軸に被嵌して、その一端を上記の弾性体受承部に、他
    端を固定用部材に係止するようにした請求項1記載の安
    全用遮蔽板体付きヒンジ。
  5. 【請求項5】 安全用遮蔽板体は、一対の基端部から突
    出して中間可動アームと連枢可動アームとの幅方向両側
    に離間形成された間隙に配装されて対向する一対の遮蔽
    板により形成され、弾性体としての渦巻き発条を、固定
    用部材の固定板部寄りにあって幅員方向に設けた枢支軸
    に被嵌して、その一端を安全用遮蔽板における基端部
    に、他端を固定用部材に係止するようにした請求項1記
    載の安全用遮蔽板体付きヒンジ。
  6. 【請求項6】 固定板部に取着する固定用部材と、可動
    板部に嵌合状態で取着するカップ型固定用部材と、上記
    固定用部材に設けた固定前側支軸と固定後側支軸とに、
    夫々枢着した連枢可動アームと後側可動アームとを具備
    し、当該後側可動アームを中間可動アームの中間後側端
    部に中間後側支軸により枢着すると共に、当該中間可動
    アームの中間前側端部を前記のカップ型固定用部材のカ
    ップ内における内側にあって、中間カップ支軸により枢
    着し、前記の連枢可動アームと中間可動アームとの各中
    間部を中間支軸によって連枢すると共に、この連枢可動
    アームの連枢前側端部における連枢前側支軸と、カップ
    型固定用部材のカップ内における外側に設けた先側カッ
    プ支軸とを、先側可動アームにより連枢することによっ
    て、前記固定板部に対して可動板部を開閉自在に枢着可
    能としたヒンジにおいて、前記した固定前側支軸に基端
    部が枢着された安全用遮蔽板体を、前記の中間可動アー
    ムと連枢可動アームとの間隙に回動自在なるよう配装
    し、かつ弾性体により当該安全用遮蔽板体をカップ型固
    定用部材へ向けて弾圧すると共に、固定板部に対する可
    動板部の開閉動に際し、安全用遮蔽板体の自由端部側に
    より、連枢可動アームと先側可動アームとカップ型固定
    用部材と中間アームとにより囲成されて広狭自在である
    危険挟持空隙が、非危険状態にて遮断されると共に、当
    該開閉途上にあって安全用遮蔽板体の自由端部がカップ
    型固定用部材のカップ内へ進入することを規制可能とす
    るように、当該自由端部をカップ型固定用部材の外側端
    側からカップ内に落入しないだけの寸法に形成されてい
    ることを特徴とする安全用遮蔽板体付きヒンジ。
  7. 【請求項7】 安全用遮蔽板体は、一対の基端部から突
    出して中間可動アームと連枢可動アームとの幅方向両側
    に離間形成された間隙に配装されて対向する一対の遮蔽
    板と、当該一対の遮蔽板をヒンジの閉成に際しカップ内
    に進入する基板部寄りの位置で連設した弾性体受承部と
    により形成され、弾性体としての渦巻き発条を固定前側
    支軸に被嵌して、その一端を上記の弾性体受承部に、他
    端を固定用部材に係止するようにした請求項5記載の安
    全用遮蔽板体付きヒンジ。
  8. 【請求項8】 安全用遮蔽板体は、一対の基端部から突
    出して中間可動アームと連枢可動アームとの幅方向両側
    に離間形成された間隙に配装されて対向する一対の遮蔽
    板により形成され、弾性体としての渦巻き発条を、固定
    用部材の固定板部寄りにあって幅員方向に設けた枢支軸
    に被嵌して、その一端を安全用遮蔽板における基端部
    に、他端を固定用部材に係止するようにした請求項6記
    載の安全用遮蔽板体付きヒンジ。
JP27452398A 1998-09-29 1998-09-29 安全用遮蔽板体付きヒンジ Expired - Fee Related JP3392063B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27452398A JP3392063B2 (ja) 1998-09-29 1998-09-29 安全用遮蔽板体付きヒンジ
US09/408,144 US6308376B1 (en) 1998-09-29 1999-09-29 Hinge with a safety shield plate unit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27452398A JP3392063B2 (ja) 1998-09-29 1998-09-29 安全用遮蔽板体付きヒンジ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000104437A true JP2000104437A (ja) 2000-04-11
JP3392063B2 JP3392063B2 (ja) 2003-03-31

Family

ID=17542899

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27452398A Expired - Fee Related JP3392063B2 (ja) 1998-09-29 1998-09-29 安全用遮蔽板体付きヒンジ

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6308376B1 (ja)
JP (1) JP3392063B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030085638A (ko) * 2002-04-29 2003-11-07 유피아이 주식회사 가구용 힌지
JP2004092064A (ja) * 2002-08-29 2004-03-25 Itoki Co Ltd 折畳展開自在の移動連結パネル
KR101049210B1 (ko) * 2009-10-23 2011-07-14 이동형 선박용 도어의 힌지장치
CN105064830A (zh) * 2015-07-24 2015-11-18 伍志勇 家具折叠门的铰链弹性结构
WO2023287039A1 (ko) * 2021-07-12 2023-01-19 (주)세고스 멀티링크 힌지

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005084271A2 (en) * 2004-02-28 2005-09-15 Southco, Inc. Articulating hinge
US7197790B1 (en) * 2004-08-18 2007-04-03 Pe Marine Designz, Ltd Hinge including a gas strut
DE102005004957B4 (de) * 2005-02-02 2013-05-08 Hettich-Oni Gmbh & Co. Kg Mehrgelenkscharnier
ITMO20050171A1 (it) * 2005-07-07 2007-01-08 Tgn Spa ''cerniera a scatto perfezionata per il sostegno di un elemento di chiusura''.
US20070094847A1 (en) * 2005-11-03 2007-05-03 Northrop Grumman Corporation Combination actuator latch mechanism
ATE543752T1 (de) * 2007-03-21 2012-02-15 Indian Inst Technology Delhi Zusammenfaltbarer grosstransportbehälter
US20100012411A1 (en) * 2008-07-16 2010-01-21 Harley-Davidson Motor Company Group, Inc. Vehicle storage compartment
US8296906B2 (en) * 2009-04-28 2012-10-30 Weber Knapp Company Four bar hinge
AT508176B1 (de) * 2009-05-13 2012-03-15 Blum Gmbh Julius Klemmschutzvorrichtung für ein möbelscharnier
US9440786B2 (en) * 2010-09-13 2016-09-13 Cargoshell Holding B.V. Collapsible freight container
US9388616B2 (en) * 2014-04-16 2016-07-12 Hardware Resources, Inc. Hinge cover and method of use
ES2764280T3 (es) * 2014-07-30 2020-06-02 Manfred Frank Patent Holdings Ltd Una bisagra mejorada
US10526827B2 (en) * 2015-04-30 2020-01-07 Arturo Salice S.P.A. Hinge for furniture leaves that open downwardly
USD785438S1 (en) * 2015-10-19 2017-05-02 Hardware Resources, Inc. Hinge
US10830525B2 (en) 2016-10-17 2020-11-10 Whirlpool Corporation Hinge assembly
IT201600104173A1 (it) * 2016-10-18 2018-04-18 D G N S R L Cerniera a scatto con chiusura ammortizzata e angolo di apertura maggiore di 90°
EP3548813B1 (en) 2016-12-02 2023-05-31 Whirlpool Corporation Hinge support assembly
JP1589114S (ja) * 2017-05-09 2017-10-23
DE102018121240A1 (de) 2018-08-30 2020-03-05 Airbus Operations Gmbh Türanordnung für ein Flugzeug und Flugzeug
KR101958292B1 (ko) * 2018-10-24 2019-03-14 주식회사 이피텍 멀티 링크 힌지 장치
US11248407B2 (en) 2018-10-30 2022-02-15 Whirlpool Corporation Door alignment mechanism
KR20230102883A (ko) * 2021-12-30 2023-07-07 현대자동차주식회사 차량용 도어 힌지 장치

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT392320B (de) * 1987-12-23 1991-03-11 Blum Gmbh Julius Weitwinkelscharnier
DE3914100C2 (de) * 1989-04-28 1998-07-30 Lautenschlaeger Mepla Werke Kreuzgelenkscharnier mit Schließmechanismus
US5062182A (en) * 1990-01-16 1991-11-05 General Motors Corporation Three link, six point hinge assembly for deck lid
IT229592Y1 (it) * 1993-01-28 1999-01-29 Ferrari Franco Cerniera con dispositivo anticesoiamento
AT403185B (de) * 1995-09-15 1997-11-25 Blum Gmbh Julius Scharnier für glastüren
US5966777A (en) * 1998-04-17 1999-10-19 Versare Solutions, Inc. Hinge

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030085638A (ko) * 2002-04-29 2003-11-07 유피아이 주식회사 가구용 힌지
JP2004092064A (ja) * 2002-08-29 2004-03-25 Itoki Co Ltd 折畳展開自在の移動連結パネル
KR101049210B1 (ko) * 2009-10-23 2011-07-14 이동형 선박용 도어의 힌지장치
CN105064830A (zh) * 2015-07-24 2015-11-18 伍志勇 家具折叠门的铰链弹性结构
CN105064830B (zh) * 2015-07-24 2017-02-01 伍志勇 家具折叠门的铰链弹性结构
WO2023287039A1 (ko) * 2021-07-12 2023-01-19 (주)세고스 멀티링크 힌지

Also Published As

Publication number Publication date
US6308376B1 (en) 2001-10-30
JP3392063B2 (ja) 2003-03-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000104437A (ja) 安全用遮蔽板体付きヒンジ
US6647592B2 (en) Four bar hinge
CA2027272A1 (en) Door hinge
JP2978129B2 (ja) 2軸型裏蝶番
AU2001244212A1 (en) Fitting for a window or door
KR20100064142A (ko) 차량의 후드 리프터
KR102504182B1 (ko) 사물함 도어용 경첩
KR0126195Y1 (ko) 차량 콘솔박스용 암레스트 힌지구조
KR100229154B1 (ko) 가스스프링이 구비된 자동차의 후드힌지구조
JP2001262946A (ja) ドア装置
JP2000145275A (ja) 指詰め防止機構付きドア
KR200345030Y1 (ko) 안전도어 개폐장치
JP2913533B2 (ja) 四節リンクの目隠し装置
KR950001102Y1 (ko) 자동차의 도아 과다열림방지장치
KR100328985B1 (ko) 차량용 쿼터 글래스 개폐 장치
KR20000074006A (ko) 회전식 컨트롤박스를 구비한 모니터
KR960013528B1 (ko) 세탁기의 도어힌지 구조
JP3423271B2 (ja) 水平折戸
JP2577344Y2 (ja) 扉のヒンジ装置
KR200146226Y1 (ko) 자동차 트렁크 리드의 힌지구조
JP2509585Y2 (ja) 両開き扉の開閉装置
KR0118300Y1 (ko) 차량의 연료 필러 도어
KR19980038653A (ko) 도어 체커 겸용 도어 힌지
KR100406044B1 (ko) 안전을 위한 김치저장고의 힌지조립체 구조
KR100448341B1 (ko) 차량용 쿼터 윈도 글래스 룩크

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080124

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090124

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100124

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100124

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110124

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110124

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120124

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130124

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees