JP2000102944A - 反応性重合成形方法および成形装置 - Google Patents
反応性重合成形方法および成形装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 季節によらず、表面にべたつきなどが生じな
い成形体を得ることができる反応性重合成形方法および
成形装置を提供すること。 【解決手段】 二以上の反応原液を金型22内に供給し
て、金型内で反応原液を反応させて重合させる反応性重
合成形方法において、少なくとも金型22の内部に反応
原液を供給する直前に、反応原液の温度を制御する。
い成形体を得ることができる反応性重合成形方法および
成形装置を提供すること。 【解決手段】 二以上の反応原液を金型22内に供給し
て、金型内で反応原液を反応させて重合させる反応性重
合成形方法において、少なくとも金型22の内部に反応
原液を供給する直前に、反応原液の温度を制御する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、反応性重合成形方
法および成形装置に係り、さらに詳しくは、季節によら
ず、表面にべたつきなどが生じない成形体を得ることが
できる反応性重合成形方法および成形装置に関する。
法および成形装置に係り、さらに詳しくは、季節によら
ず、表面にべたつきなどが生じない成形体を得ることが
できる反応性重合成形方法および成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】反応性重合成形方法とは、本明細書にお
いては、金型の内部で反応原液を反応させて重合させる
方法を広く意味するものとし、反応性重合成形方法の1
態様として、反応射出成形(RIM)法があるものとす
る。このRIM法は、二以上の反応原液をミキシングチ
ャンバで混合して金型装置のキャビティに送り込み、金
型装置内で反応させつつ射出成形を行う製法である。こ
のRIM法は、ノルボルネン系モノマーからポリマー
(成形体)を成形する場合などに好適に用いられてい
る。
いては、金型の内部で反応原液を反応させて重合させる
方法を広く意味するものとし、反応性重合成形方法の1
態様として、反応射出成形(RIM)法があるものとす
る。このRIM法は、二以上の反応原液をミキシングチ
ャンバで混合して金型装置のキャビティに送り込み、金
型装置内で反応させつつ射出成形を行う製法である。こ
のRIM法は、ノルボルネン系モノマーからポリマー
(成形体)を成形する場合などに好適に用いられてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなRIM成形
においては、夏期に、成形体の表面がべたつくことが長
年の課題であった。夏場には、気温が高いため、型内に
注入したときの反応原液の温度が高くなり、その結果、
型内反応の活性が高くなり、成形が制御しにくいという
問題があるため、夏場と冬場とで、反応原液の化学的組
成を変えることで反応活性を下げざるを得なかった。
においては、夏期に、成形体の表面がべたつくことが長
年の課題であった。夏場には、気温が高いため、型内に
注入したときの反応原液の温度が高くなり、その結果、
型内反応の活性が高くなり、成形が制御しにくいという
問題があるため、夏場と冬場とで、反応原液の化学的組
成を変えることで反応活性を下げざるを得なかった。
【0004】しかしながら、このような従来の方法で
は、夏期において、成形体の表面のべたつきが発生し、
長年の間、この問題点を解消することはできなかった。
は、夏期において、成形体の表面のべたつきが発生し、
長年の間、この問題点を解消することはできなかった。
【0005】本発明は、このような実状に鑑みてなさ
れ、季節によらず、表面にべたつきなどが生じない成形
体を得ることができる反応性重合成形方法および成形装
置を提供することを目的とする。
れ、季節によらず、表面にべたつきなどが生じない成形
体を得ることができる反応性重合成形方法および成形装
置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、特に夏期
において、表面にべたつきなどが生じない成形体を得る
ことができる反応性重合成形方法および成形装置につい
て鋭意検討した結果、少なくとも金型の内部に反応原液
を供給する直前に、反応原液の温度を制御することで、
表面にべたつきなどが生じない成形体を得ることができ
ることを見出し、この新たな知見に基づき、本発明を完
成させるに至った。
において、表面にべたつきなどが生じない成形体を得る
ことができる反応性重合成形方法および成形装置につい
て鋭意検討した結果、少なくとも金型の内部に反応原液
を供給する直前に、反応原液の温度を制御することで、
表面にべたつきなどが生じない成形体を得ることができ
ることを見出し、この新たな知見に基づき、本発明を完
成させるに至った。
【0007】すなわち、本発明に係る反応性重合成形方
法は、二以上の反応原液を金型内に供給して、金型内で
反応原液を反応させて重合させる反応性重合成形方法に
おいて、少なくとも前記金型の内部に反応原液を供給す
る直前に、前記反応原液の温度を制御することを特徴と
する。
法は、二以上の反応原液を金型内に供給して、金型内で
反応原液を反応させて重合させる反応性重合成形方法に
おいて、少なくとも前記金型の内部に反応原液を供給す
る直前に、前記反応原液の温度を制御することを特徴と
する。
【0008】本発明に係る成形装置は、少なくとも一以
上の金型と、前記金型に反応原液を供給する二以上の反
応原液供給手段と、前記反応原液供給手段から前記金型
の内部に反応原液を供給する直前に、前記反応原液の温
度を制御する温度制御手段とを有する。
上の金型と、前記金型に反応原液を供給する二以上の反
応原液供給手段と、前記反応原液供給手段から前記金型
の内部に反応原液を供給する直前に、前記反応原液の温
度を制御する温度制御手段とを有する。
【0009】本発明において、少なくとも前記金型の内
部に反応原液を供給する直前に、前記反応原液の温度を
制御するための方法としては、特に限定されないが、
タンク自体を温度制御する方法、各反応原液を貯蔵す
るタンクから混合手段(または金型)へ至る配管を温度
制御する方法、二以上の反応原液を混合して金型内に
供給するための混合手段の内部温度を制御する方法、
金型自体の温度も温風などで温度制御する方法、および
これらを組み合わせて温度制御する方法などが例示され
る。中でも、上記のうち、タンク自体の温度を制御す
る方法が好ましく、さらに、上記との方法を組み合
わせて温度制御する方法が特に好ましい。
部に反応原液を供給する直前に、前記反応原液の温度を
制御するための方法としては、特に限定されないが、
タンク自体を温度制御する方法、各反応原液を貯蔵す
るタンクから混合手段(または金型)へ至る配管を温度
制御する方法、二以上の反応原液を混合して金型内に
供給するための混合手段の内部温度を制御する方法、
金型自体の温度も温風などで温度制御する方法、および
これらを組み合わせて温度制御する方法などが例示され
る。中でも、上記のうち、タンク自体の温度を制御す
る方法が好ましく、さらに、上記との方法を組み合
わせて温度制御する方法が特に好ましい。
【0010】すなわち、反応原液のタンクを熱交換ジャ
ケットなどにより温調すると共に、反応原液のタンクか
ら金型の混合手段へ至る配管の途中(好ましくは混合手
段の近く)に、タンクへの戻り配管を接続し、戻り配管
の途中に熱交換器を取り付け、混合手段への注入前に、
配管内の反応原液の温度を熱交換器により常時一定温度
に制御することが好ましい。また、タンクから金型の混
合手段へ至る配管および戻り配管は、好ましくは温調水
が流通する温度調節管を巻き付けた配管、または断熱性
(保温性)の高い配管とすることが好ましい。
ケットなどにより温調すると共に、反応原液のタンクか
ら金型の混合手段へ至る配管の途中(好ましくは混合手
段の近く)に、タンクへの戻り配管を接続し、戻り配管
の途中に熱交換器を取り付け、混合手段への注入前に、
配管内の反応原液の温度を熱交換器により常時一定温度
に制御することが好ましい。また、タンクから金型の混
合手段へ至る配管および戻り配管は、好ましくは温調水
が流通する温度調節管を巻き付けた配管、または断熱性
(保温性)の高い配管とすることが好ましい。
【0011】少なくとも前記金型の内部に反応原液を供
給する直前に、温度制御される反応原液の温度は、夏期
と冬季などの季節に関係なく、好ましくは10〜30°
C、さらに好ましくは15〜25°Cの範囲内で、一定
温度であることが好ましい。なお、一定温度といって
も、±3°C以下、好ましくは±2°Cの制御誤差は、
一定温度制御に含まれるものとする。
給する直前に、温度制御される反応原液の温度は、夏期
と冬季などの季節に関係なく、好ましくは10〜30°
C、さらに好ましくは15〜25°Cの範囲内で、一定
温度であることが好ましい。なお、一定温度といって
も、±3°C以下、好ましくは±2°Cの制御誤差は、
一定温度制御に含まれるものとする。
【0012】温度制御するための手段としては、特に限
定されないが、たとえば温度制御すべき部位に温度セン
サを取り付け、当該部位の温度が一定になるようにフィ
ードバック制御すればよい。温度制御するための熱交換
手段としては、特に限定されないが、熱媒体が循環する
熱交換ジャケット(加熱および吸熱の双方が可能)、電
熱ヒータ(加熱のみ)、面状発熱体(加熱のみ)、ペル
チェ素子などの冷却素子(冷却のみ)、温風(加熱の
み)、冷風(冷却のみ)、あるいはこれらの組合せなど
の手段が採用される。これらの中でも、好ましくは外部
ジャケット、熱交換器、特に好ましくは、これらの組合
せである。
定されないが、たとえば温度制御すべき部位に温度セン
サを取り付け、当該部位の温度が一定になるようにフィ
ードバック制御すればよい。温度制御するための熱交換
手段としては、特に限定されないが、熱媒体が循環する
熱交換ジャケット(加熱および吸熱の双方が可能)、電
熱ヒータ(加熱のみ)、面状発熱体(加熱のみ)、ペル
チェ素子などの冷却素子(冷却のみ)、温風(加熱の
み)、冷風(冷却のみ)、あるいはこれらの組合せなど
の手段が採用される。これらの中でも、好ましくは外部
ジャケット、熱交換器、特に好ましくは、これらの組合
せである。
【0013】本発明に係る成形装置において、反応原液
供給手段としては、特に限定されないが、反応原液を貯
留する注型用タンク、当該タンクから金型へ至る配管
系、弁およびポンプなどを含む。各金型には、金型のキ
ャビティへ注入する前の反応原液を混合するための混合
手段が装着してあることが好ましい。混合手段として
は、特に限定されないが、ミキシングヘッド(ミキシン
グチャンバとも言う)などを例示することができる。
供給手段としては、特に限定されないが、反応原液を貯
留する注型用タンク、当該タンクから金型へ至る配管
系、弁およびポンプなどを含む。各金型には、金型のキ
ャビティへ注入する前の反応原液を混合するための混合
手段が装着してあることが好ましい。混合手段として
は、特に限定されないが、ミキシングヘッド(ミキシン
グチャンバとも言う)などを例示することができる。
【0014】また、温度制御手段としては、熱交換手段
により加熱または吸熱する熱量を制御する制御装置など
を例示することができる。制御装置には、マイコンやパ
ーソナルコンピュータが内蔵または接続してあっても良
い。この制御装置には、金型のキャビティ内部に供給す
る直前の反応原液の温度を検出する温度センサの出力信
号が入力されても良く、その出力信号に応じて、金型へ
供給される直前の反応原液の温度を制御しても良い。
により加熱または吸熱する熱量を制御する制御装置など
を例示することができる。制御装置には、マイコンやパ
ーソナルコンピュータが内蔵または接続してあっても良
い。この制御装置には、金型のキャビティ内部に供給す
る直前の反応原液の温度を検出する温度センサの出力信
号が入力されても良く、その出力信号に応じて、金型へ
供給される直前の反応原液の温度を制御しても良い。
【0015】本発明において、「反応性重合成形」と
は、金型の内部で反応原液を反応させて重合させる方法
を広く意味するものとし、反応性重合成形方法の1態様
として、反応射出成形(RIM)法があるものとする。
は、金型の内部で反応原液を反応させて重合させる方法
を広く意味するものとし、反応性重合成形方法の1態様
として、反応射出成形(RIM)法があるものとする。
【0016】反応原液 反応原液としては、特に限定されないが、ウレタン系、
ウレア系、ナイロン系、エポキシ系、不飽和ポリエステ
ル系、フェノール系および、ノルボルネン系などが挙げ
られるが、ノルボルネン系が特に好ましい。金型の内部
に注入する前の反応原液の粘性は、たとえば、30°C
において、5cps〜3000cps好ましくは100
cps〜1000cps程度である。
ウレア系、ナイロン系、エポキシ系、不飽和ポリエステ
ル系、フェノール系および、ノルボルネン系などが挙げ
られるが、ノルボルネン系が特に好ましい。金型の内部
に注入する前の反応原液の粘性は、たとえば、30°C
において、5cps〜3000cps好ましくは100
cps〜1000cps程度である。
【0017】かかる成形においては、補強材を予め金型
内に設置しておき、その中に反応液を供給して重合させ
ることにより強化ポリマー(成形体)を製造することが
できる。
内に設置しておき、その中に反応液を供給して重合させ
ることにより強化ポリマー(成形体)を製造することが
できる。
【0018】補強材としては、例えば、ガラス繊維、ア
ラミド繊維、カーボン繊維、超高分子量ポリエチレン繊
維、金属繊維、ポリプロピレン繊維、アルミコーティン
グガラス繊維、木綿、アクリル繊維、ボロン繊維、シリ
コンカーバイド繊維、アルミナ繊維などを挙げることが
できる。これらの強化材は、長繊維状またはチョップド
ストランド状のものをマット化したもの、布状に織った
もの、チョップ形状のままのものなど、種々の形状で使
用することができる。これらの補強材は、その表面をシ
ランカップリング剤等のカップリング剤で処理したもの
が、樹脂との密着性を向上させる上で好ましい。補強材
の配合量は、特に制限はないが、成形体全重量当たり、
通常10重量%以上、好ましくは20〜60重量%であ
る。
ラミド繊維、カーボン繊維、超高分子量ポリエチレン繊
維、金属繊維、ポリプロピレン繊維、アルミコーティン
グガラス繊維、木綿、アクリル繊維、ボロン繊維、シリ
コンカーバイド繊維、アルミナ繊維などを挙げることが
できる。これらの強化材は、長繊維状またはチョップド
ストランド状のものをマット化したもの、布状に織った
もの、チョップ形状のままのものなど、種々の形状で使
用することができる。これらの補強材は、その表面をシ
ランカップリング剤等のカップリング剤で処理したもの
が、樹脂との密着性を向上させる上で好ましい。補強材
の配合量は、特に制限はないが、成形体全重量当たり、
通常10重量%以上、好ましくは20〜60重量%であ
る。
【0019】また、酸化防止剤、充填剤、顔料、着色
剤、発泡剤、難燃剤、摺動付与剤、エラストマー、ジシ
クロペンタジエン系熱重合樹脂およびその水添物など種
々の添加剤を配合することにより、得られるポリマーの
特性を改質することができる。
剤、発泡剤、難燃剤、摺動付与剤、エラストマー、ジシ
クロペンタジエン系熱重合樹脂およびその水添物など種
々の添加剤を配合することにより、得られるポリマーの
特性を改質することができる。
【0020】酸化防止剤としては、フェノール系、リン
系、アミン系など各種のプラスチック・ゴム用酸化防止
剤がある。充填剤にはミルドガラス、カーボンブラッ
ク、タルク、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、雲
母などの無機質充填剤がある。エラストマーとしては、
天然ゴム、ポリブタジエン、ポリイソプレン、スチレン
−ブタジエン共重合体(SBR)、スチレン−ブタジエ
ン−スチレンブロック共重合体(SBS)、スチレン−
イソプレン−スチレンブロック共重合体(SIS)、エ
チレン−プロピレン−ジエンターポリマー(EPD
M)、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)およびこ
れらの水素化物などがある。
系、アミン系など各種のプラスチック・ゴム用酸化防止
剤がある。充填剤にはミルドガラス、カーボンブラッ
ク、タルク、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、雲
母などの無機質充填剤がある。エラストマーとしては、
天然ゴム、ポリブタジエン、ポリイソプレン、スチレン
−ブタジエン共重合体(SBR)、スチレン−ブタジエ
ン−スチレンブロック共重合体(SBS)、スチレン−
イソプレン−スチレンブロック共重合体(SIS)、エ
チレン−プロピレン−ジエンターポリマー(EPD
M)、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)およびこ
れらの水素化物などがある。
【0021】添加剤は、通常、予め反応原液のいずれか
一方または双方に混合しておく。金型内は不活性ガスで
シールし、重合反応に用いる成分類は窒素ガスなどの不
活性ガス雰囲気下で貯蔵し、かつ操作することが好まし
い。金型圧力は、通常0〜100Kg/cm2 の範囲
である。重合時間は、適宜選択すればよいが、通常、反
応原液の注入終了後、30秒〜20分である。
一方または双方に混合しておく。金型内は不活性ガスで
シールし、重合反応に用いる成分類は窒素ガスなどの不
活性ガス雰囲気下で貯蔵し、かつ操作することが好まし
い。金型圧力は、通常0〜100Kg/cm2 の範囲
である。重合時間は、適宜選択すればよいが、通常、反
応原液の注入終了後、30秒〜20分である。
【0022】本発明において用いることができる反応原
液の活性調節剤としては、反応原液の種類に応じて決定
され、特に限定されないが、反応原液として、ノルボル
ネン系を用いた場合には、例えば、特開平3−1465
16号公報、特開平4−337318号公報に開示され
ている調節剤がある。特開平3−146516号公報に
は、反応の調節剤として5−ビニルビシクロ[2,2,
1]ヘプト−2−エン(ビニルノルボルネン)、5−イ
ソプロペニルビシクロ[2,2,1]ヘプト−2−エン
のような5−アルケニル−2−ノルボルネン類を用いる
ノルボルネン系ポリマーの製造方法が記載されており、
特開平4−337318号公報には、活性調節剤とし
て、5−エチニル−2−ノルボルネンなどの5−アルキ
ニル−2−ノルボルネン類を用いることが示されてい
る。
液の活性調節剤としては、反応原液の種類に応じて決定
され、特に限定されないが、反応原液として、ノルボル
ネン系を用いた場合には、例えば、特開平3−1465
16号公報、特開平4−337318号公報に開示され
ている調節剤がある。特開平3−146516号公報に
は、反応の調節剤として5−ビニルビシクロ[2,2,
1]ヘプト−2−エン(ビニルノルボルネン)、5−イ
ソプロペニルビシクロ[2,2,1]ヘプト−2−エン
のような5−アルケニル−2−ノルボルネン類を用いる
ノルボルネン系ポリマーの製造方法が記載されており、
特開平4−337318号公報には、活性調節剤とし
て、5−エチニル−2−ノルボルネンなどの5−アルキ
ニル−2−ノルボルネン類を用いることが示されてい
る。
【0023】また、活性調節剤としては、ノルボルネン
系モノマーを主成分とする反応原液の主触媒であるメタ
セシス触媒を還元する作用を持つ化合物などをも用いる
ことができ、その場合の活性調節剤としては、アルコー
ル類、ハロアルコール類、エステル類、エーテル類、ニ
トリル類などが例示される。この中で、たとえばアルコ
ール類の具体例としては、n−プロパノール、n−ブタ
ノール、n−ヘキサノール、2−ブタノール、イソブチ
ルアルコール、イソプロプルアルコール、t−ブチルア
ルコールなどが挙げられ、ハロアルコール類の具体例と
しては、1,3−ジクロロ−2−プロパノール、2−ク
ロロエタノール、1−クロロブタノールなどが挙げられ
る。
系モノマーを主成分とする反応原液の主触媒であるメタ
セシス触媒を還元する作用を持つ化合物などをも用いる
ことができ、その場合の活性調節剤としては、アルコー
ル類、ハロアルコール類、エステル類、エーテル類、ニ
トリル類などが例示される。この中で、たとえばアルコ
ール類の具体例としては、n−プロパノール、n−ブタ
ノール、n−ヘキサノール、2−ブタノール、イソブチ
ルアルコール、イソプロプルアルコール、t−ブチルア
ルコールなどが挙げられ、ハロアルコール類の具体例と
しては、1,3−ジクロロ−2−プロパノール、2−ク
ロロエタノール、1−クロロブタノールなどが挙げられ
る。
【0024】さらにまた、本発明において、反応活性調
節剤としては、上述のような反応活性を低めるものに限
らず、反応活性を高めることができる主触媒や共触媒自
体などであっても良い。
節剤としては、上述のような反応活性を低めるものに限
らず、反応活性を高めることができる主触媒や共触媒自
体などであっても良い。
【0025】このような反応活性調節剤の供給量は、金
型のキャビティの大きさや形状などに応じて決定され
る。反応原液として、ノルボルネン系を用いた場合に
は、金型のキャビティ内への反応原液の注入開始から反
応が急激に進んで、生成樹脂の表面よりわずかに白煙が
上がるまでの時間t’(SMT)と、注入開始から充填
完了までの充填時間tとは、成形体の大きさに応じて決
定されることが好ましい。SMT時間t’は、充填時間
tよりも必ず大きく、好ましくは10〜300秒であ
り、その時の充填時間tは、好ましくは1〜50秒程度
である。また、SMT時間t’は、さらに好ましくは2
0〜200秒であり、その時の充填時間tは、さらに好
ましくは15〜35秒程度である。t’/tは、温度に
も依存するが、好ましくは1.5〜20程度である。
型のキャビティの大きさや形状などに応じて決定され
る。反応原液として、ノルボルネン系を用いた場合に
は、金型のキャビティ内への反応原液の注入開始から反
応が急激に進んで、生成樹脂の表面よりわずかに白煙が
上がるまでの時間t’(SMT)と、注入開始から充填
完了までの充填時間tとは、成形体の大きさに応じて決
定されることが好ましい。SMT時間t’は、充填時間
tよりも必ず大きく、好ましくは10〜300秒であ
り、その時の充填時間tは、好ましくは1〜50秒程度
である。また、SMT時間t’は、さらに好ましくは2
0〜200秒であり、その時の充填時間tは、さらに好
ましくは15〜35秒程度である。t’/tは、温度に
も依存するが、好ましくは1.5〜20程度である。
【0026】金型 本発明において用いられる金型の材質は、特に限定され
ず、鋳鉄、鉄、ステンレス、アルミニウム、ニッケル電
鋳などの金属に限らず、合成樹脂、あるいはその他の材
質でも良い。反応性重合成形の1態様としての反応射出
成形は、比較的低圧での成形が可能であり、必ずしも高
剛性の金型を用いる必要はない。本発明においては、成
形体として、たとえば浄化槽の槽体などのように、比較
的大型の成形体を成形する場合でも、必ずしも高剛性の
金型を用いる必要はないことから、金型の制作が比較的
容易である。
ず、鋳鉄、鉄、ステンレス、アルミニウム、ニッケル電
鋳などの金属に限らず、合成樹脂、あるいはその他の材
質でも良い。反応性重合成形の1態様としての反応射出
成形は、比較的低圧での成形が可能であり、必ずしも高
剛性の金型を用いる必要はない。本発明においては、成
形体として、たとえば浄化槽の槽体などのように、比較
的大型の成形体を成形する場合でも、必ずしも高剛性の
金型を用いる必要はないことから、金型の制作が比較的
容易である。
【0027】なお、金型としては、回転可能な金型を用
いることもできる。その場合には、金型の内部に反応原
液を入れた後、金型の内部の反応原液に対して加速度を
加えることができるような構造とすることもできる。
いることもできる。その場合には、金型の内部に反応原
液を入れた後、金型の内部の反応原液に対して加速度を
加えることができるような構造とすることもできる。
【0028】
【作用】本発明に係る方法および装置では、少なくとも
前記金型の内部に反応原液を供給する直前に、前記反応
原液の温度を制御する。このため、金型内部に供給され
る直前の反応原液の温度を、季節によらず一定なものと
することができる。その結果、特に夏期において生じ、
原因が分からず長い間改良が求められていた成形体表面
のべたつきが改善される。
前記金型の内部に反応原液を供給する直前に、前記反応
原液の温度を制御する。このため、金型内部に供給され
る直前の反応原液の温度を、季節によらず一定なものと
することができる。その結果、特に夏期において生じ、
原因が分からず長い間改良が求められていた成形体表面
のべたつきが改善される。
【0029】また、本発明に係る方法および装置は、マ
ルチ金型成形にも好適に用いることができる。
ルチ金型成形にも好適に用いることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、図面に示す実施
形態に基づき説明する。
形態に基づき説明する。
【0031】図1は本発明の1実施形態に係る成形装置
の概略構成図、図2は図1に示す成形装置により得られ
る成形体の一例を示す浄化槽の槽体の斜視図、図3は本
発明の他の実施形態に係る成型装置(マルチ金型成型装
置)の概略構成図である。
の概略構成図、図2は図1に示す成形装置により得られ
る成形体の一例を示す浄化槽の槽体の斜視図、図3は本
発明の他の実施形態に係る成型装置(マルチ金型成型装
置)の概略構成図である。
【0032】(第1実施形態)図1に示す成形装置20
は、本発明に係る方法を用いて反応射出成形を行い、図
2に示すような浄化槽の槽体6の上槽7または下槽9を
成形するための装置である。
は、本発明に係る方法を用いて反応射出成形を行い、図
2に示すような浄化槽の槽体6の上槽7または下槽9を
成形するための装置である。
【0033】まず、図2を参照して、浄化槽6について
説明する。本実施形態に係る浄化槽の槽体6は、上槽7
と下槽9とを有する。上槽7と下槽9とは、フランジ
8,8により接合してある。
説明する。本実施形態に係る浄化槽の槽体6は、上槽7
と下槽9とを有する。上槽7と下槽9とは、フランジ
8,8により接合してある。
【0034】上槽7には、導入口10と放流口11とが
形成してあり、導入口10から流入された汚水は、浄化
槽内部に複数の仕切り板により形成された嫌気性処理室
(または槽;以下同様)、好気性処理室、沈澱室、消毒
室などの処理室で処理されて放流口11から放流される
ようになっている。また、上槽7の上部には、槽の長手
方向に沿って3つのマンホール15a,15b,15c
が形成してある。
形成してあり、導入口10から流入された汚水は、浄化
槽内部に複数の仕切り板により形成された嫌気性処理室
(または槽;以下同様)、好気性処理室、沈澱室、消毒
室などの処理室で処理されて放流口11から放流される
ようになっている。また、上槽7の上部には、槽の長手
方向に沿って3つのマンホール15a,15b,15c
が形成してある。
【0035】本実施形態では、浄化槽の上槽7または下
槽9は、反応射出成形法(RIM)によって得られるポ
リノルボルネン系樹脂で構成され、特に、エラストマー
で改質されたノルボルネン系モノマーの反応射出成形に
より得られる開環重合体で構成されたものが好ましい。
槽9は、反応射出成形法(RIM)によって得られるポ
リノルボルネン系樹脂で構成され、特に、エラストマー
で改質されたノルボルネン系モノマーの反応射出成形に
より得られる開環重合体で構成されたものが好ましい。
【0036】次に、図1を参照として、本実施形態に係
る反応性重合成形装置について説明する。
る反応性重合成形装置について説明する。
【0037】本実施形態に係る成形装置20は、単一の
金型22を有する。この金型22には、たとえば図2に
示す浄化槽6の上槽7または下槽9などの成形体を成形
するためのキャビティが形成してある。この金型20に
は、混合手段としてのミキシングヘッド26が装着して
ある。ミキシングヘッド26には、第1反応原液タンク
30および第2反応原液タンク32からの配管系が接続
してある。
金型22を有する。この金型22には、たとえば図2に
示す浄化槽6の上槽7または下槽9などの成形体を成形
するためのキャビティが形成してある。この金型20に
は、混合手段としてのミキシングヘッド26が装着して
ある。ミキシングヘッド26には、第1反応原液タンク
30および第2反応原液タンク32からの配管系が接続
してある。
【0038】本実施形態に係る装置20は、少なくとも
二つの反応原液タンク30および32を有し、一方の第
1反応原液タンク30には、後述する反応原液のA液が
貯留してあり、他方の第2反応原液タンク32には、後
述する反応原液のB液が貯留してある。
二つの反応原液タンク30および32を有し、一方の第
1反応原液タンク30には、後述する反応原液のA液が
貯留してあり、他方の第2反応原液タンク32には、後
述する反応原液のB液が貯留してある。
【0039】これら各タンク30および32には、それ
ぞれ温度センサが設置してあり、各タンクの内部温度デ
ータは、制御装置へ送られ、その温度データに基づき、
各タンクの内部温度を制御する。本実施形態では、各タ
ンク30および32に貯留してある液の温度を制御する
ために、各タンク30および32には、熱交換ジャケッ
トが装着してある。熱交換ジャケットを流れる熱媒体の
温度や流量を、制御装置にて制御することで、各タンク
30および32の内部温度を、好ましくは15〜25°
Cの範囲内の一定温度に制御している。
ぞれ温度センサが設置してあり、各タンクの内部温度デ
ータは、制御装置へ送られ、その温度データに基づき、
各タンクの内部温度を制御する。本実施形態では、各タ
ンク30および32に貯留してある液の温度を制御する
ために、各タンク30および32には、熱交換ジャケッ
トが装着してある。熱交換ジャケットを流れる熱媒体の
温度や流量を、制御装置にて制御することで、各タンク
30および32の内部温度を、好ましくは15〜25°
Cの範囲内の一定温度に制御している。
【0040】第1反応原液タンク30には、第1主配管
系36が接続してあり、第2反応原液タンク32には、
第2主配管系38が接続してある。これら主配管系3
6,38には、それぞれ送液手段としてのポンプ42,
44が装着してあり、これらタンク内の液体を金型22
方向に送ることが可能になっている。
系36が接続してあり、第2反応原液タンク32には、
第2主配管系38が接続してある。これら主配管系3
6,38には、それぞれ送液手段としてのポンプ42,
44が装着してあり、これらタンク内の液体を金型22
方向に送ることが可能になっている。
【0041】各配管系36および38に装着してあるポ
ンプ42および44の下流側には、第1制御弁37およ
び39が接続してある。第1制御弁37および39は、
それぞれ三方弁であり、各タンク30および32からの
反応原液を、ミキシングヘッド26方向へ送液する状態
と、各戻り配管41および43方向へ送液する状態と、
ミキシングヘッド26方向へ送液すると同時に各戻り配
管41および43方向へも送液する状態とに切り替わ
る。図1では、各制御弁37および39は、各タンク3
0および32からの反応原液を、各戻り配管41および
43方向へ送液する状態となっている。
ンプ42および44の下流側には、第1制御弁37およ
び39が接続してある。第1制御弁37および39は、
それぞれ三方弁であり、各タンク30および32からの
反応原液を、ミキシングヘッド26方向へ送液する状態
と、各戻り配管41および43方向へ送液する状態と、
ミキシングヘッド26方向へ送液すると同時に各戻り配
管41および43方向へも送液する状態とに切り替わ
る。図1では、各制御弁37および39は、各タンク3
0および32からの反応原液を、各戻り配管41および
43方向へ送液する状態となっている。
【0042】各戻り配管41および43は、各タンク3
0および32からポンプ42および44により送られて
くる反応原液を各タンク30および32へ戻すラインで
あり、その途中には、熱交換器53および55が装着し
てある。熱交換器53および55は、戻り配管41およ
び43の内部を流れる反応原液と熱交換し、その反応原
液を一定温度に制御するためのものである。
0および32からポンプ42および44により送られて
くる反応原液を各タンク30および32へ戻すラインで
あり、その途中には、熱交換器53および55が装着し
てある。熱交換器53および55は、戻り配管41およ
び43の内部を流れる反応原液と熱交換し、その反応原
液を一定温度に制御するためのものである。
【0043】各主配管36および38におけるミキシン
グヘッド26の手前には、第2制御弁45および47
が、それぞれ接続してある。第2制御弁45および47
も三方弁であり、各タンク30および32からの反応原
液を、ミキシングヘッド26方向へ送液する状態と、各
戻り配管49および51方向へ送液する状態と、ミキシ
ングヘッド26方向へ送液すると同時に各戻り配管49
および51方向へも送液する状態とに切り替わる。図1
では、各制御弁45および47は、各タンク30および
32からの反応原液を、各戻り配管49および51方向
へ送液する状態となっている。
グヘッド26の手前には、第2制御弁45および47
が、それぞれ接続してある。第2制御弁45および47
も三方弁であり、各タンク30および32からの反応原
液を、ミキシングヘッド26方向へ送液する状態と、各
戻り配管49および51方向へ送液する状態と、ミキシ
ングヘッド26方向へ送液すると同時に各戻り配管49
および51方向へも送液する状態とに切り替わる。図1
では、各制御弁45および47は、各タンク30および
32からの反応原液を、各戻り配管49および51方向
へ送液する状態となっている。
【0044】各戻り配管49および51は、各戻り配管
41および43にそれぞれ接続してあり、熱交換器53
および55を通して、各タンク30および32へ反応原
液を戻すことが可能になっている。
41および43にそれぞれ接続してあり、熱交換器53
および55を通して、各タンク30および32へ反応原
液を戻すことが可能になっている。
【0045】本実施形態においては、主配管36および
38と、戻り配管41、43、49および51とは、温
調水が流通する管が巻き付けられた配管や、断熱性(保
温性)の高い配管などで構成してあり、配管の内部を流
通する反応原液の温度が常時一定温度になるように工夫
してある。
38と、戻り配管41、43、49および51とは、温
調水が流通する管が巻き付けられた配管や、断熱性(保
温性)の高い配管などで構成してあり、配管の内部を流
通する反応原液の温度が常時一定温度になるように工夫
してある。
【0046】第2制御弁45および47は、各主配管3
6および38において、可能な限りミキシングヘッド2
6の近くに接続してあることが好ましく、好ましくは5
m以内、さらに好ましくは2m以内、特に好ましくは1
m以内である。また、ミキシングヘッド26と金型22
との距離も近いほど好ましく、好ましくは2m以内、さ
らに好ましくは1m以内、特に好ましくは0.5m以内
である。
6および38において、可能な限りミキシングヘッド2
6の近くに接続してあることが好ましく、好ましくは5
m以内、さらに好ましくは2m以内、特に好ましくは1
m以内である。また、ミキシングヘッド26と金型22
との距離も近いほど好ましく、好ましくは2m以内、さ
らに好ましくは1m以内、特に好ましくは0.5m以内
である。
【0047】本実施形態では、ミキシングヘッド26に
は、熱交換ジャケットが装着してあり、熱交換ジャケッ
トを流れる熱媒体の温度または流量などを制御し、ミキ
シングヘッド26の内部温度を一定温度に制御可能にな
っているが、第2制御弁45および47とミキシングヘ
ッド26との距離が近い場合には、ミキシングヘッド2
6のみの温度制御は不要になる。
は、熱交換ジャケットが装着してあり、熱交換ジャケッ
トを流れる熱媒体の温度または流量などを制御し、ミキ
シングヘッド26の内部温度を一定温度に制御可能にな
っているが、第2制御弁45および47とミキシングヘ
ッド26との距離が近い場合には、ミキシングヘッド2
6のみの温度制御は不要になる。
【0048】タンク30および32の温度調節は、それ
自体に装着してある熱交換ジャケットと、第1制御弁3
7および39を制御して戻り配管41および43の内部
を流れる反応原液の温度を制御することにより行う。反
応射出成形が開始する前の状態では、第1制御弁37お
よび39は、タンク30および32からの反応原液の全
てまたは一部を戻り配管41および43を通して、熱交
換器53および55により温度調節した上で各タンク3
0および32へ戻す。そして、反応射出成形の開始前一
定時間の間、第1制御弁37および39は、主配管36
および38を通して、各タンク30および32からの反
応原液を第2制御弁45および47方向に送る。
自体に装着してある熱交換ジャケットと、第1制御弁3
7および39を制御して戻り配管41および43の内部
を流れる反応原液の温度を制御することにより行う。反
応射出成形が開始する前の状態では、第1制御弁37お
よび39は、タンク30および32からの反応原液の全
てまたは一部を戻り配管41および43を通して、熱交
換器53および55により温度調節した上で各タンク3
0および32へ戻す。そして、反応射出成形の開始前一
定時間の間、第1制御弁37および39は、主配管36
および38を通して、各タンク30および32からの反
応原液を第2制御弁45および47方向に送る。
【0049】この時点では、第2制御弁45および47
は、ミキシングヘッド26への流路を塞ぎ、全ての反応
原液を戻り配管49および51を通して、熱交換器53
および55へ送り、熱交換した上で各タンク30および
32へ戻している。したがって、反応射出成形開始の直
前まで、ミキシングヘッド26の近くに位置する主配管
36および38を流れる反応原液には温度調節がかけら
れて一定温度に制御されている。このようなシステムで
は、このシステムに存在する全ての反応原液中の、好ま
しくは80重量%以上、さらに好ましくは90重量%以
上、特に好ましくは95重量%以上の反応原液に対して
温度調節が施されている。
は、ミキシングヘッド26への流路を塞ぎ、全ての反応
原液を戻り配管49および51を通して、熱交換器53
および55へ送り、熱交換した上で各タンク30および
32へ戻している。したがって、反応射出成形開始の直
前まで、ミキシングヘッド26の近くに位置する主配管
36および38を流れる反応原液には温度調節がかけら
れて一定温度に制御されている。このようなシステムで
は、このシステムに存在する全ての反応原液中の、好ま
しくは80重量%以上、さらに好ましくは90重量%以
上、特に好ましくは95重量%以上の反応原液に対して
温度調節が施されている。
【0050】反応射出成形を開始するには、第2制御弁
45および47を制御し、ミキシングヘッド26に流入
する直前まで温度制御された反応原液を、ミキシングヘ
ッドへ流入させ、その後、混合状態で金型のキャビティ
へ注入し、反応射出成形を行う。
45および47を制御し、ミキシングヘッド26に流入
する直前まで温度制御された反応原液を、ミキシングヘ
ッドへ流入させ、その後、混合状態で金型のキャビティ
へ注入し、反応射出成形を行う。
【0051】本実施形態においては、反応射出成形を行
うために反応原液としては、ノルボルネン系モノマーを
含むものが用いられる。
うために反応原液としては、ノルボルネン系モノマーを
含むものが用いられる。
【0052】ノルボルネン系モノマー 本発明において、反応射出成形は、メタセシス触媒の存
在下に、ノルボルネン系モノマーを金型内で塊状重合す
るものであり、使用するモノマーは、ノルボルネン環を
有するものであればいずれでも良いが、耐熱性に優れた
成形体が得られることから、三環体以上の多環ノルボル
ネン系モノマーを用いることが好ましい。
在下に、ノルボルネン系モノマーを金型内で塊状重合す
るものであり、使用するモノマーは、ノルボルネン環を
有するものであればいずれでも良いが、耐熱性に優れた
成形体が得られることから、三環体以上の多環ノルボル
ネン系モノマーを用いることが好ましい。
【0053】ノルボルネン系モノマーの具体例として
は、ノルボルネン、ノルボルナジエン等の二環体;ジシ
クロペンタジエン(シクロペンタジエン二量体)、ジヒ
ドロジシクロペンタジエン等の三環体;テトラシクロド
デセン等の四環体;シクロペンタジエン三量体等の五環
体;シクロペンタジエン四量体等の七環体;これらのメ
チル、エチル、プロピル、ブチルなどのアルキル、ビニ
ル等のアルケニル、エチリデン等のアルキリデン、フェ
ニル、トリル、ナフチル等のアリール等の置換体;更に
これらのエステル基、エーテル基、シアノ基、ハロゲン
原子などの極性基を有する置換体などが例示される。こ
れらのモノマーは、1種以上を組み合わせて用いても良
い。入手が容易であり、反応性に優れ、得られる樹脂成
形体の耐熱性に優れる点から、三環体、四環体、あるい
は五環体のモノマーが好ましい。
は、ノルボルネン、ノルボルナジエン等の二環体;ジシ
クロペンタジエン(シクロペンタジエン二量体)、ジヒ
ドロジシクロペンタジエン等の三環体;テトラシクロド
デセン等の四環体;シクロペンタジエン三量体等の五環
体;シクロペンタジエン四量体等の七環体;これらのメ
チル、エチル、プロピル、ブチルなどのアルキル、ビニ
ル等のアルケニル、エチリデン等のアルキリデン、フェ
ニル、トリル、ナフチル等のアリール等の置換体;更に
これらのエステル基、エーテル基、シアノ基、ハロゲン
原子などの極性基を有する置換体などが例示される。こ
れらのモノマーは、1種以上を組み合わせて用いても良
い。入手が容易であり、反応性に優れ、得られる樹脂成
形体の耐熱性に優れる点から、三環体、四環体、あるい
は五環体のモノマーが好ましい。
【0054】また、生成する開環重合体は熱硬化型とす
ることが好ましく、そのためには、上記ノルボルネン系
モノマーの中でも、シクロペンタジエン三量体等の反応
性の二重結合を二個以上有する架橋性モノマーを少なく
とも含むものが用いられる。全ノルボルネン系モノマー
中の架橋性モノマーの割合は、2〜30重量%が好まし
い。
ることが好ましく、そのためには、上記ノルボルネン系
モノマーの中でも、シクロペンタジエン三量体等の反応
性の二重結合を二個以上有する架橋性モノマーを少なく
とも含むものが用いられる。全ノルボルネン系モノマー
中の架橋性モノマーの割合は、2〜30重量%が好まし
い。
【0055】なお、本発明の目的を損なわない範囲で、
ノルボルネン系モノマーと開環共重合し得るシクロブテ
ン、シクロペンテン、シクロペンタジエン、シクロオク
テン、シクロドデセン等の単環シクロオレフィン等を、
コモノマーとして用いても良い。
ノルボルネン系モノマーと開環共重合し得るシクロブテ
ン、シクロペンテン、シクロペンタジエン、シクロオク
テン、シクロドデセン等の単環シクロオレフィン等を、
コモノマーとして用いても良い。
【0056】メタセシス触媒 ノルボルネン系モノマーを用いた反応射出成形において
使用することができるメタセシス触媒は、RIM法でノ
ルボルネン系モノマーを開環重合できるものであれば特
に限定されず、公知のもので良い。例えば、タングステ
ンまたはモリブデンなどのハロゲン化物、オキシハロゲ
ン化物、酸化物、アンモニウム塩、ヘテロポリ酸(P
5+、As5+、Si4+、Ge4+、Ce4+、Th
4+、Mn 4+、Ni4+、Te6+、I7+、Co
3+、Al3+、Cr3+、Cu2+などのヘテロ原子
とタングステンまたはモリブデンとの化合物)などが使
用される。本発明では、好ましくは、トリドデシルアン
モニウムモリブデート、トリ(トリデシル)アンモニウ
ムモリブデート等の有機モリブデン酸、アンモニウム酸
等のモリブデン酸有機アンモニウム塩等のモリブデン系
メタセシス触媒が用いられる。
使用することができるメタセシス触媒は、RIM法でノ
ルボルネン系モノマーを開環重合できるものであれば特
に限定されず、公知のもので良い。例えば、タングステ
ンまたはモリブデンなどのハロゲン化物、オキシハロゲ
ン化物、酸化物、アンモニウム塩、ヘテロポリ酸(P
5+、As5+、Si4+、Ge4+、Ce4+、Th
4+、Mn 4+、Ni4+、Te6+、I7+、Co
3+、Al3+、Cr3+、Cu2+などのヘテロ原子
とタングステンまたはモリブデンとの化合物)などが使
用される。本発明では、好ましくは、トリドデシルアン
モニウムモリブデート、トリ(トリデシル)アンモニウ
ムモリブデート等の有機モリブデン酸、アンモニウム酸
等のモリブデン酸有機アンモニウム塩等のモリブデン系
メタセシス触媒が用いられる。
【0057】メタセシス触媒の使用量は、反応液全体で
使用するモノマー1モルに対し、通常、0.01ミリモ
ル以上、好ましくは0.1ミリモル以上、50ミリモル
以下、好ましくは20ミリモル以下である。メタセシス
触媒の使用量が少なすぎると重合活性が低すぎて反応に
時間がかかるため生産効率が悪く、使用量が多すぎると
反応が激しすぎるため型内に十分に充填される前に硬化
したり、触媒が析出し易くなり均質に保存することが困
難になる。メタセシス触媒は、通常、モノマーに溶解し
て用いるが、RIM法による成形体の性質を本質的に損
なわれない範囲であれば、少量の溶剤に懸濁させ溶解さ
せた上で、モノマーと混合することにより、析出しにく
くしたり、溶解性を高めて用いても良い。
使用するモノマー1モルに対し、通常、0.01ミリモ
ル以上、好ましくは0.1ミリモル以上、50ミリモル
以下、好ましくは20ミリモル以下である。メタセシス
触媒の使用量が少なすぎると重合活性が低すぎて反応に
時間がかかるため生産効率が悪く、使用量が多すぎると
反応が激しすぎるため型内に十分に充填される前に硬化
したり、触媒が析出し易くなり均質に保存することが困
難になる。メタセシス触媒は、通常、モノマーに溶解し
て用いるが、RIM法による成形体の性質を本質的に損
なわれない範囲であれば、少量の溶剤に懸濁させ溶解さ
せた上で、モノマーと混合することにより、析出しにく
くしたり、溶解性を高めて用いても良い。
【0058】活性剤 活性剤(共触媒)としては、特開昭58−127728
号公報、特開平4−226124号公報、特開昭58−
129013号公報、特開平4−145247号公報に
開示してあるような公知の活性剤であれば、特に制限は
ないが、本発明においては、例えばエチルアルミニウム
ジクロリド、ジエチルアルミニウムクロリド等のアルキ
ルアルミニウムハライド、アルコキシアルキルアルミニ
ウムハライドなどの有機アルミ化合物が好ましく用いら
れる。
号公報、特開平4−226124号公報、特開昭58−
129013号公報、特開平4−145247号公報に
開示してあるような公知の活性剤であれば、特に制限は
ないが、本発明においては、例えばエチルアルミニウム
ジクロリド、ジエチルアルミニウムクロリド等のアルキ
ルアルミニウムハライド、アルコキシアルキルアルミニ
ウムハライドなどの有機アルミ化合物が好ましく用いら
れる。
【0059】活性剤の使用量は、特に限定されないが、
通常、反応液全体で使用するメタセシス触媒1モルに対
して、0.1モル以上、好ましくは1モル以上、かつ1
00モル以下、好ましくは10モル以下である。活性剤
を用いないか、または活性剤の使用量が少なすぎると、
重合活性が低すぎて反応に時間がかかるため生産効率が
悪くなる。また逆に、使用量が多すぎると、反応が激し
すぎるため型内に十分に充填される前に硬化することが
ある。活性剤は、モノマーに溶解して用いるが、RIM
法による成形体の性質を本質的に損なわない範囲であれ
ば、少量の溶剤に懸濁させた上で、モノマーと混合する
ことにより、析出しにくくしたり、溶解性を高めて用い
ても良い。
通常、反応液全体で使用するメタセシス触媒1モルに対
して、0.1モル以上、好ましくは1モル以上、かつ1
00モル以下、好ましくは10モル以下である。活性剤
を用いないか、または活性剤の使用量が少なすぎると、
重合活性が低すぎて反応に時間がかかるため生産効率が
悪くなる。また逆に、使用量が多すぎると、反応が激し
すぎるため型内に十分に充填される前に硬化することが
ある。活性剤は、モノマーに溶解して用いるが、RIM
法による成形体の性質を本質的に損なわない範囲であれ
ば、少量の溶剤に懸濁させた上で、モノマーと混合する
ことにより、析出しにくくしたり、溶解性を高めて用い
ても良い。
【0060】その他の任意成分 所望により、酸化防止剤、充填剤、顔料、着色剤、発泡
剤、難燃剤、摺動付与剤、エラストマー、ジシクロペン
タジエン系熱重合樹脂およびその水添物など種々の添加
剤を反応原液に配合することができ、それにより得られ
るRIM製品の特性を改質することができる。
剤、難燃剤、摺動付与剤、エラストマー、ジシクロペン
タジエン系熱重合樹脂およびその水添物など種々の添加
剤を反応原液に配合することができ、それにより得られ
るRIM製品の特性を改質することができる。
【0061】特に機械的強度の高い成形体を得る目的
で、補強材を金型内に予め充填しておき、次いで重合反
応液を金型内に注入し、硬化させることもできる。補強
材の充填量は、特に制限はないが、通常、モノマー重量
の10重量%以上、好ましくは20〜60重量%であ
る。充填量が少なければ、機械的強度の割合が小さい。
充填量が多すぎると、均一に充填せずにむらができた
り、充填阻害が生じる傾向にある。
で、補強材を金型内に予め充填しておき、次いで重合反
応液を金型内に注入し、硬化させることもできる。補強
材の充填量は、特に制限はないが、通常、モノマー重量
の10重量%以上、好ましくは20〜60重量%であ
る。充填量が少なければ、機械的強度の割合が小さい。
充填量が多すぎると、均一に充填せずにむらができた
り、充填阻害が生じる傾向にある。
【0062】補強材としては、例えば、ガラス繊維、ア
ラミド繊維、カーボン繊維、超高分子量ポリエチレン繊
維、金属繊維、ポリプロピレン繊維、アルミコーティン
グガラス繊維、木綿、アクリル繊維、ボロン繊維、シリ
コンカーバイド繊維、アルミナ繊維などを挙げることが
できる。これらの補強材は、長繊維状またはチョップド
ストランド状のものをマット化したもの、布状に織った
もの、チョップ形状のままのものなど、種々の形状で使
用することができる。これらの補強材は、その表面をシ
ランカップリング剤等のカップリング剤で処理したもの
が、樹脂との密着性を向上させる上で好ましい。補強材
の配合量は、特に制限はないが、モノマー全重量を10
0重量%として、通常10重量%以上、好ましくは20
〜60重量%である。このような範囲で補強材を配合さ
せることで、成形体の機械的強度を向上させることがで
きる。
ラミド繊維、カーボン繊維、超高分子量ポリエチレン繊
維、金属繊維、ポリプロピレン繊維、アルミコーティン
グガラス繊維、木綿、アクリル繊維、ボロン繊維、シリ
コンカーバイド繊維、アルミナ繊維などを挙げることが
できる。これらの補強材は、長繊維状またはチョップド
ストランド状のものをマット化したもの、布状に織った
もの、チョップ形状のままのものなど、種々の形状で使
用することができる。これらの補強材は、その表面をシ
ランカップリング剤等のカップリング剤で処理したもの
が、樹脂との密着性を向上させる上で好ましい。補強材
の配合量は、特に制限はないが、モノマー全重量を10
0重量%として、通常10重量%以上、好ましくは20
〜60重量%である。このような範囲で補強材を配合さ
せることで、成形体の機械的強度を向上させることがで
きる。
【0063】また、成形体の機械的強度をさらに向上さ
せる目的で、反応射出成形を行う金型内に、予め金属棒
または金属板などをインサートしておき、その後反応射
出成形を行う(インサート成形)こともできる。このイ
ンサート成形により、金属棒または金属板が一体成形さ
れた、機械的強度に優れた成形体を得ることができる。
せる目的で、反応射出成形を行う金型内に、予め金属棒
または金属板などをインサートしておき、その後反応射
出成形を行う(インサート成形)こともできる。このイ
ンサート成形により、金属棒または金属板が一体成形さ
れた、機械的強度に優れた成形体を得ることができる。
【0064】酸化防止剤としては、フェノール系、リン
系、アミン系など各種のプラスチック・ゴム用酸化防止
剤がある。充填剤にはミルドガラス、カーボンブラッ
ク、タルク、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、雲
母、チタン酸カリウム、硫酸カルシウムなどの無機質充
填剤がある。
系、アミン系など各種のプラスチック・ゴム用酸化防止
剤がある。充填剤にはミルドガラス、カーボンブラッ
ク、タルク、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、雲
母、チタン酸カリウム、硫酸カルシウムなどの無機質充
填剤がある。
【0065】エラストマーとしては、天然ゴム、ポリブ
タジエン、ポリイソプレン、スチレン−ブタジエン共重
合体(SBR)、スチレン−ブタジエン−スチレンブロ
ック共重合体(SBS)、スチレン−イソプレン−スチ
レンブロック共重合体(SIS)、エチレン−プロピレ
ン−ジエンターポリマー(EPDM)、エチレン酢酸ビ
ニル共重合体(EVA)およびこれらの水素化物などが
ある。エラストマーの添加量は、反応原液の30°Cに
おける粘度が5cps以上、好ましくは50cps以
上、かつ1000cps以下、好ましくは500cps
以下となるように適宜選択される。添加剤は、通常、予
め反応液のいずれか一方または双方に混合しておく。
タジエン、ポリイソプレン、スチレン−ブタジエン共重
合体(SBR)、スチレン−ブタジエン−スチレンブロ
ック共重合体(SBS)、スチレン−イソプレン−スチ
レンブロック共重合体(SIS)、エチレン−プロピレ
ン−ジエンターポリマー(EPDM)、エチレン酢酸ビ
ニル共重合体(EVA)およびこれらの水素化物などが
ある。エラストマーの添加量は、反応原液の30°Cに
おける粘度が5cps以上、好ましくは50cps以
上、かつ1000cps以下、好ましくは500cps
以下となるように適宜選択される。添加剤は、通常、予
め反応液のいずれか一方または双方に混合しておく。
【0066】反応射出成形の前準備として、ノルボルネ
ン系モノマー、メタセシス触媒及びアルミニウム系活性
剤を主材とする反応射出成形用材料を、ノルボルネン系
モノマーとメタセシス触媒とよりなるB液と、前記のノ
ルボルネン系モノマーとアルミニウム系活性剤とよりな
るA液との安定な2液に分けて、それぞれを別のタンク
に入れておく。本実施形態では、A液を第1反応原液タ
ンク30に貯留してあり、B液を第2反応原液タンク3
2に貯留してある。A液またはB液から成る反応原液の
粘性は、たとえば、30°Cにおいて、5cps〜30
00cps好ましくは100cps〜1000cps程
度である。
ン系モノマー、メタセシス触媒及びアルミニウム系活性
剤を主材とする反応射出成形用材料を、ノルボルネン系
モノマーとメタセシス触媒とよりなるB液と、前記のノ
ルボルネン系モノマーとアルミニウム系活性剤とよりな
るA液との安定な2液に分けて、それぞれを別のタンク
に入れておく。本実施形態では、A液を第1反応原液タ
ンク30に貯留してあり、B液を第2反応原液タンク3
2に貯留してある。A液またはB液から成る反応原液の
粘性は、たとえば、30°Cにおいて、5cps〜30
00cps好ましくは100cps〜1000cps程
度である。
【0067】なお、本実施形態においては、カーボンブ
ラックなどのその他の任意成分を反応原液中に含ませる
場合には、A液を含む第1反応原液タンク30またはB
液を含む第2反応原液タンク32に補助タンクを設け、
その内部に任意成分を含む液を貯留し、必要に応じてこ
れらタンク内部に貯留してある反応原液と混合して金型
へと供給することが好ましい。これら反応原液タンク3
0および32内に貯留される反応原液の成分組成を一定
にすることで、金型22を交換して、異なる組成のRI
M成形体を成形する場合でも、タンク30および32内
に貯留してある反応原液の組成を変える必要がなくな
る。
ラックなどのその他の任意成分を反応原液中に含ませる
場合には、A液を含む第1反応原液タンク30またはB
液を含む第2反応原液タンク32に補助タンクを設け、
その内部に任意成分を含む液を貯留し、必要に応じてこ
れらタンク内部に貯留してある反応原液と混合して金型
へと供給することが好ましい。これら反応原液タンク3
0および32内に貯留される反応原液の成分組成を一定
にすることで、金型22を交換して、異なる組成のRI
M成形体を成形する場合でも、タンク30および32内
に貯留してある反応原液の組成を変える必要がなくな
る。
【0068】成形方法 反応射出成形においては、必要に応じて、補強材を予め
金型22内に設置しておき、その中に反応液を供給して
重合させることにより強化ポリマー(成形体)を製造す
ることもできる。または金属材などを予め金型内に設置
しておき、インサート成形しても良い。
金型22内に設置しておき、その中に反応液を供給して
重合させることにより強化ポリマー(成形体)を製造す
ることもできる。または金属材などを予め金型内に設置
しておき、インサート成形しても良い。
【0069】反応射出成形を開始するには、第2制御弁
45および47を制御し、ミキシングヘッド26に流入
する直前まで温度制御された反応原液を、ミキシングヘ
ッドへ流入させ、その後、混合状態で金型のキャビティ
へ注入し、反応射出成形を行う。各ミキシングヘッド2
6では、タンク30および32からのA液およびB液を
混合し、金型22毎に適した配合割合で混合された混合
液を反応原液として各金型22のキャビティ内に充填す
る。キャビティ内に充填された反応原液は、キャビティ
の内部に行き渡る。金型のキャビティ内に充填される直
前の反応原液の温度は、戻り配管49および51を通し
て熱交換器53および55により温度制御してあると共
に、ミキシングヘッド26に装着してある熱交換ジャケ
ットにより、一定温度に制御してある。その温度は、季
節に関わらず、15〜25°Cの範囲内の一定温度であ
る。
45および47を制御し、ミキシングヘッド26に流入
する直前まで温度制御された反応原液を、ミキシングヘ
ッドへ流入させ、その後、混合状態で金型のキャビティ
へ注入し、反応射出成形を行う。各ミキシングヘッド2
6では、タンク30および32からのA液およびB液を
混合し、金型22毎に適した配合割合で混合された混合
液を反応原液として各金型22のキャビティ内に充填す
る。キャビティ内に充填された反応原液は、キャビティ
の内部に行き渡る。金型のキャビティ内に充填される直
前の反応原液の温度は、戻り配管49および51を通し
て熱交換器53および55により温度制御してあると共
に、ミキシングヘッド26に装着してある熱交換ジャケ
ットにより、一定温度に制御してある。その温度は、季
節に関わらず、15〜25°Cの範囲内の一定温度であ
る。
【0070】重合時間は、金型22の大きさなどにより
異なり、適宜選択すればよいが、通常、反応原液の注入
終了後、20秒〜20分程度である。金型の型締め圧力
は、通常0〜100×105 Paの範囲である。ま
た、反応原液の注入圧は、2×105 〜5×105
Paであることが好ましい。この注入圧が低すぎると、
金型のキャビティ内周面に形成された転写面の転写が良
好に行われない傾向にあり、注入圧が高すぎると、金型
の剛性を高くしなければならず経済的でない。
異なり、適宜選択すればよいが、通常、反応原液の注入
終了後、20秒〜20分程度である。金型の型締め圧力
は、通常0〜100×105 Paの範囲である。ま
た、反応原液の注入圧は、2×105 〜5×105
Paであることが好ましい。この注入圧が低すぎると、
金型のキャビティ内周面に形成された転写面の転写が良
好に行われない傾向にあり、注入圧が高すぎると、金型
の剛性を高くしなければならず経済的でない。
【0071】なお、反応射出成形では、金型のキャビテ
ィ内への反応原液の注入開始から反応が急激に進んで、
生成樹脂の表面よりわずかに白煙が上がるまでの時間
(SMT)t’と、注入開始から充填完了までの充填時
間tとは、成形体の大きさに応じて決定されることが好
ましい。SMT時間t’は、充填時間tよりも必ず大き
く、好ましくは10〜300秒であり、その時の充填時
間tは、好ましくは1〜50秒程度である。また、SM
T時間t’は、さらに好ましくは20〜200秒であ
り、その時の充填時間tは、さらに好ましくは15〜3
5秒程度である。t’/tは、温度にも依存するが、好
ましくは1.5〜20程度である。
ィ内への反応原液の注入開始から反応が急激に進んで、
生成樹脂の表面よりわずかに白煙が上がるまでの時間
(SMT)t’と、注入開始から充填完了までの充填時
間tとは、成形体の大きさに応じて決定されることが好
ましい。SMT時間t’は、充填時間tよりも必ず大き
く、好ましくは10〜300秒であり、その時の充填時
間tは、好ましくは1〜50秒程度である。また、SM
T時間t’は、さらに好ましくは20〜200秒であ
り、その時の充填時間tは、さらに好ましくは15〜3
5秒程度である。t’/tは、温度にも依存するが、好
ましくは1.5〜20程度である。
【0072】本実施形態では、金型22のキャビティ内
に充填される直前の反応原液の温度を一定にすること
で、季節によらず、表面にべたつきのない良好な成形体
を得ることができる。
に充填される直前の反応原液の温度を一定にすること
で、季節によらず、表面にべたつきのない良好な成形体
を得ることができる。
【0073】したがって、金型22のキャビティの大き
さや形状毎に、活性の異なる反応原液を準備したり、反
応原液タンク30および32内で反応活性を調節する作
業が不要となる。また、金型22を交換して、異なる成
形体を成形するための金型を装着する場合でも、活性の
異なる反応原液を準備したり、反応原液タンク30およ
び32内で反応活性を調節する作業が不要となる。
さや形状毎に、活性の異なる反応原液を準備したり、反
応原液タンク30および32内で反応活性を調節する作
業が不要となる。また、金型22を交換して、異なる成
形体を成形するための金型を装着する場合でも、活性の
異なる反応原液を準備したり、反応原液タンク30およ
び32内で反応活性を調節する作業が不要となる。
【0074】本実施形態に係る方法および装置で得られ
る図2に示す浄化槽6は、反応射出成形法により得られ
るポリノルボルネン系樹脂で構成してあるので、比較的
大型の成形体を容易に成形することができる。また、ポ
リノルボルネン系樹脂は、比剛性は低いが比強度は高い
という材料的特徴を利用して、浄化槽用槽体として必要
とされる十分な耐圧を有することができる。
る図2に示す浄化槽6は、反応射出成形法により得られ
るポリノルボルネン系樹脂で構成してあるので、比較的
大型の成形体を容易に成形することができる。また、ポ
リノルボルネン系樹脂は、比剛性は低いが比強度は高い
という材料的特徴を利用して、浄化槽用槽体として必要
とされる十分な耐圧を有することができる。
【0075】(第2実施形態)図3に示す成形装置20
aは、本発明に係る方法を用いてマルチ金型システムの
反応射出成形を行い、図2に示すような浄化槽の槽体6
の上槽7および/または下槽9を成形するための装置で
ある。
aは、本発明に係る方法を用いてマルチ金型システムの
反応射出成形を行い、図2に示すような浄化槽の槽体6
の上槽7および/または下槽9を成形するための装置で
ある。
【0076】浄化槽6についての説明は、前記第1実施
形態と重複するので説明する。次に、図1を参照とし
て、本実施形態に係るマルチ金型システムの反応性重合
成形装置について説明する。
形態と重複するので説明する。次に、図1を参照とし
て、本実施形態に係るマルチ金型システムの反応性重合
成形装置について説明する。
【0077】本実施形態に係る装置20aは、少なくと
も二つの金型22および24を有する。これら金型22
および24には、たとえば図2に示す浄化槽6の上槽7
と下槽9または異なる容量の浄化槽の槽体などのよう
に、異なる形状や大きさの成形体を成形するための異な
るキャビティが形成してある。これら金型22および2
4には、それぞれ混合手段としてのミキシングヘッド2
6および28が装着してある。ミキシングヘッド26お
よび28には、第1反応原液タンク30、第2反応原液
タンク32および反応活性調節剤タンク34からの配管
系が接続してある。
も二つの金型22および24を有する。これら金型22
および24には、たとえば図2に示す浄化槽6の上槽7
と下槽9または異なる容量の浄化槽の槽体などのよう
に、異なる形状や大きさの成形体を成形するための異な
るキャビティが形成してある。これら金型22および2
4には、それぞれ混合手段としてのミキシングヘッド2
6および28が装着してある。ミキシングヘッド26お
よび28には、第1反応原液タンク30、第2反応原液
タンク32および反応活性調節剤タンク34からの配管
系が接続してある。
【0078】本実施形態に係る装置20aは、少なくと
も二つの反応原液タンク30および32を有し、一方の
第1反応原液タンク30には、反応原液のA液が貯留し
てあり、他方の第2反応原液タンク32には、反応原液
のB液が貯留してある。反応活性調節剤タンク34に
は、これら反応原液の反応活性を制御するための反応活
性調節剤を含む液が貯留してある。
も二つの反応原液タンク30および32を有し、一方の
第1反応原液タンク30には、反応原液のA液が貯留し
てあり、他方の第2反応原液タンク32には、反応原液
のB液が貯留してある。反応活性調節剤タンク34に
は、これら反応原液の反応活性を制御するための反応活
性調節剤を含む液が貯留してある。
【0079】これら各タンク30、32および34に
は、それぞれ温度センサ31、33および35が設置し
てあり、各タンクの内部温度データは、制御装置80へ
送られ、その温度データに基づき、各タンクの内部温度
を制御する。本実施形態では、各タンクに貯留してある
液の温度を制御するために、各タンクには、熱交換ジャ
ケットが装着してある。熱交換ジャケットを流れる熱媒
体の温度や流量を、制御装置80にて制御することで、
各タンク30、32および34の内部温度を、好ましく
は15〜25°Cの範囲内の一定温度に制御している。
は、それぞれ温度センサ31、33および35が設置し
てあり、各タンクの内部温度データは、制御装置80へ
送られ、その温度データに基づき、各タンクの内部温度
を制御する。本実施形態では、各タンクに貯留してある
液の温度を制御するために、各タンクには、熱交換ジャ
ケットが装着してある。熱交換ジャケットを流れる熱媒
体の温度や流量を、制御装置80にて制御することで、
各タンク30、32および34の内部温度を、好ましく
は15〜25°Cの範囲内の一定温度に制御している。
【0080】第1反応原液タンク30には、第1主配管
系36が接続してあり、第2反応原液タンク32には、
第2主配管系38が接続してあり、反応活性調節剤タン
ク34には、第3主配管系40が接続してある。これら
主配管系36,38,40には、それぞれ送液手段とし
てのポンプ42,44,46が装着してあり、これらタ
ンク内の液体をそれぞれ金型22および24方向に送る
ことが可能になっている。
系36が接続してあり、第2反応原液タンク32には、
第2主配管系38が接続してあり、反応活性調節剤タン
ク34には、第3主配管系40が接続してある。これら
主配管系36,38,40には、それぞれ送液手段とし
てのポンプ42,44,46が装着してあり、これらタ
ンク内の液体をそれぞれ金型22および24方向に送る
ことが可能になっている。
【0081】これら主配管36,38,40のポンプ下
流側には、分岐配管48,50,56,58,64,6
6が接続してある。分岐配管48および50は、第1主
配管36内の反応原液をミキシングヘッド26および2
8へそれぞれ送るための配管である。分岐配管56およ
び58は、第2主配管内の反応原液をミキシングヘッド
26および28へそれぞれ送るための配管である。分岐
配管64および66は、第3主配管内の反応活性調節剤
含有液をミキシングヘッド26および28へそれぞれ送
るための配管である。各分岐配管48,50,56,5
8,64,66には、それぞれ制御弁52,54,6
0,62,68,70が装着してあり、流路の開閉およ
び/または流量を制御可能になっている。
流側には、分岐配管48,50,56,58,64,6
6が接続してある。分岐配管48および50は、第1主
配管36内の反応原液をミキシングヘッド26および2
8へそれぞれ送るための配管である。分岐配管56およ
び58は、第2主配管内の反応原液をミキシングヘッド
26および28へそれぞれ送るための配管である。分岐
配管64および66は、第3主配管内の反応活性調節剤
含有液をミキシングヘッド26および28へそれぞれ送
るための配管である。各分岐配管48,50,56,5
8,64,66には、それぞれ制御弁52,54,6
0,62,68,70が装着してあり、流路の開閉およ
び/または流量を制御可能になっている。
【0082】本実施形態では、これらの配管36,3
8,40,48,50,56,58,64,66を断熱
材で覆い、または配管自体を断熱材で構成し、これら配
管の内部を流れる液の温度が、外気温度によらず一定に
なるように構成してある。なお、そのような観点から
は、ポンプ42,44,46および制御弁52,54,
60,62,68,70も、断熱材で覆うか、それら自
体を断熱性の高い材質で構成することが好ましい。
8,40,48,50,56,58,64,66を断熱
材で覆い、または配管自体を断熱材で構成し、これら配
管の内部を流れる液の温度が、外気温度によらず一定に
なるように構成してある。なお、そのような観点から
は、ポンプ42,44,46および制御弁52,54,
60,62,68,70も、断熱材で覆うか、それら自
体を断熱性の高い材質で構成することが好ましい。
【0083】各ミキシングヘッド26および28には、
温度センサ72および74がそれぞれ装着してあり、各
ミキシングヘッドで混合されて各金型22および24の
キャビティへ注入される反応原液の温度を検出可能にな
っている。各温度センサ72および74で検出された温
度出力信号は、制御手段としての制御装置80へ入力さ
れる。
温度センサ72および74がそれぞれ装着してあり、各
ミキシングヘッドで混合されて各金型22および24の
キャビティへ注入される反応原液の温度を検出可能にな
っている。各温度センサ72および74で検出された温
度出力信号は、制御手段としての制御装置80へ入力さ
れる。
【0084】また、本実施形態では、各ミキシングヘッ
ド26および28には、熱交換ジャケットが各々装着し
てあり、制御装置80からの制御信号に基づき、熱交換
ジャケットを流れる熱媒体の温度または流量などを制御
し、各ミキシングヘッドの内部温度を一定温度に制御可
能になっている。各ミキシングヘッド26および28の
温度は、本実施形態では、15〜25°Cの範囲内の一
定温度である。
ド26および28には、熱交換ジャケットが各々装着し
てあり、制御装置80からの制御信号に基づき、熱交換
ジャケットを流れる熱媒体の温度または流量などを制御
し、各ミキシングヘッドの内部温度を一定温度に制御可
能になっている。各ミキシングヘッド26および28の
温度は、本実施形態では、15〜25°Cの範囲内の一
定温度である。
【0085】また、制御装置80は、入力された情報
(反応原液の種類、反応活性調節剤の種類、各金型22
および24のキャビティの大きさや形状、外気温度な
ど)および温度センサ72および74からの温度情報に
基づき、ポンプ42,44,46および制御弁52,5
4,60,62,68,70を制御するようになってい
る。
(反応原液の種類、反応活性調節剤の種類、各金型22
および24のキャビティの大きさや形状、外気温度な
ど)および温度センサ72および74からの温度情報に
基づき、ポンプ42,44,46および制御弁52,5
4,60,62,68,70を制御するようになってい
る。
【0086】具体的には、制御装置80は、ポンプ42
および44および制御弁52,54,60,62を制御
することにより、制御弁52,54,60,62を通し
てミキシングヘッドに送られる反応原液の圧力と流量と
を、各金型22および24毎に制御するようになってい
る。また、制御装置80は、ポンプ46および制御弁6
8,70を制御することにより、制御弁68,70を通
してミキシングヘッドに送られる反応活性調節剤含有液
の圧力、流量および/または温度を、各金型22および
24毎に制御するようになっている。
および44および制御弁52,54,60,62を制御
することにより、制御弁52,54,60,62を通し
てミキシングヘッドに送られる反応原液の圧力と流量と
を、各金型22および24毎に制御するようになってい
る。また、制御装置80は、ポンプ46および制御弁6
8,70を制御することにより、制御弁68,70を通
してミキシングヘッドに送られる反応活性調節剤含有液
の圧力、流量および/または温度を、各金型22および
24毎に制御するようになっている。
【0087】また、制御装置80は、温度センサ72お
よび74からの出力信号に基づき、反応原液の温度が所
定値よりも高い場合には、反応活性調節剤タンク34か
ら各ミキシングヘッド26および28へ送られる液の流
量を、各金型22および24毎に設定された流量に比較
して補正するように、ポンプ46および制御弁68およ
び70を制御する。たとえば反応活性調節剤タンク34
に貯留してある反応活性剤が、反応活性を高めるための
反応活性調整剤である場合において、反応原液の温度が
所定値よりも高い場合には、ミキシングヘッド26およ
び28へ送られる液の流量を設定値よりも小さくなるよ
うに制御する。また、反応活性調節剤タンク34に貯留
してある反応活性剤が、反応活性を低めるための反応活
性調整剤である場合において、反応原液の温度が所定値
よりも高い場合には、ミキシングヘッド26および28
へ送られる液の流量を設定値よりも大きくなるように制
御する。これらの流量制御は、各金型22および24毎
に行う。なお、制御弁52,54,60,62,68,
70としては、電気信号により駆動され、流量の制御が
可能なものであることが好ましい。
よび74からの出力信号に基づき、反応原液の温度が所
定値よりも高い場合には、反応活性調節剤タンク34か
ら各ミキシングヘッド26および28へ送られる液の流
量を、各金型22および24毎に設定された流量に比較
して補正するように、ポンプ46および制御弁68およ
び70を制御する。たとえば反応活性調節剤タンク34
に貯留してある反応活性剤が、反応活性を高めるための
反応活性調整剤である場合において、反応原液の温度が
所定値よりも高い場合には、ミキシングヘッド26およ
び28へ送られる液の流量を設定値よりも小さくなるよ
うに制御する。また、反応活性調節剤タンク34に貯留
してある反応活性剤が、反応活性を低めるための反応活
性調整剤である場合において、反応原液の温度が所定値
よりも高い場合には、ミキシングヘッド26および28
へ送られる液の流量を設定値よりも大きくなるように制
御する。これらの流量制御は、各金型22および24毎
に行う。なお、制御弁52,54,60,62,68,
70としては、電気信号により駆動され、流量の制御が
可能なものであることが好ましい。
【0088】本実施形態においては、反応射出成形を行
うために反応原液としては、ノルボルネン系モノマーを
含むものが用いられる。ノルボルネン系モノマー、メタ
セシス触媒、活性剤、その他の任意成分などの例示につ
いては、前記第1実施形態の場合と同じなので、その説
明は省略する。本実施形態では、反応活性調整剤が、図
3に示す反応活性調節剤タンク34に貯留してある。
うために反応原液としては、ノルボルネン系モノマーを
含むものが用いられる。ノルボルネン系モノマー、メタ
セシス触媒、活性剤、その他の任意成分などの例示につ
いては、前記第1実施形態の場合と同じなので、その説
明は省略する。本実施形態では、反応活性調整剤が、図
3に示す反応活性調節剤タンク34に貯留してある。
【0089】反応活性調整剤 本実施形態において用いることができる活性調節剤とし
ては、例えば、特開平3−146516号公報、特開平
4−337318号公報に開示されている調節剤があ
る。特開平3−146516号公報には、反応の調節剤
として5−ビニルビシクロ[2,2,1]ヘプト−2−
エン(ビニルノルボルネン)、5−イソプロペニルビシ
クロ[2,2,1]ヘプト−2−エンのような5−アル
ケニル−2−ノルボルネン類を用いるノルボルネン系ポ
リマーの製造方法が記載されており、特開平4−337
318号公報には、活性調節剤として、5−エチニル−
2−ノルボルネンなどの5−アルキニル−2−ノルボル
ネン類を用いることが示されている。
ては、例えば、特開平3−146516号公報、特開平
4−337318号公報に開示されている調節剤があ
る。特開平3−146516号公報には、反応の調節剤
として5−ビニルビシクロ[2,2,1]ヘプト−2−
エン(ビニルノルボルネン)、5−イソプロペニルビシ
クロ[2,2,1]ヘプト−2−エンのような5−アル
ケニル−2−ノルボルネン類を用いるノルボルネン系ポ
リマーの製造方法が記載されており、特開平4−337
318号公報には、活性調節剤として、5−エチニル−
2−ノルボルネンなどの5−アルキニル−2−ノルボル
ネン類を用いることが示されている。
【0090】また、活性調節剤としては、ノルボルネン
系モノマーを主成分とする反応原液の主触媒であるメタ
セシス触媒を還元する作用を持つ化合物などをも用いる
ことができ、その場合の活性調節剤としては、アルコー
ル類、ハロアルコール類、エステル類、エーテル類、ニ
トリル類などが例示される。この中で、たとえばアルコ
ール類の具体例としては、n−プロパノール、n−ブタ
ノール、n−ヘキサノール、2−ブタノール、イソブチ
ルアルコール、イソプロプルアルコール、t−ブチルア
ルコールなどが挙げられ、ハロアルコール類の具体例と
しては、1,3−ジクロロ−2−プロパノール、2−ク
ロロエタノール、1−クロロブタノールなどが挙げられ
る。
系モノマーを主成分とする反応原液の主触媒であるメタ
セシス触媒を還元する作用を持つ化合物などをも用いる
ことができ、その場合の活性調節剤としては、アルコー
ル類、ハロアルコール類、エステル類、エーテル類、ニ
トリル類などが例示される。この中で、たとえばアルコ
ール類の具体例としては、n−プロパノール、n−ブタ
ノール、n−ヘキサノール、2−ブタノール、イソブチ
ルアルコール、イソプロプルアルコール、t−ブチルア
ルコールなどが挙げられ、ハロアルコール類の具体例と
しては、1,3−ジクロロ−2−プロパノール、2−ク
ロロエタノール、1−クロロブタノールなどが挙げられ
る。
【0091】さらにまた、本発明において、反応活性調
節剤としては、上述のような反応活性を低めるものに限
らず、反応活性を高めることができる主触媒や共触媒自
体などであっても良い。
節剤としては、上述のような反応活性を低めるものに限
らず、反応活性を高めることができる主触媒や共触媒自
体などであっても良い。
【0092】このような反応活性調節剤の供給量は、金
型22および24のキャビティの大きさや形状などに応
じて決定され、各金型22および24毎に、反応原液と
は別に所定量で供給される。本実施形態においては、反
応活性調節剤を供給するためのタンク34は、一つであ
るが、複数であっても良く、複数のタンク内に種類の異
なる反応活性調節剤が含まれていても良い。
型22および24のキャビティの大きさや形状などに応
じて決定され、各金型22および24毎に、反応原液と
は別に所定量で供給される。本実施形態においては、反
応活性調節剤を供給するためのタンク34は、一つであ
るが、複数であっても良く、複数のタンク内に種類の異
なる反応活性調節剤が含まれていても良い。
【0093】反応活性調節剤タンク34では、反応活性
調節剤を含む液の粘度が、反応原液タンク30および3
2での反応原液の粘度と略等しいことが好ましい。反応
活性調節剤を含む液は、金型22および24のキャビテ
ィ内に注入される前に、反応原液と混合される。また、
反応活性調節剤を含む液には、反応原液に含まれるモノ
マーと同じモノマーを含んでも良い。
調節剤を含む液の粘度が、反応原液タンク30および3
2での反応原液の粘度と略等しいことが好ましい。反応
活性調節剤を含む液は、金型22および24のキャビテ
ィ内に注入される前に、反応原液と混合される。また、
反応活性調節剤を含む液には、反応原液に含まれるモノ
マーと同じモノマーを含んでも良い。
【0094】本実施形態においては、金型22および2
4を、他の金型と交換したとしても、反応活性調節剤タ
ンク34の内部に貯留してある反応活性調節剤含有液の
組成は一定であることが好ましく、タンク34および配
管系40に常に当該液体を貯留してあることが好まし
い。反応活性の制御は、制御装置80によりポンプ46
および制御弁68および70を制御して各金型22およ
び24毎に供給流量を変化させることで実現できるから
である。また、タンク34および配管系40に常に液体
を貯留しておくことで、タンク内部や配管系での詰まり
を防止することができる。なお、本実施形態において
は、反応原液タンク30および32内に貯留してある反
応原液中にも、上述したような反応活性調節剤が含まれ
ていても良い。
4を、他の金型と交換したとしても、反応活性調節剤タ
ンク34の内部に貯留してある反応活性調節剤含有液の
組成は一定であることが好ましく、タンク34および配
管系40に常に当該液体を貯留してあることが好まし
い。反応活性の制御は、制御装置80によりポンプ46
および制御弁68および70を制御して各金型22およ
び24毎に供給流量を変化させることで実現できるから
である。また、タンク34および配管系40に常に液体
を貯留しておくことで、タンク内部や配管系での詰まり
を防止することができる。なお、本実施形態において
は、反応原液タンク30および32内に貯留してある反
応原液中にも、上述したような反応活性調節剤が含まれ
ていても良い。
【0095】成形方法 反応射出成形においては、必要に応じて、補強材を予め
金型22および24内に設置しておき、その中に反応液
を供給して重合させることにより強化ポリマー(成形
体)を製造することもできる。または金属材などを予め
金型内に設置しておき、インサート成形しても良い。
金型22および24内に設置しておき、その中に反応液
を供給して重合させることにより強化ポリマー(成形
体)を製造することもできる。または金属材などを予め
金型内に設置しておき、インサート成形しても良い。
【0096】反応射出成形を開始するには、制御装置8
0からの制御信号に基づき、制御弁52,54,60,
62を開き、ポンプ42,44を駆動し、タンク30,
32から反応原液をミキシングヘッド26,28に各金
型22,24毎に演算された流量および/または注入時
間で供給する。また、同時に、制御装置80からの制御
信号に基づき、制御弁68,70を開き、ポンプ46を
駆動し、タンク34から反応活性調節剤含有液をミキシ
ングヘッド26,28に各金型22,24毎に演算され
た流量および/または注入時間で供給する。各金型2
2,24毎に演算された流量および/または注入時間
は、各金型毎に異なっていても同じであっても良い。
0からの制御信号に基づき、制御弁52,54,60,
62を開き、ポンプ42,44を駆動し、タンク30,
32から反応原液をミキシングヘッド26,28に各金
型22,24毎に演算された流量および/または注入時
間で供給する。また、同時に、制御装置80からの制御
信号に基づき、制御弁68,70を開き、ポンプ46を
駆動し、タンク34から反応活性調節剤含有液をミキシ
ングヘッド26,28に各金型22,24毎に演算され
た流量および/または注入時間で供給する。各金型2
2,24毎に演算された流量および/または注入時間
は、各金型毎に異なっていても同じであっても良い。
【0097】各ミキシングヘッド26および28では、
タンク30および32からのA液およびB液と、タンク
34からの反応活性調節剤含有液を混合し、それらの金
型毎に適した配合割合で混合された混合液を反応原液と
して各金型22および24のキャビティ内に充填する。
キャビティ内に充填された反応原液は、キャビティの内
部に行き渡る。金型のキャビティ内に充填される直前の
反応原液の温度は、ミキシングヘッド26および28に
装着してある熱交換ジャケットにより、一定温度に制御
してある。その温度は、季節に関わらず、前述したよう
に、15〜25°Cの範囲内の一定温度である。
タンク30および32からのA液およびB液と、タンク
34からの反応活性調節剤含有液を混合し、それらの金
型毎に適した配合割合で混合された混合液を反応原液と
して各金型22および24のキャビティ内に充填する。
キャビティ内に充填された反応原液は、キャビティの内
部に行き渡る。金型のキャビティ内に充填される直前の
反応原液の温度は、ミキシングヘッド26および28に
装着してある熱交換ジャケットにより、一定温度に制御
してある。その温度は、季節に関わらず、前述したよう
に、15〜25°Cの範囲内の一定温度である。
【0098】重合時間は、金型22および24毎に異な
り、適宜選択すればよいが、通常、反応原液の注入終了
後、20秒〜20分程度である。金型の型締め圧力は、
通常0〜100×105 Paの範囲である。また、反
応原液および反応活性調節剤含有液の注入圧は、2×1
05 〜5×105 Paであることが好ましい。この
注入圧が低すぎると、金型のキャビティ内周面に形成さ
れた転写面の転写が良好に行われない傾向にあり、注入
圧が高すぎると、金型の剛性を高くしなければならず経
済的でない。
り、適宜選択すればよいが、通常、反応原液の注入終了
後、20秒〜20分程度である。金型の型締め圧力は、
通常0〜100×105 Paの範囲である。また、反
応原液および反応活性調節剤含有液の注入圧は、2×1
05 〜5×105 Paであることが好ましい。この
注入圧が低すぎると、金型のキャビティ内周面に形成さ
れた転写面の転写が良好に行われない傾向にあり、注入
圧が高すぎると、金型の剛性を高くしなければならず経
済的でない。
【0099】なお、反応射出成形では、金型のキャビテ
ィ内への反応原液の注入開始から反応が急激に進んで、
生成樹脂の表面よりわずかに白煙が上がるまでの時間
(SMT)t’と、注入開始から充填完了までの充填時
間tとは、成形体の大きさに応じて決定されることが好
ましい。SMT時間t’は、充填時間tよりも必ず大き
く、好ましくは10〜300秒であり、その時の充填時
間tは、好ましくは1〜50秒程度である。また、SM
T時間t’は、さらに好ましくは20〜200秒であ
り、その時の充填時間tは、さらに好ましくは15〜3
5秒程度である。t’/tは、温度にも依存するが、好
ましくは1.5〜20程度である。
ィ内への反応原液の注入開始から反応が急激に進んで、
生成樹脂の表面よりわずかに白煙が上がるまでの時間
(SMT)t’と、注入開始から充填完了までの充填時
間tとは、成形体の大きさに応じて決定されることが好
ましい。SMT時間t’は、充填時間tよりも必ず大き
く、好ましくは10〜300秒であり、その時の充填時
間tは、好ましくは1〜50秒程度である。また、SM
T時間t’は、さらに好ましくは20〜200秒であ
り、その時の充填時間tは、さらに好ましくは15〜3
5秒程度である。t’/tは、温度にも依存するが、好
ましくは1.5〜20程度である。
【0100】本実施形態では、各金型22および24毎
にタンク34からミキシングヘッド26および28へと
供給される反応活性調節剤の供給量を金型毎に制御し、
しかも金型のキャビティ内に充填される直前の反応原液
の温度を一定にすることで、各金型22および24のキ
ャビティの大きさや形状によらず、しかも季節によら
ず、表面にべたつきのない良好な成形体を得ることがで
きる。
にタンク34からミキシングヘッド26および28へと
供給される反応活性調節剤の供給量を金型毎に制御し、
しかも金型のキャビティ内に充填される直前の反応原液
の温度を一定にすることで、各金型22および24のキ
ャビティの大きさや形状によらず、しかも季節によら
ず、表面にべたつきのない良好な成形体を得ることがで
きる。
【0101】したがって、各金型22および24のキャ
ビティの大きさや形状毎に、活性の異なる反応原液を準
備したり、反応原液タンク30および32内で反応活性
を調節する作業が不要となる。また、金型22および2
4を交換して、異なる成形体を成形するための金型を装
着する場合でも、活性の異なる反応原液を準備したり、
反応原液タンク30および32内で反応活性を調節する
作業が不要となる。また、金型を交換する場合でも、主
配管系36,38,40および分岐配管48,50,5
6,58,64,66の配管サイズや、ミキシングヘッ
ド26および28でのノズル径などを変化させる必要も
ない。
ビティの大きさや形状毎に、活性の異なる反応原液を準
備したり、反応原液タンク30および32内で反応活性
を調節する作業が不要となる。また、金型22および2
4を交換して、異なる成形体を成形するための金型を装
着する場合でも、活性の異なる反応原液を準備したり、
反応原液タンク30および32内で反応活性を調節する
作業が不要となる。また、金型を交換する場合でも、主
配管系36,38,40および分岐配管48,50,5
6,58,64,66の配管サイズや、ミキシングヘッ
ド26および28でのノズル径などを変化させる必要も
ない。
【0102】したがって、本発明に係る方法および装置
では、広い範囲で金型のキャビティの大きさや形状など
によらず、反応原液の共用化を図ることができる。ま
た、本実施形態に係る方法および装置は、図示する例に
示すように、マルチ金型成形にも好適に用いることがで
きる。
では、広い範囲で金型のキャビティの大きさや形状など
によらず、反応原液の共用化を図ることができる。ま
た、本実施形態に係る方法および装置は、図示する例に
示すように、マルチ金型成形にも好適に用いることがで
きる。
【0103】本実施形態に係る方法および装置で得られ
る図2に示す浄化槽6は、反応射出成形法により得られ
るポリノルボルネン系樹脂で構成してあるので、比較的
大型の成形体を容易に成形することができる。また、ポ
リノルボルネン系樹脂は、比剛性は低いが比強度は高い
という材料的特徴を利用して、浄化槽用槽体として必要
とされる十分な耐圧を有することができる。
る図2に示す浄化槽6は、反応射出成形法により得られ
るポリノルボルネン系樹脂で構成してあるので、比較的
大型の成形体を容易に成形することができる。また、ポ
リノルボルネン系樹脂は、比剛性は低いが比強度は高い
という材料的特徴を利用して、浄化槽用槽体として必要
とされる十分な耐圧を有することができる。
【0104】なお、本発明は、上述した実施形態に限定
されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変する
ことができる。たとえば、上述した実施形態では、反応
性重合成形方法の一例として、RIM成形を例示し、R
IM成形により浄化槽の槽体を成形したが、本発明は、
通常のRIM成形に限らず、反応原液を用いて回転成形
(遠心成形含む)により、浄化槽の槽体や他の成形体を
成形する場合にも適用することができる。
されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変する
ことができる。たとえば、上述した実施形態では、反応
性重合成形方法の一例として、RIM成形を例示し、R
IM成形により浄化槽の槽体を成形したが、本発明は、
通常のRIM成形に限らず、反応原液を用いて回転成形
(遠心成形含む)により、浄化槽の槽体や他の成形体を
成形する場合にも適用することができる。
【0105】
【実施例】以下、本発明を、さらに詳細な実施例に基づ
き説明するが、本発明は、これら実施例に限定されな
い。以下に示す実施例では、部または%は、特に言及し
ない限り、重量基準である。
き説明するが、本発明は、これら実施例に限定されな
い。以下に示す実施例では、部または%は、特に言及し
ない限り、重量基準である。
【0106】実施例1 図2に示す浄化槽の槽体(6人槽用)の下槽9を成形す
るために、図1に示す金型22では、6人槽の下槽を形
成するための金型を用い、反応射出成形を行った。
るために、図1に示す金型22では、6人槽の下槽を形
成するための金型を用い、反応射出成形を行った。
【0107】反応射出成形に際しては、ジシクロペンタ
ジエン(DCP)90%と非対称型シクロペンタジエン
3量体10%とから成るノルボルネン系モノマーを2つ
のタンクに入れ、一方にはモノマーに対しジエチルアル
ミニウムクロリド(DEAC)を40モル濃度、1,3
−ジクロロ−2−プロパノール(dcPrOH)48モ
ル濃度に成るように添加した(A液)。他方には、モノ
マーに対し、トリ(トリデシル)アンモニウムモリブデ
ートを10ミリモル濃度となるように添加した(B
液)。また、これらA液およびB液のSMTは、110
秒であった。
ジエン(DCP)90%と非対称型シクロペンタジエン
3量体10%とから成るノルボルネン系モノマーを2つ
のタンクに入れ、一方にはモノマーに対しジエチルアル
ミニウムクロリド(DEAC)を40モル濃度、1,3
−ジクロロ−2−プロパノール(dcPrOH)48モ
ル濃度に成るように添加した(A液)。他方には、モノ
マーに対し、トリ(トリデシル)アンモニウムモリブデ
ートを10ミリモル濃度となるように添加した(B
液)。また、これらA液およびB液のSMTは、110
秒であった。
【0108】このようにして調製されたA液およびB液
を、それぞれ図1に示す第1反応原液タンク30および
第2反応原液タンク32に貯留した。反応射出成形開始
前に、第1制御弁37および39を制御すると共に、第
2制御弁45および47を制御し、各タンク30および
32からの反応原液を、戻り配管41,43,49およ
び51を介して熱交換器53および55に通して温度調
節して各タンク30および32へと戻した。温度調節
は、2時間行った。
を、それぞれ図1に示す第1反応原液タンク30および
第2反応原液タンク32に貯留した。反応射出成形開始
前に、第1制御弁37および39を制御すると共に、第
2制御弁45および47を制御し、各タンク30および
32からの反応原液を、戻り配管41,43,49およ
び51を介して熱交換器53および55に通して温度調
節して各タンク30および32へと戻した。温度調節
は、2時間行った。
【0109】その後、第2制御弁45および47を制御
し、金型22に対して、タンク30および32からA液
およびB液を、それぞれ注入圧力7×106 Paおよ
び注入流量2650cc/秒の流量で、ミキシングヘッ
ド26を通して、金型のキャビティ内に注入した。これ
らの充填時間tは、16.5秒であった。また、金型2
2のキャビティ内部に充填する直前の混合された反応原
液の温度を温度センサで測定したところ、20°Cであ
った。ミキシングヘッド26は、熱交換ジャケットによ
り温度制御した。ちなみに外気温度は、34°Cであっ
た。
し、金型22に対して、タンク30および32からA液
およびB液を、それぞれ注入圧力7×106 Paおよ
び注入流量2650cc/秒の流量で、ミキシングヘッ
ド26を通して、金型のキャビティ内に注入した。これ
らの充填時間tは、16.5秒であった。また、金型2
2のキャビティ内部に充填する直前の混合された反応原
液の温度を温度センサで測定したところ、20°Cであ
った。ミキシングヘッド26は、熱交換ジャケットによ
り温度制御した。ちなみに外気温度は、34°Cであっ
た。
【0110】金型22から、成形体を取り出し、成形体
におけるボイド不具合、未充填不具合、針状不具合およ
び二層不具合について評価したが、これらのいずれの不
具合も見つからなかった。また、成形体のべたつきにつ
いても評価したが、べたつきは観察されなかった。
におけるボイド不具合、未充填不具合、針状不具合およ
び二層不具合について評価したが、これらのいずれの不
具合も見つからなかった。また、成形体のべたつきにつ
いても評価したが、べたつきは観察されなかった。
【0111】なお、ボイド不具合とは、成形体中にボイ
ドなどが存在することであり、未充填不具合とは、成形
体中に、原液の未充填による成形不良が存在することで
あり、針状不具合とは、成形体中に細かい針状の泡が見
られることであり、二層不具合とは、成形体のコア型面
に一枚樹脂の皮を被せたような二層表面が見られる状態
のことである。
ドなどが存在することであり、未充填不具合とは、成形
体中に、原液の未充填による成形不良が存在することで
あり、針状不具合とは、成形体中に細かい針状の泡が見
られることであり、二層不具合とは、成形体のコア型面
に一枚樹脂の皮を被せたような二層表面が見られる状態
のことである。
【0112】実施例2 外気温度が15°Cに変化した状態以外は、同じ条件
で、実施例1と同様にして、金型22から、成形体を取
り出し、成形体におけるボイド不具合、未充填不具合、
針状不具合および二層不具合について評価したが、これ
らのいずれの不具合も見つからなかった。また、成形体
のべたつきについても評価したが、べたつきは観察され
なかった。
で、実施例1と同様にして、金型22から、成形体を取
り出し、成形体におけるボイド不具合、未充填不具合、
針状不具合および二層不具合について評価したが、これ
らのいずれの不具合も見つからなかった。また、成形体
のべたつきについても評価したが、べたつきは観察され
なかった。
【0113】実施例3 図2に示す浄化槽における容量が異なる槽体(6人槽用
と10人槽用)の下槽9を成形するために、図3に示す
金型22では、6人槽の下槽を形成するための金型を用
い、金型24では、10人槽の下槽を形成するための金
型を用い、反応射出成形を行った。
と10人槽用)の下槽9を成形するために、図3に示す
金型22では、6人槽の下槽を形成するための金型を用
い、金型24では、10人槽の下槽を形成するための金
型を用い、反応射出成形を行った。
【0114】反応射出成形に際しては、ジシクロペンタ
ジエン(DCP)90%と非対称型シクロペンタジエン
3量体10%とから成るノルボルネン系モノマーを2つ
のタンクに入れ、一方にはモノマーに対しジエチルアル
ミニウムクロリド(DEAC)を40モル濃度、1,3
−ジクロロ−2−プロパノール(dcPrOH)48モ
ル濃度に成るように添加した(A液)。他方には、モノ
マーに対し、トリ(トリデシル)アンモニウムモリブデ
ートを10ミリモル濃度となるように添加した(B
液)。また、これらA液およびB液単独でのSMTは、
110秒であった。
ジエン(DCP)90%と非対称型シクロペンタジエン
3量体10%とから成るノルボルネン系モノマーを2つ
のタンクに入れ、一方にはモノマーに対しジエチルアル
ミニウムクロリド(DEAC)を40モル濃度、1,3
−ジクロロ−2−プロパノール(dcPrOH)48モ
ル濃度に成るように添加した(A液)。他方には、モノ
マーに対し、トリ(トリデシル)アンモニウムモリブデ
ートを10ミリモル濃度となるように添加した(B
液)。また、これらA液およびB液単独でのSMTは、
110秒であった。
【0115】このようにして調製されたA液およびB液
を、それぞれ図1に示す第1反応原液タンク30および
第2反応原液タンク32に貯留した。
を、それぞれ図1に示す第1反応原液タンク30および
第2反応原液タンク32に貯留した。
【0116】また、これらA液およびB液とは別に、反
応活性調節剤タンク34に貯留する反応活性調節剤含有
液としてのC液を調整した。C液としては、モノマー1
00重量部に対し15重量部のビニルノルボルネン(遅
延剤)と、1重量部のdcPrOHを配合したものを準
備した。このC液は、図3に示す反応活性調節剤タンク
34内に貯留した。
応活性調節剤タンク34に貯留する反応活性調節剤含有
液としてのC液を調整した。C液としては、モノマー1
00重量部に対し15重量部のビニルノルボルネン(遅
延剤)と、1重量部のdcPrOHを配合したものを準
備した。このC液は、図3に示す反応活性調節剤タンク
34内に貯留した。
【0117】金型22に対しては、タンク30および3
2からA液およびB液を、それぞれ注入圧力7×10
6 Paおよび注入流量2650cc/秒の流量で、ミ
キシングヘッド26を通して、金型のキャビティ内に注
入した。同時に、タンク34からC液を、注入圧力4×
106 Paおよび注入流量30cc/秒の流量で、ミ
キシングヘッド26を通して、金型のキャビティ内に注
入した。これらの充填時間tは、16.5秒であった。
また、金型22のキャビティ内部に充填する直前の混合
された反応原液の温度を温度センサ72で測定したとこ
ろ、20°Cであった。ミキシングヘッド26は、熱交
換ジャケットにより温度制御した。ちなみに外気温度
は、34°Cであった。
2からA液およびB液を、それぞれ注入圧力7×10
6 Paおよび注入流量2650cc/秒の流量で、ミ
キシングヘッド26を通して、金型のキャビティ内に注
入した。同時に、タンク34からC液を、注入圧力4×
106 Paおよび注入流量30cc/秒の流量で、ミ
キシングヘッド26を通して、金型のキャビティ内に注
入した。これらの充填時間tは、16.5秒であった。
また、金型22のキャビティ内部に充填する直前の混合
された反応原液の温度を温度センサ72で測定したとこ
ろ、20°Cであった。ミキシングヘッド26は、熱交
換ジャケットにより温度制御した。ちなみに外気温度
は、34°Cであった。
【0118】金型24に対しては、タンク30および3
2からA液およびB液を、それぞれ注入圧力6×10
6 Paおよび注入流量2650cc/秒の流量で、ミ
キシングヘッド28を通して、金型のキャビティ内に注
入した。同時に、タンク34からC液を、注入圧力5.
5×106 Paおよび注入流量45cc/秒の流量
で、ミキシングヘッド28を通して、金型のキャビティ
内に注入した。これらの充填時間tは、28秒であっ
た。また、金型24のキャビティ内部に充填する直前の
混合された反応原液の温度を温度センサ74で測定した
ところ、21°Cであった。ミキシングヘッド28は、
熱交換ジャケットにより温度制御した。
2からA液およびB液を、それぞれ注入圧力6×10
6 Paおよび注入流量2650cc/秒の流量で、ミ
キシングヘッド28を通して、金型のキャビティ内に注
入した。同時に、タンク34からC液を、注入圧力5.
5×106 Paおよび注入流量45cc/秒の流量
で、ミキシングヘッド28を通して、金型のキャビティ
内に注入した。これらの充填時間tは、28秒であっ
た。また、金型24のキャビティ内部に充填する直前の
混合された反応原液の温度を温度センサ74で測定した
ところ、21°Cであった。ミキシングヘッド28は、
熱交換ジャケットにより温度制御した。
【0119】金型22および24から、成形体を取り出
し、成形体におけるボイド不具合、未充填不具合、針状
不具合および二層不具合について評価したが、これらの
いずれの不具合も見つからなかった。また、成形体のべ
たつきについても評価したが、べたつきは観察されなか
った。
し、成形体におけるボイド不具合、未充填不具合、針状
不具合および二層不具合について評価したが、これらの
いずれの不具合も見つからなかった。また、成形体のべ
たつきについても評価したが、べたつきは観察されなか
った。
【0120】また、図3に示す金型22および24へ供
給するC液の供給流量を±5cc/秒で変動させて、反
応射出成形を行い、成形体を得て、成形体におけるボイ
ド不具合、未充填不具合、針状不具合および二層不具合
について評価したが、これらのいずれの不具合も見つか
らなかった。また、成形体のべたつきも観察されなかっ
た。
給するC液の供給流量を±5cc/秒で変動させて、反
応射出成形を行い、成形体を得て、成形体におけるボイ
ド不具合、未充填不具合、針状不具合および二層不具合
について評価したが、これらのいずれの不具合も見つか
らなかった。また、成形体のべたつきも観察されなかっ
た。
【0121】比較例1 外気温度が35°Cで、タンクの温調を行わず、活性を
合わせるために活性調整剤によりSMTを160秒に調
整した以外は、実施例1と同じ条件で、反応射出成形を
行い、成形体を得た。金型22から、成形体を取り出
し、成形体におけるべたつきが観察された。
合わせるために活性調整剤によりSMTを160秒に調
整した以外は、実施例1と同じ条件で、反応射出成形を
行い、成形体を得た。金型22から、成形体を取り出
し、成形体におけるべたつきが観察された。
【0122】なお、金型22のキャビティ内部に充填す
る直前の混合された反応原液の温度を温度センサで測定
したところ、外気温度に近い29°Cであった。
る直前の混合された反応原液の温度を温度センサで測定
したところ、外気温度に近い29°Cであった。
【0123】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明に係る
反応性重合方法および成形装置によれば、金型内部に供
給される直前の反応原液の温度を、季節によらず一定な
ものとすることができる。その結果、特に夏期において
生じ、原因が分からず長い間改良が求められていた成形
体表面のべたつきが改善される。
反応性重合方法および成形装置によれば、金型内部に供
給される直前の反応原液の温度を、季節によらず一定な
ものとすることができる。その結果、特に夏期において
生じ、原因が分からず長い間改良が求められていた成形
体表面のべたつきが改善される。
【図1】 図1は本発明の1実施形態に係る成形装置の
概略構成図である。
概略構成図である。
【図2】 図2は図1に示す成形装置により得られる成
形体の一例を示す浄化槽の槽体の斜視図である。
形体の一例を示す浄化槽の槽体の斜視図である。
【図3】 図3は本発明の他の実施形態に係る成形装置
(マルチ金型成形装置)の概略構成図である。
(マルチ金型成形装置)の概略構成図である。
6… 槽体 7… 上槽 8… フランジ 9… 下槽 20,20a… 成形装置 22,24… 金型 26,28… ミキシングヘッド 30,32… 反応原液タンク 34… 反応活性調節剤タンク 36,38,40… 主配管系 37,39… 第1制御弁 41,43,49,51… 戻り配管 42,44,46… ポンプ 45,47… 第2制御弁 48,50,56,58,64,66… 分岐配管 52,54,60,62,68,70… 制御弁 53,55… 熱交換器 31,33,35,72,74… 温度センサ 80… 制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 南部 俊昭 東京都千代田区丸の内二丁目6番1号 日 本ゼオン株式会社内 Fターム(参考) 4F206 AA12L AB04 AB06 AB25 AH49 AP056 AR066 JA01 JF01 JF23 JQ81
Claims (2)
- 【請求項1】 二以上の反応原液を金型内に供給して、
金型内で反応原液を反応させて重合させる反応性重合成
形方法において、 少なくとも前記金型の内部に反応原液を供給する直前
に、前記反応原液の温度を制御することを特徴とする反
応性重合成形方法。 - 【請求項2】 少なくとも一以上の金型と、 前記金型に反応原液を供給する二以上の反応原液供給手
段と、 前記反応原液供給手段から前記金型の内部に反応原液を
供給する直前に、前記反応原液の温度を制御する温度制
御手段とを有する成形装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10275949A JP2000102944A (ja) | 1998-09-29 | 1998-09-29 | 反応性重合成形方法および成形装置 |
KR1019990041827A KR20000023539A (ko) | 1998-09-29 | 1999-09-29 | 반응성 중합 성형방법 및 성형장치 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10275949A JP2000102944A (ja) | 1998-09-29 | 1998-09-29 | 反応性重合成形方法および成形装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000102944A true JP2000102944A (ja) | 2000-04-11 |
Family
ID=17562680
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10275949A Pending JP2000102944A (ja) | 1998-09-29 | 1998-09-29 | 反応性重合成形方法および成形装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000102944A (ja) |
KR (1) | KR20000023539A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021215533A1 (ja) * | 2020-04-24 | 2021-10-28 | Rimtec株式会社 | 重合反応性配合液の製造方法 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01191212A (ja) * | 1988-01-26 | 1989-08-01 | Honda Motor Co Ltd | 流体の温度調整装置 |
JPH0829288B2 (ja) * | 1989-11-21 | 1996-03-27 | 日本設備工業株式会社 | 二液供給方法及びシステム |
JP3030106B2 (ja) * | 1991-02-22 | 2000-04-10 | 三洋電機株式会社 | 低沸点発泡剤のミキシング装置 |
JPH0726056A (ja) * | 1993-07-16 | 1995-01-27 | Toshiba Corp | ウレタンフォームの製造方法及び製造装置 |
JP3379800B2 (ja) * | 1993-10-20 | 2003-02-24 | 株式会社イノアックコーポレーション | 高圧ウレタン注入装置 |
-
1998
- 1998-09-29 JP JP10275949A patent/JP2000102944A/ja active Pending
-
1999
- 1999-09-29 KR KR1019990041827A patent/KR20000023539A/ko not_active Application Discontinuation
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021215533A1 (ja) * | 2020-04-24 | 2021-10-28 | Rimtec株式会社 | 重合反応性配合液の製造方法 |
CN115362195A (zh) * | 2020-04-24 | 2022-11-18 | Rimtec株式会社 | 聚合反应性配合液的制造方法 |
CN115362195B (zh) * | 2020-04-24 | 2023-10-20 | Rimtec株式会社 | 聚合反应性配合液的制造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR20000023539A (ko) | 2000-04-25 |
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