JP2004092064A - 折畳展開自在の移動連結パネル - Google Patents
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Abstract
【解決手段】天井レールCRに各パネル体1,2が1点吊りで移動可能吊下され、かつ、対向する側端1b,2bにおいて蝶番部材5,6を介し少なくとも2枚のパネル体1,2を折畳,展開可能に連結した連結パネルJPにおいて、前記各パネル体1,2を蝶番部材5,6において180度展開したとき、一方のパネル体1の側端面1bと他方のパネル体2の対向側端面2bが相対変位可能に連結することにより、前記パネル体1,2の対向した側端面1b,2bの間に所定距離の隙間Gが形成され、かつ、その隙間を閉じることができるようにしたこと。
【選択図】 図4
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は天井レールに吊下されて移動壁や移動間仕切などとして用いられる少なくとも2枚の連結パネルであって、使用時には前記レールに沿って直線状などに展開して並べられて仕切壁や間仕切を形成し、不使用格納時には、一例としてパネル体の面同士を前記レールに直交する向きで重ねた状態に折畳んで格納するようにした折畳み,展開を自在になし得るように形成した連結パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から広い屋内空間を間仕切るために、天井側に配したレール(以下、天井レールという)に多数のパネル体を移動可能に吊設し、使用時には各パネル体を前記レールに沿って密接直列させて壁や間仕切に形成し、不使用時には格納場所に前記パネルを集合させて格納する形態の移動壁や移動間仕切と称される装置(以下、単に「移動間仕切」という)が知られている。
【0003】
上記の移動間仕切壁を構成するパネル体は、各パネル体ごとに少なくとも2箇所の吊車(トロリーともいう)で天井レールに吊設する一枚のパネル体ごとに独立したタイプと、少なくとも2枚のパネル体を蝶番部材で連結し、各パネル体は天井レールに対してそれぞれ上辺側中央の1箇所の吊車で吊設する連結タイプとがある。なお、本発明が対象とする連結タイプのパネル体には、天井レールの吊車と同軸上で床に敷設したレール状などのガイド体にパネル体の下辺中央部を支持されたものも含まれるものとする。
【0004】
上記の連結タイプの移動間仕切用のパネル体は、各パネル体同士が蝶番部材で連結されていることにより、移動展開や折畳格納時に連結パネル体のままの単位で移動させることができるため、展開,収納の操作に要する時間が少なく、また、パネル体中央の一点吊りであるため天井レールも1本で済み、しかも、格納場所に直角分岐レールやT字分岐レールが不要であるなど、施工性や吊車の耐久性の面で、少なくとも2点吊りの独立タイプのパネル体に対する優位性が認められている。
【0005】
しかし、上記連結タイプのパネル体にも問題がある。即ち、パネル体同士を蝶番部材を介して連結する関係で、使用する蝶番部材によってそれが展開時にパネル壁面に露出すること、或は、パネル体展開するとき蝶番部材が設けられている側に指を挟み易い(いわゆる指詰めを起し易い)などの問題があるのである。
【0006】
上記問題点のうち前者は、蝶番にいわゆる隠し蝶番を使用することにより比較的容易に解決可能であるが、蝶番を使用する限り、隠し蝶番であっても指詰め問題は解決されない。
【0007】
指詰め問題は、蝶番を用いた扉や折戸においては従来から知られている問題点であるため、その解決を目的とした技術が、例えば特許第2869044号、特開2001−107637などとして提案されているが、これらの提案技術は一定の開口幅の出入口などに設けられる扉や折戸を対象としているので、本発明が対象とする移動可能な折畳,展開自在の連結パネルに適用することはできない。因みに、現状の連結パネル体の指詰め問題の対策としては、指詰めを起すパネル体の部位に「警告!」シールを貼付する等の間接的防護策に止まっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、少なくとも2枚のパネル体を連結して移動間仕切として移動可能であると共に、蝶番部材を介して連結されているゆえに折畳,展開自在である連結パネルの指詰めを始めとする問題を解決した連結パネルを提供することを、課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決することを目的としてなされた連結パネルの構成は、天井レールに各パネル体が1点吊りで移動可能吊下され、かつ、対向する側端において蝶番部材を介し少なくとも2枚のパネル体を折畳,展開可能に連結した連結パネルにおいて、前記各パネル体を蝶番部材において180度展開したとき、一方のパネル体の側端面と他方のパネル体の対向側端面が相対変位可能に連結することにより、前記パネル体の対向した側端面の間に所定距離の隙間が形成され、かつ、その隙間を閉じることができるようにしたことを特徴とするものである。
【0010】
本発明連結パネルの蝶番部材は、各パネル体の対向した側端面の上,下部に少なくとも2個をパネル体の厚み内に隠して設けることにより、前記蝶番部材が各パネル体の表面側に露出しないように形成した。
【0011】
また、パネル体の対向側端面における前記蝶番部材の取付部は、その蝶番部材の少なくとも一方の取付部が前記のパネル面と平行にスライドしてパネル体の対向側端面の間に隙間を形成し、その隙間を閉じることができるように設ける。このスライド動作により、連結された2枚のパネル体をその蝶番部材において展開したとき、当該パネル体の対向した側端面の間に指などの異物があると、パネル体がスライドして側端面の間にある前記異物を挟圧することなく逃げるので指詰め問題は生じない。なお、蝶番部材取付部のスライド機能は、対向した両側端面の取付部に付与してもよい。また、前記スライドした位置を元に戻すため、前記取付部とパネル体の間に戻し用の押しバネを介在させることがある。
【0012】
本発明連結パネルでは、前記蝶番部材のスライド動作を、指などの異物の有無に拘らず強制するため、ローララッチ等によるスライド作動部材を、対向したパネル体の側端面の間に設けることがある。このスライド動作部材は、蝶番部材がスライドして開いた両パネル体の側端面間の距離を詰める(元に戻す)ための押し動作のガイドとして機能させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に本発明連結パネルの実施の形態例について、図を参照しつつ説明する。図1は本発明連結パネル一例の概要を示す一部切截正面図、図2は図1の連結パネルを展開した状態における蝶番部材を設けた部位の拡大平面図、図3は図1の連結パネルを折畳んだ状態における蝶番部位の拡大平面図、図4は図3の正面図、図5は図4の蝶番部材の一方側の側断面図、図6は図4の蝶番部材の他方側がスライドしてパネル体の側端面から突出した状態の側断面図、図7は本発明パネルを折畳み状態から展開完了までを模式的に示した平面図であって、(a)は展開中、(b)は180度展開した状態、(c)は展開完了時を示す平面図、図8は、図7の本発明連結パネルに対応する従来の連結パネルを折畳み状態から展開完了までを模式的に示した平面図であって、(a)は展開中、(b)は180度展開する場合の指の位置を示す状態、(c)は展開完了時を示す平面図、図9は図7(b)の本発明連結パネルの正面図、図10は図8(c)の従来連結パネルの正面図、図11は本発明連結パネルの別例を説明するための模式的平面図であって、(a)は展開途中、(b)は180度展開時、(c)は180度展開完了時の平面図、図12は本発明連結パネルの他の例を説明するための模式的平面図である。
【0014】
図1において、1,2は本発明連結パネルを形成する2枚のパネル体で、各パネル体1,2はその上部辺1a,2aの略中央に、具体的には図示しない吊車3,4を具備し、この吊車3,4により天井レールCRにいわゆる一点吊りで吊下支持され、両パネル体1,2は前記レールCRに支持案内されて移動自在である。なお、前記パネル体1,2には、前記吊車3,4と同軸上においてパネル体1,2の下辺略中央部を、床Fに敷設したレールなどに支持されるタイプもあり、本発明はこのタイプの連結パネルにも適用できる。
【0015】
前記2枚のパネル体1,2は、図示した例では互に対向した左右の側端辺1b,2b(以下、説明の便宜上、側端面1b,2bともいう)における上,下半の夫々の中間部において蝶番部材5,6(以下、ヒンジ5,6という)により連結されていることと、上記吊車3,4による一点吊り構造により、一例として、天井レールCRに直交した向きでの重複折畳(0度)状態から天井レールCRと同一軌跡となる直線状展開(180度)まで、天井レールCRに吊下された状態で折畳,展開自在である。
【0016】
上記2枚のパネル体1,2を各パネル体ごと吊車3,4により一点吊りで天井レールCRに支持させ、ヒンジ5,6により対向した側端辺1b,2bが枢着連結されることにより、本発明を適用する連結パネルJPの一例を形成する。本発明が適用できるパネル体の連結枚数は、少なくとも2枚であれば足り、従って3枚以上のパネル体の連結パネルについても本発明が適用できることは勿論である。
【0017】
図1の連結パネルJPでは、エンド側(図1の右側)のパネル体1の右側辺には、リンク機構Lm1を介して出没し、側壁Wなどに当接する調整用の側翼片1c′が設けられていると共に、下辺1dには床F面にこのパネル体1を固定するために出没するアジャスタ部材Ajが設けられている。一方、他方のパネル体2の下辺2dの近傍内部には、このパネル体2の下辺2dと床Fの隙間を埋めてパネル体2の揺動を防ぐなどのため、リンク機構Lm2を介して押えパッド部材Pdが設けられている。なお、上記の各付属機構1c′,Aj,Pd,Lm1,Lm2を各パネル体1,2に設けるか否か、及び、設ける場合の具体的構造は、上記例に限られるものではない。
【0018】
図2〜図6において、2枚のパネル体1,2をそれらの対向側端辺1b,2bの上,下2箇所において枢着連結するヒンジ5,6は、市販タイプのいわゆる隠しヒンジで、図2の180度展開時にはパネル体1,2の厚み内に完全に隠れてしまい、外部からは見えないが、180度展開以外の折畳み角では外部から見える(図2,図3参照)。この実施例で使用しているヒンジ5,6は、同一物であるから、以下、ヒンジ5について説明する。
【0019】
ヒンジ5は、2枚のパネル体1,2の側端面1b,2bに取付けられる2枚のベースプレート5a,5bと、両プレート5a,5bの背後に設けられ、積層タイプのここでは二重ヒンジアーム5c,5dを進退自在に保持するアームハウジング5e,5fと、両ハウジング5e,5fに保持された前記アーム5c,5dを両アーム5c,5dの先端部で連結した垂直なヒンジ軸5gにより形成されている。なお、5hはベースプレート5a,5bをパネル体1,2の側端面1a,2bに取付けるためのビスである。また、ヒンジ6を形成する部材は、ヒンジ5のベースプレート5aからヒンジ軸5gまでの各部材に対応しているので、詳細は略す。
【0020】
上記ヒンジ5のうち、図示した例では、ベースプレート5aの側は通常の取付態様で、パネル体2の側端面2bに取付台座51を介して取付けられている(図5参照)。図5において、52は取付台座51の固定ビスである。また、上記ヒンジ5において、図2,図3ではベースプレート5bとアームハウジング5fは、他方のプレート5a,ハウジング5eと同じく、固定タイプでパネル体1に取付けた状態の図である。ベースプレート5bとハウジング5fなどの構成部材をスライド可能に取付けた構成例は、図4,図6を参照して以下に説明する。
【0021】
一方、ヒンジ5においてベースプレート5bの側は、図4,図6に例示するように、該プレート5bの上,下でハウジング5fを挟む位置に舌片状のスライドガイド53,54を設け、該ガイド53,54が、ガイド台座55の上,下の保持片55a,55bに挟持される形で進退可能に取付けられている(図6参照)。また、図6のアームハウジング5fには、その側面に位置決め用の凹部5iを設け、この凹部5iに、後退位置(通常位置)においてボールプランジャ7の内装バネ(図示せず)に後から押された小ボール7aが落込んで、その後退位置の位置決めをするように形成されているが、ベースプレート5bにそれを側端面1bから引出す小さな力が作用すると、前記ボール7aが凹部5iから離脱し、ベースプレート5bに取付けられたハウジング5fなどを含む構成部材全体が、ガイド台座55の保持片55a,55bに案内されたスライドガイド53,54によってスライドし、側端面1bから進出するようになっている。進出量は適宜でよいが、ここでは指詰め防止に鑑み約25〜35mm程度としている。上記の点の構成は、ヒンジ6についても全く同様であるので、説明は省略する。
【0022】
上記のように、本発明連結パネルでは2枚のパネル1,2の対向した側端面1b,2bに取付けられるヒンジ5,6のうち、この例ではパネル1の側端面1bに取付けられるベースプレート5bの側のヒンジ構成部材が、スライドガイド53,54と、ガイド取付台55によって形成されるスライド機構SMにより、側端面1bから進出可能に設けられているから、天井レールCRに対して2枚のパネル体1,2が重複して折畳まれた状態にあるとき、その2枚のパネル体を180度に展開するように開き乍ら移動させても、前記スライド機構SMの作用で、指詰め事故を未然に防止できる。この点について、本発明連結パネルを模式的に示した図7(a)〜(c)と従来パネルを模式的に示した図8(a)〜(c)を対比させつつ説明する。なお、図8において、1′,2′はパネル体、1b′,2b′は対向側端面、5′,6′はヒンジである。
【0023】
図7(a)〜(c)、及び、図8(a)〜(c)において、重複して折畳まれていた2枚のパネル体1,2(1′,2′)のうち、パネル体1の左右側辺1b,1c(1b′,1c′)を両手で支えて開くとき(図7(a)、図8(a)参照)、前記パネル体1(1′)の両側1b,1c(1b′,1c′)を両手で支えたまま両パネル体1,2(1′,2′)が180度開いてしまうと(図7(b)、図8(b)参照)、操作者Mの左手の指Lfは、図8の従来の連結パネル1′,2′では、ヒンジ5′がパネル体1′,2′の対向側端面1b′,2b′の間に固定的に設けられているため、密着する両側端面1b′,2b′に挟まれてしまうという、典型的指詰め事故を惹起する(図8(c)参照)。
【0024】
しかし乍ら、本発明連結パネルJPでは、パネル体1の左右側を両手で支えたまま両パネル体1,2を180度展開すると、パネル体1,2の対向側端面1b,2bの間に、外見上、左手の指Lfが挟まるが、このような異物の存在があると、ボールプランジャ7のボールが凹部5iから外れてスライド機構SMが直ちに作動し、ヒンジ5,6のパネル体1の側端面1bに取付けられたヒンジ部材を当該端面1bから突出させるので、左手の指Lfが側端面1b,2bの間に挟圧されてしまうのを未然に防ぐのである(図7(b)参照)。
【0025】
上記のように本発明連結パネルJPでは、180度に展開したとき連結パネル体1,2の対向する連結部分に、指やその他の異物があると、ヒンジ5,6のスライド機構SMが作動して両パネル体1,2の間に隙間Gを作るので、およそ指詰め等の問題が生じることはない。また、スライド機構SMが上記原因で作動すると、両パネル1,2の連結対向面1b,2bの間に生じる隙間Gは、パネル体1又は2を、両パネル体1,2が互に接近する側に押せば、その隙間Gは上記スライド機構SMの戻り動作(原点復帰)により、図7(c)の状態で両パネル体1,2を密着状態で180度展開することができる。
【0026】
本発明連結パネルJPでは、パネル体1,2を連結したヒンジ5,6にスライド機能をもたせたことにより、副次的効果として、図9に矢印で示すように、パネル体1,2のヒンジ5,6を介した連結に、自由度が生じるので、図10に示す従来の固定ヒンジ5′,6′を用いたパネル体1′,2′のように固定ヒンジによる連結時にパネル体1′,2′同士の高さを厳密に合せたり、両パネル体1′,2′の面を同面に合せた上でヒンジ5′,6′を取付けるといった必要がなく、組立作業面での優位性を得ることができる。
【0027】
本発明連結パネルJPにおいて、折畳まれたパネル体1,2を180度展開する際、ヒンジ5,6のスライド機構SMを強制作動させて、指等の異物の有無に拘らず、パネル体1,2の対向側端面1b,2bの間に隙間Gを形成する方法の一例を、図11(a)〜(c)により説明する。
【0028】
図11(a)〜(c)に示した本発明連結パネルJP′では、パネル2の側端面2bに、その面2bから突出したピン8にローラ8aを設けたローララッチRLを設け、折畳まれていたパネル1,2を180度展開しようとすると、その中間の角度で前記ラッチのローラ8aが他方のパネル1の側端面1bに当接することにより、ヒンジ5,6のスライド機構SMが進出側に作動するように構成した。この結果、パネル体1,2が180度展開すると、必らず図11(b)に示すように、側端面1b,2bの間に隙間Gが形成されるので、指詰め現象は全く起きない。また、このローララッチRLは、対向するパネル1の端面1bに形成したガイド溝9が隙間Gを詰めるためにパネル体1,2を寄せ合う際のガイド機構として作用する。
【0029】
また、本発明連結パネルJP,JP′では、ヒンジ5,6のスライド機構SMの進出動作によってパネル体1,2の間に形成される隙間Gを詰めるため、上記例では人手によって両パネル体1,2の対向面を当接させていたが、本発明では、図12に例示するように、この両パネル体1,2の引寄せを自動的に行う乃至補完するため、パネル体1,2の対向面1b,2bに、それらを引寄せる側に作用するスプリング10を設けることがある。
【0030】
【発明の効果】
本発明連結パネルは以上の通りであって、折畳,展開自在である連結パネルの指詰めを始めとする問題を解決した連結パネルを提供するため、当該連結パネルを、各パネル体を蝶番部材において180度展開したとき、一方のパネル体の側端面と他方のパネル体の対向側端面が相対変位可能に連結することにより、前記パネル体の対向した側端面の間に所定距離の隙間が形成され、かつ、その隙間を閉じることができるようにしたから、およそ指詰め問題は生じる余地がなく、また、パネル体を連結する蝶番部材に、スライド機能を持たせたことにより、固定ヒンジによるパネル体の連結に比べ、連結組立時の自由度が高まるため、組立て作業が容易になる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明連結パネル一例の概要を示す一部切截正面図
【図2】図1の連結パネルを展開した状態における蝶番部材を設けた部位の拡大平面図
【図3】図1の連結パネルを折畳んだ状態における蝶番部位の拡大平面図
【図4】図3の正面図
【図5】図4の蝶番部材の一方側の側断面図
【図6】図4の蝶番部材の他方側がスライドしてパネル体の側端面から突出した状態の側断面図
【図7】本発明パネルを折畳み状態から展開完了までを模式的に示した平面図であって、(a)は展開中の平面図、(b)は180度展開した状態の平面図、(c)は展開完了時を示す平面図
【図8】図7の本発明連結パネルに対応する従来の連結パネルを折畳み状態から展開完了までを模式的に示した平面図であって、(a)は展開中の平面図、(b)は180度展開する場合の指の位置を示す状態の平面図、(c)は展開完了時を示す平面図
【図9】図7(b)の本発明連結パネルの正面図
【図10】図8(c)の従来連結パネルの正面図
【図11】本発明連結パネルの別例を説明するための模式的平面図であって、(a)は展開途中の平面図、(b)は180度展開時の平面図、(c)は180度展開完了時の平面図
【図12】本発明連結パネルの他の例を説明するための模式的平面図
【符号の説明】
1,2 パネル体
1b,2b 対向側端辺(側端面)
3,4 吊車
5,6 蝶番部材(ヒンジ)
5a,5b ベースプレート
5c,5d 二重ヒンジアーム
5e,5f アームハウジング
5g ヒンジ軸
51 取付台座
52 ビス
53,54 スライドガイド
55 ガイド台座
55a,55b 保持片
7 ボールプランジャ
8 ピン
9 ガイド溝
10 スプリング
CR 天井レール
SM スライド機構
JP,JP′ 連結パネル
Claims (5)
- 天井レールに各パネル体が1点吊りで移動可能吊下され、かつ、対向する側端において蝶番部材を介し少なくとも2枚のパネル体を折畳,展開可能に連結した連結パネルにおいて、前記各パネル体を蝶番部材において180度展開したとき、一方のパネル体の側端面と他方のパネル体の対向側端面が相対変位可能に連結することにより、前記パネル体の対向した側端面の間に所定距離の隙間が形成され、かつ、その隙間を閉じることができるようにしたことを特徴とする折畳展開自在の移動連結パネル。
- 蝶番部材は、各パネル体の対向した側端面の上,下部に少なくとも2個をパネル体の厚み内に隠して設けることにより、前記蝶番部材が各パネル体の表面側に露出しないように形成した請求項1の折畳展開自在の移動連結パネル。
- パネル体の対向した側端面における蝶番部材の少なくとも一方の取付部は、その蝶番部材の取付部がパネル面と平行にスライドしてパネル体の対向側端面の間に隙間を形成し、その隙間を閉じることができるように設けた請求項1又は2の折畳展開自在の移動連結パネル。
- 蝶番部材がスライドしてパネル体の対向側端面に隙間を形成する動作を強制するため、ローララッチ等によるスライド作動部材を、対向したパネル体の一方の側端面に設けた請求項1〜3のいずれかの折畳展開自在の移動連結パネル。
- パネル体側端面に取付けられた蝶番部材に、そのパネル体を当該蝶番部材側へ押付ける押しバネを前記蝶番部材に連繋させて設けた請求項1〜4のいずれかの折畳展開自在の移動連結パネル。
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